JPH08252955A - 印刷装置及びその制御方法 - Google Patents
印刷装置及びその制御方法Info
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- JPH08252955A JPH08252955A JP5722395A JP5722395A JPH08252955A JP H08252955 A JPH08252955 A JP H08252955A JP 5722395 A JP5722395 A JP 5722395A JP 5722395 A JP5722395 A JP 5722395A JP H08252955 A JPH08252955 A JP H08252955A
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- speed
- controlling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】紙送り用モータの回転速度変更に伴う脱調現象
を防止しつつ、印字速度の高速化を図る。 【構成】ステップS401において、ポインタを初期化
する。ステップS402乃至S404において、シフト
レジスタSRに字データを出力し、その字データに基づ
いてラインヘッドのブロックの組合わせを決定し、分割
数を計算する。ステップS405乃至S409におい
て、分割数が2以上であったら、ポインタを”0”にセ
ットし、分割数が0または1であったら、ポインタを”
7”まではインクリメントする。従って、分割数0また
は1が連続すると、ポインタはインクリメントされる
(モータの加速動作に対応)ことになる。ステップS4
11乃至S412において、ポインタの指示する、モー
タのフィード時間をタイマにセットし、ステップS41
3乃至S415において、モータのフィード信号を制御
する。ステップS416、S417で字データの印字を
行う。
を防止しつつ、印字速度の高速化を図る。 【構成】ステップS401において、ポインタを初期化
する。ステップS402乃至S404において、シフト
レジスタSRに字データを出力し、その字データに基づ
いてラインヘッドのブロックの組合わせを決定し、分割
数を計算する。ステップS405乃至S409におい
て、分割数が2以上であったら、ポインタを”0”にセ
ットし、分割数が0または1であったら、ポインタを”
7”まではインクリメントする。従って、分割数0また
は1が連続すると、ポインタはインクリメントされる
(モータの加速動作に対応)ことになる。ステップS4
11乃至S412において、ポインタの指示する、モー
タのフィード時間をタイマにセットし、ステップS41
3乃至S415において、モータのフィード信号を制御
する。ステップS416、S417で字データの印字を
行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印刷装置及びその制御
方法に係り、例えばライン単位で印刷する印刷装置及び
その制御方法に関する。
方法に係り、例えばライン単位で印刷する印刷装置及び
その制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、1ドットラインが256ドット
で構成されたサーマルラインヘッドを同時に駆動する場
合、最大で256ドット分の発熱素子を同時に駆動する
必要があるため、これに相当する電源が必要である。し
かし、2次電池で駆動する場合は、同時に駆動すること
ができる発熱素子数は、当然に、その2次電池の電源容
量に束縛される。例えば、この場合の同時に駆動できる
発熱素子数(最大同時駆動負荷数)が64個であると仮
定すると、1ドットラインを4ブロックに分割して、6
4ドットを1ブロックとして、各ブロック毎に駆動(分
割駆動)する必要がある。
で構成されたサーマルラインヘッドを同時に駆動する場
合、最大で256ドット分の発熱素子を同時に駆動する
必要があるため、これに相当する電源が必要である。し
かし、2次電池で駆動する場合は、同時に駆動すること
ができる発熱素子数は、当然に、その2次電池の電源容
量に束縛される。例えば、この場合の同時に駆動できる
発熱素子数(最大同時駆動負荷数)が64個であると仮
定すると、1ドットラインを4ブロックに分割して、6
4ドットを1ブロックとして、各ブロック毎に駆動(分
割駆動)する必要がある。
【0003】従来、分割駆動を効率的に実行する方法と
して、1ドットライン内の各ブロックに存在する駆動す
べき発熱素子数(駆動負荷数)を事前に計数し、同時に
駆動する発熱素子数が、最大同時駆動負荷数(64ドッ
ト)を越えず、且つ最大同時駆動負荷数に最も近い負荷
数になる様に、各ブロックを組み合わせて駆動を行う制
御方法があった(時分割駆動)。
して、1ドットライン内の各ブロックに存在する駆動す
べき発熱素子数(駆動負荷数)を事前に計数し、同時に
駆動する発熱素子数が、最大同時駆動負荷数(64ドッ
ト)を越えず、且つ最大同時駆動負荷数に最も近い負荷
数になる様に、各ブロックを組み合わせて駆動を行う制
御方法があった(時分割駆動)。
【0004】この制御方法において、紙送り用モータに
対するフィードパルスは、時分割駆動の分割数や駆動時
間に拘わらず、常に一定(例えば、2.0[ms/puls
e])のフィードパルスを与えていた。ここで、2.0[m
s/pulse]のフィードパルスは、紙を送るのに最低限必
要なプルイントルク(例えば37[g・cm])を発生するパ
ルスレートである。
対するフィードパルスは、時分割駆動の分割数や駆動時
間に拘わらず、常に一定(例えば、2.0[ms/puls
e])のフィードパルスを与えていた。ここで、2.0[m
s/pulse]のフィードパルスは、紙を送るのに最低限必
要なプルイントルク(例えば37[g・cm])を発生するパ
ルスレートである。
【0005】この制御のタイミングを図6及び図7を用
いて説明する。図6及び図7において、STB1乃至S
TB4信号は、前述の4分割された夫々のブロックを駆
動する信号であり、印字すべき文字データに従って、前
述のように、同時に駆動する負荷(発熱素子)が、64
を越えず、且つ64に最も近い負荷数になる様にブロッ
クの組み合わせを組み替えながら対応するブロックを駆
動する。また、FEED信号は、紙送り用モータを1ス
テップ回転させるためのパルス信号である。
いて説明する。図6及び図7において、STB1乃至S
TB4信号は、前述の4分割された夫々のブロックを駆
動する信号であり、印字すべき文字データに従って、前
述のように、同時に駆動する負荷(発熱素子)が、64
を越えず、且つ64に最も近い負荷数になる様にブロッ
クの組み合わせを組み替えながら対応するブロックを駆
動する。また、FEED信号は、紙送り用モータを1ス
テップ回転させるためのパルス信号である。
【0006】図6は、1ドットライン(256ドット)
中に、駆動すべきドット数が256ドット存在するよう
な場合の制御を示しており、STB1,STB2,ST
B3,STB4信号の順に各ブロックが駆動される(4
分割駆動)。
中に、駆動すべきドット数が256ドット存在するよう
な場合の制御を示しており、STB1,STB2,ST
B3,STB4信号の順に各ブロックが駆動される(4
分割駆動)。
【0007】図7は、1ドットライン中の駆動すべきド
ット数が64ドット以下の場合の制御を示しており、S
TB1乃至STB4信号を同時に駆動させる(1分割駆
動)。
ット数が64ドット以下の場合の制御を示しており、S
TB1乃至STB4信号を同時に駆動させる(1分割駆
動)。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、1分割駆動時(図7)において、負荷の駆動
時間よりモータのフィード時間の方が長いため、即ち、
紙送り用モータのフィード時間によってプリンタの印字
速度が律則されるため、印刷処理の高速化がフィード時
間によって妨げられていた。また、この問題を解決する
手段として、1分割駆動時のみ、単純に紙送り用モータ
のフィード時間を短縮して、モータのフィード時間を負
荷の駆動時間より短くすることが考えられるが、この場
合は、モータのプルイントルクの不足をもたらし、モー
タが本来の位置まで回転できない(脱調)現象が発生す
るという問題があった。
来例では、1分割駆動時(図7)において、負荷の駆動
時間よりモータのフィード時間の方が長いため、即ち、
紙送り用モータのフィード時間によってプリンタの印字
速度が律則されるため、印刷処理の高速化がフィード時
間によって妨げられていた。また、この問題を解決する
手段として、1分割駆動時のみ、単純に紙送り用モータ
のフィード時間を短縮して、モータのフィード時間を負
荷の駆動時間より短くすることが考えられるが、この場
合は、モータのプルイントルクの不足をもたらし、モー
タが本来の位置まで回転できない(脱調)現象が発生す
るという問題があった。
【0009】本発明は、上記問題点に鑑みなされたもの
であり、印刷用ヘッドと印刷用紙の相対的な移動速度の
変更に伴う脱調現象を防止しつつ、印字速度の高速化を
図ることを目的とする。
であり、印刷用ヘッドと印刷用紙の相対的な移動速度の
変更に伴う脱調現象を防止しつつ、印字速度の高速化を
図ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発に係る印刷装置は、印刷用ヘッドと印刷用紙の
相対的位置関係を変更するための駆動手段と、前記相対
的位置関係の変更速度を更新するように指示する更新指
示手段と、前記更新指示手段による加速の指示に従っ
て、前記変更速度を段階的に加速するように前記駆動手
段を制御する速度制御手段とを具備することを特徴とす
る。
め、本発に係る印刷装置は、印刷用ヘッドと印刷用紙の
相対的位置関係を変更するための駆動手段と、前記相対
的位置関係の変更速度を更新するように指示する更新指
示手段と、前記更新指示手段による加速の指示に従っ
て、前記変更速度を段階的に加速するように前記駆動手
段を制御する速度制御手段とを具備することを特徴とす
る。
【0011】また、本発に係る印刷装置の制御方法は、
印刷用ヘッドと印刷用紙の相対的位置関係を変更するた
めの駆動部の動作速度を更新するように指示する更新指
示工程と、前記更新指示工程による加速の指示に従っ
て、前記動作速度を段階的に加速するように駆動部を制
御する速度制御工程とを具備することを特徴とする。
印刷用ヘッドと印刷用紙の相対的位置関係を変更するた
めの駆動部の動作速度を更新するように指示する更新指
示工程と、前記更新指示工程による加速の指示に従っ
て、前記動作速度を段階的に加速するように駆動部を制
御する速度制御工程とを具備することを特徴とする。
【0012】
【作用】印刷用ヘッドと印刷用紙の相対的な移動速度の
変更に伴う脱調現象を防止しつつ、印字速度の高速化が
可能となる。
変更に伴う脱調現象を防止しつつ、印字速度の高速化が
可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図を参照しな
がら説明する。図1は、本実施例に係るプリンタエンジ
ン部の要部を抽出した図である。
がら説明する。図1は、本実施例に係るプリンタエンジ
ン部の要部を抽出した図である。
【0014】図1に於いて、1はサーマルヘッドであ
り、本実施例では256本の発熱素子H1乃至H256
を備えており、4ブロックに分割されている。Tr1乃
至Tr256はヘッド駆動トランジスタ、G1乃至G2
56はゲート回路、R1乃至R4はプルダウン抵抗、L
は印字データを記憶するラッチ回路、SRは次の行の印
字データを記憶するシフトレジスタである。
り、本実施例では256本の発熱素子H1乃至H256
を備えており、4ブロックに分割されている。Tr1乃
至Tr256はヘッド駆動トランジスタ、G1乃至G2
56はゲート回路、R1乃至R4はプルダウン抵抗、L
は印字データを記憶するラッチ回路、SRは次の行の印
字データを記憶するシフトレジスタである。
【0015】3は印字データ、サーマルヘッド1の各ブ
ロック内で駆動される発熱素子数、及び、発熱素子数に
応じた各ブロックの組み合わせパターンの他、モータの
フィードパルスの時間テーブルを格納するメモリであ
る。
ロック内で駆動される発熱素子数、及び、発熱素子数に
応じた各ブロックの組み合わせパターンの他、モータの
フィードパルスの時間テーブルを格納するメモリであ
る。
【0016】4は各ブロック毎の発熱素子の通電時間及
びモータのフィード時間を計時するタイマである。
びモータのフィード時間を計時するタイマである。
【0017】5はヘッド1及びモータ7の駆動電圧を供
給するするDC/DCコンバータ、6はプリンタを駆動
するニッカド電池(1セル当たり1.2Vを5セル直列
接続)、Tr1000は、紙送りモータ7に駆動電源を
供給するスイッチトランジスタ、Tr1001はFEE
D信号によりTr1000を制御するトランジスタ、R
1000は蓄積キャリアを除去する抵抗、R2はTr1
000のベース電流調整用抵抗である。
給するするDC/DCコンバータ、6はプリンタを駆動
するニッカド電池(1セル当たり1.2Vを5セル直列
接続)、Tr1000は、紙送りモータ7に駆動電源を
供給するスイッチトランジスタ、Tr1001はFEE
D信号によりTr1000を制御するトランジスタ、R
1000は蓄積キャリアを除去する抵抗、R2はTr1
000のベース電流調整用抵抗である。
【0018】7はユニポーラモータ、ML1乃至4はモ
ータ内の巻線コイル、D1乃至D4は逆起電力を逃すダ
イオード、Tr1101乃至Tr1104はML1乃至4
のコイルの励磁電流の供給を制御するトランジスタであ
る。
ータ内の巻線コイル、D1乃至D4は逆起電力を逃すダ
イオード、Tr1101乃至Tr1104はML1乃至4
のコイルの励磁電流の供給を制御するトランジスタであ
る。
【0019】2は制御部であり、メモリ3、タイマ4を
制御しながら、ヘッド1の各ブロックを制御するゲート
信号であるSTB1乃至STB4信号、モータ7の制御
信号であるPHA、PHB、PHC、PHD信号、モー
タ7をフィード動作させるFEED信号、印字データの
ラッチ信号であるPLA信号、シリアル印字データPD
Aを供給する。
制御しながら、ヘッド1の各ブロックを制御するゲート
信号であるSTB1乃至STB4信号、モータ7の制御
信号であるPHA、PHB、PHC、PHD信号、モー
タ7をフィード動作させるFEED信号、印字データの
ラッチ信号であるPLA信号、シリアル印字データPD
Aを供給する。
【0020】次に上記構成の動作を説明する。ヘッド1
及びモータ7の駆動電圧は、12Vであるため、ニッカ
ド電池の出力電圧をDC/DCコンバータ5によって1
2Vに昇圧され(信号線COM上)、サーマルヘッド1
に供給される。また、この昇圧された電圧はFEED信
号がHigh状態の時に、Tr1000を介してモータ
7へも供給される。
及びモータ7の駆動電圧は、12Vであるため、ニッカ
ド電池の出力電圧をDC/DCコンバータ5によって1
2Vに昇圧され(信号線COM上)、サーマルヘッド1
に供給される。また、この昇圧された電圧はFEED信
号がHigh状態の時に、Tr1000を介してモータ
7へも供給される。
【0021】メモリ3内には各行の字データが収納され
ており、制御部2の印字命令により、まず第1行目の字
データが読み込まれる。この印字データは制御部2のシ
リアル出力端子より出力され、信号線PDAを通して、
シフトレジスタSRに書き込まれる。その際、各ブロッ
ク毎に駆動される発熱素子(字データ“1”の数)がカ
ウントされ、メモリ3に蓄えられる。一方、シフトレジ
スタSRの字データはラッチ信号PLAのパルスによっ
てラッチ回路Lに保持される。この字データによって以
下の様に印字が行なわれる。
ており、制御部2の印字命令により、まず第1行目の字
データが読み込まれる。この印字データは制御部2のシ
リアル出力端子より出力され、信号線PDAを通して、
シフトレジスタSRに書き込まれる。その際、各ブロッ
ク毎に駆動される発熱素子(字データ“1”の数)がカ
ウントされ、メモリ3に蓄えられる。一方、シフトレジ
スタSRの字データはラッチ信号PLAのパルスによっ
てラッチ回路Lに保持される。この字データによって以
下の様に印字が行なわれる。
【0022】印字に当たり、STB1乃至4信号に対応
する各ブロック(ブロック1乃至4)内の負荷数によっ
て各ブロックを組み合せる。本例では、ニッカド電池6
の容量から同時に駆動できる負荷数の最大値は64ドッ
トに制限される。従って、各ブロック内の負荷数から、
64ドットを越えず、且つ64ドットに最も近い値にな
る様に各ブロックを組み合せられる。
する各ブロック(ブロック1乃至4)内の負荷数によっ
て各ブロックを組み合せる。本例では、ニッカド電池6
の容量から同時に駆動できる負荷数の最大値は64ドッ
トに制限される。従って、各ブロック内の負荷数から、
64ドットを越えず、且つ64ドットに最も近い値にな
る様に各ブロックを組み合せられる。
【0023】例えば、ブロック1に負荷数が63ドッ
ト、ブロック2に負荷数が1ドット、ブロック3及び4
に負荷がそれぞれ62ドット存在する場合、STB1及
びSTB2信号を同時に駆動(”high”)して、次
にSTB3、STB4信号の順に駆動する。即ち、(ブ
ロック1+ブロック2)、ブロック3、ブロック4の順
に各ブロックを駆動する(3分割駆動)。
ト、ブロック2に負荷数が1ドット、ブロック3及び4
に負荷がそれぞれ62ドット存在する場合、STB1及
びSTB2信号を同時に駆動(”high”)して、次
にSTB3、STB4信号の順に駆動する。即ち、(ブ
ロック1+ブロック2)、ブロック3、ブロック4の順
に各ブロックを駆動する(3分割駆動)。
【0024】紙送りモータ7は、20ステップで1回転
するユニポーラのステッピングモータであり、1−2相
励磁で駆動されている。
するユニポーラのステッピングモータであり、1−2相
励磁で駆動されている。
【0025】モータの1ステップ当たりの紙の移動距離
は、0.065mm(1ドットに相当)となるようギア
で調整されている。PHA,PHB,PHC,PHDは
モータの各相に電流を供給するための相信号であり、P
HA,PHB,PHC,PHDで相信号を出力しながら
FEED信号を“High”にすると各相に電流が供給
されてモータが回転する(図2)。つまり、FEED信
号及び相信号が“High”のときのみモータは駆動さ
れる。
は、0.065mm(1ドットに相当)となるようギア
で調整されている。PHA,PHB,PHC,PHDは
モータの各相に電流を供給するための相信号であり、P
HA,PHB,PHC,PHDで相信号を出力しながら
FEED信号を“High”にすると各相に電流が供給
されてモータが回転する(図2)。つまり、FEED信
号及び相信号が“High”のときのみモータは駆動さ
れる。
【0026】メモリ3には、後述のように、モータ7の
フィード時間を指定するためのスローアップテーブルが
格納されており、それを用いて制御部2は、サーマルヘ
ッド1の分割数に応じてフィード時間を取得し、タイマ
4を起動する。タイマ4は、セットされた時間が経過し
た後にタイマ出力端子を“Low”にし、制御部2の命
令によりタイマ出力端子を”High”にする機能を持
っている。FEED信号線は、そのタイマ出力端子に接
続されている。
フィード時間を指定するためのスローアップテーブルが
格納されており、それを用いて制御部2は、サーマルヘ
ッド1の分割数に応じてフィード時間を取得し、タイマ
4を起動する。タイマ4は、セットされた時間が経過し
た後にタイマ出力端子を“Low”にし、制御部2の命
令によりタイマ出力端子を”High”にする機能を持
っている。FEED信号線は、そのタイマ出力端子に接
続されている。
【0027】以上の構成において、制御部2は1ブロッ
ク毎に駆動する発熱素子数を計数した結果に基づき、サ
ーマルヘッドラインの分割数を決定する。そして、この
分割数が0或いは1の場合になった場合に、スローアッ
プテーブルに従って徐々にフィード時間を短くする(モ
ータの回転速度を速める)ことによって、脱調減少を防
止しつつ、印刷速度を高速化する。
ク毎に駆動する発熱素子数を計数した結果に基づき、サ
ーマルヘッドラインの分割数を決定する。そして、この
分割数が0或いは1の場合になった場合に、スローアッ
プテーブルに従って徐々にフィード時間を短くする(モ
ータの回転速度を速める)ことによって、脱調減少を防
止しつつ、印刷速度を高速化する。
【0028】さて、次に前述のようにフィード時間を徐
々に短くする方法を図3に示したスローアップテーブル
及び図4に示したフローチャートを参照しながら説明す
る。先ず、ステップS401において、モータ7のフィ
ード時間を指示するポインタ値を0にセットする。即
ち、初期状態においては、フィード時間が最も長く
(2.0ms)なるように設定する。
々に短くする方法を図3に示したスローアップテーブル
及び図4に示したフローチャートを参照しながら説明す
る。先ず、ステップS401において、モータ7のフィ
ード時間を指示するポインタ値を0にセットする。即
ち、初期状態においては、フィード時間が最も長く
(2.0ms)なるように設定する。
【0029】ステップS402において、信号線PDA
を介して字データをシフトレジスタSRに1バイト毎に
転送する。また、この際に、前述のように、各ブロック
内に存在する字データ数(負荷数)を計数する。
を介して字データをシフトレジスタSRに1バイト毎に
転送する。また、この際に、前述のように、各ブロック
内に存在する字データ数(負荷数)を計数する。
【0030】ステップS403において、計数の結果に
基づいて、ブロックの組み合わせを決定する。また、ス
テップS404において、その組み合わせから分割数を
計算する。
基づいて、ブロックの組み合わせを決定する。また、ス
テップS404において、その組み合わせから分割数を
計算する。
【0031】ステップS405乃至S407において、
分割数が2乃至4の場合はポインタ値を0にセットす
る。即ち、分割数が2以上の場合は、モータ7のフィー
ド時間を最も長く(低速に)する。また、分割数が0ま
たは1の場合は、ステップ408において、ポインタ値
をインクリメントする。ここで、分割数0は、文字の字
データが無い(駆動する発熱素子がない)場合を意味し
ており、また、ポインタ値が7になった後は、再び分割
数が2以上になるまで、一定のフィード時間で動作す
る。
分割数が2乃至4の場合はポインタ値を0にセットす
る。即ち、分割数が2以上の場合は、モータ7のフィー
ド時間を最も長く(低速に)する。また、分割数が0ま
たは1の場合は、ステップ408において、ポインタ値
をインクリメントする。ここで、分割数0は、文字の字
データが無い(駆動する発熱素子がない)場合を意味し
ており、また、ポインタ値が7になった後は、再び分割
数が2以上になるまで、一定のフィード時間で動作す
る。
【0032】ステップS411において、セットされた
ポインタ値に対応するフィード時間をスローアップテー
ブルより読出して、ステップS412において、そのフ
ィード時間をタイマ4にセットする。
ポインタ値に対応するフィード時間をスローアップテー
ブルより読出して、ステップS412において、そのフ
ィード時間をタイマ4にセットする。
【0033】ステップS413において、相信号(PH
A、PHB、PHC、PHD)を制御する(図5参
照)。
A、PHB、PHC、PHD)を制御する(図5参
照)。
【0034】ステップ414において、タイマ出力信号
(FEED信号)を”High”にし、ステップ415
において、タイマ4を起動する。
(FEED信号)を”High”にし、ステップ415
において、タイマ4を起動する。
【0035】ステップ416において、印字を開始し、
ステップS417において、印字処理の終了を判定す
る。
ステップS417において、印字処理の終了を判定す
る。
【0036】図5に分割数4の印字を行った後、分割数
1の印字が連続して発生した時のタイミング図を示す。
1の印字が連続して発生した時のタイミング図を示す。
【0037】図5に於いて、発熱素子の1回の駆動時間
は1.0msであり、領域(A)乃至(J)はそれぞれ1ドッ
トライン印字を示す。
は1.0msであり、領域(A)乃至(J)はそれぞれ1ドッ
トライン印字を示す。
【0038】領域(A)は、STB1乃至STB4信号を
順次時分割駆動している。この場合は4分割駆動である
から、ポインタ値は”0”であり、フィード時間(FE
ED信号を“High”にしている時間)は2.0ms
である。
順次時分割駆動している。この場合は4分割駆動である
から、ポインタ値は”0”であり、フィード時間(FE
ED信号を“High”にしている時間)は2.0ms
である。
【0039】領域(B)は、STB1乃至STB4信号を
同時に駆動しているので、1分割駆動である。従って、
ポインタは”0”から”1”にインクリメントされ、
2.0msのフィードを行なっている。
同時に駆動しているので、1分割駆動である。従って、
ポインタは”0”から”1”にインクリメントされ、
2.0msのフィードを行なっている。
【0040】領域(C)乃至(H)は、領域(B)同様、1分割
駆動であるため、ポインタの値がインクリメントされ、
フィード時間が徐々に短くなり、スローアップが行われ
ている。領域(H)でポインタの値は7になっている。
駆動であるため、ポインタの値がインクリメントされ、
フィード時間が徐々に短くなり、スローアップが行われ
ている。領域(H)でポインタの値は7になっている。
【0041】領域(I),(J)は、領域(B)と同様、1分割で
あるが、ポインタ値が既に”7”になっているため、
(H)と同じフィード時間で駆動される。
あるが、ポインタ値が既に”7”になっているため、
(H)と同じフィード時間で駆動される。
【0042】以上のように、分割数が0または1のライ
ンが連続する場合に、徐々にモータのフィード時間を短
く(回転速度を速く)することによって、脱調減少を防
止しつつ高速に印刷処理を実行することが可能になる。
例えば、伝票等を印字する場合のように、ほとんどが1
分割駆動で済む場合が多いという事情を考慮すると、1
分割駆動時のフィード時間を短縮することは極めて効果
的である。
ンが連続する場合に、徐々にモータのフィード時間を短
く(回転速度を速く)することによって、脱調減少を防
止しつつ高速に印刷処理を実行することが可能になる。
例えば、伝票等を印字する場合のように、ほとんどが1
分割駆動で済む場合が多いという事情を考慮すると、1
分割駆動時のフィード時間を短縮することは極めて効果
的である。
【0043】尚、上記実施例においては、ブロックの分
割数が4であるとして説明しているが、本発明は係る分
割数に限定されるものではないことは明らかである。ま
た、サーマルラインヘッドを常に分割することなく駆動
する場合にも本発明を適用することができ、例えば、印
刷開始直後に、徐々にモータの速度を加速することによ
って、高速の印刷処理が可能になる。
割数が4であるとして説明しているが、本発明は係る分
割数に限定されるものではないことは明らかである。ま
た、サーマルラインヘッドを常に分割することなく駆動
する場合にも本発明を適用することができ、例えば、印
刷開始直後に、徐々にモータの速度を加速することによ
って、高速の印刷処理が可能になる。
【0044】また、本発明はサーマルラインヘッドを有
する印刷装置に限定されるものでなく、ライン単位で動
作する印刷装置に広く適用可能である。また、シリアル
プリンタのように、ヘッドを移動しながら印字を行う印
刷装置にも適用可能であることは明らかである。
する印刷装置に限定されるものでなく、ライン単位で動
作する印刷装置に広く適用可能である。また、シリアル
プリンタのように、ヘッドを移動しながら印字を行う印
刷装置にも適用可能であることは明らかである。
【0045】また、本発明は、複数の機器から構成され
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。
るシステムに適用しても、1つの機器から成る装置に適
用しても良い。また、本発明はシステム或は装置にプロ
グラムを供給することによって達成される場合にも適用
できることはいうまでもない。
【発明の効果】印刷用ヘッドと印刷用紙の相対的な移動
速度の変更に伴う脱調現象を防止しつつ、印字速度の高
速化が可能となる。
速度の変更に伴う脱調現象を防止しつつ、印字速度の高
速化が可能となる。
【0046】
【図1】プリンタエンジン部の要部を示す図である。
【図2】モータの相信号及びフィードパルスのタイミン
グ図である。
グ図である。
【図3】スローアップテーブルを示す図である。
【図4】サーマルラインヘッド及びモータの制御の流れ
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
【図5】モータのフィード時間を徐々に短くする場合の
制御信号を示すタイムチャートである。
制御信号を示すタイムチャートである。
【図6】従来の、モータの制御信号(4分割)を示すタ
イムチャートである。
イムチャートである。
【図7】従来の、モータの制御信号(1分割)を示すタ
イムチャートである。
イムチャートである。
Claims (8)
- 【請求項1】 印刷用ヘッドと印刷用紙の相対的位置関
係を変更するための駆動手段と、 前記相対的位置関係の変更速度を更新するように指示す
る更新指示手段と、 前記更新指示手段による加速の指示に従って、前記変更
速度を段階的に加速するように前記駆動手段を制御する
速度制御手段と、 を具備することを特徴とする印刷装置。 - 【請求項2】 前記駆動手段は印刷用紙を搬送する手段
であり、前記速度制御手段はライン単位で段階的に前記
変更速度を加速するように前記駆動手段を制御する手段
であることを特徴とする請求項1記載の印刷装置。 - 【請求項3】 複数のブロックに分割して駆動可能なラ
インヘッドを、そのラインヘッドの負荷に応じて、所定
の負荷容量を超えないように時分割制御する時分割制御
手段を更に具備し、 前記更新指示手段は、前記時分割制御手段による時分割
数に応じて、前記変更速度の更新を指示する手段である
ことを特徴とする請求項2記載の印刷装置。 - 【請求項4】 前記駆動手段はステッピングモータであ
り、前記速度制御手段は、前記ステッピングモータを1
ステップ分回転させるための励磁電流のパルス幅を制御
する手段であることを特徴とする請求項2または請求項
3記載の印刷装置。 - 【請求項5】 印刷用ヘッドと印刷用紙の相対的位置関
係を変更するための駆動部の動作速度を更新するように
指示する更新指示工程と、 前記更新指示工程による加速の指示に従って、前記動作
速度を段階的に加速するように駆動部を制御する速度制
御工程と、 を具備することを特徴とする印刷装置の制御方法。 - 【請求項6】 前記駆動部は印刷用紙を搬送し、前記速
度制御工程はライン単位で段階的に前記動作速度を加速
するように制御する工程であることを特徴とする請求項
5記載の印刷装置の制御方法。 - 【請求項7】 複数のブロックに分割して駆動可能なラ
インヘッドを、そのラインヘッドの負荷に応じて、所定
の負荷容量を超えないように時分割制御する時分割制御
工程を更に具備し、 前記更新指示工程は、前記時分割制御工程による時分割
数に応じて、前記変更速度の更新を指示する工程である
ことを特徴とする請求項6記載の印刷装置の制御方法。 - 【請求項8】 前記駆動部はステッピングモータであ
り、前記速度制御工程は、前記ステッピングモータを1
ステップ分回転させるための励磁電流のパルス幅を制御
する工程であることを特徴とする請求項6または請求項
7記載の印刷装置の制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5722395A JPH08252955A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 印刷装置及びその制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5722395A JPH08252955A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 印刷装置及びその制御方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08252955A true JPH08252955A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13049542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5722395A Withdrawn JPH08252955A (ja) | 1995-03-16 | 1995-03-16 | 印刷装置及びその制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08252955A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5980134A (en) * | 1994-11-10 | 1999-11-09 | Seiko Epson Corporation | Printer capable of printing a tape while the tape is accelerating and decelerating in speed |
JP2012000948A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Toshiba Tec Corp | プリンタおよびプログラム |
-
1995
- 1995-03-16 JP JP5722395A patent/JPH08252955A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5980134A (en) * | 1994-11-10 | 1999-11-09 | Seiko Epson Corporation | Printer capable of printing a tape while the tape is accelerating and decelerating in speed |
US6042284A (en) * | 1994-12-02 | 2000-03-28 | Seiko Epson Corporation | Method and apparatus for controlling the thermal head drive |
JP2012000948A (ja) * | 2010-06-21 | 2012-01-05 | Toshiba Tec Corp | プリンタおよびプログラム |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20020604 |