JPH08258390A - 印刷装置 - Google Patents
印刷装置Info
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- JPH08258390A JPH08258390A JP7067838A JP6783895A JPH08258390A JP H08258390 A JPH08258390 A JP H08258390A JP 7067838 A JP7067838 A JP 7067838A JP 6783895 A JP6783895 A JP 6783895A JP H08258390 A JPH08258390 A JP H08258390A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 印刷用紙のセット仕直しや版胴の交換などを
必要とすることなく、しかも画像形成モードに拘らず、
マスタや印刷用紙の無駄な消費をなくして簡単に、選択
された画像形成モードを実行することができる印刷装置
を提供すること。 【構成】 原稿読み取り部100が入力側に接続され、
製版部10および電子写真プロセス部が出力側に接続さ
れ、原稿読み取り部100において読み取られた画像情
報を記憶する画像メモリ52Aと、この画像メモリ52
Aに記憶された画像情報を表示可能であるとともに画像
形成モードを設定可能な操作部21とを有する制御部2
0とを備え、制御部20は、操作部21にて表示される
画像情報に対する画像形成モードが選択されるのに応じ
て、印刷工程部および電子写真プロセス部を選択的に作
動させることを特徴としている。
必要とすることなく、しかも画像形成モードに拘らず、
マスタや印刷用紙の無駄な消費をなくして簡単に、選択
された画像形成モードを実行することができる印刷装置
を提供すること。 【構成】 原稿読み取り部100が入力側に接続され、
製版部10および電子写真プロセス部が出力側に接続さ
れ、原稿読み取り部100において読み取られた画像情
報を記憶する画像メモリ52Aと、この画像メモリ52
Aに記憶された画像情報を表示可能であるとともに画像
形成モードを設定可能な操作部21とを有する制御部2
0とを備え、制御部20は、操作部21にて表示される
画像情報に対する画像形成モードが選択されるのに応じ
て、印刷工程部および電子写真プロセス部を選択的に作
動させることを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷装置に関し、特
に、印刷工程と電子写真プロセスとを組合わせて印刷を
行う印刷装置に関する。
に、印刷工程と電子写真プロセスとを組合わせて印刷を
行う印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、原稿画像に応じた内容を用紙に転
写する装置として印刷装置があり、その印刷装置の一つ
に孔版印刷装置がある。この孔版印刷装置は、製版処理
に相当する穿孔処理によって原稿画像に応じて穿孔され
たマスタをインキ透過構造を備えた版胴に捲装し、版胴
内に設置されているインキ供給機構からのインキを浸出
させ、版胴に押し付けられる印刷用紙にインキを転移さ
せることにより画像の印刷を行うようになっている。こ
のような孔版印刷装置は、大量の印刷を連続的に実施す
る場合に1種のマスタを用いるだけで印刷を実行するこ
とができるので、経済的な画像転写が行える利点があ
る。
写する装置として印刷装置があり、その印刷装置の一つ
に孔版印刷装置がある。この孔版印刷装置は、製版処理
に相当する穿孔処理によって原稿画像に応じて穿孔され
たマスタをインキ透過構造を備えた版胴に捲装し、版胴
内に設置されているインキ供給機構からのインキを浸出
させ、版胴に押し付けられる印刷用紙にインキを転移さ
せることにより画像の印刷を行うようになっている。こ
のような孔版印刷装置は、大量の印刷を連続的に実施す
る場合に1種のマスタを用いるだけで印刷を実行するこ
とができるので、経済的な画像転写が行える利点があ
る。
【0003】一方、原稿画像に応じた内容を用紙に転写
する装置の別なものとして電子写真プロセスを用いる画
像形成装置がある。電子写真プロセスを用いた画像形成
装置は、感光体を一様帯電し、原稿画像に応じた内容を
露光あるいは書込むことにより感光体に静電潜像を形成
し、その静電潜像を現像することにより顕像化したもの
を用紙に静電転写するようになっている。このような画
像形成装置は、画像品質が高いものが得られる利点があ
る。
する装置の別なものとして電子写真プロセスを用いる画
像形成装置がある。電子写真プロセスを用いた画像形成
装置は、感光体を一様帯電し、原稿画像に応じた内容を
露光あるいは書込むことにより感光体に静電潜像を形成
し、その静電潜像を現像することにより顕像化したもの
を用紙に静電転写するようになっている。このような画
像形成装置は、画像品質が高いものが得られる利点があ
る。
【0004】ところで、近年、上記した孔版等の印刷装
置と電子写真プロセスを用いた画像形成装置とを組合わ
せて、画像転写される枚数に応じてそのいずれかを選択
できる構成の印刷装置が提案されている(例えば、特開
昭50ー10642号公報、特開昭64ー72189号
公報、特開平2ー79868号公報、特開平1ー217
384号公報、特開平1ー217385号公報、特開平
1ー217375号公報、特開平3ー32877号公
報)。
置と電子写真プロセスを用いた画像形成装置とを組合わ
せて、画像転写される枚数に応じてそのいずれかを選択
できる構成の印刷装置が提案されている(例えば、特開
昭50ー10642号公報、特開昭64ー72189号
公報、特開平2ー79868号公報、特開平1ー217
384号公報、特開平1ー217385号公報、特開平
1ー217375号公報、特開平3ー32877号公
報)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】印刷に供される原稿の
内容には、文字のみでなく、文字と写真とが混在したも
のや、フルカラーとまでもいかなくても2〜5色を用い
たカラー画像等がある。
内容には、文字のみでなく、文字と写真とが混在したも
のや、フルカラーとまでもいかなくても2〜5色を用い
たカラー画像等がある。
【0006】原稿内容とは別に、原稿画像から印刷用紙
への画像形成モードの種類に関しては、印刷用紙の片面
のみに画像を形成する片面画像形成モード、印刷用紙の
表裏両面に画像を形成する両面画像形成モード、印刷用
紙の同一面に対し、異なる内容を有する画像を形成する
画像合成モード、印刷用紙の表裏各面に異なる内容を有
する画像をそれぞれ形成する両面画像合成モード等があ
る。
への画像形成モードの種類に関しては、印刷用紙の片面
のみに画像を形成する片面画像形成モード、印刷用紙の
表裏両面に画像を形成する両面画像形成モード、印刷用
紙の同一面に対し、異なる内容を有する画像を形成する
画像合成モード、印刷用紙の表裏各面に異なる内容を有
する画像をそれぞれ形成する両面画像合成モード等があ
る。
【0007】さらに、近年、この種、印刷装置において
は、単に、原稿を基にした印刷物を得るだけでなく、例
えば、通信機能を具備させて、所謂、ファクシミリ装置
と同様に、送信されてきた画像データを基にして印刷物
を得られるようにすることも望まれている。
は、単に、原稿を基にした印刷物を得るだけでなく、例
えば、通信機能を具備させて、所謂、ファクシミリ装置
と同様に、送信されてきた画像データを基にして印刷物
を得られるようにすることも望まれている。
【0008】従来、文字と写真との混在原稿を対象とし
て印刷する場合には、文字モードと写真モードとを選択
できるようにし、文字モードでは、MTF補正処理した
画像情報を所定のしきい値で仕切ることにより白/黒の
2値化処理を行い、また、写真モードでは、例えば、デ
ィザ法等によって類似的に階調を再現することが行われ
ている(例えば、特開昭63ー224459号公報)。
カラー画像を対象として印刷する場合には、原稿画像を
色分解し、分解した色により顕像処理したり、(例え
ば、特開昭64ー18682号公報)、各色毎の画像形
成位置を領域指定し、その領域に指定された色の画像を
形成することが行われている(例えば、特開平6ー27
6358号公報)。
て印刷する場合には、文字モードと写真モードとを選択
できるようにし、文字モードでは、MTF補正処理した
画像情報を所定のしきい値で仕切ることにより白/黒の
2値化処理を行い、また、写真モードでは、例えば、デ
ィザ法等によって類似的に階調を再現することが行われ
ている(例えば、特開昭63ー224459号公報)。
カラー画像を対象として印刷する場合には、原稿画像を
色分解し、分解した色により顕像処理したり、(例え
ば、特開昭64ー18682号公報)、各色毎の画像形
成位置を領域指定し、その領域に指定された色の画像を
形成することが行われている(例えば、特開平6ー27
6358号公報)。
【0009】上記各公報のうち、画像形成工程を複数組
み合わせた装置が開示されている公報に記載されている
構成では、いずれも印刷枚数に応じて印刷形態を選択で
きるようになっているだけであり、合成印刷を行えるよ
うにはなっていない。また、上記各公報のうち、合成印
刷が可能な装置が開示されている各公報記載の構成にお
いては、文字部と写真部とを合成する場合やカラー画像
を形成する場合、一方の画像情報を基にして画像形成を
行った後に、一旦画像を転写された印刷用紙を排出し、
再度、印刷装置の給紙部に印刷用紙をセットし直したう
えで、次の画像情報を基にした画像形成を行うようにな
っている。このため、合成印刷あるいはカラー画像の形
成に要する手間が多くなり、印刷時間が長大化する虞れ
があった。特に、合成印刷や色分解毎の色によるカラー
画像形成には、白/黒のみの文字画像を形成する場合に
比べて画像形成に要する工程数が多いので、それだけ、
画像合成やカラー画像の形成が行われた印刷物を得るま
での時間が長大化しやすくなり、ユーザにとって、長い
時間、待機しなければならないという不都合を招く。さ
らに、カラー画像の形成を印刷工程により行う場合に
は、一々インキの切り換えあるいは版胴の交換などが必
要となることから、印刷作業に要する手間が多大なもの
となり、これによっても、画像形成に要する時間の長大
化を招いてしまうことになる。
み合わせた装置が開示されている公報に記載されている
構成では、いずれも印刷枚数に応じて印刷形態を選択で
きるようになっているだけであり、合成印刷を行えるよ
うにはなっていない。また、上記各公報のうち、合成印
刷が可能な装置が開示されている各公報記載の構成にお
いては、文字部と写真部とを合成する場合やカラー画像
を形成する場合、一方の画像情報を基にして画像形成を
行った後に、一旦画像を転写された印刷用紙を排出し、
再度、印刷装置の給紙部に印刷用紙をセットし直したう
えで、次の画像情報を基にした画像形成を行うようにな
っている。このため、合成印刷あるいはカラー画像の形
成に要する手間が多くなり、印刷時間が長大化する虞れ
があった。特に、合成印刷や色分解毎の色によるカラー
画像形成には、白/黒のみの文字画像を形成する場合に
比べて画像形成に要する工程数が多いので、それだけ、
画像合成やカラー画像の形成が行われた印刷物を得るま
での時間が長大化しやすくなり、ユーザにとって、長い
時間、待機しなければならないという不都合を招く。さ
らに、カラー画像の形成を印刷工程により行う場合に
は、一々インキの切り換えあるいは版胴の交換などが必
要となることから、印刷作業に要する手間が多大なもの
となり、これによっても、画像形成に要する時間の長大
化を招いてしまうことになる。
【0010】印刷モードに関しては、選択された印刷モ
ードによって試し刷りを行い、その結果に応じて、原稿
に対応した画像形成条件を修正したりする必要が生じる
場合がある。特に、上記各公報のうち、画像形成工程を
複数組み合わせた装置が開示されている公報に記載され
た構成は、いずれも印刷枚数に応じた印刷形態の選択が
行えるようになっているだけで、両面印刷に関する構成
はない。仮に、上記各公報のうちで画像形成工程を複数
組み合わせた装置が開示されている構成により印刷用紙
の両面に画像転写を行う場合には、一旦、印刷用紙の一
方の面に画像転写を行った後、再度印刷装置の給紙部に
印刷用紙をセットし直して、再度、印刷用紙の他方の面
への画像転写を行うようにするしかない。このため、両
面印刷を行う際の手間がかかりすぎるという問題があ
る。
ードによって試し刷りを行い、その結果に応じて、原稿
に対応した画像形成条件を修正したりする必要が生じる
場合がある。特に、上記各公報のうち、画像形成工程を
複数組み合わせた装置が開示されている公報に記載され
た構成は、いずれも印刷枚数に応じた印刷形態の選択が
行えるようになっているだけで、両面印刷に関する構成
はない。仮に、上記各公報のうちで画像形成工程を複数
組み合わせた装置が開示されている構成により印刷用紙
の両面に画像転写を行う場合には、一旦、印刷用紙の一
方の面に画像転写を行った後、再度印刷装置の給紙部に
印刷用紙をセットし直して、再度、印刷用紙の他方の面
への画像転写を行うようにするしかない。このため、両
面印刷を行う際の手間がかかりすぎるという問題があ
る。
【0011】さらには、印刷工程を用いるモードである
場合には、製版工程において、製版をやり直すという事
態を招くこともあった。これにより、マスタや印刷用紙
の無駄を招いたり、印刷するまでの時間が長大化すると
いう虞れがあった。
場合には、製版工程において、製版をやり直すという事
態を招くこともあった。これにより、マスタや印刷用紙
の無駄を招いたり、印刷するまでの時間が長大化すると
いう虞れがあった。
【0012】本発明の目的は、上記従来の印刷装置にお
ける問題に鑑み、印刷用紙のセット仕直しや版胴の交換
などを必要とすることなく、しかも画像形成モードに拘
らず、マスタや印刷用紙の無駄な消費をなくして簡単
に、選択された画像形成モードを実行することができる
印刷装置を提供することにある。
ける問題に鑑み、印刷用紙のセット仕直しや版胴の交換
などを必要とすることなく、しかも画像形成モードに拘
らず、マスタや印刷用紙の無駄な消費をなくして簡単
に、選択された画像形成モードを実行することができる
印刷装置を提供することにある。
【0013】さらに本発明の目的は、多機能化を可能に
できる印刷装置を提供することにある。
できる印刷装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、マスタに対して画像情報に
応じた製版を行う製版部および上記マスタを版胴表面に
捲装した状態でインキを供給することによりマスタから
インキを転移させて印刷用紙に対し印刷を実行する印刷
工程部と、電子写真プロセス部とを備えた印刷装置であ
って、上記印刷工程部および電子写真プロセス部にそれ
ぞれ設けられている給紙部および排紙部と、上記製版部
での製版および上記電子写真プロセス部で用いられる画
像情報を出力する画像読み取り部と、上記画像読み取り
部が入力側に接続され、上記製版部および電子写真プロ
セス部が出力側に接続され、上記画像読み取り部におい
て読み取られた画像情報を記憶する画像メモリと、この
画像メモリに記憶された画像情報を表示可能であるとと
もに画像形成モードを設定可能な操作部とを有する制御
部とを備え、上記制御部は、上記操作部にて表示される
画像情報に対する画像形成モードが選択されるのに応じ
て、上記印刷工程部および電子写真プロセス部を選択的
に作動させることを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、マスタに対して画像情報に
応じた製版を行う製版部および上記マスタを版胴表面に
捲装した状態でインキを供給することによりマスタから
インキを転移させて印刷用紙に対し印刷を実行する印刷
工程部と、電子写真プロセス部とを備えた印刷装置であ
って、上記印刷工程部および電子写真プロセス部にそれ
ぞれ設けられている給紙部および排紙部と、上記製版部
での製版および上記電子写真プロセス部で用いられる画
像情報を出力する画像読み取り部と、上記画像読み取り
部が入力側に接続され、上記製版部および電子写真プロ
セス部が出力側に接続され、上記画像読み取り部におい
て読み取られた画像情報を記憶する画像メモリと、この
画像メモリに記憶された画像情報を表示可能であるとと
もに画像形成モードを設定可能な操作部とを有する制御
部とを備え、上記制御部は、上記操作部にて表示される
画像情報に対する画像形成モードが選択されるのに応じ
て、上記印刷工程部および電子写真プロセス部を選択的
に作動させることを特徴としている。
【0015】請求項2記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記印刷工程部と電子写真プロセス部
との間には、印刷用紙の搬送部が連続して設けられてい
ることを特徴としている。
刷装置において、上記印刷工程部と電子写真プロセス部
との間には、印刷用紙の搬送部が連続して設けられてい
ることを特徴としている。
【0016】請求項3記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記印刷工程部と電子写真プロセス部
との間には、印刷用紙の搬送部が設けられ、その途中に
は、印刷用紙の反転収容部が設置されていることを特徴
としている。
刷装置において、上記印刷工程部と電子写真プロセス部
との間には、印刷用紙の搬送部が設けられ、その途中に
は、印刷用紙の反転収容部が設置されていることを特徴
としている。
【0017】請求項4記載の発明は、請求項1及至3の
うちの一つに記載の印刷装置において、上記操作部にて
選択される画像形成モードは、印刷用紙の片面に画像が
形成される片面画像形成モード、印刷用紙の両面に画像
が形成される両面画像形成モード、印刷用紙の同一面に
異なる内容の画像情報に基づく画像が合成される画像合
成モード、印刷用紙の両面の各面で異なる内容の画像情
報に基づく画像が形成される両面画像合成モードのいず
れかが相当していることを特徴としている。
うちの一つに記載の印刷装置において、上記操作部にて
選択される画像形成モードは、印刷用紙の片面に画像が
形成される片面画像形成モード、印刷用紙の両面に画像
が形成される両面画像形成モード、印刷用紙の同一面に
異なる内容の画像情報に基づく画像が合成される画像合
成モード、印刷用紙の両面の各面で異なる内容の画像情
報に基づく画像が形成される両面画像合成モードのいず
れかが相当していることを特徴としている。
【0018】請求項5記載の発明は、請求項4記載の印
刷装置において、上記操作部にて選択される画像形成モ
ードのうち、異なる内容の画像情報としては、異なる色
を含むことを特徴としている。
刷装置において、上記操作部にて選択される画像形成モ
ードのうち、異なる内容の画像情報としては、異なる色
を含むことを特徴としている。
【0019】請求項6記載の発明は、請求項4記載の印
刷装置において、上記操作部にて選択される画像形成モ
ードのうち、異なる内容の画像情報としては、文字情報
と写真情報とを含むことを特徴としている。
刷装置において、上記操作部にて選択される画像形成モ
ードのうち、異なる内容の画像情報としては、文字情報
と写真情報とを含むことを特徴としている。
【0020】請求項7記載の発明は、請求項1乃至6の
うちの一つに記載の印刷装置において、上記操作部にて
表示可能な画像情報は、原稿の内容であり、その内容が
編集可能であることを特徴としている。
うちの一つに記載の印刷装置において、上記操作部にて
表示可能な画像情報は、原稿の内容であり、その内容が
編集可能であることを特徴としている。
【0021】請求項8記載の発明は、請求項7記載の印
刷装置において、上記操作部にて表示可能な画像情報の
編集内容は、少なくとも、原稿内での画像形成範囲の指
定あるいは異なる色の指定が選択されることを特徴とし
ている。
刷装置において、上記操作部にて表示可能な画像情報の
編集内容は、少なくとも、原稿内での画像形成範囲の指
定あるいは異なる色の指定が選択されることを特徴とし
ている。
【0022】請求項9記載の発明は、請求項1記載の印
刷装置において、上記制御部は、画像送受信部を有し、
送受信する画像内容を上記操作部にて表示させることを
特徴としている。
刷装置において、上記制御部は、画像送受信部を有し、
送受信する画像内容を上記操作部にて表示させることを
特徴としている。
【0023】請求項10記載の発明は、請求項1乃至3
のうちの一つに記載の印刷装置において、上記制御部
は、画像送受信部を有し、送受信する画像内容を上記操
作部にて表示させるとともに、その表示内容から選択さ
れた画像を上記印刷工程部あるいは電子写真プロセス部
もしくはこれら両部を用いて印刷用紙上に画像形成する
ことを特徴としている。
のうちの一つに記載の印刷装置において、上記制御部
は、画像送受信部を有し、送受信する画像内容を上記操
作部にて表示させるとともに、その表示内容から選択さ
れた画像を上記印刷工程部あるいは電子写真プロセス部
もしくはこれら両部を用いて印刷用紙上に画像形成する
ことを特徴としている。
【0024】請求項乃至11記載の発明は、請求項1乃
至3のうちの一つに記載の印刷装置において、上記制御
部は、プリンタ用インターフェースを有し、上記プリン
タ用インターフェースにより入力される画像情報を上記
操作部にて表示させるとともに、その表示された画像を
上記印刷工程部あるいは電子写真プロセス部もしくはこ
れら両部を用いて印刷用紙上に画像形成することを特徴
としている。
至3のうちの一つに記載の印刷装置において、上記制御
部は、プリンタ用インターフェースを有し、上記プリン
タ用インターフェースにより入力される画像情報を上記
操作部にて表示させるとともに、その表示された画像を
上記印刷工程部あるいは電子写真プロセス部もしくはこ
れら両部を用いて印刷用紙上に画像形成することを特徴
としている。
【0025】
【作用】請求項1及至8記載の発明では、画像形成モー
ドに応じた画像情報を表示できるとともに、そのモード
に応じた画像形成が実行される。
ドに応じた画像情報を表示できるとともに、そのモード
に応じた画像形成が実行される。
【0026】請求項9記載の発明では、送受信される画
像内容を表示することができる。
像内容を表示することができる。
【0027】請求項10記載の発明では、送受信される
画像を印刷用紙上に画像形成することができる。
画像を印刷用紙上に画像形成することができる。
【0028】請求項11記載の発明では、プリンタ用イ
ンターフェースにより入力される画像内容を表示するこ
とができるとともに、その画像内容を印刷用紙上に画像
形成することができる。
ンターフェースにより入力される画像内容を表示するこ
とができるとともに、その画像内容を印刷用紙上に画像
形成することができる。
【0029】
【実施例】以下図面に示した実施例により本発明の詳細
を説明する。
を説明する。
【0030】図1は、本発明の実施例である印刷装置の
全体構成を説明するための模式図である。本発明の実施
例である印刷装置は、孔版印刷工程部と、電子写真プロ
セス部とを備えている。
全体構成を説明するための模式図である。本発明の実施
例である印刷装置は、孔版印刷工程部と、電子写真プロ
セス部とを備えている。
【0031】まず、孔版印刷工程部について説明すると
以下の通りである。
以下の通りである。
【0032】図1において、孔版印刷工程部は孔版印刷
装置1によって構成されており、孔版印刷装置1は、回
転軸2Aを中心にして正逆回転可能な版胴2を備えてい
る。版胴2は、印刷工程実行時には時計方向に回転し、
マスタを排出する場合には反時計方向に回転するように
回転方向が設定されている。
装置1によって構成されており、孔版印刷装置1は、回
転軸2Aを中心にして正逆回転可能な版胴2を備えてい
る。版胴2は、印刷工程実行時には時計方向に回転し、
マスタを排出する場合には反時計方向に回転するように
回転方向が設定されている。
【0033】版胴2は、一部を除いて周面に多数の穿孔
が形成されており、その表面には、例えば合成繊維から
なる薄層のメッシュスクリ−ン(図示されず)が取り付
けられている。このメッシュスクリーンの材料としては
金属を用いることも可能である。版胴2の周面で穿孔が
形成されていない箇所には、図示しないが、版胴2の一
つの母線に沿った載置面を有する磁性体からなるステー
ジと、揺動可能に支持されてステージに対して接離自在
の把持部材とで構成されたクランパが設けられている。
ステージは、マスタ11の先端を載置することができ、
ステージ上に先端を載置されたマスタ11は、ステージ
と把持部材とにより挟持されて固定されるようになって
いる。マスタ11の先端以外の範囲は、後述するインキ
供給機構3から版胴2の表面に向け供給されるインキの
粘着力によって版胴表面に付着するようになっている。
が形成されており、その表面には、例えば合成繊維から
なる薄層のメッシュスクリ−ン(図示されず)が取り付
けられている。このメッシュスクリーンの材料としては
金属を用いることも可能である。版胴2の周面で穿孔が
形成されていない箇所には、図示しないが、版胴2の一
つの母線に沿った載置面を有する磁性体からなるステー
ジと、揺動可能に支持されてステージに対して接離自在
の把持部材とで構成されたクランパが設けられている。
ステージは、マスタ11の先端を載置することができ、
ステージ上に先端を載置されたマスタ11は、ステージ
と把持部材とにより挟持されて固定されるようになって
いる。マスタ11の先端以外の範囲は、後述するインキ
供給機構3から版胴2の表面に向け供給されるインキの
粘着力によって版胴表面に付着するようになっている。
【0034】版胴2の内部には、インキ供給機構3が設
けられている。インキ供給機構3は、回転軸2Aの略真
下に配置されており、インキローラ3Aとドクターロー
ラ3Bとを主要部として備えている。インキローラ3A
は、版胴2の回転軸2Aの下方で、後述するプレスロー
ラ4と対向する位置に配置されている金属ローラであ
り、版胴2の内周面に当接しながら、版胴2の周速度と
同期した速度で回転し、ドクターローラ3Bによって担
持量を規定されたインキを版胴2およびメッシュスクリ
ーンの穿孔内に供給することができるようになってい
る。ドクターローラ2Bによって担持量を規定されるイ
ンキは、回転軸2Aに形成されている吐出口から上記両
ローラで形成されている楔状空間部で構成されたインキ
溜まりに滴下させられるようになっている。インキロー
ラ3Aは、後述するレジストローラ4Aと対向する位置
に配置されていることにより、版胴2にプレスローラ4
が当接した際の圧力によって版胴2が変形するのを防止
するバックアップローラとしての機能も持ち合せてい
る。
けられている。インキ供給機構3は、回転軸2Aの略真
下に配置されており、インキローラ3Aとドクターロー
ラ3Bとを主要部として備えている。インキローラ3A
は、版胴2の回転軸2Aの下方で、後述するプレスロー
ラ4と対向する位置に配置されている金属ローラであ
り、版胴2の内周面に当接しながら、版胴2の周速度と
同期した速度で回転し、ドクターローラ3Bによって担
持量を規定されたインキを版胴2およびメッシュスクリ
ーンの穿孔内に供給することができるようになってい
る。ドクターローラ2Bによって担持量を規定されるイ
ンキは、回転軸2Aに形成されている吐出口から上記両
ローラで形成されている楔状空間部で構成されたインキ
溜まりに滴下させられるようになっている。インキロー
ラ3Aは、後述するレジストローラ4Aと対向する位置
に配置されていることにより、版胴2にプレスローラ4
が当接した際の圧力によって版胴2が変形するのを防止
するバックアップローラとしての機能も持ち合せてい
る。
【0035】インキローラ3Aと対向する位置に配置さ
れているプレスローラ4は、版胴2に対して接離可能に
設けられた回転部材であり、後述する給送コロ92から
印刷用紙Sが給送された時にその印刷用紙Sを版胴2の
表面に向け押圧することができ、印刷用紙Sを押圧した
際には、版胴2に捲装されているマスタの穿孔からイン
キを転移させて印刷を行う画像転写部を構成するように
なっている。
れているプレスローラ4は、版胴2に対して接離可能に
設けられた回転部材であり、後述する給送コロ92から
印刷用紙Sが給送された時にその印刷用紙Sを版胴2の
表面に向け押圧することができ、印刷用紙Sを押圧した
際には、版胴2に捲装されているマスタの穿孔からイン
キを転移させて印刷を行う画像転写部を構成するように
なっている。
【0036】版胴2の中心を通る縦線をはさんだ一方の
上方には、製版部10が配置されている。製版部10
は、その両端にフランジ対を有する芯材11Aによって
ロール状に巻かれて順次繰り出されることが可能なマス
タ11を有している。マスタ11は、1〜2μm程度の
薄い熱可塑性樹脂フィルムに対して多孔性支持体となる
和紙あるいは合成繊維、若しくはこれら両材料を混紗し
たものを貼り付けてラミネート構造としたものが用いら
れ、後述するサーマルヘッド12による発熱作用により
穿孔されるようになっている(以下、このマスタを孔版
マスタという)。ロ−ルから繰り出された孔版マスタ1
1は、サ−マルヘッド12に対してプラテンロ−ラ13
によって押圧され、サ−マルヘッド12の発熱素子が選
択的に発熱させられることにより主走査方向および副走
査方向の領域で穿孔される。この場合の主走査方向は、
プラテンローラ13の軸方向であり、副走査方向は主走
査方向と直角で孔版マスタ11の繰り出し方向に相当し
ている。サーマルヘッド12は、後述する制御部20か
らの駆動信号を用いた通電制御により発熱素子の主走査
方向で発熱位置が選択されるようになっている。
上方には、製版部10が配置されている。製版部10
は、その両端にフランジ対を有する芯材11Aによって
ロール状に巻かれて順次繰り出されることが可能なマス
タ11を有している。マスタ11は、1〜2μm程度の
薄い熱可塑性樹脂フィルムに対して多孔性支持体となる
和紙あるいは合成繊維、若しくはこれら両材料を混紗し
たものを貼り付けてラミネート構造としたものが用いら
れ、後述するサーマルヘッド12による発熱作用により
穿孔されるようになっている(以下、このマスタを孔版
マスタという)。ロ−ルから繰り出された孔版マスタ1
1は、サ−マルヘッド12に対してプラテンロ−ラ13
によって押圧され、サ−マルヘッド12の発熱素子が選
択的に発熱させられることにより主走査方向および副走
査方向の領域で穿孔される。この場合の主走査方向は、
プラテンローラ13の軸方向であり、副走査方向は主走
査方向と直角で孔版マスタ11の繰り出し方向に相当し
ている。サーマルヘッド12は、後述する制御部20か
らの駆動信号を用いた通電制御により発熱素子の主走査
方向で発熱位置が選択されるようになっている。
【0037】プラテンローラ13は、図示しないステッ
ピングモータなどを駆動源として備え、段階的な回転を
行うことによって孔版マスタ11をその副走査方向に給
送することができるようになっている。孔版マスタ11
の繰り出し方向におけるプラテンローラ13の後方に
は、孔版マスタ11を挟持搬送することが可能な搬送ロ
ーラ14が配置されている。搬送ローラ14は、トルク
リミッタ(図示されず)を介して上記ステッピングモー
タに連動することができ、プラテンローラ13により設
定される孔版マスタ11の搬送速度よりも僅かに速い搬
送速度が得られる回転速度を設定されている。これによ
り、孔版マスタ11は、プラテンローラ13と搬送ロー
ラ14との速度差によってサーマルヘッド12に当接す
る位置から搬送ローラ14に挟持される位置までの範囲
でトルクリミッタにより予め設定された張力が付与さ
れ、プラテンローラ13によってサーマルヘッド12に
押圧される位置での弛みや皺などの発生を抑制されるよ
うになっている。穿孔処理が終了した孔版マスタ11
は、カッター15により必要長さに裁断され版胴2の接
線方向に給送されて上記したクランパにより先端を把持
固定されるようになっている。カッター15の構成とし
ては、図1に示すように、孔版マスタ11の搬送路上に
位置する固定刃に対して昇降可能な移動刃を有するギロ
チンタイプや、固定刃に対して回転可能な回転刃を有す
るローリングタイプなどが用いられる。
ピングモータなどを駆動源として備え、段階的な回転を
行うことによって孔版マスタ11をその副走査方向に給
送することができるようになっている。孔版マスタ11
の繰り出し方向におけるプラテンローラ13の後方に
は、孔版マスタ11を挟持搬送することが可能な搬送ロ
ーラ14が配置されている。搬送ローラ14は、トルク
リミッタ(図示されず)を介して上記ステッピングモー
タに連動することができ、プラテンローラ13により設
定される孔版マスタ11の搬送速度よりも僅かに速い搬
送速度が得られる回転速度を設定されている。これによ
り、孔版マスタ11は、プラテンローラ13と搬送ロー
ラ14との速度差によってサーマルヘッド12に当接す
る位置から搬送ローラ14に挟持される位置までの範囲
でトルクリミッタにより予め設定された張力が付与さ
れ、プラテンローラ13によってサーマルヘッド12に
押圧される位置での弛みや皺などの発生を抑制されるよ
うになっている。穿孔処理が終了した孔版マスタ11
は、カッター15により必要長さに裁断され版胴2の接
線方向に給送されて上記したクランパにより先端を把持
固定されるようになっている。カッター15の構成とし
ては、図1に示すように、孔版マスタ11の搬送路上に
位置する固定刃に対して昇降可能な移動刃を有するギロ
チンタイプや、固定刃に対して回転可能な回転刃を有す
るローリングタイプなどが用いられる。
【0038】図1において、孔版印刷装置1の上部に
は、画像読み取り部100が設置されている。画像読み
取り部100は、コンタクトガラスを用いた原稿走査部
101をはさんで図示矢印方向の原稿給送方向両側に配
置された2対の搬送ローラ102と、原稿走査部101
上を通過する原稿Pを照明する光源103と、原稿Pか
らの反射光をCCD104に向け導入するミラー105
およびレンズ106と、排出原稿の受け台107とを備
えて構成されている。画像読み取り部100では、原稿
Pからの反射光をCCD104に取り込むことにより得
られる画像情報を後述する制御部20に出力するように
なっている。
は、画像読み取り部100が設置されている。画像読み
取り部100は、コンタクトガラスを用いた原稿走査部
101をはさんで図示矢印方向の原稿給送方向両側に配
置された2対の搬送ローラ102と、原稿走査部101
上を通過する原稿Pを照明する光源103と、原稿Pか
らの反射光をCCD104に向け導入するミラー105
およびレンズ106と、排出原稿の受け台107とを備
えて構成されている。画像読み取り部100では、原稿
Pからの反射光をCCD104に取り込むことにより得
られる画像情報を後述する制御部20に出力するように
なっている。
【0039】図2は、制御部の構成を説明するためのブ
ロック図である。図2において、制御部20は、記憶装
置であるROMおよびRAMを有するメインコントロー
ラ20Aを備え、図示しないI/Oインターフェースを
介して、本実施例に関係するものとして、入力側には操
作部21、CCD104からの画像読み取りデータをA
/D変換するA/D変換器22が接続されているとも
に、画像情報を制御部20に出力するCCD画像処理部
24が接続されている。制御部20におけるメインコン
トローラ20Aの出力側には、サーマルヘッド12の駆
動部をなすサーマルヘッド画像処理部25および後述す
る書込み装置52がそれぞれ接続されている。CCD画
像処理部24には、画像メモリ52A、52B、52C
が接続されている。CCD画像処理部24は、カラー画
像を形成する場合にも適用されるものであり、この場合
には、図示しないが、CCD104の代りに色分解可能
なカラーCCDを用い、カラーCCDによって色分解さ
れた画像情報を画像メモリの所定のものに出力するよう
になっている。
ロック図である。図2において、制御部20は、記憶装
置であるROMおよびRAMを有するメインコントロー
ラ20Aを備え、図示しないI/Oインターフェースを
介して、本実施例に関係するものとして、入力側には操
作部21、CCD104からの画像読み取りデータをA
/D変換するA/D変換器22が接続されているとも
に、画像情報を制御部20に出力するCCD画像処理部
24が接続されている。制御部20におけるメインコン
トローラ20Aの出力側には、サーマルヘッド12の駆
動部をなすサーマルヘッド画像処理部25および後述す
る書込み装置52がそれぞれ接続されている。CCD画
像処理部24には、画像メモリ52A、52B、52C
が接続されている。CCD画像処理部24は、カラー画
像を形成する場合にも適用されるものであり、この場合
には、図示しないが、CCD104の代りに色分解可能
なカラーCCDを用い、カラーCCDによって色分解さ
れた画像情報を画像メモリの所定のものに出力するよう
になっている。
【0040】画像メモリのうち、符号52B、52Cで
示すメモリは第1、第2の画像情報をそれぞれ記憶する
ための領域が区分されており、各情報を各領域に記憶し
てメインコントローラ20Aに出力するようになってい
る。また、画像メモリのうち、符号52Cで示すメモリ
は、CCD画像処理部24に対して文字/写真分離処理
部24Aを介して接続されている。これら各画像メモリ
において、画像メモリ52Aは、片面画像形成モードが
選択された場合に用いられ、画像メモリ52Bは、両面
画像形成モードおよび異なる原稿内容や異なる色画像等
の分割情報を必要とする画像合成モードに用いられ、さ
らに、画像メモリ52Cは、画像合成モードのうちで、
文字/写真のように異なる画像内容を形成する場合に用
いられるものであり、これら各メモリの選択は、後述す
る操作部21に設けられているキースイッチにより選択
されるようになっている。
示すメモリは第1、第2の画像情報をそれぞれ記憶する
ための領域が区分されており、各情報を各領域に記憶し
てメインコントローラ20Aに出力するようになってい
る。また、画像メモリのうち、符号52Cで示すメモリ
は、CCD画像処理部24に対して文字/写真分離処理
部24Aを介して接続されている。これら各画像メモリ
において、画像メモリ52Aは、片面画像形成モードが
選択された場合に用いられ、画像メモリ52Bは、両面
画像形成モードおよび異なる原稿内容や異なる色画像等
の分割情報を必要とする画像合成モードに用いられ、さ
らに、画像メモリ52Cは、画像合成モードのうちで、
文字/写真のように異なる画像内容を形成する場合に用
いられるものであり、これら各メモリの選択は、後述す
る操作部21に設けられているキースイッチにより選択
されるようになっている。
【0041】制御部20では、ROMに記憶されている
印刷処理および後述する電子写真プロセス全般をシーケ
ンス制御するためのプログラムにより、操作部21から
の入力状態に応じて画像形成モードに対応した印刷用紙
Sの搬送形態を含め、印刷工程および電子写真プロセス
の動作制御を行うとともに、後述する操作部21での画
像編集内容に応じた上記印刷工程および電子写真プロセ
ス部の動作制御およびこれら各工程に見合う印刷用紙の
搬送形態を制御するようになっている。
印刷処理および後述する電子写真プロセス全般をシーケ
ンス制御するためのプログラムにより、操作部21から
の入力状態に応じて画像形成モードに対応した印刷用紙
Sの搬送形態を含め、印刷工程および電子写真プロセス
の動作制御を行うとともに、後述する操作部21での画
像編集内容に応じた上記印刷工程および電子写真プロセ
ス部の動作制御およびこれら各工程に見合う印刷用紙の
搬送形態を制御するようになっている。
【0042】操作部21には、図3に示すように、画像
形成モードを選択するためのキースイッチが設けられて
いる。上記画像形成モードとしては、印刷用紙の片面に
画像が形成される片面画像形成モード、印刷用紙の両面
に画像が形成される両面画像形成モード、印刷用紙の同
一面に異なる内容の画像情報に基づく画像が合成される
画像合成モードがある。このため、操作部21には、片
面への画像形成モードを印刷工程で行う場合を選択する
印刷キースイッチ21Aおよび電子写真プロセスで行う
場合を選択する電子写真キースイッチ(図では、普通紙
複写を意味するPPCと表示されている)21B、両面
への画像形成モードを選択する両面キースイッチ21
C、画像合成モードを選択する合成キースイッチ21
D、製版キースイッチ21Eがそれぞれ設けられてい
る。これら各キースイッチのうち、製版キースイッチ2
1Eは、試し刷りを行う際に選択されるキースイッチで
あり、例えば、画像編集した内容に応じた孔版マスタの
状態をチェックするような場合に用いられる。また、操
作部21には、これらキースイッチの他に、モードクリ
アを選択するモードクリアキースイッチ21F、画像形
成を中断するために用いられるストップキースイッチ2
1G、試し刷りキースイッチ21H、画像形成処理開始
用のスタートキースイッチ21K、さらには画像形成さ
れる印刷枚数を指定するテンキーがそれぞれ設けられて
いる。
形成モードを選択するためのキースイッチが設けられて
いる。上記画像形成モードとしては、印刷用紙の片面に
画像が形成される片面画像形成モード、印刷用紙の両面
に画像が形成される両面画像形成モード、印刷用紙の同
一面に異なる内容の画像情報に基づく画像が合成される
画像合成モードがある。このため、操作部21には、片
面への画像形成モードを印刷工程で行う場合を選択する
印刷キースイッチ21Aおよび電子写真プロセスで行う
場合を選択する電子写真キースイッチ(図では、普通紙
複写を意味するPPCと表示されている)21B、両面
への画像形成モードを選択する両面キースイッチ21
C、画像合成モードを選択する合成キースイッチ21
D、製版キースイッチ21Eがそれぞれ設けられてい
る。これら各キースイッチのうち、製版キースイッチ2
1Eは、試し刷りを行う際に選択されるキースイッチで
あり、例えば、画像編集した内容に応じた孔版マスタの
状態をチェックするような場合に用いられる。また、操
作部21には、これらキースイッチの他に、モードクリ
アを選択するモードクリアキースイッチ21F、画像形
成を中断するために用いられるストップキースイッチ2
1G、試し刷りキースイッチ21H、画像形成処理開始
用のスタートキースイッチ21K、さらには画像形成さ
れる印刷枚数を指定するテンキーがそれぞれ設けられて
いる。
【0043】操作部21には、画像メモリ52A、52
B、52Cに記憶された画像情報を表示するための表示
用ディスプレイ21Jが設けられている。表示用ディス
プレイ21Jは、その詳細を図示しないが、液晶画面
と、その表面に配置されたタッチパネルスイッチとを備
えている。タッチパネルスイッチは、透明で可撓性を有
する樹脂板を重合し、各樹脂板同士でX方向およびY方
向に沿った幅方向両端に電極を設け、この電極間に人指
が触れた際の抵抗値が変化するのを利用して座標上での
位置を割出すようにした構成が用いられている。なお、
図3中、符号21L、21Mは、表示用ディスプレイ2
1Jでの表示内容をスクロールするためのスクロールキ
ーを示している。
B、52Cに記憶された画像情報を表示するための表示
用ディスプレイ21Jが設けられている。表示用ディス
プレイ21Jは、その詳細を図示しないが、液晶画面
と、その表面に配置されたタッチパネルスイッチとを備
えている。タッチパネルスイッチは、透明で可撓性を有
する樹脂板を重合し、各樹脂板同士でX方向およびY方
向に沿った幅方向両端に電極を設け、この電極間に人指
が触れた際の抵抗値が変化するのを利用して座標上での
位置を割出すようにした構成が用いられている。なお、
図3中、符号21L、21Mは、表示用ディスプレイ2
1Jでの表示内容をスクロールするためのスクロールキ
ーを示している。
【0044】表示用デイスプレイ21Jでは、画像メモ
リ52Aに記憶された画像情報を基にして画像編集を行
うことができるようになっている。この場合にいう画像
編集とは、原稿画像内での画像形成範囲の指定、多色画
像を形成する際の色の指定および画像合成の一つである
文字・写真の合成、合成の他の一つである異なる色の画
像形成の際の色の指定、さらには、画像メモリに記憶さ
れている画像の選択が含まれる。このため、制御部20
では、操作部21において選択された画像形成モードの
うちで、上記画像編集に関係するモードが選択された場
合には、表示用ディスプレイ21Jに対して、画像編集
の項目を表示させ、その項目のいずれかが選択される
と、その選択結果に応じた内容を表示用ディスプレイ2
1J上に切り換え表示し、その表示内容の選択に応じた
情報に基づいて製版印刷工程部および電子写真プロセス
部の動作制御および印刷用紙の搬送形態を制御するよう
になっている。
リ52Aに記憶された画像情報を基にして画像編集を行
うことができるようになっている。この場合にいう画像
編集とは、原稿画像内での画像形成範囲の指定、多色画
像を形成する際の色の指定および画像合成の一つである
文字・写真の合成、合成の他の一つである異なる色の画
像形成の際の色の指定、さらには、画像メモリに記憶さ
れている画像の選択が含まれる。このため、制御部20
では、操作部21において選択された画像形成モードの
うちで、上記画像編集に関係するモードが選択された場
合には、表示用ディスプレイ21Jに対して、画像編集
の項目を表示させ、その項目のいずれかが選択される
と、その選択結果に応じた内容を表示用ディスプレイ2
1J上に切り換え表示し、その表示内容の選択に応じた
情報に基づいて製版印刷工程部および電子写真プロセス
部の動作制御および印刷用紙の搬送形態を制御するよう
になっている。
【0045】画像編集のうち、画像形成範囲を指定する
場合には、表示用ディスプレイ21J上のタッチパネル
スイッチの必要箇所を押圧することにより、タッチパネ
ルスイッチの座標上での位置情報が割出され、その位置
情報が制御部20に対して出力される。文字・写真の合
成および合成の際の色の指定に関しては、それら各項目
を表示している箇所を押圧することにより、その位置に
割り当てられている各情報が制御部20に対して出力さ
れる。
場合には、表示用ディスプレイ21J上のタッチパネル
スイッチの必要箇所を押圧することにより、タッチパネ
ルスイッチの座標上での位置情報が割出され、その位置
情報が制御部20に対して出力される。文字・写真の合
成および合成の際の色の指定に関しては、それら各項目
を表示している箇所を押圧することにより、その位置に
割り当てられている各情報が制御部20に対して出力さ
れる。
【0046】図1において、版胴2の縦方向中心線をは
さんで製版部10と対向する位置には、排版部30が配
置されている。排版部30は、版胴2に対して接近可能
な一方の下部ローラ30Aおよび排版ボックス31側に
位置する他方の下部ローラ30Bに掛け渡されたベルト
32と、一方の上部ローラ30A’および他方の上部ロ
ーラ30B’に掛け渡されたベルト32’とが対に配置
されて構成してあり、版胴2が反時計方向に回転したと
き、孔版マスタ11の後端を受入れて排版ボックス31
に向け移送するようになっている。
さんで製版部10と対向する位置には、排版部30が配
置されている。排版部30は、版胴2に対して接近可能
な一方の下部ローラ30Aおよび排版ボックス31側に
位置する他方の下部ローラ30Bに掛け渡されたベルト
32と、一方の上部ローラ30A’および他方の上部ロ
ーラ30B’に掛け渡されたベルト32’とが対に配置
されて構成してあり、版胴2が反時計方向に回転したと
き、孔版マスタ11の後端を受入れて排版ボックス31
に向け移送するようになっている。
【0047】排版ボックス31の上部には、昇降自在の
圧縮部材33が設けられており、排版ボックス31に収
容された孔版マスタ11を圧縮して次に廃棄される孔版
マスタ11の収容スペースを準備するようになってい
る。排版ボックス31内が孔版マスタ11によって満た
された場合には、排版ボックス31を孔版印刷装置1の
外部に取り出して収容された孔版マスタ11が廃棄処分
される。
圧縮部材33が設けられており、排版ボックス31に収
容された孔版マスタ11を圧縮して次に廃棄される孔版
マスタ11の収容スペースを準備するようになってい
る。排版ボックス31内が孔版マスタ11によって満た
された場合には、排版ボックス31を孔版印刷装置1の
外部に取り出して収容された孔版マスタ11が廃棄処分
される。
【0048】版胴2の時計方向の回転方向におけるプレ
スローラ4との対向位置の下流側には、先端部が版胴2
に対して接近可能な剥離爪40が設けられており、この
剥離爪40によって版胴2上から印刷用紙Sが排出搬送
装置41に向け導入されるようになっている。印刷用紙
Sの排紙部を構成する排出搬送装置41は、一対のロー
ラ42、43に掛け渡された無端状の搬送ベルト44を
備え、版胴2上から剥離された印刷用紙Sを排紙トレイ
45に向け搬送するようになっている。本実施例では、
排出搬送装置41の搬送ベルト44に対して印刷用紙S
を吸引するための吸引フアン46が搬送ベルト44にお
ける印刷用紙Sの載置面下方に配置されている。
スローラ4との対向位置の下流側には、先端部が版胴2
に対して接近可能な剥離爪40が設けられており、この
剥離爪40によって版胴2上から印刷用紙Sが排出搬送
装置41に向け導入されるようになっている。印刷用紙
Sの排紙部を構成する排出搬送装置41は、一対のロー
ラ42、43に掛け渡された無端状の搬送ベルト44を
備え、版胴2上から剥離された印刷用紙Sを排紙トレイ
45に向け搬送するようになっている。本実施例では、
排出搬送装置41の搬送ベルト44に対して印刷用紙S
を吸引するための吸引フアン46が搬送ベルト44にお
ける印刷用紙Sの載置面下方に配置されている。
【0049】孔版印刷工程部の下方には電子写真プロセ
ス部が配置されている。電子写真プロセス部には、ドラ
ム状の感光体(以下、感光体ドラムという)50が配置
されており、この感光体ドラム50は、図示矢印方向に
回転することができるようになっている。感光体ドラム
50の周囲には、回転方向に沿って電子写真プロセスを
実行するための帯電装置51、書込み装置52、現像装
置53、転写・搬送装置54およびクリーニング装置5
5がそれぞれ配置されている。
ス部が配置されている。電子写真プロセス部には、ドラ
ム状の感光体(以下、感光体ドラムという)50が配置
されており、この感光体ドラム50は、図示矢印方向に
回転することができるようになっている。感光体ドラム
50の周囲には、回転方向に沿って電子写真プロセスを
実行するための帯電装置51、書込み装置52、現像装
置53、転写・搬送装置54およびクリーニング装置5
5がそれぞれ配置されている。
【0050】帯電装置51には、コロナ放電器が用いら
れ、感光体ドラム50の感光層を所定極性に一様帯電す
るようになっている。書込み装置52は、その詳細を説
明しないが、半導体レーザを光源として備えた走査型の
書込み装置であり、制御部20に接続されているCCD
画像処理部24からの信号により、感光体ドラム50の
主走査方向および副走査方向での静電潜像形成用の光書
込みを行うようになっている。現像装置53は、静電潜
像の顕像化処理を行う装置であり、この種、画像形成装
置において周知構造を備えた磁気ブラシ現像装置が用い
られており、磁気ブラシ中に混在しているトナーが静電
潜像に対して静電的に付着させられるようになってい
る。
れ、感光体ドラム50の感光層を所定極性に一様帯電す
るようになっている。書込み装置52は、その詳細を説
明しないが、半導体レーザを光源として備えた走査型の
書込み装置であり、制御部20に接続されているCCD
画像処理部24からの信号により、感光体ドラム50の
主走査方向および副走査方向での静電潜像形成用の光書
込みを行うようになっている。現像装置53は、静電潜
像の顕像化処理を行う装置であり、この種、画像形成装
置において周知構造を備えた磁気ブラシ現像装置が用い
られており、磁気ブラシ中に混在しているトナーが静電
潜像に対して静電的に付着させられるようになってい
る。
【0051】転写・搬送装置54は、その詳細が図4に
示されている。図4において、転写・搬送装置54は、
転写・搬送ユニット54Aによって全体がユニット化さ
れており、ベルト駆動ローラ56、テンションローラ5
7、転写前ローラ58、転写チャージャ59、バックア
ップローラ60、クリーニングブレード61および廃ト
ナー回収ボトル62等がそれぞれユニット化されて一体
に支持されている。転写ベルト63は、ベルト駆動ロー
ラ56、テンションローラ57、転写前ローラ58およ
びバックアップローラ60によって適度のテンションを
付与されて、印刷用紙Sの載置面に相当する感光体ドラ
ム50に対向する側の展張面が図示矢印方向に移動でき
るようになっている。ベルト駆動ローラ56は、印刷用
紙Sの排紙位置側にて接地された状態で配置されてお
り、転写・搬送ユニット54Aの両側部を貫通して突出
されたその支軸56Aの両端部が、装置本体のユニット
支持体64によってそれぞれ支持されている。これによ
り、転写・搬送ユニット54Aは、ベルト駆動ローラ5
6を中心として感光体ドラム50に対し、図4および図
5に示すように、接離自在に揺動することができるよう
になっている。
示されている。図4において、転写・搬送装置54は、
転写・搬送ユニット54Aによって全体がユニット化さ
れており、ベルト駆動ローラ56、テンションローラ5
7、転写前ローラ58、転写チャージャ59、バックア
ップローラ60、クリーニングブレード61および廃ト
ナー回収ボトル62等がそれぞれユニット化されて一体
に支持されている。転写ベルト63は、ベルト駆動ロー
ラ56、テンションローラ57、転写前ローラ58およ
びバックアップローラ60によって適度のテンションを
付与されて、印刷用紙Sの載置面に相当する感光体ドラ
ム50に対向する側の展張面が図示矢印方向に移動でき
るようになっている。ベルト駆動ローラ56は、印刷用
紙Sの排紙位置側にて接地された状態で配置されてお
り、転写・搬送ユニット54Aの両側部を貫通して突出
されたその支軸56Aの両端部が、装置本体のユニット
支持体64によってそれぞれ支持されている。これによ
り、転写・搬送ユニット54Aは、ベルト駆動ローラ5
6を中心として感光体ドラム50に対し、図4および図
5に示すように、接離自在に揺動することができるよう
になっている。
【0052】転写・搬送ユニット54Aは、転写ベルト
63における印刷用紙載置面の移動方向上流側に設置さ
れている給紙装置70の給紙トレイ70Aからレジスト
ローラ70Dを介して給送された印刷用紙Sをその画像
転写部までガイドするための一対の転写前ガイド部材6
5、66を有し、その転写前ガイド部材のうちの下方側
のガイド部材66が転写・搬送ユニット54Aと一体化
されている。さらに、転写ベルト63における印刷用紙
載置面の移動方向下流側には、定着装置80に向け印刷
用紙Sをガイドするための定着入口ガイド板54Bが転
写・搬送ユニット54Aに一体化されている。
63における印刷用紙載置面の移動方向上流側に設置さ
れている給紙装置70の給紙トレイ70Aからレジスト
ローラ70Dを介して給送された印刷用紙Sをその画像
転写部までガイドするための一対の転写前ガイド部材6
5、66を有し、その転写前ガイド部材のうちの下方側
のガイド部材66が転写・搬送ユニット54Aと一体化
されている。さらに、転写ベルト63における印刷用紙
載置面の移動方向下流側には、定着装置80に向け印刷
用紙Sをガイドするための定着入口ガイド板54Bが転
写・搬送ユニット54Aに一体化されている。
【0053】クリーニングブレード61は、ベルト駆動
ローラ56の下流側の転写ベルト63の表面、すなわ
ち、図4において転写ベルト63の下方に当接するよう
に、転写・搬送ユニット54Aのフレームに一体化され
て支持されている。これにより、転写時に印刷用紙Sに
転写されずに転写ベルト63の表面に付着したままとな
っている廃トナーや印刷用紙Sの紙粉等を掻き落とすこ
とができるようになっている。クリーニングブレード6
1によって掻き落とされた廃トナーや紙粉は、転写・搬
送ユニット54Aに一体化されている廃トナー回収ボト
ル62内に収容される。
ローラ56の下流側の転写ベルト63の表面、すなわ
ち、図4において転写ベルト63の下方に当接するよう
に、転写・搬送ユニット54Aのフレームに一体化され
て支持されている。これにより、転写時に印刷用紙Sに
転写されずに転写ベルト63の表面に付着したままとな
っている廃トナーや印刷用紙Sの紙粉等を掻き落とすこ
とができるようになっている。クリーニングブレード6
1によって掻き落とされた廃トナーや紙粉は、転写・搬
送ユニット54Aに一体化されている廃トナー回収ボト
ル62内に収容される。
【0054】転写・搬送ユニット54Aの揺動動作は、
ユニット押上げレバー67によって行われるようになっ
ている。ユニット押上げレバー67は、図4に示すよう
に、転写・搬送ユニット54Aの下部にて延長された支
軸67Aによって揺動自在に配設されている。ユニット
押上げレバー67の揺動動作は、ユニット押上げレバー
67の基端に係合して配置されている押上げレバーソレ
ノイド68のオン・オフ制御によって行われる。押上げ
レバーソレノイド68は、制御部20によって駆動制御
されるようになっており、オフの状態では、図5に示す
ように、転写・搬送ユニット54Aが自重により反時計
方向に揺動することができ、ベルト駆動ローラ56の支
軸56Aを中心にして感光体ドラム50から転写ベルト
63が離れる方向に変位することができる。
ユニット押上げレバー67によって行われるようになっ
ている。ユニット押上げレバー67は、図4に示すよう
に、転写・搬送ユニット54Aの下部にて延長された支
軸67Aによって揺動自在に配設されている。ユニット
押上げレバー67の揺動動作は、ユニット押上げレバー
67の基端に係合して配置されている押上げレバーソレ
ノイド68のオン・オフ制御によって行われる。押上げ
レバーソレノイド68は、制御部20によって駆動制御
されるようになっており、オフの状態では、図5に示す
ように、転写・搬送ユニット54Aが自重により反時計
方向に揺動することができ、ベルト駆動ローラ56の支
軸56Aを中心にして感光体ドラム50から転写ベルト
63が離れる方向に変位することができる。
【0055】押上げレバーソレノイド68のオンの状態
では、転写・搬送ユニット54Aの自重に抗して転写・
搬送ユニット54Aが時計方向に揺動し、図4に示すよ
うに、ベルト駆動ローラ56の支軸56Aを中心にして
感光体ドラム50に転写ベルト63が当接する方向に変
位することができる。
では、転写・搬送ユニット54Aの自重に抗して転写・
搬送ユニット54Aが時計方向に揺動し、図4に示すよ
うに、ベルト駆動ローラ56の支軸56Aを中心にして
感光体ドラム50に転写ベルト63が当接する方向に変
位することができる。
【0056】転写ベルト63と感光体ドラム50との当
接時における位置精度は、転写・搬送ユニット54Aが
時計方向に揺動した際に、画像転写部の近傍両側に形成
されている凸部54C(図4参照)が感光体ドラム50
の非画像領域に相当する両端部に形成されているフラン
ジ50A(図4参照)に当接することにより確保される
ようになっている。
接時における位置精度は、転写・搬送ユニット54Aが
時計方向に揺動した際に、画像転写部の近傍両側に形成
されている凸部54C(図4参照)が感光体ドラム50
の非画像領域に相当する両端部に形成されているフラン
ジ50A(図4参照)に当接することにより確保される
ようになっている。
【0057】なお、図4中、符号59Aは転写チャージ
ャ59のケーシングを、符号59Bはチャージャワイヤ
を、符号69は、転写・搬送ユニット54Aを着脱する
際のガイドレールをそれぞれを示している。
ャ59のケーシングを、符号59Bはチャージャワイヤ
を、符号69は、転写・搬送ユニット54Aを着脱する
際のガイドレールをそれぞれを示している。
【0058】図1において、転写・搬送装置54におけ
る転写ベルト63の印刷用紙載置面の移動方向上流側に
は、印刷用紙Sを給紙するための給紙部としての給紙装
置70が設置されている。給紙装置70は、給紙トレイ
70A上に載置されている印刷用紙Sの最上位のものに
対して接離可能に設けられ、印刷用紙Sを図示矢印方向
に相当する給送方向に向け繰り出す繰り出しローラ70
Bと、印刷用紙Sの給送路をはさんで対向させて配置さ
れ、繰り出された印刷用紙Sの重送を阻止することがで
きる方向に回転可能な分離ローラ対70Cと、感光体ド
ラム50と転写ベルト63とが当接する画像転写部に向
けて印刷用紙Sの給送タイミングを設定したうえで印刷
用紙Sを繰り出すレジストローラ70Dとで構成されて
いる。給紙装置70では、繰り出しローラ70Bが給紙
トレイ70A上に載置されている印刷用紙Sの最上位の
ものに当接して回転することにより印刷用紙Sが繰り出
され、分離ローラ対70Cによって最上位の印刷用紙S
のみがレジストローラ70Dに向け給送される。印刷用
紙Sは、レジストローラ70Dによって挟持され、転写
ベルト63が感光体ドラム50に当接するタイミングを
基準として、感光体ドラム50上の画像位置と印刷用紙
Sでの転写開始位置とを整合させるタイミングを以て上
記画像転写部に向け給送される。
る転写ベルト63の印刷用紙載置面の移動方向上流側に
は、印刷用紙Sを給紙するための給紙部としての給紙装
置70が設置されている。給紙装置70は、給紙トレイ
70A上に載置されている印刷用紙Sの最上位のものに
対して接離可能に設けられ、印刷用紙Sを図示矢印方向
に相当する給送方向に向け繰り出す繰り出しローラ70
Bと、印刷用紙Sの給送路をはさんで対向させて配置さ
れ、繰り出された印刷用紙Sの重送を阻止することがで
きる方向に回転可能な分離ローラ対70Cと、感光体ド
ラム50と転写ベルト63とが当接する画像転写部に向
けて印刷用紙Sの給送タイミングを設定したうえで印刷
用紙Sを繰り出すレジストローラ70Dとで構成されて
いる。給紙装置70では、繰り出しローラ70Bが給紙
トレイ70A上に載置されている印刷用紙Sの最上位の
ものに当接して回転することにより印刷用紙Sが繰り出
され、分離ローラ対70Cによって最上位の印刷用紙S
のみがレジストローラ70Dに向け給送される。印刷用
紙Sは、レジストローラ70Dによって挟持され、転写
ベルト63が感光体ドラム50に当接するタイミングを
基準として、感光体ドラム50上の画像位置と印刷用紙
Sでの転写開始位置とを整合させるタイミングを以て上
記画像転写部に向け給送される。
【0059】前述した孔版印刷工程部と電子写真プロセ
ス部との間には、印刷用紙搬送部90が設置されてい
る。印刷用紙搬送部90は、定着装置80から排出され
た印刷用紙Sを版胴2とプレスローラ4との当接位置の
前方に配置されているレジストローラ4Aの位置まで連
続して移動させることができる印刷用紙Sの搬送経路を
構成するものである。印刷用紙搬送部90は、印刷用紙
Sの搬送経路として、定着装置80から転写・搬送装置
54における転写ベルト63の展張方向に相当する水平
方向に延長された排出路90Aと、この排出路90Aに
対して垂直に折り返されて上方に向け延長されている搬
送路90Bと、この搬送路90Bに対して定着装置80
から排出された印刷用紙Sの面を反転させる方向に折り
返された反転路90Cとを備えている。印刷用紙搬送部
90は、搬送経路をなす排出路90A、搬送路90Bお
よび反転路90Cに、図示しないガイド部材を配置され
ており、排出路90Aと搬送路90Bとの方向切り換え
位置および搬送路90B中、さらには搬送路90Bと反
転路90Cとの切り換え位置に、必要に応じて印刷用紙
Sの挟持搬送が行える搬送ローラ91を複数配置されて
いる。
ス部との間には、印刷用紙搬送部90が設置されてい
る。印刷用紙搬送部90は、定着装置80から排出され
た印刷用紙Sを版胴2とプレスローラ4との当接位置の
前方に配置されているレジストローラ4Aの位置まで連
続して移動させることができる印刷用紙Sの搬送経路を
構成するものである。印刷用紙搬送部90は、印刷用紙
Sの搬送経路として、定着装置80から転写・搬送装置
54における転写ベルト63の展張方向に相当する水平
方向に延長された排出路90Aと、この排出路90Aに
対して垂直に折り返されて上方に向け延長されている搬
送路90Bと、この搬送路90Bに対して定着装置80
から排出された印刷用紙Sの面を反転させる方向に折り
返された反転路90Cとを備えている。印刷用紙搬送部
90は、搬送経路をなす排出路90A、搬送路90Bお
よび反転路90Cに、図示しないガイド部材を配置され
ており、排出路90Aと搬送路90Bとの方向切り換え
位置および搬送路90B中、さらには搬送路90Bと反
転路90Cとの切り換え位置に、必要に応じて印刷用紙
Sの挟持搬送が行える搬送ローラ91を複数配置されて
いる。
【0060】印刷用紙搬送部90における搬送経路の途
中には、搬送路90Bと反転路90Cとの境界位置近傍
に反転収容部92が設けられており、搬送路90Bを移
動してきた印刷用紙Sが収容されるようになっている。
これにより、反転収容部92は、印刷用紙搬送部90に
連続した状態で設けられているので、画像転写面を下側
に向けた状態で印刷用紙Sが導入されることになる。
中には、搬送路90Bと反転路90Cとの境界位置近傍
に反転収容部92が設けられており、搬送路90Bを移
動してきた印刷用紙Sが収容されるようになっている。
これにより、反転収容部92は、印刷用紙搬送部90に
連続した状態で設けられているので、画像転写面を下側
に向けた状態で印刷用紙Sが導入されることになる。
【0061】印刷用紙搬送部90における搬送路90B
と反転路90Cとの分岐位置には、印刷用紙Sの移動方
向を切り換えるための搬送路切り換え手段110が配置
されている。搬送路切り換え手段110(便宜上、第1
の搬送路切り換え手段と称する)は、図6に示すよう
に、基端に有する支軸110Aを支点として揺動可能な
爪部材で構成されており、支軸110Aが図示しないロ
ータリーソレノイドに連結されている。ロータリーソレ
ノイドは、制御部20によって駆動制御されるようにな
っており、第1の搬送路切り換え手段110を、定着装
置80から排出された印刷用紙Sが搬送路90Bから反
転収容部92内に向け案内される第1の状態(図中、実
線で示す状態)と、印刷用紙搬送部90における反転収
容部92から繰り出された印刷用紙Sを反転路90Cを
介して孔版印刷工程部における画像転写部に案内される
場合と定着装置80から直接反転路90Cに向け印刷用
紙Sを案内する場合とを兼用する第2の状態(図中、二
点鎖線で示す状態)に変位させることができるようにな
っている。第2の状態で定着装置80から直接反転路9
0Cに向け案内される印刷用紙Sは、孔版印刷工程部の
画像転写部に向け移動することができる。
と反転路90Cとの分岐位置には、印刷用紙Sの移動方
向を切り換えるための搬送路切り換え手段110が配置
されている。搬送路切り換え手段110(便宜上、第1
の搬送路切り換え手段と称する)は、図6に示すよう
に、基端に有する支軸110Aを支点として揺動可能な
爪部材で構成されており、支軸110Aが図示しないロ
ータリーソレノイドに連結されている。ロータリーソレ
ノイドは、制御部20によって駆動制御されるようにな
っており、第1の搬送路切り換え手段110を、定着装
置80から排出された印刷用紙Sが搬送路90Bから反
転収容部92内に向け案内される第1の状態(図中、実
線で示す状態)と、印刷用紙搬送部90における反転収
容部92から繰り出された印刷用紙Sを反転路90Cを
介して孔版印刷工程部における画像転写部に案内される
場合と定着装置80から直接反転路90Cに向け印刷用
紙Sを案内する場合とを兼用する第2の状態(図中、二
点鎖線で示す状態)に変位させることができるようにな
っている。第2の状態で定着装置80から直接反転路9
0Cに向け案内される印刷用紙Sは、孔版印刷工程部の
画像転写部に向け移動することができる。
【0062】このような構成においては、第1の搬送路
切り換え手段110が第1の状態に設定されると、電子
写真プロセス部の定着装置80から排出された印刷用紙
Sは、孔版印刷工程部の画像転写部への移動を阻止さ
れ、印刷用紙搬送部90の反転路90Cに向け案内され
ない状態となる。これにより、印刷用紙Sが、電子写真
プロセス部において一方の面に画像の転写が行われた状
態で反転収容部92に向け画像が転写された面を下側に
した状態で導入される。第1の搬送路切り換え手段11
0が第2の状態に設定されると、反転収容部92に収容
されている印刷用紙Sが、反転収容部92から反転路9
0Cを介して孔版印刷工程部における画像転写部に向け
案内される場合と、定着装置80から排出された状態の
まま反転路90Cに向け案内される場合とが設定され
る。これにより、印刷用紙Sは、反転収容部92内に収
容されている場合、画像転写面を下側にした状態で反転
収容部92から繰り出され、反転路90Cによって再
度、画像転写面が反転されることになるので、電子写真
プロセス部で画像転写された面を孔版印刷工程部での版
胴2に対向させることになる。また、反転収容部92内
に印刷用紙Sが収容されていない場合には、電子写真プ
ロセス部の定着装置80から排出された印刷用紙Sの画
像担持面が反転され、裏面を版胴2に対向させられる。
切り換え手段110が第1の状態に設定されると、電子
写真プロセス部の定着装置80から排出された印刷用紙
Sは、孔版印刷工程部の画像転写部への移動を阻止さ
れ、印刷用紙搬送部90の反転路90Cに向け案内され
ない状態となる。これにより、印刷用紙Sが、電子写真
プロセス部において一方の面に画像の転写が行われた状
態で反転収容部92に向け画像が転写された面を下側に
した状態で導入される。第1の搬送路切り換え手段11
0が第2の状態に設定されると、反転収容部92に収容
されている印刷用紙Sが、反転収容部92から反転路9
0Cを介して孔版印刷工程部における画像転写部に向け
案内される場合と、定着装置80から排出された状態の
まま反転路90Cに向け案内される場合とが設定され
る。これにより、印刷用紙Sは、反転収容部92内に収
容されている場合、画像転写面を下側にした状態で反転
収容部92から繰り出され、反転路90Cによって再
度、画像転写面が反転されることになるので、電子写真
プロセス部で画像転写された面を孔版印刷工程部での版
胴2に対向させることになる。また、反転収容部92内
に印刷用紙Sが収容されていない場合には、電子写真プ
ロセス部の定着装置80から排出された印刷用紙Sの画
像担持面が反転され、裏面を版胴2に対向させられる。
【0063】印刷用紙搬送部90における反転収容部9
2には、印刷用紙Sの導入および繰り出しを行うために
正逆回転可能な給送コロ93が複数配置されている。こ
れら給送コロ93は、反転収容部92における印刷用紙
Sの移動路で印刷用紙Sの導入方向後端に対向する位置
に配置されて制御部20に接続されている後端検知セン
サ94によって定着装置80から排出された印刷用紙S
の後端が検知された時に回転方向を切り換えられるよう
になっている。孔版印刷工程部における版胴2とプレス
ローラ4との対向位置に相当する画像転写部に向けて、
印刷用紙搬送部90に設けられている印刷用紙Sの搬送
経路とは別に、印刷用紙搬送部90における反転路90
Cと合流する給送路71が設けられており、その給送路
71の末端位置には印刷用紙Sの給紙部としての給紙装
置72が設けられている。これにより、孔版印刷工程部
および電子写真プロセス部のいずれにも給紙部をなす給
紙装置が設けられていることになる。孔版印刷工程部で
の給紙装置72は、印刷用紙Sを載置することができる
給紙トレイ72Aと、給紙トレイ72Aに収容されてい
る印刷用紙Sの最上位のものに対して接離可能に設けら
れ、印刷用紙Sを図示矢印方向に相当する給送方向に向
け繰り出す繰り出しローラ72Bと、印刷用紙Sの給送
経路をはさんで対向させて配置され、繰り出された印刷
用紙Sの重送を阻止することができる方向に回転可能な
分離ローラ対72Cと、孔版印刷工程部での画像転写部
に向け印刷用紙Sの給送タイミングを設定して印刷用紙
Sを繰り出すレジストローラ72Dとで構成されてい
る。給紙装置72では、電子写真プロセス部に設けられ
ている給紙装置70と同様に、給紙トレイ72Aから繰
り出された印刷用紙Sがレジストローラ72Dによって
給送タイミングを設定されて画像転写部に給送されるよ
うになっている。
2には、印刷用紙Sの導入および繰り出しを行うために
正逆回転可能な給送コロ93が複数配置されている。こ
れら給送コロ93は、反転収容部92における印刷用紙
Sの移動路で印刷用紙Sの導入方向後端に対向する位置
に配置されて制御部20に接続されている後端検知セン
サ94によって定着装置80から排出された印刷用紙S
の後端が検知された時に回転方向を切り換えられるよう
になっている。孔版印刷工程部における版胴2とプレス
ローラ4との対向位置に相当する画像転写部に向けて、
印刷用紙搬送部90に設けられている印刷用紙Sの搬送
経路とは別に、印刷用紙搬送部90における反転路90
Cと合流する給送路71が設けられており、その給送路
71の末端位置には印刷用紙Sの給紙部としての給紙装
置72が設けられている。これにより、孔版印刷工程部
および電子写真プロセス部のいずれにも給紙部をなす給
紙装置が設けられていることになる。孔版印刷工程部で
の給紙装置72は、印刷用紙Sを載置することができる
給紙トレイ72Aと、給紙トレイ72Aに収容されてい
る印刷用紙Sの最上位のものに対して接離可能に設けら
れ、印刷用紙Sを図示矢印方向に相当する給送方向に向
け繰り出す繰り出しローラ72Bと、印刷用紙Sの給送
経路をはさんで対向させて配置され、繰り出された印刷
用紙Sの重送を阻止することができる方向に回転可能な
分離ローラ対72Cと、孔版印刷工程部での画像転写部
に向け印刷用紙Sの給送タイミングを設定して印刷用紙
Sを繰り出すレジストローラ72Dとで構成されてい
る。給紙装置72では、電子写真プロセス部に設けられ
ている給紙装置70と同様に、給紙トレイ72Aから繰
り出された印刷用紙Sがレジストローラ72Dによって
給送タイミングを設定されて画像転写部に給送されるよ
うになっている。
【0064】印刷用紙搬送部90における反転路90C
と給送路71との合流位置には、印刷用紙Sの移動方向
を切り換えることができる搬送路切り換え手段(便宜
上、第2の搬送路切り換え手段と称する)111が設け
られている。第2の搬送路切り換え手段111は、図7
に示すように、基端に有する支軸111Aを支点として
揺動可能な爪部材で構成されており、支軸111Aが図
示しないロータリーソレノイドに連結されている。ロー
タリーソレノイドは、制御部20によって駆動制御され
るようになっており、第2の搬送路切り換え手段111
を、孔版印刷工程部の給紙装置72から印刷用紙Sが画
像転写部に案内される第1の状態(図中、実線で示す状
態)と、印刷用紙搬送部90の反転路90Cから印刷用
紙Sが画像転写部に案内される第2の状態(図中、二点
鎖線で示す状態)とに変位させることができるようにな
っている。
と給送路71との合流位置には、印刷用紙Sの移動方向
を切り換えることができる搬送路切り換え手段(便宜
上、第2の搬送路切り換え手段と称する)111が設け
られている。第2の搬送路切り換え手段111は、図7
に示すように、基端に有する支軸111Aを支点として
揺動可能な爪部材で構成されており、支軸111Aが図
示しないロータリーソレノイドに連結されている。ロー
タリーソレノイドは、制御部20によって駆動制御され
るようになっており、第2の搬送路切り換え手段111
を、孔版印刷工程部の給紙装置72から印刷用紙Sが画
像転写部に案内される第1の状態(図中、実線で示す状
態)と、印刷用紙搬送部90の反転路90Cから印刷用
紙Sが画像転写部に案内される第2の状態(図中、二点
鎖線で示す状態)とに変位させることができるようにな
っている。
【0065】このような構成においては、第2の搬送路
切り換え手段111が第1の状態に設定されると、孔版
印刷工程部の画像転写部に対して、印刷用紙搬送部90
における反転路90Cからの印刷用紙Sの給送が阻止さ
れ、孔版印刷工程部の給紙装置72から画像転写部に向
けて印刷用紙Sが案内されることが可能になり、これに
より、印刷用紙Sには、その一方の面にのみ画像の転写
が行われる。第2の搬送路切り換え手段111が第2の
状態に設定されると、孔版印刷工程部の給紙装置72か
らの印刷用紙Sの給送が阻止され、印刷用紙搬送部90
から画像転写部に向けて印刷用紙Sが案内されることが
可能になり、これにより、反転路90Cを案内されたと
きの印刷用紙Sの面の向きに応じて電子写真プロセス部
で画像転写された面と同一面への画像転写あるいは電子
写真プロセス部で画像転写された面と反対の面への画像
転写が可能となる。なお、給送を阻止されている給紙装
置70での印刷用紙Sの繰り出し動作は停止状態にされ
ること勿論である。
切り換え手段111が第1の状態に設定されると、孔版
印刷工程部の画像転写部に対して、印刷用紙搬送部90
における反転路90Cからの印刷用紙Sの給送が阻止さ
れ、孔版印刷工程部の給紙装置72から画像転写部に向
けて印刷用紙Sが案内されることが可能になり、これに
より、印刷用紙Sには、その一方の面にのみ画像の転写
が行われる。第2の搬送路切り換え手段111が第2の
状態に設定されると、孔版印刷工程部の給紙装置72か
らの印刷用紙Sの給送が阻止され、印刷用紙搬送部90
から画像転写部に向けて印刷用紙Sが案内されることが
可能になり、これにより、反転路90Cを案内されたと
きの印刷用紙Sの面の向きに応じて電子写真プロセス部
で画像転写された面と同一面への画像転写あるいは電子
写真プロセス部で画像転写された面と反対の面への画像
転写が可能となる。なお、給送を阻止されている給紙装
置70での印刷用紙Sの繰り出し動作は停止状態にされ
ること勿論である。
【0066】電子写真プロセス部における印刷用紙搬送
部90の排出路90Aの方向に沿って今一つの排紙経路
73が形成されており、その排紙経路73の末端には、
電子写真プロセス部の排紙部としての排紙装置74が設
けられている。
部90の排出路90Aの方向に沿って今一つの排紙経路
73が形成されており、その排紙経路73の末端には、
電子写真プロセス部の排紙部としての排紙装置74が設
けられている。
【0067】排紙装置74は、排出される印刷用紙Sを
収容する排紙トレイ74Aと、印刷用紙搬送部90から
排紙トレイ74Aに向け印刷用紙Sを給送する排出コロ
74Bとを備えている。
収容する排紙トレイ74Aと、印刷用紙搬送部90から
排紙トレイ74Aに向け印刷用紙Sを給送する排出コロ
74Bとを備えている。
【0068】印刷用紙搬送部90における排出路90A
から搬送路90Bに方向が切り替わる位置と排紙経路7
3との分岐位置には、印刷用紙Sの移動方向を切り換え
ることができる搬送路切り換え手段(便宜上、第3の搬
送路切り換え手段と称する)112が設けられている。
第3の搬送路切り換え手段112は、図8に示すよう
に、基端に有する支軸112Aを支点として揺動可能な
爪部材で構成されており、支軸112Aが図示しないロ
ータリーソレノイドに連結されている。ロータリーソレ
ノイドは、制御部20によって駆動制御されるようにな
っており、第3の搬送路切り換え手段112を、印刷用
紙搬送部90の搬送路90Bに向け印刷用紙Sが案内さ
れる第1の状態(図中、実線で示す状態)と、排紙経路
73に向け印刷用紙Sが案内される第2の状態(図中、
二点鎖線で示す状態)とに変位させることができるよう
になっている。
から搬送路90Bに方向が切り替わる位置と排紙経路7
3との分岐位置には、印刷用紙Sの移動方向を切り換え
ることができる搬送路切り換え手段(便宜上、第3の搬
送路切り換え手段と称する)112が設けられている。
第3の搬送路切り換え手段112は、図8に示すよう
に、基端に有する支軸112Aを支点として揺動可能な
爪部材で構成されており、支軸112Aが図示しないロ
ータリーソレノイドに連結されている。ロータリーソレ
ノイドは、制御部20によって駆動制御されるようにな
っており、第3の搬送路切り換え手段112を、印刷用
紙搬送部90の搬送路90Bに向け印刷用紙Sが案内さ
れる第1の状態(図中、実線で示す状態)と、排紙経路
73に向け印刷用紙Sが案内される第2の状態(図中、
二点鎖線で示す状態)とに変位させることができるよう
になっている。
【0069】このような構成においては、第3の搬送路
切り換え手段112が第1の状態に設定されると、電子
写真プロセス部の定着装置80から排出された印刷用紙
Sが排紙経路73への移動を阻止され、印刷用紙搬送部
90の搬送路90Bに向け案内されるので、搬送路90
Bと反転路90Cとの境界位置に設けられている第1の
搬送路切り換え手段110の状態設定により、反転収容
部92あるいは反転路90Cのいずれかに移動させられ
ることになる。反転収容部92に導入されないで、その
まま反転路90Cに印刷用紙Sが案内された場合には、
電子写真プロセス部において画像転写された一方の面が
反転され、孔版印刷工程部における画像転写部で他方の
面に画像転写されることができるので、印刷用紙Sの両
面に画像が形成されることになる。第3の搬送路切り換
え手段112が第2の状態に設定されると、電子写真プ
ロセス部における定着装置80から排出された印刷用紙
Sが印刷用紙搬装置90の搬送路90Bへの移動を阻止
され、排紙経路73に向け案内される。これにより、電
子写真プロセス部において一方の面に画像転写された印
刷用紙Sは、そのまま排出されて片面への画像転写のみ
が行われたことになる。
切り換え手段112が第1の状態に設定されると、電子
写真プロセス部の定着装置80から排出された印刷用紙
Sが排紙経路73への移動を阻止され、印刷用紙搬送部
90の搬送路90Bに向け案内されるので、搬送路90
Bと反転路90Cとの境界位置に設けられている第1の
搬送路切り換え手段110の状態設定により、反転収容
部92あるいは反転路90Cのいずれかに移動させられ
ることになる。反転収容部92に導入されないで、その
まま反転路90Cに印刷用紙Sが案内された場合には、
電子写真プロセス部において画像転写された一方の面が
反転され、孔版印刷工程部における画像転写部で他方の
面に画像転写されることができるので、印刷用紙Sの両
面に画像が形成されることになる。第3の搬送路切り換
え手段112が第2の状態に設定されると、電子写真プ
ロセス部における定着装置80から排出された印刷用紙
Sが印刷用紙搬装置90の搬送路90Bへの移動を阻止
され、排紙経路73に向け案内される。これにより、電
子写真プロセス部において一方の面に画像転写された印
刷用紙Sは、そのまま排出されて片面への画像転写のみ
が行われたことになる。
【0070】このような構成によれば、第3の搬送路切
り換え手段112が第1の状態に設定され、電子写真プ
ロセス部において一方の面への画像転写が行われた印刷
用紙Sが印刷用紙搬送部90における搬送路90Bに案
内された後に第3の搬送路切り換え手段112を第2の
状態に切り換えることにより、第3の搬送路切り換え手
段112が第2の状態に切り換えられた後には、電子写
真プロセス部において独自に複写工程を実行することが
できる。
り換え手段112が第1の状態に設定され、電子写真プ
ロセス部において一方の面への画像転写が行われた印刷
用紙Sが印刷用紙搬送部90における搬送路90Bに案
内された後に第3の搬送路切り換え手段112を第2の
状態に切り換えることにより、第3の搬送路切り換え手
段112が第2の状態に切り換えられた後には、電子写
真プロセス部において独自に複写工程を実行することが
できる。
【0071】本実施例は以上のような構成であるから、
制御部20の動作を示すフローチャートにより作用を説
明すると、次の通りである。
制御部20の動作を示すフローチャートにより作用を説
明すると、次の通りである。
【0072】まず、印刷装置が始動されると、図9に示
すように、装置の初期化処理が実行される(S1)。こ
の処理では、制御部20内での画像メモリ52A内の内
容がクリアされ、さらには、電子写真プロセス部での定
着装置80の定着温度設定などが行われる。初期化処理
が終了したかどうかが判別され(S2)、一定時間経過
していない場合には継続され、一定時間経過している場
合には、再度、初期化処理が終了しているかどうかが判
別され(S3)、終了していない場合には、装置に異常
があるとしてエラー表示が行われる(S4)。
すように、装置の初期化処理が実行される(S1)。こ
の処理では、制御部20内での画像メモリ52A内の内
容がクリアされ、さらには、電子写真プロセス部での定
着装置80の定着温度設定などが行われる。初期化処理
が終了したかどうかが判別され(S2)、一定時間経過
していない場合には継続され、一定時間経過している場
合には、再度、初期化処理が終了しているかどうかが判
別され(S3)、終了していない場合には、装置に異常
があるとしてエラー表示が行われる(S4)。
【0073】初期化処理が終了している場合には、操作
部21からの入力情報が制御部20に取り込まれる。操
作部21に設けられていて、画像形成モードを選択する
キースイッチのいずれのキースイッチが選択されたかが
判別され、その選択モードに応じた画像形成処理および
印刷用紙Sの搬送形態が設定される。
部21からの入力情報が制御部20に取り込まれる。操
作部21に設けられていて、画像形成モードを選択する
キースイッチのいずれのキースイッチが選択されたかが
判別され、その選択モードに応じた画像形成処理および
印刷用紙Sの搬送形態が設定される。
【0074】以下、操作部21において選択された画像
形成モードによる画像形成手順をフローチャートにより
説明する。
形成モードによる画像形成手順をフローチャートにより
説明する。
【0075】まず、片面画像形成モードの場合(S
5)、印刷用紙Sの片面への画像形成は、印刷工程で実
行される場合(S6)と電子写真プロセス部で実行され
る場合(S7)とがある。片面画像形成モードをいずれ
の方式で行うかは、操作部21に設けられている印刷キ
ースイッチ21Aあるいは電子写真キースイッチ(PP
C)21Bの選択によって決められるようになってい
る。印刷キースイッチ21Aが操作されると、片面画像
形成が孔版印刷工程部において実行される。この場合に
は、孔版印刷工程部に設置されている給紙部をなす給紙
装置72から印刷用紙Sが繰り出される(S8)。この
ため、用紙搬送部90における反転路90Cと給送路7
1とが合流する位置に設置されている第2の搬送路切り
換え手段111は、第1の状態(図7中、実線で示す状
態)に設定される(S9)。これにより、給紙装置72
から繰り出された印刷用紙Sは、そのまま版胴2とプレ
スローラ4との当接位置に相当する画像転写部に向け、
レジストローラ72Dにより給紙タイミングを設定され
て給送されるようになっている。
5)、印刷用紙Sの片面への画像形成は、印刷工程で実
行される場合(S6)と電子写真プロセス部で実行され
る場合(S7)とがある。片面画像形成モードをいずれ
の方式で行うかは、操作部21に設けられている印刷キ
ースイッチ21Aあるいは電子写真キースイッチ(PP
C)21Bの選択によって決められるようになってい
る。印刷キースイッチ21Aが操作されると、片面画像
形成が孔版印刷工程部において実行される。この場合に
は、孔版印刷工程部に設置されている給紙部をなす給紙
装置72から印刷用紙Sが繰り出される(S8)。この
ため、用紙搬送部90における反転路90Cと給送路7
1とが合流する位置に設置されている第2の搬送路切り
換え手段111は、第1の状態(図7中、実線で示す状
態)に設定される(S9)。これにより、給紙装置72
から繰り出された印刷用紙Sは、そのまま版胴2とプレ
スローラ4との当接位置に相当する画像転写部に向け、
レジストローラ72Dにより給紙タイミングを設定され
て給送されるようになっている。
【0076】孔版印刷工程部では、印刷用紙Sがレジス
トローラ72Dにより繰り出されるまでの間に次の処理
が行われる。まず、版胴2が反時計方向に回転する。こ
の回転により、版胴2に捲装されていた孔版マスタ11
が排版部30に有するベルト32、32’によって挟持
され、排版ボックス31に向け移送されて版胴2から除
去されて、いわゆる、排版処理が実行される(S1
0)。
トローラ72Dにより繰り出されるまでの間に次の処理
が行われる。まず、版胴2が反時計方向に回転する。こ
の回転により、版胴2に捲装されていた孔版マスタ11
が排版部30に有するベルト32、32’によって挟持
され、排版ボックス31に向け移送されて版胴2から除
去されて、いわゆる、排版処理が実行される(S1
0)。
【0077】次いで、版胴2が時計方向に回転を切り換
えられると、インキ供給機構3では、インキ溜まりに溜
まっているインキがドクタローラ3Bによって混練され
てインキローラ3Aに転移させられ、版胴2のメッシュ
スクリーン内に浸透していく。
えられると、インキ供給機構3では、インキ溜まりに溜
まっているインキがドクタローラ3Bによって混練され
てインキローラ3Aに転移させられ、版胴2のメッシュ
スクリーン内に浸透していく。
【0078】製版部10では、画像読み取り部100か
らの画像メモリ52Aに記憶されている画像情報に応じ
て制御部20を介したサーマルヘッド12の発熱素子の
発熱制御が行われ、原稿画像に応じた穿孔処理が実行さ
れて孔版マスタ11への製版処理が実施される(S1
1)。製版された孔版マスタ11は、版胴2上に位置す
るクランパによって先端を把持固定され、版胴2の周面
に捲装される(S12)。孔版マスタ11が版胴2の周
面に捲装されると、レジストローラ72Dにより画像転
写タイミングを設定されて繰り出される印刷用紙Sがイ
ンキ供給機構3と対向する画像転写部に給送され、プレ
スローラ4によって版胴2の表面に向け押圧される(S
13)。これにより、版胴2のメッシュスクリーンを透
過したインキが孔版マスタ11の穿孔を通過して印刷用
紙Sの表面に転移することになり、印刷用紙Sの片面に
印刷により画像転写が行われる(S14)。片面に画像
の転写が行われた印刷用紙Sは、排出搬送装置41が作
動されることにより排紙トレイ45上に排出される(S
15)。このモードでの印刷枚数が設定値に達するまで
の間、繰り返される(S16)。
らの画像メモリ52Aに記憶されている画像情報に応じ
て制御部20を介したサーマルヘッド12の発熱素子の
発熱制御が行われ、原稿画像に応じた穿孔処理が実行さ
れて孔版マスタ11への製版処理が実施される(S1
1)。製版された孔版マスタ11は、版胴2上に位置す
るクランパによって先端を把持固定され、版胴2の周面
に捲装される(S12)。孔版マスタ11が版胴2の周
面に捲装されると、レジストローラ72Dにより画像転
写タイミングを設定されて繰り出される印刷用紙Sがイ
ンキ供給機構3と対向する画像転写部に給送され、プレ
スローラ4によって版胴2の表面に向け押圧される(S
13)。これにより、版胴2のメッシュスクリーンを透
過したインキが孔版マスタ11の穿孔を通過して印刷用
紙Sの表面に転移することになり、印刷用紙Sの片面に
印刷により画像転写が行われる(S14)。片面に画像
の転写が行われた印刷用紙Sは、排出搬送装置41が作
動されることにより排紙トレイ45上に排出される(S
15)。このモードでの印刷枚数が設定値に達するまで
の間、繰り返される(S16)。
【0079】電子写真キースイッチ21Bが操作される
と、片面画像形成が電子写真プロセス部にて実行され
る。この場合には、給紙部をなす給紙装置70から印刷
用紙Sが繰り出され、レジストローラ70Dによって、
画像転写タイミングを設定されて感光体ドラム50にお
ける転写・搬送装置54に向け給送される(S17)。
この場合、定着装置80から連続する印刷用紙搬送部9
0の排出路90Aと搬送路90Bとの合流位置に設けら
れている第3の搬送路切り換え手段112が第2の状態
(図8中、二点鎖線で示す状態)に設定される(S1
8)。これにより、定着装置80から排出される印刷用
紙Sは、そのまま排紙トレイ74Aに向け案内される。
感光体ドラム50は、図示矢印方向に回転する過程にお
いて帯電装置51により一様帯電された後、制御部20
の画像メモリ52Aに記憶されている画像情報に応じて
書込走査が行われて静電潜像が形成され、この潜像が現
像装置53により可視像処理されて転写・搬送装置54
と対向させられる。感光体ドラム50上に担持されてい
る可視像は、給紙装置70からレジストローラ70Dに
より給送タイミングを設定されて給送されてくる印刷用
紙Sが転写・搬送装置54の転写ベルト63に静電的に
吸着された状態で電子写真プロセス部での画像転写部に
達した時点で、転写・搬送装置54に有する転写チャー
ジャ59による転写バイアスを介して印刷用紙Sに静電
転写される。可視像を静電転写された印刷用紙Sは、転
写画像を定着装置80により定着されたうえで印刷用紙
搬送部90の排出路90Aを通過し、第3の搬送路切り
換え手段112によって排紙トレイ74Aに向け排出さ
れる。このような処理は、通常、電子写真複写処理にお
ける工程と同様な処理であり、この処理により得られる
枚数が設定値に達するまでの間、電子写真複写処理とし
て繰り返される(S19〜S21)。
と、片面画像形成が電子写真プロセス部にて実行され
る。この場合には、給紙部をなす給紙装置70から印刷
用紙Sが繰り出され、レジストローラ70Dによって、
画像転写タイミングを設定されて感光体ドラム50にお
ける転写・搬送装置54に向け給送される(S17)。
この場合、定着装置80から連続する印刷用紙搬送部9
0の排出路90Aと搬送路90Bとの合流位置に設けら
れている第3の搬送路切り換え手段112が第2の状態
(図8中、二点鎖線で示す状態)に設定される(S1
8)。これにより、定着装置80から排出される印刷用
紙Sは、そのまま排紙トレイ74Aに向け案内される。
感光体ドラム50は、図示矢印方向に回転する過程にお
いて帯電装置51により一様帯電された後、制御部20
の画像メモリ52Aに記憶されている画像情報に応じて
書込走査が行われて静電潜像が形成され、この潜像が現
像装置53により可視像処理されて転写・搬送装置54
と対向させられる。感光体ドラム50上に担持されてい
る可視像は、給紙装置70からレジストローラ70Dに
より給送タイミングを設定されて給送されてくる印刷用
紙Sが転写・搬送装置54の転写ベルト63に静電的に
吸着された状態で電子写真プロセス部での画像転写部に
達した時点で、転写・搬送装置54に有する転写チャー
ジャ59による転写バイアスを介して印刷用紙Sに静電
転写される。可視像を静電転写された印刷用紙Sは、転
写画像を定着装置80により定着されたうえで印刷用紙
搬送部90の排出路90Aを通過し、第3の搬送路切り
換え手段112によって排紙トレイ74Aに向け排出さ
れる。このような処理は、通常、電子写真複写処理にお
ける工程と同様な処理であり、この処理により得られる
枚数が設定値に達するまでの間、電子写真複写処理とし
て繰り返される(S19〜S21)。
【0080】このような片面画像形成モードでは、原稿
画像の全てが印刷用紙Sに画像形成されるので、画像編
集は行われず、また、一方の画像形成工程部での処理が
実行されている場合には、他方の画像形成工程部での処
理は行われない状態を維持されるようになっていること
が前提となるが、これに限らず、両画像形成工程部を個
々に用いて異なる内容の画像を印刷用紙Sの片面にそれ
ぞれ形成するようにしてもよい。
画像の全てが印刷用紙Sに画像形成されるので、画像編
集は行われず、また、一方の画像形成工程部での処理が
実行されている場合には、他方の画像形成工程部での処
理は行われない状態を維持されるようになっていること
が前提となるが、これに限らず、両画像形成工程部を個
々に用いて異なる内容の画像を印刷用紙Sの片面にそれ
ぞれ形成するようにしてもよい。
【0081】次に、両面キースイッチ21Cが操作さ
れ、図9において両面画像形成モードが選択された場合
(S22)は、制御部20に接続された画像メモリ52
Bにおいて、第1の画像情報および第2の画像情報が領
域52B1、52B2にそれぞれ記憶される。両面画像
形成モードが選択されると、図10に示すように、給紙
装置70が作動して印刷用紙Sが繰り出される(S2
3)。制御部20は、第1の搬送路切り換え手段110
を第2の状態(図6中、二点鎖線で示す状態)に設定す
るとともに、第2の搬送路切り換え手段111を第2の
状態(図7中、二点鎖線で示す状態)に設定する(S2
4)。これにより、電子写真プロセス部の定着装置80
から排出された印刷用紙Sは、印刷用紙搬送部90の反
転路90Cに向け案内され、その搬送過程で画像担持面
が反転されて版胴2に対向させられることができる。
れ、図9において両面画像形成モードが選択された場合
(S22)は、制御部20に接続された画像メモリ52
Bにおいて、第1の画像情報および第2の画像情報が領
域52B1、52B2にそれぞれ記憶される。両面画像
形成モードが選択されると、図10に示すように、給紙
装置70が作動して印刷用紙Sが繰り出される(S2
3)。制御部20は、第1の搬送路切り換え手段110
を第2の状態(図6中、二点鎖線で示す状態)に設定す
るとともに、第2の搬送路切り換え手段111を第2の
状態(図7中、二点鎖線で示す状態)に設定する(S2
4)。これにより、電子写真プロセス部の定着装置80
から排出された印刷用紙Sは、印刷用紙搬送部90の反
転路90Cに向け案内され、その搬送過程で画像担持面
が反転されて版胴2に対向させられることができる。
【0082】制御部20では、このモードが選択される
と、印刷用紙Sの一方の面に形成する画像情報および他
方の面に形成する画像情報をそれぞれ画像読み取り部1
00から取り込み、画像メモリ52B内の各領域52B
1、52B2にそれぞれ第1の画像情報、第2の画像情
報として記憶させ(S25)、記憶された画像情報のう
ち、第1の画像情報に基づく印刷用紙Sの一方の面への
画像形成を電子写真プロセス部において実行し、第2の
画像情報に基づく印刷用紙Sの他方の面への画像形成を
孔版印刷工程部において実行するように孔版印刷工程部
および電子写真プロセス部に対して画像形成に必要な処
理を実行させる。電子写真プロセス部では、画像メモリ
52Bの領域52B1に記憶されている第1の画像情報
に基づいて書込み装置52による感光体ドラム50上へ
の静電潜像形成から印刷用紙Sの一方の面への画像転写
および定着までの各工程が実行される電子写真複写処理
が行われる(S26〜S27)。
と、印刷用紙Sの一方の面に形成する画像情報および他
方の面に形成する画像情報をそれぞれ画像読み取り部1
00から取り込み、画像メモリ52B内の各領域52B
1、52B2にそれぞれ第1の画像情報、第2の画像情
報として記憶させ(S25)、記憶された画像情報のう
ち、第1の画像情報に基づく印刷用紙Sの一方の面への
画像形成を電子写真プロセス部において実行し、第2の
画像情報に基づく印刷用紙Sの他方の面への画像形成を
孔版印刷工程部において実行するように孔版印刷工程部
および電子写真プロセス部に対して画像形成に必要な処
理を実行させる。電子写真プロセス部では、画像メモリ
52Bの領域52B1に記憶されている第1の画像情報
に基づいて書込み装置52による感光体ドラム50上へ
の静電潜像形成から印刷用紙Sの一方の面への画像転写
および定着までの各工程が実行される電子写真複写処理
が行われる(S26〜S27)。
【0083】表面に担持している可視像が定着装置80
により定着された印刷用紙Sは、定着後、印刷用紙搬送
部90における排出路90Aに排出され、搬送路90B
を通過して反転路90Cにおいて反転され、孔版印刷工
程部の画像転写部に相当する版胴2とプレスローラ4と
の対向位置に達する。このとき、版胴2とプレスローラ
4との対向位置に向けた印刷用紙Sの繰り出しは、レジ
ストローラ4Aによって設定された繰り出しタイミング
を以て実行されるようになっている。
により定着された印刷用紙Sは、定着後、印刷用紙搬送
部90における排出路90Aに排出され、搬送路90B
を通過して反転路90Cにおいて反転され、孔版印刷工
程部の画像転写部に相当する版胴2とプレスローラ4と
の対向位置に達する。このとき、版胴2とプレスローラ
4との対向位置に向けた印刷用紙Sの繰り出しは、レジ
ストローラ4Aによって設定された繰り出しタイミング
を以て実行されるようになっている。
【0084】孔版印刷工程部では、印刷用紙Sが反転路
90Cを通過して版胴2とプレスローラ4との対向位置
に相当する画像転写部に繰り出されるまでに以下の処理
が行われる。まず、版胴2が反時計方向に回転する。こ
の回転により、版胴2に捲装されていた孔版マスタ11
が排版部30に有するベルト32、32’によって挟持
され、排版ボックス31に向け移送されて版胴2から除
去されて排版処理が実行される(S28)。
90Cを通過して版胴2とプレスローラ4との対向位置
に相当する画像転写部に繰り出されるまでに以下の処理
が行われる。まず、版胴2が反時計方向に回転する。こ
の回転により、版胴2に捲装されていた孔版マスタ11
が排版部30に有するベルト32、32’によって挟持
され、排版ボックス31に向け移送されて版胴2から除
去されて排版処理が実行される(S28)。
【0085】次いで、版胴2が時計方向に回転を切り換
えられると、インキ供給機構3では、インキ溜まりに溜
まっているインキがドクタローラ3Bによって混練され
てインキローラ3Aに転移させられ、版胴2のメッシュ
スクリーン内に浸透していく。
えられると、インキ供給機構3では、インキ溜まりに溜
まっているインキがドクタローラ3Bによって混練され
てインキローラ3Aに転移させられ、版胴2のメッシュ
スクリーン内に浸透していく。
【0086】製版部10では、画像メモリ52Bの領域
52B2に記憶されている第2の画像情報に応じて制御
部20を介したサーマルヘッド12の発熱素子の発熱制
御が行われ、原稿画像に応じた穿孔処理が実行されて孔
版マスタ11への製版処理が実施される(S29)。製
版された孔版マスタ11は、版胴2上に位置するクラン
パによって先端を把持固定され、版胴2の周面に捲装さ
れる(S30)。孔版マスタ11が版胴2の周面に捲装
されると、レジストローラ4Aにより画像転写タイミン
グを設定されて繰り出される印刷用紙Sは、インキ供給
機構3と対向する画像転写部に給送され、プレスローラ
4によって版胴2の表面に向け押圧される(S31)。
これにより、版胴2のメッシュスクリーンを透過したイ
ンキが孔版マスタ11の穿孔を通過して印刷用紙Sの表
面に転移することになり、印刷用紙Sの他方の面に相当
する裏面に画像転写が行われる(S32)。
52B2に記憶されている第2の画像情報に応じて制御
部20を介したサーマルヘッド12の発熱素子の発熱制
御が行われ、原稿画像に応じた穿孔処理が実行されて孔
版マスタ11への製版処理が実施される(S29)。製
版された孔版マスタ11は、版胴2上に位置するクラン
パによって先端を把持固定され、版胴2の周面に捲装さ
れる(S30)。孔版マスタ11が版胴2の周面に捲装
されると、レジストローラ4Aにより画像転写タイミン
グを設定されて繰り出される印刷用紙Sは、インキ供給
機構3と対向する画像転写部に給送され、プレスローラ
4によって版胴2の表面に向け押圧される(S31)。
これにより、版胴2のメッシュスクリーンを透過したイ
ンキが孔版マスタ11の穿孔を通過して印刷用紙Sの表
面に転移することになり、印刷用紙Sの他方の面に相当
する裏面に画像転写が行われる(S32)。
【0087】他方の面に孔版マスタ11の内容に応じた
画像が転写された印刷用紙Sは、排出搬送装置41によ
り排紙トレイ45に向け搬送されて排出される(S3
3)。このモードで印刷用紙Sの両面に対する画像形成
は、設定枚数に達するまでの間、繰り返される(S3
4)。
画像が転写された印刷用紙Sは、排出搬送装置41によ
り排紙トレイ45に向け搬送されて排出される(S3
3)。このモードで印刷用紙Sの両面に対する画像形成
は、設定枚数に達するまでの間、繰り返される(S3
4)。
【0088】ところで、両面画像形成モードにおいて
は、各面での色を異ならせる場合もある。そこで、本実
施例では、このような場合を対象として、操作部21の
表示用ディスプレイ21Jにてモノクロによる両面への
画像形成の場合と、異なる色での両面への画像形成の場
合とを選択できる表示が行われる。オペレータにより、
その表示内容のいずれかがタッチパネルスイッチにより
選択された結果に応じて、図10に示すように、印刷用
紙Sの各面への画像形成がモノクロで行われる場合であ
るか、あるいは印刷用紙Sの一方の面に第1の色の画像
形成を行い、印刷用紙Sの他方の面に第2の色の画像形
成を行う場合であるかを判別するようになっている(S
35)。
は、各面での色を異ならせる場合もある。そこで、本実
施例では、このような場合を対象として、操作部21の
表示用ディスプレイ21Jにてモノクロによる両面への
画像形成の場合と、異なる色での両面への画像形成の場
合とを選択できる表示が行われる。オペレータにより、
その表示内容のいずれかがタッチパネルスイッチにより
選択された結果に応じて、図10に示すように、印刷用
紙Sの各面への画像形成がモノクロで行われる場合であ
るか、あるいは印刷用紙Sの一方の面に第1の色の画像
形成を行い、印刷用紙Sの他方の面に第2の色の画像形
成を行う場合であるかを判別するようになっている(S
35)。
【0089】印刷用紙Sの各面で異なる色の画像形成を
行う場合には、画像メモリ52Bの領域52B1、52
B2にそれぞれ第1の色の画像情報および第2の色の画
像情報がそれぞれ記憶され(S36)、その記憶された
画像情報に応じて画像形成が行われる。この場合の画像
情報は、前述したように、CCD104に代えてカラー
CCD(図示されず)が用いられ、そのカラーCCDに
より色分解された色の画像情報に相当している。本実施
例では、第1の色の画像情報に基づく画像形成が電子写
真プロセス部において実行され、第2の色の画像情報に
基づく画像形成が孔版印刷工程部において実行されるよ
うになっている(S37〜S45)。
行う場合には、画像メモリ52Bの領域52B1、52
B2にそれぞれ第1の色の画像情報および第2の色の画
像情報がそれぞれ記憶され(S36)、その記憶された
画像情報に応じて画像形成が行われる。この場合の画像
情報は、前述したように、CCD104に代えてカラー
CCD(図示されず)が用いられ、そのカラーCCDに
より色分解された色の画像情報に相当している。本実施
例では、第1の色の画像情報に基づく画像形成が電子写
真プロセス部において実行され、第2の色の画像情報に
基づく画像形成が孔版印刷工程部において実行されるよ
うになっている(S37〜S45)。
【0090】操作部21において合成キースイッチ21
Dが操作され、画像合成モードが選択された場合には、
次の処理が行われる。本実施例での画像合成は、印刷用
紙Sの同一面に異なる原稿からの画像を形成する異種原
稿画像モードの場合と、同一面に多色原稿からの画像を
形成する多色画像モードの場合と、同一面に同一原稿内
で文字/写真のように異なる内容の画像を形成する異種
内容画像モードの場合とを対象としている。このため、
図11に示すように、制御部20は、合成キースイッチ
21Dが操作されると、第1の搬送路切り換え手段11
0を第1の状態(図6中、実線で示す状態)に、かつ、
第2の搬送路切り換え手段111を第2の状態(図7
中、二点鎖線で示す状態)に、さらには第3の搬送路切
り換え手段112を第1の状態(図8中、実線で示す状
態)にそれぞれ設定される(S47、S48)。これに
より、電子写真プロセス部における定着装置80から排
出された印刷用紙Sが反転収容部92に導入されること
になる。
Dが操作され、画像合成モードが選択された場合には、
次の処理が行われる。本実施例での画像合成は、印刷用
紙Sの同一面に異なる原稿からの画像を形成する異種原
稿画像モードの場合と、同一面に多色原稿からの画像を
形成する多色画像モードの場合と、同一面に同一原稿内
で文字/写真のように異なる内容の画像を形成する異種
内容画像モードの場合とを対象としている。このため、
図11に示すように、制御部20は、合成キースイッチ
21Dが操作されると、第1の搬送路切り換え手段11
0を第1の状態(図6中、実線で示す状態)に、かつ、
第2の搬送路切り換え手段111を第2の状態(図7
中、二点鎖線で示す状態)に、さらには第3の搬送路切
り換え手段112を第1の状態(図8中、実線で示す状
態)にそれぞれ設定される(S47、S48)。これに
より、電子写真プロセス部における定着装置80から排
出された印刷用紙Sが反転収容部92に導入されること
になる。
【0091】図11において、制御部20は、上記各搬
送路切り換え手段の状態が設定されるのに合せて表示用
デイスプレイ21J上に上記各画像モードを表示し、そ
の各画像モードの何れが選択されたかを判別するように
なっている(S49〜S51)。
送路切り換え手段の状態が設定されるのに合せて表示用
デイスプレイ21J上に上記各画像モードを表示し、そ
の各画像モードの何れが選択されたかを判別するように
なっている(S49〜S51)。
【0092】異種原稿画像モードの場合の例としては、
各原稿の一部を画像形成する場合がある。この場合に
は、画像メモリ52Bに記憶されている原稿画像の内容
が表示用デイスプレイ21Jに表示され、その表示内で
画像編集により画像形成される原稿の一部に対応する位
置情報をメインコントローラ20Aに出力し、RAMに
よって一旦記憶させるようになっているとともに、上記
位置情報を合成して得られた画像を変更したい場合を指
示するための変更指示表示が行われる。この変更指示表
示はタッチパネルスイッチによって操作できるようにな
っており、タッチパネルスイッチにて操作される場合に
は、一例として、タッチパネルスイッチ上で変更したい
位置を押圧することにより、合成画像の位置が変更さ
れ、変更された情報を構成する各原稿からの画像形成用
位置情報がRAMに再記憶される。なお、変更内容とし
ては、上記した位置変更のみでなく、画像のサイズ変更
等も含まれる。サイズ変更の場合には、変更指示表示の
内容にその項目を加えることで可能になる。制御部20
では、異種原稿画像モードが選択されると、図12に示
すように、各原稿内容が画像読み取り部100において
読み取られて画像情報として画像メモリ52Bにおける
領域52B1、52B2に記憶され(S52、S5
7)、その原稿内容が操作部21における表示用ディス
プレイ21Jに表示される(S53、S58、S56、
S61)。原稿内容の表示順序は、画像読み取り部10
0にセットされる原稿の順番に対応させてある。オペレ
ータは、表示内容を見ながら、画像形成したい範囲を指
定する(S54、S59)。この指定は、タッチパネル
スイッチにおける座標上での位置割出しによってその位
置情報がメインコントローラ20Aに出力される。この
出力結果は、RAMに一旦記憶される(S55、S6
0)。RAMに記憶された位置情報に基づいて、その合
成結果を表示用ディスプレイ21Jに表示することがで
きるとともに、画像形成時にメインコントローラ20A
に対して出力される(S62)。
各原稿の一部を画像形成する場合がある。この場合に
は、画像メモリ52Bに記憶されている原稿画像の内容
が表示用デイスプレイ21Jに表示され、その表示内で
画像編集により画像形成される原稿の一部に対応する位
置情報をメインコントローラ20Aに出力し、RAMに
よって一旦記憶させるようになっているとともに、上記
位置情報を合成して得られた画像を変更したい場合を指
示するための変更指示表示が行われる。この変更指示表
示はタッチパネルスイッチによって操作できるようにな
っており、タッチパネルスイッチにて操作される場合に
は、一例として、タッチパネルスイッチ上で変更したい
位置を押圧することにより、合成画像の位置が変更さ
れ、変更された情報を構成する各原稿からの画像形成用
位置情報がRAMに再記憶される。なお、変更内容とし
ては、上記した位置変更のみでなく、画像のサイズ変更
等も含まれる。サイズ変更の場合には、変更指示表示の
内容にその項目を加えることで可能になる。制御部20
では、異種原稿画像モードが選択されると、図12に示
すように、各原稿内容が画像読み取り部100において
読み取られて画像情報として画像メモリ52Bにおける
領域52B1、52B2に記憶され(S52、S5
7)、その原稿内容が操作部21における表示用ディス
プレイ21Jに表示される(S53、S58、S56、
S61)。原稿内容の表示順序は、画像読み取り部10
0にセットされる原稿の順番に対応させてある。オペレ
ータは、表示内容を見ながら、画像形成したい範囲を指
定する(S54、S59)。この指定は、タッチパネル
スイッチにおける座標上での位置割出しによってその位
置情報がメインコントローラ20Aに出力される。この
出力結果は、RAMに一旦記憶される(S55、S6
0)。RAMに記憶された位置情報に基づいて、その合
成結果を表示用ディスプレイ21Jに表示することがで
きるとともに、画像形成時にメインコントローラ20A
に対して出力される(S62)。
【0093】各原稿内容における画像形成範囲の指定に
よる第1の画像形成位置情報および第2の画像形成位置
情報がそれぞれ記憶されると、その各位置情報による合
成結果が表示用ディスプレイ21Jに表示されるので
(S62)、画像形成の前にオペレータが確認すること
ができる。この合成結果において、例えば、印刷用紙S
上での合成画像の位置を変更したい場合には、表示用デ
ィスプレイ21J上に表示される変更指示表示部をタッ
チパネルスイッチ上で操作することにより、上記したよ
うな変更処理が行える(S63、S64)。
よる第1の画像形成位置情報および第2の画像形成位置
情報がそれぞれ記憶されると、その各位置情報による合
成結果が表示用ディスプレイ21Jに表示されるので
(S62)、画像形成の前にオペレータが確認すること
ができる。この合成結果において、例えば、印刷用紙S
上での合成画像の位置を変更したい場合には、表示用デ
ィスプレイ21J上に表示される変更指示表示部をタッ
チパネルスイッチ上で操作することにより、上記したよ
うな変更処理が行える(S63、S64)。
【0094】第1の画像形成位置情報に基づき、電子写
真プロセス部において画像形成が実行されるにあたり、
第1、第3の搬送路切り換え手段110、112が第1
の状態に設定され、第2の搬送路切り換え手段111が
第2の状態に設定される(S65、S66)。
真プロセス部において画像形成が実行されるにあたり、
第1、第3の搬送路切り換え手段110、112が第1
の状態に設定され、第2の搬送路切り換え手段111が
第2の状態に設定される(S65、S66)。
【0095】電子写真プロセス部にて第1の画像形成位
置情報による画像が印刷用紙Sの一方の面に形成され
(S67)、その印刷用紙Sが定着装置80から排出さ
れたかどうかが判別され(S68)、排紙された場合に
は、反転収容部92に有する給送コロ93が印刷用紙S
を反転収容部92内に導入する方向(正転方向)に回転
する(S69)。印刷用紙Sは、第1の搬送路切り換え
手段110が第1の状態に設定され、かつ給送コロ93
が正転していることにより移動方向後端が後端検知セン
サ94によって検知されるまでの間、反転収容部92内
に導入される(S70)。移動方向後端が後端検知セン
サ94により検知された印刷用紙Sは、反転収容部92
内に収容された状態で孔版印刷工程部での印刷に必要な
処理が終了するまでの間、待機させられ、上記処理が終
了すると、再度、反転収容部92から繰り出されること
になる。
置情報による画像が印刷用紙Sの一方の面に形成され
(S67)、その印刷用紙Sが定着装置80から排出さ
れたかどうかが判別され(S68)、排紙された場合に
は、反転収容部92に有する給送コロ93が印刷用紙S
を反転収容部92内に導入する方向(正転方向)に回転
する(S69)。印刷用紙Sは、第1の搬送路切り換え
手段110が第1の状態に設定され、かつ給送コロ93
が正転していることにより移動方向後端が後端検知セン
サ94によって検知されるまでの間、反転収容部92内
に導入される(S70)。移動方向後端が後端検知セン
サ94により検知された印刷用紙Sは、反転収容部92
内に収容された状態で孔版印刷工程部での印刷に必要な
処理が終了するまでの間、待機させられ、上記処理が終
了すると、再度、反転収容部92から繰り出されること
になる。
【0096】印刷用紙Sが反転収容部92に収容される
と、孔版印刷工程部では、前記した場合と同様に、排版
処理(S71)、第2の画像形成位置情報に基づく製版
処理(S72)、版胴2への孔版マスタ11の捲装が行
われ(S73)、孔版マスタ11の捲装が終了したと判
断した場合(S74)に、第1の搬送路切り換え手段1
10が第2の状態に設定される(S75)。給送コロ9
3が逆転を開始されることにより(S76)、印刷用紙
Sがレジストローラ4Aに向け移送される。レジストロ
ーラ4Aの位置に達した印刷用紙Sは、レジストローラ
4Aが作動開始することによって繰り出しタイミングを
設定され(S77)、版胴2とプレスローラ4とが当接
する画像転写部に給送されて画像転写が行われるように
なっている(S78)。電子写真プロセス部にて第1の
画像形成位置情報に基づく画像転写が行われた印刷用紙
Sは、孔版印刷工程部にて第2の画像形成位置情報に基
づく画像転写が行われ、ここに、異なる原稿からの画像
合成が完了し、画像が合成された印刷用紙Sは排紙され
る(S80)。なお、印刷用紙Sが排紙されると、ステ
ップS80の処理が実行される前に、ステップ65、6
6と同様な処理が実行され、印刷用紙Sの搬送形態が設
定される。画像合成に係る上記各処理は、そのモードで
の設定枚数に達するまで繰り返される(S81)。
と、孔版印刷工程部では、前記した場合と同様に、排版
処理(S71)、第2の画像形成位置情報に基づく製版
処理(S72)、版胴2への孔版マスタ11の捲装が行
われ(S73)、孔版マスタ11の捲装が終了したと判
断した場合(S74)に、第1の搬送路切り換え手段1
10が第2の状態に設定される(S75)。給送コロ9
3が逆転を開始されることにより(S76)、印刷用紙
Sがレジストローラ4Aに向け移送される。レジストロ
ーラ4Aの位置に達した印刷用紙Sは、レジストローラ
4Aが作動開始することによって繰り出しタイミングを
設定され(S77)、版胴2とプレスローラ4とが当接
する画像転写部に給送されて画像転写が行われるように
なっている(S78)。電子写真プロセス部にて第1の
画像形成位置情報に基づく画像転写が行われた印刷用紙
Sは、孔版印刷工程部にて第2の画像形成位置情報に基
づく画像転写が行われ、ここに、異なる原稿からの画像
合成が完了し、画像が合成された印刷用紙Sは排紙され
る(S80)。なお、印刷用紙Sが排紙されると、ステ
ップS80の処理が実行される前に、ステップ65、6
6と同様な処理が実行され、印刷用紙Sの搬送形態が設
定される。画像合成に係る上記各処理は、そのモードで
の設定枚数に達するまで繰り返される(S81)。
【0097】多色画像モードが選択された場合には、図
13に示すように、画像メモリ52Bによって第1の色
の画像情報および第2の色の画像情報が領域52B1、
52B2にそれぞれ記憶される(S82、S83)。
13に示すように、画像メモリ52Bによって第1の色
の画像情報および第2の色の画像情報が領域52B1、
52B2にそれぞれ記憶される(S82、S83)。
【0098】この場合には、第1の色の画像情報による
画像形成が電子写真プロセス部にて実行され、第2の色
の画像情報による画像形成は孔版印刷工程部にて実行さ
れる。
画像形成が電子写真プロセス部にて実行され、第2の色
の画像情報による画像形成は孔版印刷工程部にて実行さ
れる。
【0099】図13において、第1の色の画像情報およ
び第2の色の画像情報がそれぞれ記憶されると、その記
憶内容に応じて電子写真プロセス部での電子写真複写処
理および孔版印刷工程部での製版処理から画像転写まで
の一貫した処理が実行される(S82〜S97)。な
お、電子写真複写工程後の動作に関しては、図12に示
したステップS52〜S81における画像形成のための
情報が位置情報から色に関する情報に変更されるだけで
画像形成部での処理は同等であるので、図12に示した
処理を代用する。なお、図13において、ステップS9
2、93の処理が実行された後には、図示していない
が、図12におけるステップS65、66と同様に、第
1、第3の搬送路切り換え手段110、112が第1の
状態に設定され、第2の搬送路切り換え手段111が第
2の状態に設定され、これにより、反転収容部92から
繰り出された印刷用紙Sが反転路90Cを経由して版胴
2における画像転写部に達することができるようになっ
ている。
び第2の色の画像情報がそれぞれ記憶されると、その記
憶内容に応じて電子写真プロセス部での電子写真複写処
理および孔版印刷工程部での製版処理から画像転写まで
の一貫した処理が実行される(S82〜S97)。な
お、電子写真複写工程後の動作に関しては、図12に示
したステップS52〜S81における画像形成のための
情報が位置情報から色に関する情報に変更されるだけで
画像形成部での処理は同等であるので、図12に示した
処理を代用する。なお、図13において、ステップS9
2、93の処理が実行された後には、図示していない
が、図12におけるステップS65、66と同様に、第
1、第3の搬送路切り換え手段110、112が第1の
状態に設定され、第2の搬送路切り換え手段111が第
2の状態に設定され、これにより、反転収容部92から
繰り出された印刷用紙Sが反転路90Cを経由して版胴
2における画像転写部に達することができるようになっ
ている。
【0100】この場合においても、表示用ディスプレイ
21Jにて合成画像の表示および変更指示表示が行わ
れ、前記した異種原稿画像モードと同様に合成画像の確
認および変更が行えるようになっている。
21Jにて合成画像の表示および変更指示表示が行わ
れ、前記した異種原稿画像モードと同様に合成画像の確
認および変更が行えるようになっている。
【0101】異種内容画像モードが選択された場合に
は、次の処理が実行される。まず、図14に示すよう
に、CCD画像処理部24からの画像情報が、文字/写
真分離処理部24Aにて文字情報と写真情報とに分離さ
れ、画像メモリ52Cの領域52C1、52C2にそれ
ぞれ記憶される。本実施例では、文字情報を第1の画像
情報とした画像形成が孔版印刷工程部にて実行され、写
真情報を第2の画像情報とした画像形成が電子写真プロ
セス部にて実行されるようになっている。
は、次の処理が実行される。まず、図14に示すよう
に、CCD画像処理部24からの画像情報が、文字/写
真分離処理部24Aにて文字情報と写真情報とに分離さ
れ、画像メモリ52Cの領域52C1、52C2にそれ
ぞれ記憶される。本実施例では、文字情報を第1の画像
情報とした画像形成が孔版印刷工程部にて実行され、写
真情報を第2の画像情報とした画像形成が電子写真プロ
セス部にて実行されるようになっている。
【0102】このモードが選択されると、制御部20
は、第2の画像情報の記憶動作が実行される一方(S9
8)、第1の搬送路切り換え手段110を第1の状態
(図6中、実線で示す状態)に設定し、第2の搬送路切
り換え手段111を第2の状態(図7中、二点鎖線で示
す状態)に設定し、さらに、第3の搬送路切り換え手段
112を第1の状態(図8中、実線で示す状態)に設定
する(S99、S100)。電子写真プロセス部にて画
像形成され(S101)、定着後、印刷用紙用紙搬送部
90に向け印刷用紙Sが排出されると(S102)、反
転収容部92の給送コロ93が正転し(S103)、反
転収容部92内に印刷用紙Sが導入される状態が設定さ
れる。また、制御部20は、電子写真プロセス部にて画
像形成された印刷用紙Sが反転収容部92に導入され、
印刷用紙Sの移動方向後端が後端検知センサ94によっ
て検出された時点で第1の搬送路切り換え手段110を
第2の状態(図6中、二点鎖線で示す状態)に切り換え
る(S104)。
は、第2の画像情報の記憶動作が実行される一方(S9
8)、第1の搬送路切り換え手段110を第1の状態
(図6中、実線で示す状態)に設定し、第2の搬送路切
り換え手段111を第2の状態(図7中、二点鎖線で示
す状態)に設定し、さらに、第3の搬送路切り換え手段
112を第1の状態(図8中、実線で示す状態)に設定
する(S99、S100)。電子写真プロセス部にて画
像形成され(S101)、定着後、印刷用紙用紙搬送部
90に向け印刷用紙Sが排出されると(S102)、反
転収容部92の給送コロ93が正転し(S103)、反
転収容部92内に印刷用紙Sが導入される状態が設定さ
れる。また、制御部20は、電子写真プロセス部にて画
像形成された印刷用紙Sが反転収容部92に導入され、
印刷用紙Sの移動方向後端が後端検知センサ94によっ
て検出された時点で第1の搬送路切り換え手段110を
第2の状態(図6中、二点鎖線で示す状態)に切り換え
る(S104)。
【0103】電子写真プロセス部では、感光体ドラム5
0が回転を開始し、帯電装置51により一様帯電される
とともに、制御部20からの駆動信号に応じて画像メモ
リ52Cの領域52C2内に登録されている写真画像情
報に応じた静電潜像が書込み装置52により形成され、
静電潜像が現像装置53によって顕像処理される。感光
体ドラム50上で顕像処理されたトナー像は、給紙装置
70から給送タイミングを設定されて給送されてくる印
刷用紙Sが転写・搬送装置54の転写ベルト63に静電
吸着された状態で転写位置に達した時点で、転写・搬送
装置54に有する転写チャージャ59による転写バイア
スを介して印刷用紙Sに静電転写される。トナー像が静
電転写された印刷用紙Sは、転写ベルト63の移動に伴
い定着装置80に搬送され、トナー像が定着される。
0が回転を開始し、帯電装置51により一様帯電される
とともに、制御部20からの駆動信号に応じて画像メモ
リ52Cの領域52C2内に登録されている写真画像情
報に応じた静電潜像が書込み装置52により形成され、
静電潜像が現像装置53によって顕像処理される。感光
体ドラム50上で顕像処理されたトナー像は、給紙装置
70から給送タイミングを設定されて給送されてくる印
刷用紙Sが転写・搬送装置54の転写ベルト63に静電
吸着された状態で転写位置に達した時点で、転写・搬送
装置54に有する転写チャージャ59による転写バイア
スを介して印刷用紙Sに静電転写される。トナー像が静
電転写された印刷用紙Sは、転写ベルト63の移動に伴
い定着装置80に搬送され、トナー像が定着される。
【0104】定着装置80から排出された印刷用紙S
は、印刷用紙搬送部90における排出路90Aに排出さ
れ、搬送路90Bを通過して第1の搬送路切り換え手段
110の第1の状態により反転収容部92内に導入され
る。反転収容部92内に導入された印刷用紙Sは、その
導入のための移動方向後端が後端検知センサ94により
検知された時点で反転収容部92内で待機する状態に設
定される。
は、印刷用紙搬送部90における排出路90Aに排出さ
れ、搬送路90Bを通過して第1の搬送路切り換え手段
110の第1の状態により反転収容部92内に導入され
る。反転収容部92内に導入された印刷用紙Sは、その
導入のための移動方向後端が後端検知センサ94により
検知された時点で反転収容部92内で待機する状態に設
定される。
【0105】上記印刷用紙Sの待機状態は、孔版印刷工
程部での排版処理(S105)、第1の画像情報である
文字情報に基づく製版処理(S106)、孔版マスタ1
1の版胴2への捲装が終了するまで継続され(S10
7、S108)、孔版マスタ11の捲装が終了した時点
で第1の搬送路切り換え手段110が第2の状態に切り
換えられるとともに(S109)、給送コロ93の逆転
開始(S110)によって解除される。
程部での排版処理(S105)、第1の画像情報である
文字情報に基づく製版処理(S106)、孔版マスタ1
1の版胴2への捲装が終了するまで継続され(S10
7、S108)、孔版マスタ11の捲装が終了した時点
で第1の搬送路切り換え手段110が第2の状態に切り
換えられるとともに(S109)、給送コロ93の逆転
開始(S110)によって解除される。
【0106】給送コロ93が導入時の回転方向と逆方向
に回転方向を設定されることにより、反転収容部92か
ら排出され、反転路90Cに向け繰り出され印刷用紙S
は、反転路90Cに位置するレジストローラ4Aにより
給送タイミングを設定されて、孔版印刷工程部の画像転
写部に相当する版胴2とプレスローラ4との対向位置に
達する。
に回転方向を設定されることにより、反転収容部92か
ら排出され、反転路90Cに向け繰り出され印刷用紙S
は、反転路90Cに位置するレジストローラ4Aにより
給送タイミングを設定されて、孔版印刷工程部の画像転
写部に相当する版胴2とプレスローラ4との対向位置に
達する。
【0107】印刷用紙Sがレジストローラ4Aの作動に
よる給送タイミングを設定されて孔版印刷工程部での画
像転写部に向け繰り出されると(S111)、文字画像
情報に応じて製版された孔版マスタ11を介して文字画
像が印刷用紙Sに転写され(S112)、排出される
(S113)。このような画像形成は、転写枚数が設定
値に達するまで繰り返される(S114)。
よる給送タイミングを設定されて孔版印刷工程部での画
像転写部に向け繰り出されると(S111)、文字画像
情報に応じて製版された孔版マスタ11を介して文字画
像が印刷用紙Sに転写され(S112)、排出される
(S113)。このような画像形成は、転写枚数が設定
値に達するまで繰り返される(S114)。
【0108】このように写真情報に基づく画像形成を電
子写真プロセス部にて実行することにより、書込時間の
設定により多値処理が行えるので、ディザ法や誤差拡散
法で生じる問題を招くことなく多階調表現が可能にな
る。
子写真プロセス部にて実行することにより、書込時間の
設定により多値処理が行えるので、ディザ法や誤差拡散
法で生じる問題を招くことなく多階調表現が可能にな
る。
【0109】次に製版モードが選択された場合には、図
15に示す処理が実行される。製版モードに関しては、
製版したい内容の判別が行われる。この判別は、画像形
成モードに関係するものであり、画像形成モードの選択
と同様に、片面画像形成モードであるか(S115)、
両面画像形成モードであるか(S116)、画像合成モ
ードであるか(S117)のいずれかであるかが判別さ
れる。
15に示す処理が実行される。製版モードに関しては、
製版したい内容の判別が行われる。この判別は、画像形
成モードに関係するものであり、画像形成モードの選択
と同様に、片面画像形成モードであるか(S115)、
両面画像形成モードであるか(S116)、画像合成モ
ードであるか(S117)のいずれかであるかが判別さ
れる。
【0110】上記各ステップにおいて判別された画像形
成モードに応じた画像情報がそれぞれ記憶され(S11
8、S119)、画像形成モードに応じた内容が表示用
デイスプレイ21Jにて表示される(S120)。この
場合の表示内容は、画像形成モードに応じて、片面画像
形成モードの場合には原稿の片面での内容が表示され、
両面画像形成の場合には各面での画像内容あるいは色毎
の内容が表示され、さらに、画像合成モードの場合には
合成した後の画像内容が表示される。
成モードに応じた画像情報がそれぞれ記憶され(S11
8、S119)、画像形成モードに応じた内容が表示用
デイスプレイ21Jにて表示される(S120)。この
場合の表示内容は、画像形成モードに応じて、片面画像
形成モードの場合には原稿の片面での内容が表示され、
両面画像形成の場合には各面での画像内容あるいは色毎
の内容が表示され、さらに、画像合成モードの場合には
合成した後の画像内容が表示される。
【0111】表示された内容に関して、変更があるかど
うかが判別され(S121)、例えば、印刷用紙Sに対
する画像形成位置あるいは色指定変更する場合には、変
更指示に応じた内容がRAMに再記憶され(S12
4)、その変更結果が表示される(S125)。
うかが判別され(S121)、例えば、印刷用紙Sに対
する画像形成位置あるいは色指定変更する場合には、変
更指示に応じた内容がRAMに再記憶され(S12
4)、その変更結果が表示される(S125)。
【0112】このように、製版前に製版すべき画像内容
を表示用デイスプレイ21Jにて前もって表示させるこ
とにより、試し刷りを行わなくても製版される孔版マス
タ11の内容を確認することができる。
を表示用デイスプレイ21Jにて前もって表示させるこ
とにより、試し刷りを行わなくても製版される孔版マス
タ11の内容を確認することができる。
【0113】本実施例によれば、画像形成モードに応じ
た画像を得る際に、予めそのモードによる画像を表示部
にて確認することができ、しかも、その表示部にて変更
することもできるので、画像編集した画像の試し刷りに
要する工程数を減少させることができる。
た画像を得る際に、予めそのモードによる画像を表示部
にて確認することができ、しかも、その表示部にて変更
することもできるので、画像編集した画像の試し刷りに
要する工程数を減少させることができる。
【0114】また、本実施例によれば、印刷用紙Sのセ
ット仕直しを行うことなく、連続的に印刷用紙Sの両面
への画像転写が行える。また、孔版印刷工程部と電子写
真プロセス部とが印刷用紙Sの反転路91Cを介して上
下に位置する関係に配置したので、印刷装置の設置面積
を小さくすることができる。
ット仕直しを行うことなく、連続的に印刷用紙Sの両面
への画像転写が行える。また、孔版印刷工程部と電子写
真プロセス部とが印刷用紙Sの反転路91Cを介して上
下に位置する関係に配置したので、印刷装置の設置面積
を小さくすることができる。
【0115】次に、請求項9および10記載の発明の実
施例について説明する。
施例について説明する。
【0116】本実施例は、通信回線を用いて画像の送受
信が可能なファクシミリ装置として印刷装置を機能させ
ることを特徴としている。図16は、本実施例の制御部
20の構成を説明するためのブロック図である。なお、
図16において、図2に示した構成部品と同じものにつ
いては同符号とし、その詳細な説明は省く。
信が可能なファクシミリ装置として印刷装置を機能させ
ることを特徴としている。図16は、本実施例の制御部
20の構成を説明するためのブロック図である。なお、
図16において、図2に示した構成部品と同じものにつ
いては同符号とし、その詳細な説明は省く。
【0117】図16において、制御部20のメインコン
トローラ20Aには、ファックス用インターフェース
(RS232C)120が接続されている。インターフ
ェース120、120’は、図17に示すように、CC
ITT勧告に基づく変調速度を設定されているモデム1
21およびネットワークコントロールユニット(NC
U)122を介して公衆回線に接続されている。ネット
ワークコントロールユニット(NCU)122は、AA
型が用いられ、自動送信および着信を可能にしている。
トローラ20Aには、ファックス用インターフェース
(RS232C)120が接続されている。インターフ
ェース120、120’は、図17に示すように、CC
ITT勧告に基づく変調速度を設定されているモデム1
21およびネットワークコントロールユニット(NC
U)122を介して公衆回線に接続されている。ネット
ワークコントロールユニット(NCU)122は、AA
型が用いられ、自動送信および着信を可能にしている。
【0118】制御部20では、送信しようとする画像お
よび受信した画像を一旦画像メモリのうち、領域に区分
けされている画像メモリ52Bに記憶し、その内容およ
びその内容に関連する情報、例えば、送信元、送信先等
のデータを操作部21における表示用ディスプレイ21
Jにて表示させるようになっている。
よび受信した画像を一旦画像メモリのうち、領域に区分
けされている画像メモリ52Bに記憶し、その内容およ
びその内容に関連する情報、例えば、送信元、送信先等
のデータを操作部21における表示用ディスプレイ21
Jにて表示させるようになっている。
【0119】図18において、操作部21には、図3に
示した各種キースイッチに加えて、フアクシミリ装置と
して機能選択するためのキースイッチ21N(図18で
は、FAXという表示で示してある:以下、便宜上、フ
ァックスキースイッチと称する)が設けられており、こ
のファックスキースイッチ21Nは、メインコントロー
ラ20Aに接続されている。
示した各種キースイッチに加えて、フアクシミリ装置と
して機能選択するためのキースイッチ21N(図18で
は、FAXという表示で示してある:以下、便宜上、フ
ァックスキースイッチと称する)が設けられており、こ
のファックスキースイッチ21Nは、メインコントロー
ラ20Aに接続されている。
【0120】制御部20では、ファックスキースイッチ
21Nが操作されると、表示用ディスプレイ21Jにて
送信と受信とを選択する表示を行わせるようになってい
る。送信が選択された場合には、以下の処理が実行され
る。まず、送信すべき原稿の読み取りを行うための準備
として、画像読み取り部100を作動させる。画像読み
取り部100にて読み取られた原稿内容は、送信用画像
情報として画像メモリ52Bにおける領域52B1に記
憶される。また、これに合せて送信先の回線番号、この
場合は、電話番号が同じ領域に記憶され、この電話番号
と原稿内容に相当させた画像情報とが対応させられる。
これにより、電話番号は、原稿内容の識別子として機能
することができるので、表示用ディスプレイ21Jで
は、電話番号が表示され、この電話番号を指定すること
により、原稿内容が表示できるようになっている。
21Nが操作されると、表示用ディスプレイ21Jにて
送信と受信とを選択する表示を行わせるようになってい
る。送信が選択された場合には、以下の処理が実行され
る。まず、送信すべき原稿の読み取りを行うための準備
として、画像読み取り部100を作動させる。画像読み
取り部100にて読み取られた原稿内容は、送信用画像
情報として画像メモリ52Bにおける領域52B1に記
憶される。また、これに合せて送信先の回線番号、この
場合は、電話番号が同じ領域に記憶され、この電話番号
と原稿内容に相当させた画像情報とが対応させられる。
これにより、電話番号は、原稿内容の識別子として機能
することができるので、表示用ディスプレイ21Jで
は、電話番号が表示され、この電話番号を指定すること
により、原稿内容が表示できるようになっている。
【0121】画像メモリ52Bは、異なる送信先を複数
記憶することができるようにしておくことで、指定され
た送信先に対応した画像情報を表示用ディスプレイ21
Jにて表示させることができる。これにより、オペレー
タは、送信先および設定した送信先に送信する予定の原
稿内容を確認することができる。ここで、送信先とこの
送信先に送信する予定の原稿内容とが異なっている場合
には、原稿内容と送信先とを整合させるために、再度、
送信先の登録と画像読み取り操作を実行すればよい。
記憶することができるようにしておくことで、指定され
た送信先に対応した画像情報を表示用ディスプレイ21
Jにて表示させることができる。これにより、オペレー
タは、送信先および設定した送信先に送信する予定の原
稿内容を確認することができる。ここで、送信先とこの
送信先に送信する予定の原稿内容とが異なっている場合
には、原稿内容と送信先とを整合させるために、再度、
送信先の登録と画像読み取り操作を実行すればよい。
【0122】制御部20は、送信先が選択されると、送
信してもよいかあるいは再度原稿画像の読み取りを行う
かを表示用ディスプレイ21Jにて表示し、その表示結
果において、送信してもよい状況にある場合には、イン
ターフェース120を介して送信データを自動発信す
る。
信してもよいかあるいは再度原稿画像の読み取りを行う
かを表示用ディスプレイ21Jにて表示し、その表示結
果において、送信してもよい状況にある場合には、イン
ターフェース120を介して送信データを自動発信す
る。
【0123】受信した画像に関する情報は、画像メモリ
52Bにおける受信用画像情報として領域52B2に記
憶される。
52Bにおける受信用画像情報として領域52B2に記
憶される。
【0124】制御部20は、ファックスキースイッチ2
1Nが操作された場合に表示用ディスプレイ21Jにて
表示する受信表示が選択されると、受信した画像情報の
うちの送信元の電話番号を表示用ディスプレイ21Jに
て表示させ、この電話番号を選択することにより、送信
時と同様に、電話番号に対応した画像内容が表示され
る。
1Nが操作された場合に表示用ディスプレイ21Jにて
表示する受信表示が選択されると、受信した画像情報の
うちの送信元の電話番号を表示用ディスプレイ21Jに
て表示させ、この電話番号を選択することにより、送信
時と同様に、電話番号に対応した画像内容が表示され
る。
【0125】オペレータは、このような受信内容の確認
作業を行い、必要な画像を印刷用紙Sに画像形成したい
場合には、操作部21において、画像形成モードのキー
スイッチを選択する。制御部20では、画像を印刷用紙
Sの片面に形成するモードが選択された場合、前述した
片面画像形成モードに順じて、孔版印刷による場合と電
子写真プロセスによる場合とのいずれかが選択されたか
を判別し、その判別結果に応じて制御部20では、前述
した処理が実行される。
作業を行い、必要な画像を印刷用紙Sに画像形成したい
場合には、操作部21において、画像形成モードのキー
スイッチを選択する。制御部20では、画像を印刷用紙
Sの片面に形成するモードが選択された場合、前述した
片面画像形成モードに順じて、孔版印刷による場合と電
子写真プロセスによる場合とのいずれかが選択されたか
を判別し、その判別結果に応じて制御部20では、前述
した処理が実行される。
【0126】画像を印刷用紙Sの両面に形成するモード
が選択された場合、制御部20では、前述した両面画像
形成モードに順じて孔版印刷工程部と電子写真プロセス
部とを動作させるための処理を実行させる。
が選択された場合、制御部20では、前述した両面画像
形成モードに順じて孔版印刷工程部と電子写真プロセス
部とを動作させるための処理を実行させる。
【0127】次に請求項11記載の発明の実施例につい
て説明する。
て説明する。
【0128】本実施例は、ハードコピーをプリントアウ
トするプリンタとして印刷装置を機能させることを特徴
としている。
トするプリンタとして印刷装置を機能させることを特徴
としている。
【0129】図19は、本実施例の制御部20の構成を
説明するためのブロック図である。なお、図19におい
て、図2に示した構成部品と同じものについては同符号
とし、その詳細な説明は省く。
説明するためのブロック図である。なお、図19におい
て、図2に示した構成部品と同じものについては同符号
とし、その詳細な説明は省く。
【0130】図19において、制御部20のメインコン
トローラ20Aには、プリンタ用インターフェース13
0が接続されている。インターフェース130は、図示
しないが、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ
等のデータ出力装置に接続されている。
トローラ20Aには、プリンタ用インターフェース13
0が接続されている。インターフェース130は、図示
しないが、ワードプロセッサやパーソナルコンピュータ
等のデータ出力装置に接続されている。
【0131】制御部20は、プリントアウトしようとす
る画像を一旦画像メモリ52Aに記憶し、その内容を操
作部21における表示用ディスプレイ21Jにて表示さ
せるようになっている。
る画像を一旦画像メモリ52Aに記憶し、その内容を操
作部21における表示用ディスプレイ21Jにて表示さ
せるようになっている。
【0132】図20において、操作部21には、図3に
示した各種キースイッチに加えて、プリンタとして機能
選択するためのキースイッチ21P(図20では、プリ
ンタという表示で示してある:以下、便宜上、プリンタ
キースイッチと称する)が設けられており、このプリン
タキースイッチ21Pは、メインコントローラ20Aに
接続されている。
示した各種キースイッチに加えて、プリンタとして機能
選択するためのキースイッチ21P(図20では、プリ
ンタという表示で示してある:以下、便宜上、プリンタ
キースイッチと称する)が設けられており、このプリン
タキースイッチ21Pは、メインコントローラ20Aに
接続されている。
【0133】制御部20は、プリンタキースイッチ21
Pが操作されると、表示用ディスプレイ21Jにて他の
データ出力装置から出力された画像情報に対応する画像
を表示させるようになっている。ところで、複数のデー
タ出力装置からの画像情報を1台の印刷装置でプリント
アウトすることも考えられる。この場合には、画像メモ
リのうちの複数の領域を有する画像メモリを用いるとと
もに、その領域に対しLANを用いて画像情報の管理を
行うようにし、各画像情報の識別子を付すことにより、
識別子を選択してその識別子に対応する画像内容を表示
できるようにすることも可能である。
Pが操作されると、表示用ディスプレイ21Jにて他の
データ出力装置から出力された画像情報に対応する画像
を表示させるようになっている。ところで、複数のデー
タ出力装置からの画像情報を1台の印刷装置でプリント
アウトすることも考えられる。この場合には、画像メモ
リのうちの複数の領域を有する画像メモリを用いるとと
もに、その領域に対しLANを用いて画像情報の管理を
行うようにし、各画像情報の識別子を付すことにより、
識別子を選択してその識別子に対応する画像内容を表示
できるようにすることも可能である。
【0134】制御部20では、プリントアウトに際して
の画像形成モードが操作部21に有するキースイッチに
よって選択されると、そのモードを設定するために孔版
印刷工程部および電子写真プロセス部の動作を制御す
る。この画像形成モードに関しては、前述した画像形成
モードに順じるので、ここでは敢えて説明はしない。
の画像形成モードが操作部21に有するキースイッチに
よって選択されると、そのモードを設定するために孔版
印刷工程部および電子写真プロセス部の動作を制御す
る。この画像形成モードに関しては、前述した画像形成
モードに順じるので、ここでは敢えて説明はしない。
【0135】上記実施例において、ファクシミリ装置と
して印刷装置を機能させる場合には、相手先から送信さ
れてきた画像情報の全てを印刷する場合であっても、あ
るいは、その画像情報の一部のみを印刷したい場合のい
ずれにも対処することが可能である。これとは逆に、相
手先に送信しようとする画像情報の全てあるいはその情
報の一部のみを選択することも可能である。さらに、プ
リンタとして印刷装置を機能させる場合においても、受
信したプリントアウトするための画像情報の全てについ
て、あるいは画像情報の一部を選択的に印刷したい場合
のいずれの場合にも対処することが可能である。これと
は逆に、他のホスト等に対して、画像情報の全てあるい
は一部のみを選択して送信することも可能である。
して印刷装置を機能させる場合には、相手先から送信さ
れてきた画像情報の全てを印刷する場合であっても、あ
るいは、その画像情報の一部のみを印刷したい場合のい
ずれにも対処することが可能である。これとは逆に、相
手先に送信しようとする画像情報の全てあるいはその情
報の一部のみを選択することも可能である。さらに、プ
リンタとして印刷装置を機能させる場合においても、受
信したプリントアウトするための画像情報の全てについ
て、あるいは画像情報の一部を選択的に印刷したい場合
のいずれの場合にも対処することが可能である。これと
は逆に、他のホスト等に対して、画像情報の全てあるい
は一部のみを選択して送信することも可能である。
【0136】以上のような実施例によれば、ファックス
キースイッチ21Nあるいはプリンタキースイッチ21
Pが選択操作されることにより、その選択された画像形
成を行う前に、形成される画像の内容を確認することが
できる。
キースイッチ21Nあるいはプリンタキースイッチ21
Pが選択操作されることにより、その選択された画像形
成を行う前に、形成される画像の内容を確認することが
できる。
【0137】なお、本発明は上記実施例に限られるもの
ではなく、その要旨の範囲内において、種々変更するこ
とが可能である。例えば、印刷工程部は、孔版印刷装置
1に装備されている孔版印刷工程部であったが、このよ
うな印刷工程部の構成に代えて、版胴上に保持されてい
る原版(マスタ)に対して静電潜像を形成し、その静電
潜像が顕像処理および定着された原版(マスタ)を親水
処理し、この原版にインキを着肉して平版印刷により印
刷する印刷工程部を備えた印刷装置、その他の印刷装置
から構成されるものであってもよい。
ではなく、その要旨の範囲内において、種々変更するこ
とが可能である。例えば、印刷工程部は、孔版印刷装置
1に装備されている孔版印刷工程部であったが、このよ
うな印刷工程部の構成に代えて、版胴上に保持されてい
る原版(マスタ)に対して静電潜像を形成し、その静電
潜像が顕像処理および定着された原版(マスタ)を親水
処理し、この原版にインキを着肉して平版印刷により印
刷する印刷工程部を備えた印刷装置、その他の印刷装置
から構成されるものであってもよい。
【0138】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1及至8
記載の発明によれば、画像形成モードに応じた画像情報
を表示できるとともに、そのモードに応じた画像形成が
実行されるので、画像形成モードに拘らず、画像形成前
に画像編集を行うことが可能になり、これにより、試し
刷りを行うことによるマスタや印刷用紙の無駄な消費を
なくして簡単に、選択された画像形成モードを実行する
ことが可能になる。
記載の発明によれば、画像形成モードに応じた画像情報
を表示できるとともに、そのモードに応じた画像形成が
実行されるので、画像形成モードに拘らず、画像形成前
に画像編集を行うことが可能になり、これにより、試し
刷りを行うことによるマスタや印刷用紙の無駄な消費を
なくして簡単に、選択された画像形成モードを実行する
ことが可能になる。
【0139】請求項9記載の発明によれば、送受信され
る画像内容を表示することができるので、印刷装置を送
受信内容の確認手段として用いることができ、印刷機能
以外の機能を付加することが可能になる。
る画像内容を表示することができるので、印刷装置を送
受信内容の確認手段として用いることができ、印刷機能
以外の機能を付加することが可能になる。
【0140】請求項10記載の発明によれば、送受信さ
れる画像を印刷用紙上に画像形成することができるの
で、これにより、印刷装置の多機能化を可能にすること
ができる。
れる画像を印刷用紙上に画像形成することができるの
で、これにより、印刷装置の多機能化を可能にすること
ができる。
【0141】請求項11記載の発明によれば、プリンタ
用インターフェースにより入力される画像内容を表示す
ることができるとともに、その画像内容を印刷用紙上に
画像形成することができるので、印刷装置を印刷機能だ
けでなく、プリンタ機能をもたせた装置とすることがで
きる。
用インターフェースにより入力される画像内容を表示す
ることができるとともに、その画像内容を印刷用紙上に
画像形成することができるので、印刷装置を印刷機能だ
けでなく、プリンタ機能をもたせた装置とすることがで
きる。
【図1】本発明の実施例の印刷装置の全体構成を示す模
式図である。
式図である。
【図2】図1に示した印刷装置に用いられる制御部の構
成を説明するためのブロック図である。
成を説明するためのブロック図である。
【図3】図2に示した制御部に用いられる操作部の構成
を説明するための平面図である。
を説明するための平面図である。
【図4】図1に示した印刷装置における電子写真プロセ
ス部に用いられる転写・搬送装置の構成を説明するため
の断面図である。
ス部に用いられる転写・搬送装置の構成を説明するため
の断面図である。
【図5】図3に示した転写・搬送装置の作用を示す断面
図でる。
図でる。
【図6】図1に示した印刷装置に用いられる第1の搬送
路切り換え手段の構成および作用を説明するための模式
図である。
路切り換え手段の構成および作用を説明するための模式
図である。
【図7】図1に示した印刷装置に用いられる第2の搬送
路切り換え手段の構成および作用を説明するための模式
図である。
路切り換え手段の構成および作用を説明するための模式
図である。
【図8】図1に示した印刷装置に用いられる第3の搬送
路切り換え手段の構成および作用を説明するための模式
図である。
路切り換え手段の構成および作用を説明するための模式
図である。
【図9】図2に示した制御部の動作を説明するためのフ
ローチャートである。
ローチャートである。
【図10】図9に示したフローチャートにおける画像形
成モードの一つが選択された際の動作を説明するための
フローチャートである。
成モードの一つが選択された際の動作を説明するための
フローチャートである。
【図11】図9に示したフローチャートにおける画像形
成モードのうちの他の一つが選択された際の動作を説明
するためのフローチャートである。
成モードのうちの他の一つが選択された際の動作を説明
するためのフローチャートである。
【図12】図11のフローチャートに示した画像形成モ
ードのサブルーチンを説明するためのフローチャートで
ある。
ードのサブルーチンを説明するためのフローチャートで
ある。
【図13】図11のフローチャートに示した画像形成モ
ードの別のサブルーチンを説明するためのフローチャー
トである。
ードの別のサブルーチンを説明するためのフローチャー
トである。
【図14】図11のフローチャートに示した画像形成モ
ードのさらに別のサンブルーチンを説明するためのフロ
ーチャートである。
ードのさらに別のサンブルーチンを説明するためのフロ
ーチャートである。
【図15】図9に示したフローチャートにおける製版モ
ードが選択された場合の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
ードが選択された場合の動作を説明するためのフローチ
ャートである。
【図16】請求項9および10記載の発明の実施例を説
明するための制御部の構成を示すブロック図である。
明するための制御部の構成を示すブロック図である。
【図17】図16に示した制御部に接続される送受信部
の構成を説明するためのブロック図である。
の構成を説明するためのブロック図である。
【図18】図16に示した制御部に用いられる操作部の
構成を説明するための平面図である。
構成を説明するための平面図である。
【図19】請求項11記載の発明の実施例を説明するた
めの制御部の構成を示すブロック図である。
めの制御部の構成を示すブロック図である。
【図20】図19に示した制御部に用いられる操作部の
構成を説明するための平面図である。
構成を説明するための平面図である。
1 孔版印刷装置 2 版胴 10 製版部 11 孔版マスタ 12 サーマルヘッド 20 制御部 21 操作部 21A 印刷キースイッチ 21B 電子写真キースイッチ 21C 両面キースイッチ 21D 合成キースイッチ 21J 表示用ディスプレイ 41 排紙部をなす排出搬送装置 45、74A 排紙トレイ 50 感光体ドラム 51 帯電装置 52 書込み装置 52A、52B、52C 画像メモリ 53 現像装置 54 転写・搬送装置 70、72 給紙部をなす給紙装置 71 給送路 73 排紙経路 74 排紙部をなす排紙装置 80 定着装置 90 印刷用紙搬送部 90A 排出路 90B 搬送路 90C 反転路 92 反転収容部 93 給送コロ 94 後端検知センサ 100 画像読み取り部 110 第1の搬送路切り換え手段 111 第2の搬送路切り換え手段 112 第3の搬送路切り換え手段 120 ファックス用インターフェー
ス 130 プリンタ用インターフェース
ス 130 プリンタ用インターフェース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 1/23 H04N 1/23 Z
Claims (11)
- 【請求項1】マスタに対して画像情報に応じた製版を行
う製版部および上記マスタを版胴表面に捲装した状態で
インキを供給することによりマスタからインキを転移さ
せて印刷用紙に対し印刷を実行する印刷工程部と、電子
写真プロセス部とを備えた印刷装置であって、 上記印刷工程部および電子写真プロセス部にそれぞれ設
けられている給紙部および排紙部と、 上記製版部での製版および上記電子写真プロセス部で用
いられる画像情報を出力する画像読み取り部と、 上記画像読み取り部が入力側に接続され、上記製版部お
よび電子写真プロセス部が出力側に接続され、上記画像
読み取り部において読み取られた画像情報を記憶する画
像メモリと、この画像メモリに記憶された画像情報を表
示可能であるとともに画像形成モードを設定可能な操作
部とを有する制御部とを備え、 上記制御部は、上記操作部にて表示される画像情報に対
する画像形成モードが選択されるのに応じて、上記印刷
工程部および電子写真プロセス部を選択的に作動させる
ことを特徴とする印刷装置。 - 【請求項2】請求項1記載の印刷装置において、 上記印刷工程部と電子写真プロセス部との間には、印刷
用紙の搬送部が連続して設けられていることを特徴とす
る印刷装置。 - 【請求項3】請求項1記載の印刷装置において、 上記印刷工程部と電子写真プロセス部との間には、印刷
用紙の搬送部が設けられ、その途中には、印刷用紙の反
転収容部が設置されていることを特徴とする印刷装置。 - 【請求項4】請求項1及至3のうちの一つに記載の印刷
装置において、 上記操作部にて選択される画像形成モードは、印刷用紙
の片面に画像が形成される片面画像形成モード、印刷用
紙の両面に画像が形成される両面画像形成モード、印刷
用紙の同一面に異なる内容の画像情報に基づく画像が合
成される画像合成モード、印刷用紙の両面の各面で異な
る内容の画像情報に基づく画像が形成される両面画像合
成モードのいずれかが相当していることを特徴とする印
刷装置。 - 【請求項5】請求項4記載の印刷装置において、 上記操作部にて選択される画像形成モードのうち、異な
る内容の画像情報としては、異なる色を含むことを特徴
とする印刷装置。 - 【請求項6】請求項4記載の印刷装置において、 上記操作部にて選択される画像形成モードのうち、異な
る内容の画像情報としては、文字情報と写真情報とを含
むことを特徴とする印刷装置。 - 【請求項7】請求項1乃至6のうちの一つに記載の印刷
装置において、 上記操作部にて表示可能な画像情報は、原稿の内容であ
り、その内容が編集可能であることを特徴とする印刷装
置。 - 【請求項8】請求項7記載の印刷装置において、 上記操作部にて表示可能な画像情報の編集内容は、少な
くとも、原稿内での画像形成範囲の指定あるいは異なる
色の指定が選択されることを特徴とする印刷装置。 - 【請求項9】請求項1記載の印刷装置において、 上記制御部は、画像送受信部を有し、送受信する画像内
容を上記操作部にて表示させることを特徴とする印刷装
置。 - 【請求項10】請求項1乃至3のうちの一つに記載の印
刷装置において、 上記制御部は、画像送受信部を有し、送受信する画像内
容を上記操作部にて表示させるとともに、その表示内容
から選択された画像を上記印刷工程部あるいは電子写真
プロセス部もしくはこれら両部を用いて印刷用紙上に画
像形成することを特徴とする印刷装置。 - 【請求項11】請求項1乃至3のうちの一つに記載の印
刷装置において、 上記制御部は、プリンタ用インターフェースを有し、上
記プリンタ用インターフェースにより入力される画像情
報を上記操作部にて表示させるとともに、その表示され
た画像を上記印刷工程部あるいは電子写真プロセス部も
しくはこれら両部を用いて印刷用紙上に画像形成するこ
とを特徴とする印刷装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06783895A JP3410850B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06783895A JP3410850B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 印刷装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JPH08258390A true JPH08258390A (ja) | 1996-10-08 |
JP3410850B2 JP3410850B2 (ja) | 2003-05-26 |
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ID=13356499
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06783895A Expired - Fee Related JP3410850B2 (ja) | 1995-03-27 | 1995-03-27 | 印刷装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3410850B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1118469A2 (en) | 2000-01-20 | 2001-07-25 | Riso Kagaku Corporation | Stencil printing machine and stencil printing method |
JP2001347647A (ja) * | 2000-06-12 | 2001-12-18 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷機、ホスト機及び印刷システム |
US7019852B2 (en) | 1997-03-12 | 2006-03-28 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus capable of image formation in a plurality of modes |
-
1995
- 1995-03-27 JP JP06783895A patent/JP3410850B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7019852B2 (en) | 1997-03-12 | 2006-03-28 | Minolta Co., Ltd. | Image forming apparatus capable of image formation in a plurality of modes |
EP1118469A2 (en) | 2000-01-20 | 2001-07-25 | Riso Kagaku Corporation | Stencil printing machine and stencil printing method |
JP2001347647A (ja) * | 2000-06-12 | 2001-12-18 | Tohoku Ricoh Co Ltd | 孔版印刷機、ホスト機及び印刷システム |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3410850B2 (ja) | 2003-05-26 |
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