JPH08255105A - ステージングファイルの作成方法 - Google Patents

ステージングファイルの作成方法

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JPH08255105A
JPH08255105A JP7056978A JP5697895A JPH08255105A JP H08255105 A JPH08255105 A JP H08255105A JP 7056978 A JP7056978 A JP 7056978A JP 5697895 A JP5697895 A JP 5697895A JP H08255105 A JPH08255105 A JP H08255105A
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JP
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file
data
data aggregate
staging
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Application number
JP7056978A
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English (en)
Inventor
Kenichi Nishikawa
健一 西川
Yasuo Kurosu
康雄 黒須
Tatsuya Murakami
達也 村上
Hidekazu Hatano
英一 羽田野
Atsushi Nishiyama
淳 西山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Information Retrieval, Db Structures And Fs Structures Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】リレーショナルデータベースでデータ集合体の
管理を行っているシステムにおいて、将来アクセスする
可能性が高いデータ集合体に関しては、高速にアクセス
可能とするためのステージングファイルを作成する。 【構成】メイル等でデータ集合体の送付先が登録された
場合、そのデータ集合体の構成要素を集めてステージン
グファイルとして作成して、データ集合体に対して関連
付けを行う。データ集合体アクセス時には、ステージン
グファイルよりデータ集合体の構成要素を獲得する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、サーバが管理するデー
タを複数のクライアント端末からアクセスして処理を行
うシステムにおいて、サーバ上のデータを構成要素別に
異なる領域において管理するシステムにおいて、各クラ
イアント端末のレスポンスを向上させるためのステージ
ングファイルの作成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LANの普及、CPUの高性能化、ディ
スク装置の大容量低価格化に伴い、サーバが管理するデ
ータをネットワークを介してクライアント端末からアク
セスするシステムが普及してきた。また、扱うデータも
単体で存在するものではなく、複数のデータ構成要素か
らなるデータ集合体となってきている。また、あらかじ
め定められた経路に従って、各クライアント端末が順番
にサーバ上のあるデータ集合体に対して処理を加えるこ
とにより一つの業務を行うワークフローシステムも注目
されている。このようなシステムにおけるサーバ上でデ
ータの管理方法としてリレーショナルデータベース等を
使用し、データ集合体の各構成要素をリレーショナルデ
ータベースのテーブル等に種類別に管理するシステムが
ある。この一つの応用例として特開平1−195568
号公報に記載の従来技術がある。この従来技術は、デー
タの集合体としてコンピュータ上に電子的に作成された
文書データ管理を行うシステムであって、構成要素は文
書名、ページデータ、ページに付加する印章データがあ
る。各データの管理方法としてサーバが管理する記憶装
置上に文書管理データ領域、ページ管理データ領域、領
域管理データ領域等の文書の各構成要素のデータを別々
に管理する方式となっている。このような構成とした場
合、例えば、頁のサイズが従来扱っていたものより大き
くなるとか、各ページに付加する印章の種類が増える等
のデータ集合体の構成要素の変項、追加処理を行う場
合、以下の理由により各構成要素を一括して同一領域に
管理している場合に比べて簡単である。なぜなら、関連
するデータ領域に対してのみデータの追加、変更を行
い、各データ領域間のリンク情報を変更することにより
実現できる。しかし、データの集合体を一括して同一領
域に管理している場合、データ構成の全体を変更する必
要がある。したがって、実際の状況に適合しやすい柔軟
なシステムを構築することが可能となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
は、全てのデータをクライアント端末が獲得するまでの
時間について考慮されていない。
【0004】以下、具体的に問題点の説明を行う。例え
ば、特開平1−195568号公報に記載の従来技術で
は、ある文書のイメージを表示するためには、文書管理
データ、頁管理データ、領域管理データを獲得しなけれ
ばならない。クライアント端末は、各データを獲得する
度にサーバアクセスを行わなければならない。そのた
め、一括して管理されたデータに対してアクセスする場
合よりもサーバアクセス回数が増加するとため、全ての
データを獲得するまで時間を要するという問題点があ
る。この問題点は、サーバに接続されているクライアン
ト端末が増加するとより顕著になる。また、各文書構成
要素は、その構成要素の種類べつに蓄積管理されてい
る。そのため、現在表示対象の文書に属するデータの検
索を構成要素の種類ごとに検索を行わなければならな
い。そのため一括して管理されたデータ集合体に対する
アクセスするよりもレスポンスに時間を要する。これ
は、システムが管理する文書数の増加に伴ってより顕著
になる。
【0005】本発明の目的は、データ構成の変更などを
簡単に行える柔軟なシステムでかつ、クライアントのデ
ータ集合体に対するアクセスのレスポンスの良いシステ
ムを構成することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記、課題を解決するた
めに、本発明が適用されるシステムは、システムが扱う
データ集合体の管理を行うサーバとデータ集合体を蓄積
するためのサーバに接続された記憶装置と前記データ集
合体に対するアクセスの要求をネットワークを介してサ
ーバに行い、データ集合体からユーザが要求する表示画
面を作成する複数のクライアント端末とから構成され
る。また、必要に応じてイメージデータを入力するスキ
ャナあるいは、印刷を行うプリンタを構成に加える。
【0007】また、サーバにおけるデータ集合体のデー
タ管理方法は、構成の変更、追加を容易にするためのデ
ータ集合体の構成要素の種類ごとにに分割して蓄積管理
するデータ管理手段を設ける。例えば、各構成要素ごと
に集めて蓄積管理するテーブルからなるリレーショナル
データベースを設ける。
【0008】また、クライアントからのアクセス要求が
行われていることが決定しているデータ集合体に対して
は、そのデータ集合体の構成要素と前記データ管理手段
における管理情報を集めたステージングファイルを作成
する。管理情報とは、各構成要素のID番号、作成者、
作成日付、更新状況等であり、リレーショナルデータベ
ースに対して各構成要素に関する記録された情報の一部
あるいは全てである。
【0009】そして、データ集合体の構成要素の中でデ
ータ集合体を代表するもの、あるいはクライアント端末
がデータ集合体にアクセスする場合、最初にアクセスす
るデータ集合体の構成要素に対してステージングファイ
ルを関連付ける手段を設ける。例えば、データ集合体の
名称に対してステージングファイルを関連付ける。ま
た、前記ステージングファイルの更新手段及び、前記ス
テージングファイルに格納された各構成要素の管理情報
より前記データ管理手段中のステージングファイルに選
択された構成要素のデータの更新手段を設ける。
【0010】
【作用】本発明におけるデータ管理手段が管理するデー
タ集合体に対して、クライアント端末から将来アクセス
が行われることが決定した場合、ステージングファイル
の作成を行う。例えば、あるユーザから別のユーザに対
してメイルによるデータ集合体の送付が決定して宛先が
登録された場合や、あらかじめ定められたユーザに定め
られた順番でデータ集合体に対して処理を行う流れであ
るワークフローにデータ集合体が登録された場合に、そ
のデータ集合体に対して将来アクセスが行われることが
決定したと判断してステージングファイルを作成する。
ステージングファイルの内容は、そのアクセスされるこ
とが決定したデータ集合体の構成要素とその各構成要素
を前記データ管理手段が管理するための情報である。そ
して、データ集合体の構成要素の中で、データ集合体を
代表するものに対してこのステージングファイルを関連
付ける。
【0011】次に、このステージングファイルに対する
各クライアント端末のアクセス方法及び、データ集合体
に対する更新処理について述べる。クライアント端末
は、サーバに対してあるデータ集合体に対してアクセス
要求を行う。まず、そのデータ集合体を代表する構成要
素にアクセスを行う。そして、データ集合体に対してス
テージングファイルが作成されているかを調査する。ス
テージングファイルが作成されている場合、ステージン
グファイルを読み込み、対象データ集合体の各構成要素
をステージングファイルより獲得して、必要に応じてユ
ーザの要求する画像を合成してクライアント端末画面に
表示する。このため、データ集合体の代表するもの以外
の構成要素の獲得のためのサーバアクセスはステージン
グファイルの読み込み処理の1回で済む。
【0012】次に、データ集合体に対する更新処理につ
いて述べる。ユーザの操作などにより、データ集合体に
対して、変更あるいは追加等の更新処理が発生した場
合、ステージングファイルにより、データ集合体を獲得
した場合は、ステージングファイル格納された、各構成
要素の管理情報により、データ集合体に更新内容と一致
するように、ステージングファイルおよびデータ管理手
段における各構成要素のデータを更新することにより、
データ管理手段とステージングファイルとの間に矛盾の
無い更新処理を実現可能である。
【0013】次に、ステージングファイルの削除方法に
ついて述べる。データ集合体に対する将来アクセスする
可能性が少ないと判断される場合、ステージングファイ
ルを削除する。例えば、データ集合体に対して、メイル
によるあるユーザから別のユーザに対しての送付を目的
とする宛先が登録されなかった場合や、データ集合体が
ワークフローを終了した場合、将来のアクセスされる可
能性が小さくなったと判断していステージングファイル
を削除する。これにより、必要性の低くなったデータ集
合体に対してはステージングファイルを削除することに
より記憶装置を効率的に使用することが可能となる。ま
た、ステージングファイルが存在しないデータ集合体に
対するクライアント端末がアクセスを行う場合は、構成
要素の種類ごとに蓄積されたデータ管理手段より構成要
素を検索して獲得することにより、ステージングファイ
ルにアクセスする場合に比べて時間を要するが、アクセ
スは可能である。
【0014】以上に示す動作によりアクセス行われるこ
とが決定しているデータ集合体に対しては、ステージン
グファイル1回のアクセスのみで各構成要素を獲得する
ことが可能となる。そのため、データ集合体の構成の変
更が簡単なデータ管理手段で管理されているデータ集合
体に対して、クライアントがアクセス時にレスポンス良
いステージングファイルを作成できる。
【0015】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面を用いて説明
を行う。
【0016】図1は、本発明におけるステージングファ
イル作成方法のフローである。図2は、ステージングフ
ァイルの更新方法のフローである。図3は、ステージン
グファイルの削除方法のフローである。図4は、文書の
構成要素を管理するリレーショナルデータベースであ
り、文書の構成要素ごとのテーブルを作成してデータの
管理を行う。400は、各クライアントに送付された文
書を記録したメイルboxテーブルであり、ユーザ名と
ユーザに送付された文書が登録されている。401は、
文書名を基本にデータ管理するためのテーブルで、文書
ID、文書名、文書のページ数、ステージングファイル
パスを記録する文書テーブルである。402は、文書の
各ページを基本にデータ管理するためのテーブルであ
り、ページID、各ページが属する文書の文書ID、ペ
ージのイメージデータを格納したイメージファイルのパ
スを記録したページテーブルである。403は、ページ
に付けられた印章や、コメント等の注釈を基本にデータ
管理するためのテーブルで、注釈ID、注釈の属するペ
ージのページID、注釈をページにつける位置、サイ
ズ、注釈の種類を記録した注釈テーブルである。図5
は、ステージングファイルの構成を示す図であり、50
0がステージングファイルであり、図4における文書I
Dがdoc1である文書のステージングファイルの構成
を示している。図6は、本ステージングファイルの作成
方法を適用するワークフローシステムの装置構成を示す
図である。600は、ユーザUsr0が使用するクライ
アントPCであり、601は、クライアントPCに接続
された画像入力用スキャナである。602は、ユーザU
sr1用のクライアントPCである。603は、ユーザ
Usr2用のクライアント用PCである。604は、文
書データを記録したリレーショナルデータベースと本シ
ステムが使用するファイルを管理するサーバPCであ
る。605は、サーバ用PCに接続されたデータベー
ス、画像ファイル、ステージングファイルを蓄積するデ
ィスク装置である。本実施例においてワークフローの経
路は、クライアントPC600で作成された文書データ
を、ユーザUsr1がクライアントPC602で処理を
行い、ユーザUsr2がクライアントPC603で処理
を行ってフローを終了する形になっていると仮定する。
そして、各クライアント上には、処理した文書データを
送付する次のユーザが登録されている。
【0017】以下に、ワークフローシステムにおいて、
ステージングファイルの作成、更新、削除方法について
説明を行う。
【0018】まず、クライアントPC600が文書デー
タを作成しワークフローに投入する際の、ステージング
ファイルの作成手順をフロー図1を用いて説明を行う。
まず、クライアントPC600を使用しているユーザU
sr0がステップ101でサーバ上のワークフローシス
テムに対して接続を行う。次に、ユーザUsr0がステ
ップ102において、スキャナ601を使用して文書の
各ページのイメージデータを入力して、文書のあるペー
ジに対して注釈を付加して、文書名を付ける等の処理を
行い文書データを作成する。次にユーザUsr0が、ス
テップ103においてこの作成した文書をワークフロー
に登録する。するとあらかじめ登録されていた経路によ
り、クライアントPC600上のプログラムにより次に
この文書を処理するユーザを検索する。ここでは、次の
ユーザがUsr1であるとする。次に、ユーザUsr0
が文書データが確定したことを示すために文書データを
ステップ104において解放する。ステップ105にお
いて、クライアントPC600上のプログラムにより、
サーバ604に対して、この作成した文書データをリレ
ーショナルデータベースに登録するために更新要求を行
う。この要求に対応して、サーバ604が、ディスク装
置605上のリレーショナルデータベースの更新を行
う。サーバがリレーショナルデータベースに登録を行う
時に、作成した文書の管理を行うための文書ID、ペー
ジID、注釈IDが決定されテーブルに蓄積する。ここ
で、この作成した文書の文書IDがdoc1であるとす
る。そして、メイルboxテーブル400で、次にこの
文書を処理するユーザUsr1に対してdoc1を関連
付けて登録する。次に、ステップ106においてクライ
アントPC600上のプログラムにより、この文書の文
章名、ページ数、各ページのイメージデータ、注釈、各
要素に関してデータベースに蓄積された各ID等のデー
タをステージングファイル500を作成する。そして、
ステージングファイルのパスを作成する。ここでこの文
書IDdoc1の文書に対するステージングファイルの
パスをst01.datに決定したとする。次に、ステ
ップ107において、クライアントPC600上のプロ
グラムにより、文書テーブル401のdoc1とステー
ジングファイルパスを関連付ける。以上でこの文書に対
するユーザUsr0の処理は終了して、ステップ108
において、ワークフローシステムとの接続を解除する。
【0019】次に、ユーザUsr1が送付された文書デ
ータの処理に伴うステージングファイルの更新手順の説
明をフロー図2を用いて行う。ユーザUsr1がステッ
プ201において、ワークフローシステムに接続を行
う。次にステップ202においてユーザUsr1に他の
ユーザからメイルに送付された文書を調べる要求を行っ
た場合、クライアントPC602上のプログラムが、サ
ーバ604のリレーショナルデータベースのメイルbo
xテーブル400を検索し、Usr1に関連付けられて
いる文書IDを獲得する。この場合、文書IDがdoc
1とdoc2の文書が送付されている。次に、クライア
ントPC602上のプログラムが送付された文書IDよ
り、文書テーブル401により、各文書の文書名を獲得
してクライアントPCの画面に表示する。この場合、資
料1と資料2が表示される。ユーザUsr1が表示され
た文書名から表示させる文書を選択して表示要求を行
う。ここで、資料1を選択したとする。ステップ203
においてクライアントPC602上のプログラムが、サ
ーバ604のリレーショナルデータベースの文書テーブ
ル400を検索し、選択された文書に対して、ステージ
ングファイルが存在するかどうかを調べ、存在する場
合、ステージングファイルのパスを獲得する。ここで
は、ステージングファイルパスst01.datを獲得
する。次に、ステップ204において、ステージングフ
ァイルのデータを読み込み、ステップ205においてク
ライアントPCの画面上に文書イメージの表示を行う。
この際には、文書の各構成要素を獲得するために必要な
処理は、サーバ上のステージングファイルのリード処理
のみであるので、サーバアクセスは1回である。そのた
め、リレーショナルデータベースの各テーブルを検索し
て文書の構成要素獲得する場合に比べてサーバアクセス
回数が少なく、テーブルの中から対象の構成要素の検索
を行う必要がないため短時間で文書の各構成要素の獲得
が行える。次にステップ206でユーザUsr1が文書
に対して注釈を加えるとか、ページの追加等の文書更新
処理を行う。そして、ステップ204において、ユーザ
Usr1が文書データが確定したことを示すために解放
する。するとクライアントPC602上のプログラムが
あらかじめ登録されていた経路より次の文書の送付先を
獲得する。ここで、次の転送先がUsr2であるる。次
にステップ208においてクライアントPC602上の
プログラムが、ステージングファイル500内に格納さ
れた文書ID、ページID、注釈ID等の文書構成要素
の各IDより、リレーショナルデータベースの内容をユ
ーザUsr1が行った文書更新と整合がとれるように修
正する。また、メイルboxテーブル400をdoc1
とUsr2を関連付けるように修正する。次に、ステッ
プ209において、文書更新結果に整合するようにステ
ージングファイルの内容を更新する。最後にステップ2
10において、ワークフローシステムとの接続を解除す
る。
【0020】次に、ユーザUsr2がクライアントPC
603を使用して、文書に対する処理を行いフローを終
了する時のステージングファイルを削除手順をフロー図
3を用いて説明を行う。文書イメージの表示させて更新
するまでの処理は、図2のフローと同じである。ユーザ
Usr2がステップ301において、ワークフローシス
テムに接続を行う。次にステップ302においてユーザ
Usr2が自分に送付された文書を調べる要求を行った
場合、以下の処理を行う。クライアントPC603上の
プログラムが、サーバ604のリレーショナルデータベ
ースのメイルboxテーブル400を検索し、Usr1
に関連付けられている文書IDを獲得する。次に、クラ
イアントPC603上のプログラムが送付された文書I
Dの文書名を獲得するために、文書テーブル401を検
索する。そして、Usr2宛の文書名をクライアントP
C603の画面に表示する。そして、ユーザUsr2が
表示された文書名から表示させる文書を選択して表示要
求を行う。ステップ303においてクライアントPC6
03上のプログラムが、サーバ604と通信を行うこと
によりサーバ604のディスク装置605に格納された
リレーショナルデータベースの文書テーブル400を検
索して選択された文書に対して、ステージングファイル
が存在するかどうかを調べる。そして、検索対象の文書
にステージングファイルが存在する場合、ステージング
ファイルのパスを獲得する。次に、ステップ304にお
いて、ステージングファイルのデータを読み込み、ステ
ップ305においてクライアントPC603の画面上に
文書イメージの表示を行う。ステップ306においてユ
ーザUsr2が文書に対して更新を行う。そして、ユー
ザUsr2が文書データが確定したことを示すためステ
ップ307において文書を解放する。そして、クライア
ントPC603上のプログラムがここであらかじめ登録
されていた経路よりフローが終了したと判断する。ステ
ップ308において次にクライアントPC602上のプ
ログラムが、ステージングファイル500の内容より各
IDより、リレーショナルデータベースの内容をユーザ
Usr1が行った文書更新と整合がとれるように修正す
る。また、メイルboxテーブル400からdoc1と
Usr2を関連付けを削除する。これによってアクセス
の可能性が低くなった文書に関しては、ステージングフ
ァイルを消去することにより記憶装置を効率良く使用で
きる。次に、ステップ309においてステージングファ
イルを削除する。最後にステップ310において、ワー
クフローシステムとの接続を解除して、クライアントP
C603の処理を終了する。
【0021】以上の処理により、一度のサーバアクセス
で文書の各構成要素が獲得することができるステージン
グファイルを作成、更新、削除が可能となる。そのた
め、文書構成など変更等が簡単に行えるリレーショナル
データベースによって管理されたデータに対して、次に
アクセスすることが分かっているワークフロー処理中の
文書データに対しては、ステージングファイルのリード
処理により文書イメージの表示は、通常の文書イメージ
の表示に比べて、サーバアクセス回数が少なく、テーブ
ル検索処理も必要ないため高速に行える。そのためユー
ザに対してレスポンスの良いシステムを構築することが
可能となる。
【0022】ステージングファイルの作成、更新、削除
方法の実施例において、サーバが小容量であるがリード
ライトアクセスが高速に実現できる記憶装置と大容量で
あるがリードライトアクセスが低速である記憶装置を管
理してのステージングファイルの作成方法において図1
のステップ106の処理をステージングファイルを作成
処理の代わりに、各ページのイメージファイルを高速ア
クセス可能な記憶装置に移動してそのファイルのパスを
ページテーブル402に登録する処理に変更して、更新
処理で、図2ステップ209の処理を省き、図3のステ
ップ309において、ステージングファイルの削除処理
の代わりに、各ページのイメージファイルを低速アクセ
スな記憶装置に移動してそのファイルのパスをページテ
ーブル402に登録する処理に変更するファイルキャッ
シュ方法を実現することは可能である。この場合、ワー
クフロー中の文書の構成要素の一つである各ページのイ
メージファイルが高速な記憶装置にあるため、通常の文
書データを獲得する場合に比べて高速に文書イメージを
作成することが可能である。以上により、メイルによる
送付先が登録されているため、将来のアクセスが行われ
ることが決定しているデータに関しては、高速アクセス
を可能とするファイルキャッシング方法を実現できる。
【0023】
【発明の効果】文書データ等のデータ集合体をサーバ上
のリレーショナルデータベース等で各構成要素の種類ご
とに管理するシステムにおいて、次にアクセスする可能
性が高い文書に関しては、1回のサーバアクセスで文書
の構成要素のデータを獲得することが可能なステージン
グファイルを作成することが可能である。そのため、次
にアクセスする可能性の高い文書イメージの表示はステ
ージングファイルをリードするだけで文書イメージの表
示を高速に行える。したがって、ユーザに対してレスポ
ンスの良いシステムを作成することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】ステージングファイルの作成方法の説明図。
【図2】ステージングファイルの更新方法の説明図。
【図3】ステージングファイルの削除方法の説明図。
【図4】リレーショナルデータベースの説明図。
【図5】ステージングファイルの説明図。
【図6】ワークフローシステムの説明図。
【符号の説明】
400…メイルboxテーブル、 401…文書テーブル、 402…ページテーブル、 403…注釈テーブル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 羽田野 英一 神奈川県川崎市麻生区王禅寺1099番地株式 会社日立製作所システム開発研究所内 (72)発明者 西山 淳 神奈川県小田原市国府津2880番地株式会社 日立製作所ストレージシステム事業部内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の構成要素から構成されるデータ集合
    体を前記各構成要素の種類別にサーバが記憶装置に蓄積
    してデータ管理手段を持つシステムにおいて、ネットワ
    ーク経由で前記データ集合体に対するクライアント端末
    のアクセス要求に対して、1回のサーバアクセスにより
    データ集合体の構成要素を獲得するためのステージング
    ファイルの作成方法に関して、アクセスが行われること
    が決定しているデータ集合体の構成要素と前記データ管
    理手段における各構成要素の管理情報共にステージング
    ファイルとして作成し、データ集合体の構成要素の中の
    ものと、前記ステージングファイルを関連付けることを
    特徴とするステージングファイルの作成方法。
  2. 【請求項2】請求項1において、複数の構成要素から構
    成されるデータ集合体を前記各構成要素の種類別にサー
    バが管理するシステムで、前記ステージングファイルが
    作成されたデータ集合体にクライアント端末がアクセス
    してデータ集合体の更新を行う場合、ステージングファ
    イルの更新と同時にデータ管理情報より前記構成要素の
    種類別に蓄積されたデータの更新を行うステージングフ
    ァイルの更新方法。
  3. 【請求項3】請求項1において、複数の構成要素から構
    成されるデータ集合体を前記各構成要素の種類別にサー
    バが管理するシステムで、前記ステージングファイルが
    作成されたデータ集合体の次にアクセスされる可能性が
    ステージングファイル作成時よりも減少した場合、前記
    ステージングファイルを削除するステージングファイル
    の削除方法。
  4. 【請求項4】請求項1において、データ集合体に対し
    て、あるユーザから別のユーザに対してデータ集合体を
    送付するため、データ集合体の送付先が登録された場合
    に、次にアクセスが行われると判断して上記ステージン
    グファイルを作成するステージングファイル作成方法。
  5. 【請求項5】請求項1において、データ集合体をあらか
    じめ登録した複数のユーザに登録した順番に処理を行わ
    せるフローに前記データ集合体が登録された場合、次に
    アクセスが行われると判断して前記ステージングファイ
    ルを作成するステージングファイル作成方法。
  6. 【請求項6】請求項3において、あるユーザから別のユ
    ーザに対してデータ集合体を送付することを目的とし
    て、データ集合体の送付先が登録されたなかった場合、
    アクセスの可能性が低くなったと判断してステージング
    ファイルを削除するステージングファイル削除方法。
  7. 【請求項7】請求項3において、データをあらかじめ登
    録させた複数のユーザに登録された順番に処理を行うフ
    ローを前記データ集合体が終了した場合、アクセスの可
    能性が低くなったと判断してステージングファイルを削
    除するステージングファイル削除方法。
  8. 【請求項8】請求項1において、サーバが管理するデー
    タ集合体を文書データとして、データの構成要素を文書
    名、ページ数、各ページのイメージデータファイル名、
    各ページに添付された注釈等の文書の構成要素として、
    構成要素種別にリレーショナルデータベースのテーブル
    のデータとして管理し、前記各文書の構成要素を一括し
    たステージングファイルを作成して、各文書名に関連し
    てステージングファイルを管理するステージングファイ
    ル作成方法。
  9. 【請求項9】容量は少ないがアクセスが高速な記憶装置
    と大容量であるがアクセスが低速な記憶装置を持つファ
    イルサーバで、複数個のファイルの中から、高速装置に
    蓄積するファイルの選択方法であるファイルキャッシュ
    方法に関して、あるユーザから別のユーザに対してデー
    タ集合体を送付することを目的として、データ集合体に
    対して送付先が登録された場合に、その登録されたデー
    タ集合体の構成要素のファイルを高速な記憶装置上に蓄
    積することを特徴とするファイルキャッシュ方法。
  10. 【請求項10】容量は少ないがアクセスが高速な記憶装
    置と大容量であるがアクセスが低速な記憶装置を持つフ
    ァイルサーバで、複数個のファイルの中から、高速装置
    に蓄積するファイルの選択方法であるファイルキャッシ
    ュ方法に関して、あらかじめ定められた順番に異なった
    ユーザが処理を行うフロー処理にデータ集合体が登録さ
    れた場合、データ集合体の構成要素であるファイルを高
    速な記憶装置上に蓄積することを特徴とするファイルキ
    ャッシュ方法。
  11. 【請求項11】容量は少ないが高速な記憶装置上と大容
    量であるが低速な記憶装置を持つファイルサーバで、複
    数個のファイルの中から、高速装置に蓄積するファイル
    の選択方法であるファイルキャッシュ方法に関して、あ
    るユーザから別のユーザに対してデータ集合体を送付す
    ることを目的として、データ集合体に対して送付先が登
    録されていないデータ集合体の構成要素であるファイル
    を低速な記憶装置上に蓄積することを特徴とするファイ
    ルキャッシュ方法。
  12. 【請求項12】容量は少ないがアクセスが高速な記憶装
    置上と大容量であるがアクセスが低速な記憶装置を持つ
    ファイルサーバで、複数個のファイルの中から、高速装
    置に蓄積するファイルの選択方法であるファイルキャッ
    シュ方法に関して、あらかじめ定められた順番に異なっ
    たユーザが処理を行うフロー処理を終了したデータ集合
    体の構成要素であるファイルを低速な記憶装置上に蓄積
    することを特徴とするファイルキャッシュ方法。
  13. 【請求項13】サーバ上でデータ集合体の構成要素をリ
    レーショナルデータベースで管理を行うシステムにおい
    て、1回のサーバアクセスでデータ集合体の獲得を行う
    ためのステージングファイルに関して、データ集合体を
    代表する構成要素に対して、関連付けられている他の構
    成要素とリレーショナルデータベースにおける各構成要
    素の管理情報から構成されたステージングファイル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JP2000505921A (ja) * 1996-12-12 2000-05-16 クァワンタム ネットワークス ピーティーワイ リミテッド 分散オペレーティング・システム

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