JPH08247560A - 冷凍装置、その冷凍装置を用いた空気調和機及びその空気調和機の運転方法 - Google Patents
冷凍装置、その冷凍装置を用いた空気調和機及びその空気調和機の運転方法Info
- Publication number
- JPH08247560A JPH08247560A JP7832495A JP7832495A JPH08247560A JP H08247560 A JPH08247560 A JP H08247560A JP 7832495 A JP7832495 A JP 7832495A JP 7832495 A JP7832495 A JP 7832495A JP H08247560 A JPH08247560 A JP H08247560A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- compressor
- refrigerant
- heat exchanger
- air conditioner
- rated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Abstract
することができる冷凍装置及びその冷凍装置を用いた空
気調和機の運転方法を提供するとともに、構成が簡易で
あり、部品点数の削減を図ることができる空気調和機を
提供する。 【構成】 冷媒回路に用いられるコンプレッサの能力制
御装置5には、要求に応じて能力を可変する場合には、
パワーセーブ機構13によりコンプレッサ容器内で圧縮
途中の冷媒の一部を冷媒吸込み側に戻すほか、冷媒液戻
し機構15によりコンプレッサ11,12から吐出した
冷媒の一部をコンプレッサ11,12の吸込み側に戻し
て行う。従って、パワーセーブ機構13と冷媒液戻し機
構15との2つの機構を組み合わせることにより、定格
コンプレッサのみを用いても、きめ細かい制御とハンチ
ングを防止するでき、更に、周波数の変化がないので周
囲に悪影響を与えることがない。
Description
の冷媒回路に冷媒を循環させる冷凍装置、その冷凍装置
を用いた空気調和機及びその空気調和機の運転方法に関
する。
凝縮器83、減圧器85,92蒸発器87を順次つない
で冷媒回路を構成した冷凍装置や空気調和機において、
負荷に応じて圧縮機の能力を変動させる技術が公知であ
る。
して使用される電力の周波数を変化させてその能力を変
えるいわゆるインバータ圧縮機91を用いる構成の空気
調和機がある。
従来技術において、圧縮機としてインバータ圧縮機を用
いた場合には、圧縮機から吐出される冷媒量(冷凍能
力)をきめ細かく且つ広範囲に制御する連続運転が可能
であるが高価であるとともに、インバータ圧縮機を用い
た場合には電力の周波数成分が付近にあるコンピュータ
等にノイズを与えたり、コンデンサ(電気部品)をパン
クさせるという悪影響を与えるという問題点がある。
に定格圧縮機から吐出された冷媒の一部を吸入側に戻す
冷媒戻し機構のみを用いて、定格圧縮機で多段階の制御
をおこなうことが考えられるが、この場合には滑らかな
制御ができないため、ハンチングの原因になるとともに
制御範囲も極めて狭い範囲に限られるという問題点があ
る。このようなハンチングが生じると室温変動が大きく
なり、快適な空調状態を得ることができないという問題
点がある。
易化、部品点数の削減等の要請がある。
与えず且つハンチングを防止することができる冷凍装置
及びその冷凍装置を用いた空気調和機の運転方法を提供
するとともに、構成が簡易であり、部品点数の削減を図
ることができる空気調和機を提供することを目的とす
る。
に、請求項1記載の発明は、熱交換器にコンプレッサを
備えた冷凍装置において、前記コンプレッサはその駆動
に使用される電力の周波数が一定である定格コンプレッ
サのみを備え、この定格コンプレッサはその定格コンプ
レッサの容器内の圧縮途中の一部をこのコンプレッサの
容器へ戻すパワーセーブ機構を備えており、更に、その
定格コンプレッサから吐出された冷媒の一部をその定格
コンプレッサの冷媒吸込み側に戻す冷媒戻し機構を備
え、前記パワーセーブ機構と前記冷媒戻し機構とを制御
することにより圧縮能力を可変するものである。
冷凍装置において、複数のコンプレッサを備え、そのう
ちの少なくとも一のコンプレッサが前記パワーセーブ機
構を備えるものである。
交換器を有する複数の室内ユニットと、室外熱交換器並
びにコンプレッサを搭載する室外ユニットとを備えた空
気調和機において、請求項1に記載の冷凍装置を備える
ものである。
交換器を有する複数の室内ユニットと、室外熱交換器並
びにコンプレッサを搭載した室外ユニットとを備え冷房
並びに暖房運転が行える空気調和機において、各室内ユ
ニットには冷房・暖房いずれの運転時にも作用して夫々
の室内熱交換器に流れ込む冷媒量を制御する制御弁を備
えたものである。
交換器を有する複数の室内ユニットと、室外熱交換器並
びにコンプレッサを搭載する室外ユニットとからなる冷
凍装置を備え、空調負荷に応じて前記コンプレッサの能
力を制御する空気調和機の運転方法において、各室内熱
交換器は冷媒の流入量を制御する制御弁を備え、前記冷
凍装置は前記冷媒戻し機構と前記パワーセーブ機構とを
有する請求項1に記載の冷凍装置を備えており、前記空
調負荷に対して前記制御弁の弁の開度を制御し、この制
御弁により対応できない場合にのみ前記冷媒戻し機構と
パワーセーブ機構で能力を制御するものである。
ッサのみで冷凍能力を可変にするが、その場合、パワー
セーブ機構によりコンプレッサ容器内の圧縮途中の冷媒
の一部をこのコンプレッサの容器へ戻すほか、冷媒戻し
機構によりコンプレッサから吐出した冷媒の一部をコン
プレッサの吸込み側に戻して行う。このように、パワー
セーブ機構と冷媒戻し機構との2つの機構を組み合わせ
て冷凍能力を制御することにより、定格コンプレッサの
みを用いても、きめ細かい制御が広範囲にできるのでハ
ンチングを防止することができ、インバータコンプレッ
サと同様な制御が可能となる。しかも、供給する電力の
周波数が変化するインバータコンプレッサを用いるもの
でないから、周囲に悪影響を与えることがない。
より、従来のインバータコンプレッサのようにインバー
タ(周波数変換器)が必要なく、この冷凍装置内の冷媒
循環量は室内ユニット内の制御弁で調整されるようにし
たので、室外ユニットにはこのような冷媒循環量を制御
するための弁が必要なくなる。このため室外ユニットに
は従来用いられていた受液器(レシーバ)や上述の制御
弁が不要となり構成が簡易になり、部品点数の削減を図
ることができる。
が複数のコンプレッサを備えて、少なくとも一つのコン
プレッサがパワーセーブ機構を備える構成であるから、
請求項1に記載の発明に加えて、それぞれのコンプレッ
サの組み合わせにより、より広範囲で且つきめ細かい制
御ができる。
マルチ型の空気調和機が請求項1に記載の冷凍装置を備
える構成であるから、室内ユニットにおいてきめ細かい
制御が広範囲にできるので快適な空調を得ることができ
る。更に、室内ユニットに供給する冷媒量をコンプレッ
サの能力や室内ユニット内の制御弁で制御できるから、
室外ユニットにおいて冷媒量を制御するための他の機器
が、例えばレシーバタンク等が不要となり、構成が簡易
になり、部品点数の削減をも図ることができる。
ヒートポンプ式のマルチ型空気調和機において室内ユニ
ットに供給する冷媒量を室内ユニットに設けられた制御
弁で制御するため、この空気調和機において必要とされ
たレシーバタンクや、室外熱交換器の開閉弁がなくとも
負荷に応じた空調を図ることができる。従って、構成が
簡易にでき、部品点数の削減をも図ることができる。
ットに供給する冷媒量は、コンプレッサの冷媒制御(冷
媒戻し、パワーセーブ)機構と室内ユニット内の制御弁
の開度とにより制御しているから、負荷変動に対応して
圧送する冷媒量が変化しても従来必要とされたレシーバ
タンクや、室外ユニット側の開閉弁が必要ない。従っ
て、構成が簡易になり、部品点数の削減をも図ることが
できる。
動する前に室内ユニットの制御弁で室内熱交換器に流れ
込む冷媒量を調整するため、この冷凍装置は負荷に合っ
た運転が可能となり、より安定した快適な空調が可能と
なる。
して説明する。
る分離型の空気調和機であり、空気調和機1は、複数の
室内ユニットA1、A2と室外ユニットBと両ユニット
A1,A2,B間を結ぶユニット間配管2とにより構成
されている。各室内ユニットA1,A2には冷房運転時
に蒸発器として作用し暖房運転時に凝縮器として作用す
る室内熱交換器3と、室内ファン(図示せず)とが内蔵
されている。
換器3の入口側と出口側とにそれぞれ温度検知器T1、
T2が設けられており、それぞれの検知信号を制御装置
5aに送り、各室内熱交換器3における負荷を測定する
ようになっている。また、各室内ユニットA1、A2に
は、室内熱交換器3に、制御弁(メカ弁)17が設けら
れている。この制御弁17は、各室内ユニットA1、A
2の運転停止時に閉鎖して冷媒の流入を停止するほか、
その弁の開度を調節して、負荷に応じた冷媒流入量が制
御されるようになっている。
する)等から構成される冷媒制御装置5を備えており、
制御装置5aの制御信号に応答してコンプレッサ等の能
力を制御している。室外ユニットBには、更に、四方弁
6と、冷房運転時に凝縮器として作用し暖房運転時に蒸
発器として作用する室外熱交換器7、アキュムレータ8
とが内蔵されている。
外ユニットBの室外熱交換器7の管径は通常のもの(口
径約9mm)よりも口径の小さい約7mmのものが使用され
ており、安価で且つ容量が小さいものとなっている。こ
のような管径の小さいものを使用している。これによっ
て室内ユニットA1,A2側の冷媒回路の容量を少なく
でき、且つそれにより封入する冷媒量がすくなてすむ。
おいて、いわゆる減圧器は室内ユニットA1、A2の制
御弁17のみであり、また、従来必要とされていたレシ
ーバタンク(図8参照)等は配置されていない。
11、12が設けられており、それぞれその吸込み側に
アキュムレータ8が連結され、吐出側にオイルセパレー
タ9が接続されている。本実施例では、一方のコンプレ
ッサ11は4馬力であり、他方のコンプレッサ12は6
馬力のものを使用している。
の周波数が一定であるいわゆる定格コンプレッサである
が、一方のコンプレッサ(馬力の小さい方のコンプレッ
サ)11には後述するパワーセーブ機構13が内臓され
ており、その出力をセーブして吐出量を可変とするよう
になっている。更に、制御装置5には、両方のコンプレ
ッサ11、12から吐出された吐出管から冷媒の一部を
コンプレッサの冷媒吸込み側の吸込み管45に戻す冷媒
戻し機構15が設けられている。
3に示すように、コンプレッサ11の密閉容器18内に
回転圧縮要素が収納され、この回転圧縮要素は中間仕切
板27と、この中間仕切板27の両側にそれぞれ設けら
れた一対のシリンダ21、22とを備えている。両シリ
ンダ21、22の内側壁に設けられた第1孔23、24
と、この第1孔23、24と連通するように両シリンダ
21、22に設けられた第2孔25、26と、この第2
孔25、26を連通する中間仕切壁27に設けられた第
3孔28とが形成されている。また、両シリンダ21、
22の第2孔25、26には、ピストン29、30が収
納されており、両ピストン29、30に跨がってコイル
バネ(弾性体であれば板ばねやベローズでも良い)32
が配設されている。シリンダ21、22に形成された凹
所31により両シリンダ21、22の各々の第2孔2
5、26と連通する第4孔33、34と、この第4孔3
3、34と外部冷媒回路の低圧側又は高圧側とを切り換
え弁等で選択的に連通させる通路35が形成されてい
る。
3による制御は、通路35、第4孔33、34、凹所3
1を介して第2孔25、26に低圧側圧力を背圧として
加えることにより、ピストン29、30を上死点に移動
させ、図2に示すように、第1孔23、24を開放する
ことにより、一方のシリンダ21内で圧縮工程中にある
ガスを第1孔23、第2孔25、第3孔28、第2孔2
6、第1孔24を介して吸入工程にある他方のシリンダ
22内へ流すように構成する一方、通常運転時には、図
3の如く、通路35、第4孔35,34、凹所31を介
して、第2孔25、26に高圧側圧力を背圧室として加
えることにより、ピストン29、30を下死点に移動さ
せ、両方の第1孔23、24を閉鎖することにより量シ
リンダ21、22間でのガスの移動をなくす。
よれば、約50%の出力をセーブすることができ、4馬
力のコンプレッサに対して2馬力の出力がセーブできる
ものである。このパワーセーブ機構13のON、OFF
は制御装置5aからの指令を受けて、弁41(図1参
照)の開閉によりおこなう。
ッサ11、12の吐出側管から、両方のコンプレッサ1
1、12の吸込み側管に、吐出冷媒の一部を戻すもの
で、本実施例ではオイルセパレータ9と四方弁6との間
の吐出管43を、アキュムレータ8と四方弁6との間の
吸込み管45とを連通する戻し管47を備え、その戻し
管に設けられた戻し弁49を開閉することによって、吐
出冷媒の一部をアキュムレータ8に戻すようになってい
る。尚、本実施例の冷媒戻し機構15では、1馬力の出
力をセーブするようになっている。
制御信号に応答して開閉され、室内ユニットA1、A2
に供給される冷媒量(圧送出力)を制御する。
て、四方弁6を切換えて冷媒の流れを変えると、冷房運
転、又は暖房運転が行われる。図1において、冷房時の
冷媒の流れは実線で示されており、暖房時の冷媒の流れ
は破線で示している。
温度センサT1、T2がそれぞれ室内熱交換器3の冷媒
入口及び出口温度を検出し、その検出信号を制御装置5
aに送信する。制御装置5aは、例えばリモコン52か
らの設定温度信号と温度センサT1、T2の温度信号と
に基づいて各室内熱交換器3に要求される空調負荷を演
算し、演算した負荷に応じて、各室内ユニットA1,A
2の制御弁17の開度を調節するか又は冷媒制御装置5
からの能力を制御して、冷媒制御を行う。
る。図5に示すように、制御装置5aでは、まず、ステ
ップS1において検知した負荷にもとづいて制御弁(メ
カ弁)17の開度を制御する。次に、ステップS2にお
いて負荷が一定の範囲内にであるか否か判断すする。換
言すれば、室温T0と設定温度(リモコン52により利
用者が設定する温度)T3との差|T0−T3|が所定
値Fよりも小さいか否かが判断される。|T0−T3|
が所定値Fよりも小さい場合にはステップS1に戻り、
|T0−T3|が所定値Fよりも大きい場合にはステッ
プS3に進み、冷媒制御装置5による能力制御をおこな
う。
開度の制御をおこない、この制御弁17の制御だけでは
空調(冷凍)能力の制御ができない場合には、冷媒制御
装置5によるコンプレッサの能力制御をおこなうもので
ある。
制御の方法を更に詳しく説明する。ステップS11で
は、まず、室温T0と設定温度T3による温度を検出す
ることによって室内熱交換器に要求される初期負荷|T
0−T3|を検出してステップS12へ進む。
出された初期負荷に応答して制御弁17の弁開度を設定
して、ステップS13へ進む。
び出口温度T1、T2に基づいて演算し、|T1−T2
|=ΔTを検出し、ステップS14へ進む。
しいか否かが判断され、等しい場合にはステップS13
に戻り、等しくない場合にはステップS15へ進む。
大きいか否かが判断され、大きい場合にはステップS1
6に進み、制御弁17を開いた後ステップS17に進み
冷媒制御装置5によるコンプレッサの能力制御をおこな
った後、ステップS13に戻る。一方、ΔTが所定値K
より大きくない場合にはステップS18に進み、制御弁
17を所定量閉じて開度が小さくなるように制御した
後、ステップS13に戻る。
5によるコンプレッサの能力制御について説明する。
ブ機構13及び冷媒戻し機構15により、図4に示すよ
うに、冷媒の圧送出力を1馬力毎に種々制御する。
の出力は4馬力と6馬力であるからパワーセーブ機構1
3の弁41及び戻し弁49をOFFした状態(2つの弁
を閉じた状態)では10馬力の吐出出力を得ることがで
きる。要求出力(馬力)が10馬力の場合には、2台の
定格コンプレッサ11、12のそれぞれのマグネットス
イッチのみをONにする。尚、ここで定格コンプレッサ
11の内部は図3の状態となっている。
コンプレッサ11、12のそれぞれのマグネットスイッ
チをONにするとともに、戻し弁49を開く(ON)。
この場合には、戻し管47から1馬力分の吐出量がアキ
ュムレータ8に戻される。
コンプレッサ11、12のそれぞれのマグネットスイッ
チをONにするとともに、戻し弁49は閉じたままで
(−)、パワーセーブ機構13の弁41を開く(O
N)。この場合には、図2で示すようにパワーセーブ機
構13の作用により、一方のコンプレッサ11から吐出
される出力は2馬力(4馬力の出力が半分になる)とな
り、他方のコンプレッサ12の出力は6馬力であるか
ら、合計8馬力となる。
コンプレッサ11、12のそれぞれのマグネットスイッ
チをONにするとともに、戻し弁49を開き(ON)、
パワーセーブ機構13の弁41を開く(ON)。この場
合には、パワーセーブ機構13の作用により、一方のコ
ンプレッサ11から吐出される出力は2馬力(4馬力の
出力が半分になる)となり(図2参照)、更に、戻し管
47から1馬力分の冷媒が戻されるので、合計7馬力と
なる。
ーブ機構13の弁41と、戻し弁49との開閉(ON又
は−)を組み合わせることによって、1から10馬力ま
で1馬力ずつの決め細かな制御が可能となる。
て、インバータコンプレッサを使用しなくとも定格コン
プレッサのみで、要求される可変出力を得ることができ
る。従って、インバータコンプレッサによるノイズ等の
悪影響を防止でき、しかも安価な装置を提供することが
できる。
コンプレッサの能力制御は、制御弁17による制御を行
った上で行うものであるから図4のグラフに一点鎖線で
示すように滑らかな制御ができる。
径は7mmであり、室外熱交換器の管径9mmよりも小さく
設定している。室内ユニットA1,A2にのみ冷媒の
減圧器として作用する制御弁17を配置するようにし
て、冷房・暖房いずれの運転時もユニット間配管内を流
れる冷媒が液状になるようにしている。これら2つの構
成により冷媒回路内に封入する冷媒量を最小限に留める
ことができ、レシーバタンクや開閉弁92(図8参照)
が不要となる。
でなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形可能
である。
は、図7に示すように、冷媒制御装置5はコンプレッサ
がパワーセーブ機構13のみを有する構成であってもよ
い。この場合にの出力制御は、例えば、2馬力毎に制御
される。
チ型の空気調和機に限らず、室内ユニットAは、一つで
あっても同様な効果を得ることができる。
1に記載の発明によれば、コンプレッサを有する冷媒制
御装置がパワーセーブ機構と冷媒戻し機構とを備えてい
るから、パワーセーブ機構と冷媒液戻し機構との2つの
機構を組み合わせて冷媒の圧送出力を制御することによ
り、定格コンプレッサのみを用いても、きめ細かい制御
が広範囲にできるのでハンチングを防止することがで
き、インバータコンプレッサと同様な制御が可能であ
り、供給する電力の周波数が変化するインバータコンプ
レッサを用いるものでないから、周囲に悪影響を与える
ことがない。
を用いることにより、供給する冷媒量を冷媒制御装置の
みで制御できるから、冷媒量を制御するための他の機器
が不要となり、構成が簡易になり、部品点数の削減を図
ることができる。
格コンプレッサを備えて、少なくとも一つのコンプレッ
サがパワーセーブ機構を備える構成であるから、請求項
1に記載の発明に加えて、それぞれのコンプレッサの組
み合わせにより、より広範囲で且つきめ細かい制御がで
きる。
マルチ型の空気調和機が請求項1に記載の冷凍装置を備
える構成であるから、室内ユニットにおいてきめ細かい
制御が広範囲にできるので快適な空調を得ることができ
る。更に、室内ユニットに供給する冷媒量をコンプレッ
サの能力や室内ユニット内の制御弁で制御できるから、
室外ユニットにおいて冷媒量を制御するための他の機器
が、例えばレシーバタンク等が不要となり、構成が簡易
になり、部品点数の削減をも図ることができる。
ヒートポンプ式のマルチ型空気調和機において室内ユニ
ットに供給する冷媒量を室内ユニットに設けられた制御
弁で制御するため、この空気調和機において必要とされ
たレシーバタンクや、室外熱交換器の開閉弁がなくとも
負荷に応じた空調を図ることができる。従って、構成が
簡易にでき、部品点数の削減をも図ることができる。
ットに供給する冷媒量は、コンプレッサの冷媒制御(冷
媒戻し、パワーセーブ)機構と室内ユニット内の制御弁
の開度とにより制御しているから、負荷変動に対応して
圧送する冷媒量が変化しても従来必要とされたレシーバ
タンクや、室外ユニット側の開閉弁が必要ない。従っ
て、構成が簡易になり、部品点数の削減をも図ることが
できる。
示す回路図である。
示す断面図である。
断面図である。
プレッサの作用との関係を示す図である。
フローチャートである。
ャートである。
Claims (5)
- 【請求項1】 熱交換器にコンプレッサを備えた冷凍装
置において、前記コンプレッサはその駆動に使用される
電力の周波数が一定である定格コンプレッサのみを備
え、この定格コンプレッサはその定格コンプレッサの容
器内の圧縮途中の冷媒の一部をこのコンプレッサの容器
へ戻すパワーセーブ機構を備えており、更に、その定格
コンプレッサから吐出された冷媒の一部をその定格コン
プレッサの冷媒吸込み側に戻す冷媒戻し機構を備え、前
記パワーセーブ機構と前記冷媒戻し機構とを制御するこ
とにより圧縮能力を可変することを特徴とする冷凍装
置。 - 【請求項2】 前記冷凍装置は複数のコンプレッサを備
え、そのうちの少なくとも一のコンプレッサが前記パワ
ーセーブ機構を備えることを特徴とする請求項1に記載
の冷凍装置。 - 【請求項3】 それぞれに室内熱交換器を有する複数の
室内ユニットと、室外熱交換器並びにコンプレッサを搭
載する室外ユニットとを備えた空気調和機において、請
求項1に記載の冷凍装置を備えることを特徴とする空気
調和機。 - 【請求項4】 それぞれに室内熱交換器を有する複数の
室内ユニットと、室外熱交換器並びにコンプレッサを搭
載した室外ユニットとを備え冷房並びに暖房運転が行え
る空気調和機において、各室内ユニットには冷房・暖房
いずれの運転時にも作用して夫々の室内熱交換器に流れ
込む冷媒量を制御する制御弁を備えたことを特徴とする
空気調和機。 - 【請求項5】 それぞれに室内熱交換器を有する複数の
室内ユニットと、室外熱交換器並びにコンプレッサを搭
載する室外ユニットとからなる冷凍装置を備え、空調負
荷に応じて前記コンプレッサの能力を制御する空気調和
機の運転方法において、各室内熱交換器は冷媒の流入量
を制御する制御弁を備え、前記冷凍装置は前記冷媒戻し
機構と前記パワーセーブ機構とを有する請求項1に記載
の冷凍装置を備えており、前記空調負荷に対して前記制
御弁の弁の開度を制御し、この制御弁により対応できな
い場合にのみ前記冷媒戻し機構とパワーセーブ機構で能
力を制御することを特徴とする空気調和機の運転方法。
Priority Applications (11)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07832495A JP3338229B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 空気調和機の運転方法 |
TW085101402A TW299393B (ja) | 1995-03-09 | 1996-02-05 | |
KR1019960004038A KR0183481B1 (ko) | 1995-03-09 | 1996-02-21 | 냉동장치, 그 냉동 장치를 이용한 공기 조화기 및 그 공기 조화기의 운전 방법 |
ES96103574T ES2242962T3 (es) | 1995-03-09 | 1996-03-07 | Aparato refrigerador, aire acondicionado que usa el mismo y procedimiento de control del aire acondicionado. |
CNB961039272A CN1144000C (zh) | 1995-03-09 | 1996-03-07 | 制冷装置、使用该制冷装置的空调机及该空调机的运行方法 |
PT96103574T PT731325E (pt) | 1995-03-09 | 1996-03-07 | Aparelho de refrigeracao, aparelho de ar condicionado usando o mesmo e processo para alimentar o aparelho de ar condicionado |
EP96103574A EP0731325B1 (en) | 1995-03-09 | 1996-03-07 | Refrigerating apparatus, air conditioner using the same and method for driving the air conditioner |
US08/612,173 US5768903A (en) | 1995-03-09 | 1996-03-07 | Refrigerating apparatus, air conditioner using the same and method for driving the air conditioner |
DE69634743T DE69634743T2 (de) | 1995-03-09 | 1996-03-07 | Kühlgerät, dieses Gerät verwendende Klimaanlage und Verfahren zur Steuerung dieser Klimaanlage |
SG1996006758A SG59967A1 (en) | 1995-03-09 | 1996-03-08 | Refrigerated apparatus air conditioner using the same and method for driving the air conditioner |
AU47971/96A AU706151B2 (en) | 1995-03-09 | 1996-03-08 | Refrigerating apparatus, air conditioner using the same and method for driving the air conditioner |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP07832495A JP3338229B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 空気調和機の運転方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08247560A true JPH08247560A (ja) | 1996-09-27 |
JP3338229B2 JP3338229B2 (ja) | 2002-10-28 |
Family
ID=13658789
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP07832495A Expired - Lifetime JP3338229B2 (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 空気調和機の運転方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3338229B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0854293A1 (en) | 1997-01-17 | 1998-07-22 | SANYO ELECTRIC Co., Ltd. | Power-variable compressor and air conditioner using the same |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP07832495A patent/JP3338229B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0854293A1 (en) | 1997-01-17 | 1998-07-22 | SANYO ELECTRIC Co., Ltd. | Power-variable compressor and air conditioner using the same |
US6024547A (en) * | 1997-01-17 | 2000-02-15 | Sanyo Electric Co., Ltd. | Power-variable compressor and air conditioner using the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3338229B2 (ja) | 2002-10-28 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6829903B2 (en) | Air conditioner and method for operating air conditioner in cooling mode | |
KR100484800B1 (ko) | 공기조화기의 압축기 동작방법 | |
EP0731325B1 (en) | Refrigerating apparatus, air conditioner using the same and method for driving the air conditioner | |
US6807816B2 (en) | Air conditioning system with two compressors and method for operating the same | |
JPS61134545A (ja) | 冷凍サイクル装置 | |
US20060150648A1 (en) | Air conditioner | |
US20050150243A1 (en) | Heat source unit of air conditioner and air conditioner | |
JP2007155143A (ja) | 冷凍装置 | |
US4538421A (en) | Refrigerating system | |
JP3338229B2 (ja) | 空気調和機の運転方法 | |
JP3021987B2 (ja) | 冷凍装置 | |
JP2003042585A (ja) | 空気調和機 | |
JP2001280729A (ja) | 冷凍装置 | |
JP6897837B1 (ja) | 冷凍装置 | |
JP4779609B2 (ja) | 冷凍装置 | |
KR100502308B1 (ko) | 멀티 에어컨의 바이패스 장치 및 그 제어방법 | |
JPH08327125A (ja) | 冷凍装置及びその冷凍装置を用いた空気調和機並びにその空気調和機の運転方法 | |
JPH04222354A (ja) | 冷凍装置の運転制御装置 | |
JP3178457B2 (ja) | 冷凍装置 | |
JPH07294041A (ja) | 冷凍装置 | |
JPS63172863A (ja) | 冷凍装置の圧縮機容量制御装置 | |
KR100812783B1 (ko) | 두 개의 압축기를 가지는 공기조화기 | |
JP2003042505A (ja) | 空調装置およびその運転制御方法 | |
JP2002340424A (ja) | 冷凍装置 | |
JP3301828B2 (ja) | 空気調和装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070809 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080809 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090809 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100809 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100809 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110809 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110809 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120809 Year of fee payment: 10 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130809 Year of fee payment: 11 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |