JPH08257926A - ホルダー付きマイクログリッパー - Google Patents
ホルダー付きマイクログリッパーInfo
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- JPH08257926A JPH08257926A JP7096143A JP9614395A JPH08257926A JP H08257926 A JPH08257926 A JP H08257926A JP 7096143 A JP7096143 A JP 7096143A JP 9614395 A JP9614395 A JP 9614395A JP H08257926 A JPH08257926 A JP H08257926A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 マイクログリッパーのホルダーへの取り付け
作業を簡略化する。 【構成】 第1のフィンガー体21の第1の支持体25
が第1のホルダー体23に接合される。第1の支持体2
5の表面に形成された電極パット32,33と第1のホ
ルダー体23の表面に形成された配線パターン35,3
6との間が電気的に接続される。第2のフィンガー体2
2の第2の支持体25が第2のホルダー体24に接合さ
れる。第2の支持体25の表面に形成された電極パット
32,33と第2のホルダー体24の表面に形成された
配線パターン35,36との間が電気的に接続される。
第1のフィンガー26と第2のフィンガー26とが対向
するように、第1のホルダー体23と第2のホルダー体
24とが接合される。
作業を簡略化する。 【構成】 第1のフィンガー体21の第1の支持体25
が第1のホルダー体23に接合される。第1の支持体2
5の表面に形成された電極パット32,33と第1のホ
ルダー体23の表面に形成された配線パターン35,3
6との間が電気的に接続される。第2のフィンガー体2
2の第2の支持体25が第2のホルダー体24に接合さ
れる。第2の支持体25の表面に形成された電極パット
32,33と第2のホルダー体24の表面に形成された
配線パターン35,36との間が電気的に接続される。
第1のフィンガー26と第2のフィンガー26とが対向
するように、第1のホルダー体23と第2のホルダー体
24とが接合される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原生動物・卵細胞・微
小機械部品などの微小物質を把持するマイクログリッパ
ーに関し、特に、ホルダーが一体化されたホルダー付き
マイクログリッパーに関するものである。
小機械部品などの微小物質を把持するマイクログリッパ
ーに関し、特に、ホルダーが一体化されたホルダー付き
マイクログリッパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】マイクログリッパーは、顕微鏡下などに
おいて原生物や微小機械素子の把持、移動、組立、変
形、加工、細胞融合等の微細作業をするために用いられ
るものであり、一対のフィンガーを開閉させることによ
り微小物質を把持するものである。
おいて原生物や微小機械素子の把持、移動、組立、変
形、加工、細胞融合等の微細作業をするために用いられ
るものであり、一対のフィンガーを開閉させることによ
り微小物質を把持するものである。
【0003】このようなマイクログリッパーの一例とし
て、本件発明者は、特開平5−253870号公報に開
示されたマイクログリッパーを提供した。すなわち、本
件発明者は、支持体と、該支持体に一端が支持されて対
向した一対のフィンガーと、前記一対のフィンガーを開
閉させる開閉手段としての、前記一対のフィンガーに形
成したコイル層と、前記支持体の表面に形成された複数
の電極パットと、を備えたマイクログリッパーを提供し
た。このマイクログリッパーでは、外部磁場下に配置し
て前記電極パットを介して前記コイル層に電流を流すこ
とにより発生するローレンツ力で、前記フィンガーが開
閉動作をするものである。
て、本件発明者は、特開平5−253870号公報に開
示されたマイクログリッパーを提供した。すなわち、本
件発明者は、支持体と、該支持体に一端が支持されて対
向した一対のフィンガーと、前記一対のフィンガーを開
閉させる開閉手段としての、前記一対のフィンガーに形
成したコイル層と、前記支持体の表面に形成された複数
の電極パットと、を備えたマイクログリッパーを提供し
た。このマイクログリッパーでは、外部磁場下に配置し
て前記電極パットを介して前記コイル層に電流を流すこ
とにより発生するローレンツ力で、前記フィンガーが開
閉動作をするものである。
【0004】そして、前述の実際の微細作業において
は、マイクログリッパーをホルダーに取り付け(保持さ
せ)、さらに該ホルダーを3次元の油圧駆動型マニピュ
レータの移動部の先端に固定し、把持対象とマイクログ
リッパーのフィンガーを顕微鏡下或いはテレビモニター
に映し出した顕微イメージで観察しつつ、該油圧駆動型
マニピュレータのマスター入力装置(ジョイスティッ
ク)を用いてマイクログリッパーの全体を移動させなが
ら、さらに人間(オペレータ)の指で駆動するフィンガ
ー駆動用のマスター入力装置を用いてマイクログリッパ
ーを駆動して前記フィンガーに開閉動作を行わせること
によって、前述した微細作業を行ってきた。
は、マイクログリッパーをホルダーに取り付け(保持さ
せ)、さらに該ホルダーを3次元の油圧駆動型マニピュ
レータの移動部の先端に固定し、把持対象とマイクログ
リッパーのフィンガーを顕微鏡下或いはテレビモニター
に映し出した顕微イメージで観察しつつ、該油圧駆動型
マニピュレータのマスター入力装置(ジョイスティッ
ク)を用いてマイクログリッパーの全体を移動させなが
ら、さらに人間(オペレータ)の指で駆動するフィンガ
ー駆動用のマスター入力装置を用いてマイクログリッパ
ーを駆動して前記フィンガーに開閉動作を行わせること
によって、前述した微細作業を行ってきた。
【0005】ここで、従来のマイクログリッパーの一例
について、図9を参照して説明する。図9は、従来のマ
イクログリッパー1を示す斜視図である。
について、図9を参照して説明する。図9は、従来のマ
イクログリッパー1を示す斜視図である。
【0006】このマイクログリッパー1は、図9に示す
ように、支持体5と、支持体5に一端が支持されて対向
した一対のフィンガー6,7と、前記一対のフィンガー
6,7を開閉させる開閉手段としての、各フィンガー
6,7の外側面に形成されたコイル層(駆動用薄膜部
材)8と、を備えている。図9は、マイクログリッパー
1を示す斜視図である。本例では、各フィンガー6,7
は、可撓性プレートから構成され、具体的には、窒化珪
素膜9,10から構成されている。また、支持体5は、
シリコン層11と、その両面に形成された窒化珪素膜
9,10とから構成されている。コイル層8は、支持体
5の上にも延びて、支持体5上に形成された外部との電
気的接続のための電極パット12,13に接続されてい
る。なお、コイル層8及び電極パット12,13は、同
一の導電材料で構成され、一体化されている。なお、こ
のマイクログリッパー1は、半導体製造技術を用いて製
造することができる。このマイクログリッパー1では、
外部磁場下に配置して各フィンガー6,7のコイル層8
に電流を流すことにより発生するローレンツ力で、フィ
ンガー6,7が撓んで開閉動作をするものである。
ように、支持体5と、支持体5に一端が支持されて対向
した一対のフィンガー6,7と、前記一対のフィンガー
6,7を開閉させる開閉手段としての、各フィンガー
6,7の外側面に形成されたコイル層(駆動用薄膜部
材)8と、を備えている。図9は、マイクログリッパー
1を示す斜視図である。本例では、各フィンガー6,7
は、可撓性プレートから構成され、具体的には、窒化珪
素膜9,10から構成されている。また、支持体5は、
シリコン層11と、その両面に形成された窒化珪素膜
9,10とから構成されている。コイル層8は、支持体
5の上にも延びて、支持体5上に形成された外部との電
気的接続のための電極パット12,13に接続されてい
る。なお、コイル層8及び電極パット12,13は、同
一の導電材料で構成され、一体化されている。なお、こ
のマイクログリッパー1は、半導体製造技術を用いて製
造することができる。このマイクログリッパー1では、
外部磁場下に配置して各フィンガー6,7のコイル層8
に電流を流すことにより発生するローレンツ力で、フィ
ンガー6,7が撓んで開閉動作をするものである。
【0007】そして、本件発明者は、前記マイクログリ
ッパー1を図8に示すマイクログリッパー用ホルダー1
20に取り付けていた。図8は、前記マイクログリッパ
ー1を保持した状態の従来のホルダー120を示す概略
側面図である。
ッパー1を図8に示すマイクログリッパー用ホルダー1
20に取り付けていた。図8は、前記マイクログリッパ
ー1を保持した状態の従来のホルダー120を示す概略
側面図である。
【0008】このホルダ120は、プラスチック製の本
体121と、スペーサー122と、挟持板123と、止
めネジ124と、金属ネジ127とで構成されている。
体121と、スペーサー122と、挟持板123と、止
めネジ124と、金属ネジ127とで構成されている。
【0009】このホルダー120によれば、マイクログ
リッパー1を保持するときには、マイクログリッパー1
の支持体5及びスペーサー122に挟持板123を当接
し、止めネジ124を挟持板123の挿通孔に挿通して
本体121に螺合して締め付ける。これにより、マイク
ログリッパー1の支持体5が本体121と挟持板123
との間に挟持固定される。その後、マイクログリッパー
1の電極パット12,13にワイヤーボンディング法に
より取り付けた通電用金線125を、導電製ペースト1
26により金属ネジ127に固定する。該金属ネジ12
7に駆動電流を供給するための金属配線129をつな
ぐ。前記ホルダー120では、これらの作業を行うこと
により、マイクログリッパー1の保持と、コイル層8へ
の駆動電流の供給が可能となる。
リッパー1を保持するときには、マイクログリッパー1
の支持体5及びスペーサー122に挟持板123を当接
し、止めネジ124を挟持板123の挿通孔に挿通して
本体121に螺合して締め付ける。これにより、マイク
ログリッパー1の支持体5が本体121と挟持板123
との間に挟持固定される。その後、マイクログリッパー
1の電極パット12,13にワイヤーボンディング法に
より取り付けた通電用金線125を、導電製ペースト1
26により金属ネジ127に固定する。該金属ネジ12
7に駆動電流を供給するための金属配線129をつな
ぐ。前記ホルダー120では、これらの作業を行うこと
により、マイクログリッパー1の保持と、コイル層8へ
の駆動電流の供給が可能となる。
【0010】なお、図8中、128は、前記油圧駆動型
マニピュレータの移動部に固定されているシャフトであ
り、該シャフト128にホルダー120の本体121が
取り付けられている。
マニピュレータの移動部に固定されているシャフトであ
り、該シャフト128にホルダー120の本体121が
取り付けられている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来のホルダー120では、マイクログリッパー1をホル
ダー120に取り付ける際には前述したような作業を行
わなければならなかったで、その取り付け作業に著しく
手数を要する欠点があった。
来のホルダー120では、マイクログリッパー1をホル
ダー120に取り付ける際には前述したような作業を行
わなければならなかったで、その取り付け作業に著しく
手数を要する欠点があった。
【0012】本発明は、このような事情に鑑みてなされ
たもので、マイクログリッパーのホルダーへの取り付け
作業を簡略化することができるホルダー付きマイクログ
リッパーを提供することを目的とする。
たもので、マイクログリッパーのホルダーへの取り付け
作業を簡略化することができるホルダー付きマイクログ
リッパーを提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1の態様によるホルダー付きマイクログ
リッパーは、第1のフィンガー体であって、第1の支持
体と、該第1の支持体に一端が支持された第1のフィン
ガーと、該第1のフィンガーを開閉動作させる駆動手段
と、前記第1の支持体の表面に形成された電極パット
と、を有する第1のフィンガー体と、第2のフィンガー
体であって、第2の支持体と、該第2の支持体に一端が
支持された第2のフィンガーと、該第2のフィンガーを
開閉動作させる駆動手段と、前記第2の支持体の表面に
形成された電極パットと、を有する第2のフィンガー体
と、表面に配線パターンが形成された板状の第1及び第
2のホルダー体と、を備えたものである。そして、前記
第1のフィンガー体の前記第1の支持体が前記第1のホ
ルダー体に接合され、前記第1の支持体の表面に形成さ
れた前記電極パットと前記第1のホルダー体の表面に形
成された配線パターンとの間が電気的に接続され、前記
第2のフィンガー体の前記第2の支持体が前記第2のホ
ルダー体に接合され、前記第2の支持体の表面に形成さ
れた前記電極パットと前記第2のホルダー体の表面に形
成された配線パターンとの間が電気的に接続され、前記
第1のフィンガーと前記第2のフィンガーとが対向する
ように、前記第1のホルダー体と前記第2のホルダー体
とが接合されたものである。
め、本発明の第1の態様によるホルダー付きマイクログ
リッパーは、第1のフィンガー体であって、第1の支持
体と、該第1の支持体に一端が支持された第1のフィン
ガーと、該第1のフィンガーを開閉動作させる駆動手段
と、前記第1の支持体の表面に形成された電極パット
と、を有する第1のフィンガー体と、第2のフィンガー
体であって、第2の支持体と、該第2の支持体に一端が
支持された第2のフィンガーと、該第2のフィンガーを
開閉動作させる駆動手段と、前記第2の支持体の表面に
形成された電極パットと、を有する第2のフィンガー体
と、表面に配線パターンが形成された板状の第1及び第
2のホルダー体と、を備えたものである。そして、前記
第1のフィンガー体の前記第1の支持体が前記第1のホ
ルダー体に接合され、前記第1の支持体の表面に形成さ
れた前記電極パットと前記第1のホルダー体の表面に形
成された配線パターンとの間が電気的に接続され、前記
第2のフィンガー体の前記第2の支持体が前記第2のホ
ルダー体に接合され、前記第2の支持体の表面に形成さ
れた前記電極パットと前記第2のホルダー体の表面に形
成された配線パターンとの間が電気的に接続され、前記
第1のフィンガーと前記第2のフィンガーとが対向する
ように、前記第1のホルダー体と前記第2のホルダー体
とが接合されたものである。
【0014】本発明の第2の態様によるホルダー付きマ
イクログリッパーは、前記第1の態様によるホルダー付
きマイクログリッパーにおいて、前記第1のホルダー体
及び第2のホルダー体の少なくとも1つが薄肉部を有
し、前記第1のフィンガー体の第1の支持体及び前記第
2のフィンガー体の第2の支持体の少なくとも1つが当
該薄肉部に接合されたものである。
イクログリッパーは、前記第1の態様によるホルダー付
きマイクログリッパーにおいて、前記第1のホルダー体
及び第2のホルダー体の少なくとも1つが薄肉部を有
し、前記第1のフィンガー体の第1の支持体及び前記第
2のフィンガー体の第2の支持体の少なくとも1つが当
該薄肉部に接合されたものである。
【0015】本発明の第3態様によるホルダー付きマイ
クログリッパーは、前記第1の態様によるホルダー付き
マイクログリッパーにおいて、前記第1のホルダー体及
び第2のホルダー体の少なくとも1つがテーパー面を持
った薄肉部を有し、前記第1のフィンガー体の第1の支
持体及び前記第2のフィンガー体の第2の支持体の少な
くとも1つが当該薄肉部のテーパー面に接合され、前記
第1のフィンガーと前記第2のフィンガーとの間の間隔
が前記第1及び第2のフィンガーの先端に向かうほど小
さいものである。
クログリッパーは、前記第1の態様によるホルダー付き
マイクログリッパーにおいて、前記第1のホルダー体及
び第2のホルダー体の少なくとも1つがテーパー面を持
った薄肉部を有し、前記第1のフィンガー体の第1の支
持体及び前記第2のフィンガー体の第2の支持体の少な
くとも1つが当該薄肉部のテーパー面に接合され、前記
第1のフィンガーと前記第2のフィンガーとの間の間隔
が前記第1及び第2のフィンガーの先端に向かうほど小
さいものである。
【0016】本発明の第4態様によるホルダー付きマイ
クログリッパーは、前記第1乃至第3のいずれかの態様
によるホルダー付きマイクログリッパーの製造方法であ
って、支持体と、支持体に一端が支持されたフィンガー
と、該フィンガーを開閉動作させる駆動手段と、前記支
持体の表面に形成された電極パットと、を有するフィン
ガー体が、複数並列して連結され、各フィンガー体間に
分離溝が形成されてなる、フィンガー並列体を用意する
工程と、表面に配線パターンが形成された板状のホルダ
ー体が複数並列して連結され、各ホルダー体間に分離溝
が形成されてなる、ホルダー並列体を用意する工程と、
前記フィンガー並列体の分離溝と前記ホルダー並列体の
分離溝との位置を合わせて、前記フィンガー並列体を前
記ホルダー並列体に接合する工程と、前記フィンガー並
列体の各々のフィンガー体の電極パットと前記ホルダー
並列体の対応するホルダー体の配線パターンとを電気的
に接続する工程と、前記各分離溝に沿って、1つのフィ
ンガー体と1つのホルダー体とが接合された状態の個々
の接合体に分離する工程と、前記2つの接合体のホルダ
ー体同士を接合する工程と、を備えたものである。
クログリッパーは、前記第1乃至第3のいずれかの態様
によるホルダー付きマイクログリッパーの製造方法であ
って、支持体と、支持体に一端が支持されたフィンガー
と、該フィンガーを開閉動作させる駆動手段と、前記支
持体の表面に形成された電極パットと、を有するフィン
ガー体が、複数並列して連結され、各フィンガー体間に
分離溝が形成されてなる、フィンガー並列体を用意する
工程と、表面に配線パターンが形成された板状のホルダ
ー体が複数並列して連結され、各ホルダー体間に分離溝
が形成されてなる、ホルダー並列体を用意する工程と、
前記フィンガー並列体の分離溝と前記ホルダー並列体の
分離溝との位置を合わせて、前記フィンガー並列体を前
記ホルダー並列体に接合する工程と、前記フィンガー並
列体の各々のフィンガー体の電極パットと前記ホルダー
並列体の対応するホルダー体の配線パターンとを電気的
に接続する工程と、前記各分離溝に沿って、1つのフィ
ンガー体と1つのホルダー体とが接合された状態の個々
の接合体に分離する工程と、前記2つの接合体のホルダ
ー体同士を接合する工程と、を備えたものである。
【0017】本発明の第5の態様によるホルダー付きマ
イクログリッパーは、前記第1乃至第3のいずれかの態
様によるホルダー付きマイクログリッパーの製造方法で
あって、第1の支持体と、第1の支持体に一端が支持さ
れた第1のフィンガーと、該第1のフィンガーを開閉動
作させる駆動手段と、前記第1の支持体の表面に形成さ
れた電極パットと、を有する第1のフィンガー体が、複
数並列して連結され、各第1のフィンガー体間に分離溝
が形成されてなる、第1のフィンガー並列体を用意する
工程と、表面に配線パターンが形成された板状の第1の
ホルダー体が複数並列して連結され、各第1のホルダー
体間に分離溝が形成されてなる、第1のホルダー並列体
を用意する工程と、前記第1のフィンガー並列体の分離
溝と前記第1のホルダー並列体の分離溝との位置を合わ
せて、前記第1のフィンガー並列体を前記第1のホルダ
ー並列体に接合する工程と、前記第1のフィンガー並列
体の各々の第1のフィンガー体の電極パットと前記第1
のホルダー並列体の対応する第1のホルダー体の配線パ
ターンとを電気的に接続する工程と、前記各分離溝に沿
って、1つの第1のフィンガー体と1つの第1のホルダ
ー体とが接合された状態の個々の第1の接合体に分離す
る工程と、第2の支持体と、第2の支持体に一端が支持
された第2のフィンガーと、該第2のフィンガーを開閉
動作させる駆動手段と、前記第2の支持体の表面に形成
された電極パットと、を有する第2のフィンガー体が、
複数並列して連結され、各第2のフィンガー体間に分離
溝が形成されてなる、第2のフィンガー並列体を用意す
る工程と、表面に配線パターンが形成された板状の第2
のホルダー体が複数並列して連結され、各第2のホルダ
ー体間に分離溝が形成されてなる、第2のホルダー並列
体を用意する工程と、前記第2のフィンガー並列体の分
離溝と前記第2のホルダー並列体の分離溝との位置を合
わせて、前記第2のフィンガー並列体を前記第2のホル
ダー並列体に接合する工程と、前記第2のフィンガー並
列体の各々の第2のフィンガー体の電極パットと前記第
2のホルダー並列体の対応する第2のホルダー体の配線
パターンとを電気的に接続する工程と、前記各分離溝に
沿って、1つの第2のフィンガー体と1つの第2のホル
ダー体とが接合された状態の個々の第2の接合体に分離
する工程と、前記第1の接合体の第1のホルダー体と前
記第2の接合体の第2のホルダー体とを接合する工程
と、を備えたものである。
イクログリッパーは、前記第1乃至第3のいずれかの態
様によるホルダー付きマイクログリッパーの製造方法で
あって、第1の支持体と、第1の支持体に一端が支持さ
れた第1のフィンガーと、該第1のフィンガーを開閉動
作させる駆動手段と、前記第1の支持体の表面に形成さ
れた電極パットと、を有する第1のフィンガー体が、複
数並列して連結され、各第1のフィンガー体間に分離溝
が形成されてなる、第1のフィンガー並列体を用意する
工程と、表面に配線パターンが形成された板状の第1の
ホルダー体が複数並列して連結され、各第1のホルダー
体間に分離溝が形成されてなる、第1のホルダー並列体
を用意する工程と、前記第1のフィンガー並列体の分離
溝と前記第1のホルダー並列体の分離溝との位置を合わ
せて、前記第1のフィンガー並列体を前記第1のホルダ
ー並列体に接合する工程と、前記第1のフィンガー並列
体の各々の第1のフィンガー体の電極パットと前記第1
のホルダー並列体の対応する第1のホルダー体の配線パ
ターンとを電気的に接続する工程と、前記各分離溝に沿
って、1つの第1のフィンガー体と1つの第1のホルダ
ー体とが接合された状態の個々の第1の接合体に分離す
る工程と、第2の支持体と、第2の支持体に一端が支持
された第2のフィンガーと、該第2のフィンガーを開閉
動作させる駆動手段と、前記第2の支持体の表面に形成
された電極パットと、を有する第2のフィンガー体が、
複数並列して連結され、各第2のフィンガー体間に分離
溝が形成されてなる、第2のフィンガー並列体を用意す
る工程と、表面に配線パターンが形成された板状の第2
のホルダー体が複数並列して連結され、各第2のホルダ
ー体間に分離溝が形成されてなる、第2のホルダー並列
体を用意する工程と、前記第2のフィンガー並列体の分
離溝と前記第2のホルダー並列体の分離溝との位置を合
わせて、前記第2のフィンガー並列体を前記第2のホル
ダー並列体に接合する工程と、前記第2のフィンガー並
列体の各々の第2のフィンガー体の電極パットと前記第
2のホルダー並列体の対応する第2のホルダー体の配線
パターンとを電気的に接続する工程と、前記各分離溝に
沿って、1つの第2のフィンガー体と1つの第2のホル
ダー体とが接合された状態の個々の第2の接合体に分離
する工程と、前記第1の接合体の第1のホルダー体と前
記第2の接合体の第2のホルダー体とを接合する工程
と、を備えたものである。
【0018】
【作用】前記第1乃至第3の態様によれば、第1のフィ
ンガー体の第1の支持体を第1のホルダー体に接合し、
第1の支持体の表面に形成された電極パットと第1のホ
ルダー体の表面に形成された配線パターンとの間を電気
的に接続し、第2のフィンガー体の第2の支持体を第2
のホルダー体に接合し、第2の支持体の表面に形成され
た電極パットと第2のホルダー体の表面に形成された配
線パターンとの間を電気的に接続し、第1のフィンガー
と第2のフィンガーとが対向するように、第1のホルダ
ー体と第2のホルダー体とを接合することによって、製
造することができる。
ンガー体の第1の支持体を第1のホルダー体に接合し、
第1の支持体の表面に形成された電極パットと第1のホ
ルダー体の表面に形成された配線パターンとの間を電気
的に接続し、第2のフィンガー体の第2の支持体を第2
のホルダー体に接合し、第2の支持体の表面に形成され
た電極パットと第2のホルダー体の表面に形成された配
線パターンとの間を電気的に接続し、第1のフィンガー
と第2のフィンガーとが対向するように、第1のホルダ
ー体と第2のホルダー体とを接合することによって、製
造することができる。
【0019】このような作業は、図8図に示すようにし
てマイクログリッパーをホルダーに取り付ける従来の場
合に比べて、手数を要さず、簡単である。
てマイクログリッパーをホルダーに取り付ける従来の場
合に比べて、手数を要さず、簡単である。
【0020】前記第2の態様のように、前記第1のホル
ダー体及び第2のホルダー体の少なくとも1つが薄肉部
を有し、前記第1のフィンガー体の第1の支持体及び前
記第2のフィンガー体の第2の支持体の少なくとも1つ
が当該薄肉部に接合されれば、第1及び第2のフィンガ
ー体間の間隔が不必要に大きくならないので、第1及び
第2のフィンガーの把持動作に支障を来すおそれがな
く、好ましい。この場合、薄肉部の厚みを薄くするにも
限界があるので、前記第3の態様のように、薄肉部にテ
ーパー面を持たせ、第1のフィンガーと第2のフィンガ
ーとの間の間隔を第1及び第2のフィンガーの先端に向
かうほど小さくすると、一層好ましい。
ダー体及び第2のホルダー体の少なくとも1つが薄肉部
を有し、前記第1のフィンガー体の第1の支持体及び前
記第2のフィンガー体の第2の支持体の少なくとも1つ
が当該薄肉部に接合されれば、第1及び第2のフィンガ
ー体間の間隔が不必要に大きくならないので、第1及び
第2のフィンガーの把持動作に支障を来すおそれがな
く、好ましい。この場合、薄肉部の厚みを薄くするにも
限界があるので、前記第3の態様のように、薄肉部にテ
ーパー面を持たせ、第1のフィンガーと第2のフィンガ
ーとの間の間隔を第1及び第2のフィンガーの先端に向
かうほど小さくすると、一層好ましい。
【0021】前記第4及び第5の態様によれば、複数の
フィンガー体と複数のホルダー体との接合や、複数のフ
ィンガー体と複数のホルダー体との間の電気的接合を、
一括して行うことができるので、一層効率良くホルダー
付きマイクログリッパーを製造することができる。
フィンガー体と複数のホルダー体との接合や、複数のフ
ィンガー体と複数のホルダー体との間の電気的接合を、
一括して行うことができるので、一層効率良くホルダー
付きマイクログリッパーを製造することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例によるホルダー付き
マイクログリッパーについて、図1及び図2を参照して
説明する。
マイクログリッパーについて、図1及び図2を参照して
説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例によるホルダー付
きマイクログリッパーを示す図であり、図1(a)はそ
の正面図、図1(b)は図1(a)中のI−I矢視図で
ある。図2は、第1のフィンガー体21を示す斜視図で
ある。
きマイクログリッパーを示す図であり、図1(a)はそ
の正面図、図1(b)は図1(a)中のI−I矢視図で
ある。図2は、第1のフィンガー体21を示す斜視図で
ある。
【0024】本実施例によるホルダー付きマイクログリ
ッパーは、図1に示すように、第1及び第2のフィンガ
ー体21,22と、板状の第1及び第2のホルダー体2
3,24とを備えている。
ッパーは、図1に示すように、第1及び第2のフィンガ
ー体21,22と、板状の第1及び第2のホルダー体2
3,24とを備えている。
【0025】本実施例では、第1のフィンガー体21
は、図2に示すように、支持体25と、支持体25に一
端が支持されたフィンガー26と、フィンガー26を開
閉動作させる駆動手段としての、フィンガー26の外側
面に形成されたコイル層(駆動用薄膜部材)28と、を
備えている。本実施例では、フィンガー26は、可撓性
プレートから構成され、具体的には、窒化珪素膜29か
ら構成されている。また、支持体25は、シリコン層3
1と、その両面に形成された窒化珪素膜29,30とか
ら構成されている。コイル層28は、支持体25の上に
も延びて、支持体25上に形成された外部との電気的接
続のための電極パット32,33に接続されている。な
お、コイル層28及び電極パット32,33は、同一の
導電材料で構成され、一体化されている。なお、この第
1のフィンガー体21は、半導体製造技術を用いて製造
することができる。この第1のフィンガー体21では、
外部磁場下に配置して第1のフィンガー26のコイル層
28に電流を流すことにより発生するローレンツ力で、
フィンガー26が撓んで開閉動作をするものである。
は、図2に示すように、支持体25と、支持体25に一
端が支持されたフィンガー26と、フィンガー26を開
閉動作させる駆動手段としての、フィンガー26の外側
面に形成されたコイル層(駆動用薄膜部材)28と、を
備えている。本実施例では、フィンガー26は、可撓性
プレートから構成され、具体的には、窒化珪素膜29か
ら構成されている。また、支持体25は、シリコン層3
1と、その両面に形成された窒化珪素膜29,30とか
ら構成されている。コイル層28は、支持体25の上に
も延びて、支持体25上に形成された外部との電気的接
続のための電極パット32,33に接続されている。な
お、コイル層28及び電極パット32,33は、同一の
導電材料で構成され、一体化されている。なお、この第
1のフィンガー体21は、半導体製造技術を用いて製造
することができる。この第1のフィンガー体21では、
外部磁場下に配置して第1のフィンガー26のコイル層
28に電流を流すことにより発生するローレンツ力で、
フィンガー26が撓んで開閉動作をするものである。
【0026】第2のフィンガー体22も、第1のフィン
ガー体21と同様に構成されている。ただし、第2のフ
ィンガー体22は、第1のフィンガー体21と対称的に
構成されている。図1において、第1のフィンガー体2
1の構成要素と対応する第2のフィンガー体22の構成
要素には、同一符号を付している。
ガー体21と同様に構成されている。ただし、第2のフ
ィンガー体22は、第1のフィンガー体21と対称的に
構成されている。図1において、第1のフィンガー体2
1の構成要素と対応する第2のフィンガー体22の構成
要素には、同一符号を付している。
【0027】本実施例では、第1のホルダー体23は、
長方形状の絶縁板で構成されている。例えば、この材料
としては、セラミックやプラスチック等を用いることが
できる。第1のホルダー体23の表面には、配線パター
ン35,36が形成されている。配線パターン35,3
6の両端には、電極パット37,38,39,40が形
成されている。また、第1のホルダー体23の一方端部
側には、数度のテーパー角度のテーパー面41aを持っ
た薄肉部41が形成されている。もっとも、薄肉部41
は必ずしもテーパー面41aを持っていなくてもよい
し、第1のホルダー体23に必ずしも薄肉部41を形成
しておかなくてもよい。
長方形状の絶縁板で構成されている。例えば、この材料
としては、セラミックやプラスチック等を用いることが
できる。第1のホルダー体23の表面には、配線パター
ン35,36が形成されている。配線パターン35,3
6の両端には、電極パット37,38,39,40が形
成されている。また、第1のホルダー体23の一方端部
側には、数度のテーパー角度のテーパー面41aを持っ
た薄肉部41が形成されている。もっとも、薄肉部41
は必ずしもテーパー面41aを持っていなくてもよい
し、第1のホルダー体23に必ずしも薄肉部41を形成
しておかなくてもよい。
【0028】第2のホルダー体24も、第1のホルダー
体23と同様に構成されている。図1において、第1の
ホルダー体23の構成要素と対応する第2のホルダー体
24の構成要素には、同一符号を付している。
体23と同様に構成されている。図1において、第1の
ホルダー体23の構成要素と対応する第2のホルダー体
24の構成要素には、同一符号を付している。
【0029】本実施例では、第1のフィンガー体21が
第1のホルダー体23の薄肉部41のテーパー面41a
に接着剤等により接合され、同様に、第2のフィンガー
体22が第2のホルダー体24の薄肉部41のテーパー
面41aに接着剤等により接合されている。
第1のホルダー体23の薄肉部41のテーパー面41a
に接着剤等により接合され、同様に、第2のフィンガー
体22が第2のホルダー体24の薄肉部41のテーパー
面41aに接着剤等により接合されている。
【0030】また、本実施例では、第1のフィンガー体
21の支持体25上の電極パット32,33と第1のホ
ルダー体23上の電極パット39,37との間にそれぞ
れ金線42,43がワイヤーボンディング法により接続
されている。同様に、第2のフィンガー体22の支持体
25上の電極パット32,33と第2のホルダー体24
上の電極パット39,37との間もそれぞれ金線42,
43により接続されている。
21の支持体25上の電極パット32,33と第1のホ
ルダー体23上の電極パット39,37との間にそれぞ
れ金線42,43がワイヤーボンディング法により接続
されている。同様に、第2のフィンガー体22の支持体
25上の電極パット32,33と第2のホルダー体24
上の電極パット39,37との間もそれぞれ金線42,
43により接続されている。
【0031】さらに、第1のフィンガー体21のフィン
ガー26と第2のフィンガー体22のフィンガー体26
とが対向するように、第1のホルダー体23と第2のホ
ルダー体24とが接着剤等により接合されている。
ガー26と第2のフィンガー体22のフィンガー体26
とが対向するように、第1のホルダー体23と第2のホ
ルダー体24とが接着剤等により接合されている。
【0032】図1に示すホルダー付きマイクログリッパ
ーは、第1のフィンガー体21の支持体25を第1のホ
ルダー体23に接合し、第1のフィンガー体21の支持
体25の表面に形成された電極パット32,33と第1
のホルダー体23の表面に形成された電極パット39,
37との間を金線42,43で接続し、第2のフィンガ
ー体22の支持体25を第2のホルダー体24に接合
し、第2のフィンガー体22の支持体25の表面に形成
された電極パット32,33と第2のホルダー体24の
表面に形成された電極パット39,37との間を金線4
2,43で接続しし、第1のフィンガー体21のフィン
ガー26と第2のフィンガー体22のフィンガー26と
が対向するように、第1のホルダー体23と第2のホル
ダー体24とを接合することによって、製造することが
できる。すなわち、これにより、ホルダーにマウントさ
れた状態のマイクログリッパーが得られる。
ーは、第1のフィンガー体21の支持体25を第1のホ
ルダー体23に接合し、第1のフィンガー体21の支持
体25の表面に形成された電極パット32,33と第1
のホルダー体23の表面に形成された電極パット39,
37との間を金線42,43で接続し、第2のフィンガ
ー体22の支持体25を第2のホルダー体24に接合
し、第2のフィンガー体22の支持体25の表面に形成
された電極パット32,33と第2のホルダー体24の
表面に形成された電極パット39,37との間を金線4
2,43で接続しし、第1のフィンガー体21のフィン
ガー26と第2のフィンガー体22のフィンガー26と
が対向するように、第1のホルダー体23と第2のホル
ダー体24とを接合することによって、製造することが
できる。すなわち、これにより、ホルダーにマウントさ
れた状態のマイクログリッパーが得られる。
【0033】このような作業は、図8図に示すようにし
てマイクログリッパーをホルダーに取り付ける従来の場
合に比べて、手数を要さず、簡単である。
てマイクログリッパーをホルダーに取り付ける従来の場
合に比べて、手数を要さず、簡単である。
【0034】図1に示すホルダー付きマイクログリッパ
ーは、実際の使用にあたっては、ホルダー体23,24
におけるフィンガー体21,22と反対側の端部を、例
えば、図3に示すコネクタ90に差し込んで固定するこ
とができる。図3は、コネクタ90を示す概略斜視図で
ある。このコネクタ90は、接点となる金属バネ91を
もち、該金属バネ91が第1及び第2のホルダー体2
3,24上に形成した電極パット28,40と接触し、
電気的な接続をとることが可能となっている。なお、導
線92が個々の金属バネ91と接続されており、必要に
応じて駆動電源や計測機器等の外部機器と接続を取るこ
とが可能となっている。なお、図3中、93は、油圧駆
動型マニピュレータ等の移動装置の移動部に固定されて
いるシャフトであり、該シャフト93にコネクタ90が
取り付けられている。
ーは、実際の使用にあたっては、ホルダー体23,24
におけるフィンガー体21,22と反対側の端部を、例
えば、図3に示すコネクタ90に差し込んで固定するこ
とができる。図3は、コネクタ90を示す概略斜視図で
ある。このコネクタ90は、接点となる金属バネ91を
もち、該金属バネ91が第1及び第2のホルダー体2
3,24上に形成した電極パット28,40と接触し、
電気的な接続をとることが可能となっている。なお、導
線92が個々の金属バネ91と接続されており、必要に
応じて駆動電源や計測機器等の外部機器と接続を取るこ
とが可能となっている。なお、図3中、93は、油圧駆
動型マニピュレータ等の移動装置の移動部に固定されて
いるシャフトであり、該シャフト93にコネクタ90が
取り付けられている。
【0035】次に、本発明の他の実施例によるホルダー
付きマイクログリッパーについて、図4を参照して説明
する。
付きマイクログリッパーについて、図4を参照して説明
する。
【0036】図4は本発明の一実施例によるホルダー付
きマイクログリッパーを示す図であり、図4(a)はそ
の正面図、図4(b)は図4(a)中のIV−IV矢視
図である。図4において、図1に示す構成要素と同一又
は対応する構成要素には同一符号を付し、その説明は省
略する。
きマイクログリッパーを示す図であり、図4(a)はそ
の正面図、図4(b)は図4(a)中のIV−IV矢視
図である。図4において、図1に示す構成要素と同一又
は対応する構成要素には同一符号を付し、その説明は省
略する。
【0037】図4に示すマイクログリッパーが図1に示
すマイクログリッパーと主として異なる所は、図4に示
すマイクログリッパーでは、図1に示すマイクログリッ
パーと異なり、第1のフィンガー体21の支持体25の
幅と第1のホルダー体23の幅とが同一であり、第2の
フィンガー体22の支持体25の幅と第2のホルダー体
24の幅とが同一である点である。その他、両者は、電
極パット32,33,37〜40及び配線パターン2
8,35,36の配置も若干異なっているが、実質的に
は同一である。
すマイクログリッパーと主として異なる所は、図4に示
すマイクログリッパーでは、図1に示すマイクログリッ
パーと異なり、第1のフィンガー体21の支持体25の
幅と第1のホルダー体23の幅とが同一であり、第2の
フィンガー体22の支持体25の幅と第2のホルダー体
24の幅とが同一である点である。その他、両者は、電
極パット32,33,37〜40及び配線パターン2
8,35,36の配置も若干異なっているが、実質的に
は同一である。
【0038】図4に示すマイクログリッパーでは、第1
のフィンガー体21の支持体25の幅と第1のホルダー
体23の幅とが同一であり、第2のフィンガー体22の
支持体25の幅と第2のホルダー体24の幅とが同一で
あるので、以下に説明する方法により製造することがで
きる。
のフィンガー体21の支持体25の幅と第1のホルダー
体23の幅とが同一であり、第2のフィンガー体22の
支持体25の幅と第2のホルダー体24の幅とが同一で
あるので、以下に説明する方法により製造することがで
きる。
【0039】次に、図4に示すマイクログリッパーの製
造方法の一例について、図5乃至7を参照して説明す
る。
造方法の一例について、図5乃至7を参照して説明す
る。
【0040】まず、図5(a)(b)に示すように、第
1のフィンガー体21が複数並列して連結され、各第1
のフィンガー体21間に分離溝70が形成されてなる、
第1のフィンガー並列体61を用意する。また、図5
(c)(d)に示すように、第2のフィンガー体22が
複数並列して連結され、各第2のフィンガー体22間に
分離溝70が形成されてなる、第2のフィンガー並列体
62を用意する。
1のフィンガー体21が複数並列して連結され、各第1
のフィンガー体21間に分離溝70が形成されてなる、
第1のフィンガー並列体61を用意する。また、図5
(c)(d)に示すように、第2のフィンガー体22が
複数並列して連結され、各第2のフィンガー体22間に
分離溝70が形成されてなる、第2のフィンガー並列体
62を用意する。
【0041】図5(a)はフィンガー並列体61を示す
正面図、図5(b)は図5(a)中のA−A矢視図、図
5(c)はフィンガー並列体62を示す正面図、図5
(d)は図5(c)中のB−B矢視図である。
正面図、図5(b)は図5(a)中のA−A矢視図、図
5(c)はフィンガー並列体62を示す正面図、図5
(d)は図5(c)中のB−B矢視図である。
【0042】フィンガー並列体61,62は、例えば、
次のようにして用意することができる。
次のようにして用意することができる。
【0043】まず、(100)面方位のn型シリコン基
板の両面に、低圧気相成長法によりジクロルシランとア
ンモニアガスを原料として窒化珪素膜を成膜する。次
に、基板の上面の窒化珪素膜の上面に金、アルミニウ
ム、銅等の金属層をリフトオフ法などによりパターニン
グすることによって、フィンガー並列体61,62のコ
イル層28、配線パターン28及び電極パット32,3
3を形成する。その後、基板の両面の窒化珪素膜にフィ
ンガー並列体61,62のフィンガー26の形状及び支
持体25の形状に合わせて、フォトリソグラフィ法及び
ドライエッチング法によりパターニングを施す。このと
き、同時に、上面の窒化珪素膜には、分離溝70の形状
にあわせてパターニングして、シリコン基板を露出させ
る開口を形成しておく。その後、この状態の基板をテト
ラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)
水溶液又は水酸化カリウム(KOH)水溶液等の異方性
エッチング液に浸漬し、前記パターニングにより露出し
た不要なシリコン部分のみを溶出する。このエッチング
により、同時に、上面の窒化珪素膜の前記開口から露出
した基板の部分に、該開口に連続する溝が分離溝70と
して自動的に形成される。このようにして、フィンガー
並列体61,62が得られる。
板の両面に、低圧気相成長法によりジクロルシランとア
ンモニアガスを原料として窒化珪素膜を成膜する。次
に、基板の上面の窒化珪素膜の上面に金、アルミニウ
ム、銅等の金属層をリフトオフ法などによりパターニン
グすることによって、フィンガー並列体61,62のコ
イル層28、配線パターン28及び電極パット32,3
3を形成する。その後、基板の両面の窒化珪素膜にフィ
ンガー並列体61,62のフィンガー26の形状及び支
持体25の形状に合わせて、フォトリソグラフィ法及び
ドライエッチング法によりパターニングを施す。このと
き、同時に、上面の窒化珪素膜には、分離溝70の形状
にあわせてパターニングして、シリコン基板を露出させ
る開口を形成しておく。その後、この状態の基板をテト
ラメチルアンモニウムハイドロオキサイド(TMAH)
水溶液又は水酸化カリウム(KOH)水溶液等の異方性
エッチング液に浸漬し、前記パターニングにより露出し
た不要なシリコン部分のみを溶出する。このエッチング
により、同時に、上面の窒化珪素膜の前記開口から露出
した基板の部分に、該開口に連続する溝が分離溝70と
して自動的に形成される。このようにして、フィンガー
並列体61,62が得られる。
【0044】また、図6に示すように、表面に配線パタ
ーン35,36が形成された板状のホルダー体23が複
数並列して連結され、各フィンガー体間に分離溝が形成
されてなる、第1及び第2のホルダー並列体71,72
を用意する。本実施例では、第1のホルダー体23と第
2のホルダー体24とは全く同一であるので、第1及び
第2のホルダー並列体71,72も全く同一である。
ーン35,36が形成された板状のホルダー体23が複
数並列して連結され、各フィンガー体間に分離溝が形成
されてなる、第1及び第2のホルダー並列体71,72
を用意する。本実施例では、第1のホルダー体23と第
2のホルダー体24とは全く同一であるので、第1及び
第2のホルダー並列体71,72も全く同一である。
【0045】なお、図6(a)はホルダー並列体71,
72を示す正面図、図6(b)は図6(a)中のC−C
矢視図である。
72を示す正面図、図6(b)は図6(a)中のC−C
矢視図である。
【0046】ホルダー並列体71,72は、例えば、セ
ラミックやプラスチック等の絶縁板上にスクリーン印刷
により配線パターン35,36及び電極パット37〜4
0を形成し、切削加工によりテーパー面41aを有する
薄肉部41及び分離溝80を形成することによって、得
ることができる。
ラミックやプラスチック等の絶縁板上にスクリーン印刷
により配線パターン35,36及び電極パット37〜4
0を形成し、切削加工によりテーパー面41aを有する
薄肉部41及び分離溝80を形成することによって、得
ることができる。
【0047】その後、図7に示すように、フィンガー並
列体61の分離溝70とホルダー並列体71の分離溝8
0との位置を合わせて、図5(a)(b)に示すフィン
ガー並列体61を図6に示すホルダー並列体71の薄肉
部41のテーパー面41aに接着剤等により接合し、フ
ィンガー並列体61の各々のフィンガー21の電極パッ
ト32,33とホルダー並列体71の対応するホルダー
体23の電極パット39,37とを、ワイヤーボンディ
ング加工により金線42,43で接続する。その後、各
分離溝70,80に沿って、1つの第1のフィンガー体
21と1つの第1のホルダー体23とが接合された状態
の個々の第1の接合体に分離する。なお、図7は図4に
示すホルダー付きマイクログリッパーの製造過程を示す
図であり、図7(a)はその正面図、図7(b)は図7
(a)中のD−D矢視図である。
列体61の分離溝70とホルダー並列体71の分離溝8
0との位置を合わせて、図5(a)(b)に示すフィン
ガー並列体61を図6に示すホルダー並列体71の薄肉
部41のテーパー面41aに接着剤等により接合し、フ
ィンガー並列体61の各々のフィンガー21の電極パッ
ト32,33とホルダー並列体71の対応するホルダー
体23の電極パット39,37とを、ワイヤーボンディ
ング加工により金線42,43で接続する。その後、各
分離溝70,80に沿って、1つの第1のフィンガー体
21と1つの第1のホルダー体23とが接合された状態
の個々の第1の接合体に分離する。なお、図7は図4に
示すホルダー付きマイクログリッパーの製造過程を示す
図であり、図7(a)はその正面図、図7(b)は図7
(a)中のD−D矢視図である。
【0048】同様に、フィンガー並列体62の分離溝7
0とホルダー並列体72の分離溝80との位置を合わせ
て、図5(c)(d)に示すフィンガー並列体62を図
6に示すホルダー並列体72の薄肉部41のテーパー面
41aに接着剤等により接合し、フィンガー並列体62
の各々のフィンガー22の電極パット32,33とホル
ダー並列体72の対応するホルダー体23の電極パット
39,37とを、ワイヤーボンディング加工により金線
42,43で接続する。その後、各分離溝70,80に
沿って、1つの第2のフィンガー体22と1つの第2の
ホルダー体24とが接合された状態の個々の第2の接合
体に分離する。
0とホルダー並列体72の分離溝80との位置を合わせ
て、図5(c)(d)に示すフィンガー並列体62を図
6に示すホルダー並列体72の薄肉部41のテーパー面
41aに接着剤等により接合し、フィンガー並列体62
の各々のフィンガー22の電極パット32,33とホル
ダー並列体72の対応するホルダー体23の電極パット
39,37とを、ワイヤーボンディング加工により金線
42,43で接続する。その後、各分離溝70,80に
沿って、1つの第2のフィンガー体22と1つの第2の
ホルダー体24とが接合された状態の個々の第2の接合
体に分離する。
【0049】最後に、フィンガー26同士が対向するよ
うに、前記第1の接合体の第1のホルダー体23と前記
第2の接合体の第2のホルダー体24とを接合する。こ
れにより、図4に示すホルダー付きマイクログリッパー
が完成する。
うに、前記第1の接合体の第1のホルダー体23と前記
第2の接合体の第2のホルダー体24とを接合する。こ
れにより、図4に示すホルダー付きマイクログリッパー
が完成する。
【0050】この製造方法によれば、複数のフィンガー
体21,22と複数のホルダー体23,24との接合
や、複数のフィンガー体21,22と複数のホルダー体
23,24との間の電気的接合を、一括して行うことが
できるので、一層効率良くホルダー付きマイクログリッ
パーを製造することができる。
体21,22と複数のホルダー体23,24との接合
や、複数のフィンガー体21,22と複数のホルダー体
23,24との間の電気的接合を、一括して行うことが
できるので、一層効率良くホルダー付きマイクログリッ
パーを製造することができる。
【0051】以上、本発明の各実施例について説明した
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
が、本発明はこれらの実施例に限定されるものではな
い。
【0052】例えば、前記実施例では、フィンガーを開
閉動作させる駆動手段としてコイル層28が設けられて
いたが、駆動手段として、フィンガーを構成する可撓性
プレートと異なる線膨張係数を有する駆動用薄膜部材を
フィンガー設け、該駆動用薄膜駆動用部材に通電して発
生したジュール熱により、バイメタル効果によりフィン
ガーを開閉させるマイクログリッパーを構成してもよ
い。また、フィンガーに金属探針を設け把持物質の電気
的な特性を計測するマイクログリッパーや、フィンガー
に微小熱電対を具備し把持物質の温度計測が可能なマイ
クログリッパーや、フィンガーに微小ヒーターを一体具
備し把持物質を局所的に加熱可能なマイクログリッパー
などを構成してもよい。
閉動作させる駆動手段としてコイル層28が設けられて
いたが、駆動手段として、フィンガーを構成する可撓性
プレートと異なる線膨張係数を有する駆動用薄膜部材を
フィンガー設け、該駆動用薄膜駆動用部材に通電して発
生したジュール熱により、バイメタル効果によりフィン
ガーを開閉させるマイクログリッパーを構成してもよ
い。また、フィンガーに金属探針を設け把持物質の電気
的な特性を計測するマイクログリッパーや、フィンガー
に微小熱電対を具備し把持物質の温度計測が可能なマイ
クログリッパーや、フィンガーに微小ヒーターを一体具
備し把持物質を局所的に加熱可能なマイクログリッパー
などを構成してもよい。
【0053】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
マイクログリッパーのホルダーへの取り付け作業を簡略
化することができる。
マイクログリッパーのホルダーへの取り付け作業を簡略
化することができる。
【図1】本発明の一実施例によるホルダー付きマイクロ
グリッパーを示す図であり、(a)はその正面図、
(b)は(a)中のI−I矢視図である。
グリッパーを示す図であり、(a)はその正面図、
(b)は(a)中のI−I矢視図である。
【図2】フィンガー体を示す斜視図である。
【図3】コネクタを示す概略斜視図である。
【図4】本発明の他の実施例によるホルダー付きマイク
ログリッパーを示す図であり、(a)はその正面図、
(b)は(a)中のIV−IV矢視図である。
ログリッパーを示す図であり、(a)はその正面図、
(b)は(a)中のIV−IV矢視図である。
【図5】フィンガー並列体を示す図であり、(a)は1
つのフィンガー並列体を示す正面図、(b)は(a)中
のA−A矢視図、(c)は他のフィンガー並列体を示す
正面図、(d)は(c)中のB−B矢視図である。
つのフィンガー並列体を示す正面図、(b)は(a)中
のA−A矢視図、(c)は他のフィンガー並列体を示す
正面図、(d)は(c)中のB−B矢視図である。
【図6】ホルダー並列体を示す図であり、(a)はその
正面図、(b)は(a)中のC−C矢視図である。
正面図、(b)は(a)中のC−C矢視図である。
【図7】図4に示すホルダー付きマイクログリッパーの
製造過程を示す図であり、(a)はその正面図、(b)
は(a)中のD−D矢視図である。
製造過程を示す図であり、(a)はその正面図、(b)
は(a)中のD−D矢視図である。
【図8】マイクログリッパーを保持した状態の従来のホ
ルダーを示す概略側面図である。
ルダーを示す概略側面図である。
【図9】従来のマイクログリッパーを示す斜視図であ
る。
る。
21 第1のフィンガー体 22 第2のフィンガー体 23 第1のホルダー体 24 第2のホルダー体 25 支持体 26 フィンガー 28 コイル層 32,33,37,38,39,40 電極パット 35,36 配線パターン 41 薄肉部 41a テーパー面 61 第1のフィンガー並列体 62 第2のフィンガー並列体 71 第1のホルダー並列体 72 第2のホルダー並列体
Claims (5)
- 【請求項1】 第1の支持体と、該第1の支持体に一端
が支持された第1のフィンガーと、該第1のフィンガー
を開閉動作させる駆動手段と、前記第1の支持体の表面
に形成された電極パットと、を有する第1のフィンガー
体と、 第2の支持体と、該第2の支持体に一端が支持された第
2のフィンガーと、該第2のフィンガーを開閉動作させ
る駆動手段と、前記第2の支持体の表面に形成された電
極パットと、を有する第2のフィンガー体と、 表面に配線パターンが形成された板状の第1及び第2の
ホルダー体と、 を備え、 前記第1のフィンガー体の前記第1の支持体が前記第1
のホルダー体に接合され、 前記第1の支持体の表面に形成された前記電極パットと
前記第1のホルダー体の表面に形成された配線パターン
との間が電気的に接続され、 前記第2のフィンガー体の前記第2の支持体が前記第2
のホルダー体に接合され、 前記第2の支持体の表面に形成された前記電極パットと
前記第2のホルダー体の表面に形成された配線パターン
との間が電気的に接続され、 前記第1のフィンガーと前記第2のフィンガーとが対向
するように、前記第1のホルダー体と前記第2のホルダ
ー体とが接合された、 ことを特徴とするホルダー付きマイクログリッパー。 - 【請求項2】 前記第1のホルダー体及び第2のホルダ
ー体の少なくとも1つが薄肉部を有し、前記第1のフィ
ンガー体の第1の支持体及び前記第2のフィンガー体の
第2の支持体の少なくとも1つが当該薄肉部に接合され
たことを特徴とする請求項1記載のホルダー付きマイク
ログリッパー。 - 【請求項3】 前記第1のホルダー体及び第2のホルダ
ー体の少なくとも1つがテーパー面を持った薄肉部を有
し、前記第1のフィンガー体の第1の支持体及び前記第
2のフィンガー体の第2の支持体の少なくとも1つが当
該薄肉部のテーパー面に接合され、前記第1のフィンガ
ーと前記第2のフィンガーとの間の間隔が前記第1及び
第2のフィンガーの先端に向かうほど小さいことを特徴
とする請求項1記載のホルダー付きマイクログリッパ
ー。 - 【請求項4】 支持体と、支持体に一端が支持されたフ
ィンガーと、該フィンガーを開閉動作させる駆動手段
と、前記支持体の表面に形成された電極パットと、を有
するフィンガー体が、複数並列して連結され、各フィン
ガー体間に分離溝が形成されてなる、フィンガー並列体
を用意する工程と、 表面に配線パターンが形成された板状のホルダー体が複
数並列して連結され、各ホルダー体間に分離溝が形成さ
れてなる、ホルダー並列体を用意する工程と、 前記フィンガー並列体の分離溝と前記ホルダー並列体の
分離溝との位置を合わせて、前記フィンガー並列体を前
記ホルダー並列体に接合する工程と、 前記フィンガー並列体の各々のフィンガー体の電極パッ
トと前記ホルダー並列体の対応するホルダー体の配線パ
ターンとを電気的に接続する工程と、 前記各分離溝に沿って、1つのフィンガー体と1つのホ
ルダー体とが接合された状態の個々の接合体に分離する
工程と、 前記2つの接合体のホルダー体同士を接合する工程と、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載のホルダー付きマイクログリッパーの製造方法。 - 【請求項5】 第1の支持体と、第1の支持体に一端が
支持された第1のフィンガーと、該第1のフィンガーを
開閉動作させる駆動手段と、前記第1の支持体の表面に
形成された電極パットと、を有する第1のフィンガー体
が、複数並列して連結され、各第1のフィンガー体間に
分離溝が形成されてなる、第1のフィンガー並列体を用
意する工程と、 表面に配線パターンが形成された板状の第1のホルダー
体が複数並列して連結され、各第1のホルダー体間に分
離溝が形成されてなる、第1のホルダー並列体を用意す
る工程と、 前記第1のフィンガー並列体の分離溝と前記第1のホル
ダー並列体の分離溝との位置を合わせて、前記第1のフ
ィンガー並列体を前記第1のホルダー並列体に接合する
工程と、 前記第1のフィンガー並列体の各々の第1のフィンガー
体の電極パットと前記第1のホルダー並列体の対応する
第1のホルダー体の配線パターンとを電気的に接続する
工程と、 前記各分離溝に沿って、1つの第1のフィンガー体と1
つの第1のホルダー体とが接合された状態の個々の第1
の接合体に分離する工程と、 第2の支持体と、第2の支持体に一端が支持された第2
のフィンガーと、該第2のフィンガーを開閉動作させる
駆動手段と、前記第2の支持体の表面に形成された電極
パットと、を有する第2のフィンガー体が、複数並列し
て連結され、各第2のフィンガー体間に分離溝が形成さ
れてなる、第2のフィンガー並列体を用意する工程と、 表面に配線パターンが形成された板状の第2のホルダー
体が複数並列して連結され、各第2のホルダー体間に分
離溝が形成されてなる、第2のホルダー並列体を用意す
る工程と、 前記第2のフィンガー並列体の分離溝と前記第2のホル
ダー並列体の分離溝との位置を合わせて、前記第2のフ
ィンガー並列体を前記第2のホルダー並列体に接合する
工程と、 前記第2のフィンガー並列体の各々の第2のフィンガー
体の電極パットと前記第2のホルダー並列体の対応する
第2のホルダー体の配線パターンとを電気的に接続する
工程と、 前記各分離溝に沿って、1つの第2のフィンガー体と1
つの第2のホルダー体とが接合された状態の個々の第2
の接合体に分離する工程と、 前記第1の接合体の第1のホルダー体と前記第2の接合
体の第2のホルダー体とを接合する工程と、 を備えたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
記載のホルダー付きマイクログリッパーの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7096143A JPH08257926A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | ホルダー付きマイクログリッパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7096143A JPH08257926A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | ホルダー付きマイクログリッパー |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08257926A true JPH08257926A (ja) | 1996-10-08 |
Family
ID=14157168
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7096143A Pending JPH08257926A (ja) | 1995-03-29 | 1995-03-29 | ホルダー付きマイクログリッパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08257926A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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CN111195872A (zh) * | 2020-03-12 | 2020-05-26 | 重庆大学 | 一种具有微装配力传感器的真空吸附夹持器系统 |
-
1995
- 1995-03-29 JP JP7096143A patent/JPH08257926A/ja active Pending
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040106 |