JPH08248349A - レーザパルス延長装置 - Google Patents

レーザパルス延長装置

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JPH08248349A
JPH08248349A JP8019159A JP1915996A JPH08248349A JP H08248349 A JPH08248349 A JP H08248349A JP 8019159 A JP8019159 A JP 8019159A JP 1915996 A JP1915996 A JP 1915996A JP H08248349 A JPH08248349 A JP H08248349A
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JP
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reflector
width
reflection
zone
pulse
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Pending
Application number
JP8019159A
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English (en)
Inventor
Shay Ghilai
シエイ・ギーレイ
Natalie Levinsohn
ナタリー・レビンソーン
Dov Zahavi
ドブ・ザハビ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ORAMIILE SEMICONDUCTOR Ltd
Oramir Semiconductor Equipment Ltd
Original Assignee
ORAMIILE SEMICONDUCTOR Ltd
Oramir Semiconductor Equipment Ltd
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Publication date
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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S3/00Lasers, i.e. devices using stimulated emission of electromagnetic radiation in the infrared, visible or ultraviolet wave range
    • H01S3/10Controlling the intensity, frequency, phase, polarisation or direction of the emitted radiation, e.g. switching, gating, modulating or demodulating
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/10Beam splitting or combining systems
    • G02B27/14Beam splitting or combining systems operating by reflection only
    • G02B27/143Beam splitting or combining systems operating by reflection only using macroscopically faceted or segmented reflective surfaces
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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  • Optical Radar Systems And Details Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、整数または整数でない係数で光パ
ルスの持続時間を延長するための装置に関する。 【解決手段】 光パルスは、初期光線を多くの部分に分
割する装置を通過し、この場合、第1部分は妨害されず
に通過するが、光線の後続部分は種々の遅延期間の後に
遅れてシステムを通過し、この結果としてパルス持続時
間の所望の延長が得られる。この新しい装置の基本的構
成部分は、相対する球面鏡、特別反射器、及び平行移動
板である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原パルスの持続時
間の約8倍またはそれ以上の所望の倍数に高エネルギー
レーザパルスの持続時間を延長するための手段と方法に
関する。この装置は単純かつ安価であり、これまで問題
のあるいくつかの解決方法のみによって取り扱われてき
た上記目的の便利な解決方法を提供する。
【0002】
【従来の技術】短パルスの形でエネルギーを放出する形
式のレーザがいくつかある。ある種の適用例では、この
エネルギーを延長されたパルス長(かつそれに対応して
低減されたピーク出力)で利用することが必要となる。
【0003】高エネルギーパルスでは通常そうである。
これらのレーザでは、ビーム断面内部のエネルギー分布
はパルスごとに変わる可能性があり、通常はビーム断面
内部のエネルギー分布を均質化することが必要である。
【0004】パルスの時間と出力の関係を変化させるた
めに、いくつかの手法が考えられてきた。その一つはレ
ーザ自体の変調を変えることであったが、これは放電の
物理的性質によって制限されることが時々あり、したが
って光学的方法が必要となる。
【0005】パルス幅を延長するための従来の手法は、
部分反射器の組合せを使用してエネルギーを分割し、次
いでエネルギーの種々の部分をある一定の距離を進んだ
後に反射させ、それによって必要な遅延を蓄積するとい
うものである。この方法の一例として、パルス幅を3倍
に延長する場合を考えてみる。第1の部分反射器は33
%に近い反射係数を有し、したがってエネルギーの67
%は、完全なパルス幅に対応する遅延の後に反射係数5
0%の次の部分反射器に達するまで進むことになる。
【0006】このエネルギーの50%、すなわち全エネ
ルギーの約33%は、反射されて戻る(こうして第1反
射器によって反射された最初の33%に追従する)。
【0007】エネルギーの最後の33%は第2の反射器
を通過し、さらにパルス幅と同じだけの遅延の後に10
0%の反射に達し、最初の二つの部分に追従する。
【0008】この最後の二つの部分は、戻る途中で部分
反射器を通過しなければならず、それぞれ二次分割のた
めにエネルギーの一部分を失うことになる(第2反射器
によって反射されたエネルギーの33%は、第1の33
%反射器を通過しなければならないが、このエネルギー
の67%だけが通過する)。この二次反射は強度が次第
に低下する「尾部」として現れる。
【0009】このシステムの利点は、平面部分反射器を
使用することによって、エネルギー分布の変化に対して
敏感でないことである。
【0010】遅延が長いとまた、(凹面反射器を使用し
て遅延をするなど)光線発散のためのある種の補償手段
を組み込むことが必要となり、したがって遅延が単純透
過式のものではなく結像型のものになる。
【0011】このシステム固有の欠点は、二次反射によ
る「尾部」に伝達されるエネルギーのパーセンテージで
ある。通常、このエネルギーを利用することはできず、
これは重大な損失である。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、特定の装置
に応じて原光パルスの持続時間の約8倍またはそれ以上
の所望の倍数で短光パルスを延長するための装置に関す
る。本発明はまた、光パルス延長の方法、特に短い光パ
ルスを延長する方法に関する。
【0013】この装置と方法は、特に、高出力レーザか
ら得られるような極めて短い光パルスの持続時間を延長
することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本質的に、この装置は、
光パルスが光線の各通過中に所定の「ステップ」だけ光
線の平行移動を伴いながら何回か反射するような装置で
ある。この新規の装置は大きな利点を有し、利点の一つ
は、その光パルス持続時間延長過程中のエネルギー損失
が非常に少ないことである。本質的に、本発明による装
置は、共通の光軸を有する互いに向かい合った二つの球
面反射器と、所定の幅を持つ互いに平行な一連の透過エ
レメントと反射エレメントに分けられた特別反射器と、
平行移動板とを含み、透過エレメントと反射エレメント
の幅は同じでも異なってもよく、反射エレメントは光軸
に対して約45°の角度で反射し、平行移動板は、反射
器に対して、光線部分の各通過ごとに所望の平行移動を
もたらすような角度で配置され、その結果、光軸と90
°の角度で反射器に入射する光線の一部は妨害されずに
反射器を通過し、一方、光線の一部は球面反射器の間を
少なくとも一回通過してから所定の遅延を伴って同じ方
向に通過するようになっている。
【0015】好ましい実施例によれば、特別反射器は、
一連の平行透過帯とこれらの間にある一連の反射帯を含
み、反射帯の幅は特定の各反射器において透過帯の幅の
一定倍数となっている。
【0016】反射帯の幅と透過帯の幅の比は望みに応じ
て、1:2、1:3、または1:4であることが好まし
いが、いかなる所望の数字にすることもでき、また平行
移動板の寸法は、入射を移転するため、一方向から来る
光線部分を一つのゾーンの幅だけ平行移動させるような
寸法が好ましい。反射エレメントは、透明基板上の反射
帯または反射プリズムであることが好ましい。
【0017】本発明の主な利点は次の通りである。
【0018】a.「尾部」へのエネルギー損失がほとん
どない。
【0019】b.光学エレメントの個数が少ない。
【0020】c.較正手順が簡単である。
【0021】本発明を、添付の概略図(原寸に比例せ
ず)を参照して例示的に説明する。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明を理解する助けとするため
に、例えば図3から図6に示すような3倍のパルス延長
においては次のことが起こる。入射する光線の3分の1
がパターンの透過部分を通過するが、これは、反射スト
ライプの幅が透過ストライプの幅の2倍(2:1)であ
ることによる。残りのエネルギーは循環し、平行移動板
によって光線は透過ストライプの幅だけシフトし、残る
2/3の半分が通過し、したがってエネルギーの1/3
が系から出る。最後の1/3は再度循環し、平行移動板
によってシフトし、したがってこれもシステムを出る。
平行移動板の角度とその屈折率によって光線の平行移動
の程度が決まり、これは上に説明したように選択され
る。
【0023】4倍のパルス延長では、図7から図10に
示すシステムを使用することができる。このシステム
は、寸法比が1:2である2通りのサイズのプリズムと
その間の透過通路とを含む。小さいプリズムのサイズが
1mmであれば、大きいプリズムのサイズは2mmであ
り、自由通路はやはり1mmである。各図に示すよう
に、エネルギーの1/4は直接通過し、3/4は循環す
る。10ナノ秒後にさらにエネルギーの1/4が出て行
き、30ナノ秒後に次の1/4が、50ナノ秒後に第3
の1/4が、そして70ナノ秒後に最後の1/4が系か
ら出る。この場合も平行移動板は、この例では1mm
(小さいプリズムのサイズ)だけ光線を水平に対してシ
フトさせる。
【0024】図1に示すように、本発明によるパルス延
長装置は、共通軸13上で相対する二つの球面鏡11、
12と通過焦点14、特別反射器15、及び平行移動板
16を含む。入射する光線17は光路によって示される
ように反射を受け、平行移動板16が存在するためにず
れる。図1の装置で使用する特別反射器を図2に示す。
この反射器においては、矩形のプレートが連続する複数
の反射ゾーン21と透過ゾーン22を含み、そのうちの
二つ21、22が反射器周期23を規定する。図ではこ
れらのゾーンの一部だけを示す。
【0025】入射するパルスは特別反射器に到達する
が、これは図2に示すように片面を反復パターンでコー
ティングした平面の板である。
【0026】反射器の周期は光線の幅よりもはるかに小
さく(例えば1/20)、光線が特別反射器に到達する
と、透過ゾーンに到達した部分のみが通過する。反射ゾ
ーンの幅と透過ゾーンの幅の比によってエネルギー分割
比と、後で述べるようにパルス延長係数が決まる。
【0027】反射器周期は光線の寸法よりもはるかに小
さいので、透過されるエネルギーの割合はエネルギー分
布の変化の影響を全く受けない。
【0028】入射する光線における反射ゾーンに到達す
る部分は、(特別反射器は光線に対して45°の角度で
傾斜しているので)90°の角度で偏向され、図1の右
側の球面反射器に到達する。
【0029】球面反射器は入射する光線の軸に関して対
称であり、それらの焦点はこの軸上に位置する。
【0030】光線が第1反射器に当たると、光線は(軸
上の)中点で集束し、次いで第2反射器に到達するまで
再度発散する。光線はその焦点を通ってこの反射器に来
るので、光線は反射して戻る。すなわち平行になって第
1反射器に戻る。
【0031】この過程が繰り返され、光線は特別反射器
の反対側に戻る。これらの反射器の焦点距離は、経路全
体が(パルス幅と等しいかより大きい)必要な遅延を表
すような長さである。
【0032】特別反射器は入射する光線の軸に対して4
5°の角度で傾斜しているので、両球面反射器の軸は入
射する光線の軸と直角であり、(遅延の後に)反射器の
背側に来る光線の部分は反射ゾーンの背側で像を結ぶ。
これらのゾーンは両側とも反射性である。
【0033】特別反射器に到達する前に、光線は平行移
動板を通過する。これは有限の厚さを有する平坦な透過
板である。この板は光線軸に対して傾斜しており、した
がって光線がこの板を通過すると、光線は方向を変える
ことなく空間的にシフトする(これは光線が平行にされ
る部分で行われる)。
【0034】このシフトは、平行移動板の厚さと屈折率
と傾斜の関数である。このため、反射した光線の部分は
反射ゾーンに当たらず、(別の回で)透過ゾーンを通過
することになる。
【0035】反射ゾーンに当たる部分は、(直接通過し
て最初に特別反射器に当たる)パルスの第1部分に追従
する。次の回はこの過程を繰り返す。
【0036】透過エレメントの不完全な透過性に起因す
る吸収損失といくらかの反射を除けば、「尾部」へのエ
ネルギーの損失はない。
【0037】この方式全体は、パルス長を2倍または3
倍に延長するように機能する。より大きく延長する場合
は、反射された光線が適切な比で通過することができる
ように、特別反射器を修正しなければならなくなる。こ
れは、非平面特別反射器として「ベネチアンブライン
ド」段付き反射器を使用して行うことが可能である。
【0038】図7から図10に示すように、4倍パルス
延長用のシステムは、ベネチアンブラインド段付き反射
器、サイズの異なる多数のプリズム71、72、透過ゾ
ーン73、反射ゾーン74、及び再循環光線用の透過ゾ
ーン34を含む。反射ゾーン33は光線35に対して4
5°の角度をなしている。
【0039】図4から図6は、各段階、すなわちそれぞ
れ10ナノ秒後、30ナノ秒後、及び50ナノ秒後にお
ける光線の経路を示す。
【0040】さらに良く理解できるように、これらの各
状況において光線が通過するシステムの部分に陰をつけ
てある。
【0041】図4から図6は図1の中央部分を拡大した
もので、特別反射器15の部分と平行移動板16の部分
だけを、図3に示すように概略的に示す。透過ストライ
プに入射する光が通過するのに対して、反射ストライプ
に入射する光が反射することは明白である。
【0042】図3は、パルス持続時間を3倍に延長する
ための装置の部分を示す。反射器は、わかりやすいよう
に厚さゼロで示してある。実際には光線の平行移動は、
一部は反射器を通過することにより、また一部は平行移
動板を通過することによるものである。
【0043】これらを通過する光線部分の平行移動によ
り、光軸に対するシフトが生じ、所定の横方向シフトを
もたらす設計によって、光線の所望の部分が反射板の透
過部分を通過する。
【0044】図4は10ナノ秒後の状況を図示する。入
射する光線は分割され、透過ゾーンに到達する部分は通
過して矢印の方向に出る。反射ゾーンに到達する光線部
分は右側に反射される。シーケンス全体を通じて光線は
図1に示された経路を通る。30ナノ秒後には状況は図
5に示すようになる。入射する光線部分はその循環の一
部を完了し、このとき光軸に平行に左側から右側へ到達
する。特別反射器に到達する前に、これらの光線部分は
平行移動板を通過し、再び光軸に平行に、ただし平行移
動して現れ、その結果、反射器に達すると、光線部分4
4は出口の方に反射され、一方、光線部分45はさらに
循環を継続する。
【0045】さらに20ナノ秒後における最初の光線の
残りの部分を図6に示す。この場合も、左側から到達
し、平行移動板によって平行移動されて出口に達する。
したがって、正味の結果として、簡単な光学的手段によ
って3倍のパルス持続時間延長が得られる。
【0046】図7から図10に示すように、4倍パルス
延長用のシステムは、ベネチアンブラインド段付き反射
器、サイズの異なる多数のプリズム71、72、透過ゾ
ーン73、反射ゾーン74、及び再循環光線用の透過ゾ
ーン34を含む。反射ゾーン33は光線35に対して4
5°の角度をなす。
【0047】図7から図10に、4倍パルス延長をもた
らす類似のシーケンスを図示する。特別反射器は2組の
細長いプリズムを含み、それらの対角表面には反射性コ
ーティングがなされている。プリズムの部分71は単位
寸法Xを有し、他の部分(同じ個数)72は2倍のサイ
ズ、すなわち2Xを有する。単位寸法Xが0.43mm
である場合には、大きな方のプリズムは2倍のサイズ
(0.86mm)であり、それが平行移動板の寸法でも
あり、この板の屈折率は、この板を通過するときの光線
の偏向が0.86mmになるように選ばれる。
【0048】プリズムのこの空間配置では、単位サイズ
のプリズムとダブルサイズのプリズムとが交互に置か
れ、したがって下記のような配置になる。
【0049】
【表1】
【0050】この反復配置が繰り返されて、セットされ
た全投影が入射する光線の全断面を包含するようにな
る。
【0051】この反射器によって、反射ゾーンはなお光
線軸に対して45°の角度で傾斜しているが、垂直方向
に離れてセットされているので、再循環する光線の大部
分は通過することができる。
【0052】球面反射器のこの配置により、再循環する
光線が像を結び、その自然発散が遅延とともに増加しな
いことが保証される。
【0053】数値例 次に3倍延長と4倍延長のための値を計算する。遅延要
素は延長の影響を受けず、ほとんどパルス幅によって決
まる。そこで遅延を計算し、その後に各場合に必要とさ
れる特別反射器を計算する。
【0054】1.遅延発生 パルス持続時間が20ナノ秒であるレーザを考える。こ
れは光速では6メートルになる。反射鏡間を光が移動す
るときは、光は鏡間距離の4倍より僅かに長い距離を移
動し、したがって鏡間距離は6/4=1.5メートルに
なる。特別反射器は各反射鏡から約75cmの所にある
中心の近くに置かれる。平行移動板は反射器の10cm
後方に位置する。
【0055】2.反射器周期 反射器周期は光線寸法とホモジェナイザの設計によって
決まる。
【0056】10×30mmの光線と、サイズが5×5
mmのホモジェナイザセルを仮定する。反射器はこの光
線と45°の角度で交差するので、この寸法を30/s
in45°=42.4mmとして考えるべきである。
【0057】2.4mmの反射器周期は、(良好な均質
化を保証する)各ホモジェナイザセルに少なくとも3周
期を挿入し、光線を42.4/2.4>17サンプルに
分割するが、これはエネルギー分布の変化に対する感度
を減らす妥当な数字である。この周期はまた適当に容易
な製造範囲にある。
【0058】3.3倍延長 パルスを75ナノ秒に延長するためには、反射ゾーンの
幅を透過ゾーンの幅の2倍にしてエネルギーの3分の1
を通過させることが必要である。したがって透過ゾーン
の幅は2.4mm/3=0.8mmとなり、反射ゾーン
の幅は1.6mmとなる。
【0059】3.1 平行移動 各循環ごとに、光線はその位置を反射器周期の3分の1
だけシフトする必要がある。このシフトは垂直方向のみ
なので、垂直平行移動は(2.4/3)×Sin45°
=0.565mmとなる。この平行移動は一部は平行移
動板によって、また一部は特別反射器(この反射器は透
過板の上に作られ、これと交差する光線はシフトされ
る)用に使用される板によって達成され、このシフトは
無視できるものではないが、わかりやすいように、シフ
ト全体が平行移動板のみに起因するものとして扱うこと
にする(これは厚さがゼロの反射器を使用することと等
価である)。
【0060】屈折率が1.5である厚さ5mmの平行移
動板を想定する。0.565mmの平行移動量を得るた
めには、この板を垂直軸から20°傾斜させなければな
らない。
【0061】図1において、平行移動板と厚さゼロの特
別反射器を示す概略図(原寸通りではない)を見ること
ができる。
【0062】4.4倍延長 遅延と反射器周期の計算は変わらない。反射器の設計で
は、光線の4分の1が各循環ごとに反射して出て行くこ
とが必要である(すなわち最初の4分の1が直接出て行
き、他の4分の1が各循環ごとに出て行く)。もう一つ
の要件は、再循環する光線の4分の3が最初の循環の後
に反射器を通過することである。この要件のためにはい
くつかの解決策がある。図5に、10、30、50、及
び70ナノ秒後の展開状況を見ることができる。この解
決策における特別反射器は、空間的に固定されたいくつ
かの細長いプリズムから構成され、したがって反射表面
は入射する光線(及び遅延光線)に対して45°の角度
で傾斜し、プリズム間の水平間隔はエネルギーの4分の
1を直接通過させて出すことができ、垂直間隔は反射器
周期の1/4または半分のいずれかであり、これによっ
て遅延光線部分が循環のために通過できることがわか
る。
【0063】4.1 寸法 反射器周期が変化する必要がないことはすでに述べた。
入射する光線の軸に沿って見ると、この周期(2.4×
Sin45°=1.7mm)は4つに、すなわちシング
ル反射ゾーン、ダブル反射ゾーン、及び透過ゾーンに分
割され、したがってこれは、このような各「サブゾー
ン」が1.7/4=0.43mmの幅であることを意味
する。
【0064】これによって次の寸法が定義される。
【0065】− シングル反射器区間0.43mm(反
射ゾーンはその対角の0.6mm幅)。
【0066】− ダブル反射器区間は0.85mm(反
射ゾーンはその対角の1.2mm幅)。
【0067】− シングル反射器とダブル反射器の間の
水平間隔は0.43mm及び0。
【0068】− シングル反射器とダブル反射器の間の
垂直間隔は0.43mm及び0.85mm。
【0069】4.2 平行移動 図5に見ることができるように、垂直平行移動はダブル
反射器ゾーン区間と同じで、0.85mmである。
【0070】この実施例では、反射器の厚さによる平行
移動を無視し、平行移動全体が平行移動板によって行わ
れる。
【0071】同じ設計の平行移動板を使用する場合は、
必要な平行移動を得るためにこの板を30.7°傾斜さ
せなければならない。
【0072】整数以外の係数でパルス持続時間を延長す
ることが可能な手段で本発明による装置を設計すること
は可能である。次に、1.5倍の係数でパルス持続時間
を延長する方法を説明するが、これは、任意の所望の係
数によるこのような延長をどのように実施できるかを説
明するものである。
【0073】実際的には二つの機能が存在する。すなわ
ち第1の機能はエネルギー比を決定し、ここでは決定要
素は特別反射器である。第2の機能は時間遅延によって
決定され、これは相対する二つの曲面反射器(球面、放
物面)の間の距離の関数である。
【0074】例えば、係数1.5によるパルス延長に
は、特に次の二つのシステムを使用することができる。
【0075】a.2倍パルス延長装置に使用される形式
の反射器を使用するが、パルス幅の半分の遅延に相当す
る距離に鏡を固定する。したがってエネルギーの半分は
直ちに出て行き、他の半分は出口でパルスの幅の半分だ
け遅延されることになる。これは、パルス透過の各段階
におけるエネルギー分布を示す図3を参照して例示され
る。
【0076】b.係数1.5によるパルス延長の別の方
法は、パルスエネルギーの3分の2を初期通過させ、残
りのエネルギーを遅延後に通過させる、特別反射器を使
用することである。
【0077】これは、整数ではない係数によるパルス延
長装置の原理を例示するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】パルス延長装置の概要を示す図である。
【図2】特別反射器のコーティングを示す図である。
【図3】3倍パルス延長用のシステムの部分を示す図で
ある。
【図4】10ナノ秒後における反射器の周りの光線の形
状を示す図である。
【図5】30ナノ秒後における反射器の周りの光線の形
状を示す図である。
【図6】50ナノ秒後における反射器の周りの光線形状
を示す図である。
【図7】4倍パルス延長装置における10ナノ秒後の光
線の形状を示す図である。
【図8】図7の延長装置における30ナノ秒後の状況を
示す図である。
【図9】50ナノ秒後の状況を示す図である。
【図10】70ナノ秒後の状況を示す図である。
【符号の説明】
11 球面鏡 12 球面鏡 13 共通軸 14 焦点 15 特別反射器 16 平行移動板 17 入射する光線 21 反射ゾーン 22 透過ゾーン 23 反射器周期 33 反射ゾーン 34 透過ゾーン 35 光線 44 光線部分 45 光線部分 71 小プリズム 72 大プリズム 73 透過ゾーン 74 反射ゾーン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ドブ・ザハビ イスラエル国、32298、ハイフア、イーラ ツト・ストリート・18

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 共通の光軸を有する互いに向かい合った
    二つの球面反射器と、所定の幅を持つ互いに平行な一連
    の透過エレメントと反射エレメントに分けられた特別反
    射器と、平行移動板とを含み、透過エレメントと反射エ
    レメントの幅は同じでも異なってもよく、反射エレメン
    トは光軸に対して約45°の角度で反射し、平行移動板
    は、反射器に対して、光線部分の各通過ごとに共通光軸
    に対して垂直な所望の平行移動をもたらすような角度で
    配置され、その結果、光軸と90°の角度で反射器に入
    射する光線の一部は妨害されずに反射器を通過し、一
    方、光線の一部は球面反射器の間を少なくとも一回通過
    してから所定の遅延を伴って同じ方向で出ていくように
    なっている、光パルスの持続時間を延長するための装置
    であって、 特別反射器が、一連の平行な透過帯とこれらの間にある
    一連の反射帯を含み、反射帯の幅は特定の各反射器にお
    いて透過帯の幅の一定倍数となっており、 反射帯の幅と透過帯の幅の比が1:2、1:3、または
    1:4、またはそれ以上であり、 平行移動板の寸法が、入射を移転するため、一方向から
    来る光線部分を一つのゾーンの幅だけ平行移動させるよ
    うな寸法であり、 反射エレメントが反射プリズムである装置。
  2. 【請求項2】 鏡を互いに所定のパルス延長比に相当す
    る距離に置き、その結果、まずエネルギーの一部分のみ
    が通過し、所望の遅延の後に残りのエネルギーがそれに
    追従するようになっている、パルス持続時間を整数では
    ない係数で延長するための請求項1に記載の装置。
JP8019159A 1995-02-06 1996-02-05 レーザパルス延長装置 Pending JPH08248349A (ja)

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