JPH08258330A - 画像形成装置の診断装置および診断方法 - Google Patents

画像形成装置の診断装置および診断方法

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JPH08258330A
JPH08258330A JP7064095A JP6409595A JPH08258330A JP H08258330 A JPH08258330 A JP H08258330A JP 7064095 A JP7064095 A JP 7064095A JP 6409595 A JP6409595 A JP 6409595A JP H08258330 A JPH08258330 A JP H08258330A
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laser light
detecting
peak
laser
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JP7064095A
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Tetsuya Ishii
哲弥 石井
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 水平同期信号検知エラー(BDエラー)によ
る装置の使用不可能な状態を回避すること、画像露光用
のレーザ光のピーク値がBDエラーにまで至らない所定
のレベルまで低下した場合に警告できるようにするこ
と。 【構成】 初期調整時において、水平同期検出ミラー1
04から反射されたレーザ光の光強度のピーク値、ある
いは半導体レーザユニットから照射されるレーザ光の光
強度のピーク値をCPU114を介してEEPROM1
16に記憶させる。通常使用時に、CPU114はこれ
らの記憶したレーザ光の光強度の値と現在のレーザ光の
光強度の値とを比較してBDエラーにまでは至らない所
定のレベルまで現在の値が低下したと判断した場合に、
ユーザに早めに光学系のメンテナンスを行うように表示
手段115で警告を促す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザ光を画像露光用
の光源とする電子写真方式の画像形成装置の診断装置お
よび診断方法に関し、特にレーザ光の直接の光強度の
値、あるいは水平同期信号の周期で多面体回転反射鏡
(ポリゴンミラー)に反射されたレーザ光の光強度の値
を検知する画像形成装置の診断装置および診断方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、レーザビームプリンタ(LBP)
等のこの種の画像形成装置では、長年使用した影響によ
って生じる多面体回転反射鏡(ポリゴンミラー)や水平
同期信号検知用反射鏡(BDミラー)の粉塵等による汚
れ、あるいはレーザダイオード自体の劣下が原因による
レーザの光量の低下を、水平同期信号検知エラーが発生
するに至るまで知ることができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような従来装置において、上記のような原因で水平同期
信号検知エラーに至ると、装置を一度メンテナンスする
必要が生じ、必要な時にすぐ使用できなくなるという問
題があった。
【0004】本発明は、上述のような点に鑑みてなされ
たもので、その目的は水平同期信号検知エラーによる装
置の使用不可能な状態を回避することができる画像形成
装置の診断装置および診断方法を提供することにある。
【0005】更に詳しくは、本発明は、画像露光用のレ
ーザ光の光強度の値が水平同期信号検知エラーにまで至
らない所定のレベルまで低下した場合に、ユーザに早め
に光学系のメンテナンスを行うよう警告することができ
るようにすることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、レーザ光を画像露光用の光源とする電子
写真方式の画像形成装置において、レーザ光発生手段か
ら発生する前記レーザ光の光強度のピーク値を検出する
ピーク値検出手段と、初期調整時に該ピーク値検出手段
から得られる前記ピーク値を記憶する記憶手段と、通常
使用時に前記ピーク値検出手段から得られる現時点の前
記ピーク値と前記記憶手段に記憶された初期調整時の前
記ピーク値とを比較し両ピーク値の差分値が所定値を越
え前記現時点のピーク値が水平同期信号検知エラーにま
では至らない所定のレベルまで低下したか否かを判断す
る判断手段と、該判断手段の前記現時点のピーク値が前
記所定のレベルまで低下したとの判断に応じて使用者に
対し早めに光学系のメンテナンスを行うように警告を発
生する警告発生手段とを有することを特徴とする。
【0007】また、本発明は、他の形態として、前記ピ
ーク値検出手段は、前記レーザ光発生手段から出射され
多面体回転反射鏡で走査され結像レンズ系を通り水平同
期信号検出用の反射鏡で反射されたレーザ光を検知する
水平同期信号検出用の検知器と、該検知器の出力のピー
ク値を検出するピークホールド回路と、該ピークホール
ド回路の出力をディジタル信号に変換するA/D変換器
とを有することを特徴とすることができる。
【0008】また、本発明は、他の形態として、前記ピ
ーク値検出手段は、前記レーザ光発光手段に内蔵されて
レーザダイオードの出力を検知するためのフォトダイオ
ードからの出力を増幅する光レベル増幅器と、該光レベ
ル増幅器の出力のピーク値を検出するピークホールド回
路と、該ピークホールド回路の出力をディジタル信号に
変換するA/D変換器とを有することを特徴とすること
ができる。
【0009】また、本発明は、他の形態として、前記ピ
ーク値検出手段は、前記ピーク値を検出するときに前記
レーザ光発生手段のレーザ光出射口の前方に移動して該
レーザ光発生手段から発生したレーザ光を直接検知する
検知器と、該検知器の出力のピーク値を検出するピーク
ホールド回路と、該ピークホールド回路の出力をディジ
タル信号に変換するA/D変換器とを有することを特徴
とすることができる。
【0010】また、本発明は、レーザ光を画像露光用の
光源とする電子写真方式の画像形成装置において、レー
ザ光発生手段から出射され多面体回転反射鏡で走査され
結像レンズ系を通り水平同期信号検出用の反射鏡で反射
されたレーザ光を検知する水平同期信号検出用の検知手
段と、該検知手段の出力に基づいて前記レーザ光の光強
度のピーク値を検出する第1ピーク値検出手段と、前記
レーザ光発生手段に内蔵されてレーザダイオードの出力
を検知するためのフォトダイオードからの出力を増幅す
る光レベル増幅手段と、該光レベル増幅手段の出力に基
づいて前記レーザ光の光強度のピーク値を検出する第2
ピーク値検出手段と、初期調整時に前記第1ピーク値検
出手段および前記第2ピーク値検出手段から得られる前
記ピーク値をそれぞれ記憶する記憶手段と、通常使用時
に前記第1ピーク値検出手段および前記第2ピーク値検
出手段から得られる現時点のそれぞれの前記ピーク値と
前記記憶手段に記憶された初期調整時のそれぞれの前記
ピーク値とを比較し前記現時点のピーク値が水平同期信
号検知エラーにまでは至らない所定のレベルまで低下し
たか否かを判断するとともに、レベル低下が反射鏡を含
む光学系の汚れによるものが原因なのか、レーザ光発生
手段の劣化によるダイナミックレンジの低下が原因なの
かを診断する診断手段と、該診断手段での前記現時点の
ピーク値が前記所定のレベルまで低下したとの判断に応
じて使用者に対し早めに光学系のメンテナンスを行うよ
うに警告を表示するとともに前記診断手段の前記診断結
果を表示する表示手段とを有することを特徴とする。
【0011】また、本発明は、レーザ光を画像露光用の
光源とする電子写真方式の画像形成装置において、レー
ザ光発生手段から出射され多面体回転反射鏡で走査され
結像レンズ系を通り水平同期信号検出用の反射鏡で反射
されたレーザ光を検知する水平同期信号検出用の第1検
知手段と、該第1検知手段の出力に基づいて前記レーザ
光の光強度のピーク値を検出する第1ピーク値検出手段
と、前記レーザ光の光強度のピーク値を検出するときに
前記レーザ光発生手段のレーザ光発生口の前方に移動し
て該レーザ光発生手段から発生したレーザ光を直接検知
する第2検知手段と、該第2検知手段の出力に基づいて
前記レーザ光の光強度のピーク値を検出する第2ピーク
値検出手段と、初期調整時に前記第1ピーク値検出手段
および前記第2ピーク値検出手段から得られる前記ピー
ク値をそれぞれ記憶する記憶手段と、通常使用時に前記
第1ピーク値検出手段および前記第2ピーク値検出手段
から得られる現時点のそれぞれの前記ピーク値と前記記
憶手段に記憶された初期調整時のそれぞれの前記ピーク
値とを比較し前記現時点のピーク値が水平同期信号検知
エラーにまでは至らない所定のレベルまで低下したか否
かを判断するとともに、レベル低下が反射鏡を含む光学
系の汚れによるものが原因なのか、レーザ光発生手段の
劣化によるダイナミックレンジの低下が原因なのかを診
断する診断手段と、該診断手段での前記現時点のピーク
値が前記所定のレベルまで低下したとの判断に応じて使
用者に対し早めに光学系のメンテナンスを行うように警
告を表示するとともに前記診断手段の前記診断結果を表
示する表示手段とを有することを特徴とする。
【0012】また、本発明は、レーザ光を画像露光用の
光源とする電子写真方式の画像形成装置の診断方法にお
いて、初期調整時にレーザ光発生手段から発生する前記
レーザ光の光強度のピーク値を検出して該ピーク値を記
憶手段に記憶するピーク値記憶ステップと、通常使用時
に前記レーザ光発生手段から発生する前記レーザ光の光
強度のピーク値を検出し、検出した現時点の該ピーク値
と前記記憶手段に記憶された初期調整時の前記ピーク値
とを比較し、両ピーク値の差分値が所定値を越え前記現
時点のピーク値が水平同期信号検知エラーにまでは至ら
ない所定のレベルまで低下したか否かを判断する判断ス
テップと、該判断ステップでの前記現時点のピーク値が
前記所定のレベルまで低下したとの判断に応じて使用者
に対し早めに光学系のメンテナンスを行うように警告を
発生する警告発生ステップとを有することを特徴とす
る。
【0013】また、本発明は、レーザ光を画像露光用の
光源とする電子写真方式の画像形成装置の診断方法にお
いて、初期調整時にレーザ光発生手段から出射され反射
鏡を含む光学系を通って受光されたレーザ光の光強度の
ピーク値を検出するとともに、前記光学系を通らない前
記レーザ光発生手段からのレーザ光を直接検知して該レ
ーザ光の光強度のピーク値を検出し、検出したこれらピ
ーク値を記憶手段に記憶するピーク値記憶ステップと、
通常使用時にレーザ光発生手段から出射され反射鏡を含
む光学系を通って受光されたレーザ光の光強度のピーク
値を検出するとともに、前記光学系を通らない前記レー
ザ光発生手段からのレーザ光を直接検知して該レーザ光
の光強度のピーク値を検出し、検出したこれら現時点の
ピーク値と前記記憶手段に記憶された初期調整時の前記
ピーク値とをそれぞれ比較し、前記現時点のピーク値が
水平同期信号検知エラーにまでは至らない所定のレベル
まで低下したか否かを判断するとともに、そのレベル低
下が反射鏡を含む光学系の汚れによるものが原因なの
か、レーザ光発生手段の劣化によるダイナミックレンジ
の低下が原因なのかを診断する診断ステップと、該診断
ステップでの前記現時点のピーク値が前記所定のレベル
まで低下したとの判断に応じて使用者に対し早めに光学
系のメンテナンスを行うように警告を表示するとともに
前記診断ステップでの前記診断結果を表示する表示ステ
ップとを有することを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明では、画像露光用のレーザ光のピークレ
ベルを装置内でモニタされている各フォトセンサの出力
を基に記憶手段に記憶させ、記憶手段に記憶させたこの
ピークレベルと現在のレーザ光のピークレベルとの比較
を比較手段で行い、水平同期信号検知エラーにまでは至
らないある所定のレベルまで現在の検知レベルが低下し
た場合に、ユーザに早めに装置のメンテナンスを行うよ
う表示装置等の警告手段を通じて警告を促す。
【0015】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0016】(第1実施例)図1は本発明の第1実施例
における画像形成装置の診断装置の構成を示す。画像形
成装置として、レーザビームプリンタを例示している。
【0017】図1において、107は発光素子である半
導体レーザユニットであり、画像露光用の光源である。
101は多面体回転反射鏡であるポリゴンミラーであ
り、半導体レーザユニット107から照射されたレーザ
光を反射、回転させてレーザ光を走査する。102,1
03はポリゴンミラー101により走査されたレーザ光
を補正するための結像レンズ(面倒れ補正レンズ、Fθ
レンズ等)であり、104はこれら結像レンズからの書
出し位置のレーザ光を反射させる水平同期検出ミラー
(水平同期信号検出用反射鏡,BDミラーと称する)で
ある。
【0018】105は結像レンズ102,103を透過
した画像形成用のレーザ光を感光ドラム上に反射させる
反射ミラー、106はその感光ドラムである。
【0019】108は水平同期検出ミラー104から反
射されたレーザ光を検出する水平同期検出用ビームデテ
クタ(BDセンサ)である。111はビームデテクタ1
08から得られた信号レベルのピーク値を記憶するため
のピークホールド回路、113はピークホールド回路1
11の出力をデジタル化するA/D(アナログ/デジタ
ル)変換器である。114は装置全体の制御を司るCP
U(中央演算処理ユニット)である。115はCPU1
14からのコマンドにより表示が行われる液晶ディスプ
レイやCRTディスプレイのような表示手段である。1
16はCPU114からデータの読み書きを行うための
メモリであり、好ましくはEEPROM(電気的な手段
で情報の書き込み及び消去が可能な固定記憶素子)であ
る。
【0020】次に、図1の装置の動作を説明する。
【0021】まず、初期出荷調整時において、CPU1
14を介してDRV信号(駆動信号)をONさせて、半
導体レーザユニット107からレーザ光を発光させ、回
転しているポリゴンミラー101にレーザ光を照射させ
る。ポリゴンミラー101により反射されたレーザ光は
結像レンズ102,103を経て水平同期検出ミラー1
04に反射され、ビームデテクタ108によりその光の
レベルが検出される。
【0022】その検出された光レベルはピークホールド
回路111によってピーク値が記憶され、A/D変換器
113によってディジタル信号に変換されて、CPU1
14に読み込まれる。そして、この読み込まれた値がC
PU114によってEEPROM116に書き込まれ
る。
【0023】その後、通常使用時において、ビームデテ
クタ108によって読み込まれた現在のピーク値のA/
D変換後の値がCPU114に読み込まれ、CPU11
4はその読み込んだピーク値と上記の初期出荷時に記憶
されたEEPROM116のデータとを比較して、その
差分値があらかじめ定めた所定値以上、即ち現在のピー
ク値があらかじめ定めた所定の値以下になったと判断し
た場合には、CPU114は表示手段115に命令を発
して、水平同期信号検知エラー(BDエラー)になる前
に早めに装置の光学系のメンテナンスをすることを要請
する旨の警告メッセージを表示させる。
【0024】(第2実施例)図2は本発明の第2実施例
の構成を示す。図2において、107は発光素子である
半導体レーザユニットであり、画像露光用の光源であ
る。同ユニット107はレーザ光を帰還かけ、一定のレ
ーザ光量を得るためのPINフォトダイオード(PD)
およびコリメータレンズを内蔵する。また、109は半
導体レーザユニット107内のフォトダイオード(P
D)から得られた信号をI/V(電流/電圧)変換して
増幅するための光レベル増幅器である。110は光レベ
ル増幅器109で増幅された電気信号のピーク値を記憶
するためのピークホールド回路、112はピークホール
ド回路110によって記憶されたアナログ値をディジタ
ル値に変換するためのA/D変換器である。
【0025】その他の構成は、図1の第1実施例と同様
なので、その詳細な説明は省略する。
【0026】次に、図2を参照して本発明の第2実施例
の動作について説明する。
【0027】まず、初期出荷調整時において、CPU1
14を介してDRV信号をONさせて、半導体レーザユ
ニット107からレーザ光を発光させ、回転しているポ
リゴンミラー101にレーザ光を照射させる。この時、
レーザ光の強度は半導体レーザユニット107の中に内
蔵されているPINフォトダイオード(PD)によって
検出され、光レベル増幅器109によってI/V変換さ
れ増幅される。光レベル増幅器109で増幅された電気
信号は、ピークホールド回路110によってピーク値が
記憶され、A/D変換器112によってディジタル信号
に変換されて、CPU114に読み込まれる。そして、
この読み込まれた値がCPU114によりEEPROM
116に書き込まれる。
【0028】その後、通常使用時において、CPU11
4は半導体レーザ107に内蔵されているPINフォト
ダイオード(PD)によって読み込まれた現在のピーク
値のA/D変換後の値と、上記の初期出荷時に記憶され
たEEPROM116のデータとを比較して、その差分
値があらかじめ定めた所定値以上、即ち現在のピーク値
があらかじめ定めた所定の値以下になったと判断した場
合は、CPU114は表示手段115に命令を発して、
水平同期信号検知エラーになる前に早めに装置の光学系
のメンテナンスをすることを要請する旨の警告メッセー
ジを表示させる。
【0029】(第3実施例)図3は本発明の第3実施例
の構成を示す。図3において、107は発光素子である
半導体レーザユニットであり、画像露光用の光源であ
る。117は半導体レーザユニット107から発射する
レーザ光を直接検出するためのビームデテクタであり、
レーザ照射光の受光を位置移動手段(不図示)を介して
CPU114により選択できる。110はビームデテク
タ117から得られた電気信号のピーク値を記憶するた
めのピークホールド回路であり、112はピークホール
ド回路110によって記憶されたアナログ値をディジタ
ル値に変換するためのA/D変換器である。
【0030】その他の構成は、図1の第1実施例と同様
なので、その詳細な説明は省略する。
【0031】次に、図3を参照して本発明の第3実施例
の動作について説明する。
【0032】まず、初期出荷調整時において、CPU1
14を介してDRV信号をONさせて、半導体レーザユ
ニット107からレーザを発光させ、回転しているポリ
ゴンミラー101にレーザ光を照射させる。次いで、C
PU114はビームデテクタ117の位置移動手段(不
図示)にSEL(選択)信号を出力してビームデテクタ
117を移動させ、半導体レーザユニット107から照
射されるレーザ光をビームデテクタ117で直接受光さ
せるモードに切り替える。ビームデテクタ117により
検出された電気信号は、ピークホールド回路110によ
ってそのピーク値が記憶され、そのピーク値はA/D変
換器112によってディジタル値に変換されて、CPU
114に読み込まれる。そして、この読み込まれた値が
CPU114によりEEPROM116に書き込まれ
る。
【0033】その後、通常使用時において、CPU11
4はビームデテクタ117によって読み込まれた現在の
ピーク値のA/D変換後の値と、上記の初期出荷時に記
憶されたEEPROM116のデータとを比較して、そ
の差分値があらかじめ定めた所定値以上、即ち現在のピ
ーク値があらかじめ定めた所定の値以下になったと判断
した場合には、CPU114は表示手段115に命令を
発して、水平同期信号検知エラーになる前に早めに装置
の光学系のメンテナンスをすることを要請する旨の警告
メッセージを表示させる。
【0034】なお、本実施例の光検出精度は、レーザ光
を直接モニタしているので、第2実施例で説明した方法
よりも精度がより優れている。
【0035】(第4実施例)上述した本発明の第1実施
例で説明した水平同期検出ミラー104に反射されたレ
ーザ光のレベルを検出する方法と、本発明の第2又は第
3実施例で説明した半導体レーザから照射されるレーザ
光のレベルを検出する方法の両方を組合せた構成にし
て、CPUにより同時にモニタをして判断すれば、ミラ
ーの汚れによるものが原因なのか、レーザ光の劣下によ
るダイナミックレンジの低下が原因なのかの診断を容易
に行うことができ、その診断結果を表示手段115で表
示させることにより、メンテナンスがさらに簡単に行え
る利点が生ずる。
【0036】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、初期調整時において、水平同期検出ミラーから反射
されたレーザ光の光強度ピーク値、あるいは半導体レー
ザユニットから照射されるレーザ光の光強度のピーク値
をEEPROMのような記憶手段に記憶させ、通常使用
時に、これらの記憶したレーザ光の光強度の値と現在の
レーザ光の光強度の値とを比較し水平同期信号検知エラ
ーにまでは至らない所定のレベルまで低下したと判断し
た場合に、ユーザに早めに光学系のメンテナンスを行う
ように表示装置等の警告手段で警告を促すようにしてい
るので、水平同期信号検知エラーによる使用不可能な状
態を適切に回避することができる。
【0037】本発明は、特にポリゴンミラーを高速で回
し、ミラー汚れの状態が起きやすいハイエンドの画像記
録装置においては、より有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】本発明の第2実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】本発明の第3実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【符号の説明】
101 ポリゴンミラー(多面体回転反射鏡) 102,103 結像レンズ 104 水平同期検出ミラー(水平同期信号検出用反射
鏡,BDミラー) 105 反射ミラー 106 感光ドラム 107 半導体レーザユニット 108 水平同期検出用ビームデテクタ(BDセンサ) 109 光レベル増幅器 110,111 ピークホールド回路 112,113 A/D変換器 114 CPU(中央演算処理ユニット) 115 表示手段 116 EEPROM 117 ビームデテクタ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を画像露光用の光源とする電子
    写真方式の画像形成装置において、 レーザ光発生手段から発生する前記レーザ光の光強度の
    ピーク値を検出するピーク値検出手段と、 初期調整時に該ピーク値検出手段から得られる前記ピー
    ク値を記憶する記憶手段と、 通常使用時に前記ピーク値検出手段から得られる現時点
    の前記ピーク値と前記記憶手段に記憶された初期調整時
    の前記ピーク値とを比較し両ピーク値の差分値が所定値
    を越え前記現時点のピーク値が水平同期信号検知エラー
    にまでは至らない所定のレベルまで低下したか否かを判
    断する判断手段と、 該判断手段の前記現時点のピーク値が前記所定のレベル
    まで低下したとの判断に応じて使用者に対し早めに光学
    系のメンテナンスを行うように警告を発生する警告発生
    手段とを有することを特徴とする画像形成装置の診断装
    置。
  2. 【請求項2】 前記ピーク値検出手段は、 前記レーザ光発生手段から出射され多面体回転反射鏡で
    走査され結像レンズ系を通り水平同期信号検出用の反射
    鏡で反射されたレーザ光を検知する水平同期信号検出用
    の検知器と、 該検知器の出力のピーク値を検出するピークホールド回
    路と、 該ピークホールド回路の出力をディジタル信号に変換す
    るA/D変換器とを有することを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置の診断装置。
  3. 【請求項3】 前記ピーク値検出手段は、 前記レーザ光発光手段に内蔵されてレーザダイオードの
    出力を検知するためのフォトダイオードからの出力を増
    幅する光レベル増幅器と、 該光レベル増幅器の出力のピーク値を検出するピークホ
    ールド回路と、 該ピークホールド回路の出力をディジタル信号に変換す
    るA/D変換器とを有することを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置の診断装置。
  4. 【請求項4】 前記ピーク値検出手段は、 前記ピーク値を検出するときに前記レーザ光発生手段の
    レーザ光出射口の前方に移動して該レーザ光発生手段か
    ら発生したレーザ光を直接検知する検知器と、 該検知器の出力のピーク値を検出するピークホールド回
    路と、 該ピークホールド回路の出力をディジタル信号に変換す
    るA/D変換器とを有することを特徴とする請求項1に
    記載の画像形成装置の診断装置。
  5. 【請求項5】 レーザ光を画像露光用の光源とする電子
    写真方式の画像形成装置において、 レーザ光発生手段から出射され多面体回転反射鏡で走査
    され結像レンズ系を通り水平同期信号検出用の反射鏡で
    反射されたレーザ光を検知する水平同期信号検出用の検
    知手段と、 該検知手段の出力に基づいて前記レーザ光の光強度のピ
    ーク値を検出する第1ピーク値検出手段と、 前記レーザ光発生手段に内蔵されてレーザダイオードの
    出力を検知するためのフォトダイオードからの出力を増
    幅する光レベル増幅手段と、 該光レベル増幅手段の出力に基づいて前記レーザ光の光
    強度のピーク値を検出する第2ピーク値検出手段と、 初期調整時に前記第1ピーク値検出手段および前記第2
    ピーク値検出手段から得られる前記ピーク値をそれぞれ
    記憶する記憶手段と、 通常使用時に前記第1ピーク値検出手段および前記第2
    ピーク値検出手段から得られる現時点のそれぞれの前記
    ピーク値と前記記憶手段に記憶された初期調整時のそれ
    ぞれの前記ピーク値とを比較し前記現時点のピーク値が
    水平同期信号検知エラーにまでは至らない所定のレベル
    まで低下したか否かを判断するとともに、レベル低下が
    反射鏡を含む光学系の汚れによるものが原因なのか、レ
    ーザ光発生手段の劣化によるダイナミックレンジの低下
    が原因なのかを診断する診断手段と、 該診断手段での前記現時点のピーク値が前記所定のレベ
    ルまで低下したとの判断に応じて使用者に対し早めに光
    学系のメンテナンスを行うように警告を表示するととも
    に前記診断手段の前記診断結果を表示する表示手段とを
    有することを特徴とする画像形成装置の診断装置。
  6. 【請求項6】 レーザ光を画像露光用の光源とする電子
    写真方式の画像形成装置において、 レーザ光発生手段から出射され多面体回転反射鏡で走査
    され結像レンズ系を通り水平同期信号検出用の反射鏡で
    反射されたレーザ光を検知する水平同期信号検出用の第
    1検知手段と、 該第1検知手段の出力に基づいて前記レーザ光の光強度
    のピーク値を検出する第1ピーク値検出手段と、 前記レーザ光の光強度のピーク値を検出するときに前記
    レーザ光発生手段のレーザ光発生口の前方に移動して該
    レーザ光発生手段から発生したレーザ光を直接検知する
    第2検知手段と、 該第2検知手段の出力に基づいて前記レーザ光の光強度
    のピーク値を検出する第2ピーク値検出手段と、 初期調整時に前記第1ピーク値検出手段および前記第2
    ピーク値検出手段から得られる前記ピーク値をそれぞれ
    記憶する記憶手段と、 通常使用時に前記第1ピーク値検出手段および前記第2
    ピーク値検出手段から得られる現時点のそれぞれの前記
    ピーク値と前記記憶手段に記憶された初期調整時のそれ
    ぞれの前記ピーク値とを比較し前記現時点のピーク値が
    水平同期信号検知エラーにまでは至らない所定のレベル
    まで低下したか否かを判断するとともに、レベル低下が
    反射鏡を含む光学系の汚れによるものが原因なのか、レ
    ーザ光発生手段の劣化によるダイナミックレンジの低下
    が原因なのかを診断する診断手段と、 該診断手段での前記現時点のピーク値が前記所定のレベ
    ルまで低下したとの判断に応じて使用者に対し早めに光
    学系のメンテナンスを行うように警告を表示するととも
    に前記診断手段の前記診断結果を表示する表示手段とを
    有することを特徴とする画像形成装置の診断装置。
  7. 【請求項7】 レーザ光を画像露光用の光源とする電子
    写真方式の画像形成装置の診断方法において、 初期調整時にレーザ光発生手段から発生する前記レーザ
    光の光強度のピーク値を検出して該ピーク値を記憶手段
    に記憶するピーク値記憶ステップと、 通常使用時に前記レーザ光発生手段から発生する前記レ
    ーザ光の光強度のピーク値を検出し、検出した現時点の
    該ピーク値と前記記憶手段に記憶された初期調整時の前
    記ピーク値とを比較し、両ピーク値の差分値が所定値を
    越え前記現時点のピーク値が水平同期信号検知エラーに
    までは至らない所定のレベルまで低下したか否かを判断
    する判断ステップと、 該判断ステップでの前記現時点のピーク値が前記所定の
    レベルまで低下したとの判断に応じて使用者に対し早め
    に光学系のメンテナンスを行うように警告を発生する警
    告発生ステップとを有することを特徴とする画像形成装
    置の診断方法。
  8. 【請求項8】 レーザ光を画像露光用の光源とする電子
    写真方式の画像形成装置の診断方法において、 初期調整時にレーザ光発生手段から出射され反射鏡を含
    む光学系を通って受光されたレーザ光の光強度のピーク
    値を検出するとともに、前記光学系を通らない前記レー
    ザ光発生手段からのレーザ光を直接検知して該レーザ光
    の光強度のピーク値を検出し、検出したこれらピーク値
    を記憶手段に記憶するピーク値記憶ステップと、 通常使用時にレーザ光発生手段から出射され反射鏡を含
    む光学系を通って受光されたレーザ光の光強度のピーク
    値を検出するとともに、前記光学系を通らない前記レー
    ザ光発生手段からのレーザ光を直接検知して該レーザ光
    の光強度のピーク値を検出し、検出したこれら現時点の
    ピーク値と前記記憶手段に記憶された初期調整時の前記
    ピーク値とをそれぞれ比較し、前記現時点のピーク値が
    水平同期信号検知エラーにまでは至らない所定のレベル
    まで低下したか否かを判断するとともに、そのレベル低
    下が反射鏡を含む光学系の汚れによるものが原因なの
    か、レーザ光発生手段の劣化によるダイナミックレンジ
    の低下が原因なのかを診断する診断ステップと、 該診断ステップでの前記現時点のピーク値が前記所定の
    レベルまで低下したとの判断に応じて使用者に対し早め
    に光学系のメンテナンスを行うように警告を表示すると
    ともに前記診断ステップでの前記診断結果を表示する表
    示ステップとを有することを特徴とする画像形成装置の
    診断方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006011300A (ja) * 2004-06-29 2006-01-12 Kyocera Mita Corp 画像形成装置のレーザ走査装置
JP2010145848A (ja) * 2008-12-19 2010-07-01 Canon Inc 画像形成装置
CN110740871A (zh) * 2017-06-20 2020-01-31 索尼公司 擦除设备和擦除方法
US10787001B2 (en) 2018-04-10 2020-09-29 Konica Minolta, Inc. Image forming apparatus

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