JPH08249112A - 位置情報入力装置 - Google Patents

位置情報入力装置

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JPH08249112A
JPH08249112A JP5141595A JP5141595A JPH08249112A JP H08249112 A JPH08249112 A JP H08249112A JP 5141595 A JP5141595 A JP 5141595A JP 5141595 A JP5141595 A JP 5141595A JP H08249112 A JPH08249112 A JP H08249112A
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JP
Japan
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light
infrared
input surface
position information
scanning
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JP5141595A
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English (en)
Inventor
Keiichi Toshimi
圭一 都志見
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】大画面の表示装置の画面上の位置を示す位置情
報を表示装置の表示機能の劣化を招くことなく入力でき
る位置情報入力装置を提供すること。 【構成】ターンテーブル13a上に設けた赤外線発光機
13aから発光させた赤外線を赤外線受光機13cが受
光してから、該赤外線が反射した反射光を赤外線受光機
13dが受光するまでの時間からスタイラスペン10の
位置する方向を求め、またターンテーブル14a上に設
けた赤外線発光機14aから発光させた赤外線を赤外線
受光機14cが受光してから、該赤外線が反射した反射
光を赤外線受光機14dが受光するまでの時間からスタ
イラスペン10の位置する方向を求め、これらの方向か
らスタイラスペン10のスクリーンパネル12上での位
置を特定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、表示装置の表示面等の
入力面の所望の位置をスタイラスペン等の指示手段を用
いて指示することにより該入力面上に描かれた手書き文
字等の位置(軌跡)を示す位置情報を入力する位置情報
入力装置に関し、特に、大画面の表示装置に該表示装置
の表示機能の劣化を招くことなく位置情報を入力できる
ようにした位置情報入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、表示装置の表示面又は表示面上に
設けられた透明パネルなどに対してスタイラスペン等の
指示手段を用いて所望の位置を指示することにより、表
示面上で描かれた手書き文字等の軌跡を示す位置情報を
情報処理装置等に入力する位置情報入力装置としては、
1)赤外線方式によるもの、2)電磁方式によるもの、
3)感圧方式によるもの等がある。以下、これらの3つ
の従来技術について図7乃至図9を参照して順次説明す
る。
【0003】図7は、1)に示した赤外線方式による従
来の位置情報入力装置の一般的な構造を示したものであ
る。
【0004】この赤外線方式による従来の位置情報入力
装置は、図7に示すように、指示手段として赤外線を発
光するIRペン7aを用いるもので、このIRペン7a
により全体を図示しない表示装置の表示面としてのスク
リーンパネル7b上の所望の位置を指示し、このときI
Rペン7aから出力された赤外線を赤外線通過フィルタ
7c及び集光レンズ7dを介して、PSD(Position S
ensitive light Detector )センサ7eにより検出す
る。
【0005】そして、このPSDセンサ7eの出力をA
/D(アナログ/ディジタル)変換部7fでディジタル
信号に変換して、このディジタル信号を位置情報として
コンピュータ等の所定の情報処理装置に入力するもので
ある。
【0006】なお、ここで赤外線通過フィルタ7cは、
一般光をカットし、IRペン7aから出力された赤外線
のみをPSDセンサ7eに導くために設けられたもので
あり、A/D変換部7fを設ける理由は、一般にPSD
センサから出力される位置検出信号はリニアなアナログ
信号であるため、A/D変換部7fを介してディジタル
信号に変換する必要があるからである。
【0007】この赤外線方式による従来の位置情報入力
装置としては、例えば、実公平1−16191号公報に
開示された手書情報の表示装置が知られている。
【0008】この実公平1−16191号公報に開示さ
れた手書情報の表示装置は、リアプロジェクション型ビ
デオプロジェクタの透視型スクリーンの投光機側に、こ
の透視型スクリーンからの光線を結像レンズ及び赤外線
通過フィルタを通してイメージセンサの受光面に結像さ
せるイメージ読み取り用の光学装置を設け、この透視型
スクリーン上における赤外線発光体の移動軌跡をイメー
ジセンサで読み取り、読み取った当該軌跡をビデオプロ
ジェクタの投影器により透視型スクリーン上に可視影像
として投影するように構成されている。
【0009】図8は、2)に示した電磁方式による従来
の位置情報入力装置の一般的な構成を示したものであ
る。
【0010】この電磁方式による従来の位置情報入力装
置は、図8に示すように、指示手段としてコイル8iお
よびコンデンサ8jからなる共振回路を内蔵する入力ペ
ン8hを用いるもので、表示面としてのスクリーンパネ
ル8sの裏面には複数のX軸方向センサアンテナコイル
8a、8b、8cをX軸方向に順次配設し、同様に図示
しない複数のY軸方向センサアンテナコイルをY軸方向
に順次配置する。
【0011】そして、入力ペン8hによりディスプレイ
のスクリーンパネル上の所望の位置を指示したときに、
この入力ペン8hの位置をX軸方向センサアンテナコイ
ル8a、8b、8c及びY軸方向センサアンテナコイル
の受信出力に基づき検出する。
【0012】すなわち、まず、スイッチ8eを図示する
ように交流電源8g側を選択するように切り換えるとと
もにスイッチ8dをX軸方向センサアンテナコイル8
a、8b、8cを順次選択するように高速で切り換え、
X軸方向センサアンテナコイル8a、8b、8cに交流
電源8gからの交流電流を流し、X軸方向センサアンテ
ナコイル8a、8b、8cからスクリーンパネル8s上
に順次磁界を発生させる。
【0013】これによりスクリーンパネル8s上の所望
の位置にある入力ペン8hの共振回路にスクリーンパネ
ル8s上に発生した磁界に応答する電流が流れる。
【0014】この状態でスイッチ8eを受信回路8f側
を選択するように切り換えるとともにスイッチ8dをX
軸方向センサアンテナコイル8a、8b、8cを順次選
択するように高速で切り換える。
【0015】このとき入力ペン8hの共振回路に流れる
電流により発生される磁界はX軸方向センサアンテナコ
イル8a、8b、8cのいずれかで受信され、受信回路
8fはどのX軸方向センサアンテナコイル8a、8b、
8cに受信出力があるかで入力ペン8hのX軸方向位置
を特定する。
【0016】同様の動作により、図示しない複数のY軸
方向センサアンテナコイルの受信出力に基づき入力ペン
8hのY軸方向位置を特定することができる。
【0017】図9は、3)に示した感圧方式による従来
の位置情報入力装置の一般的な構造を示したものであ
る。
【0018】この感圧方式による位置情報入力装置は、
図9(a)に示すように、カバーフィルム9aに設けた
電極シート9bに複数のX軸電極9cを配設するととも
に、透明支持体9dに設けた電極シート9eに上記X軸
電極9cと直交する複数のY軸電極9fをドットスペー
サ9gで離間して配設し、図示しないポインテイングデ
バイスでカバーフィルム9a上を押圧することにより、
この押圧位置で上記X軸電極9cとY軸電極9fとを接
触させ、このときX軸電極9cとY軸電極9fとの間に
発生する電流を検出することにより所望の位置入力を行
う。
【0019】すなわち、X軸電極9c及びY軸電極9f
は、図9(b)に示すように、互いに直交して格子上に
配設されたn個のX軸電極X1〜Xnとm個のY軸電極
Y1〜Ymからなり、各X軸電極X1〜Xnは図示しな
いプルアップ抵抗を介して電源側にプルアップされてい
る。
【0020】ここで、Y軸電極Y1〜Ymに、図9
(c)に示すように時系列パルスを周期的に印加する。
【0021】この状態で、図示しないポインテイングデ
バイスによりカバーフィルム9a上の所望の位置を押圧
し、これによりその位置でX軸電極X1〜XnがY軸電
極Y1〜Ymに接触すると、その接触位置でX軸電極X
1〜XnからY軸電極Y1〜Ymに流れる電流ループが
形成される。
【0022】この電流ループはX軸電極X1〜Xnの出
力から検出することができ、これにより図示しないポイ
ンテイングデバイスによる押圧位置を特定することがで
きる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、1)に
示した赤外線方式による従来の位置情報入力装置は、光
学的機構の調整が難しく、また振動及び衝撃に弱いとい
う問題がある。これは位置検出機構として光学的デバイ
ス(ミラー、集光レンズ、PSDなど)を用いており、
これらの光学的デバイスは外部からの振動により物理的
なずれが生じ、これにより位置検出精度に悪影響を与え
るからである。
【0024】また、この方式の場合、表示面のサイズが
大きくなるにしたがって装置のコストが激増し、位置検
出解像度が低下するという問題がある。一般にPSDは
その面積が大きくなると歩留りの問題からコストが極端
に増加する。また、PSD自体の位置検出解像度はμm
レベルと高性能であるが、それを用いて大画面全体の位
置検出を行うためには、IRペン7aからの光をレンズ
を用いて収束させる必要があり、この場合、表示面のサ
イズが大きくなりレンズによる収束率があがればそれに
したがって位置検出解像度は低下する。
【0025】また、2)に示した電磁方式による従来の
位置情報入力装置は、スクリーンパネルの裏面にセンサ
アンテナコイル8a、8b、8c等の電気回路を配設す
る必要があるため、リアプロジェクションのディスプレ
イ等に適用するのは困難である。
【0026】さらに、3)に示した感圧方式による従来
の位置情報入力装置は、表示面内部にドットスペーサを
設ける必要があるため、このドットスペーサにより表示
面の透過率が70%程度に低下し、表示性能を劣化させ
るという問題がある。
【0027】この位置情報入力装置を表示装置の表示画
面上に配設した場合は、表示装置から特に、ディスプレ
イのスクリーンパネルが大型化したような場合には、ス
クリーンパネルの構造が複雑であるため、パネル製造時
の歩留まりが悪く、20インチを超えるような大画面ス
クリーンにこの技術を適用しようとすると、製造コスト
が著しく増加するという問題がある。
【0028】そこで、本発明では、種々の大画面スクリ
ーンパネルに対応でき、かつ表示装置の表示機能の劣化
を招くことのなく位置情報の入力を行える位置情報入力
装置を提供することを目的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、入力面から該入力面の所望の位置を示す
位置情報を入力する位置情報入力装置において、前記入
力面の位置を指示する指示手段(図1の10)と、前記
入力面に光を投光し、該光により少なくとも前記入力面
を含む範囲を回転走査する第1の光走査手段(図1の1
3b)と、前記第1の光走査手段から投光され、前記指
示手段で反射された光を選択的に受光する第1の受光手
段(図1の13d)と、前記第1の光走査手段と異なる
位置に配設され、前記入力面に光を投光し、該光により
少なくとも前記入力面を含む範囲を回転走査する第2の
光走査手段(図1の14b)と、前記第2の光走査手段
から投光され、前記指示手段で反射された光を選択的に
受光する第2の受光手段(図1の14d)と、前記第1
の受光手段が受光したタイミングにおける前記第1の光
走査手段の回転走査位置と、前記第2の受光手段が受光
したタイミングにおける前記第2の発光手段の回転走査
位置とに基づいて、前記入力面での前記指示手段による
指示位置を算出する位置算出手段(図1の15)とを具
備したことを特徴とする。
【0030】
【作用】本発明によれば、第1の光走査手段により、入
力面に光を投光するとともに該光により少なくとも入力
面を含む範囲を回転走査し、また第2の光走査手段によ
り、入力面に光を投光するとともに該光により少なくと
も入力面を含む範囲を回転走査する。そして、第1の受
光手段により、第1の光走査手段から投光され、指示手
段で反射された光を選択的に受光し、また第2の受光手
段により、第2の光走査手段から投光され、指示手段で
反射された光を選択的に受光し、位置算出手段により、
第1の受光手段が受光したタイミングにおける第1の光
走査手段の回転走査位置と第2の受光手段が受光したタ
イミングにおける第2の発光手段の回転走査位置とに基
づいて入力面での指示手段による指示位置を算出する。
【0031】このような構成によると、大画面の表示装
置の表示面等の入力面から表示装置の表示機能の劣化を
招くことなく位置情報を入力することが可能になる。
【0032】
【実施例】以下、本発明を赤外線を利用する位置情報入
力装置に適用した場合の一実施例について図面を参照し
て説明する。
【0033】図1は、本実施例で用いる位置情報入力装
置の構成を示すブロック図である。
【0034】図1に示すように、この位置情報入力装置
は、スタイラスペン10と、筐体11と、スクリーンパ
ネル12と、該スクリーンパネル12の左辺上部の筐体
部分に設けた赤外線送受光部13と、スクリーンパネル
12の右辺上部の筐体部分に設けた赤外線送受光部14
と、位置検出部15とから構成される。
【0035】スタイラスペン10は、スクリーンに対し
て位置入力を行う入力デバイスであり、また、スクリー
ンパネル12は、各種の表示を行う表示デバイスであ
る。
【0036】赤外線送受光部13は、時計方向に回転す
るターンテーブル13aと、該ターンテーブル上に設け
た赤外線発光機13bと、ターンテーブル13aの近傍
に設けた赤外線受光機13c及び13dとから構成され
る。
【0037】ターンテーブル13aは、図2に示すよう
に、下部に設けたモーター21により22方向に回転
し、赤外線をできるだけスクリーンパネル12に近い位
置で発光させることができるように、テーブル面がスク
リーンパネル10とほぼ同一平面となるよう設置され
る。
【0038】赤外線発光機13bは、ターンテーブル1
3a上に設けられ、指向性のある赤外線を発光するLE
Dからなる。
【0039】赤外線受光機13cは、赤外線発光機13
bが発光した赤外線を直接受光する受光機であり、スタ
イラスペン10が存在する方向を求める際の基準位置を
特定するために設けられている。
【0040】この基準位置を必要とする理由は、位置検
出部15は、この基準位置で赤外線を受光してから赤外
線受光機13dが赤外線を受光するまでの時間に基づい
て、スタイラスペン10の位置する方向を、基準位置か
らの角度で求めているためである。
【0041】このように、本実施例では、赤外線受光機
13cを用いているが、赤外線の発光方向、すなわちタ
ーンテーブル13aの回転位置を利用して、基準線を特
定することも可能である。
【0042】赤外線受光機13dは、赤外線発光機13
bから発光した赤外線がスタイラスペン10で反射した
反射光を受光する受光機であり、上記赤外線受光機13
cとともに、スタイラスペン10の位置する方向を求め
るために設けられている。
【0043】赤外線送受光部14は、上記赤外線受光機
13と同様に構成され、反時計方向に回転するターンテ
ーブル14aと、該ターンテーブル上に設けた赤外線発
光機14bと、基準位置として利用する赤外線受光機1
4cと、反射光を検知する赤外線受光機14dとから構
成される。
【0044】位置検出部15は、赤外線受光機13c及
び13dと、赤外線受光機14c及び14dの受光時間
に基づいて、スタイラスペン10のスクリーンパネル1
2上での位置を検出する検出部である。
【0045】次に、この位置検出部15の細部構成につ
いて説明する。
【0046】図3は、図1に示す位置検出部15の細部
構成を示すブロック図である。
【0047】図3に示すように、基本クロック生成回路
15aと、カウンタ15b及び15cと、保持回路15
d及び15eと、演算部15fとから構成され、まず、
赤外線発光機13bが赤外線を発光すると、該赤外線を
直接受光した赤外線受光部13cは、カウンタ15bに
対して赤外線受光信号を出力し、該赤外線受光信号を受
け取ったカウンタ15bは、基本クロック生成回路15
aから出力される基本クロックのカウント動作を開始す
る。
【0048】そして、スタイラスペン10で反射した反
射光を赤外線受光機13dが受光したならば、赤外線受
光機13dは、カウンタ15bに対して赤外線受光信号
を出力し、該赤外線受光信号を受光したカウンタは、基
本クロックのカウント動作を終了する。
【0049】すなわち、カウンタ15bには、この時点
で、赤外線受光機13cからの赤外線受光信号(以下、
「同期信号」と言う。)を受け取ってから、赤外線受光
機13dからの赤外線受光信号(以下、「受光信号」と
言う。)を受け取るまでの基本クロック数がカウントさ
れる。
【0050】図4は、このカウンタ15bが行うカウン
ト動作のタイミングを示す図であり、図4に示すよう
に、赤外線受光機13cから同期信号4aを受け取った
ならば、基本クロック生成回路15aから出力される基
本クロック4bのカウントを開始し、赤外線受光機13
cから受光信号4cを受け取ったならば、基本クロック
のカウントを終了する。したがって、同期信号4aを受
け取ってから検出信号4cを受け取るまでのクロック数
を得ることができる。
【0051】また、このカウンタ15bでは、上記クロ
ック数以外に、同期信号4aを受け取ってから、次の同
期信号4dを受け取るまでのクロック数についてもカウ
ントしている。このクロック数は、ターンテーブル13
aが一回転するのに必要となるクロック数を意味する。
【0052】次に、カウンタ15bが、基本クロックの
カウント動作を終了したならば、バッファの役割を果た
す保持回路15dを介して、演算部15fにカウント値
が出力される。
【0053】このようにして、カウンタ15bがカウン
トしたカウント値が演算部15fに出力されることにな
るが、カウンタ15cもカウント動作についても同様に
行われ、保持回路15eを介して演算部15fにカウン
ト値が出力される。
【0054】これにより、演算部15fは、カウンタ1
5b及び15cがカウントしたカウント値を得ることが
できるため、このカウント値に基づいてスタイラスペン
10の位置を演算して特定する。
【0055】具体的には、この演算部15fは、上記カ
ウント値を用いて各超音波送受光部ごとにスタイラスペ
ン10の位置する方向を求め、各方向の延長線上での交
点をスタイラスペン10の位置とみなしている。
【0056】例えば、カウンタ15bから受け取ったカ
ウント値には、同期信号を得てから受光信号を得るまで
のクロック数が含まれているため、まずこのクロック数
に1クロック時間を掛け合わせると、同期信号を得てか
ら受光信号を得るまでの時間tが得られる。
【0057】また、上記カウント値には、同期信号を得
てから次の同期信号を得るまでのクロック数が含まれて
いるため、同様に1クロック時間を掛け合わると、ター
ンテーブル13aが1回転するのに必要な時間Tが求ま
る。
【0058】そこで、 θ1 = (t/T)×360 (deg) の計算を行うことにより、赤外線送受光部13から見た
スタイラスペン10が位置する方向(θ1)を求めるこ
とができる。
【0059】また、同様にして、カウント15cのカウ
ンタ値に基づいて、赤外線送受光部14から見たスタイ
ラスペン10が位置する方向(θ2)を求めることがで
きる。
【0060】このため、この演算部15fでは、かかる
の方向に直線を引き、その交点を算出するよう演算を行
って、スタイラスペン10の位置を求めている。
【0061】次に、この演算部15fによる演算処理の
一例について説明する。
【0062】図5は、この演算部15fの演算処理の一
例を示す図である。
【0063】例えば、赤外線発光機13bから赤外線発
光機14bまでの距離が100cmであり、ターンテー
ブル13a及び14aがそれぞれ1回転するのに必要な
時間Tが10msec、赤外線受光機13dが受光する
までの時間t1が1.667msec、赤外線受光機1
4dが受光するまでの時間t2が0.833msecで
ある場合を考えると、図5に示すように θ1=(1.667/10)×360=60deg θ2=(0.833/10)×360=30deg であることが分かる。
【0064】ここで、赤外線発光機13bから入力位置
Pまでのx軸方向の距離をxcmとし、y軸方向の距離
をycmとすると、 tanθ1= y/x =sqrt(3) tanθ2=y/(100−x)=1/sqrt(3) という2式が得られる(ただし、sqrtは平方根を意
味する。)。
【0065】したがって、この連立方程式を解くと、 x=25.1、y=43.4 が得られ、入力位置Pは、赤外線受光機13bからx軸
方向に25.1cmの距離にあり、y軸方向に43.4
cmの距離の地点に位置することが分かる。
【0066】上記一連の演算を行うことにより、スタイ
ラスペン10のスクリーンパネル12上での位置を容易
に求めることができる。
【0067】なお、上記実施例では、説明の便宜上、赤
外線の乱反射等についての説明を省略したが、図6に示
すように、スクリーンパネル12の外縁部に赤外線吸収
体6aを設けて、赤外線の乱反射を防止するよう構成す
ることも可能である。
【0068】また、赤外線発光機13bが発光した赤外
線により、他方の赤外線受光機14c及び14dが影響
を受けないように、所定の窓等を設けることも可能であ
る。
【0069】上述してきたように、本実施例では、ター
ンテーブル13a上に設けた赤外線発光機13aから発
光させた赤外線を赤外線受光機13cが受光する時間
と、該赤外線がスタイラスペン10で反射した反射光を
赤外線受光機13dが受光する時間とに基づいて赤外線
発光機13bから見たスタイラスペン10の方向θ1を
求めるとともに、ターンテーブル14a上に設けた赤外
線発光機14aから発光させた赤外線を赤外線受光機1
4cが受光する時間と、該赤外線がスタイラスペン10
で反射した反射光を赤外線受光機14dが受光する時間
とに基づいて赤外線発光機14bから見たスタイラスペ
ン10の方向θ1を求め、このθ1及びθ2に基づい
て、スタイラスペン10のスクリーンパネル12上での
位置を演算するよう構成したので、大画面の表示装置の
画面上の位置を示す位置情報を表示装置の表示機能の劣
化を招くことなく入力することができる。
【0070】なお、本実施例では、赤外線受光機13c
及び14cを用いて、ターンテーブル13a及び14a
の回転位置を求めるよう構成したが、本発明はこれに限
定されるものではなく、各ターンテーブルにエンコーダ
を設け、赤外線受信機13d及び14dが受光した時点
でのターンテーブルの回転位置を直接入手することも可
能である。
【0071】また、本実施例では、赤外線発光機13b
及び14bを、360度の回転を行うターンテーブル1
3a及び14a上に設ける場合について説明したが、本
発明はこれに限定されるものではなく、少なくともスク
リーンパネル12上を回転走査するよう構成すれば足り
る。
【0072】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明で
は、第1の光走査手段により、入力面に光を投光すると
ともに該光により少なくとも入力面を含む範囲を回転走
査し、また第2の光走査手段により、入力面に光を投光
するとともに該光により少なくとも前記入力面を含む範
囲を回転走査し、そして、第1の受光手段により、第1
の光走査手段から投光され、指示手段で反射された光を
選択的に受光し、また第2の受光手段により、第2の光
走査手段から投光され、指示手段で反射された光を選択
的に受光し、位置算出手段により、第1の受光手段が受
光したタイミングにおける第1の光走査手段の回転走査
位置と第2の受光手段が受光したタイミングにおける第
2の発光手段の回転走査位置とに基づいて入力面での指
示手段による指示位置を算出するよう構成したので、大
画面の表示装置の表示面等の入力面から該表示装置の表
示機能の劣化を招くことなく位置情報を入力することが
可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる位置情報入力装置の構成を示す
ブロック図。
【図2】図1に示すターンテーブル及び赤外線発光機の
断面図。
【図3】図1に示す位置検出部の細部構成を示す図。
【図4】図3に示すカウンタがカウント動作を行うタイ
ミングを示す図。
【図5】図1に示す位置情報入力装置の処理手順を示す
図。
【図6】赤外線吸収体を付加した位置情報入力装置の一
例を示す図。
【図7】赤外線を利用した従来の位置情報入力装置の構
造を示す図。
【図8】感圧を利用した従来の位置情報入力装置の構造
を示す図。
【図9】電磁力を利用した従来の位置情報入力装置の回
路構成を示す図。
【符号の説明】
10 スタイラスペン、 11 筐体、 12 スクリ
ーンパネル、13,14 赤外線送受光部、 13a,
14a ターンテーブル、13b,14b 赤外線発光
機、13c,13d,14c,14d 赤外線受光機、
15 位置検出部、 21 モーター、 15a 基本
クロック生成回路、15b,15c カウンタ、 15
d,15e 保持回路、15f 演算部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力面から該入力面の所望の位置を示す
    位置情報を入力する位置情報入力装置において、 前記入力面の位置を指示する指示手段と、 前記入力面に光を投光し、該光により少なくとも前記入
    力面を含む範囲を回転走査する第1の光走査手段と、 前記第1の光走査手段から投光され、前記指示手段で反
    射された光を選択的に受光する第1の受光手段と、 前記第1の光走査手段と異なる位置に配設され、前記入
    力面に光を投光し、該光により少なくとも前記入力面を
    含む範囲を回転走査する第2の光走査手段と、 前記第2の光走査手段から投光され、前記指示手段で反
    射された光を選択的に受光する第2の受光手段と、 前記第1の受光手段が受光したタイミングにおける前記
    第1の光走査手段の回転走査位置と、前記第2の受光手
    段が受光したタイミングにおける前記第2の発光手段の
    回転走査位置とに基づいて、前記入力面での前記指示手
    段による指示位置を算出する位置算出手段とを具備した
    ことを特徴とする位置情報入力装置。
JP5141595A 1995-03-10 1995-03-10 位置情報入力装置 Pending JPH08249112A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008217819A (ja) * 2008-04-24 2008-09-18 Ricoh Co Ltd 情報入力装置、情報入力方法、情報入力プログラム及び記憶媒体
KR101112483B1 (ko) * 2009-05-06 2012-02-24 윤형상 라인빔을 이용한 터치 좌표 검출 장치
KR101316050B1 (ko) * 2010-12-20 2013-10-10 임성근 전후방 카메라를 갖는 태블릿 pc용 보호커버

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