JPH08251466A - 複合カメラの自動焦点調節装置 - Google Patents

複合カメラの自動焦点調節装置

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Publication number
JPH08251466A
JPH08251466A JP7051139A JP5113995A JPH08251466A JP H08251466 A JPH08251466 A JP H08251466A JP 7051139 A JP7051139 A JP 7051139A JP 5113995 A JP5113995 A JP 5113995A JP H08251466 A JPH08251466 A JP H08251466A
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JP
Japan
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lens
focus
shooting
image
time lag
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JP7051139A
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English (en)
Inventor
Masaki Higashihara
正樹 東原
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 静止画撮影時及び動画撮影時に移動する被写
体に対する焦点調節の追従遅れを防止する。 【構成】 スチルカメラ部51とビデオカメラ部52と
を有する複合カメラ50において、静止画撮影時及び動
画撮影時には、焦点検出手段54は撮影レンズ53の焦
点をくり返し検出して各デフォーカス量を求める。制御
手段56は過去複数回にわたって求められたデフォーカ
ス量に基づいて被写体の像面位置とフォーカスレンズの
像面位置とが所定時間後に一致するようなレンズ駆動量
を求めレンズ駆動手段55を制御する。静止画撮影時の
上記所定時間はレリーズタイムラグとAFタイムラグと
の和の時間とし、動画撮影時の上記所定時間はAFタイ
ムラグとする。 【効果】 被写体が移動する場合に高い追従性が得られ
常にピントの合った撮影を行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスチルカメラとビデオカ
メラとを共通の撮影レンズを用いて一体化して成る複合
カメラの自動焦点調節装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、銀塩フィルムを用いて静止画
撮影(スチル撮影)を行うスチルカメラと、磁気テープ
を用いて動画撮影(ビデオ撮影)を行うビデオカメラと
を共通の撮影レンズと共に一つの筺体内に収納した複合
カメラや一眼レフスチルカメラのファインダ部を交換し
てビデオカメラユニットを取付けるようにした複合カメ
ラが提案されている。
【0003】このような複合カメラとしてスチルカメラ
部とビデオカメラ部とで焦点調節や露出制御の手段を共
用するものが特開昭63−247738号公報に開示さ
れている。また、撮影レンズを共用するために、一つの
撮影レンズからの光束をハーフミラーで分割し、一方を
銀塩フィルムへ導き、他方をビデオカメラ部の撮像素子
へ導くように成し、静止画撮影と動画撮影とで同じ画角
で撮影するものが実開昭59−180566号公報に開
示されている。
【0004】また、本出願人により、出願された特開昭
62−263728号公報には、静止画撮影時に、移動
する被写体に対して良好な焦点調節を行うために、過去
複数回の焦点検出結果に基づいて被写体の移動に起因す
るレンズの追従遅れ量を予測演算し、この演算値に応じ
てレンズの補正駆動を行う予測制御の技術が開示されて
いる。
【0005】上記予測制御では、静止画撮影時に焦点検
出開始からレンズ駆動終了までに要する時間であるAF
タイムラグと、トリガースイッチ(レリーズスイッチ)
がオン状態となってから、フィルムが露光されるまでの
時間であるレリーズタイムラグとの両方のタイムラグ中
に被写体が移動することによって発生する追従遅れ(ピ
ントのズレ量)を解消するように予測演算を行い、焦点
調節を行うようにしている。このような予測制御を行う
ことにより、静止画撮影時には良好なピントの写真撮影
を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
例のような静止画撮影と動画撮影とを行うことができる
複合カメラに被写体の移動による追従遅れを防止する予
測制御を行うと撮影レンズの像面位置は常にレリーズタ
イムラグ分だけ被写体の像面位置より行き過ぎた状態と
なってしまう。このため、ビデオカメラによる動画撮影
を行う場合は、常にレリーズタイムラグ分だけレンズの
像面位置が先行し過ぎたピントの合ってない状態となっ
てしまうという問題があった。また、予測演算による補
正量を減らして動画撮影時に良好なピント状態が得られ
るように予測制御を行うと静止画撮影時には、レリーズ
タイムラグ中に追従遅れが発生してしまい、良好なピン
ト状態の写真撮影が行うことができないという問題があ
った。
【0007】本発明は上記のような問題を解決するため
になされたもので、静止画撮影時にも動画撮影時にも常
に良好なピント状態を得ることのできる複合カメラの自
動焦点調節装置を提供すること目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明においては、静止
画撮影を行うスチルカメラ部と、動画撮影を行うビデオ
カメラ部と、上記スチルカメラ部とビデオカメラ部とに
共通に用いられフォーカスレンズを含む撮影レンズとを
有する複合カメラの自動焦点調節装置において、上記フ
ォーカスレンズの合焦状態をくり返し検出し、デフォー
カス量を求める焦点検出手段と、上記フォーカスレンズ
を駆動するレンズ駆動手段と、上記焦点検出手段により
過去複数回にわたって求められたデフォーカス量に基づ
いて所定時間後に合焦状態が得られるようなレンズ駆動
量を求め、このレンズ駆動量に応じて上記レンズ駆動手
段を制御する制御手段とを設け、上記制御手段は、上記
静止画撮影時の上記所定時間と上記動画撮影時の上記所
定時間とが異なるようにしている。
【0009】
【作用】本発明によれば、予測制御を行う複合カメラに
おいて、動く被写体を撮影する場合、静止画撮影時と動
画撮影時とで予測制御に用いるタイムラグの値が適切に
変更され、これによりそれぞれの撮影条件において追従
遅れを防止し高い追従性を得ることができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図について説明す
る。図1は本発明を概念的に示すブロック図である。図
1において、50は複合カメラ全体を示す。51は静止
画撮影を行うスチルカメラ部、52は動画撮影を行うビ
デオカメラ部、53はスチルカメラ部51とビデオカメ
ラ部52とに共通な撮影レンズ、54は撮影レンズ53
の焦点をくり返し検出してそれぞれデフォーカス量を求
める焦点検出手段、55は撮影レンズ53におけるフォ
ーカスレンズを光軸方向に駆動するレンズ駆動手段、5
6は焦点検出手段54で求められたデフォーカス量に基
づいてレンズ駆動手段55を制御する制御手段である。
【0011】次に、上記構成による動作について説明す
る。静止画撮影を行う場合は、スチルカメラ部51は撮
影レンズ53からの被写体像を撮影して銀塩フィルムに
露光させる。また、動画撮影を行う場合は、ビデオカメ
ラ部52は撮影レンズ53からの被写体像を固体撮像素
子により映像信号に変換して磁気テープに記録する。
【0012】静止画撮影時及び動画撮影時には、焦点検
出手段54は撮影レンズ53の焦点をくり返し検出して
各デフォーカス量を求める。制御手段56は過去複数回
にわたって求められたデフォーカス量に基づいて被写体
の像面位置とフォーカスレンズの像面位置とが所定時間
後に一致するようなレンズ駆動量を求めレンズ駆動手段
55を制御する。これによりフォーカスレンズが上記レ
ンズ駆動量だけ移動して合焦状態が得られる。
【0013】この際、上記所定時間を静止画撮影時と動
画撮影時とで異らせるようにしている。後述する実施例
では、静止画撮影時の上記所定時間を動画撮影時の上記
所定時間より長く設定している。具体的には静止画撮影
時の所定時間はレリーズタイムラグとAFタイムラグと
の和の時間とし、動画撮影時の上記所定時間はAFタイ
ムラグとしている。
【0014】次に各実施例に沿って詳細に説明する。図
8は本発明による複合カメラの構成を示す左側側面断面
図で、同図において、1は複合カメラの外装カバー、2
は銀塩フィルムに像を取り込むためのレンズユニット、
3はレンズエレメントを保持しレンズユニット2を構成
するための鏡筒、4は静止画撮影用の絞り、5は銀塩フ
ィルムである。本実施例においてはレンズユニット2は
ズームレンズであり、自動もしくは手動のズーム操作に
連動して光軸上を移動可能な変倍レンズエレメント群お
よび後述する自動焦点調節装置からの情報により、駆動
される合焦レンズエレメント群を有している。
【0015】6は銀塩フィルム5の直前に配置されるシ
ャッタ装置で、支持部6bで支持されたシャッタ幕6a
の開閉によって銀塩フィルム5を露光する。7はレンズ
ユニット2から射出した被写体像を形成する光束を銀塩
フィルム5側と後述する固体撮像素子13側とに振り分
けるための半透明薄膜ミラーであり、7aはレンズユニ
ットから射出される光軸、7bは上記半透明薄膜ミラー
7を透過して銀塩フィルム5に到達する光軸、7c、7
dは上記半透明薄膜ミラー7によって反射され、固体撮
像素子13に到達する光軸を示す。8a、8bはレンズ
ユニット2の射出瞳と、縮小レンズユニット10の入射
瞳との瞳合わせを行うためのフィールドレンズ、9は撮
影光軸7cを偏向するための反射ミラー、10は光軸7
d上に設けられた縮小レンズユニットで内部に動画撮影
用のビデオ絞りユニット11を含む。12は光学ローパ
スフィルター、13はCCD等の固体撮像素子である。
40は銀塩フィルム5と等価な位置に結像された空中像
であり、上記縮小レンズユニット10を介して固体撮像
素子13上に再結像される。
【0016】14は上記半透過薄膜ミラー7の後方に配
され静止画撮影時に退避可能なサブミラーであり、撮影
光の一部を焦点検出装置15へと導光する。本実施例に
おける焦点検出装置15は、従来より知られる位相差検
出方式を用いており、撮影レンズの異なる2つの領域を
通過した光束により生じる2つの像の位置(位相)を検
出し、その位相差からフィルム面上でのデフォーカス量
と方向とを演算するものである。
【0017】16は上記半透明薄膜ミラー7を透過した
光束からシャッター幕6aを保護し、光線もれを防止す
るための遮光板であり、フィルム露光時には退避する。
17は銀塩フィルム5を装てん時に保持する背蓋ユニッ
トであり、フィルムの取り出し及び装てん時には開閉す
るようになっている。18は電子ビューファインダユニ
ットで上記固体撮像素子13からの映像信号をモニタす
るために、映像を小型液晶79に出力し、反射ミラー2
0と接眼レンズ21とを介して観察する。この電子ビュ
ーファインダユニット18は回転軸22を支軸として回
動可能となっている。
【0018】本実施例においては、動画撮影時には、静
止画撮影用の絞り4は常に開放状態に維持され、後述す
る静止画撮影用のレリーズスイッチが押し込まれた時に
所定の絞り値まで絞り込まれる。従って、動画撮影時に
は、縮小レンズユニット10の中のビデオ絞りユニット
11のみで露出制御され、必要に応じて固体撮像素子1
3の蓄積時間や信号処理系のゲインを変えて適正レベル
の映像信号を得るようにしている。
【0019】次に23は複合カメラの下部に着脱可能に
取り付けられる2次電池で、各部に電力を供給する電源
である。この外、レンズユニット3の前板には、ストロ
ボを組み込んだ、開閉自在のバリヤ25が配設されると
共に、動画撮影時の音声記録のためのマイクロフォン2
6、テレビやステレオ装置等の外部装置とのインタフェ
ースとしての外部端子27等が設けられている。
【0020】図9は複合カメラの上面図であり、28は
銀塩フィルム5のパトローネ室、29は銀塩フィルム5
を巻き取るためのスプール室である。本実施例ではフィ
ルムを装てん時に、あらかじめ最終駒までスプールに巻
き上げ、撮影時には露光済みの撮影駒を順次パトローネ
内に巻き戻していくプリワインド方式を採用している。
【0021】30、31は撮影レンズのズーム駆動用モ
ータとフォーカス駆動用モータである。32は撮影者の
右手で操作可能な位置に配置されたズームボタンであ
り、33は電源スイッチを兼ねた主モード選択スイッチ
であり、34は動画撮影用のトリガーボタン、35は銀
塩フィルム5による静止画撮影用のレリーズボタンであ
る。上記の各操作部材と反対側には、プログラム露出モ
ードや開放絞り多用のポートレートモード、シャッター
速度優先のスポーツモード、逆光補正モード等の動画撮
影と静止画撮影の双方に共通して選択使用可能な撮影モ
ード選択ダイヤル36を配設されている。
【0022】本実施例においては、測光は固体撮像素子
13の出力信号レベルとビデオ絞りユニット11の絞り
値とから被写体の輝度を算出する。固体撮像素子13は
電気的にエリア分割されており、それぞれの分割エリア
の輝度信号から逆光検知を行うようにしている。
【0023】次に37は、レンズユニットの右側方に配
置されたビデオテープカセット収納部であり、本実施例
では、テープ幅が8mmのビデオテープを記録媒体とし
て使用している。このカセット収納部37は、磁気ヘッ
ドシリンダー、キャプスタン、ピンチローラ等からなる
記録、再生機構を有し、その上面にはビデオテープの記
録再生等の操作を行うためのコントロールパネル38、
ビデオテープの取り出し、装てんの操作を行うためのイ
ジェクトボタン39が配置されている。
【0024】図10は本実施例の電気回路の構成を示す
ブロック図であり、AF、ズーム、レリーズ動作等の制
御を行うカメラマイコン41、カメラ本体のレリーズ操
作やモード設定を受け付け、制御を行うモードマイコン
42、ビデオテープの記録、再生、サーボメカを駆動制
御するメカマイコン43を核とし、映像信号処理基板4
4、音声信号処理基板45、ストロボ基板46、電源基
板47、及び各種操作スイッチやセンサ等が設けられて
いる。
【0025】図2は本発明の第1の実施例による複合カ
メラ全体の動作を説明するためのフローチャートであ
る。図9の主モード選択スイッチ33が操作されてカメ
ラの電源がオン状態となり、図10の電気回路への給電
がなされると、カメラの制御を行う各種マイコン41、
42、43はROMに格納されたプログラムに従って次
のようにしてカメラの制御を行う。カメラの電源がオン
状態になるとステップS0を経てステップS1へ進む。
ステップS1では不図示のビデオスタンバイスイッチの
状態検知がなされ、ビデオ録画のスタンバイ操作がなさ
れているときは、ステップS2へ進み、そうでなければ
ステップS10へ進む。
【0026】ステップS2では、焦点検出装置15のラ
イセンサを制御し、レンズユニット2の異なる領域を透
過してきた光束によって形成される1対の被写体像を電
気信号に変換し、カメラマイコン41において、A/D
変換後、メモリに格納される。次のステップS3では、
ステップS2で取り込まれた像信号の相対的位置のズレ
量(位相差)を演算し、この位相差から、レンズユニッ
ト2のデフォーカス量を算出する。この位相差及びデフ
ォーカス量の算出方法はすでに公知の技術であり、詳細
な説明は省略する。次のステップS4では、今回の焦点
検出結果及び過去の焦点調節結果に基づいてAFタイム
ラグ分の追従補正を行うレンズ駆動量をサブルーチン
「予測演算1」で算出する。
【0027】ステップS5では、ステップS4で算出さ
れたレンズ駆動量だけフォーカス用レンズをモータ31
によって駆動し、焦点調節を行う。このような制御を行
うことによって被写体が移動していても追従遅れのない
動画撮影を行うことができる。次のステップS6では、
ビデオの録画スタート及び停止を行うトリガボタン34
の状態検知を行い、トリガスイッチ34がオン状態であ
ればステップS7へ移行し、そうでなければステップS
1へ戻る。
【0028】ステップS7ではビデオの録画動作を行な
っているか否かが判別され、録画動作を行なっていれば
ステップS8へ進み、録画動作を停止させ、録画動作を
行っていなければステップS9へ移行し、録画動作を開
始する。このようにトリガスイッチ34が押されるたび
に、録画動作のスタートと停止とをくり返し、その動作
の制御状態は電子ビューファインダ18の表示部に表示
される。そして、ステップS8あるいはS9を実行する
とステップS1へ戻る。
【0029】ステップS10では、レリーズボタン35
の第1ストロークによって、オン状態となるスイッチS
W1の状態検知がなされ、SW1がオン状態であれば、
ステップS12へ移行し、そうでなければステップS1
1へ進み、静止画撮影時に使用する各種変数及びフラグ
を初期化した後、ステップS1へ戻る。
【0030】次にステップS12〜S37は銀塩フィル
ムを使った静止画撮影を行うときのフローチャートであ
る。ステップS12では固体撮像素子13の出力信号と
ビデオ絞りユニット11の絞り値とから被写体輝度を算
出し、更にこの被写体輝度と装てんされた銀塩フィルム
5の感度から適切な露光を行なうためのシャッタの秒時
及び絞り値を演算し、ROMの所定の領域に格納する。
後述するレリーズボタンの第2ストロークの押下によっ
てオンするスイッチSW2がオン状態となり、フィルム
の露光動作が行なわれるときには、このメモリに格納し
た値に基づいてシャッタ及び絞りが制御されることにな
る。
【0031】ステップS13では、ステップS2と同様
にして、焦点検出装置15のラインセンサを制御して像
信号の取り込みを行ない、続くステップS14では、ス
テップS13で得られた像信号からレンズユニット2の
デフォーカス量を演算する。ステップS15では、被写
体が移動しているか否かを判別するフラグAFMによっ
て被写体の状態判別がなされ、AFM=1のときには被
写体が移動しているということでステップS25へ進
み、そうでなければステップS16へ移行する。ステッ
プS16では、フラグAFJによってフォーカスロック
状態か否かの判別が行われ、AFJ=1であれば、一度
合焦状態となり、フォーカスロック状態となっているの
でステップS23へ進みそうでなければステップS17
へ移行する。
【0032】ステップS17では今回の焦点検出動作で
得られたデフォーカス量が所定の値より小さいか否かに
よって、合焦状態かそうでないかが判別され、合焦状態
と判断されると、ステップS18へ進み、フォーカスロ
ックを行うためにフラグAFJを1にセットする。非合
焦状態と判断されると、ステップS19へ移行し、焦点
調節動作を実行した回数をカウントするカウンタCOU
NTをカウントアップする。次のステップS20ではス
テップS14で検出されたデフォーカス量を解消するよ
うに、フォーカス用レンズを駆動し、焦点調節を行う。
そして、ステップS21では、カウンタCOUNTの値
が3か否かが判別されCOUNT=3であればステップ
S22へ進み、被写体が移動していることを示すフラグ
AFMを1にセットした後、ステップS1へ戻る。
【0033】ステップS23では被写体が移動している
か否かを判別する動体検知を行い、動体と判断されれば
ステップS24へ移行し、そうでなければステップS1
へ戻る。ここで、ステップS23の動体検知の方法につ
いては後述するので、ここでの詳細な説明は省略する。
【0034】ステップS24では被写体が移動している
ことを示すフラグAFMを1にセットし、次のステップ
S25ではレリーズタイムラグ、AFタイムラグの間の
被写体の移動を考慮したレンズ駆動量を演算する「予測
演算2」サブルーチンを実行する。このサブルーチンの
内容は後述するので、ここでの詳細な説明は省略する。
次のステップS26では、ステップS25で演算された
レンズ駆動量に基づいてフォーカス用レンズを駆動し、
焦点調節を行いステップS1へ戻る。
【0035】以上のように、本実施例によれば、静止画
撮影を行うときには、一度合焦状態となると、フォーカ
スロックされ、その後は被写体が移動しているか否かの
判別がなされ、動体と判断されると、フォーカスロック
を解除し、焦点調節動作を再開する。この場合のレンズ
制御では、レリーズタイムラグとAFタイムラグとの間
に被写体が移動する量も考慮した予測制御を行うように
している。このような制御を行うことによって静止した
被写体を撮影することが多い静止画撮影では、フォーカ
スロックすることで無駄に焦点調節をくり返すことがな
くなり、更に自由なフレーミングの設定が簡単に行え
る。また被写体が動体の場合にはレリーズタイムラグと
AFタイムラグとの両方を考慮した、予測制御の焦点調
節を行うようにしている。これによって追従遅れのない
写真撮影を行うことができる。また、動画撮影時には、
焦点調節に要する時間(AFタイムラグ)を考慮した予
測制御の焦点調節を行ない動きの速い被写体に対しても
追従遅れのない撮影を行うことができる。
【0036】次に静止画撮影のための焦点調節動作であ
るステップS12〜S26が実行されている間にレリー
ズボタン35が更に押下され、レリーズスイッチSW2
がオン状態になると、割り込み機能によって直ちにステ
ップS27へ移行してレリーズ動作を開始する。ステッ
プS28では、レンズ駆動を実行中か否かの判別を行
い、レンズ駆動中であればステップS29でレンズの駆
動を停止させて、ステップS30へ進み、レンズを駆動
していなければ、すぐにステップS30へ移行する。ス
テップS30では、カメラのサブミラー14及び遮光部
材16を撮影光路外へ退避させる。これは、不図示のモ
ータを制御することで実行される。次のステップS31
では、先のステップS12の測光サブルーチンによりメ
モリに格納されている絞り制御値まで、不図示のステッ
ピングモータによって絞りを駆動する。
【0037】ステップS30、S31のサブミラー14
の退避と絞り制御が完了したか否かは、ステップS32
で検知するが、サブミラー14及び遮光部材16の退避
はサブミラー駆動系に設けられた不図示の検知スイッチ
により確認することができ絞り制御はステッピングモー
タの駆動が終了したか否かによって確認する。いずれか
が未完了の場合は、このステップで待機し引き続き状態
検知を行う。両者の制御終了が確認されると、ステップ
S33へ移行する。ステップS33では、先のステップ
S12の測光サブルーチンですでに格納されているシャ
ッタ制御値によりシャッタの制御を行いフィルムを露光
する。
【0038】シャッタの制御が終了すると、次のステッ
プS34では、絞りを開放するようにステッピングモー
タを駆動し引き続いて、ステップS35でサブミラー1
4及び遮光部材16の復帰動作を行う。サブミラー14
及び遮光部材16の復帰動作は不図示のモータによって
駆動制御される。次のステップS36では、ステップS
32と同様に、サブミラー14の復帰と絞り開放との制
御が完了するのを待ち、両者の制御がともに完了すると
ステップS37へ移行する。ステップS37ではモータ
を適正に制御することで、フィルム1駒分が巻き上げら
れる。以上が動画撮影と静止画撮影とが可能な複合カメ
ラのシーケンスである。
【0039】図3は図2のステップS23の動体検知サ
ブルーチンのフローチャートである。このサブルーチン
がコールされるとステップS101を経て、ステップS
102で測距(焦点検出)が可能かどうかが判断され
る。これは像信号入力サブルーチンで入力された1対の
像信号の相関性があるかどうか、あるいは、十分なコン
トラストがあるか、信号のレベルが十分かどうかなどの
複数チェック項目から焦点検出演算に適した像信号か否
かが判断される。そして、測距可能(焦点検出に適した
像信号である)と判断されるとステップS103へ進
み、そうでなければステップS111へ移行する。
【0040】ステップS103では、デフォーカス量の
変化量から検知した前々回と前回の焦点検出の間に変化
した被写体の移動方向と前回と今回の焦点検出の間に変
化した被写体の移動方向とが同じか否かが判別され、同
方向であれば、ステップS104に進み、そうでなけれ
ばステップS111へ移行する。ステップS104で
は、前回と今回の焦点検出の間に変化したデフォーカス
量が0.5mm以下か否かが判別され、変化量が0.5
mm以下であればステップS105へ進みそうでなけれ
ばステップS111へ進む。このように、ステップS1
02〜S104においては焦点検出の可否や移動方向の
反転、急激な変化等によって同じ被写体に対して焦点検
出を行なっていないと判断されると、ステップS111
へ進み、動体判別を行うカウンタMCONTをリセット
し、そうでなければステップS105でMCONTを1
だけカウントアップする。
【0041】次にステップS106では、0.2mm以
上後ピンか否かが判別され、0.2mm以上後ピン状態
(主被写体がピント位置より手前にいる)と判断される
とステップS107でMCONTを1だけカウントアッ
プし、ステップS108へ進み、そうでなければただち
ステップS108へ移行する。ステップS108では前
回と今回の焦点検出の間のデフォーカス量の変化が後ピ
ン方向(被写体が近づいてきている)であればステップ
S109に進み、そうでなければステップS112へ進
む。
【0042】ステップS109では前回と今回の焦点検
出のデフォーカス量の変化量が0.08mm以上か否か
が判別され、0.08mm以上であればステップS11
0でMCONTを1だけカウントアップしてステップS
112へ進み、そうでなければただちにステップS11
2へ移行する。ステップS112では、カウンタMCO
NTの値が6以上か否かが判別され、6以上であればス
テップS113で動体と判断されそうでなければステッ
プS114で非動体と判断される。以上が動体検知のサ
ブルーチンの説明である。
【0043】図4は図2のステップS4の「予測演算
1」サブルーチンのフローチャートである。このサブル
ーチンでは、動画撮影時の追従遅れを解消するために、
AFタイムラグ分の追従遅れを補正したレンズ駆動量を
演算する。このサブルーチンがコールされると、ステッ
プS201を経て、ステップS202でデフォーカスデ
ータの更新が行なわれる。ここで、DF1には前々回の
焦点検出時のデフォーカス量、DF2には前回の焦点検
出時のデフォーカス量、DF3には今回の焦点検出動作
で得られたデフォーカス量が格納される。
【0044】ステップS203では、デフォーカス量に
換算されたレンズ駆動量のデータ更新がなされ、DL7
には前々回のレンズ駆動データ、DL2には前回のレン
ズ駆動データが格納される。ステップS204では、予
測演算に用いるタイムラグTLMの演算を行う。ここで
は、前回の焦点調節に要した時間であるAFタイムラグ
TM2をTLMに入力する。ステップS205では、2
次関数を使った予測式の2次の項の係数Aを演算し、ス
テップS206では、1次の項の係数Bを演算する。こ
の演算方法については本出願人がすでに開示してあるの
で、詳細な説明は省略する。続くステップS207では
2次関数を使った予測演算によって、レンズ駆動量DL
を演算し、ステップS208で本サブルーチンをリター
ンする。
【0045】図5は図2のステップS25の「予測演算
2」サブルーチンのフローチャートであり、このサブル
ーチンでは、写真撮影時の追従遅れを解消するためにA
Fタイムラグ分とレリーズタイムラグ分との追従遅れを
補正したレンズ駆動量を演算する。このサブルーチンは
図4の「予測演算1」、サブルーチンと大部分同じなの
で異なるフローについてのみ詳細に説明する。このサブ
ルーチンがコールされると、ステップS301を経て、
ステップS303でデフォーカスデータの更新がなされ
る。ステップS303では、レンズ駆動データの更新が
なされる。これらのデータ更新は図4の「予測演算1」
フローと同じである。
【0046】ステップS304では予測演算に用いるタ
イムラグTLSの演算を行う。これは、前回の焦点調節
に要した時間(AFタイムラグ)TM2とレリーズタイ
ムラグTRとの和を求めることで実行される。ここが図
4のフローと大きく異なるところである。そして、ステ
ップS305〜S307において「予測演算1」と同様
にしてタイムラグTLS分の追従補正を行ったレンズ駆
動量DLを演算し、ステップS308でサブルーチンを
リターンする。
【0047】図6は本発明の第2の実施例における、カ
メラ全体の動作を説明するためのフローチャートであ
り、カメラの構成は第1の実施例と同じなので、ここで
の説明は省略する。この第2の実施例は動画撮影中に静
止画撮影を行なったときのカメラの動作であり、動画撮
影中はAFタイムラグ分の追従遅れを補正したレンズ駆
動制御を行い、この動画撮影中に静止画撮影を行うとレ
リーズタイムラグの間に、レリーズタイムラグ分の追従
遅れを解消するための補正駆動を行うことによって、動
画撮影も静止画撮影も追従遅れのない良好なピント精度
の撮影が行えるようにしている。
【0048】カメラの電源がオン状態となると、ステッ
プS401を経てステップS402へ進む。ステップS
402では、不図示のビデオスタンバイスイッチの状態
検知がなされ、ビデオ録画のスタンバイ操作がなされて
いるときには、ステップS403へ進み、そうでなけれ
ば、このステップS402にとどまり、スタンバイスイ
ッチの状態検知をくり返す。ステップS403では固体
撮像素子13の出力信号とビデオ絞りユニット11の絞
り値から被写体輝度を算出し、更にこの被写体輝度と装
てんされたフィルムの感度から適切な露光を行うための
シャッタ秒時及び絞り値を演算し、ROMの所定の領域
に格納する。そして、レリーズボタンの第2ストローク
の押下によってオンするスイッチSW2がオン状態とな
り、フィルムの露光動作を行うときには、この値に基づ
いてシャッタ及び絞りが制御されることになる。
【0049】次のステップS404では、焦点検出装置
15のラインセンサを制御し、レンズユニット2の異な
る領域を透過してきた光束によって形成される1対の被
写体像を電気信号に変換し、この電気信号をカメラマイ
コン41によってA/D変換した後、メモリに格納す
る。次のステップS405では、ステップS404で取
り込まれた像信号から、2像の相対的位置のズレ量(位
相差)を演算し、この位相差からレンズユニット2のデ
フォーカス量を算出する。この位相差及びデフォーカス
量の算出方法はすでに公知の技術であり、詳細な説明は
省略する。
【0050】ステップS406は「予測演算」サブルー
チンであり、今回の焦点検出結果と過去の焦点調節結果
とに基づいて所定のタイムラグ分の追従補正を行うため
のレンズ駆動量を演算する。詳細な説明は後述する。ス
テップS407ではステップS406にて演算されたA
Fタイムラグ分の追従補正を加えたレンズ駆動量だけフ
ォーカス用レンズを駆動し、焦点調節を行う。このよう
に、AFタイムラグによる追従遅れを補正した焦点調節
を行うことによって、被写体が移動していても追従遅れ
のない動画撮影を行うことができる。
【0051】次のステップS408では、ビデオの録画
スタート及び停止を行うトリガボタン34の状態検知を
行い、トリガボタン34がオン状態であればステップS
409に移行し、そうでなければステップS402へ戻
る。ステップS409では、ビデオの録画動作が行なわ
れているか否かが判別され、録画動作を行なっていると
きには、ステップS410へ進み、録画動作を停止させ
る。また、録画動作を行なっていない場合には、ステッ
プS411へ進み、録画動作を開始する。このように、
トリガボタン34が押されるたびに録画のスタートと停
止をくり返し、その動作の制御状態は電子ビューファイ
ンダ18の表示部に表示される。そして、ステップS4
10あるいはS411を実行するとステップS402へ
戻る。
【0052】ステップS402〜S411においてビデ
オの撮影のための制御が行なわれている間に、レリーズ
ボタン34が更に押下され、レリーズスイッチSW2が
オン状態となると、割り込み機能によって直ちにステッ
プS412へ移行してレリーズ動作を開始する。ステッ
プS412を経てステップS413ではステップS40
6で演算されたレリーズタイムラグ中に発生する追従遅
れを考慮したレンズ駆動量に基づいて、フォーカス用レ
ンズを駆動し、レリーズタイムラグによって発生する追
従遅れを防止する。このような制御を行うことによって
被写体が移動していても追従遅れのない静止画撮影を行
うことができる。
【0053】次のステップS414では、カメラのサブ
ミラー14及び遮光部材16を撮影用光束の光路外へ退
避させる。これは不図示のモータを制御することで実行
される。次のステップS415では、先のステップS4
03の測光サブルーチンで格納されている絞り制御値ま
で、不図示のステッピングモータによって絞りを駆動す
る。ステップS414、S415のサブミラー退避と絞
り制御とが完了したか否かは、ステップS416で検知
するわけであるが、サブミラー14及び遮光部材16の
退避はサブミラー駆動系に設けられた不図示の検知スイ
ッチにより確認することができ、絞り制御はステッピン
グモータの駆動が終了したか否かによって確認する。い
ずれかが未完了の場合には、このステップS416で待
機し、引き続き状態検知を行う、両者の制御終了が確認
されるとステップS417へ移行する。
【0054】ステップS417では、ステップS413
で行なったレンズ駆動が終了したか否かの状態検知がな
され未だレンズ駆動中であれば、このステップS417
で待機し、引き続き状態検知を行い、レンズ駆動が終了
すればステップS418へ移行する。ステップS418
では、先のステップS403の測光サブルーチンですで
に格納されているシャッタ制御値でシャッタの制御を行
ないフィルムを露光する。シャッタの制御が終了する
と、次のステップS419では絞りを開放にするよう
に、ステッピングモータを駆動し、引き続いて、ステッ
プS420によりサブミラー14及び遮光部材16の復
帰動作を行う。サブミラー14及び遮光部材16の復帰
動作は不図示のモータによって駆動制御される。
【0055】次のステップS421では、ステップS4
16と同様に、サブミラー14の復帰と絞り開放の制御
が完了するのを待ち、両者の制御がともに完了するとス
テップS422へ移行する。ステップS422では、モ
ータを適正に制御することにより、フィルム1駒分が巻
き上げられる。以上が動画撮影と静止画撮影とを同時に
行ったときのカメラのシーケンスである。
【0056】図7は図6のステップS406の予測演算
サブルーチンのフローチャートである。このサブルーチ
ンでは、動画撮影時の追従遅れを防止するために、AF
タイムラグ分の追従遅れを補正したレンズ駆動量と静止
画撮影時にレリーズタイムラグによって発生する追従遅
れを防止するために、レリーズタイムラグ分の追従遅れ
を補正したレンズ駆動量とを演算する。このサブルーチ
ンがコールされると、ステップS501を経て、ステッ
プS502でデフォーカスデータの更新が行なわれる。
ここで、DF1には前々回の焦点検出時のデフォーカス
量、DF2には前回の焦点検出時のデフォーカス量、D
F3には今回の焦点検出動作で得られたデフォーカス量
が格納される。
【0057】ステップS503では、デフォーカス量に
換算されたレンズ駆動量のデータ更新がなされ、DL1
には前々回のレンズ駆動データ、DL2には前回のレン
ズ駆動データが格納される。ステップS504では、動
画撮影時の予測演算に用いるタイムラグTLMの演算を
行う。ここでは前回の焦点調節に要した時間であるAF
タイムラグTM2をTLMに入力する。ステップS50
5では、静止画撮影時の予測演算に用いるタイムラグT
LSの演算を行う。ここではレリーズタイムラグTRと
AFタイムラグTM2との和をTLSに入力する。ステ
ップS506では2次関数を使った予測式の2次の項の
係数Aを演算し、ステップS507では1次の項の係数
Bを演算する。この演算方法については本出願人がすで
に開示してあるので詳細な説明は省略する。
【0058】続くステップS508では、2次関数を使
った予測演算によって動画撮影時の焦点調節を行うステ
ップS407のレンズ駆動量DLMを演算する。ここで
は、AFタイムラグ分の追従遅れの補正を加味したレン
ズ駆動量を算出する。次のステップS509では、2次
関数を使った予測演算によって静止画撮影時の焦点調節
を行うステップS413のレンズ駆動量DLSを演算す
る。ここでは、レリーズタイムラグ分の追従遅れを補正
するようにレンズ駆動量を算出する。そして、ステップ
S510でこのサブルーチンをリターンする。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、静止画撮
影時と動画撮影時とで予測制御に用いるタイムラグの大
きさを異らせるようにしたことにより、動く被写体に対
する追従遅れを防止して高い追従性をそれぞれの撮影条
件において得ることができ、常にピントの良好な撮影を
行うことができる効果がある。また、動画撮影中に静止
画撮影を行なうときにはレリーズタイムラグ中にレリー
ズタイムラグ分の補正駆動を行うことにより、常に高い
追従性能を持った焦点調節が可能になるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を概念的に示すブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例による複合カメラの全体
的な動作を示すフローチャートである。
【図3】図2の動体検知サブルーチンのフローチャート
である。
【図4】図1の予測演算1サブルーチンのフローチャー
トである。
【図5】図1の予測演算2サブルーチンのフローチャー
トである。
【図6】本発明の第2の実施例による複合カメラの全体
的な動作を示すフローチャートである。
【図7】図6の予測演算サブルーチンのフローチャート
である。
【図8】複合カメラの実施例を示す側面断面図である。
【図9】複合カメラの実施例を示す上面図である。
【図10】複合カメラの電気回路を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
50 複合カメラ 51 スチルカメラ部 52 ビデオカメラ部 53 撮影レンズ 54 焦点検出手段 55 レンズ駆動手段 56 制御手段

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静止画撮影を行うスチルカメラ部と、動
    画撮影を行うビデオカメラ部と、上記スチルカメラ部と
    ビデオカメラ部とに共通に用いられフォーカスレンズを
    含む撮影レンズとを有する複合カメラの自動焦点調節装
    置において、 上記フォーカスレンズの合焦状態をくり返し検出し、デ
    フォーカス量を求める焦点検出手段と、 上記フォーカスレンズを駆動するレンズ駆動手段と、 上記焦点検出手段により過去複数回にわたって求められ
    たデフォーカス量に基づいて所定時間後に合焦状態が得
    られるようなレンズ駆動量を求め、このレンズ駆動量に
    応じて上記レンズ駆動手段を制御する制御手段とを備
    え、 上記制御手段は、上記静止画撮影時の上記所定時間と上
    記動画撮影時の上記所定時間とが異なるように制御する
    ようにしたことを特徴とする複合カメラの自動焦点調節
    装置。
  2. 【請求項2】 上記静止画撮影時の上記所定時間を上記
    動画撮影時の上記所定時間より長くすることを特徴とす
    る請求項1記載の複合カメラの自動焦点調節装置。
  3. 【請求項3】 上記静止画撮影時の上記所定時間をレリ
    ーズタイムラグとAFタイムラグとの和の時間とし、上
    記動画撮影時の上記所定時間を上記AFタイムラグとす
    ることを特徴とする請求項1記載の複合カメラの自動焦
    点調節装置。
  4. 【請求項4】 上記動画撮影中に静止画撮影を行う場合
    に、上記制御手段は動画撮影時におけるレンズ駆動量と
    静止画撮影時におけるレンズ駆動量との差のレンズ駆動
    量によるレンズ駆動をレリーズタイムラグ中に行うこと
    を特徴とする請求項3記載の複合カメラの自動焦点調節
    装置。
JP7051139A 1995-03-10 1995-03-10 複合カメラの自動焦点調節装置 Pending JPH08251466A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009090862A1 (ja) * 2008-01-17 2009-07-23 Panasonic Corporation 撮像装置、携帯端末及びカメラ制御方法
JP2014122957A (ja) * 2012-12-20 2014-07-03 Canon Inc 撮像装置

Cited By (3)

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JP2009171301A (ja) * 2008-01-17 2009-07-30 Panasonic Corp 撮像装置、携帯端末及びカメラ制御方法
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