JPH08245285A - 簡易型堆肥発酵装置、及び同装置に使用するｌ字形コンクリートブロック - Google Patents
簡易型堆肥発酵装置、及び同装置に使用するｌ字形コンクリートブロックInfo
- Publication number
- JPH08245285A JPH08245285A JP7048579A JP4857995A JPH08245285A JP H08245285 A JPH08245285 A JP H08245285A JP 7048579 A JP7048579 A JP 7048579A JP 4857995 A JP4857995 A JP 4857995A JP H08245285 A JPH08245285 A JP H08245285A
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- Japan
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- compost
- compost fermentation
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/10—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in agriculture
- Y02A40/20—Fertilizers of biological origin, e.g. guano or fertilizers made from animal corpses
Landscapes
- Fertilizing (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Fertilizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 Ｌ字形コンクリートブロックを利用した簡易
型堆肥発酵装置に関する。 【構成】 本発明の簡易型堆肥発酵装置は、構築した基
礎の上に順次Ｌ字形コンクリートブロック１及びコーナ
ー形コンクリートブロック２を連設して堆肥発酵室４の
外郭体を枠組構成し、この枠組構成された外郭体で囲繞
される内面底部６に現場打ちコンクリートを介して底板
６１１を形成するとともに、当該底板に通風用の配管８
を配備し、前記外郭体の上面開放部にビニールフィルム
等の膜体７を張装して屋根膜を形成し、前記配管をブロ
アー１０に連設し、このブロアーのモータの回転数を制
御する制御装置９を設ける構成である。 【効果】 規格寸法の堆肥発酵装置を、確実かつワンタ
ッチで、しかも熟練を要さず簡便に構築できる。また規
格寸法の堆肥発酵装置を構築できる。
型堆肥発酵装置に関する。 【構成】 本発明の簡易型堆肥発酵装置は、構築した基
礎の上に順次Ｌ字形コンクリートブロック１及びコーナ
ー形コンクリートブロック２を連設して堆肥発酵室４の
外郭体を枠組構成し、この枠組構成された外郭体で囲繞
される内面底部６に現場打ちコンクリートを介して底板
６１１を形成するとともに、当該底板に通風用の配管８
を配備し、前記外郭体の上面開放部にビニールフィルム
等の膜体７を張装して屋根膜を形成し、前記配管をブロ
アー１０に連設し、このブロアーのモータの回転数を制
御する制御装置９を設ける構成である。 【効果】 規格寸法の堆肥発酵装置を、確実かつワンタ
ッチで、しかも熟練を要さず簡便に構築できる。また規
格寸法の堆肥発酵装置を構築できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、既存のＬ字形コンクリ
ートブロック及びコーナー形コンクリートブロックを活
用した簡易型堆肥発酵装置、及び簡易型堆肥発酵装置に
使用されるＬ字形コンクリートブロックに関する。
ートブロック及びコーナー形コンクリートブロックを活
用した簡易型堆肥発酵装置、及び簡易型堆肥発酵装置に
使用されるＬ字形コンクリートブロックに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、堆肥発酵装置（設備）、又は先行
技術として存在する装置としては、種々の物が存在す
る。その中でも比較的、小型かつ簡易に装置できる先行
技術としては、次のような技術文献が挙げられる。
（１）実開昭５４−３７４７４号公報記載の家畜糞尿処
理室がある。この考案は、立設した数本の柱と、当該柱
間に挿設される壁パネル並びに底面に布設される床パネ
ルとでなる構成である。（２）実開昭５５−９６１３７
号公報記載の畜ふんの発酵処理装置がある。この考案は
堆肥槽と切返し槽とを並設し、当該各槽に空気噴出穴を
有する吐出管と、この吐出管に外気を導入する渦流送風
機と、当該渦流送風機をコントロールする制御盤と、で
なる構成で、各槽に高温並びに高圧の吐出空気を適宜調
整して供給することを特徴とする。（３）実開昭５８−
９７１３２号公報記載の家畜糞用発酵装置がある。この
考案は前記（２）の考案とほぼ同様な技術内容である。
技術として存在する装置としては、種々の物が存在す
る。その中でも比較的、小型かつ簡易に装置できる先行
技術としては、次のような技術文献が挙げられる。
（１）実開昭５４−３７４７４号公報記載の家畜糞尿処
理室がある。この考案は、立設した数本の柱と、当該柱
間に挿設される壁パネル並びに底面に布設される床パネ
ルとでなる構成である。（２）実開昭５５−９６１３７
号公報記載の畜ふんの発酵処理装置がある。この考案は
堆肥槽と切返し槽とを並設し、当該各槽に空気噴出穴を
有する吐出管と、この吐出管に外気を導入する渦流送風
機と、当該渦流送風機をコントロールする制御盤と、で
なる構成で、各槽に高温並びに高圧の吐出空気を適宜調
整して供給することを特徴とする。（３）実開昭５８−
９７１３２号公報記載の家畜糞用発酵装置がある。この
考案は前記（２）の考案とほぼ同様な技術内容である。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】前記考案の中で壁パネ
ル等を利用して構築する構成は、簡便である。しかしな
がら、耐久性、耐震性等において十分でない課題があ
る。また壁パネル構造では、他に気密性の問題がある
が、この点に関する十分な配慮がされておらず、この点
に課題がある。
ル等を利用して構築する構成は、簡便である。しかしな
がら、耐久性、耐震性等において十分でない課題があ
る。また壁パネル構造では、他に気密性の問題がある
が、この点に関する十分な配慮がされておらず、この点
に課題がある。
【０００４】また他の考案は、現場施工による構成であ
る。したがって、専門の業者が必要となること、及び簡
易かつ短時間・短期に、堆肥発酵装置を構築することは
不可能であること、また標準規格化されていない故、例
えば、施工及び段取り等の複雑化を招来すること、等の
課題がある。
る。したがって、専門の業者が必要となること、及び簡
易かつ短時間・短期に、堆肥発酵装置を構築することは
不可能であること、また標準規格化されていない故、例
えば、施工及び段取り等の複雑化を招来すること、等の
課題がある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記に鑑み、本発明は、
現場において規格化された堆肥発酵装置を、簡易かつ確
実に構築できること、専門的知識を要せず、耐久性、耐
震性等に優れた堆肥発酵装置を提供すること、等を意図
し、下記の構成を採用する。
現場において規格化された堆肥発酵装置を、簡易かつ確
実に構築できること、専門的知識を要せず、耐久性、耐
震性等に優れた堆肥発酵装置を提供すること、等を意図
し、下記の構成を採用する。
【０００６】即ち、本発明の簡易型堆肥発酵装置は、左
右側壁及び奥行面壁を数個のＬ字形コンクリートブロッ
クで構築するとともに、この左右側壁及び奥行面壁との
隅壁を数個のコーナー形コンクリートブロックで構築し
て堆肥発酵室の外郭体を構成し、この外郭体の内面底部
に底板を設け、この底板に通風用の配管を設けるととも
に、この配管をブロアーに連設し、このブロアーのモー
タの回転数を制御する制御装置を前記堆肥発酵室に設
け、前記外郭体の上面開放部に備えた屋根枠にビニール
フィルム等の膜体を張装して屋根を形成することを特徴
とする構成である。
右側壁及び奥行面壁を数個のＬ字形コンクリートブロッ
クで構築するとともに、この左右側壁及び奥行面壁との
隅壁を数個のコーナー形コンクリートブロックで構築し
て堆肥発酵室の外郭体を構成し、この外郭体の内面底部
に底板を設け、この底板に通風用の配管を設けるととも
に、この配管をブロアーに連設し、このブロアーのモー
タの回転数を制御する制御装置を前記堆肥発酵室に設
け、前記外郭体の上面開放部に備えた屋根枠にビニール
フィルム等の膜体を張装して屋根を形成することを特徴
とする構成である。
【０００７】また本発明は、堆肥発酵装置を構築すに最
適なＬ字形コンクリートブロック、即ち、軽量化、パイ
プ施工の容易化等を目的として、下記の構成を採用す
る。
適なＬ字形コンクリートブロック、即ち、軽量化、パイ
プ施工の容易化等を目的として、下記の構成を採用す
る。
【０００８】即ち、本発明の簡易型堆肥発酵装置に使用
されるＬ字形コンクリートブロックは、その立上壁に薄
肉部を設けるとともに、その底部に極薄肉部を設ける構
成である。
されるＬ字形コンクリートブロックは、その立上壁に薄
肉部を設けるとともに、その底部に極薄肉部を設ける構
成である。
【０００９】
【作用】以下、本発明の作用を説明する。
【００１０】先ず、簡易型堆肥発酵装置（以下、単に発
酵装置とする。）を構築するには、必要とするＬ字形コ
ンクリートブロック及びコーナー形コンクリートブロッ
クを用意する。そして、発酵装置の施工箇所に、少なく
とも砕石、コンクリート打ちをなし、場合により敷きモ
ルタル等による基礎工事をなす。その後、前記敷きモル
タルの上に、Ｌ字形コンクリートブロックを連設して左
右側壁及び奥行面壁を構築し、この左右側壁及び奥行面
壁の隙間にコーナー形コンクリートブロックを据付けて
隅壁を構築する。これにより、例えば、図３に示す１室
の堆肥発酵室、又は図７に示す数室の堆肥発酵室の外郭
体を構築する。
酵装置とする。）を構築するには、必要とするＬ字形コ
ンクリートブロック及びコーナー形コンクリートブロッ
クを用意する。そして、発酵装置の施工箇所に、少なく
とも砕石、コンクリート打ちをなし、場合により敷きモ
ルタル等による基礎工事をなす。その後、前記敷きモル
タルの上に、Ｌ字形コンクリートブロックを連設して左
右側壁及び奥行面壁を構築し、この左右側壁及び奥行面
壁の隙間にコーナー形コンクリートブロックを据付けて
隅壁を構築する。これにより、例えば、図３に示す１室
の堆肥発酵室、又は図７に示す数室の堆肥発酵室の外郭
体を構築する。
【００１１】この外郭体の内面底部には、現場打ちコン
クリートを介して底板を形成する。尚、この底板には通
風用の配管を配備する必要があるので、当該底板に配管
用の溝を刻設する。具体的には底板又は各ブロックに埋
設されている鉄筋に損傷を与えないように慎重に作業を
進める。そして、溝が設けられた処で、当該溝に塩化ビ
ニール製等でなる配管を埋設する。その後、前記配管に
ブロアーを設けるとともに、当該ブロアーを制御する制
御装置等を設置する。また外郭体に設けた（各ブロッ
ク）各孔に屋根骨枠体をそれぞれ挿設して屋根枠を形成
する。その後、当該屋根枠にビニールフィルム等の膜体
を張装し、屋根を構成すると、堆肥発酵室が形成される
ので、以下、当該堆肥発酵室には順次畜糞が収容され
る。
クリートを介して底板を形成する。尚、この底板には通
風用の配管を配備する必要があるので、当該底板に配管
用の溝を刻設する。具体的には底板又は各ブロックに埋
設されている鉄筋に損傷を与えないように慎重に作業を
進める。そして、溝が設けられた処で、当該溝に塩化ビ
ニール製等でなる配管を埋設する。その後、前記配管に
ブロアーを設けるとともに、当該ブロアーを制御する制
御装置等を設置する。また外郭体に設けた（各ブロッ
ク）各孔に屋根骨枠体をそれぞれ挿設して屋根枠を形成
する。その後、当該屋根枠にビニールフィルム等の膜体
を張装し、屋根を構成すると、堆肥発酵室が形成される
ので、以下、当該堆肥発酵室には順次畜糞が収容され
る。
【００１２】この堆肥発酵室内に所定量の畜糞が収容さ
れたときに、堆肥物中に温度センサー（一例である。）
を挿設し、当該温度センサーの検出値を基にして、ブロ
アーの回転数、換言すれば配管からの供給空気の風量コ
ントロールにより、発酵熱を常時適度の温度に維持管理
し、微生物の働きを確保する。
れたときに、堆肥物中に温度センサー（一例である。）
を挿設し、当該温度センサーの検出値を基にして、ブロ
アーの回転数、換言すれば配管からの供給空気の風量コ
ントロールにより、発酵熱を常時適度の温度に維持管理
し、微生物の働きを確保する。
【００１３】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照として
説明する。先ず、各ブロックにつき、図１、図２を基に
説明すると、図１はＬ字形コンクリートブロック１を示
しており、このＬ字形コンクリートブロック１の立上壁
１１１の外側面部には薄肉部１１１ａ、同下部には数個
の配管挿入用の破砕式極薄肉部１１１ｂ、並びに同上天
板面には数個の屋根骨枠体３挿入用の凹部１１１ｃ等を
備えており、その内部には図示しない鉄筋が設けられて
いるとともに、その鉄筋の一部が連結用鉄筋１１３とし
て設置底板１１２の自由端側に突出している。また２は
コーナー形コンクリートブロックを示しており、このコ
ーナー形コンクリートブロック２に設けられた平面視し
てＬ字形をなすコーナー立上壁２１１の外側面部には薄
肉部２１１ａ、同下部に数個の配管挿入用の破砕式極薄
肉部２１１ｂ、並びに同上天板面に数個の屋根骨枠体３
挿入用の凹部２１１ｃ等を備えており、その内部には図
示しない鉄筋が設けられているとともに、その鉄筋の一
部が連結用鉄筋２１３としてコーナー設置底板２１２の
各自由端側に突出している。尚、コーナー立上壁２１１
の上天板面の隅部には連結時の作業性を考えカット部２
１４を設ける。
説明する。先ず、各ブロックにつき、図１、図２を基に
説明すると、図１はＬ字形コンクリートブロック１を示
しており、このＬ字形コンクリートブロック１の立上壁
１１１の外側面部には薄肉部１１１ａ、同下部には数個
の配管挿入用の破砕式極薄肉部１１１ｂ、並びに同上天
板面には数個の屋根骨枠体３挿入用の凹部１１１ｃ等を
備えており、その内部には図示しない鉄筋が設けられて
いるとともに、その鉄筋の一部が連結用鉄筋１１３とし
て設置底板１１２の自由端側に突出している。また２は
コーナー形コンクリートブロックを示しており、このコ
ーナー形コンクリートブロック２に設けられた平面視し
てＬ字形をなすコーナー立上壁２１１の外側面部には薄
肉部２１１ａ、同下部に数個の配管挿入用の破砕式極薄
肉部２１１ｂ、並びに同上天板面に数個の屋根骨枠体３
挿入用の凹部２１１ｃ等を備えており、その内部には図
示しない鉄筋が設けられているとともに、その鉄筋の一
部が連結用鉄筋２１３としてコーナー設置底板２１２の
各自由端側に突出している。尚、コーナー立上壁２１１
の上天板面の隅部には連結時の作業性を考えカット部２
１４を設ける。
【００１４】前記Ｌ字形コンクリートブロック１を所定
個数据付けて左右側壁Ａ、Ａ’及び奥行面壁Ｂを構築す
るとともに、前記コーナー形コンクリートブロック２を
前記左右側壁Ａ、Ａ’及び奥行面壁Ｂとの隙間にそれぞ
れ据付け隅壁Ｃ、Ｃ’を構築することにより、図３に示
す１室の堆肥発酵室４の外郭体５が構成される。また前
記Ｌ字形コンクリートブロック１を所定個数据付けて左
右側壁Ａ、Ａ’又は区画壁Ａ”及び奥行面壁Ｂを構築す
るとともに、前記コーナー形コンクリートブロック２を
前記左右側壁Ａ、Ａ’又は区画壁Ａ”及び奥行面壁Ｂと
の隙間にそれぞれ所定個数据付けて隅壁Ｃ、Ｃ’を構築
することにより、図７に示す数室の堆肥発酵室４の外郭
体５が構成される。
個数据付けて左右側壁Ａ、Ａ’及び奥行面壁Ｂを構築す
るとともに、前記コーナー形コンクリートブロック２を
前記左右側壁Ａ、Ａ’及び奥行面壁Ｂとの隙間にそれぞ
れ据付け隅壁Ｃ、Ｃ’を構築することにより、図３に示
す１室の堆肥発酵室４の外郭体５が構成される。また前
記Ｌ字形コンクリートブロック１を所定個数据付けて左
右側壁Ａ、Ａ’又は区画壁Ａ”及び奥行面壁Ｂを構築す
るとともに、前記コーナー形コンクリートブロック２を
前記左右側壁Ａ、Ａ’又は区画壁Ａ”及び奥行面壁Ｂと
の隙間にそれぞれ所定個数据付けて隅壁Ｃ、Ｃ’を構築
することにより、図７に示す数室の堆肥発酵室４の外郭
体５が構成される。
【００１５】図中６は前記堆肥発酵室４の内面底部を示
しており、当該内面底部６には、現場コンクリート打ち
により底板６１１を形成する。この底板６１１の形成に
より堆肥発酵室４の骨組みが形成されたので、例えば、
Ｌ字形コンクリートブロック１及びコーナー形コンクリ
ートブロック２のそれぞれの凹部１１１ｃ、２１１ｃを
利用して屋根骨枠体３をそれぞれ立設し屋根枠３１１を
形成した後に、膜体７を張装し屋根７１１を構築する。
また堆肥発酵室４の開放側にひさし用の屋根骨枠体３を
設ける場合、又は屋根骨枠体３を数室の堆肥発酵室４に
一体的に設ける場合も有る。
しており、当該内面底部６には、現場コンクリート打ち
により底板６１１を形成する。この底板６１１の形成に
より堆肥発酵室４の骨組みが形成されたので、例えば、
Ｌ字形コンクリートブロック１及びコーナー形コンクリ
ートブロック２のそれぞれの凹部１１１ｃ、２１１ｃを
利用して屋根骨枠体３をそれぞれ立設し屋根枠３１１を
形成した後に、膜体７を張装し屋根７１１を構築する。
また堆肥発酵室４の開放側にひさし用の屋根骨枠体３を
設ける場合、又は屋根骨枠体３を数室の堆肥発酵室４に
一体的に設ける場合も有る。
【００１６】以上の操作及び手順を介して骨組みが形成
された後に、通風用の配管８を配備する（前記膜体７の
張装と逆になす場合も有る。）。具体的には、底板６１
１のコンクリート面を所定の幅、深さ等をもってはつり
作業を行って数本の溝６１１ａを設け、当該溝６１１ａ
に配管８を埋設（布設）する。尚、配管８には通気孔等
の通気部（図示せず）が形成される。
された後に、通風用の配管８を配備する（前記膜体７の
張装と逆になす場合も有る。）。具体的には、底板６１
１のコンクリート面を所定の幅、深さ等をもってはつり
作業を行って数本の溝６１１ａを設け、当該溝６１１ａ
に配管８を埋設（布設）する。尚、配管８には通気孔等
の通気部（図示せず）が形成される。
【００１７】前述のようにして、堆肥発酵室４への配管
８が埋設されると、当該配管８の本管部８１１をブロア
ー１０に接続する。このブロアー１０は当該ブロアー１
０の回転制御を司る制御装置９を設ける。尚、図９の如
く、堆肥発酵室４を並設して設ける場合には、例えば、
コーナー形型コンクリートブロック２のコーナー立上壁
２１１の背面底部にはつり作業を介して嵌合用窪みを設
ける場合も有る。
８が埋設されると、当該配管８の本管部８１１をブロア
ー１０に接続する。このブロアー１０は当該ブロアー１
０の回転制御を司る制御装置９を設ける。尚、図９の如
く、堆肥発酵室４を並設して設ける場合には、例えば、
コーナー形型コンクリートブロック２のコーナー立上壁
２１１の背面底部にはつり作業を介して嵌合用窪みを設
ける場合も有る。
【００１８】
【発明の効果】本発明は、以上で詳述したように、工場
生産の各ブロックを列設して堆肥発酵室の外郭体を構成
し、前記外郭体の内面底部に現場施工で底板、屋根を設
け、前記各ブロック及び当該底板に配管を配備し、ブロ
アー及び制御装置を設ける構成である。したがって、確
実かつ簡便に規格寸法の堆肥発酵装置を構築できるこ
と、また熟練を要さないこと、耐久性、耐震性に優れた
構造物であること、等の効果を有する。
生産の各ブロックを列設して堆肥発酵室の外郭体を構成
し、前記外郭体の内面底部に現場施工で底板、屋根を設
け、前記各ブロック及び当該底板に配管を配備し、ブロ
アー及び制御装置を設ける構成である。したがって、確
実かつ簡便に規格寸法の堆肥発酵装置を構築できるこ
と、また熟練を要さないこと、耐久性、耐震性に優れた
構造物であること、等の効果を有する。
【００１９】また本発明は、コーナー形コンクリートブ
ロックで、隅壁を構成する。したがって、堆肥発酵室の
隅部の耐久性、耐震性の向上、並びに左右側壁及び奥行
面壁の連繋の強化、及び施工の容易化、等が達成され
る。
ロックで、隅壁を構成する。したがって、堆肥発酵室の
隅部の耐久性、耐震性の向上、並びに左右側壁及び奥行
面壁の連繋の強化、及び施工の容易化、等が達成され
る。
【００２０】更に本発明のＬ字形コンクリートブロック
は、その立上壁に薄肉部を設けるとともに、その底部に
極薄肉部を設ける構成である。したがって、堆肥発酵装
置に最適でかつ軽量なＬ字形コンクリートブロックとな
ること、及び堆肥発酵装置に設けるパイプの施工の容易
化、迅速化等が図れる実用的な効果を有する。
は、その立上壁に薄肉部を設けるとともに、その底部に
極薄肉部を設ける構成である。したがって、堆肥発酵装
置に最適でかつ軽量なＬ字形コンクリートブロックとな
ること、及び堆肥発酵装置に設けるパイプの施工の容易
化、迅速化等が図れる実用的な効果を有する。
【図１】Ｌ字形コンクリートブロックの斜視図である。
【図２】コーナー形コンクリートブロックの斜視図であ
る。
る。
【図３】各ブロックを列設した状態の平面図である。
【図４】堆肥発酵室の拡大端面図である。
【図５】堆肥発酵室の平面図である。
【図６】堆肥発酵室に屋根を設けた状態の一部欠截の斜
視図である。
視図である。
【図７】各ブロックを列設した状態の他の一例を示す平
面図である。
面図である。
【図８】コーナー形コンクリートブロックの拡大平面図
である。
である。
【図９】堆肥発酵室の他の一例を示す拡大端面図であ
る。
る。
１ Ｌ字形コンクリートブロック １１１ 立上壁 １１１ａ 薄肉部 １１１ｂ 極薄肉部 １１１ｃ 凹部 １１２ 設置底板 １１３ 連結用鉄筋 ２ コーナー形コンクリートブロック ２１１ コーナー立上壁 ２１１ａ 薄肉部 ２１１ｂ 極薄肉部 ２１１ｃ 凹部 ２１２ コーナー設置底板 ２１３ 連結用鉄筋 ２１４ カット部 ３ 屋根骨枠体 ３１１ 屋根枠 ４ 堆肥発酵室 ５ 外郭体 ６ 内面底部 ６１１ 底板 ６１１ａ 溝 ７ 膜体 ７１１ 屋根 ８ 配管 ８１１ 本管部 ９ 制御装置 １０ ブロアー Ａ 左側壁 Ａ’右側壁 Ａ” 区画壁 Ｂ 奥行面壁 Ｃ 隅壁 Ｃ’隅壁
Claims (3)
- 【請求項１】 左右側壁及び奥行面壁を数個のＬ字形コ
ンクリートブロックで構築するとともに、この左右側壁
及び奥行面壁との隅壁を数個のコーナー形コンクリート
ブロックで構築して堆肥発酵室の外郭体を構成し、この
外郭体の内面底部に底板を設け、この底板に通風用の配
管を設けるとともに、この配管をブロアーに連設し、こ
のブロアーのモータの回転数を制御する制御装置を前記
堆肥発酵室に設け、前記外郭体の上面開放部に備えた屋
根枠にビニールフィルム等の膜体を張装して屋根を形成
することを特徴とする簡易型堆肥発酵装置。 - 【請求項２】 左右側壁、区画壁及び奥行面壁を数個の
Ｌ字形コンクリートブロックで構築するとともに、この
左右側壁、区画壁及び奥行面壁との各隅壁を数個のコー
ナー形コンクリートブロックで構築して複数の堆肥発酵
室の外郭体を構成し、この各外郭体の内面底部に底板を
それぞれ設け、この各底板に通風用の配管を設けるとと
もに、この配管をブロアーに連設し、このブロアーのモ
ータの回転数を制御する制御装置を前記堆肥発酵室に設
け、前記外郭体の上面開放部に備えた屋根枠にビニール
フィルム等の膜体を張装して屋根を形成することを特徴
とする簡易型堆肥発酵装置。 - 【請求項３】 簡易型堆肥発酵装置に使用されるＬ字形
コンクリートブロックは、その立上壁に薄肉部を設ける
とともに、その底部に極薄肉部を設ける構成としたＬ字
形コンクリートブロック。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7048579A JPH08245285A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 簡易型堆肥発酵装置、及び同装置に使用するｌ字形コンクリートブロック |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7048579A JPH08245285A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 簡易型堆肥発酵装置、及び同装置に使用するｌ字形コンクリートブロック |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08245285A true JPH08245285A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12807318
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7048579A Pending JPH08245285A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | 簡易型堆肥発酵装置、及び同装置に使用するｌ字形コンクリートブロック |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08245285A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010085010A (ko) * | 2001-07-16 | 2001-09-07 | 문일환 | 퇴비 제조 장치 및 그 방법 |
| JP2006161504A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 簡易型堆肥発酵装置の構築方法と、この簡易型堆肥発酵装置 |
| JP2008038336A (ja) * | 2006-08-01 | 2008-02-21 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 土間コンクリート構造 |
| JP2008101044A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Kenji Kitanobo | 熟成土壌生成用プラント |
| AU2005314683B2 (en) * | 2004-12-10 | 2010-12-23 | The Texas A & M University System | System and method for processing biomass |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP7048579A patent/JPH08245285A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20010085010A (ko) * | 2001-07-16 | 2001-09-07 | 문일환 | 퇴비 제조 장치 및 그 방법 |
| JP2006161504A (ja) * | 2004-12-10 | 2006-06-22 | Fulta Electric Machinery Co Ltd | 簡易型堆肥発酵装置の構築方法と、この簡易型堆肥発酵装置 |
| AU2005314683B2 (en) * | 2004-12-10 | 2010-12-23 | The Texas A & M University System | System and method for processing biomass |
| JP2008038336A (ja) * | 2006-08-01 | 2008-02-21 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 土間コンクリート構造 |
| JP4624320B2 (ja) * | 2006-08-01 | 2011-02-02 | 住友林業株式会社 | 土間コンクリート構造 |
| JP2008101044A (ja) * | 2006-10-17 | 2008-05-01 | Kenji Kitanobo | 熟成土壌生成用プラント |
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