JPH08257847A - 組立装置 - Google Patents

組立装置

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JPH08257847A
JPH08257847A JP8734495A JP8734495A JPH08257847A JP H08257847 A JPH08257847 A JP H08257847A JP 8734495 A JP8734495 A JP 8734495A JP 8734495 A JP8734495 A JP 8734495A JP H08257847 A JPH08257847 A JP H08257847A
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arm
pallet
tool
parts
moving
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JP8734495A
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Takeshi Inoue
健 井上
Keiichi Nakamachi
啓一 中町
Hideo Kawabe
英雄 川部
Takehiko Fukushima
剛彦 福島
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ある部品を別の部品に対して組付けてアセン
ブリを得る場合に、その組立効率を向上することができ
る組立装置を提供すること。 【構成】 パレット上の複数の部品を対象物OBに対し
て組付けるための組立装置であり、パレットの部品を対
象物OBに組付けるために部品を保持するツールを備え
る第1のアーム20と、パレットの別の部品を対象物に
組付けるために部品を保持するツールを備える第2のア
ーム22と、第1のアーム20と第2アーム22を、中
心軸30を中心にして開閉可能にするための開閉手段2
8と、第1のアーム20のツール24と第2のアーム2
2のツール26を同期して回転するための回転手段32
と、第1のアーム20のツール24を中心軸30と平行
な方向に移動するための第1のツール移動手段40と、
第2のアーム22のツール26を中心軸30と平行な方
向に移動するための第2のツール移動手段42とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、対象物に対して複数の
部品を同時に組付けるための組立装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】ビデオテープレコーダのような精密機械
を組立てる場合には、小さな部品を別の小さな部品に対
して組付ける工程がある。このような工程では、第1の
部品が、第2の部品に対して組付けられて、1つのアセ
ンブリが作られるのであるが、このようなアセンブリ
は、数多く作られる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように第1の部品
を第2の部品に対して組付けるような作業は、数多く繰
り返されるので、できるだけ効率良く行う必要がある。
通常の部品の組立てでは、第1の部品が例えば人手や機
械により第2の部品に対して組立てられて1つずつアセ
ンブリが完成される。しかしこのような方式では、組立
効率が悪く、組立のタクトが長い。
【0004】そこで本発明は上記課題を解消するために
なされたものであり、ある部品を別の部品に対して組付
けてアセンブリを得る場合に、その組立効率を向上する
ことができる組立装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的は、請求項1の
発明にあっては、パレット上の複数の部品を対象物にお
いて組み立てるための組立装置であり、パレットの部品
を対象物側に搬送して組み立てるために、部品を保持す
るツールを備える第1のアームと、パレットの別の部品
を対象物に搬送して組み立てるために、部品を保持する
ツールを備える第2のアームと、第1のアームと第2ア
ームを、中心軸を中心にして開閉可能にするための開閉
手段と、第1のアームのツールと第2のアームのツール
を同期して回転するための回転手段と、第1のアームの
ツールを中心軸と平行な方向に移動するための第1のツ
ール移動手段と、第2のアームのツールを中心軸と平行
な方向に移動するための第2のツール移動手段と、を備
える組立装置により、達成される。請求項2に記載の発
明では、好ましくは開閉手段は、直線移動型のアクチュ
エータと、直線移動型のアクチュエータの直線運動を第
1のアームと第2のアームの開閉をするための回転運動
に変えるための動作変換手段と、を有する。請求項3に
記載の発明では、好ましくは第1のアームと第2のアー
ムを、中心軸と平行な方向に同時に移動するための移動
手段を備える。請求項4に記載の発明では、好ましくは
第1のアームと第2のアームが、部品供給用のパレット
を搬送する第1の搬送手段と、部品を組立てるための対
象物を搬送する第2の搬送手段と、第1の搬送手段と第
2の搬送手段の間に配置されたパレット配置台と、に関
連して配置されている。請求項5に記載の発明では、好
ましくは部品供給用のパレットを、第1の搬送手段とパ
レット配置台の間でやり取りするためのパレット交換手
段を備える。請求項6に記載の発明では、好ましくは第
1のアームと第2のアームを有する操作手段は複数組あ
り、各操作手段に対応してパレット配置台とパレット交
換手段が設けられている。請求項7に記載の発明では、
好ましくは第1のアームと第2のアームを有する操作手
段を、中心軸に直交する平面内において直交する2軸方
向に移動するための2軸搬送手段を備える。
【0006】
【作用】請求項1の発明によれば、開閉手段は、第1の
アームと第2のアームを中心軸を中心として開閉する。
第1のアームのツールと第2のアームのツールは、回転
手段により回転できる。第1のツール移動手段が、第1
のアームのツールを、上述した中心軸と平行な方向に移
動することができる。同様にして第2のツール移動手段
が、第2のアームのツールを、中心軸と平行な方向に移
動することができる。従って、第1のアームのツールと
第2のアームのツールは、平行に移動可能である。これ
により、第1のアームのツールと第2のアームのツール
は、パレット上の部品を別個に選択的に保持する。請求
項2の発明によれば、動作変換手段が、直線移動型のア
クチュエータの直線運動を、第1のアームと第2のアー
ム開閉用の回転運動に変える。この直線運動を回転運動
に変える際に、動作の遊びを持たせることができる。こ
れにより、組立精度が比較的厳しくしなくても良い。請
求項3の発明によれば、移動手段が第1のアームと第2
のアームは、中心軸に平行な方向に同時に移動すること
ができる。これにより第1のアームのツールで保持した
部品と第2のアームのツールで保持した部品が、中心軸
と平行な方向に移動する。請求項4の発明によれば、第
1のアームと第2のアームが、第1の搬送手段と第2の
搬送手段の間に配置されたパレット配置台におけるパレ
ットの部品を保持する。請求項5の発明によれば、パレ
ット交換手段が、部品供給用のパレットを、第1の搬送
手段とパレット配置台の間でやり取りする。つまり、部
品の載ったパレットは、第1の搬送手段からパレット配
置台に置かれる。そして部品のなくなった空のパレット
は、パレット配置台から第1の搬送手段へ送られる。請
求項6の発明によれば、複数組の操作手段の第1のアー
ムのツールと第2のアームのツールが、部品の載ったパ
レットから適宜部品を保持して対象物側に搬送する。第
1のアームと第2のアームを有する操作手段が2組あれ
ば、さらにその部品組立効率が向上する。請求項7の発
明によれば、第1のアームと第2のアームを有する操作
手段が、2軸搬送手段により、中心軸に直交する平面内
で移動することができる。これによりツールで保持した
部品は第2の搬送手段側の対象物に対して搬送される。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施例は、
本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種
々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説
明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、
これらの態様に限られるものではない。
【0008】図1は、本発明の組立装置の好ましい実施
例の概要を示している。図1の組立装置は、部品供給用
のパレットPに載っている部品PAを、対象物OBにお
いて組付けるための装置である。本発明の組立装置の概
要を図1を参照して説明する。操作手段10は、2軸搬
送手段12の動作により、X軸とY軸からなる平面内で
移動可能になっている。このX軸とY軸は直交してい
る。操作手段10は、第1のアーム20と第2のアーム
22を備えている。第1のアーム20と第2のアーム2
2は、それぞれツール24,26を有している。ツール
24,26は、パレットP上の部品PAを着脱可能に保
持するようになっている。開閉手段28は、第1のアー
ム20と第2のアーム22を、中心軸30を中心にして
矢印θ方向に開閉可能になっている。回転手段32は、
第1のアーム20のツール24と第2のアーム22のツ
ール26を同期して回転するための手段である。第1の
ツール移動手段40は、第1のアーム20のツール24
を、中心軸30と平行な方向に移動する。第2のツール
移動手段42は、第2のアーム22のツール26を、中
心軸30と平行な方向に移動する。
【0009】上述した開閉手段28は、好ましくは直線
移動型のアクチュエータ44と、動作変換手段46を有
している。直線移動型のアクチュエータ44は、操作部
材48を矢印Y方向に移動するようになっている。動作
変換手段46は、この操作部材48の矢印X方向に沿っ
た直線移動を、上述した第1のアーム20と第2のアー
ム22の開方向θに沿った開閉用の回転運動に変換す
る。Z軸移動手段50は、第1のアーム20と第2のア
ーム22を、中心軸30と平行な方向に同時に移動する
ようになっている。このZ軸は、X軸とY軸に対して直
交している。
【0010】操作手段10の付近には、第1の搬送手段
52と第2の搬送手段54および2つのパレット配置台
56,58が設けられている。第1の搬送手段52は、
パレットPを矢印X1方向に沿って搬送するためのもの
である。第2の搬送手段54は、部品を組立てるための
対象物(プラテンともいう)OBを搬送する手段であ
る。パレット配置台56,58は、これら第1の搬送手
段52と第2の搬送手段54の間に設けられている。各
パレット配置台56,58は、それぞれパレットPが配
置できるようになっている。パレット交換手段60,6
2は、パレット配置台56,58に対応して設けられて
いる。パレット交換手段60,62は、パレット配置台
56,58に対してそれぞれパレットPを供給したり戻
したりするためのものである。
【0011】図1では1組の操作手段10を代表して示
している。図2は、図1で示した組立装置をより具体的
に示した平面図であり、2組の操作手段10,10が示
されている。図2に示すように、上述したこの2組の操
作手段10,10は、2軸搬送手段12によりX方向お
よびY方向にいっしょに移動可能になっている。図2
は、図1の2つの操作手段10,10と、第1の搬送手
段52、第2の搬送手段54、パレット配合台56,5
8、および2軸搬送手段12等を示している。2つの操
作手段10,10は、既に述べたようにそれぞれ第1の
アーム20と第2のアーム22を有している。これら操
作手段10,10は2つのアームを有するツインツール
である。
【0012】2軸搬送手段12は、いわゆるXYテーブ
ルであり、上述のように操作手段10,10をX方向お
よびY方向に移動可能になっている。つまり2軸搬送手
段12は、X搬送部12aとY搬送部12bを有してい
る。パレット配置台56,58は、第1の搬送手段52
と第2の搬送手段54の間に配置されている。一方の操
作手段10は、2軸搬送手段12を作動することによ
り、エリアAR2の範囲で移動可能である。同様にして
他方の搬送手段10はエリアAR1の範囲で移動可能で
ある。第2の搬送手段54で搬送されてくる対象物OB
は、いわゆるプラテンであり、位置OPの部分に位置決
めされるようになっている。この位置OPは、パレット
配置台56,58の両方に対応した位置である。
【0013】図3は、図2のパレット配置台56,5
8、第1搬送手段52および第2搬送手段54等をより
詳しく示している。第1搬送手段52,54はいわゆる
コンベアである。第1搬送手段52の付近にはパレット
交換手段60,62が配置されている。
【0014】図4は、図3の矢印α1から見た組立装置
の側面図を示している。図5は、図3の矢印α2から見
た組立装置の側面図である。図4と図5において、上述
した組立装置の要素は、ベース63の上に設定されてい
る。
【0015】図6は、図3に示す第1の搬送手段、第2
の搬送手段およびパレット配置台56,58を拡大して
さらに詳しく示している。図7は、図6の矢印α3から
見たパレット配置台56,58およびパレット交換手段
60,62の一部を示している。パレット配置台56,
58は、図6で見て左右対称の形状にほぼなっている。
パレット配置台56,58は、図6に示すパレットP
(1点鎖線で示す)を案内するガイド部材56a,58
aをそれぞれ有している。パレットPは、平面で見てほ
ぼ正方形である。パレットPが第1の搬送手段52のポ
ジション52p1に達すると、受光器52s1と投光器
52s2によりその存在を検知することができる。
【0016】同様にして第1の搬送手段52のポジショ
ン52p2にパレットPが達すると、受光器52s3と
投光器52s4によりその存在を検知することができ
る。受光器52s1,52s3は、たとえば受光側であ
り、投光器52s2,52s4は、受光器52s1,5
2s3と対向して配置されている。
【0017】次にパレット交換手段60,62について
説明する。パレット交換手段60,62は、図6の平面
で見て左右対称形状になっている。パレット交換手段6
0は、パレットの押出部70とロッドレスシリンダ72
を有している。押出部70は、図6と図7に示すように
ロッドレスシリンダ72の移動体73に取り付けられて
いる。移動体73は、ロッドレスシリンダ72に対して
エアー供給源74からエアーを供給することにより矢印
Y方向に往復動作および位置決めすることができる。こ
のように移動体73が矢印Y方向に移動することによ
り、押出部70はパレットをPを第1の搬送手段52と
パレット配置台56の間でやり取りをすることができ
る。
【0018】もう1つのパレット交換手段62の構造も
パレット交換手段60の構造と同じである。ロッドレス
シリンダ72に対してエアー供給源74からエアーを供
給することにより、移動体73は矢印Y方向に移動す
る。これにより、押出部70が、パレットPを第1の搬
送手段52とパレット配置台58の間でやり取りするこ
とができる。図6のストッパ76と78が、パレット配
置台56,58に対応して位置されている。このストッ
パ76は、パレットPをポジション52p1のところに
位置決めするためのものである。同様にストッパ78
は、パレットPをポジションp2に位置決めするもので
ある。
【0019】次に、図2で示した操作手段10,10に
ついて説明する。図8は、操作手段10,10の平面図
であり、図9は一方の操作手段10の開閉動作を説明し
ている。図10は、操作手段10,10と基台80を示
している。図10のB−Bの断面は、図11に示してい
る。図12は、図10の基台80等の側面図である。
【0020】まず、図10ないし図12を参照すると、
基台80は、回転手段32を備えている。こ0回転手段
32は、図1で既に述べたように、第1のアーム20の
ツール24と第2のアーム22のツール26を同期して
回転するためのモータ32aと連結機構等を備えてい
る。基台80には、操作手段10,10が設定されてい
る。基台80の全体は、Z軸移動手段50により、矢印
Z方向に移動可能になっている。
【0021】図8の操作手段10,10の第1のアーム
20と第2のアーム22は、図11に示すモータ32a
の駆動により、矢印θ方向に回転することにより開閉す
るようになっている。すなわち、図11に示すように、
モータ32aのプーリ32bはプーリ32cに対してそ
れぞれ歯付ベルト32dがかかっている。そしてプーリ
32cと32eは、歯付けベルト32fで連結されてい
る。歯付けベルト32dは、テンショナー32gでテン
ションがかかっている。歯付けベルト32fは、テンシ
ョナー32hによりテンションがかかっている。プーリ
32eは、第1のアームのプーリ32iと第2のアーム
22のプーリ32jに対してそれぞれ歯付ベルト32k
で連結されている。これら歯付けベルト32kは、テン
ショナー32mのテンションがかかっている。これら歯
付ベルトは、タイミングベルトともいう。このようにし
て、モータ32を駆動することにより、プーリ32i,
32jにそれぞれ連結されているツール24,26がそ
れぞれ同期してV方向に回転する(図13を参照)。
【0022】図9は、1つの操作手段10の第1のアー
ム20および第2のアーム22の回転動作について示し
ているが、操作手段10の近くには、ストッパ82,8
2が設けられている。第1のアーム20と第2のアーム
22が矢印θ方向に開くと、2点鎖線で示すようにスト
ッパ82,82でメカニカルに停止する。
【0023】図13は、1つの操作手段10の構造を示
している。既に述べたようにプーリ32eは、プーリ3
2i,32jに対して歯付ベルト32kを介して連結さ
れている。上述のようにツール24,26の軸24a,
26aは、第1のアーム20と第2のアーム22に対し
てそれぞれ矢印V方向に回転可能であると共に、図1の
ツール移動手段40,42により矢印Z方向に移動可能
になっている。軸24aの下端には、部品の吸着保持部
24bが設けられている。同様にして軸26aの下端に
は、部品の吸着保持部26bが取り付けられている。こ
れら部品保持部24b,26bは、真空吸引手段27を
作動することにより、部品Pを吸着できるようになって
いる。図14と図15は、既に示した図1のツール移動
手段40,42を示している。この第1のツール移動手
段40、第2のツール移動手段42は、好ましくは図1
4と図15に示すエアーシリンダである。これらのエア
ーシリンダを操作することにより、各々ツール24、2
6の軸24a,26aをZ方向に移動して位置決めでき
る。
【0024】次に図13と図1を参照して、開閉手段2
8について説明する。開閉手段28は、既に述べたよう
に、直線移動型のアクチュエータ44と動作変換手段4
6を有している。アクチュエータ44は、操作部材48
を矢印X方向に直線移動するようになっている。操作部
材48と第1のアーム20および第2のアーム22の間
には、上述した動作変換手段46が配置されている。動
作変換手段46は、断面L字型の部材48aと、ガイド
手段90およびカム92,93を有している。 ガイド
手段90は、カムフォロア91,94を有している。カ
ムフォロア91,94は、矢印X方向に沿って形成され
た長穴である。カム92,93は、ベアリングを介して
軸92a,93aに対して回転可能になっている。カム
92,93はカムフォロア91,94に沿って矢印X方
向に余裕をもって移動することができるようになってい
る。これにより、操作部材48が矢印Y方向に往復動す
ることにより、第1のアーム20および第2のアーム2
2は、同期して矢印θ方向に必要とする角度分開閉する
ようになっている。
【0025】次に上述した組立装置の動作について説明
する。図1の第1の搬送手段52は、部品供給用のパレ
ットPを順次矢印X1の方向へ送り、かつポジション5
2p1,52p2にそれぞれ位置決めさせる。また第2
の搬送手段54は、対象物OB(プラテン)をポジショ
ンOPに位置決めする。パレットPは、たとえば図16
に示すような部品PAを複数載せている。またパレット
Pは、図17に示すような部品PBを載せている。対象
物OBは、図16の部品PAや図17の部品PBを組立
てるようになっている。対象物OBにおいては、これら
の部品PAと部品PBが組付けられるようになってい
る。これら部品PAとPBは、たとえばビデオカメラの
シャッターを構成するための部品である。
【0026】図19は、たとえばビデオカメラのレンズ
を組立てるためのパレットPLを示している。このパレ
ットPLは、ステーション判別用のビット400と部品
判別用のビット500と、トリガ600などを有してい
る。
【0027】フラグ700は、このパレットPLには部
品が載っているか載っていないかを判別するためのもの
であり、シーソー式のフラグである。そのようなパレッ
ト(トレイともいう)PLは、たとえば図17や図18
のパレットPに代えて、図1の第1の搬送手段52によ
り搬送し位置決めすることができる。
【0028】図1のパレット交換手段60,60は、対
応するパレットP,Pをパレット配置台56,58に対
してそれぞれ押し出して位置決めさせる。図2ではパレ
ット配置台56,58にそれぞれ図16と図17のパレ
ットP,Pが位置決めされている。
【0029】図2の操作手段10,10は、2軸搬送手
段12の動作により、X方向とY方向に移動されて、パ
レットPのそれぞれ2つの部品PA,PAに対応する位
置まで移動する。そして図2の操作手段10,10の図
1のZ軸移動手段50を操作して、第1のアーム20と
第2のアーム22を所定位置まで下げて対応するパレッ
トPに近づける。図1の開閉手段28は、第1のアーム
20と第2のアーム22を、パレットPの各部品PA,
PAに対応するようにして開く。そして第1のツール移
動手段40が第1のアーム20のツール24を下げると
共に、第2のツール移動手段42が、第2のアーム22
のツール26を下げる。これによりツール24は、対応
する部品PAを吸引して保持すると共に、もう1つのツ
ール26は、対応する部品PAを吸引して保持する。も
う1つの操作手段10においても同様に、ツール24が
対応する部品PAを吸引して保持すると共に、もう1つ
のツール26が対応する部品PAを吸引して保持する。
そして、ツール移動手段40,42がツール24、26
を上げる。
【0030】再び操作手段10,10は、2軸搬送手段
12の作動により、Y方向およびX方向に移動して、対
象物OB上に達する。そして左側の操作手段10の2つ
のツール24,26に保持されている部品PA,PA
は、対象物OBの組立位置OB1,OB2にそれぞれ置
かれると共に右側の操作手段10の2つのツール24,
26に保持されている部品PA,PAは、対象物OBの
所定の組立位置にそれぞれ置くようになっている。
【0031】同様にして、別の部品PB,PB(図1
7)は、対象物OBの組立位置の部品PA,PAに置か
れる。これにより、対象物OBで図16の部品PAと図
17の部品PBが組立てられる。この組立の際には、た
とえば図1の回転手段32を駆動することにより、ツー
ル24,26の回転方向の向きを調整する。これによ
り、ツール24,26に吸着している部品PAと部品P
Bの向きを位置合わせして、部品PA,PBを組立てる
ことができる。
【0032】このように、操作手段10,10はそれぞ
れ2つずつの部品PA,PA(あるいは部品PB,P
B)を一度に保持して、対象物OBに対して配置するこ
とができる。このために1つの部品を保持して対象物に
対して配置する方式の場合に比べて、組立作業のタクが
約半分になる。
【0033】またパレット配置台56に2つの異なる部
品ののったパレットを配置し、もう1つのパレット配置
台58に2つの異なる部品ののったパレットを配置した
場合には、操作手段10,10の4つのツールがこれら
4つのパレットからそれぞれ1つずつ部品を取ることが
できる。この場合には、つまり図1と図14で示したよ
うに、ツール24は、第1のツール移動手段40により
矢印Z方向に移動可能であり、同一のツール26は第2
のツール移動手段42により矢印Z方向に移動可能であ
る。つまりツール24,26は別々にZ方向に移動し
て、部品PAを選択的に吸着保持することができる。従
って、4つのツール24,26,24,26は、別々の
パレットから部品を1つずつ取り上げることができる。
なお、ツール24,26は、ピッチ変換機能を有してい
る。このピッチ変換機能とは、次のようなことである。
たとえば、ツール24,26は、パレットP上で同時に
2個の部品PA,PAを取り上げ、同時に2個の部品P
A,PAをプラテンOB上に組付けることができる。こ
の場合に、パレットP上では、ツール24,26のピッ
チが狭い状態、すなわち開閉手段28の部材48が引っ
込んで図8のθ方向の角度が小さい状態で部品PA,P
Aを取り上げることができ、プラテンOB上ではツール
24,26のピッチが広い状態、すなわち開閉手段28
の部材48が出た状態で図8のθ方向の角度が大きい状
態で部品PA,PAをプラテンOB上に組付けることが
できる。ピッチ変換機能とは、ツール24,26の開閉
角度を変えて部品の取り上げと組付けを行うことをい
い、部品を取り上げる時と組付ける時では、異なるピッ
チに設定できることをいう。このために、操作手段1
0,10は2組の異なるアセンブリを同時に組立てるこ
とができる。
【0034】ここで、4つのツール24,26,24,
26が、部品PAを取り上げて移動距離Lまで移動して
配置した場合におけるタクト(組立の段取り時間)につ
いての一例を説明する。図20の例では、移動距離Lが
たとえば200mmあるいは300mmである。当初の
部品PA間の間隔L1は、たとえば40mmである。移
動後の部品PAの間隔L2は、60mmである。図21
ないし図26は、図20の場合の部品PAを取り上げて
移動し、そして置く方式を示している。図21の方式で
は、1つの部品PAを取っては矢印方向に移動して置く
ようになっている。図22の方式では、2つずつの部品
PAを合計4つ取ってから順次4つの部品を置く。図2
3の方式では、1つずつ4つの部品PAを取ってから4
つの部品PAを順次置いておく。図24の方式では、2
つの部品PAを取って2つずつ置いていく方式である。
図25の方式では、4つのパレットPから別々に1つず
つ部品PAを取ってそして1つずつの部品を置いていく
方式である。図26の方式では、4つのパレットPから
部品PAを取っては移している。図21ないし図26に
おいては、ツールのZ軸の移動距離はたとえば60mm
である。その60mmのうちの50mmは、図14の第
1のツール移動手段40,42で行い、残りの10mm
の移動は、図1のZ軸移動手段50が行っている。
【0035】図27は、図21から図26における移動
距離Lが200mmと300mmの場合における組立時
間の例を示している。図27の結果を見ると、組立動作
中の組立時間は、組立動作中のアーチモーションの数と
移動距離Lにより影響されると考えられる。つまり図2
1,図23,図25の方式は、1サイクルに8つのアー
チモーションを作るのに対し、図22と図24は、6つ
のアーチモーションを作っている。図21と図23の各
方式は、8つのアーチモーションをそれぞれ有してい
る。しかし、図21の方式では、部品PAを1つずつ取
っては置いていくシングル方式であるのに対して、図2
3の方式では4つ同時に取ってから4つ置いていくマル
チ方式である。従って図23の方式は、図21の方式に
比べて、その移動距離が小さい筈である。ところが、図
27のタクトタイムを見ると、移動距離Lが200mm
の時では余り変わらない。つまり移動距離Lが0〜20
0mm程度の場合には、図21の方式と図23の方式で
は余り差が出ないことになる。
【0036】ここで、組立装置(ロボット)の指令移動
時間曲線を図28に示す。図28の指令移動時間曲線に
おいて、縦軸の指令時間には最小値Tpminが存在す
る。この最小値Tpminは、サーボフィルタを通過す
る時の最小値であり、この最小値を下回った指令を行う
と、サーボの制定が悪くなりオーバーシュートを起すこ
とになる。これを避けるために、この最小値Tpmin
が設定されている。従って、最小値Tpminをより小
さくすれば、見掛け上は、図22,図23および図24
の方式では、タクトタイムを小さくすることができる
(オーバーシュートが問題にならない程度に小さくす
る)。
【0037】ところで本発明は上記実施例に限定されな
い。図1の実施例において、操作手段が図面の簡単化の
ために1組分を示されており、図2では、2組の操作手
段10,10が示されている。しかし操作手段10の数
は、1つもしくは2つに限定されるものではなく、3つ
以上であっても勿論構わない。
【0038】本発明の組立装置は、部品組立用対象物
(プラテン)の第2の搬送手段54(コンベア)と、部
品供給用パレットの第1の搬送手段52(コンベア)お
よび2つの部品を同時に組付けることができるツール2
4,26を持つ操作手段10,10(ロボット)を有し
ている。そして、組立対象部品が変わっても、ツール2
4,26の吸着保持部24bおよび部品用のパレットP
を変えることだけで、部品の組立ができる。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、あ
る部品を別の部品に対して組付けてアセンブリを得る場
合に、その組立効率を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の組立装置の好ましい実施例の概略を示
す斜視図。
【図2】図1の組立装置をより具体的に示す平面図。
【図3】第1の搬送手段と第2の搬送手段、パレット配
置台そして2軸搬送手段を示す平面図。
【図4】図3のα1の方向から見た側面図。
【図5】図3のα2から見た側面図。
【図6】図2の第1の搬送手段と第2の搬送手段および
パレット配置台とそしてパレット交換手段等を示す平面
図。
【図7】図6のα3から見た側面図。
【図8】図2の2つの操作手段を示す平面図。
【図9】図8の1つの操作手段の開閉動作を示す平面
図。
【図10】図8のα4から見た正面図。
【図11】図10のB−B線における断面図。
【図12】図10の操作手段の側面図。
【図13】1つの操作手段の構造の一例を示す図。
【図14】図13の2つのツールをZ軸にそって移動す
るためのZ軸操作用の第1のツール移動手段と第2のツ
ール移動手段を示す図。
【図15】図14の第1のと第2のツール移動手段の側
面図。
【図16】パレットとそのパレットの上に置かれた部品
の一例を示す図。
【図17】別の種類のパレットとそのパレットの上に載
っている部品の別の例を示す図。
【図18】第2の搬送手段の対象物(プラテン)の一例
を示す図。
【図19】別のパレット(トレイ)の一例を示す図。
【図20】部品のピックアップとプレイスの説明をする
ための図。
【図21】部品のピックアップとプレイスの一例を示す
図。
【図22】部品のピックアップとプレイスの他の例を示
す図。
【図23】部品のピックアップとプレイスのさらに他の
例を示す図。
【図24】部品のピックアップとプレイスのさらに他の
例を示す図。
【図25】部品のピックアップとプレイスのさらに他の
例を示す図。
【図26】部品のピックアップとプレイスのさらに他の
例を示す図。
【図27】図21から図26の方式におけるタクトタイ
ムの例を示す図。
【図28】組立装置(ロボット)の指令移動時間曲線の
例を示す図。
【符号の説明】
10 操作手段 12 2軸搬送手段 12a X搬送部 12b Y搬送部 20 第1のアーム 22 第2のアーム 24 ツール 24b 部品の吸着保持部 26 ツール 26b 部品の吸着保持部 28 開閉手段 30 中心軸 32 回転手段 40 第1のツール移動手段 42 第2のツール移動手段 44 直線移動型のアクチュエータ 46 動作変換手段 48 操作部材 50 Z軸移動手段 52 第1の搬送手段 52p1 ポジション 52p2 ポジション 54 第2の搬送手段 56 パレット配置台 58 パレット配置台 60 パレット交換手段 62 パレット交換手段 70 押出部 72 ロッドレスシリンダ 73 ロッドレスシリンダの移動体 74 エアー供給源 80 基台 82 ストッパ 90 ガイド手段 OB 対象物 P パレット PA,PB 部品 θ 開閉方向
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福島 剛彦 東京都品川区北品川6丁目7番35号 ソニ ー株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パレット上の複数の部品を対象物におい
    て組み立てるための組立装置であり、 パレットの部品を対象物側に搬送して組み立てるため
    に、部品を保持するツールを備える第1のアームと、 パレットの別の部品を対象物に搬送して組み立てるため
    に、部品を保持するツールを備える第2のアームと、 第1のアームと第2アームを、中心軸を中心にして開閉
    可能にするための開閉手段と、 第1のアームのツールと第2のアームのツールを同期し
    て回転するための回転手段と、 第1のアームのツールを中心軸と平行な方向に移動する
    ための第1のツール移動手段と、 第2のアームのツールを中心軸と平行な方向に移動する
    ための第2のツール移動手段と、を備えることを特徴と
    する組立装置。
  2. 【請求項2】 開閉手段は、 直線移動型のアクチュエータと、 直線移動型のアクチュエータの直線運動を第1のアーム
    と第2のアームの開閉をするための回転運動に変えるた
    めの動作変換手段と、を有する請求項1に記載の組立装
    置。
  3. 【請求項3】 第1のアームと第2のアームを、中心軸
    と平行な方向に同時に移動するための移動手段を備える
    請求項1に記載の組立装置。
  4. 【請求項4】 第1のアームと第2のアームが、 部品供給用のパレットを搬送する第1の搬送手段と、 部品を組立てるための対象物を搬送する第2の搬送手段
    と、 第1の搬送手段と第2の搬送手段の間に配置されたパレ
    ット配置台と、に関連して配置されている請求項1に記
    載の組立装置。
  5. 【請求項5】 部品供給用のパレットを、第1の搬送手
    段とパレット配置台の間でやり取りするためのパレット
    交換手段を備える請求項4に記載の組立装置。
  6. 【請求項6】 第1のアームと第2のアームを有する操
    作手段は複数組あり、各操作手段に対応してパレット配
    置台とパレット交換手段が設けられている請求項5に記
    載の組立装置。
  7. 【請求項7】 第1のアームと第2のアームを有する操
    作手段を、中心軸に直交する平面内において直交する2
    軸方向に移動するための2軸搬送手段を備える請求項6
    に記載の組立装置。
JP8734495A 1995-03-20 1995-03-20 組立装置 Abandoned JPH08257847A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106392593A (zh) * 2016-10-31 2017-02-15 郑州旭飞光电科技有限公司 轴及轴附属零件的调节工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106392593A (zh) * 2016-10-31 2017-02-15 郑州旭飞光电科技有限公司 轴及轴附属零件的调节工具

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