JPH08252649A - 圧造成形機における素材供給装置 - Google Patents
圧造成形機における素材供給装置Info
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- JPH08252649A JPH08252649A JP8338695A JP8338695A JPH08252649A JP H08252649 A JPH08252649 A JP H08252649A JP 8338695 A JP8338695 A JP 8338695A JP 8338695 A JP8338695 A JP 8338695A JP H08252649 A JPH08252649 A JP H08252649A
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- grip
- cam
- moving
- gripping
- lever
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 殊更に大きなばねを用いたりすることなく、
小さなばねを用いて確実な把持力が得られるグリップ送
り方式の圧造成形機における素材供給装置を得ること。 【構成】 移動体25に設けられた素材移動用グリップ
26を移動体25の前進時に把持させ後退時に解放させ
るカム体36を有するカム駆動軸18と、カム体36に
連動して揺動する平行4連リンク機構50とを備える。
カム体36により、移動体25の後退時には平行四連リ
ンク機構50を菱形状に短縮揺動させて素材移動用グリ
ップ26が解放状態となるように動作させ、移動体25
の前進時には平行四連リンク機構50のばね56による
伸長を許し、かつ平行四連リンク機構50の方形状とな
る上死点位置近くで素材移動用グリップ26が把持状態
となるようにした。
小さなばねを用いて確実な把持力が得られるグリップ送
り方式の圧造成形機における素材供給装置を得ること。 【構成】 移動体25に設けられた素材移動用グリップ
26を移動体25の前進時に把持させ後退時に解放させ
るカム体36を有するカム駆動軸18と、カム体36に
連動して揺動する平行4連リンク機構50とを備える。
カム体36により、移動体25の後退時には平行四連リ
ンク機構50を菱形状に短縮揺動させて素材移動用グリ
ップ26が解放状態となるように動作させ、移動体25
の前進時には平行四連リンク機構50のばね56による
伸長を許し、かつ平行四連リンク機構50の方形状とな
る上死点位置近くで素材移動用グリップ26が把持状態
となるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主としてボルトフォー
マーのような圧造成形機に長尺の素材を所定長さづつ間
歇的に供給する圧造成形機における素材供給装置に関す
る。
マーのような圧造成形機に長尺の素材を所定長さづつ間
歇的に供給する圧造成形機における素材供給装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般にボルトその他各種のパーツを圧造
する圧造成形機への素材供給は、通常ロール送りとグリ
ップ送りに大別され、そのうち、グリップ送りは、素材
供給時に長尺の素材を上下に対向させたグリップ体で把
持し、その把持状態で一方向に直進させ、後退時に素材
を解放させることにより、上記素材を機台の後部側から
前方の圧造部に向けて所定長さづつ間歇的に送り込むよ
うにしている。
する圧造成形機への素材供給は、通常ロール送りとグリ
ップ送りに大別され、そのうち、グリップ送りは、素材
供給時に長尺の素材を上下に対向させたグリップ体で把
持し、その把持状態で一方向に直進させ、後退時に素材
を解放させることにより、上記素材を機台の後部側から
前方の圧造部に向けて所定長さづつ間歇的に送り込むよ
うにしている。
【0003】そして、グリップ送り機構の具体例として
は、例えば特開平2−44267号公報に示されている
ように、フレームに設けられたガイドロッドに沿って進
退動する移動体と、該移動体に設けられた固定グリップ
体と上記移動体に揺動自在に枢支された把持レバーの先
端部に設けられて、上記固定グリップに対し当接離反す
る可動グリップ体とを備えた素材移動用グリップと、該
素材移動用グリップを上記移動体の前進時に把持させ、
上記移動体の後退時に解放させるカム駆動手段とを有
し、該カム駆動手段が、カム体をもつカム駆動軸と、該
カム駆動軸のカム体に連動して揺動するロッカーアーム
と、上記把持レバーの他端部に当接し、かつ該把持レバ
ーを把持方向にばねを介して付勢させる揺動レバーと、
上端が揺動レバーの上面と係合し、下端がロッカーアー
ムに枢着された押下ロッドとを備えた構成となってい
る。そして、上記移動体の前進時には、カム体のベース
部を上記ロッカーアームに当接させることにより、該ロ
ッカーアームが上方に揺動して押下ロッドを押し上げ、
これにより押下ロッドによる揺動レバーの押し下げが解
除されて、上記揺動レバーがばねにより把持レバーの把
持方向に揺動され、把持レバーが把持方向に揺動され
る。この把持レバーの揺動により可動グリップが固定グ
リップ側に揺動されて該可動グリップと固定グリップと
により素材を把持するようになっている。また、移動体
の後退時には、上記カム体の膨出部がロッカーアームに
当接することにより、該ロッカーアームが下方に揺動し
て押圧ロッドを下方に押し下げ、これにより押下レバー
で揺動レバーがばねに抗して把持レバーの非把持方向で
ある下方に揺動されて、該揺動レバーによる把持レバー
の把持方向への押圧が解除され、可動グリップ体のばね
による把持力が解放されるようになっている。
は、例えば特開平2−44267号公報に示されている
ように、フレームに設けられたガイドロッドに沿って進
退動する移動体と、該移動体に設けられた固定グリップ
体と上記移動体に揺動自在に枢支された把持レバーの先
端部に設けられて、上記固定グリップに対し当接離反す
る可動グリップ体とを備えた素材移動用グリップと、該
素材移動用グリップを上記移動体の前進時に把持させ、
上記移動体の後退時に解放させるカム駆動手段とを有
し、該カム駆動手段が、カム体をもつカム駆動軸と、該
カム駆動軸のカム体に連動して揺動するロッカーアーム
と、上記把持レバーの他端部に当接し、かつ該把持レバ
ーを把持方向にばねを介して付勢させる揺動レバーと、
上端が揺動レバーの上面と係合し、下端がロッカーアー
ムに枢着された押下ロッドとを備えた構成となってい
る。そして、上記移動体の前進時には、カム体のベース
部を上記ロッカーアームに当接させることにより、該ロ
ッカーアームが上方に揺動して押下ロッドを押し上げ、
これにより押下ロッドによる揺動レバーの押し下げが解
除されて、上記揺動レバーがばねにより把持レバーの把
持方向に揺動され、把持レバーが把持方向に揺動され
る。この把持レバーの揺動により可動グリップが固定グ
リップ側に揺動されて該可動グリップと固定グリップと
により素材を把持するようになっている。また、移動体
の後退時には、上記カム体の膨出部がロッカーアームに
当接することにより、該ロッカーアームが下方に揺動し
て押圧ロッドを下方に押し下げ、これにより押下レバー
で揺動レバーがばねに抗して把持レバーの非把持方向で
ある下方に揺動されて、該揺動レバーによる把持レバー
の把持方向への押圧が解除され、可動グリップ体のばね
による把持力が解放されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記した従
来のグリップ送り機構にあっては、固定グリップ体と可
動グリップ体との間で素材を把持する場合、上記揺動レ
バーに設けられたばねのばね力のみにより該揺動レバー
を介して把持レバーを把持方向に付勢させ、これにより
両グリップ体で素材を把持する構造であるため、上記ば
ねのみでは大きな把持力が得られにくく、その結果、殊
更に大きなばねを用いて把持力を確保しなければならな
い問題が有った。
来のグリップ送り機構にあっては、固定グリップ体と可
動グリップ体との間で素材を把持する場合、上記揺動レ
バーに設けられたばねのばね力のみにより該揺動レバー
を介して把持レバーを把持方向に付勢させ、これにより
両グリップ体で素材を把持する構造であるため、上記ば
ねのみでは大きな把持力が得られにくく、その結果、殊
更に大きなばねを用いて把持力を確保しなければならな
い問題が有った。
【0005】本発明の目的は、殊更に大きなばねを用い
たりすることなく、小さなばねを用いて確実な把持力が
得られるグリップ方式の素材供給装置を提供することに
ある。
たりすることなく、小さなばねを用いて確実な把持力が
得られるグリップ方式の素材供給装置を提供することに
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
に、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
に、本発明は次のように構成したことを特徴とする。
【0007】すなわち、本発明は、フレームに設けられ
たガイドロッドに沿って進退動する移動体と、該移動体
に設けられた固定グリップ体と上記移動体に揺動自在に
枢支された把持レバーの先端部に設けられて、上記固定
グリップ体に対し当接離反する可動グリップ体とを備え
た素材移動用グリップと、該素材移動用グリップを上記
移動体の前進時に把持させ、後退時に解放させるカム駆
動手段とを有し、長尺の素材を所定長さづつ間歇的に圧
造部に供給する圧造成形機における素材供給装置であっ
て、上記カム駆動手段は、カム体を有するカム駆動軸
と、上記カム体に連動して揺動する平行4連リンク機構
とを備え、該平行4連リンク機構は、上記フレームに固
定された固定部材と、該固定部材と平行で上記把持レバ
ーの後端部を移動体の移動位置に関係なく支持し、かつ
上記把持レバーをその把持方向へ揺動させるレール体
と、これらレール体と固定部材の両端部をそれぞれ連結
する1対の平行リンクとからなり、上記平行リンクのう
ち、一方のリンクに外方に延びる延長部が設けられて、
この延長部はばねにより上記カム体側に付勢されてお
り、かつ、上記カム駆動軸は、上記移動体の後退時に上
記カム体の膨出部を上記延長部に係合させて上記レール
体を把持レバーの非把持方向となる固定部材側に近接さ
せ、上記移動体の前進時に上記カム体のベース部を上記
延長部に対向させて上記レール体を上記ばねにより固定
部材との近接位置から把持レバーの把持方向に離反さ
せ、該レール体の移動軌跡における上死点位置近くで上
記把持レバーの可動グリップ体と固定グリップ体とによ
り素材を把持させることを特徴とする。
たガイドロッドに沿って進退動する移動体と、該移動体
に設けられた固定グリップ体と上記移動体に揺動自在に
枢支された把持レバーの先端部に設けられて、上記固定
グリップ体に対し当接離反する可動グリップ体とを備え
た素材移動用グリップと、該素材移動用グリップを上記
移動体の前進時に把持させ、後退時に解放させるカム駆
動手段とを有し、長尺の素材を所定長さづつ間歇的に圧
造部に供給する圧造成形機における素材供給装置であっ
て、上記カム駆動手段は、カム体を有するカム駆動軸
と、上記カム体に連動して揺動する平行4連リンク機構
とを備え、該平行4連リンク機構は、上記フレームに固
定された固定部材と、該固定部材と平行で上記把持レバ
ーの後端部を移動体の移動位置に関係なく支持し、かつ
上記把持レバーをその把持方向へ揺動させるレール体
と、これらレール体と固定部材の両端部をそれぞれ連結
する1対の平行リンクとからなり、上記平行リンクのう
ち、一方のリンクに外方に延びる延長部が設けられて、
この延長部はばねにより上記カム体側に付勢されてお
り、かつ、上記カム駆動軸は、上記移動体の後退時に上
記カム体の膨出部を上記延長部に係合させて上記レール
体を把持レバーの非把持方向となる固定部材側に近接さ
せ、上記移動体の前進時に上記カム体のベース部を上記
延長部に対向させて上記レール体を上記ばねにより固定
部材との近接位置から把持レバーの把持方向に離反さ
せ、該レール体の移動軌跡における上死点位置近くで上
記把持レバーの可動グリップ体と固定グリップ体とによ
り素材を把持させることを特徴とする。
【0008】
【作用】上記の構成によれば、上記移動体の前進時に
は、上記平行四連リンク機構の一方側リンクの延長部が
カム駆動手段におけるカム体のベース部と対向して、上
記ばねにより該リンクが固定部材に対し起立する方向に
揺動する。これにより、上記リンクと共に平行四連リン
ク機構を構成するレール体が固定部材に対し離反する方
向に移動して、該レール体により把持レバーが把持方向
に揺動されることになる。この把持レバーの揺動により
可動グリップが固定グリップ側に揺動されて該可動グリ
ップと固定グリップとにより素材が把持されることにな
る。この場合、特に平行四連機構のレール体がその移動
軌跡における上死点位置近くに位置したときに上記可動
グリップと固定グリップとで素材を把持するようにした
ので、平行四連リンク機構が有する所謂クランク特性に
より、両グリップが素材を把持するレール体の上死点位
置近くにおいてはレール体に大きな突張り力を作用させ
ることが可能となる。その結果、上記ばね力が小さくて
もレール体の上死点位置近くにおいては把持レバーに大
きな把持方向への押圧力を作用させることが可能となっ
て、両グリップに大きな把持力を与えることが可能とな
る。従って、移動体の前進時には、両グリップ体により
素材を確実に把持した状態のもとで該素材を所定長さだ
け確実に送り込むことが可能となる。
は、上記平行四連リンク機構の一方側リンクの延長部が
カム駆動手段におけるカム体のベース部と対向して、上
記ばねにより該リンクが固定部材に対し起立する方向に
揺動する。これにより、上記リンクと共に平行四連リン
ク機構を構成するレール体が固定部材に対し離反する方
向に移動して、該レール体により把持レバーが把持方向
に揺動されることになる。この把持レバーの揺動により
可動グリップが固定グリップ側に揺動されて該可動グリ
ップと固定グリップとにより素材が把持されることにな
る。この場合、特に平行四連機構のレール体がその移動
軌跡における上死点位置近くに位置したときに上記可動
グリップと固定グリップとで素材を把持するようにした
ので、平行四連リンク機構が有する所謂クランク特性に
より、両グリップが素材を把持するレール体の上死点位
置近くにおいてはレール体に大きな突張り力を作用させ
ることが可能となる。その結果、上記ばね力が小さくて
もレール体の上死点位置近くにおいては把持レバーに大
きな把持方向への押圧力を作用させることが可能となっ
て、両グリップに大きな把持力を与えることが可能とな
る。従って、移動体の前進時には、両グリップ体により
素材を確実に把持した状態のもとで該素材を所定長さだ
け確実に送り込むことが可能となる。
【0009】また、上記移動体の後退時には、上記一方
側リンクの延長部がカム駆動手段におけるカム体の膨出
部と係合して、該リンクがばねに抗して固定部材に対し
倒伏する方向に揺動される。これにより、上記平行四連
リンク機構におけるレール体が固定部材に対し近接する
方向に移動されて、該レール体による把持レバーの把持
方向への付勢が解除される。その結果、把持レバーを介
する可動グリップ体と固定グリップ体とによる素材の把
持が解放され、素材を移動位置に残したまま移動体と素
材移動用グリップとを後退させることが可能となる。
側リンクの延長部がカム駆動手段におけるカム体の膨出
部と係合して、該リンクがばねに抗して固定部材に対し
倒伏する方向に揺動される。これにより、上記平行四連
リンク機構におけるレール体が固定部材に対し近接する
方向に移動されて、該レール体による把持レバーの把持
方向への付勢が解除される。その結果、把持レバーを介
する可動グリップ体と固定グリップ体とによる素材の把
持が解放され、素材を移動位置に残したまま移動体と素
材移動用グリップとを後退させることが可能となる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0011】図1は、本発明に係る素材供給装置を備え
た圧造成形機の概略平面図を示し、該圧造成形機1にお
ける機台2の所定位置にはダイブロック3が配設されて
おり、このダイブロック3には粗から精にいたる複数個
の圧造ダイ4……4が一定間隔に並設されている。ま
た、上記ダイブロック3の前方における機台2に装備さ
れたラム5の前面には、上記圧造ダイ4と同数個の圧造
パンチ6……6が各圧造ダイ4とそれぞれ対向するよう
に保持されて、複数の圧造ステーションが構成されてい
ると共に、該ラム5の後端が当該圧造成形機1の駆動用
モータ7により回転されるフライホイール8と一体のク
ランク軸9に連結部材10を介して連結されることによ
り、該ラム5が上記ダイブロック3に向かって前後動す
るようになっている。
た圧造成形機の概略平面図を示し、該圧造成形機1にお
ける機台2の所定位置にはダイブロック3が配設されて
おり、このダイブロック3には粗から精にいたる複数個
の圧造ダイ4……4が一定間隔に並設されている。ま
た、上記ダイブロック3の前方における機台2に装備さ
れたラム5の前面には、上記圧造ダイ4と同数個の圧造
パンチ6……6が各圧造ダイ4とそれぞれ対向するよう
に保持されて、複数の圧造ステーションが構成されてい
ると共に、該ラム5の後端が当該圧造成形機1の駆動用
モータ7により回転されるフライホイール8と一体のク
ランク軸9に連結部材10を介して連結されることによ
り、該ラム5が上記ダイブロック3に向かって前後動す
るようになっている。
【0012】また、ダイブロック3の側方には、素材A
を供給するための素材供給用クイル11が圧造ダイ4と
並設して設けられていると共に、該クイル11より供給
された素材Aを一定寸法に切断するためのカッター(図
示せず)が設けられている。素材供給用クイル11の後
方で機台2の後部位置には、線材からなる素材Aを上記
クイル11に向けて所定長さづつ間歇的に供給するグリ
ップ送り機構からなる素材供給手段20が配設されてい
る。さらに、上記ダイブロック3上には、複数の圧造ス
テーション間にわたる素材Aの移送を行う素材移送用チ
ャック(図示せず)を有するチャック移送手段12が設
けられており、また、上記圧造ダイ4……4の後方に
は、図2に示すように、圧造パンチ6……6により打ち
込まれた素材Aを該圧造ダイ4……4内より押し出すた
めのノックアウト用ピン手段13が配設されている。
を供給するための素材供給用クイル11が圧造ダイ4と
並設して設けられていると共に、該クイル11より供給
された素材Aを一定寸法に切断するためのカッター(図
示せず)が設けられている。素材供給用クイル11の後
方で機台2の後部位置には、線材からなる素材Aを上記
クイル11に向けて所定長さづつ間歇的に供給するグリ
ップ送り機構からなる素材供給手段20が配設されてい
る。さらに、上記ダイブロック3上には、複数の圧造ス
テーション間にわたる素材Aの移送を行う素材移送用チ
ャック(図示せず)を有するチャック移送手段12が設
けられており、また、上記圧造ダイ4……4の後方に
は、図2に示すように、圧造パンチ6……6により打ち
込まれた素材Aを該圧造ダイ4……4内より押し出すた
めのノックアウト用ピン手段13が配設されている。
【0013】上記素材供給装置20、チャック移送手段
12及びノックアウト用ピン手段13の駆動手段として
は、上記ラム5を往復動させるクランク軸9の回転動力
を、平行リンク式回転機構14,14を介してノックア
ウト用ピン手段13のピン駆動軸15に伝達する一方、
該ピン駆動軸15の回転動力をチェーン伝動機構16を
介してチャック移送手段12のチャック開閉軸17並び
に素材供給装置20のカム駆動軸18に伝達するようし
ている。これにより、上記ラム5の進退動作に同調し
て、素材供給装置20、チャック移送手段12及びノッ
クアウト用ピン手段13が駆動されるようになってい
る。
12及びノックアウト用ピン手段13の駆動手段として
は、上記ラム5を往復動させるクランク軸9の回転動力
を、平行リンク式回転機構14,14を介してノックア
ウト用ピン手段13のピン駆動軸15に伝達する一方、
該ピン駆動軸15の回転動力をチェーン伝動機構16を
介してチャック移送手段12のチャック開閉軸17並び
に素材供給装置20のカム駆動軸18に伝達するようし
ている。これにより、上記ラム5の進退動作に同調し
て、素材供給装置20、チャック移送手段12及びノッ
クアウト用ピン手段13が駆動されるようになってい
る。
【0014】しかして、上記素材供給装置20は、図3
に示すように枠形状のフレーム21と、該フレーム21
に設けられた素材停止用グリップ22と、フレーム21
に設けられた一対のガイドロッド23,24に沿って進
退動する移動体25と、該移動体25に設けられた素材
移動用グリップ26と、移動体25を所定ストローク往
復動させると共に、移動体25の後退時に上記素材移動
用グリップ26を解放させ、移動体25の前進時に上記
素材停止用グリップ22を解放させるように各グリップ
22,26を交互に開閉作動させるカム駆動手段30と
を備えている。
に示すように枠形状のフレーム21と、該フレーム21
に設けられた素材停止用グリップ22と、フレーム21
に設けられた一対のガイドロッド23,24に沿って進
退動する移動体25と、該移動体25に設けられた素材
移動用グリップ26と、移動体25を所定ストローク往
復動させると共に、移動体25の後退時に上記素材移動
用グリップ26を解放させ、移動体25の前進時に上記
素材停止用グリップ22を解放させるように各グリップ
22,26を交互に開閉作動させるカム駆動手段30と
を備えている。
【0015】移動体25は、図4,5に示すように、フ
レーム21に支持されている断面円形と小判形を呈する
一対のガイドロッド23,24に摺動自在に支持されて
いる。移動体25は一方の小判形ガイドロッド24の上
下面に沿って転動する3個のローラ25a〜25cを備
え、これらローラ25a〜25cにより移動体25が他
方のガイドロッド23の軸心を中心に回転するのを防止
している。上記各ローラ25a〜25cの遊端部は、三
角形状の補強板25dにより回転自在に連結支持されて
いる。したがって、移動体25は、両ガイドロッド2
3,24に沿って直線状に進退動するように案内支持さ
れている。
レーム21に支持されている断面円形と小判形を呈する
一対のガイドロッド23,24に摺動自在に支持されて
いる。移動体25は一方の小判形ガイドロッド24の上
下面に沿って転動する3個のローラ25a〜25cを備
え、これらローラ25a〜25cにより移動体25が他
方のガイドロッド23の軸心を中心に回転するのを防止
している。上記各ローラ25a〜25cの遊端部は、三
角形状の補強板25dにより回転自在に連結支持されて
いる。したがって、移動体25は、両ガイドロッド2
3,24に沿って直線状に進退動するように案内支持さ
れている。
【0016】また、移動体25には、図5及び図8に示
すように、該移動体25の前部とフレーム21との間に
該移動体25を後方へ付勢するスプリング27が設けら
れていると共に、後部に受けローラ28が設けられてい
る。移動体25は、カム駆動手段30によりリンク機構
31を介して往復動されると共に、リンク機構31に
は、図7に示すように移動体25の移動量を調整するた
めの移動量調整機構32が設けられている。
すように、該移動体25の前部とフレーム21との間に
該移動体25を後方へ付勢するスプリング27が設けら
れていると共に、後部に受けローラ28が設けられてい
る。移動体25は、カム駆動手段30によりリンク機構
31を介して往復動されると共に、リンク機構31に
は、図7に示すように移動体25の移動量を調整するた
めの移動量調整機構32が設けられている。
【0017】カム駆動手段30は、図7に示すように第
1〜第3カム34〜36を有するカム駆動軸18を備
え、該カム駆動軸18は、上記したようにクランク軸9
の回転動力により駆動される。
1〜第3カム34〜36を有するカム駆動軸18を備
え、該カム駆動軸18は、上記したようにクランク軸9
の回転動力により駆動される。
【0018】リンク機構31は、図5及び図7に示すよ
うに、上下方向に延びる揺動アーム37が支軸37bを
中心に回動するようフレーム21側に支持されており、
このアーム37は相対向する一対のアーム片37a,3
7aからなり、その中間が支軸37bに支持されると共
に、該支軸37bと上端部との間に、上記第1カム34
のカム面と係合する転輪39を備えている。揺動アーム
37の下端部には、圧縮ばね38が配設されて、揺動ア
ーム37を反時計周り方向へ付勢させて転輪39が第1
カム34と常時係合するように作用させている。そし
て、第1カム34が回転することにより、揺動アーム3
7を、図5の実線で示す前進位置と、仮想線で示す後退
位置との間で所定の回転角度だけ前後に揺動するように
している。
うに、上下方向に延びる揺動アーム37が支軸37bを
中心に回動するようフレーム21側に支持されており、
このアーム37は相対向する一対のアーム片37a,3
7aからなり、その中間が支軸37bに支持されると共
に、該支軸37bと上端部との間に、上記第1カム34
のカム面と係合する転輪39を備えている。揺動アーム
37の下端部には、圧縮ばね38が配設されて、揺動ア
ーム37を反時計周り方向へ付勢させて転輪39が第1
カム34と常時係合するように作用させている。そし
て、第1カム34が回転することにより、揺動アーム3
7を、図5の実線で示す前進位置と、仮想線で示す後退
位置との間で所定の回転角度だけ前後に揺動するように
している。
【0019】揺動アーム37の上端部には、水平方向に
延びる中間アーム40の一端が連結され、中間アーム4
0の他端には、上下方向に延び、かつ移動体25の受け
ローラ28と当接する当接面41aを有する調整レバー
41の下端が連結されている。調整レバー41の上端
は、移動量調整機構32の上下に移動自在の摺動体42
に枢軸43を介して連結されている。
延びる中間アーム40の一端が連結され、中間アーム4
0の他端には、上下方向に延び、かつ移動体25の受け
ローラ28と当接する当接面41aを有する調整レバー
41の下端が連結されている。調整レバー41の上端
は、移動量調整機構32の上下に移動自在の摺動体42
に枢軸43を介して連結されている。
【0020】摺動体42は、図7に示すように、上下方
向に摺動できるようにフレーム21に設けた支持部材2
1aに支持されていると共に、支持部材21aに回転可
能に支持されたねじ軸44に螺合されている。ねじ軸4
4には、支持部材21aの上部に配設された駆動モータ
45が減速機構46を介して連結され、上記モータ45
によりねじ軸44を回転させて、摺動体42と共に調整
レバー41を上下方向に移動させることにより調整レバ
ー41の揺動支点の高さを上下に変更調整できるように
している。この調整により、調整レバー41の当接面4
1aと受けローラ28との当接位置が変更されて、調整
レバー41の揺動による移動体25のストローク量を任
意に変更することができ、素材移動用グリップ26で供
給される素材Xの長さを任意に変更できるようになって
いる。
向に摺動できるようにフレーム21に設けた支持部材2
1aに支持されていると共に、支持部材21aに回転可
能に支持されたねじ軸44に螺合されている。ねじ軸4
4には、支持部材21aの上部に配設された駆動モータ
45が減速機構46を介して連結され、上記モータ45
によりねじ軸44を回転させて、摺動体42と共に調整
レバー41を上下方向に移動させることにより調整レバ
ー41の揺動支点の高さを上下に変更調整できるように
している。この調整により、調整レバー41の当接面4
1aと受けローラ28との当接位置が変更されて、調整
レバー41の揺動による移動体25のストローク量を任
意に変更することができ、素材移動用グリップ26で供
給される素材Xの長さを任意に変更できるようになって
いる。
【0021】図に示す実施例では、図5及び図6とから
明かなように上記調整レバー41に設ける当接面41a
が、上記摺動体42の高さ位置を変更しても調整レバー
41の揺動による受けローラ28の前死点が常に一定位
置となるような湾曲形状に形成されている。つまり、移
動体の前進端が常に一定位置で、後退端の位置を変化さ
せるようにストローク量の調整が行えるようになってい
る。
明かなように上記調整レバー41に設ける当接面41a
が、上記摺動体42の高さ位置を変更しても調整レバー
41の揺動による受けローラ28の前死点が常に一定位
置となるような湾曲形状に形成されている。つまり、移
動体の前進端が常に一定位置で、後退端の位置を変化さ
せるようにストローク量の調整が行えるようになってい
る。
【0022】斯して、上記揺動アーム37と中間アーム
40と調整レバー41とによる連結リンク機構を用い
て、移動体25のストローク量の調整を行うようにした
から、その調整を精度よく行なうことができるし、ま
た、揺動アーム37の支軸37bと中間アーム40との
上端連結部との間に転輪39を設けているので、力点と
なる転輪39から作用点となる上端連結部までの長さを
短く設定できて、揺動アーム37のたわみを抑えること
ができる。これにより、第1カム34のリフト量に対す
る移動体25のストローク量の変化を少なく抑えること
ができて、移動体25のストローク量の微調整を正確に
行うことが可能となる。
40と調整レバー41とによる連結リンク機構を用い
て、移動体25のストローク量の調整を行うようにした
から、その調整を精度よく行なうことができるし、ま
た、揺動アーム37の支軸37bと中間アーム40との
上端連結部との間に転輪39を設けているので、力点と
なる転輪39から作用点となる上端連結部までの長さを
短く設定できて、揺動アーム37のたわみを抑えること
ができる。これにより、第1カム34のリフト量に対す
る移動体25のストローク量の変化を少なく抑えること
ができて、移動体25のストローク量の微調整を正確に
行うことが可能となる。
【0023】素材移動用グリップ26は、図4に示すよ
うに移動体25の上面に固定された前後方向に延びる固
定グリップ体47と、図5に示すように移動体25の上
部に支持片25e,25fを介して揺動自在に枢支され
た把持レバー48の先端部に設けられ、かつ上記固定グ
リップ体47に対し近接離反する可動グリップ体49と
を備えている。この素材移動用グリップ26は上記カム
駆動軸18の第3カム36と、該カム36に連動して揺
動する平行四連リンク機構50により、上記移動体25
の前進時に把持動作し、後退時に解放動作するようにな
っている。また、把持レバー48の後端部には遊転ロー
ラ48aが設けられていると共に、該レバー48に対し
移動体25との間には、該レバー48を常時は非把持方
向に付勢するばね48bが介装されている。さらに、固
定グリップ体47の素材受け面には前後方向に延びるV
状の受け溝が形成されている。
うに移動体25の上面に固定された前後方向に延びる固
定グリップ体47と、図5に示すように移動体25の上
部に支持片25e,25fを介して揺動自在に枢支され
た把持レバー48の先端部に設けられ、かつ上記固定グ
リップ体47に対し近接離反する可動グリップ体49と
を備えている。この素材移動用グリップ26は上記カム
駆動軸18の第3カム36と、該カム36に連動して揺
動する平行四連リンク機構50により、上記移動体25
の前進時に把持動作し、後退時に解放動作するようにな
っている。また、把持レバー48の後端部には遊転ロー
ラ48aが設けられていると共に、該レバー48に対し
移動体25との間には、該レバー48を常時は非把持方
向に付勢するばね48bが介装されている。さらに、固
定グリップ体47の素材受け面には前後方向に延びるV
状の受け溝が形成されている。
【0024】平行四連リンク機構50は、図9に示すよ
うに、フレーム21に固定された水平方向に延びる固定
部材51と、該固定部材51と平行で上記把持レバー4
8の遊転ローラ48aと当接して把持レバー48を、上
記ガイドロッド23,24の長さ方向への移動を許しな
がら該把持レバー48の把持方向へ揺動させるレール体
52と、これら固定部材51とレール体52の両端部を
それぞれ連結する一対の平行リンク53,54とからな
る。平行リンク53,54のうち、一方のリンク53
は、その下端部が下方に延長され、該延長部53aの中
間部に第3カム36と係合する転輪55を備えている。
このリンク53の下端部には、圧縮ばね56が配設され
ていて、該圧縮ばね56によりリンク53を反時計周り
方向へ付勢し転輪55が第3カム36のカム面と当接す
るように作用させている。
うに、フレーム21に固定された水平方向に延びる固定
部材51と、該固定部材51と平行で上記把持レバー4
8の遊転ローラ48aと当接して把持レバー48を、上
記ガイドロッド23,24の長さ方向への移動を許しな
がら該把持レバー48の把持方向へ揺動させるレール体
52と、これら固定部材51とレール体52の両端部を
それぞれ連結する一対の平行リンク53,54とからな
る。平行リンク53,54のうち、一方のリンク53
は、その下端部が下方に延長され、該延長部53aの中
間部に第3カム36と係合する転輪55を備えている。
このリンク53の下端部には、圧縮ばね56が配設され
ていて、該圧縮ばね56によりリンク53を反時計周り
方向へ付勢し転輪55が第3カム36のカム面と当接す
るように作用させている。
【0025】斯して、上記移動体25の前進時には、上
記平行四連リンク機構50の一方側リンク53の転輪5
5がカム駆動手段30における第3カム36のベース部
36aと対向して、図9において実線で示すように転輪
55と第3カム体36との係合が解除され、上記リンク
53が固定部材51に対し起立する反時計周り方向に揺
動する。これにより、上記レール体52が固定部材51
に対し離反する方向に移動されて、該レール体52によ
り把持レバー48が遊転ローラ48aを介して把持方向
に揺動される。この把持レバー48の揺動により可動グ
リップ体49が固定グリップ体47側に揺動されて該可
動グリップ体49と固定グリップ体47とにより素材X
を把持することになる。この場合、特に平行四連リンク
機構50のレール体52がその移動軌跡における上死点
位置近くに位置したときに上記可動グリップ体49と固
定グリップ体47とで素材Xを把持するようにしたの
で、平行四連リンク機構50が有する所謂クランク特性
により、両グリップ体47,49が素材を把持するレー
ル体52の上死点位置近くにおいてはレール体52に大
きな突張り力を作用させることが可能となる。その結
果、上記ばね56のばね力が小さくてもレール体52の
上死点位置近くにおいては把持レバー48に大きな把持
方向への押圧力を作用させるが可能となって、両グリッ
プ体47,49に大きな把持力を与えることが可能とな
る。斯して、移動体25の前進時には、両グリップ体4
7,49により素材Xを確実に把持した状態のもとで該
素材Xを所定長さ確実に送り込むことが可能となる。
記平行四連リンク機構50の一方側リンク53の転輪5
5がカム駆動手段30における第3カム36のベース部
36aと対向して、図9において実線で示すように転輪
55と第3カム体36との係合が解除され、上記リンク
53が固定部材51に対し起立する反時計周り方向に揺
動する。これにより、上記レール体52が固定部材51
に対し離反する方向に移動されて、該レール体52によ
り把持レバー48が遊転ローラ48aを介して把持方向
に揺動される。この把持レバー48の揺動により可動グ
リップ体49が固定グリップ体47側に揺動されて該可
動グリップ体49と固定グリップ体47とにより素材X
を把持することになる。この場合、特に平行四連リンク
機構50のレール体52がその移動軌跡における上死点
位置近くに位置したときに上記可動グリップ体49と固
定グリップ体47とで素材Xを把持するようにしたの
で、平行四連リンク機構50が有する所謂クランク特性
により、両グリップ体47,49が素材を把持するレー
ル体52の上死点位置近くにおいてはレール体52に大
きな突張り力を作用させることが可能となる。その結
果、上記ばね56のばね力が小さくてもレール体52の
上死点位置近くにおいては把持レバー48に大きな把持
方向への押圧力を作用させるが可能となって、両グリッ
プ体47,49に大きな把持力を与えることが可能とな
る。斯して、移動体25の前進時には、両グリップ体4
7,49により素材Xを確実に把持した状態のもとで該
素材Xを所定長さ確実に送り込むことが可能となる。
【0026】一方、上記移動体25の後退時には、上記
一方側リンク53の転輪55が第3カム36の膨出部3
6bと係合して、該リンク53が固定部材51に対し倒
伏する時計回り方向に揺動する。これにより、上記レー
ル体52が固定部材51に近接する下方向に移動して、
該レール体52による把持レバー48の把持方向への付
勢が解除される。その結果、把持レバー48がばね48
bにより非把持方向に付勢されて可動グリップ体49と
固定グリップ体47とによる把持が解放され、素材Xを
移動位置に残したまま移動体25と素材移動用グリップ
26とを後退させることが可能となる。
一方側リンク53の転輪55が第3カム36の膨出部3
6bと係合して、該リンク53が固定部材51に対し倒
伏する時計回り方向に揺動する。これにより、上記レー
ル体52が固定部材51に近接する下方向に移動して、
該レール体52による把持レバー48の把持方向への付
勢が解除される。その結果、把持レバー48がばね48
bにより非把持方向に付勢されて可動グリップ体49と
固定グリップ体47とによる把持が解放され、素材Xを
移動位置に残したまま移動体25と素材移動用グリップ
26とを後退させることが可能となる。
【0027】また、上記ばね56のばね力を調整する調
節手段57が設けられている。この調節手段57は、図
3及び図9示すように、一方側リンク53の下端部に基
部が枢支されるロッド58と、該ロッド58の先端部を
外嵌支持する調整体60と、ロッド58の基部と調整体
60との間に介装される上記圧縮ばね56とからなる。
調整体60は第1分割調整体61と第2分割調整体62
とからなり、これら両調整体61,62の外周には、そ
れぞれフレーム21に形成された取付用ねじ孔63に螺
合可能なねじ部61a,62aがそれぞれ形成されてい
ると共に、両調整体61,62は複数本の連結用ねじ6
4により所定間隔をおいた状態で連結されている。第1
分割調整体61の外方端部には、ねじ部の外径よりも小
さな6角状の頭部61bが形成されている。斯して上記
圧縮ばね56のばね力を調整する場合には、フレーム2
1の外側から連結状態にある第1、第2分割調整体6
1,62を取付用ねじ孔63に同時に螺合して、圧縮ば
ね56の圧縮量を変化させてばね力の調整を行うのであ
る。この場合、フレーム21の外部から調整体60の調
整が容易に行えると共に、第1調整体61の外方端部に
設けたこれの外径よりも小さな6角状の頭部61bがフ
レーム21の外方に突出するだけであるから、スペース
を殆ど必要とせず、また、調整操作を行う場合、少ない
スペースであっても小さな工具を用いて容易に操作する
ことが可能となる。また、該調整体60を第1分割調整
体61と第2分割調整体62及びこれら両調整体61,
62を連結する複数本の連結用ねじ64から構成し、6
角頭部を介して調整体60を所定位置までねじ込んだ
後、複数本の連結用ねじ64をねじ込んで両分割調整体
61,62間の間隔を狭くすることにより、両調整体6
1,62の外周ねじ部61a,62aをフレーム21の
ねじ孔63に食いつかせて弛み止めが行えるようになっ
ている。
節手段57が設けられている。この調節手段57は、図
3及び図9示すように、一方側リンク53の下端部に基
部が枢支されるロッド58と、該ロッド58の先端部を
外嵌支持する調整体60と、ロッド58の基部と調整体
60との間に介装される上記圧縮ばね56とからなる。
調整体60は第1分割調整体61と第2分割調整体62
とからなり、これら両調整体61,62の外周には、そ
れぞれフレーム21に形成された取付用ねじ孔63に螺
合可能なねじ部61a,62aがそれぞれ形成されてい
ると共に、両調整体61,62は複数本の連結用ねじ6
4により所定間隔をおいた状態で連結されている。第1
分割調整体61の外方端部には、ねじ部の外径よりも小
さな6角状の頭部61bが形成されている。斯して上記
圧縮ばね56のばね力を調整する場合には、フレーム2
1の外側から連結状態にある第1、第2分割調整体6
1,62を取付用ねじ孔63に同時に螺合して、圧縮ば
ね56の圧縮量を変化させてばね力の調整を行うのであ
る。この場合、フレーム21の外部から調整体60の調
整が容易に行えると共に、第1調整体61の外方端部に
設けたこれの外径よりも小さな6角状の頭部61bがフ
レーム21の外方に突出するだけであるから、スペース
を殆ど必要とせず、また、調整操作を行う場合、少ない
スペースであっても小さな工具を用いて容易に操作する
ことが可能となる。また、該調整体60を第1分割調整
体61と第2分割調整体62及びこれら両調整体61,
62を連結する複数本の連結用ねじ64から構成し、6
角頭部を介して調整体60を所定位置までねじ込んだ
後、複数本の連結用ねじ64をねじ込んで両分割調整体
61,62間の間隔を狭くすることにより、両調整体6
1,62の外周ねじ部61a,62aをフレーム21の
ねじ孔63に食いつかせて弛み止めが行えるようになっ
ている。
【0028】一方、素材固定用グリップ22は、図10
に示すように、フレーム21の上面に固設された支持部
材66に設けられた固定グリップ体65と、上記支持部
材66に枢支され、固定グリップ体65に対向する可動
グリップ体67を有する把持レバー68と、フレーム2
1の上部に立設された取付部材66aに枢支され、かつ
把持レバー68を上下揺動させる揺動機構70とを備え
ている。
に示すように、フレーム21の上面に固設された支持部
材66に設けられた固定グリップ体65と、上記支持部
材66に枢支され、固定グリップ体65に対向する可動
グリップ体67を有する把持レバー68と、フレーム2
1の上部に立設された取付部材66aに枢支され、かつ
把持レバー68を上下揺動させる揺動機構70とを備え
ている。
【0029】揺動機構70は、図3及び図10に示すよ
うにカム駆動軸18に設けられた第2カム35と、該カ
ム35の下方位置において水平方向に延び、その一端が
フレーム21に支軸71を介して回動自在に支持され第
2カム35に当接する転輪72をもつ揺動アーム73
と、該アーム73の中間部に球面軸受74aを介して枢
着され、上下方向に延びる連結ロッド74と、該連結ロ
ッド74の上端に球面軸受74bを介して一端部が連結
され、中間部が上記把持レバー68の上方において取付
部材66aに枢支された揺動部材75と、下端部が把持
レバー68に枢着され、かつ上端部が支持部材66に上
下移動自在に支持されたロッド76とを備えている。そ
して、揺動アーム73の先端部には、該揺動アーム73
を第2カム35側へ付勢するバネ73aと引上杆73b
とからなる付勢手段が設けられており、また、ロッド7
6には、上記揺動部材75の他端部が遊挿されると共
に、該揺動部材75の他端部上面とロッド76の上端部
との間にワッシャ77,77を介してスプリング78が
介装されている。
うにカム駆動軸18に設けられた第2カム35と、該カ
ム35の下方位置において水平方向に延び、その一端が
フレーム21に支軸71を介して回動自在に支持され第
2カム35に当接する転輪72をもつ揺動アーム73
と、該アーム73の中間部に球面軸受74aを介して枢
着され、上下方向に延びる連結ロッド74と、該連結ロ
ッド74の上端に球面軸受74bを介して一端部が連結
され、中間部が上記把持レバー68の上方において取付
部材66aに枢支された揺動部材75と、下端部が把持
レバー68に枢着され、かつ上端部が支持部材66に上
下移動自在に支持されたロッド76とを備えている。そ
して、揺動アーム73の先端部には、該揺動アーム73
を第2カム35側へ付勢するバネ73aと引上杆73b
とからなる付勢手段が設けられており、また、ロッド7
6には、上記揺動部材75の他端部が遊挿されると共
に、該揺動部材75の他端部上面とロッド76の上端部
との間にワッシャ77,77を介してスプリング78が
介装されている。
【0030】なお、図10中、75は把持レバー68を
開放するための開放ばねで、スプリング78のばね力よ
りも弱いばねが用いられる。
開放するための開放ばねで、スプリング78のばね力よ
りも弱いばねが用いられる。
【0031】斯して、移動体25の後退時には、図3の
実線で示すように揺動アーム73の転輪72が第2カム
35の膨出部35bに係合して、揺動アーム73がバネ
73aに抗して時計回り方向に揺動されて連結ロッド7
4を介し揺動部材75が反時計回り方向に揺動される。
これによりワッシャ77を介してスプリング78が圧縮
されることになり、この圧縮力によりロッド76が支持
部材75に対し持ち上げられることになる。このロッド
76の持上げ力が把持レバー68に作用して該把持レバ
ー68を反時計回り方向に揺動させて可動グリップ体6
7と固定グリップ65とで素材を把持することになる。
実線で示すように揺動アーム73の転輪72が第2カム
35の膨出部35bに係合して、揺動アーム73がバネ
73aに抗して時計回り方向に揺動されて連結ロッド7
4を介し揺動部材75が反時計回り方向に揺動される。
これによりワッシャ77を介してスプリング78が圧縮
されることになり、この圧縮力によりロッド76が支持
部材75に対し持ち上げられることになる。このロッド
76の持上げ力が把持レバー68に作用して該把持レバ
ー68を反時計回り方向に揺動させて可動グリップ体6
7と固定グリップ65とで素材を把持することになる。
【0032】一方、移動体25の前進時には、揺動アー
ム73の転輪72が第2カム35のベース部35aに対
向する。これにより揺動アーム73がバネ73aによっ
て反時計回り方向に揺動され、連結ロッド74を介し揺
動部材75が時計回り方向に揺動される。そのため、圧
縮されていたスプリング78がワッシャ77を押し下げ
てロッド76の段部76aに当接するまで伸長すること
になる。これにより、把持レバー68にその把持方向に
付勢するスプリング78のばね力の作用がなくなって把
持レバー68の可動グリップ体67と固定グリップ体6
5とによる素材Xの把持が解放される。
ム73の転輪72が第2カム35のベース部35aに対
向する。これにより揺動アーム73がバネ73aによっ
て反時計回り方向に揺動され、連結ロッド74を介し揺
動部材75が時計回り方向に揺動される。そのため、圧
縮されていたスプリング78がワッシャ77を押し下げ
てロッド76の段部76aに当接するまで伸長すること
になる。これにより、把持レバー68にその把持方向に
付勢するスプリング78のばね力の作用がなくなって把
持レバー68の可動グリップ体67と固定グリップ体6
5とによる素材Xの把持が解放される。
【0033】また、上記素材移動用グリップ26及び素
材停止用グリップ22には、圧造成形機の運転開始時或
は運転中に素材の供給を強制的に停止する供給停止装置
80,81がそれぞれ設けられている。
材停止用グリップ22には、圧造成形機の運転開始時或
は運転中に素材の供給を強制的に停止する供給停止装置
80,81がそれぞれ設けられている。
【0034】素材移動用グリップ26に設ける供給停止
装置80は、固定グリップ体47に対し可動グリップ体
49を解放状態に保つためのもので、該供給停止装置8
0は、図9に示すように上記平行四連リンク機構50に
おける他方側リンク54の下端部を下方に延長し、その
延長部に設けられたローラ82と、フレーム21におけ
る上記ローラ82の下方位置に設けられた対向ローラ8
3と、フレーム21に設けられ、上記両ローラ82,8
3間に出退自在な停止ブロック84をもつシリンダ85
とを備えている。そして、たとえば圧造成形機1の運転
中に素材Xの供給を停止する場合には、上記シリンダ8
5を作動させ、停止ブロック84を上記ローラ82,8
3間に挿入させて、他方側の平行四連リンク機構50を
時計方向に揺動させる。これによりレール体52は下降
され、把持レバー48の把持方向への付勢が解除されて
把持レバー48がばね48bにより反時計回り方向に揺
動されて可動グリップ49が把持していた素材Xを解放
すると共に、その解放状態が保持される。
装置80は、固定グリップ体47に対し可動グリップ体
49を解放状態に保つためのもので、該供給停止装置8
0は、図9に示すように上記平行四連リンク機構50に
おける他方側リンク54の下端部を下方に延長し、その
延長部に設けられたローラ82と、フレーム21におけ
る上記ローラ82の下方位置に設けられた対向ローラ8
3と、フレーム21に設けられ、上記両ローラ82,8
3間に出退自在な停止ブロック84をもつシリンダ85
とを備えている。そして、たとえば圧造成形機1の運転
中に素材Xの供給を停止する場合には、上記シリンダ8
5を作動させ、停止ブロック84を上記ローラ82,8
3間に挿入させて、他方側の平行四連リンク機構50を
時計方向に揺動させる。これによりレール体52は下降
され、把持レバー48の把持方向への付勢が解除されて
把持レバー48がばね48bにより反時計回り方向に揺
動されて可動グリップ49が把持していた素材Xを解放
すると共に、その解放状態が保持される。
【0035】一方、素材停止用グリップ22に設ける供
給停止装置81は、固定グリップ体65に対し可動グリ
ップ体67を把持状態に保つためのもので、該供給停止
装置81は、図10に示すように上記揺動部材75にお
ける一端上部に設けられたローラ86と、フレーム21
における上記ローラ86の上方位置に設けられた対向ロ
ーラ87と、フレーム21に固定され、上記両ローラ8
6,87間に出退自在な停止ブロック88をもつシリン
ダ89とを備えている。そして、圧造成形機の操作の運
転中に素材Xの供給のみを停止する場合、上記シリンダ
89を作動させて、供給停止ブロック88を上記ローラ
86,87間に挿入させて、揺動部材75を強制的に反
時計周り方向に揺動させる。これによりスプリング78
が圧縮されてロッド76が持ち上げられ、把持レバー6
8が反時計回り方向に揺動されて該把持レバー68にお
ける可動グリップ体67で素材Xが把持されると共に、
その把持状態が保持されることになる。
給停止装置81は、固定グリップ体65に対し可動グリ
ップ体67を把持状態に保つためのもので、該供給停止
装置81は、図10に示すように上記揺動部材75にお
ける一端上部に設けられたローラ86と、フレーム21
における上記ローラ86の上方位置に設けられた対向ロ
ーラ87と、フレーム21に固定され、上記両ローラ8
6,87間に出退自在な停止ブロック88をもつシリン
ダ89とを備えている。そして、圧造成形機の操作の運
転中に素材Xの供給のみを停止する場合、上記シリンダ
89を作動させて、供給停止ブロック88を上記ローラ
86,87間に挿入させて、揺動部材75を強制的に反
時計周り方向に揺動させる。これによりスプリング78
が圧縮されてロッド76が持ち上げられ、把持レバー6
8が反時計回り方向に揺動されて該把持レバー68にお
ける可動グリップ体67で素材Xが把持されると共に、
その把持状態が保持されることになる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、フレーム
のガイドロッドに沿って進退動する移動体と、該移動体
に設けられた素材移動用グリップと、上記移動体の前進
時に把持させ、後退時に解放させるカム駆動手段とを有
し、カム駆動手段が、カム体を有するカム駆動軸とカム
体に連動して揺動する平行4連リンク機構とを備え、か
つ、上記カム体により、移動体の後退時には平行四連リ
ンク機構を菱形状に短縮揺動させて素材移動用グリップ
が解放状態となるように動作させ、移動体の前進時には
平行四連リンク機構のばねによる伸長を許し、かつ平行
四連リンク機構の方形状となる上死点位置近くで素材移
動用グリップが把持状態となるように動作させるように
したから、移動体の前進時には、上記平行四連リンク機
構の一方側リンクの延長部がカム駆動手段におけるカム
体のベース部と対向して、該リンクが固定部材に対し起
立する方向に揺動し、これにより、上記レール体が固定
部材に対し離反する方向に移動されて、該レール体によ
り把持レバーが把持方向に揺動され、この把持レバーの
揺動により可動グリップが固定グリップ側に揺動されて
該可動グリップと固定グリップとにより素材を把持する
ことが可能となる。この場合、特に平行四連機構のレー
ル体がその移動軌跡における上死点位置近くに位置した
ときに上記可動グリップと固定グリップとで素材を把持
するようにしたので、平行四連リンク機構が有する所謂
クランク特性により、両グリップが素材を把持するレー
ル体の上死点位置近くにおいてはレール体に大きな突張
り力を作用させることが可能となる。その結果、上記ば
ね力が小さくてもレール体の上死点位置近くにおいては
把持レバーに大きな把持方向への押圧力を作用させるが
可能となって、両グリップに大きな把持力を与えること
が可能となる。 従って、移動体の前進時には、両グリ
ップ体により素材を確実に把持した状態のもとで該素材
を所定長さ確実に送り込むことができる。
のガイドロッドに沿って進退動する移動体と、該移動体
に設けられた素材移動用グリップと、上記移動体の前進
時に把持させ、後退時に解放させるカム駆動手段とを有
し、カム駆動手段が、カム体を有するカム駆動軸とカム
体に連動して揺動する平行4連リンク機構とを備え、か
つ、上記カム体により、移動体の後退時には平行四連リ
ンク機構を菱形状に短縮揺動させて素材移動用グリップ
が解放状態となるように動作させ、移動体の前進時には
平行四連リンク機構のばねによる伸長を許し、かつ平行
四連リンク機構の方形状となる上死点位置近くで素材移
動用グリップが把持状態となるように動作させるように
したから、移動体の前進時には、上記平行四連リンク機
構の一方側リンクの延長部がカム駆動手段におけるカム
体のベース部と対向して、該リンクが固定部材に対し起
立する方向に揺動し、これにより、上記レール体が固定
部材に対し離反する方向に移動されて、該レール体によ
り把持レバーが把持方向に揺動され、この把持レバーの
揺動により可動グリップが固定グリップ側に揺動されて
該可動グリップと固定グリップとにより素材を把持する
ことが可能となる。この場合、特に平行四連機構のレー
ル体がその移動軌跡における上死点位置近くに位置した
ときに上記可動グリップと固定グリップとで素材を把持
するようにしたので、平行四連リンク機構が有する所謂
クランク特性により、両グリップが素材を把持するレー
ル体の上死点位置近くにおいてはレール体に大きな突張
り力を作用させることが可能となる。その結果、上記ば
ね力が小さくてもレール体の上死点位置近くにおいては
把持レバーに大きな把持方向への押圧力を作用させるが
可能となって、両グリップに大きな把持力を与えること
が可能となる。 従って、移動体の前進時には、両グリ
ップ体により素材を確実に把持した状態のもとで該素材
を所定長さ確実に送り込むことができる。
【0037】また、上記移動体の後退時には、上記一方
側リンクの延長部がカム駆動手段におけるカム体の膨出
部と係合して、該リンクが固定部材に対し倒伏する方向
に揺動し、上記レール体が固定部材に対し近接する方向
に移動されて、該レール体による把持レバーの把持方向
への付勢が解除される。これにより、把持レバーによる
付勢が解除されて可動グリップ体と固定グリップ体とに
よる把持が解放され、素材を移動位置に残したまま移動
体と素材移動用グリップとを後退させることができる。
側リンクの延長部がカム駆動手段におけるカム体の膨出
部と係合して、該リンクが固定部材に対し倒伏する方向
に揺動し、上記レール体が固定部材に対し近接する方向
に移動されて、該レール体による把持レバーの把持方向
への付勢が解除される。これにより、把持レバーによる
付勢が解除されて可動グリップ体と固定グリップ体とに
よる把持が解放され、素材を移動位置に残したまま移動
体と素材移動用グリップとを後退させることができる。
【図1】 本発明の素材供給装置を適用した圧造成形機
の概略正面図である。
の概略正面図である。
【図2】 ノックアウトピン手段のピン駆動軸からチャ
ック移送手段及び素材供給装置への動力伝達機構を示す
側面図である。
ック移送手段及び素材供給装置への動力伝達機構を示す
側面図である。
【図3】 素材供給装置の概略正面図である。
【図4】 素材移動用グリップを有する移動体の縦断側
面図である。
面図である。
【図5】 同移動体を進退動させるカム駆動手段の縦断
側面図である。
側面図である。
【図6】 同移動体のストロークを変更した場合のカム
駆動手段の縦断正面図である。
駆動手段の縦断正面図である。
【図7】 移動体の移動量調整手段の縦断側面図であ
る。
る。
【図8】 素材移動用グリップ部分の一部を省略した平
面図である。
面図である。
【図9】 素材移動用グリップの駆動機構を示す要部の
正面図である。
正面図である。
【図10】 移動停止用グリップの駆動機構を示す拡大
側面図である。
側面図である。
20 素材供給装置 18 カム駆動軸 21 フレーム 23,24 ガイドロッド 25 移動体 26 素材移動用グリップ 30 カム駆動手段 47 固定グリップ体 48 把持レバー 49 可動グリップ体 50 平行四連リンク機構 51 固定部材 52 レール体 53,54 リンク 53a 延長部 56 ばね
Claims (1)
- 【請求項1】 フレームに設けられたガイドロッドに沿
って進退動する移動体と、該移動体に設けられた固定グ
リップ体と上記移動体に揺動自在に枢支された把持レバ
ーの先端部に設けられて、上記固定グリップ体に対し当
接離反する可動グリップ体とを備えた素材移動用グリッ
プと、該素材移動用グリップを上記移動体の前進時に把
持させ、後退時に解放させるカム駆動手段とを有し、長
尺の素材を所定長さづつ間歇的に圧造部に供給する圧造
成形機における素材供給装置であって、上記カム駆動手
段は、カム体を有するカム駆動軸と、上記カム体に連動
して揺動する平行4連リンク機構とを備え、該平行4連
リンク機構は、上記フレームに固定された固定部材と、
該固定部材と平行で上記把持レバーの後端部を移動体の
移動位置に関係なく支持し、かつ上記把持レバーをその
把持方向へ揺動させるレール体と、これらレール体と固
定部材の両端部をそれぞれ連結する1対の平行リンクと
からなり、上記平行リンクのうち、一方のリンクには外
方に延びる延長部が設けられて、この延長部はばねによ
り上記カム体側に付勢されており、かつ、上記カム駆動
軸は、上記移動体の後退時に上記カム体の膨出部を上記
延長部に係合させて上記レール体を把持レバーの非把持
方向となる固定部材側に近接させ、上記移動体の前進時
に上記カム体のベース部を上記延長部に対向させて上記
レール体を固定部材との近接位置から把持レバーの把持
方向に離反させ、該レール体の移動軌跡における上死点
位置近くで上記把持レバーの可動グリップ体と固定グリ
ップ体とにより素材を把持させることを特徴とする圧造
成形機における素材供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8338695A JP2748309B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 圧造成形機における素材供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8338695A JP2748309B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 圧造成形機における素材供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08252649A true JPH08252649A (ja) | 1996-10-01 |
JP2748309B2 JP2748309B2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=13800990
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8338695A Expired - Fee Related JP2748309B2 (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 圧造成形機における素材供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2748309B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103978148A (zh) * | 2013-06-18 | 2014-08-13 | 张小松 | 摆臂式自动送料机 |
CN104190835A (zh) * | 2014-08-27 | 2014-12-10 | 林阿成 | 摆臂式红冲机 |
CN104550627A (zh) * | 2014-12-24 | 2015-04-29 | 宁波海星机械制造有限公司 | 冷镦机的进料摇臂机构 |
KR20180003448U (ko) * | 2017-06-01 | 2018-12-11 | 주식회사 영진테크 | 포머 단조기의 프레임 구조 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101217482B1 (ko) * | 2011-08-25 | 2013-01-09 | 문병일 | 회전식 냉간 포머 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP8338695A patent/JP2748309B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103978148A (zh) * | 2013-06-18 | 2014-08-13 | 张小松 | 摆臂式自动送料机 |
CN103978148B (zh) * | 2013-06-18 | 2015-11-18 | 张小松 | 摆臂式自动送料机 |
CN104190835A (zh) * | 2014-08-27 | 2014-12-10 | 林阿成 | 摆臂式红冲机 |
CN104550627A (zh) * | 2014-12-24 | 2015-04-29 | 宁波海星机械制造有限公司 | 冷镦机的进料摇臂机构 |
KR20180003448U (ko) * | 2017-06-01 | 2018-12-11 | 주식회사 영진테크 | 포머 단조기의 프레임 구조 |
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---|---|
JP2748309B2 (ja) | 1998-05-06 |
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