JPH0824903B2 - 感染性医療廃棄物から未焼成建材を製造する方法 - Google Patents
感染性医療廃棄物から未焼成建材を製造する方法Info
- Publication number
- JPH0824903B2 JPH0824903B2 JP15763590A JP15763590A JPH0824903B2 JP H0824903 B2 JPH0824903 B2 JP H0824903B2 JP 15763590 A JP15763590 A JP 15763590A JP 15763590 A JP15763590 A JP 15763590A JP H0824903 B2 JPH0824903 B2 JP H0824903B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- parts
- weight
- medical waste
- infectious medical
- building materials
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02W—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
- Y02W30/00—Technologies for solid waste management
- Y02W30/50—Reuse, recycling or recovery technologies
- Y02W30/91—Use of waste materials as fillers for mortars or concrete
Landscapes
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、病院から出る感染性医療廃棄物を利用して
建材を製造するための方法に関する。
建材を製造するための方法に関する。
［従来の技術］ 病院からは、感染性医療廃棄物と言われる注射器や注
射針やその他の血のついたものがゴミとして出される。
この感染性医療廃棄物には病原菌が含まれているおそれ
があるので、それ自体を一般のゴミと同様に捨てること
が出来ないものである。このため、病院では感染性医療
廃棄物を他のゴミとは別の容器に溜め、病院外部の焼却
処分場まで運んで殺菌のために焼却していた。この焼却
を行なっただけでは注射針等の形状がそのまま残るの
で、焼却後の感染性医療廃棄物を特別な廃棄物を捨てる
管理型処分地へ捨てなければならなかった。
射針やその他の血のついたものがゴミとして出される。
この感染性医療廃棄物には病原菌が含まれているおそれ
があるので、それ自体を一般のゴミと同様に捨てること
が出来ないものである。このため、病院では感染性医療
廃棄物を他のゴミとは別の容器に溜め、病院外部の焼却
処分場まで運んで殺菌のために焼却していた。この焼却
を行なっただけでは注射針等の形状がそのまま残るの
で、焼却後の感染性医療廃棄物を特別な廃棄物を捨てる
管理型処分地へ捨てなければならなかった。
［発明が解決しようとする課題］ 従来は、感染性医療廃棄物は病院外へ運んで処分する
だけのものであり、何ら再生利用出来るものではなかっ
た。
だけのものであり、何ら再生利用出来るものではなかっ
た。
また、感染性医療廃棄物の処分は、焼却費と、通常の
ゴミを捨てる安定型処分地よりも費用の高い管理型処分
地へ捨てる費用と、運搬費とに費用がかかり、それが病
院の経営を圧迫する要因の一つになっていた。
ゴミを捨てる安定型処分地よりも費用の高い管理型処分
地へ捨てる費用と、運搬費とに費用がかかり、それが病
院の経営を圧迫する要因の一つになっていた。
この感染性医療廃棄物については再生利用の方法が考
えられていなかったので、国や地方自治体においては特
別な廃棄物を捨てる管理型処分地を年々増設したり確保
したりする必要があるが、その増設や確保は難しいもの
であった。
えられていなかったので、国や地方自治体においては特
別な廃棄物を捨てる管理型処分地を年々増設したり確保
したりする必要があるが、その増設や確保は難しいもの
であった。
［発明の目的］ 本発明は、従来からの病院の感染医療廃棄物の廃棄処
分にかかっていた経費を大幅に削減し、しかも従来は廃
棄処分にしていた感染性医療廃棄物を建材の材料として
利用するようにした感染性医療廃棄物から未焼成建材を
製造する方法を提供することを目的とする。
分にかかっていた経費を大幅に削減し、しかも従来は廃
棄処分にしていた感染性医療廃棄物を建材の材料として
利用するようにした感染性医療廃棄物から未焼成建材を
製造する方法を提供することを目的とする。
［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために本発明は、注射器や注射針
等の感染性医療廃棄物を粉砕し、その粉砕物と水と未焼
成建材用組成物とその未焼成建材用組成物か水のいずれ
かと混合すると混合物全体の温度が121℃以上になるよ
うに発熱する発熱促進剤とを混合し、その混合物を建材
用型容器に入れて密閉し、その密閉した型容器内の温度
を発熱促進剤によって121℃以上に保って感染性医療廃
棄物を滅菌し、その後、その型容器に入れた混合物を未
焼成建材として利用するようにしたものである。
等の感染性医療廃棄物を粉砕し、その粉砕物と水と未焼
成建材用組成物とその未焼成建材用組成物か水のいずれ
かと混合すると混合物全体の温度が121℃以上になるよ
うに発熱する発熱促進剤とを混合し、その混合物を建材
用型容器に入れて密閉し、その密閉した型容器内の温度
を発熱促進剤によって121℃以上に保って感染性医療廃
棄物を滅菌し、その後、その型容器に入れた混合物を未
焼成建材として利用するようにしたものである。
なお、未焼成建材用組成物は、（ａ）ポルトランドセ
メントが93〜73重量部、（ｂ）モンモリロナイト、酸性
白土及びベントナイトより選ばれた少なくとも一種が３
〜10重量部、（ｃ）ジルコニア及びマグネシアより選ば
れた少なくとも一種が２〜８重量部、（ｄ）ステアリン
酸アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属より選ばれた少
なくとも一種が0.5〜３重量部、（ｅ）ナフタリンスル
ホン酸アルカリ金属塩が0.5〜３重量部、（ｆ）重炭酸
アルカリ金属塩及び塩化カルシウムより選ばれた少なく
とも一種が１〜３重量部、の上記（ａ）〜（ｆ）の６種
類の成分の合計が100重量部となるものか、（ａ）アル
ミナセメントが93〜77重量部、（ｂ）モンモリロナイ
ト、酸性白土及びベントナイトより選ばれた少なくとも
一種が３〜10重量部、（ｃ）ジルコニア及びマグネシア
より選ばれた少なくとも一種が３〜10重量部、（ｄ）ス
テアリン酸アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属より選
ばれた少なくとも一種が0.5〜３重量部、の上記（ａ）
〜（ｄ）の４種類の成分の合計が100重量部となるもの
を用いる。
メントが93〜73重量部、（ｂ）モンモリロナイト、酸性
白土及びベントナイトより選ばれた少なくとも一種が３
〜10重量部、（ｃ）ジルコニア及びマグネシアより選ば
れた少なくとも一種が２〜８重量部、（ｄ）ステアリン
酸アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属より選ばれた少
なくとも一種が0.5〜３重量部、（ｅ）ナフタリンスル
ホン酸アルカリ金属塩が0.5〜３重量部、（ｆ）重炭酸
アルカリ金属塩及び塩化カルシウムより選ばれた少なく
とも一種が１〜３重量部、の上記（ａ）〜（ｆ）の６種
類の成分の合計が100重量部となるものか、（ａ）アル
ミナセメントが93〜77重量部、（ｂ）モンモリロナイ
ト、酸性白土及びベントナイトより選ばれた少なくとも
一種が３〜10重量部、（ｃ）ジルコニア及びマグネシア
より選ばれた少なくとも一種が３〜10重量部、（ｄ）ス
テアリン酸アルカリ金属塩及びアルカリ土類金属より選
ばれた少なくとも一種が0.5〜３重量部、の上記（ａ）
〜（ｄ）の４種類の成分の合計が100重量部となるもの
を用いる。
［作用］ 上記構成に係る本発明によれば、注射針等の形が分か
らない程度に細かく感染性医療廃棄物を粉砕して、建材
の骨材として利用出来るような安全な形状とする。
らない程度に細かく感染性医療廃棄物を粉砕して、建材
の骨材として利用出来るような安全な形状とする。
未焼成建材の組成物と骨材と水と混合して未焼成建材
を製造する際に、細かく粉砕した感染性医療廃棄物を骨
材とみなして使用する。その際に、発熱促進剤も混合す
る。その混合物を型容器に流し込んで未焼成建材を製造
するが、その過程で型容器を密閉することによって型容
器内を高熱高圧にし、感染性医療廃棄物の滅菌を行な
う。
を製造する際に、細かく粉砕した感染性医療廃棄物を骨
材とみなして使用する。その際に、発熱促進剤も混合す
る。その混合物を型容器に流し込んで未焼成建材を製造
するが、その過程で型容器を密閉することによって型容
器内を高熱高圧にし、感染性医療廃棄物の滅菌を行な
う。
［実施例］ 以下、本発明について説明する。
注射器や注射針やその他の血のついたもの等から成る
感染性医療廃棄物を粉砕機によって、注射針等の形が分
からない程度に細かく粉砕する。このように細かく粉砕
することによって、針等の形が残らないような、建材の
骨材として使用できる安全な形状とする。
感染性医療廃棄物を粉砕機によって、注射針等の形が分
からない程度に細かく粉砕する。このように細かく粉砕
することによって、針等の形が残らないような、建材の
骨材として使用できる安全な形状とする。
次に、粉砕した感染性医療廃棄物と、従来既知の未焼
成建材用組成物と、水と、発熱促進剤（消石灰）とを、
ミキサに入れて混合する。この際の未焼成建材用組成物
は、特公平１−8989号及び特公平１−8990号に示されて
いる未焼成建材の組成物のいずれかを用いるものであ
る。
成建材用組成物と、水と、発熱促進剤（消石灰）とを、
ミキサに入れて混合する。この際の未焼成建材用組成物
は、特公平１−8989号及び特公平１−8990号に示されて
いる未焼成建材の組成物のいずれかを用いるものであ
る。
特公平１−8989号に示されている未焼成建材の組成物
は、（ａ）ポルトランドセメント…93〜73重量部、
（ｂ）モンモリロナイト、酸性白土及びベントナイトよ
り選ばれた少なくとも一種…３〜10重量部、（ｃ）ジル
コニア及びマグネシアより選ばれた少なくとも一種…２
〜８重量部、（ｄ）ステアリン酸アルカリ金属塩及びア
ルカリ土類金属より選ばれた少なくとも一種…0.5〜３
重量部、（ｅ）ナフタリンスルホン酸アルカリ金属塩…
0.5〜３重量部、（ｆ）重炭酸アルカリ金属塩及び塩化
カルシウムより選ばれた少なくとも一種…１〜３重量
部、の上記（ａ）〜（ｆ）の６種類の成分の合計が100
重量部となる組成物（以下、未焼成建材用組成物Ｘとす
る）である。
は、（ａ）ポルトランドセメント…93〜73重量部、
（ｂ）モンモリロナイト、酸性白土及びベントナイトよ
り選ばれた少なくとも一種…３〜10重量部、（ｃ）ジル
コニア及びマグネシアより選ばれた少なくとも一種…２
〜８重量部、（ｄ）ステアリン酸アルカリ金属塩及びア
ルカリ土類金属より選ばれた少なくとも一種…0.5〜３
重量部、（ｅ）ナフタリンスルホン酸アルカリ金属塩…
0.5〜３重量部、（ｆ）重炭酸アルカリ金属塩及び塩化
カルシウムより選ばれた少なくとも一種…１〜３重量
部、の上記（ａ）〜（ｆ）の６種類の成分の合計が100
重量部となる組成物（以下、未焼成建材用組成物Ｘとす
る）である。
特公平１−8990号に示されている未焼成建材の組成物
は、（ａ）アルミナセメント…93〜77重量部、（ｂ）モ
ンモリロナイト、酸性白土及びベントナイトより選ばれ
た少なくとも一種…３〜10重量部、（ｃ）ジルコニア及
びマグネシアより選ばれた少なくとも一種…３〜10重量
部、（ｄ）ステアリン酸アルカリ金属塩及びアルカリ土
類金属より選ばれた少なくとも一種…0.5〜３重量部、
の上記（ａ）〜（ｄ）の４種類の成分の合計が100重量
部となる組成物（以下、未焼成建材用組成物Ｙとする）
である。
は、（ａ）アルミナセメント…93〜77重量部、（ｂ）モ
ンモリロナイト、酸性白土及びベントナイトより選ばれ
た少なくとも一種…３〜10重量部、（ｃ）ジルコニア及
びマグネシアより選ばれた少なくとも一種…３〜10重量
部、（ｄ）ステアリン酸アルカリ金属塩及びアルカリ土
類金属より選ばれた少なくとも一種…0.5〜３重量部、
の上記（ａ）〜（ｄ）の４種類の成分の合計が100重量
部となる組成物（以下、未焼成建材用組成物Ｙとする）
である。
従来から、例えばセラミックのタイルやブロック等の
建材を作るためには、約1200℃程度にセラミックを焼成
しなければ、セラミックのタイルやブロック等の建材は
出来ないものであった。しかし、特公平１−8989号や特
公平１−8990号の発明は、焼成させなくても、建材用の
型で成形するだけで、セラミックのタイルやブロック等
の建材を作ることを可能にした未焼成建材用組成物Ｘや
未焼成建材用組成物Ｙを考え出したものである。
建材を作るためには、約1200℃程度にセラミックを焼成
しなければ、セラミックのタイルやブロック等の建材は
出来ないものであった。しかし、特公平１−8989号や特
公平１−8990号の発明は、焼成させなくても、建材用の
型で成形するだけで、セラミックのタイルやブロック等
の建材を作ることを可能にした未焼成建材用組成物Ｘや
未焼成建材用組成物Ｙを考え出したものである。
これらの未焼成建材用組成物Ｘや未焼成建材用組成物
Ｙの１容量部に対し、約３〜４容量部の骨材を含んだも
のに、約1.5容量部の水を混ぜて混合し、適当な建材用
型容器に混合物を流し込んで成形すれば未焼成建材が作
られる。この事実を利用して、本発明では、粉砕した感
染性医療廃棄物を未焼成建材用組成物の骨材に用いる。
Ｙの１容量部に対し、約３〜４容量部の骨材を含んだも
のに、約1.5容量部の水を混ぜて混合し、適当な建材用
型容器に混合物を流し込んで成形すれば未焼成建材が作
られる。この事実を利用して、本発明では、粉砕した感
染性医療廃棄物を未焼成建材用組成物の骨材に用いる。
未焼成建材用組成物Ｘか未焼成建材用組成物Ｙのいず
れかに、骨材と水とを混ぜて混合すると、その混合物の
温度は約60度まで上昇する。建材用の型に混合物を流し
込んで成形する際には、この混合物が早く固まるように
混合物を冷やしていた。
れかに、骨材と水とを混ぜて混合すると、その混合物の
温度は約60度まで上昇する。建材用の型に混合物を流し
込んで成形する際には、この混合物が早く固まるように
混合物を冷やしていた。
しかし、本発明では、未焼成建材用組成物と骨材とし
ての粉砕した感染性医療廃棄物と水との混合物の温度を
121℃以上に温度を上昇させるために、発熱促進剤を入
れる。この発熱促進剤としては、未焼成建材用組成物の
主成分であるセメントと混合すると発熱作用を起こす既
知の化学品か、水と反応して発熱作用を起こす既知の化
学品のいずれでも良い。また、この化学品は液体でも粉
体でも良い。
ての粉砕した感染性医療廃棄物と水との混合物の温度を
121℃以上に温度を上昇させるために、発熱促進剤を入
れる。この発熱促進剤としては、未焼成建材用組成物の
主成分であるセメントと混合すると発熱作用を起こす既
知の化学品か、水と反応して発熱作用を起こす既知の化
学品のいずれでも良い。また、この化学品は液体でも粉
体でも良い。
このように、未焼成建材用組成物と粉砕した感染性医
療廃棄物と水と発熱促進剤とを入れてミキサで混合す
る。充分に混合した後、その混合物を、例えばタイルや
ブロック等の建材用の型容器に入れ、その型容器に蓋を
して型容器内を密閉する。この型容器は密閉可能なもの
なければならず、かつ所定の時間（約20分）は容器内を
滅菌に必要な温度121℃以上に保てるものでなければな
らない。
療廃棄物と水と発熱促進剤とを入れてミキサで混合す
る。充分に混合した後、その混合物を、例えばタイルや
ブロック等の建材用の型容器に入れ、その型容器に蓋を
して型容器内を密閉する。この型容器は密閉可能なもの
なければならず、かつ所定の時間（約20分）は容器内を
滅菌に必要な温度121℃以上に保てるものでなければな
らない。
この密閉容器内では、内部温度が121℃以上になり、
この高温によって蒸気が発生して内部内部圧力が高くな
る。このように、粉砕した感染性医療廃棄物は、密閉容
器内で高温（121℃以上）かつ高圧の下に置かれるの
で、オートクレープ方式（高温高圧による滅菌）と同等
の滅菌効果が得られる。即ち、建材用の型容器に混合物
を流し込んで建材に成形する過程で、感染性医療廃棄物
の滅菌を行なわせるものである。
この高温によって蒸気が発生して内部内部圧力が高くな
る。このように、粉砕した感染性医療廃棄物は、密閉容
器内で高温（121℃以上）かつ高圧の下に置かれるの
で、オートクレープ方式（高温高圧による滅菌）と同等
の滅菌効果が得られる。即ち、建材用の型容器に混合物
を流し込んで建材に成形する過程で、感染性医療廃棄物
の滅菌を行なわせるものである。
滅菌に必要な時間経過後、蓋を開けて容器内の混合物を
冷まして取り出せば、それがタイルやブロック等の建材
製品となる。
冷まして取り出せば、それがタイルやブロック等の建材
製品となる。
［発明の効果］ 以上のように、本発明に係る感染性医療廃棄物から未
焼成建材を製造する方法によれば、建材用型容器に流し
込んで建材を成形する工程で、密閉容器内に入れてその
中の混合物を滅菌温度以上に発熱させるようにしたもの
で、従来のような滅菌のための焼却の必要が無くなり、
非常に経済的である。
焼成建材を製造する方法によれば、建材用型容器に流し
込んで建材を成形する工程で、密閉容器内に入れてその
中の混合物を滅菌温度以上に発熱させるようにしたもの
で、従来のような滅菌のための焼却の必要が無くなり、
非常に経済的である。
また、従来の感染性医療廃棄物は、何ら再生利用され
なくて廃棄されるだけのものであったが、本発明では感
染性医療廃棄物を建材の骨材として利用することが出
来、建材製造業者にとっては骨材の費用がかからなくて
済む。
なくて廃棄されるだけのものであったが、本発明では感
染性医療廃棄物を建材の骨材として利用することが出
来、建材製造業者にとっては骨材の費用がかからなくて
済む。
更に、病院にとっては感染性医療廃棄物の処理には、
焼却費と焼却場や管理廃棄場への運送費等の費用がかか
っていたが、本発明ではそのような費用がかからなくな
る。
焼却費と焼却場や管理廃棄場への運送費等の費用がかか
っていたが、本発明ではそのような費用がかからなくな
る。
その上、本発明によって感染性医療廃棄物を建材の骨
材として利用するようにすれば、国や地方自治体におい
ては、管理型処分地の増設の必要性が無くなる可能性が
ある。
材として利用するようにすれば、国や地方自治体におい
ては、管理型処分地の増設の必要性が無くなる可能性が
ある。
Claims (2)
- 【請求項１】注射器や注射針等の感染性医療廃棄物を粉
砕し、 その粉砕物と、水と、（ａ）ポルトランドセメントが93
〜73重量部、（ｂ）モンモリロナイト、酸性白土及びベ
ントナイトより選ばれた少なくとも一種が３〜10重量
部、（ｃ）ジルコニア及びマグネシアより選ばれた少な
くとも一種が２〜８重量部、（ｄ）ステアリン酸アルカ
リ金属塩及びアルカリ土類金属より選ばれた少なくとも
一種が0.5〜３重量部、（ｅ）ナフタリンスルホン酸ア
ルカリ金属塩が0.5〜３重量部、（ｆ）重炭酸アルカリ
金属塩及び塩化カルシウムより選ばれた少なくとも一種
が１〜３重量部、の上記（ａ）〜（ｆ）の６種類の成分
の合計が100重量部となる未焼成建材用組成物と、その
未焼成建材用組成物か水のいずれかと混合すると混合物
全体の温度が121℃以上になるように発熱する発熱促進
剤とを混合し、 その混合物を建材用型容器に入れて密閉し、 その密閉した型容器内の温度を前期発熱促進剤の働きに
よって121℃以上に保って感染性の温度を121℃以上に保
って感染性医療廃棄物を滅菌するようにしたことを特徴
とする感染性医療廃棄物から未焼成建材を製造する方
法。 - 【請求項２】注射器や注射針等の感染性医療廃棄物を粉
砕し、 その粉砕物と、水と、（ａ）アルミナセメントが93〜77
重量部、（ｂ）モンモリロナイト、酸性白土及びベント
ナンイより選ばれた少なくとも一種が３〜10重量部、
（ｃ）ジルコニア及びマグネシアより選ばれた少なくと
も一種が３〜10重量部、（ｄ）ステアリン酸アルカリ金
属塩及びアルカリ土類金属より選ばれた少なくとも一種
が0.5〜３重量部、の上記（ａ）〜（ｄ）の４種類の成
分の合計が100重量部となる未焼成建材用組成物と、そ
の未焼成建材用組成物か水のいずれかと混合すると混合
物全体の温度が121℃以上になるように発熱する発熱促
進剤とを混合し、 その混合物を建材用型容器に入れて密閉し、 その密閉した型容器内の温度を前期発熱促進剤の働きに
よって121℃以上に保って感染性医療廃棄物を滅菌する
ようにしたことを特徴とする感染性医療廃棄物から未焼
成建材を製造する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15763590A JPH0824903B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 感染性医療廃棄物から未焼成建材を製造する方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15763590A JPH0824903B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 感染性医療廃棄物から未焼成建材を製造する方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0448980A JPH0448980A (ja) | 1992-02-18 |
| JPH0824903B2 true JPH0824903B2 (ja) | 1996-03-13 |
Family
ID=15654032
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15763590A Expired - Lifetime JPH0824903B2 (ja) | 1990-06-18 | 1990-06-18 | 感染性医療廃棄物から未焼成建材を製造する方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0824903B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2120841A2 (en) * | 2007-02-09 | 2009-11-25 | Alma Mater Studiorum -Universita' di Bologna | Composition for use in dentistry |
| US8367195B2 (en) * | 2008-09-04 | 2013-02-05 | Frank Santoro | Products made from recycled cardboard |
| US7918777B2 (en) * | 2008-09-25 | 2011-04-05 | Frances Irene Parrott | Pill catcher |
| CN111250508B (zh) * | 2020-01-16 | 2022-03-22 | 厦门市邑度高新技术有限公司 | 一种智慧医疗垃圾多级分类处理系统 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5555835Y2 (ja) * | 1977-09-09 | 1980-12-24 | ||
| JP2589775B2 (ja) * | 1988-06-28 | 1997-03-12 | 松下冷機株式会社 | 自動販売機の商品取出口 |
| JPH028990A (ja) * | 1988-06-28 | 1990-01-12 | Matsushita Refrig Co Ltd | 自動販売機の制御装置 |
-
1990
- 1990-06-18 JP JP15763590A patent/JPH0824903B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0448980A (ja) | 1992-02-18 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN103387411B (zh) | 用垃圾焚烧炉渣生产加气混凝土的方法 | |
| CN106673705A (zh) | 一种垃圾焚烧飞灰和剩余污泥的处理技术 | |
| CN106242516A (zh) | 用危险废物、固体废物制造的陶瓷制品 | |
| JPH0824903B2 (ja) | 感染性医療廃棄物から未焼成建材を製造する方法 | |
| Jeong et al. | Cementing the gap between ceramics, cements, and polymers | |
| KR101708399B1 (ko) | 고화토 및 그 제조 방법 | |
| WO1992018437A1 (en) | Harzardous waste containment system | |
| KR20000063216A (ko) | 무기물 첨가제를 이용한 폐기물을 건축자재 및 토목재로재활용하는 방법 | |
| CN102773246A (zh) | 一种医疗垃圾焚烧飞灰固化/稳定化处理的方法 | |
| CN100450954C (zh) | 利用城市生活垃圾制造彩色路面砖 | |
| KR100757360B1 (ko) | 유·무기성 폐자원의 재처리 방법 | |
| WO2003047782A1 (en) | Treatment of waste materials for disposal | |
| JP3198148B2 (ja) | 水硬性粉体組成物 | |
| TW201121608A (en) | Treatment method and treatment apparatus of inorganic harmful waste. | |
| JP3369620B2 (ja) | 焼却灰の固結方法 | |
| JPS5874794A (ja) | 石油留分から得られた酸性スラツジの安全な移送及びその固形燃料への変換方法 | |
| JPH02279175A (ja) | 残渣からなる固化する混合物およびその製造方法 | |
| JPS59145100A (ja) | 下水汚泥の固化処理方法 | |
| CN106001049A (zh) | 一种医疗废弃物的无害化资源化处理方法 | |
| US6599357B1 (en) | Detoxifying agent for use in disposal of noxious wastes that is conducted by solidifying them with cement | |
| JP2008212850A (ja) | 貝殻とガラスを原料とする固化成型体の製造方法 | |
| KR20220045525A (ko) | 산업폐기물의 친환경 처리방법 | |
| JP2004298741A (ja) | フッ素又はホウ素の溶出抑制材及び溶出抑制方法 | |
| JPH07305827A (ja) | 焼却灰の固化処理方法 | |
| JPH1158359A (ja) | コンクリート用組成物及びそれを用いたプレキャストブロック |