JPH08247906A - 遠心分離処理装置 - Google Patents

遠心分離処理装置

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JPH08247906A
JPH08247906A JP7054600A JP5460095A JPH08247906A JP H08247906 A JPH08247906 A JP H08247906A JP 7054600 A JP7054600 A JP 7054600A JP 5460095 A JP5460095 A JP 5460095A JP H08247906 A JPH08247906 A JP H08247906A
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JP
Japan
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centrifugal separation
sample
container
sample container
liquid
Prior art date
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Application number
JP7054600A
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English (en)
Inventor
Katsuki Takahashi
▲かつ▼己 高橋
Kenji Fujino
憲司 藤野
Masato Kodate
真人 小舘
Hiroyoshi Tabuchi
博義 田渕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
UMETANI SEIKI KK
Eneos Corp
Original Assignee
UMETANI SEIKI KK
Japan Energy Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】迅速で効率的な遠心分離処理を行う。 【構成】遠心分離手段40の8個の保持部44は、パルスモ
ータによって所定の位置P1〜P8に設定される。遠心分離
手段40の回りには、各位置P3,4,5に近接して液注入装置
80、攪拌装置60、液排出装置90が略同心円状に設置され
る。検体ラック5内に収納された検体容器は、XYZ の3
方向に移動できる搬送手段1によって取り出され、位置
P1にある遠心分離手段40の保持部44に設定される。各保
持部44の停止位置をパルスモータで制御し、保持部44に
保持された検体容器Tを各処理装置が隣接した各位置に
順次速やかに移動させることができる。検体容器Tへの
溶剤の注入、試料と溶剤の混合、遠心分離、上澄み液の
除去等の不溶解分試験に必要な処理を、検体容器Tを遠
心分離手段40内に設置したままで迅速に行える。複数
本の検体を同時に扱え、連続的かつ同時平行的に試験を
効率良く実施できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の技術分野におい
て検体乃至試料等の遠心分離処理を自動的に行うことが
できる遠心分離処理装置に関する。適用分野の一例を挙
げれば、本発明の遠心分離処理装置は、例えばASTM
D 893 60T及びJPI−5S−18−80等
の工業規格に規定されている潤滑油中の不溶解分の試験
法の前処理を自動的に実施する装置として有用である。
【0002】
【従来の技術】上述した使用潤滑油の不溶解分試験は、
定められた種類の溶媒に溶解しない物質が、使用中の潤
滑油にどの位の量含まれているかを求めるための試験で
ある。その手順は、容器への試料の採取、容器への
溶剤の注入、容器における試料と溶剤の混合、遠心
分離処理、上澄み液の容器からの除去等となってお
り、定められた種類の各溶媒について上記の手順を繰り
返して行う。
【0003】上述した試験を実施する従来の方法として
は、マニュアル法とロボットによる自動処理法の二通り
の方法がある。ロボットによる自動処理法は、容器ラッ
ク、採液器具、天秤、分注器、攪拌器、遠心分離機など
の処理ユニットを平面上に配置し、搬送ロボットによ
り、試験容器をこれらの処理ユニット間で次々と受渡し
て処理を行い、人手によって行う場合と同様の手順で1
検体づつ自動的に処理するシステムである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記試験においては遠
心分離処理に要する時間が長い。従って手作業による処
理の場合には、その間に人的拘束を受けるために極めて
能率が悪い。また揮発性の溶剤を使用するため、作業環
境の面でも問題が多い。ロボットによる自動処理法は、
人手による容器のハンドリングをロボットに置き換えた
だけであるため、各処理ユニットで待ち時間が発生して
同時平行処理が出来ないため処理時間の短縮が図れない
等、作業効率の面で問題があり、またロボットによる容
器のハンドリングでの煩雑性にも問題があった。さら
に、多軸ロボットを使用しているため、システムも高価
なものとなった。
【0005】本発明は、簡単な構成でありながら、従来
の自動化装置よりも安定した稼働と、より迅速で効率的
な遠心分離処理を行うことができる遠心分離処理装置を
提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載された遠
心分離処理装置は、円周上に配置された容器を保持する
保持部と、保持部を円周方向に沿って回転させることに
より保持部の容器に収納された検体に遠心分離処理を施
すと共に、各保持部を円周方向の所定位置に位置決めす
る駆動手段とを備えた遠心分離手段と、前記遠心分離手
段の保持部が位置決めされる円周方向の所定位置の近傍
に設けられて保持部が保持する容器内の検体に処理を施
す処理手段とを具備している。
【0007】請求項2に記載された遠心分離処理装置
は、請求項1記載の遠心分離処理装置において、前記処
理手段が、前記容器の内部に液体を注入する液注入装置
と、前記容器内の液体を攪拌する攪拌装置と、前記遠心
分離手段による遠心分離処理後に前記容器内の液体を排
出させる液排出装置とを含んでいる。
【0008】容器を保持する保持部は、円周上に等間隔
で複数個配置されることが、同時に処理できる個数を増
やすことが可能である点から好ましく、遠心分離時のバ
ランスを保つ点から回転対称の位置に配置されることが
好ましい。
【0009】遠心分離手段の駆動手段は、通常、ステッ
プモータなどの回転位置制御可能な回転駆動部と、その
回転位置を検出するセンサ部とから構成されることが、
その位置決め精度を高められる点から好ましい。
【0010】液注入装置は、定量ポンプなどで所定の液
量を注入できる機構を備えることが処理の再現性の点か
ら好ましい。この機構の一部分として、容器内の液面位
置を検出することが所定量の液体を精度よく注入できる
点でさらに好ましい。この検出は透光性の容器を用いて
液体の液面での光の反射によることが、不透明な検体の
場合にも注入量を確実に検出できるので特に好ましい。
【0011】攪拌装置は、気体のバブリング、音響振動
などによっても攪拌できるが、均一な攪拌が可能である
ので攪拌棒の回転による攪拌が、特に、攪拌時に攪拌棒
を液体中で上下させることが好ましい。
【0012】液排出装置は、容器を傾けることで液体の
みを排出することもできるが、再現性の高い排出が可能
である点から容器中に差し込まれるノズルと、そのノズ
ルを介して液体を吸引する吸引手段を含むことが好まし
い。
【0013】さらに、容器を保持部に搬送する搬送手段
を有することが、多数の容器を効率よく自動的に処理す
ることができるので好ましい。
【0014】
【作用】請求項1に記載された遠心分離処理装置によれ
ば、遠心分離処理の前後において、容器内の検体に処理
を施す処理手段が容器の近傍にあり、かつ、その位置が
所定位置に決められているため、容器の移動が少なく、
効率よく所定の処理を施すことができる。
【0015】即ち、容器を搬送手段が遠心分離手段に搬
送し、該容器を保持部に保持させる。遠心分離手段の駆
動手段が作動し、容器を回転方向に移動させて第1の所
定位置に設定する。第1の所定位置に設定された容器の
近傍には、第1の処理手段が設けられており、該処理手
段が該容器に対して処理を行う。遠心分離手段の駆動手
段が再び作動し、遠心分離手段の回転方向について第1
の所定位置に隣接した第2の所定位置に、前記容器を設
定する。第2の所定位置の近傍には第2の処理手段が設
けられており、第1の処理手段による処理を受けた前記
容器に対し、第2の処理を行う。その間、第1の所定位
置に設定された他の容器に対し、第1の処理手段が処理
を行う。以上のように、遠心分離手段内の保持部に保持
された複数の容器に対し、異なる処理手段が異なる処理
を同時に並行して行うことができる。
【0016】各容器に対して遠心分離処理前の必要な処
理が終了した後、遠心分離手段の駆動手段が保持手段を
円周方向に沿って回転させることにより保持部の容器に
収納された検体に遠心分離処理を施す。
【0017】また、請求項2に記載された遠心分離処理
装置によれば、遠心分離手段の3つの所定位置のそれぞ
れ近傍に、容器内に液体を注入する液注入装置と、容器
内の液体を攪拌する攪拌装置と、遠心分離処理処理後の
液体を排出する液排出装置とを有しているので、容器内
に収納された検体に必要な液体を加えて攪拌し、遠心分
離処理後に容器内から必要な液体を排出する作業、例え
ば潤滑油の不溶解分試験等の遠心分離操作前後の操作
を、複数の容器について順次並行して行うことができ、
効率のよい自動化が可能となる。
【0018】
【実施例】本発明の一実施例である遠心分離処理装置を
図1から図16を参照して説明する。この遠心分離処理
装置は、前述した工業規格の内、特に石油学会規格JP
I−5S−18−80に規定されている使用潤滑油の不
溶解分試験を実施する装置として適している。本装置を
用いた前記試験の実施においては、使用済み潤滑油(以
下、検体と呼ぶ。)の検体容器への採取は予め本装置外
で行い、予め計量された検体を収納した検体容器が本装
置に与えられるものとする。本装置は、検体容器に溶剤
を注入し、検体容器において検体と溶剤を混合し、これ
に遠心分離処理を施し、遠心分離処理後の検体容器から
上澄み液を除去する等の機能を有する。
【0019】図1及び図2は遠心分離処理装置の全体的
な構成を示したものである。本装置は、複数本の検体容
器Tを収納し、これを必要に応じて取り出して搬送する
検体容器収納供給部1と、検体容器収納供給部1から搬
送されてきた検体容器Tを用いて検体の試験を行う不溶
解試験部2を有している。本装置においては、これら各
部が箱形の基台3の上面に設置され、該基台3の上面に
は前記各部を覆う箱形の容器部4が設けられている。容
器部4の壁部は透明パネルとされ、容器部4の内部にお
ける装置主要部の作動状況を観察できる。透明パネルの
少なくとも一部は開閉自在とされ、容器部4の内部と外
部との間で検体容器T等を搬出入できる。なお、安全性
のため、開時に一時停止を行うドアセンサが取り付けら
れている。また容器部4の内部は試験に適した雰囲気に
設定・維持される。
【0020】図1及び図2に示すように、検体容器T収
納供給部1は、検体容器Tの収納手段としての検体ラッ
ク5と、検体容器Tの搬送手段としてのパレット搬送部
6と搬送アーム7を有している。パレット搬送部6は、
複数個の検体容器Tを収納する検体ラック5をX方向に
搬送して同方向の任意の位置に位置決めする。搬送アー
ム7は、X方向に位置決めされた検体ラック5内の検体
容器Tを取り出してY及びZ方向に搬送し、後述する遠
心分離機内に設定する。
【0021】図3中に示すように、検体容器Tは、円筒
形の上半部と円錐形の下半部が一体になった筒形容器で
ある。この検体容器Tを収納する検体ラック5は箱枠状
である。検体ラック5の天板5aと中板5bとには、そ
れぞれ複数個の丸孔が互いに対応する位置に設けられて
いる。中板5bの丸孔は天板5aの丸孔よりも小さく、
それぞれ検体容器Tの上半部と下半部を支えて前記検体
容器Tを直立した姿勢で安定して保持する。検体ラック
5の底板5cの内面にはウレタンゴム8が敷かれ、検体
容器Tの丸くて細い下端部を支える。
【0022】図4に示すように、パレット搬送部6は、
前記検体容器Tが設置されるラックベース9と、該ラッ
クベース9の下面に設けられた4個の移動体10と、該
移動体10を案内する一対の案内レール11,11とを
有している。案内レール11による案内方向をX方向と
呼ぶ。検体ラック5は、ラックベース9上に設けられた
位置決めピンによりラックベース9に対して位置決めさ
れ、着脱可能に取り付けられる。
【0023】さらに一対の案内レール11,11の間に
は、一本のタイミングベルト12が一対のプーリ13,
13に掛け回されている。このタイミングベルト12は
案内レール11の長手方向に沿っており、モータ14に
よって駆動される。前記ラックベース9の下面とタイミ
ングベルト12は連結されており、モータ14を駆動す
ればラックベース9及びラックベース9上の検体容器T
は案内レール11に沿ってX方向に移動する。
【0024】検体ラック5内にある検体容器TのX方向
の取り出し位置は、ラックベース9の停止位置によって
決まる。ラックベース9の停止位置は、原点検出センサ
によって基点を決め、モータ14の回転数を制御し、移
動したラックベース9の停止位置を停止位置確認センサ
により確認することによって正確に設定される。また、
詳細は図示しないが、ラックベース9のX方向について
の移動範囲の両端にはオーバーラン検出センサが取り付
けられ、ラックベース9が移動範囲を越えた場合にこれ
を検出する。
【0025】図1及び図2に示すように、検体容器収納
供給部1の搬送アーム7は、パレット搬送部6及び検体
ラック5の上方にこれらを跨いで設けられている。図2
及び図5に示すように、搬送アーム7は、検体容器Tを
把持してZ方向(上下方向)に搬送する検体容器取出ハ
ンド15と、該検体容器取出ハンド15をY方向に搬送
するハンド搬送部16を有している。
【0026】図5に示すように、ハンド搬送部16のフ
レーム17には、Y方向に平行な一対の案内レール1
8,18が設けられており、該案内レール18には移動
板19がY方向に移動自在となるように設けられてい
る。またフレーム17には、Y方向に沿ってタイミング
ベルト20が一対のプーリ21,21の間に張設されて
おり、該タイミングベルト20はモータ22によって回
動する。移動板19はタイミングベルト20に連結され
ており、モータ22の駆動によって移動板19はY方向
に自在に移動できる。
【0027】図5及び図6に示すように、ハンド搬送部
16の移動板19には、検体容器取り出しハンド15が
設けられている。検体容器取り出しハンド15は、空気
圧駆動による上下機構とその下端に検体容器Tを把持す
るためのチャック23を有している。即ち、前記移動板
19には基板24が平行に取り付けられている。基板2
4の四隅には計4個の案内部材25が固定されている。
これらの案内部材25には、Z方向に平行な一対の連動
棒26が同方向に移動自在となるように取り付けられて
いる。基板24の側面には駆動手段としてのエアシリン
ダ27がZ方向上向きに取り付けられている。該エアシ
リンダ27のロッドの先端は連結板28を介して前記連
動棒26の上端部に連動連結されている。前記連動棒2
6の下端部には取り付け板29が設けられ、該取り付け
板29には検体容器Tを保持するチャック23が設けら
れている。前記エアシリンダ27を駆動すれば、連動棒
26がZ方向に移動し、従ってチャック23が昇降す
る。
【0028】図7に示すチャック23は、空気圧によっ
て開閉駆動する一対の保持爪23a,23aを有してい
る。図7(a)に示すように、この保持爪23aは、前
記検体容器Tの首部に合致した形状を有しており、検体
容器Tを確実に保持できる。図7(b)に示すように、
チャック23の近傍には検体容器Tを検出するセンサ3
0が設けられている。
【0029】なお前記チャック23は、前記取り付け板
29に対してZ方向の所定範囲内で移動自在となるよう
にばね31を介して取り付けられている。即ち、チャッ
ク23が下降中に障害物にぶつかれば、ばね31によっ
て衝撃が吸収される。また、その際には図示しない過負
荷センサがエアシリンダ27に加わる過負荷を検出し、
チャック23の下降が停止される。
【0030】以上説明した検体容器収納供給部1によれ
ば、前記パレット搬送部6とハンド搬送部16を駆動す
ることにより、ハンド搬送部16に対する検体ラック5
のX方向及びY方向の位置決めが行われる。ハンド搬送
部16を駆動すれば、検体ラック5中にある複数の検体
容器Tの中から、特定の検体容器Tを取り出すことがで
きる。
【0031】不溶解試験部2は、検体容器収納供給部1
から搬送されてきた検体容器Tを収納する遠心分離手段
40を有している。図8に示すように、遠心分離手段4
0は円筒形の筐体41を有している。筐体41の内部の
中央には回転軸42が垂直に設けられている。回転軸4
2は筐体41の下方に突出し、筐体41外に設置された
図示しない駆動手段としてのパルスモータに連動連結さ
れている。筐体41の内部において、回転軸42の上端
には回転体43が取り付けられている。該回転体43の
外周には、検体容器Tを保持する複数個(本実施例では
8個)の保持部44が取り付けられている。各保持部4
4の回転軸42からの距離は等しく、各保持部44は回
転軸42を中心とした回転の周方向について所定の角度
間隔(本実施例では45°)で配置されている。各保持
部44は回転体43の外方に向けて回動できるように回
転体43に取り付けられている。従って、回転軸42の
回転に伴い、各保持部44に保持された検体容器Tは遠
心力によって姿勢が変動する。即ち、保持部44は回転
軸42が停止している時には検体容器Tを縦に保持する
が、回転軸42が回転して保持部44に保持された検体
容器Tに遠心力が加わると、図8中に想像線で示すよう
に、検体容器Tの底部が外方に移動し、検体容器Tは横
向きになる。また、各保持部44には、回転中の容器T
の破損を防ぐため、アブソーバ44aとその上昇を止め
るOリング44bが取り付けられている。前記チャック
23により容器Tを確実に取り出すことができる。
【0032】図1に示すように、前記遠心分離処理手段
の筐体41の上面には矩形の開口部41aが形成されて
いる。本実施例の開口部41aは、前記8個の保持部4
4の内、隣接する5個の保持部44が現れるような形状
寸法に設定されている。該開口部41aには、矩形の蓋
板45が設けられている。蓋板45は開口部41aの両
側に設けられた案内レール46に案内されて移動自在で
ある。図9に示すように、蓋板45にはロッドレスシリ
ンダ47の移動体48が連結されている。ロッドレスシ
リンダ47を駆動して蓋板45を案内レール46に沿っ
て移動させれば、筐体41の開口部41aを開閉するこ
とができる。
【0033】遠心分離処理時には、回転軸42が回転
し、検体容器Tを保持した各保持部44は回転軸42を
中心に円周方向に沿って所定の回転数で回転する。所定
の遠心力が加わり、検体容器Tは横向きになって回転す
る。検体容器T内の試料等には検体容器Tの底部に向け
て遠心力が加わり、検体容器T内の試料等に遠心分離処
理が施される。遠心分離処理の前後に、検体容器T内の
検体に遠心分離処理以外の処理を施す際には、パルスモ
ータが必要量だけ回転軸42を回転させ、各保持部44
を円周方向の所定の停止位置に位置決めする。
【0034】図8に示すように、筐体41の下方に突出
した遠心分離手段40の回転軸42には、ドグプレート
49a,bが取付けられている。ドグプレート49の近
傍には、ドグプレート49を検出することによって回転
軸42の回転量を検出するセンサ50aが設置され,正
確な回転数が求められる。また、ドグプレート49bを
検出することによって、保持部44の基準位置を検出す
るセンサ50bが設置されている。前記各保持部44を
回転方向の円周方向の各所定位置に位置決めする際に
は、センサ50の検出信号に応じてパルスモータの回転
数を制御すればよい。
【0035】図1に示すように、不溶解試験部2は、遠
心分離手段40内にある検体容器Tの検体に対して遠心
分離処理以外の各種の処理を行う処理手段として、2基
の液注入装置80、2基の攪拌装置60、1基の液排出
装置90を備えている。これらの処理手段は、遠心分離
手段40の近傍であって、遠心分離手段40の各保持部
44が位置決めされる前記各停止位置に近接した位置に
配置されている。これらの各処理手段は、遠心分離手段
40の保持部44の各停止位置に対して自在に接近し又
は離れるための移動機構を有している。従って、検体容
器Tを遠心分離手段40の筐体41の内部に収納したま
まで、遠心分離手段40の筐体41の開口部41aから
内部の検体容器Tの試料に対し、各処理手段で必要な処
理を施すことができる。
【0036】図10〜図12を参照して攪拌装置60を
説明する。攪拌装置60は、検体容器T内の検体に規定
量の溶剤が注入された後、これを攪拌するために使用さ
れる。図10に示すように、攪拌装置60は、検体容器
T内の液体を攪拌する攪拌ユニット61と、攪拌ユニッ
ト61を上下動させる上下動ユニット62と、攪拌ユニ
ット61と上下動ユニット62を水平面内で移動させて
遠心分離手段40に近接させ又は遠心分離手段40から
離間させる前後動ユニット63とを有している。
【0037】前後動ユニット63は、本装置の基台3上
に設けられて空気圧で駆動されるスライド機構64と、
該スライド機構64に移動自在に取り付けられたフレー
ム65とを有している。フレーム65はスライド機構6
4によって移動し、図11に示すように、攪拌ユニット
61を遠心分離手段40に近接した作業位置と待機位置
との間で移動させる。
【0038】前記前後動ユニット63のフレーム65に
は、上下動ユニット62が上下移動自在に取り付けられ
ている。上下動ユニット62には攪拌ユニット61が取
り付けられている。攪拌ユニット61を図12に示す。
鉛直下向きとされた攪拌モータ66の駆動軸には攪拌棒
67が連結されている。この攪拌棒67は案内部68を
挿通している。攪拌棒67は案内部68に対して回転自
在であるが、軸方向には位置が固定されている。攪拌モ
ータ66の基台66aと、案内部68の基台68aと
は、第1基板69に対してガイド部材69aを介して昇
降自在に取り付けられている。第1基板69の背面側に
平行に配置された第2基板70には、昇降モータ71が
駆動軸を水平にして固設されている。昇降モータ71の
駆動軸の先端には回転円盤72の中心が固設され、回転
円盤72の中心以外の部分と前記案内部68の基台68
aとは、リンク板73によって連動連結されている。
【0039】前後動ユニット63を駆動し、遠心分離手
段40内の所定の停止位置に位置決めされた検体容器T
の上方に攪拌ユニット61を設定する。上下動ユニット
62を駆動し、攪拌ユニット61を下降させて攪拌棒6
7を遠心分離手段40内にある前記検体容器T内の液体
に挿入する。ここで攪拌ユニット61の攪拌モータ66
を駆動すれば、攪拌棒67は検体容器T内の液体を攪拌
する。昇降モータ71を駆動すれば、回転円盤72とリ
ンク板73によって昇降モータ71の回転は案内部68
の基台68aの上下方向の運動に変換される。案内部6
8の昇降に伴って攪拌棒67及び攪拌モータ66も一緒
に昇降する。即ち、攪拌棒67は回転しながら昇降動作
を繰り返し、検体容器T内の液体は効率的に攪拌され
る。なお、図示していないが、攪拌棒67を拭き取る洗
浄機構を有している。
【0040】図13〜図15を参照して液注入装置80
を説明する。液注入装置80は、検体容器T内の検体に
規定量の溶剤を注入するために使用される。液注入装置
80は、試験に必要な液体を検体容器T内に注入する注
入ノズル81と、検体容器Tを掴む検体容器取出しハン
ド82と、検体容器取出しハンド82を上下動させて検
体容器取出しハンド82が掴んだ検体容器Tを注入ノズ
ル81に設定する上下動ユニットと、検体容器取出しハ
ンド82と上下動ユニットを水平面内で移動させて遠心
分離手段40に近接させ又は遠心分離手段40から離間
させる前後動ユニットとを有している。
【0041】液注入装置80における前後動ユニットと
上下動ユニットの構成は、前述した攪拌装置60の前後
動ユニット63と上下動ユニット62の構成と略同一で
ある。前述した攪拌装置60の各部と機能上対応する図
13中の各部には、前述した攪拌装置60の各部と同一
の符号を付して説明を省略する。液注入装置80におけ
る検体容器取出しハンド82の構成は、チャック23で
掴んだ検体容器Tを検体ラック5から取り出す前述した
搬送アーム7における検体容器取出しハンド15の構成
と略同一である。前述した搬送アーム7の各部と機能上
対応する図13〜図15中の各部には、前述した搬送ア
ーム7の各部と同一の符号を付して説明を省略する。
【0042】図13及び図14に示すように、前後動ユ
ニット63のフレーム65の上端には固定アーム83の
基端部が固定されている。固定アーム83の先端部は遠
心分離手段40の保持部44の停止位置に向いている。
固定アーム83の先端の下方には、2本の鉛直な支持棒
84を介してノズル基板85が固定されている。ノズル
基板85の中央には、注入ノズル81が下向きに固定さ
れており、液が吐出する注入ノズル81の下端はノズル
基板85の下側に突出している。ノズル基板85の上側
に突出している注入ノズル81の上端には、配管86が
連結されている。配管86は、試験に必要な液体の加圧
タンクに電磁弁を経て接続されている。検体容器T内の
試料を試験するために必要な液体は、配管86を介して
注入ノズル81に送られる。
【0043】注入ノズル81は不溶解分試験に必要な溶
剤の種類の数だけ用意し、溶剤間のコンタミネーション
が起きないようにする。本実施例の装置は2台の液注入
装置80を備え、各液注入装置80はそれぞれ1個の注
入ノズル81を有しているが、石油学会の前記規格に準
拠し、凝集剤を用いないで検体中のペンタン及びトルエ
ン不溶解分を定量するA法と、凝集剤を用いて清浄分散
剤を含む油のペンタン及びトルエン不溶解分を定量する
B法の両方を一台の装置で行うため、6種類の溶剤等を
供給できるように合計6個の注入ノズル81を設けても
よい。
【0044】前記ノズル基板85の下側にはセンサ取り
付け板87が固定されている。センサ取り付け板87
は、検体容器取出しハンド82に掴まれて前記注入ノズ
ル81の下に設定された検体容器Tを囲む位置に配置さ
れている。センサ取り付け板87の側面には、液量検出
センサ88a,b,cが取付けられている。液量検出セ
ンサ88a,b,cは、検体容器Tを挟んで設けられた
投光部と受光部からなる。投光部から出た光は検体容器
T内の液体の表面に下から当たって反射される。この反
射光を受光部が受け、検体容器T内の液体の表面の位置
が検出され、これによって検体容器T内に注入された溶
剤等の正確な量を確認することができる。
【0045】図16を参照して液排出装置90を説明す
る。液排出装置90は、検体容器T内の検体に規定量の
溶剤を注入・攪拌して遠心分離処理した後、その上澄み
を検体容器T外に排出する等、検体容器T内の不要な液
体を容器外に排出するために使用される。液排出装置9
0は、遠心分離処理後の上澄みを吸引する液吸引ノズル
91と、液吸引ノズル91を上下動させる上下動ユニッ
トと、液吸引ノズル91と上下動ユニットを水平面内で
移動させて遠心分離手段40に近接させ又は遠心分離手
段40から離間させる前後動ユニットとを有している。
【0046】液排出装置90における前後動ユニットと
上下動ユニットの構成は、前述した攪拌装置60の前後
動ユニット63と上下動ユニット62の構成と略同一で
ある。前述した攪拌装置60の各部と機能上対応する図
16中の各部には、前述した攪拌装置60の各部と同一
の符号を付して説明を省略する。
【0047】遠心分離処理後の検体容器T内の残査量に
応じて上下ユニット62を下降させ、所定位置に位置決
めされた検体容器Tに対する液吸引ノズル91のZ方向
(高さ方向)の位置を定める。これによって検体容器T
の内容物の内、上澄みのみを液吸引ノズル91によって
正確に吸引することができる。
【0048】以上説明した遠心分離処理装置は、その各
部を制御するための制御部を有している。制御部には、
実施すべき試験の手順と、検体の種類・重量・検体ラッ
ク5内の設置位置等のデータが与えられる。
【0049】次に、本装置を用いて使用潤滑油の不溶解
分試験を実施する際の作用について説明する。遠心分離
手段40内における検体容器Tの位置は、主として図1
を参照して説明する。図1において、検体容器収納供給
部1の搬送アーム7が検体容器Tを遠心分離手段40内
に運び込む保持部44の位置を第1位置P1と呼び、遠
心分離手段40の回転方向について並ぶ各保持部44の
位置を順次第2位置P2〜第8位置P8と呼ぶ。
【0050】制御部には実施すべき試験の手順が予め与
えられる。試験に供される使用潤滑油(検体)は予め秤
量されて検体容器Tに採取され、検体ラック5の指定位
置に収められる。検体容器Tが収納された検体ラック5
は、本装置のパレット搬送部6に設定される。検体容器
Tに収納された検体の種類と量のデータは、その検体容
器Tが収納された検体ラック5内の位置のデータと共に
本装置の制御部に与えられる。
【0051】本装置が作動を開始する。検体容器収納供
給部1が作動し、試験の手順に従って検体ラック5から
必要な検体容器Tが取り出される。即ち、パレット搬送
部6が駆動して検体ラック5のX方向の位置を決め、搬
送アーム7のハンド搬送部16が駆動して検体ラック5
に対する検体容器取り出しハンド15のY方向の位置を
決める。そして検体容器取り出しハンド15がZ方向
(鉛直方向)下方に移動して検体ラック5内の所望の検
体容器T(第1の検体容器Tと呼ぶ)を掴み、上昇して
検体容器Tを検体ラック5から取り出す。その後、搬送
アーム7が駆動して第1の検体容器Tを搬送し、検体容
器Tの搬入位置(第1位置P1と呼ぶ)に設定された遠
心分離手段40の保持部44に第1の検体容器Tを設定
する。
【0052】遠心分離手段40の回転軸42が、隣接す
る保持部44の角度間隔分の角度だけ回転する。第1の
検体容器Tは第2位置P2に移動する。再び検体容器収
納供給部1が作動し、試験の手順に従って第2の検体容
器Tを第1位置P1に設定する。
【0053】遠心分離手段40の回転軸42が所定角度
回転し、第1の検体容器Tが第3位置P3に設定され
る。液注入装置80が作動し、第1の検体容器Tに必要
な溶剤を必要量だけ注入する。この間、検体容器収納供
給部1が作動し、試験の手順に従って第3の検体容器T
が第1位置に設定される。
【0054】遠心分離手段40の回転軸42が所定角度
回転し、第1の検体容器Tは攪拌装置60に隣接した第
4位置P4に設定される。攪拌装置60が作動し、第1
の検体容器Tの内部の液体を攪拌する。この間、注入装
置が作動し、第3位置P3に設定された第2の検体容器
Tに必要な溶剤が必要量だけ注入される。この間、検体
容器収納供給部1が作動し、試験の手順に従って第4の
検体容器Tが第1位置P1に設定される。
【0055】以後、同様の手順で遠心分離手段40の各
保持部44に検体容器Tが収納され、順次溶剤の注入と
攪拌が行われていく。本装置においては、遠心分離手段
40内に最大8本の検体容器Tが収納できる。遠心分離
手段40内に必要なすべての検体容器Tを収納し、各検
体容器Tに溶剤を注入し、各検体容器Tを攪拌した後、
ロッドレスシリンダ47を作動させて蓋板45を移動さ
せ、遠心分離手段40の筐体41の開口41aを閉止す
る。遠心分離手段40の回転軸42を駆動し、筐体41
内において各検体容器Tを回転軸42の回りに回転させ
る。
【0056】遠心分離手段40を必要な時間だけ駆動し
た後、停止させる。実施すべき試験の手順に従い、液排
出装置90に近接した第5位置P5に第1の検体容器T
を設定する。蓋板45を開放する。遠心分離処理が済ん
で第1の検体容器T内に生じた上澄み液を、液排出装置
90によって検体容器T外に排出する。液排出後、遠心
分離手段40を所定角度回転させ、第2の検体容器Tを
第5位置P5に設定して液排出を行う。以後、同様の工
程を第3検体容器以下の各検体容器Tに施す。
【0057】遠心分離手段40内に収納されたすべての
検体容器Tについて液排出を行った後、搬送アーム7に
よって検体容器Tを順次遠心分離手段40内から取り出
し、搬送アーム7と共にパレット搬送部6も駆動して検
体ラック5のそれぞれの所定位置に検体容器Tを戻す。
遠心分離手段40内から検体容器Tが検体ラック5にす
べて戻された後、人手によって本装置から検体ラック5
が取り出される。
【0058】以上説明したように、本実施例の装置によ
れば、遠心分離手段40の回りに液注入装置80、攪拌
装置60、液排出装置90を略同心円状に設置し、遠心
分離手段40の各保持部44の停止位置をパルスモータ
で制御することにより、検体容器Tの保持部44を所定
の装置に対応する位置へ容易かつ速やかに移動させるこ
とができる。従って、本装置によれば、搬送手段によっ
て検体容器Tを遠心分離手段40内へ設定した後は、複
数本の検体容器Tを遠心分離手段40によって回転方向
へ順次搬送しながら順次各種処理を行うことができる。
即ち、搬送機構の動きにむだがなく、溶剤の注入、
試料と溶剤の混合、遠心分離、上澄み液の除去等の
不溶解分試験に必要な処理を、検体容器Tを遠心分離手
段40内に設置したままで迅速に行うことができるた
め、複数本の検体を同時に扱うことができ、連続的かつ
同時平行的に試験を効率良く実施することができる。
【0059】以上説明した装置は、使用潤滑油の不溶解
分試験を実施する装置であったが、その液注入装置が供
給できる溶剤等の種類、液注入装置・攪拌装置・液排出
装置の各台数、遠心分離手段が一度に保持できる検体容
器Tの本数等は、行おうとする試験の内容に合わせて任
意に定めることができることは言うまでもない。
【0060】また、本発明の遠心分離処理装置は、使用
潤滑油の不溶解分試験以外の各種試験等に応用すること
ができる。本発明の遠心分離処理装置は、その適用技術
分野を限定されることなく、遠心分離処理を工程中に必
要とする各種試験に広く用いることができる。例えば本
発明の遠心分離処理装置は、生化学等の分野において染
色体異常を検出するために行われる血清の処理等におい
て用いることもできる。
【0061】
【発明の効果】本発明の遠心分離処理装置は、遠心分離
手段の回りに各種処理手段を配置し、遠心分離手段の各
保持部の停止位置を駆動手段で制御することにより、検
体容器の保持部を所望の処理手段に対応する位置へ容易
かつ速やかに移動させることができる。従って、本装置
によれば、搬送機構の動きにむだがなく、行おうとする
試験に必要な処理を、検体容器を遠心分離手段内に設置
したままで迅速に行うことができる。このため、複数本
の検体を同時に扱うことができ、連続的かつ同時平行的
に試験を効率良く実施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の遠心分離処理装置の平面図である。
【図2】一実施例の遠心分離処理装置の正面図である。
【図3】(a)は一実施例における検体ラック5の正面
図、(b)は同側面図である。
【図4】一実施例におけるパレット搬送部6の平面図で
ある。
【図5】一実施例における搬送アーム7の正面図であ
る。
【図6】(a)は一実施例における搬送アーム7のハン
ド搬送部16の側面図、(b)は同正面図である。
【図7】一実施例における搬送アーム7のハンド搬送部
16を示す図である。
【図8】一実施例における遠心分離手段40の断面図で
ある。
【図9】一実施例における遠心分離手段40の蓋体の開
閉機構を示す断面図である。
【図10】一実施例における攪拌装置60の正面図であ
る。
【図11】一実施例における攪拌装置60の平面図であ
る。
【図12】(a)は一実施例における攪拌装置60の断
面図、(b)は同側面図である。
【図13】一実施例における液注入装置80の正面図で
ある。
【図14】一実施例における液注入装置80の側面図で
ある。
【図15】(a)は一実施例における液注入装置80の
検体容器T取出しハンドの正面図、(b)は同側面図で
ある。
【図16】一実施例における液排出装置90の正面図で
ある。
【符号の説明】
6 搬送手段としてのパレット搬送部 7 搬送手段としての搬送アーム 40 遠心分離手段 44 保持部 60 処理手段としての攪拌装置 80 処理手段としての液注入装置 90 処理手段としての液排出装置 T 容器としての検体容器
フロントページの続き (72)発明者 小舘 真人 埼玉県戸田市新曽南三丁目17番35号 株式 会社ジャパンエナジー内 (72)発明者 田渕 博義 東京都品川区南品川六丁目12番3号 株式 会社梅谷精機内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円周上に配置された容器を保持する保持
    部と、保持部を円周方向に沿って回転させることにより
    保持部の容器に収納された検体に遠心分離処理を施すと
    共に、各保持部を円周方向の所定位置に位置決めする駆
    動手段とを備えた遠心分離手段と、前記遠心分離手段の
    保持部が位置決めされる円周方向の所定位置の近傍に設
    けられて保持部が保持する容器内の検体に処理を施す処
    理手段と、を具備することを特徴とする遠心分離処理装
    置。
  2. 【請求項2】 前記処理手段が、前記容器の内部に液体
    を注入する液注入装置と、前記容器内の液体を攪拌する
    攪拌装置と、前記遠心分離手段による遠心分離処理後に
    前記容器内の液体を排出させる液排出装置とを含む請求
    項1記載の遠心分離処理装置。
JP7054600A 1995-03-14 1995-03-14 遠心分離処理装置 Pending JPH08247906A (ja)

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JP7054600A JPH08247906A (ja) 1995-03-14 1995-03-14 遠心分離処理装置

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004532094A (ja) * 2001-02-08 2004-10-21 アイアールエム エルエルシー 自動遠心分離機及びその使用方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004532094A (ja) * 2001-02-08 2004-10-21 アイアールエム エルエルシー 自動遠心分離機及びその使用方法

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