JPH08251985A - 単相誘導電動機 - Google Patents

単相誘導電動機

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JPH08251985A
JPH08251985A JP7070568A JP7056895A JPH08251985A JP H08251985 A JPH08251985 A JP H08251985A JP 7070568 A JP7070568 A JP 7070568A JP 7056895 A JP7056895 A JP 7056895A JP H08251985 A JPH08251985 A JP H08251985A
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JP
Japan
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auxiliary winding
induction motor
capacitor
phase induction
winding
Prior art date
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Application number
JP7070568A
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English (en)
Inventor
Tomonori Kinoshita
知則 木下
Toshito Yanashima
俊人 簗島
Kazuma Sakai
数馬 阪井
Hiroshi Kaise
博史 貝瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常に高効率の運転を実現できる単相誘導電動
機を提供する。 【構成】 単相誘導電動機1は、主巻線Mと補助巻線A
と有し、運転コンデンサCR1、CR2、CR3とリレ
ースイッチSW1、SW2、SW3との直列回路を複数
並列に接続して成るコンデンサ並列回路2と、各リレー
スイッチSW1、SW2、SW3を制御するリレーコン
トローラRCと、回路に流れる電流値を検出するセンサ
ーCTとを備え、コンデンサ並列回路2を補助巻線Aに
接続すると共に、リレーコントローラRCはセンサーC
Tに基づいて各リレースイッチSW1、SW2、SW3
を制御することにより、主巻線Mに流れる電流と補助巻
線Aに流れる電流との位相差を90度付近に維持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、冷蔵庫や空気調和機
(エアコン)にて代表される冷凍機などに使用される単
相誘導電動機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種単相誘導電動機は、商用
単相100Vにて駆動することができ、堅牢、長寿命、
低コストと云う特徴があるために、冷蔵庫や空気調和機
などの圧縮機駆動用としてに広く用いられている。以
下、図5乃至図8の電気回路を参照しながら係る従来の
単相誘導電動機100を説明する。
【0003】図5において、単相誘導電動機100は主
巻線Mと、補助巻線Aと、この補助巻線Aに直列に接続
された運転コンデンサCRと、この運転コンデンサCR
に並列に接続された始動コンデンサCSとリレースイッ
チSWとの直列回路とから構成されている。ここで、単
相誘導電動機100の始動時に適したコンデンサ容量と
運転時に適したコンデンサ容量とは異なり、上記運転コ
ンデンサCRは運転時に適した容量、始動コンデンサC
Sは始動時に適した容量とされて、始動コンデンサCS
の容量は運転コンデンサCRの容量の約5倍程となる。
【0004】そして、単相誘導電動機100の始動時、
リレースイッチSWは閉じており、補助巻線Aには運転
コンデンサCRと始動コンデンサCSの並列回路が接続
されて単相誘導電動機100は大なる始動トルクを得て
始動する。その後、同期速度の80%程となったところ
でリレースイッチSWを開き、始動コンデンサCSを回
路から切り離して、以後は運転コンデンサCRによる主
巻線Mと補助巻線Aの電流位相差にて単相誘導電動機1
00は運転を継続するものであった。
【0005】また、図6においては上記始動コンデンサ
CSの代わりに正温度係数固体素子PTCを補助巻線に
接続したものである。この正温度係数固体素子PTCは
温度に比例して抵抗値が増大する半導体素子であり、や
はり単相誘導電動機100の始動時、リレースイッチS
Wを閉じる。当初正温度係数固体素子PTCの温度は低
く、抵抗値も低いために補助巻線Aには大なる電流が流
れて始動する。
【0006】この通電によって正温度係数固体素子PT
Cは自己発熱するため、抵抗値が増大して補助巻線Aに
流れる電流は低下していく。そして、やはり同期速度の
80%程となったところでリレースイッチSWを開き、
正温度係数固体素子PTCを回路から切り離して、以後
は運転コンデンサCRによる主巻線Mと補助巻線Aの電
流位相差にて単相誘導電動機100は運転を継続するも
のであった。
【0007】更に、図7は図6のリレースイッチSWを
省略したものであり、運転中は正温度係数固体素子PT
Cの抵抗値が大きいために、それ自体には殆ど電流は流
れない。また、図8は以上の始動コンデンサCSや正温
度係数固体素子PTCを用いずに運転コンデンサCRの
み補助巻線Aに接続した回路であり、始動特性はあまり
良くないが、リレースイッチその他の素子を省けるた
め、比較的始動トルクの小さい機器に賞用されるもので
あった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ここで、この種単相誘
導電動機を効率良く運転するためには、主巻線Mに流れ
る電流IMと補助巻線Aに流れる電流IAとの位相差を
90度に保つ必要がある。しかしながら、従来の如く単
一の運転コンデンサCRでは、単相誘導電動機に加わる
負荷の或る範囲では高効率となるものの、他の負荷範囲
では必ずしも高効率とはならない問題があった。
【0009】そのため、従来では例えば特開平5−15
128号公報(H02K17/30)に示される如く主
巻線の巻数を切り換えたり、特開平5−122992号
公報(H02P7/632)に示される如く双方向性3
端子サイリスタを主巻線と補助巻線にそれぞれ接続し、
各サイリスタの点弧タイミングをずらすことによって、
前記90度の位相差を維持ようにしているが、前者の場
合には効率の向上効果が差ほど期待できないと共に、単
相誘導電動機の各巻線から引き出されるリード線の数が
多くなって品質が低下する。また、後者の場合には主巻
線及び補助巻線共に高周波成分が非常に多くなって実用
化が困難となる。
【0010】本発明は、係る従来の技術的課題を解決す
るために成されたものであり、常に高効率の運転を実現
できる単相誘導電動機を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の単相誘
導電動機は、主巻線と補助巻線と有し、運転コンデンサ
とスイッチング手段との直列回路を複数並列に接続して
成るコンデンサ並列回路と、各スイッチング手段を制御
する制御手段と、回路に流れる電流値を検出する電流値
検出手段とを備え、コンデンサ並列回路を補助巻線に接
続すると共に、制御手段は電流値検出手段に基づいて各
スイッチング手段を制御することにより、主巻線に流れ
る電流と補助巻線に流れる電流との位相差を90度付近
に維持するものである。
【0012】請求項2の発明の単相誘導電動機は、主巻
線と補助巻線と有し、運転コンデンサとスイッチング手
段との直列回路を複数並列に接続して成るコンデンサ並
列回路と、各スイッチング手段を制御する制御手段と、
主巻線に流れる電流と補助巻線に流れる電流との位相差
を検出する位相差検出手段とを備え、コンデンサ並列回
路を補助巻線に接続すると共に、制御手段は位相差検出
手段に基づいて各スイッチング手段を制御することによ
り、前記位相差を90度付近に維持するものである。
【0013】請求項3の発明の単相誘導電動機は、主巻
線と補助巻線と有し、冷凍機用圧縮機を駆動するもので
あって、運転コンデンサとスイッチング手段との直列回
路を複数並列に接続して成るコンデンサ並列回路と、各
スイッチング手段を制御する制御手段と、冷凍機にて温
調される空間の温度を検出する温度検出手段とを備え、
コンデンサ並列回路を補助巻線に接続すると共に、制御
手段は温度検出手段に基づいて各スイッチング手段を制
御することにより、主巻線に流れる電流と補助巻線に流
れる電流との位相差を90度付近に維持するものであ
る。
【0014】
【作用】請求項1の発明の単相誘導電動機によれば、運
転コンデンサとスイッチング手段との直列回路を複数並
列に接続して成るコンデンサ並列回路を補助巻線に接続
し、回路に流れる電流値を検出する電流値検出手段に基
づいて各スイッチング手段を制御することによって、制
御手段が主巻線に流れる電流と補助巻線に流れる電流と
の位相差を90度付近に維持するので、回路に流れる電
流値から判断される負荷の範囲に応じて補助巻線のコン
デンサ容量を最適値に変更し、常に高効率の運転を行わ
せることが可能となるものである。
【0015】また、請求項2の発明の単相誘導電動機に
よれば、運転コンデンサとスイッチング手段との直列回
路を複数並列に接続して成るコンデンサ並列回路を補助
巻線に接続し、主巻線に流れる電流と補助巻線に流れる
電流との位相差を検出する位相差検出手段に基づいて各
スイッチング手段を制御することによって、制御手段が
前記位相差を90度付近に維持するので、負荷の範囲に
応じて補助巻線のコンデンサ容量を最適値に変更し、常
に高効率の運転を行わせることが可能となるものであ
る。
【0016】更に、請求項3の発明の単相誘導電動機に
よれば、運転コンデンサとスイッチング手段との直列回
路を複数並列に接続して成るコンデンサ並列回路を補助
巻線に接続し、冷凍機によって温調される空間の温度を
検出する温度検出手段に基づいて各スイッチング手段を
制御することによって、制御手段が主巻線に流れる電流
と補助巻線に流れる電流との位相差を90度付近に維持
するので、前記温度から判断される負荷の範囲に応じて
補助巻線のコンデンサ容量を最適値に変更し、常に高効
率の運転を行わせることが可能となるものである。
【0017】
【実施例】以下、図面に基づき本発明の実施例を詳述す
る。図1は本発明の一実施例の単相誘導電動機1の電気
回路図を示している。尚、以降の各図において図5乃至
図8と同一符号は同一のものとする。図1において、単
相誘導電動機1は図示しない冷蔵庫(冷凍機)の冷凍サ
イクルに含まれる圧縮機を駆動するものであり、主巻線
Mと、補助巻線Aと、この補助巻線Aに接続された前述
の始動コンデンサCSとリレースイッチSWの直列回路
と、この直列回路に並列接続されたコンデンサ並列回路
2と、回路に流れる電流Iの値を検出する電流値検出手
段としてのセンサーCTと、制御手段の役割を果たすリ
レーコントローラRCとから成る。
【0018】前記コンデンサ並列回路2は、例えば三個
の運転コンデンサCR1、CR2、CR3のそれぞれに
スイッチング手段としてのリレースイッチSW1、SW
2、SW3を接続した直列回路を並列に接続して構成さ
れている。各運転コンデンサCR1、CR2、CR3は
それぞれ異なる容量を備え、運転コンデンサCR1は運
転コンデンサCR2よりも容量が大きく、運転コンデン
サCR2は運転コンデンサCR3よりも容量が大きいも
のとする。
【0019】そして、前記センサーCTが検出した電流
Iの値に関する出力データはリレーコントローラRCに
入力されると共に、リレーコントローラRCは各リレー
スイッチSW、SW1、SW2、SW3を開閉駆動す
る。
【0020】以上の構成で次に動作を説明する。先ず、
単相誘導電動機1の始動時は電流Iが零であり、リレー
コントローラRCはセンサーCTの出力に基づいてリレ
ースイッチSWとSW1を閉じ、リレースイッチSW
2、SW3は開く。これによって、補助巻線Aには始動
コンデンサCSと運転コンデンサCR1の並列回路が接
続され、単相誘導電動機1は大なる始動トルクを得て始
動することになる。
【0021】尚、リレーコントローラRCは同期速度の
80%程に増速したところでリレースイッチSWを開
き、始動コンデンサCSを回路から切り離す。
【0022】次に、例えば冷蔵庫の庫内温度が高い所謂
プルダウン時などの単相誘導電動機1の始動直後は、単
相誘導電動機1は過負荷状態となり、回路に流れる電流
Iの値も増大する。係る過負荷時には、リレーコントロ
ーラRCはセンサーCTの出力に基づいてリレースイッ
チSW1を閉じ、他のリレースイッチSW、SW2、S
W3を開く。これによって、補助巻線Aには運転コンデ
ンサの中で最も容量の大きい運転コンデンサCR1のみ
が接続されて運転を継続することになる。
【0023】ここで、前記運転コンデンサCR1の容量
は、係る過負荷時に主巻線Mに流れる電流IMと補助巻
線Aに流れる電流IAとの位相差が90度付近となる値
に設定されており、これによって単相誘導電動機1は高
効率で運転されるようになる。
【0024】次に、冷蔵庫の庫内温度が低下していくと
単相誘導電動機1は標準的な負荷状態となり、回路に流
れる電流Iの値も減少する。係る標準負荷時には、リレ
ーコントローラRCはセンサーCTの出力に基づいてリ
レースイッチSW2を閉じ、他のリレースイッチSW、
SW1、SW3を開く。これによって、補助巻線Aには
次に容量の大きい運転コンデンサCR2のみが接続され
て運転を継続することになる。
【0025】ここで、前記運転コンデンサCR2の容量
は、係る標準負荷時に主巻線Mに流れる電流IMと補助
巻線Aに流れる電流IAとの位相差が90度付近となる
値に設定されており、これによって単相誘導電動機1は
高効率で運転される。
【0026】次に、冷蔵庫の冷却運転が進行して所謂サ
イクル運転に入ると、単相誘導電動機1は軽負荷状態と
なり、回路に流れる電流Iの値も激減する。係る軽負荷
時には、リレーコントローラRCはセンサーCTの出力
に基づいてリレースイッチSW3を閉じ、他のリレース
イッチSW、SW1、SW2を開く。これによって、補
助巻線Aには最も容量の小さい運転コンデンサCR3の
みが接続されて運転を継続することになる。
【0027】ここで、前記運転コンデンサCR3の容量
は、係る軽負荷時に主巻線Mに流れる電流IMと補助巻
線Aに流れる電流IAとの位相差が90度付近となる値
に設定されており、以上によって単相誘導電動機1はあ
らゆる負荷範囲において常に高効率で運転されることに
なる。
【0028】次に、図2は前述の図6の方式のものに本
発明を適用した単相誘導電動機1の電気回路を示してい
る。尚、この場合、主巻線Mに流れる電流IMと補助巻
線Aに流れる電流IAをそれぞれ検出するセンサーCT
1、CT2(位相差検出手段を構成する)が設けられ、
各センサーCT1、CT2の出力データは位相差検出手
段と制御手段を構成するリレーコントローラRCに入力
される。また、コンデンサ並列回路2は、補助巻線Aに
接続された正温度係数固体素子PTCとリレースイッチ
SWの直列回路に対して並列に接続される。
【0029】リレーコントローラRCは、図6の場合と
同様に始動時にはリレースイッチSWを閉じて正温度係
数固体素子PTCを回路に接続すると共に、リレースイ
ッチSW1も閉じて単相誘導電動機1を始動させる。そ
して、以後の運転中、リレーコントローラRCは各セン
サーCT1、CT2が出力するデータに基づき、主巻線
Mに流れる電流IMと補助巻線Aに流れる電流IAとの
位相差を算出し、当該位相差が90度付近に維持される
ように各リレースイッチSW1、SW2、SW3を開閉
駆動する。
【0030】これによって、単相誘導電動機1は前述同
様あらゆる負荷範囲において常に高効率で運転されるこ
とになる。
【0031】次に、図3は前述の図7の方式のものに本
発明を適用した単相誘導電動機1の電気回路を示してい
る。尚、この場合、冷蔵庫の庫内温度を検出する温度検
出手段としてのセンサーTHが設けられ、センサーTH
の出力データは制御手段を構成するリレーコントローラ
RCに入力される。また、コンデンサ並列回路2は補助
巻線Aに接続された正温度係数固体素子PTCに対して
並列に接続される。
【0032】正温度係数固体素子PTCは前述の図7の
場合と同様に単相誘導電動機1の始動時に補助巻線Aに
大なる電流を流して始動させる。一方、リレーコントロ
ーラRCは以後の運転中、センサーTHが出力するデー
タに基づき、過負荷(前述の如く庫内温度の高いプルダ
ウン時)や軽負荷(前述の如く庫内温度の低いサイクル
運転時など)などの単相誘導電動機1の負荷状態を判定
し、図1の場合と同様に主巻線Mに流れる電流IMと補
助巻線Aに流れる電流IAとの位相差が90度付近に維
持されるように各リレースイッチSW1、SW2、SW
3を開閉駆動する。
【0033】これによって、単相誘導電動機1は前述同
様あらゆる負荷範囲において常に高効率で運転されるこ
とになる。
【0034】次に、図4は前述の図8の方式のものに本
発明を適用した単相誘導電動機1の電気回路を示してい
る。尚、この場合は図1の場合と同様のセンサーCT及
びリレーコントローラRCが設けられ、コンデンサ並列
回路2は補助巻線Aに接続される。そして、リレーコン
トローラRCは前述同様に電流Iの値に基づいて単相誘
導電動機1の負荷状態を判断し、主巻線Mに流れる電流
IMと補助巻線Aに流れる電流IAとの位相差が90度
付近に維持されるように各リレースイッチSW1、SW
2、SW3を開閉駆動する。
【0035】これによって、単相誘導電動機1は前述同
様あらゆる負荷範囲において常に高効率で運転されるこ
とになる。
【0036】尚、各実施例ではリレーコントローラRC
によって運転コンデンサCR1、CR2、CR3を択一
的に回路に接続するようにしたが、負荷状態を更に細か
く判定し、複数の運転コンデンサCR1、CR2、CR
3を組み合わせて接続するようにしても良い。また、運
転コンデンサの数や適用される機器は実施例に限られる
ものでは無い。更に、以上に示した90度付近(電流I
MとIAの位相差)とは、位相差=90度に限定される
ものでは無く、当該運転条件において単相誘導電動機1
の運転効率が高くなる90度付近の値を意味するものと
する。
【0037】
【発明の効果】以上詳述した如く請求項1の発明によれ
ば、運転コンデンサとスイッチング手段との直列回路を
複数並列に接続して成るコンデンサ並列回路を補助巻線
に接続し、回路に流れる電流値を検出する電流値検出手
段に基づいて各スイッチング手段を制御することによっ
て、制御手段が主巻線に流れる電流と補助巻線に流れる
電流との位相差を90度付近に維持するので、回路に流
れる電流値から判断される負荷の範囲に応じて補助巻線
のコンデンサ容量を最適値に変更し、常に高効率の運転
を行わせることが可能となるものである。
【0038】また、請求項2の発明によれば、運転コン
デンサとスイッチング手段との直列回路を複数並列に接
続して成るコンデンサ並列回路を補助巻線に接続し、主
巻線に流れる電流と補助巻線に流れる電流との位相差を
検出する位相差検出手段に基づいて各スイッチング手段
を制御することによって、制御手段が前記位相差を90
度付近に維持するので、負荷の範囲に応じて補助巻線の
コンデンサ容量を最適値に変更し、常に高効率の運転を
行わせることが可能となるものである。
【0039】更に、請求項3の発明によれば、運転コン
デンサとスイッチング手段との直列回路を複数並列に接
続して成るコンデンサ並列回路を補助巻線に接続し、冷
凍機によって温調される空間の温度を検出する温度検出
手段に基づいて各スイッチング手段を制御することによ
って、制御手段が主巻線に流れる電流と補助巻線に流れ
る電流との位相差を90度付近に維持するので、前記温
度から判断される負荷の範囲に応じて補助巻線のコンデ
ンサ容量を最適値に変更し、常に高効率の運転を行わせ
ることが可能となるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の単相誘導電動機の電気回路図である。
【図2】本発明の単相誘導電動機のもう一つの電気回路
図である。
【図3】本発明の単相誘導電動機の更にもう一つの電気
回路図である。
【図4】本発明の単相誘導電動機の更にまたもう一つの
電気回路図である。
【図5】従来の単相誘導電動機の電気回路図である。
【図6】従来の単相誘導電動機のもう一つの電気回路図
である。
【図7】従来の単相誘導電動機の更にもう一つの電気回
路図である。
【図8】従来の単相誘導電動機の更にまたもう一つの電
気回路図である。
【符号の説明】
1 単相誘導電動機 2 コンデンサ並列回路 A 補助巻線 CR1〜CR3 運転コンデンサ CT、CT1、CT2、TH センサー M 主巻線 RC リレーコントローラ SW1〜SW3 リレースイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 貝瀬 博史 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主巻線と補助巻線と有する単相誘導電動
    機において、 運転コンデンサとスイッチング手段との直列回路を複数
    並列に接続して成るコンデンサ並列回路と、各スイッチ
    ング手段を制御する制御手段と、回路に流れる電流値を
    検出する電流値検出手段とを備え、前記コンデンサ並列
    回路を前記補助巻線に接続すると共に、前記制御手段は
    前記電流値検出手段に基づいて各スイッチング手段を制
    御することにより、前記主巻線に流れる電流と補助巻線
    に流れる電流との位相差を90度付近に維持することを
    特徴とする単相誘導電動機。
  2. 【請求項2】 主巻線と補助巻線と有する単相誘導電動
    機において、 運転コンデンサとスイッチング手段との直列回路を複数
    並列に接続して成るコンデンサ並列回路と、各スイッチ
    ング手段を制御する制御手段と、前記主巻線に流れる電
    流と補助巻線に流れる電流との位相差を検出する位相差
    検出手段とを備え、前記コンデンサ並列回路を前記補助
    巻線に接続すると共に、前記制御手段は前記位相差検出
    手段に基づいて各スイッチング手段を制御することによ
    り、前記位相差を90度付近に維持することを特徴とす
    る単相誘導電動機。
  3. 【請求項3】 主巻線と補助巻線と有し、冷凍機用圧縮
    機を駆動する単相誘導電動機において、 運転コンデンサとスイッチング手段との直列回路を複数
    並列に接続して成るコンデンサ並列回路と、各スイッチ
    ング手段を制御する制御手段と、前記冷凍機にて温調さ
    れる空間の温度を検出する温度検出手段とを備え、前記
    コンデンサ並列回路を前記補助巻線に接続すると共に、
    前記制御手段は前記温度検出手段に基づいて各スイッチ
    ング手段を制御することにより、前記主巻線に流れる電
    流と補助巻線に流れる電流との位相差を90度付近に維
    持することを特徴とする単相誘導電動機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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