JPH08249814A - 多チャンネルオーディオ記録再生装置 - Google Patents

多チャンネルオーディオ記録再生装置

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JPH08249814A
JPH08249814A JP5243095A JP5243095A JPH08249814A JP H08249814 A JPH08249814 A JP H08249814A JP 5243095 A JP5243095 A JP 5243095A JP 5243095 A JP5243095 A JP 5243095A JP H08249814 A JPH08249814 A JP H08249814A
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audio
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JP5243095A
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Hiroshi Nakano
宏 中野
Masahito Mori
正仁 森
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 例えばクロスフェード編集やダビング等で生
じるオーディオ信号の品質劣化を防止できる多チャンネ
ルオーディオ記録再生装置の提供を目的とする。 【構成】 記録再生部1により再生された複数のチャン
ネルの圧縮されたオーディオデータの出力S/Nを最小
とするように逆量子化して伸張処理を施すデータ伸張回
路23と、複数のチャンネルの圧縮されたオーディオデ
ータに対するスケール・ファクタを保存するように伸張
処理が施されるデータ伸張回路24と、再生時にデータ
伸張回路23からの出力を選択し、編集記録時に同一の
記録領域に記録された複数のデータの中で記録の指定が
なされない圧縮データに対してデータ伸張回路24から
の出力を選択する選択スイッチSWとを有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮されたデータを含
む複数のチャンネルのデータを同一トラックに記録し、
また、この同一トラックからデータを再生する多チャン
ネルオーディオ記録再生装置に関し、特に、編集記録に
用いて好適なものである。
【0002】
【従来の技術】アナログのビデオ信号及びオーディオ信
号を記録再生するVTRは、放送業務用の必要性から、
最も早い段階から多くの機器が利用されてきている。最
近では、ディジタル技術の進歩等からアナログ方式のV
TRに代わるディジタル方式によるVTRの要望が高ま
り、実用性、経済性に優れたディジタルVTRが導入さ
れてきている。
【0003】このディジタルVTRにおいては、ディジ
タルオーディオ信号や従来のアナログVTRで記録され
たアナログオーディオ信号などの複数形式のオーディオ
信号を外部から供給したいという放送業界における要望
がある。この場合にオーディオ信号は多チャンネルで記
録再生するディジタルVTRが主流になっている。
【0004】この多チャンネルオーディオ記録再生装置
としての一例を図6に示す。
【0005】多チャンネルオーディオ記録再生装置は、
磁気テープへの情報の記録や磁気テープから情報を再生
する記録再生部200と、入力オーディオ信号や再生さ
れたオーディオ信号に信号処理を施す信号処理部100
とを有している。
【0006】記録再生部200は、記録側と再生側とで
構成されている。記録再生部200の再生側には、磁気
テープ210から情報を再生するアドバンス再生ヘッド
201と、このアドバンス再生ヘッド201からの出力
信号を増幅する再生アンプ202と、再生アンプ202
からの出力信号にデコード処理を施すデコーダ203
と、記録された信号の確認に用いる再生ヘッドとしての
コンヒ再生ヘッド204と、この信号をアンプしデコー
ド処理するためにそれぞれ再生アンプ205、デコーダ
206とを有している。
【0007】また、記録再生部200の記録側には、磁
気テープ210に記録する情報を符号化するエンコーダ
207と、エンコーダ207からの出力信号を増幅する
記録アンプ208と、記録アンプ208からの出力信号
を情報として磁気テープ210に記録する記録ヘッド2
09とを有している。
【0008】信号処理部100は、外部から供給される
複数のチャンネルのオーディオ信号をそれぞれ受信する
受信素子101、102と、記録再生部200から供給
される再生信号を各チャンネルに分けるチャンネル分割
器103、104と、チャンネル分割器103、104
から出力されるデータにそれぞれ伸張処理を施すデータ
伸張回路105、106と、受信素子101及びチャン
ネル分割器103、104から供給される信号にオーデ
ィオ信号処理をメインチャンネルとして施すオーディオ
処理回路107と、受信素子102及びデータ伸張回路
105、106から供給される信号にオーディオ信号処
理をサブチャンネルとして施すオーディオ処理回路10
8と、このオーディオ処理回路108からの出力に圧縮
処理を施すデータ圧縮回路109と、オーディオ処理回
路107とデータ圧縮回路109とからの出力信号を混
合するチャンネルミックス回路110と、このオーディ
オ処理回路107、108からの出力をそれぞれ外部に
送信する送信素子111、112とを有している。
【0009】アドバンス再生ヘッド201は、バイモル
フ板により回転ドラムに取り付けられ、磁気テープ21
0のトラックに対して上下方向に移動してダイナミック
なトラッキング調整を行うことができる再生ヘッドであ
る。
【0010】多チャンネルオーディオ記録再生装置は、
2つの再生ヘッドをモードに応じて使い分けている。す
なわち多チャンネルオーディオ記録再生装置は、通常の
再生モードで、このアドバンス再生ヘッド201を用い
て再生し、記録・インサートモードでは、プリリードと
してアドバンス再生ヘッド201を消去される前の信号
再生に用い、コンヒ再生ヘッド204を記録後の確認再
生に用いている。
【0011】このようにしてアドバンス再生ヘッド20
1あるいはコンヒ再生ヘッド204で再生された信号
が、再生アンプ201、デコーダ203を介してあるい
は再生アンプ205、デコーダ206を介してそれぞれ
信号処理部100のチャンネル分割器103、104に
供給される。
【0012】チャンネル分割器103は、供給されたチ
ャンネル1から4の内、チャンネル1、2とチャンネル
3、4とに分けてそれぞれオーディオ処理回路107と
データ伸張回路105とに出力する。チャンネル分割器
104も、供給されたチャンネル1から4の内、チャン
ネル1、2とチャンネル3、4とに分けてそれぞれオー
ディオ処理回路107とデータ伸張回路106とに出力
する。
【0013】また、信号処理部100の受信素子10
1、102には、それぞれ外部からメイン2チャンネル
のオーディオ入力信号としてのオーディオデータと、サ
ブ2チャンネルのオーディオ入力信号としてのオーディ
オデータが供給される。受信素子101、102は、そ
れぞれ供給されたオーディオデータを図7(A)に示す
ように、16ビットの内部ディジタルフォーマットに従
うデータ列に変換してオーディオ処理回路107、10
8に出力する。
【0014】オーディオ処理回路107は、メインチャ
ンネルの出力信号に信号処理を施してチャンネルミック
ス回路110に出力する。また、オーディオ処理回路1
08は、サブチャンネルの出力信号に信号処理を施して
データ圧縮回路109に出力する。
【0015】ここで、データ圧縮回路109は、例えば
図7(B)に示すように、4ビットの内部ディジタルフ
ォーマットに従うデータ列にデータ圧縮してチャンネル
ミックス回路110に供給する。このチャンネルミック
ス回路110には、オーディオ処理回路107からメイ
ンチャンネルのオーディオ信号も供給されている。
【0016】これにより、チャンネルミックス回路11
0は、供給されたオーディオデータを例えば図7(C)
に示すように20ビットの内部ディジタルフォーマット
に従うデータ列にしてエンコーダ207に出力する。こ
のデータのミックスにより、チャンネル1、3が同一の
組をなすセクタを形成し、また、チャンネル2、4が1
セクタとなる。エンコーダ207は、この20ビットの
データを符号化して記録アンプ208に供給する。記録
ヘッド209は、この記録アンプ208から供給される
オーディオデータを磁気テープ210に記録している。
【0017】また、信号処理部100は、外部に再生信
号を出力する場合、チャンネルあたり20ビットのデー
タフォーマットで記録されていた同一セクタのチャンネ
ル1、3とチャンネル2、4を16ビットと4ビットの
データ列に分け、4ビットのデータ列に対してデータ伸
張を行っている。
【0018】メインチャンネルのオーディオ処理回路1
07は、例えばチャンネル1、2を送信素子111に供
給している。サブチャンネルのオーディオ処理回路10
8は、例えばチャンネル3、4を送信素子112に供給
している。このように送信素子111、112には、メ
インチャンネルのオーディオ処理回路107とサブチャ
ンネルのオーディオ処理回路108とでそれぞれゲイン
調整された信号が出力される。
【0019】記録時に同時に行われるコンヒ再生も、コ
ンヒ再生ヘッド204で再生されたオーディオ信号が同
様の手順で再生され送信素子111、112を介して外
部に出力される。
【0020】また、クロスフェード編集時には、アドバ
ンス再生ヘッド201で再生された同一セクタのチャン
ネル1と3、チャンネル2と4のオーディオ信号が、再
生アンプ202、デコーダ203を経てチャンネル分割
器103に供給され、同一セクタ内のチャンネルが分割
される。
【0021】オーディオ処理回路107には、この内の
再生されたチャンネル1、2のオーディオ信号が供給さ
れ、一方、外部からの新たなオーディオ入力信号が受信
素子101を介して供給される。オーディオ処理回路1
07は、これら供給されるオーディオ信号との間でクロ
スフェード編集処理を行ってチャンネルミックス回路1
10に出力する。
【0022】また、再生された4ビットの圧縮データか
らなるオーディオ信号が、チャンネル3、4にチャンネ
ル分割器103で分割されてデータ伸張回路105、1
06にそれぞれ供給される。データ伸張回路105、1
06は、16ビットの内部ディジタルフォーマットに対
応するデータ列に変換してオーディオ処理回路108に
供給する。オーディオ処理回路108には、外部からの
新たなオーディオ入力信号も受信素子102を介して供
給されている。オーディオ処理回路108は、これら供
給されるオーディオ信号との間でクロスフェード編集処
理を行ってデータ圧縮回路109に出力する。
【0023】データ圧縮回路109は、クロスフェード
編集されたオーディオ信号を4ビットのデータに圧縮し
てチャンネルミックス回路110に出力する。
【0024】チャンネルミックス回路110では、非圧
縮データであるチャンネル1と4ビットに圧縮されたチ
ャンネル3のオーディオ信号を同一セクタとして磁気テ
ープ210に書き込むためのデータ列が生成され、非圧
縮データであるチャンネル2と4ビットに圧縮されたチ
ャンネル4のオーディオ信号も他の同一セクタとして磁
気テープ210に書き込むデータ列が生成されてエンコ
ーダ207に供給されている。
【0025】これらのデータ列がエンコーダ207、記
録アンプ208、記録ヘッド209を介して磁気テープ
210にセクタ毎に記録される(図8を参照)。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】ところで、例えばチャ
ンネル1のオーディオ信号単独のクロスフェード編集時
に、チャンネル1のオーディオ信号については、クロス
フェード編集によって新たに供給されたデータ列が記録
されることになるが、チャンネル3のオーディオ信号
は、磁気テープ210に既に記録されていたのと全く同
じデータが再度記録される。
【0027】このようなクロスフェード編集において、
何等変更を受けないこのサブチャンネル側のデータが、
クロスフェード編集の度にデータ伸張回路105、10
6及びデータ圧縮回路109を通過することになる。こ
のような状況は、データのダビングにおいても、チャン
ネル3、4のオーディオ信号のデータに伸張処理及び圧
縮処理が行われている。
【0028】ところが、多チャンネルオーディオ記録再
生装置では、クロスフェード編集やデータのダビング処
理等を行うと、そのまま用いれば良いチャンネル3と4
のオーディオ信号に対して伸張処理及び圧縮処理を施す
ことによってチャンネル3、4のオーディオ信号に品質
の劣化が生じてしまうことがある。
【0029】この原因は、再生したオーディオ信号のデ
ータを伸張処理(復号化)し、再び圧縮処理(符号化)
を施した際に、例えば高速フーリエ変換の結果を用いて
ビット割当を行う場合、今回の符号化した際の割当ビッ
ト数が、前回の符号化した際の割当ビット数と一致しな
いことが生じると、量子化誤差が生じてしまうことに起
因している。
【0030】一般に、ディジタルデータをダビングして
も、そのままそっくりディジタルデータがコピーされる
ので信号の劣化は起こらない考えられるが、上述したよ
うな理由によって伸張処理、圧縮処理を繰り返すことに
より、オーディオ信号の音質に劣化が生じてしまう虞れ
がある。
【0031】そこで、本発明は、上述したような実情に
鑑みてなされたものであり、例えばクロスフェード編集
やダビング等に伴って生じるオーディオ信号の品質劣化
を防止できる多チャンネルオーディオ記録再生装置の提
供を目的とする。
【0032】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多チャンネ
ルオーディオ記録再生装置は、上述した課題を解決する
ために、記録再生手段により再生された複数のチャンネ
ルの圧縮されたオーディオデータの出力S/Nを最小と
するように逆量子化して伸張処理を施す第1のデータ伸
張回路と、複数のチャンネルの圧縮されたオーディオデ
ータに対するスケール・ファクタを保存するように伸張
処理が施される第2のデータ伸張回路と、再生時に第1
のデータ伸張回路からの出力を選択し、編集記録時に同
一の記録領域に記録された複数のデータの中で記録の指
定がなされない圧縮データに対して第2のデータ伸張回
路からの出力を選択する信号選択部とを有することを特
徴としている。
【0033】
【作用】本発明に係る多チャンネルオーディオ記録再生
装置では、第1及び第2のデータ伸張回路後に挿入配設
した信号選択部で再生時に第1のデータ伸張回路からの
出力を選択し、編集記録時に同一の記録領域に記録され
た複数のデータの中で記録の指定がなされない圧縮デー
タに対して第2のデータ伸張回路からの出力を選択する
ことにより、記録の指定がなされない圧縮データに対し
てスケールファクタを保存するように伸張処理が施され
た値をこのスケール・ファクタに基づく圧縮処理で圧縮
して記録するので、従来の編集時、例えばチャンネル1
単独のクロスフェード編集等を行う際にチャンネル3の
オーディオ信号がデータ伸張回路及びデータ圧縮回路を
通過することにより生じていたオーディオ信号の劣化が
防止される。
【0034】
【実施例】以下、本発明に係る多チャンネルオーディオ
記録再生装置の好ましい一実施例について、図面を参照
しながら説明する。
【0035】この実施例は、本発明の多チャンネルオー
ディオ記録再生装置をディジタルVTRに適用した一例
について説明する。
【0036】ここで説明するディジタルVTRは、圧縮
されたオーディオ信号を含む複数のオーディオ信号を記
録再生手段により同一の記録領域に記録し、複数のチャ
ンネルのオーディオ信号を再生する装置であって、高性
能なディジタル記録再生を可能にし、例えば放送業務用
及びENG(エリクトリック ニュース キ゛ャサ゛リンク゛)等における総合
的なディジタル化を行わせるものである。
【0037】このディジタルVTRは、多チャンネルオ
ーディオ信号やビデオ信号を記録し再生する記録再生部
1と、記録再生部1からの再生信号に再生信号処理とし
て例えばデータの伸張処理等を施したり、外部から新た
に供給される記録用の信号や信号処理された再生信号に
記録信号処理として例えばデータの圧縮処理、信号のミ
ックス処理等を施す信号処理部2とを有している。
【0038】このディジタルVTRは、例えば磁気テー
プから通常再生により読み出してオーディオ信号を出力
するモードと、外部から供給される新たな入力オーディ
オ信号を磁気テープに記録するモードと、この記録と同
時に磁気テープへの記録状況の確認を行うコンフィギュ
レーション再生(以下、単にコンヒ再生という)モード
と、外部からの入力オーディオ信号と再生したオーディ
オ信号とをクロスフェードさせるクロスフェード編集モ
ードの中で、特に、ある単独のチャンネルだけのクロス
フェード編集モードと、再生信号を他の装置にコピーす
るダビングモード等、複数のモードを有している。
【0039】これら複数のモードに対応した動作を行わ
せるために、ディジタルVTRの記録再生部1は、例え
ば図1に示すように、再生側として磁気テープ10から
信号を通常再生するアドバンス再生ヘッド11、アドバ
ンス再生ヘッド11からの出力を増幅する再生アンプ1
2と、増幅した再生信号を復号するデコーダ13と、記
録信号をすぐ再生して確認するためのコンヒ再生ヘッド
14と、コンヒ再生ヘッド14からの出力を増幅する再
生アンプ15と、増幅した再生信号を復号するデコーダ
16とを有している。
【0040】また、記録再生部1は、記録側として後段
で詳述する信号処理部1から供給されるデータを符号化
するエンコーダ17と、エンコーダ17からの出力を増
幅する記録アンプ18と、この記録アンプ18からの出
力を磁気テープ10に記録する記録ヘッド19とを有し
ている。
【0041】ディジタルVTRの信号処理部2は、外部
からの新たな入力オーディオ信号を受信する受信素子2
0a、20bと、記録再生部1のデコーダ13からの出
力をチャンネル毎に分割するチャンネル分割器21と、
記録再生部1のデコーダ16からのコンヒ再生時の出力
をチャンネル毎に分割するチャンネル分割器22と、チ
ャンネル分割器21から供給される信号にデータ伸張処
理を施す第1のデータ伸張手段としてのデータ伸張処理
器23と、チャンネル分割器21から供給される信号に
データ伸張処理を施す第2のデータ伸張手段としてのデ
ータ伸張処理回路24と、チャンネル分割器22から供
給される信号にデータ伸張処理を施すデータ伸張処理回
路25と、データ伸張処理回路23、24からの出力を
選択する選択スイッチSWと、メインチャンネルとして
チャンネル1、2のオーディオ信号に対して信号処理を
施すオーディオ信号処理回路26と、サブチャンネルと
してチャンネル3、4のオーディオ信号に対して信号処
理を施すオーディオ信号処理回路27と、オーディオ信
号処理回路27からの出力に圧縮処理を施すデータ圧縮
回路28と、オーディオ信号処理回路26とデータ圧縮
回路28とからの出力を基にチャンネル1、3とチャン
ネル2、4をそれぞれ同一のセクタとして扱うようにチ
ャンネルをミックスするチャンネルミックス回路29
と、オーディオ信号処理回路26、27からの圧縮され
ていない再生信号を送信する送信素子30a、30bと
を有している。
【0042】記録再生部1のアドバンス再生ヘッド11
は、例えばバイモルフ板により回転ドラムに取り付けら
れ、上下方向に移動可能なダイナミックトラッキングヘ
ッドとして用いる。このアドバンス再生ヘッド11及び
コンヒ再生ヘッド14は、どちらも再生において使用さ
れる。
【0043】アドバンス再生ヘッド11は、通常の再生
モードの他に、記録・インサートモードでは、プリリー
ドとしてイレースされる前の信号を再生するように用い
られる。
【0044】また、コンヒ再生ヘッド14は、磁気テー
プ10への信号記録後、すぐに記録を再生するいわゆる
確認モードで用いられる。このため、アドバンス再生ヘ
ッド11及びコンヒ再生ヘッド14は、それぞれ記録ヘ
ッド19の前と後をトレースするように、回転ドラム上
の取付高さが調整可能にされている。
【0045】記録再生部1は、再生側で再生した信号を
再生アンプ12、15でそれぞれ増幅し、デコーダ1
3、16で増幅された再生信号をデコード処理してそれ
ぞれ信号処理部2のチャンネル分割器21、22に供給
している。
【0046】信号処理部2では、外部からの新たな入力
オーディオ信号を受信素子20a、20bでそれぞれ受
信している。受信素子20aに供給される入力オーディ
オ信号は、メイン2チャンネルに対する新たなチャンネ
ル1、2のオーディオ信号である。また、受信素子20
bに供給される入力オーディオ信号は、サブ2チャンネ
ルに対する新たなチャンネル3、4のオーディオ信号で
ある。
【0047】受信素子20a、20bでは、入力オーデ
ィオ信号を例えば内部ディジタルフォーマットに基づい
て16ビットのデータ列に変換してオーディオ信号処理
回路26、27に供給している。
【0048】オーディオ信号処理回路26、27は、供
給されたこの16ビットのデータ列を加算器26a、2
7aの一端側にそれぞれ入力する。
【0049】ところで、チャンネル分割器21には、記
録再生部1からチャンネル1、3を同一セクタとして記
録されていた20ビットのデータ列が供給される。チャ
ンネル分割器21は、この20ビットのデータ列を圧縮
されていない16ビットの再生チャンネル1と圧縮され
た4ビットの再生チャンネル3とに分割する。同様にチ
ャンネル2、4を同一セクタとするデータ列もチャンネ
ル2とチャンネル4とに分割する。
【0050】チャンネル分割器21は、メインチャンネ
ルとして再生チャンネル1、2のデータ列をオーディオ
信号処理回路26の加算器26aの他端側と後述するコ
ンヒ再生モードでの再生信号とを切り換える切換スイッ
チ26SWの端子aに供給している。また、チャンネル分
割器21は、分割された再生チャンネル3、4をデータ
伸張回路23、24にそれぞれ供給している。
【0051】データ伸張回路23は、出力のS/N比を
最小にするように逆量子化されたデータ列を選択スイッ
チSWの端子a側に供給している。
【0052】データ伸張回路24は、例えば図2に示す
ように、再生されたビットストリームを量子化されたサ
ブバンド信号とビット割当情報とスケール・ファクタと
に分解するビットストリーム展開部24aと、ビットス
トリーム展開部24aが出力する量子化されたサブバン
ド信号に対するスケール・ファクタが保存されるように
逆量子化を施す逆量子化部24bとで構成される。
【0053】このデータ伸張回路24の機能について
は、後段で詳述する。このデータ伸張回路24は、逆量
子化により伸張されたデータを選択スイッチSWの端子
b側に供給している。
【0054】データ伸張回路23とデータ伸張回路24
からの出力信号が供給される選択スイッチSWは、それ
ぞれ再生時として通常の再生や後述するコンヒ再生等で
端子a側を選択し、編集記録時として後述するクロスフ
ェード編集やダビング等で同一の記録領域(セクタ)に
記録された複数のデータの中で記録の指定がなされない
圧縮データに対して端子b側を選択する。この選択スイ
ッチSWの切換選択は、例えば図示しないシステム制御
部から供給される選択制御信号によって行われている。
【0055】選択スイッチSWは、伸張されたデータを
サブチャンネルとして再生チャンネル3、4のデータ列
をオーディオ信号処理回路27の加算器27aの他端側
と後述するコンヒ再生モードでの再生信号とを切り換え
る切換スイッチ27SWの端子aに供給している。
【0056】オーディオ信号処理回路26は、加算器2
6aで例えばメインチャンネル1、2において受信素子
20aから供給される新たなチャンネル1、2の入力オ
ーディオ信号と再生チャンネル1、2とを加算する。
【0057】また、例えばクロスフェード編集モードの
ような編集モードでは、この加算器26aで再生チャン
ネル1、2を新たなチャンネル1、2の入力オーディオ
信号に置き換える加算処理として例えばシステム制御部
から供給される制御信号に応じてクロスフェード処理が
施されてチャンネルミックス回路29に出力される。
【0058】このオーディオ信号処理回路26は、通常
再生やダビングモードで内蔵する切換スイッチ26SW
端子a側に倒れているとき、各再生チャンネル1、2の
16ビットのデータ列が送信素子30aに供給する。
【0059】一方、オーディオ信号処理回路27は、加
算器27aで例えばサブチャンネル3、4において受信
素子20bから供給される新たなチャンネル3、4とし
て記録の指定がなされた入力オーディオ信号と再生した
チャンネル3、4のオーディオ信号とを加算する。加算
器27aは、これら合成したオーディオ信号をデータ圧
縮回路28に出力する。
【0060】また、オーディオ信号処理回路27は、再
生チャンネル3、4を通常再生やダビングモードの場
合、内蔵する切換スイッチ27SWが端子a側に倒して、
伸張処理された各再生チャンネル3、4の16ビットの
データ列が送信素子30bに供給する。
【0061】ところで、オーディオ信号処理回路27
は、例えばクロスフェード編集モードのような編集モー
ドでは、この加算器27aで再生チャンネル3、4を新
たなチャンネル3、4の新たな入力オーディオ信号に置
き換える加算処理として例えばシステム制御部から供給
される制御信号に応じてクロスフェード処理が施されて
データ圧縮回路28に出力する。このサブチャンネルの
編集記録をモニタするときには、切換スイッチ27SW
端子a側に倒して送信素子30bからの出力信号をモニ
タするようにしてもよい。
【0062】データ圧縮回路28は、例えば図3に示す
ように、供給されたオーディオ信号のデータを例えば3
2の帯域に分割する分析フィルタバンク28aと、分析
フィルタバンク28aから供給されるサブバンド信号毎
にスケールファクタを算出するスケーリング部28b
と、このスケーリング部28bからの出力に応じて各サ
ブバンドに対する割当ビット数を決定してビット割当を
行うビット割当部28cと、ビット割当部28cにより
割り当てられた割当ビット数でサブバンドを量子化する
量子化部28dと、選択された出力に応じて量子化部2
8dで量子化されたデータを所定のフォーマットに変換
して圧縮するフォーマット部28eとで構成される。
【0063】データ圧縮回路28は、一連の処理によっ
て例えば4ビットに圧縮されたデータをチャンネルミッ
クス回路29に供給する。
【0064】チャンネルミックス回路29は、非圧縮デ
ータであるチャンネル1の16ビットのデータと圧縮デ
ータであるチャンネル3、4の4ビットのデータを例え
ば図8(C)に示すように、20ビットの内部ディジタ
ルフォーマットに変換する。これにより、チャンネル1
とチャンネル3は20ビットからなる一つのデータとし
て扱われ、同一のセクタとなる。同様に、チャンネル2
とチャンネル4が同一セクタとして実行されることにな
る。
【0065】この変換されたデータが、記録再生部1の
記録側に設けられているエンコーダ17に供給される。
エンコーダ17で符号化された信号が、記録アンプで増
幅されて記録ヘッド19に供給される。記録ヘッド19
は、磁気テープ10に各チャンネルのオーディオ信号を
記録する。
【0066】ところで、この記録を確認するコンヒ再生
モードでは、別の回路を用いて再生信号のモニタが行わ
れる。この動作を説明すると、先ず、記録直後の再生が
記録再生部1のコンヒ再生ヘッド14で行われる。この
再生信号が再生アンプ15により増幅されデコーダ16
に供給される。デコーダ16は、供給された信号にデコ
ード処理を施してチャンネル分割器22に出力する。
【0067】チャンネル分割器22は、例えばメインチ
ャンネルとしてのチャンネル1、2とサブチャンネルと
してのチャンネル3、4とに分割し、それぞれオーディ
オ信号処理回路26の切換スイッチ26SWの端子bとデ
ータ伸張回路25とに供給している。
【0068】データ伸張回路25は、データ伸張回路2
3と同様に、従来から行われている分割した各サブバン
ド信号に対する例えばエネルギー計算に基づくデータ伸
張処理を行う。データ伸張回路25は、伸張したデータ
をオーディオ信号処理回路27の切換スイッチ27SW
端子bに供給する。
【0069】オーディオ信号処理回路26、27の切換
スイッチ26SW、27SWにおいて端子b側に切り換えら
れることにより、メインチャンネルとサブチャンネルの
データが送信素子30a、30bにそれぞれ供給され
る。送信素子30a、30bからの出力される出力オー
ディオ信号をモニタすることにより、記録信号の音質等
を確認することができる。
【0070】次に、クロスフェード編集を行う場合につ
いて説明する。
【0071】クロスフェード編集モードで、記録再生部
1は、通常の再生モードのときと全く同じように、アド
バンス再生ヘッド11で再生した信号を再生アンプ1
2、デコーダ13を経て信号処理部2のチャンネル分割
器21に供給する。チャンネル分割器21は、再生チャ
ンネル1、2と再生チャンネル3、4に分割し、この中
の再生チャンネル1、2をオーディオ信号処理回路26
に供給し、再生チャンネル3、4をデータ伸張回路2
3、24にそれぞれ供給する。
【0072】ここで、選択スイッチSWは、クロスフェ
ード編集モードで同一セクタに記録された複数のデータ
の中で記録の指定がされなかった圧縮データが供給され
るとき、例えば再生チャンネル3、4のオーディオデー
タに信号劣化を生じさせないようにするため、端子b側
を選択する。
【0073】これは、データ伸張回路23において例え
ばスケール・ファクタが保存されない従来のアルゴリズ
ムで伸張処理が行われ、端子aを介して伸張処理された
データをスケール・ファクタを用いて圧縮する際、伸張
圧縮処理したデータには元のデータとの間にずれを生じ
てしまう虞れがあり、再生したオーディオ信号には、音
質劣化を引き起こす虞れが生じてしまう。従って、この
ような一連の伸張圧縮操作を繰り返すと、オーディオ信
号の音質が劣化してしまう。
【0074】一方、データ伸張回路24では、後段で詳
述するように、スケール・ファクタの再現性を優先させ
るアルゴリズムを採用した回路で構成している。問題と
なる伸張圧縮処理を繰り返す場合に、データ伸張回路2
4は、データ伸張にデータ伸張回路23を用いて得られ
るオーディオ信号よりS/N比のよいオーディオ信号を
出力することが実験によって確かめられている。このよ
うな事実を踏まえてデータ伸張回路24は、伸張圧縮処
理を繰り返しても、伸張処理したデータと元のデータと
の間に生じるずれを抑えることができることになる。こ
れにより、伸張圧縮処理を繰り返すような場合、サブ2
チャンネルに対する信号処理を行うオーディオ信号処理
回路27には、データ伸張回路24からの出力を供給す
るとよいことになる。
【0075】このようにクロスフェード編集モードで再
生したサブチャンネルのオーディオ信号をそのまま記録
するとき、選択スイッチSWが端子b側に切り換えられ
てデータ伸張回路24からの出力がオーディオ信号処理
回路27に供給される。
【0076】実際に、クロスフェード編集モードにおい
て外部から供給されるサブチャンネルの16ビットの新
たなチャンネル3、4と伸張処理が施される再生チャン
ネル3、4とをクロスフェードさせて記録するとき、選
択スイッチSWは、そのまま記録するように伸張処理さ
れた再生チャンネル3、4に信号としての劣化が生じな
いようにデータ伸張処理回路24からの出力側を選択す
る。
【0077】ところで、一回だけのデータ伸張処理で
は、データ伸張回路23の方がデータ伸張処理回路24
に比べてS/N比の良い出力が得られることが知られて
いる。このため、通常の再生モード、コンヒ再生モード
等の1回の伸張処理しか施さないような場合、記録が行
われないように制御しながら、データ伸張回路23から
の出力側を選択する。
【0078】オーディオ信号処理回路27は、サブチャ
ンネルにおけるチャンネル3、4のクロスフェード編集
されたデータをデータ圧縮回路28に出力する。データ
圧縮回路28は、再生されたオーディオ信号の部分には
スケール・ファクタを保存するデータ圧縮処理を行う。
【0079】このオーディオ信号処理回路27は、4ビ
ットに圧縮されたデータがチャンネルミックス回路29
に供給される。チャンネルミックス回路29には、オー
ディオ信号処理回路26からメインチャンネルのチャン
ネル1、2が供給されている。チャンネルミックス回路
29は、チャンネル1、3とチャンネル2、4をひとつ
のまとまりとする同一セクタを構成させる。チャンネル
ミックス回路29は、一つのセクタを非圧縮による16
ビットのメインチャンネルと圧縮された4ビットのサブ
チャンネルで計20ビットの内部ディジタルフォーマッ
トに基づくデータに変換する。このデータが、記録再生
部1の記録側の各回路を経て記録ヘッド19により磁気
テープ10に記録される。
【0080】また、例えばチャンネル1単独のクロスフ
ェード編集を行う場合も記録の指定がなされない圧縮デ
ータ、すなわち再生チャンネル3、4のデータには、こ
れらのデータに何等変更がないにも関わらず、データに
伸張処理が施されることによってデータの劣化を受けて
しまう虞れがある。このため、記録の指定がなされない
とき、選択スイッチSWは、端子b側の選択によりスケ
ール・ファクタが保存されるデータ伸張を行うデータ伸
張回路24からの出力を選ぶ。
【0081】オーディオ信号処理回路27は、データ伸
張回路24からの出力をそのままデータ圧縮回路28に
出力する。データ圧縮回路28は、スケール・ファクタ
を保存するデータ圧縮処理を行ってチャンネルミックス
回路29に供給する。
【0082】オーディオ信号処理回路26では、チャン
ネル1単独のクロスフェード編集処理を行ってチャンネ
ルミックス回路29に出力する。チャンネルミックス回
路29では、同一セクタのビット数を20ビットにする
内部ディジタルフォーマットの変換が行われる。チャン
ネルミックス回路29からの出力は、記録再生部1の記
録側に供給されて磁気テープ10に記録される。
【0083】次に、既に磁気テープ10に記録されてい
る信号を他の装置にコピーするダビング編集モードの場
合について説明する。
【0084】ここで、既に記録されている圧縮処理され
たオーディオデータを元のオーディオデータとする。こ
のディジタルVTRは、データ伸張回路23でエネルギ
ーを計算するアルゴリズムで伸張されたオーディオデー
タとデータ伸張回路24でスケール・ファクタの再現性
を優先するアルゴリズムで伸張されたオーディオデータ
と2通りの伸張を行っている。このディジタルVTRに
おけるデータのダビングとは、この伸張したオーディオ
データを再び圧縮して記録する処理である。データをダ
ビングは、この一連の伸張圧縮処理を行っても、元のオ
ーディオデータと同じあるいは近い圧縮データを記録す
ることが好ましい。
【0085】このことから、元のオーディオデータに対
してデータ伸張回路23、24の出力をそれぞれ比較し
てみると、データ伸張回路24によって伸張されたオー
ディオデータを圧縮した方が元のオーディオデータに近
い。そこで、選択スイッチSWは、端子b側が選択され
る。
【0086】実際に外部のディジタルVTRに出力した
データを記録する場合、例えばオーディオ信号処理回路
26は、切換スイッチ26SWを端子a側に切り換えて再
生チャンネル1、2の16ビットのデータを送信素子3
0aに供給する。また、オーディオ信号処理回路27に
は、選択スイッチSWの選択により、データ伸張処理回
路27からの出力信号が切換スイッチ27SWに供給され
ている。切換スイッチ27SWは、端子a側に切り換える
ことにより、再生チャンネル3、4を送信素子30bに
送ることになる。
【0087】送信素子30a、30bは、それぞれ供給
されたデータをオーディオ信号に変換して出力する。こ
のように切り換えることにより、オーディオ信号をモニ
タしながら、他の装置にする必要なオーディオ信号を信
号の劣化を起こすことなく、供給することができる。
【0088】また、この実施例は、20ビットの内部デ
ィジタルフォーマットに複数チャンネルのオーディオ信
号を変換して記録再生する例を示したが、本発明はこれ
に限定されるものでなく、例えば20ビットの領域を1
0ビットずつ2分割して、各チャンネルに10ビットを
割り当てるフォーマットでも有効である。
【0089】このように複数の圧縮されたオーディオ信
号を同一の記録領域に記録するフォーマットを用いて、
例えば単一のチャンネル1に対する編集を行う場合、指
定されたチャンネル1のデータが記録されている領域と
同一の領域(セクタ)に記録されている他のチャンネル
3のデータには、圧縮伸張処理を施さないという規則を
適用しても同様にデータの劣化を防ぐことができる。
【0090】具体的な方法としては、先ず、データ伸張
回路の後に2つの切換スイッチを設けて、データ圧縮回
路の後にも切換スイッチを設けてモードに応じて切り換
えるハードウェアの構成をとればよい。しかしながら、
ハードウェア構成は、非常に複雑化してしまい、この構
成では、各動作モードに対応した処理も複雑になってし
まう。
【0091】このように2種類のデータ伸張回路と選択
スイッチを配する構成により、簡単な構成で、各種の編
集記録時において記録が指定されない圧縮されたチャン
ネルのオーディオデータの伸張及び圧縮によるデータの
劣化を防ぐことができる。
【0092】つぎに、データ伸張回路24の動作につい
て説明する。ここで、データ伸張処理としては、例えば
ISO国際標準のMPEG/Audioのレイヤ1で行うオーディ
オデータ圧縮アルゴリズムに対する伸張アルゴリズムの
場合を考える。
【0093】記録再生部1から再生されたデータが、デ
ータ伸張回路24のビットストリーム展開部24aに供
給される。
【0094】逆量子化部24bには、上記ビットストリ
ーム展開部24aからサブバンド信号の量子化値Y[j]
(0≦i<12)と、量子化ビット数Nと、スケール・ファ
クタSF[id]とが供給される。ここで、上記“id”はスケ
ール・ファクタのインデックス、“SF[id]”は“id”の
インデックスを持つスケール・ファクタを示す。
【0095】以下、逆量子化部24bにおける逆量子化
処理を、図4に示すフローチャートを用いて具体的に説
明する。
【0096】先ず、量子化値Y[j]に従来の逆量子化処理
を施す(ステップSP301)。すなわち、上記サブバ
ンド信号の量子化値Y[j]の逆量子化値X[j](0≦i<12)
を、 X[j]=Y[i]*SF[id]*(2/(2N-1)) (1) なる演算により求める。
【0097】次に、逆量子化値X[j]がスケール・ファク
タSF[id]を保存しているか否かを判断する(ステップS
P302)。
【0098】すなわち、例えば、12サンプルの逆量子
化X[j]の内、最低一つ、その絶対値|X[Zj]| が、1段
階下のスケール・ファクタSF[id-1]より大きい場合(|
X[Zj]|>SF[id-1] )は、スケール・ファクタが保存さ
れていると判断し、この逆量子化部24bにおける逆量
子化処理を終了する。
【0099】また、例えば、12サンプルの逆量子化X
[j]のすべてについて、逆量子化X[j]の絶対値|X[Zj]|
が、スケール・ファクタSF[id-1]以下である場合(|X
[j]|≦SF[id-1])は、スケール・ファクタが保存され
ていないと判断し、逆量子化を再度やり直す。
【0100】すなわち、まず、上記スケール・ファクタ
SF[id-1]を跨ぐような量子化値k(k>0 )を求める(ス
テップSP303)。
【0101】具体的に言うと、 ((2k-1)/(2N-1))×SF[id]<SF[id-1] (2) 及び、 SF[id-1]<((2k+1)/(2N-1))×SF[id] (3) を満たす量子化値k を求める。
【0102】そして、上記量子化値k を用いて、12サ
ンプルの量子化値Y[j](0≦j<12)すべてについて、以
下に説明する逆量子化のやり直し処理を行う。
【0103】まず、12サンプルの量子化Y[j](0≦j<
12)すべて、逆量子化のやり直しが終了したかを判断す
る(ステップSP304)。
【0104】逆量子化のやり直しが終了した場合(j=1
2)は、この逆量子化部24bにおける逆量子化処理を
終了する。
【0105】逆量子化のやり直しが終了していない場合
(0≦j<12)、量子化値Y[j]は、上記量子化値k に量子
化されている否かを判断する(ステップSP305)。
【0106】上記サブバンド信号の量子化値Y[j]が量子
化値k に量子化されている場合(Y[j]=k)、 X[j]={SF[id-1]+((2k+1)/(2N-1))×SF[id]}/2 (4) なる演算で逆量子化値X[j]を求める。そして、次のサン
プルの量子化値Y[j]へとインデックスj を進め(j+=1)
(ステップSP309)、上述の逆量子化のやり直し終
了の判断(ステップSP304)へ戻る。
【0107】上記サブバンド信号の量子化値Y[j]が量子
化値k に量子化されていない場合(Y[j]≠k )、このサ
ブバンド信号の量子化値Y[j]が負の量子化値(-k)に量
子化されているか否かを判断する(ステップSP30
7)。
【0108】上記サブバンド信号の量子化値Y[j]が負の
量子化値(-k)に量子化されていない場合(Y[j]≠-
k)、次のサンプルの量子化値Y[j]へとインデックスj
を進め(j+=1)(ステップSP309)、上述の逆量子
化のやり直し終了の判断(ステップSP304)へ戻
る。
【0109】上記サブバンド信号の量子化値Y[j]が負の
量子化値(-k)に量子化されいる場合(Y[j]=-k)、 X[j]=-{SF[id-1]+((2k+1)/(2N-1))×SF[id]}/2 (5) なる演算で逆量子化値X[j]を求める。そして、次のサン
プルの量子化値Y[j]へとインデックスj を進め(j+=1)
(ステップSP309)、上述の逆量子化のやり直し終
了の判断(ステップSP304)へ戻る。
【0110】上述のように、逆量子化部24bは、12
サンプルの逆量子化値X[j]の絶対値がすべて1段階下の
スケール・ファクタSF[id]以下の場合には、スケール・
ファクタSF[id]が保存されていないと判断し、逆量子化
をやり直して12サンプルの逆量子化値X[j]を求め直
す。これにより、量子化前と同じスケール・ファクタSF
[id]を得ることができる。
【0111】この伸張処理を繰り返しても各サブバンド
信号に対して毎回同じビット割当が行われることによ
り、音質の劣化を抑えることができる。
【0112】つぎに、データ圧縮回路28の動作につい
て図5を参照しながら説明する。また、必要に応じて図
3も参照する。
【0113】ここで、データ圧縮処理としては、例えば
ISO国際標準のMPEG/Audioのレイヤ1で行うオーディ
オデータの圧縮のアルゴリズムの場合を考える。すなわ
ち、例えば図3のデータ圧縮回路28において入力信号
(入力データ)が、データ分析フィルタ・バンク28
a、スケーリング部28b、ビット割当部28c、量子
化部28d及びフォーマット部28eを通った場合につ
いて説明する。
【0114】データ圧縮回路28では、例えば図3に示
すように、先ず、データ分析フィルタ・バンク28aに
入力データが供給される。この入力データは、標本化周
波数fsの幅広い信号であり、例えば16ビット直線量
子化されたオーディオデータである。データ分析フィル
タ・バンク28aは、この入力データを32個の等分割
されたサブバンドの標本化周波数fs/32に分割す
る。32の帯域に分割されたサブバンド信号がスケーリ
ング部28bに供給される。
【0115】スケーリング部28bは、32帯域のサブ
バンド信号に分割された各サブバンドに対して、上記サ
ブバンド信号の最大値検索によりフルスケールで行うた
めのスケール・ファクタを求める。
【0116】すなわち、上記スケーリング部28bは、
各サブバンドのスケール・ファクタの計算を12サンプ
ル毎に行い、これらの12サンプルの最大絶対値を求め
る。そして、表1及び表2に示すスケール・ファクタの
内、上記最大絶対値と等しいか、あるいは上記最大絶対
値より大である値の中で、最小の値をスケール・ファク
タとして用いる。
【0117】
【表1】
【0118】
【表2】
【0119】ビット割当部28cは、上記スケーリング
部28bにより算出された各サブバンドのスケール・フ
ァクタSFに応じて、各サブバンドに対しての割当ビット
数を決定する。
【0120】以下、上記ビット割当部28cにおけるビ
ット割当処理を図5に示すフローチャートを用いて説明
する。
【0121】先ず、サブバンド信号の量子化に利用でき
るビット数adb 、サブバンド信号のビット数bspl、各サ
ブバンドの量子化ビット数b[i]、各サブバンドにビット
数が割当られたか否かを示すフラグ(以下、識別フラグ
という)used[i] 、各サブバンドのエネルギーσ2[i]を
各々初期化する(ステップSP201)。
【0122】具体的に言うと、サブバンド信号の量子化
に利用できるビット数adb は、すべての利用可能なビッ
ト数cbから、ビット割当に必要なビット数bbalとスケー
ル・ファクタのビット数bscfとを引いた値にする(adb=
cb-(bbal+bscf)。
【0123】サブバンド信号のビット数bsplと各サブバ
ンド信号の量子化ビット数b[i]及び識別フラグused[i]
は、各々“0”にする(bspl=0, b[i]=0, used[i]=
0)。
【0124】各サブバンドのエネルギーσ2[i]は、各サ
ブバンドのスケール・ファクタSF[i] の2乗で与える。
すなわち、“σ[i]” は、スケール・ファクタSF[i] と
する(σ[i]=SF[i] )。
【0125】ここで、上記識別フラグused[i]が“0”
の場合(used[i]=0)は、そのサブバンドにまだビット
数が割り当てられていないことを示し、“1”の場合
(used[i]=1 )は、そのサブバンドには既にビット数が
割り当てられていることを示し、また、“2”の場合
(used[i]=2 )は、そのサブバンドにはこれ以上ビット
数が割り当てることができないことを示す。
【0126】また、各サブバンドに割り当てるビット数
は、 1ビットを除く、 0〜15ビットとする。
【0127】次に、各サブバンドに、まだビット数を割
り当てることができるか否かを判断する。すなわち、識
別フラグused[Zi](0≦i≦31)が、“2”であるか否か
を判断する(ステップSP202)。
【0128】すべてのサブバンドにビットを割り当てる
ことができない場合(used[Zi]=2)、このビット割当部
28cにおけるビット割当処理を終了する。
【0129】ビット数を割り当てるサブバンドが存在す
る場合(used[Zi]≠2)、そのビット数を割り当てるこ
とができるサブバンドから、最大の“σ[i] ”を持つサ
ブバンドを取り出す。ここで、最大のσ[i] を持つサブ
バンドが複数存在する場合、最も低域のサブバンドを取
り出す(ステップSP203)。すなわち、上記最大の
“σ[i] ”を持つサブバンドのインデックスmax は、 max=Min{i|used[i]≠2, σ[i]≧σ[Zi]} (6) で表される。
【0130】そして、最大の“σ[i] ”を持つサブバン
ドの12サンプルの信号の量子化のために、付加される
べきビット数smpl_bitを計算する(ステップSP20
4)。ここで、これまでに上記サブバンドにビット数が
割り当てられていない場合には、1信号あたり 2ビット
ずつ付加して計24ビットを付加する。また、既にサブバ
ンドにビット数が割り当てられている場合には、1信号
あたり 1ビット、計12ビットを付加する。すなわち、上
記付加されるべきビット数smpl_bitは、 smpl_bit=24-used[max]×12 (7) なる演算で求められる。
【0131】次に、上述のようにして求められた、付加
されるべきビット数smpl_bitは、本当に付加することが
できるか否かを判断する(ステップSP205)。すな
わち、これまでに割り当てられたビット数bsplに、付加
しようとするビット数smpl_bitを加えた値がサブバンド
信号の量子化に利用できるビット数adb 以下(adb≧bsp
l+smpl_bit)であれば、このサブバンドには、上述のス
テップSP204において計算された付加すべきビット
数smpl_bitを付加することができる。
【0132】上述の判断にて、上記ビット数smpl_bitを
付加することができない場合(adb<bspl+smpl_bit)、
そのサブバンドには、これ以上ビット数を割り当てるこ
とができないものとし、識別フラグused[max] を“2”
とする(ステップSP211)。そして、上述のビット
割当の判断(ステップSP202)に戻る。
【0133】上記ビット数smpl_bitを付加することがで
きる場合(adb≧bspl+smpl_bit )、サブバンド信号の
量子化のために割り当てられたビット数bsplに、付加す
べきビット数smpl_bit を加える(bspl+=smpl_bit )
(ステップSP206)。
【0134】次に、このサブバンドに、これまでにビッ
ト数が割り当てられていなかった場合には 2ビット加
え、また、これまでにビット数が割り当てられていた場
合には1ビットを加える(b[max]+=2-used[max] )(ス
テップSP207)。
【0135】さらに、このサブバンドの“σ[max] ”を
減らす(σ[max]/=4-used[max]×2)(ステップSP2
08)。具体的に言うと、上述のステップSP207に
おいて、割当ビット数が 2ビット増えた場合、すなわち
識別フラグが“0”の場合(used[max]=0)、“σ[max]
”を“4”で割る。また、割当ビット数が 1ビット増
えた場合、すなわち識別フラグが“1”の場合(used[m
ax]=1)、“σ[max]”を“2”で割る。
【0136】上述のようにして、このサブバンドには、
少なくとも 2ビット割り当てられているので、識別フラ
グused[max]を“1”にする(ステップSP209)。
【0137】次に、このサブバンドに割り当てられた量
子化ビット数b[max] が15ビットであるか否かを判断す
る(ステップSP210)。
【0138】上記量子化ビット数b[max] が15ビットで
あった場合、これ以上ビット数を割り当てることはでき
ないので、識別フラグused[max]を“2”にする(used
[max]=2 )(ステップSP211)。そして、上述のビ
ット割当の判断(ステップSP202)に戻る。
【0139】上記量子化ビット数b[max] が14ビット以
下であった場合、このサブバンドには、まだビット数を
割り当てることができるものとして、上記ビット割当の
判断(ステップSP202)に戻る。
【0140】以下、すべてのサブバンドについて、識別
フラグused[i] が“2”となるまで、ステップSP20
2以下の処理を繰り返す。
【0141】上述のようにして、ビット割当部28c
は、各サブバンドのスケール・ファクタSF[id](=σ
[i])のみを用いて、すべてのサブバンドにビット数を
割り当てる。
【0142】量子化部28dは、上記ビット割当部28
cにより割り当てられたビット数で、 Y=rint{(X/SF)×((2N-1)/2} (8) に従ってサブバンド信号を量子化する。
【0143】上記フォーマット部28eは、量子化され
たサブバンド信号とスケール・ファクタとビット割当情
報とを所定のフォーマットに従ってビットストリームへ
組み立てて出力する。
【0144】このように動作させることにより、音質の
劣化が生じないようにオーディオデータを圧縮すること
ができる。
【0145】以上のように構成することにより、複雑な
回路構成や複数のスイッチによる切換制御を行うことな
く、簡単な構成で伸張/圧縮処理が繰り返されても音質
の劣化を生じないようにすることができ、特に、編集記
録時やデータダビング等でのデータの伸張及び圧縮によ
るデータ劣化を防止することができる。
【0146】この構成の簡単化により、動作処理等の開
発コスト及び製品の部品コストを抑えることができる。
【0147】
【発明の効果】本発明に係る多チャンネルオーディオ記
録再生装置では、複雑な回路構成や複数のスイッチによ
る切換制御を行うことなく、第1及び第2のデータ伸張
手段と信号選択手段とを用いる簡単な構成で、伸張/圧
縮処理が繰り返されても音質の劣化を生じないようにす
ることができ、特に、編集記録時やデータダビング等で
のデータの伸張及び圧縮によるデータ劣化を防止するこ
とができる。
【0148】この構成の簡単化により、動作処理等の開
発コスト及び製品の部品コストを抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る多チャンネルオーディオ記録再生
装置をディジタルVTRに適用した一実施例の構成を示
す図である。
【図2】上記ディジタルVTRのデータ伸張回路の構成
を示す回路図である。
【図3】上記ディジタルVTRのデータ圧縮回路の構成
を示す回路図である。
【図4】上記データ伸張回路の動作を説明するフローチ
ャートである。
【図5】上記データ圧縮回路のビット割当処理の動作を
説明するフローチャートである。
【図6】従来の多チャンネルオーディオ記録再生装置の
構成を説明する図である。
【図7】上記多チャンネルオーディオ記録再生装置の内
部ディジタルフォーマットの関係を説明する図である。
【図8】上記多チャンネルオーディオ記録再生装置の記
録領域の割り当てを示す図である。
【符号の説明】
1 記録再生部 2 信号処理部 20a、20b 受信素子 21、22 チャンネル分割器 23、24、25 データ伸張回路 SW 選択スイッチ 26、27 オーディオ信号処理回路 28 データ圧縮回路 29 チャンネルミックス回路 30a、30b 送信素子

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オーディオ信号を複数の周波数帯域に分
    割し、各帯域信号を割り当てられたビット数に応じて量
    子化したデータ、上記ビット割当情報及び上記各帯域信
    号の絶対振幅を示すスケール・ファクタから構成される
    圧縮されたオーディオデータを含む複数のチャンネルの
    オーディオ信号を記録再生手段により同一の記録領域に
    記録し、圧縮された複数のチャンネルのオーディオ信号
    を再生する多チャンネルオーディオ記録再生装置におい
    て、 上記記録再生手段により再生された複数のチャンネルの
    圧縮されたオーディオデータの出力S/Nを最小とする
    ように逆量子化して伸張処理を施す第1のデータ伸張手
    段と、 上記複数のチャンネルの圧縮されたオーディオデータに
    対する上記スケール・ファクタを保存するように伸張処
    理が施される第2のデータ伸張手段と、 再生時に上記第1のデータ伸張手段からの出力を選択
    し、編集記録時に同一の記録領域に記録された複数のデ
    ータの中で記録の指定がなされない圧縮データに対して
    上記第2のデータ伸張手段からの出力を選択する信号選
    択手段とを有することを特徴とする多チャンネルオーデ
    ィオ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 上記第2のデータ伸張手段は、 再生されたビットストリームを量子化された帯域信号と
    ビット割当情報と上記スケール・ファクタとに分解する
    ビットストリーム展開手段と、 上記ビットストリーム展開手段が出力する量子化された
    帯域信号を上記スケール・ファクタの保存される逆量子
    化が行われる逆量子化手段とで構成されることを特徴と
    する請求項1記載の多チャンネルオーディオ記録再生装
    置。
  3. 【請求項3】 上記信号選択手段は、出力信号の複製を
    作る際、上記第2のデータ伸張手段からの出力側を選択
    することを特徴とする請求項1記載の多チャンネルオー
    ディオ記録再生装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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