JPH08252443A - 水中撹拌装置 - Google Patents

水中撹拌装置

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JPH08252443A
JPH08252443A JP7059330A JP5933095A JPH08252443A JP H08252443 A JPH08252443 A JP H08252443A JP 7059330 A JP7059330 A JP 7059330A JP 5933095 A JP5933095 A JP 5933095A JP H08252443 A JPH08252443 A JP H08252443A
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pump casing
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哲雄 藤田
Masaroku Kawauchi
正六 川内
Naruhiro Endo
成宏 遠藤
Tetsuya Morita
哲也 森田
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Hanshin Engineering Co Ltd
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HANSHIN DORYOKU KIKAI
Hanshin Engineering Co Ltd
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    • B01F27/00Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
    • B01F27/80Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis
    • B01F27/81Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis the stirrers having central axial inflow and substantially radial outflow
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01FMIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
    • B01F2101/00Mixing characterised by the nature of the mixed materials or by the application field
    • B01F2101/305Treatment of water, waste water or sewage

Abstract

(57)【要約】 【目的】吐出口から吐出される水の減衰が抑制されて、
広範囲にわたって確実に撹拌することができる。 【構成】回転駆動機構10によって、ポンプケーシング
30内の羽根車20が回転されると、ポンプケーシング
30内に水が吸引されて、水はポンプケーシング30内
を軸方向に通流する。ポンプケーシング30内を通流し
た水は、吐出ケーシング40内に導入されて、各隔壁部
材46によって周方向に分割された複数の吐出口41か
ら吐出される。各吐出口41から吐出される水は、各隔
壁部材46によって分割されて、それぞれ水の束とな
り、広範囲にわたって減衰することなく通流する。各吐
出口41から水が吐出されると、各隔壁部材46のそれ
ぞれの隔壁部46aによって形成されたガイド溝45内
を水が通流して、各吐出口41から吐出される水の伴流
を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、下水等の水中内に設置
されて、汚水を吸引して吐出することにより、下水等の
汚水を撹拌する水中撹拌装置に関する。
【0002】
【従来の技術】下水等を撹拌して曝気する水中曝気撹拌
装置は、通常、特開平6−285488号公報等に開示
されているように、円筒状のポンプケーシング内に配置
された羽根車を水中モーター等によって回転駆動するこ
とにより、ポンプケーシング内に水を吸引するようにな
っている。ポンプケーシング内に吸引された水には、ポ
ンプケーシング内を通流する間に、別途、供給される空
気が拡散されて、空気の拡散された水が、ポンプケーシ
ングの全周にわたって放射方向に吐出するようになって
いる。
【0003】前記公報では、ポンプケーシング内に配置
された羽根車は、ポンプケーシングの上側から水を吸引
して下側から吐出するようになっているが、羽根車のイ
ンペラの形状によっては、ポンプケーシングの下側から
水を吸引して上側から吐出することも可能である。
【0004】ポンプケーシング内を通流する水は、吐出
ケーシング内に導入されて放射方向外方に向けられ、吐
出ケーシングの全周にわたって設けられた吐出口から放
射方向に吐出されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】吐出ケーシングに設け
られた吐出口は、全周にわたって設けられているため
に、吐出口から吐出される水は拡散により速度が低下
し、容易に減衰する。このため、広範囲にわたって水を
撹拌することができないという問題がある。
【0006】また、吐出ケーシングの全周にわたって設
けられた吐出口には、インペラの回転により生じる水の
旋回流を放射方向に変更するための上下方向に延びる複
数のバッフル板が周方向に適当な間隔をあけて配置され
ている。これらのバッフル板は、吐出ケーシングの上面
と下面とを連結する補強リブとしても作用する。
【0007】ポンプケーシング内に吸引される下水等の
汚水には、し渣、挟雑物等が混入しているために、吐出
口内にバッフル板、補強リブ等が設けられていると、水
内に混入したし渣等がこれらに容易に絡みつくという問
題が生じる。バッフル板や補強リブにし渣等が絡みつく
と、吐出口から水を円滑に吐出することができなくな
り、羽根車や水中モーターが過負荷になり、運転不能に
なることもしばしば発生する。
【0008】また、バッフル板へのし渣等の絡みを防止
するために、板の厚さを著しく大きくして、先端を先細
り状に鋭角に構成することも実施されている。このよう
な構成であれば、し渣の絡みは多少は改善されるもの
の、このバッフル板自体が、吐出される水流の障害物に
なり、吐出される水流の流速を低下させる。しかも、吐
出水流内に配置されたバッフル板の後部の厚肉部には、
カルマン渦が発生する。このようなカルマン渦は、水の
流れに強い抵抗を生じさせるために、吐出される水流の
流速はさらに低下し、撹拌力が著しく低下する。
【0009】本発明は、このような問題を解決するもの
であり、その目的は、吐出口から吐出される水の減衰が
抑制されて、広範囲にわたって確実に水を撹拌すること
ができる水中撹拌装置を提供することにある。本発明の
他の目的は、水内に混入したし渣、挟雑物によって、水
の吐出が阻害されるおそれのない水中撹拌装置を提供す
ることにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の水中撹拌装置
は、円筒状をしたポンプケーシングと、このポンプケー
シング内に回転可能に配置されており、回転することに
よってポンプケーシング内に水を吸引して軸方向に通流
させる羽根車と、この羽根車の回転駆動機構と、前記ポ
ンプケーシング内を通流した水が導入されるようにポン
プケーシングの一方の端部に取り付けられており、導入
された水が放射方向に吐出するようにほぼ全周にわたっ
て吐出口が設けられた短円筒状の吐出ケーシングとを具
備し、この吐出ケーシングは、放射方向に延びる一対の
隔壁部を有する隔壁部材によって周方向に分割されてお
り、各隔壁部材のそれぞれの隔壁部の間が、上方および
外方に開放されて、放射方向に延びるガイド溝を形成し
ていることを特徴とするものであり、そのことにより上
記目的が達成される。
【0011】前記各隔壁部材のそれぞれの隔壁部は、外
周側になるにつれて相互に離れるように開いている。
【0012】また、前記各隔壁部材のそれぞれの隔壁部
は、内周側部分同士が、吐出ケーシングの内周方向に円
弧状に突出する連結部によって一体的に連結されてい
る。
【0013】さらに、前記吐出ケーシングの各吐出部
が、水平方向に対して5〜40度の角度で斜め下方に傾
斜している。
【0014】本発明の撹拌装置は、前記ポンプケーシン
グ内を通流する水に空気が拡散される曝気機能を有して
いてもよい。
【0015】
【作用】本発明の水中撹拌装置では、回転駆動機構によ
って、ポンプケーシング内の羽根車が回転されると、ポ
ンプケーシング内に水が吸引されて、ポンプケーシング
内を軸方向に通流する。ポンプケーシング内を通流した
水は、吐出ケーシング内に導入されて、各隔壁部材によ
って周方向に分割された複数の吐出口から吐出される。
各吐出口から吐出される水は、各隔壁部材によって分断
されて、それぞれ水の束となり、広範囲にわたって減衰
することなく通流する。各吐出口から水が吐出される
と、各隔壁部材のそれぞれの隔壁部によって形成された
ガイド溝内を水が通流して、各吐出口から吐出される水
の伴流を形成する。その結果、各吐出口から吐出される
水の束の側縁部には、カルマン渦が発生するおそれがな
い。
【0016】各隔壁部材のそれぞれの隔壁部は、外周側
になるにつれて、相互に離れるように開いていることに
より、各吐出口から吐出される水の分散が抑制される。
【0017】各隔壁部材のそれぞれの隔壁部は、内周側
部分同士が内周方向に曲率半径の大きな円弧状に突出す
る連結部によって連結されていることにより、吐出ケー
シング内を通流する水に、し渣、挟雑物等が混入してい
ても、絡みつくおそれがなく、水は円滑に通流する。
【0018】ポンプケーシング内を通流する水に空気が
供給されると、吐出ケーシングの各吐出口からは、空気
が拡散した水が吐出される。
【0019】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて詳
細に説明する。
【0020】図1は本発明の水中撹拌装置の一例である
水中曝気撹拌装置を示す正面図、図2はその縦断面図で
ある。この水中曝気撹拌装置は、軸心が鉛直状態になっ
て上部に配置された回転駆動機構10と、この回転駆動
機構10にて回転されるようにその下側に取り付けられ
た羽根車20(図2参照)とを具備している。羽根車2
0は、円筒状をしたポンプケーシング30内に配置され
ており、ポンプケーシング30の上側には、周囲に吐出
口41が設けられた短円筒状の吐出ケーシング40が取
り付けられている。
【0021】図2に示すように、回転駆動機構10は、
軸心が鉛直状態になった水中モーター11と、この水中
モーター11の下方に延出する出力軸に取り付けられて
吐出ケーシング40内に配置された減速機12とを有し
ており、減速機12の出力軸は、吐出ケーシング40の
中心部を貫通して、ポンプケーシング30内に達してい
る。回転駆動機構10の減速機12は、吐出ケーシング
40に支持されている。ポンプケーシング30内に位置
する減速機12の出力軸には羽根車20が取り付けられ
ている。
【0022】羽根車20は、減速機12の出力軸に取り
付けられた円筒状のボス部21を有しており、回転駆動
機構10の水中モーター11が駆動されることによっ
て、ボス部21が回転される。このボス部21の周面に
は、周方向に等しい間隔をあけて配置されたインペラ2
2が設けられている。各インペラ22は、ボス部21の
回転によって上方への強い水流を発生するように、大き
なピッチ角度を有してボス部21の周面から放射方向に
延出している。
【0023】羽根車20を取り囲むポンプケーシング3
0は、下側になるにつれて順次拡径した円筒状のケーシ
ング本体部31を有しており、ケーシング本体部31の
上面および下面が開放されている。ケーシング本体部3
1の外周面は、周方向に等しい間隔をあけて配置された
上下方向に延びる複数の補強リブ33にて補強されてい
る。ケーシング本体部31の下面には、下方に延出する
例えば3本の脚部32が、周方向に等しい間隔をあけて
配置されており、各脚部32によってケーシング本体3
1の下面は、水処理反応槽等の据え付けられる底面に対
して適当な間あけた状態になっている。
【0024】ポンプケーシング30のケーシング本体3
1内に配置された羽根車20が回転されると、各インペ
ラ22によって、ケーシング本体31の開放された下面
から内部に水が吸引されて、ケーシング本体31内を上
方へと通流される。
【0025】ポンプケーシング30内に配置された羽根
車20のボス部21における下側の軸心部には、空気供
給管50が挿通している。ボス部21の上部周面には、
複数の空気吐出口21bが、周方向に等しい間隔をあけ
て配置されており、空気供給管50から供給される空気
は、各空気吐出口21bを通って、ポンプケーシング3
0のケーシング本体31内に吐出される。
【0026】図3は、ポンプケーシング30の上側に配
置される吐出ケーシング40の一部破断平面図、図4は
図3のA−A線における断面図である。この吐出ケーシ
ング40は、図4に示すように、中心部に開口部42a
が設けられた円環状の下ガイド板42と、この下ガイド
板42に対して上方に適当な間隔をあけて配置された上
ガイド板43とを有している。
【0027】下ガイド板42は、軸心部に設けられた開
口部42aの周囲に、5〜40度程度の角度で下向きに
傾斜して外方に延出しており、開口部42aの周囲の内
周縁部は、下方に向かって円弧状に湾曲している。そし
て、下ガイド板42の内周縁部には、ポンプケーシング
30におけるケーシング本体31の上面に全周にわたっ
て載置されるフランジ部44が設けられている。このフ
ランジ部44は、ポンプケーシング30のケーシング本
体31上面にボルト止めされる。
【0028】上ガイド板43は、中心部に貫通孔43a
が設けられた円環状をしており、下ガイド板42の上方
に、一定の間隔をあけてほぼ平行に配置されている。こ
の上ガイド板43の貫通孔43aの周囲の内周側部分
は、下方に向かうように、円弧状に緩やかに湾曲してお
り、その内周縁は、下ガイド板42の開口部42a内に
同心状態で位置している。
【0029】上ガイド板43は、図3に示すように、周
方向の六等分位置にて、放射方向に延びる隔壁部材46
によって、六等分されている。この分割数は機種等に応
じて適宜変更してもよい。各隔壁部材46は、下ガイド
板42と上ガイド板43との間をほぼ放射方向に沿って
延びる一対の隔壁部46aを有している。各隔壁部46
aは、上ガイド板43とは一体となって下方に屈曲され
ることにより構成されており、下側縁が下ガイド板42
の上面に突き当てられた状態になっている。
【0030】隔壁部材46の内周側部分は、各隔壁部4
6aの内周側部分同士を連結する連結部46bになって
いる。この連結部46bは、内周側に突出するように、
比較的大きな曲率で円弧状に湾曲しており、しかも、内
周側になるにつれて上方に位置するように30〜60度
程度に傾斜した状態になっている。
【0031】各隔壁部46aの間は、上方および外方に
開放されて、放射方向に延びるガイド溝45になってい
る。
【0032】各隔壁部材46の隔壁部46aと下ガイド
板42と上ガイド板43とによって囲まれた部分は、そ
れぞれ、羽根車20によって上方に通流される水の吐出
口41になっている。
【0033】各隔壁部46aは、外周側になるにつれ
て、順次、相互に離れるように開いた状態になってお
り、従って、各隔壁部46aの間に形成されたガイド溝
45は、下ガイド板42の外周側になるにつれて幅方向
寸法が大きくなっている。その結果、隣接する隔壁部材
46のそれぞれ一方の隔壁部46aによって規定される
吐出口41は、それぞれ、外周側になるにつれて、順
次、周方向に狭まった状態になっている。
【0034】上ガイド板43における内周側の湾曲部分
には、円錐台状のステイ48の下端縁が支持されてい
る。このステイ48は、上ガイド板43の貫通孔43a
とは同心状態になっており、また、各隔壁部材46の連
結部46bに連続するように、周面が45度程度に傾斜
している。ステイ48の上面および下面は開放された状
態になっており、回転駆動機構10における水中モータ
ー11が、出力軸を下方に向けた鉛直状態で減速機12
に連結されている。そして、水中モーター11が連結さ
れた減速機12は、ステイ48および上ガイド板43の
貫通孔43a内に位置している。
【0035】全てのガイド溝45における一つ置きに配
置されたガイド溝45の一方の側方に位置する上ガイド
板43の上面には、フック部材49がそれぞれ取り付け
られている。各フック部材49には、図1および図2に
示すように、吊り具60の下端部が係止されるようにな
っており、この吊り具60にワイヤーロープ等が係止さ
れて、水中曝気撹拌装置全体が水処理反応槽等の内部に
下降されてその底面に据え付けられる。
【0036】このような構成の水中曝気撹拌装置は、水
処理反応槽等の底面に据え付けられると、回転駆動機構
10の水中モーター11が駆動される。これにより、ポ
ンプケーシング30のケーシング本体部31内に配置さ
れた羽根車20が回転される。羽根車20の回転によ
り、ポンプケーシング30のケーシング本体31内に、
底面を通って水が吸引され、ケーシング本体31内を上
方へと通流する。
【0037】このとき、空気供給管50から供給される
空気が、ボス部21の上部周面に設けられた各空気吐出
口21bから吐出される。そして、各空気吐出口21b
から吐出された空気が、ポンプケーシング30のケーシ
ング本体31を上方へと通流する水内に拡散されて混合
される。各空気吐出口21bは、インペラ22と同軸に
回転するために、各空気吐出口21bから吐出される空
気は、回転作用にによって細かく剪断されて、微細気泡
となり、気泡内の酸素が効率よく水内に溶解される。
【0038】このようにして、微細気泡が拡散された水
は、ポンプケーシング30のケーシング本体31内を上
方へと通流し、吐出ケーシング40の下ガイド板42と
上ガイド板43との間に導入され、上ガイド板43によ
って放射方向外側に屈曲されて、各隔壁部材46によっ
て仕切られた全ての吐出口41から、放射方向の斜め下
方に向かって噴射される。
【0039】全ての吐出口41から吐出された水は、水
処理反応槽等の底部に沿って通流するために水処理反応
槽等の底部が確実に撹拌される。しかも、吐出口41か
ら吐出される水は、空気が効率よく混合されているため
に、水処理反応槽等の底部が効率よく確実に曝気され
る。
【0040】各吐出口41は、隔壁部材46によって仕
切られた状態になっており、しかも、外周側になるにつ
れて周方向に狭まった状態になっているために、各吐出
口41からは束になった水流が吐出される。その結果、
各吐出口41から吐出された水流は、分散することが抑
制されているために減衰作用が小さくなり、遠距離まで
到達することができる。
【0041】各吐出口41の間には、上方および外方に
開放されたガイド溝45が設けられているために、各吐
出口41から水流が吐出される際に、各ガイド溝45に
沿って周囲の水が通流する。各ガイド溝45は、外周側
になるにつれて広がった状態になっているために、ガイ
ド溝45を通った水は、各吐出口41から吐出される水
とともに放射方向に円滑に通流し、各吐出口41から吐
出された水流の各側縁部において、カルマン渦を発生さ
せることなく、伴流を形成する。その結果、吐出口41
から吐出された水流は、カルマン渦によって流れが阻害
されることなく、大きな幅の水流となるために、水処理
反応槽の底部を広範囲にわたって確実に撹拌する。
【0042】吐出ケーシング40内に流入した水は、隔
壁部材46における円弧状の連結部46bによって、各
吐出口41内に円滑に分割される。また、円弧状の連結
部46bは、吐出ケーシング40内に流入した水内に混
入した挟雑物、し渣等が、隔壁部材46に絡まることを
防止している。従って、各吐出口41から円滑に水が吐
出され、羽根車20、水中モーター11等が過負荷にな
ることがない。
【0043】さらに、隔壁部材46は一対の隔壁部46
aを有しているために、各隔壁部46aによって、吐出
ケーシング40全体が補強された状態になり、吐出ケー
シング40の強度が著しく向上する。
【0044】なお、上記実施例では、ポンプケーシング
30の上側に吐出ケーシング40を取り付ける構成であ
ったが、本発明は、ポンプケーシング30の下側に吐出
ケーシング40を取り付けて、ポンプケーシング30の
上側から水を吸引して下側から吐出するようにしてもよ
い。
【0045】
【発明の効果】本発明の水中撹拌装置は、このように、
吐出ケーシングが隔壁部材によって複数の吐出口に分割
された状態になっているために、各吐出口からは、水流
の束となって水が吐出される。その結果、各吐出口から
吐出される水流の減衰が抑制されて、各水流は広い領域
にわたって水を撹拌することができる。しかも、各隔壁
部材の一対の隔壁部は、上方および外方に開放されたガ
イド溝を形成しているために、各吐出口から吐出される
水流によって、各吐出口から吐出される水流には、ガイ
ド溝を通流する伴流が発生するので、カルマン渦による
各吐出口からの水流の減衰がなくなり、伴流の効果によ
って、そらに撹拌力が向上する。
【0046】各隔壁部材のそれぞれの隔壁部が、吐出口
から吐出される水流の束を収束する構成にすることによ
り、水流の減衰がさらに抑制されて、より広範囲にわた
って水を撹拌することができる。
【0047】また、各隔壁部材のそれぞれの隔壁部の内
周側部分同士が、内方に円弧状に突出した連結部によっ
て連結されているために、各吐出口に分割される水内の
し渣、挟雑物等が各隔壁部材に絡まるおそれがなく、円
滑に水を吐出することができる。
【0048】吐出される水に空気を拡散させる曝気機能
を付加することにより、広範囲にわたって曝気処理する
ことも可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の水中撹拌装置の一例である水中曝気装
置の正面図である。
【図2】その水中曝気装置の縦断面図である。
【図3】その水中曝気装置に使用される吐出ケーシング
の一部破断平面図である。
【図4】図3のA−A線における断面図である。
【符号の説明】
10 回転駆動機構 11 水中モーター 12 減速機 20 羽根車 21 ボス部 21b 空気吐出口 22 インペラ 30 ポンプケーシング 31 ケーシング本体部 40 吐出ケーシング 41 吐出口 42 下ガイド板 43 上ガイド板 45 ガイド溝 46 隔壁部材 46a 隔壁部 46b 連結部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状をしたポンプケーシングと、 このポンプケーシング内に回転可能に配置されており、
    回転することによってポンプケーシング内に水を吸引し
    て軸方向に通流させる羽根車と、 この羽根車の回転駆動機構と、 前記ポンプケーシング内を通流した水が導入されるよう
    にポンプケーシングの一方の端部に取り付けられてお
    り、導入された水が放射方向に吐出するようにほぼ全周
    にわたって吐出口が設けられた短円筒状の吐出ケーシン
    グとを具備し、 この吐出ケーシングは、放射方向に延びる一対の隔壁部
    を有する隔壁部材によって周方向に分割されており、各
    隔壁部材のそれぞれの隔壁部の間が、上方および外方に
    開放されて、放射方向に延びるガイド溝を形成している
    ことを特徴とする水中撹拌装置。
  2. 【請求項2】 前記各隔壁部材のそれぞれの隔壁部は、
    外周側になるにつれて相互に離れるように開いている請
    求項1に記載の水中撹拌装置。
  3. 【請求項3】 前記各隔壁部材のそれぞれの隔壁部は、
    内周側部分同士が、吐出ケーシングの内周方向に円弧状
    に突出する連結部によって一体的に連結されている請求
    項1に記載の水中撹拌装置。
  4. 【請求項4】 前記吐出ケーシングの各吐出部が、水平
    方向に対して5〜40度の角度で斜め下方に傾斜してい
    る請求項1に記載の水中撹拌装置。
  5. 【請求項5】 前記ポンプケーシング内を通流する水に
    空気が拡散されるようになっている請求項1に記載の水
    中撹拌装置。
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