JPH082457Y2 - 気化器のエアーベント装置 - Google Patents
気化器のエアーベント装置Info
- Publication number
- JPH082457Y2 JPH082457Y2 JP1986027299U JP2729986U JPH082457Y2 JP H082457 Y2 JPH082457 Y2 JP H082457Y2 JP 1986027299 U JP1986027299 U JP 1986027299U JP 2729986 U JP2729986 U JP 2729986U JP H082457 Y2 JPH082457 Y2 JP H082457Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air vent
- carburetor
- fuel
- water
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Self-Closing Valves And Venting Or Aerating Valves (AREA)
- Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案はダストの多い環境下で使用されるローンモア
ー、ブッシュカッター用エンジン等に適した気化器のエ
アーベント装置に関する。
ー、ブッシュカッター用エンジン等に適した気化器のエ
アーベント装置に関する。
（従来技術） エンジンの燃料供給装置は、一般にエアークリーナー
からエンジンへ至る吸気通路の途中にキャブレター（気
化器）を設け、吸気負圧を利用して空気および燃料を混
合すると共にこれを燃焼室へ導入するように構成されて
いる。この場合燃料はキャブレターの燃料室から吸気負
圧によって吸気通路内へ吸い出される。
からエンジンへ至る吸気通路の途中にキャブレター（気
化器）を設け、吸気負圧を利用して空気および燃料を混
合すると共にこれを燃焼室へ導入するように構成されて
いる。この場合燃料はキャブレターの燃料室から吸気負
圧によって吸気通路内へ吸い出される。
ところで、キャブレターの燃料室を外気に開放したア
ウターベント方式のものもあるが、この方式では次のよ
うな不都合がある。
ウターベント方式のものもあるが、この方式では次のよ
うな不都合がある。
すなわち、ダストの多い環境下で使用されるローンモ
アー、ブッシュカッター用エンジンではアウターベント
の大気解放部がごみ等でつまり空燃比が変化するような
ことがある。又アウターベントの大気解放部下ら水滴や
水飛沫が侵入すると、気化器燃料室底部に水が溜り、こ
の水が増加するとエンジン性能が低下し、ついには燃料
供給不能になる恐れがある。
アー、ブッシュカッター用エンジンではアウターベント
の大気解放部がごみ等でつまり空燃比が変化するような
ことがある。又アウターベントの大気解放部下ら水滴や
水飛沫が侵入すると、気化器燃料室底部に水が溜り、こ
の水が増加するとエンジン性能が低下し、ついには燃料
供給不能になる恐れがある。
キャブレターの燃料室を吸気通路に連通させ吸気負圧
を作用させるインナーベント方式においては、エアーベ
ントがダストなどでつまるようなことは解消されるが、
気化器周囲の雰囲気温度が高くなり、燃料が蒸発したり
（パーコレイション）、エンジンが傾斜した場合は、エ
アーベントより吸気通路に燃料があふれ出し、エンジン
が不調となる場合がある。
を作用させるインナーベント方式においては、エアーベ
ントがダストなどでつまるようなことは解消されるが、
気化器周囲の雰囲気温度が高くなり、燃料が蒸発したり
（パーコレイション）、エンジンが傾斜した場合は、エ
アーベントより吸気通路に燃料があふれ出し、エンジン
が不調となる場合がある。
関連技術としては実開昭49−94044、実願昭51−11151
4等がある。
4等がある。
（考案の目的） 本考案はエアーベント通路から気化器燃料室へ水滴や
ごみが侵入しないようにすることを目的としている。
ごみが侵入しないようにすることを目的としている。
（考案の構成） 本考案は、気化器と吸気管の接合面にエアーベント通
路凹部を設け、この凹部に発水性フィルターを充填する
と共に、前記凹部を気化器フロート室上部空間及び大気
へ連通したことを特徴とする気化器のエアーベント装置
である。
路凹部を設け、この凹部に発水性フィルターを充填する
と共に、前記凹部を気化器フロート室上部空間及び大気
へ連通したことを特徴とする気化器のエアーベント装置
である。
（実施例） 第１図においては、１はエアークリーナー、２は気化
器（キャブレター）である。エアークリーナー１はエア
ークリーナーケース４とエアークリーナーカバー５と環
状のエレメト６を備え、エレメト６はエース４内を外側
（上流側）の室７と内側（下流側又は気化器２側）の室
８に区画し、室７は空気入口９をへて大気に連通し、室
８は空気出口10と接続管11を介して気化器２に連通して
いる。12はカバー５の締付ねじである。
器（キャブレター）である。エアークリーナー１はエア
ークリーナーケース４とエアークリーナーカバー５と環
状のエレメト６を備え、エレメト６はエース４内を外側
（上流側）の室７と内側（下流側又は気化器２側）の室
８に区画し、室７は空気入口９をへて大気に連通し、室
８は空気出口10と接続管11を介して気化器２に連通して
いる。12はカバー５の締付ねじである。
気化器２と吸気管20の合せ面（接合面）に第２図のよ
うなＵ形の通路16a、16bおよび両通路16a、16bの上端部
が連通した凹部21a、21bを設け、気化器２と吸気管20を
ガスケット19を介してボルトにより締着した時にＵ形エ
アーベント通路16（第２図）と概ね矩形板状のフィルタ
ー室21が形成されるようになっており、エアーベント通
路16の下端部は気化器２の本体に設けた通路16cをへて
燃料室17の上部空間17aに連通している。又フィルター
室21の上端部はエアーベント通路16dをへて大気に連通
し、室21内には発水性フィルター25がやゝ圧縮された状
態で装着されている。発水性フィルター25は連通気泡を
有する樹脂スポンジに発水処理を施したもの又はテフロ
ン（商品名）のような発水性を有する樹脂のスポンジで
形成することができる。
うなＵ形の通路16a、16bおよび両通路16a、16bの上端部
が連通した凹部21a、21bを設け、気化器２と吸気管20を
ガスケット19を介してボルトにより締着した時にＵ形エ
アーベント通路16（第２図）と概ね矩形板状のフィルタ
ー室21が形成されるようになっており、エアーベント通
路16の下端部は気化器２の本体に設けた通路16cをへて
燃料室17の上部空間17aに連通している。又フィルター
室21の上端部はエアーベント通路16dをへて大気に連通
し、室21内には発水性フィルター25がやゝ圧縮された状
態で装着されている。発水性フィルター25は連通気泡を
有する樹脂スポンジに発水処理を施したもの又はテフロ
ン（商品名）のような発水性を有する樹脂のスポンジで
形成することができる。
燃料室上部空間17aの圧力が減少するとエアーベント
通路16、発水性フィルター25を通して外気が燃料室17内
へ導入され、空間17aの圧力低下を防ぐ。又空間17aの圧
力が蒸発燃料により上昇すると蒸発燃料はエアーベント
通路16を通して外気に放出されるが、その際燃料はフィ
ルター25で捕捉され、液化した状態で通路16をへて燃料
室17へ戻され、大気への放出が阻止される。
通路16、発水性フィルター25を通して外気が燃料室17内
へ導入され、空間17aの圧力低下を防ぐ。又空間17aの圧
力が蒸発燃料により上昇すると蒸発燃料はエアーベント
通路16を通して外気に放出されるが、その際燃料はフィ
ルター25で捕捉され、液化した状態で通路16をへて燃料
室17へ戻され、大気への放出が阻止される。
第３図はインナーベントタイプに本考案を適用した場
合を示しており、発水性フィルター26は気化器２と接続
管11の合せ面の部分に設けた凹部27に収容され、気化器
２と接続管11（吸気管）により挾持されてエアーベント
通路28の先端部の横断面を満たしている。
合を示しており、発水性フィルター26は気化器２と接続
管11の合せ面の部分に設けた凹部27に収容され、気化器
２と接続管11（吸気管）により挾持されてエアーベント
通路28の先端部の横断面を満たしている。
この場合も燃料室上部空間17a内の圧力が減少する
と、接続管11内の清浄な空気がフィルター26、エアーベ
ント通路28をへて空間17a内に流入し、燃料室内の圧力
減少を防止する。空間17aが蒸発燃料により増圧した場
合には、燃料蒸気はエアーベント通路28、フィルター26
をへて接続管11内の吸気通路に放出されるが、その際も
燃料はフィルター26により捕捉され、燃料通路内への流
出は可及的に少なく保持される。
と、接続管11内の清浄な空気がフィルター26、エアーベ
ント通路28をへて空間17a内に流入し、燃料室内の圧力
減少を防止する。空間17aが蒸発燃料により増圧した場
合には、燃料蒸気はエアーベント通路28、フィルター26
をへて接続管11内の吸気通路に放出されるが、その際も
燃料はフィルター26により捕捉され、燃料通路内への流
出は可及的に少なく保持される。
（考案の効果） 以上説明したように本考案によると、第１図の場合
は、凹部21a、21bを簡単に形成することができ、発水性
フィルター25の大部分を例えば凹部21bに嵌めて気化器
２に吸気管20を取付ければ発水性フィルター25の充填装
着が完了する。気化器２から吸気管20を取り外せば、発
水性フィルター25の点検、清掃、交換が簡単にできる。
第３図の凹部27、発水性フィルター26、接続管11（吸気
管）の関係も同様である。しかも発水性フィルター25、
26を使用しているので、燃料室17内の圧力が減少した場
合にも外部の水滴やごみが燃料室17内に侵入する恐れが
なくなり、燃料室内が清浄に保持されると共に、燃料室
底部に水が溜まることによるエンジン性能の低下、燃料
供給不能等の不具合を事前に防止することができる。
は、凹部21a、21bを簡単に形成することができ、発水性
フィルター25の大部分を例えば凹部21bに嵌めて気化器
２に吸気管20を取付ければ発水性フィルター25の充填装
着が完了する。気化器２から吸気管20を取り外せば、発
水性フィルター25の点検、清掃、交換が簡単にできる。
第３図の凹部27、発水性フィルター26、接続管11（吸気
管）の関係も同様である。しかも発水性フィルター25、
26を使用しているので、燃料室17内の圧力が減少した場
合にも外部の水滴やごみが燃料室17内に侵入する恐れが
なくなり、燃料室内が清浄に保持されると共に、燃料室
底部に水が溜まることによるエンジン性能の低下、燃料
供給不能等の不具合を事前に防止することができる。
第１図は本考案をオープンベントタイプに適用した場合
のエアーベント装置の縦断面図、第２図は第１図のII−
II断面図、第３図は本考案をインナーベントタイプに適
用した場合の縦断面図である。２…気化器、16…エアー
ベント通路、17…燃料室、25、26…発水性フィルター
のエアーベント装置の縦断面図、第２図は第１図のII−
II断面図、第３図は本考案をインナーベントタイプに適
用した場合の縦断面図である。２…気化器、16…エアー
ベント通路、17…燃料室、25、26…発水性フィルター
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭52−81536（ＪＰ，Ｕ) 特公 昭48−40245（ＪＰ，Ｂ１) 実公 昭47−9404（ＪＰ，Ｙ１)
Claims (1)
- 【請求項１】気化器と吸気管の接合面にエアーベント通
路凹部を設け、この凹部に発水性フィルターを充填する
と共に、前記凹部を気化器フロート室上部空間及び大気
へ連通したことを特徴とする気化器のエアーベント装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986027299U JPH082457Y2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | 気化器のエアーベント装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1986027299U JPH082457Y2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | 気化器のエアーベント装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS62138852U JPS62138852U (ja) | 1987-09-01 |
| JPH082457Y2 true JPH082457Y2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=30829194
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1986027299U Expired - Lifetime JPH082457Y2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-02-26 | 気化器のエアーベント装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH082457Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5721173Y2 (ja) * | 1971-02-24 | 1982-05-07 | ||
| JPS5139458B2 (ja) * | 1971-09-23 | 1976-10-28 | ||
| JPS5281536U (ja) * | 1975-12-15 | 1977-06-17 |
-
1986
- 1986-02-26 JP JP1986027299U patent/JPH082457Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS62138852U (ja) | 1987-09-01 |
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