JPH08255627A - 発電装置 - Google Patents
発電装置Info
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- JPH08255627A JPH08255627A JP7060614A JP6061495A JPH08255627A JP H08255627 A JPH08255627 A JP H08255627A JP 7060614 A JP7060614 A JP 7060614A JP 6061495 A JP6061495 A JP 6061495A JP H08255627 A JPH08255627 A JP H08255627A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/30—Hydrogen technology
- Y02E60/50—Fuel cells
Landscapes
- Fuel Cell (AREA)
Abstract
する発電装置において、各単電池の電流経路を短くし、
単電池の内部における温度勾配を小さくし、熱サイクル
によるガスシール部分の破壊や損傷を防止する。 【構成】固体電解質型燃料電池の板状の単電池に一方の
発電用ガスの流通路8、9、10が設けられている。単
電池の流通路に一方の電極が面している。流通路8、9
の開口40、41が複数設けられており、複数の開口4
0、41が流通路を介して連通している。単電池の他方
の電極が発電室14に面している。単電池の複数の開口
40、41が排ガス部17に面している。互いに連通し
ている複数の開口のうち一個以上の開口41に対してガ
ス供給管20によってガスを供給する。開口41と連通
している開口40のうち一個以上が排ガス部17へと向
かって開放されている。
Description
を使用した発電装置に関するものであり、特にこの単電
池に対して発電用ガスを供給する構造に関するものであ
る。
いては、様々な構造や形態が提案されている。これら
は、いわゆる平板型と円筒型とに大別される(エネルギ
ー総合工学13−2,1990年)。SOFCの単電池
の起電力は、開回路において約1Vであり、その電流密
度もせいぜい数百mA/cm2 程度である。このため、
実際の発電装置においては、大きな発電面積を有する単
電池を、容易に直列、並列に接続できるようにすること
が重要である。この観点から、単電池とそのスタック
(集合電池)の構造を検討しなければならない。
てセラミックスの脆弱性から、平面精度が高く、発電面
積の大きい単電池を作製することは困難であった。これ
を解決するために、単電池間を電気的に接続するため
に、単電池の間に柔かい導電性材料を介在させる方法が
提案されている(特開平3−55764号公報)。しか
し、この方法を採用した場合でも、一体品として作製で
きるセラミックス平板の大きさには限界があり、また構
造が複雑であるため、単電池間を並列に接続することが
困難であり、従って出力電流量を大きくすることが容易
ではない。更に、平板型の単電池の場合は、その形状か
ら、単電池の端部でガスシールを行うことが困難であ
る。
偏平な空気電極管上に固体電解質膜および燃料電極膜を
成形し、この空気電極管の中に空気供給管を挿入するこ
とによって、空気電極に対して酸化ガスを供給してい
る。空気電極管内に供給された酸化ガスは、空気電極に
沿って流れ、空気電極管の開口から外部へと排出されて
排ガス室内へと入り、排ガス室内で燃料ガスと混合され
る。これによって、単電池の端部におけるガスシールを
不要にしている。本出願人が提案した特開平5−898
90号公報の開示においても、やはり同様に単電池の端
部における酸化ガスと燃料ガスとの間のシールを不要と
している。
れば、平板形状の単電池の内部に複数の酸化ガス流通路
を形成し、各酸化ガス流通路の開口を単電池の一端部側
に設け、各酸化ガス流通路を単電池の他方の端部側で連
通させている。また、酸化ガスの供給路と排出路とを気
密に区分する。そして、単電池を燃料ガス流路内に設置
し、燃料ガス流路と酸化ガス供給路との間、および燃料
ガス流路と酸化ガス排出路との間を、気密性隔壁によっ
て区画する。この気密性隔壁に対して単電池を気密に連
結することによって、単電池の開口側の端部を強固に固
定している。
261678号公報記載の技術においては、単電池の支
持体が偏平な筒形状の空気電極であるので、当然、単電
池の内部の酸化ガス流通路の寸法が大きくなり、このた
めに空気電極内の電流経路が長くなる。このため、単電
池の電気抵抗が大きいので、発電効率の観点から見て不
利である。
に開口を設け、他方の端部を封止し、酸化ガス流通路の
中に酸化ガス供給管を挿入している。従って、酸化ガス
は、単電池の他方の端部側に衝突し、方向転換して一方
の端部側へと向かって空気電極内を流れる。この際、酸
化ガスが新鮮な間は、即ち、他方の端部に近い部分で
は、酸化ガス中の酸素の利用効率が高く、発電温度が上
昇し易い。しかし、酸化ガスが空気電極内を流れて、一
方の端部に近づくのにつれて、酸化ガス中の酸素が消費
され、かつ酸化ガス中に電池反応の生成物である一酸化
炭素や水が生成してくる。この結果、一方の端部に近づ
くのにつれて、温度が低下する傾向がある。そして、こ
の発電温度が低下すると、酸化ガス中の酸素の利用効率
が、より一層低下する。この結果、単電池を長さ方向に
見たとき、即ち、単電池の一方の端部と他方の端部との
間で、温度勾配が発生してくることがある。
おいても、これと同様に、単電池の長さ方向に温度勾配
が発生しうる。また、この技術によっても、やはり単電
池の内部の酸化ガス流通路の寸法が大きくなり、空気電
極内の電流経路が長くなる傾向があることが判明してき
た。確かに、この単電池は平板形状のものであるから、
円筒形状や偏平な筒状の単電池に比較すると、厚さは小
さくなる。しかし、実際には、各単電池に複数の流通路
が形成されており、各流通路内の末端まで酸化ガス供給
管を挿入する作業が必要である。このとき、各供給管は
セラミックス等の耐熱性材料によって形成するが、供給
管内の圧力損失を考慮すると、供給管の内径は1mm程
度は必要であり、その外形は3mm程度は必要である。
そして、供給管の真直度を向上させるのには限界があ
り、供給管の外形と流通路の内径との間には、少なくと
も5mm程度の隙間を予め設けておかないと、供給管を
流通路内に挿入する作業に支障をきたす。この結果、単
電池の厚さ方向に見た流通路の寸法は、8mm程度以上
とする必要が出てくる。
の技術においても、上記と同様に、酸化ガスの供給路側
では単電池の温度が上昇し、酸化ガスの排出路側では単
電池の温度が低下するため、上記と同様に温度勾配が発
生する。また、単電池を供給管に対して固着させ、この
供給管によって燃料ガスと酸化ガスとを区分する構造で
あるが、このガスシールを長期間保持することはきわめ
て困難である。特に、発電装置の稼働時の温度は100
0℃程度まで上昇し、停止時には室温まで温度を降下さ
せることが通常であるが、この熱サイクルによってガス
供給管と気密性隔壁との接合部分に加わる応力が増大
し、ガスシール部分が破損することがある。
を発電素子として使用する発電装置において、各単電池
の電流経路を短くして内部抵抗を小さくできるようにす
ることである。また、単電池の内部における温度勾配を
小さくすることである。更に、熱サイクルによるガスシ
ール部分の破壊や損傷、これによる酸化ガスと燃料ガス
との漏れが発生しないようにすることである。
おいては、板状の単電池に一方の発電用ガスの流通路を
設け、この流通路に一方の電極が面しており、流通路の
開口を複数設けると共に複数の開口を流通路を介して連
通させ、単電池の外面側に他方の電極を露出させること
によって、単電池を構成した。更に、排ガス部に単電池
の複数の開口が面する状態で、互いに連通している複数
の開口のうち一個以上に対して一方のガスを供給するた
めのガス供給管を設け、この開口と連通している開口の
うち一個以上にはガス供給管を設けず、排ガス部へと向
かって開放させる。
て流通路内へと一方の発電用ガスを供給することがで
き、一方の発電用ガスは、流通路内を流れ、別の開口か
ら排ガス室内へと排出される。即ち、ガス供給管は、流
通路の奥の方まで挿入する必要はなく、ガス供給口を流
通路の開口の近傍に位置させるだけで、流通路内への一
方の発電用ガスの供給と、流通路からのこのガスの排出
とを実施できるようになる。このように各流通路の奥な
いし末端部分にまでガス供給管を挿入する必要がなくな
ったので、ガス供給管の真直度を考慮して各流通路の単
電池の厚さ方向の寸法をガス供給管の外形よりも大きく
しておく必要はない。
ることができるので、単電池の電流経路を短くして内部
抵抗を小さくすることができる。具体的には、単電池の
厚さ方向に見た流通路の寸法を、5mm以下とすること
ができるようになり、この場合でもガス供給管の設置作
業を容易に行うことができた。ただし、流通路内におけ
る圧力損失の観点からは、この寸法を1mm以上とする
ことが好ましい。
発電室との間を通気可能にすると、単電池は発電室内に
設置されており、単電池を気密性隔壁に対して固着ない
し接合する必要がなくなる。この場合には、他方の発電
用ガスは、発電室内で発電に寄与した後、排ガス部内へ
と流入する。また、ガス供給管を単電池に対して接合す
る必要もなく、単電池の流通路内へと供給された一方の
発電用ガスは、別の開口から排出され、排ガス部内へと
流入する。このように、本態様の発電装置においては、
ガスシールが不要な構造を実現することができる。
ス部側に面した単電池の一辺にある流通路の特定の開口
から一方の発電用ガスを供給しており、この開口の周辺
では、いまだ一方の発電用ガスが新鮮なので、温度が上
昇し易くなる。しかし、単電池の内部で流通路が連通し
ていて、やはり排ガス部側に面した開口から、発電に有
用な成分である燃料や酸素が消費された、減損した発電
用ガスが排出されるので、この別の開口の周辺では、温
度が上昇しにくい。そして、ガス供給管が挿入された開
口と、発電用ガスを排出する開口とは、共に排ガス部側
に面しているので、温度が上昇し易い領域と、温度が低
下し易い領域とが、単電池内において比較的に近い位置
にある。これによって、開口付近の全体の熱収支には、
極端な上昇や下降が起こりにくくなり、温度勾配が生じ
にくくなった。
1つおきに設けたり、あるいは2つおきに設けることに
よって、温度が上昇し易い領域と温度が低下し易い領域
とが単電池内において更に近い位置となり、温度勾配が
小さくなるため、好ましい。同様に、ガス供給管が挿入
された開口の両側に隣接する各開口を、発電用ガスが排
出される開口とすると、やはり温度が上昇し易い領域と
温度が低下し易い領域とが単電池内において更に近い位
置となり、温度勾配が小さくなる。
ことが、電流経路を短くするという観点からは好ましい
が、他の形状であってもよい。この際、単電池の平面的
形状も特に限定しないが、通常は、単電池が平面的に見
て四辺形をなしており、単電池の開口のすべてが四辺形
の一辺に設けられている。単電池が四辺形である場合に
は、この短辺の長さ:長辺の長さは、1:2以上とする
ことが好ましい。
い。しかし、単電池が平面的に見て四辺形をなしている
場合には、流通路が、単電池の一辺からこれと対向する
他辺へと向かって延びる直線状部分と、単電池の他辺側
でこれら直線状部分を連通させている連通部分とを備え
ていることが好ましい。この場合には、各流通路の直線
状部分のうち、ガス供給管が設けられている直線状部分
については発電用ガスが一辺から他辺へと向かって流
れ、この他の直線状部分については、発電用ガスが他辺
から一辺へと向かって流れる。
の燃料電池素子と、この燃料電池素子に接合されている
セパレータとを備えており、燃料電池素子の固体電解質
部分とセパレータとが気密に接触している。これによっ
て、各流通路が、単電池の外部に対して確実に気密に保
持される。この場合において、好ましくは、固体電解質
板の一方の表面上に空気電極膜を形成し、他方の表面上
に燃料電極膜を形成する。
挿入することは必須ではなく、ガス供給管の端部にある
供給孔と開口とが対向していれば、発電用ガスの吹き出
し圧力によって、発電用ガスが開口内へと送り込まれ
る。しかし、流通路の開口内にガス供給管を挿入し、ガ
ス供給管のガス供給孔を、流通路の開口側の端部に位置
させることが好ましく、これによって、新鮮な発電用ガ
スが、開口に入らずに漏れることを、確実に防止するこ
とができる。
離ないし間隔が大きすぎると、流通路のうち発電に寄与
しない部分の長さが増加するので、単電池における実質
的な発電部分の手前までガス供給管を挿入することが好
ましい。この間隔ないし距離は、発電装置の設計によっ
て異なるが、一般的には、2〜10mmとすることが好
ましい。
池の端面に対して、ガス供給管を強固に接合することは
しない。しかし、流通路の内壁面や単電池の端面とガス
供給管とを接触させることはできる。また、流通路の内
壁面や単電池の端面と、ガス供給管との間に、柔軟な素
材からなる緩衝材を介在させることができる。
の単電池を使用して発電することも可能ではあるが、通
常は多数の単電池を縦方向および横方向に積層し、各単
電池を直列および並列に接続することが必要である。こ
の場合には、複数の単電池を、発電室に互いに所定間隔
を置いて配列し、この際複数個の単電池の他方の電極及
び開口の向きがほぼ同じになるように配列し、隣り合う
単電池の他方の電極とセパレータとを耐熱導電体によっ
て直列接続し、隣り合う単電池のセパレータ同士を耐熱
導電体によって並列接続することが好ましい。こうした
耐熱導電体は、気体の流通を妨げない構造を有している
必要があり、具体的には、耐熱性金属からなるフェルト
状物質や、スポンジ状物質が好ましい。
発明の実施例を更に詳細に説明する。図1(a)はSO
FCの燃料電池素子1を示す斜視図であり、図1(b)
は燃料電池素子1を空気電極膜2側から見た平面図であ
る。平板状固体電解質3の平面形状は長方形である。こ
の平板状固体電解質3の一方の面に空気電極膜2が設け
られ、他方の面に燃料電極膜4が設けられている。
は、平板状固体電解質3の2つの長辺の縁部に沿って、
固体電解質の露出部分5が設けられており、1つの短辺
に沿って、固体電解質の露出部分6が設けられている。
か、又はドーピングされていないLaMnO3 、CaM
nO3 、LaNiO3 、LaCoO3 等のペロブスカイ
ト型複合酸化物が好ましく、カルシウムまたはストロン
チウムを添加したLaMnO3 が特に好ましい。平板状
固体電解質3は、一般にはイットリア安定化ジルコニア
等によって製造できる。燃料電極膜4の材質は、一般に
はニッケルジルコニアサーメット又はコバルトジルコニ
アサーメットが好ましい。
る。セパレータ7の平面形状は長方形であり、この長方
形の長片の長さと、短辺の長さとの比は2以上である。
このセパレータ7の4辺のうち、2つの長辺に沿って、
それぞれ細長い外周突起7aが、互いに平行になるよう
に形成されている。セパレータ7の1つの短辺に沿っ
て、細長い外周突起7bが形成されている。各外周突起
7aの各端部が、それぞれ外周突起7bの端部と連続し
ている。セパレータ7の長方形状の平板状本体7dと、
外周突起7aおよび7bとによって、セパレータ7の外
枠が構成されている。
2列の細長い隔壁7cが、互いに平行に、かつ外周突起
7aに平行に形成されている。隔壁7cの一方の端部
は、平板状本体7dの末端面まで延びており、隔壁7c
の他方の端部は、外周突起7bとは連続しておらず、こ
れら両者の間に隙間がある。
体である。更に、セパレータ7は、酸化ガスと燃料ガス
とに対して曝されるので、高温において耐酸化性と耐還
元性とを備えていなければならない。こうした材料とし
ては、LaCrO 3 セラミックス、酸化ガスにさらされ
る部分をLaCrO3 セラミックスで被覆したニッケル
ジルコニアサーメット等を例示できる。
タ7とを接合する前の状態を示す断面図であり、図3
(b)は、燃料電池素子1とセパレータ7とを接合する
ことによって製造した単電池11の横断面を示す断面図
である。燃料電池素子1の空気電極膜2と、セパレータ
7の隔壁7cとを向い合わせる。この際、外周突起7
a、7bおよび隔壁7cの各上端面に、接合用のセラミ
ックス粉末層34を設ける。この粉末層34の材質は、
空気電極膜2の材質、固体電解質の材質またはセパレー
タ7の材質と同じにすることができる。
部分5に当接させ、外周突起7bを露出部分6に当接さ
せ、隔壁7cを空気電極膜2に当接させる。この際、各
外周突起7aの幅と露出部分5の幅とをほぼ同じにする
必要があり、また、外周突起7bの幅と露出部分6の幅
とをほぼ同じにする必要がある。この状態で焼成するこ
とによって、図3(b)に示す単電池11を得る。
よび外周突起7bと平板状固体電解質3とが接合されて
おり、各隔壁7cと空気電極膜2とが接合されている。
外周突起7aと隔壁7cとの間には、単電池11の一辺
から他辺へと延びるような直線状流通路8が形成されて
おり、各隔壁7cの間には、単電池11の一辺から他辺
へと延びるような直線状流通路9が形成されている。中
央にある流通路9の両側に、それぞれ流通路8が形成さ
れている。
末端面に開口を有している。単電池11の外周突起7b
側の端部には、この外周突起7bに対して平行に延びる
連通部分10が形成されている。各流通路8、9の外周
突起7b側の端部8b、9bは、それぞれ連通部分10
に連続しており、連通部分10によって、各流通路8と
流通路9とが、互いに接続され、連通する。
であるセパレータ7の外周突起7a、7bと、気密質の
平板状固体電解質3とが接合されており、通気性のある
空気電極膜2はこれらの内部に包囲されている。従っ
て、流通路8、9の開口以外からは、酸化ガスが漏れる
ことはない。
は、必ずしも上記の方法による必要はない。例えば、燃
料電池素子1のグリーンシートと、セパレータ7のグリ
ーンシートとを積層し、両者を一体に焼結することも考
えられる。
置の構成例について述べる。図4は、こうした発電装置
を、単電池11のうちのセパレータ7の部分で切断して
みた一部断面図である。図5は、図4と同じ発電装置
を、単電池の長さ方向に切ってみた部分断面図である。
が、略直方体状の缶23内に収容されている。缶23の
内部には、燃料ガス室12、発電室14、排ガス室1
7、酸化ガス室19が設けられている。缶23の貫通孔
23cが燃料ガス室12に連通しており、貫通孔23a
が酸化ガス室19に連通しており、貫通孔23bが排ガ
ス室17に連通している。
3によって区分されている。隔壁13には、一定間隔で
燃料ガス供給孔13aが設けられている。発電室14と
排ガス室17とは、隔壁15によって区分されている。
隔壁15には、一定間隔で単電池挿入孔15aが形成さ
れている。排ガス室17と酸化ガス室19とは、隔壁1
8によって区分されている。隔壁18には、一定間隔で
貫通孔18aが形成されている。
おり、各単電池の外周突起7bが、アルミナフェルト等
の絶縁性セラミックスフェルト材を介して、隔壁13に
対して当接している。各単電池11の開口40、41側
の端部は、各単電池挿入口15aを貫通し、排ガス室1
7に露出する。この結果、各流通路8、9の開口は、排
ガス室17に面する。単電池挿入孔15aと単電池11
の外周面との間には、単電池挿入孔15aのほぼ全周に
わたって若干の隙間が開いており、この隙間に、アルミ
ナフェルト等のセラミックスフェルト材等の緩衝材16
が充填されている。この結果、各単電池11は、緩衝材
16によってゆるく保持される。
7が設置されており、集電板37の上に集電材層36が
設置けられている。単電池11は、本実施例では、上下
方向と左右方向とに、それぞれ一定間隔を置いて規則的
に配置されている。ただし、図面の寸法上の制約から、
図5においては、こうした集合電池のうち下方の3列の
みを図示し、図4においては1個の単電池11のみを示
した。むろん、こうした集合電池中に含まれる単電池1
1の個数は、適宜選択できるものである。
は、集電材層36の上に敷置されている。集電材層36
の材質は、単電池11の形状や変形に追随させるため、
弾性と可塑性とを有していることが好ましい。最下端の
単電池11の上に、所定間隔を置いて、順次他の単電池
11を配置し、上下方向に隣り合った単電池11の燃料
電極膜4と平板状本体7dとを対向させる。この燃料電
極膜4と平板状本体7dとの間に、略平板形状の耐熱導
電体35を挿入し、上下方向に隣り合った単電池11の
燃料電極膜4と平板状本体7dとを電気的に接続する。
にも、細長い耐熱導電体を挿入する。これにより、単電
池11のセパレータ7同士を電気的に接続することがで
きる。直列接続用の各耐熱導電体と、並列接続用の各耐
熱導電体とは、互いに接触しないようにする。
20を、隔壁18に対して固定する。21は、この固定
用の金具である。各ガス供給管20の固定位置は、それ
ぞれ対応する各流通路の位置に合わせる必要がある。各
ガス供給管20の内側空間は、それぞれ貫通孔18aを
介して酸化ガス室19に連通している。各ガス供給管2
0は、排ガス室17を横切り、流通路9の開口41に挿
入されており、ガス供給管20の端部20aおよび供給
孔20bが、流通路9の端部9aに位置している。この
際、ガス供給管20と単電池11とは接合ないし接着さ
れていない。また、流通路8の端部8aには、ガス供給
管は挿入されていない。
る。燃料ガスは、缶23の外部から、矢印Hのように貫
通孔23cを通って燃料ガス室12内へと供給され、更
に矢印Iのように燃料ガス供給孔13aを通って発電室
14内に供給される。そして、主として耐熱導電体35
の中を通り抜け、更にセラミックスフェルト材16をも
通り抜けて、排ガス室17内に排出される。
3aを通して矢印Aのように供給され、酸化ガス室19
を通り、貫通孔18aから矢印Bのようにガス供給管2
0内へと送られる。次いで、この酸化ガスは、矢印Cの
ようにガス供給管20内を流れ、供給口20bから矢印
Dのように流通路9内へと供給される。そして、この酸
化ガスは、単電池11の中央の流通路9内を、流通路の
一方の端部9aから端部9bに至るまで流れ、更に外周
突起7bに衝突して向きを変え、かつ分岐する。分岐し
た各酸化ガス流は、連通部分10内を矢印Eのように流
れ、次いで各外周突起7aに衝突して再度方向転換し、
直線状の各流通路8内を矢印Fのように流れる。そし
て、各流通路8の各開口40から、矢印Gのように、排
ガス室17へと排出される。
板状固体電解質3との界面で酸化ガスが酸素イオン等を
生じ、これらの酸素イオン等が平板状固体電解質3を通
って燃料電極膜4へと移動し、燃料ガスと反応すると共
に電子を燃料電極膜4へと放出する。この結果、正極で
ある空気電極膜2と負極である燃料電極膜4との間に電
位差が生ずる。この単電池11を直列接続および並列接
続し、最終的に集電体37から電力を取り出す。
可能になっており、僅かの差圧によって、発電室14か
ら排ガス室17へと燃料ガスの流れが生ずるように設計
されている。発電室14を通過した燃料ガスには、電池
反応によって生成した水蒸気、炭酸ガス等が含まれてお
り、かつその燃料含有量も減少している。本実施例にお
いては、この減損した燃料ガスが、同様に減損した酸化
ガスと排ガス室17内で燃焼する。この燃焼熱により、
ガス供給管20内を流れている新鮮な酸化ガスを予熱で
きる。貫通孔23bから、矢印Jのように燃焼排ガスを
排出する。ただし、場合によっては、減損した燃料ガス
と酸化ガスとの混合を、排ガス室17の外部で行わせる
こともできる。
化炭素,炭化水素等の燃料を含むガスを用いる。酸化ガ
スとしては、酸素を含むガスを用いる。
を成形する際、テープキャスト法やプレス成形法を使用
できる。即ち、円筒型の単電池を製造する場合のよう
に、固体電解質膜をEVD, CVDのような気相法によって設
ける必要はない。
に外周突起7a、7bおよび隔壁7cを形成し、これら
の各突起を燃料電池素子1に接合している。特に空気電
極膜2に対して隔壁7cを接合している。これによっ
て、空気電極膜2から隔壁7cを通る電流経路が発生す
るので、空気電極膜2内をこの膜と平行に流れる距離が
短縮される。そして、本発明においては、前述した理由
によって隔壁7cの高さを小さくすることができるの
で、特に電流経路の長さが大きく減少する。
金属繊維を編んで作ったフェルト状物質とするか、多数
の開気孔を有するスポンジ状物質とするのが好ましい。
これらの材質としては、ニッケルが好ましい。上記のス
ポンジ状物質を作製するには、例えば、耐熱金属粉末と
発泡剤とバインダーとを混練し、成形、焼成すればよ
い。
適宜変更することができる。ただし、上記した実施例の
ように、3列の直線状流通路を連通させ、このうち中央
にある直線状流通路の端部にガス供給管を挿入し、この
直線状流通路の両側の流通路にはガス供給管を挿入せ
ず、開放することが好ましい。なぜなら、中央の直線状
流通路の両側の各直線状流通路に対して、ほぼ同量の発
電用ガスを供給することができるからである。
要部を示す断面図である。発電装置の全体の構成や、燃
料電池素子1の構成については、図1〜図5に示した発
電装置の全体の構成および燃料電池素子1の構成と同じ
であるので、説明しない。この点は、図7の発電装置に
おいても同様である。
る。セパレータ25の4辺のうち、2つの長辺に沿っ
て、それぞれ細長い外周突起25aが、互いに平行にな
るように形成されている。セパレータ25の1つの短辺
に沿って、細長い外周突起25bが形成されている。各
外周突起25aの各端部が、それぞれ外周突起25bの
端部と連続している。セパレータ25の長方形状の平板
状本体25dと、外周突起25a、25bとによって、
セパレータ25の外枠が構成されている。
の細長い隔壁25cが、互いに平行に、かつ外周突起2
5aに平行に形成されている。隔壁25cの一方の端部
は、平板状本体25dの末端面まで延びており、隔壁2
5cの他方の端部は、外周突起25bとは連続しておら
ず、これら両者の間に隙間がある。隔壁25cのうち2
列は、セパレータ25のほぼ中央部にある隔壁25eの
図6において上側にあり、残りの2列は、隔壁25eの
下側にある。隔壁25eは、平板状本体25dの開口側
の末端面から外周突起25bまで連続的に延びている。
および外周突起25bと平板状固体電解質3とが接合さ
れており、各隔壁25c、25eと空気電極膜3とが接
合されている。外周突起25aと隔壁25cとの間、お
よび隔壁25cと隔壁25eとの間にそれぞれ直線状流
通路8A、8Bが形成されており、2列の隔壁25cの
間に直線状流通路9が形成されている。各流通路8A、
8B、9は、それぞれ開口40または41を有してい
る。外周突起25b側の端部には、この外周突起25b
に対して平行に延びる連通部分10が形成されている。
各流通路8A、8B、9の外周突起25b側の端部8
b、9bは、それぞれ連通部分10に連続しており、連
通部分10によって、各流通路8Aまたは8Bと流通路
9とが、互いに接続され、連通する。ただし、流通路8
Aと8Bとは、隔壁25eによって分断されている。
20内を通り、矢印Cのようにガス供給管20内を流
れ、供給口20bから矢印Dのように流通路9内へと供
給され、流通路9内を、一方の端部9aから端部9bに
至るまで流れる。次いで、この酸化ガスは、外周突起2
5bに衝突して向きを変え、かつ分岐する。分岐した各
酸化ガス流は、連通部分10内を矢印Eのように流れ、
次いで各外周突起25aまたは隔壁25eに衝突して再
度方向転換し、直線状の各流通路8Aまたは8B内を矢
印Fのように流れ、各開口40から、矢印Gのように排
ガス室17へと排出される。
要部を示す断面図である。セパレータ27の2つの長辺
に沿って、それぞれ細長い外周突起27aが、互いに平
行になるように形成されている。セパレータ27の1つ
の短辺に沿って、細長い外周突起27bが形成されてい
る。各外周突起27aの各端部が、それぞれ外周突起2
7bの端部と連続している。
計4列の細長い隔壁27cが、外周突起27aに平行に
形成されている。隔壁27cの一方の端部は、平板状本
体25dの末端面まで延びており、隔壁27cの他方の
端部は、外周突起27bとは連続していない。
および27bと平板状固体電解質3とが接合されてお
り、各隔壁27cと空気電極膜3とが接合されている。
図7において上側から順に、外周突起27aと隔壁27
cとの間に直線状流通路8Cが形成されており、隔壁2
7cの間に直線状流通路9、8D、9が形成されてお
り、隔壁27cと下側の外周突起27aとの間に直線状
流通路8Eが形成されている。各流通路8C、8D、8
Eおよび9は、それぞれ開口40または41を有してい
る。外周突起27b側の端部には、この外周突起27b
に対して平行に延びる連通部分10が形成されている。
各流通路8C、8D、8Eおよび9の外周突起27b側
の端部8b、9bは、それぞれ連通部分10に連続して
いる。上から見て2列目と4列目の直線状流通路9の端
部9a内に、外周突起20の端部20aが挿入されてい
る。
管20内を通り、矢印Cのように各ガス供給管20内を
流れ、供給口20bから矢印Dのように流通路9内へと
供給され、流通路9内を流れ、外周突起27bに衝突し
て向きを変え、かつ分岐する。分岐した各酸化ガス流
は、連通部分10内を矢印Eのように流れ、直線状の各
流通路8C、8Dまたは8E内を矢印Fのように流れ、
各開口40から、矢印Gのように排ガス室17へと排出
される。このように、流通路8と9とを交互に設けるこ
とも好ましい。
できる。図8(a)、(b)は、こうした単電池の構成
例を示す断面図である。図8(a)の単電池28のセパ
レータ29においては、セパレータ29の4辺のうち、
2つの長辺に沿って、それぞれ細長い外周突起29aが
形成されており、1つの短辺に沿って、細長い外周突起
29bが形成されている。各外周突起29aの各端部
が、それぞれ外周突起29bの端部と連続している。セ
パレータ29の長方形状の平板状本体29dと、外周突
起29a、29bとによって、セパレータ29の外枠が
構成されている。
と、図1に示す単電池の平板状固体電解質3とが接合さ
れている。外周突起29aの間の溝には、例えば2列の
隔壁30が設けられており、各隔壁30は、それぞれ空
気電極膜2および平板状本体29dと接合されている。
外周突起29aと隔壁30との間に直線状流通路8が形
成されており、一対の隔壁8の間に直線状流通路9が形
成されている。これらの流通路の平面的形状は、図3、
図4に示す単電池の流通路と同じである。隔壁30は、
耐還元雰囲気の材料である必要はなく、大気中で安定
で、電気伝導度の高い、例えばAサイトをアルカリ土類
金属で置換したランタンマンガナイト等で形成できる。
のセパレータ7を使用した。各外周突起7a、外周突起
7bおよび隔壁7cと、空気電極膜2Aとが接合されて
いる。外周突起7aと隔壁7cとの間には直線状流通路
8が形成されており、各隔壁7cの間には直線状流通路
9が形成されている。
固体電解質膜32が形成されており、この上に燃料電極
膜4が形成されている。また、固体電解質膜32は、更
に延在部32aを備えており、この延在部32aによっ
て、空気電極膜2Aの側面2aと、セパレータ7の外周
突起7aの外側面40とを、共に気密に被覆している。
従って、気密質であるセパレータ7の外周突起7a、7
bと、気密質の固体電解質32とが接合されており、通
気性のある空気電極膜2Aはこれらの内部に包囲されて
いる。従って、流通路8、9の開口40、41以外から
は、酸化ガスが漏れることはない。
明した実施例に従って、実際に発電装置を構成し、その
稼働実験を行った。ただし、単電池として、図8(b)
に示す横断面を有する単電池31を使用した。また、セ
パレータ7はランタンクロマイトによって形成した。セ
パレータ7の外周突起7a、7bの幅はそれぞれ3mm
とし、平板状本体7dの厚さも2mmとし、流通路8、
9、10の幅も3mmとした。空気電極膜2Aはストロ
ンチウム置換ランタンマンガナイトによって形成し、そ
の厚さは1mmとした。燃料電極膜4はニッケルジルコ
ニアサーメットによって形成し、その厚さは100μm
とした。固体電界質膜32は8mol%イットリア安定
化ジルコニアによって形成し、その厚さは100μmと
した。
池31の厚さ方向に見た流通路8、9、10の寸法は3
mmとした。アルミナ製の直径2.5mmの酸化ガス供
給管を使用し、この端部を流通路9の開口41内に挿入
した。ガス供給管20の挿入部分の深さは5mmとし、
この部分は接着しなかった。
設置した。そして、ガス供給管20から空気を供給し、
発電装置内に水素ガスを供給し、約1000℃で発電実
験を行った。この結果、0.6W/cm2 の出力密度が
得られた。また、単電池の発電部分における最低温度は
約1010℃であり、最高温度は約1045℃であっ
た。また、室温から1000℃まで200℃/時間の速
度て温度を上昇させ、1000℃で2時間保持し、次い
で200℃/時間の速度て温度を降下させるサイクルを
1サイクルとし、この熱サイクルを5回繰り返した。こ
の後にも単電池、ガス供給管および発電装置の各構成部
材にクラック等の異常は認められなかった。
に示す単電池を使用し、実験1と同様の実験を行った。
この結果、0.6W/cm2 の出力密度が得られた。ま
た、単電池の発電部分における最低温度は約1015℃
であり、最高温度は約1045℃であった。また、上記
の熱サイクルを5回繰り返した後にも、単電池、ガス供
給管および発電装置の各構成部材にクラック等の異常は
認められなかった。
8、9の連通部分10を設けず、各流通路を互いに独立
させた。また、ガス供給管を単電池の流通路のすべてに
挿入し、かつ各流通路の外周突起7b側の端部にまで挿
入した。しかし、上記した寸法のガス供給管20を各流
通路に挿入するときには、各流通路の単電池の厚さ方向
の寸法を10mm程度以上としないと、各流通路の奥ま
でガス供給管を挿入することが困難であった。また、各
流通路の前記寸法を10mmとした条件下で出力密度を
測定すると、0.4W/cm2 であった。また、単電池
の発電部分における最低温度は約990℃であり、最高
温度は約1060℃であった。
報の記載に従って、発電装置を構成した。即ち、平板形
状の単電池の内部に複数の酸化ガス流通路を形成し、各
酸化ガス流通路の開口を単電池の一端部側に設け、各酸
化ガス流通路を単電池の他方の端部側で連通させた。酸
化ガスの供給路と排出路とを気密に区分し、単電池を燃
料ガス流路内に設置し、燃料ガス流路と酸化ガス供給路
との間、および燃料ガス流路と酸化ガス排出路との間
を、気密性隔壁によって区画した。この気密性隔壁に対
して単電池を気密に連結した。
例1と同じにした。また、流通路の開口の前記寸法は3
mmとした。この結果、出力密度は0.5W/cm2 で
あった。また、単電池の発電部分における最低温度は約
1000℃であり、最高温度は約1050℃であった。
また、前記熱サイクルを5回かけた後には、単電池と気
密性隔壁との間で接着部分にクラックが発生していた。
わゆる平板型の単電池を発電素子として使用する発電装
置において、各単電池の電流経路を短くして内部抵抗を
小さくすることができ、温度勾配を減少させることがで
き、熱サイクルによるガスシール部分の破壊や損傷、こ
れによる酸化ガスと燃料ガスとの漏れを防止することが
できる。
図であり、(b)は燃料電池素子1を空気電極膜2側か
ら見た平面図である。
接合する前の状態を示す断面図であり、(b)は、燃料
電池素子1とセパレータ7とを接合することによって製
造した単電池11の横断面を示す断面図である。
を、単電池11のうちのセパレータ7の部分で切断して
みた一部断面図である。
ってみた部分断面図である。
面図である。
す断面図である。
あり、(b)は更に他の単電池31の横断面を示す図で
ある。
2 固体電解質 4 燃料電極膜 7、25、2
7、29 セパレータ 7a、7b、25a、25
b、27a、27b、29a、29b 外周突起 7
c、25c、27c、30 隔壁 8、8A、8B、
8C、8D、8E ガス供給管を挿入しない直線状流通
路 8a、8b 直線状流通路の端部 9 ガス供
給管を挿入した直線状流通路 9a、9b 直線状流
通路9の端部 10直線状流通路の連通部分 1
1、28、31 単電池 14 発電室 17 排
ガス室 20 ガス供給管 20a ガス供給管の
端部 20bガスの供給孔 A、B、C、D、E、
F、G 酸化ガスの流れ
Claims (10)
- 【請求項1】固体電解質型燃料電池の板状の単電池に一
方の発電用ガスの流通路が設けられており、前記単電池
の前記流通路に一方の電極が面しており、この流通路の
開口が複数設けられており、複数の開口が前記流通路を
介して連通しており、前記単電池の外面側に他方の電極
が露出している単電池;この単電池の前記他方の電極が
面している発電室;前記単電池の前記複数の開口が面し
ている排ガス部;および互いに連通している複数の開口
のうち一個以上に対して前記一方のガスを供給するため
のガス供給管を備えており、 前記単電池の前記開口と連通している開口のうち一個以
上が前記排ガス部へと向かって開放されていることを特
徴とする、発電装置。 - 【請求項2】前記発電室と前記排ガス部とが通気可能で
あることを特徴とする、請求項1記載の発電装置。 - 【請求項3】前記単電池が平面的に見て四辺形をなして
おり、この単電池の前記開口のすべてが前記単電池の一
辺に設けられていることを特徴とする、請求項1または
2記載の発電装置。 - 【請求項4】前記流通路が、前記単電池の一辺からこれ
と対向する他辺へと向かって延びる直線状部分と、前記
単電池の前記他辺側でこれら直線状部分を連通させてい
る連通部分とを備えていることを特徴とする、請求項3
記載の発電装置。 - 【請求項5】前記単電池が、板状の燃料電池素子と、こ
の燃料電池素子に接合されているセパレータとを備えて
おり、ここで燃料電池素子の固体電解質部分と前記セパ
レータとが気密に接触していることを特徴とする、請求
項1〜4のいずれか一つの請求項に記載の発電装置。 - 【請求項6】前記開口内に前記ガス供給管が挿入されて
おり、このガス供給管のガス供給孔が、前記流通路の前
記開口側の端部に位置していることを特徴とする、請求
項1記載の発電装置。 - 【請求項7】前記単電池と前記ガス供給管とが接着され
ていないことを特徴とする、請求項1または6記載の発
電装置。 - 【請求項8】前記単電池の厚さ方向に見た前記流通路の
寸法が5mm以下であることを特徴とする、請求項1記
載の発電装置。 - 【請求項9】前記単電池の複数の前記開口について、前
記ガス供給管が備えられている開口が1つおきまたは2
つおきに配置されていることを特徴とする、請求項1記
載の発電装置。 - 【請求項10】複数の前記単電池が前記発電室に互いに
所定間隔を置いて配列されており、この際複数個の単電
池の前記他方の電極及び前記開口の向きがほぼ同じにな
るように配列され、隣り合う前記単電池の前記他方の電
極と前記セパレータとが、気体の流通を妨げない構造の
耐熱導電体によって直列接続されており、隣り合う前記
単電池の前記セパレータ同士が、気体の流通を妨げない
構造の耐熱導電体によって並列接続されていることを特
徴とする、請求項5記載の発電装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06061495A JP3447837B2 (ja) | 1995-03-20 | 1995-03-20 | 発電装置 |
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JPH08255627A true JPH08255627A (ja) | 1996-10-01 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9485883B2 (en) | 2006-09-28 | 2016-11-01 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless sensor device |
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JPH05174851A (ja) * | 1991-10-31 | 1993-07-13 | Tonen Corp | 固体電解質燃料電池用インターコネクター |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP06061495A patent/JP3447837B2/ja not_active Expired - Fee Related
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US10148301B2 (en) | 2006-09-28 | 2018-12-04 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless sensor device |
US10587297B2 (en) | 2006-09-28 | 2020-03-10 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless sensor device |
US11006832B2 (en) | 2006-09-28 | 2021-05-18 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless sensor device |
US11317806B2 (en) | 2006-09-28 | 2022-05-03 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Wireless sensor device |
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