JPH08249740A - ガーネット膜を用いた光磁気記録媒体およびガーネット膜の作製方法 - Google Patents

ガーネット膜を用いた光磁気記録媒体およびガーネット膜の作製方法

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JPH08249740A
JPH08249740A JP4944795A JP4944795A JPH08249740A JP H08249740 A JPH08249740 A JP H08249740A JP 4944795 A JP4944795 A JP 4944795A JP 4944795 A JP4944795 A JP 4944795A JP H08249740 A JPH08249740 A JP H08249740A
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garnet
garnet film
film
substrate
recording medium
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JP4944795A
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Ryuji Sato
龍二 佐藤
Kiichi Kawamura
紀一 河村
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Japan Broadcasting Corp
Original Assignee
Nippon Hoso Kyokai NHK
Japan Broadcasting Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガーネット膜の膜厚の調整を容易にし、さら
にガーネット膜内部応力および保持力(Hc)の低下を
抑制する。 【構成】 熱膨張率(α)が40×10-7/℃のガラス
を基板とし、表2に示す堆積条件で、この基板上に、B
i、Dy、Ga、Feの組成比が3.0:0.6:1.
0:3.3となった焼結ターゲットを用いて、RFS法
で、ガーネット膜を形成した後、表3に示すエッチング
処理条件で、ガーネット膜の表面をエッチング処理で除
去し、大気中で50℃/sの速度で650℃まで昇温し
た後、650℃で30分間だけ保持し、3℃/sの速度
で20℃まで冷却するという熱処理によって、磁性を示
すガーネット膜を結晶化させ、RFS法を使用し、表4
に示すエッチング条件で、結晶化後の膜表面をエッチン
グ処理する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光磁気記録で使用され
るガーネット膜を用いた光磁気記録媒体に係わり、特に
記録媒体の記録層に用いられる磁性ガーネット膜や基板
上に直接積層される非磁性ガーネット膜あるいは磁性ガ
ーネット膜などの特性を向上させたガーネット膜を用い
た光磁気記録媒体およびガーネット膜の作製方法に関す
る。
【0002】[発明の概要]本発明は、情報の記録・再
生にレーザ光を用いる光磁気記録の記録媒体に使用され
る、希土類(R)と遷移金属(TM)とを含む非磁性あ
るいは磁性を示すガーネット膜を用いた光磁気記録媒体
およびガーネット膜の作製方法に関するもので、膜表面
のエッチング条件、基板の熱膨張率(α)、ガーネット
膜の厚さを調整して、膜表面近傍の組成不均一と膜表面
の平坦度との改善および膜厚低減化を目的とした膜表面
エッチングを行ったときに、ガーネット膜内部応力およ
び保磁力(Hc)の低下を抑制するものである。
【0003】
【従来の技術】情報の記録・再生にレーザ光を用いる光
磁気記録の光磁気記録材料として用いられる磁性ガーネ
ットには、記録材料としての特性を決定する補償温度
(Tcomp)やキュリー温度(Tc)、飽和磁化(M
s)、保磁力(Hc)、ファラデー回転角(θF)など
を調整するために、ガーネットという結晶を構成する必
須元素の希土類(R)および遷移金属(TM)の他に、
種々の非磁性元素が加えられる。
【0004】この際、立方晶に属するガーネット結晶を
構成する希土類(R)の格子点に入る添加元素として
は、ビスマス(Bi)が良く用いられ、また遷移金属
(TM)の格子点に入る元素としては、ガリウム(G
a)が良く用いられる。
【0005】このうち、ビスマス(Bi)は、記録媒体
の信号対雑音(SN比)の大きさおよび光の波長に対す
る特性を決定する重要な添加元素であるが、そのイオン
半径が希土類(R)よりも20%程度大きいため、希土
類(R)の格子点に納まり難く、組成比や結晶化のため
の熱処理条件によっては、遷移金属(TM)や酸素
(O)をも含む化合物(ガーネットとは異なる構造を持
つという意味で「異相」と呼ぶ)の形で、ガーネットの
結晶の外に析出することが知られている(文献1、“五
味学、宇都木潔、阿部政紀:日本応用磁気学会誌、Vo
l.10、No.2、173(1986)”)。
【0006】ここでいうビスマス(Bi)の析出は、ガ
ーネットの結晶化過程と深く係わっていると言える。
【0007】例えば、鉄(Fe)を含むガーネットを作
る場合、ガーネットの化学量論比(希土類(R)、遷移
金属(TM)、酸素(O)の組成比が3:5:12とな
る比率)以上にビスマス(Bi)と、鉄(Fe)とが結
晶化前の膜に存在すれば、結晶化が進行するに連れてガ
ーネットを作る上で余分な量のビスマス(Bi)と鉄
(Fe)とがガーネットとして結晶化しつつある領域の
外に押し出され、その結果、BiFeO3 などの異相が
発生することもある。
【0008】そして、我々は、ガーネット領域と未結晶
化領域とが混在した膜の表面を原子間力顕微鏡で観察す
ることにより、結晶化領域、すなわちガーネット領域が
周囲の未結晶領域よりも低くなっているという結果を得
た(文献2、“R.Sato、N.Kawamura、
T.Tamaki、and T.Nomura:Pro
c. of ICF6(Tokyo)、1558(19
92”)。
【0009】この結果は、ガーネットの結晶化過程にお
いて、膜の体積が縮小することを示し、膜の体積が縮小
することにより、結晶化の進行と同時に、ビスマス(B
i)が結晶の外に押し出されることを示している(文献
3、“R.Sato、N.Kawamura、and
T.Tamaki、:Proc. of Moris’
94(Tokyo)、“IMPROVED SURFA
CE FLATNESS OF A Bi−SUBST
ITUTED Dy IRON GARNETFILM
FOR MAGNETO−OPTICAL RECO
RDING BY SPUTTER−ETCHIN
G”、(1995年3月 刊行予定)”)。
【0010】また、ビスマス(Bi)の析出は、非ガー
ネット領域あるいは結晶粒界で起こることが知られてい
るが、我々は、ガーネット膜の表面でもビスマス(B
i)の濃度が高くなっていることを発見した(上記の文
献3)。
【0011】これにより、図3に示すように、結晶化後
における膜の表面をエッチング処理することによって、
ガーネット膜の表面に析出したビスマス(Bi)を除去
できるが、この際、膜厚の減少あるいは高エネルギー粒
子を照射したことによる、ガーネット膜の内部応力並び
に内部応力に依存する保磁力(Hc)に対する影響が予
想される。
【0012】例えば、熱膨張率(α)が98×10-7
℃のガラス基板上に、ビスマス(Bi)、ジスプロシウ
ム(Dy)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)の組成比が
3.0:0.6:1.0:3.3となったターゲットか
ら、高周波スパッタ法(RFS)で、製膜したガーネッ
ト膜の、エッチング処理前およびRFS法によるエッチ
ング処理を施した後の内部応力および保磁力(Hc)は
各々表1に示す値になる。
【0013】
【表1】 この表1から明らかなように、処理前は、ガーネット膜
の垂直磁気異方性エネルギーおよび保磁力(Hc)を強
める働きをする引っ張り応力が存在し、その値は58メ
ガパスカル(MPa)になるが、このガーネット膜に対
して、RFS法でエッチング処理を施すと、応力が減少
して符号が反転し、膜に加わる応力の方向が圧縮方向に
変わってしまう。
【0014】この際、応力の変化に対応し、保磁力(H
c)が2キロエルステッド(kOe)から1キロエルス
テッドに減少してしまっている。
【0015】このように、ガーネット膜の膜表面付近に
おける組成の一様性および表面の平坦度の向上、並びに
膜厚の低減化を目的として、ガーネット膜を結晶化させ
た後に膜表面にエッチング処理を施すと、内部応力が小
さくなり、磁性ガーネットの場合には、保磁力(Hc)
が低下してしまう。
【0016】また、我々は、内部応力の低下が保磁力
(Hc)だけでなく、膜の組成の一様性にも影響を与
え、さらにガーネット膜に生じている内部応力が小さい
と、ビスマス(Bi)を含む異相が膜の表面側に析出し
て、組成的に不均一な膜ができることを既に報告してい
る(文献4、“佐藤龍二、河村紀一、玉城考彦:第55
回応用物理学会学術講演会講演予稿集、No.1、45
頁、講演番号19a−MA−3”)。
【0017】そして、異相の発生、すなわちビスマス
(Bi)の結晶外への流出を防止することを目的とし、
内部応力を高める方法について、既に特許出願を行って
いる(文献5、“特願平6−211121「光磁気記録
用磁性ガーネット膜」”)。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】ところで、情報の記録
・再生にレーザ光を用いる光磁気記録の光磁気記録材料
では、磁性膜の保磁力(Hc)が大きい程、記録媒体の
記録密度を高くすることができる。
【0019】このため、このような記録媒体として使用
されるガーネット膜としては、膜表面付近の組成の均一
化、膜の平坦化および膜厚低減化のために行うエッチン
グ処理によって、保磁力(Hc)が低下しないように、
これを抑制することが必要になる。
【0020】本発明は上記の事情に鑑み、磁性または非
磁性のガーネット膜の作製に用いる基板の熱膨張率
(α)およびガーネットが結晶化した後で膜表面をエッ
チングするときの条件を調整して、エッチング処理によ
るガーネット膜内部応力および保持力(Hc)の低下を
抑制することができるガーネット膜を用いた光磁気記録
媒体を提供することを目的としている。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明によるガーネット膜を用いた光磁気記録媒体
は、請求項1では、熱膨張率(α)が90×10-7/℃
より小さい基板と、この基板上に作製される非磁性また
は磁性を示す1層または複数層のガーネット膜とを備え
たことを特徴としている。
【0022】また、請求項2では、請求項1に記載のガ
ーネット膜を用いた光磁気記録媒体において、前記基板
として、熱膨張率(α)が1×10-7/℃から90×1
-7/℃の値を持つガラス板またはこのガラス板上に、
白金(Pt)、パラジウム(Pd)、インジウム(I
r)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、クロム
(Cr)、アルミニウム(Al)などの金属のうちのい
ずれか、あるいはこれらから成る合金を1nmから10
00nmの厚さだけ積層した板、または熱膨張率(α)
が1×10-7/℃から90×10-7/℃の値を持つガラ
ス板に、記録媒体周囲温度で非磁性あるいは磁性を示す
ガーネットが1nmから1000nmの厚さだけ積層さ
れた板を使用することを特徴としている。
【0023】また、請求項3では、請求項1に記載のガ
ーネット膜を用いた光磁気記録媒体において、前記基板
として、90×10-7/℃以下の熱膨張率(α)を示
す、ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(GGG)、
ネオジム・ガリウム・ガーネット(NGG)などの単結
晶によって構成される基板を使用することを特徴として
いる。
【0024】また、請求項4では、前記ガーネット膜
は、前記基板上に堆積させ結晶化させた後、その表面を
結晶化後の膜厚に対し、0.5%から80%の深さま
で、もしくは0.1秒〜4時間の範囲でエッチングして
成ることを特徴としている。
【0025】また、請求項5では、前記基板上にガーネ
ット膜を堆積する方法として、高周波スパッタ法(RF
S)、高周波マグネトロンスパッタ法(RFMS)、D
Cスパッタ法(DCS)、DCマグネトロンスパッタ法
(DCMS)、イオンビームスパッタ法(IBS)、電
子銃蒸着法(EBD)、レーザアブレーション法(L
A)のうちのいずれかを用いることを特徴としている。
【0026】
【作用】上記の構成において、請求項1のガーネット膜
を用いた光磁気記録媒体では、熱膨張率(α)が90×
10-7/℃より小さい基板を用意し、この基板上に非磁
性または磁性を示す1層または複数層のガーネット膜を
作製することにより、磁性または非磁性のガーネット膜
の作製に用いる基板の熱膨張率(α)およびガーネット
が結晶化した後で膜表面をエッチングするときの条件を
調整して、エッチング処理による、ガーネット膜内部応
力および保持力(Hc)の低下を抑制し得るガーネット
膜を用いた光磁気記録媒体を提供する。
【0027】また、請求項2では、請求項1に記載のガ
ーネット膜を用いた光磁気記録媒体において、前記基板
として、熱膨張率(α)が1×10-7/℃から90×1
-7/℃の値を持つガラス板またはこのガラス板上に、
白金(Pt)、パラジウム(Pd)、インジウム(I
r)、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、クロム
(Cr)、アルミニウム(Al)などの金属のうちのい
ずれか、あるいはこれらから成る合金を1nmから10
00nmの厚さだけ積層した板、または熱膨張率(α)
が1×10-7/℃から90×10-7/℃の値を持つガラ
ス板に、記録媒体周囲温度で非磁性あるいは磁性を示す
ガーネットが1nmから1000nmの厚さだけ積層さ
れた板を使用することにより、磁性または非磁性のガー
ネット膜の作製に用いる基板の熱膨張率(α)およびガ
ーネットが結晶化した後で膜表面をエッチングするとき
の条件を調整して、エッチング処理による、ガーネット
膜内部応力および保持力(Hc)の低下を抑制し得るガ
ーネット膜を用いた光磁気記録媒体を提供する。
【0028】また、請求項3では、請求項1に記載のガ
ーネット膜を用いた光磁気記録媒体において、前記基板
として、90×10-7/℃以下の熱膨張率(α)を示
す、ガドリニウム・ガリウム・ガーネット(GGG)、
ネオジウム・ガリウム・ガーネット(NGG)などの単
結晶によって構成される基板を使用することにより、磁
性または非磁性のガーネット膜の作製に用いる基板の熱
膨張率(α)およびガーネットが結晶化した後で膜表面
をエッチングするときの条件を調整して、エッチング処
理による、ガーネット膜内部応力および保持力(Hc)
の低下を抑制し得るガーネット膜を用いた光磁気記録媒
体を提供する。
【0029】また、請求項4では、前記基板上に堆積さ
せたガーネット膜を結晶化させた後、前記ガーネット膜
の表面を結晶化後の膜厚に対し、0.5%から80%の
深さまで、もしくは0.1秒〜4時間の範囲でエッチン
グすることにより、記録層用ガーネット膜のための下地
として用いられるビスマス(Bi)が添加された非磁性
のガーネット膜の作製方法を提供するとともに、磁性ま
たは非磁性のガーネット膜の作製に用いる基板の熱膨張
率(α)およびガーネットが結晶化した後で膜表面をエ
ッチングするときの条件を調整して、エッチング処理に
よる、ガーネット膜内部応力および保持力(Hc)の低
下を抑制し得るガーネット膜を用いた光磁気記録媒体を
提供する。
【0030】また、請求項5では、請求項1、2、3、
4のいずれかに記載のガーネット膜を前記基板上に堆積
する方法として、高周波スパッタ法(RFS)、高周波
マグネトロンスパッタ法(RFMS)、DCスパッタ法
(DCS)、DCマグネトロンスパッタ法(DCM
S)、イオンビームスパッタ法(IBS)、電子銃蒸着
法(EBD)、レーザアブレーション法(LA)のうち
のいずれかを用いている。
【0031】
【実施例】次に、本発明によるガーネット膜を用いた光
磁気記録媒体の一実施例について、図面および表を参照
して詳細に説明する。
【0032】《第1実施例》図1は本発明によるガーネ
ット膜を用いた光磁気記録媒体の第1実施例を示す構成
図である。
【0033】この図に示すガーネット膜を用いた光磁気
記録媒体1は、ガラスによって構成される平板状の基板
2と、この基板2上に積層された後、結晶化させられた
膜3の表面がエッチングされて除去されたガーネット膜
4とによって構成される。
【0034】次に、図1に示すガーネット膜を用いた光
磁気記録媒体1の作製方法について、説明する。
【0035】まず、ガーネット膜4に加わる引っ張り応
力を70MPaにするために、熱膨張率(α)が40×
10-7/℃のガラス板によって基板2を構成し、表2に
示す堆積条件で、前記基板2上に、ビスマス(Bi)、
ジスプロシウム(Dy)、ガリウム(Ga)、鉄(F
e)の組成比が3.0:0.6:1.0:3.3となっ
た酸素(O)を含む焼結ターゲットを用いて、高周波ス
パッタ法(RFS)でスパッタリングを行い、この焼結
ターゲットの成分となっているビスマス(Bi)、ジス
プロシウム(Dy)、ガリウム(Ga)、鉄(Fe)、
酸素(O)を成分とする未結晶化膜を形成する。
【0036】
【表2】 この後、表3に示すエッチング処理条件で、この未結晶
化膜を堆積するのに要した時間の20%だけ、すなわち
12分間、未結晶化膜の表面をエッチング処理で除去し
た後、大気中で50℃/sの速度で650℃まで昇温さ
せる。次いで、650℃の状態で30分間だけ保持した
後、3℃/sの速度で20℃まで冷却するという熱処理
によって、磁性を示すガーネット膜3を結晶化させる。
【0037】
【表3】 この後、結晶化させたガーネット膜3の膜表面部分に生
じる組成不均一領域の除去および膜厚の低減化を図るた
めに、高周波スパッタ法(RFS)を使用し、表4に示
すエッチング条件で、結晶化後の膜表面を10分間だ
け、エッチング処理し、ガーネット膜4を得る。
【0038】
【表4】 その結果、この第1実施例においては、基板の熱膨張率
(α)を、一般的なガーネットの熱膨張率(α)として
知られている100×10-7/℃の半分以下の値にして
いるので、表5に示す如く、ガーネット膜3の表面をエ
ッチング処理しても、エッチング処理で製膜したガーネ
ット膜4の熱膨張率(α)と、基板2の熱膨張率(α)
との差を利用して、ガーネット膜4の内部に引っ張り方
向の内部応力を発生させ、ガーネット膜4に生じる内部
応力の値を16MPaにすることができ、これによって
エッチング前後で保磁力(Hc)が変化しないようにす
ることができた。
【0039】
【表5】 《第2実施例》図2は本発明によるガーネット膜を用い
た光磁気記録媒体の第2実施例を示す構成図である。
【0040】この図に示すガーネット膜を用いた光磁気
記録媒体5は、ガラスによって構成される平板状の基板
6と、この基板6上に積層された後、表面がエッチング
されて除去され、結晶化させられた非磁性ガーネット膜
8と、この非磁性ガーネット膜8上に積層された後、表
面がエッチングされて除去され、結晶化させられた磁性
ガーネット膜10とによって構成される。
【0041】次に、図2に示すガーネット膜を用いた光
磁気記録媒体5の作製方法について、説明する。
【0042】まず、このガーネット膜を用いた光磁気記
録媒体5を作製する際には、上述した第1実施例の基板
2を構成しているガラスと同じガラスによって構成され
る基板6を使用し、この基板6の上にイットリウム
(Y)、ビスマス(Bi)、鉄(Fe)、ガリウム(G
a)、酸素(O)から成る非磁性ガーネット膜7を堆積
させるが、エッチング処理を行った後に結晶化させ、結
晶化させた後にもエッチング処理を行い、最終的に厚さ
96nmの非磁性ガーネット膜8を積層する。
【0043】この際、ターゲットとして、イットリウム
(Y)、ビスマス(Bi)、鉄(Fe)、ガリウム(G
a)の組成比が、0.6:3.0:2.6:1.7のも
のを用い、またこの非磁性ガーネット膜8の製膜条件、
熱処理前、熱処理後におけるエッチング条件および熱処
理条件として、第1実施例と同じものを採用する。
【0044】この後、非磁性ガーネット膜8上に、ビス
マス(Bi)、ジスプロシウム(Dy)、ガリウム(G
a)、鉄(Fe)の組成比が3.0:0.6:1.0:
3.3となった、酸素(O)を含むターゲットを用いて
磁性ガーネット膜9を製膜する。
【0045】そして、この磁性ガーネット膜9を第1実
施例と同じ条件で結晶化させた後、表6に示す条件で、
エッチング処理を行い、この磁性ガーネット膜9の表面
を除去して、磁性ガーネット膜10を製膜する。
【0046】
【表6】 その結果、この第2実施例においては、表7に示す如く
非磁性ガーネット膜8および磁性ガーネット膜10の基
板6として、第1実施例で使用したガラスと同じものに
よって構成される基板6を使用しているので、2分間、
5分間のエッチング処理したとき、十分な引っ張り応力
を残すことができるとともに、10分間、エッチング処
理しても、97MPaの引っ張り応力を残すことがで
き、エッチング時間を10分間にしたときの保磁力(H
c)の値と、エッチング時間を2分間にしたときの保磁
力(Hc)の値とを同じ値にすることができた。
【0047】
【表7】 《他の実施例》また、上述した第1実施例においては、
基板2上に堆積させるガーネット膜4として、ジスプロ
シウム(Dy)を含むガーネット膜を用いているが、ガ
ーネットとして結晶化させるために、ビスマス(Bi)
およびいずれかの希土類(R)元素のいずれかを含む他
のガーネット膜を用いても良く、また結晶化して得られ
るガーネット膜4として非磁性ガーネット膜を用いても
良い。
【0048】また、上述した第2実施例においては、基
板6上に、ビスマス(Bi)、イットリウム(Y)、ガ
リウム(Ga)、鉄(Fe)、酸素(O)から成る非磁
性ガーネット膜8を製膜するようにしているが、ビスマ
ス(Bi)およびいずれかの希土類(R)のいずれかを
含む磁性または非磁性のガーネット膜を製膜するように
しても良い。
【0049】この際、製膜される磁性または非磁性のガ
ーネット膜の厚さとしては、1nmから1000nmの
間であればどのような厚さにしても良い。
【0050】そして、基板6上に堆積させた非磁性ガー
ネット膜8の厚さが薄い程、空間的に均一な組成および
結晶構造のガーネットとして結晶化させるのが難しくな
るが、本発明のように、非磁性ガーネット膜7を結晶化
させた後、エッチングするという方法を用いれば、1n
mの厚さを持つ非磁性ガーネット膜8でも作製すること
ができる。
【0051】また、上述した第1、第2実施例において
は、基板2、6として、熱膨張率(α)が40×10-7
/℃のガラスを用いているが、熱膨張率(α)が1×1
-7/℃から90×10-7/℃の値を持つガラスおよび
このガラス上に、白金(Pt)、パラジウム(Pd)、
インジウム(Ir)、金(Au)、銀(Ag)、銅(C
u)、クロム(Cr)、アルミニウム(Al)などの金
属のうちのいずれか、あるいはこれらから成る合金を1
nmから1000nmの厚さだけ積層したものを使用し
ても良い。
【0052】この場合、各金属の熱膨張率(α)は60
×10-7/℃から240×10-7/℃の間にあり、最も
熱膨張率(α)の値が大きいアルミニウム(Al)で
は、請求項1に記載した値の範囲外であるが、基板2、
6上に積層する金属あるいは合金層の厚さは、最大でも
1000nmであり、基板2、6の厚さ(0.5mm〜
1.2mm)の1/1000程度であることから、基板
2、6の熱膨張率(α)と、ガーネット膜4、非磁性ガ
ーネット膜8、磁性ガーネット膜10の熱膨張率(α)
との差によって生じる内部応力を減少させることは無
い。
【0053】また、ガラス以外に、90×10-7/℃以
下の熱膨張率(α)を示す、ガドリニウム・ガリウム・
ガーネット(GGG)、ネオジム・ガリウム・ガーネッ
ト(NGG)などの単結晶を基板2、6として用いるよ
うにしても良い。
【0054】また、上述した第1、第2実施例において
は、基板2、6上にガーネット膜3、非磁性ガーネット
膜7、磁性ガーネット膜9を堆積する方法として、高周
波スパッタ法(RFS)を用いているが、このような高
周波スパッタ法(RFS)以外の堆積方法、例えば高周
波マグネトロンスパッタ法(RFMS)、DCスパッタ
法(DCS)、DCマグネトロンスパッタ法(DCM
S)、イオンビームスパッタ法(IBS)、電子銃蒸着
法(EBD)、レーザアブレーション法(LA)などを
用いて、基板2、6上にガーネット膜3、非磁性ガーネ
ット膜7、磁性ガーネット膜9を堆積させるようにして
も良い。
【0055】また、上述した第1、第2実施例において
は、ガーネット膜3、非磁性ガーネット膜7、磁性ガー
ネット膜9を結晶化前にエッチング処理する方法や結晶
化させた後に、膜表面をエッチング処理する方法とし
て、高周波スパッタ法(RFS)を用いているが、この
ような高周波スパッタ法(RFS)以外のエッチング方
法、例えば高周波マグネトロンスパッタ法(RFM
S)、DCスパッタ法(DCS)、DCマグネトロンス
パッタ法(DCMS)、イオンビームスパッタ法(IB
S)などを用いて、ガーネット膜3、非磁性ガーネット
膜7、磁性ガーネット膜9を結晶化前にエッチング処理
したり、結晶化させた後、膜表面をエッチング処理する
ようにしても良い。
【0056】また、上述した第1、第2実施例において
は、ガーネット膜3、非磁性ガーネット膜7、磁性ガー
ネット膜9をエッチングして結晶化させた後に、エッチ
ング処理する時間として、最長で10分間という時間を
採用しているが、ガーネット膜3、非磁性ガーネット膜
7、磁性ガーネット膜9をエッチングして結晶化させた
後の膜厚および用いた基板2、6の熱膨張率(α)、時
間以外のエッチング条件によっては、0.1秒から4時
間までの範囲にある時間をエッチング時間として採用し
ても良く、またガーネット膜4、非磁性ガーネット膜
8、磁性ガーネット膜10をエッチングして結晶化させ
た後の膜厚に対し、0.5%から80%の深さまでエッ
チングしても良い。
【0057】次に、図1に示す第1実施例を参照しなが
ら、ここで述べたエッチング時間およびエッチング深さ
の根拠について説明する。
【0058】まず、ガーネット膜4を光磁気記録用の媒
体として使用するときの光の波長にもよるが、ビスマス
(Bi)を添加した磁性を示すガーネット膜4は、1c
m当たり104 〜105 度のファラデー回転角(θF)
を示し、記録媒体として必要なファラデー回転角(θ
f:但し、θfはθFに対し、膜厚を掛けたもの)が
0.5度であるとすれば、ガーネット膜4の膜厚を50
nmにしなければならない。
【0059】そして、基板2上に堆積させるガーネット
膜3の厚さを100nm以下にすると、空間的に均一な
組成と結晶構造とを持つガーネットとして結晶化させ難
くなるので、100nm以上の厚さに堆積させたガーネ
ット膜3を結晶化させた後、エッチング処理によって膜
を薄くすることになる。
【0060】この際、ガラス基板上で結晶化させたガー
ネット膜では、膜表面の凹凸が最大値で40nmになる
ことがあること、およびファラデー回転角(θF)が1
5度/cm以下のときのことを考慮し、ガーネット膜
3を結晶化させた後の膜厚が180nmになるように、
基板2上にガーネット膜3を堆積させる。
【0061】その後、高周波スパッタ法(RFS)など
によって、このガーネット膜3の表面をエッチング処理
して、ガーネット膜4の膜厚を50nmにするために、
エッチング深さが130nm(結晶化後の膜厚180n
mの72%)になるまで、ガーネット膜3の表面をエッ
チングすれば良い。
【0062】また、厚さが180nmのガーネット膜の
表面に2nmの凹凸があり、この凹凸を除去して、膜表
面を平坦化するだけでよく、膜厚を50nmにする必要
がない場合には、高周波スパッタ法(RFS)などによ
って、エッチング深さが2nm(結晶化後の膜厚180
nmの1%)になるまで、ガーネット膜4の表面をエッ
チングすれば良い。
【0063】そして、上述した表5に示す効果を示した
試料では、エッチング前後のファラデー回転角(θf)
の比較から、10分間のエッチングで96nmの膜厚が
半分の48nmになっていること、すなわち、上述した
各実施例においては、毎秒当たり0.1nmの膜厚減少
が起きている(エッチングレート=0.1nm/s)こ
とが分かった。
【0064】したがって、エッチングレートとして、
0.1nm/sを使用し、エッチング深さに応じた時間
だけ、ガーネット膜3、4の表面をエッチングすること
により、エッチング深さを任意に設定することができ
る。
【0065】この際、高周波スパッタ法(RFS)以外
のエッチング法を用いれば、エッチングレートを10n
m/sにすることもできるし、またこのような高周波ス
パッタ法(RFS)で、エッチングレートを0.01n
m/sまで遅くすることもできることから、エッチング
深さに応じて、エッチングレートを変更するようにして
も良い。
【0066】例えば、0.01nm/sのエッチングレ
ートでエッチング深さ130nmのエッチングを行うと
きには、3.6時間だけエッチングすれば良く、また1
0nm/sのエッチングレートでエッチング深さ2nm
のエッチングを行うときには、0.2秒だけエッチング
を行えば良い。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、磁
性または非磁性のガーネット膜の作製に用いる基板の熱
膨張率(α)およびガーネットが結晶化した後で膜表面
をエッチングするときの条件を調整して、エッチング処
理によるガーネット膜内部応力および保持力(Hc)の
低下を抑制することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるガーネット膜を用いた光磁気記録
媒体の第1実施例を示す構成図である。
【図2】本発明によるガーネット膜を用いた光磁気記録
媒体の第2実施例を示す構成図である。
【図3】ガラス基板上に製膜したガーネット二層膜の、
膜深さ方向の組成分析結果を示すグラフである。
【符号の説明】
1 ガーネット膜を用いた光磁気記録媒体 2 基板 3 エッチング前におけるガーネット膜 4 エッチング後におけるガーネット膜 5 ガーネット膜を用いた光磁気記録媒体 6 基板 7 エッチング前における非磁性ガーネット膜 8 エッチング後における非磁性ガーネット膜 9 エッチング前における磁性ガーネット膜 10 エッチング後における磁性ガーネット膜

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱膨張率(α)が90×10-7/℃より
    小さい基板と、 この基板上に作製される非磁性または磁性を示す1層ま
    たは複数層のガーネット膜と、 を備えたことを特徴とするガーネット膜を用いた光磁気
    記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のガーネット膜を用いた
    光磁気記録媒体において、前記基板は、 熱膨張率(α)が1×10-7/℃から90×10-7/℃
    の値を持つガラス板、またはこのガラス板上に、白金
    (Pt)、パラジウム(Pd)、インジウム(Ir)、
    金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)、クロム(C
    r)、アルミニウム(Al)などの金属のうちのいずれ
    か、あるいはこれらから成る合金を1nmから1000
    nmの厚さだけ積層した板、または熱膨張率(α)が1
    ×10-7/℃から90×10-7/℃の値を持つガラス板
    に、記録媒体周囲温度で非磁性あるいは磁性を示すガー
    ネットが1nmから1000nmの厚さだけ積層された
    板であることを特徴とするガーネット膜を用いた光磁気
    記録媒体。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のガーネット膜を用いた
    光磁気記録媒体において、前記基板は、 90×10-7/℃以下の熱膨張率(α)を示す、ガドリ
    ニウム・ガリウム・ガーネット(GGG)、ネオジウム
    ・ガリウム・ガーネット(NGG)などの単結晶によっ
    て構成されることを特徴とするガーネット膜を用いた光
    磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、3のいずれかに記載のガ
    ーネット膜は、 前記基板上に堆積させ結晶化させた後、その表面を結晶
    化後の膜厚に対し、0.5%から80%の深さまで、も
    しくは0.1秒〜4時間の範囲でエッチングして作製さ
    れることを特徴とするガーネット膜の作製方法。
  5. 【請求項5】 請求項1、2、3、4のいずれかに記載
    のガーネット膜は、 高周波スパッタ法(RFS)、高周波マグネトロンスパ
    ッタ法(RFMS)、DCスパッタ法(DCS)、DC
    マグネトロンスパッタ法(DCMS)、イオンビームス
    パッタ法(IBS)、電子銃蒸着法(EBD)、レーザ
    アブレーション法(LA)のうちのいずれかを用いて前
    記基板上に堆積されることを特徴とするガーネット膜の
    作製方法。
JP4944795A 1995-03-09 1995-03-09 ガーネット膜を用いた光磁気記録媒体およびガーネット膜の作製方法 Pending JPH08249740A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2000013178A1 (fr) 1998-08-28 2000-03-09 Nippon Telegraph And Telephone Corporation Support d'enregistrement opto-magnetique, son procede de fabrication et dispositif opto-magnetique d'enregistrement et de reproduction d'informations

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