JPH08258085A - 光ディスク成形金型 - Google Patents

光ディスク成形金型

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Publication number
JPH08258085A
JPH08258085A JP4670895A JP4670895A JPH08258085A JP H08258085 A JPH08258085 A JP H08258085A JP 4670895 A JP4670895 A JP 4670895A JP 4670895 A JP4670895 A JP 4670895A JP H08258085 A JPH08258085 A JP H08258085A
Authority
JP
Japan
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mirror surface
plate
surface plate
punch
cut punch
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Application number
JP4670895A
Other languages
English (en)
Inventor
Keiji Ueda
恵司 上田
Yasuhiro Jodai
康弘 上代
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP4670895A priority Critical patent/JPH08258085A/ja
Publication of JPH08258085A publication Critical patent/JPH08258085A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/263Moulds with mould wall parts provided with fine grooves or impressions, e.g. for record discs
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/17Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
    • B29C45/26Moulds
    • B29C45/2602Mould construction elements

Abstract

(57)【要約】 【目的】 可動鏡面プレートと対向してキャビティを形
成する固定鏡面プレートを研磨した場合でも、部品の加
工や交換を要することなくキャビティの厚さを一定に維
持できるようにすると共に、キャビティの厚さを任意に
変更できるようにする。 【構成】 プレート変位機構24により固定鏡面プレー
ト23を可動鏡面プレート3に接離する方向に変位自在
に支持して位置決めし、固定鏡面プレート23の位置を
適正に調節する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、LD(Laser Disk)、C
D(Compact Disk)、MO(Magneto Optical Disk)、WO
(Write Once Disk)、等の光ディスクを射出成形する光
ディスク成形金型に関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、光ディスクは樹脂の射出成形
で製作されており、この射出成形には光ディスク成形金
型を使用する。このような光ディスク成形金型を有した
光ディスク成形装置の一従来例を図2に基づいて以下に
説明する。
【0003】まず、この光ディスク成形装置1は、光デ
ィスク成形金型として固定鏡面プレート2と可動鏡面プ
レート3とを有している。前記固定鏡面プレート2はバ
ックプレート4と共に位置不動に支持されており、前記
可動鏡面プレート3はバックプレート5と共にプレート
移動機構(図示せず)により前記固定鏡面プレート2に
接離自在に支持されている。
【0004】前記固定鏡面プレート2は、中央部に固定
ブッシュ6が固定されており、この固定ブッシュ6には
スプルーブッシュ7が固定されている。このスプルーブ
ッシュ7には樹脂射出用のスプルー8が形成されてお
り、このスプルー8に樹脂射出機構(図示せず)のノズ
ルが連結されている。前記固定鏡面プレート2は、表面
から側面までブロー流路9が形成されており、このブロ
ー流路9にはブロー噴射機構(図示せず)が連結されて
いる。
【0005】前記可動鏡面プレート3は、表面の中央部
と外周部とにインナホルダ10と外周リング11とが装
着されており、これらインナホルダ10と外周リング1
1とによりスタンパ12が着脱自在に装着されている。
前記インナホルダ10をフローティングパンチ13が軸
心方向にスライド自在に貫通しており、このフローティ
ングパンチ13は、油圧シリンダ等からなるパンチ駆動
機構14に連結されている。前記フローティングパンチ
13をカットパンチ15がスライド自在に貫通してお
り、このカットパンチ15も油圧シリンダからなるパン
チ駆動機構16に連結されている。前記カットパンチ1
5をエジェクトピン17がスライド自在に貫通してお
り、このエジェクトピン17も油圧シリンダからなるピ
ン駆動機構18に連結されている。前記可動鏡面プレー
ト3も、表面から側面までブロー流路19が形成されて
おり、このブロー流路19にブロー噴射機構(図示せ
ず)が連結されている。
【0006】なお、前記外周リング11と前記固定鏡面
プレート2とには、相互に密着する対向面が形成されて
おり、前記可動鏡面プレート3は前記固定鏡面プレート
2に対向される。この状態では、前記可動鏡面プレート
3のスタンパ12と前記固定鏡面プレート2の鏡面との
間隙によりキャビティ20が形成され、前記カットパン
チ15の端面と前記スプルーブッシュ7の端面との間隙
によりゲート21が形成される。
【0007】つぎに、上述のような構造の光ディスク成
形装置1による光ディスクの成形方法を以下に説明す
る。まず、プレート移動機構により固定鏡面プレート2
から可動鏡面プレート3を離反させ、この可動鏡面プレ
ート3にスタンパ12をインナホルダ10と外周リング
11とにより装着する。つぎに、プレート移動機構によ
り可動鏡面プレート3を固定鏡面プレート2に対向さ
せ、この固定鏡面プレート2の鏡面とスタンパ12との
間隙によりキャビティ20を形成すると共に、スプルー
ブッシュ7の端面とカットパンチ15の端面との間隙に
よりゲート21を形成する。
【0008】そして、樹脂射出機構によりスプルー8か
らゲート21を介してキャビティ20に溶融した樹脂
(図示せず)を射出し、この樹脂をキャビティ20に充
填した状態でカットパンチ15を固定鏡面プレート2の
ゲート21に突入させてゲート21を閉止する。この状
態で樹脂が凝固するとキャビティ20により光ディスク
(図示せず)が成形されるので、この凝固後にプレート
移動機構により可動鏡面プレート3を固定鏡面プレート
2から離反させることにより光ディスクを得る。
【0009】このような光ディスク成形装置1では、光
ディスクを射出成形するキャビティ20を一対の鏡面プ
レート2,3の間隙により形成しているが、これらの鏡
面プレート2,3のキャビティ20を形成する鏡面に損
傷や汚損が発生することがある。このような場合、光デ
ィスク成形装置1を分解して損傷などが発生した鏡面プ
レート2,3を取り出し、その鏡面を研削や研磨により
修正する。
【0010】ここで、キャビティ20は、一体に接合さ
れる外周リング11と固定鏡面プレート2との突出部の
差により形成されるので、上述のように固定鏡面プレー
ト2の鏡面を加工して板厚が減少すると、キャビティ2
0の厚さが増加して光ディスクの板厚が増大する。そこ
で、実際には外周リング11も同様に研削や研磨により
板厚を修正し、キャビティ20の間隔を一定に維持して
光ディスクを規格の板厚で成形している。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上述した光ディスク成
形装置1では、鏡面を修正するために固定鏡面プレート
2を加工した場合、外周リング11も同様に加工してキ
ャビティ20の厚さを一定に維持している。しかし、こ
れでは損傷などが発生していない外周リング11まで加
工することになるので、その作業が煩雑で好ましくな
い。
【0012】また、現在では光ディスクの記録密度を向
上させるためにデータ読取のレーザ光の波長を短縮する
ことが検討されており、このような場合には光ディスク
の板厚も変更することになる。しかし、現在の光ディス
ク成形装置1では、光ディスクの板厚を変更する場合、
キャビティ20の厚さを調節するために外周リング11
の追加工や新作が必要となるので、その作業が煩雑で好
ましくない。
【0013】さらに、樹脂の射出成形により形成する光
ディスクは、ゲート21の間隔やカットパンチ15のス
トロークによっても品質が変化する。このため、光ディ
スクの板厚を変更するためにキャビティ20の厚さを調
節すると、これに対応してゲート21の間隔やカットパ
ンチ15のストロークも調節する必要があるが、これに
はカットパンチ15やパンチ駆動機構16を交換する必
要があり、その作業が煩雑で好ましくない。
【0014】上述のような課題を解決するため、特開平
6-134821号公報に開示された光ディスク成形金型では、
外周リングに固定鏡面プレートを接合させることなくバ
ックプレートを接合させ、固定鏡面プレートとバックプ
レートとにスペーサを介在させている。このため、各種
板厚のスペーサを交換することにより、固定鏡面プレー
トの突出高さを可変してキャビティの厚さを自在に調節
することができる。しかし、固定鏡面プレートに対応し
て外周リングを加工する必要はないが、スペーサの交換
は必要であるので作業が煩雑であり、ゲートの間隔やカ
ットパンチのストロークを調節することはできない。
【0015】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
固定鏡面プレートにスプルーを形成し、可動鏡面プレー
トにカットパンチをスライド自在に貫通させると共にス
タンパを着脱自在に装着し、プレート移動機構により前
記可動鏡面プレートを前記固定鏡面プレートに対向さ
せ、前記スタンパの表面と前記固定鏡面プレートの鏡面
との間隙でキャビティを形成すると共に前記スプルーと
前記カットパンチとの間隙でゲートを形成し、樹脂射出
機構により前記スプルーから前記ゲートを介して前記キ
ャビティに樹脂を射出し、この樹脂をキャビティに充填
した状態でパンチ駆動機構により前記カットパンチを突
出させて前記ゲートを閉止し、この状態で樹脂を凝固さ
せて前記カットパンチにより中心孔が形成された光ディ
スクを前記キャビティにより成形する光ディスク成形金
型において、前記固定鏡面プレートを前記可動鏡面プレ
ートに接離する方向に変位自在に支持して位置決めする
プレート変位機構を設けた。
【0016】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、固定鏡面プレートの位置を検出するプレー
ト検出手段を設けた。
【0017】請求項3記載の発明は、固定鏡面プレート
にスプルーを形成し、可動鏡面プレートにカットパンチ
をスライド自在に貫通させると共にスタンパを着脱自在
に装着し、プレート移動機構により前記可動鏡面プレー
トを前記固定鏡面プレートに対向させ、前記スタンパの
表面と前記固定鏡面プレートの鏡面との間隙でキャビテ
ィを形成すると共に前記スプルーと前記カットパンチと
の間隙でゲートを形成し、樹脂射出機構により前記スプ
ルーから前記ゲートを介して前記キャビティに樹脂を射
出し、この樹脂をキャビティに充填した状態でパンチ駆
動機構により前記カットパンチを突出させて前記ゲート
を閉止し、この状態で樹脂を凝固させて前記カットパン
チにより中心孔が形成された光ディスクを前記キャビテ
ィにより成形する光ディスク成形金型において、前記カ
ットパンチを突出方向に変位自在に支持して位置決めす
るパンチ変位機構を設けた。
【0018】請求項4記載の発明は、請求項3記載の発
明において、カットパンチの位置を検出するパンチ検出
手段を設けた。
【0019】請求項5記載の発明は、固定鏡面プレート
にスプルーを形成し、可動鏡面プレートにカットパンチ
をスライド自在に貫通させると共にスタンパを着脱自在
に装着し、プレート移動機構により前記可動鏡面プレー
トを前記固定鏡面プレートに対向させ、前記スタンパの
表面と前記固定鏡面プレートの鏡面との間隙でキャビテ
ィを形成すると共に前記スプルーと前記カットパンチと
の間隙でゲートを形成し、樹脂射出機構により前記スプ
ルーから前記ゲートを介して前記キャビティに樹脂を射
出し、この樹脂をキャビティに充填した状態でパンチ駆
動機構により前記カットパンチを突出させて前記ゲート
を閉止し、この状態で樹脂を凝固させて前記カットパン
チにより中心孔が形成された光ディスクを前記キャビテ
ィにより成形する光ディスク成形金型において、前記カ
ットパンチの突出のストロークを可変自在に調節するス
トローク可変機構を設けた。
【0020】請求項6記載の発明は、請求項5記載の発
明において、カットパンチの突出のストロークを検出す
るストローク検出手段を設けた。
【0021】
【作用】請求項1記載の発明は、プレート変位機構が固
定鏡面プレートを可動鏡面プレートに接離する方向に変
位自在に支持して位置決めするので、キャビティの厚さ
を自在に調節することができる。
【0022】請求項2記載の発明は、プレート変位機構
が変位自在に支持して位置決めする固定鏡面プレートの
位置をプレート検出手段が検出するので、この検出値に
より調節したキャビティの厚さを確認することができ
る。
【0023】請求項3記載の発明は、パンチ変位機構が
カットパンチを突出方向に変位自在に支持して位置決め
するので、ゲートの間隔を自在に調節することができ
る。
【0024】請求項4記載の発明は、パンチ変位機構が
変位自在に支持して位置決めするカットパンチの位置を
パンチ検出手段が検出するので、この検出値により調節
したゲートの間隔を確認することができる。
【0025】請求項5記載の発明は、ストローク可変機
構がカットパンチの突出のストロークを可変自在に調節
するので、ゲートの閉止位置を自在に調節することがで
きる。
【0026】請求項6記載の発明は、カットパンチの突
出のストロークをストローク検出手段が検出するので、
この検出値により調節したゲートの閉止位置を確認する
ことができる。
【0027】
【実施例】本発明の一実施例を図1に基づいて以下に説
明する。なお、本実施例に関し、前述した一従来例と同
一の部分は、同一の名称と符号とを利用し、詳細な説明
は省略する。
【0028】まず、本実施例の光ディスク成形装置22
は、やはり光ディスク成形金型として可動鏡面プレート
3と固定鏡面プレート23とを有しているが、この固定
鏡面プレート23は、プレート変位機構24により前記
可動鏡面プレート3に接離する方向に変位自在に支持さ
れている。
【0029】より詳細には、前記固定鏡面プレート23
の後方に位置するバックプレート25の前面には、円環
状のプレート支持部材26が回転自在に装着されてお
り、このプレート支持部材26の内周面と前記固定鏡面
プレート23の外周面とには、相互に係合するネジ2
7,28が形成されている。なお、前記バックプレート
5の前面下方には、前記プレート支持部材26を手動操
作により回転させるハンドル29が設けられており、前
記バックプレート5の前面上方には、前記固定鏡面プレ
ート23の位置を検出するプレート検出手段であるポジ
ションセンサ30が設けられている。このポジションセ
ンサ30は、例えば、対向配置されたスケールの目盛を
読み取る反射型フォトセンサなどからなる。
【0030】一方、可動鏡面プレート3の後方に位置す
るバックプレート31には、カットパンチ15を駆動す
るパンチ駆動機構32が内蔵されているが、このパンチ
駆動機構32には、カットパンチ15を突出方向に変位
自在に支持して位置決めするパンチ変位機構33と、カ
ットパンチ15の突出のストロークを可変自在に調節す
るストローク可変機構34とが設けられている。
【0031】より詳細には、前記パンチ駆動機構32
は、カットパンチ15の円筒形の末端部35がスライド
するシリンダ36を有しており、このシリンダ36の後
端には、カットパンチ15の末端部35の後退を規制す
る後退規制プレート37がスライド自在に設けられてい
る。前記シリンダ36の後部には、円環状のプレート駆
動部材38が回転自在に装着されており、このプレート
駆動部材38の内周面と前記後退規制プレート37の外
周面とには、相互に係合するネジ39,40が形成され
ている。
【0032】また、前記パンチ駆動機構32の後部下方
には、前記プレート駆動部材38を手動操作により回転
させるハンドル41が設けられており、前記シリンダ3
6の後部上方には、前記後退規制プレート37の位置を
検出するパンチ検出手段であるポジションセンサ42が
設けられている。なお、前記後退規制プレート37には
回転防止のピン43が突設されており、このピン43は
前記シリンダ36の凹穴44に係合している。この凹穴
44に前記ポジションセンサ42が配置されており、こ
のポジションセンサ42は前記ピン43の位置を接触に
より検知する。
【0033】同様に、前記シリンダ36の前方にも、カ
ットパンチ15の末端部35の前進を規制する前進規制
プレート45がスライド自在に設けられ、円環状のプレ
ート駆動部材46が回転自在に装着され、このプレート
駆動部材46と前記前進規制プレート45とがネジ4
7,48により係合している。さらに、前記プレート駆
動部材38を回転させるハンドル49と、前記前進規制
プレート45の位置を検出するポジションセンサ50と
も設けられている。
【0034】従って、前記ハンドル41の手動操作によ
り前記後退規制プレート37がカットパンチ15の後退
を規制するので、これらの機構により前記パンチ変位機
構33が形成されており、これに加えて前記前進規制プ
レート45がカットパンチ15の前進をも規制するの
で、これらの機構により前記ストローク可変機構34が
形成されている。また、一対の前記ポジションセンサ4
2,50と、これに連結されたデータ処理回路(図示せ
ず)とにより、前記カットパンチ15の突出のストロー
クを検出するストローク検出手段が形成されている。
【0035】なお、このデータ処理回路には、前記プレ
ート変位機構24のポジションセンサ30も接続されて
おり、このデータ処理回路に接続されたディスプレイ
(図示せず)は、前記固定鏡面プレート23の位置、前
記カットパンチ15の位置、前記カットパンチ15のス
トローク、を表示する。
【0036】このような構成において、本実施例の光デ
ィスク成形装置22による光ディスクの成形方法を以下
に説明する。まず、プレート移動機構により固定鏡面プ
レート23から離反させた可動鏡面プレート3にスタン
パ12をインナホルダ10と外周リング11とにより装
着し、プレート移動機構により可動鏡面プレート3を固
定鏡面プレート23に対向させてキャビティ20とゲー
ト21とを形成する。
【0037】そして、樹脂射出機構によりスプルー8か
らゲート21を介してキャビティ20に溶融した樹脂
(図示せず)を射出し、この樹脂をキャビティ20に充
填した状態でカットパンチ15を固定鏡面プレート23
のゲート21に突入させてゲート21を閉止する。この
状態で樹脂が凝固するとキャビティ20により光ディス
ク(図示せず)が成形されるので、この凝固後にプレー
ト移動機構により可動鏡面プレート3を固定鏡面プレー
ト23から離反させることにより光ディスクを得る。
【0038】そして、本実施例の光ディスク成形装置2
2では、例えば、鏡面の損傷や汚損を修正するために固
定鏡面プレート23を研削や研磨により加工した場合、
この加工により減少した板厚に対応してプレート変位機
構24により固定鏡面プレート23を前進させ、その鏡
面の位置を維持させる。より詳細には、ハンドル29を
手動操作により回転させると、これに連動してプレート
支持部材26が回転し、このプレート支持部材26とネ
ジ27,28により係合している固定鏡面プレート23
が前進する。この時、固定鏡面プレート23の移動量を
ポジションセンサ30が検知し、この移動量がディスプ
レイに表示されるので、これを視認しながらハンドル2
9を操作することにより、固定鏡面プレート23の鏡面
は適正な位置に配置される。
【0039】このため、本実施例の光ディスク成形装置
22では、鏡面を修正するために固定鏡面プレート23
を加工して板厚が減少しても、キャビティ20の厚さを
適正に維持することができ、このことを実現するため
に、外周リング11の追加工やスペーサの交換を要しな
いので作業が容易である。
【0040】なお、本実施例の光ディスク成形装置22
では、固定鏡面プレート23の前進及び後退できる範囲
を充分に有しているので、規格変更に対応して光ディス
クの板厚を減少させることも容易に実現できる。この場
合、キャビティ20の厚さの変更によりゲート21の間
隔が変化すると、樹脂の流動が変化して光ディスクの品
質が低下することがあるので、パンチ変位機構33によ
りカットパンチ15の位置を調節してゲート21の間隔
を適正に維持すると共に、ストローク可変機構34によ
りカットパンチ15のストロークを適正に調節する。
【0041】より詳細には、カットパンチ15の位置を
調節する場合は、ハンドル41を手動操作してプレート
駆動部材38を回転させ、後退規制プレート37を移動
させてカットパンチ15の位置を調節する。この時、カ
ットパンチ15の位置をポジションセンサ42が検知し
てディスプレイに表示されるので、これを視認しながら
ハンドル41を操作することにより、カットパンチ15
は適正な位置に配置される。
【0042】同様に、カットパンチ15のストロークを
調節する場合は、ハンドル49を手動操作して前進規制
プレート45を移動させ、一対の規制プレート37,4
5の間隔によりカットパンチ15のストロークを調節す
る。この時、一対の規制プレート37,45の位置をポ
ジションセンサ42,50が検知することによりディス
プレイにはカットパンチ15のストロークが表示される
ので、これを視認しながらハンドル45を操作すること
により、カットパンチ15のストロークが適正に調節さ
れる。
【0043】上述のように、本実施例の光ディスク成形
装置22では、キャビティ20の厚さを変更する場合で
も、ゲート21の間隔とカットパンチ15のストローク
とを適正に維持することができるので、板厚が相違する
光ディスクを良好な品質で射出成形することができ、こ
れを実現するためにカットパンチ15やパンチ駆動機構
32を交換する必要もないので作業が容易である。
【0044】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、固定鏡面プレー
トを可動鏡面プレートに接離する方向に変位自在に支持
して位置決めするプレート変位機構を設けたことによ
り、固定鏡面プレートの位置を調節することができるの
で、鏡面の研磨により固定鏡面プレートの板厚が減少し
た場合でも、これを補正することができ、光ディスクの
板厚を変更するためにキャビティの厚さを可変する場合
でも、これを実現することができ、このようなことを実
現するために部品の交換や加工を要しないので、作業が
容易である。
【0045】請求項2記載の発明は、固定鏡面プレート
の位置を検出するプレート検出手段を設けたことによ
り、調節した固定鏡面プレートの位置を確認することが
できるので、固定鏡面プレートを適正な位置に正確に配
置することができる。
【0046】請求項3記載の発明は、カットパンチを突
出方向に変位自在に支持して位置決めするパンチ変位機
構を設けたことにより、光ディスクの板厚を変更するた
めにキャビティの厚さを可変する場合でも、ゲートの厚
さを適正に補正して光ディスクの品質を良好に維持する
ことができ、このようなことを実現するために部品の交
換や加工を要しないので、作業が容易である。
【0047】請求項4記載の発明は、カットパンチの位
置を検出するパンチ検出手段を設けたことにより、調節
したカットパンチの位置を確認することができるので、
カットパンチを適正な位置に正確に配置することができ
る。
【0048】請求項5記載の発明は、カットパンチの突
出のストロークを可変自在に調節するストローク可変機
構を設けたことにより、光ディスクの板厚を変更するた
めにキャビティの厚さを可変する場合でも、カットパン
チのストロークを適正に補正して光ディスクの品質を良
好に維持することができ、このようなことを実現するた
めに部品の交換や加工を要しないので、作業が容易であ
る。
【0049】請求項6記載の発明は、カットパンチの突
出のストロークを検出するストローク検出手段を設けた
ことにより、調節したカットパンチのストロークを確認
することができるので、カットパンチのストロークを正
確に適正に調節することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の光ディスク成形装置を示す
縦断側面図である。
【図2】一従来例の光ディスク成形装置を示す縦断側面
図である。
【符号の説明】
3 可動鏡面プレート 3,23 光ディスク成形金型 8 スプルー 12 スタンパ 15 カットパンチ 20 キャビティ 21 ゲート 23 固定鏡面プレート 24 プレート変位機構 30 プレート検出手段 32 パンチ駆動機構 33 パンチ変位機構 34 ストローク可変機構 42 パンチ検出手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定鏡面プレートにスプルーを形成し、
    可動鏡面プレートにカットパンチをスライド自在に貫通
    させると共にスタンパを着脱自在に装着し、プレート移
    動機構により前記可動鏡面プレートを前記固定鏡面プレ
    ートに対向させ、前記スタンパの表面と前記固定鏡面プ
    レートの鏡面との間隙でキャビティを形成すると共に前
    記スプルーと前記カットパンチとの間隙でゲートを形成
    し、樹脂射出機構により前記スプルーから前記ゲートを
    介して前記キャビティに樹脂を射出し、この樹脂をキャ
    ビティに充填した状態でパンチ駆動機構により前記カッ
    トパンチを突出させて前記ゲートを閉止し、この状態で
    樹脂を凝固させて前記カットパンチにより中心孔が形成
    された光ディスクを前記キャビティにより成形する光デ
    ィスク成形金型において、前記固定鏡面プレートを前記
    可動鏡面プレートに接離する方向に変位自在に支持して
    位置決めするプレート変位機構を設けたことを特徴とす
    る光ディスク成形金型。
  2. 【請求項2】 固定鏡面プレートの位置を検出するプレ
    ート検出手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の
    光ディスク成形金型。
  3. 【請求項3】 固定鏡面プレートにスプルーを形成し、
    可動鏡面プレートにカットパンチをスライド自在に貫通
    させると共にスタンパを着脱自在に装着し、プレート移
    動機構により前記可動鏡面プレートを前記固定鏡面プレ
    ートに対向させ、前記スタンパの表面と前記固定鏡面プ
    レートの鏡面との間隙でキャビティを形成すると共に前
    記スプルーと前記カットパンチとの間隙でゲートを形成
    し、樹脂射出機構により前記スプルーから前記ゲートを
    介して前記キャビティに樹脂を射出し、この樹脂をキャ
    ビティに充填した状態でパンチ駆動機構により前記カッ
    トパンチを突出させて前記ゲートを閉止し、この状態で
    樹脂を凝固させて前記カットパンチにより中心孔が形成
    された光ディスクを前記キャビティにより成形する光デ
    ィスク成形金型において、前記カットパンチを突出方向
    に変位自在に支持して位置決めするパンチ変位機構を設
    けたことを特徴とする光ディスク成形金型。
  4. 【請求項4】 カットパンチの位置を検出するパンチ検
    出手段を設けたことを特徴とする請求項3記載の光ディ
    スク成形金型。
  5. 【請求項5】 固定鏡面プレートにスプルーを形成し、
    可動鏡面プレートにカットパンチをスライド自在に貫通
    させると共にスタンパを着脱自在に装着し、プレート移
    動機構により前記可動鏡面プレートを前記固定鏡面プレ
    ートに対向させ、前記スタンパの表面と前記固定鏡面プ
    レートの鏡面との間隙でキャビティを形成すると共に前
    記スプルーと前記カットパンチとの間隙でゲートを形成
    し、樹脂射出機構により前記スプルーから前記ゲートを
    介して前記キャビティに樹脂を射出し、この樹脂をキャ
    ビティに充填した状態でパンチ駆動機構により前記カッ
    トパンチを突出させて前記ゲートを閉止し、この状態で
    樹脂を凝固させて前記カットパンチにより中心孔が形成
    された光ディスクを前記キャビティにより成形する光デ
    ィスク成形金型において、前記カットパンチの突出のス
    トロークを可変自在に調節するストローク可変機構を設
    けたことを特徴とする光ディスク成形金型。
  6. 【請求項6】 カットパンチの突出のストロークを検出
    するストローク検出手段を設けたことを特徴とする請求
    項5記載の光ディスク成形金型。
JP4670895A 1995-01-25 1995-03-07 光ディスク成形金型 Pending JPH08258085A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL1015140C2 (nl) * 2000-05-09 2001-11-13 Otb Group Bv Werkwijze en inrichting voor het spuitgieten van een kunststof voorwerp.

Cited By (2)

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