JPH08254187A - プランジャポンプ - Google Patents

プランジャポンプ

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Publication number
JPH08254187A
JPH08254187A JP7060349A JP6034995A JPH08254187A JP H08254187 A JPH08254187 A JP H08254187A JP 7060349 A JP7060349 A JP 7060349A JP 6034995 A JP6034995 A JP 6034995A JP H08254187 A JPH08254187 A JP H08254187A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plug
housing
chamber
plunger
discharge
Prior art date
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Pending
Application number
JP7060349A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Ota
和宏 太田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Nissin Kogyo Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissin Kogyo Co Ltd filed Critical Nissin Kogyo Co Ltd
Priority to JP7060349A priority Critical patent/JPH08254187A/ja
Publication of JPH08254187A publication Critical patent/JPH08254187A/ja
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  • Valves And Accessory Devices For Braking Systems (AREA)
  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】プランジャポンプにおいて、部品精度の向上を
不要とした簡単な部品構成により組付け性を向上し、ポ
ンプ室および吐出室間のシール耐久性を向上し、しかも
吐出圧の脈動を抑える。 【構成】シール部材35を介してキャップ36が挿入、
固定されるとともに該キャップ36との間に吐出室40
を形成するプラグ381 が挿入、固定される取付孔24
1 と、プラグ381 との間にポンプ室39を形成するプ
ランジャ30を摺動自在に嵌合させる摺動孔26とが、
ハウジング181 に同軸に設けられ、プラグ381 およ
びハウジング181 間に、シール性能をより向上する方
向に吐出室40の圧力を受けてポンプ室39および吐出
室40間をシールする環状のシール部421 が設けら
れ、吐出弁13の弁体53およびキャップ36間に弁ば
ね54が縮設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、軸線方向の往復摺動を
可能としてハウジングに摺動可能に嵌合されるプランジ
ャの一端を臨ませるポンプ室と、吐出室とがハウジング
内に形成され、吐出室およびポンプ室間には、ポンプ室
の増・減圧に応じて開閉する吐出弁が設けられるプラン
ジャポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるプランジャポンプは、たと
えば特開平6−288345号公報等により既に知られ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のプランジャ
ポンプでは、吐出弁の構成要素たる弁座部材を一体に有
してポンプ室側を小径とした段付き円筒状のプラグがハ
ウジングの取付孔に圧入されており、該プラグの軸線方
向に間隔をあけた2個所での前記プラグの圧入に伴うハ
ウジングの塑性変形によるかしめによってプラグおよび
ハウジング間にシール部が形成され、プランジャおよび
ハウジング間に形成される環状の吐出室とポンプ室との
間が一方のシール部でシールされ、吐出室および外部間
が他方のシール部でシールされる構成となっている。
【0004】しかるに、上記従来のようにプラグの取付
孔への圧入時に2個所で同時にかしめによるシールを形
成するのは、寸法精度を向上させることが必要であって
組付け作業が容易ではなく、また吐出室の圧力が吐出室
およびポンプ室間のシール部のシール性能を低下させる
方向でプラグに作用することになるのでシール耐久性が
劣ることになる。さらに吐出室の容積が比較的小さくな
らざるを得ず、ポンプ吐出圧の脈動が比較的激しくな
り、吐出室に通じる吐出孔をプラグに設けることが必要
であってプラグの加工が煩雑となる。
【0005】本発明は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品精度の向上を不要とした簡単な部品構成
により組付け性を向上した上で、ポンプ室および吐出室
間間のシール耐久性を向上し、しかも吐出室の容積を比
較的大きくして吐出圧の脈動を抑え得るようにしたプラ
ンジャポンプを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、軸線方向の往復摺動を可能
としてハウジングに摺動可能に嵌合されるプランジャの
一端を臨ませるポンプ室と、吐出室とがハウジング内に
形成され、吐出室およびポンプ室間には、ポンプ室の増
・減圧に応じて開閉する吐出弁が設けられるプランジャ
ポンプにおいて、ハウジングには、一端を外部に開放し
た取付孔と、該取付孔の他端に同軸に連なってプランジ
ャを摺動自在に嵌合させる摺動孔とが設けられ、取付孔
の一端側には、該取付孔の内面に接触する環状のシール
部材を外周に有するキャップが挿入、固定され、取付孔
の他端側には、プランジャとの間にポンプ室を形成する
とともに前記キャップとの間に吐出室を形成するプラグ
が挿入、固定され、プラグおよびハウジング間には、シ
ール性能をより向上する方向に吐出室の圧力を受けてポ
ンプ室および吐出室間をシールする環状のシール部が設
けられ、吐出弁は、ポンプ室に通じてプラグに設けられ
る吐出孔の吐出室側端縁に設けられる弁座と、該弁座に
着座可能として吐出室内に収納される弁体と、弁体およ
びキャップ間に縮設される弁ばねとで構成されることを
特徴とする。
【0007】また請求項2記載の発明は、上記請求項1
記載の発明の構成に加えて、プラグおよびハウジング間
に設けられる環状のシール部が、取付孔の軸線方向に沿
う摺動孔側に向けてのプラグからの加圧に伴うハウジン
グの塑性変形により形成されることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記請求項1記載の発明の構成によれば、相互
に分離して取付孔に挿入されるプラグおよびキャップ間
に吐出室を形成することにより、プラグおよびキャップ
の形状を単純化して吐出室の容積を比較的大きくするこ
とが可能であり、またプラグおよびキャップとハウジン
グとの間がそれぞれ個別にシールされることにより、部
品精度の向上を不要として組付け作業性を向上すること
が可能であり、さらに吐出室からプラグに作用する圧力
が、該プラグおよびハウジング間に設けられるシール部
のシール性能を向上することにより、シール耐久性を向
上することができる。
【0009】また上記請求項2記載の発明の構成によれ
ば、熱処理等により硬度を高めるべき部材をプラグのみ
とし、プラグの取付孔への挿入、固定操作に応じてシー
ル部を形成することが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、図面により本発明の実施例について説
明する。
【0011】図1および図2は本発明の第1実施例を示
すものであり、図1はアンチロックブレーキ制御装置の
全体液圧回路図、図2はプランジャポンプの縦断面図で
ある。
【0012】先ず図1において、マスタシリンダMは、
ブレーキペダル1の踏込みに応じた制動液圧を出力する
出力ポート2を備えており、該出力ポート2と車輪ブレ
ーキBとの間に、アンチロックブレーキ制御装置3が設
けられる。
【0013】このアンチロックブレーキ制御装置3は、
リザーバ4と、該リザーバ4およびマスタシリンダMの
出力ポート2間に設けられるプランジャポンプ51 と、
車輪ブレーキBをマスタシリンダMの出力ポート2およ
びリザーバ4に択一的に切換えて接続可能な切換弁手段
6とを備える。而してマスタシリンダMの出力ポート2
およびプランジャポンプ51 間にはダンパ7およびオリ
フィス8が接続されるが、ダンパ7は省略されてもよ
い。
【0014】切換弁手段6は、マスタシリンダMの出力
ポート2および車輪ブレーキB間に介設される常開型電
磁弁9と、車輪ブレーキBおよびリザーバ4間に介設さ
れる常閉型電磁弁10とから成り、常開型電磁弁9に
は、車輪ブレーキB側の液圧がマスタシリンダM側より
も高いときに車輪ブレーキB側からマスタシリンダM側
への作動液の流通を許容する一方向弁11が並列に接続
される。
【0015】プランジャポンプ51 には、リザーバ4と
の間に介設される吸入弁12と、マスタシリンダMの出
力ポート2との間に介設される吐出弁13とが内蔵され
る。またリザーバ4は、一端をリザーバ室14に臨ませ
てリザーバハウジング15に摺動可能に嵌合されるピス
トン16がばね17によりリザーバ室14の容積を縮小
する方向にばね付勢されて成るものであり、常閉型電磁
弁10および吸入弁12はリザーバ室14に接続され
る。
【0016】図2において、プランジャポンプ51 のハ
ウジング181 にはモータ19が取付けられ、該モータ
19の駆動軸20に設けられる駆動カム(図示せず)に
装着されたベアリング22を回転自在に収納する凹部2
3がハウジング181 に設けられる。而してハウジング
181 には、その一面18aに一端を開口する取付孔2
1 と、ハウジング181 の一面18a側に臨む段部2
5を介して取付孔24 1 の他端に同軸に連なる摺動孔2
6とが、前記モータ19の回転軸線と直交する軸線を有
して穿設される。
【0017】取付孔241 は、ハウジング181 の一面
18aに一端を開口させる第1嵌入孔部27と、第1嵌
入孔部27よりも小径にして第1嵌入孔部27の他端に
一端が同軸に連なるねじ孔部28と、ねじ孔部28より
も小径にして該ねじ孔部28の他端に一端が同軸に連な
る第2嵌入孔部29とから成るものであり、第2嵌入孔
部29と摺動孔26との間に挟まれるようにして段部2
5がハウジング181に形成される。
【0018】摺動孔26にはプランジャ30がその軸線
方向への往復摺動を可能として嵌合され、該プランジャ
30の外周の軸線方向に間隔をあけた2個所には、摺動
孔26の内面に摺接する環状のシール部材31,32が
装着される。而して両シール部材31,32間でハウジ
ング181 およびプランジャ30間には環状の吸入室3
3が形成され、該吸入室33は、ハウジング181 に設
けられた吸入路34を介してリザーバ4のリザーバ室1
4(図1参照)に接続される。
【0019】取付孔241 の一端側すなわち第1嵌入孔
部27には、第1嵌入孔部27の内面に接触する環状の
シール部材35を外周に有して皿状に形成されるキャッ
プ36が挿入され、該キャップ36の外端周縁に設けら
れたテーパ面36aに係合して該キャップ36の取付孔
241 からの離脱を阻止する規制部材としての止め輪3
7が第1嵌入孔部27の内面に嵌着される。
【0020】取付孔241 の他端側には、プラグ381
が挿入、固定される。すなわちプラグ381 は、取付孔
241 の他端側における第2嵌入孔部29に一部を嵌入
するようにしてねじ孔部28に螺合される。而して該プ
ラグ381 およびプランジャ30間にはポンプ室39が
形成される。またプラグ381 およびキャップ36間に
は吐出室40が形成され、ハウジング181 には吐出室
40に通じるとともにマスタシリンダMの吐出ポート2
(図1参照)および常開型電磁弁9(図1参照)に接続
される吐出路41が穿設される。
【0021】ところで、吐出室40と外部との間はキャ
ップ36の外周に装着されたシール部材35でシールさ
れるのであるが、吐出室40およびポンプ室39間は、
プラグ381 およびハウジング181 間に設けられるシ
ール部421 でシールされる。而して該シール部421
は、段部25に対向してプラグ381 に設けられた環状
突起43が、プラグ381 のねじ孔部28へのねじ込み
に伴って段部25に食い込むことによるハウジング18
1 の塑性変形により形成されるものである。したがって
吐出室40の圧力は、シール部421 のシール性能を向
上せしめる方向でプラグ381 に押圧力を及ぼすことに
なる。
【0022】ポンプ室39内でプラグ381 およびプラ
ンジャ30間には戻しばね44が縮設され、プランジャ
30は、その他端を摺動孔26から突出させてベアリン
グ22の外輪外面に常時摺接させるように戻しばね44
で付勢される。而してプランジャ30は、モータ19の
作動に伴ってポンプ室39の容積を減少させてポンプ室
39内を増圧する位置と、ポンプ室39の容積を増大さ
せてポンプ室39内を減圧する位置との間で、その軸線
方向に往復駆動されることになる。
【0023】プランジャ30には、該プランジャ30の
外周に装着されるフィルタ45を介して吸入室33に常
時連通するとともにポンプ室39に連通可能な吸入孔4
6が同軸に設けられ、該吸入孔46は、ポンプ室39の
減・増圧に応じて吸入弁12により開閉される。この吸
入弁12は、吸入孔46のポンプ室39側の端縁に設け
られる弁座47と、該弁座47への着座を可能としてポ
ンプ室39に収納される球状の弁体48と、弁座47に
着座する方向に弁体48を付勢するばね力を発揮してプ
ラグ381 および弁体48間に縮設される弁ばね49と
で構成される。
【0024】またプラグ381 には、ポンプ室39に通
じるとともに吐出室40に連通可能な吐出孔51が設け
られており、この吐出孔51は、ポンプ室39の増・減
圧に応じて吐出弁13により開閉される。而して該吐出
弁13は、吐出孔51の吐出室40側の端縁に設けられ
る弁座52と、該弁座52への着座を可能として吐出室
40に収納される球状の弁体53と、弁座52に着座す
る方向に弁体53を付勢するばね力を発揮してキャップ
36および弁体53間に縮設される弁ばね54とで構成
される。したがってキャップ36は、弁ばね54で止め
輪37に係合する方向に付勢されており、キャップ36
はハウジング181 に実質的に固定されることになる。
【0025】次にこの第1実施例の作用について説明す
ると、キャップ36およびプラグ381 は、相互に分離
して取付孔241 に挿入、固定されるものであり、キャ
ップ36およびプラグ381 間に形成される吐出室40
の容積を比較的大きくすることが可能であり、プランジ
ャポンプ51 からの吐出圧脈動を比較的大容積の吐出室
40で吸収し、脈動を極力抑えることが可能である。し
かも吐出室40に吐出弁13が収納、配設されており、
従来技術(特開平6−288345号公報)のようにプ
ラグ381 に吐出路を穿設することを不要としてプラグ
381 の形状を単純化し、加工工数を低減することがで
きる。
【0026】また吐出室40および外部間はキャップ3
6に装着されたシール部材35でシールされ、吐出室4
0およびポンプ室39間は、プラグ381 およびハウジ
ング181 間に設けられるシール部421 でシールされ
るので、2個所同時のかしめによりシール部を形成して
いた従来のもの(特開平6−288345号公報)と比
べると、キャップ36およびプラグ381 の部品精度を
それ程向上させる必要はなく、キャップ36およびプラ
グ381 の取付孔241 への組付け作業性を向上するこ
とができる。
【0027】さらにプラグ381 およびハウジング18
1 間に設けられるシール部421 は、吐出室40からプ
ラグ381 に作用する圧力が、該シール部421 のシー
ル性能を向上するように形成されるものであり、シール
部421 のシール耐久性を向上することができる。
【0028】しかもプラグ381 に摺動孔26側への押
圧力を加えることにより、ハウジング181 を塑性変形
させてシール部421 を形成するので、熱処理等により
硬度を高めるべき部材をプラグ381 のみとし、プラグ
381 の取付孔241 への挿入、固定操作に応じてシー
ル部421 を形成することができる。
【0029】図3は本発明の第2実施例を示すものであ
り、上記第1実施例に対応する部分には同一の参照符号
を付す。
【0030】このプランジャポンプ52 のハウジング1
2 には、その一面18aに一端を開口する取付孔24
2 と、ハウジング182 の一面18a側に臨む段部56
を介して取付孔242 の他端に同軸に連なる摺動孔26
とが穿設される。
【0031】取付孔242 は、ハウジング182 の一面
18aに一端を開口させる第1嵌入孔部27と、第1嵌
入孔部27よりも小径にして第1嵌入孔部27の他端に
一端が同軸に連なる第2嵌入孔部57とから成るもので
あり、第2嵌入孔部57と摺動孔26との間に挟まれる
ようにして段部56がハウジング182 に形成され、第
1および第2嵌入孔部27,57間には取付孔242
一端側に臨む段部58が設けられる。
【0032】取付孔242 の他端側すなわち第2嵌入孔
部57には、プラグ382 が圧入される。このプラグ3
2 は、第1嵌入孔部27よりも小径であるが第2嵌入
孔部57よりも大径である大径部59と、第2嵌入孔部
57に嵌入される小径部60とが同軸に連設されて成る
ものであり、小径部60の大径部59寄り外面には環状
凹部61が設けられる。
【0033】而してプラグ382 が、その小径部60を
第2嵌入孔部57に嵌入せしめるようにして摺動孔26
側に向けて加圧されると、段部58の内周部が環状凹部
61を埋めるように塑性変形してかしめられ、そのかし
め部が、吐出室40およびポンプ室39間でプラグ38
2 およびハウジング181 間に設けられるシール部42
2 を形成することになる。
【0034】この第2実施例によっても、吐出室40の
圧力は、シール部422 のシール性能を向上せしめる方
向でプラグ382 に押圧力を及ぼすことになり、上記第
1実施例と同様の効果を奏することができる。
【0035】図4は本発明の第3実施例を示すものであ
り、上記各実施例に対応する部分には同一の参照符号を
付す。
【0036】このプランジャポンプ53 のハウジング1
3 には、その一面18aに一端を開口する取付孔24
3 と、ハウジング183 の一面18a側に臨む段部63
を介して取付孔243 の他端に同軸に連なる摺動孔26
とが穿設される。
【0037】取付孔243 は、ハウジング183 の一面
18aに一端を開口させる第1嵌入孔部27と、第1嵌
入孔部27よりも小径にして第1嵌入孔部27の他端に
一端が同軸に連なる第2嵌入孔部64とから成るもので
あり、第2嵌入孔部64と摺動孔26との間に挟まれる
ようにして段部63がハウジング183 に形成される。
【0038】取付孔243 の他端側すなわち第2嵌入孔
部64には、プラグ383 が段部63に当接するまで嵌
入される。而して第1および第2嵌入孔部27,64間
の段部は、第2嵌入孔部64に嵌入されたプラグ383
の一端外縁に全周にわたってかしめられ、このハウジン
グ183 の塑性変形によりプラグ383 およびハウジン
グ183 間に設けられて吐出室40およびポンプ室39
間をシールする環状のシール部423 が形成されること
になる。
【0039】この第3実施例によっても、吐出室40の
圧力は、シール部423 をプラグ383 側に押圧してそ
のシール性能を向上せしめるものであり、シール部42
3 のシール耐久性を向上することができる。
【0040】以上、本発明の実施例を説明したが、本発
明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の
範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計
変更を行うことが可能である。
【0041】たとえば、図2で示した第1実施例におけ
るプラグ381 に環状突起43を設けることなく、プラ
グ381 および段部25間に環状のシール部材を介装せ
しめるようにしてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上のように請求項1記載の発明によれ
ば、ハウジングには、一端を外部に開放した取付孔と、
該取付孔の他端に同軸に連なってプランジャを摺動自在
に嵌合させる摺動孔とが設けられ、取付孔の一端側に
は、該取付孔の内面に接触する環状のシール部材を外周
に有するキャップが挿入、固定され、取付孔の他端側に
は、プランジャとの間にポンプ室を形成するとともに前
記キャップとの間に吐出室を形成するプラグが挿入、固
定され、プラグおよびハウジング間には、シール性能を
より向上する方向に吐出室の圧力を受けてポンプ室およ
び吐出室間をシールする環状のシール部が設けられ、吐
出弁は、ポンプ室に通じてプラグに設けられる吐出孔の
吐出室側端縁に設けられる弁座と、該弁座に着座可能と
して吐出室内に収納される弁体と、弁体およびキャップ
間に縮設される弁ばねとで構成されるので、プラグおよ
びキャップの形状を単純化して吐出室の容積を比較的大
きくし、吐出圧の脈動を抑えることが可能となり、また
プラグおよびキャップとハウジングとの間をそれぞれ個
別にシールすることにより、部品精度の向上を不要とし
て組付け作業性を向上することができ、さらに吐出室か
らプラグに作用する圧力が、該プラグおよびハウジング
間に設けられるシール部のシール性能を向上することに
より、シール耐久性を向上することができる。
【0043】また請求項2記載の発明によれば、上記請
求項1記載の発明の構成に加えて、プラグおよびハウジ
ング間に設けられる環状のシール部が、取付孔の軸線方
向に沿う摺動孔側に向けてのプラグからの加圧に伴うハ
ウジングの塑性変形により形成されるので、熱処理等に
より硬度を高めるべき部材をプラグのみとし、プラグの
取付孔への挿入、固定操作に応じてシール部を形成する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例のアンチロックブレーキ制御装置の
全体液圧回路図である。
【図2】プランジャポンプの縦断面図である。
【図3】第2実施例のプランジャポンプの縦断面図であ
る。
【図4】第3実施例のプランジャポンプの縦断面図であ
る。
【符号の説明】
1 ,52 ,53 ・・・プランジャポンプ 13・・・吐出弁 181 ,182 ,183 ・・・ハウジング 241 ,242 ,243 ・・・取付孔 26・・・摺動孔 30・・・プランジャ 35・・・シール部材 36・・・キャップ 381 ,382 ,383 ・・・プラグ 39・・・ポンプ室 40・・・吐出室 421 ,422 ,423 ・・・シール部 51・・・吐出孔 52・・・弁座 53・・・弁体 54・・・弁ばね

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線方向の往復摺動を可能としてハウジ
    ング(181 ,18 2 ,183 )に摺動可能に嵌合され
    るプランジャ(30)の一端を臨ませるポンプ室(3
    9)と、吐出室(40)とがハウジング(181 ,18
    2 ,183 )内に形成され、吐出室(40)およびポン
    プ室(39)間には、ポンプ室(39)の増・減圧に応
    じて開閉する吐出弁(13)が設けられるプランジャポ
    ンプにおいて、ハウジング(181 ,182 ,183
    には、一端を外部に開放した取付孔(241 ,242
    243 )と、該取付孔(241 ,242 ,243 )の他
    端に同軸に連なってプランジャ(30)を摺動自在に嵌
    合させる摺動孔(26)とが設けられ、取付孔(2
    1 ,242 ,243 )の一端側には、該取付孔(24
    1 ,242 ,243 )の内面に接触する環状のシール部
    材(35)を外周に有するキャップ(36)が挿入、固
    定され、取付孔(241 ,242 ,243 )の他端側に
    は、プランジャ(30)との間にポンプ室(39)を形
    成するとともに前記キャップ(36)との間に吐出室
    (40)を形成するプラグ(381 ,382,383
    が挿入、固定され、プラグ(381 ,382 ,383
    およびハウジング(181 ,182 ,183 )間には、
    シール性能をより向上する方向に吐出室(40)の圧力
    を受けてポンプ室(39)および吐出室(40)間をシ
    ールする環状のシール部(421 ,422 ,423 )が
    設けられ、吐出弁(13)は、ポンプ室(39)に通じ
    てプラグ(381 ,382 ,383 )に設けられる吐出
    孔(51)の吐出室(40)側端縁に設けられる弁座
    (52)と、該弁座(52)に着座可能として吐出室
    (40)内に収納される弁体(53)と、弁体(53)
    およびキャップ(36)間に縮設される弁ばね(54)
    とで構成されることを特徴とするプランジャポンプ。
  2. 【請求項2】 プラグ(381 ,382 )およびハウジ
    ング(181 ,18 2 )間に設けられる環状のシール部
    (421 ,422 )が、取付孔(241 ,242 )の軸
    線方向に沿う摺動孔(26)側に向けてのプラグ(38
    1 ,382 )からの加圧に伴うハウジング(181 ,1
    2 )の塑性変形により形成されることを特徴とする請
    求項1記載のプランジャポンプ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416632B1 (ko) * 2000-07-22 2004-02-05 주식회사 만도 차량용 제동장치의 펌프
JP4862077B2 (ja) * 2006-09-18 2012-01-25 ローベルト ボッシュ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 液圧式機械のためのバルブ装置
CN107448370A (zh) * 2017-06-23 2017-12-08 韦达 超低温特高压液氢泵

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