JPH08259142A - 出入り口壁加工方法 - Google Patents

出入り口壁加工方法

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JPH08259142A
JPH08259142A JP6990695A JP6990695A JPH08259142A JP H08259142 A JPH08259142 A JP H08259142A JP 6990695 A JP6990695 A JP 6990695A JP 6990695 A JP6990695 A JP 6990695A JP H08259142 A JPH08259142 A JP H08259142A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
crusher
entrance
balancer
elevator
building
Prior art date
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Pending
Application number
JP6990695A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniaki Kubokura
邦明 久保倉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Building Systems Engineering and Service Co Ltd
Hitachi Building Systems Engineering Co Ltd
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Publication date
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、営業中のビルでも、打撃音
・打撃振動を発生することなく、ビル利用者に大きな迷
惑を与えることなくエレベータ改修工事を実施すること
ができるエレベータ出入り口の既設部品除去や出入り口
面積拡大等の改修工事のためのコンクリート壁の出入り
口壁加工方法を提供することにある。 【構成】 エレベータ塔1内の上方位置14に取り付け
た懸垂の支持具15に、ウインチ13とバランサー12
を有する揚重手段を取り付け、この揚重手段に圧砕機1
1を吊り下げて、圧砕機11を上下および四方八方に動
かし得るようにした状態で作業する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エレベータ出入り口の
既設部品除去や拡大等の改修工事のためのコンクリート
の出入り口壁加工方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来コンクリート壁の加工には、「電気
工事実務マニュアル」(1989年1月、オーム社発
行)51ページに記載のような、打撃と回転でコンクリ
ートの加工を行う電気ハンマードリル等が用いられてい
る。またより大型で能力の高い方法として、「解体工法
と積算」(1990年11月、(財)経済調査会発行)
25〜29ページに記載のようなエア式のブレーカや、
37〜45ページに記載のような油圧式の圧砕機があ
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、打撃を用いる
ハンマードリルやブレーカは、不快な打撃音と打撃振動
を発生し、営業中のビルでのエレベータ改修工事、とく
に既設三方枠の撤去、戸開閉方式を片引き戸から両引き
戸に変更するためのコンクリート壁の加工による出入り
口拡大等の工事は、ビル利用者に多大の迷惑を与える。
そのために、ときにはエレベータ改修工事が許されない
場合も発生する。また、圧砕機は大型で重量が重くて、
営業中ビルでの狭い場所・空間、人力に頼らざる作業等
制約条件の多い改修現場・工事には適用できなかった。
【0004】本発明の目的は、営業中のビルでも、打撃
音・打撃振動がなく、ビル利用者に大きな迷惑を与える
ことなく、エレベータ出入り口の既設部品除去や出入り
口面積拡大等の改修工事のための出入り口壁加工方法を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の目的を達
成するために、開閉運動する圧砕機により出入り口の壁
の一部を圧砕して取り除く出入り口壁加工方法におい
て、エレベータ塔内の上方位置に取り付けた懸垂保持手
段に、ウインチとバランサーを有する揚重手段を取り付
け、この揚重手段に圧砕機を吊り下げて圧砕機を上下お
よび四方八方に動かし得るようにした状態で作業する構
成としている。
【0006】
【作用】本発明は、上記のごとく構成したため、営業中
のビルでも、打撃音・打撃振動を発生することなく、ビ
ル利用者に大きな迷惑を与えることなくかつ人力でも容
易にエレベータ出入り口の既設部品の除去や出入り口面
積拡大等の改修工事ができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に基づ
いて説明する。
【0008】図1において、1はエレベータ塔であり、
最下部にピット2、最上部3の上に機械室4を持ってい
る。そして、中間には、塔内1aからビルの最下階床5
に通じる出入り口6、ビルの最上階床7に通じる出入り
口8、その間のその他の階床9に各々通じる出入り口1
0を有している。
【0009】11は出入り口の既設部品除去や出入り口
面積拡大を行う加工用の圧砕機であり、12は圧砕機を
揚重するバランサーであり、所定の重量の吊りあげ能力
と、所定のストロークを持ち、揚重用のワイヤー12a
を持つ。13は圧砕機11とバランサ12を揚重する電
動のウインチであり、揚重用のワイヤー13aを持ち、
上部13bはエレベータ塔内1aの最上部3の近辺で、
最上階床7の出入り口8の上部14に保持された支持具
15に懸垂されている。
【0010】電動ウインチ13は、所定の重量の吊りあ
げ能力と、バランサー11のストロークよりも大きい所
定の距離の吊りあげ揚程を持ち、かつ停止用の所定の能
力を持つ機械的なブレーキを有している周知のような懸
垂用のものである。
【0011】バランサー12は、図2に示すようなスプ
リング式のものである。本体20は上フック21により
ウインチ13のワイヤー13aに懸垂され、合わせて安
全確保のため補助ワイヤ23により図示せざる適切な部
位に補助懸垂される。本体20の中にはドラム24を有
し、下端部に荷重を懸垂する下フック22を保持したワ
イヤー12aを巻取り収納する。このバランサー12の
荷重とのバランス原理は、本体20内に組み込まれた図
示せざるスプリングのトルク変化をテーパドラムにする
ことによりバランスがとれる機構にしたもので、荷重に
合わせてバランサー12の許容範囲内でスプリングの強
さを調整し、任意の位置でバランスを保たせることがで
きる。スプリングの強さの調整は、図示せざる先端がウ
オーム歯車を形成している調整ボルト25の捩じ込みに
より簡単に行える。このようなバランサーは、例えば遠
藤工業(株)(本社:新潟県燕市)のスプリングバラン
サー型式EW−60(バランス荷重容量50〜60kg
f、揚程ストローク1.5m)で実現できる。
【0012】図3において、21、31は最下階床5の
床5aに直立してエレベータ出入り口6を開口している
建屋コンクリート壁である。この壁21、31にエレベ
ータ出入り口6の三方枠22の左方22a、右方22
b、図示せざる上方がモルタル23、33により固定さ
れている。そして仕上げ材24、34を設置して出入り
口6の周辺を構成している。既設エレベータの経年によ
る物理的劣化、時代的劣化の対策として改修工事を行う
ために、営業中のビルにおいて、既設三方枠22の撤
去、戸開閉方式を片引き戸から両引き戸に変更するため
のコンクリートの壁21、31の下降による出入り口面
積拡大を実施する。
【0013】圧砕機11はフレーム41、42を有し、
その各々の先端部の41a、42aは開口部60を囲み
圧砕歯を形成しており、他端41b、42bはピン4
3、44により油圧シリンダ45に回動可能な形で結合
している。又フレーム41、42はその中間部にいて、
ピン46、47、結合部材48により回動可能な形で結
合している。油圧シリンダ45は、ホース49、50を
介して、図示せざる電動油圧ポンプにより駆動され、図
3の上下方向に油圧シリンダを駆動され、これにより、
ピン46、47を支点として開口部60を閉じ、圧砕爪
41a、42aをもって被加工物を圧砕する。駆動制御
は図示せざる押し釦スイッチを操作して行う。フレーム
41、42にはハンドル61、62が設置されている。
また油圧シリンダにもハンドル63、64が設置されて
いる。
【0014】このような圧砕機は平戸金属工業(株)
(本社:福岡県春日市)のウォールクラッシャー型式H
BC2L(最大開口寸法330mm、重量55kgf)
で実現できる。
【0015】この圧砕機11で三方枠22を除去する方
法は、以下の通りである。
【0016】エレベータ塔内1aに周知の単管パイプ等
による図示せざる作業足場床を、作業階床と同高さの位
置に設置する。圧砕機11を、懸垂用のアイボルト65
の部分をウインチ12の下フック22に結合して懸垂す
る。そして図示せざる作業者甲が塔内1a側の図示せざ
る作業床上に位置してハンドル61、63を持ち、図示
せざる作業者乙が最下階床5の床5a上に位置してハン
ドル62、64を持って圧砕機11を保持し、開口部6
0で三方枠22aをくわえ、圧砕歯41a、42aでモ
ルタル23を圧砕して砕く。この作業を図1の下方から
上方に進めて三方枠22aを壁21より切り離して除去
する。この際、作業者甲、乙はバランサー12のバラン
ス機能を利用して圧砕機11の重量を殆ど感じない状態
に保持し、さらに下方から上方への移動をストローク機
能を利用して容易に行うことができる。さらに、上下の
他に四方八方に動かし得るようにした状態で作業するこ
とができる。バランサー12のストローク距離が不足す
る位置へはウインチ13を操作してバランサー12、圧
砕機11を一括して移動する。他方の三方枠22bの除
去も同様に可能である。なお床5aから高くなる位置
や、上方の三方枠22の除去作業時は、作業者甲、乙は
図示せざる安全な踏み台等を利用する。
【0017】エレベータ出入り口6の面積拡大は、三方
枠22を除去後、同様な形で、圧砕機11の開口部60
で壁21をくわえ、圧砕歯41a、42aで壁21を圧
砕して砕く。以下同様な方法を繰返し、所定の出入り口
面積拡大加工を行う。
【0018】上方の階床9の作業を行うために、ウイン
チ13を操作してバランサー12、圧砕機11を一括し
て移動する。このようなことを繰返し、最上階床7まで
の作業を行う。
【0019】この加工方法において、ウインチは所定の
荷重能力と揚程を持てば、チェーンブロック等でもよ
く、手動でもよい。またバランサーは、所定の荷重能力
とストロークをもてばスプリング式にこだわらないこと
は自明である。
【0020】本加工方法は、また、既設の出入り口のな
いエレベータ不停止階床に新規に出入り口を設ける場合
にも有効である。その場合は、最初に周知のコアボーリ
ング等の方法で所定の開口部を形成し、次にその開口部
に圧砕機11を図3に類似する形で操作して、最初に形
成した開口部の面積を拡大していく方法が有効である。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、営業
中のビルでも、打撃音・打撃振動を発生することなく、
ビル利用者に大きな迷惑を与えることなくかつ人力でも
容易にエレベータ出入り口の既設部品の除去や出入り口
面積拡大等の改修工事ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による加工方法を適用してい
るエレベータ塔を持つビルの垂直方向の断面図である。
【図2】図1のエレベータ塔内に圧砕機を揚重するバラ
ンサーの斜視図である。
【図3】図1の最下階床のエレベータ出入り口の被加工
壁及び既設部品(三方枠)の水平方向断面と加工に用い
る圧砕機の説明図である。
【符号の説明】
1 エレベータ塔 5 最下階床 6 エレベータ出入り口 7 最下階床 11 圧砕機 12 バランサー 13 ウインチ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉運動する圧砕機により出入り口の壁
    の一部を圧砕して取り除く出入り口壁加工方法におい
    て、エレベータ塔内の上方位置に取り付けた懸垂保持手
    段に、ウインチとバランサーを有する揚重手段を取り付
    け、この揚重手段に圧砕機を吊り下げて圧砕機を上下お
    よび四方八方に動かし得るようにした状態で作業するこ
    とを特徴とする出入り口壁加工方法。
  2. 【請求項2】 圧砕機は駆動を油圧で行い、位置決め、
    駆動停止指示を作業者の人力で行い、バランサーのバラ
    ンス荷重容量範囲が圧砕機の重量を包含しており、ウイ
    ンチの揚程がバランサーのストロークより大きいことを
    特徴とする請求項1記載の出入り口壁加工方法。
JP6990695A 1995-03-28 1995-03-28 出入り口壁加工方法 Pending JPH08259142A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6990695A JPH08259142A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 出入り口壁加工方法

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JP6990695A JPH08259142A (ja) 1995-03-28 1995-03-28 出入り口壁加工方法

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JPH08259142A true JPH08259142A (ja) 1996-10-08

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JP (1) JPH08259142A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005061656A (ja) * 2003-08-08 2005-03-10 Abe Ganaito Kogyo:Kk 煙突ライニングの除去装置
US7559409B2 (en) 1997-03-07 2009-07-14 Kone Corporation Procedure and apparatus for the installation of an elevator
JP2017048025A (ja) * 2015-09-03 2017-03-09 朝日電装株式会社 移載補助装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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