JPH08248810A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH08248810A
JPH08248810A JP7052527A JP5252795A JPH08248810A JP H08248810 A JPH08248810 A JP H08248810A JP 7052527 A JP7052527 A JP 7052527A JP 5252795 A JP5252795 A JP 5252795A JP H08248810 A JPH08248810 A JP H08248810A
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JP
Japan
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fixing
temperature
image forming
roller
temperatures
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JP7052527A
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English (en)
Inventor
Yasuhiko Taguchi
泰彦 田口
Katsuhiro Echigo
勝博 越後
Hiroyuki Shibaki
弘幸 芝木
Jun Yura
純 由良
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 待機時間を短縮し且つその間に確実な定着を
行なうことのできる画像形成装置を提供する。 【構成】 メインスイッチ55がオンされて装置が立ち
上がると定着ヒータ20に電力が供給され定着ロ−ラ
(図示せず)が加熱される。その定着ロ−ラの温度及び
定着ロ−ラを介して昇温される加圧ロ−ラの温度をサー
ミスタ23,24により検知し、その検知信号をメイン
制御板40で処理する。メイン制御板40は、定着ロ−
ラ及び加圧ロ−ラの温度が所定の温度に達したときに装
置を動作可能とし、通常よりも遅い初期プロセス速度及
び初期複写速度を設定して画像形成を行なう。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機、プリンタ等の
画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の複写機、プリンタ等の画像形成装
置においては、装置立ち上げ後に定着器が定格定着温度
に達してから画像形成動作を実行するようになってい
る。この間の待機時間は、長い装置では5分以上にも達
するものがあり、待機中は画像形成が行なえないという
不便さがあった。
【0003】この不便さを解消するために種々の提案が
なされているが満足するものではなかった。そこで本願
出願人は、装置立ち上げ後に定着器が定格定着温度に達
するまでの間に、複写枚数を制限して複写動作を許容す
る複写許容方式を特開平3−249769号公報により
先に提案している。この複写許容方式においては、定着
動作により定着器(定着ロ−ラ)の温度が低下すること
に着目し、例えば転写紙1枚の定着により低下する温度
ΔTを余裕温度として定め、定着下限温度よりもΔTだ
け高い温度から定格定着温度に達するまでの間、複写枚
数を制限して複写動作を許容するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に記載の方式においては、加圧ローラの温度について
は考慮されておらず、加圧ロ−ラの温度が定着下限温度
よりも低い場合には定着不良を起こすという問題があっ
た。
【0005】また、余裕温度ΔTを定めたとはいえ、定
着器の温度は定格定着温度に達していないので、作像部
の線速(プロセス速度)を定格時と同一にしたままでは
環境温度等の外的条件によっては定着が不安定となる恐
れがある。これを防ぐために線速を遅くした場合、複写
速度(単位時間当りの複写枚数)を定格と同一に保つと
紙間(転写紙と転写紙の間隔)が狭くなり転写紙により
奪われた熱量の回復が出来ず定着不良が発生するという
問題がある。
【0006】本発明は、上記複写許容方式を採る装置を
含めた従来の画像形成装置における、待機時間の短縮と
定着不良発生の防止が困難であるという問題を解決し、
待機時間を短縮し且つその間に確実な定着を行なうこと
のできる画像形成装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題は、本発明に
より、画像形成手段と、該画像形成手段により形成され
記録材上に転写された未定着画像を定着するための定着
ロ−ラ及び加圧ロ−ラを備えた定着手段と、前記定着ロ
−ラ温度を検知する温度検知手段及び前記加圧ロ−ラの
温度を検知する温度検知手段とを有する画像形成装置に
おいて、装置立ち上げ時に、前記定着ロ−ラ及び加圧ロ
−ラの温度が、夫々の定格定着温度よりも低く且つ定着
下限温度よりも高い所定の初期定着温度に達した場合
に、定格プロセス速度よりも遅い所定のプロセス速度に
より画像形成動作を実行するよう制御する制御手段を有
することにより解決される。
【0008】また、本発明は、前記の課題を解決するた
めに、前記定着ロ−ラ及び加圧ロ−ラの温度が夫々の定
格定着温度に達するまで、定格複写速度よりも遅い所定
の複写速度により画像形成動作を実行することを提案す
る。
【0009】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記所定の複写速度が記録材のサイズに応じて
設定されることを提案する。さらに、本発明は、前記の
課題を解決するために、前記所定のプロセス速度が記録
材のサイズに応じて設定されることを提案する。
【0010】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記定着ロ−ラ及び加圧ロ−ラの温度が夫々の
定格定着温度に達するまで、両ローラの温度上昇に応じ
て前記所定のプロセス速度が段階的に設定されることを
提案する。
【0011】さらに、本発明は、前記の課題を解決する
ために、前記所定のプロセス速度により画像形成動作を
実行する際に、前記定着ロ−ラ及び加圧ロ−ラの温度が
夫々の初期定着温度に達するより前で且つ前記定着手段
まで記録材が搬送された時には夫々の初期定着温度に達
するタイミングで記録材の給紙が開始されることを提案
する。
【0012】
【作用】装置立ち上げ時に、前記定着ロ−ラ及び加圧ロ
−ラの温度が、夫々の定格定着温度よりも低く且つ定着
下限温度よりも高く設定された初期定着温度に達する
と、通常時の定格プロセス速度よりも遅い所定のプロセ
ス速度により画像形成動作を実行する。これにより、定
着手段の温度が定格定着温度に達する前に画像形成動作
を開始して待機時間を短縮するとともに、通常時よりも
遅いプロセス速度により画像形成動作を実行することで
未定着画像の確実な定着を行なう。
【0013】その他の作用については、以下の実施例の
説明で明らかとなるであろう。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本発明の一実施例である複写機の概略を
示す側面構成図である。この図に示す複写機において、
原稿台(コンタクトガラス)1上に載置された原稿(図
示せず)は露光部2により読み取られ、画像読取手段3
に結像される。画像読取手段3は入射した光の強弱を電
気信号に変換しデジタル信号として出力する。このデジ
タル信号は、画像処理部4により所定の画像処理が行な
われて書き込み部5に送られる。そして、書き込み部5
の光書き込みにより感光体ドラム6上に静電潜像が形成
され、その静電潜像に現像器7からトナーを付与して現
像を行ない、可視像(トナー像)を形成する。
【0015】一方、給紙トレイ9より給紙され搬送され
た転写紙は、レジストローラ11によりスキュー補正を
行なうとともにタイミングを取られて送出される。そし
て、転写及び分離器8によってトナー像が転写紙上に転
写され感光体から分離される。トナー像が転写された転
写紙は定着器10へと搬送され、熱と圧力によりトナー
像が転写紙に定着される。
【0016】図2は、定着器10を詳細に示す断面構成
図である。この図に示す定着器10において、加圧カム
25により付勢された加圧ロ−ラ22が定着ロ−ラ21
に圧接されている。定着ロ−ラ21内には定着ヒータ2
0が配設されている。また、定着ロ−ラ21の温度を検
知する定着ロ−ラサーミスタ23が、定着ロ−ラ21に
軽圧で接触して設けられている。そして、加圧ロ−ラ2
2の温度を検知する加圧ロ−ラサーミスタ24が、加圧
ロ−ラ22に軽圧で接触して設けられている。その他、
定着器10内には、定着器装着検知センサ26,分離爪
27,温度ヒューズ28,オイル塗布フェルト29等が
配設されている。
【0017】図3は、この複写機の操作パネルを示す斜
視図である。操作パネル30には、コピー枚数や倍率な
どの数値を入力するためのテンキー31、複写動作を開
始するためのスイッチであるスタートボタン32、複写
枚数等を表示する表示器33、拡大/縮小あるいは両面
複写などの指示を設定するための入力部34等が設けら
れている。
【0018】図4は、この複写機の電気的制御系を示す
ブロック図である。複写機制御を司るメイン制御板(M
CT)40は、プロセッサ等のコントローラ(CPU)
41、プログラムを格納した固定メモリ(ROM)4
2、電池によりバックアップされた可変メモリ(RA
M)43を中心として、各部に配された各種のセンサ4
4及びコントローラ41の指令で作動する各種のアクチ
ュエータ75により構成されている。そして、コントロ
ーラ41には、前述の操作パネル30、露光部及び書き
込み部を制御する光学系制御部46、作像部を制御する
プロセス制御部47が接続されている。
【0019】この制御系において、コントローラ41は
固定メモリ42に格納されたプログラムを実行し、セン
サ44及び操作パネル30の出力信号に応じて、必要と
するデータを可変メモリ43にアクセスしながら制御上
の判断を行なう。そして、アクチュエータ75、操作パ
ネル30、各制御部46、47へ指令を出して、操作パ
ネル中の表示器33による表示の制御や複写動作の全般
的な制御を行なう。
【0020】図5は、この複写機における定着温度制御
系統を示す回路図である。定着温度制御回路50はAC
ドライブ51,メインスイッチ(SW)55及びバック
アップスイッチ56を有しており、各スイッチ55,5
6がACドライブ51に接続されている。そして、メイ
ンスイッチ55にはDC電源52が、バックアップスイ
ッチ56にはオプションDC電源53が夫々接続されて
いる。また、前述の定着器10の定着ヒータ20及びメ
イン制御板40が夫々ACドライブ51に接続されてい
る。
【0021】この定着温度制御系において、複写機のメ
インスイッチ55がオンされると、ACドライブ51を
介して電力が供給され、定着ヒータ20が立ち上がって
定着ロ−ラ21を加熱する。その定着ロ−ラ21の温度
をサーミスタ23により検知する。一方、加圧ロ−ラ2
2は定着ロ−ラ21から温度を受けて加熱される。その
加圧ロ−ラ22の温度をサーミスタ24により検知す
る。サーミスタ23,24の検知信号はメイン制御板4
0に入力されて処理される。そして、メイン制御板40
は、定着ロ−ラ21及び加圧ロ−ラ22の温度が予め設
定された初期定着温度のT1 及びK1 になったときに装
置を動作可能状態とし、この時の線速(プロセス速度)
及び複写速度を初期線速V1 及び初期複写速度H1 に設
定して給紙を開始しコピー動作を開始する。その後、定
着ロ−ラ21の温度が上昇して定格温度Tになると、そ
の定格温度を維持するように定着ヒータ20がコントロ
ールされる。また、この時の線速及び複写速度をそれぞ
れ定格線速V及び定格複写速度Hに設定してコピー動作
を実行する。なお、本実施例においては、定着ロ−ラ2
1及び加圧ロ−ラ22の温度について、初期定着温度T
1,K1と定格定着温度T,Kの間を多段階に分割して、
その各温度に応じて線速及び複写速度を設定している。
【0022】ところで、上記の初期定着温度T1 及びK
1は、複写機に使用されるトナーの種類や定着ロ−ラ及
び加圧ロ−ラの肉厚や材質、さらには定格温度及びその
時の定格線速や定格複写速度によって設定されるもので
ある。本実施例における初期定着温度T1,K1、第n番
目の初期定着温度Tn,Kn、定格温度T,Kと、夫々
の温度に設定された線速と複写速度を次の表1に示す。
なお初期定着温度T1及びK1 が定着下限温度以上に設
定されることはいうまでもない。
【0023】
【表1】
【0024】この表に示すように、本実施例において
は、初期定着温度のT1 を130℃にK1 を110℃に
設定し、この時の初期線速V1 を70mm/sに設定する。
この初期線速V1 は異なる用紙サイズに対しても同一に
設定されているので、複写速度は用紙サイズ毎にH1-3
〜5 が夫々毎分5枚,10枚,17枚に設定される。
【0025】また、第n番目の初期定着温度Tn,Kn
を夫々150℃,130℃に設定し、その時の第n番目
初期線速Vnを150mm/sに、用紙サイズ毎の第n番目
初期複写速度Hn-3〜5を夫々毎分10枚,20枚,3
4枚に設定する。
【0026】そして、定格に達した定着温度T,Kを夫
々180℃,160℃に設定し、定格線速Vを270mm
/sに、用紙サイズ毎の定格複写速度H-3〜5を夫々毎分
22枚,45枚,75枚に設定する。
【0027】上記メイン制御板が実行する、複写線速及
び複写速度を設定するための制御をフローチャートによ
り示すと図6のようになる。すなわち、電源投入直後に
メイン制御板から送られてくるデータに基づいて定着ロ
−ラ21の初期定着温度T1をRAM43に格納する
(ステップ1、以下ステップをSと略記する)。この
時、フローチャートには示されていないが操作パネル3
0の表示器33を点灯させる。次いで、定着ロ−ラ21
の温度が定格温度Tに達したときにセットされるリロー
ドフラッグがセットされているか否かをチェックする
(S2)。このフラッグがセットされていない場合は、
メイン制御板からのデータに応じて定着ロ−ラ21の温
度が初期定着温度T1 に達したか否かをチェックする
(S3)。定着ロ−ラ21の温度がT1 に達していれば
加圧ロ−ラ22の温度が初期定着温度K1に達したか否
かをチェックする(S4)。加圧ロ−ラ22の温度がK
1 に達すれば、上記第1表の関係テーブルより該当する
組み合わせを選び、ROM42に格納されている初期線
速V1 及び用紙サイズ毎の複写速度H1-3〜5 を読み出
して設定する(S5,6)。この時点で、フローチャー
トには示されていないが、複写速度の枚数を操作パネル
上の表示器33に表示すると共に、スタートボタン32
を複写操作可能を表す表示に変更する(照明の色を変え
る等を行なう)。これにより、通常の複写速度よりは遅
いものの、コピーが可能となったことを使用者に示す。
次に、定着ロ−ラ21及び加圧ロ−ラ22の温度が定格
温度T及びKに達したか否かをチェックする(S7,
8)。両ローラの温度が定格温度に達していない場合は
リターンした後、再びこのフローチャートへ戻りS1以
下の制御を繰り返す。そして、両ローラの温度が定格温
度に達すれば、リロードフラッグをセットして(S
9)、定格線速V及び用紙サイズ毎の定格複写速度H-3
〜5をROM42より読み出して設定する。そして、フ
ローチャートには示されていないが、表示器33に通常
の複写動作が許容されたことを表示すると共に、テンキ
ー31により入力された複写指示枚数を表示する。
【0028】なお、S7,8にて定着ロ−ラ21及び加
圧ロ−ラ22の温度が定格温度T及びKに達せずにS1
以下の制御を繰り返す場合、定着ロ−ラ21及び加圧ロ
−ラ22の温度を順次第n番目の初期定着温度Tn及び
Knと比較して、これにより第n番目初期線速Vn 及び
用紙サイズ毎の複写速度Hn-3〜5 を設定し、順次、表
示器33に表示される複写速度の枚数を更新する。
【0029】上記説明のように、本実施例においては、
装置立ち上げ時に定着ロ−ラ21及び加圧ロ−ラ22が
定格温度T,Kに達する前に、初期定着温度T1,K1に
達した時点でプロセス速度(線速)と複写速度(単位時
間当りのコピー枚数)とを制限した状態で複写動作が可
能となるので、待機時間を大幅に短縮することができ、
急を要する複写作業を迅速に行なうことができる。この
ときの複写速度は通常の(定格温度時の)複写速度より
遅いものの、従来の装置であれば待機中でコピー不可で
あった時間に、本実施例の複写機では少数枚のコピーを
自在に行なうことができる。また、本実施例において
は、温度変化率等の計算値による推測値を用いることな
く、定着ロ−ラ及び加圧ロ−ラの温度を検知して、その
温度が定着下限温度以上になってから複写動作が許可さ
れるので、装置立ち上げ時に定着不良を起こすことがな
い。そして、上記の制御は、複写機の電源を最初に投入
した装置立ち上げ時だけでなく、電力消費の低減を図る
ために設けられた予熱モードからの立ち上げ時にも適用
することが可能である。
【0030】なお、本実施例においては、定着ロ−ラ2
1及び加圧ロ−ラ22の温度が初期定着温度T1 及びK
1 になったときに給紙を開始しているが、給紙開始タイ
ミングとしては、転写紙が給紙トレイ9から定着器10
まで搬送される時間を見込んで、その時間内に定着ロ−
ラ21及び加圧ロ−ラ22の温度が初期定着温度T1及
びK1 になるようなタイミングで給紙するようにしても
よい。このタイミングで給紙を開始すれば1枚目のコピ
ーまでの待ち時間をさらに短縮することが出来る。
【0031】ところで、複写時の定着動作により、転写
紙に熱を奪われて定着ロ−ラ21(及び加圧ロ−ラ2
2)の温度は降下する。この時、転写紙のサイズが大き
いほど奪われる熱量が多い。逆にいえば、通紙する転写
紙が小さければ奪われる熱量が少ない。従って、通紙す
る転写紙サイズが小さい場合には定着ロ−ラ21(及び
加圧ロ−ラ22)の温度降下が少ないので、転写紙サイ
ズが大きい場合よりもプロセス速度(線速)を速くする
ことができる。そこで、上記実施例では異なる転写紙サ
イズに対しても同一の値に設定されていた初期線速V1
(及び第n番目の初期線速Vn)を転写紙サイズに応じ
て変えるようにしても良い。これにより、転写紙サイズ
が小さい場合には線速を速くして複写速度を上昇させる
ことができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の画像形成
装置によれば、定着ロ−ラ及び加圧ロ−ラの温度が夫々
の定格温度に達するよりも前に画像形成を行なうことが
できるので、装置立ち上げ時の待機時間を大幅に短縮す
ることができる。また、その際に、通常よりも遅いプロ
セス速度で画像形成を行なうので、未定着画像が確実に
定着される。
【0033】請求項2の構成により、通常の複写速度
(単位時間当りのコピー枚数)よりも遅い複写速度で画
像形成を行なうので、通常よりも遅いプロセス速度で画
像形成を行った場合でも紙間を適量に保って、転写紙に
より奪われた定着器の熱量を回復させることができる。
そのため、装置立ち上げ時の定着不良の発生を防止する
ことが出来る。
【0034】請求項3の構成により、装置立ち上げ時の
複写速度が用紙サイズに応じて設定されるので、大サイ
ズ用紙の定着不良を防止するとともに小サイズ用紙の複
写速度を向上させることができる。
【0035】請求項4の構成により、装置立ち上げ時の
プロセス速度が用紙サイズに応じて設定されるので、大
サイズ用紙の定着不良を防止するとともに小サイズ用紙
の複写速度を向上させることができる。
【0036】請求項5の構成により、定着ロ−ラ及び加
圧ロ−ラの温度上昇に応じてプロセス速度が段階的に設
定されるので、装置立ち上げ時の複写速度を徐々に向上
させスピードアップを図ることが出来る。
【0037】請求項6の構成により、給紙開始タイミン
グを早めて、装置立ち上げ時の待機時間をより短縮する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の一実施例である複写機の概略
を示す側面構成図である。
【図2】図2は、その複写機の定着器を詳細に示す断面
構成図である。
【図3】図3は、その複写機の操作パネルを示す斜視図
である。
【図4】図4は、その複写機の電気的制御系を示すブロ
ック図である。
【図5】図5は、その複写機における定着温度制御系統
を示す回路図である。
【図6】図6は、その複写機における複写線速及び複写
速度を設定するための制御を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
1 コンタクトガラス 2 露光部 3 画像読取手段 5 書き込み部 6 感光体ドラム 9 給紙トレイ 10 定着器 20 定着ヒータ 21 定着ロ−ラ 22 加圧ロ−ラ 23 定着ロ−ラサーミスタ 24 加圧ロ−ラサーミスタ 30 操作パネル 40 メイン制御板 41 コントローラ(CPU) 50 定着温度制御回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 由良 純 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成手段と、該画像形成手段により
    形成され記録材上に転写された未定着画像を定着するた
    めの定着ロ−ラ及び加圧ロ−ラを備えた定着手段と、前
    記定着ロ−ラ温度を検知する温度検知手段及び前記加圧
    ロ−ラの温度を検知する温度検知手段とを有する画像形
    成装置において、 装置立ち上げ時に、前記定着ロ−ラ及び加圧ロ−ラの温
    度が、夫々の定格定着温度よりも低く且つ定着下限温度
    よりも高い所定の初期定着温度に達した場合に、定格プ
    ロセス速度よりも遅い所定のプロセス速度により画像形
    成動作を実行するよう制御する制御手段を有することを
    特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記定着ロ−ラ及び加圧ロ−ラの温度が
    夫々の定格定着温度に達するまで、定格複写速度よりも
    遅い所定の複写速度により画像形成動作を実行すること
    を特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記所定の複写速度が記録材のサイズに
    応じて設定されることを特徴とする、請求項2に記載の
    画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記所定のプロセス速度が記録材のサイ
    ズに応じて設定されることを特徴とする、請求項1に記
    載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 前記定着ロ−ラ及び加圧ロ−ラの温度が
    夫々の定格定着温度に達するまで、両ローラの温度上昇
    に応じて前記所定のプロセス速度が段階的に設定される
    ことを特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記所定のプロセス速度により画像形成
    動作を実行する際に、前記定着ロ−ラ及び加圧ロ−ラの
    温度が夫々の初期定着温度に達するより前で且つ前記定
    着手段まで記録材が搬送された時には夫々の初期定着温
    度に達するタイミングで記録材の給紙が開始されること
    を特徴とする、請求項1に記載の画像形成装置。
JP7052527A 1995-03-13 1995-03-13 画像形成装置 Pending JPH08248810A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7130553B2 (en) 2002-12-26 2006-10-31 Canon Kabushiki Kaisha Heating apparatus with conveyance interval controller and control of electric power in conformity with detected temperature
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