JPH08254185A - 回転ピストン機械 - Google Patents

回転ピストン機械

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Publication number
JPH08254185A
JPH08254185A JP7082038A JP8203895A JPH08254185A JP H08254185 A JPH08254185 A JP H08254185A JP 7082038 A JP7082038 A JP 7082038A JP 8203895 A JP8203895 A JP 8203895A JP H08254185 A JPH08254185 A JP H08254185A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bearing
water
casing
piston
thrust
Prior art date
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Pending
Application number
JP7082038A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Takashima
亮 高島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP7082038A priority Critical patent/JPH08254185A/ja
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  • Details Of Reciprocating Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 水圧を高圧化することを可能とするため、オ
イルシールを廃止して水潤滑により軸受機能を確保す
る。 【構成】 回転軸10を支承する軸受として、水等の低
粘度作動流体を潤滑流体として使用するように、両端部
のケーシング51,53にそれぞれラジアルすべり軸受
34,32を設け、一端部のケーシング51に軸受の背
面を球面として自動調芯機能をもたせたスラストすべり
軸受36を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、水,海水等の低粘度
流体を作動流体とするポンプ又はモータである回転ピス
トン機械の回転軸を支承する軸受の構造に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】図2は従来の回転ピストン機械の一例で
ある水圧ポンプの軸受の付近を示す。この水圧ポンプ
は、図1に示すようなアキシャル形斜板式回転シリンダ
形ピストン(プランジャ)ポンプ又はモータである。固
定(静止)部である下部ケーシング51,胴ケーシング
52及び上部ケーシング53を結合して形成されたポン
プ筐体の中で、回転軸10により駆動されてシリンダブ
ロック20及びピストン21が回転し、斜板63により
押されてピストン21がシリンダブロック20のシリン
ダ穴20h内で往復して水を加圧する。図2に示すよう
に、回転軸10は、ラジアルころがり軸受31で上部ケ
ーシング53に支承され、自動調芯ころがり軸受33で
下部ケーシング51に支承されている。ラジアルころが
り軸受31及び自動調芯ころがり軸受33に潤滑油を封
入するため上部オイルシール71,下部内オイルシール
72及び下部外オイルシール73が設けられている。な
お、54はスラスト押え、55はシール押え、59は軸
受押え、81はばね、56は蓋兼ばね受けである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の水圧ポンプ(回
転ピストン機械)は上記のようであり、ラジアルころが
り軸受31及び自動調芯ころがり軸受33を油潤滑とし
て潤滑油を保持させるため、オイルシール71,72及
び73を設けているが、ポンプの吐出水圧を高圧化しよ
うとすると、軸受部の油密保持が困難となる。また、軸
受部分の構造が複雑となる。したがって、高圧力化を図
るためには、軸受の水潤滑化が必要であるが、従来、水
潤滑で長期間使用可能なころがりラジアル軸受,スラス
ト軸受は実現されていないというような課題があった。
【0004】この発明は上記課題を解消するためになさ
れたもので、水圧を高圧化することを可能とするため、
オイルシールを廃止して水潤滑により軸受機能を確保す
ることができる回転ピストン機械を得ることを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明に係る回転ピス
トン機械は、回転軸を支承する軸受として、水等の低粘
度の作動流体を潤滑流体として使用するように、両端部
のケーシングにそれぞれラジアルすべり軸受を設け、一
端部の前記ケーシングに軸受の背面を球面として自動調
芯機能をもたせたスラストすべり軸受を設けたものであ
る。
【0006】
【作用】この発明における回転ピストン機械の軸受は、
水等の作動流体を潤滑流体として使用するようにしたの
で、オイルシール装置が不要となり、水圧の高圧化を図
ることができる。また、軸受をすべり軸受としたので水
潤滑でも長寿命が確保できる。特に、スラスト軸受は軸
受背面を球面にして自動調芯機能をもたせたことによ
り、回転軸のたわみによる片当りがなくなり、耐久性が
向上する。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1はこの発明の一実施例によるアキシャル形斜
板式回転シリンダ形ピストン(プランジャ)ポンプ又は
モータの一例である水圧ポンプを示す。図1において、
10は回転軸、20はシリンダブロック、21はピスト
ン(プランジャ)、51は下部ケーシング、52は胴ケ
ーシング、53は上部ケーシング、62は弁板、63は
斜板である。
【0008】図1に示すように、下部ケーシング51,
胴ケーシング52及び上部ケーシング53は一体的に結
合されてポンプ筐体を形成している。回転軸10は、上
部ケーシング53にラジアルすべり軸受32で支承さ
れ、下部ケーシング51にラジアルすべり軸受34で径
方向に支承されている。また、回転軸10にはスラスト
カラー15がカラー止め16で止めて固着されており、
スラストカラー15の図の左端面を支承するように、下
部ケーシング51に取り付けられたスラスト押え54の
凹球面に対応する球面を有する球面スラストすべり軸受
36が設けられている。スラスト押え54にはシール7
4がシール押え55で押さえて取り付けられている。回
転軸10の図の右端部はばね81を入れて蓋兼ばね受け
56を上部ケーシング53に取り付けて密閉している。
【0009】図1に示すように、斜板63は、軸心線に
垂直な面から例えば20度というような角度だけ傾斜さ
せた姿勢で胴ケーシング52に取り付けられている。シ
リンダブロック20は、シリンダブロック20の中心穴
の内周面の穴スプラインと回転軸10の外周面の軸スプ
ラインとが嵌合することにより、回転軸10に対して軸
方向移動自由に結合されている。シリンダブロック20
には、例えば7個というよな複数のピストン21が入る
精密に滑らかに仕上げられたシリンダ穴20hが中心対
称に形成されている。各シリンダ穴20h及びピストン
21の軸心線方向は回転軸10の軸心線方向と平行であ
る。各ピストン21の端部にはピストンシュー23が着
設され、シュープレート25を介して角度の変動自由に
斜板63に滑接するようになっている。シリンダブロッ
ク20と上部ケーシング53との間には、水の入出流路
が形成された弁板62が上部ケーシング53に取り付け
て設けられている。上部ケーシング53には水入口5i
及び水出口5oが形成されている。なお、上部ケーシン
グ53及び弁板62は、説明の便のために約90度角度
を変えて図示している。
【0010】次に、図1に示す実施例の動作について説
明する。回転軸10に連結された図示しない電動機など
の回転駆動機により駆動されて回転軸10は回転する。
上部ケーシング53に支持されたラジアルすべり軸受3
2及び下部ケーシング51に支持されたラジアルすべり
軸受34は、回転軸10の径方向の荷重や力を支承す
る。また、下部ケーシング51にスラスト押え54を介
して支持された球面スラストすべり軸受36は、スラス
トカラー15を介して回転軸10の軸方向の力を支承す
る。回転軸10は、嵌合する軸スプラインと穴スプライ
ンとを介してシリンダブロック20を回転駆動する。た
だし、スプライン嵌合であるので軸方向には拘束しな
い。シリンダブロック20が回転すると、シリンダブロ
ック20の各シリンダ穴20hに挿入されている各ピス
トン(プランジャ)21も、回転軸10の軸心線を中心
として回転する。各ピストン21のピストンシュー23
はシュープレート25を介して斜板63に滑接している
ので、斜板63の傾斜が図示のようであれば、図の上位
置に来たピストン21は図の左へ寄ってシリンダ穴20
h内の空所の容積が大きくなり、水入口5iから水を吸
入している。シリンダブロック20及び各ピストン21
が回転して図の下位置に来る間に、斜板63との距離が
次第に近くなり、下位置では図示のように、ピストン2
1が右に寄ってシリンダ穴20hの空所の容積が小さく
なり、シリンダ穴20h内の水が押し出されて水出口5
oから出て行く(吐出行程)。シリンダ穴20h及びピ
ストン21が図の下位置から上位置へ回転移動するとき
は吸入行程になる。
【0011】この水圧ポンプの吐出圧力が高くなると、
図2に示す従来のラジアルころがり軸受31,自動調芯
ころがり軸受33ではオイルシール71及び72で潤滑
油のシールをすることが困難になるというような問題が
あったが、この発明による水圧ポンプ(回転ピストン機
械)では、図1に示すように、軸受をラジアルすべり軸
受32,34及び球面スラストすべり軸受36とし、水
潤滑としたので、図2に示す従来のオイルシール71及
び72は不要となり、図1において、ラジアルすべり軸
受32,34及び球面スラストすべり軸受36の軸受隙
間に進入する高圧の水により潤滑されて軸受機能を発揮
する。また、球面スラストすべり軸受36は球面支持と
なっているので、回転軸10に撓みが生じても自由に角
度変動に対応して支承する。なお、シール74は高圧の
水が外部に漏れないようにするために必要である。
【0012】なお、上記実施例の説明及び図面は、アキ
シャル形斜板式回転シリンダ形ピストン(プランジャ)
ポンプ又はモータである水圧ポンプについてしたが、他
の形式のポンプ又はモータであっても、同様の構成とす
ることにより同様の作用効果を得ることができる。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、軸受
を水等の低粘度の作動流体を潤滑液とするすべり軸受と
したので、高圧化の障害であったオイルシールが不要と
なり、小形で高圧の回転ピストン機械を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例による回転ピストン機械の
縦断面図である。
【図2】従来の回転ピストン機械の要部の縦断面図であ
る。
【符号の説明】
10:回転軸、 15:スラストカラー、20:シリン
ダブロック、 21:ピストン、32,34:ラジアル
すべり軸受、36:球面スラストすべり軸受、51:下
部ケーシング、 52:胴ケーシング、53:上部ケー
シング、 54:スラスト押え、55:シール押え、
56:蓋兼ばね受け、62:弁板、 63:斜板、7
4:シール、 81:ばね。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水等の低粘度流体を作動流体とするポン
    プ又はモータである回転ピストン機械において、回転軸
    を支承する軸受として、前記作動流体を潤滑流体として
    使用するように、両端部のケーシングにそれぞれラジア
    ルすべり軸受を設け、一端部の前記ケーシングに軸受の
    背面を球面として自動調芯機能をもたせたスラストすべ
    り軸受を設けたことを特徴とする回転ピストン機械。
JP7082038A 1995-03-15 1995-03-15 回転ピストン機械 Pending JPH08254185A (ja)

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JP7082038A JPH08254185A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 回転ピストン機械

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JP7082038A JPH08254185A (ja) 1995-03-15 1995-03-15 回転ピストン機械

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JPH08254185A true JPH08254185A (ja) 1996-10-01

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102734109A (zh) * 2012-05-29 2012-10-17 武汉华喜特种液压设备有限公司 一种全水润滑阀配流柱塞水泵
CN104612956A (zh) * 2014-12-11 2015-05-13 无锡市华科力士水液压有限公司 可变量全水润滑轴向柱塞式水泵
WO2023115330A1 (zh) * 2021-12-21 2023-06-29 张帆 一种采用滚动支撑的水润滑高压泵

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CN102734109B (zh) * 2012-05-29 2015-05-20 武汉华喜特种液压设备有限公司 一种全水润滑阀配流柱塞水泵
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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030812