JPH08256978A - 内視鏡装置 - Google Patents

内視鏡装置

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Publication number
JPH08256978A
JPH08256978A JP7067973A JP6797395A JPH08256978A JP H08256978 A JPH08256978 A JP H08256978A JP 7067973 A JP7067973 A JP 7067973A JP 6797395 A JP6797395 A JP 6797395A JP H08256978 A JPH08256978 A JP H08256978A
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JP
Japan
Prior art keywords
endoscope
cleaning
cleaning tank
suction
tube
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7067973A
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English (en)
Inventor
Akira Suzuki
明 鈴木
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内視鏡洗浄後の洗浄器の洗浄を不要にできる
洗浄手段を備え、コンパクト化できる洗浄手段を備えた
内視鏡装置を提供すること。 【構成】 内視鏡2の挿入部6及び操作部7は第1及び
第2の洗浄槽46及び47からなる洗浄槽41内に内視
鏡保持部43によって保持され、吸引スイッチ22がO
Nされた状態で収納され、ユニバーサルコード8を挿通
された吸引管路は、接続チューブ19a等を介して流体
制御装置4、吸引ビン28、吸引ポンプ29と接続され
る。第2の洗浄槽47の上部側に保持された収納タンク
42の開口部59から落下する洗浄液により内視鏡2は
洗浄され、第1の洗浄槽46の下端に溜まる洗浄液は先
端部11で開口する吸引管路を介して吸引ビン28に回
収される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内視鏡を洗浄する洗浄手
段を有する内視鏡装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内視鏡は一般に検査と検査の間に洗浄・
消毒を実施し、感染を防止するようにして繰返し用いら
れる。洗浄・消毒が続けて行なわれるような洗浄・消毒
装置も見受けられるが、一般に洗浄消毒装置は消毒機能
を有するために比較的大型であり、検査ベッドの近くに
は設置するスペースがない。この場合には検査直後の内
視鏡を検査ベッドから洗浄消毒装置に移動する間に汚物
が床に落ち検査室を汚染する危険があるので十分な注意
が必要である。
【0003】特開昭56ー7673号公報のように洗浄
のみをする洗浄装置もある。検査が終了したら洗浄装置
で洗浄した後、消毒あるいは滅菌装置で処理することが
できる。
【0004】この特開昭56ー7673号公報は上下に
移動できる洗浄槽と、洗浄槽の中心に向かうノズルから
送液ポンプで送った洗浄液を噴出し、内視鏡を洗浄する
ことを開示している。一般に上述したような洗浄器は比
較的小型なので検査ベッドの近くに置くことも可能にな
った。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では送液ポンプや排液ポンプと接続する管路を洗浄
器に設けているので、内視鏡の洗浄に使用した後に洗浄
器管路の消毒をする必要があった。また、送液ポンプや
排液ポンプを必要とするので十分コンパクトにすること
は難しく、相変らずベッドサイドに置くには大きすぎ
る。
【0006】本発明は上述した点に鑑みてなされたもの
で、内視鏡洗浄後の洗浄器管路の洗浄を不要にできる洗
浄手段を備えた内視鏡装置を提供することを目的とす
る。また、コンパクト化できる洗浄手段を備えた内視鏡
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段及び作用】細長の挿入部
と、挿入部の後端に形成された操作部と、操作部から延
出されたコード部とを有する内視鏡と、前記内視鏡の前
記挿入部及び操作部を覆って、前記内視鏡を洗浄する洗
浄槽とを有する内視鏡装置において、前記洗浄槽に設け
られ、洗浄液を収納した収納容器と、一端を前記洗浄槽
に開口した流体用管路と、前記洗浄液で洗浄された洗浄
液を前記流体用管路を介して前記洗浄槽外部に排出する
排出手段とを設けることにより、内視鏡を洗浄した場合
に洗浄に使用した洗浄液を流体用管路を介して洗浄槽外
部に排出でき、内視鏡洗浄後に洗浄器管路の洗浄を行う
ことを不要にしている。また、洗浄液を洗浄槽外部に排
出する排出手段として内視鏡検査に使用する流体制御装
置を使用することにより、内視鏡の洗浄のために必要と
なる洗浄器をコンパクトなもので済むようにできる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を具体
的に説明する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に
係り、図1は本発明の第1実施例の内視鏡装置の全体構
成を示し、図2は内視鏡および流体制御装置の管路系の
構成を示し、図3は洗浄器の構成を示し、図4は内視鏡
の先端側の断面構造を示す。
【0009】図1に示すように本発明の第1実施例の内
視鏡装置1は内視鏡2と、この内視鏡2に照明光を供給
する光源装置3と、内視鏡2の管路系に対する流体の制
御を行う流体制御装置4と、内視鏡2の挿入部6及び操
作部7を覆って洗浄を行う洗浄器5とから構成され、流
体制御装置4は内視鏡検査に使用されると共に、内視鏡
2の洗浄の場合には洗浄液を洗浄器5の外部に排出する
排出手段として機能する。
【0010】内視鏡2は可撓性を有する細長の挿入部6
と、この挿入部6の後端に形成された太幅の操作部7
と、この操作部7の側部から延出されたユニバーサルコ
ード8とを有し、このユニバーサルコード8の末端に設
けたコネクタ9を光源装置3に着脱自在で接続すること
ができる。
【0011】挿入部6は図4に示すように硬質の先端部
11と、湾曲自在の湾曲管部12と、可撓性を有し、操
作部7の前端まで延びる長尺の可撓管13とが挿入部6
の先端側から順次形成されている。
【0012】挿入部6内には照明光を伝送する(図示し
ない)ライトガイドが挿通され、このライトガイドの後
端側は操作部7及びユニバーサルコード8内を挿通され
てコネクタ9に固定され、図1に示すようにコネクタ9
が光源装置3に接続された状態では光源装置3の電源ス
イッチをONすることにより、光源装置3内のランプで
発生した照明光がコネクタ9のライトガイド端面に供給
され、この供給された照明光を伝送して先端部11の照
明窓から出射し、患部等の対象部位側を照明する。
【0013】先端部11には照明窓に隣接して、観察窓
が形成されており、この観察窓には図4に示すように対
物レンズ系14が取り付けてあり、その結像位置に光学
像を結ぶ。この結像位置にはCCD等の固体撮像素子1
5が配置され、光学像を光電変換する撮像手段を形成し
ている。つまり、この第1実施例では内視鏡2は撮像手
段を内蔵した電子内視鏡である。
【0014】この固体撮像素子15には信号ケーブル1
6の先端が接続され、この信号ケーブル16は挿入部
6、操作部7、ユニバーサルコード8内を挿通され、コ
ネクタ9の(図示しない)電気コネクタ部に至る。
【0015】この電気コネクタ部にスコープケーブルを
介して図示しないビデオプロセッサに接続することがで
き、ビデオプロセッサにより固体撮像素子15で光電変
換した信号に対して信号処理が行われ、生成された映像
信号をモニタに出力することにより、モニタの表示面に
は撮像手段で撮像した内視鏡像が表示される。
【0016】さらに図3に示すようにこの内視鏡2の挿
入部6、操作部7、ユニバーサルコード8内には送気管
路17、送水管路18、吸引管路19が挿通され、各管
路の先端は先端部11でそれぞれ開口し、各管路の後端
はコネクタ9の側部の口金で開口している。
【0017】送気管路17及び吸引管路19の口金は接
続チューブ17a,19aをそれぞれ介して流体制御装
置4と接続され、送水管路18の口金は接続チューブ1
8aの途中に送水タンク21を介装して流体制御装置4
と接続される。
【0018】また、操作部7には吸引の指示の操作を行
う吸引指示部となる吸引スイッチ22と、送気・送水の
指示の操作を行う送気・送水指示部となる送気・送水ス
イッチ23とが設けてあり、これらのスイッチ22、2
3に接続されたスイッチケーブル24は操作部7、ユニ
バーサルコード8内を挿通され、コネクタ9の電気接点
部に至り、この電気接点部に接続されるケーブル25等
を介して流体制御装置4内の制御部26と接続される。
この流体制御装置4は途中に吸引ビン28を介装したチ
ューブ27を介して吸引ポンプ29と接続される。
【0019】流体制御装置4の内部には5つの電磁バル
ブ、つまり第1〜第5のバルブ31〜35と、送気ポン
プ36とが設けてあり、制御部26はこれら第1〜第5
のバルブ31〜35と、送気ポンプ36の動作を制御す
る。なお、吸引ポンプ29は常時動作している構成にし
ているが、制御部26を介してその動作を制御しても良
い。
【0020】吸引管路19は接続チューブ19aを介し
て流体制御装置4内部の吸引管37と接続され、この吸
引管37は途中で分岐され、分岐した一方の途中に第1
バルブ31を介して外部のチューブ27と接続され、分
岐した他方にはリークバルブとして機能する第2のバル
ブ32を介して開口している。
【0021】送気管路17は接続チューブ17aを介し
て流体制御装置4内部の送気管38と接続され、この送
気管38は途中に設けた第3バルブ33を介して送気ポ
ンプ36と連通している。また、第3バルブ33と送気
ポンプ36との途中で分岐し、リークバルブとして機能
する第4のバルブ34を介して開口している。送水管路
18は、接続チューブ18aを介して流体制御装置4内
部の送水管39と接続され、この送水管39は途中の第
5バルブ35を介して送気ポンプ36と連通している。
【0022】図1及び図2に示すように洗浄器5は内視
鏡2の挿入部6及び操作部7とを覆う洗浄槽41と、こ
の洗浄槽41の鉛直上方に配置され、洗浄液を収納する
収納タンク42と、洗浄槽41の内部に設けられ、内視
鏡2を保持する内視鏡保持部43と、洗浄槽41を支持
するスタンド44とからなる。
【0023】洗浄槽41は内視鏡2の挿入部6を覆うよ
うにして収納する第1の洗浄槽46と、操作部7を覆う
ようにして収納する第2の洗浄槽47とからなり、第2
の洗浄槽47の上部の開口には段差部を形成して収納タ
ンク42の下部側の一部を収納して保持する収納タンク
受部48が設けられ、またこの第2の洗浄槽47の側部
には内視鏡2を出し入れする扉49が設けられている。
【0024】第2の洗浄槽47および扉49は内部が視
認できるレベルの透明であることが望ましい。内視鏡保
持部43は内視鏡2の操作部7を例えばスナップフィッ
ト方式で着脱する。第2の洗浄槽47および扉49に
は、その鉛直下方側に開口する開口部51が設けられ、
この開口部51は縮径の筒部52とその下端を半径方向
外側に拡径にしたフランジ53とが設けてあり、第1の
洗浄槽46の上端に形成した弾性リング54を着脱自在
で装着できるようにしている。
【0025】図3に示すように扉49には内視鏡2の操
作部7を外部装置としての光源装置3との連結をするコ
ネクタ9を設けたユニバーサルコード8が挿通できる切
欠き56(溝でも良い)が設けてあり、コネクタ9を光
源装置3に接続したままで図1に示すように内視鏡2を
洗浄する状態に設定できるようにしている。また、ユニ
バーサルコード8が挿通できる孔でも良い。
【0026】第1の洗浄槽46は上端となる一端に開口
する開口部57を有し、内視鏡2の挿入部6外径の周長
よりも2mm〜90mm大きい周長を持つポリエチレン、塩
化ビニルなどの薄肉の高分子材料からなるほぼ円筒形状
であり、底部側の他端は閉塞している。
【0027】また、この第1の洗浄槽46の長さは挿入
部6を覆うことができる長さを有している。この場合、
挿入部6の外径や長さが異なる複数の内視鏡に対応でき
る大きさの(つまり複数の内視鏡のどれにでも使用でき
るように大き目にした)第1の洗浄槽46を用いてもよ
いし、異なる長さの第1の洗浄槽46を用意し、内視鏡
2の種類に応じて対応する長さの第1の洗浄槽46を使
用するようにしてもよい。
【0028】第1の洗浄槽46は内部の状態が視認でき
るレベルに透明であることが望ましい。また、上端の開
口部57はフランジ53の外径より小さな内径を有する
エラストマ材等よりなる弾性を有する弾性リング54が
設けてある。
【0029】この弾性リング54の内径は縮径の筒部5
2の外径よりも小さいことが望ましい。第1の洗浄槽4
6は安価な材料を用いることによりディスポーザブルと
しても良いし、消毒に対する耐性を有する材質を用いて
繰り返し使用するようにしても良い。第1の洗浄槽46
の内部にはスポンジ状の拭き取り部材58が設けてあ
る。
【0030】第2の洗浄槽47の収納タンク受部48に
装着可能な外側形状を有する収納タンク42は内容量が
例えば2〜5リットルで、底面に開口部59を有し、こ
の開口部59の手前に(開口部59を)開閉する開閉弁
60が設けられている。また、この開口部59にはジョ
ーロのようなノズルが付いている。この収納タンク42
には開口部59側から洗浄液を収納しても良いし、開口
部59の反対側の上部側に回動などで開閉できる蓋部を
設けて、蓋部を開いて洗浄液を収納するようにしても良
い。
【0031】収納タンク42はポリエチレン、ポリスチ
レン、塩化ビニルなどの安価な高分子材料からなり、内
部の洗浄液の液残量が視認できるレベルに透明であるこ
とが望ましい。液残量を示す目盛り61があるのが望ま
しい。
【0032】図1に示すように操作部7を内視鏡保持部
43に装着した時に、吸引スイッチ22と、送気・送水
スイッチ23とにそれぞれ対向する位置には、吸引スイ
ッチ22及び送気・送水スイッチ23を保持する吸引ス
イッチ支持部62と送気・送水スイッチ支持部63とが
バネ62a,63aを介して第2の洗浄槽47に取り付
けてある。
【0033】そして、操作部7を内視鏡保持部43に装
着した時、バネ62a,63aは吸引スイッチ支持部6
2、送気・送水スイッチ支持部63をバネ62a,63
aが伸長する方向に付勢し、従って吸引スイッチ支持部
62は吸引スイッチ22を押して吸引スイッチ22がO
Nする状態に保持し、また送気・送水スイッチ支持部6
3は送気・送水スイッチ23を押して送水スイッチ23
がONする状態に保持する。
【0034】吸引スイッチ22がONする状態の場合に
は制御部26はこのON状態を検出して、第1のバルブ
31を開、第2のバルブ32を閉にし、常時吸引動作状
態の吸引ポンプ29により吸引管37と連通する吸引管
路19を介してその先端開口から流体を吸引する状態と
なる。
【0035】また、送水スイッチ23がONする状態の
場合には制御部26はこのON状態を検出して、第3の
バルブ33及び第4のバルブ34を閉、第5のバルブ3
5を開にし、送気ポンプ36を動作状態にして、この送
気ポンプ36により送気を行い、送水タンク21内を加
圧して送水タンク21内の水を送水管路18を経て先端
開口から出す。この動作により送水管路18を洗浄でき
る。
【0036】なお、送気・送水スイッチ支持部63は付
勢する力を小さくする等して送水ではなく送気を指示す
るように保持する構成でも良いし、送水も送気もしない
状態となる構成でも良い。
【0037】一方、挿入部6における湾曲管部12は、
図4で示すように構成されている。この湾曲管部12の
芯材はその挿入部6の長手軸方向に複数の湾曲軸を一列
に並べ、隣接するもの同士を回動自在に連設してなるも
のである。
【0038】この場合の各湾曲駒は複数の種類からな
り、最先端湾曲駒64、4方向湾曲駒65、2方向湾曲
駒66および手元側端湾曲駒67とを先端側から順次連
結してなる。そして、最先端湾曲駒64は先端部11に
取付け固定し、また、手元側端湾曲駒67は可撓管13
の先端に連結されている。
【0039】各湾曲駒64,65,66,67の外周に
は第1の被覆部材としての網管69を被嵌し、さらに、
この外周にはゴムなどからなる第2の被覆部材としての
弾性管(外皮)70で覆われている。弾性管70の先端
は先端部11の基端部外周に被嵌するとともにその外周
には固定用糸71を巻き付けて締め付け、さらに、その
固定用糸71は接着剤72で固めてある。
【0040】また、弾性管70の基端は可撓管13の外
皮チューブ73の先端と突き合わせてなり、さらに、こ
の弾性管70と外皮チューブ73の突き合わせ端両者に
わたり固定用糸74を巻き付けるとともにその固定用糸
74を接着剤75で固めてある。
【0041】なお、図面では固定用糸71,74および
接着剤72,75をかなり大きく描いているが、実際に
はこれよりきわめて小さい。また、糸締めの時、弾性管
70および外皮チューブ73が収縮するので、外径は他
の挿入部6の部分と等しくなる。
【0042】さらに、最先端湾曲駒64には上下左右に
位置した各操作ワイヤ76,77,78,79(左に位
置する操作ワイヤ79は図示せず)の先端がそれぞれ取
付けしてある。各操作ワイヤ76,77,78,79は
4方向湾曲駒65と2方向湾曲駒66の各内面部分に形
成したが受部80i(i=a,b,c)と可撓管13の
内部に配設したガイド管81に挿通して案内されてい
る。操作ワイヤ76,77,78,79はフッ素系コー
ティングなどで低摩擦表面を有するようにしてもよい。
【0043】ガイド管81はフッ素系樹脂やポリイミド
樹脂などの低摩擦係数を有する合成樹脂などの材料で形
成されている。ガイド管81の遠位端は湾曲部近位端の
近傍である手元側端湾曲駒67の内部に位置し、手元側
端湾曲駒67に接着・溶着などで固定してある。
【0044】各操作ワイヤ76,77,78,79の基
端側は操作部7内にある図示しない操作機構に連結され
ている。そして、操作ワイヤ76,77,78,79は
操作部7に組み込んだ操作機構により上下または左右の
組み合わせにおいて交互に押し引きされる。
【0045】操作機構は操作部7から延出した回転可能
なノブを回転させることを、駆動源としたものでもよい
し、操作部7の内部あるいはコネクタ9の内部あるいは
外部装置に設けたモータなどを駆動源としたものでもよ
い。モータ駆動の場合、モータやクラッチエンコーダな
どのセンサや電気回路などは気密あるいは気密に近い状
態にシールされているのが望ましい。
【0046】弾性管70の破裂防止のためにエチレンオ
キサイドガスやオートクレーブ蒸気が内視鏡2の内部に
浸入するような内視鏡であっても上記シール内への浸入
は減らすことができるのでシール内にあるもののダメー
ジを防止できる。また内視鏡表面やシールの隙間から浸
入する湿気に対してもバリヤ効果があるのでシール内に
あるもののダメージを防止できる。また湾曲管部12上
における操作ワイヤ76,77,78,79にはストッ
パ85が接着・ろう付け・カシメ・溶着・溶接などで固
定されている。
【0047】受部80iは3種類に分かれており、湾曲
管部12の遠位端(末端)側にある操作ワイヤ76(7
7,78,79)の外径より大きく、ストッパ85の外
径より小さい貫通孔を有する第1の受部80aと、湾曲
管部12の近位端(基端)側にある操作ワイヤ76(7
7,78,79)およびストッパ85の外径より大きい
貫通孔を有する第2の受部80bと、手元側端湾曲駒6
7に固定した操作ワイヤ76(77,78,79)の外
径より大きくストッパ85の外径より小さい貫通孔を有
する第3の受部80cからなる。
【0048】他の内蔵物との干渉がなければ第1の受部
80aの代りに第2の受部80bを設けてもよい。少な
くとも操作ワイヤ76,77,78,79を牽引して所
定の湾曲角度に湾曲管部12を曲げた時にストッパ85
が移動する範囲を第2の受部80bにすればよい。
【0049】換言すれば、湾曲管部12がストレート状
態の時、一方の湾曲方向の操作ワイヤ(たとえば操作ワ
イヤ76)に固定したストッパ85とこれに対応したス
トッパ受けである第3の受部80cの距離よりも、対と
なる操作ワイヤ(操作ワイヤ76に対しては操作ワイヤ
77が相当する)に固定したストッパ85と操作ワイヤ
77が挿通される第1の受部80aの中で最も近位端側
にある第1の受部80aとの距離が大きくなるように設
定してある。
【0050】第2の受部80bの貫通孔の口元にはR面
取りやテーパなどの面取り86が施されている。ストッ
パ85と第3の受部80cの位置関係は操作ワイヤ76
(77,78,79)を牽引して湾曲管部12を所定の
最大湾曲角にした時にストッパ85と第3の受部80c
が当接するように湾曲管部12がストレート状態でスト
ッパ85と第3の受部80cの距離を所定量に設定して
いる。
【0051】ストッパ85あるいは第3の受部80cを
上記所定量を確保して固定する作業を容易にするため
に、湾曲管部12がストレート状態の時にはストッパ8
5の少なくとも一方の端面は第2の受部80bの貫通孔
の外側に露出しているのが望ましい。これを達成するた
めに第2の受部80bがない4方向湾曲駒65あるいは
2方向湾曲駒66を設けてもよい。
【0052】第3の受部80cの固定位置は湾曲管部1
2と可撓管48の接続部近傍であれば手元側端湾曲駒6
7でなくてもよく、ワイヤストロークを大きく確保する
ためには近位端側に近いことが望ましく、可撓管13の
端部である口体に設けてもよい。またガイド管81の端
面を第3の受部80cの代りとしてもよい。
【0053】また、図4で示すように、挿入部6の先端
部11には上述した対物レンズ14および固体撮像素子
15が設けられており、この固体撮像素子15には信号
ケーブル16が接続されている。挿入部6内にはこの信
号ケーブル16の他にライトガイドファイバ(図示せ
ず)、図2に示す送気管路17、送水管路18、吸引管
路19などの内蔵物が挿通されている。
【0054】次にこの実施例の作用を説明する。まず、
洗浄器5で洗浄される内視鏡2の湾曲作用について述べ
る。図示しない湾曲ノブの回転あるいはモータの駆動に
より操作ワイヤ76(77,78,79)が牽引され
る。この時、ガイド管81は低摩擦係数を有する合成樹
脂などの材料で形成されているので、可撓管13にルー
プが形成されたような状態でも比較的小さい駆動力で操
作ワイヤ76(77,78,79)の牽引ができる。
【0055】従って、モータの場合には小型化が可能で
操作部7にモータを配置しても操作部7がコンパトク・
軽量にでき良好な操作性を有する内視鏡2にできる効果
があある。
【0056】また、操作ワイヤ76(77,78,7
9)が牽引されると、ストッパ85が第2の受部80b
の貫通孔を通過し、第3の受部80cに当接して、それ
以上牽引力を加えても湾曲管部12の湾曲角は増えな
い。
【0057】従って、ストッパ85が第2の受部80b
を通過できるので操作ワイヤ76(77,78,79)
の湾曲管部12と可撓管13の接続部の長さを長くする
ことなく牽引ストロークを長くすることができ、十分な
湾曲角が得られる効果がある。
【0058】また、最大湾曲角を規定するストッパ85
が湾曲管部12近傍にあるので可撓管13がループした
り、操作ワイヤ76(77,78,79)が伸びたり、
ガイド管81が撓んだり縮んだりしても最大湾曲角への
影響はなく、安定した湾曲角が常に得られる。よって検
査に支障がなく、湾曲管部12内部の内蔵物に過多なダ
メージを与えることがないという効果もある。また、第
2の受部80bの貫通孔の口元には面取り86が形成さ
れているのでストッパ85は滑らかに第2の受部80b
を通過する。従って、湾曲角の変化を滑らかに行なえる
効果がある。
【0059】また、湾曲管部12がストレート状態でス
トッパ85と第3の受部80cの距離よりも、対のワイ
ヤにあるストッパ85と第1の受部80aの距離の方が
大きいので、ストッパ85と第3の受部80cが当接す
る前に対のワイヤにあるストッパ85と第1の受部80
aが当接することはなく、確実にストッパ85と第3の
受部80cを当接できる。従って、所望の最大湾曲角を
確実に得られるという効果がある。
【0060】また、湾曲管部12と可撓管13の接続部
において、近位端側に第3の受部80cを固定したので
ストッパ85はより手元側に移動できる。従って、ワイ
ヤストロークを大きくできる。または第2の受部80b
の代りに第1の受部80aの個数を増やしても同じワイ
ヤストロークが得られるのでその部分での内蔵物の動き
の自由度に余裕ができ、内蔵物のダメージを防止できる
という効果がある。
【0061】さらに、湾曲管部12がストレート状態の
時、ストッパ85の少なくとも一方の端面が第2の受部
80bから露出しているので、ストレート状態でストッ
パ85と第3の受部80cの距離を規定する治具をセッ
トし易く、容易にストッパ85あるいは第3の受部80
cの固定作業ができる。従って、作業性を向上できる。
【0062】次に内視鏡2を洗浄する作用を以下に述べ
る。予め、弾性リング54の弾性を利用してそのリング
54を拡径にしてフランジ53を通過させて手を離すこ
とにより、第1の洗浄槽46を第2の洗浄槽47に装着
する。このように第1の洗浄槽46と第2の洗浄槽47
とを容易に装着できる。
【0063】次に収納タンク42を洗浄槽41の鉛直上
方より挿入し、収納タンク受部48で受けて、収納タン
ク42を装着する。このように収納タンク42を容易に
装着できる。
【0064】そして、次に内視鏡検査が終了したらコネ
クタ9と光源装置3、流体制御装置4との接続を外すこ
となく扉49を開いて、第2の洗浄槽47からその下側
の第1洗浄槽6の中に挿入部6を挿入しながら操作部7
を内視鏡保持部43に装着する。
【0065】この時、バネ62a,63aの付勢力によ
り吸引スイッチ支持部62、送気・送水スイッチ支持部
63が吸引スイッチ22、送気・送水スイッチ23を押
し、吸引スイッチ22、送気・送水スイッチ23がスイ
ッチONの状態となり、挿入部6の先端への送水あるい
は送気と、先端からの吸引の動作が継続して行なわれ
る。(上述のように送気・送水はせずに吸引のみを実施
するように送気・送水スイッチ支持部63がなくてもよ
い)。従って、操作部7を洗浄槽41の内視鏡保持部4
3に装着するだけで吸引モードになるので、洗浄の作業
が容易となる。
【0066】次に、開閉弁60を開状態にして扉49を
閉める。すると開口部59から収納タンク42内の洗浄
液が流れ落ち、操作部7および挿入部6を洗浄する。更
に操作部7、挿入部6を洗浄した液体は第1の洗浄槽4
6の鉛直下方に溜まり、この下方に溜まった洗浄液は挿
入部6における吸引管路19の先端開口から吸引されて
洗浄器5から排出され、外部の吸引びん28に回収され
る。
【0067】従って、洗浄器5に管路を設けなくても内
視鏡2の洗浄ができる。また、洗浄に使用した洗浄液を
内視鏡2の吸引管路19を介して洗浄器5の外部に排出
でき、外部の吸引ビン28に回収できる。この場合、使
用済みの洗浄液の排出手段として内視鏡検査に使用する
流体制御装置4をそのまま使用でき、実際に洗浄に必要
な装置としては洗浄槽41と収納タンク42で済むの
で、洗浄器5を非常にコンパクトにできる。
【0068】また、洗浄槽41内部の洗浄が容易にでき
る。
【0069】収納タンク42内の洗浄液が無くなり、洗
浄に使用した洗浄液を吸引ビン28に全て回収する動作
が終了した、つまり洗浄動作が終了した後に、弾性リン
グ54を拡径にして弾性リング54をフランジ53から
外す。この場合、拭き取り部材58で挿入部6の外周に
巻くようにしながら、挿入部6の先端方向に移動して第
1の洗浄槽6を第2の洗浄槽47から外す。
【0070】このようにして第1の洗浄槽6を第2の洗
浄槽47から外した場合、挿入部6の表面に残った洗浄
液を拭き取り部材58で取り払うことができるので第1
の洗浄槽46を(第2の洗浄槽47から)取り外した後
に、挿入部6の表面から床に洗浄液がたれ落ちることを
解消できるという効果がある。
【0071】なお、第1の洗浄槽46をさらに洗浄及び
消毒して、内視鏡2の洗浄に再利用してもよいし、消毒
等することなく使い捨て(ディスポーザブル)として扱
ってもよい。第1の洗浄槽46は第2の洗浄槽47と容
易に分離できるので扱いが容易となる。
【0072】なお、送気・送水スイッチ支持部63がな
い場合には操作部7を内視鏡保持部43に装着した後に
第1の洗浄槽46を第2の洗浄槽47に装着してもよ
い。送気・送水スイッチ支持部63がない場合にはより
装着が容易になる。
【0073】また、洗浄途中で扉49を開け、開閉弁6
0を閉じて洗浄を終了するようにしてもよい。そして、
洗浄した内視鏡2を取り出し、別の内視鏡検査に使用し
た内視鏡2を洗浄槽41に収納保持して洗浄を行うよう
にしても良い。この場合には、1つの収納タンク42で
複数回洗浄できるという効果がある。
【0074】この実施例はさらに以下の効果を有する。 a.収納タンク42が透明の場合は洗浄液の残量がわか
るので洗浄工程終了までの時間が推測できる。
【0075】b.第1洗浄槽46および第2の洗浄槽4
7が透明の場合は内視鏡2の洗浄状態を確認できるの
で、洗浄できたことを確認して開閉弁60を閉めて洗浄
工程を終了にできる。内視鏡2の汚れに応じて適切な洗
浄時間を選べる。また透明であると紫外線殺菌が容易に
できる。
【0076】c.第1の洗浄槽46は可撓性を持ってい
るので挿入部6の長さに関係なく第2の洗浄槽47の高
さを所望の高さに設定できる。つまり、挿入部6が長い
内視鏡2を洗浄する場合には、第1の洗浄槽46の長さ
も長くなり、この場合にはっっず1に示すようにこの第
1の洗浄槽46の下端側を床に添わせることにより、第
2の洗浄槽47の高さを所望の高さに設定(保持)でき
る。
【0077】次に第1実施例の第1変形例を図5を参照
して説明する。この第1変形例は送気・送水・吸引の制
御を電磁弁による制御ではなく、各管路の途中に設けた
シリンダ・ピストンにより制御する内視鏡の場合のもの
である。
【0078】図5に示すように操作部7内において、吸
引管路19を構成する上流側管路88と下流側管路89
の途中に円柱状の中空部を有するシリンダ87を設け、
このシリンダ87内に摺動自在のピストン90を設け
て、その押し込み位置の違いより上流側管路88と下流
側管路89の連通の開閉を行うことができるようにして
いる。
【0079】ピストン90の外側の端部にはバネ収納枠
91が螺合により取り付けられ、このバネ収納枠91内
にはバネ92が収納され、バネ収納枠91に固定された
吸引操作釦93を操作部7から突出する方向に付勢して
いる。
【0080】そして、このバネ92の付勢力に抗して、
吸引操作釦93を操作部7の内部側(図5では右側)に
押し込むと、ピストン90の側部(図5では上側の側
部)に設けた開口部90aにより、上流側管路88と下
流側管路89とが連通する。また、押し込む操作をやめ
るとバネ92の付勢力により図5に示す状態に復帰し、
この状態では上流側管路88と下流側管路89との連通
を遮断する閉状態となる。
【0081】このようにピストン90の外側端部側に取
り付けた吸引操作釦93は第1実施例の吸引スイッチ2
2に相当する機能を有している。そして、この吸引操作
釦93が形成された操作部7を有する内視鏡を内視鏡保
持部43に装着した時に、吸引スイッチ22に対向した
位置に、バネ62aを介して取り付けられた吸引スイッ
チ支持部62によって、吸引操作釦93がそのバネ92
の付勢力に抗してバネ62aの付勢力で押し込まれた状
態(吸引状態)にセットされるような位置関係及びバネ
62aと92の付勢力の関係に設定されている。
【0082】図示しない送気・送水釦による送気・送水
制御機構も基本的に上記吸引操作釦93による吸引制御
機構と同様の構造である。次にこの第1の変形例の作用
を説明する。
【0083】第1実施例と同様に第1の洗浄槽46を第
2の洗浄槽47に装着し、扉49を開いて挿入部6を第
1の洗浄槽46内に収納し、操作部7を内視鏡保持部4
3に装着或いは保持させる。すると、バネ62が吸引操
作釦93を押し込み、吸引管路19は吸引状態になる。
【0084】また、収納タンク42の開閉弁60により
開口部59を開けば、洗浄液は内視鏡2を洗浄した後、
挿入部6の先端側の開口から吸引され、吸引びん28に
送液される。
【0085】この第1の変形例の効果は第1実施例と殆
ど同じであある。なお、送気・送水のみは電磁弁による
制御であったり、吸引のみが電磁弁による制御の内視鏡
であってもよい。
【0086】次に第1実施例の第2の変形例を図6を参
照して説明する。可撓管13は3層構造になっていて内
側から金属帯のらせん管94、網管95、樹脂管96か
らなり、可撓管13の遠位端には口体97が設けてあり
手元側端湾曲駒67とビス・接着・かしめ・スナップフ
ィットなどで固定されている。
【0087】ガイド管81の遠位端は口体97内部まで
延出しているが、移動自在の自由端となっている。第3
の受部80cは口体97内部に固定されている。できる
限り近位端側にした方がアングルストロークは大きくで
きる。湾曲時に操作ワイヤ76(77,78,79)を
牽引した時に発生する圧縮力(150N程度)に対し可
撓管13はほとんど縮まない剛性を有している。
【0088】次に作用を説明する。操作ワイヤ76(7
7,78,79)を牽引すると、その反力は圧縮力とし
て可撓管13、ガイド管81に加わる。この反力に対
し、可撓管13は十分な剛性を有しているのでガイド管
81の端部が自由端であっても、ガイド管81が合成樹
脂管でそれほどの剛性を有していなくても所望の湾曲を
得ることができる。
【0089】操作ワイヤ76(77,78,79)は口
体97に固定した第3の受部80cの貫通孔に挿通して
あるので、操作ワイヤ76(77,78,79)は軸方
向以外への移動に対して自由度は少ない。よって操作ワ
イヤ76(77,78,79)を被覆しているガイド管
81の軸方向以外への移動の自由度も小さいので、他の
内蔵物へダメージを与えることもない。
【0090】この第2の変形例は以下の効果を有する。
ガイド管81の遠位端を口体97に固定する作業が不要
となるので組立性がよい。また、可撓管13が圧縮力に
対し剛性を有しているので、安定した湾曲角が得られ
る。
【0091】次に第1実施例の第3の変形例を図7を参
照して説明する。第2の変形例と同様にガイド管81の
遠位端は自由端であるが、第3の受部80cに当接して
いる。その他は第2の変形例と同じ構造である。
【0092】次に作用を説明する。操作ワイヤ76(7
7,78,79)を牽引すると、その反力は圧縮力とし
て可撓管13、ガイド管81に加わる。ガイド管81に
加わった反力はガイド管81の遠位端で口体97に固定
した第3の受部80cに伝わる。よって圧縮力は可撓管
13とガイド管81両方で受けることができる。
【0093】この第3の変形例は以下の効果を有する。
可撓管13とガイド管81の両方で圧縮力を受ければよ
いので、可撓管13とガイド管81のいずれか一方で圧
縮力を受けるよりも可撓管13、ガイド管81の剛性が
弱くても安定した湾曲を得ることができる。
【0094】次に第1実施例の第4の変形例を図8を参
照して説明する。ガイド管81の近位端の固定法につい
て記す。ガイド管81の近位端の外周面には抜け止め1
01が固定してある。湾曲駆動手段の非移動部と一体的
であるベース102には抜け止め101の一部を収納で
きる複数の溝103が設けてある。
【0095】また、いずれかの溝103に収納した抜け
止め101が溝103から抜けないように規制する位置
と抜け止め101が溝103から抜き出せるような位置
に可動な蓋104が設けてある。蓋104とベース10
2とを、抜け止め101が溝103から抜けないように
規制する位置で固定できるビス止め、スナップフィット
などの固定手段を有している(図示せず)。
【0096】次に作用を説明する。可撓管13やガイド
管81の長さのばらつきに応じて、ガイド管81の長手
方向における適切な位置にある溝103に抜け止め10
1を入れた後、蓋104とベース102を固定手段で固
定する。
【0097】この第4の変形例は以下の効果を有する。
ガイド管81の近位端を駆動手段の非移動部に対し一体
的に固定できるので湾曲が安定する。可撓管13やガイ
ド管81の長さがばらついても、溝103が複数あるの
で容易に位置決め調整ができる。
【0098】次に第1実施例の第5の変形例を図9及び
10を参照して説明する。ガイド管81の近位端の固定
法について記す。図9(A)及び(B)に示すように湾
曲駆動手段の非移動部と一体的であるベース102には
ガイド管81の近位端を覆う、ほぼ半円筒形状のストッ
パ108が設けてある。
【0099】このストッパ108の頭部には操作ワイヤ
76(77,78,79)の外径よりも幅の広いスリッ
ト109が設けてあり、操作ワイヤ76(77,78,
79)を容易に出し入れできる。また、図9(B)に示
すようにこのストッパ108の近位端側の開口端にはガ
イド管81の近位端端面と当接して、移動を規制する受
け110が設けてある。
【0100】次に作用を説明する。ガイド管81の近位
端のベース102への固定組立法を記す。
【0101】操作ワイヤ76(77,78,79)をス
リット109を通してストッパ108の内部に導く。ガ
イド管81を図10に示すように撓ませてガイド管81
の近位端端面をストッパ108の端面より挿入部側に位
置させた後、ストッパ108の内部へ挿入する。ガイド
管81の近傍端端面は受け110に当接する。
【0102】ガイド管81の近位端端面は受け110に
当接しているので、ガイド管81は駆動手段の非移動部
に対し湾曲管部と反対方向への移動が規制される。この
変形例は組立が容易という効果がある。また、ガイド管
81が駆動手段の非移動部に対し湾曲管部と反対方向へ
の移動が規制されるので湾曲が安定する。
【0103】次に第1実施例の第6の変形例を図11を
参照して説明する。第1実施例に対し、第3の受部80
cの位置を調節可能にしたものである。手元側端湾曲駒
67と口体97の重なり部には挿入部軸方向に長軸を有
する長円断面の貫通孔67a,97aが設けてある。第
3の受部80cは操作ワイヤ76(77,78,79)
を挿通する孔113とかしめ部114を持つ。
【0104】次に作用を説明する。操作ワイヤ76(7
7,78,79)に固定したストッパ85(図示せず)
と所定の距離になる位置に第3の受部80cを配した
後、かしめ部114をかしめて第3の受部80cを手元
側端湾曲駒67に対し固定する。
【0105】この変形例は以下の効果を有する。手元側
端湾曲駒67の外側からかしめられるので位置決め固定
作業が容易である。
【0106】次に第1実施例の第7の変形例を図12を
参照して説明する。図11において、かしめの代りにね
じで固定するようにしたものである。つまり、第3の受
部80cは孔113と雌ねじ部115を有する。貫通孔
67aの短軸方向の幅より大きな外径を有する頭部11
6と雄ねじ部117を有する受部止め部材118と第3
の受部80cは貫通孔67a,97aを挟むようにして
係合している。
【0107】次に作用を説明する。操作ワイヤ76(7
7,78,79)に固定したストッパ85(図示せず)
と所定の距離になる位置に第3の受部80cを配した
後、手元側端湾曲駒67の外側から貫通孔67a,97
aに受部止め部材118を差し込み、雄ねじ部117と
雌ねじ部115をねじ締めする。
【0108】手元側端湾曲駒67、口体97を挟むよう
に締め付けることにより摩擦力で第3の受部80cは手
元側端湾曲駒67に対し固定される。位置の再調整をし
たい時は雌ねじ部115と雄ねじ部117を緩めて位置
をずらして再度締め込む。
【0109】雌ねじ部115の外径断面を角形状とし、
頭部116端面にスリットを設ければ、締め込み作業は
より容易になる。この第7の変形例は第6の変形例の効
果に、再調整が容易であるという効果を付加した効果を
有する。
【0110】次に第1実施例の第8の変形例を図13を
参照して説明する。この第8の変形例はカバー方式の内
視鏡141である。つまり、この変形例は第1実施例に
おける内視鏡2の代わりにカバー方式の内視鏡141を
用いて内視鏡装置を構成する。
【0111】このカバー方式の内視鏡141は観察及び
照明の光学系を有する内視鏡本体119と、この内視鏡
本体119の挿入部等を覆うカバー120とからなり、
このカバー方式の内視鏡141の先端部側の構成を図1
3に示す。
【0112】カバー120は、円筒状のウレタンや塩化
ビニルなどの薄肉チューブからなる外皮121により挿
入部カバーが構成されており、外皮121の先端側端部
には硬質の樹脂等で形成された先端構成部カバー122
が気密的に接合して設けられている。
【0113】この先端構成部カバー122は、送気管路
123、送水管路124、吸引管路125と連通する開
口126と、内視鏡本体119の挿入部127の先端構
成部132を収納する収納部128と、外界と収納部1
28との間での光の授受を可能にする透明部材からなる
透明部129とを有している。また、先端構成部カバー
122の側周部には、長手方向の後方側に延出した細長
な係合腕部130が設けられている。
【0114】この係合腕部130は、その後端部に半径
方向内側に突出する係合爪を有してなる係合部131が
設けられている。係合腕部130と透明部129は二色
成形法により成形されており境界部も気密を確保してい
る。係合腕部130と透明部129は同種の材料の方が
気密を得られ易いが、異材料でも気密確保は可能であ
る。係合腕部130と透明部129はポリカーボネー
ト、ポリメチルメタクリレート、ポリスチレンなどの材
料から選択されるのが望ましい。
【0115】挿入部カバーを形成する外皮127の後端
は内視鏡本体119の図示しない操作部を覆う操作部カ
バーと連結されると共に、この挿入部カバーの後端から
送気管路123、送水管路124、吸引管路125をそ
れぞれ形成するチューブが延出され、これらのチューブ
の手元側は操作部から延出されるユニバーサルコードに
沿ってユニバーサルコードの末端のコネクタ側に延出さ
れ、各開口する端部は流体制御装置4に接続される。
【0116】また、ユニバサルコードは、ユニバーサル
コードカバーで覆われる。従って、吸引管路を形成する
チューブは内視鏡本体のユニバーサルコードに沿って配
置されるが、カバー方式の内視鏡141のユニバーサル
コードカバー内に挿通される場合もある。
【0117】一方、内視鏡本体119の挿入部127
は、カバー先端構成部122の収納部128内に嵌合収
納される形状を外側形状とした硬質の先端構成部132
が先端に形成され、その後端に複数の湾曲駒139を回
動自在に連結した湾曲管部が形成されている。また、先
端構成部132には、カバー側の透明部129と対向し
た位置に観察光学系133と図示しない照明光学系とが
設けられている。
【0118】この観察光学系133の後方には例えばC
CDを有する固体撮像装置134が配設され、回路基板
を介して信号伝送ケーブル140と接続されている。ま
た、先端構成部132の側方外周部には係合腕部130
の係合部131と係合するように半径方向外側に突出す
る爪135を有する固定部材136と、この固定部材1
36を外側に取り付けた弾性部材で形成された(或いは
半径方向外側に付勢する板バネで形成された)Cリング
137とを収納するリング状の溝138が設けてある。
【0119】次に作用を説明する。内視鏡本体119の
挿入部127をカバー120に挿入すると、先端構成部
132の外周面に設けた爪135が先端構成部カバー1
22の内周面に設けた係合部131に当接する。更に押
し込むと、Cリング137が弾性変形して固定部材13
6が内側に移動し、係合部131が爪135を乗り越え
る。そして、Cリング137の変形が復帰して、固定部
材136を半径方向外側に押して係合部131と爪13
5とが係合する状態にして、内視鏡本体119の挿入部
127とカバー120とを固定(ロック)した装着状態
にできる。
【0120】内視鏡本体119の挿入部127とカバー
120との装着を外すには、カバー120越しに指など
で固定部材136を内側に押し込むと、Cリング137
が変形して固定部材136が内側に移動し、爪135と
係合部131の係合が外れる。この状態で内視鏡本体1
19の挿入部127を手元側に引っ張ることによりカバ
ー120から外すことができる。
【0121】このカバー方式の内視鏡141は以下の効
果を有する。Cリング137の変形により容易な着脱が
できる。また、Cリング137の復元力により強固な固
定ができる。また、先端構成部カバー122と係合腕部
130とを一体にしているので寸法のバラツキによる係
合手段のガタツキを最小限に抑えられる。
【0122】また、係合腕部130と透明部129を二
色成形で形成しているので、安価でありながら2種の材
料を用いることができる。たとえば係合腕部130は曲
げ強度が高いポリカーボネートとし、透明部129は光
学特性を重要視してポリメチルメタクリレートとするこ
とができる。
【0123】次に第1実施例の第9の変形例を図14及
び図15を参照して説明する。第8の変形例のようなカ
バー方式の内視鏡に用いられる内視鏡の挿入部を構成す
る可撓管として断面D形状のものを用いる場合の可撓管
製造法を示す。
【0124】らせん状の板材の上に網管を被覆した管1
49の両端に設けた継手150で複数の管149をつな
ぎ、外皮成形機151に順次送る。外皮成形機151に
は2種の材料を混合比率をコントロールしながら成形す
るために2つのホッパ152と、これらに接続された1
つのノズル153が設けてある。
【0125】内視鏡挿入部は体腔内挿入性を良好にする
ために先端側と後端側の硬さを変えることが望ましく、
成形途中で2種の硬度の異なる材料の比率を変えること
で長手方向で硬さを変えることができるようにしてい
る。
【0126】外皮成形機151を通して外皮154が成
形された管149は図15に示すように半円状の溝のあ
る受け台155と、複数のローラ156にて断面が半円
状に成形される。この後、各々の管149の継手150
を切り落として口体などを接続して挿入部可撓管とす
る。
【0127】この変形例は以下の効果がある。成形とD
形プレスが連続してできるのでコストが安くできる。ま
た、先端側と後端側の硬度を変えるために2種の材料を
別々に成形するとその境界部において特に扁平にプレス
した部分で管149と外皮154が剥離し易く強度低下
になるが、この製造方法のように混合比を徐々に変えて
明瞭な境界を作らなければ良好な強度が得られる。
【0128】図16は本発明の第2実施例の内視鏡装置
1′を示す。この第2実施例は第1実施例の内視鏡装置
1において、以下の点が異なる構成である。洗浄器5を
構成し、洗浄槽41を保持するスタンド44に対し、洗
浄槽41を保持する高さの調整部161が設けてあり、
固定ネジ162により任意の高さで洗浄槽41を固定可
能にしている。
【0129】また、洗浄槽41は第1実施例と同様に第
1の洗浄槽46と第2の洗浄槽47とからなり、第1の
洗浄槽46の下端側には挿入部6の外径より細径のチュ
ーブ部46aが形成されている。洗浄した際に泥状の物
とか固形物等をこのチューブ部46a内に収納し、先端
開口部から吸引する際に、チューブ部46a内の物は殆
ど吸引しないようにしている。この実施例では第1の洗
浄槽46は使い捨てが適する。
【0130】また、第2の洗浄槽47には第1実施例に
おけるスイッチ支持部62、63を設けていないで、代
わりに流体制御装置4には例えばフットスイッチ163
を接続し、フットスイッチ163の操作により流体制御
装置4内の制御部26を介して第1のバルブ31等の電
磁バルブの開閉を制御できる構成にしている。フットス
イッチ163でなく、ケーブル25の途中等にスイッチ
22、23と並列でONすることのできるスイッチ等を
設けるようにしても良い。この場合にも、所望とする時
に吸引、送水等の動作を行わせることができる。また、
洗浄槽41の構造を簡単化できるメリットがある。
【0131】また、この実施例では洗浄液を収納する収
納タンク42には洗浄液を収納したり、収納した洗浄液
を下方に出すために開閉する開閉弁60とは、例えば反
対側に設けた口金の途中に開閉弁164が設けてあり、
圧縮空気を収納できるようにしている。
【0132】そして、収納タンク42に洗浄液を所定の
量収納した後、口金に図示しないチューブを介してコン
プレッサ等から圧縮空気を入れ、適当な圧縮気圧値に達
した時に開閉弁164を閉じる。そして、図16のよう
に設定して下方の開閉弁60を開くことにより、圧縮空
気によりノズルから勢い良く洗浄液を噴出させることが
でき、下方に配置した内視鏡2を洗浄する機能を高めて
いる。
【0133】なお、第1実施例の収納タンク42でも、
洗浄液の収納の後にノズルとして用いる開口端部から圧
縮空気を入れることが可能である。しかし、この実施例
のように専用の口金を形成した場合には、収納タンク4
2を図16のように装着した後からでも圧縮空気を入れ
ることができる等の利点を有する。この第2実施例によ
れば、第1実施例の効果を有すると共に、スイッチ支持
部を設けなくて済む利点、洗浄の機能を向上できる等の
利点を有する。
【0134】また、第1の洗浄槽46の下端に挿入部6
の先端が入り込まないチューブ部46aを形成している
ので、図16のようにチューブ部46aが先端部11の
下方側の(吸引が及ばない程度に離間した)位置となる
ように調整部161で洗浄槽41の高さを設定すれば、
洗浄の際の泥状物等が出てもそれらをチューブ部46a
に収納でき、これを吸引の動作によって排出しない状態
に維持できる。
【0135】従って、泥状物等が出ても、それを吸引し
ないので、吸引管路19内に泥状物等が付着することを
確実に防ぐことができる。第1の洗浄槽46は洗浄に使
用した後に廃棄する。なお、流体制御装置4と光源装置
3とを一体化しても良い。また、吸引ポンプ29を流体
制御装置4内部或いは光源装置3内部に収納した構成で
も良い。
【0136】なお、上述の実施例等では吸引管路19、
125を利用して、洗浄に使用した洗浄液を排出するよ
うにしているが、本発明はこれに限定されるものでな
く、吸引管路の代わりに送気管路17或いは送水管路1
8等、挿入部の先端側で一端が開口し、他端側がユニバ
ーサルコード8等の末端側(例えばコネクタ9等)で開
口し、流体を通す(より具体的には少なくとも洗浄液を
通す)ことのできる流体管路を、(洗浄の場合に)例え
ば図2に示す流体制御装置4の吸引管37と接続するよ
うにすれば同様に適用できる。
【0137】また、上述の実施例では内視鏡(2等)を
挿入部(6等)の先端部(11等)が下方となるように
設定して上方から洗浄液を落下或いは噴出させる等して
内視鏡を洗浄し、先端側の開口から吸引により洗浄液を
洗浄槽41から排出させるようにしているが、第2実施
例のようにして洗浄液を噴出できるような場合には、上
部側から噴出させるものに限定されない。例えば、内視
鏡を寝かせるようにして収納し、例えば挿入部の長手方
向にを噴出方向として操作部7に洗浄液を噴出し、挿入
部の先端開口から洗浄液を吸引排出するようにしても良
い。この場合には、洗浄槽41の形状を変えた方が良
い。
【0138】さらに上述の実施例では吸引管路19等の
流体管路を有する内視鏡の場合に対して説明したが、流
体管路を有しない内視鏡或いは流体管路を有する内視鏡
の場合でも、例えば図16におけるチューブ部46aを
長く延出し、末端を開口させてその開口する末端を流体
制御装置4の吸引管に接続するようにして、洗浄に使用
した洗浄液をチューブ部46aを介して排出する構成に
しても良い。
【0139】また、チューブ部46aに開口を設け、流
体制御装置4の吸引管に一端を接続した流体管路の他端
を上記開口に水密的に接続しても良い。この開口と流体
管路は着脱自在でも良い。なお、上述した実施例などを
部分的に組み合わせて形成した実施例等も本発明に属す
る。
【0140】[付記] 1.挿入部及び操作部とを有する内視鏡と、前記内視鏡
の少なくとも挿入部と操作部とを覆うことにより前記内
視鏡を洗浄する洗浄槽とを有する内視鏡装置において、
前記洗浄槽が前記挿入部を覆う第1の洗浄槽と、前記第
1の洗浄槽を保持する洗浄槽保持手段を有する第2の洗
浄槽とを具備したことを特徴とする内視鏡装置。 2.挿入部及び操作部とを有する内視鏡と、前記内視鏡
の少なくとも挿入部と操作部とを覆うことにより前記内
視鏡を洗浄する洗浄槽とを有する内視鏡装置において、
前記洗浄槽が前記内視鏡洗浄用の液体を収納し、前記内
視鏡の略上方に開口部を有する洗浄液収納用タンクと、
前記挿入部を覆う第1の洗浄槽と、前記収納タンクを上
部に保持する収納タンク保持手段と、前記操作部を所定
位置に保持する操作部保持手段と、前記第1の洗浄槽を
保持する洗浄槽保持手段を有する第2の洗浄槽と、を具
備したことを特徴とする内視鏡装置。 3.挿入部と、前記挿入部の手元側にあって操作スイッ
チを有する操作部と、前記操作部と外部装置とを接続す
る接続手段と、前記挿入部先端の開口部と外部の吸引装
置とを結ぶ吸引管路とを有する内視鏡と、前記内視鏡の
少なくとも挿入部と操作部とを覆うことにより前記内視
鏡を洗浄する洗浄槽とを有する内視鏡装置において、前
記洗浄槽が前記内視鏡洗浄用の液体を収納し、前記内視
鏡の略上方に開口部を有する洗浄液収納用タンクと、前
記挿入部を覆う第1の洗浄槽と、前記収納タンクを上部
に保持する収納タンク保持手段と、前記操作部を所定位
置に保持する操作部保持手段と、前記操作スイッチを作
動させる操作スイッチ作動手段と、前記第1の洗浄槽を
保持する洗浄槽保持手段を有する第2の洗浄槽と、を具
備したことを特徴とする内視鏡装置。 4.前記第1の洗浄槽と前記第2の洗浄槽とは着脱自在
である付記1ないし3記載の内視鏡装置。
【0141】5.前記洗浄槽は、挿入部を覆う第1の洗
浄槽と操作部を覆う第2の洗浄槽とに分離可能である請
求項1記載の内視鏡装置。 作用:分離可能なので操作部を覆う洗浄槽と挿入部を覆
う洗浄槽を分解して洗浄・消毒すればよい。 効果:洗浄槽の洗浄消毒を容易にする。 6.前記挿入部を覆う第1の洗浄槽は、可撓性を有して
いる付記5記載の内視鏡装置。 作用:挿入部を覆う洗浄槽に可撓性を持たせたので形状
が容易に変形可能であり、操作部を覆う洗浄槽の高さを
低くできる。 効果:挿入部を覆う洗浄槽の先端側を床に添わせておけ
るので洗浄器の高さを低くできる。
【0142】7.挿入部を覆う第1の洗浄槽は、内部が
視認できる程度に透明である付記5記載の内視鏡装置。 作用:洗浄槽を実質的に透明にしたので内部の様子を見
ることもできるし、紫外線殺菌灯を外側に配置して照射
すれば内部の殺菌ができる。 効果:洗浄状態を確認できる。紫外線消毒が容易。 8.操作部を覆う第2の洗浄槽は、内部が視認できる程
度に透明である付記5記載の内視鏡装置。 作用及び効果:付記7と同じ。 9.操作部を覆う第2の洗浄槽は、薄肉の高分子材料で
ある付記5記載の内視鏡装置。
【0143】10.挿入部を覆う第1の洗浄槽はディス
ポーザブルである付記5記載の内視鏡装置。 作用:挿入部を覆う第1の洗浄槽を洗浄する必要がな
い。 効果:ディスポにしたので感染の心配がない。 11.前記流体用管路は吸引管路である請求項1記載の
内視鏡装置。 作用:内視鏡検査の場合と同じ状態で使用できる。 効果:切換等の手間を必要としない。 12.前記排出手段は内視鏡検査に用いる流体制御手段
で構成される請求項1記載の内視鏡装置。 作用:内視鏡検査の状態から変更しないで、そのまま洗
浄を行うことができる。 効果:洗浄のために新たに排出手段を設けることを不要
にできるので、洗浄器の構成をコンパクトにできるし、
手間もかからない。
【0144】13.前記内視鏡は前記流体用管路による
流体の動作を指示する指示部を有し、前記指示部は内視
鏡操作部に設けられている請求項1記載の内視鏡装置。 作用:内視鏡の吸引管路からの吸引を指示できるように
したので洗浄後の液体の回収が容易である。 効果:洗浄液の回収構造を簡単にする。 14.前記指示部は電気スイッチである付記13記載の
内視鏡装置。 作用及び効果:付記13と同じ。 15.前記指示部は流体用管路の途中に設けたシリンダ
とシリンダの上流側管路と下流側管路の連通を開閉選択
できるピストンである付記13記載の内視鏡装置。 作用及び効果:付記13と同じ。
【0145】16.前記指示部を吸引指示を出す状態に
保持する吸引保持部を設けた付記13記載の内視鏡装
置。 作用及び効果:付記13と同じ。 17.内視鏡を保持部に配置すると自動的に前記指示部
が吸引指示状態になる付記16記載の内視鏡装置。 作用及び効果:付記13と同じ。 18.収納容器の開口に開閉選択できる弁体を設けた請
求項1記載の内視鏡装置。 作用:収納タンクをセットした後に開閉弁を開けばよい
ので収納タンクをセットする時に液体が飛び散ることが
ない。 効果:収納タンクの装着を容易にする。
【0146】19.収納容器は内容物の量が視認できる
程度に透明である請求項1記載の内視鏡装置。 作用:収納タンクを実質的に透明にしたので収納タンク
内の液体残量が視認でき、残りの洗浄時間を推測でき
る。 効果:残りの洗浄時間を推定できる。 20.前記流体用管路が挿入部の内部に挿通された内視
鏡を用いた請求項1記載の内視鏡装置。 作用及び効果:付記13と同じ。 21.前記流体用管路が挿入部に添わせて配置した内視
鏡を用いた請求項1記載の内視鏡装置。 作用及び効果:付記13と同じ。
【0147】22.前記流体用管路が挿入部を被覆する
カバーに一体で設けられた付記21記載の内視鏡装置。 作用及び効果:付記13と同じ。 23.収納容器の内容積は2〜5リットルである請求項
1記載の内視鏡装置。 作用:収納タンクの容量を内視鏡洗浄に必要な量でかつ
持ち運びが容易な容量に設定したので装着が容易であ
る。 効果:付記18と同じ。 24.洗浄槽にはコード部の一部を洗浄槽の外部に配置
するための孔または切欠きがある請求項1記載の内視鏡
装置。 作用:洗浄槽に孔または切欠きを設けたので内視鏡の外
部装置連結用コネクターを外部装置に接続した状態で洗
浄ができる。よってコネクター保持部が不要であるし、
コネクター部の電気接点が洗浄液で濡れない。 効果:内視鏡の装着を容易にする。
【0148】25.コード部を外部装置の連結を外さず
に内視鏡を洗浄槽内部にセットできる付記24記載の内
視鏡装置。 作用:洗浄槽に切欠きがあるのでユニバーサルコードを
この切欠きに横から装着すればコネクターを外部装置か
ら取り外すことなく、洗浄槽の中に内視鏡をセットし扉
を閉めることができる。 効果:付記24と同じ。 26.操作部を覆う第2の洗浄槽に設けたフランジと、
前記フランジに係止できる係止部を有し、挿入部を覆う
第1の洗浄槽とに分離できる付記5記載の内視鏡装置。 作用:挿入部を覆う洗浄槽に設けた弾性体を拡げて操作
部を覆う洗浄槽への着脱が容易にできるようにした。 効果:挿入部を覆う洗浄槽の着脱を容易にする。
【0149】27.係止部が弾性変形により拡径が可能
な弾性体である付記26記載の内視鏡装置。 作用及び効果:付記26と同じ。 28.挿入部を覆う第1の洗浄槽の開口の周辺に、弾性
体を設けた付記27記載の内視鏡装置。 作用及び効果:付記26と同じ。 29.挿入部を覆う第1の洗浄槽は内視鏡の挿入部の外
径より大きい断面積を持つ細長の筒体である付記5記載
の内視鏡装置。 作用:挿入部を覆う洗浄槽と挿入部の体積を略同一にす
ることで挿入部の洗浄を効率的にすると共に液の回収を
容易にする。 効果:挿入部洗浄を効率的にする。
【0150】30.挿入部の外径を周長に換算した値よ
り2mm〜90mm大きい周長を持つ空間を持つ筒体である
付記29記載の内視鏡装置。 作用及び効果:付記29と同じ。 31.挿入部を覆う第1の洗浄槽の内部には挿入部外表
面を拭くことができるスポンジ状の拭き取り部を有する
付記5記載の内視鏡装置。 作用:挿入部を覆う洗浄槽の内部にスポンジ状の拭き取
り部を設け、挿入部を覆う洗浄槽を操作部を覆う洗浄槽
から外した後、挿入部外表面を拭き取り部で拭きなが
ら、挿入部を覆う洗浄槽を挿入部から外す。これにより
挿入部表面の洗浄液を除去できる。
【0151】効果:挿入部外表面の拭きが容易にでき
る。 32.筒体の長さは挿入部の長さより長い付記29記載
の内視鏡装置。 作用及び効果:付記29と同じ。
【0152】付記33〜47の背景 従来技術:特願昭57−137310は湾曲部を牽引す
るワイヤを被覆するコイルにセラミックコーティングを
施こして滑り性を向上し、湾曲に必要な力量を軽減して
いる。しかし、セラミックコーティングは高価である。
従って、安価で滑り性のよいガイド部材を提供すること
を目的とし、この目的を達成するために付記33〜47
の構成とした。
【0153】33.先端近傍に湾曲部を有する挿入部
と、湾曲部を湾曲するための駆動手段と、湾曲部と駆動
手段を連結し、駆動力を湾曲部に伝達する牽引部材と、
牽引部材を被覆させるガイド部材を有する内視鏡におい
て、ガイド部材を合成樹脂で形成したことを特徴とする
内視鏡。 作用:湾曲牽引部材をガイドする部材を低摩擦係数を有
する高分子材料とすることで湾曲のためにワイヤを牽引
した時のワイヤとガイドとの摩擦によるロスを小さく
し、手元側で湾曲に必要な牽引力を小さくする。 34.合成樹脂はフッ素系樹脂である付記33記載の内
視鏡。 作用:比較的剛性の高い材料を用いることによりガイド
部材の肉厚を薄くしても、安定した湾曲角を得ることが
できる。 効果:適度な圧縮剛性を有し、湾曲角を安定させること
ができる。
【0154】35.合成樹脂はポリイミド樹脂である付
記33記載の内視鏡。 作用及び効果:付記34と同じ。 36.ガイド部材の近位端は駆動手段の非移動部と相対
位置が不変であるように固定した付記33記載の内視
鏡。 作用:ガイド部材の近位端を駆動手段の非移動部と相対
位置が不変であるようにしたことにより牽引部材のあそ
びを規制でき湾曲角が安定する。 効果:湾曲角を安定化できる。
【0155】37.ガイド部材の遠位端は湾曲部近位端
の近傍に位置する付記33記載の内視鏡。 作用:ガイド部材の遠位端を湾曲部近位端の近傍に配置
することにより牽引部材のあそびを規制できる。更に固
定することにより、よりあそびを規制できる。これによ
り湾曲角が安定する。 効果:付記36と同じ。 38.ガイド部材の遠位端は湾曲部近位端の近傍に固定
した付記37記載の内視鏡。 作用及び効果:付記37と同じ。
【0156】39.ガイド部材の遠位端は湾曲部近位端
の近傍に移動自在に配された付記37記載の内視鏡。 作用及び効果:付記37と同じ。 40.ガイド部材の遠位端の湾曲部側への移動量を規制
する受け部を有する付記39記載の内視鏡。 作用及び効果:付記37と同じ。 41.湾曲部の手元側の挿入部は可撓管からなり、駆動
手段の牽引力に対して実質的に圧縮しない剛性を有する
付記37記載の内視鏡。 作用:挿入部のうち湾曲部の手元側に位置する可撓管に
剛性を持たせることにより、牽引手段を牽引した時の圧
縮力を可撓管で受けるようにした。これによりガイド部
材の圧縮剛性が大きくなくても可撓管が圧縮力で縮まな
いので安定した湾曲角を確保できる。 効果:付記36と同じ。
【0157】42.可撓管は内層に金属らせん管を有
し、その外側に網管、樹脂管を順次積層したものである
付記40記載の内視鏡。 作用及び効果:付記41と同じ。 43.ガイド部材の近位端は位置決め調整手段を有する
付記36記載の内視鏡。 作用:ガイド部材の近位端を固定する位置を選択できる
ように位置決め調整手段を設けることによりガイド部材
自身の長さを調整しなくても組立てが可能になった。 効果:組立作業が容易化できる。
【0158】44.ガイド部材の近位端は駆動手段の非
移動部に対し湾曲部と反対方向への移動量を規制する受
け部を有する付記33記載の内視鏡。 作用:ガイド部材の近位端の端部突当面を設けて湾曲部
と反対方向への移動を規制することで牽引時の圧縮力を
受ける方向には固定と同様の効果が生まれる。ガイド部
材近位端を突当面に対向させるだけなので、組立てが容
易である。 効果:付記43と同じ。 45.ガイド部材の近位端端面が受け部と当接すること
で移動量を規制する付記44記載の内視鏡。 作用及び効果:付記44と同じ。 46.駆動手段はモータである付記33記載の内視鏡。 47.駆動手段は挿入部手元側に位置する操作部から延
出する回転可能なノブである付記33記載の内視鏡。
【0159】付記48〜56の背景 従来技術:特願昭63−189460は湾曲部近傍に最
大湾曲角を規制するストッパを設けている。これにより
最大湾曲角が安定し、ワイヤが伸びても影響を受けにく
い湾曲ストッパを提供できた。しかし、湾曲部後端側に
設けた湾曲角を制限するストッパが節輪に固定したワイ
ヤの受け部材と干渉しないようにするためにはワイヤの
移動量を小さく設定するか湾曲部後端部を長くする必要
があった。前者の場合最大湾曲角が小さくなってしま
う。後者の場合挿入性を損なう。従って、最大湾曲角を
大きくでき、かつ挿入性を確保できる内視鏡を提供する
ことを目的として付記48〜56の構成にした。
【0160】48.先端近傍に複数の節輪からなる湾曲
部を有する挿入部と、湾曲部を湾曲するための駆動手段
と、少なくとも一部の節輪の所定位置に固定され貫通孔
を有する受け部と、一端を遠位端側の節輪の近傍に固定
し、他端を駆動手段の駆動部と連動するように連結し、
中途部を前記受け部の貫通孔に通した牽引部材と、湾曲
部近傍の牽引部材に固定し湾曲部近位端側の受け部の貫
通孔の大きさより小さい断面を有し貫通孔を通り抜け自
在であるストッパと、湾曲部近位端側に設けたストッパ
の挿入部近位端側への移動を規制するストッパ受けから
なる内視鏡。 作用:ストッパが受け部の貫通孔を通り抜けできるよう
に受け部の貫通孔を形成したので湾曲ストロークを大き
くすることができる。 49.ストッパが通り抜け自在な受部の貫通孔の口元は
面取りがある付記48記載の内視鏡。 作用:受部の貫通孔の口元に面取りを設けることにより
ストッパが受部端面に引掛からず通り抜けがスムーズに
できる。 効果:ストッパが滑らかに受部を出入りできる。
【0161】50.湾曲部がストレート状態の時ストッ
パとストッパ受けの距離が所定量になるようにストッパ
とストッパ受けが各々固定されている付記48記載の内
視鏡。 作用:ストッパとストッパ受けの距離を所定値に固定す
ることにより湾曲角を安定できる。 効果:最大湾曲角を安定して得られる。 51.湾曲部がストレート状態の時ストッパの少なくと
も一方の端面は受け部の貫通孔の外側に露出している付
記50記載の内視鏡。 作用:湾曲部がストレート状態の時にストッパの少なく
とも一方の端面は受部から露出しているようにしたので
ストッパの端面とストッパ受けの距離を設定する治具を
容易にセットできる。ストッパあるいはストッパ受けの
固定が湾曲管に組み込んだ状態で容易にできる。 効果:ストッパ固定作業を容易化できる。
【0162】52.ストッパ受けの固定位置を調整する
手段を有している付記48記載の内視鏡。 作用:ストッパ受けの固定位置を調整する手段を設けた
ので固定位置を所定の位置にする作業が容易である。 効果:付記50と同じ。 53.調整が節輪あるいは節輪近傍の外側からできる付
記52記載の内視鏡。 作用:調整を外側からできるようにしたので作業が容易
である。 効果:付記50と同じ。
【0163】54.湾曲部遠位端側にストッパが挿通不
能な貫通孔を持つ第2の受け部を有し、湾曲部がストレ
ート状態の時一方の湾曲方向の牽引部材に固定したスト
ッパとストッパ受けの距離よりも、対となる湾曲方向の
牽引部材に固定したストッパと第2の受け部の距離が大
きい付記48記載の内視鏡。 作用:付記54に記載の構成にすることにより一方を湾
曲した時に他方の湾曲ワイヤのストッパが干渉して湾曲
角不足になることがないようにした。 効果:十分大きな湾曲ストロークの確保。 55.節輪と節輪の近位端側に連結する可撓管の接続部
の近位端側に受け部を固定した付記48記載の内視鏡。 作用:受部を近位端側に固定することで湾曲ストローク
を確保した。 効果:付記54と同じ。 56.可撓管端部の口体に受け部を固定した付記55記
載の内視鏡。 効果:付記54と同じ。
【0164】57.前記流体用管路は内視鏡と一体的に
設けた請求項1記載の内視鏡装置。 58.前記流体用管路は挿入部の先端側で一端が開口
し、他端側がコード部の末端側に配置された請求項1記
載の内視鏡装置。 59.前記流体用管路は洗浄槽と一体的である請求項1
記載の内視鏡装置。 60.前記流体用管路は第1の洗浄槽と一体的である付
記5記載の内視鏡装置。 61.前記流体用管路は第1の洗浄槽に設けた開口と着
脱自在に連通した付記5記載の内視鏡装置。 62.内視鏡を洗浄する洗浄槽を設けた内視鏡洗浄器に
おいて、前記洗浄槽に設けられ、洗浄液を収納した収納
容器と、洗浄槽と水密的に接続され、一端を前記洗浄槽
内部と連通し、他端を洗浄槽外部の吸引源に接続可能な
口体部とした流体管路を具備したことを特徴とする内視
鏡洗浄器。
【0165】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、細長
の挿入部と、挿入部の後端に形成された操作部と、操作
部から延出されたコード部とを有する内視鏡と、前記内
視鏡の前記挿入部及び操作部を覆って、前記内視鏡を洗
浄する洗浄槽とを有する内視鏡装置において、前記洗浄
槽に設けられ、洗浄液を収納した収納容器と、一端を前
記洗浄槽に開口した流体用管路と、前記洗浄液で洗浄さ
れた洗浄液を前記流体用管路を介して前記洗浄槽外部に
排出する排出手段とを設けているので、内視鏡を洗浄し
た場合に洗浄に使用した洗浄液を流体用管路を介して洗
浄槽外部に排出でき、内視鏡洗浄後に洗浄器管路の洗浄
を行うことを不要にしている。また、洗浄液を洗浄槽外
部に排出する排出手段として内視鏡検査に使用する流体
制御装置を使用することにより、内視鏡の洗浄のために
必要となる洗浄器をコンパクトなもので済むようにでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の内視鏡装置の全体構成
図。
【図2】内視鏡および流体制御装置の管路系の構成図。
【図3】洗浄器の構成図。
【図4】内視鏡の先端側の構造を示す断面図。
【図5】第1実施例の第1の変形例における吸引操作釦
付近の構造を示す断面図。
【図6】第1実施例の第2の変形例における可撓管の遠
位端付近の構造を示す断面図。
【図7】第1実施例の第3の変形例における可撓管の遠
位端付近の構造を示す断面図。
【図8】第1実施例の第4の変形例におけるガイド管の
近位端の固定法の説明図。
【図9】第1実施例の第5の変形例におけるガイド管の
近位端の固定法の説明図を示し、図9(A)は横断面
図、図9(B)は縦断面図。
【図10】ガイド管を固定するための説明図。
【図11】第1実施例の第6の変形例における湾曲駒の
固定手段の構造を示す断面図。
【図12】第1実施例の第7の変形例における湾曲駒の
固定手段の構造を示す断面図。
【図13】第1実施例の第8の変形例におけるカバー方
式の内視鏡の先端側の構造を示す断面図。
【図14】第1実施例の第9の変形例における可撓管の
製造法を示す説明図。
【図15】図14のA−A線の拡大断面図。
【図16】本発明の第2実施例の内視鏡装置の全体構成
図。
【符号の説明】
1…内視鏡装置 2…内視鏡 3…光源装置 4…流体制御装置 5…洗浄器 6…挿入部 7…操作部 8…ユニバーサルコード 9…コネクタ 11…先端部 17…送気管路 18…送水管路 19…吸引管路 21…送水タンク 22…吸引スイッチ 23…送気・送水スイチ 26…制御部 28…吸引ビン 29…吸引ポンプ 31〜35…バルブ 36…送気ポンプ 41…洗浄槽 42…収納タンク 43…内視鏡保持部 44…スタンド 46…第1の洗浄槽 47…第2の洗浄槽 48…収納タンク受部 49…扉 51、59…開口部 52…筒部 53…フランジ部 54…弾性リング 56…切欠き 58…拭き取り部材 60…開閉弁 62…吸引スイッチ支持部 63…送気・送水スイッチ支持部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 細長の挿入部と、挿入部の後端に形成さ
    れた操作部と、操作部から延出されたコード部とを有す
    る内視鏡と、前記内視鏡の前記挿入部及び操作部を覆っ
    て、前記内視鏡を洗浄する洗浄槽とを有する内視鏡装置
    において、 前記洗浄槽に設けられ、洗浄液を収納した収納容器と、
    一端を前記洗浄槽に開口した流体用管路と、前記洗浄液
    で洗浄された洗浄液を前記流体用管路を介して前記洗浄
    槽外部に排出する排出手段と、 を具備したことを特徴とする内視鏡装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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