JP2523064Y2 - エンジン用気化器のエアーベント装置 - Google Patents

エンジン用気化器のエアーベント装置

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JP2523064Y2
JP2523064Y2 JP1990095121U JP9512190U JP2523064Y2 JP 2523064 Y2 JP2523064 Y2 JP 2523064Y2 JP 1990095121 U JP1990095121 U JP 1990095121U JP 9512190 U JP9512190 U JP 9512190U JP 2523064 Y2 JP2523064 Y2 JP 2523064Y2
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small chamber
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hose connection
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徹男 野嶋
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Suzuki Motor Co Ltd
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Suzuki Motor Co Ltd
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、オートバイなどに搭載するエンジン用気
化器のエアベント装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
オートバイなどに搭載するエンジンは、エンジンの吸
気孔に気化器とエアクリーナを直列に連結し、エアクリ
ーナで埃を取除いた吸気に、気化器で燃料を霧化混入し
て吸気ガスにし、エンジンの吸気孔に吸引させている。
気化器は、下部にフロート室があって、燃料油面を一定
に保ち、フロート室にエアベントホースを連結して、大
気圧に保つようにしている。エアベントホースは、エア
クリーナの上側を後側に伸して、オードバイのシートの
下側などに配置している。例えば、実開昭61-97570号公
報参照。また、エアベントホースの先端を、エアクリー
ナ内に連結したものもある。例えば、実開昭63-183462
号公報参照。
〔考案が解決しようとする課題〕
気化器のエアベントホースをオートバイのシートの下
側まで伸すものは、エアベントホースが長くなり、途中
で折り曲ったりする不都合がある。また、エアベントホ
ースの先端位置によっては、水や埃が入ることがある。
そして、エアベントホースは、通常、内径8mm以下で小
径であるので、水や埃が入ると安定性が欠ける不都合が
ある。また、エアベントホースの先端を、エアクリーナ
内に連通させるものは、水や埃が入る心配がなくなる
が、エアクリーナ内の気圧の変動を受ける不都合があ
る。
この考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、
エアベントホースの長さを短くしてエアベントホースを
折れ曲がりを防止すると共に大気圧に安定して保つこと
ができ、かつ、エアベントホースに水や埃が入ることを
確実に防止し、しかも、複数の気化器を有するものにお
いて複数のエアベントホースをコンパクトかつ容易に配
管でき、さらには、前記小室を安価かつ容易に構成でき
るエンジン用気化器のエアベント装置を得ることを目的
とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本考案は、次の構成を有す
る。
すなわち、本考案は、並列した複数の気化器6に連結
されるエアクリーナボックス1を、最中状に接合される
左右一対のボックス半体1a,1bで構成し、該左右一対の
ボックス半体1a,1bそれぞれの前上部に接合面A側に開
放する凹部8a,8bを設け、左右のボックス半体1a,1bを接
合することにより前記左右の凹部8a,8bをエアクリーナ
ボックス1の前上部に小室8として一体形成し、該小室
8内にフィルタ11を内蔵させ、該小室8の前上部には、
隣接する二つの気化器6の間に配管したエアベントホー
ス12が連結される複数のホース連結口9を設ける一方、
前記小室8の後下部であって前記ホース連結口9よりも
低い位置には大気連通孔10を形成し、さらに前記複数の
ホース連結口9を前記小室8の前上部において左右一側
に片寄らせたことを特徴とするエンジン用気化器のエア
ベント装置である。
〔作用〕
本考案によれば、気化器6とエアクリーナボックス1
は近接しており、エアベントホース12が短くて済む。
また、大気連通孔10を小室8の後下部であってホース
連結口9よりも低い位置に形成したので、仮に大気連通
孔10から小室8に水が侵入しても、ホース連結口9へ水
が入ることが防止される。
また、荒地の埃などが多い場所で使用するオフロード
車などでは、小室8内に内蔵したフィルタ11によって、
埃や水がエアベントホース12内に入ることが防止され
る。
また、複数のホース連結口9を小室8の前上部におい
て左右一側に片寄らせたので、複数のエアベントホース
12の小室8側の端部が小室8の前上部において左右一側
の箇所に集まるようになる。
また、左右のボックス半体1a,1bを接合することによ
って、左右の凹部8a,8bをエアクリーナボックス1の前
上部に小室8として一体形成したので、エアクリーナボ
ックス1を組み立てれば自動的に小室8が形成される。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面によって説明する。
エアクリーナボックス1は、合成樹脂で左右に分けて
型成形した左右一対のボックス半体1a,1bを最中状に接
合して箱形にしたものであり、後部に設けた入口2か
ら、円筒状の吸入口3を設けたフィルタ4を挿入して締
着する。エアクリーナボックス1の前面には、複数の出
口5を設けてあり、出口5を各々気化器6に連結する。
図では、四気筒のエンジンで、並列した四連の気化器6
の場合を示している。各気化器6は、エンジンの吸気孔
7に連結する。吸入口3から入った吸気は、フィルタ4
で埃を取除かれ、出口5から気化器6に流れ、気化器6
で燃料を霧化混入されて吸気ガスになり、エンジンの吸
気孔7に吸引される。
左右一対のボックス半体1a,1bそれぞれの前上部に
は、接合面A側に開放する凹部8a,8bが設けられてお
り、左右のボックス半体1a,1bを接合することにより左
右の凹部8a,8bの開放側を合わせてエアクリーナボック
ス1の前上部に小室8を一体形成する。小室8内には多
孔質のフィルタ11が挿入されて内蔵されている。また、
小室8の前上部には、左右二つのホース連結口9が設け
られる。一方、小室8の後下部であってホース連結口9
よりも低い位置には大気連通孔10が形成されている。ま
た、二つのホース連結口9は、小室8の前上部において
左右一側に片寄らせてある。そして、二つのホース連結
口9それぞれには、隣接する二つの気化器6の間に配管
され気化器6のフロート室上端に通じた各エアベントホ
ース12の端部が連結される。
以上のような構成を有する本実施例によれば、気化器
6とエアクリーナボックス1は近接しており、エアベン
トホース12が短くて済むため、エアベトホース12が折れ
曲ったりすることを防止できる。また、エアベントホー
ス12から小室8と大気連通孔10を介して呼吸ができるた
め、大気連通孔10をエアベントホース12の内径より大き
くでき、大気圧にエアベントホース12内を保ち易く、安
定した性能を保つことができる。
また、大気連通孔10を小室8の後下部であってホース
連結口9よりも低い位置に形成したので、仮に大気連通
孔10から小室8に水が侵入しても、小室8内からホース
連結口9を介してエアベントホース12に水が入ることを
確実に防止することができる。
また、荒地の埃などが多い場所で使用するオフロード
車などでは、小室8内に内蔵した多孔質のフィルタ11に
よって、埃や水がエアベントホース12内に入るのをさら
に確実に防止できる。
また、二本のエアベントホース12,12の小室側8の端
部が小室8の前上部において左右一側の箇所に集まるの
で、二本のエアベントホース12をコンパクトかつ容易に
配管することができる。
また、エアクリーナボックス1を組み立てれば自動的
に小室8が一体形成されるので、小室8を安価かつ容易
に構成することができる。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、エアベントホ
ース12の長さを短くできてエアベントホース12の折れ曲
りを防止できると共に大気圧に安定して保つことができ
る。また、エアベントホース12に水や埃が入ることを確
実に防止することができる。また、複数のエアベントホ
ース12をコンパクトかつ容易に配管できる。また、小室
8を安価かつ容易に構成することもできる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は縦断側面図、第
2図はエアクリーナボックスの平面図、第3図は気化器
の背面図である。 1……エアクリーナボックス、1a,1b……ボックス半
体、6……気化器、8……小室、8a,8b……凹部、9…
…ホース連結口、10……大気連通孔、11……フィルタ、
12……エアベントホース、A……接合面。

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】並列した複数の気化器6に連結されるエア
    クリーナボックス1を、最中状に接合される左右一対の
    ボックス半体1a,1bで構成し、該左右一対のボックス半
    体1a,1bそれぞれの前上部に接合面A側に開放する凹部8
    a,8bを設け、左右のボックス半体1a,1bを接合すること
    により左右の前記凹部8a,8bをエアクリーナボックス1
    の前上部に小室8として一体形成し、該小室8内にフィ
    ルタ11を内蔵させ、該小室8の前上部には、隣接する二
    つの気化器6の間に配管したエアベントホース12が連結
    される複数のホース連結口9を設ける一方、前記小室8
    の後下部であって前記ホース連結口9よりも低い位置に
    は大気連通孔10を形成し、さらに前記複数のホース連結
    口9を前記小室8の前上部において左右一側に片寄らせ
    たことを特徴とするエンジン用気化器のエアベント装
    置。
JP1990095121U 1990-09-12 1990-09-12 エンジン用気化器のエアーベント装置 Expired - Lifetime JP2523064Y2 (ja)

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