JPH08258022A - 未硬化無機質組成物用の固形物すりつぶし装置 - Google Patents

未硬化無機質組成物用の固形物すりつぶし装置

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Publication number
JPH08258022A
JPH08258022A JP6745695A JP6745695A JPH08258022A JP H08258022 A JPH08258022 A JP H08258022A JP 6745695 A JP6745695 A JP 6745695A JP 6745695 A JP6745695 A JP 6745695A JP H08258022 A JPH08258022 A JP H08258022A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screen
cutter
solid matter
particle diameter
inorganic composition
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP6745695A
Other languages
English (en)
Inventor
Yukinori Tagami
幸徳 田上
Yukio Karuno
幸男 軽野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Asahi Chemical Industry Co Ltd filed Critical Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication of JPH08258022A publication Critical patent/JPH08258022A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 固形物の粒径が安定すると共に、排出効率が
よく、コンパクトな未硬化無機質組成物用の固形物すり
つぶし装置をうることを目的とするものである。 【構成】 未硬化無機質組成物中に含まれる許容粒径以
上の固形物の通過を許容しない開口をもつスクリーンを
組成物の流路出口付近に設け、更に該スクリーン表面と
平行に回転するカッターを設け、カッターとスクリーン
との間で許容粒径以上の固形物を圧縮作用により破砕で
きる傾斜部をカッター前面に設けてなる未硬化無機質組
成物用の固形物すりつぶし装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は未硬化無機質組成物中に
含まれる固形物をすりつぶす装置に関するものであり、
特に押出成形に用いられる未硬化無機質組成物中の固形
物すりつぶし装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】未硬化無機質組成物中に含まれる固形物
を砕く装置として、例えば原料調合から押出成形までの
過程で、不可避的に混入してくる不純物、異物、又は大
粒子(以下固形物という)を除去することを目的として
円板状の解砕微細化技術が特開平2−249607号公
報で知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】以上のものによれば、
配合原料をディスク状の円板を有する解砕機で、いわゆ
るすりつぶすように解砕処理を行い、押出成形するもの
である。しかしながら、以上のような円板状の解砕微細
化技術は解砕後の排出効率が悪い。又、解砕を必要とし
ない原料も解砕するため、生産性が劣るし、過粉砕とな
り易い。更に、解砕装置の摩耗による交換では円板部が
対象となるが、装置の性格上、全体的な交換が必要であ
り、不経済である。
【0004】以上のような欠点を解消するものとして、
スクリューとダイとの間に細かな金属性スクリーンをブ
レーカプレートにより固定してなるスクリーンフィルタ
ーを使用するものが特公昭60−45564号公報とし
て知られている。以上のものによると目の粗いスクリー
ンを目の細かいスクリーンと組み合わせることにより、
目の細かいスクリーンの有効面積が高められ、フィルタ
ーの使用時間が約4〜8倍に高められるので、長時間の
連続運転が可能とされているが、大粒径の固形物が時間
と共に蓄積し、これによってスクリーンの目詰まりによ
る製品供給量の減少が生じ、排出効率が悪く、スクリー
ンの交換頻度が高いため、経済的でない。したがって、
本発明は固形物の粒径が安定すると共に、排出効率がよ
く、スクリーンの交換を行う必要がほとんどなく、コン
パクトな未硬化無機質組成物用の固形物すりつぶし装置
をうることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は以上のような目
的を達成するために次のような未硬化無機質組成物用の
固形物すりつぶし装置を提供するものである。すなわ
ち、未硬化無機質組成物中に含まれる許容粒径以上の固
形物の通過を許容しない開口をもつスクリーンを組成物
の流路出口付近に設け、更に該スクリーン表面と平行に
回転するカッターを設け、カッターとスクリーンとの間
で許容粒径以上の固形物を圧縮作用により破砕できる傾
斜部をカッター前面に設けてなる未硬化無機質組成物用
の固形物すりつぶし装置である。
【0006】
【作用】本発明によれば、許容粒径以下の固形物は、ス
クリーン開口部を通過し、許容粒径以上の固形物だけが
スクリーン表面に溜まるがスクリーン表面と平行に回転
するカッターの前面に傾斜部があるので、カッターとス
クリーンとの間で許容粒径以上の固形物を圧縮作用によ
り破砕する。そして破砕された固形物はカッター前面傾
斜部の圧縮作用により破砕と同時にスクリーン外へ排出
される。
【0007】
【実施例】以下、図面に示す実施例について説明する。
図1、図2において(1)は外筒であり、この中に回転
軸(5)が内装され、例えばこの回転軸に取付けられた
スクリュー羽根により未硬化無機質組成物、例えばセメ
ント系のモルタルがその出口方向に排出できるよう構成
されている。外筒(1)にはその無機質組成物の流路内
に大き目の目皿を形成する開口(2)のあるスクリーン
支持体(3)が回転軸(5)が貫通する状態で装置され
ている。スクリーン支持体(3)には開口(4)を有す
るスクリーン(8)が支持されている。何れにしても流
路中の出口付近にスクリーンを配置する。スクリーン
(8)の前面にはスクリーン表面と平行に周期的回転す
るカッター(6)が装置され、回転軸(5)によって駆
動されるようになっている。カッター(6)は図示のも
のでは、2つのカッター(6)が放射状に対称的に回転
軸(5)に取付けられている。固形物を外周側に移動さ
せるために、図1の如く2つのカッター(6)(6)は
カッター回転方向(a矢印方向)に対して互いに位相を
少しずらして配置してもよい。しかしてカッター(6)
の前面すなわち、カッター移動方向(a矢印方向)に対
向する面が図6に示す如く傾斜面(7)となっている。
【0008】さて、無機質組成物、例えば押出成形用の
モルタルは図2の矢印C方向にスクリューによって進行
し、カッター(6)とスクリーン(8)によって破砕と
排出が行なわれる。未硬化無機質である、そのモルタル
は粘りを有するものが使用されるがこのモルタル中に含
まれる許容粒径以上の固定物を流さない大きさの開口を
もつスクリーン(8)があるから許容粒径以下の固形物
は速やかにスクリーン開口(4)を通過し、許容粒径以
上の固形物だけがスクリーン(8)表面に溜まる。そし
てスクリーン表面と平行に周期的に回転するカッター
(6)はその前面に傾斜部(7)が設けてあるのでカッ
ター(6)の回転につれて、この傾斜部(7)とスクリ
ーン(8)との間で許容粒径以上の固形物を圧縮作用に
より破砕する。破砕された固形物はカッター前面傾斜部
の圧縮作用により破砕と同時にスクリーン(8)外へ排
出される。
【0009】しかしてカッター(6)は高速度工具、合
金工具など好ましくは耐摩耗性の高いものが用いられ、
スクリーン(8)は鉄材表面に耐摩耗性の高い材質で被
覆したものが用いられ、その材質としてはタングステン
カーバイト、セラミック等が用いられる。又、スクリー
ン支持体(3)は40mm板厚のものが用いられ、開口
(2)は図4に示す如く、扇形状の大き目の開口となっ
ており、スクリーンは板4〜13mm厚のものが用いら
れ、開口(4)は長さLが20〜30mm、幅Sが7〜8
mmのものとなっていて、開口相互の間隔が円周方向で8
mm、外周方向で2〜3mmとなって目皿を形成している。
更に好ましい開口(4)の形状は、丸、正方形、長方形
でもよく、開口の方向は円周状、もしくは図8の(イ)
の如く放射状、図8の(ロ)の如く渦巻状でもよい。こ
の開口に加えて突起を設けるとよい、更に又、カッター
刃先角度は3°〜75°がよく、15°が好ましい。カ
ッター速度は1〜60rpmがよく、好ましくは8rp
mがよい。何れにしても、スクリーン開口寸法が幅7〜
8mm、長さ20〜30mmの長穴でカッター刃先角度が1
5°カッター刃数2枚、カッター回転数が8rpmのと
き効率良く固形物を破砕し、排出することができた。上
記したような装置を押出成形製品を製造する工程に使用
する場合は、特開平2−249607号公報に示された
解砕機の代わりに、押出成形機にモルタルを供給する前
の工程として使用してもよく、又特公昭61−2445
05号公報のスクリーンのように押出成形機の本体内、
即ち押出成形装置のダイに至る前に設けてもよい。本発
明の精神の範囲内において任意に設計変更しうるもので
ある。
【0010】
【発明の効果】本発明は許容粒径以上の固形物を切断、
切削するのではなく、カッター傾斜面で固形物をスクリ
ーンに押しつけて、圧縮作用により開口部から排出する
ものであるから許容粒径以下の固形物を破砕せず、破砕
と排出を同時に行うため、排出効率がよく、固形物の粒
径が安定するため、製品の強度、物性が安定する。又、
スクリーンの目詰まりが解消できるため、それに関わる
交換作業がなくなり、経済的効果が得られる。しかも、
スクリーンの表面にカッターを配置するだけで済むの
で、装置が単純で、コンパクトなため、経済的なものが
えられる。その他、摩耗はカッター、スクリーンで発生
するが、交換作業が短時間で済み容易であるし、交換作
業の頻度は耐摩耗性の高い材料を使用することで大幅に
少なくなるという特徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明装置の正面図
【図2】同上の切断側面図
【図3】スクリーンの正面図
【図4】スクリーン支持体の正面図
【図5】スクリーン開口部の形状説明図
【図6】カッター移動方向とスクリーンとの関係を示す
説明図
【図7】カッターの斜面図
【図8】スクリーン開口部の変形例図
【図9】回転軸に対するカッター取付状態説明図
【符号の説明】
1 外筒 2 開口 3 スクリーン支持体 4 開口 5 回転軸 6 カッター 7 傾斜面 8 スクリーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 無機質組成物中に含まれる許容粒径以上
    の固形物の通過を許容しない開口をもつスクリーンを無
    機質組成物の流路出口付近に設け、更に該スクリーン表
    面と平行に回転するカッターを設け、カッターとスクリ
    ーンとの間で許容粒径以上の固形物を圧縮作用により破
    砕できる傾斜部をカッター前面に設けてなる未硬化無機
    質組成物用の固形物すりつぶし装置。
JP6745695A 1995-03-27 1995-03-27 未硬化無機質組成物用の固形物すりつぶし装置 Withdrawn JPH08258022A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6745695A JPH08258022A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 未硬化無機質組成物用の固形物すりつぶし装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6745695A JPH08258022A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 未硬化無機質組成物用の固形物すりつぶし装置

Publications (1)

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JPH08258022A true JPH08258022A (ja) 1996-10-08

Family

ID=13345467

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6745695A Withdrawn JPH08258022A (ja) 1995-03-27 1995-03-27 未硬化無機質組成物用の固形物すりつぶし装置

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JP (1) JPH08258022A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014021144A (ja) * 2012-07-12 2014-02-03 Canon Inc トナー粒子の製造方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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Legal Events

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Effective date: 20020604