JPH08251722A - 電気車制御装置 - Google Patents

電気車制御装置

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JPH08251722A
JPH08251722A JP7054792A JP5479295A JPH08251722A JP H08251722 A JPH08251722 A JP H08251722A JP 7054792 A JP7054792 A JP 7054792A JP 5479295 A JP5479295 A JP 5479295A JP H08251722 A JPH08251722 A JP H08251722A
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JP
Japan
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notch
control device
torque
electric vehicle
current
Prior art date
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Pending
Application number
JP7054792A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyoshi Makino
友由 牧野
Shiroji Yamamoto
城二 山本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Transport Engineering Inc
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp, Toshiba Transport Engineering Inc filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH08251722A publication Critical patent/JPH08251722A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】機関車に牽引される各客車は急激なトルク変化
による連結器によるショックもなく、スムーズに引き出
しが開始され乗心地を大幅に改善するにある。 【構成】客車などを牽引する電気機関車のモータにトル
ク指令を与える主幹制御器を備えた電気車制御装置にお
いて、前記主幹制御器に前記電気機関車の起動する時に
操作するもので、この操作することにより前記電気機関
車のトルクが徐々に増すというソフトスタート機能手段
を具備した電気車制御装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、客車牽引機関車におい
て、牽引される客車の乗心地を向上させる電気車制御装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は従来の電気車制御装置の一例を示
す電流制御ブロック図である。通常ノッチ指令1が入る
と、車速2に応じた電流曲線(電流パターン)3がスイ
ッチ5によって一次遅れ要素7に入力され、例えば約
0.5秒の時定数18で上昇していき電流パターン8を
出力する。尚、一次遅れ要素7の初期値24はモータの
励磁分相当である。
【0003】図6は図5の通常ノッチ指令1を出力する
もので、運転台のマスタコントローラ(主幹制御器)の
例の簡略図を示す。“N”はニュートラル(ノッチ指令
無し)、1〜5ノッチに進段するに従いトルク指令値は
増していく。一般的には速度0時の起動時の起動抵抗の
大きなところで強力なトルクが得られるようにしてい
る。
【0004】図7は従来の力行(powering)特
性曲線の一例を示す。横軸は速度vに対し、縦軸にはト
ルクTをとっており、図7は簡略のため1ノッチ(1
N)〜5ノッチ(5N)の各トルクパターンを例に示し
ている。
【0005】図8は図6の電気車制御装置の横軸tに対
するモータ電流IM、トルクTの関係を示す。速度0k
m/hにて運転士が主幹制御器のノッチを投入すると、
モータ電流IMは一律に約1〜1.5秒程度で目標電流
に達するようになっている。IMは目標電流値、t2は
約1〜1.5秒である。尚、t1は誘導電動機の場合の
最初の励磁立上げ分である。これにより、機関車は起動
し始め、複数台の客車を次々に引き出し始める。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では次のような問題があった。図8のt2の値は各
ノッチともほぼ同じで、ノッチ投入と共に自動的に目標
電流IM、トルクTに向かっていく。編成が長くなって
くると、各客車を繋ぐ連結器の伸びとあそびのために、
機関車が動き出してから後に繋がる客車に次々とトルク
が伝わり最後尾車両に達するまでに数秒の時間が生じて
しまうことがある。この時最後尾車両が動き始めたとき
にはすでに機関車の牽引トルクは目標トルク値にまで達
しているため、最後尾車両にとっては連結器を介して急
激なトルク変化が生じることになる。このため乗客の乗
心地は悪化し、特に寝台列車などでは動き出すたびに大
きく揺すられるため、そのたびに目が覚めるという苦情
が多かった。
【0007】本発明は上記事情に基づいてなされたもの
であり、通常のノッチ指令の他に、前段にソフトスター
ト起動専用のノッチを設定し、起動時の乗心地の良い電
気車制御装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に対応する発明は、客車などを牽引する電
気機関車のモータにトルク指令を与える主幹制御器を備
えた電気車制御装置において、前記電気機関車を起動す
る時に操作することにより、前記電気機関車のトルクを
徐々に増すソフトスタート機能手段を付加したことを特
徴とする電気車制御装置である。
【0009】前記目的を達成するため、請求項2に対応
する発明は、請求項1記載のソフトスタート機能手段
は、前記主幹制御器に設けた起動専用ノッチとモータ電
流を制御する要素からなる電気車制御装置である。
【0010】前記目的を達成するため、請求項3に対応
する発明は、請求項1記載のソフトスタート機能手段
は、前記モータ電流を直線的に増加させるものである電
気車制御装置である。
【0011】前記目的を達成するため、請求項4に対応
する発明は、請求項1記載のソフトスタート機能手段
は、前記モータ電流を1次遅れで増加させるものである
電気車制御装置である。
【0012】前記目的を達成するため、請求項5に対応
する発明は、請求項1記載のソフトスタート機能手段
は、ノッチ投入扱いは所定の低低速度例えば2km/h
以下の時のみ有効である電気車制御装置である。
【0013】
【作用】請求項1〜請求項5のいずれかに記載の発明に
よれば、ソフトスタート機能手段を具備しているので、
ほぼ0km/h時に操作指令が投入されると、モータ電
流は徐々に立ち上がり、複数台の客車を緩ショックがな
いように緩やかに引き出していくので、起動時の乗心地
がよくなる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。 <第1実施例>図1は本発明の電気車制御装置の第1実
施例の電流パターン発生の概略ブロック図である。図5
の従来例と異なる点は以下の点である。すなわち、力行
用主幹制御器に新たに通常ノッチの前段(1ノッチの
前)にトルク上昇率を低く押さえた起動専用のノッチを
設けたものである。電流の上昇のしかたは直線的に上げ
ていく方法、一次遅れ要素で上げていく方法などある。
尚、この起動専用ノッチは速度がほぼ0km/hのとき
のみ有効なノッチである。
【0015】力行用主幹制御器に新たに設けられた起動
専用ノッチ16が投入されると、比較器22により例え
ば2km/h以下の条件で論理積回路21の出力が
“1”となり、スイッチ6が“1”側に切り替わり、電
流が徐々に増加する制御に切り替わるように構成されて
いる。
【0016】具体的には、起動専用ノッチ16が投入さ
れるとシングルショット14が1サンプルタイム15だ
けサンプルホールド13の出力を“0”とし、この後加
算器11の出力は1サンプル毎に例えば0.5A/10
msずつ上昇していく。この値は最小値選択回路10に
より各車両を引き出すに十分な最大値(上限値)9以下
に抑えられ、スイッチ6が“1”側に入り、一次遅れ要
素7を通して電流パターン8となる。
【0017】図2は図1の通常ノッチ指令1および起動
専用ノッチ16を有する力行用主幹制御器のノッチポジ
ションを示す簡略図である。図6の従来の力行用主幹制
御器のノッチポジションに対し、“N”位置と1ノッチ
の間に“起”と記載の起動専用ノッチ16を追加した点
が異なる。
【0018】図3は図1の電流パターン8を説明するた
めの図であり、横軸の時間tに対する縦軸のトルクT、
電流IMのグラフである。図1の起動専用ノッチ16を
投入すると、図8の一律に電流が上昇する曲線に対し、
図3ではトルクT、電流IMをゆっくり上昇させてい
る。電流IMがt1のところまで急速に上昇しているの
は主電動機を誘導電動機とした場合の励磁分であり、ト
ルクには寄与しないためである。t1から先に電流IM
を徐々に上げることによりトルクTも徐々に上昇し、各
車両に対してゆるやかに牽引力が働くことになる。
【0019】以上述べたように、低速度条件にて起動専
用ノッチ16が投入されることにより、図3に示すよう
にトルクTが上昇し、これにより機関車に牽引される各
客車は急激なトルク変化による連結器によるショックも
なく、スムーズに引き出しを開始することになる。
【0020】<第2実施例>図4は電気車制御装置の第
2実施例の電流パターン発生の概略ブロック図である。
図1の第1実施例と異なる点は、IM上昇率係数12の
電流上昇率を直線状にするのではなく、一次遅れ要素7
の時定数を長くすることで緩やかなトルク上昇を実現す
るものである。すなわち、起動専用ノッチ16が投入さ
れると、例えば2km/h以下の条件でスイッチ6が
“1”側に切り替わるが、この時スイッチ20も通常時
定数18からソフトスタート用時定数19に切り替わり
緩やかに電流パターン8を上昇させるものである。
【0021】
【発明の効果】本発明の電気車制御装置によれば、寝台
列車などにおいてもソフトスタート起動専用ノッチが投
入されることにより、各客車間の連結器が十分伸びきっ
た状態までは大きなトルク変化が生じないようにするこ
とができるため、機関車に牽引される各客車は急激なト
ルク変化による連結器によるショックもなく、スムーズ
に引き出しが開始され乗心地が大幅に改善される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電気車制御装置の第1実施例を示
す概略構成図。
【図2】図1の要部である力行用主幹制御器のノッチポ
ジションを示す図。
【図3】本発明の横軸tに対するモータ電流IMの関係
を示す図。
【図4】本発明による電気車制御装置の第2実施例を示
す概略構成図。
【図5】従来の電気車制御装置の一例を示す概略構成
図。
【図6】図5の要部である力行用主幹制御器のノッチポ
ジションを示す図。
【図7】従来の力行特性曲線の一例
【図8】従来の電流パターン発生の概略を示すブロック
図。
【符号の説明】
1…通常ノッチ指令、2…速度、3…電流曲線、4…電
流初期値、5,6…スイッチ、7…一次遅れ要素、8…
電流パターン、9…上限値、10…最小値選択、11…
加算器、12…IM上昇率係数、13…サンプルホール
ド、14…シングルショット、15…サンプルタイム、
16…ソフトスタート起動専用ノッチ、17…目標値、
18…時定数、19…ソフトスタート用次定数、20…
スイッチ、21…論理積回路、22…比較器、23…低
速域上限値、24…初期値。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 城二 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 客車などを牽引する電気機関車のモータ
    にトルク指令を与える主幹制御器を備えた電気車制御装
    置において、 前記電気機関車を起動する時に操作することにより、前
    記電気機関車のトルクを徐々に増すソフトスタート機能
    手段を付加したことを特徴とする電気車制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のソフトスタート機能手段
    は、前記主幹制御器に設けた起動専用ノッチとモータ電
    流を制御する要素からなる電気車制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のソフトスタート機能手段
    は、前記モータ電流を直線的に増加させるものである電
    気車制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のソフトスタート機能手段
    は、前記モータ電流を1次遅れで増加させるものである
    電気車制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のソフトスタート機能手段
    は、ノッチ投入扱いは所定の低低速度例えば2km/h
    以下の時のみ有効である電気車制御装置。
JP7054792A 1995-03-14 1995-03-14 電気車制御装置 Pending JPH08251722A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010125773A1 (ja) * 2009-04-28 2010-11-04 株式会社 東芝 機関車制御装置、機関車制御システム及び機関車の発進制御方法
CN109189375A (zh) * 2018-11-03 2019-01-11 中车永济电机有限公司 电力机车整车控制软件构架

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