JPH08249881A - Pll回路 - Google Patents

Pll回路

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JPH08249881A
JPH08249881A JP7045572A JP4557295A JPH08249881A JP H08249881 A JPH08249881 A JP H08249881A JP 7045572 A JP7045572 A JP 7045572A JP 4557295 A JP4557295 A JP 4557295A JP H08249881 A JPH08249881 A JP H08249881A
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JP
Japan
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signal
circuit
output
input
pll
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JP7045572A
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Yasuhiro Takai
康浩 高井
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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  • Stabilization Of Oscillater, Synchronisation, Frequency Synthesizers (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】スタンバイ時における消費電力が小さいPLL
回路を提供する。 【構成】本発明によるPLL回路250は、PLL部2
00、信号変化検知回路17およびカウンタ20を有す
る。PLL部200は、外部クロックに同期した内部ク
ロックを生成し、信号変化検知回路17は、外部クロッ
クが供給されているか否かを検出し、カウンタ20は、
外部クロックが供給されていない期間における内部クロ
ックをカウントし、所定数をカウントすると、PLL部
200内に備えられたVCOの発振を停止させる。これ
により、外部クロックの供給が停止してから所定時間後
にVCOの発振が停止するので、スタンバイ時における
消費電力が低減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フェーズドロックルー
プ回路(以下、PLL回路という)に関し、特に同期式
半導体装置(以下、シンクロナスメモリという)等、ク
ロックに同期して動作する回路のクロック入力部に使用
されるPLL回路に関する。
【0002】
【従来の技術】PLL回路は、一般に発振器の発振周波
数をある基準の周波数に一致させたり、時間とともに変
化する信号の周期に発振周波数を追従させるような場合
に用いられるが、PLL回路の位相同期特性を利用し
て、シンクロナスメモリのクロック入力部に用いられる
ことがある。これは、近年におけるメモリの高速動作へ
の要求のために、シンクロナスメモリの動作周波数は除
々に高くなってきており、これが例えば100MHzを
越えるようになると、クロック信号を入力する入力バッ
ファの遅延時間ですら問題となってくるからである。す
なわち、シンクロナスメモリは、外部から供給されるク
ロック信号に同期した動作を行うので、該クロックを受
ける入力バッファの遅延により内部クロックと外部クロ
ックにずれが生じると、シンクロナスメモリの内部と外
部との間において同期がとれなくなってしまうため、か
かる入力バッファの遅延をPLL回路によって等価的に
ゼロとして、シンクロナスメモリの内部と外部との同期
を図り、さらなる高速動作を実現する目的で用いられ
る。
【0003】図11は、この目的のために用いられるP
LL回路12及びこのPLL回路によって遅延を等価的
にゼロにされる入力バッファ11を示す図である。図の
ように、PLL回路12は、位相比較器13、チャージ
ポンプ回路14、ローパスフィルタ15及び電圧制御発
振器201(以下、VCOという)からなる。
【0004】次に、このPLL回路12の各部について
説明する。位相比較器13は、入力端子Vに供給される
信号の位相と、入力端子Rに供給される信号の位相とを
比較する回路であり、入力端子Vに供給される信号の位
相が入力端子Rに供給される信号の位相よりも遅れてい
る場合には、その遅れ量に応じた幅をもつパルス信号を
出力端子Uから出力し、逆に進んでいる場合には、その
進み量に応じた幅をもつパルス信号を出力端子Dから出
力する。チャージポンプ回路14は、位相比較器13の
出力端子U及びVからの上記パルスをそれぞれ入力端子
U及びVに受け、これらパルスに応じた電圧を出力端子
Xから出力する回路であり、入力端子Uからパルスが入
力されるとそのパルス幅に応じて出力端子Xを充電しそ
の電位を高め、逆に入力端子Dからパルスが入力される
とそのパルス幅に応じて出力端子Xを放電しその電位を
低下させる。出力端子Xからの出力信号は、ローパスフ
ィルタ15により平滑されてVCO201の入力端子Y
に入力され、VCO201は入力端子Yに入力される電
圧に応じた周波数をもつ発振信号を出力端子Zから出力
する。すなわち、VCO201は、入力端子Yに入力さ
れる電圧が高ければ高いほど、出力端子Zから出力する
発振信号の周波数を高くし、低ければ低いほどこれを低
くする。VCO201からの出力は、出力端子2に供給
されるとともに、遅延回路31を介して位相比較器13
の入力端子Vに供給されているので、入力バッファ11
からの出力51の位相と、遅延回路31からの出力67
の位相とが一致するとこのPLL回路12はロックし、
ローパスフィルタ15の出力端子Yから出力される電圧
55は一定に保たれる。つまり、遅延回路31から出力
される信号67の位相が、入力バッファ11から出力さ
れる信号51の位相よりも遅れている場合、VCO20
1は、信号51の位相が信号67の位相に追いつくよう
出力周波数を上昇させ、逆に遅延回路31から出力され
る信号67の位相が、入力バッファ11から出力される
信号51の位相よりも進んでいる場合には、信号67の
位相が信号51の位相に追いつくよう出力周波数を低下
させるので、結果的に信号51の位相と信号67の位相
は一致することになる。したがって、予め遅延回路31
の遅延時間を入力バッファ11の遅延時間と一致するよ
う設定しておけば、入力端子1に供給されるクロック信
号の位相と、出力端子2から出力される信号の位相とが
一致するので、入力バッファ11の遅延はPLL回路1
2によって相殺され、見かけ上、入力バッファ11によ
る遅延はゼロとなる。
【0005】このように、クロックの入力部にPLL回
路を用いれば、等価的に入力バッファの遅延時間をゼロ
とすることができるので、入力バッファによる僅かな遅
延ですら問題となるような高速クロックを用いる回路、
特にシンクロナスメモリの高速化を図ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うにPLL回路をシンクロナスメモリのクロック入力部
に用いると、そのシンクロナスメモリが全くアクセスさ
れていない状態、すなわち外部からクロック信号が入力
されていない場合であっても、VCO201は固有の周
波数(フリーランニング周波数)で発振を続けるため、
かかる発振により多くの電力が消費されるという問題が
ある。なお、制御信号により発振を停止することのでき
るVCOを用いて、制御信号によりVCOの発振を停止
させることのできるPLL回路が、特開昭58−130
629号公報の第1図に示されているが、この回路では
VCOの発振を停止させるために、制御信号が入力され
る専用の端子を必要としており、このようにVCOの自
走(フリーランニング)により消費される電力を低減す
るためだけに専用の端子を設けることは非常に非経済的
であり、現実的でない。
【0007】また、PLL回路に入力される外部クロッ
ク信号の供給が停止している状態からクロックの供給が
再開された場合や、PLL回路に電源が投入された直後
の状態においてはPLL回路がロックしていないことが
あり、このような状態においては、外部から供給されて
いる外部クロック信号とPLL回路により生成されてい
る内部クロック信号とは一致していない。しかしなが
ら、シンクロナスメモリは、内部クロックに同期してデ
ータの出力を行っているため、外部クロックと内部クロ
ックとが一致していない場合、該シンクロナスメモリか
ら受け取ったデータを外部クロックに同期して処理する
次段の回路が誤動作するおそれがある。一方、シンクロ
ナスメモリに対しては、外部クロックに同期したコマン
ドが供給されるので、かかるコマンドが、外部クロック
と一致していない内部クロックに同期してシンクロナス
メモリ内に取り込まれると、シンクロナスメモリはこれ
を異なるコマンドであると誤認するおそれがあり、この
ような場合においては、正常な動作は行われなくなる。
さらに、シンクロナスメモリ自身、規定された周波数を
もつクロック信号に基づき動作するよう設計されている
ので、内部クロックが規定の周波数から大きくずれてい
る場合、スペックにより規定されたセットアップ時間・
ホールド時間に従ってコマンドが与えられても、これを
異なるコマンドであると誤認するおそれもある。なお、
PLL回路がロックしていないことに応答して、該PL
L回路からのクロック信号に同期して生成される出力信
号をマスクする回路が、特開昭64−44648号公報
の第1図及び第4図に示されているが、この回路では、
PLL回路がロックしているときは通常どおりの出力を
行い、ロックしていないときには出力をマスクするだけ
であるので、外部から供給されるクロック信号が一時的
に不安定となってPLL回路がロック状態とロックでな
い状態とを頻繁に繰り返した場合、これに応じて出力も
正常出力とマスク出力とを繰り返してしまう。つまり、
このような場合においては出力信号が正常な出力信号で
あるのかマスク信号であるのか見分けがつかなくなり、
したがって、かかる回路においても、やはり次段に接続
される回路を誤動作させるおそれがある。
【0008】したがって、本発明の第1の目的は、専用
の端子を用いることなく、内部クロック信号を供給する
必要のない場合に自動的に消費電力を低減することので
きるPLL回路を提供することである。
【0009】また、本発明の第2の目的は、PLLロッ
クしていない状態においては、発生するクロック信号に
同期して生成されるデータの出力を速やかに禁止すると
ともに、確実にロックしていることに応答して該データ
の出力を許可するPLL回路を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の第1の特徴によ
るPLL回路は、入力される外部クロック信号のレベル
の変化を検出すると検出信号を発生する信号変化検知回
路と、該検出信号が所定時間発生していないことに応答
してVCOの発振を停止させる停止手段とを備えてい
る。
【0011】これにより、外部クロック信号の供給停止
が検出されるとVCOの発振が自動的に停止するので、
外部クロック信号の供給停止時における消費電力が低減
される。
【0012】また、本発明の第2の特徴によるPLL回
路は、PLL部がロックしているか否かを検出する検出
部と、該検出部によりPLL部がロックしていないこと
が検出されるとフラグをセットし、該検出部によりPL
L部がロックしていることが検出されて所定時間経過す
るとフラグをリセットする制御部とを備え、該フラグが
セットされている場合には、PLL部からのクロック信
号に同期して動作を行う回路からのデータの出力を禁止
する。
【0013】これにより、外部クロックと内部クロック
とがずれ、PLL部がロックしなくなると該回路からの
データの出力が直ちに禁止されるとともに、PLL部が
ロックしても所定時間が経過しないとデータの出力が許
可されないので、確実にロックしない限りデータは出力
されず、したがって外部クロックと内部クロックとがず
れている期間におけるデータの出力が確実に防止され
る。
【0014】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0015】本発明の第1の実施例によるPLL回路
は、外部クロックの供給が停止したことを検出する検出
手段と、該検出手段が外部クロックの供給停止を検出す
るとVCOの発振を停止させる手段とを用いて、VCO
が自走を始めると自動的にその発振を停止させるもので
あり、その全体図を図1に示す。なお、図において、従
来のPLL回路と同一である部分については同一の番号
を付してある。
【0016】図のように、本実施例によるPLL回路2
50は、本来のPLL回路としての部分(以下、PLL
部という)200の他に、信号変化検知回路17および
カウンタ20を備えており、また本来のPLL部200
の一部を構成するVCO16には、入力電圧Yに応じて
発振周波数が制御される他、制御信号CTLにより発振
を停止することのできるものが用いられている。
【0017】次に、本実施例によるPLL回路を構成す
る各部について詳述する。まず、PLL部200は、位
相比較器13、チャージポンプ回路14、ローパスフィ
ルタ15及びVCO16から構成されており、位相比較
器13の具体的な回路構成は図2に、チャージポンプ回
路14の具体的な回路構成は図3に、ローパスフィルタ
15の具体的な回路構成は図4に、VCO16の具体的
な回路構成は図6にそれぞれ示されている。図2に示す
ように、位相比較器13は、2つの入力端子V及びR
と、2つの出力端子U及びDと、2入力のNANDゲー
ト33〜38と、3入力のNANDゲート40及び41
と、4入力のNANDゲート39と、インバータ42及
び43とから構成されており、入力端子Vに供給される
信号の位相が入力端子Rに供給される信号の位相よりも
遅れている場合には、その遅れ量に応じた幅をもつパル
ス信号を出力端子Uから出力し、逆に進んでいる場合に
は、その進み量に応じた幅をもつパルス信号を出力端子
Dから出力する。また、図3に示すように、チャージポ
ンプ回路14は、2つの入力端子U及びDと、出力端子
Xと、インバータ210〜212と、PチャンネルMO
Sトランジスタ213と、NチャンネルMOSトランジ
スタ214とから構成されており、入力端子Uに供給さ
れる信号がハイレベルである期間においては、Pチャン
ネルMOSトランジスタ213がオンすることにより出
力端子Xの電位は上昇し、逆に入力端子Dに供給される
信号がハイレベルである期間においては、Nチャンネル
MOSトランジスタ214がオンするので出力端子Xの
電位は低下する。つまり、位相比較器13の出力端子U
からパルスが出力されると、そのパルスが発生している
間だけPチャンネルMOSトランジスタ213がオン
し、逆に出力端子Dからパルスが出力されると、そのパ
ルスが発生している間だけNチャンネルMOSトランジ
スタ214がオンすることになる。さらに、図4に示す
ように、ローパスフィルタ15は、入力端子Xと、出力
端子Yと、抵抗215と、容量216とからなり、入力
端子X上に現れる信号成分のうち、不要な高周波成分が
除去された信号を出力端子Yから出力する。また、図6
に示すとおり、VCO16は、入力端子Yと、出力端子
Zと、制御端子CTLと、PチャンネルMOSトランジ
スタ71、73、74、77、78、81、82、8
5、86、91及び92と、NチャンネルMOSトラン
ジスタ72、75、76、79、80、83、84、8
7、88及び93と、インバータ89及び90とから構
成され、制御端子CTLに供給される信号がハイレベル
であるときには入力端子Yに供給される電圧に応じた発
振信号が出力端子Zから出力され、制御端子CTLに供
給される信号がローレベルであるときには入力端子Yに
供給される電圧にかかわらず出力端子Zからはローレベ
ルが出力される。具体的には、制御端子CTLに供給さ
れる信号がハイレベルである場合、入力端子Yに入力さ
れる電圧が高ければ高いほど、出力端子Zから出力され
る発振信号の周波数は高くなり、低ければ低いほどこの
発振信号の周波数は低くなる。VCO16の出力端子Z
は、PLL回路250の出力端子2に接続されている
他、カウンタ20のカウント入力端子Cに接続され、ま
た遅延回路31を介して位相比較器13の入力端子Rに
接続されている。さらに、VCO16の制御端子CTL
は、カウンタ20の反転出力端子反転Qに接続されてい
る。また、遅延回路31は、入力バッファ11のもつ遅
延量と同じ遅延量をもつ回路であればどのようなもので
もよいが、その一例として図5に示した回路が用いられ
る。
【0018】カウンタ20は、カウント入力端子Cに入
力される信号の立ち上がり若しくは立ち下がりをカウン
トし、これを所定数カウントすると出力端子Qをハイレ
ベルとする回路であり、リセット端子Rハイレベルの信
号が入力されるとカウント値がリセットされる。かかる
動作を行うカウンタであれば、どのような回路構成のカ
ウンタでも用いることできるが、図7及び図8にその例
を示す。図7に示すカウンタは、カウント入力端子Cに
入力される信号の立ち下がりをカウントするカウンタで
あり、その動作波形を図12に示す。図7に示すカウン
タは、複数の分周器126〜128の直列接続により構
成されているのであるが、これら分周器は互いに同じ回
路構成であるので、その具体的な回路構成は126に代
表して示されている。図7に示されたカウンタ20は、
直列に接続される分周器の数によって設定数が定めら
れ、かかる設定数をカウントすると出力端子Qからハイ
レベルの信号を出力する。すなわち、入力信号の立ち下
がりにおいて出力を変化させるとともに、リセット信号
に応答して出力がローレベルとなる分周器が直列に接続
されているので、1段目の分周器は、リセット後、カウ
ント信号の1回目の立ち下がりに応答して出力をローレ
ベルからハイレベルに変化させ(C1)、2段目の分周
器は、カウント信号の2回目の立ち下がりに応答して出
力をローレベルからハイレベルに変化させ(C2)、3
段目の分周器は、カウント信号の4回目の立ち下がりに
応答して出力をローレベルからハイレベルに変化させる
(C3)ことになる。一方、図8に示すカウンタも、カ
ウント入力端子Cに入力される信号の立ち下がりをカウ
ントするカウンタであり、その動作波形を図13に示
す。図8に示すカウンタは、複数の分周器150〜15
3、論理積回路145及び147、排他的論理和回路1
44、146及び148より構成されているのである
が、分周器は互いに同じ回路構成であるので、その具体
的な回路構成は150に代表して示されている。図8に
示されたカウンタ20も、接続される分周器の数によっ
て設定数が定められ、かかる設定数をカウントすると出
力端子Qからハイレベルの信号を出力するカウンタであ
り、図13に示すように、各分周器は、図7の各分周器
とそれぞれ同じ波形を生成する。すなわち、1段目の分
周器は、リセット後、カウント信号の1回目の立ち下が
りに応答して出力をローレベルからハイレベルに変化さ
せ(C1)、2段目の分周器は、カウント信号の2回目
の立ち下がりに応答して出力をローレベルからハイレベ
ルに変化させ(C2)、3段目の分周器は、カウント信
号の4回目の立ち下がりに応答して出力をローレベルか
らハイレベルに変化させる(C3)。なお、論理積回路
147の一部の入力202は、図示を省略されている前
段の分周器からの出力信号をまとめて示したものであ
る。
【0019】また、信号変化検知回路17は、遅延回路
18と排他的論理和回路19とからなり、入力バッファ
11からの出力信号51が変化しているか否かを検出す
る回路である。すなわち、排他的論理和回路19には、
該出力信号51と、遅延回路18によって遅延された信
号56とが入力されるので、入力バッファ11からの出
力信号51が変化している場合には、遅延回路18によ
る遅延のため、出力信号51のレベルが変化する毎に、
排他的論理和回路19は2つの入力信号51と56との
不一致を検出しその出力信号57をハイレベルとするの
であるが、出力信号51が変化していない場合には、信
号51と56とはともに同じレベルに保持されるので、
排他的論理和回路19はその出力信号57をローレベル
に保持する。これによって、入力バッファ11からの出
力信号51が変化しているか否かが検出される。なお、
遅延回路18は、図5に示した遅延回路31と同様のも
のでよい。
【0020】次に、本実施例によるPLL回路の動作に
ついて説明する。まず、入力端子1に外部クロック信号
が供給されている状態から説明する。外部クロックは入
力バッファ11を介してPLL部200に入力されると
ともに、信号変化検知回路17に入力され、そのレベル
の変化が検出されることによりカウンタ20のリセット
入力端子にリセットパルスを供給し続ける。これによ
り、カウンタ20はリセットされ続けるので、その出力
端子Qはローレベルを保持し、反転出力端子反転Qはハ
イレベルを保持し続ける。これにより、反転出力端子反
転Qからの信号を制御入力端子CTLに受けるVCO1
6は、ローパスフィルタ15の出力端子Yから供給され
る電圧55に応じた発振出力を出力端子Zから出力する
ことになる。この発振出力は、PLL回路250の出力
端子2に供給されるとともに、遅延回路31を介して位
相比較器13の入力端子Vに供給されるので、入力バッ
ファ11からの出力51の位相と、遅延回路31からの
出力67の位相とが一致するとPLL部200はロック
し、ローパスフィルタ15の出力端子Yから出力される
電圧55は一定に保たれる。つまり、遅延回路31から
出力される信号67の位相が、入力バッファ11から出
力される信号51の位相よりも遅れている場合、VCO
16は、信号51の位相が信号67の位相に追いつくよ
う出力周波数を上昇させ、逆に遅延回路31から出力さ
れる信号67の位相が、入力バッファ11から出力され
る信号51の位相よりも進んでいる場合には、信号67
の位相が信号51の位相に追いつくよう出力周波数を低
下させるので、結果的に信号51の位相と信号67の位
相は一致することになる。したがって、予め遅延回路3
1の遅延時間を入力バッファ11の遅延時間と一致する
よう設定しておけば、入力端子1に供給されるクロック
信号の位相と、出力端子2から出力される信号の位相と
が一致するので、入力バッファ11の遅延はPLL部2
00によって相殺され、見かけ上、入力バッファ11に
よる遅延はゼロとなる。
【0021】これに対し、外部クロック信号の供給が停
止した場合、信号変化検知回路17はこれを検出してそ
の出力信号57をローレベルに保持する。すなわち、カ
ウンタ20のリセット入力端子Rにはリセット信号が供
給されなくなる。一方、VCO16は、たとえ入力端子
Yに供給される入力電圧がゼロであっても自走(フリー
ランニング)により出力端子Zに一定の発振信号を供給
し続けるので、カウンタ20のカウント入力端子Cには
カウント信号が供給され続けることになる。このように
してカウンタ20によるカウントが進み、これが設定数
を越えると反転出力端子反転Qはハイレベルからローレ
ベルに変化する。これにより、VCO16の制御入力端
子CTLにはローレベルが供給されることになるので、
VCO16は、入力端子Yに供給される入力電圧にかか
わらず発振を停止し、その出力端子Zをローレベルに保
持する。この状態は、外部クロック信号の供給が停止し
ている間ずっと続く。
【0022】その後、再び外部クロック信号が入力バッ
ファ11に供給されると、信号変化検知回路17はこれ
を検出して直ちにカウンタ20をリセットするので、V
CO16の制御入力端子CTLにはハイレベルの信号が
すぐに供給される。これに応答して、VCO16は、入
力端子Yに供給される入力電圧に応じた発振を再開する
ので、出力端子2には内部クロック信号が再びを供給さ
れることになる。
【0023】このように、本実施例によれば、外部から
クロック信号が供給されている間は通常どおりに動作
し、かかる外部クロックの供給が停止してから一定時間
が経過すると、VCO16の発振が自動的に停止させら
れるので、VCO16を制御するための専用の端子を特
別に設けることなく、外部からクロック信号が供給され
ていない期間における消費電力を低減することができ
る。しかも、本実施例では、外部クロックの供給停止後
すぐにVCO16の発振を停止させることなく、一定時
間外部クロックの供給が停止し続けていることを確認し
て初めてVCO16の発振を停止させているので、なん
らかの異常により瞬間的に外部クロックが停止した場合
のような、VCO16の発振を停止させるべきでない場
合に誤ってこれを停止させることがない。また、外部ク
ロックの供給が停止したと判断されるべき停止時間は、
クロック20の設定数により自由に設定することができ
る。
【0024】したがって、本実施例によるPLL回路を
シンクロナスメモリのクロック入力部に用いれば、アク
セスされていない期間、すなわちクロック信号が供給さ
れていないスタンバイ期間におけるシンクロナスメモリ
の消費電力を低減することができる。
【0025】次に、本発明の第2の実施例について説明
する。
【0026】本実施例によるPLL回路は、PLL部が
ロックしていないことを検出する検出手段と、該検出手
段によりPLL部がロックしていないことが検出される
と、該PLL部により生成されたクロック信号に同期し
たデータの出力を禁止するとともに、該PLL部がロッ
クして所定時間が経過し、動作が安定したことを確認す
ると該データの出力を許可する手段とを用いて、PLL
部から出力される内部クロックが安定していない期間に
おけるデータの出力を自動的に禁止するものであり、そ
の全体図を図9に示す。図9には、本実施例によるPL
L回路及びクロック入力部に該PLL回路が使用される
シンクロナスメモリが示されており、図1に示したPL
L回路あるいは図11に示したPLL回路と同一の部分
については同一の符号が付されている。
【0027】図のように、本実施例によるPLL回路2
60は、本来のPLL回路としての部分(PLL部)1
2の他に位相ずれ検知回路22を備えており、かかる位
相ずれ検知回路22は、遅延回路23及び24、論理積
回路25及び26、論理和回路27、カウンタ28及び
RSフリップフロップ29から構成されている。また、
PLL部12は、従来例として図11に示したものと同
一のものである。すなわち、位相比較器13、チャージ
ポンプ回路14、ローパスフィルタ15及びVCO20
1から構成されており、これらのうち位相比較器13、
チャージポンプ回路14及びローパスフィルタ15につ
いては第1の実施例においてその具体的な回路構成を説
明したので説明を省略するが、VCO201は、第1の
実施例で示したVCO16のように、制御信号により発
振を停止させることのできるものでなくても良い。この
ようなVCO201の具体的な回路構成を図10に示
す。
【0028】また、図9に示すとおり、位相ずれ検知回
路22は、位相比較器13の出力端子U及びDからの信
号と出力端子2からの出力信号を受けて制御信号65を
生成する回路であり、位相比較器13の出力端子Uから
の信号は、論理積回路25の一方の入力に直接供給され
る他、遅延回路23を介して該論理積回路25の他方の
入力に供給され、位相比較器13の出力端子Dからの信
号は、論理積回路26の一方の入力に直接供給される
他、遅延回路24を介して該論理積回路26の他方の入
力に供給されている。これら論理積回路25及び26の
出力は論理和回路27に入力され、該論理和回路27の
出力はカウンタ28のリセット入力端子R及びRSフリ
ップフロップ29のセット入力端子Sに入力される。カ
ウンタ28は、第1の実施例で用いられたカウンタ20
と同様、カウント入力端子Cに入力されるカウント信号
を設定数だけカウントすると出力端子Qからハイレベル
の信号を出力するカウンタであり、カウンタ20と同様
に、図7若しくは図8に示された回路が用いられる。ま
た、遅延回路23及び24も、図5に示された回路が用
いられる。
【0029】一方、32はシンクロナスメモリであり、
このシンクロナスメモリ32からの出力信号4は、3ス
テートバッファ21を介してデータ出力端子5から外部
に出力される。3ステートバッファ21への活性化信号
66は、論理積回路30によって与えられ、該論理積回
路30には、シンクロナスメモリ32からの制御信号3
及びRSフリップフロップ29からの反転出力信号65
が入力されている。制御信号3は、シンクロナスメモリ
32が外部にデータを出力するときに発生する出力イネ
ーブル信号である。なお、シンクロナスメモリ32は、
メモリセルアレイやアドレスデコーダ等の他、アドレス
入力端子、データ入力端子等の各端子を備えているので
あるが、これらは本発明の特徴と直接関係しないので図
示を省略し、且つこれらの説明を省略する。
【0030】次に、本実施例によるPLL回路260の
動作を説明する。まず、通常の状態、つまりPLL部1
2がロックしている場合から説明する。かかる場合にお
いては、位相比較器13の入力端子Vに入力される信号
の位相と、入力端子Rに入力される信号の位相とが一致
しているので、出力端子U及びDからはパルスは出力さ
れず、これら出力端子からの出力はローレベルを保ち続
けるので、論理積回路25及び26はともにローレベル
を出力する。これにより、論理和回路27の出力63も
ローレベルとなるので、カウンタ28はリセットされる
ことなく出力端子2から出力される内部クロックをカウ
ントし続ける。上述のとおり、カウンタ28は設定数を
カウントすると、その出力端子Qからハイレベルを出力
するので、これによって、RSフリップフロップ29は
リセットされ、その反転出力端子Qから出力される制御
信号65はハイレベルとなる。したがって、PLL回路
260の出力端子2により供給される内部クロック信号
に同期して、シンクロナスメモリ32が外部にデータを
出力するために出力イネーブル信号3をハイレベルにす
ると、これに応答して3ステートバッファ21は活性化
され、出力信号4はデータ出力端子5に伝えられる。以
上の動作により、PLL部12がロックしている状態に
おいては、シンクロナスメモリ32からの出力データは
正常にデータ出力端子5に伝えられる。なお、カウンタ
28として図7若しくは図8に示された回路を用いる
と、設定数(例えば16)をさらに越えてカウントを続
け、カウント値がこの設定数の2倍に達したとき(3
2)にこのカウンタの出力端子Qから出力される出力信
号はローレベルに戻ってしまうが、RSフリップフロッ
プ29のセット入力端子Sにセット信号が入力されない
限り、RSフリップフロップ29の反転出力端子反転Q
からの出力はハイレベルを保持し続けるので、カウンタ
28が出力端子2から出力される内部クロックをカウン
トし続けても、シンクロナスメモリ32からの出力デー
タが正常にデータ出力端子5に伝えられることに変わり
はない。
【0031】続いて、PLL部12がロックしていない
場合ついて説明する。PLL部12がロックしていない
場合、すなわち位相比較器13の出力端子UあるいはD
からパルスが出力されており、そのためにVCO201
に入力される電圧が変動している場合においては、論理
積回路25及び26の入力端子には、それぞれ位相比較
器13の出力端子Uから出力されるパルス信号52及び
出力端子Dから出力されるパルス信号53と、それぞれ
これらの遅延信号が入力されることになる。図14及び
図15は、かかる場合における論理積回路25、26の
入出力波形を示したものであり、このうち図14には、
出力端子U及びDから出力されるパルスの幅が遅延回路
23若しくは24の遅延量よりも短い場合が示されてお
り、図15には、かかるパルスの幅が遅延回路23若し
くは24の遅延量よりも長い場合が示されている。図1
4から分かるとおり、出力端子U及びDからパルス信号
が出力されていても、このパルス幅が遅延回路23若し
くは24の遅延量よりも短い場合には、論理積回路25
及び26の出力はローレベルに保持されるので、PLL
回路260は、前述のようにロックしている場合と同一
の動作を行い、したがってシンクロナスメモリ32から
の出力データは正常にデータ出力端子5に伝えられる。
つまり、内部クロックと外部クロックとの間に、実際に
影響がない程度の僅かなずれが生じただけの場合には通
常どおりの動作を行う。
【0032】しかしながら、出力端子U及びDから出力
されるパルス信号のパルス幅が、遅延回路23若しくは
24の遅延量を越えるほど内部クロックと外部クロック
とがずれている場合においては、図15に示すように、
論理積回路25若しくは26からはパルス信号が得ら
れ、これによってRSフリップフロップ29がセットさ
れるとともに、カウンタ28はリセットされることにな
る。RSフリップフロップ29がセットされると、その
反転出力端子反転Qからの出力はローレベルに変化する
ので、論理積回路30は出力イネーブル信号3の論理レ
ベルにかかわらずローレベルを出力し、したがって3ス
テートバッファ21は非活性状態となる。これにより、
シンクロナスメモリ32からのデータの出力は禁止され
る。かかる状態は、論理和回路27から次々とパルスが
出力され、カウンタ28がリセットされ続けることによ
りカウント値が設定値まで達しない間続くが、内部クロ
ックと外部クロックとのずれが小さくなって論理和回路
27の出力がローレベルに安定し、カウンタ28のカウ
ント値が設定値に達すると、RSフリップフロップ29
は再びリセットされ、上述のような通常動作に復帰する
ことになる。
【0033】このように、本実施例によれば、PLL部
12がロックしている間や、内部クロックと外部クロッ
クとのずれが僅かである間は通常どおり、内部クロック
に同期して生成されるデータの出力を許可し、内部クロ
ックと外部クロックとのずれがある一定量よりも大きく
なると、直ちにデータの出力を禁止するとともに、内部
クロックと外部クロックとのずれが小さくなってもすぐ
にデータの出力を許可することなく、一定時間、このよ
うな小さいずれを維持していることを確認して初めてデ
ータの出力を許可しているので、内部クロックと外部ク
ロックがずれている期間におけるデータの出力を防止す
ることができるほか、外部クロックが一時的に不安定と
なり、内部クロックと外部クロックとのずれの量が頻繁
に変化する場合があっても、データ出力の禁止と許可を
頻繁に繰り返すことなく、確実に内部クロックが安定し
た期間だけデータが出力されることになる。また、クロ
ック28の設定により、内部クロックと外部クロックと
のずれが小さくなりこれが安定したと判断する期間を自
由に設定することができ、またデータの出力を禁止する
に値するずれ量も、遅延回路23及び24の遅延量を設
定することで自由に設定することができる。
【0034】また、本実施例においては、内部クロック
と外部クロックとの間に一定のずれがあることを検出す
るとシンクロナスメモリからのデータの出力を禁止して
いたが、これとともに、あるいはこれに代わって、シン
クロナスメモリへのデータの入力を禁止することもでき
る。これによれば、内部クロックと外部クロックがずれ
ている期間における、外部からのコマンド入力が禁止さ
れるので、かかるずれに起因して、シンクロナスメモリ
の内部で誤った処理を行うことがなくなる。
【0035】さらに、本実施例においては、内部クロッ
クと外部クロックとの間に一定のずれがあることを検出
するとシンクロナスメモリからのデータの出力を禁止し
ていたが、これに代わって、シンクロナスメモリへの内
部クロックの供給を停止する構成としても良い。すなわ
ち、図9を用いて説明すれば、出力端子2とシンクロナ
スメモリ32との間に3ステートバッファを設け、かか
る3ステートバッファを制御信号65によって制御する
ことにより、RSフリップフロップ29がリセットされ
ているときにはシンクロナスメモリ32に内部クロック
を供給し、セットされているときには供給を停止するこ
とができ、このようにすれば、内部クロックと外部クロ
ックがずれている期間においてはシンクロナスメモリ3
2自体の動作が停止させることができる。
【0036】さらに、本実施例と第1の実施例とを組み
合わせれば、スタンバイ時における消費電力が小さく、
且つ内部クロックと外部クロックがずれている期間にお
けるデータの出力を禁止するPLL回路を得ることがで
きる。
【0037】以上、第1及び第2の実施例によるPLL
回路は、シンクロナスメモリに用いた場合のみを示した
が、本発明がこれに限定されることなく、PLL回路が
使用される様々な回路に適用できることは勿論である。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、VCO
を制御するための専用の端子を特別に設けることなく、
外部からクロック信号が供給されていない期間における
消費電力が低減され、また内部クロックと外部クロック
とのずれがある一定量よりも大きくなると直ちにデータ
の出力を禁止するとともに、内部クロックと外部クロッ
クとのずれが小さくなってもすぐにデータの出力を許可
することなく、一定時間このような小さいずれを維持し
ていることを確認した後にデータの出力を許可するPL
L回路が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるPLL回路を示す
回路図である。
【図2】図1に示した位相比較器13の具体的な回路構
成を示す図である。
【図3】図1に示したチャージポンプ回路14の具体的
な回路構成を示す図である。
【図4】図1に示したローパスフィルタ15の具体的な
回路構成を示す図である。
【図5】図1に示した遅延回路18及び31の具体的な
回路構成を示す図である。
【図6】図1に示したVCO16の具体的な回路構成を
示す図である。
【図7】図1に示したカウンタ20の具体的な回路構成
の一例を示す図である。
【図8】図1に示したカウンタ20の具体的な回路構成
の他の例を示す図である。
【図9】本発明の第2の実施例によるPLL回路を示す
回路図である。
【図10】図9に示したVCO201の具体的な回路構
成を示す図である。
【図11】従来のPLL回路を示す回路図である。
【図12】図7に示したカウンタの動作を説明する波形
図である。
【図13】図8に示したカウンタの動作を説明する波形
図である。
【図14】図9に示した論理積回路25若しくは26の
入出力波形を示す図である。
【図15】図9に示した論理積回路25若しくは26の
入出力波形を示す図である。
【符号の説明】
1 入力端子 2 出力端子 3 出力イネーブル信号 4 出力データ 5 データ出力端子 11 入力バッファ 12及び200 PLL部 13 位相比較器 14 チャージポンプ回路 15 ローパスフィルタ 16及び201 VCO 17 信号変検知回路 18,23,24及び31 遅延回路 19 排他的論理和回路 20及び28 カウンタ 21 3ステートバッファ 22 位相ずれ検知回路 25,26及び30 論理積回路 27 論理和回路 29 RSフリップフロップ 32 シンクロナスメモリ 250及び260 PLL回路

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 供給される電圧に応じて発振し、発振信
    号を発生する電圧制御発振器と、入力端子に供給される
    入力信号の位相と前記発振信号の位相とを比較し、比較
    結果に応じた電圧を前記電圧制御発振器に供給する発振
    制御手段と、前記入力信号のレベルの変化を検出すると
    検出信号を発生する信号変化検知回路と、前記検出信号
    が所定時間発生していないことに応答して前記電圧制御
    発振器の発振を停止させる停止手段とを備えるPLL回
    路。
  2. 【請求項2】 前記停止手段は、前記発振信号を計数し
    前記検出信号によりリセットされるカウンタであり、所
    定数を計数することにより前記電圧制御発振器の発振を
    停止させるものであることを特徴とする請求項1記載の
    PLL回路。
  3. 【請求項3】 前記信号変化検知回路は、前記入力信号
    を遅延する遅延回路と、前記遅延回路の出力及び前記入
    力信号が入力される排他的論理和回路とを含むことを特
    徴とする請求項1または2記載のPLL回路。
  4. 【請求項4】 入力パルスに同期した出力パルスを発生
    するPLL部と、前記PLL部がロックしているか否か
    を検出する検出部と、前記検出部により前記PLL部が
    ロックしていないことが検出されるとフラグをセット
    し、前記検出部により前記PLL部がロックしているこ
    とが検出されて所定時間経過するとフラグをリセットす
    る制御部とを備えるPLL回路。
  5. 【請求項5】 第1及び第2の端子と、前記第1の端子
    に供給される第1のクロック信号の位相と前記第2の端
    子に供給される第2のクロック信号の位相とを比較し、
    これら位相がずれていれば、ずれ量に応じた幅のパルス
    を発生する位相比較器と、前記パルス幅に基づき前記第
    2の端子に前記第2のクロック信号を供給する電圧制御
    発振器と、前記第2のクロック信号を計数し前記パルス
    の発生に応答してリセットされるカウンタと、前記パル
    スの発生に応答してセットされ、前記カウンタが所定数
    を計数することによりリセットされるフリップフロップ
    とを備え、前記フリップフロップがセットされている場
    合には、前記第2のクロック信号に同期して動作を行う
    回路からのデータの出力を禁止することを特徴とするP
    LL回路。
  6. 【請求項6】 前記パルス幅が所定の幅以上であること
    を検出すると検出信号を発生する検出器をさらに備え、
    前記カウンタは前記検出信号に応答してリセットされ、
    前記フリップフロップは前記検出信号に応答してセット
    されることを特徴とする請求項5記載のPLL回路。
  7. 【請求項7】 前記回路はシンクロナスメモリであるこ
    とを特徴とする請求項6または7記載のPLL回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005269456A (ja) * 2004-03-19 2005-09-29 Nec Electronics Corp 位相同期回路のジッタ検出回路
US7656206B2 (en) 2005-04-28 2010-02-02 Thine Electronics, Inc. Phase-locked loop circuit

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JPH06187063A (ja) * 1992-12-18 1994-07-08 Kawasaki Steel Corp 半導体装置

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