JPH08248394A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

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JPH08248394A
JPH08248394A JP7046795A JP7046795A JPH08248394A JP H08248394 A JPH08248394 A JP H08248394A JP 7046795 A JP7046795 A JP 7046795A JP 7046795 A JP7046795 A JP 7046795A JP H08248394 A JPH08248394 A JP H08248394A
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liquid crystal
short
backlight
crystal display
voltage
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JP7046795A
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Inventor
Yorihisa Suzuki
順久 鈴木
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Casio Computer Co Ltd
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Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バックライトの点灯・消灯にかかわらず、画
像を安定して表示することができる液晶表示装置を提供
することである。 【構成】 アクティブマトリクス型液晶表示素子のゲー
トライン33とデータライン34を非線形半導体二端子
素子からなる保護素子36により短絡配線35に接続す
る。短絡配線35は対向電極に接続されている。液晶表
示素子の背面にバックライト21を配置し、スイッチS
Wにより点灯・消灯可能とする。バックライト21を点
灯すると、照射光により保護素子36内でキャリア対が
発生し、漏れ電流が生ずる。このため、短絡配線35及
び対向電極の電圧が低下し、液晶に印加される電圧も低
下する。この電圧変動を抑制するため、バックライト電
源65から抵抗RBを介して短絡配線35及び対向電極
に電流を供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はバックライトを備えた
液晶表示装置に関し、特に、点灯・消灯の切り替えが可
能なバックライトを備え、高品質の画像を表示できる液
晶表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】TFT型液晶表示素子は、画素電極とス
イッチング素子としてのTFTが形成された基板と、対
向電極が形成された基板と、両基板の間に封止された液
晶とから形成された液晶セルを一対の偏光板で挟んで構
成されている。TFTは液晶表示素子の製造過程等で発
生する静電気等の高電圧のために破壊され易い。このた
め、図9に示すように、TFT102と画素電極103
が形成された基板101に短絡配線(ショートライン)
104と保護素子(非線形半導体保護素子)107を配
置し、短絡配線104とゲートライン105及びデータ
ライン106を保護素子107を介して接続する手法が
提案されている。短絡配線104は図示せぬ対向電極
(コモン電極)及び補助容量線(補償容量線)に接続さ
れている。
【0003】保護素子107は、図10に示すような電
圧(V)−電流(I)特性を有し、高電圧が印加された
際に通電する。このため、静電気等の高電圧が印加され
た場合には、保護素子107を介してゲートライン10
5とデータライン106がほぼ同電位となり、TFT1
02の絶縁破壊が回避される。一方、通常の動作電圧で
は、保護素子107はオフ(高抵抗状態)を維持し、ゲ
ートライン105とデータライン106との絶縁状態が
維持される。
【0004】一般に、アクティブマトリクス型カラー液
晶表示素子は、開口率が比較的小さく、また、カラーフ
ィルタの透過率が低い。このため、表示が暗く、背面に
バックライトを配置して使用されている。しかし、バッ
クライトの消費電力は大きく、バックライトを常時点灯
した場合には、装置の消費電力の大部分がバックライト
で占められてしまう。このため、バックライトを必要に
応じて点灯・消灯できるように構成することが望まし
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】保護素子107はカソ
ードが対向接続されたダイオード等の非線形半導体素子
から構成される。このため、バックライトを点灯・消灯
可能とした場合、点灯時に保護素子107を構成する半
導体が活性化され、漏れ電流(リーク電流)が生ずる。
このため、バックライト点灯時には、短絡配線104及
び対向電極が抵抗を介してゲートライン105及びデー
タライン106に接続された状態になる。一方、バック
ライト消灯時には、漏れ電流はほとんど発生しない。
【0006】このため、対向電極の電圧がバックライト
の点灯時と消灯時で変動し、この変動に伴って液晶の印
加電圧が変動し、点灯時と消灯時では表示階調が異なっ
てしまうという問題がある。
【0007】この発明は上記実情に鑑みてなされたもの
で、バックライトの点灯・消灯にかかわらず、画像を安
定して表示することができるバックライトを備えた液晶
表示装置又はバックライトとの組み合わせで使用される
ことを前提とする液晶表示装置を提供することを目的と
する。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の第1の観点にかかる液晶表示装置は、背
面にバックライトを備えたアクティブマトリクス型液晶
表示装置において、液晶容量と、前記液晶容量の一端に
電流路の一端が接続されたTFTと、前記TFTの電流
路の他端に接続されたデータラインと、前記TFTのゲ
ートに接続されたゲートラインと、前記液晶容量の他端
に電気的に接続された短絡配線と、前記短絡配線と前記
データライン及びゲートラインを接続する非線形半導体
保護素子と、を備えるアクティブマトリクス型液晶表示
素子と、前記アクティブマトリクス型液晶表示素子の背
面に配置されたバックライトと、前記バックライトを点
灯・消灯する点灯・消灯手段と、前記点灯・消灯手段に
よる点灯・消灯に従って前記短絡配線に所定の電圧を印
加する補正手段と、を備えることを特徴とする。なお、
バックライトは使用段階で装置に組み込んでもよい。
【0009】また、この発明の第2の観点にかかる液晶
表示装置は、画素電極と、該画素電極に接続されたスイ
ッチング素子と、該スイッチング素子に接続されたデー
タラインがマトリクス状に配置され、さらに、短絡配線
と各前記データラインと前記短絡配線を接続する非線形
半導体保護素子とが配置された一方の基板と、前記短絡
配線に接続され、複数の前記画素電極に対向する共通電
極が形成され、前記一方の基板に対向して配置された他
方の基板と、前記一方の基板と他方の基板の間に配置さ
れた液晶と、より構成される液晶表示素子と、前記液晶
表示素子の一面に配置されたバックライトと、前記バッ
クライトを点灯・消灯するバックライト制御手段と、前
記対向電極と前記短絡配線に所定の電圧を供給する電圧
設定手段と、前記バックライトの点灯・消灯に伴う前記
非線形半導体保護素子を流れる漏れ電流の変動による前
記対向電極と前記短絡配線の電圧の変動の少なくとも一
部を相殺する補正手段と、を備えることを特徴とする。
なお、バックライトは使用段階で装置に組み込んでもよ
い。
【0010】また、この発明の第3の観点にかかる液晶
表示装置は、画素電極と、該画素電極に接続されたスイ
ッチング素子と、該スイッチング素子に接続されたデー
タラインがマトリクス状に配置され、さらに、短絡配線
と各前記データラインと前記短絡配線を接続する非線形
半導体保護素子とが配置された一方の基板と、前記短絡
配線に接続され、複数の前記画素電極に対向する共通電
極が形成され、前記一方の基板に対向して配置された他
方の基板と、前記一方の基板と他方の基板の間に配置さ
れた液晶と、より構成される液晶表示素子と、前記液晶
表示素子の一面に配置されたバックライトと、前記バッ
クライトの発光強度を調整するバックライト制御手段
と、前記対向電極と前記短絡配線に所定の電圧を供給す
る電圧設定手段と、前記バックライトの発光強度の変化
に伴う前記非線形半導体保護素子を流れる漏れ電流の変
動による前記対向電極と前記短絡配線の電圧の変動の少
なくとも一部を相殺する補正手段と、を備えることを特
徴とする。
【0011】
【作用】バックライトを点灯することにより、保護素子
に光が照射され、保護素子を構成する半導体内でキャリ
ア対、即ち、正孔と電子のペアが発生し、漏れ電流が発
生する。このため、短絡配線の電圧はバックライトが消
灯している間の電圧から変動してしまい、液晶に印加さ
れる電圧も変動してしまう。しかし、この発明の第1及
び第2の観点にかかる液晶表示装置によれば、この変動
を相殺するように短絡配線の電圧を補正するので、液晶
に印加される電圧はバックライトの点灯・消灯にかかわ
らず、階調信号に対応する一定値に維持される。従っ
て、各階調データにより指示される画像を安定して表示
させることができる。
【0012】また、この発明の第3の観点にかかる液晶
表示装置によれば、バックライトの光の強度に応じて、
バックライトによる電圧の変動を相殺するように、補正
手段により短絡配線に電圧を印加することができる。従
って、バックライトの発光強度にかかわらず、各階調デ
ータにより指示される画像を安定して表示させることが
できる。
【0013】
【実施例】次に、この発明の一実施例にかかるバックラ
イトを備えた液晶表示装置を説明する。この液晶表示装
置は、図1に断面で示すように、シール材14とスペー
サ15を介して接合された透明基板11、12と、透明
基板11、12間に封止された液晶13と、透明基板1
1、12を挟んで配置された偏光板16、17と、より
構成される液晶表示素子10を備える。液晶表示素子1
0の裏面には、陰極管21と反射板22と拡散板23と
より構成されるバックライト20が配置されている。
【0014】透明基板11の上面には、図2に示すよう
に、TFT31と画素電極32とがマトリクス状に配置
されている。各行のTFT31のゲートにはゲートライ
ン33が共通に接続され、各列のTFT31のドレイン
にはデータライン(ドレインライン)34が共通に接続
されている。有効画素領域の外側には、リング状の短絡
配線35が配置され、短絡配線35は保護素子36を介
して各ゲートライン33及び各データライン34に接続
されている。さらに、複数の画素電極32に絶縁膜(T
FT31のゲート絶縁膜)を介して対向する補償容量ラ
イン(補助容量ライン)37が短絡配線35に接続され
ている。短絡配線35は、共通パッド(コモン電圧パッ
ド)38に接続されている。
【0015】一方、基板12には、図1に示すように、
画素電極32に対向する対向電極41が形成されてい
る。対向電極41は、導通材42を介して基板11の共
通パッド38に接続されている。
【0016】透明基板11と12の対向面には、配向処
理が施された配向膜51、52が形成されている。
【0017】各ゲートライン33はゲートドライバ61
に接続され、データライン34はデータドライバ62に
接続され、共通パッド38はコモンドライバ63に接続
されている。
【0018】さらに、共通パッド38は後述する電圧変
動補正用の抵抗RBを介して陰極管21を駆動するため
のインバータ回路64の電源端子に接続されている。イ
ンバータ回路64の出力電圧は陰極管21に供給され
る。インバータ回路64の電源端子にはスイッチSWを
介してバックライト電源65の出力電圧が供給される。
【0019】上記構成の液晶表示装置の各画素の等価回
路とコモンドライバ63の回路構成を図3に示す。この
図に示すように、各画素は、画素電極32と対向電極4
1とその間の液晶13とより構成される液晶容量(画素
容量)CLCと、画素電極32と補償容量ライン37とそ
の間の絶縁膜から構成され、液晶容量CLCに並列に接続
された補償容量CSと、TFT31と、から構成されて
いる。また、コモンドライバ63は、基準直流電圧を生
成する分圧回路71と、増幅器72と、カップリング容
量73とから構成される。増幅器72の出力信号の交流
成分がカップリング容量73を介して分圧回路71から
の基準電圧と加算され、短絡配線35、補償容量ライン
37及び対向電極41に供給される。
【0020】次に、上記構成の液晶表示装置の動作を、
液晶13に印加する電圧の極性を水平走査ライン毎に反
転するライン反転駆動の場合を例に説明する。まず、ス
イッチSWがオフしており、陰極管21が消灯している
ものとする。データドライバ62には、例えば、図4
(A)に示すように、中心レベルに対し極性が1水平走
査期間毎に反転する映像信号が供給される。データドラ
イバ62は、この映像信号を所定周期でサンプリング
し、サンプリング信号をデータライン34に印加する。
【0021】ゲートドライバ61は、選択状態のゲート
ライン33に、ゲートパルスを印加し、該ゲートライン
33に接続されたTFT31をオンさせる。コモンドラ
イバ63の増幅器72には、1水平走査期間毎にレベル
が反転する矩形信号が供給される。増幅器72はこの矩
形信号を増幅して出力する。増幅器72の出力信号の交
流成分がカップリング容量73を介して分圧回路71か
ら供給される基準電圧と加算され、図4(B)の実線で
示すように、ライン毎に極性の反転するコモン信号が得
られる。このコモン信号は共通パッド38を介して短絡
配線35、補償容量ライン37、及び対向電極41に印
加される。分圧回路71が出力する基準電圧、即ち、コ
モン信号の中心電圧VC2は、映像信号の中心電圧VC1よ
りも、TFT31の寄生容量による電圧降下ΔV1分だ
け低い値となるように設定されている。
【0022】この状態では、被選択行の液晶容量には、
データライン34の信号と対向電極41に印加される信
号の差に相当する電圧が、オンしたTFT31を介して
印加され、ゲートパルスがオフすると、その印加電圧が
非選択期間の間各液晶容量に保持される。
【0023】この状態では、保護素子36は非活性状態
(高抵抗状態)であり、漏れ電流は非常に小さく、液晶
表示装置の動作に影響を与えない。
【0024】使用者がスイッチSWをオンすると、バッ
クライト電源65の出力電圧がインバータ回路64に供
給され、インバータ回路64が作動し、陰極管21が点
灯する。
【0025】陰極管21の点灯により、保護素子36に
光が照射され、保護素子36を構成する半導体内でキャ
リア対が形成され、漏れ電流が生ずる。漏れ電流を等価
な抵抗で表現すると、図5に示すように、データライン
34に接続された保護素子36は抵抗Rd、ゲートライ
ン33に接続された保護素子36は抵抗Rgで表現する
ことができる。映像信号の直流電圧成分VC1はコモン信
号の直流電圧成分VC2にほぼ等しい。従って、データラ
イン34に接続された保護素子36の漏れ電流は小さ
く、抵抗Rdは大きな値で表現できる。
【0026】これに対し、選択状態にある1本を除く全
てのゲートライン33の電圧はTFT31を完全にオフ
させる電圧であり、ゲート電圧Vgの直流成分は小さ
く、コモン信号の直流電圧成分VC2との差は大きい。こ
のため、ゲートライン33に接続された保護素子36の
漏れ電流は大きく、コモン信号の電圧、即ち、対向電極
41の電圧は、図4(B)に破線で示すように、負側に
シフトする。このため、このままの状態であれば、液晶
容量に印加される電圧は所望の値からずれてしまう。ま
た、走査ライン毎に異なってしまう。
【0027】しかし、この実施例では、図6に示すよう
に、スイッチSWがオンすることにより、対向電極41
の電圧の低下を相殺するように、ゲートライン33に接
続された保護素子36の漏れ電流Igにほぼ等しい電流
IBが電圧補正用の抵抗RBを介してバックライト電源
65から対向電極41に流れる。従って、対向電極41
の電圧が補正され(電圧変動が相殺され)、電圧の変動
が抑制される。
【0028】バックライト消灯時のRd、Rgを十分に大
きいとし、バックライト消灯時のコモン信号の直流電圧
成分VC2が最適値に設定されているとすると、抵抗RB
の最適値は数1で表される。
【0029】
【数1】RB=(VB−VC2)・Rg/(VC2−Vg)
【0030】等価抵抗Rgは、液晶表示素子10のゲー
トライン数等によって変動するが、一般に150〜45
0KΩ程度である。また、各電圧は液晶表示素子10の
構造に応じて変動する。従って、電圧補正用抵抗RBの
最適値は実験等に基づいて個別的に求めることが望まし
い。
【0031】以上説明したように、この発明によれば、
バックライトを消灯した状態で、コモン信号の直流電圧
成分を最適値に設定する。そして、バックライト点灯時
に、バックライト電源65から補正用抵抗RBを介して
共通パッド38に電流を供給する。従って、照射光によ
る保護素子36の活性化(漏れ電流の増加)によるコモ
ン信号の電圧の低下を相殺又は補償又は補正することが
できる。従って、バックライトの点灯・消灯にかかわら
ず、コモン信号を最適値に維持できる。従って、液晶容
量に保持し、液晶13に印加する電圧を常に最適値に維
持することができる。
【0032】保護素子36の漏れ電流は、照射の光の強
度にほぼ比例する。従って、調光機能(光の強度を調整
できる機能)を有するバックライト20の場合には、バ
ックライト20の明るさの変化に伴ってコモン信号の電
圧が変動する。この種のコモン信号の電圧変動は例え
ば、図7に示す回路構成を採用することにより、抑制又
は補正することができる。
【0033】図7の構成では、例えば、インバータ回路
64はボリューム81の操作に応じて出力電力を調整す
る。インバータ回路64の出力は陰極管21に供給され
るとと共に整流・増幅回路82に供給され、整流及び増
幅される。整流・増幅回路82の出力は抵抗RBと共通
パッド38に介して対向電極41等に供給される。この
ような構成によれば、ボリューム81の操作に伴ってイ
ンバータ回路64の出力する電力が増加すると、陰極管
21の発光強度が強くなり、保護素子36の漏れ電流が
増加し、コモン電圧が低下しようとする。一方、インバ
ータ回路64の出力電力が増加するにつれて整流・増幅
回路82の出力電圧が増加しコモン電圧を引き上げよう
とする。即ち、コモン電圧を補正する(コモン電圧の変
動を相殺する)。このため、コモン電圧の変動が抑制さ
れる。
【0034】上記実施例においては、バックライト20
が消灯している時のコモン電圧を基準として、バックラ
イト20の点灯によるコモン信号の電圧の低下を防止し
た。しかし、バックライト20が点灯している時のコモ
ン信号の電圧を基準とし、バックライト20の消灯によ
るコモン信号の電圧の上昇を防止するように構成しても
よい。この場合、例えば、図8に示すように、共通パッ
ド38を抵抗RBとバックライト20の点灯・消灯に連
動してオフ・オンするスイッチSW2を介して接地す
る。このような構成によれば、補正用抵抗RBの抵抗値
を適切に選択することにより、バックライト20の消灯
によるコモン信号の電圧の上昇分と、スイッチSW2が
オンすることによるコモン信号の電圧の低下分をほぼ等
しくし、互いに相殺させることができる。従って、バッ
クライト20の点灯・消灯に伴うコモン信号の電圧の変
動を抑えることができる。
【0035】なお、この発明は上記実施例に限定され
ず、種々の変形及び応用が可能である。例えば、液晶表
示素子10の構成は任意に変更可能であり、短絡配線3
5の形状、配置位置は任意である。また、保護素子36
としてはダイオードに限定されず、非線形抵抗特性を有
する任意の二端子半導体素子を使用できる。また、半導
体の材質もアモルファスシリコン、多結晶シリコン等任
意の材料を使用できる。また、液晶表示素子10上に光
センサを設け、この光センサの出力に従ってバックライ
ト20の点灯・消灯の判別、発光強度等を判別し、この
判別結果に従って電圧の変動分を相殺するようにしても
よい。さらに、バックライト20の構成は、陰極管を用
いた構成に限定されず、ELパネルを用いた構成等任意
の構成を採用できる。また、バックライト20の点灯・
消灯に伴うコモン電圧の変動を相殺(補償/補正)する
ことができるならば、上記実施例に限定されず、任意の
構成を採用可能である。例えば、図2の構成では、抵抗
RBにバックライト電源65の出力電圧を印加したが他
の所定電圧を印加してもよい。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の液晶表
示装置は、バックライトの点灯・消灯による非線形半導
体保護素子のリーク電流の変化による対向電極の電圧の
変動を相殺する補正手段を備える。従って、バックライ
トの点灯・消灯にかかわらず、対向電極の電圧を所望の
電圧に維持し、印加電圧に対する表示階調を一義的に定
め、均一の品質の画像を表示することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例にかかる液晶表示装置の構
造を示す断面図である。
【図2】この発明の一実施例にかかる液晶表示装置の構
造を示す平面図である。
【図3】各画素とコモンドライバの構成例を示す回路図
である。
【図4】(A)は映像信号の波形図、(B)はコモン信
号の波形図である。
【図5】バックライトを点灯した状態における対向電極
と保護素子の等価回路である。
【図6】対向電極の電圧の低下を補正する方法を説明す
る図である。
【図7】バックライトの調光機能を有する液晶表示装置
にこの発明を適用した場合の電圧を補正する部分の構成
を示す図である。
【図8】図2に示す電圧補正回路の変形例を示す回路図
である。
【図9】従来の液晶表示素子のTFT基板の構成例を示
す平面図である。
【図10】保護素子の電圧−電流特性を示す図である。
【符号の説明】
11、12・・・ 透明基板、13・・・ 液晶、16、17・・
・ 偏光板、21・・・陰極管、22・・・反射板、23・・・拡
散板、31・・・ TFT、32・・・ 画素電極、33・・・ゲ
ートライン、34・・・データライン、35・・・短絡配線、
36・・・ 保護素子、37・・・補償容量ライン、38・・・共
通パッド、41・・・ 対向電極、42・・・導通材、51、
52・・・配向膜

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】背面にバックライトを備えたアクティブマ
    トリクス型液晶表示装置において、 液晶容量と、前記液晶容量の一端に電流路の一端が接続
    されたTFTと、前記TFTの電流路の他端に接続され
    たデータラインと、前記TFTのゲートに接続されたゲ
    ートラインと、前記液晶容量の他端に電気的に接続され
    た短絡配線と、前記短絡配線と前記データライン及びゲ
    ートラインを接続する非線形半導体保護素子と、を備え
    るアクティブマトリクス型液晶表示素子と、 前記アクティブマトリクス型液晶表示素子の背面に配置
    されたバックライトと、 前記バックライトを点灯・消灯する点灯・消灯手段と、 前記点灯・消灯手段による点灯・消灯に従って前記短絡
    配線に所定の電圧を印加する補正手段と、 を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】背面にバックライトを配置して使用される
    アクティブマトリクス型液晶表示装置であって、 液晶容量と、前記液晶容量の一端に電流路の一端が接続
    されたTFTと、前記TFTの電流路の他端に接続され
    たデータラインと、前記TFTのゲートに接続されたゲ
    ートラインと、前記液晶容量の他端に電気的に接続され
    た短絡配線と、前記短絡配線と前記データライン及びゲ
    ートラインを接続する非線形半導体保護素子と、を備え
    るアクティブマトリクス型液晶表示素子と、 前記バックライトの点灯状態又は消灯状態を指示する制
    御信号を外部より受け、該制御信号に従って前記短絡配
    線に所定の電圧を印加する補正手段と、 を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  3. 【請求項3】画素電極と、該画素電極に接続されたスイ
    ッチング素子と、該スイッチング素子に接続されたデー
    タラインがマトリクス状に配置され、さらに、短絡配線
    と各前記データラインと前記短絡配線を接続する非線形
    半導体保護素子とが配置された一方の基板と、前記短絡
    配線に接続され、複数の前記画素電極に対向する共通電
    極が形成され、前記一方の基板に対向して配置された他
    方の基板と、前記一方の基板と他方の基板の間に配置さ
    れた液晶と、より構成される液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の一面に配置されたバックライトと、 前記バックライトを点灯・消灯するバックライト制御手
    段と、 前記対向電極と前記短絡配線に所定の電圧を供給する電
    圧設定手段と、 前記バックライトの点灯・消灯に伴う前記非線形半導体
    保護素子を流れる漏れ電流の変動による前記対向電極と
    前記短絡配線の電圧の変動の少なくとも一部を相殺する
    補正手段と、 を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  4. 【請求項4】前記補正手段は、所定電圧を出力する電源
    手段と、前記電源手段の出力を抵抗を介して前記短絡配
    線に供給する手段と、より構成されることを特徴とする
    請求項1、2又は3に記載の液晶表示装置。
  5. 【請求項5】前記液晶容量は、画素電極と、該画素電極
    に対向し、短絡配線に接続された対向電極と、より構成
    されることを特徴とする請求項1又は2に記載の液晶表
    示装置。
  6. 【請求項6】前記補正手段は、前記バックライトの光度
    に応じて変化する電圧を出力することを特徴とする請求
    項1乃至5のいずれか1つに記載の液晶表示装置。
  7. 【請求項7】画素電極と、該画素電極に接続されたスイ
    ッチング素子と、該スイッチング素子に接続されたデー
    タラインがマトリクス状に配置され、さらに、短絡配線
    と各前記データラインと前記短絡配線を接続する非線形
    半導体保護素子とが配置された一方の基板と、前記短絡
    配線に接続され、複数の前記画素電極に対向する共通電
    極が形成され、前記一方の基板に対向して配置された他
    方の基板と、前記一方の基板と他方の基板の間に配置さ
    れた液晶と、より構成される液晶表示素子と、 前記液晶表示素子の一面に配置されたバックライトと、 前記バックライトの発光強度を調整するバックライト制
    御手段と、 前記対向電極と前記短絡配線に所定の電圧を供給する電
    圧設定手段と、 前記バックライト制御手段による前記バックライトの発
    光強度の変化に伴う前記非線形半導体保護素子を流れる
    漏れ電流の変動による前記対向電極と前記短絡配線の電
    圧の変動の少なくとも一部を相殺する補正手段と、 を備えることを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】画素電極と、該画素電極に接続されたスイ
    ッチング素子と、該スイッチング素子に接続されたデー
    タラインがマトリクス状に配置され、さらに、短絡配線
    と各前記データラインと前記短絡配線を接続する非線形
    半導体保護素子とが配置された一方の基板と、前記短絡
    配線に接続され、複数の前記画素電極に対向する共通電
    極が形成され、前記一方の基板に対向して配置された他
    方の基板と、前記一方の基板と他方の基板の間に配置さ
    れた液晶と、より構成される液晶表示素子と、 前記対向電極と前記短絡配線に所定の電圧を供給する電
    圧設定手段と、 前記液晶表示素子の背面に配置されるバックライトの発
    光強度を示す制御信号を外部より受け、該制御信号に従
    って、前記バックライトの発光強度の変化に伴う前記対
    向電極と前記短絡配線の電圧の変動の少なくとも一部を
    相殺する補正手段と、 を備えることを特徴とする液晶表示装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6492970B1 (en) * 1998-11-13 2002-12-10 Hitachi, Ltd. Liquid crystal display and driving method therefor
JP2003029665A (ja) * 2001-07-19 2003-01-31 Toshiba Corp 表示装置用基板の保護回路
JP2007316346A (ja) * 2006-05-25 2007-12-06 Canon Inc 画像表示装置の駆動方法、および画像表示装置
KR100861276B1 (ko) * 2001-12-26 2008-10-01 엘지디스플레이 주식회사 액정표시장치

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