JPH08252101A - 運動靴 - Google Patents
運動靴Info
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- JPH08252101A JPH08252101A JP8335595A JP8335595A JPH08252101A JP H08252101 A JPH08252101 A JP H08252101A JP 8335595 A JP8335595 A JP 8335595A JP 8335595 A JP8335595 A JP 8335595A JP H08252101 A JPH08252101 A JP H08252101A
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- Japan
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B7/00—Footwear with health or hygienic arrangements
- A43B7/32—Footwear with health or hygienic arrangements with shock-absorbing means
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B23/00—Uppers; Boot legs; Stiffeners; Other single parts of footwear
- A43B23/02—Uppers; Boot legs
- A43B23/0205—Uppers; Boot legs characterised by the material
- A43B23/0235—Different layers of different material
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B23/00—Uppers; Boot legs; Stiffeners; Other single parts of footwear
- A43B23/02—Uppers; Boot legs
- A43B23/0245—Uppers; Boot legs characterised by the constructive form
- A43B23/028—Resilient uppers, e.g. shock absorbing
- A43B23/0285—Resilient uppers, e.g. shock absorbing filled with a non-compressible fluid, e.g. gel or water
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Health & Medical Sciences (AREA)
- Epidemiology (AREA)
- General Health & Medical Sciences (AREA)
- Public Health (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Dispersion Chemistry (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、踵部から踝部にかけてのホールド
性及び安定性の優れた運動靴を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明に係る運動靴は、任意材からなる甲被
と任意材からなる靴底を有する運動靴であって、踵から
踝にかけての部位に設置される硬質の支持壁部材の内側
部に、連続気泡タイプの発泡体にバウンシングパテを含
浸せしめてなるパッドを設置したことを特徴とする運動
靴である。
性及び安定性の優れた運動靴を提供することを目的とす
る。 【構成】 本発明に係る運動靴は、任意材からなる甲被
と任意材からなる靴底を有する運動靴であって、踵から
踝にかけての部位に設置される硬質の支持壁部材の内側
部に、連続気泡タイプの発泡体にバウンシングパテを含
浸せしめてなるパッドを設置したことを特徴とする運動
靴である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、踵部から踝部のホール
ド性、及び安定性に優れた運動靴を提供するものであ
る。
ド性、及び安定性に優れた運動靴を提供するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来よりバスケットボールシューズ等の
履き口部の高い運動靴において、走行時やジャンプ時の
踵部から踝部の遊びやズレを防止する目的で、踵部から
踝部における甲被材と履口裏材との間にスポンジ等の軟
質部材を充填し、フィット性を向上せしめる技術が用い
られていた。また、実開昭58−144403号公報に
は、踵部から踝部にかけての凹凸形状に合致せしめる目
的で、弧状の曲面に形成した踝保護板を踵補強片から一
体的に形成する技術が開示されている。一方、踵部等の
衝撃吸収性やフィット性を向上させる目的で、遅く緩慢
な応力に対しては容易に塑性変形し、速く衝撃的な応力
に対しては良好な反発弾性を示すバウンシングパテを用
いた技術も特開昭50−1855号や特開平4−117
903号等に公開されている。
履き口部の高い運動靴において、走行時やジャンプ時の
踵部から踝部の遊びやズレを防止する目的で、踵部から
踝部における甲被材と履口裏材との間にスポンジ等の軟
質部材を充填し、フィット性を向上せしめる技術が用い
られていた。また、実開昭58−144403号公報に
は、踵部から踝部にかけての凹凸形状に合致せしめる目
的で、弧状の曲面に形成した踝保護板を踵補強片から一
体的に形成する技術が開示されている。一方、踵部等の
衝撃吸収性やフィット性を向上させる目的で、遅く緩慢
な応力に対しては容易に塑性変形し、速く衝撃的な応力
に対しては良好な反発弾性を示すバウンシングパテを用
いた技術も特開昭50−1855号や特開平4−117
903号等に公開されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来技術である踵部か
ら踝部における甲被材と履口裏材との間にスポンジ等の
軟質部材を充填する技術においては、該軟質部材が踝部
などの形状に圧縮変形してフィット感は得られるが、踵
部から踝部にかけてのホールド性、固定性がないため運
動中靴内での足の遊びは避けられなかった。更に、たと
えば、実開昭58−144403号に記載されているよ
うな、踝保護板の形状を踵から踝の凹凸形状に成型合致
させ、ホールド性、保護性を向上させたものもあり、該
踝保護板が足の形状に合致する場合はある程度の効果を
発揮するが、足形状には個人差があるため逆に合致しな
い場合靴ずれが生じたり、運動中の足の動きを阻害する
などの不都合を来すことがあった。
ら踝部における甲被材と履口裏材との間にスポンジ等の
軟質部材を充填する技術においては、該軟質部材が踝部
などの形状に圧縮変形してフィット感は得られるが、踵
部から踝部にかけてのホールド性、固定性がないため運
動中靴内での足の遊びは避けられなかった。更に、たと
えば、実開昭58−144403号に記載されているよ
うな、踝保護板の形状を踵から踝の凹凸形状に成型合致
させ、ホールド性、保護性を向上させたものもあり、該
踝保護板が足の形状に合致する場合はある程度の効果を
発揮するが、足形状には個人差があるため逆に合致しな
い場合靴ずれが生じたり、運動中の足の動きを阻害する
などの不都合を来すことがあった。
【0004】一方、運動靴の踵部や足首部のフィット性
を向上させる目的で、踵部等にバウンシングパテを内包
するパッドを設置した運動靴も公開されている。しか
し、バウンシングパテ自体には自己保形性がなく、比重
も大きいという欠点を有していた。それらの欠点を克服
するために特開平4−117903号公報記載の発明で
は、バウンシングパテにマイクロバルーンを混入する技
術を開示しているが、その工程自体煩雑である上、十分
な自己保形性を得るためには相当量のマイクロバルーン
を混入しなければならず、コスト高につながっていた。
を向上させる目的で、踵部等にバウンシングパテを内包
するパッドを設置した運動靴も公開されている。しか
し、バウンシングパテ自体には自己保形性がなく、比重
も大きいという欠点を有していた。それらの欠点を克服
するために特開平4−117903号公報記載の発明で
は、バウンシングパテにマイクロバルーンを混入する技
術を開示しているが、その工程自体煩雑である上、十分
な自己保形性を得るためには相当量のマイクロバルーン
を混入しなければならず、コスト高につながっていた。
【0005】そこで、これらの問題点を解決するため
に、本発明は適度な剛性を有する支持壁部材の内側に連
続気泡タイプのスポンジにバウンシングパテを含浸せし
めたパッドを設置することで、該パッドを確実に踵から
踝部の凹凸形状に変形せしめてフィットさせると共に、
運動中における運動靴のホールド性を格段に向上させる
ことができる運動靴を提供する。
に、本発明は適度な剛性を有する支持壁部材の内側に連
続気泡タイプのスポンジにバウンシングパテを含浸せし
めたパッドを設置することで、該パッドを確実に踵から
踝部の凹凸形状に変形せしめてフィットさせると共に、
運動中における運動靴のホールド性を格段に向上させる
ことができる運動靴を提供する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る運動靴は、
任意材からなる甲被と任意材からなる靴底を有する運動
靴であって、踵から踝にかけての部位に設置される硬質
の支持壁部材の内側部に、連続気泡タイプの発泡体にバ
ウンシングパテを含浸せしめてなるパッドを設置したこ
とを特徴とする運動靴である。該支持壁部材は甲被部材
と縫着等の手段により一連に形成し、あるいは甲被部材
の内側に配置することも可能である。
任意材からなる甲被と任意材からなる靴底を有する運動
靴であって、踵から踝にかけての部位に設置される硬質
の支持壁部材の内側部に、連続気泡タイプの発泡体にバ
ウンシングパテを含浸せしめてなるパッドを設置したこ
とを特徴とする運動靴である。該支持壁部材は甲被部材
と縫着等の手段により一連に形成し、あるいは甲被部材
の内側に配置することも可能である。
【0007】また、前記支持壁部材は独立した部材とし
て形成されたもののほか、ヒールカウンターやヒールス
タビライザーと一体に形成された補強部材として用いる
ことも可能である。補強部材としてヒールカウンター等
と一体に形成された場合、該補強部材は甲被部材の外面
に縫着等の方法で配置し、あるいは甲被部材の内側に配
置することも可能である。
て形成されたもののほか、ヒールカウンターやヒールス
タビライザーと一体に形成された補強部材として用いる
ことも可能である。補強部材としてヒールカウンター等
と一体に形成された場合、該補強部材は甲被部材の外面
に縫着等の方法で配置し、あるいは甲被部材の内側に配
置することも可能である。
【0008】
【作用】本発明に係る運動靴は、踵部から踝部にかけて
の部位に配置され、適度な弾性と剛性を有する硬質素材
からなる支持壁部材の内側部に、連続気泡タイプスポン
ジ等の発泡体にバウンシングパテを含浸せしめてなるパ
ッドを設置した構成をとる。バウンシングパテはその特
質として、遅い圧力に対しては用意に塑性変形し、早い
圧力に対しては良好な反発弾性を有する。そのため、利
用者が本発明に係る運動靴を履き、靴紐等の緊締手段に
よって足甲部を緊締した際に、該パッドが踵部から踝部
にかかる部分の形状に沿って塑性変形し足の該部分に靴
の後部がフィットし、競技中に足首部にかかる強く早い
衝撃力に対しては、適度な反発弾性を示し踵部から踝部
のホールド性を保ち靴内で遊びが発生するのを防ぐ作用
がある。また、本考案に係るパッドはバウンシングパテ
を連続気泡タイプのスポンジ等の発泡体に含浸せしめて
用いるため、該パッド自体は自己保形性を有し、形崩れ
することがない。
の部位に配置され、適度な弾性と剛性を有する硬質素材
からなる支持壁部材の内側部に、連続気泡タイプスポン
ジ等の発泡体にバウンシングパテを含浸せしめてなるパ
ッドを設置した構成をとる。バウンシングパテはその特
質として、遅い圧力に対しては用意に塑性変形し、早い
圧力に対しては良好な反発弾性を有する。そのため、利
用者が本発明に係る運動靴を履き、靴紐等の緊締手段に
よって足甲部を緊締した際に、該パッドが踵部から踝部
にかかる部分の形状に沿って塑性変形し足の該部分に靴
の後部がフィットし、競技中に足首部にかかる強く早い
衝撃力に対しては、適度な反発弾性を示し踵部から踝部
のホールド性を保ち靴内で遊びが発生するのを防ぐ作用
がある。また、本考案に係るパッドはバウンシングパテ
を連続気泡タイプのスポンジ等の発泡体に含浸せしめて
用いるため、該パッド自体は自己保形性を有し、形崩れ
することがない。
【0009】更に、該パッドは硬質材からなる支持壁部
材の内側に設置されるため、踵部や踝部からの圧力を柔
軟な甲被部材に逃がすことなく、前記パッドを効果的に
塑性変形せしめフィット性を高めるように作用する。該
支持壁部材がヒールカウンターやヒールスタビライザー
と一体に形成された補強部材として用いる場合、踵部か
ら踝部にかけての部位のホールド性は更に向上する。ま
た、該支持壁部材とヒールカウンター等が一体に形成さ
れた部材を甲被材の外面に配置した場合、上記作用の
他、踵部周辺の甲被材の摩耗を防止する作用がある上、
新規な意匠効果をも得るものである。
材の内側に設置されるため、踵部や踝部からの圧力を柔
軟な甲被部材に逃がすことなく、前記パッドを効果的に
塑性変形せしめフィット性を高めるように作用する。該
支持壁部材がヒールカウンターやヒールスタビライザー
と一体に形成された補強部材として用いる場合、踵部か
ら踝部にかけての部位のホールド性は更に向上する。ま
た、該支持壁部材とヒールカウンター等が一体に形成さ
れた部材を甲被材の外面に配置した場合、上記作用の
他、踵部周辺の甲被材の摩耗を防止する作用がある上、
新規な意匠効果をも得るものである。
【0010】
【実施例】本発明に係る運動靴の実施例のいくつかを図
面に基づいて説明する。第1図は、本発明に係る運動靴
の一実施例の側面図。第2図は、インナー部材を用いた
実施例の側面図。第3図は、支持壁部材とヒールカウン
ターを一体に形成して用いた実施例の側面図。第4図
は、支持壁部材をヒールスタビライザーと一体に形成し
て用いた実施例の側面図であり、第5図は、第1図にお
けるX−X線端面図、第6図は、第2図におけるY−Y
線端面図、第7図は、第3図におけるZ−Z線端面図、
第8図は、第4図におけるW−W線端面図であって、第
9図は本発明に係る支持壁部材の平面図である。第10
図は、本発明に係るパッドの平面図であり、第11図
は、本発明に係るインナー部材である。
面に基づいて説明する。第1図は、本発明に係る運動靴
の一実施例の側面図。第2図は、インナー部材を用いた
実施例の側面図。第3図は、支持壁部材とヒールカウン
ターを一体に形成して用いた実施例の側面図。第4図
は、支持壁部材をヒールスタビライザーと一体に形成し
て用いた実施例の側面図であり、第5図は、第1図にお
けるX−X線端面図、第6図は、第2図におけるY−Y
線端面図、第7図は、第3図におけるZ−Z線端面図、
第8図は、第4図におけるW−W線端面図であって、第
9図は本発明に係る支持壁部材の平面図である。第10
図は、本発明に係るパッドの平面図であり、第11図
は、本発明に係るインナー部材である。
【0011】第1図に示す運動靴は、本発明に係る実施
例の一つであって、バウンシングパテを連続気泡タイプ
のウレタンスポンジ等に含浸せしめてなるパッド9を、
甲被部材1と一連に形成された硬質の支持壁部材3の内
側に配置した構成を有する。該支持壁部材3は、ほぼ平
板状若しくは外側に膨らんだ緩やかな曲面状であって、
踝部Bをほぼ覆う程度の大きさで、形状は特に限定され
るものではない。該支持壁部材3は、甲被部材1に支持
壁部材3の形状に合わせて開けられた開口部Cの裏側か
ら当接させて、周辺部を縫着して甲被部材1と一連に形
成されている。該支持壁部材3に用いられる素材はナイ
ロンやポリウレタン等の硬質の合成樹脂であり、その硬
度は、(JIS K 7125)D硬度で60〜70程
度が好適である。色や表面の仕上げは運動靴のデザイン
により任意に変更でき、透明もしくは半透明の素材を用
いて内部の部材を透視することもできる。また、補強部
材の弾性や保形性を向上させる目的で、ガラス繊維、カ
ーボン繊維や超弾性金属等で補強することも可能であ
る。
例の一つであって、バウンシングパテを連続気泡タイプ
のウレタンスポンジ等に含浸せしめてなるパッド9を、
甲被部材1と一連に形成された硬質の支持壁部材3の内
側に配置した構成を有する。該支持壁部材3は、ほぼ平
板状若しくは外側に膨らんだ緩やかな曲面状であって、
踝部Bをほぼ覆う程度の大きさで、形状は特に限定され
るものではない。該支持壁部材3は、甲被部材1に支持
壁部材3の形状に合わせて開けられた開口部Cの裏側か
ら当接させて、周辺部を縫着して甲被部材1と一連に形
成されている。該支持壁部材3に用いられる素材はナイ
ロンやポリウレタン等の硬質の合成樹脂であり、その硬
度は、(JIS K 7125)D硬度で60〜70程
度が好適である。色や表面の仕上げは運動靴のデザイン
により任意に変更でき、透明もしくは半透明の素材を用
いて内部の部材を透視することもできる。また、補強部
材の弾性や保形性を向上させる目的で、ガラス繊維、カ
ーボン繊維や超弾性金属等で補強することも可能であ
る。
【0012】第5図に示すように前記パッド9は、踵部
Aから踝部Bに至るの凹凸部分を充填するように設けら
れ、支持壁部材3及びヒールカウンター7aと裏材10
との間に挟持されている。本発明に係るパッド9は、第
10図に示すように踵部から踝部に至る凹凸部分を包囲
するのに好適な形状を有しており、該パッド9の上方部
分は、前記支持壁部材3の形状にほぼ合致させた形状で
あることが望ましい。
Aから踝部Bに至るの凹凸部分を充填するように設けら
れ、支持壁部材3及びヒールカウンター7aと裏材10
との間に挟持されている。本発明に係るパッド9は、第
10図に示すように踵部から踝部に至る凹凸部分を包囲
するのに好適な形状を有しており、該パッド9の上方部
分は、前記支持壁部材3の形状にほぼ合致させた形状で
あることが望ましい。
【0013】第2図に示す運動靴は、インナー部材6を
用いた実施例であって、第11図に示すように、前記パ
ッド9は該インナー部材の内部に配置されている。該イ
ンナー部材6は第11図に示されるように、踵部及び踝
部を含む後足部を包み込む形状に形成されていて、下端
部が運動靴の中底に止着されている。本実施例におい
て、支持壁部材3は図1に示す実施例と同様に、甲被部
材1と一連に形成されており、前記パッド9も踵部から
踝部に至る凹凸部を充填するために好適な形状に形成さ
れている。該インナー部材は、柔軟性に富み、適度な弾
力性を有する生地が適宜選択される。
用いた実施例であって、第11図に示すように、前記パ
ッド9は該インナー部材の内部に配置されている。該イ
ンナー部材6は第11図に示されるように、踵部及び踝
部を含む後足部を包み込む形状に形成されていて、下端
部が運動靴の中底に止着されている。本実施例におい
て、支持壁部材3は図1に示す実施例と同様に、甲被部
材1と一連に形成されており、前記パッド9も踵部から
踝部に至る凹凸部を充填するために好適な形状に形成さ
れている。該インナー部材は、柔軟性に富み、適度な弾
力性を有する生地が適宜選択される。
【0014】第3図に示す運動靴は、前記支持壁部材3
とヒールカウンタ−7とが一体に形成された補強部材1
1を用いた実施例であって、支持壁部3aとヒールカウ
ンター部7aからなり、該支持壁部3aは内甲側と外甲
側の両側に設け、または内甲側若しくは外甲側のどちら
か一方にのみ設けることも可能である。第7図に示す様
に、該補強部材11は、踵部から踝部に至る部位を一体
に包み込む様に配置され、前記パッド9は該補強部材1
1の内側に配置されている。該支持部材11に用いられ
る素材はナイロンやポリウレタン等の硬質の合成樹脂で
あり、その硬度は、(JIS K 7125)D硬度で
60〜70程度が好適である。色や表面の仕上げは運動
靴のデザインにより任意に変更でき、透明もしくは半透
明の素材を用いて内部の部材を透視することもできる。
また、補強部材の弾性や保形性を向上させる目的で、ガ
ラス繊維、カーボン繊維や超弾性金属等で補強すること
も可能である。
とヒールカウンタ−7とが一体に形成された補強部材1
1を用いた実施例であって、支持壁部3aとヒールカウ
ンター部7aからなり、該支持壁部3aは内甲側と外甲
側の両側に設け、または内甲側若しくは外甲側のどちら
か一方にのみ設けることも可能である。第7図に示す様
に、該補強部材11は、踵部から踝部に至る部位を一体
に包み込む様に配置され、前記パッド9は該補強部材1
1の内側に配置されている。該支持部材11に用いられ
る素材はナイロンやポリウレタン等の硬質の合成樹脂で
あり、その硬度は、(JIS K 7125)D硬度で
60〜70程度が好適である。色や表面の仕上げは運動
靴のデザインにより任意に変更でき、透明もしくは半透
明の素材を用いて内部の部材を透視することもできる。
また、補強部材の弾性や保形性を向上させる目的で、ガ
ラス繊維、カーボン繊維や超弾性金属等で補強すること
も可能である。
【0015】第4図に示す運動靴は、前記支持壁部材3
とヒールスタビライザーとが一体に形成された補強部材
12を用いた実施例であって、支持壁部3bとヒールス
タビライザー部7aからなり、該支持壁部3bは内甲側
と外甲側の両側に設け、または内甲側若しくは外甲側の
どちらか一方にのみ設けることも可能である。第8図に
示す様に、該補強部材12は、踵部から踝部に至る部位
を一体に包み込む様に配置され、前記パッド9は該補強
部材12の内側に配置されている。該補強部材12に用
いられる素材はナイロンやポリウレタン等の硬質の合成
樹脂であり、その硬度は、(JIS K 7125)D
硬度で60〜70程度が好適である。色や表面の仕上げ
は運動靴のデザインにより任意に変更でき、透明もしく
は半透明の素材を用いて内部の部材を透視することもで
きる。また、該補強部材の弾性や保形性を向上させる目
的で、ガラス繊維、カーボン繊維や超弾性金属等で補強
することも可能である。
とヒールスタビライザーとが一体に形成された補強部材
12を用いた実施例であって、支持壁部3bとヒールス
タビライザー部7aからなり、該支持壁部3bは内甲側
と外甲側の両側に設け、または内甲側若しくは外甲側の
どちらか一方にのみ設けることも可能である。第8図に
示す様に、該補強部材12は、踵部から踝部に至る部位
を一体に包み込む様に配置され、前記パッド9は該補強
部材12の内側に配置されている。該補強部材12に用
いられる素材はナイロンやポリウレタン等の硬質の合成
樹脂であり、その硬度は、(JIS K 7125)D
硬度で60〜70程度が好適である。色や表面の仕上げ
は運動靴のデザインにより任意に変更でき、透明もしく
は半透明の素材を用いて内部の部材を透視することもで
きる。また、該補強部材の弾性や保形性を向上させる目
的で、ガラス繊維、カーボン繊維や超弾性金属等で補強
することも可能である。
【0016】該補強部材11及び補強部材12は、図示
はしないが甲被部材1の内側に配置することも可能であ
る。各補強部材を甲被部材の内側に配置する場合であっ
ても、前記パッド9は該補強部材11または補強部材1
2の内側部に設置される。各補強部材が甲被部材の内側
に配置される場合、該補強部材は摩耗する虞が少ないた
め、素材としては上記ナイロンやポリウレタンのほかに
硬質ラバー、PVC(ポリ塩化ビニル)等を用いること
も可能である。また、それら補強部材の弾性や保形性を
向上させる目的で、ガラス繊維、カーボン繊維や超弾性
金属等で補強することも可能である。
はしないが甲被部材1の内側に配置することも可能であ
る。各補強部材を甲被部材の内側に配置する場合であっ
ても、前記パッド9は該補強部材11または補強部材1
2の内側部に設置される。各補強部材が甲被部材の内側
に配置される場合、該補強部材は摩耗する虞が少ないた
め、素材としては上記ナイロンやポリウレタンのほかに
硬質ラバー、PVC(ポリ塩化ビニル)等を用いること
も可能である。また、それら補強部材の弾性や保形性を
向上させる目的で、ガラス繊維、カーボン繊維や超弾性
金属等で補強することも可能である。
【0017】本発明に係るパッド9は、緩慢な応力に対
しては容易に塑性変形し、衝撃的な応力に対しては良好
な反発弾性を示すバウンシングパテを内包したパッド8
であり、用いられるバウンシングパテはシリコン系でも
ウレタン系でも良く、特に限定されるものではない。該
パッド9の態様は、ウレタンスポンジ等の連続気泡タイ
プの発泡体にバウンシングパテを含侵させたものであっ
て、バウンシングパテを含浸させたスポンジシートを裁
断して形成される。該発泡体の素材としてはPVC(ポ
リ塩化ビニル)、ポリエチレン、EVA、ラバースポン
ジ等も用いることも可能である。なお、第10図に示す
形状に限定されるものではなく、踵部から踝部に至る部
位を被う様な形状であれば適宜変更することができる。
しては容易に塑性変形し、衝撃的な応力に対しては良好
な反発弾性を示すバウンシングパテを内包したパッド8
であり、用いられるバウンシングパテはシリコン系でも
ウレタン系でも良く、特に限定されるものではない。該
パッド9の態様は、ウレタンスポンジ等の連続気泡タイ
プの発泡体にバウンシングパテを含侵させたものであっ
て、バウンシングパテを含浸させたスポンジシートを裁
断して形成される。該発泡体の素材としてはPVC(ポ
リ塩化ビニル)、ポリエチレン、EVA、ラバースポン
ジ等も用いることも可能である。なお、第10図に示す
形状に限定されるものではなく、踵部から踝部に至る部
位を被う様な形状であれば適宜変更することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る運動靴は上記のような構成
からなるので、以下のような効果を奏する。まず、利用
者が足を挿入し靴紐等を緊締した場合バウンシングパテ
を含浸せしめた発泡体からなるパッドが、踵部から踝部
に至る部位の凹凸部の形状に沿って塑性変形し、フィッ
トする。更に、該パッドは適度な弾性を有する硬質の樹
脂等からなる支持壁部材、あるいは補強部材の内側部に
設置されているため、利用者の踵部や足首部をしっかり
とサポートするとともに、踵部や踝部からパッドにかか
る圧力を比較的柔軟な甲被部材に逃がすことなく受け止
め、該パッドを確実に塑性変形せしめて踵部から踝部に
至る凹凸部のフィット性を向上せしめる効果を奏する。
いったん、塑性変形したパッドは、バウンシングパテの
性質により使用中に地面から受ける早い衝撃力に対して
は変形せずに反発力を示し、踵部や足首部のホールド性
を保持し続けるという顕著な効果を奏する。次に、ウレ
タンスポンジ等の連続気泡タイプの発泡体にバウンシン
グパテを含浸させたパッドを用いることにより、バウン
シングパテに自己保形性を付与することができ、更にパ
ッドの軽量化ひいては運動靴の軽量化にも顕著な効果を
奏する。
からなるので、以下のような効果を奏する。まず、利用
者が足を挿入し靴紐等を緊締した場合バウンシングパテ
を含浸せしめた発泡体からなるパッドが、踵部から踝部
に至る部位の凹凸部の形状に沿って塑性変形し、フィッ
トする。更に、該パッドは適度な弾性を有する硬質の樹
脂等からなる支持壁部材、あるいは補強部材の内側部に
設置されているため、利用者の踵部や足首部をしっかり
とサポートするとともに、踵部や踝部からパッドにかか
る圧力を比較的柔軟な甲被部材に逃がすことなく受け止
め、該パッドを確実に塑性変形せしめて踵部から踝部に
至る凹凸部のフィット性を向上せしめる効果を奏する。
いったん、塑性変形したパッドは、バウンシングパテの
性質により使用中に地面から受ける早い衝撃力に対して
は変形せずに反発力を示し、踵部や足首部のホールド性
を保持し続けるという顕著な効果を奏する。次に、ウレ
タンスポンジ等の連続気泡タイプの発泡体にバウンシン
グパテを含浸させたパッドを用いることにより、バウン
シングパテに自己保形性を付与することができ、更にパ
ッドの軽量化ひいては運動靴の軽量化にも顕著な効果を
奏する。
【図1】本発明に係る運動靴の一実施例の側面図であ
る。
る。
【図2】本発明に係る運動靴であって、インナー部材を
用いた実施例の側面図である。
用いた実施例の側面図である。
【図3】本発明に係る運動靴であって、支持壁部材をヒ
ールカウンターと一体に形成して用いた実施例の側面図
である。
ールカウンターと一体に形成して用いた実施例の側面図
である。
【図4】本発明に係る運動靴であって、支持壁部材をヒ
ールスタビライザーと一体に形成して用いた実施例の側
面図である。
ールスタビライザーと一体に形成して用いた実施例の側
面図である。
【図5】図1におけるX−X線端面図である。
【図6】図2におけるY−Y線端面図である。
【図7】図3におけるZ−Z線端面図である。
【図8】図4におけるW−W線端面図である。
【図9】本発明に係る支持壁部材の平面図である。
【図10】本発明に係るパッドの一実施例を示す平面図
である。
である。
【図11】本発明に係るインナー部材の一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
1 甲被部材 2a ミッドソール 2b アウトソール 3 支持壁部材 3a 支持壁部 3b 支持壁部 4 履口 5 縫着線 6 インナー部材 7 ヒールカウンター 7a ヒールカウンター部 8 ヒールスタビライザー部 9 パッド 10 裏材 11 補強部材 12 補強部材 13 バウンシングパテ 14 下端部 A 踵部 B 踝部 C 開口部
Claims (7)
- 【請求項1】 任意材からなる甲被と任意材からなる靴
底を有する運動靴において、踵から踝にかけての部位に
設置される硬質の支持壁部材の内側部に、連続気泡タイ
プの発泡体にバウンシングパテを含浸せしめてなるパッ
ドを設置したことを特徴とする運動靴。 - 【請求項2】 前記運動靴において、前記支持壁部材が
甲被部材と一連に形成されたことを特徴とする請求項1
記載の運動靴。 - 【請求項3】 前記運動靴において、前記支持壁部材が
甲被部材の内側に配置されたことを特徴とする請求項1
記載の運動靴。 - 【請求項4】 前記運動靴において、前記支持壁部材が
ヒールカウンターと一体に形成された補強部材として用
いられることを特徴とする請求項1、2、又は3記載の
運動靴。 - 【請求項5】 前記運動靴において、前記支持壁部材が
ヒールスタビライザーと一体に形成された補強部材とし
て用いられることを特徴とする請求項1、2、又は3記
載の運動靴。 - 【請求項6】 前記運動靴において、前記補強部材が甲
被部材の外面に配置されたことを特徴とする請求項4、
又は5記載の運動靴。 - 【請求項7】 前記運動靴において、前記補強部材が甲
被部材の内側に配置されたことを特徴とする請求項4、
又は5記載の運動靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8335595A JPH08252101A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 運動靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8335595A JPH08252101A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 運動靴 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08252101A true JPH08252101A (ja) | 1996-10-01 |
Family
ID=13800136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8335595A Pending JPH08252101A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 運動靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08252101A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2143352A1 (en) * | 2008-07-10 | 2010-01-13 | Mascot International A/S | Ankle protection means for shoes or boots |
JP2013048852A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Regal Corp | クッション付き革靴とクッション付き裏材 |
JP5947913B2 (ja) * | 2012-10-24 | 2016-07-06 | 株式会社アシックス | 踵部にスポンジ部材を備えたアッパー |
US10016016B2 (en) | 2009-05-11 | 2018-07-10 | Brooks Sports, Inc. | Shoe assembly with non-linear viscous liquid |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP8335595A patent/JPH08252101A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP2143352A1 (en) * | 2008-07-10 | 2010-01-13 | Mascot International A/S | Ankle protection means for shoes or boots |
US10016016B2 (en) | 2009-05-11 | 2018-07-10 | Brooks Sports, Inc. | Shoe assembly with non-linear viscous liquid |
JP2013048852A (ja) * | 2011-08-31 | 2013-03-14 | Regal Corp | クッション付き革靴とクッション付き裏材 |
JP5947913B2 (ja) * | 2012-10-24 | 2016-07-06 | 株式会社アシックス | 踵部にスポンジ部材を備えたアッパー |
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