JPH082511A - 液体用カートン開口部シール部の加熱方法及び加熱装置 - Google Patents

液体用カートン開口部シール部の加熱方法及び加熱装置

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JPH082511A
JPH082511A JP6137161A JP13716194A JPH082511A JP H082511 A JPH082511 A JP H082511A JP 6137161 A JP6137161 A JP 6137161A JP 13716194 A JP13716194 A JP 13716194A JP H082511 A JPH082511 A JP H082511A
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卓也 足立
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雅明 高田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】オーブン1,2の小径の小孔1a,2aより加
熱エアーを噴出させて、カートンCの開口部シール部C
1 の内外面を加熱する際に小孔1a,2aと対向する部
分に該当する内外樹脂面だけが強く加熱されないよう
に、開口部シール部C1 全面を均一に加熱できるように
することにある。 【構成】センターオーブン1及びサイドオーブン2を開
口部シール部C1 のそれぞれ内外面に近接対向させた後
に、該開口部シール部C1 の内外面に沿って、該両オー
ブン1,2を、1乃至数回に亘って適宜距離だけ往復移
動させて加熱するようにした加熱方法及び加熱装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体用紙容器等のカー
トン容器における密封シール以前における角筒状カート
ンのボトム(容器底部)側の開口部、又はトップ(容器
上部)側の開口部を加熱加圧シール方式にて密封シール
する際において、カートン開口部シール部の加熱方法及
び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、液体用紙容器等カートン容器のボ
トムシール側の開口部、又はトップシール側の開口部を
加熱加圧シール方式にて密封シールする際においては、
カートン開口部シール部の加熱装置を使用して、カート
ンの開口部シール部を加熱する加熱工程と、加熱した開
口部シール部を加圧してシールする加圧工程を経て行な
うものである。
【0003】上記カートン開口部シール部を加熱するた
めの従来の加熱装置は、図6の側面図に示すように、角
筒状の液体用(液体包装用)カートンCにおけるボトム
側(あるいはトップ側)の開口部シール部C1 内面に挿
入するための角柱状のセンターオーブン1と、該開口部
シール部C1 外面(相対する一対のカートン側壁外面)
に近接対向させるサイドオーブン2が、水平支持板13
の下面に下向きに取付け固定されており、該水平支持板
13は、軸方向に上止位置と下止位置との間を昇降動作
可能な垂直な支軸14の下端部14aに、下側より止め
金15にて取付け固定されている。
【0004】該水平支持板13上面には、加熱エアー供
給ハウジング6が設けられ、該加熱エアー供給ハウジン
グ6内に上側より垂直方向に嵌挿する加熱エアー供給管
7が設けられている。
【0005】加熱エアーhは、供給管7を通ってハウジ
ング6内に供給され、該ハウジング6内に供給された加
熱エアーhは、該ハウジング6と連通する前記センター
オーブン1とサイドオーブン2に供給されて、それぞれ
オーブン1の小孔1a、及びオーブン2の小孔2aよ
り、所定のタイミングで噴射される。
【0006】上記支軸14は、装置本体フレームF1
ブラケット11に設置したリニアガイド軸受部12,1
2に嵌挿されて、垂直方向にスライド移動でき、また、
該支軸14は、装置本体フレームF2 に取付けたブラケ
ット9bに取付け固定された昇降手段9(ロッドエアー
シリンダ)の垂直な作動ロッド9a上端部に、ブラケッ
ト8を介して取付け支持されている。
【0007】上記加熱装置を用いた従来の加熱方法で
は、角筒状の液体用(液体包装用)カートンCにおけ
る、例えばボトム側(あるいはトップ側)の開口部シー
ル部C1内面(内面樹脂面)に、センタオーブン1を、
実線で示す位置の高さU(上止位置)から、点線で示す
位置の高さD(下止位置)まで、ストロークL1 だけ下
降して近接対向させる。同時に該開口部シール部C1
面(外面樹脂面)に、サイドオーブン2を、実線で示す
位置の高さU(上止位置)から点線で示す位置の高さD
(下止位置)まで、ストロークL1 だけ下降して近接対
向させる。そして、所定時間だけ近接状態で静止させ
て、該両オーブン1,2のそれぞれ小孔1a,2aより
継続的に、加熱エアーを噴出し、開口部シール部C1
外面の樹脂面を加熱溶融し、その後、直ちに両オーブン
1,2を、上止位置Uまで上昇復帰させるものである。
【0008】加熱されたボトム側の開口部シール部C1
は、その後、加圧シール手段を用いて、ボトム形状(平
坦底部形状)に折り曲げ、該シール部C1 を互いに重ね
合わせ加圧することによって、重ね合わせ面を密封状態
にシール(接合)して、カートンボトムをシール成形す
るものである。
【0009】図7は、従来の加熱方法を説明するグラフ
(縦軸は振幅W、横軸は時間t)であり、各カートンC
毎に、両オーブン1,2は、時間t1 にて上止位置Uか
ら下降動作を開始して、時間t2 で下止位置Dに到達
し、その後、時間t2 〜t3 まで下止位置DにΔt(例
えば2乃至7秒間)だけ静止した状態で加熱操作を行な
い、続いて、時間t3 にて上昇を開始して上止位置Uに
復帰するものである。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のカートン開
口部シール部の加熱方法では、開口部シール部C1 の内
外面(内外面の樹脂面やシーラント樹脂面)に、両オー
ブン1,2を所定時間(Δt)だけ近接状態で静止させ
て、該両オーブン1,2のそれぞれ小孔1a,2aより
継続的に加熱エアーを噴出させて加熱する方式であるた
め、開口部シール部C1 内外樹脂面における同一位置を
加熱することになる。
【0011】また、両オーブン1,2は、それぞれ微小
径の小孔1a,2aより加熱エアーを噴出するようにな
っており、前記小孔1a,2aと対向する部分に該当す
る内外樹脂面だけが強く加熱されるため、開口部シール
部C1 の内外樹脂面全面を均一に加熱することが困難で
あるため、液体包装用カートン(液体用紙容器など)の
開口部シール部C1 の加熱シールすべき内外樹脂面に、
加熱されない部分や、過剰に加熱されて溶失する部分が
生じたりして、加熱シール強度に不均一を生じたり、密
封シール性が損なわれ易いものであった。
【0012】本発明は、センターオーブン1とサイドオ
ーブン2のそれぞれ微小径の小孔1a,2aより加熱エ
アーを噴出させて、カートンCの開口部シール部C1
内外面を加熱する際に、前記小孔1a,2aと対向する
部分に該当する内外樹脂面だけが強く加熱されないよう
にして、開口部シール部C1 の内外樹脂面全面を均一に
加熱できるようにすることにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の第1発明は、液
体用カートンCの開口部シール部C1 内面にセンタオー
ブン1を近接対向させ、同時に該開口部シール部C1
面にサイドオーブン2を近接対向させ、該両オーブン
1,2の小孔より加熱エアーhを噴出して、液体用カー
トンを密封シールするために開口部シール部C1 内外面
を加熱する液体用カートン開口部シール部の加熱方法に
おいて、センターオーブン1及びサイドオーブン2を開
口部シール部C1 のそれぞれ内外面に近接対向させた後
に、該開口部シール部C1 の内外面に沿って、該両オー
ブン1,2を、1乃至数回に亘って適宜距離だけ往復移
動させて加熱するようにしたことを特徴とする液体用カ
ートン開口部シール部の加熱方法である。
【0014】次に本発明の第2発明は、軸方向に上止位
置と下止位置との間を昇降動作可能な垂直な支軸4の下
端部4aに、下側より止め金5にて弾性バネ5aを介し
て弾力的に保持した水平支持板3を嵌挿して設け、該水
平支持板3下面に、下向きのセンタオーブン1と該セン
タオーブン1の相対する1対の周面に離間して対向する
それぞれサイドオーブン2,2とを設け、水平支持板3
上面に、加熱エアー供給ハウジング6を設け、該加熱エ
アー供給ハウジング6内に垂直方向に嵌挿する加熱エア
ー供給管7を設け、前記支軸4の下止位置停止の慣性に
よる弾性バネ5aの振動動作により、前記センタオーブ
ン1とサイドオーブン2,2とを1乃至数回に亘って適
宜距離だけ往復移動させることを特徴とする液体用カー
トン開口部のシール加熱装置である。
【0015】また本発明の第3発明は、軸方向に上止位
置と下止位置との間を昇降動作可能な垂直な支軸4の下
端部4aに、下側より止め金5にて取付け固定した水平
支持板3を設け、該水平支持板3下面に、下向きのセン
タオーブン1と該センタオーブン1の相対する1対の周
面に離間して対向するそれぞれサイドオーブン2,2と
を設け、水平支持板3上面に、加熱エアー供給ハウジン
グ6を設け、該加熱エアー供給ハウジング6内に垂直方
向に嵌挿する加熱エアー供給管7を設け、前記支軸4を
昇降動作させる主昇降手段9と、該支軸4及び主昇降手
段9を振動動作させる副昇降手段10を設け、前記副昇
降手段10により、センタオーブン1とサイドオーブン
2,2とを1乃至数回に亘って適宜距離だけ往復移動さ
せることを特徴とする液体用カートン開口部のシール加
熱装置である。
【0016】
【実施例】本発明の液体用カートン開口部のシール加熱
方法を、実施例に従って、以下に詳細に説明する。な
お、上記本発明の液体用カートン開口部のシール加熱方
法の一実施例は、図1に示す液体用カートン開口部のシ
ール加熱装置を用いて説明する。
【0017】まず、液体用カートンCを、開口部シール
部C1 を上側にして、カートン積載固定手段20(搬送
手段を兼ねてもよい)上に載置し、カートン保持部21
(保持用クランパー、積載搬送用バケット等)によって
固定する。
【0018】続いて、シール加熱装置のセンタオーブン
1を、上止位置Uから下止位置Dに下降動作させて、該
センタオーブン1を、開口部シール部C1 内面に近接対
向させ、同時に、サイドオーブン2,2を、上止位置U
から下止位置Dに下降動作させて、該サイドオーブン
2,2を、該開口部シール部C1 外面に近接対向させ、
センターオーブン1と、サイドオーブン2との間に開口
部シール部C1 を嵌入する。
【0019】続いて、該両オーブン1,2を、下止位置
Dに対して上下方向に、開口部シール部C1 のシール幅
以内の振幅を以て、該開口部シール部C1 の内外面に沿
って1乃至数回に亘って適宜距離だけ往復移動させて、
反復揺動動作、又は振動動作させながら、該両オーブン
1,2を、両オーブン1,2のそれぞれ小孔1a,2a
より加熱エアーhを噴出して、開口部シール部C1 の内
面(内面の樹脂面)と外面(外面の樹脂面)とを加熱す
るものである。なお、揺動動作、振動動作における振
幅、周期は、加熱すべき温度、使用する加熱エアーの温
度、カートンC本体の開口部シール部C1 の面積、開口
部シール部C1 内外面にラミネート若しくはコーティン
グによって適用されている樹脂の種類(ポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、あるい
はこれらのブレンド樹脂、コポリマー樹脂等)等に応じ
て適宜に設定することができ、周期は、例えば、1秒/
サイクル以内、0.3〜0.5秒/サイクル程度が適当
である。
【0020】上記液体用カートン開口部のシール加熱方
法における上下方向への反復揺動動作、又は単振動動作
は、適宜手法を用いることができ、本発明方法において
は、特に限定されるものではない。
【0021】次に、本発明の第2発明の液体用カートン
開口部のシール加熱装置を、実施例に従って、以下に詳
細に説明する。
【0022】上記第2発明の液体用カートン開口部のシ
ール加熱装置の一実施例は、図1の側面図に示すよう
に、角筒状の液体用(液体包装用)カートンCにおける
ボトム側(あるいはトップ側)の開口部シール部C1
面に挿入するための角柱状のセンターオーブン1と、該
開口部シール部C1 外面(相対する一対のカートン側壁
外面)に近接対向させるサイドオーブン2が、水平支持
板3の下面に下向きに取付け固定されている。
【0023】上記水平支持板3は、軸方向に上止位置と
下止位置との間を昇降動作可能な垂直な1本乃至2本以
上の複数本の支軸4の下端部4aに嵌挿し、止め金5に
て下側より保持されている。上記水平支持板3と、止め
金5との間の支軸下端部4aには、板バネ、スパイラル
バネ等の弾性バネ5aが嵌着され、水平支持板3が、下
側より弾性バネ5aによって弾力的に保持されている。
【0024】該水平支持板3上面には、加熱エアー供給
ハウジング6が設けられ、該加熱エアー供給ハウジング
6内に上側より垂直方向に嵌挿する加熱エアー供給管7
が設けられている。
【0025】加熱エアーhは、供給管7を通ってハウジ
ング6内に供給され、該ハウジング6内に供給された加
熱エアーhは、該ハウジング6と連通する前記センター
オーブン1とサイドオーブン2に供給されて、それぞれ
オーブン1の小孔1a、及びオーブン2の小孔2aよ
り、所定のタイミングで噴射される。
【0026】上記支軸4は、装置本体フレームF1 のブ
ラケット11に設置したリニアガイド軸受部12,12
に嵌挿されて、垂直方向にスライド移動でき、また該支
軸4は、装置本体フレームF2 に取付けたブラケット9
bに取付け固定された昇降手段9(エアーシリンダ)の
垂直な作動ロッド9a上端部に、ブラケット8を介して
取付け支持されているものである。なお、上記第2発明
においては、直線的駆動源として、前記昇降手段9とし
ては、ロッドエアーシリンダ以外に、例えば、ロッドレ
スエアシリンダ、ラック・アンド・ピニオンギア方式、
クランク方式、カム・アンド・カムフォロア方式等を使
用することは可能である。
【0027】上記エアーシリンダ9は、支軸4の下端部
4aに下側から弾力的に保持された水平支持板3と、該
支持板3に取付け支持されたセンターオーブン1及びサ
イドオーブン2を、ストローク長さL1 だけ上下昇降動
作させ、上止位置Uと下止位置Dとの間を昇降動作させ
るものであり、加熱時に、センターオーブン1及びサイ
ドオーブン2を、カートンCの開口部シール部C1 の真
上方向から、該シール部C1 内外面に近接させ、加熱し
た後は、センターオーブン1及びサイドオーブン2を、
上昇復帰させるためのものである。
【0028】また、弾性バネ5aは、前記センターオー
ブン1及びサイドオーブン2を下降動作させ、開口部シ
ール部C1 内外面に近接させて、下止位置Dにて停止
(急停止操作)した際の垂直下向きの慣性によって、セ
ンターオーブン1及びサイドオーブン2を上下方向に振
動動作させるものであり、振動している間に、両オーブ
ン1,2のそれぞれ小孔1a,2aより開口部シール部
1 内外面に向かって、加熱エアーhを噴出させる。こ
の際に、バネ5aによるセンターオーブン1及びサイド
オーブン2の振動は、おおよそ最大ストローク長さS
(下止位置Dに対して上下いずれか一方の振幅+S若し
くは−S)から、振幅が減衰して、振幅0に達する前ま
での間、1乃至数回に亘って、上下方向に反復揺動動作
(振動動作)させるためのものである。なお、振動動作
における振幅、周期は、弾性バネ5aのヤング率、及び
弾性バネ5aに掛かる負荷(荷重)によって決定される
が、加熱すべき温度、使用する加熱エアーの温度、カー
トンC本体の開口部シール部C1 の面積、開口部シール
部C1 内外面にラミネート若しくはコーティングによっ
て適用されている樹脂の種類(ポリエチレン、ポリエチ
レンテレフタレート、ポリプロピレン、あるいはこれら
のブレンド樹脂、コポリマー樹脂等)等に応じて、適宜
に設定することができる。
【0029】次に、本発明の第3発明の液体用カートン
開口部のシール加熱装置を、実施例に従って、以下に詳
細に説明する。
【0030】上記第3発明の液体用カートン開口部のシ
ール加熱装置の一実施例は、図2の側面図に示すよう
に、角筒状の液体用(液体包装用)カートンCにおける
ボトム側(あるいはトップ側)の開口部シール部C1
面に挿入するための角柱状のセンターオーブン1と、該
開口部シール部C1 外面(相対する一対のカートン側壁
外面)に近接対向させるサイドオーブン2が、水平支持
板3の下面に下向きに取付け固定されている。
【0031】上記水平支持板3は、軸方向に上止位置と
下止位置との間を昇降動作可能な垂直な支軸4の下端部
4aに、止め金5にて下側より取付け固定されている。
【0032】該水平支持板3上面には、加熱エアー供給
ハウジング6が設けられ、該加熱エアー供給ハウジング
6内に上側より垂直方向に嵌挿する加熱エアー供給管7
が設けられている。
【0033】加熱エアーhは、供給管7を通ってハウジ
ング6内に供給され、該ハウジング6内に供給された加
熱エアーhは、該ハウジング6と連通する前記センター
オーブン1とサイドオーブン2に供給されて、それぞれ
オーブン1の小孔1a、及びオーブン2の小孔2aよ
り、所定のタイミングで噴射される。
【0034】上記支軸4は、装置本体フレームF1 のブ
ラケット11に設置したリニアガイド軸受部12,12
に嵌挿されて、垂直方向にスライド移動でき、また該支
軸4は、装置本体フレームF2 に取付けたブラケット9
bに取付け固定された主昇降手段9(ストローク長さL
1 の主ロッドエアーシリンダ)の垂直な作動ロッド9a
上端部に、ブラケット8を介して取付け支持され、また
該ブラケット9bは、装置本体フレームF2 に取付けら
れた副昇降手段10(ストローク長さL1 より短いスト
ローク長さ2Sのロッドエアーシリンダ)の作動ロッド
10aに取付け支持されている。なお、前記主昇降手段
9の直線的駆動源として、前記ロッドエアーシリンダ以
外に、例えば、ロッドレスエアシリンダ、ラック・アン
ド・ピニオンギア方式、クランク方式、カム・アンド・
カムフォロア方式等を使用することは可能である。
【0035】また、上記主エアーシリンダ9は、前記装
置本体フレームF2 に、ブラケット16,16を介して
垂直方向に取付け支持されたリニアガイド17に沿って
スライド移動可能なリニアガイド軸受部18,18によ
って支持されている。主エアーシリンダ9は、水平支持
板3に支持されたセンターオーブン1及びサイドオーブ
ン2を、ストローク長さL1 だけ上下昇降動作させ、上
止位置Uと下止位置Dとの間を昇降動作させるものであ
り、カートンCの開口部シール部C1の真上方向から、
該シール部C1 内外面に近接させるためのものである。
【0036】また、副エアーシリンダ10は、センター
オーブン1及びサイドオーブン2を開口部シール部C1
内外面に近接させた後に、両オーブン1,2の小孔1
a,2aより加熱エアーhを、開口部シール部C1 内外
面に向かって噴出させる際に、ストローク長さ2S(下
止位置Dに対して上下方向±S)だけ、1乃至数回に亘
って、上下方向に反復揺動動作させるためのものであ
る。
【0037】なお、上記第3発明の加熱装置において、
オーブン1,2を反復揺動動作させるための副昇降手段
10の直線的反復駆動源(レシプロ駆動源)としては、
前記ロッドエアーシリンダに限定されず、例えば、ロッ
ドレスエアーシリンダ、ラック・アンド・ピニオンギア
方式、クランク方式、カム・アンド・カムフォロア方式
等を使用でき、あるいは、電磁式あるいは電動式バイブ
レータ、あるいはサーボモーター等の電動モーターの回
転動力を直線往復動力に変換したもの等を使用すること
も可能である。
【0038】また、上記第3発明の加熱装置の反復揺動
動作(振動動作)における振幅、周期は、加熱すべき温
度、使用する加熱エアーの温度、カートンC本体の開口
部シール部C1 の面積、開口部シール部C1 内外面にラ
ミネート若しくはコーティングによって適用されている
樹脂の種類(ポリエチレン、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリプロピレン、あるいはこれらのブレンド樹脂、
コポリマー樹脂等)等に応じて、副エアーシリンダ10
のストローク量、伸縮動作シーケンスを調整制御して、
適宜に設定することができる。
【0039】また、本発明の加熱装置において、上記第
2発明の加熱装置(図1参照)の他の実施例として、上
記第3発明の加熱装置(図2参照)に示すような副エア
ーシリンダ10によって、エアーシリンダ9を取付け支
持するとともに、リニアガイド17に沿って垂直方向に
揺動ガイドできるように構成した加熱装置であっても本
発明の要旨を逸脱しないものである。
【0040】図3〜図5は、センターオーブン1及びサ
イドオーブン2の上下方向の揺動動作(振動動作)を示
すグラフであり、縦軸を振幅W、横軸を時間tとして表
示したものであり、本発明の加熱方法として、いずれを
採用することができる。
【0041】図3は、センターオーブン1及びサイドオ
ーブン2が、エアーシリンダ9によって、時間t1 にて
上止位置Uから下降動作を開始して、ストローク長さL
1 にて、時間t2 にて下止位置Dにて停止動作し、停止
動作時点の両オーブン1,2に作用する慣性によって、
両オーブン1,2は、弾性バネ5aの反発力に抗してD
−Sまで下降動作し、続いて、弾性バネ5aの反発力に
よって両オーブン1,2は荷重に抗してD+S1 (S1
<S)まで上昇動作し、両オーブン1,2は、この動作
を繰り返して上下方向に振動する。振動動作が停止する
以前に、例えば時間t3 にてエアーシリンダ9により上
昇動作を開始して、上止位置Uまで上昇復帰動作するも
のである。
【0042】上記図3に示すセンターオーブン1及びサ
イドオーブン2の振動動作は、上記第2発明の加熱装置
のセンターオーブン1及びサイドオーブン2の振動動作
として採用するものである。
【0043】図4は、センターオーブン1及びサイドオ
ーブン2が、主エアーシリンダ9によって、時間t1
て上止位置Uから下降動作を開始して、ストローク長さ
1にて、時間t2 にて下止位置Dにて停止動作し、停
止した後に、直ちに、副エアーシリンダ10によって、
両オーブン1,2は、振幅2Sにて、上下方向に反復揺
動動作(振動動作)を繰り返し、時間t3 にてエアーシ
リンダ9により上昇動作を開始して、上止位置Uまで上
昇復帰動作するものである。
【0044】上記図4に示すセンターオーブン1及びサ
イドオーブン2の振動動作は、上記第3発明の加熱装置
のセンターオーブン1及びサイドオーブン2の振動動作
として採用するものである。
【0045】図5は、センターオーブン1及びサイドオ
ーブン2が、主昇降手段9(エアーシリンダ等)によっ
て、時間t1 にて上止位置Uから下降動作を開始して、
ストローク長さL1 にて、下止位置D(この場合の下止
位置Dは、上記図3,図4の下止位置Dよりも−Sだけ
下降した位置)まで下降する間に、その下止位置Dに到
達する手前の時間t2 で下降速度を緩やかにして下降動
作し、時間t3 にて下止位置に到達した後に、直ちに時
間t4 まで緩やかに上昇動作して、その後、上昇速度を
早めて上止位置Uまで上昇復帰動作させるものである。
両オーブン1,2が開口部シール部C1 に対向している
時間は、時間t2 〜t4 の間である。なお、上記図5に
おける時間t2 〜t3 及びt3 〜t4 における昇降速度
の緩和方向への変速は、主昇降手段9による昇降動作方
向に対して、副昇降手段10を反対方向に動作させるこ
とによって行なうことが可能である。
【0046】上記図5に示すセンターオーブン1及びサ
イドオーブン2の振動動作は、上記第3発明の加熱装置
のセンターオーブン1及びサイドオーブン2の振動動作
の他の例として採用するものである。
【0047】
【作用】本発明の第1発明の液体用カートン開口部シー
ル部の加熱方法は、センターオーブン1及びサイドオー
ブン2を開口部シール部C1 のそれぞれ内外面に近接対
向させた後、該開口部シール部C1 の内外面に沿って、
該両オーブン1,2を、1乃至数回に亘って適宜距離だ
け往復移動させて加熱するため、センターオーブン1及
びサイドオーブン2による加熱エアーの小孔1a,2a
と対向する部分の開口部シール部C1 の内外面だけでな
く、小孔1a,2aと対向しない部分の開口部シール部
1 の内外面に全面的に加熱を行なうことができる。
【0048】本発明の第2発明の液体用カートン開口部
シール部の加熱装置、及び第3発明の液体用カートン開
口部シール部の加熱装置は、センターオーブン1及びサ
イドオーブン2を開口部シール部C1 のそれぞれ内外面
に近接対向させた後に、該開口部シール部C1 の内外面
に沿って、該両オーブン1,2を、1乃至数回に亘って
適宜距離だけ往復移動させて加熱することができるた
め、センターオーブン1及びサイドオーブン2による加
熱エアーの小孔1a,2aと対向する部分の開口部シー
ル部C1 の内外面だけでなく、小孔1a,2aと対向し
ない部分の開口部シール部C1 の内外面に全面的に加熱
を行なうことができる。
【0049】
【発明の効果】本発明の液体用カートン開口部シール部
の加熱方法、及び加熱装置は、従来では困難であった開
口部シール部の内外樹脂面全面を均一に加熱することが
可能であり、加熱用オーブンのそれぞれ微小径の加熱エ
アー噴出小孔に対向する部分に該当する内外樹脂面だけ
が強く加熱されないよう、その他の開口部シール部全面
を均一に加熱できる効果があり、液体包装用カートンの
液体充填密封シールにおけるボトムシール、又はトップ
シールの均一なシール強度と、安定した密封シール性が
実現できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1発明の液体用カートン開口部シー
ル部の加熱方法、及び第2発明の液体用カートン開口部
シール部の加熱装置を説明する側面図である。
【図2】本発明の第2発明の液体用カートン開口部シー
ル部の加熱装置を説明する側面図である。
【図3】本発明の第1発明の液体用カートン開口部シー
ル部の加熱方法、及び第2発明の液体用カートン開口部
シール部の加熱装置における加熱用オーブンの振動動作
を説明するグラフである。
【図4】本発明の第1発明の液体用カートン開口部シー
ル部の加熱方法、及び第3発明の液体用カートン開口部
シール部の加熱装置における加熱用オーブンの振動動作
を説明するグラフである。
【図5】本発明の第1発明の液体用カートン開口部シー
ル部の加熱方法、及び第3発明の液体用カートン開口部
シール部の加熱装置における加熱用オーブンの振動動作
を説明するグラフである。
【図6】従来の液体用カートン開口部シール部の加熱方
法、及び従来の液体用カートン開口部シール部の加熱装
置を説明する側面図である。
【図7】従来の液体用カートン開口部シール部の加熱方
法、及び従来の液体用カートン開口部シール部の加熱装
置における加熱用オーブンの振動動作を説明するグラフ
である。
【符号の説明】
1 ,F2 …装置本体フレーム U…上止位置 D…下止位置 S…振幅 C…カートン C1 …開口部シール部 h…加熱エアー 1…センターオーブン 2…サイドオーブン 3…水平
支持板 4…支軸 4a…支軸下端部 5…止め金 5a…弾性バネ 6…加熱エアー供給ハウジング 7…加熱エアー供給管 9…昇降手段(主昇降手段) 10…副昇降手段 12
…リニアガイド軸受部 13…水平支持板 14…支軸 14a…支軸下端部
15…止め金 17…リニアガイド 18…リニアガイド軸受部 20…カートン載置固定手段 21…カートン保持部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 大野 行雄 東京都台東区台東1丁目5番1号 凸版印 刷株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体用カートンCの開口部シール部C1
    面にセンタオーブン1を近接対向させ、同時に該開口部
    シール部C1 外面にサイドオーブン2を近接対向させ、
    該両オーブン1,2の小孔より加熱エアーhを噴出し
    て、液体用カートンを密封シールするために開口部シー
    ル部C1 内外面を加熱する液体用カートン開口部シール
    部の加熱方法において、センターオーブン1及びサイド
    オーブン2を開口部シール部C1 のそれぞれ内外面に近
    接対向させた後に、該開口部シール部C1 の内外面に沿
    って、該両オーブン1,2を、1乃至数回に亘って適宜
    距離だけ往復移動させて加熱するようにしたことを特徴
    とする液体用カートン開口部シール部の加熱方法。
  2. 【請求項2】軸方向に上止位置と下止位置との間を昇降
    動作可能な垂直な支軸4の下端部4aに、下側より止め
    金5にて弾性バネ5aを介して弾力的に保持した水平支
    持板3を嵌挿して設け、該水平支持板3下面に、下向き
    のセンタオーブン1と該センタオーブン1の相対する1
    対の周面に離間して対向するそれぞれサイドオーブン
    2,2とを設け、水平支持板3上面に加熱エアー供給ハ
    ウジング6を設け、該加熱エアー供給ハウジング6内に
    垂直方向に嵌挿する加熱エアー供給管7を設け、前記支
    軸4の下止位置停止の慣性による弾性バネ5aの振動動
    作により、前記センタオーブン1とサイドオーブン2,
    2とを1乃至数回に亘って適宜距離だけ往復移動させる
    ことを特徴とする液体用カートン開口部のシール加熱装
    置。
  3. 【請求項3】軸方向に上止位置と下止位置との間を昇降
    動作可能な垂直な支軸4の下端部4aに、下側より止め
    金5にて取付け固定した水平支持板3を設け、該水平支
    持板3下面に、下向きのセンタオーブン1と該センタオ
    ーブン1の相対する1対の周面に離間して対向するそれ
    ぞれサイドオーブン2,2とを設け、水平支持板3上面
    に、加熱エアー供給ハウジング6を設け、該加熱エアー
    供給ハウジング6内に垂直方向に嵌挿する加熱エアー供
    給管7を設け、前記支軸4を昇降動作させる主昇降手段
    9と、該支軸4及び主昇降手段9を振動動作させる副昇
    降手段10を設け、前記副昇降手段10により、センタ
    オーブン1とサイドオーブン2,2とを1乃至数回に亘
    って適宜距離だけ往復移動させることを特徴とする液体
    用カートン開口部のシール加熱装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6504652B1 (en) 1999-10-21 2003-01-07 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Apparatus and method for laser processing
US7005605B2 (en) 2001-09-28 2006-02-28 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Laser irradiation apparatus and method
JP2010195472A (ja) * 2009-02-24 2010-09-09 Ishizuka Glass Co Ltd ボトムヒーターサーボ駆動装置
US10569337B2 (en) 2015-12-25 2020-02-25 Kyocera Corporation Holder for a cutting tool, cutting tool, and method of manufacturing machined product

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