JPH0825455B2 - 定員確保型寝台客車の個室寝台 - Google Patents
定員確保型寝台客車の個室寝台Info
- Publication number
- JPH0825455B2 JPH0825455B2 JP4303152A JP30315292A JPH0825455B2 JP H0825455 B2 JPH0825455 B2 JP H0825455B2 JP 4303152 A JP4303152 A JP 4303152A JP 30315292 A JP30315292 A JP 30315292A JP H0825455 B2 JPH0825455 B2 JP H0825455B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bedroom
- partition wall
- sleeper
- entrance door
- bed
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は定員確保型寝台客車の個
室寝台に関する。
室寝台に関する。
【０００２】
(1) 近時、普通寝台客車においても、乗客のセキユリテ
イ保証，プライバシー確保等の要望により、寝台の個室
化が行われており、例えば１人用Ｂ個室寝台としては、
オハネ２５形１０００番代の客車のものが知られてい
る。すなわち、図２縦断面図，横断面図及び平面図に示
すように、車体の側窓０１に沿って前後方向に延びる側
廊下０２に面して複数の下段寝室０３と複数の上段寝室
０４とが部分的に上下に重ね合わせて並設され、下段寝
室０３の横置き寝台０５は室内通路０６及び開き扉０７
を介して，上段寝室０４の横置き寝台０８は室内階段０
９及び引き扉０１０を介してそれぞれ側廊下０２に通じ
ている。なお、０１１，０１２はそれぞれ下段寝室０３
における就寝乗客，着席乗客を示し、また、０１３，０
１４はそれぞれ上段寝室０４における就寝乗客，着席乗
客を示す。
イ保証，プライバシー確保等の要望により、寝台の個室
化が行われており、例えば１人用Ｂ個室寝台としては、
オハネ２５形１０００番代の客車のものが知られてい
る。すなわち、図２縦断面図，横断面図及び平面図に示
すように、車体の側窓０１に沿って前後方向に延びる側
廊下０２に面して複数の下段寝室０３と複数の上段寝室
０４とが部分的に上下に重ね合わせて並設され、下段寝
室０３の横置き寝台０５は室内通路０６及び開き扉０７
を介して，上段寝室０４の横置き寝台０８は室内階段０
９及び引き扉０１０を介してそれぞれ側廊下０２に通じ
ている。なお、０１１，０１２はそれぞれ下段寝室０３
における就寝乗客，着席乗客を示し、また、０１３，０
１４はそれぞれ上段寝室０４における就寝乗客，着席乗
客を示す。
【０００３】しかしながら、このような構造では、側廊
下０２から下段寝室０３の寝台０５へ行くのに専用の室
内通路０６を設けるとともに、上段寝室０４の室内階段
及び通路０９の下の空間０１５が居住空間に有効利用さ
れていないので、１対の下段寝室０３及び上段寝室０４
の組合わせ寝室長さ０Ｌ１が１８６０mmと比較的に長く
なり、従って乗客定員が１８人しかとれず、先代に相当
する開放室式のオハネ２５形０番代の客車の乗客定員３
４人に比べ５３％に減少し、寝台客車の経済性が大巾に
低下する欠点がある。
下０２から下段寝室０３の寝台０５へ行くのに専用の室
内通路０６を設けるとともに、上段寝室０４の室内階段
及び通路０９の下の空間０１５が居住空間に有効利用さ
れていないので、１対の下段寝室０３及び上段寝室０４
の組合わせ寝室長さ０Ｌ１が１８６０mmと比較的に長く
なり、従って乗客定員が１８人しかとれず、先代に相当
する開放室式のオハネ２５形０番代の客車の乗客定員３
４人に比べ５３％に減少し、寝台客車の経済性が大巾に
低下する欠点がある。
【０００４】(2) そこで、本出願人は特願平４−１０２
４８１号「寝台客車の個室寝台」を提案した。すなわ
ち、図３縦断面図，横断面図及び平面図に示すように、
「車体の一側に沿って前後方向に延びる側廊下０２に面
して複数の下段寝室と複数の上段寝室とが並設された寝
台客車の個室寝台において、一端の仕切壁０１６に寄っ
て配設された入口扉０１７，一端の仕切壁０１６に沿っ
て配設された寝台スペース兼室内通路０１８，一端の仕
切壁０１６に枢着された起倒式寝台０１９及び他端の仕
切壁０２０に寄って配置された座席０２１を有する下段
寝室０２２と、他端の仕切壁０２０に寄って配設された
入口扉０２４，他端の仕切壁０２０に沿って配設された
室内階段０２５，他端の仕切壁０２０に寄って配置され
た座席０２６及び一端の仕切壁０１６に枢着された起倒
式寝台又は付設された寝台０２７を有する上段寝室０２
８とを具えたことを特徴とする」ものである。なお、０
２９，０３０はそれぞれ下段寝室０２２における就寝乗
客，上段寝室０２８における着席乗客を示す。
４８１号「寝台客車の個室寝台」を提案した。すなわ
ち、図３縦断面図，横断面図及び平面図に示すように、
「車体の一側に沿って前後方向に延びる側廊下０２に面
して複数の下段寝室と複数の上段寝室とが並設された寝
台客車の個室寝台において、一端の仕切壁０１６に寄っ
て配設された入口扉０１７，一端の仕切壁０１６に沿っ
て配設された寝台スペース兼室内通路０１８，一端の仕
切壁０１６に枢着された起倒式寝台０１９及び他端の仕
切壁０２０に寄って配置された座席０２１を有する下段
寝室０２２と、他端の仕切壁０２０に寄って配設された
入口扉０２４，他端の仕切壁０２０に沿って配設された
室内階段０２５，他端の仕切壁０２０に寄って配置され
た座席０２６及び一端の仕切壁０１６に枢着された起倒
式寝台又は付設された寝台０２７を有する上段寝室０２
８とを具えたことを特徴とする」ものである。なお、０
２９，０３０はそれぞれ下段寝室０２２における就寝乗
客，上段寝室０２８における着席乗客を示す。
【０００５】本提案により、同図に示すように、１対の
下段寝室０２２及び上段寝室０２８の組合わせ寝室長さ
０Ｌ２が１１８０mmと短くなり、乗客定員が２８人に、
すなわち１５５％に増加して、従って寝台客車の経済性
が大巾に向上した。
下段寝室０２２及び上段寝室０２８の組合わせ寝室長さ
０Ｌ２が１１８０mmと短くなり、乗客定員が２８人に、
すなわち１５５％に増加して、従って寝台客車の経済性
が大巾に向上した。
【０００６】しかしながら、その後詳細検討の結果、こ
のような構造では、下段寝室０２２の入口扉０１７が４
枚折戸なので、下記のような欠点がある。 i)起倒式寝台０１９の長さが十分にとれず、従って寝心
地に検討の余地がある。 ii) 入口の有効巾が狭くなり、従って出入りが窮屈であ
る。 iii)上記 i) ，ii) の対策として、入口扉０１７に引戸
を使用する案も考えられるが、これでは入口扉を開けた
場合に、これが上段寝室０２８の室内階段０２５の入口
を塞いでしまい、従って緊急時の安全性に検討の余地が
ある。 iv) また、入口扉０１７に巻揚げ型シヤツターを使用す
る案も考えられるが、下段寝室０２２の天井高さや側廊
下０２の天井高さが制約されており、したがってシヤツ
ター収納スペースの配設が困難で、実用が難しい。
のような構造では、下段寝室０２２の入口扉０１７が４
枚折戸なので、下記のような欠点がある。 i)起倒式寝台０１９の長さが十分にとれず、従って寝心
地に検討の余地がある。 ii) 入口の有効巾が狭くなり、従って出入りが窮屈であ
る。 iii)上記 i) ，ii) の対策として、入口扉０１７に引戸
を使用する案も考えられるが、これでは入口扉を開けた
場合に、これが上段寝室０２８の室内階段０２５の入口
を塞いでしまい、従って緊急時の安全性に検討の余地が
ある。 iv) また、入口扉０１７に巻揚げ型シヤツターを使用す
る案も考えられるが、下段寝室０２２の天井高さや側廊
下０２の天井高さが制約されており、したがってシヤツ
ター収納スペースの配設が困難で、実用が難しい。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
事情に鑑みて提案されたもので、寝室の前後方向長さが
短く、かつ寝台の長さが十分で、また入口の有効巾が比
較的に広く、更に入口扉の開閉が隣接する室内階段の使
用を妨げず、そして入口扉の収納が可能な、従って経済
性，寝心地，機動性，安全性及び実用性に優れた定員確
保型寝台客車の個室寝台を提供することを目的とする。
事情に鑑みて提案されたもので、寝室の前後方向長さが
短く、かつ寝台の長さが十分で、また入口の有効巾が比
較的に広く、更に入口扉の開閉が隣接する室内階段の使
用を妨げず、そして入口扉の収納が可能な、従って経済
性，寝心地，機動性，安全性及び実用性に優れた定員確
保型寝台客車の個室寝台を提供することを目的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は側
廊下に面して下段寝室と上段寝室とが並設された寝台客
車の個室寝台において、一端の仕切壁に寄って配設され
た巻揚げ型シヤツター式入口扉と上記一端の仕切壁に沿
って配設された起倒式寝台とを有する下段寝室と、他端
の仕切壁に沿って配設された室内階段の入口扉と上記一
端の仕切壁に沿って配設された寝台とを有する上段寝室
と、上記巻揚げ型シヤツター式入口扉を収納するために
側廊下の天井裏に配設された入口扉格納スペースとを具
えたことを特徴とする。
廊下に面して下段寝室と上段寝室とが並設された寝台客
車の個室寝台において、一端の仕切壁に寄って配設され
た巻揚げ型シヤツター式入口扉と上記一端の仕切壁に沿
って配設された起倒式寝台とを有する下段寝室と、他端
の仕切壁に沿って配設された室内階段の入口扉と上記一
端の仕切壁に沿って配設された寝台とを有する上段寝室
と、上記巻揚げ型シヤツター式入口扉を収納するために
側廊下の天井裏に配設された入口扉格納スペースとを具
えたことを特徴とする。
【０００９】
【作用】このような構成によれば、下記の作用が行われ
る。 (1) 一端の仕切壁に寄って配設された巻揚げ型シヤツタ
ー式入口扉と上記一端の仕切壁に沿って配設された起倒
式寝台とを有する下段寝室と、他端の仕切壁に沿って配
設された室内階段の入口扉と上記一端の仕切壁に沿って
配設された寝台とを有する上段寝室とを設けているの
で、下段寝室の起倒式寝台のスペースを上記起倒式寝台
を起こすことにより室内通路として利用することがで
き、専用の室内通路が不要となり、下段寝室の前後長さ
が短縮する。また、下段寝室と上段寝室とが完全に重な
り合い、段状の仕切壁が不要となり、構造が簡単で、車
両の軽量化が進む。 (2) 一端の仕切壁に寄って配設された巻揚げ型シヤツタ
ー式入口扉を設けているので、下段寝室入口に入口扉格
納スペースが不要となり、起倒式寝台の長さが長くとれ
るとともに入口有効巾が広くなる。また、上記入口扉を
開いたときに、これが上段寝室の室内階段の入口を塞ぐ
ことがない。 (3) 上記巻揚げ型シヤツター式入口扉を収納するために
側廊下の天井裏に配設された入口扉格納スペースを設け
ているので、上記入口扉格納スペースが下段寝室，上段
寝室，側廊下等に突出することがない。
る。 (1) 一端の仕切壁に寄って配設された巻揚げ型シヤツタ
ー式入口扉と上記一端の仕切壁に沿って配設された起倒
式寝台とを有する下段寝室と、他端の仕切壁に沿って配
設された室内階段の入口扉と上記一端の仕切壁に沿って
配設された寝台とを有する上段寝室とを設けているの
で、下段寝室の起倒式寝台のスペースを上記起倒式寝台
を起こすことにより室内通路として利用することがで
き、専用の室内通路が不要となり、下段寝室の前後長さ
が短縮する。また、下段寝室と上段寝室とが完全に重な
り合い、段状の仕切壁が不要となり、構造が簡単で、車
両の軽量化が進む。 (2) 一端の仕切壁に寄って配設された巻揚げ型シヤツタ
ー式入口扉を設けているので、下段寝室入口に入口扉格
納スペースが不要となり、起倒式寝台の長さが長くとれ
るとともに入口有効巾が広くなる。また、上記入口扉を
開いたときに、これが上段寝室の室内階段の入口を塞ぐ
ことがない。 (3) 上記巻揚げ型シヤツター式入口扉を収納するために
側廊下の天井裏に配設された入口扉格納スペースを設け
ているので、上記入口扉格納スペースが下段寝室，上段
寝室，側廊下等に突出することがない。
【００１０】
【実施例】本発明の一実施例を図面について説明する
と、図２〜図３と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部
材を示し、図１側面図，横断面図及び平面図において、
１は下段寝室０２２の巻揚げ型シヤツター式入口扉、２
はシヤツター式入口扉１を側廊下０２の天井裏スペース
３へ挿通させる天井スリット構造、４，５はそれぞれ天
井裏スペース３の上端部，下部左側に水平ピンで支持さ
れたシヤツター案内ローラー、６は天井裏スペース３の
下部右側に配設されたウインチで、シヤツター式入口扉
１の上端に係止されたワイヤ７を巻回することができ
る。ここで、天井裏スペース３はダクトスペースを兼用
している。
と、図２〜図３と同一の符号はそれぞれ同図と同一の部
材を示し、図１側面図，横断面図及び平面図において、
１は下段寝室０２２の巻揚げ型シヤツター式入口扉、２
はシヤツター式入口扉１を側廊下０２の天井裏スペース
３へ挿通させる天井スリット構造、４，５はそれぞれ天
井裏スペース３の上端部，下部左側に水平ピンで支持さ
れたシヤツター案内ローラー、６は天井裏スペース３の
下部右側に配設されたウインチで、シヤツター式入口扉
１の上端に係止されたワイヤ７を巻回することができ
る。ここで、天井裏スペース３はダクトスペースを兼用
している。
【００１１】このような構造において、下段寝室０２２
の乗客は、シヤツター式入口扉１が開き、起倒式寝台０
１９が起立し、座席０２１が前方へ引き出された状態の
下段寝室０２２へ入室したのち、押釦による自動操作で
シヤツター式入口扉１を閉じ、座席０２１に着席する。
そして、就寝時、乗客は一旦側廊下０２へ出て、押釦に
よる自動操作で同図(C) に示すように、座席０２１を後
方へ移動させ、起倒式寝台０１９を倒したのち、再度入
室して押釦による自動操作でシヤツター式入口扉１を閉
じ、同図(B) に示す就寝乗客０２９の状態で就寝する。
また、上段寝室０２８の乗客は、２枚折戸式入口扉０２
４が開いた状態の上段寝室０２８へ入室し、押釦による
自動操作で入口扉０２４を閉じるとともに、起倒式座席
０２６（図３(B) ）を倒して、これに着席する。そし
て、就寝時、乗客は押釦による自動操作で起倒式座席０
２６を起こしたのち、図１(B) に示す就寝乗客８の状態
で就寝する。
の乗客は、シヤツター式入口扉１が開き、起倒式寝台０
１９が起立し、座席０２１が前方へ引き出された状態の
下段寝室０２２へ入室したのち、押釦による自動操作で
シヤツター式入口扉１を閉じ、座席０２１に着席する。
そして、就寝時、乗客は一旦側廊下０２へ出て、押釦に
よる自動操作で同図(C) に示すように、座席０２１を後
方へ移動させ、起倒式寝台０１９を倒したのち、再度入
室して押釦による自動操作でシヤツター式入口扉１を閉
じ、同図(B) に示す就寝乗客０２９の状態で就寝する。
また、上段寝室０２８の乗客は、２枚折戸式入口扉０２
４が開いた状態の上段寝室０２８へ入室し、押釦による
自動操作で入口扉０２４を閉じるとともに、起倒式座席
０２６（図３(B) ）を倒して、これに着席する。そし
て、就寝時、乗客は押釦による自動操作で起倒式座席０
２６を起こしたのち、図１(B) に示す就寝乗客８の状態
で就寝する。
【００１２】このような、実施例の構造によれば、下記
効果が奏せられる。 (1) 一端の仕切壁に寄って配設された巻揚げ型シヤツタ
ー式入口扉と上記一端の仕切壁に沿って配設された起倒
式寝台とを有する下段寝室と、他端の仕切壁に沿って配
設された室内階段の入口扉と上記一端の仕切壁に沿って
配設された寝台とを有する上段寝室とを設けているの
で、下段寝室の起倒式寝台のスペースを上記起倒式寝台
を起こすことにより室内通路として利用することがで
き、専用の室内通路が不要となり、下段寝室の前後長さ
が短縮し、従って乗客定員が増加する。ちなみに、公知
の組合わせ寝室長さ０Ｌ１＝１８６０mm（図２）が本実
施例では組合わせ寝室長さ０Ｌ２＝１１８０mm（図１）
に短縮し、定員が１８人から２８人に、すなわち１５５
％に増加し、従って寝台客車の経済性が大巾に向上す
る。また、下段寝室と上段寝室とが完全に重なり合い、
段状の仕切壁が不要となり、構造が簡単で、車両の軽量
化が進み、従って寝台客車の経済性が向上する。 (2) 一端の仕切壁に寄って配設された巻揚げ型シヤツタ
ー式入口扉を設けているので、下段寝室入口に入口扉格
納スペースが不要となり、起倒式寝台の長さが長くとれ
るとともに入口有効巾が広くなり、従って上記起倒式寝
台の寝心地及び下段寝台の機動性が向上する。また、上
記入口扉を開いたときに、これが上段寝室の室内階段の
入口を塞ぐこともなく、従って緊急時の安全性が向上す
る。 (3) 上記巻揚げ型シヤツター式入口扉を収納するために
側廊下の天井裏に配設された入口扉格納スペースを設け
ているので、上記入口扉格納スペースが下段寝室，上段
寝室，側廊下等に突出することがなく、従って実用性が
向上する。
効果が奏せられる。 (1) 一端の仕切壁に寄って配設された巻揚げ型シヤツタ
ー式入口扉と上記一端の仕切壁に沿って配設された起倒
式寝台とを有する下段寝室と、他端の仕切壁に沿って配
設された室内階段の入口扉と上記一端の仕切壁に沿って
配設された寝台とを有する上段寝室とを設けているの
で、下段寝室の起倒式寝台のスペースを上記起倒式寝台
を起こすことにより室内通路として利用することがで
き、専用の室内通路が不要となり、下段寝室の前後長さ
が短縮し、従って乗客定員が増加する。ちなみに、公知
の組合わせ寝室長さ０Ｌ１＝１８６０mm（図２）が本実
施例では組合わせ寝室長さ０Ｌ２＝１１８０mm（図１）
に短縮し、定員が１８人から２８人に、すなわち１５５
％に増加し、従って寝台客車の経済性が大巾に向上す
る。また、下段寝室と上段寝室とが完全に重なり合い、
段状の仕切壁が不要となり、構造が簡単で、車両の軽量
化が進み、従って寝台客車の経済性が向上する。 (2) 一端の仕切壁に寄って配設された巻揚げ型シヤツタ
ー式入口扉を設けているので、下段寝室入口に入口扉格
納スペースが不要となり、起倒式寝台の長さが長くとれ
るとともに入口有効巾が広くなり、従って上記起倒式寝
台の寝心地及び下段寝台の機動性が向上する。また、上
記入口扉を開いたときに、これが上段寝室の室内階段の
入口を塞ぐこともなく、従って緊急時の安全性が向上す
る。 (3) 上記巻揚げ型シヤツター式入口扉を収納するために
側廊下の天井裏に配設された入口扉格納スペースを設け
ているので、上記入口扉格納スペースが下段寝室，上段
寝室，側廊下等に突出することがなく、従って実用性が
向上する。
【００１３】
【発明の効果】要するに本発明によれば、側廊下に面し
て下段寝室と上段寝室とが並設された寝台客車の個室寝
台において、一端の仕切壁に寄って配設された巻揚げ型
シヤツター式入口扉と上記一端の仕切壁に沿って配設さ
れた起倒式寝台とを有する下段寝室と、他端の仕切壁に
沿って配設された室内階段の入口扉と上記一端の仕切壁
に沿って配設された寝台とを有する上段寝室と、上記巻
揚げ型シヤツター式入口扉を収納するために側廊下の天
井裏に配設された入口扉格納スペースとを具えたことに
より、寝室の前後方向長さが短く、かつ寝台の長さが十
分で、また入口の有効巾が比較的に広く、更に入口扉の
開閉が隣接する室内階段の使用を妨げず、そして入口扉
の収納が可能な、従って経済性，寝心地，機動性，安全
性及び実用性に優れた定員確保型寝台客車の個室寝台を
得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
て下段寝室と上段寝室とが並設された寝台客車の個室寝
台において、一端の仕切壁に寄って配設された巻揚げ型
シヤツター式入口扉と上記一端の仕切壁に沿って配設さ
れた起倒式寝台とを有する下段寝室と、他端の仕切壁に
沿って配設された室内階段の入口扉と上記一端の仕切壁
に沿って配設された寝台とを有する上段寝室と、上記巻
揚げ型シヤツター式入口扉を収納するために側廊下の天
井裏に配設された入口扉格納スペースとを具えたことに
より、寝室の前後方向長さが短く、かつ寝台の長さが十
分で、また入口の有効巾が比較的に広く、更に入口扉の
開閉が隣接する室内階段の使用を妨げず、そして入口扉
の収納が可能な、従って経済性，寝心地，機動性，安全
性及び実用性に優れた定員確保型寝台客車の個室寝台を
得るから、本発明は産業上極めて有益なものである。
【図１】本発明の一実施例を示し、それぞれ同図(A) は
側面図，同図(B) は横断面図，同図(C) は平面図であ
る。
側面図，同図(B) は横断面図，同図(C) は平面図であ
る。
【図２】公知の寝台客車の個室寝台を示し、それぞれ同
図(A) は縦断面図，同図(B) は横断面図，同図(C) は平
面図である。
図(A) は縦断面図，同図(B) は横断面図，同図(C) は平
面図である。
【図３】さきに、本出願人が提案した寝台客車の個室寝
台を示し、それぞれ同図(A) は縦断面図，同図(B) は横
断面図，同図(C) は平面図である。
台を示し、それぞれ同図(A) は縦断面図，同図(B) は横
断面図，同図(C) は平面図である。
１ シヤツター式入口扉 ２ 天井スリット構造 ３ 天井裏スペース ４ シヤツター案内ローラー ５ シヤツター案内ローラー ６ ウインチ ７ ワイヤ ８ 就寝乗客 ０１ 側窓 ０２ 側廊下 ０１６ 一端の仕切壁 ０１９ 起倒式寝台 ０２０ 他端の仕切壁 ０２１ 座席 ０２２ 下段寝室 ０２４ 入口扉 ０２５ 室内階段 ０２７ 寝台 ０２８ 上段寝室 ０２９ 就寝乗客
Claims (1)
- 【請求項１】 側廊下に面して下段寝室と上段寝室とが
並設された寝台客車の個室寝台において、一端の仕切壁
に寄って配設された巻揚げ型シヤツター式入口扉と上記
一端の仕切壁に沿って配設された起倒式寝台とを有する
下段寝室と、他端の仕切壁に沿って配設された室内階段
の入口扉と上記一端の仕切壁に沿って配設された寝台と
を有する上段寝室と、上記巻揚げ型シヤツター式入口扉
を収納するために側廊下の天井裏に配設された入口扉格
納スペースとを具えたことを特徴とする定員確保型寝台
客車の個室寝台。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4303152A JPH0825455B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 定員確保型寝台客車の個室寝台 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4303152A JPH0825455B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 定員確保型寝台客車の個室寝台 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06127378A JPH06127378A (ja) | 1994-05-10 |
| JPH0825455B2 true JPH0825455B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=17917508
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4303152A Ceased JPH0825455B2 (ja) | 1992-10-16 | 1992-10-16 | 定員確保型寝台客車の個室寝台 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0825455B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6574353B2 (ja) * | 2015-07-30 | 2019-09-11 | 川崎重工業株式会社 | 鉄道車両の車体 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0620668Y2 (ja) * | 1986-04-18 | 1994-06-01 | 日本フルハ−フ株式会社 | バン型車両のシヤツタ−扉開閉装置 |
| JPH01170063U (ja) * | 1988-05-11 | 1989-11-30 | ||
| JP2911535B2 (ja) * | 1990-04-05 | 1999-06-23 | 東日本旅客鉄道株式会社 | 車両用個室寝台 |
-
1992
- 1992-10-16 JP JP4303152A patent/JPH0825455B2/ja not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06127378A (ja) | 1994-05-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A045 | Written measure of dismissal of application |
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