JPH08246072A - 焼結機の起動・停止制御方法 - Google Patents
焼結機の起動・停止制御方法Info
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- JPH08246072A JPH08246072A JP5157595A JP5157595A JPH08246072A JP H08246072 A JPH08246072 A JP H08246072A JP 5157595 A JP5157595 A JP 5157595A JP 5157595 A JP5157595 A JP 5157595A JP H08246072 A JPH08246072 A JP H08246072A
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- sintering machine
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- sintering
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、焼結機の起動及び停止時における
焼結機速度、装入層厚、点火炉ガス量を適性に制御する
方法を提供する。 【構成】 焼結機の起動時において、起動時と操業時の
焼結機速度、目標層厚、装入ゲート開度、点火炉のガス
量の各設定値と起動設定値の保持焼結機移動距離、操業
設定値の到達焼結機移動距離の各設定値により、焼結機
起動から該設定項目、原料切り出し装置の速度を順次起
動設定値から操業設定値に移行させる。又、焼結機の停
止時においても同様に各設定値により、焼結機の原料切
り出し装置の停止か各制御項目を順次操業設定値から停
止設定値に移行させる。
焼結機速度、装入層厚、点火炉ガス量を適性に制御する
方法を提供する。 【構成】 焼結機の起動時において、起動時と操業時の
焼結機速度、目標層厚、装入ゲート開度、点火炉のガス
量の各設定値と起動設定値の保持焼結機移動距離、操業
設定値の到達焼結機移動距離の各設定値により、焼結機
起動から該設定項目、原料切り出し装置の速度を順次起
動設定値から操業設定値に移行させる。又、焼結機の停
止時においても同様に各設定値により、焼結機の原料切
り出し装置の停止か各制御項目を順次操業設定値から停
止設定値に移行させる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、焼結機の起動及び停止
時における焼結機速度、装入層厚、点火炉ガス量の制御
方法に関するものである。
時における焼結機速度、装入層厚、点火炉ガス量の制御
方法に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】焼結機の起動時においては、焼結機速度
が低く焼結機への原料の装入に脈動があるとともに、装
入層厚が通常操業レベルに達するまでは装入制御が安定
的に使用できず装入が乱れるとともに、点火炉炉内及び
パレットの温度が低く、焼結原料を焼結する上での熱補
償が少ない。又、起動から焼結機のパレット上に焼結原
料が満たされるまでは、メインブロワーから吸引される
焼成に有効に寄与する風量が安定しない、等の問題があ
り、どうしても歩留、品質の低下が生じてしまう。
が低く焼結機への原料の装入に脈動があるとともに、装
入層厚が通常操業レベルに達するまでは装入制御が安定
的に使用できず装入が乱れるとともに、点火炉炉内及び
パレットの温度が低く、焼結原料を焼結する上での熱補
償が少ない。又、起動から焼結機のパレット上に焼結原
料が満たされるまでは、メインブロワーから吸引される
焼成に有効に寄与する風量が安定しない、等の問題があ
り、どうしても歩留、品質の低下が生じてしまう。
【０００３】そこで、焼結機の起動時においては、操業
オペレーターが、極力未焼成を出さないように随時、時
間をかけて焼成するために焼結機速度を、原料切り出し
の速度を上げ原料の切り出しの脈動を抑えるためにゲー
ト開度を低いレベルから徐々に通常操業の高いレベルに
調整するとともに、起動時の熱補償を行うために点火炉
のガス流量を高いレベルから徐々に通常操業の低いレベ
ルに調整して対応している。
オペレーターが、極力未焼成を出さないように随時、時
間をかけて焼成するために焼結機速度を、原料切り出し
の速度を上げ原料の切り出しの脈動を抑えるためにゲー
ト開度を低いレベルから徐々に通常操業の高いレベルに
調整するとともに、起動時の熱補償を行うために点火炉
のガス流量を高いレベルから徐々に通常操業の低いレベ
ルに調整して対応している。
【０００４】焼結機の起動時における制御方法の１つと
して、特開平３−２４３７２５号公報があるが、これは
焼結機の起動に合わせ、焼結機の速度が一定の基で、焼
結機のパレットに焼結原料を装入するドラムフィーダー
の回転数を徐々に上げることにより、装入層厚を徐々に
上げて、薄い層厚で焼成し易い状態となるように制御す
る方法を提案している。
して、特開平３−２４３７２５号公報があるが、これは
焼結機の起動に合わせ、焼結機の速度が一定の基で、焼
結機のパレットに焼結原料を装入するドラムフィーダー
の回転数を徐々に上げることにより、装入層厚を徐々に
上げて、薄い層厚で焼成し易い状態となるように制御す
る方法を提案している。
【０００５】又、焼結機の停止時においても、焼結機上
の原料を焼成しながら排鉱する過程でパレット上に原料
が無くなった場所から、ウンドボックスの吸引ダンパー
を順次閉めていくため、メインブロワーから吸引される
焼成に有効に寄与する風量が安定しない、等の問題があ
り、起動時と同様に歩留、品質の低下が生じてしまう。
操業オペレーターが、極力未焼成を出さないように随
時、焼結機の速度を下げたり、点火炉のガス流量を上げ
る操作を行っていた。
の原料を焼成しながら排鉱する過程でパレット上に原料
が無くなった場所から、ウンドボックスの吸引ダンパー
を順次閉めていくため、メインブロワーから吸引される
焼成に有効に寄与する風量が安定しない、等の問題があ
り、起動時と同様に歩留、品質の低下が生じてしまう。
操業オペレーターが、極力未焼成を出さないように随
時、焼結機の速度を下げたり、点火炉のガス流量を上げ
る操作を行っていた。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】従来の操業オペレータ
ーによって調整される方法では、焼結機の起動から通常
の操業状態になるまでは、１時間から２時間程度、又、
焼結機を停止されるためにも、約１時間程度の時間を要
するが、その間常時操業オペレーターが監視、調整を行
う必要があるとともに、焼結機の起動、停止に伴う運転
操作は、熟練を要するため、今後の要員の削減を目的と
した焼結工場の自動化を進めていく上で、大きな障害と
なっている。又、熟練したオペレーターにおいても、長
時間の適正な監視、操作を行うには、限界があり、どう
しても焼結機の起動、停止時の未焼成による歩留、品質
の低下を避けることができなかった。
ーによって調整される方法では、焼結機の起動から通常
の操業状態になるまでは、１時間から２時間程度、又、
焼結機を停止されるためにも、約１時間程度の時間を要
するが、その間常時操業オペレーターが監視、調整を行
う必要があるとともに、焼結機の起動、停止に伴う運転
操作は、熟練を要するため、今後の要員の削減を目的と
した焼結工場の自動化を進めていく上で、大きな障害と
なっている。又、熟練したオペレーターにおいても、長
時間の適正な監視、操作を行うには、限界があり、どう
しても焼結機の起動、停止時の未焼成による歩留、品質
の低下を避けることができなかった。
【０００７】特開平３−２４３７２５号公報に示される
方法においても装入層厚を徐々に上げて薄い層厚で焼成
することである程度の効果を上げることは可能である
が、焼結機の速度、点火炉のガス流量の調整等が行われ
ておらず、未焼成の防止に対しての効果が小さく、又、
オペレーターが手動で、焼結機の速度、点火炉のガス流
量の調整をせざるを得なく、焼結機の起動時における運
転業務の負荷を完全には解消することができなかった。
方法においても装入層厚を徐々に上げて薄い層厚で焼成
することである程度の効果を上げることは可能である
が、焼結機の速度、点火炉のガス流量の調整等が行われ
ておらず、未焼成の防止に対しての効果が小さく、又、
オペレーターが手動で、焼結機の速度、点火炉のガス流
量の調整をせざるを得なく、焼結機の起動時における運
転業務の負荷を完全には解消することができなかった。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本発明は上述したような
従来技術の問題点を解消しようとするものであって、そ
の要旨とすることろは、(1) 焼結機の起動時において、
起動時と操業時の焼結機速度、目標層厚、装入ゲート開
度、点火炉のガス量の各設定値と、起動設定値の保持焼
結機移動距離、操業設定値の到達焼結機移動距離の各設
定値により焼結機起動から該設定項目、原料切り出し装
置の速度を順次起動設定値から操業設定値に移行させる
ことを特徴とした焼結機の起動制御方法、および(2) 焼
結機の停止時において、操業時と停止時の焼結機速度、
点火炉のガス量の各設定値と、原料切り出し装置の停止
からの操業設定値の保持焼結機移動距離、停止設定値の
到達焼結機移動距離の各設定値により焼結機の原料切り
出し装置の停止か該項目を順次操業設定値から停止設定
値に移行させることを特徴とした焼結機の停止制御方法
である。
従来技術の問題点を解消しようとするものであって、そ
の要旨とすることろは、(1) 焼結機の起動時において、
起動時と操業時の焼結機速度、目標層厚、装入ゲート開
度、点火炉のガス量の各設定値と、起動設定値の保持焼
結機移動距離、操業設定値の到達焼結機移動距離の各設
定値により焼結機起動から該設定項目、原料切り出し装
置の速度を順次起動設定値から操業設定値に移行させる
ことを特徴とした焼結機の起動制御方法、および(2) 焼
結機の停止時において、操業時と停止時の焼結機速度、
点火炉のガス量の各設定値と、原料切り出し装置の停止
からの操業設定値の保持焼結機移動距離、停止設定値の
到達焼結機移動距離の各設定値により焼結機の原料切り
出し装置の停止か該項目を順次操業設定値から停止設定
値に移行させることを特徴とした焼結機の停止制御方法
である。
【０００９】
【作用】焼結機の起動、停止時において、操業オペレー
ターの手動操作無しに、未焼成を発生することの無いよ
うに焼結機の速度、装入層厚、点火炉のガス量が連続的
に適正に調整することが可能となる。
ターの手動操作無しに、未焼成を発生することの無いよ
うに焼結機の速度、装入層厚、点火炉のガス量が連続的
に適正に調整することが可能となる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図１は、本発明による焼結機の起動時における制
御方法の概要を示した図であり、表１には、本発明によ
る制御方法において、設定する制御条件を示し、運転条
件の起動欄の設定値である焼結機速度Ｓ-S、目標層厚Ｈ
-S、ゲート開度ＳＧ-S-1〜ＳＧ-S-5、点火強度Ｃ-Sは、
それぞれの起動時の値を示しており、操業欄の設定値で
ある焼結機速度Ｓ、目標層厚Ｈ、ゲート開度ＳＧ、点火
強度ＣＬは、起動立上げ完了時のそれぞれの通常操業時
の値を示している。距離条件の起動欄の設定値である焼
結機速度ＳＬ-S、目標層厚ＨＬ-S、ゲート開度ＧＬ-S、
点火強度ＣＬ-Sは、起動設定値の保持焼結機移動距離を
示し、操業欄の設定値である焼結機速度ＳＬ、目標層厚
ＨＬ、ゲート開度ＧＬ、点火強度ＣＬは、操業設定値の
到達焼結機移動距離を示している。
する。図１は、本発明による焼結機の起動時における制
御方法の概要を示した図であり、表１には、本発明によ
る制御方法において、設定する制御条件を示し、運転条
件の起動欄の設定値である焼結機速度Ｓ-S、目標層厚Ｈ
-S、ゲート開度ＳＧ-S-1〜ＳＧ-S-5、点火強度Ｃ-Sは、
それぞれの起動時の値を示しており、操業欄の設定値で
ある焼結機速度Ｓ、目標層厚Ｈ、ゲート開度ＳＧ、点火
強度ＣＬは、起動立上げ完了時のそれぞれの通常操業時
の値を示している。距離条件の起動欄の設定値である焼
結機速度ＳＬ-S、目標層厚ＨＬ-S、ゲート開度ＧＬ-S、
点火強度ＣＬ-Sは、起動設定値の保持焼結機移動距離を
示し、操業欄の設定値である焼結機速度ＳＬ、目標層厚
ＨＬ、ゲート開度ＧＬ、点火強度ＣＬは、操業設定値の
到達焼結機移動距離を示している。
【００１１】
【表１】
【００１２】以上の設定値により、例えば焼結機速度１
における起動設定値Ｓ-Sから操業設定値Ｓに徐々に設定
値を上げていく際の任意焼結機移動距離Ｌ１０における
焼結機速度１の設定値Ｓ-L１１は、以下の式によって求
め、焼結機移動距離６の進行に従って随時設定値を計算
し設定値に従って制御を行う。 焼結機速度Ｓ-L＝（Ｓ−Ｓ-S）×（Ｌ−ＳＬ-S）／（Ｓ
Ｌ−ＳＬ-S） ここで Ｓ-S ：起動焼結機速度， Ｓ ：操業焼結機
速度 ＳＬ-S：焼結機速度の起動値保持焼結機移動距離 ＳＬ ：焼結機速度の操業値到達焼結機移動距離 Ｌ ：任意焼結機移動距離（ＳＬ-S＜Ｌ＜ＳＬ）
における起動設定値Ｓ-Sから操業設定値Ｓに徐々に設定
値を上げていく際の任意焼結機移動距離Ｌ１０における
焼結機速度１の設定値Ｓ-L１１は、以下の式によって求
め、焼結機移動距離６の進行に従って随時設定値を計算
し設定値に従って制御を行う。 焼結機速度Ｓ-L＝（Ｓ−Ｓ-S）×（Ｌ−ＳＬ-S）／（Ｓ
Ｌ−ＳＬ-S） ここで Ｓ-S ：起動焼結機速度， Ｓ ：操業焼結機
速度 ＳＬ-S：焼結機速度の起動値保持焼結機移動距離 ＳＬ ：焼結機速度の操業値到達焼結機移動距離 Ｌ ：任意焼結機移動距離（ＳＬ-S＜Ｌ＜ＳＬ）
【００１３】ゲート開度３、点火強度５についても焼結
機速度１と同様に設定値を随時求め設定値に従って制御
を行う。ドラムフィーダー回転数４については、焼結機
速度１、目標層厚２、ゲート開度３の設定値によって決
定されるため以下の式によって、起動設定値Ｄ-S、操業
設定値Ｄを求め、以下他の項目と同様に焼結機移動距離
６の進行に従って随時設定値を計算し設定値に従って制
御を行う。 ドラムフィーダー起動設定値Ｄ-S＝ＫDFG ×Ｓ-S×Ｈ-S
／１０００×（ＳＧ-1〜5 平均／ＳＧ-S-1〜5 平均） ドラムフィーダー操業設定値Ｄ＝ＫDFG ×Ｓ×Ｈ／１０
００ ここで ＫDFG ：ドラムフィーダーゲイン Ｓ-S ：起動焼結機速度， Ｓ ：操業焼結機
速度 Ｈ-S ：起動目標層厚， Ｈ ：操業目標層
厚 ＳＧ-S-1〜5 平均：起動ゲート開度の平均値 ＳＧ-1〜5 平均 ：操業ゲート開度の平均値
機速度１と同様に設定値を随時求め設定値に従って制御
を行う。ドラムフィーダー回転数４については、焼結機
速度１、目標層厚２、ゲート開度３の設定値によって決
定されるため以下の式によって、起動設定値Ｄ-S、操業
設定値Ｄを求め、以下他の項目と同様に焼結機移動距離
６の進行に従って随時設定値を計算し設定値に従って制
御を行う。 ドラムフィーダー起動設定値Ｄ-S＝ＫDFG ×Ｓ-S×Ｈ-S
／１０００×（ＳＧ-1〜5 平均／ＳＧ-S-1〜5 平均） ドラムフィーダー操業設定値Ｄ＝ＫDFG ×Ｓ×Ｈ／１０
００ ここで ＫDFG ：ドラムフィーダーゲイン Ｓ-S ：起動焼結機速度， Ｓ ：操業焼結機
速度 Ｈ-S ：起動目標層厚， Ｈ ：操業目標層
厚 ＳＧ-S-1〜5 平均：起動ゲート開度の平均値 ＳＧ-1〜5 平均 ：操業ゲート開度の平均値
【００１４】ドラムフィーダー回転数４の各設定値を直
接設定することも可能であるが、上記の式で示すよう
に、焼結機速度１、目標層厚２、ゲート開度３の各設定
値によって、確実に計算で求められるとともに、各設定
値が起動に判断すべき設定条件であるためである。
接設定することも可能であるが、上記の式で示すよう
に、焼結機速度１、目標層厚２、ゲート開度３の各設定
値によって、確実に計算で求められるとともに、各設定
値が起動に判断すべき設定条件であるためである。
【００１５】図２は、本発明による焼結機の停止時にお
ける制御方法の概要を示した図であり、表２には、本発
明による制御方法において、設定する制御条件を示す
が、運転条件の操業欄の設定値である焼結機速度Ｓ、点
火強度Ｃは、それぞれの焼結機停止前の操業時の値を示
しており、停止欄の設定値である焼結機速度Ｓ-E、点火
強度Ｃ-Eは、それぞれの停止時における値を示してい
る。距離条件の操業欄の設定値である焼結機速度ＳＬ、
点火強度ＣＬは、ドラムフィーダー停止１２からの各操
業値の保持焼結機移動距離を示し、停止欄の設定値であ
る焼結機速度ＳＬ-E、点火強度Ｃ-Eは、ドラムフィーダ
ー停止１２からの停止設定値の到達焼結機移動距離を示
している。
ける制御方法の概要を示した図であり、表２には、本発
明による制御方法において、設定する制御条件を示す
が、運転条件の操業欄の設定値である焼結機速度Ｓ、点
火強度Ｃは、それぞれの焼結機停止前の操業時の値を示
しており、停止欄の設定値である焼結機速度Ｓ-E、点火
強度Ｃ-Eは、それぞれの停止時における値を示してい
る。距離条件の操業欄の設定値である焼結機速度ＳＬ、
点火強度ＣＬは、ドラムフィーダー停止１２からの各操
業値の保持焼結機移動距離を示し、停止欄の設定値であ
る焼結機速度ＳＬ-E、点火強度Ｃ-Eは、ドラムフィーダ
ー停止１２からの停止設定値の到達焼結機移動距離を示
している。
【００１６】
【表２】
【００１７】以上の設定値により、例えば焼結機速度１
における操業設定値Ｓから停止設定値Ｓ-Eに徐々に設定
値を下げていく際の任意焼結機移動距離Ｌ１５における
焼結機速度１の設定値Ｓ-L１６は、以下の式によって求
め、焼結機移動距離６の進行に従って随時設定値を計算
し設定値に従って制御を行う。以下点火強度５において
も、焼結機速度１と同様に設定値を随時求め設定値に従
って制御を行う。 焼結機速度Ｓ-L＝Ｓ−（Ｓ−Ｓ-E）×（Ｌ−ＳＬ）／
（ＳＬ-E−ＳＬ） ここで Ｓ ：操業焼結機速度， Ｓ-E ：停止焼結
機速度 ＳＬ ：焼結機速度の操業値保持焼結機移動距離 ＳＬ-E：焼結機速度の停止値到達焼結機移動距離 Ｌ ：任意焼結機移動距離（ＳＬ＜Ｌ＜ＳＬ-E）
における操業設定値Ｓから停止設定値Ｓ-Eに徐々に設定
値を下げていく際の任意焼結機移動距離Ｌ１５における
焼結機速度１の設定値Ｓ-L１６は、以下の式によって求
め、焼結機移動距離６の進行に従って随時設定値を計算
し設定値に従って制御を行う。以下点火強度５において
も、焼結機速度１と同様に設定値を随時求め設定値に従
って制御を行う。 焼結機速度Ｓ-L＝Ｓ−（Ｓ−Ｓ-E）×（Ｌ−ＳＬ）／
（ＳＬ-E−ＳＬ） ここで Ｓ ：操業焼結機速度， Ｓ-E ：停止焼結
機速度 ＳＬ ：焼結機速度の操業値保持焼結機移動距離 ＳＬ-E：焼結機速度の停止値到達焼結機移動距離 Ｌ ：任意焼結機移動距離（ＳＬ＜Ｌ＜ＳＬ-E）
【００１８】停止時において、起動時のように焼結機速
度、目標層厚、ゲート開度の各設定値によるドラムフィ
ーダー回転数の制御が無いのは、起動時のように装入層
厚を下げてやるまでの必要性が全く無いためである。
度、目標層厚、ゲート開度の各設定値によるドラムフィ
ーダー回転数の制御が無いのは、起動時のように装入層
厚を下げてやるまでの必要性が全く無いためである。
【００１９】起動時、停止時において、点火炉のガス流
量の設定を点火強度としているが、ガス量制御に用いる
実際のガス量設定値は、以下の式によって求める。起
動、停止制御における、点火炉のガス流量の設定値とし
て点火強度を用いた目的は、焼結機速度の調整に追従し
て点火炉のガス流量が適性に追従するためである。但
し、特に限定するわけでなく、操業管理上、点火炉ガス
量Nm3 /hを直接指標として管理している場合は、点火炉
ガス量を起動、停止制御における設定値としても良い。 点火炉ガス量Nm3 /h＝点火強度Nm3 /m2 ×焼結機速度m/
min ×パレット幅m ×６０min
量の設定を点火強度としているが、ガス量制御に用いる
実際のガス量設定値は、以下の式によって求める。起
動、停止制御における、点火炉のガス流量の設定値とし
て点火強度を用いた目的は、焼結機速度の調整に追従し
て点火炉のガス流量が適性に追従するためである。但
し、特に限定するわけでなく、操業管理上、点火炉ガス
量Nm3 /hを直接指標として管理している場合は、点火炉
ガス量を起動、停止制御における設定値としても良い。 点火炉ガス量Nm3 /h＝点火強度Nm3 /m2 ×焼結機速度m/
min ×パレット幅m ×６０min
【００２０】又、焼結機移動距離の進行によって制御す
る方法をとっているが、焼結機移動距離とした方が、操
業オペレーターが設定値を焼結機上の位置という操業感
覚で判断でき決定し易いためであるとともに、焼結機移
動距離の進行は、焼結機速度のトラッキングデータで処
理でき、制御ロジックの作成が簡単となるためである
る方法をとっているが、焼結機移動距離とした方が、操
業オペレーターが設定値を焼結機上の位置という操業感
覚で判断でき決定し易いためであるとともに、焼結機移
動距離の進行は、焼結機速度のトラッキングデータで処
理でき、制御ロジックの作成が簡単となるためである
【００２１】
【発明の効果】本発明は以上のように、焼結機の起動、
停止時において、操業オペレーターの手動操作無しに、
未焼成を発生することの無いように焼結機の速度、装入
層厚、点火炉のガス量が連続的に適正に調整することが
可能となり、歩留、品質の向上をはかれるだけでなく、
運転業務の負荷を低減することが可能となる。
停止時において、操業オペレーターの手動操作無しに、
未焼成を発生することの無いように焼結機の速度、装入
層厚、点火炉のガス量が連続的に適正に調整することが
可能となり、歩留、品質の向上をはかれるだけでなく、
運転業務の負荷を低減することが可能となる。
【図１】本発明による焼結機の起動時における制御方法
の概要を示した図。
の概要を示した図。
【図２】本発明による焼結機の停止時に置ける制御方法
の概要を示した図。
の概要を示した図。
１：焼結機速度 ２：目標層厚 ３：ゲート開度 ４：ドラムフィーダー回転数 ５：点火強度 ６：焼結機移動距離 ７：焼結機起動 ８：点火炉着火 ９：ドラムフィーダー起動 １０：任意焼結機移動距離Ｌ １１：焼結機速度Ｉの設定値Ｓ−Ｌ １２：ドラムフィーダー停止 １３：点火炉消火 １４：焼結機停止 １５：任意焼結機移動距離Ｌ １６：焼結機速度Ｉの設定値Ｓ−Ｌ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 俊博 千葉県君津市人見1462−２ 株式会社日鉄 エレックス君津支店内
Claims (2)
- 【請求項１】 焼結機の起動時において、起動時と操業
時の焼結機速度、目標層厚、装入ゲート開度、点火炉の
ガス量の各設定値と、起動設定値の保持焼結機移動距
離、操業設定値の到達焼結機移動距離の各設定値によ
り、焼結機起動から該設定項目、原料切り出し装置の速
度を順次起動設定値から操業設定値に移行させることを
特徴とした焼結機の起動制御方法。 - 【請求項２】 焼結機の停止時において、操業時と停止
時の焼結機速度、点火炉のガス量の各設定値と、原料切
り出し装置の停止からの操業設定値の保持焼結機移動距
離、停止設定値の到達焼結機移動距離の各設定値によ
り、焼結機の原料切り出し装置の停止か該項目を順次操
業設定値から停止設定値に移行させることを特徴とした
焼結機の停止制御方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05157595A JP3429889B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 焼結機の起動・停止制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05157595A JP3429889B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 焼結機の起動・停止制御方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08246072A true JPH08246072A (ja) | 1996-09-24 |
| JP3429889B2 JP3429889B2 (ja) | 2003-07-28 |
Family
ID=12890754
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP05157595A Expired - Fee Related JP3429889B2 (ja) | 1995-03-10 | 1995-03-10 | 焼結機の起動・停止制御方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3429889B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN103097844A (zh) * | 2010-09-24 | 2013-05-08 | 奥图泰有限公司 | 用于启动烧结炉的方法和烧结设备 |
| CN103344115A (zh) * | 2013-06-29 | 2013-10-09 | 济钢集团有限公司 | 新型烧结机速控制方法 |
| CN109628732A (zh) * | 2019-01-11 | 2019-04-16 | 安阳钢铁股份有限公司 | 一种预防烧结机停机结大块的操作方法 |
| JP2021080507A (ja) * | 2019-11-15 | 2021-05-27 | 日本製鉄株式会社 | 設備稼働停止システムおよび設備稼動停止方法 |
-
1995
- 1995-03-10 JP JP05157595A patent/JP3429889B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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