JPH08251373A - データ処理装置 - Google Patents

データ処理装置

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JPH08251373A
JPH08251373A JP7050070A JP5007095A JPH08251373A JP H08251373 A JPH08251373 A JP H08251373A JP 7050070 A JP7050070 A JP 7050070A JP 5007095 A JP5007095 A JP 5007095A JP H08251373 A JPH08251373 A JP H08251373A
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JP
Japan
Prior art keywords
control information
communication control
terminal device
main body
image
Prior art date
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Pending
Application number
JP7050070A
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English (en)
Inventor
Katsuyoshi Fujiwara
勝良 藤原
Katsutoshi Ishikawa
克俊 石川
Atsushi Ubukawa
篤 生川
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP7050070A priority Critical patent/JPH08251373A/ja
Publication of JPH08251373A publication Critical patent/JPH08251373A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 デジタル複写機は、画像を形成する複写機本
体1と、画像形成を制御する制御情報を複写機本体1に
転送する携帯端末装置とを備え、複写機本体1が、携帯
端末装置のID番号と各携帯端末装置で設定可能な範囲
を示す設定可能範囲とを記憶している。携帯端末装置か
ら制御情報を受信すると、受信した制御情報内に含まれ
るID番号からその携帯端末装置の設定可能範囲を判定
し、実際にその情報に従って画像形成装置本体を制御す
るための制御情報を選択する。 【効果】 長時間複写機本体1を動作させずに占有する
ことがなく、作業効率が向上する。また、手間が多くか
からないので、設定作業が容易になる。また、一般の使
用者が一般の使用のための携帯端末装置を用いることに
よって不用意に複写機本体1の重要な設定が変更される
不具合が減少する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ファクシミリ機能やプ
リンタ機能を備えた複写機等のデータ処理装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、デジタル複写機に代表される画像
形成装置等のデータ処理装置は、複写機能だけでなく、
プリンタ機能やファクシミリ機能を持つなど多機能化
し、それに伴い大型化し、また高速化が常に図られてい
る。
【0003】上記の画像形成装置には、装置本体の一部
に操作パネルが設けられており、この操作パネルを用い
て装置の各種制御内容の設定を行うようになっている。
【0004】また、特開平5−19551号公報には、
操作パネルを着脱可能にし、本体と操作パネルとのイン
ターフェースを、赤外線を例とした無線接続することに
よって、操作パネルをリモコンとして利用する画像形成
装置が開示されている。これにより、離れた場所から画
像形成装置の設定が可能になっている。
【0005】また、ファクシミリ装置の多機能化によ
り、種々の機能を備えたファクシミリ装置が提案されて
いる。例えば、特開平3−262269号公報には、送
信原稿表紙の副走査方向先頭部に表紙識別記号を設ける
とともに、該先頭部の次の部分に相手先電話番号を記入
し、表紙識別記号を検出した際に相手先電話番号を送信
原稿表紙から読み取り、読み取った相手先電話番号に自
動発呼し、特定部分以外の原稿を相手先に自動的に送信
するようにしたファクシミリ装置が提案されている。こ
のようなファクシミリ装置においては、それぞれに表紙
識別記号および相手先電話番号を表記した送信原稿表紙
を付けた状態で相手先の異なる多種類の送信原稿を重ね
合わせてファクシミリ装置にセットすることにより、多
種類の送信原稿をそれぞれ異なる相手先に自動的に送信
することができる。
【0006】また、特開平4−140963号公報に
は、原稿に中間調濃度で表記された文字または中間調濃
度で指定された領域内の文字を相手先電話番号として読
み取って自動発呼することにより、電話番号を記載した
特別な送信シートを不要にできるようにしたファクシミ
リ装置が開示されている。
【0007】上記特開平3−262269号公報では、
専用の送信原稿表紙に相手先の電話番号を表記する必要
があり、送信原稿に不可欠な宛て先名と相手先電話番号
との両方を表記しなければならず、送信時の原稿作成作
業が煩雑化する。
【0008】同様に、上記特開平4−140963号公
報では、中間調の濃度の筆記具により、相手先の電話番
号の表記または電話番号部分を特定する領域指定を行う
必要があり、送信原稿に不可欠な宛て先名と電話番号と
の両方を原稿に記載しなければならず、やはり送信時の
原稿作成作業が煩雑化する。
【0009】これに対し、特開平6−22022号公報
に開示されたダイヤル発信装置は、電話番号と相手先の
名前とを電話帳データとしてあらかじめ記憶しておき、
発信時に、操作者が入力した相手先の名前に基づいて電
話番号を検索し、自動発呼するものである。そして、電
話番号を手動入力して発信するダイヤル発信時に、手動
入力された電話番号データを一時記憶しておき、一時記
憶している電話番号データと電話番号に続いて手動入力
された名前データとから、電話帳データの追加登録が容
易に行えるようになっている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、画像
形成装置は多機能化してきているため、従来以上に細か
く制御内容を設定する必要が発生してきている。しかし
ながら、上記従来の画像形成装置においては、装置全体
が大型化する一方で、原稿を置く面積を多く取る必要が
あるため、上記操作パネルに当てるスペースが非常に限
られている。このため、複雑な動作の設定を行うときに
は複雑な操作行動が必要となるので、時間と手間がかか
る。この結果、長時間、その画像形成装置を動作させず
に占有することになり、作業効率が悪いという問題があ
る。また、手間が多く、設定作業が困難であるという問
題がある。
【0011】なお、上記特開平5−19551号公報で
は、単に操作パネルを着脱可能にしただけなので、上述
した複雑さの問題は解消されない。
【0012】また、一体化したあるいは取り外し可能な
操作パネルを用いて、画像形成装置のすべての設定を変
更することが誰でも可能なため、そのような行為によっ
て、画像形成装置の重要な設定である修理・メンテナン
ス等用の設定が不用意に変更されるおそれがあるという
問題がある。
【0013】また、上記特開平5−19551号公報で
は、操作パネルを装置本体から着脱可能にしたため、そ
の装置で使用できる機能を変更してもそのような装置本
体側の変更が操作パネル側に反映されない。そのため、
装置本体側に変更を加えた場合に、今まで通りに操作パ
ネルで機能を設定すると、装置が誤動作する恐れがある
という問題がある。
【0014】さらに、上記特開平6−22022号公報
では、電話帳ファイルの作成に当たって電話番号と電話
番号に対応する相手先の名前とを手動入力する必要があ
るが、上記のような操作パネルを用いて行わなければな
らないため、電話帳データの作成処理が煩雑化するとい
う問題がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載のデータ処理装置は、ファクシミリ通
信における電話番号と送信先の名前との対応を含む、通
信を制御するための通信制御情報に基づいて、通信回線
を通じて画像情報を送信する送信手段を有する画像形成
装置本体を備えたデータ処理装置において、上記通信制
御情報を画像形成装置本体に転送する第1転送手段を有
する外部操作端末機器を備え、上記画像形成装置本体
が、第1転送手段によって転送されてきた上記通信制御
情報を受信する第1受信手段と、第1受信手段によって
受信された上記通信制御情報に基づいて、画像情報の送
信を行うように、送信手段を制御する通信制御手段とを
備えていることを特徴としている。
【0016】請求項2記載のデータ処理装置は、上記請
求項1記載のデータ処理装置の構成において、画像形成
装置本体が、あらかじめ、通信制御情報を少なくとも1
組以上記憶している通信制御情報記憶手段と、第1転送
手段によって転送されてきた通信制御情報と、通信制御
情報記憶手段が記憶している通信制御情報とを比較する
比較手段と、第1転送手段によって転送されてきた通信
制御情報のうちの送信先の名前が通信制御情報記憶手段
内に記憶されていない場合には、外部操作端末機器から
転送されてきた通信制御情報を通信制御情報記憶手段に
記憶させることによって、通信制御情報記憶手段内の通
信制御情報を更新する更新手段とを備えていることを特
徴としている。
【0017】請求項3記載のデータ処理装置は、請求項
2記載のデータ処理装置の構成において、上記比較手段
が、第1転送手段によって転送されてきた上記通信制御
情報のうちの送信先の名前が上記通信制御情報記憶手段
内に記憶されており、かつ、対応する、通信制御情報記
憶手段内に記憶されている電話番号が、第1転送手段に
よって転送されてきた通信制御情報のうちの電話番号と
異なるかどうかを判断し、異なる場合には、上記更新手
段が、上記の送信先の名前に対応する、通信制御情報記
憶手段に記憶されている電話番号を、外部操作端末機器
から転送されてきた電話番号に変更することによって、
通信制御情報記憶手段内の通信制御情報を更新すること
を特徴としている。
【0018】請求項4記載のデータ処理装置は、請求項
2記載のデータ処理装置の構成において、外部操作端末
機器が、通信制御情報を設定すると、上記通信制御情報
の中に、電話番号と送信先の名前とともに、その電話番
号と送信先の名前との組み合わせからなるデータの新し
さを示す経緯情報を付加する経緯情報付加手段を備え、
画像形成装置本体において、上記通信制御情報記憶手段
が、電話番号と送信先の名前とともに、その電話番号と
送信先の名前との組み合わせからなるデータの新しさを
示す経緯情報を記憶しており、上記比較手段が、第1転
送手段によって転送されてきた上記通信制御情報の送信
先の名前と通信制御情報記憶手段内に記憶されている送
信先の名前とが一致するか否かを判断し、一致したとき
に、第1転送手段によって転送されてきた上記通信制御
情報に含まれる上記経緯情報と、対応する、通信制御情
報記憶手段内に記憶されている経緯情報との新旧を判断
し、第1転送手段によって転送されてきた通信制御情報
のほうが新しい場合には、上記更新手段が、第1転送手
段によって転送されてきた通信制御情報の送信先の名前
と一致した、通信制御情報記憶手段側の通信制御情報の
代わりに、外部操作端末機器によって転送されてきた通
信制御情報を通信制御情報記憶手段に記憶させることに
よって、通信制御情報記憶手段内の通信制御情報を更新
することを特徴としている。
【0019】請求項5記載のデータ処理装置は、請求項
1記載のデータ処理装置の構成において、外部操作端末
機器が、画像情報を発生させる遠隔画像情報発生手段
と、上記画像情報を装置本体へ転送する画像転送手段と
を備え、画像形成装置本体が、上記画像情報を受信する
画像受信手段と、画像受信手段が受信した画像情報をデ
ータ処理を行う画像情報とすることによって画像情報を
確定する画像確定手段とを備えていることを特徴として
いる。
【0020】請求項6記載のデータ処理装置は、画像情
報に基づいて画像を形成する画像形成装置本体を備えた
データ処理装置において、画像形成を制御するための制
御情報を画像形成装置本体に転送する第1転送手段を有
する外部操作端末機器を備え、画像形成装置本体が、外
部操作端末機器に固有の情報である識別情報と、各外部
操作端末機器で設定可能な範囲を示す設定可能範囲との
対応を、あらかじめ記憶している識別情報記憶手段と、
第1転送手段によって転送されてきた制御情報を受信す
る第1受信手段と、第1受信手段が制御情報を受信する
と、第1受信手段が受信した制御情報の中から、制御情
報を転送した外部操作端末機器の識別情報を探し、識別
情報があればそれを抽出する抽出手段と、抽出手段が抽
出した識別情報と、識別情報記憶手段が記憶している識
別情報とを比較し、それが一致すれば、対応する、識別
情報記憶手段が記憶している設定可能範囲を読みだすこ
とによって、制御情報を転送した外部操作端末機器の設
定可能範囲を判定する設定可能範囲判定手段と、制御情
報のうち、設定可能範囲判定手段が判定した外部操作端
末機器の設定可能範囲に応じて、実際にその情報に従っ
て画像形成装置本体を制御するための制御情報のみを選
択することによって、制御情報を確定する確定手段とを
備えていることを特徴としている。
【0021】請求項7記載のデータ処理装置は、画像情
報に基づいて画像を形成する画像形成装置本体を備えた
データ処理装置において、画像形成を制御するための制
御情報を画像形成装置本体に転送する第1転送手段を有
する外部操作端末機器を備え、画像形成装置本体が、第
1転送手段によって転送されてきた上記制御情報を受信
する第1受信手段と、第1転送手段によって転送されて
きた上記制御情報を第1受信手段が受信すると、その制
御情報に基づいて装置本体が動作可能か否かを判定する
動作判定手段と、動作判定手段の判定に基づいて、動作
可能な場合は動作するようにデータ処理を制御し、動作
不可能な場合は動作しないようにデータ処理を制御する
制御手段と、動作不可能な場合は、上記制御情報を外部
操作端末機器に転送する第2転送手段とを備え、外部操
作端末機器が、第2転送手段によって転送されてきた上
記制御情報を受信する第2受信手段を備えていることを
特徴としている。
【0022】請求項8記載のデータ処理装置は、請求項
7記載のデータ処理装置において、外部操作端末機器
が、第2受信手段が受信した上記制御情報を記憶する不
可情報記憶手段と、不可情報記憶手段が記憶している制
御情報を画像形成装置本体に転送できないように第1転
送手段を制御する転送制御手段とを備えていることを特
徴としている。
【0023】
【作用】上記の構成により、上記請求項1記載のデータ
処理装置の構成においては、今操作者が、外部操作端末
機器で、ファクシミリ通信における電話番号と送信先の
名前との対応を含む通信制御情報を設定する。すると、
外部操作端末機器側で、第1転送手段が、外部操作端末
機器から画像形成装置本体に上記通信制御情報を転送す
る。
【0024】次に、画像形成装置本体側で、第1受信手
段が、第1転送手段によって転送されてきた上記通信制
御情報を受信する。次に、画像形成装置本体側で、通信
制御手段が、第1受信手段によって受信された上記通信
制御情報に基づいて、画像情報の送信を行うように、上
記送信手段を制御する。
【0025】このため、画像形成装置本体に一体化され
た操作パネルや、画像形成装置本体から取り外し可能な
操作パネルを遠隔操作するのと異なり、操作者が通信制
御情報を設定するための操作する部分の面積を広くする
ことができる。
【0026】したがって、複雑な動作の全設定を終える
のに複雑な操作行動が必要ないので、時間と手間がかか
らない。これにより、長時間、その画像形成装置本体を
動作させずに占有することがなく、作業効率が向上す
る。また、手間が多くかからないので、設定作業が容易
になる。
【0027】また、このような外部操作端末機器を操作
するだけで、画像形成装置本体から通信回線を通じて画
像情報を送信することができる。
【0028】また、上記請求項2記載のデータ処理装置
の構成により、あらかじめ、画像形成装置本体側におい
て、通信制御情報記憶手段が、通信制御情報を少なくと
も1組以上記憶している。
【0029】今、上記請求項1記載の作用と同様にし
て、第1受信手段が、第1転送手段によって転送されて
きた上記通信制御情報を受信すると、次に、画像形成装
置本体側で、比較手段が、第1転送手段によって転送さ
れてきた上記通信制御情報と、通信制御情報記憶手段が
記憶している通信制御情報とを比較する。
【0030】第1転送手段によって転送されてきた上記
通信制御情報のうちの送信先の名前が、通信制御情報記
憶手段内に記憶されていない場合には、画像形成装置本
体側で、更新手段が、外部走査端末機器から転送されて
きた通信制御情報を通信制御情報記憶手段に記憶させる
ことによって、通信制御情報記憶手段内の通信制御情報
を更新する。
【0031】したがって、電話番号と電話番号に対応す
る相手先の名前とを容易に入力できるようになる。これ
により、上記請求項1記載の構成による効果に加え、電
話帳データの作成処理の煩雑化を防止できる。
【0032】また、上記請求項3記載のデータ処理装置
の構成により、上記比較手段が、第1転送手段によって
転送されてきた上記通信制御情報のうちの送信先の名前
が上記通信制御情報記憶手段内に記憶されており、か
つ、対応する、通信制御情報記憶手段内に記憶されてい
る電話番号が、第1転送手段によって転送されてきた上
記通信制御情報のうちの電話番号と異なるかどうかを判
断する。
【0033】異なる場合には、上記更新手段が、上記の
送信先の名前に対応する、通信制御情報記憶手段に記憶
されている電話番号を、外部走査端末機器から転送され
てきた電話番号に変更することによって、通信制御情報
記憶手段内の通信制御情報を更新する。
【0034】したがって、電話番号と電話番号に対応す
る相手先の名前とをより容易に入力できるようになる。
これにより、上記請求項2記載の構成による効果に加
え、電話帳データの作成処理の煩雑化をより一層防止で
きる。
【0035】また、上記請求項4記載のデータ処理装置
の構成により、画像形成装置本体側において、上記通信
制御情報記憶手段が、電話番号と送信先の名前ととも
に、その電話番号と送信先の名前との組み合わせからな
るデータの新しさを示す経緯情報を記憶している。
【0036】今、外部操作端末機器において通信制御情
報を設定すると、外部操作端末機器側において、経緯情
報付加手段が、上記通信制御情報の中に、上記通信制御
情報の新しさを示す経緯情報を付加する。
【0037】そして、第1転送手段によって転送されて
きた上記通信制御情報の送信先の名前と通信制御情報記
憶手段内に記憶されている送信先の名前とが一致し、か
つ、第1転送手段によって転送されてきた上記制御情報
に含まれる上記経緯情報が示すデータの新しさが、対応
する、通信制御情報記憶手段内に記憶されている上記経
緯情報が示すデータの新しさより新しいと上記比較手段
が判断した場合には、上記更新手段が、通信制御情報記
憶手段側の該当する通信制御情報の代わりに、外部操作
端末機器によって転送されてきた通信制御情報を通信制
御情報記憶手段に記憶させることによって、通信制御情
報記憶手段内の通信制御情報を更新する。
【0038】したがって、電話番号と電話番号に対応す
る相手先の名前とをより容易に入力できるようになる。
これにより、上記請求項2記載の構成による効果に加
え、電話帳データの作成処理の煩雑化をより一層防止で
きる。
【0039】また、上記請求項5記載のデータ処理装置
の構成により、外部操作端末機器側で、遠隔画像情報発
生手段によって画像情報が発生する。そして、画像転送
手段によって、上記画像情報が画像形成装置本体へ転送
される。画像形成装置本体側においては、画像受信手段
が上記画像情報を受信し、画像確定手段が、その画像情
報を、実際に複写やファクシミリ送信などのデータ処理
を行う画像情報とすることによって画像情報を確定す
る。
【0040】したがって、画像形成装置本体から離れた
場所で、操作部分の面積が十分広い面積を持った外部操
作端末機器を使って作成した画像を用いて、複写やファ
クシミリ送信などのデータ処理を迅速に行うことができ
る。これにより、上記請求項1記載の構成による効果に
加え、より多種多様の画像を用いて容易かつ迅速に上記
データ処理を行うことができる。
【0041】請求項6記載のデータ処理装置は、画像形
成装置本体側で、識別情報記憶手段が、外部操作端末機
器に固有の情報である識別情報と、各外部操作端末機器
で設定可能な範囲を示す設定可能範囲との対応を、あら
かじめ記憶している。
【0042】今、操作者が、外部操作端末機器で各種制
御情報を設定する。
【0043】すると、外部操作端末機器側で、第1転送
手段が、外部操作端末機器から画像形成装置本体に上記
制御情報を転送する。
【0044】次に、画像形成装置本体側で、第1受信手
段が、第1転送手段によって転送されてきた上記制御情
報を受信する。
【0045】第1受信手段が制御情報を受信すると、画
像形成装置本体側で、抽出手段が、第1受信手段が受信
した制御情報の中から、制御情報を転送した外部操作端
末機器の識別情報を探し、識別情報があればそれを抽出
する。
【0046】次に、画像形成装置本体側で、設定可能範
囲判定手段が、上記抽出手段が抽出した識別情報と、識
別情報記憶手段が記憶している識別情報とを比較し、そ
れが一致すれば、対応する、識別情報記憶手段が記憶し
ている設定可能範囲を読みだすことによって、制御情報
を転送した外部操作端末機器の設定可能範囲を判定す
る。
【0047】そして、確定手段が、制御情報のうち、設
定可能範囲判定手段が判定した外部操作端末機器の設定
可能範囲に応じて、実際にその情報に従って画像形成装
置本体を制御するための制御情報のみを選択することに
よって、制御情報を確定する。
【0048】このため、画像形成装置本体に一体化され
た操作パネルや、画像形成装置本体から取り外し可能な
操作パネルを遠隔操作するのと異なり、操作者が制御情
報を設定するための操作する部分の面積を広くすること
ができる。
【0049】したがって、複雑な動作の全設定を終える
のに複雑な操作行動が必要ないので、時間と手間がかか
らない。これにより、長時間、その画像形成装置本体を
動作させずに占有することがなく、作業効率が向上す
る。また、手間が多くかからないので、設定作業が容易
になる。
【0050】また、画像形成装置の修理・メンテナンス
等用の外部操作端末機器と、画像形成等の一般の使用の
ための外部操作端末機器とで、画像形成装置本体の設定
内容を変更できる範囲が異なるようにすることができ
る。これにより、一般の使用者が一般の使用のための外
部操作端末機器を用いることによって不用意に画像形成
装置本体の重要な設定が変更される不具合が減少する。
【0051】また、上記請求項7記載のデータ処理装置
の構成により、画像情報に基づいて画像を形成する画像
形成装置本体において、今、操作者が、外部操作端末機
器で各種制御情報を設定する。
【0052】すると、外部操作端末機器側で、第1転送
手段が、外部操作端末機器から画像形成装置本体に上記
制御情報を転送する。
【0053】次に、画像形成装置本体側で、第1受信手
段が、第1転送手段によって転送されてきた上記制御情
報を受信する。
【0054】第1転送手段によって転送されてきた上記
制御情報を第1受信手段が受信すると、画像形成装置本
体において、動作判定手段が、その制御情報に基づいて
画像形成装置本体が動作可能か否かを判定する。
【0055】次に、制御手段が、動作判定手段の判定に
基づいて、動作可能な場合は動作するようにデータ処理
を制御し、動作不可能な場合は動作しないようにデータ
処理を制御する。
【0056】そして、動作不可能な場合は、第2転送手
段が、上記制御情報を外部操作端末機器に転送し、外部
操作端末機器が、その制御情報を第2受信手段によって
受信する。
【0057】このため、画像形成装置本体に一体化され
た操作パネルや、画像形成装置本体から取り外し可能な
操作パネルを遠隔操作するのと異なり、操作者が制御情
報を設定するための操作する部分の面積を広くすること
ができる。
【0058】したがって、複雑な動作の全設定を終える
のに複雑な操作行動が必要ないので、時間と手間がかか
らない。これにより、長時間、その画像形成装置本体を
動作させずに占有することがなく、作業効率が向上す
る。また、手間が多くかからないので、設定作業が容易
になる。
【0059】また、画像形成装置本体で使用できる機能
を変更した場合に、遠隔操作によって機能を設定して
も、画像形成装置本体が誤動作する不具合を解消するこ
とができる。
【0060】また、操作者が、画像形成装置本体から遠
隔した外部操作端末機器側にいるにもかかわらず、画像
形成装置本体が動作できない制御情報を知るようにする
ことができる。これにより、画像形成作業の操作性が向
上する。
【0061】また、上記請求項8記載のデータ処理装置
の構成により、上記請求項7記載のデータ処理装置と同
様にして、動作不可能な場合に第2転送手段が上記制御
情報を外部操作端末機器に転送し、外部操作端末機器が
その制御情報を第2受信手段によって受信する。
【0062】そして、外部操作端末機器側で、第2受信
手段が受信した上記制御情報を不可情報記憶手段が記憶
する。次に、不可情報記憶手段が記憶している制御情報
を画像形成装置本体に転送できないように、転送制御手
段が第1転送手段を制御する。
【0063】これにより、請求項7記載の構成による効
果に加え、動作不可能な制御内容を転送する不具合を未
然に防ぐことができるので、外部操作端末機器での操作
性がより向上する。
【0064】
【実施例】
〔実施例1〕本発明の一実施例について図1ないし図1
7に基づいて説明すれば、以下の通りである。本実施例
においては、本発明のデータ処理装置の一例として、画
像形成装置としてのデジタル複写機を例に示す。しかし
ながら、これに限定されず、他に、例えば、装置内にあ
らかじめ制御プログラムを記憶するとともに、無線通信
手段のような通信手段を備える装置にも適用可能であ
る。また、外部操作端末機器の一例として、携帯端末装
置としての電子手帳を例に示す。しかしながら、これに
限定されず、他に、例えば、CPU(中央演算処理装
置)、メモリ、無線通信手段のような通信手段等を備え
る機器にも適用可能である。なお、上記電子手帳として
は、例えばシャープ製PI3000(商品名ザウルス)
を使用することができるが、これに限定されない。
【0065】(1)デジタル複写機本体の構成 まず、本実施例のデジタル複写機(以下、複写機と称す
る)において複写原稿を載置して複写物を生成する複写
機本体(画像形成装置本体)の概略の構成を説明する。
【0066】図1に示すように、複写機本体1は、自動
原稿送り装置4、多段給紙カセット5、ソータ6、表裏
反転機構7等のオプション装置を備えている。これらの
オプション装置4〜7には、複写機本体1側からの制御
信号を受け付けるためのコネクタやセンサ等が設けられ
ており、複写機本体1はそれらの状態によってオプショ
ン装置4〜7の装着の有無を複写機内の内部情報として
認識できる。
【0067】自動原稿送り装置4は、原稿台4aに載置
したシート状の原稿を一枚づつ順番に原稿台4bへ給送
するとともに、原稿台4b上においてスキャン処理が終
了した原稿を排紙部4cへと排出する装置であり、原稿
の表裏を反転する表裏反転機能を有するものもある。
【0068】多段給紙カセット5は、給紙カセット5
a、5b、5cから成り、複写機本体1にあらかじめ備
えられている給紙カセット8、手差しトレイ9に加えて
追加されるもので、複写画像を形成するための用紙を収
納している。
【0069】複写処理時には、給紙カセット8、手差し
トレイ9、給紙カセット5a、5b、5cのいずれかか
ら選択的に用紙が給紙される。なお、これらの給紙カセ
ット8、5a、5b、5cおよび手差しトレイ9には、
それぞれ用紙のサイズを検出するセンサや、用紙の有無
を検出するセンサが設けられており、それらの状態が内
部情報として複写機本体1に検出されるようになってい
る。
【0070】ソータ6は、複写済みの用紙を複数の排紙
トレイ6a、6b、6c、・・・に振り分けて排出機構
を有する装置である。ソータ6には、さらに、ステープ
ル機能等が付加される場合がある。また、表裏反転機構
7は、両面コピーや合成コピーを行う際に、複写済みの
用紙を一旦ストックしたり、複写済みの用紙の表裏を反
転するものである。
【0071】複写機本体1内の画像形成部の構成は、一
般的なデジタル複写機と同様のものであり、ここでは簡
単に概略のみを説明する。原稿台4bの下面部には、原
稿台4bに沿って移動可能なスキャナ10が設けられて
いる。スキャナ10は、ランプレフレクタアセンブリ1
0a、および、光電変換素子としてのCCD(固体撮像
素子)10bを含み、原稿台4b上に載置された原稿、
または自動原稿送り装置4によって給送された原稿をス
キャンしてその画像データを読み取る。
【0072】読み取られた画像データは、濃度調整処
理、倍率調整処理等の種々の処理がなされた後、半導体
レーザ装置11へと出力され、レーザ光に変換されて出
力される。
【0073】画像形成プロセス部12は、感光体12a
を含み、周知の電子写真法により画像形成を行う。感光
体12a上には、前記半導体レーザ装置11から出力さ
れたレーザ光に基づいてトナー像が形成され、そのトナ
ー像が前記手差しトレイ9または給紙カセット8、給紙
カセット5a〜5cから給紙された用紙に転写される。
このようにしてトナー像が転写された用紙は、定着装置
13により定着処理された後、ソータ6または表裏反転
機構7側へと搬送される。該用紙がソータ6側へ搬送さ
れた場合には、複写機本体1の側面の外側に設けられた
排紙トレイ6a、6b、・・・のいずれかへと排出さ
れ、表裏反転機構7側へと搬送された場合には、再度同
一面または裏面へと画像形成処理が成される。
【0074】複写機本体1の前面には操作パネル2およ
び携帯端末装置70からの光データを受け付けるIR
(赤外線)発受光部3(第1受信手段、画像受信手段)
が配置されている。図3に示すように、操作パネル2上
には複写機の動作を制御するための複数のキースイッチ
や現在の状態等を表示するための表示部が設けられてい
る。すなわち、コピージョブスタートボタン21、オー
ルクリアボタン22、割り込み印刷ボタン23、数値入
力用のテンキー24、コピー枚数表示部25、用紙サイ
ズ表示部26、拡大縮小率表示部27、プリセット拡大
縮小率表示部28、種々の特殊モードの設定用ボタン群
29、倍率設定のためのボタン群30、用紙設定のため
のボタン群31等が設けられている。
【0075】コピージョブスタートボタン21は、これ
を押し下げることによりコピー処理を開始するものであ
る。オールクリアボタン22は、操作パネル2上で設定
された設定値をすべてキャンセル(取消)して、工場出
荷時の初期値や電源入力時の初期値に設定しなおすため
のものである。割り込み印刷ボタン23は、多数枚の連
続コピー中等に現在のコピー作業を一旦停止し、割り込
んでコピー動作を行うときに用いるものである。コピー
枚数表示部25は、テンキー24等によって入力された
コピー枚数を表示する部分である。用紙サイズ表示部2
6は、手差しトレイ9または給紙カセット8、給紙カセ
ット5a〜5cのうち選択されているトレイまたは給紙
カセットを表示するとともに、その中に収容されている
用紙のサイズを表示する部分である。
【0076】拡大縮小率表示部27は、設定されたコピ
ー倍率を表示する部分である。プリリセット拡大縮小率
表示部27は、複写機本体1内にあらかじめ記憶されて
いる何種類かの倍率変換パターンを表示する部分であ
り、よく使用される倍率変換パターンが選択できるよう
になっている。特殊モードの設定用ボタン群29は、例
えばソータ6の使用や、両面コピー等を行うときにそれ
らのモードを設定するためのボタンである。ボタン群3
0は、前記のあらかじめ記憶された倍率変換パターンの
選択や、マニュアルでの倍率設定を行うためのものであ
る。さらに、ボタン群31は、コピー画像を形成するた
めの用紙をどの給紙カセット8、給紙カセット5a〜5
cまたは手差しトレイ9から給紙するかを選択するため
のものである。
【0077】IR発受光部3は、後述する携帯端末装置
から転送された赤外線(IR)による光データを受光す
るとともに、携帯端末装置に対してIRによる光データ
を発光する。なお、受光された光データは、電気信号に
変換されて、複写機本体1内の後述する中央制御部へと
送られる。
【0078】図4に示すように、複写機本体1の全体の
制御は、中央制御部(マスタCPU)41(設定可能範
囲判定手段、、抽出手段、確定手段、画像確定手段)に
よって行われ、その制御に際しては、ROM(リードオ
ンリーメモリー)42にあらかじめ格納されたプログラ
ムが使用される。
【0079】RAM(ランダムアクセスメモリ)43
(識別情報記憶手段)は、複写機本体1の内部情報(オ
プションの装着状態、エラーの発生状態等)や、ステー
タス情報、コマンド等を記憶するエリアである。また、
RAM43には携帯端末装置から送信される後述のID
番号(識別情報)への対応テーブルが記憶されている。
また、受信バッファとして、携帯端末装置から転送され
るデータを一時的に格納する役割も持つ。中央制御部4
1には、複写機本体1の各動作部を制御するための制御
部(スレーブCPU)、すなわち、スキャナ制御部4
4、画像処理部45、画像形成プロセス制御部46、操
作パネル制御部47、IR制御部48、給紙制御部49
およびオプション制御部50が接続されている。
【0080】スキャナ制御部44は、スキャナ10のス
キャン動作やCCD10bのオン・オフ動作等を制御す
る部分であり、スキャナ10のCCD10bにて読み取
られた画像データは電気信号に変換された後、画像バス
を通じて画像メモリ51または画像処理部45へと送ら
れる。画像メモリ51は、スキャナ10にて読み取られ
た画像データ、または画像処理部45にて処理された画
像データを格納、保存する部分である。画像処理部45
は、スキャナ10から送られた画像データ、または画像
メモリ51から取り出した画像データに対して、回転、
スムージング、2値化等の処理を施すことにより、コピ
ー画像を形成するためのデータに加工する部分である。
画像処理部45にて処理された画像データは、画像メモ
リ51に格納されるか、または画像形成プロセス制御部
46の半導体レーザのコントローラ52へと送られる。
画像形成プロセス制御部46は、画像形成プロセス部1
2内の各動作部を制御する。この中には、前記した半導
体レーザのコントローラ52も含まれている。
【0081】操作パネル制御部47は、操作パネル2上
の各入力ボタンの操作に応じた信号を中央制御部41へ
と入力し、その入力に応じた状態を操作パネル3上の表
示部へと表示する。IR制御部48は、IR発受光部3
で受信した光データを電気信号に変換して中央制御部4
1に送るとともに、携帯端末装置に対して転送すべきデ
ータをIRによる光データに変換して発信する。給紙制
御部49は、手差しトレイ9または給紙カセット8、5
a、5b、5cのうちの一つに対応する給紙ローラを動
作させて、用紙を給紙させる。なお、手差しトレイ9ま
たは給紙カセット8、5a、5b、5cには、給紙カセ
ットの装着の有無および収容用紙のサイズ、収容用紙の
有無を検出するためのセンサが設けられており、それら
の状態は中央制御部41に入力される。
【0082】オプション制御部50は、自動原稿送り装
置4、ソータ6、表裏反転機構7等のオプション装置が
接続されたときにそれらの制御部すなわちADF(自動
方向探知機)制御部53、ソータ制御部54、表裏反転
機構制御部55がコネクタを介して接続される部分であ
り、該オプション制御部50を介して各オプション装置
の動作が制御される。
【0083】(2)携帯端末装置の構成 次に、携帯端末装置の構成を説明する。図5に示すよう
に、本実施例のデジタル複写機に用いられる携帯端末装
置70は手帳型であり、端末装置本体71を備えてい
る。本携帯端末装置70は、画像形成を制御するための
制御情報を複写機本体1に転送することができる。
【0084】端末装置本体71は、開閉可能な蓋72お
よび液晶表示するためのタッチパネル73(遠隔画像情
報発生手段)を備えている。タッチパネル73からの入
力は、入力ペン74によって行われるようになってい
る。タッチパネル73には、複写機本体1を制御すると
きに操作する複写機コントロールキー75等が表示され
るようになっており、図1ないし図4にて説明した複写
機本体1の制御を行う際には、この複写機コントロール
キー75を入力ペン74で押し下げることで制御処理が
開始される。この制御に際しては、端末装置本体71に
設けられたIR発受光部76(第1転送手段、画像転送
手段)を介して光データによる通信が用いられる。な
お、端末装置本体71上面には、その他の特殊動作を行
う場合に使用されるボタン群77が備えられている。
【0085】図6に示すように、端末装置本体71は、
携帯端末装置70の全体の制御を行う制御部(CPU)
81と、携帯端末装置70を制御するためのプログラム
を格納したROM82を備えており、さらに、そのプロ
グラムを実行するうえで必要な各種データや携帯端末装
置70において入力された文字や画像等のデータ、さら
には処理装置である複写機本体1から送信された複写機
制御用プログラムを記憶するためのRAM83を備えて
いる。また、タッチパネル73からの入力を受け付ける
ための入力部84、タッチパネル73への液晶表示を行
うための表示部85、ボタン群77の入力を受け付ける
ためのインタフェース86、複写機本体1等の処理装置
との間で光データの送受信を行うためのIR制御部87
(第1転送手段、画像転送手段)を備えている。IR制
御部87は、IR発受光部76内の赤外線PCM送信部
76aおよび赤外線PCM受信部76bを制御して、複
写機に対するデータの発信および複写機本体1からのデ
ータ受信を行う。
【0086】次に、携帯端末装置70のタッチパネル7
3の表示状態について説明する。図7に示すように、表
示状態の第1階層においては、テンキー100や、コピ
ー枚数や現在のコピーの状態等を表示する表示部10
1、コピー画質・用紙カセット等を選択するための基本
設定キー102、倍率設定のための倍率設定キー10
3、白黒反転等特殊なモードを設定するための特殊モー
ド設定キー104、表裏反転機構7やソータ6等のオプ
ション機能の動作を設定するためのオプション設定キー
105、さらに、中止キー106、これらのデータを複
写機本体1に転送するための送信キー107が表示され
る。
【0087】上記の各種キー101〜104はコピー条
件を設定するためのキーであり、これらのキー101〜
104によって設定されたコピー条件が送信キー107
の操作によって複写機本体1へと転送される。中止キー
106は、携帯端末装置70による複写機本体1の条件
設定を中断するためのキーである。なお、携帯端末装置
70での入力状態や、複写機本体1から送信された複写
機本体1の状態等は、表示部101に表示される。
【0088】基本設定キー102、倍率設定キー10
3、特殊モード設定キー104、およびオプション設定
キー105は、それぞれ下位の階層を有するモードを設
定するキーであり、これらのキー操作に対応するモード
を設定するためには、それぞれ下位の階層の条件設定が
必要となる。したがって、これらのキー102〜105
のいずれかが操作された場合には、携帯端末装置70の
タッチパネル73は、後述するように、下位階層(第2
階層以後)の条件設定画面に切り替わる。
【0089】すなわち、図8に示すように、基本設定キ
ー102のキー操作により基本モード設定状態となった
ときは、第2階層用の表示として、中止キー106や、
第1階層に戻るための戻りキー108の他に、コピー画
質を選択するための画質選択キー109、手差しトレイ
9、給紙カセット8、5a、5b、5cのいずれかを選
択するためのトレイ選択キー110、画像濃度のマニュ
アル設定/自動設定を選択するための濃度設定モード選
択キー111、濃度設定キー112を表示する。画質選
択キー109およびトレイ選択キー110は、複数のキ
ーのうち一つを操作することで希望する状態を選択する
もので、各キー部分は選択状態の表示エリアも兼ねてい
る。そして、操作されたキー部分の表示色が変わるよう
になっている。また、濃度設定モード選択キー111
は、キー操作毎にマニュアル/自動設定が切り替わるよ
うになっており、その状態が該キー部分に表示される。
さらに、濃度設定キー112は、押し下げによって濃度
段階が切り替わり、その段階が表示される。
【0090】また、図9に示すように、オプション設定
キー105の操作によりオプションモード設定状態とな
ったときは、第2階層用の表示として、中止キー106
や、第1階層に戻るための戻りキー108の他に、表裏
反転機構7を用いた両面/片面コピーモードの設定を行
う両面/片面コピーモード設定キー113、ソータ6の
使用モードを設定するソータモード設定キー114等を
表示する。両面/片面コピーモード設定キー113およ
びソータモード設定キー114は、複数のキーのうち一
つを操作することで希望する状態を選択するもので、各
キー部分は選択状態の表示エリアも兼ねている。そし
て、操作されたキー部分の表示色が変わるようになって
いる。
【0091】ここで、複写機本体1、携帯端末装置70
間で送受信されるデータは、図10に示すように、まず
先頭に、データの先頭を表す先頭コード91があり、次
に、送信元としての携帯端末装置70のID番号92が
ある。ID番号は、複数の携帯端末装置がある場合に、
各携帯端末装置を区別するための、各携帯端末装置70
固有の識別情報である。そして、本実施例では、例えば
後に詳述するように、複数の携帯端末装置70をいくつ
かのレベルに分け、レベルに応じて、複写機本体1の動
作設定の変更を許可する範囲を変えるようにしておき、
上記ID番号によってそのレベルを判定するようにする
ことが可能である。
【0092】ID番号92の次にはデータ本体93があ
り、その次には、先頭からデータ本体の最後までのバイ
ナリデータの総計を示す総計データ94がある。総計デ
ータ94は、複写機本体1と携帯端末装置70との間で
送受信されるデータが正常に送受信できたかどうかをチ
ェックするために用いられる。そして最後に、データの
終端を表す終端コード95がある。
【0093】この携帯端末装置70の使用手順を説明す
る。すなわち、電源が投入されると、内部データを初期
化してイベント待機状態になる。このイベントは、例え
ば複写機コントロールキー75やボタン群77、または
タッチパネル73上の他のキーの押し下げ等であり、ボ
タン群77やタッチパネル73上の他のキーが押し下げ
られた場合には、通常の携帯端末装置としての処理を実
行するようになっている。
【0094】(3)制御手順 次に、以上のように構成される複写機本体1および携帯
端末装置70において、携帯端末装置70により複写機
本体1の動作を制御する場合の処理手順を説明する。
【0095】図11に示すように、操作者が、携帯端末
装置70を操作して制御情報を設定すると、携帯端末装
置70が上記制御情報を転送する。すると、携帯端末装
置70から転送される制御情報を、IR発受光部3が受
信する(n101)。次に、上記制御情報が携帯端末装
置70のID番号を示すID情報を有するかどうかが、
中央制御部41によって調べられる(n102)。ID
情報がある場合は、中央制御部41によって、そのID
情報とRAM43に記憶されているものとが比較され
る。そして、携帯端末装置ごとに異なる、各携帯端末装
置70で設定可能な範囲を示す設定可能範囲、ここでは
例えばサービスレベルか否かが、中央制御部41によっ
て判断される(n103)。
【0096】なお、ここで、サービスレベルとは、例え
ば複写機本体1内の各部の動作タイミングの設定等のよ
うに、複写機本体1の修理・メンテナンス時に必要な設
定を行えるレベルを指す。
【0097】上記n103においてサービスレベルであ
る場合は、中央制御部41が、転送されてきた制御情報
全ての条件設定を受け入れる(n104)。そうでない
場合は、転送されてきた制御情報のうち、サービスレベ
ル以外の部分だけの条件設定を受け入れる(n10
5)。また、ID情報がない場合も、サービスレベルで
ない場合と同様である(n105)。携帯端末装置70
からのIR受信を検知しないときは、複写機本体1の操
作パネル2でコピーの条件設定を受け入れる(n10
6)。
【0098】このように、本実施例においては、複写機
本体1の操作パネル2と比べて大型の携帯端末装置70
を用いて複写機本体1を制御可能であるため、複写機本
体に一体化された操作パネルや、複写機本体から取り外
し可能な操作パネルを遠隔操作するのと異なり、操作者
が通信制御情報を設定するための操作する部分の面積を
十分広くすることができる。このため、その大きな操作
部分の面積を利用して、操作者にとって分かりやすいよ
うな操作手順を採用することができる。したがって、複
雑な動作の全設定を終えるのに複雑な操作行動が必要な
いので、時間と手間がかからない。これにより、長時
間、上記複写機本体1を動作させずに占有することがな
く、作業効率が向上する。また、手間が多くかからない
ので、設定作業が容易になる。
【0099】また、上記のように、複写機本体1の修理
・メンテナンス等用の携帯端末装置70と、画像形成等
の一般の使用のための携帯端末装置70とで、複写機本
体1の設定内容を変更できる範囲が異なるようにするこ
とができる。これにより、一般の使用者が一般の使用の
ための携帯端末装置70を用いることによって不用意に
複写機本体1の重要な設定が変更される不具合を減少さ
せることができる。
【0100】また、上記の構成において、すべての携帯
端末装置70から転送される制御情報に、該携帯端末装
置70のID情報が必ず含まれている場合は、以下のよ
うに処理することもできる。すなわち、図12に示すよ
うに、操作者が携帯端末装置70を操作して制御情報を
設定すると、携帯端末装置70が上記制御情報を転送す
る。そして、IR発受光部3が、携帯端末装置70から
転送される制御情報を受信する(n201)。次に、該
携帯端末装置70のID情報が、RAM43に記憶され
ているものと比較され、例えばサービスレベルか否かが
中央制御部41によって判断される(n202)。サー
ビスレベルである場合は、転送されてきた制御情報全て
の条件設定を受け入れる(n203)。そうでない場合
は、転送されてきた制御情報のうち、サービスレベル以
外の部分だけの条件設定を受け入れる(n204)。携
帯端末装置70からのIR受信を検知しないときは、複
写機本体1の操作パネル2でコピーの条件設定を受け入
れる(n205)。
【0101】このように、すべての携帯端末装置70か
ら転送される制御情報の中にID情報が含まれている構
成により、中央制御部41によるID情報の抽出が確実
になり、設定動作をより円滑に行えるようになる。
【0102】また、携帯端末装置70から転送される制
御情報に該携帯端末装置70のID情報が必ず含まれ、
かつ、RAM43がID情報と設定可能範囲との対応を
複数の携帯端末装置分だけ記憶することができる場合
は、以下のように処理することもできる。すなわち、図
13に示すように、操作者が携帯端末装置70を操作し
て制御情報を設定すると、携帯端末装置70が上記制御
情報を転送する。そして、IR発受光部3が、携帯端末
装置70から転送される制御情報を受信する(n30
1)。次に、該携帯端末装置70のID情報が、RAM
43に記憶(登録)されている複数のID情報と比較さ
れる(n302)。そして、記憶済みである場合は、例
えばサービスレベルか否かが中央制御部41によって判
断される(n303)。サービスレベルである場合は、
転送されてきた制御情報全ての条件設定を受け入れる
(n304)。そうでない場合は、転送されてきた制御
情報のうち、サービスレベル以外の部分だけの条件設定
を受け入れる(n305)。携帯端末装置70からのI
R受信を検知しないときや、上記ID情報がRAM43
に記憶されていない場合は、複写機本体1の操作パネル
2でコピーの条件設定を受け入れる(n306)。
【0103】このように、複写機本体1側で、RAM4
3が、ID情報と設定可能範囲との対応を、あらかじ
め、複数の携帯端末装置分だけ記憶することができる。
したがって、ひとつの複写機本体1に対して携帯端末装
置の数が増えても、増えた分のID情報と設定可能範囲
とを複写機本体1に記憶しておくことができる。これに
より、ひとつの複写機本体1に対して携帯端末装置の数
が増えても、実際にその情報に従って複写機本体1を制
御するのに採用する制御情報を選択して確定することが
できる。
【0104】また、携帯端末装置70から転送される制
御情報に該携帯端末装置70のID情報が必ず含まれ、
かつ、設定可能範囲が、サービスレベル、保守管理レベ
ル、およびそれら以外とに分かれている場合の処理手順
を以下に示す。なお、ここで保守管理レベルとは、サー
ビスレベルを含まず、例えば社内では一部の人間だけが
設定可能とすべきような項目とからなる設定範囲であ
る。
【0105】すなわち、図14に示すように、操作者が
携帯端末装置70を操作して制御情報を設定すると、携
帯端末装置70が上記制御情報を転送する。そして、I
R発受光部3が、携帯端末装置70から転送される制御
情報を受信する(n401)。次に、該携帯端末装置7
0のID情報が、RAM43に記憶されているID情報
と比較され、例えば、保守管理レベルを設定可能か否か
が中央制御部41によって判断される(n402)。
【0106】保守管理レベルを設定可能である場合は、
さらに、サービスレベルを設定可能か否かが中央制御部
41によって判断される(n403)。サービスレベル
を設定可能である場合は、転送されてきた制御情報全て
の条件設定を受け入れる(n404)。保守管理レベル
は設定可能であるがサービスレベルは設定可能ではない
場合は、サービスレベルを除いて、保守管理レベルを含
む範囲の条件を受け入れる(n405)。上記n402
において保守管理レベルを設定可能でない場合は、転送
されてきた制御情報のうち、サービスレベル・保守管理
レベル以外の範囲だけの条件設定を受け入れる(n40
6)。携帯端末装置70からのIR受信を検知しないと
きは、複写機本体1の操作パネル2でコピーの条件設定
を受け入れる(n407)。
【0107】このように、設定可能範囲が、複写機本体
1を保守管理する機能を含んだものと、複写機本体1を
保守管理する機能を含まないものとの、少なくとも2種
類ある構成により、携帯端末装置70に応じて設定可能
範囲を異ならせることによって携帯端末装置70が複写
機本体1の保守管理をできるものかを、複写機本体1が
より確実に判断できるようになる。
【0108】したがって、複写機本体1の管理者には、
複写機本体1を保守管理する機能を持つ携帯端末装置7
0を用いさせる一方、一般の使用者には、複写機本体1
を保守管理する機能を持たない携帯端末装置70を用い
させることができる。これにより、不用意に複写機本体
1の保守管理事項が変更される不具合が減少し、部門管
理等の設定が可能になる。
【0109】そして、設定可能範囲を上記のように2つ
よりもさらに多く分けることにより、よりきめ細かな複
写機本体1の管理が可能になる。
【0110】また、携帯端末装置70で設定できる項目
を、複写機本体1の修理・メンテナンス時にのみ必要な
ものである調整項目と、例えば複写枚数の設定等のよう
に、上記調整項目を含まず、複写機本体1の修理・メン
テナンス時に限らず、通常の使用時でも必要なものであ
る通常項目とに分け、設定可能範囲を、上記調整項目を
設定できるものとできないものとの2種類に分けている
場合の処理手順を以下に示す。
【0111】すなわち、図15に示すように、操作者が
携帯端末装置70を操作して制御情報を設定すると、携
帯端末装置70が上記制御情報を転送する。そして、I
R発受光部3が、携帯端末装置70から転送される制御
情報を受信する(n501)。次に、該携帯端末装置7
0のID情報が、RAM43に記憶されているID情報
と比較され、例えば、保守管理レベルに相当するものか
否かが中央制御部41によって判断される(n50
2)。
【0112】保守管理レベルに相当する場合は、上記の
調整項目を含めて全項目を設定可能とする。すなわち、
例えば複写機本体1内の各部の動作タイミングの設定等
のように、複写機本体1の修理・メンテナンス時に必要
な設定を含めて、転送されてきた制御情報全ての条件設
定を受け入れる(n503)。上記n502において保
守管理レベルでない場合は、上記の通常項目のみを設定
可能とする。すなわち、転送されてきた制御情報のう
ち、サービスレベル・保守管理レベル以外の範囲だけの
条件設定を受け入れる(n504)。携帯端末装置70
からのIR受信を検知しないときは、複写機本体1の操
作パネル2でコピーの条件設定を受け入れる(n50
5)。
【0113】このように、設定可能範囲を、上記調整項
目を設定できるものとできないものとの2種類に分ける
ことにより、不用意に複写機本体1の重要な設定が変更
される不具合が減少する。
【0114】また、複写機本体1に設けられた前記スキ
ャナ10(図2参照)を用いた画像情報の処理手順を以
下に示す。
【0115】すなわち、図16に示すように、原稿台4
bに置かれた原稿を光源により露光し(n601)、そ
の原稿からの反射光像をCCD10bに取り込んで画像
情報データを生成する(n602)。読み取られた画像
情報データは画像情報として確定される(n603)。
【0116】また、携帯端末装置70から画像情報が転
送される場合の該画像情報の処理手順を以下に示す。す
なわち、図17に示すように、操作者が、携帯端末装置
70を操作して制御情報を設定すると、携帯端末装置7
0が上記制御情報(データ)を転送する。すると、携帯
端末装置70から転送されるデータをIR発受光部3が
受信する(n701)。次に、上記データがID情報を
有するかどうかが中央制御部41によって調べられる
(n702)。ID情報がある場合は、そのID情報
が、RAM43に記憶されているものと比較され、携帯
端末装置ごとに異なる、各携帯端末装置70で設定可能
な範囲を示す設定可能範囲、ここでは例えば前記サービ
スレベルに相当するか否かが、中央制御部41によって
判断される(n703)。
【0117】サービスレベルに相当する場合は、中央制
御部41が、転送されてきたデータ全ての条件設定を受
け入れる(n704)。そうでない場合は、転送されて
きたデータのうち、サービスレベル以外の範囲だけの条
件設定を受け入れる(n705)。また、ID情報がな
い場合も、サービスレベルに相当しない場合と同様であ
る(n705)。携帯端末装置70からのIR受信を検
知しないときは、複写機本体1の操作パネル2でコピー
の条件設定を受け入れる(n706)。
【0118】そしてさらに、操作者が携帯端末装置70
で例えばタッチパネル73等を操作することによって画
像情報データを作成し、その画像情報データを複写機本
体1に対して転送し、その転送されてきた画像情報デー
タをIR発受光部3が受信した場合(n707)は、そ
の画像情報データが、実際に複写やファクシミリ送信な
どのデータ処理を行う画像情報として確定される(n7
08)。
【0119】したがって、複写機本体1から離れた場所
で、操作部分の面積が十分広い面積を持った携帯端末装
置70を使って作成した画像を用いて、複写やファクシ
ミリ送信などのデータ処理を迅速に行うことができる。
これにより、より多種多様の画像を用いて容易かつ迅速
に上記データ処理を行うことができる。
【0120】〔実施例2〕本発明の他の実施例について
図7および図18ないし図27に基づいて説明すれば以
下の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施例の
図面に示した部材と同一の機能を有する部材には、同一
の符号を付記してその説明を省略する。本実施例におい
ては、データ処理装置の一例として、実施例1同様、画
像形成装置としてのデジタル複写機を例に示す。また、
外部操作端末機器の一例として、携帯端末装置としての
電子手帳を例に示す。
【0121】(1)デジタル複写機本体の構成 本実施例のデジタル複写機(以下、複写機と称する)に
おいて複写原稿を載置して複写物を生成する複写機本体
(画像形成装置本体)の概略の構成は実施例1とほぼ同
様である。
【0122】図18に示すように、複写機本体201の
前面には操作パネル202および携帯端末装置270か
らの光データを受け付けるIR(赤外線)発受光部20
3(第1受信手段、第2転送手段)が配置されている。
【0123】図19に示すように、複写機本体201の
全体の制御は、中央制御部(マスタCPU)241(動
作判定手段、制御手段)によって行われ、その制御に際
しては、ROM(リードオンリーメモリー)242にあ
らかじめ格納されたプログラムが使用される。
【0124】RAM(ランダムアクセスメモリ)243
は、複写機本体1の内部情報(オプションの装着状態、
エラーの発生状態等)や、ステータス情報、コマンド等
を記憶するエリアである。また、受信バッファとして、
携帯端末装置から転送されるデータを一時的に格納する
役割も持つ。
【0125】(2)携帯端末装置の構成 次に、携帯端末装置の構成を説明する。図20に示すよ
うに、本実施例のデジタル複写機に用いられる携帯端末
装置270の構成は実施例1とほぼ同様であり、手帳型
であって、端末装置本体271を備えている。
【0126】上記携帯端末装置270を用いての制御に
際しては、端末装置本体271に設けられた発受光部2
76(第1転送手段、第2受信手段)を介した光データ
による通信が用いられている。
【0127】図6に示すように、端末装置本体271
は、携帯端末装置270の全体の制御を行う制御部(C
PU)281(転送制御手段)と、携帯端末装置270
を制御するためのプログラムを格納したROM282を
備えており、さらに、そのプログラムを実行するうえで
必要な各種データや携帯端末装置270において入力さ
れた文字や画像等のデータ、さらには処理装置である複
写機本体201から送信された複写機制御用プログラム
や携帯端末装置制御用データ(動作不可情報)を記憶す
るためのRAM283(不可情報記憶手段)を備えてい
る。
【0128】(3)制御手順 次に、以上のように構成される複写機本体201および
携帯端末装置270において、携帯端末装置270によ
り複写機本体201の動作を制御する場合の処理手順を
説明する。
【0129】まず、携帯端末装置270側の基本的な動
作の概略手順を図22を用いて説明する。すなわち、携
帯端末装置270の電源が投入されると、内部データを
初期化してイベント待機状態になる(n1001、n1
002)。このイベントは、例えば複写機コントロール
キー75やボタン群77、またはタッチパネル73上の
他のキーの押し下げ等である。
【0130】ボタン群77やタッチパネル73上の他の
キーが押し下げられた場合には、通常の携帯端末装置と
しての処理を実行する(n1003)。複写機コントロ
ールキー75が押し下げられた場合は、携帯端末装置2
70により複写機本体201の条件を設定するモードに
入る(n1004)。送信キー107(図7参照)が押
し下げられた場合は、以下に述べるように、操作者が携
帯端末装置270上で設定した制御情報等のデータを複
写機本体201へ転送する(n1005)。
【0131】すなわち、図23に示すように、まず、設
定されたデータに対するコマンドを作成し(n110
1)、携帯端末装置270を送信モードに変更し(n1
102)、IR発受光部276から光データを発するこ
とによって、複写機本体201のIR発受光部203へ
向けてコマンドを送信する(n1103)。
【0132】その後、受信モードに変更し(n110
4)、一定時間内に複写機本体201から何らかのデー
タが送信されてくるかどうかを判別する(n110
5)。一定時間内に複写機本体201から応答がない場
合は、通信相手である複写機本体201が存在しないも
のと判断し、その旨を示すメッセージを表示部101
(図7参照)が表示して(n1106)、イベント待機
状態に戻る(図22参照)(n1001、n100
2)。一方、一定時間内に複写機本体201からの応答
があり(n1107)、その応答結果が正常受信を表す
コードであれば(n1108)、イベント待機状態に戻
る。また、上記応答結果が、正常受信を表すコードでな
く、受信エラーを表すコードであれば、再度制御コマン
ドを送信する(n1102)。
【0133】ただし、上記応答結果が正常受信を表すコ
ードであることが判明した(n1108)後、動作不可
情報として、この制御情報が複写機本体201からIR
発受光部203を用いて携帯端末装置270へ送られて
きた場合(n1109)には、携帯端末装置270内の
RAM283にその制御情報が記憶される(n111
0)。ここで、動作不可情報とは、複写機本体201
が、携帯端末装置270から送られてきた制御情報に沿
っては動作できないことを表すものである。RAM28
3が動作不可情報として制御情報を記憶した(n111
0)後、携帯端末装置270の制御部281により、以
後は、今上記制御情報を転送した携帯端末装置270か
ら上記の制御情報を転送することができないように、携
帯端末装置270の動作が制御される。例えば、複写機
本体201側がステープルソータを装着していない場合
に、携帯端末装置270上でのオプション設定でステー
プルソータを選択して転送すると、以後は、携帯端末装
置270上でソータの種類を選ぶ際に、ステープルソー
タを選択できないようになる。
【0134】一方、複写機本体201側の動作を説明す
る。図24に示すように、複写機本体201は電源が投
入されるとまず内部データの初期化、内部機構の初期
化、およびウォーミングアップを行う(n1201)。
また、エラー解除モードフラグ等の各フラグもオフする
(n1202)。なお、エラー解除モードフラグは、複
写機本体201のエラー状態が解除されたかどうかを表
すフラグであり、エラー発生時に”H”(ハイ)となり
(オンし)、エラーが解除されると”L”(ロー)にな
る(オフする)。さらに、初期動作として、IR発受光
部203を受光モードに設定し(n1203)、何らか
のイベント入力があるまで待機する(n1204、n1
205)。ここでイベントとは、操作者による操作パネ
ル202からの入力操作、複写機本体1におけるエラー
発生、携帯端末装置270からのデータ受信(IR受
信)のいずれかである。
【0135】上記イベントが操作者による操作パネル2
02からの入力操作である場合は、通常の複写機動作を
行う(n1206)。イベントが複写機本体201にお
けるエラー発生である場合は、エラー解除モードフラグ
をオンにする(n1207)。そして、実際にエラーが
解除されたかどうかを検知する(n1208)。これは
例えば上記エラーが複写機本体201の紙詰まりであれ
ば、紙詰まりした用紙が除去されることによる。エラー
が解除されたことが検知されると、エラー解除モードフ
ラグをオフにし(n1209)、イベント入力検知ルー
チンへ戻る(n1204、n1205)。イベントが携
帯端末装置270からのデータ受信(IR受信)である
場合は、以下に述べるように、IR受信応答処理を行う
(n1210)。
【0136】すなわち、図25に示すように、まず、受
信された内容を分類する(n1301、n1302)。
受信データが、複写機本体201の内部情報の送信を要
求するコードであった場合には、複写機本体201の内
部情報を携帯端末装置270に対して送信する(n13
03、n1304)。なお、複写機本体201の内部情
報は、複写機本体201のエラー状態(ジャム発生
等)、複写機本体201のオプション装着状態、給紙カ
セット内の用紙の有無状態等である。
【0137】受信データが、複写機本体201に対して
複写条件等を設定するデータのように制御情報であった
場合は、受信したデータをRAM243内の受信バッフ
ァへ格納する(n1305)。そして、上記データの終
端コードを受信すると(n1306)、以下に述べる送
受信エラー判定処理を行う(n1307)。
【0138】すなわち、図26に示すように、携帯端末
装置270側から実際に送られてくたデータを貯めてい
る上記受信バッファ内のデータの量を合計する(n14
01)。これを、送られてきたデータが有する、バイナ
リデータの総計を表す総計データと比較し(n140
2)、一致すれば(n1403)、正常に受信したと判
断し、受信エラーフラグRを1にする(n1404)。
一致しなければ、正常受信に失敗したと判断し、受信エ
ラーフラグRを0にする(n1405)。そして、図2
5に示したIR受信対応処理に戻る。
【0139】図25に示すように、送受信エラー判定処
理を完了(n1307)した結果、正常でない(受信エ
ラーフラグRが0)場合は、送信モードに変更し(n1
309)、IR発受光部203から携帯端末装置270
のIR発受光部276へ向けて送信エラーコードを光デ
ータとして送信する(n1310)。正常(受信エラー
フラグRが1)な場合は、以下に述べるように、受信し
た制御情報を含む制御コマンドを解析するための制御コ
マンド処理(n1311)を行う。
【0140】すなわち、図27に示すように、まず、受
信した制御コマンドの先頭から順にコマンドを解析し
(n1451)、その制御コマンドに沿って複写機本体
201が動作可能かどうかを中央制御部241が判断す
る(n1452)。動作可能な場合は、例えば制御コマ
ンドが、給紙カセットの選択等を指示するコマンドであ
れば、そのコマンドに従って、給紙カセットの切り換え
等の処理を実行する(n1453)。一方、n1452
において動作可能でないと判断された場合、例えば、オ
プションの設定でソータの使用を指示してきたにもかか
わらず、ソータが装着されていない場合は、この制御コ
マンドを無視し、この制御コマンドに基づいては動作不
可能であることを示す動作不可情報として、この制御情
報をRAM243に記憶する(n1454)。そして、
受信した全てのコマンドに対応する処理が完了すれば
(n1455)、図25に示したIR受信対応処理に戻
る。
【0141】図25に示すように、制御コマンド処理を
完了(n1311)すると、送信モードに変更し(n1
312)、正常受信コードをIR発受光部203から携
帯端末装置270のIR発受光部276へ向けて光デー
タとして送信する(n1313)。
【0142】そして、正常受信コード送信後、図27に
示したn1454において動作不可情報を記憶している
場合(n1314)は、動作不可情報を携帯端末装置2
70へ送信する(n1315)。動作不可情報は、送信
した後はRAM243からクリア(消去)しておく(n
1316)。
【0143】上記のような構成により、複写機本体に一
体化された操作パネルや、画像形成装置本体から取り外
し可能な操作パネルを遠隔操作するのと異なり、操作者
が制御情報を設定するための操作する部分の面積を広く
することができる。
【0144】したがって、複雑な動作の全設定を終える
のに複雑な操作行動が必要ないので、時間と手間がかか
らない。これにより、長時間、上記複写機本体201を
動作させずに占有することがなく、作業効率が向上す
る。また、手間が多くかからないので、設定作業が容易
になる。
【0145】また、複写機本体201で使用できる機能
を変更した場合に、遠隔操作によって機能を設定して
も、複写機本体201が誤動作する不具合を解消するこ
とができる。
【0146】さらに、上記のように、複写機本体201
が、携帯端末装置270から転送された制御情報に沿っ
ては複写機本体201が動作不可能であると中央制御部
241が判定した場合にはその制御情報を動作不可情報
として携帯端末装置270へ転送するIR発受光部20
3を備えるとともに、携帯端末装置270が、複写機本
体201から転送された制御情報を受信するIR発受光
部276を備えている。このため、中央制御部241に
よって動作不可能であると判定された場合には、複写機
本体201において、IR発受光部203がその制御情
報を携帯端末装置270へ転送する。そして、携帯端末
装置270において、IR発受光部276が、複写機本
体201から転送された制御情報を受信する。したがっ
て、操作者が、複写機本体201から遠隔した携帯端末
装置270側にいるにもかかわらず、上記の制御情報に
よっては複写機本体201が動作できないことを知るよ
うにすることができる。これにより、画像形成作業の操
作性が向上する。
【0147】また、上記のように、携帯端末装置270
が、上記IR発受光部203から転送された制御情報を
受信した場合には、その制御情報を記憶するRAM28
3と、上記制御情報を複写機本体201へ転送できない
ようにIR発受光部276を制御する制御部281とを
備えている。このため、複写機本体201側において、
中央制御部241によって動作不可能であると判定され
た場合には、携帯端末装置270側において、RAM2
83が上記制御情報を記憶し、制御部281が、上記制
御情報を複写機本体201へ転送できないようにIR発
受光部276を制御する。これにより、動作不可能な制
御内容を転送する不具合を未然に防ぐことができるの
で、携帯端末装置270での操作性がより向上する。
【0148】〔実施例3〕本発明のさらに他の実施例に
ついて図28ないし図43に基づいて説明すれば、以下
の通りである。なお、説明の便宜上、前記の実施例の図
面に示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の
符号を付記してその説明を省略する。
【0149】本実施例においては、データ処理装置の一
例として、実施例1同様、画像形成装置としてのデジタ
ル複写機を例に示す。また、このデジタル複写機はファ
クシミリ機能をも有している。また、外部操作端末機器
の一例として、携帯端末装置としての電子手帳を例に示
す。
【0150】(1)デジタル複写機本体の構成 本実施例のデジタル複写機(以下、複写機と称する)に
おいて複写原稿を載置して複写物を生成する複写機本体
(画像形成装置本体)の概略の構成は、ファクシミリ機
能を有する点以外は実施例1とほぼ同様である。
【0151】図28に示すように、複写機本体400内
の中央部には、感光体ドラム401が回転自在に配置さ
れている。そして、感光体ドラム401の周囲には、帯
電器402、ブラック現像槽403、イエロー現像槽4
04、マゼンタ現像槽405、シアン現像槽406、ク
リーナ407、除電ランプ408がこの順に配置されて
いる。シアン現像槽406とクリーナ407との間には
転写中間体409が設けられている。転写中間体409
の周囲には、転写器410、クリーナ411が配置され
ている。
【0152】複写機本体400内の上部には、光学系装
置412が配置されている。光学系装置412は、原稿
読み取りユニット413とレーザドライバユニット41
4とによって構成されている。原稿読み取りユニット4
13は、光源413a・413b、ミラー413c・4
13d・413e、レンズ413fおよび光電変換素子
としてのCCD(固体撮像管)センサ413gを備えて
いる。
【0153】原稿読み取りユニット413は、原稿台4
14上にセットされた原稿に光を照射し、その反射光を
画像データとして読み取る。読み取った画像データは、
画像処理部において処理され、レーザドライバユニット
414に送られる。レーザドライバユニット414は、
画像データに基づいてレーザを駆動し、レーザ光を出力
する。このレーザ光は、ミラー413c・413d・4
13eを介して感光体ドラム401に配光される。レー
ザ光が照射される前に感光体ドラム401の表面は帯電
器402により帯電されており、レーザ光の照射によっ
て静電潜像が形成される。この静電潜像が現像槽403
〜406のいずれかからのトナー供給を受けて顕像化さ
れ、感光体ドラム401の表面にトナー像が形成され
る。このトナー像は転写中間体409に転写される。
【0154】複写機本体400の右側面には、用紙カセ
ット405が装着されている。用紙カセット405には
所定のサイズの用紙が収納されている。また、複写機本
体400内の左側下方には定着装置416が設けられて
いる。用紙カセット405の用紙は転写器410と転写
中間体409との間に導かれ、転写中間体409上のト
ナーが転写器410によって用紙上に転写される。トナ
ー像が転写された用紙は定着装置416を通過し、用紙
上のトナー像が用紙に溶融密着される。
【0155】また、図29に示すように、複写機本体4
00の前面にはIR(赤外線)発受光部417(第1受
信手段、画像受信手段)が配置されている。
【0156】図30に示すように、原稿台414の上面
を開閉する原稿カバー417が設けられた複写機本体4
00の上面には操作パネル419が備えられている。こ
の操作パネル419には、原稿台414上に載置された
原稿の画像を用紙カセット415に収納されている用紙
に複写する照射する際に操作されるコピースイッチ42
0、原稿台414上の画像を公衆電話回線を介して送信
する際に操作される送信スイッチ421が、テンキー4
22の近傍に配置されている。テンキー422は、一度
に複数枚のコピーを行うマルチコピー時のコピー枚数の
入力に用いられるとともに、ファクシミリ原稿を送信す
る際の送信先の電話番号の入力にも用いられる。
【0157】図31に示すように、複写機本体400の
全体の制御は、制御部500(通信制御手段、比較手
段、更新手段、画像確定手段)によって行われ、その制
御に際しては、図示しないROM(リードオンリーメモ
リー)にあらかじめ格納されたプログラムが使用され
る。
【0158】同図において、送受信制御回路501は、
画像信号のファクシミリ送信およびファクシミリ受信を
切り換える。オートダイアラ502は、ファクシミリ送
信先の電話番号を公衆電話回線に自動発呼する。通信制
御情報記憶部503(通信制御情報記憶手段)は、宛て
先と電話番号との関係等のようにファクシミリ通信で実
際の発信に必要な情報からなる通信制御情報を、複数の
宛て先分だけ記憶する。モデム504は、ファクシミリ
送信する画像信号の変復調を行う。符号化部505は、
原稿読み取りユニット413が読み取った原稿の画像デ
ータを符号化する。復号化部506は、モデム504に
より復調された画像信号を画像データに復号化する。走
査原稿メモリ507は、原稿読み取りユニット413が
読み取った原稿の画像データを一時格納する。
【0159】受信原稿メモリ508は、復号化部506
において復号化された画像データを一時記憶する。レー
ザドライバ509は、前述のように感光体ドラム401
に対して静電潜像を形成するレーザ光を照射する。複写
原稿メモリ510は、走査原稿メモリ507と同様に、
原稿読み取りユニット413が読み取った原稿の画像デ
ータを格納する。この複写原稿メモリ510に格納され
た画像データが、レーザドライバ509に供給される。
【0160】また、制御部500は、赤外線送受信回路
511を介して前述の携帯端末装置570と接続できる
ようになっている。この携帯端末装置570より、電話
番号やファクシミリ送信の宛て先などを含む通信制御情
報や、一部の画像情報自体を複写機本体400に対して
転送することができる。
【0161】(2)携帯端末装置の構成 次に、携帯端末装置の構成を説明する。図32に示すよ
うに、本実施例のデジタル複写機に用いられる携帯端末
装置570の構成は実施例1とほぼ同様であり、手帳型
であって、端末装置本体571を備えている。端末装置
本体571は、液晶表示するためのタッチパネル573
(遠隔画像情報発生手段)を備えている。
【0162】上記携帯端末装置570を用いての制御に
際しては、端末装置本体571に設けられたIR発受光
部576(第1転送手段、画像転送手段)を介した光デ
ータによる通信が用いられる。
【0163】図33に示すように、端末装置本体571
は、携帯端末装置570の全体の制御を行う制御部(C
PU)581(経緯情報付加手段、日時情報付加手段、
遠隔画像情報発生手段、画像転送手段)と、携帯端末装
置570を制御するためのプログラムを格納したROM
582を備えており、さらに、そのプログラムを実行す
るうえで必要な各種データや携帯端末装置570におい
て入力された文字や画像等のデータ、さらには処理装置
である複写機本体400から送信された複写機制御用プ
ログラムを記憶するためのRAM583を備えている。
【0164】(3)制御手順 次に、以上のように構成される複写機本体400および
携帯端末装置570において、携帯端末装置570によ
り複写機本体400の動作を制御する場合の処理手順を
説明する。
【0165】図34に示すように、送受信制御回路50
1で公衆電話回線からのファクシミリ画像データの受信
を検知したときは(n1501)、制御部500によっ
て、モデム504を介して受信制御を行い、符号化部5
06で画像データに復号化し、画像データを受信原稿メ
モリ508に格納する。そして、受信原稿メモリ508
内に格納した画像データをレーザドライバ509に供給
して、画像形成処理を実行する(n1502)。
【0166】受信を検知しない場合、操作パネル419
でコピー条件を設定した後でコピースイッチ420が操
作されると(n1503)、制御部500の制御によ
り、光学系装置412の原稿読み取りユニット413が
原稿台414上の画像を走査することによって読み取
り、画像データとして複写原稿メモリ510に格納する
(n1504)。その後、複写原稿メモリ510内に格
納されている画像データをレーザドライバ509に供給
し、画像形成処理を実行する(n1502)。
【0167】n1503においてコピースイッチ420
を操作しない場合で、操作者が、ファクシミリ画像を送
信する相手の電話番号等からなる通信制御情報を操作パ
ネル419で設定して送信スイッチ421を操作した場
合は(n1505)、制御部500は上記通信制御情報
を確認する(n1506)。すると、制御部500は光
学系装置412の原稿読み取りユニット413において
原稿台414上の画像を走査することによって読み取
り、走査原稿メモリ507に格納することによって、フ
ァクシミリ送信すべき画像情報を確定する(n150
7)。そして、オートダイヤラ502に電話番号を供給
して回線が接続されると、走査原稿メモリ507内の画
像データを符号化部505で送信データに符号化し、モ
デム504および送受信制御回路501を介して公衆電
話回線に送信する(n1508)。
【0168】n1505において送信スイッチ421も
操作されない場合で、携帯端末装置570から赤外線送
受信回路511を経て複写機本体400へデータ(通信
制御情報)が送られてきた場合には(n1509)、送
られてきたデータに従って、上記同様、制御部500が
通信制御情報を確認する(n1506)。そして、原稿
読み取りユニット413により原稿台414上の画像を
走査することによって読み取り、走査原稿メモリ507
に格納することによって、ファクシミリ送信すべき画像
情報を確定する(n1507)。そして、ファクシミリ
画像データを送信する(n1508)。
【0169】このため、複写機本体に一体化された操作
パネルや、複写機本体から取り外し可能な操作パネルを
遠隔操作するのと異なり、操作者が通信制御情報を設定
するための操作する部分の面積を広くすることができ
る。
【0170】したがって、複雑な動作の全設定を終える
のに複雑な操作行動が必要ないので、時間と手間がかか
らない。これにより、長時間、複写機本体400を動作
させずに占有することがなく、作業効率が向上する。ま
た、手間が多くかからないので、設定作業が容易にな
る。
【0171】また、このような携帯端末装置570を操
作するだけで、複写機本体400から通信回線を通じて
画像情報を送信することができる。
【0172】次に、携帯端末装置570から通信制御情
報を受信した際の動作の概略手順の例を図35を用いて
説明する。すなわち、携帯端末装置570から赤外線送
受信回路511を経て複写機本体400へ通信制御情報
が送られてきた場合には(n1601)、制御部500
により、送られてきた通信制御情報と、複写機本体40
0の通信制御情報記憶部503で記憶している通信制御
情報とを比較する(n1602)。転送されてきた上記
通信制御情報のうちの送信先の名前が、通信制御情報記
憶部503内に記憶された通信制御情報の送信先の名前
と一致しない場合は、携帯端末装置570から送られて
きた通信制御情報を通信制御情報記憶部503に記憶さ
せる(n1603)。このようにして、通信制御情報記
憶部503内に記憶されていない送信先の名前や電話番
号を容易に追加記憶させることができる。これにより、
送信先の名前や電話番号からなる電話帳データの作成処
理の煩雑化を防止できる。
【0173】次に、同じく携帯端末装置570から通信
制御情報を受信した際の動作の概略手順の他の例を図3
6を用いて説明する。すなわち、携帯端末装置570か
ら赤外線送受信回路511を経て複写機本体400へ通
信制御情報すなわち電話番号と送信先の名前とのデータ
が送られてきた場合には(n1701)、制御部500
により、送られてきた通信制御情報の中の送信先の名前
を示す宛て先情報と、複写機本体400の通信制御情報
記憶部503で記憶している通信制御情報の中の送信先
の名前を示す宛て先情報とを比較する(n1702)。
【0174】この宛て先情報が一致した場合には、さら
に、転送されてきた上記通信制御情報のうちの送信先の
電話番号を、通信制御情報記憶部503内に記憶された
通信制御情報のうち、送信先の名前が一致したデータに
対応する電話番号と比較する(n1703)。
【0175】n1703において電話番号が一致しない
場合は、通信制御情報記憶部503内に記憶された通信
制御情報のうち、送信先の名前が一致したデータに対応
する電話番号の代わりに、携帯端末装置570から送ら
れてきた電話番号データを記憶させることによって、通
信制御情報記憶部503内の通信制御情報を書き換える
(n1704)。このようにして、通信制御情報記憶部
503内に記憶されている古い送信先の名前や電話番号
を容易に更新させることができる。これにより、送信先
の名前や電話番号からなる電話帳データの作成処理の煩
雑化を防止できる。
【0176】次に、同じく携帯端末装置570から通信
制御情報を受信した際の動作の概略手順の他の例を図3
7を用いて説明する。すなわち、携帯端末装置570か
ら赤外線送受信回路511を経て複写機本体400へ通
信制御情報すなわち電話番号と送信先の名前とを含むデ
ータを送る際に、その電話番号と送信先の名前との組み
合わせからなるデータの新しさを示す経緯情報が上記通
信制御情報に付加される。そして、この通信制御情報が
送られ、受信される(n1801)。
【0177】この経緯情報としては、上記データの新し
さを示すものであれば特に限定されない。例えば、電話
番号を修正したり、あるいは送信先の例えば社名変更や
部門変更に伴い送信先の名前を修正したりすると、その
修正ごとに、改定版数として増加する数値(第2版、第
3版、・・等)のように、データが初めて設定されてか
ら以降の移り変わりの様子を示すものを採用することも
できる。
【0178】そして、制御部500により、送られてき
た通信制御情報の中の経緯情報と、複写機本体400の
通信制御情報記憶部503で記憶している、対応する通
信制御情報の中の経緯情報とが比較される。このとき、
携帯端末機器570から送られてきた通信制御情報のほ
うが新しい場合(n1802)は、通信制御情報記憶部
503内に記憶された該当する通信制御情報の代わり
に、携帯端末装置570から送られてきた上記通信制御
情報を記憶させ、これによって、通信制御情報記憶部5
03内の通信制御情報を書き換える(n1803)。こ
のようにして、通信制御情報記憶部503内に記憶され
ている古い電話番号を容易に更新させることができる。
これにより、電話帳データの作成処理の煩雑化をより一
層防止できる。
【0179】次に、同じく携帯端末装置570から通信
制御情報を受信した際の動作の概略手順の他の例を図3
8を用いて説明する。すなわち、携帯端末装置570か
ら赤外線送受信回路511を経て複写機本体400へ通
信制御情報すなわち電話番号と送信先の名前とのデータ
が送られてくる際に、同時に、前述の経緯情報として、
その電話番号と送信先の名前との組み合わせからなるデ
ータを設定した日時を示す日時情報が複写機本体400
側へ送られてくる(n1801)。
【0180】上記日時情報は、携帯端末装置570上で
電話番号と送信先の名前を設定すると、制御部581に
より自動的に通信制御情報に付加される。これにより、
操作が簡略化される。しかしながら、操作者が手動で日
時を入力してもよい。
【0181】そして、制御部500により、送られてき
た通信制御情報の中の経緯情報と、複写機本体400の
通信制御情報記憶部503で記憶している、対応する通
信制御情報の中の日時情報とを比較する。そして、携帯
端末機器570から送られてきた通信制御情報のほうが
新しい場合(n1902)は、通信制御情報記憶部50
3内に記憶された該当する通信制御情報の代わりに、携
帯端末装置570から送られてきた上記通信制御情報を
記憶させることによって、通信制御情報記憶部503内
の通信制御情報を書き換える(n1903)。このよう
にして、通信制御情報記憶部503内に記憶されている
古い送信先の名前を容易に更新させることができる。し
たがって、電話番号と電話番号に対応する相手先の名前
とをより容易に入力できるようになる。これにより、電
話帳データの作成処理の煩雑化をより一層防止できる。
【0182】上記のように、経緯情報として日時を用い
るので、操作者等がこの日時を見れば、入力されている
電話番号や宛て先が最新のものかどうかがすぐに分かる
ようになる。このため、古い電話番号に送信したり宛て
先をまちがえる不具合を減少させることができる。
【0183】一方、日時でなく前述のように「第2
版」、「第3版」、・・・などのような通し番号によっ
て経緯を記述すれば、携帯端末装置570内に時計機能
を組み込む必要がないので、構成が簡素化する。また、
操作者が日付を入力する必要がないので、操作が簡略化
される。
【0184】次に、携帯端末装置570から通信制御情
報を受信した際の、画像のファクシミリ送信動作の概略
手順の例を図39ないし図41を用いて説明する。すな
わち、図39に示すように、携帯端末装置570から転
送される通信制御情報を、複写機本体400側で赤外線
送受信回路511により受信する(n2001)。する
と、複写機本体400側で、制御部500によって、上
記通信制御情報に従って、後述するように画像情報を確
定する(n2002)。そして、送受信制御回路501
および公衆電話回線を介して送信先へファクシミリ画像
を送信する(n2003)。
【0185】その具体例として、図40に示すように、
携帯端末装置570から転送される通信制御情報として
の電話番号を、複写機本体400側で受信する(n21
01)。すると、複写機本体400側で、上記電話番号
に従って、後述するように画像情報を確定する(n21
02)。そして、送信先へファクシミリ画像を送信する
(n2103)。
【0186】また、他の具体例として、図41に示すよ
うに、携帯端末装置570から転送される通信制御情報
としての電話番号および送信先の名前を、複写機本体4
00側で受信する(n2101)。すると、複写機本体
400側で、上記電話番号および送信先の名前に従っ
て、後述するように画像情報を確定する(n210
2)。そして、送信先へファクシミリ画像を送信する
(n2103)。
【0187】次に、画像情報の確定動作の概略手順の例
を図42を用いて説明する。すなわち、原稿読み取りユ
ニット413が、原稿台414上にセットされた原稿に
対して光源413a・413bにより光を照射すること
によって原稿を走査する(n2301)。そして、原稿
からの反射光を、ミラー413c・413d・413
e、レンズ413fおよびCCDセンサ413gで読み
取る(n2302)。その後、制御部500により、読
み取った画像を走査原稿メモリ507に格納することに
よって、画像情報として確定する(n2303)。
【0188】次に、画像情報の確定動作の概略手順の他
の例を図43を用いて説明する。すなわち、携帯端末装
置570から画像情報が転送され、複写機本体400側
で、赤外線送受信回路511により上記画像情報を受信
する(n2401)。転送された画像情報は、制御部5
00によって走査原稿メモリ507に格納されることに
よって、画像情報として確定する(n2402)。
【0189】したがって、複写機本体400から離れた
場所で、操作部分の面積が十分広い面積を持った携帯端
末装置570を使って作成した画像を用いることができ
るので、複写やファクシミリ送信などのデータ処理を迅
速に行うことができる。これにより、より多種多様の画
像を用いて容易かつ迅速に上記データ処理を行うことが
できる。
【0190】
【発明の効果】以上のように、本発明の請求項1記載の
画像形成装置は、ファクシミリ通信における電話番号と
送信先の名前との対応を含む、通信を制御するための通
信制御情報に基づいて、通信回線を通じて画像情報を送
信する送信手段を有する画像形成装置本体を備えたデー
タ処理装置において、上記通信制御情報を画像形成装置
本体に転送する第1転送手段を有する外部操作端末機器
を備え、上記画像形成装置本体が、第1転送手段によっ
て転送されてきた上記通信制御情報を受信する第1受信
手段と、第1受信手段によって受信された上記通信制御
情報に基づいて、画像情報の送信を行うように、送信手
段を制御する通信制御手段とを備えている構成である。
【0191】それゆえ、長時間画像形成装置本体を動作
させずに占有することがなく、作業効率が向上するとい
う効果を奏する。
【0192】また、手間が多くかからないので、設定作
業が容易になるという効果を奏する。
【0193】また、このような外部操作端末機器を操作
するだけで、画像形成装置本体から通信回線を通じて画
像情報を送信することができるという効果を奏する。
【0194】請求項2記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置の構成において、画像形成装置本体
が、あらかじめ、通信制御情報を少なくとも1組以上記
憶している通信制御情報記憶手段と、第1転送手段によ
って転送されてきた通信制御情報と、通信制御情報記憶
手段が記憶している通信制御情報とを比較する比較手段
と、第1転送手段によって転送されてきた通信制御情報
のうちの送信先の名前が通信制御情報記憶手段内に記憶
されていない場合には、外部操作端末機器から転送され
てきた通信制御情報を通信制御情報記憶手段に記憶させ
ることによって、通信制御情報記憶手段内の通信制御情
報を更新する更新手段とを備えている構成である。
【0195】それゆえ、上記請求項1記載の構成による
効果に加え、電話帳データの作成処理の煩雑化を防止で
きるという効果を奏する。
【0196】請求項3記載の画像形成装置は、請求項2
記載の画像形成装置の構成において、上記比較手段が、
第1転送手段によって転送されてきた上記通信制御情報
のうちの送信先の名前が上記通信制御情報記憶手段内に
記憶されており、かつ、対応する、通信制御情報記憶手
段内に記憶されている電話番号が、第1転送手段によっ
て転送されてきた通信制御情報のうちの電話番号と異な
るかどうかを判断し、異なる場合には、上記更新手段
が、上記の送信先の名前に対応する、通信制御情報記憶
手段に記憶されている電話番号を、外部操作端末機器か
ら転送されてきた電話番号に変更することによって、通
信制御情報記憶手段内の通信制御情報を更新する構成で
ある。
【0197】それゆえ、上記請求項2記載の構成による
効果に加え、電話帳データの作成処理の煩雑化をより一
層防止できるという効果を奏する。
【0198】請求項4記載の画像形成装置は、請求項2
記載の画像形成装置の構成において、外部操作端末機器
が、通信制御情報を設定すると、上記通信制御情報の中
に、電話番号と送信先の名前とともに、その電話番号と
送信先の名前との組み合わせからなるデータの新しさを
示す経緯情報を付加する経緯情報付加手段を備え、画像
形成装置本体において、上記通信制御情報記憶手段が、
電話番号と送信先の名前とともに、その電話番号と送信
先の名前との組み合わせからなるデータの新しさを示す
経緯情報を記憶しており、上記比較手段が、第1転送手
段によって転送されてきた上記通信制御情報の送信先の
名前と通信制御情報記憶手段内に記憶されている送信先
の名前とが一致するか否かを判断し、一致したときに、
第1転送手段によって転送されてきた上記通信制御情報
に含まれる上記経緯情報と、対応する、通信制御情報記
憶手段内に記憶されている経緯情報との新旧を判断し、
第1転送手段によって転送されてきた通信制御情報のほ
うが新しい場合には、上記更新手段が、第1転送手段に
よって転送されてきた通信制御情報の送信先の名前と一
致した、通信制御情報記憶手段側の通信制御情報の代わ
りに、外部操作端末機器によって転送されてきた通信制
御情報を通信制御情報記憶手段に記憶させることによっ
て、通信制御情報記憶手段内の通信制御情報を更新する
構成である。
【0199】それゆえ、上記請求項2記載の構成による
効果に加え、電話帳データの作成処理の煩雑化をより一
層防止できるという効果を奏する。
【0200】請求項5記載の画像形成装置は、請求項1
記載の画像形成装置の構成において、外部操作端末機器
が、画像情報を発生させる遠隔画像情報発生手段と、上
記画像情報を装置本体へ転送する画像転送手段とを備
え、画像形成装置本体が、上記画像情報を受信する画像
受信手段と、画像受信手段が受信した画像情報をデータ
処理を行う画像情報とすることによって画像情報を確定
する画像確定手段とを備えている構成である。
【0201】それゆえ、上記請求項1記載の構成による
効果に加えて、より多種多様の画像を用いて容易かつ迅
速に上記データ処理を行うことができるという効果を奏
する。
【0202】請求項6記載の画像形成装置は、画像情報
に基づいて画像を形成する画像形成装置本体を備えたデ
ータ処理装置において、画像形成を制御するための制御
情報を画像形成装置本体に転送する第1転送手段を有す
る外部操作端末機器を備え、画像形成装置本体が、外部
操作端末機器に固有の情報である識別情報と、各外部操
作端末機器で設定可能な範囲を示す設定可能範囲との対
応を、あらかじめ記憶している識別情報記憶手段と、第
1転送手段によって転送されてきた制御情報を受信する
第1受信手段と、第1受信手段が制御情報を受信する
と、第1受信手段が受信した制御情報の中から、制御情
報を転送した外部操作端末機器の識別情報を探し、識別
情報があればそれを抽出する抽出手段と、抽出手段が抽
出した識別情報と、識別情報記憶手段が記憶している識
別情報とを比較し、それが一致すれば、対応する、識別
情報記憶手段が記憶している設定可能範囲を読みだすこ
とによって、制御情報を転送した外部操作端末機器の設
定可能範囲を判定する設定可能範囲判定手段と、制御情
報のうち、設定可能範囲判定手段が判定した外部操作端
末機器の設定可能範囲に応じて、実際にその情報に従っ
て画像形成装置本体を制御するための制御情報のみを選
択することによって、制御情報を確定する確定手段とを
備えている構成である。
【0203】それゆえ、長時間画像形成装置を動作させ
ずに占有することがなく、作業効率が向上するという効
果を奏する。
【0204】また、手間が多くかからないので、設定作
業が容易になるという効果を奏する。
【0205】また、一般の使用者が一般の使用のための
外部操作端末機器を用いることによって不用意に画像形
成装置本体の重要な設定が変更される不具合が減少する
という効果を奏する。
【0206】請求項7記載の画像形成装置は、画像情報
に基づいて画像を形成する画像形成装置本体を備えたデ
ータ処理装置において、画像形成を制御するための制御
情報を画像形成装置本体に転送する第1転送手段を有す
る外部操作端末機器を備え、画像形成装置本体が、第1
転送手段によって転送されてきた上記制御情報を受信す
る第1受信手段と、第1転送手段によって転送されてき
た上記制御情報を第1受信手段が受信すると、その制御
情報に基づいて装置本体が動作可能か否かを判定する動
作判定手段と、動作判定手段の判定に基づいて、動作可
能な場合は動作するようにデータ処理を制御し、動作不
可能な場合は動作しないようにデータ処理を制御する制
御手段と、動作不可能な場合は、上記制御情報を外部操
作端末機器に転送する第2転送手段とを備え、外部操作
端末機器が、第2転送手段によって転送されてきた上記
制御情報を受信する第2受信手段を備えている構成であ
る。
【0207】それゆえ、長時間、その画像形成装置本体
を動作させずに占有することがなく、作業効率が向上す
るという効果を奏する。
【0208】また、手間が多くかからないので、設定作
業が容易になるという効果を奏する。
【0209】また、画像形成装置本体で使用できる機能
を変更した場合に、遠隔操作によって機能を設定して
も、画像形成装置本体が誤動作する不具合を解消するこ
とができるという効果を奏する。
【0210】また、操作者が、画像形成装置本体から遠
隔した外部操作端末機器側にいるにもかかわらず、画像
形成装置本体が動作できない制御情報を知るようにする
ことができ、画像形成作業の操作性が向上するという効
果を奏する。
【0211】請求項8記載のデータ処理装置は、請求項
7記載のデータ処理装置において、外部操作端末機器
が、第2受信手段が受信した上記制御情報を記憶する不
可情報記憶手段と、不可情報記憶手段が記憶している制
御情報を画像形成装置本体に転送できないように第1転
送手段を制御する転送制御手段とを備えている構成であ
る。
【0212】それゆえ、請求項7記載の構成による効果
に加え、動作不可能な制御内容を転送する不具合を未然
に防ぐことができるので、外部操作端末機器での操作性
がより向上するという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のデジタル複写機の複写機本
体の概略の構成を示す正面図である。
【図2】図1の複写機本体の概略の構成を示す正面図で
ある。
【図3】図1の複写機本体に備えられた操作パネルの概
略の構成を示す平面図である。
【図4】図1の複写機本体のシステム部の概略の構成を
示すブロック図である。
【図5】図1の複写機本体に対して用いられる携帯端末
装置の概略の構成を示す正面図である。
【図6】図5の携帯端末装置のシステム部の概略の構成
を示すブロック図である。
【図7】図5の携帯端末装置のタッチパネルの表示例を
示す平面図である。
【図8】図5の携帯端末装置のタッチパネルの表示例を
示す平面図である。
【図9】図5の携帯端末装置のタッチパネルの表示例を
示す平面図である。
【図10】図1の複写機本体と図5の携帯端末装置との
間で送受信されるデータの構成を示す説明図である。
【図11】図1の複写機本体および図5の携帯端末装置
を用いて画像形成を制御する処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図12】図1の複写機本体および図5の携帯端末装置
を用いて画像形成を制御する処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図13】図1の複写機本体および図5の携帯端末装置
を用いて画像形成を制御する処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図14】図1の複写機本体および図5の携帯端末装置
を用いて画像形成を制御する処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図15】図1の複写機本体および図5の携帯端末装置
を用いて画像形成を制御する処理の手順を示すフローチ
ャートである。
【図16】図1の複写機本体を用いた画像情報処理手順
を示すフローチャートである。
【図17】図1の複写機本体および図5の携帯端末装置
を用いた画像情報処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図18】本発明の他の実施例のデジタル複写機の複写
機本体の概略の構成を示す正面図である。
【図19】図18の複写機本体のシステム部の概略の構
成を示すブロック図である。
【図20】図18の複写機本体に対して用いられる携帯
端末装置の概略の構成を示す正面図である。
【図21】図20の携帯端末装置のシステム部の概略の
構成を示すブロック図である。
【図22】図20の携帯端末装置の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図23】図20の携帯端末装置の動作手順を示すフロ
ーチャートである。
【図24】図18の複写機本体および図20の携帯端末
装置を用いて画像形成を制御する処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図25】図18の複写機本体および図20の携帯端末
装置を用いて画像形成を制御する処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図26】図18の複写機本体および図20の携帯端末
装置を用いて画像形成を制御する処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図27】図18の複写機本体および図20の携帯端末
装置を用いて画像形成を制御する処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図28】本発明のさらに他の実施例のデジタル複写機
の複写機本体の内部の概略の構成を示す正面図である。
【図29】図28の複写機本体の概略の構成を示す正面
図である。
【図30】図28の複写機本体に備えられた操作パネル
の概略の構成を示す斜視図である。
【図31】図28の複写機本体内部の回路の概略の構成
を示すブロック図である。
【図32】図28の複写機本体に対して用いられる携帯
端末装置の概略の構成を示す正面図である。
【図33】図32の携帯端末装置のシステム部の概略の
構成を示すブロック図である。
【図34】図28の複写機本体および図32の携帯端末
装置を用いて画像形成および送受信を制御する処理の手
順を示すフローチャートである。
【図35】図32の携帯端末装置を用いて図28の複写
機本体に通信制御情報を記憶させる処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図36】図32の携帯端末装置を用いて図28の複写
機本体に通信制御情報を記憶させる処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図37】図32の携帯端末装置を用いて図28の複写
機本体に通信制御情報を記憶させる処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図38】図32の携帯端末装置を用いて図28の複写
機本体に通信制御情報を記憶させる処理の手順を示すフ
ローチャートである。
【図39】図28の複写機本体および図32の携帯端末
装置を用いてファクシミリ画像を送信する処理の手順を
示すフローチャートである。
【図40】図28の複写機本体および図32の携帯端末
装置を用いてファクシミリ画像を送信する処理の手順を
示すフローチャートである。
【図41】図28の複写機本体および図32の携帯端末
装置を用いてファクシミリ画像を送信する処理の手順を
示すフローチャートである。
【図42】図28の複写機本体および図32の携帯端末
装置を用いて画像情報を確定する処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図43】図28の複写機本体および図32の携帯端末
装置を用いて画像情報を確定する処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【符号の説明】
1 複写機本体(画像形成装置本体) 2 操作パネル 3 IR発受光部(第1受信手段、画像受信手段) 8 端末装置本体 41 中央制御部(設定可能範囲判定手段、抽出手
段、確定手段、画像確定手段) 43 RAM(識別情報記憶手段) 70 携帯端末装置(外部操作端末機器) 73 タッチパネル(遠隔画像情報発生手段) 76 IR発受光部(第1転送手段、画像転送手段) 81 制御部 87 IR制御部(第1転送手段、画像転送手段) 201 複写機本体(画像形成装置本体) 202 操作パネル 203 IR発受光部(第1受信手段、第2転送手
段) 208 端末装置本体 241 中央制御部(動作判定手段、転送制御手段) 270 携帯端末装置(外部操作端末機器) 276 IR発受光部(第1転送手段、第2受信手
段) 281 制御部(転送制御手段) 283 RAM(不可情報記憶手段) 287 IR制御部(第1転送手段、第2受信手段) 400 複写機本体(画像形成装置本体) 417 IR発受光部(第1受信手段、画像受信手
段) 419 操作パネル 500 制御部(通信制御手段、比較手段、更新手
段) 503 通信制御情報記憶部(通信制御情報記憶手
段) 570 携帯端末装置(外部操作端末機器) 573 タッチパネル(遠隔画像情報発生手段) 576 IR発受光部(第1転送手段、画像転送手
段) 581 制御部(経緯情報付加手段、日時情報付加手
段) 583 RAM(通信制御情報記憶手段) 587 IR制御部(第1転送手段、画像転送手段)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ファクシミリ通信における電話番号と送信
    先の名前との対応を含む、通信を制御するための通信制
    御情報に基づいて、通信回線を通じて画像情報を送信す
    る送信手段を有する画像形成装置本体を備えたデータ処
    理装置において、 上記通信制御情報を画像形成装置本体に転送する第1転
    送手段を有する外部操作端末機器を備え、 画像形成装置本体が、 第1転送手段によって転送されてきた上記通信制御情報
    を受信する第1受信手段と、 第1受信手段によって受信された上記通信制御情報に基
    づいて、画像情報の送信を行うように、上記送信手段を
    制御する通信制御手段とを備えていることを特徴とする
    データ処理装置。
  2. 【請求項2】画像形成装置本体が、 あらかじめ、通信制御情報を少なくとも1組以上記憶し
    ている通信制御情報記憶手段と、 第1転送手段によって転送されてきた通信制御情報と、
    通信制御情報記憶手段が記憶している通信制御情報とを
    比較する比較手段と、 第1転送手段によって転送されてきた通信制御情報のう
    ちの送信先の名前が通信制御情報記憶手段内に記憶され
    ていない場合には、外部操作端末機器から転送されてき
    た通信制御情報を通信制御情報記憶手段に記憶させるこ
    とによって、通信制御情報記憶手段内の通信制御情報を
    更新する更新手段とを備えていることを特徴とする請求
    項1記載のデータ処理装置。
  3. 【請求項3】上記比較手段が、第1転送手段によって転
    送されてきた通信制御情報のうちの送信先の名前が上記
    通信制御情報記憶手段内に記憶されており、かつ、対応
    する、通信制御情報記憶手段内に記憶されている電話番
    号が、第1転送手段によって転送されてきた通信制御情
    報のうちの電話番号と異なるかどうかを判断し、 異なる場合には、上記更新手段が、上記の送信先の名前
    に対応する、通信制御情報記憶手段に記憶されている電
    話番号を、外部操作端末機器から転送されてきた電話番
    号に変更することによって、通信制御情報記憶手段内の
    通信制御情報を更新することを特徴とする請求項2記載
    のデータ処理装置。
  4. 【請求項4】外部操作端末機器が、 通信制御情報を設定すると、上記通信制御情報の中に、
    電話番号と送信先の名前とともに、その電話番号と送信
    先の名前との組み合わせからなるデータの新しさを示す
    経緯情報を付加する経緯情報付加手段を備え、 画像形成装置本体において、 上記通信制御情報記憶手段が、電話番号と送信先の名前
    とともに、その電話番号と送信先の名前との組み合わせ
    からなるデータの新しさを示す経緯情報を記憶してお
    り、 上記比較手段が、第1転送手段によって転送されてきた
    上記通信制御情報の送信先の名前と通信制御情報記憶手
    段内に記憶されている送信先の名前とが一致するか否か
    を判断し、一致したときに、第1転送手段によって転送
    されてきた上記通信制御情報に含まれる上記経緯情報
    と、対応する、通信制御情報記憶手段内に記憶されてい
    る経緯情報との新旧を判断し、 第1転送手段によって転送されてきた通信制御情報のほ
    うが新しい場合には、上記更新手段が、第1転送手段に
    よって転送されてきた通信制御情報の送信先の名前と一
    致した、通信制御情報記憶手段側の通信制御情報の代わ
    りに、外部操作端末機器によって転送されてきた通信制
    御情報を通信制御情報記憶手段に記憶させることによっ
    て、通信制御情報記憶手段内の通信制御情報を更新する
    ことを特徴とする請求項2記載のデータ処理装置。
  5. 【請求項5】外部操作端末機器が、 画像情報を発生させる遠隔画像情報発生手段と、 上記画像情報を装置本体へ転送する画像転送手段とを備
    え、 画像形成装置本体が、 上記画像情報を受信する画像受信手段と、 画像受信手段が受信した画像情報をデータ処理を行う画
    像情報とすることによって画像情報を確定する画像確定
    手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載のデ
    ータ処理装置。
  6. 【請求項6】画像情報に基づいて画像を形成する画像形
    成装置本体を備えたデータ処理装置において、 画像形成を制御するための制御情報を画像形成装置本体
    に転送する第1転送手段を有する外部操作端末機器を備
    え、 画像形成装置本体が、 外部操作端末機器に固有の情報である識別情報と、各外
    部操作端末機器で設定可能な範囲を示す設定可能範囲と
    の対応を、あらかじめ記憶している識別情報記憶手段
    と、 第1転送手段によって転送されてきた制御情報を受信す
    る第1受信手段と、 第1受信手段が制御情報を受信すると、第1受信手段が
    受信した制御情報の中から、制御情報を転送した外部操
    作端末機器の識別情報を探し、識別情報があればそれを
    抽出する抽出手段と、 抽出手段が抽出した識別情報と、識別情報記憶手段が記
    憶している識別情報とを比較し、それが一致すれば、対
    応する、識別情報記憶手段が記憶している設定可能範囲
    を読みだすことによって、制御情報を転送した外部操作
    端末機器の設定可能範囲を判定する設定可能範囲判定手
    段と、 制御情報のうち、設定可能範囲判定手段が判定した外部
    操作端末機器の設定可能範囲に応じて、実際にその情報
    に従って画像形成装置本体を制御するための制御情報の
    みを選択することによって、制御情報を確定する確定手
    段とを備えていることを特徴とするデータ処理装置。
  7. 【請求項7】画像情報に基づいて画像を形成する画像形
    成装置本体を備えたデータ処理装置において、 画像形成を制御するための制御情報を画像形成装置本体
    に転送する第1転送手段を有する外部操作端末機器を備
    え、 画像形成装置本体が、 第1転送手段によって転送されてきた上記制御情報を受
    信する第1受信手段と、 第1転送手段によって転送されてきた上記制御情報を第
    1受信手段が受信すると、その制御情報に基づいて装置
    本体が動作可能か否かを判定する動作判定手段と、 動作判定手段の判定に基づいて、動作可能な場合は動作
    するようにデータ処理を制御し、動作不可能な場合は動
    作しないようにデータ処理を制御する制御手段と、 動作不可能な場合は、上記制御情報を外部操作端末機器
    に転送する第2転送手段とを備え、 外部操作端末機器が、 第2転送手段によって転送されてきた上記制御情報を受
    信する第2受信手段を備えていることを特徴とするデー
    タ処理装置。
  8. 【請求項8】外部操作端末機器が、 第2受信手段が受信した上記制御情報を記憶する不可情
    報記憶手段と、 不可情報記憶手段が記憶している制御情報を画像形成装
    置本体に転送できないように第1転送手段を制御する転
    送制御手段とを備えていることを特徴とする請求項7記
    載のデータ処理装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007082238A (ja) * 2000-03-21 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 個人情報端末とインタフェースを取る方法及び通信機器
US7783137B2 (en) 2006-08-04 2010-08-24 Konica Minolta Business Technologies, Inc. Image reading apparatus capable of management of personal information
JP2013251591A (ja) * 2012-05-30 2013-12-12 Seiko Epson Corp 複写機

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