JPH08252764A - シリンダブロックのホーニング加工方法およびその装置 - Google Patents

シリンダブロックのホーニング加工方法およびその装置

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JPH08252764A
JPH08252764A JP5692495A JP5692495A JPH08252764A JP H08252764 A JPH08252764 A JP H08252764A JP 5692495 A JP5692495 A JP 5692495A JP 5692495 A JP5692495 A JP 5692495A JP H08252764 A JPH08252764 A JP H08252764A
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JP
Japan
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honing
cylinder
cylinder bore
side wall
cylinder block
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Application number
JP5692495A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Amii
義浩 網井
Hideyuki Fujiwara
秀行 藤原
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
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  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シリンダブロックに設けたシリンダボアをホ
ーニング加工するに際して、ホーニング加工条件を維持
しつつ、シリンダボアの形状精度を高める。 【構成】 エンジンのシリンダブロック1に設けられた
シリンダボア3をホーニング加工で仕上げるに際して、
ホーニング加工時、上記シリンダボアの中心を通りシリ
ンダ列2の中心線に直交する方向におけるシリンダボア
側壁部4の外方への変位を規制するバックアップ工具2
0を、当該シリンダボアの側壁部の外面側に当接させた
状態で加工を行うことを特徴とし、また、上記バックア
ップ工具は、ホーニング加工時、シリンダボア側壁部の
上下方向における略中央部分の外面側に当接しているこ
とを特徴とし、更に、上記バックアップ工具は、ホーニ
ング加工時に上記シリンダボア側壁部を冷却する冷却液
供給手段21,22を備えていることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、シリンダブロックの
ホーニング加工方法およびその装置、より詳しく言え
ば、エンジンのシリンダブロックに設けられたシリンダ
ボアをホーニング加工で仕上げるシリンダブロックのホ
ーニング加工方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、エンジンのシリンダブロ
ックを加工する場合、その内部でピストンが往復摺動を
繰り返す各シリンダボアの内周面は、寸法および形状精
度並びに表面状態について、極めて高精度で精密かつ滑
らかに仕上げる必要が有るので、通常、ホーニング加工
によって最終的な仕上げ加工が行われている。
【0003】ところで、上記シリンダブロックには、エ
ンジン運転中における温度上昇を抑制するために、冷却
水を循環させるための空洞部(所謂ウォータジャケッ
ト)がシリンダ列を取り囲むようにして設けられてい
る。このウォータジャケットは、シリンダブロックを鋳
造する際に中子を配置して空洞に形成したものであり、
ウォータジャケットの外側壁部には、鋳造後に上記中子
を除去するための中子除去穴が設けられている。このウ
ォータジャケットは、一般に、シリンダ列に沿ってその
両側に空間容積の大きい基本的な通路が設けられてお
り、各シリンダボアはこの通路に面した部分で側壁部の
肉厚が薄くなる。従って、シリンダボアの側壁部は、シ
リンダ列に沿った方向(つまりシリンダ列の中心線方
向;以下、これをx方向と称する)と他の方向とで剛性
が異なることとなり、特に、シリンダボアの中心を通り
シリンダ列の中心線に直交する方向(以下、これをy方
向と称する)において、その剛性が最も低くなる。ま
た、シリンダボアの上下方向について言えば、シリンダ
ボア側壁部は、ウォータジャケットに面した中間部分の
肉厚が薄くなるので、この中間部分の剛性がその上部側
および下部側に比べて低く、特に、略中央部分での剛性
が最も低くなっている。
【0004】このように、側壁部の剛性が不均一なシリ
ンダボアをホーニング加工した場合、砥石(ホーン)か
らの加工圧および加工時の発熱のために、剛性の低い部
分が加工時に変形し、真円度や円筒度について十分な精
度を確保することがなかなかに難しいという問題があっ
た。すなわち、真円度に関しては、例えば図7にその一
例を模式的に示すように、シリンダボア3'の中心を通
りシリンダ列の中心線方向(x方向)に直交するy方向
については、x方向に比べてシリンダボア側壁部の剛性
が低いので、ホーニング加工時にはその加工圧や発生熱
によって側壁部が外側に撓んで変位し易く、x方向と同
じ加工代を削ることができない。このため、ホーニング
加工が終了し冷却した後におけるy方向の内径の仕上が
り寸法がx方向に比べて小さくなってしまい、十分な真
円度を得ることが難しい。尚、上記図7の例は、シリン
ダボア3'の呼び径が93mmの場合を例にとって、あ
くまでも模式的に示したものであり、図において、シリ
ンダボアの内周を表す円の直径とこの直径寸法の偏差と
では、尺度が大きく異なっている。
【0005】また、円筒度に関しては、例えば図8にそ
の一例を模式的に示すように、上下方向における略中央
部分について、シリンダボア側壁部の剛性が上部側およ
び下部側に比べて特に低いので、上記真円度の場合と同
様に、ホーニング加工時にはその加工圧や発生熱によっ
て側壁部が外側に撓んで変位し易く、上部側および下部
側と同じ加工代を削ることができない。従って、加工が
終了し冷却した後における上記略中央部分の内径の仕上
がり寸法は、その上下の部分に比べて小さくなってしま
い、十分な円筒度を確保することが難しい。尚、上記図
8では、シリンダボア3'の上下方向長さと内径寸法の
偏差とでは、尺度が大きく異なっている。
【0006】上記シリンダボアの形状精度の確保に関し
て、加工時における精度低下の問題を直接に意識したも
のではないが、例えば特開平3−26460号公報で
は、ダミーのシリンダヘッドをシリンダブロックに固定
することにより、正規のシリンダヘッドを固定したと同
様の締結歪をシリンダブロック上部の肉壁部に生じさ
せ、この状態でシリンダボアをホーニング加工すること
により、締結歪の悪影響を排除するようにした加工方法
が開示されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
法では、シリンダボアのトップデッキに近い上部側での
真円度は確保できるものの、それよりも下側での真円度
や、シリンダボアの上下方向の形状精度について円筒度
を十分に確保することがやはり難しく、また、ダミーの
シリンダヘッドの取り付けおよび取外しに手間がかかる
という問題も生じる。このため、ホーニング加工時にお
ける加工圧や発生熱を抑制すべく、特に切り込み速度等
の加工条件を緩和してホーニング加工を行うことが考え
られるが、この方法では、加工時間が非常に長くなり、
量産ラインでの加工には適用することができないという
難点があった。
【0008】この発明は、上記問題点に鑑みてなされた
もので、ホーニング加工条件を維持しつつ、シリンダボ
アの形状精度を高めることができるシリンダブロックの
ホーニング加工方法およびその装置を提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、エンジンの
シリンダブロックに設けられたシリンダボアをホーニン
グ加工で仕上げるシリンダブロックのホーニング加工方
法において、ホーニング加工時、上記シリンダボアの中
心を通りシリンダ列の中心線に直交する方向におけるシ
リンダボア側壁部の外方への変位を規制する規制手段
を、当該シリンダボアの側壁部の外面側に当接させた状
態で加工を行うようにしたものである。
【0010】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
規制手段は、ホーニング加工時、シリンダボア側壁部の
上下方向における略中央部分の外面側に当接しているこ
とを特徴としたものである。
【0011】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第1または第2の発明にお
いて、上記規制手段は、ホーニング加工時に上記シリン
ダボア側壁部を冷却する冷却液供給手段を備えているこ
とを特徴としたものである。
【0012】また、更に、本願の請求項4に係る発明
(以下、第4の発明という)は、上記第1〜第3の発明の
いずれか一において、上記規制手段は、ホーニング加工
時、上記シリンダボア側壁部を外面側から内側に向かっ
て所定の圧力で押圧することを特徴としたものである。
【0013】また、更に、本願の請求項5に係る発明
(以下、第5の発明という)は、上記第1〜第4の発明の
いずれか一において、上記規制手段は、シリンダ列に沿
ってシリンダボアの側面外方に形成されたウォータジャ
ケットの外側壁部に設けられた穴部から挿入されてシリ
ンダボア側壁部の外面側に当接していることを特徴とし
たものである。
【0014】また、更に、本願の請求項6に係る発明
(以下、第6の発明という)は、上記第5の発明におい
て、上記穴部は、シリンダブロック鋳造時におけるウォ
ータジャケット形成用中子を除去するための中子除去穴
であることを特徴としたものである。
【0015】また、本願の請求項7に係る発明(以下、
第7の発明という)は、エンジンのシリンダブロックに
設けられたシリンダボアをホーニング加工で仕上げるシ
リンダブロックのホーニング加工装置において、 上記
シリンダボアの外側に、該シリンダボアの中心を通りシ
リンダ列の中心線に直交する方向におけるシリンダボア
側壁部の外方への変位を規制する規制手段を設けるとと
もに、ホーニング加工時、該規制手段を上記シリンダボ
アの側壁部の外面側に当接させる制御手段を設けたもの
である。
【0016】更に、本願の請求項8に係る発明(以下、
第8の発明という)は、上記第7の発明において、上記
規制手段は、シリンダボア側壁部の上下方向における略
中央部分の外面側に対応した位置に設けられていること
を特徴としたものである。
【0017】また、更に、本願の請求項9に係る発明
(以下、第9の発明という)は、上記第7または第8の発
明において、上記規制手段は、ホーニング加工時に上記
シリンダボア側壁部を冷却する冷却液供給手段を備えて
いることを特徴としたものである。
【0018】また、更に、本願の請求項10に係る発明
(以下、第10の発明という)は、上記第7〜第9の発明
のいずれか一において、上記規制手段は、ホーニング加
工時、上記シリンダボア側壁部を外面側から内側に向か
って所定の圧力で押圧する押圧機構を備えていることを
特徴としたものである。
【0019】また、更に、本願の請求項11に係る発明
(以下、第11の発明という)は、上記第7〜第10の発
明のいずれか一において、上記規制手段は、シリンダ列
に沿ってシリンダボアの側面外方に形成されたウォータ
ジャケットの外側壁部に設けられた穴部から挿入されて
シリンダボア側壁部の外面側に当接していることを特徴
としたものである。
【0020】また、更に、本願の請求項12に係る発明
(以下、第12の発明という)は、上記第11の発明にお
いて、上記穴部は、シリンダブロック鋳造時におけるウ
ォータジャケット形成用中子を除去するための中子除去
穴であることを特徴としたものである。
【0021】
【発明の効果】本願の第1の発明によれば、上記規制手
段をシリンダボアの側壁部の外面側に当接させた状態で
加工を行うようにしたので、ホーニング加工時、剛性が
低いy方向(上記シリンダボアの中心を通りシリンダ列
の中心線に直交する方向)におけるシリンダボア側壁部
が、砥石(ホーン)からの加工圧および加工時の発熱の
ために外方へ変位することを規制でき、上記x方向およ
びy方向について側壁部の剛性が不均一なシリンダボア
をホーニング加工するに際して、加工条件を特に緩和す
ることなく、シリンダボアの形状精度(特に真円度)を
高めることができる。
【0022】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、上記規制手段は、ホーニング加工時、シリン
ダボア側壁部の上下方向における略中央部分の外面側に
当接しているようにしたので、剛性が低い上記略中央部
分におけるシリンダボア側壁部が、砥石からの加工圧お
よび加工時の発熱のために外方へ変位することを規制で
き、上下方向について側壁部の剛性が不均一なシリンダ
ボアをホーニング加工するに際して、加工条件を特に緩
和することなく、シリンダボアの形状精度(特に円筒
度)を高めることができる。
【0023】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には、上記第1または第2の発明と同様の効果を奏する
ことができる。しかも、その上、上記規制手段は、ホー
ニング加工時に上記シリンダボア側壁部を冷却する冷却
液供給手段を備えているようにしたので、加工時の昇温
をより効果的に抑制することができ、シリンダボア側壁
部の剛性が低い部分での加工時の発生熱による変形を抑
制し、シリンダボアの形状精度をより一層高めることが
できる。
【0024】また、更に、本願の第4の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第3の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。特に、上記規制手段は、
ホーニング加工時、上記シリンダボア側壁部を外面側か
ら内側に向かって所定の圧力で押圧するようにしたの
で、シリンダボア側壁部の剛性が低い部分の加工時にお
ける外方への変位をより一層確実に規制することができ
る。
【0025】また、更に、本願の第5の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第4の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。しかも、その上、上記規
制手段は、シリンダ列に沿ってシリンダボアの側面外方
に形成されたウォータジャケットの外側壁部に設けた穴
部から挿入されてシリンダボア側壁部の外面側に当接し
ているようにしたので、上記規制手段をシリンダブロッ
クの外側から容易に挿入させてシリンダボア側壁部の剛
性が低い部分の外方への変位を規制することができる。
【0026】また、更に、本願の第6の発明によれば、
基本的には、上記第5の発明と同様の効果を奏すること
ができる。しかも、その上、上記穴部は、シリンダブロ
ック鋳造時におけるウォータジャケット形成用中子を除
去するための中子除去穴であるので、規制手段を挿入さ
せるための穴部を新たに設ける必要はなく、従来から設
けられている穴部を利用して、規制手段をシリンダブロ
ックの外側から挿入させることができる。
【0027】また、本願の第7の発明によれば、上記規
制手段と制御手段と設けたので、ホーニング加工時、上
記規制手段をシリンダボアの側壁部の外面側に当接させ
た状態で加工を行うことができ、剛性が低いy方向(上
記シリンダボアの中心を通りシリンダ列の中心線に直交
する方向)におけるシリンダボア側壁部が、砥石(ホー
ン)からの加工圧および加工時の発熱のために外方へ変
位することを規制できる。この結果、上記x方向および
y方向について側壁部の剛性が不均一なシリンダボアを
ホーニング加工するに際して、加工条件をと特に緩和す
ることなく、シリンダボアの形状精度(特に真円度)を
高めることができる。
【0028】更に、本願の第8の発明によれば、基本的
には、上記第7の発明と同様の効果を奏することができ
る。特に、上記規制手段は、ホーニング加工時、シリン
ダボア側壁部の上下方向における略中央部分の外面側に
対応した位置に設けられているので、ホーニング加工
時、上記規制手段が上記略中央部分の外面側に当接した
状態で加工することができる。この結果、剛性が低い上
記略中央部分におけるシリンダボア側壁部が、砥石から
の加工圧および加工時の発熱のために外方へ変位するこ
とを規制でき、上下方向について側壁部の剛性が不均一
なシリンダボアをホーニング加工するに際して、加工条
件を特に緩和することなく、シリンダボアの形状精度
(特に円筒度)を高めることができる。
【0029】また、更に、本願の第9の発明によれば、
基本的には、上記第7または第8の発明と同様の効果を
奏することができる。しかも、その上、上記規制手段
は、ホーニング加工時に上記シリンダボア側壁部を冷却
する冷却液供給手段を備えているようにしたので、加工
時の昇温をより効果的に抑制することができ、シリンダ
ボア側壁部の剛性が低い部分での加工時の発生熱による
変形を抑制し、シリンダボアの形状精度をより一層高め
ることができる。
【0030】また、更に、本願の第10の発明によれ
ば、基本的には、上記第7〜第9の発明のいずれか一と
同様の効果を奏することができる。特に、上記規制手段
は、ホーニング加工時、上記シリンダボア側壁部を外面
側から内側に向かって所定の圧力で押圧する押圧機構を
備えているので、シリンダボア側壁部の剛性が低い部分
の加工時における外方への変位をより一層確実に規制す
ることができる。
【0031】また、更に、本願の第11の発明によれ
ば、基本的には、上記第7〜第10の発明のいずれか一
と同様の効果を奏することができる。しかも、その上、
上記規制手段は、シリンダ列に沿ってシリンダボアの側
面外方に形成されたウォータジャケットの外側壁部に設
けた穴部から挿入されてシリンダボア側壁部の外面側に
当接しているようにしたので、上記規制手段をシリンダ
ブロックの外側から容易に挿入させてシリンダボア側壁
部の剛性が低い部分の外方への変位を規制することがで
きる。
【0032】また、更に、本願の第12の発明によれ
ば、基本的には、上記第11の発明と同様の効果を奏す
ることができる。しかも、その上、上記穴部は、シリン
ダブロック鋳造時におけるウォータジャケット形成用中
子を除去するための中子除去穴であるので、規制手段を
挿入させるための穴部を新たに設ける必要はなく、従来
から設けられている穴部を利用して、規制手段をシリン
ダブロックの外側から挿入させることができる。
【0033】
【実施例】以下、この発明の実施例を、添付図面に基づ
いて詳細に説明する。図1および図2は、本実施例に係
る自動車用エンジンのシリンダブロックの縦断面説明図
および横断面説明図であるが、これらの図に示すよう
に、上記シリンダブロック1は、例えば4気筒エンジン
用のもので、その長手軸方向に沿って4つのシリンダボ
ア3を備えている。この4つのシリンダボア3を連ねて
形成されるシリンダ列2の周囲には、エンジン運転中に
おける温度上昇を抑制するために、冷却水を循環させる
ための空洞部5(ウォータジャケット)が、シリンダ列
2を取り囲むようにして設けられている。
【0034】このウォータジャケット5は、シリンダブ
ロック1を鋳造する際に中子を配置して空洞に形成した
もので、ウォータジャケット5の外側壁部6の各シリン
ダボア3に対向する部分には、鋳造後に上記中子を除去
するための中子除去穴が各々設けられ、これら中子除去
穴をそれぞれ機械加工して所謂ワンプラグ穴7が形成さ
れる。尚、この各ワンプラグ穴7は、対向するシリンダ
ボア3の中心を通りシリンダ列2の中心線に直交する線
上で、かつ、シリンダボア3の上下方向における略中央
部分に対応した部位に位置している。
【0035】また、上記ウォータジャケット5は、シリ
ンダ列2に沿ってその両側に空間容積の大きい基本的な
通路が設けられており、各シリンダボア3はこの通路に
面した部分で側壁部4の肉厚が薄くなっている。従っ
て、シリンダボア3の側壁部4は、シリンダ列2に沿っ
たx方向(シリンダ列2の中心線方向)と他の方向とで
剛性が異なっており、特に、シリンダボア3の中心を通
りシリンダ列2の中心線に直交するy方向においてその
剛性が最も低くなっている。更に、シリンダボア3の上
下方向について言えば、シリンダボア側壁部4は、ウォ
ータジャケット5に面した中間部分の肉厚が薄くなるの
で、この中間部分の剛性がその上部側および下部側に比
べて低く、特に、略中央部分での剛性が最も低くなって
いる。
【0036】上記各シリンダボア3は、その内部でピス
トン(不図示)の往復摺動が繰り返されるので、その内
周面は、寸法および形状精度並びに表面状態について、
極めて高精度で精密かつ滑らかに仕上げる必要が有り、
この要求を満たすためにホーニング加工によって最終的
な仕上げ加工が行われる。本実施例では、上述のよう
に、側壁部4の剛性が不均一なシリンダボア3をホーニ
ング加工するに際して、砥石(ホーン)からの加工圧お
よび加工時の発熱のために、シリンダボア側壁部4の剛
性の低い部分が加工時に変形し、真円度や円筒度に悪影
響を及ぼすことを防止し、これらの形状特性について十
分な精度を確保することができるように、シリンダボア
側壁部4の剛性が低い部分の外面側に規制手段を当接さ
せ、該部分が加工時に外方へ変位することを規制するよ
うにしている。
【0037】以下、上記規制手段を備えたホーニング加
工方法および装置について説明する。図3および図4に
示すように、本実施例に係るホーニング加工装置10
は、ベース11上にセットされたシリンダブロック1の
左右両側においてシリンダ列2の中心線に沿って配置さ
れた一対の基台12と、各基台12上に固定され上記各
シリンダボア3に対応して左右に対をなすように配設さ
れた8個の油圧シリンダ13とを備えている。この各油
圧シリンダ13は、作動油の給排用の油圧ホース14,
15を備え、その長手方向の軸線が各シリンダボア3に
対応するワンプラグ穴7の中心に略一致するように位置
設定されている。
【0038】上記各油圧シリンダ13のピストン13a
の先端には略円柱状のバックアップ工具20がそれぞれ
取り付けられ、該バックアップ工具20は各ワンプラグ
穴7を挿通して各シリンダボア3の側壁部4の外面に対
向している。すなわち、上記各バックアップ工具20
は、平面視において対応するシリンダボア3の中心を通
りシリンダ列2の中心線に直交するy方向の線上で、か
つ、シリンダボア3の上下方向における略中央部分に対
応した部位に位置し、シリンダボア側壁部4の剛性が最
も低い部分の外面に対向していることになる。尚、この
バックアップ工具20が、本願の各請求項に記載した規
制手段に相当している。
【0039】また、図5に示すように、上記バックアッ
プ工具20には、ホーニング加工中に冷却液を供給する
ための冷却液ホース21が接続されており、該冷却液ホ
ース21は、バックアップ工具20の本体内に長手軸方
向へ沿って設けられた冷却液通路22に連通している。
該冷却液通路22の端末側はバックアップ工具20の先
端側に開口し、図6に示すように、該先端側に設けられ
た複数の溝23(ノズル溝)と共にノズル部を形成して
いる。尚、上記バックアップ工具20の先端面は、より
好ましくは、平面視においてシリンダボア3の側壁部4
の外面に沿い得るように所定の曲率の曲面状に形成され
ている。更に、具体的には図示しなかったが、上記バッ
クアップ工具20の油圧ホース14,15は所定の油圧
供給装置に、また、冷却液ホース21は冷却液供給装置
にそれぞれ接続されており、これら油圧供給装置および
冷却液供給装置は、ホーニング加工装置10の制御盤
(不図示)に信号授受可能に接続され、該制御盤によっ
て作動制御されるようになっている。
【0040】以上の構成において、ホーニング加工され
るべきシリンダブロック1がベース11上の所定位置に
セットされると、油圧供給装置(不図示)が作動して各
油圧ホース14,15を介して作動油が給排され、油圧
シリンダ13内に油圧が供給されてピストン13aが
(従って、バックアップ工具20が)所定の後退位置か
ら前進を開始する。そして、このバックアップ工具20
がシリンダブロック1のワンプラグ穴7を挿通して更に
前進し、対応するシリンダボア3の側壁部4に当接して
その前進動を停止する。このとき、上記バックアップ工
具20が、対応するシリンダボア3の側壁部4を所定の
圧力で押圧するように、油圧シリンダ13への供給油圧
が設定されている。すなわち、各シリンダボア3の側壁
部4は、平面視においてシリンダボア3の中心を通りシ
リンダ列2の中心線に直交するy方向の線上で、かつ、
シリンダボア3の上下方向における略中央部分に対応し
た部位、つまり最も剛性が低い部分を、左右両側からバ
ックアップ工具20で所定の圧力で押圧された状態に維
持される。この押圧圧力は、ホーニング加工時の加工圧
に見合ったものとなるように、各油圧シリンダ13の供
給油圧値が設定されている。
【0041】この状態でホーニングツール31(図3参
照)が降下させられてシリンダボア3内に挿入され、ホ
ーニングヘッド32に保持された複数のホーン33(砥
石)が、バネ若しくは油圧等による所定の圧力で径方向
に張り出される。これにより、シリンダボア側壁部4に
内側のホーン33からの圧力が作用することとなる。そ
して、ホーニングツール31が回転しつつ上下動するこ
とにより、シリンダボア3の内周部がホーン33からの
加工圧を受けながらホーニング加工で磨かれ、高い寸法
および形状精度と滑らかな表面状態が得られる。このと
き、シリンダボア側壁部4は、その剛性が最も低い部分
の外面側にバックアップ工具20が当接された状態でホ
ーニング加工が行われ、剛性が最も低いy方向(上記シ
リンダボアの中心を通りシリンダ列の中心線に直交する
方向)で、かつ、上下方向における略中央部分における
シリンダボア側壁部4がホーン33からの加工圧および
加工時の発熱のために外方へ変位することを有効に規制
できる。この結果、上記x方向およびy方向並びに上下
方向について側壁部4の剛性が不均一なシリンダボア3
をホーニング加工するに際して、加工条件をと特に緩和
することなく、シリンダボア3の形状精度(真円度およ
び円筒度)を高めることができるのである。
【0042】また、上記ホーニング加工の開始に伴って
冷却液供給装置が作動させられ、ホーニングツール31
がらシリンダボア3の内周側(加工面)に冷却液が供給
されるとともに、上記冷却液ホース21を介してバック
アップ工具20側にも冷却液が供給され、該バックアッ
プ工具20の先端側のノズル部(冷却液通路22の開口
および各ノズル溝23)からシリンダボア側壁部4の外
面側にも冷却液が供給される。このように、バックアッ
プ工具20側から冷却液を供給することにより、ホーニ
ング加工時、シリンダボア側壁部4の内面側だけでなく
外面側をも同時に冷却することができ、加工時の昇温を
より効果的に抑制することができる。この結果、シリン
ダボア側壁部4の剛性が、最も低い部分での加工時の発
生熱による変形を抑制し、シリンダボア3の形状精度
(真円度および円筒度)をより一層高めることができ
る。
【0043】尚、上記油圧シリンダ13は、そのピスト
ンストロークを制御してピストン13aに取り付けたバ
ックアップ工具20の先端面がシリンダボア側壁部4の
外周面に対して所定の位置にセットされるように設定す
ることにより、バックアップ工具20がホーニング加工
時におけるシリンダボア側壁部4の外方への移動に対す
るストッパとして作用するようにし、該側壁部4の外方
への変位を規制することも可能であるが、本実施例で
は、上述のように、所定の圧力でシリンダボア側壁部4
の外面側を内側に向かって押圧するようにその油圧値を
設定し、加工中は常時この圧力でシリンダボア側壁部4
が押圧されるように油圧シリンダ13を制御するように
した。かかる押圧機構を設け、シリンダ側壁部4を外面
側から内側に向かって所定の圧力で押圧することによ
り、シリンダボア側壁部4の剛性が低い部分の加工時に
おける外方への変位をより一層確実に規制することがで
きる。
【0044】また、本実施例では、上記バックアップ工
具20は、シリンダ列2に沿ってシリンダボア3の側面
外方に形成されたウォータジャケット5の外側壁部6に
設けたワンプラグ穴7から挿入されてシリンダボア側壁
部4の外面側に当接しているようにしたので、バックア
ップ工具20をシリンダブロック1の外側から容易に挿
入させてシリンダボア側壁部4の剛性が低い部分の外方
への変位を規制することができる。
【0045】また、更に、本実施例では、上記ワンプラ
グ穴7は、シリンダブロック鋳造時におけるウォータジ
ャケット形成用中子を除去するための中子除去穴である
ので、バックアップ工具20を挿入させるための穴部を
新たに設ける必要はなく、従来から設けられている穴部
を利用して、上記バックアップ工具20をシリンダブロ
ック1の外側から挿入させることができるのである。
【0046】尚、本発明は、以上の実施態様に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言
うまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例に係る自動車用エンジンのシ
リンダブロックの縦断面説明図である。
【図2】 図1のA−A線方向における横断面説明図で
ある。
【図3】 上記シリンダブロックのホーニング加工装置
を示す縦断面説明図である。
【図4】 図3のB−B線方向における横断面説明図で
ある。
【図5】 上記ホーニング加工装置に設けられたバック
アップ工具の側面説明図である。
【図6】 上記バックアップ工具のノズル部の正面説明
図である。
【図7】 従来例に係るホーニング加工方法によるシリ
ンダボアの真円度を模式的に示す説明図である。
【図8】 従来例に係るホーニング加工方法によるシリ
ンダボアの円筒度を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1…シリンダブロック 2…シリンダ列 3…シリンダボア 4…シリンダボア側壁部 5…ウォータジャケット 6…ウォータジャケット外側壁部 7…ワンプラグ穴 10…ホーニング加工装置 13…油圧シリンダ(押圧機構) 20…バックアップ工具(規制手段) 21…冷却液ホース(冷却液供給手段) 22…冷却液通路(冷却液供給手段) 31…ホーニングツール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンのシリンダブロックに設けられ
    たシリンダボアをホーニング加工で仕上げるシリンダブ
    ロックのホーニング加工方法において、 ホーニング加工時、上記シリンダボアの中心を通りシリ
    ンダ列の中心線に直交する方向におけるシリンダボア側
    壁部の外方への変位を規制する規制手段を、当該シリン
    ダボアの側壁部の外面側に当接させた状態で加工を行う
    ことを特徴とするシリンダブロックのホーニング加工方
    法。
  2. 【請求項2】 上記規制手段は、ホーニング加工時、シ
    リンダボア側壁部の上下方向における略中央部分の外面
    側に当接していることを特徴とする請求項1記載のシリ
    ンダブロックのホーニング加工方法。
  3. 【請求項3】 上記規制手段は、ホーニング加工時に上
    記シリンダボア側壁部を冷却する冷却液供給手段を備え
    ていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載
    のシリンダブロックのホーニング加工方法。
  4. 【請求項4】 上記規制手段は、ホーニング加工時、上
    記シリンダボア側壁部を外面側から内側に向かって所定
    の圧力で押圧することを特徴とする請求項1〜請求項3
    のいずれか一に記載のシリンダブロックのホーニング加
    工方法。
  5. 【請求項5】 上記規制手段は、シリンダ列に沿ってシ
    リンダボアの側面外方に形成されたウォータジャケット
    の外側壁部に設けられた穴部から挿入されてシリンダボ
    ア側壁部の外面側に当接していることを特徴とする請求
    項1〜請求項4のいずれか一に記載のシリンダブロック
    のホーニング加工方法。
  6. 【請求項6】 上記穴部は、シリンダブロック鋳造時に
    おけるウォータジャケット形成用中子を除去するための
    中子除去穴であることを特徴とする請求項5記載のシリ
    ンダブロックのホーニング加工方法。
  7. 【請求項7】 エンジンのシリンダブロックに設けられ
    たシリンダボアをホーニング加工で仕上げるシリンダブ
    ロックのホーニング加工装置において、 上記シリンダボアの外側に、該シリンダボアの中心を通
    りシリンダ列の中心線に直交する方向におけるシリンダ
    ボア側壁部の外方への変位を規制する規制手段を設ける
    とともに、ホーニング加工時、該規制手段を上記シリン
    ダボアの側壁部の外面側に当接させる制御手段を設けた
    ことを特徴とするシリンダブロックのホーニング加工装
    置。
  8. 【請求項8】 上記規制手段は、シリンダボア側壁部の
    上下方向における略中央部分の外面側に対応した位置に
    設けられていることを特徴とする請求項7記載のシリン
    ダブロックのホーニング加工装置。
  9. 【請求項9】 上記規制手段は、ホーニング加工時に上
    記シリンダボア側壁部を冷却する冷却液供給手段を備え
    ていることを特徴とする請求項7または請求項8に記載
    のシリンダブロックのホーニング加工装置。
  10. 【請求項10】 上記規制手段は、ホーニング加工時、
    上記シリンダボア側壁部を外面側から内側に向かって所
    定の圧力で押圧する押圧機構を備えていることを特徴と
    する請求項7〜請求項9のいずれか一に記載のシリンダ
    ブロックのホーニング加工装置。
  11. 【請求項11】 上記規制手段は、シリンダ列に沿って
    シリンダボアの側面外方に形成されたウォータジャケッ
    トの外側壁部に設けられた穴部から挿入されてシリンダ
    ボア側壁部の外面側に当接していることを特徴とする請
    求項7〜請求項10のいずれか一に記載のシリンダブロ
    ックのホーニング加工装置。
  12. 【請求項12】 上記穴部は、シリンダブロック鋳造時
    におけるウォータジャケット形成用中子を除去するため
    の中子除去穴であることを特徴とする請求項11記載の
    シリンダブロックのホーニング加工装置。
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