JPH08244969A - Frp成形品製造ラインにおける成形型の位置決め装置 - Google Patents

Frp成形品製造ラインにおける成形型の位置決め装置

Info

Publication number
JPH08244969A
JPH08244969A JP5101595A JP5101595A JPH08244969A JP H08244969 A JPH08244969 A JP H08244969A JP 5101595 A JP5101595 A JP 5101595A JP 5101595 A JP5101595 A JP 5101595A JP H08244969 A JPH08244969 A JP H08244969A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
molding die
mold
positioning
manufacturing line
molded product
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5101595A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Kozai
博明 香西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP5101595A priority Critical patent/JPH08244969A/ja
Publication of JPH08244969A publication Critical patent/JPH08244969A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jigs For Machine Tools (AREA)
  • Special Conveying (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 吹き付けロボットに対する型の高精度な位置
決めを実現して自動化への制約を緩和する成形型の位置
決め装置の提供。 【構成】 成形型13を搭載して作業ステージへ搬送す
るコンベア14に沿って吹き付けロボットが設置されて
いるFRP成形品製造ラインにおける成形型の位置決め
装置であって、吹き付けロボットに対する成形型13の
位置決め部材14をコンベア12に設け、コンベア12
から離れた測定場所にこれらの位置決め部材14に対応
した型位置決め基準部材15を据え付け、この型位置決
め基準部材15に対する成形型13の位置決めをおこな
う測定具16、18を測定場所に設け、この測定具1
6、18によって型位置決め基準部材15に対する成形
型13の位置決めをした状態で型位置決め基準部材15
と係合する係合部材22を成形型13の底面側に調整可
能に設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、強化プラスチック
(以下、FRPという)成形品を成形するための成形型
の位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】浴槽や洗い場などをFRPから成形加工
する技術として、たとえば特開平5−69494号公報
に示されるような成形システム(成形品製造ライン)が
ある。
【0003】この種の成形品製造ラインでは、図6に示
すように、成形型1を搭載して作業ステージ2、3へ搬
送する搬送手段としてのコンベア4に沿って、液状樹
脂、触媒およびチョップドファイバーを成形型1に同時
に吹き付ける、いわゆるスプレーアップをおこなう吹き
付けロボット5、6が据え付けられている。
【0004】そして、この成形品製造ラインでは、成形
型1に適切な吹き付けがなされるように、吹き付けロボ
ット5、6に対する成形型1の位置決めを作業者が各ス
テージでおこなっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記の成形
品製造ラインでは、表面コート、積層コート、脱泡、補
強材取付などの工程が脱型されずにおこなわれるため、
自動化を目指す場合には、吹き付けロボットに対する型
の高精度な位置決めが要求される。
【0006】しかしながら、作業者によって高精度な位
置決めをおこなうことは困難であり、自動化に制限があ
った。
【0007】この発明は、このような実情を背景として
なされたもので、吹き付けロボットに対する型の高精度
な位置決めを実現して自動化への制約を緩和することの
できるFRP成形品製造ラインにおける成形型の位置決
め装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1記載のFRP成形品製造ラインにおける成
形型の位置決め装置は、成形型を搭載して作業ステージ
へ搬送する搬送手段に沿って、前記成形型に少なくとも
液状樹脂を吹き付ける吹き付けロボットが設置されてい
るFRP成形品製造ラインにおける前記成形型の位置決
め装置であって、 前記吹き付けロボットに対する前記
成形型の位置決め部材を前記搬送手段に少なくとも2つ
設け、前記搬送手段から離れた測定場所にこれらの位置
決め部材に対応した型位置決め基準部材を据え付け、こ
の型位置決め基準部材に対する前記成形型の位置決めを
おこなう測定具を前記測定場所に設け、この測定具によ
って前記型位置決め基準部材に対する前記成形型の位置
決めをおこなった状態で型位置決め基準部材と係合する
係合部材を前記成形型の底面側に調整可能に設けたこと
を特徴としている。
【0009】さらに、請求項2記載のFRP成形品製造
ラインにおける成形型の位置決め装置は、前記係合部材
を、前記成形型を搭載して前記搬送手段まで搬送する搬
送具に設けたことを特徴としている。
【0010】
【作用】請求項1記載のFRP成形品製造ラインにおけ
る成形型の位置決め装置によれば、吹き付けロボットに
対する前記成形型の位置決め部材が搬送手段に少なくと
も2つ設けられ、その搬送手段から離れた測定場所にこ
れらの位置決め部材に対応した型位置決め基準部材が据
え付けられている。そして、この型位置決め基準部材に
対する前記成形型の位置決めが測定具によっておこなわ
れた状態で型位置決め基準部材と係合する係合部材が前
記成形型の底面側に調整可能に設けられているので、型
位置決め基準部材に対する成形型の位置決めを測定具に
よっておこない、その状態で係合部材を調整しながら型
位置決め基準部材と係合させれば、吹き付けロボットに
対する型の高精度な位置決めがおこなわれることとな
る。
【0011】請求項2記載のFRP成形品製造ラインに
おける成形型の位置決め装置によれば、その係合部材
は、成形型を搭載して搬送手段まで搬送する搬送具に設
けられているので、位置決めをおこなった搬送具の上の
所定位置に成形型を搭載すれば、成形型の位置決めもお
こなわれることとなり、重い成形型を吊した状態での係
合部材の調整の手間が省ける。
【0012】
【実施例】以下、この発明を、図示する実施例にもとづ
いて説明する。なお、この実施例では、図6に示した成
形品製造ラインと同様のものを対象としている。
【0013】まず、構成を説明する。図1において、1
1はFRP成形品製造ラインにおける成形型の位置決め
装置で、搬送手段としてのコンベア12から離れた測定
場所に設置されている。
【0014】コンベア12の上面部には、成形型13が
コンベア12の上面部に沿って変位、すなわちずれるを
規制するとともに吹き付けロボットに対する位置決めを
おこなうための位置決め部材としての突起14が、コン
ベア12の搬送方向両側に4対ずつ取り付けられてい
る。この突起14は、図2に示すように、取付フランジ
31とピン32とから構成され、ピン32の先端部には
テーパ33部が形成されている。このテーパ部33の傾
斜の度合は、搬送ラインの停止精度が良好な場合に適す
るように嵌合度合を緩くするようにしている。
【0015】また、搬送ラインの停止精度があまり良好
でない場合には、図4に示すような突起41を用いるこ
とで対応する。すなわち、突起41のピン42に形成さ
れているテーパ部43の傾斜の度合は、嵌合度合をきつ
くするようにしている。なお、突起14、41は上記位
置決め装置の一部である。
【0016】15は、突起14が4本ずつ取り付けら
れ、それら4対の突起14の間の位置関係と同じ位置関
係で対応するように基台(図示省略)の上に据え付けら
れた型位置決め基準部材としてのベースである。
【0017】ベース15、15の両端部には、互いに平
行な2本のスケール体16、16が摺動可能に取り付け
られている。スケール体16、16の両端部側には、コ
ンベア12の搬送方向と直交する方向(以下、X方向と
いう)へ成形型13を位置決めするためのスケール17
が設けられている。
【0018】さらに、スケール体16、16の両端部側
には、それぞれ2本のスケール体18が鉛直方向に向け
て摺動可能に取り付けられ、これらのスケール体18に
は、コンベア12の搬送面から鉛直上方向(以下、Z方
向という)へ成形型13を位置決めするためのスケール
19が設けられている。すなわち、スケール体16とス
ケール体18とは、ベース15、15に対する成形型1
3の位置決めをおこなう測定具となっている。
【0019】21は、成形型13を搭載してコンベア1
2まで搬送する簀の子状の搬送具で、この搬送具21の
底面側には、スケール体16、18によって型位置決め
基準部材に対する成形型13の位置決めをおこなった状
態で型位置決め基準部材15と係合する係合部材として
の2対のカップ材22が前記X方向とコンベア12の搬
送方向に位置調整できるようにボルト(図示省略)によ
って摺動可能に取り付けられている。
【0020】カップ材22は、図3に示すように、ブロ
ック材23に突起14のテーパ部が嵌合するすり鉢状の
凹部24を形成した構成のものである。
【0021】なお、図5は、前述したように、搬送ライ
ンの停止精度があまり良好でない場合に用いる突起に嵌
合するカップ材44を示しており、テーパ部43が嵌合
する凹部45が形成されている。
【0022】つぎに、取扱を説明する。
【0023】まず、成形型13をクレーン(図示省略)
によって降ろしながら、搬送具21に載せる。なお、こ
のとき、搬送具21は、図示しない他のクレーンによっ
て釣り下げられている。
【0024】そして、成形型13を搭載した搬送具をス
ケール体16、16上に載せる。このとき、各突起14
のうちの2対が各カップ材22に嵌合するように、各カ
ップ材22を調整する。その嵌合が確認されたのちに、
カップ材22をボルトによって固定する。
【0025】つぎに、スケール体18のスケール片18
aの先端が成形型13のバリ部分13aに当接するま
で、スケール体18を成形型13側に移動させる。さら
に、スケール片18aの基準点が成形型13のバリ部分
13aのケガキ線13bに一致するように、成形型13
をコンベア12の搬送方向に前後動させる。
【0026】以上の作業を終えたところで、スケール1
7によってX方向のスケール値を測定する。そして、こ
のスケール値が、あらかじめ吹き付けロボット5、6に
設定(ティーチング)されている各型に関する寸法デー
タと異なっている場合には、その寸法データに合わせて
成形型13をX方向に移動させる。
【0027】この修正されたX方向のスケール値の確認
およびスケール片18aの基準点が成形型13のバリ部
分13aのケガキ線13bに一致していることの確認を
おこなって成形型13の位置決めが完了する。
【0028】最後に、成形型13と搬送具21とを溶接
にて接合する。さらには、測定したスケール値を記録し
ておき、同一の成形型でのFRP成形品製造時の参考資
料とする。
【0029】このように、型位置決め基準部材としての
ベース15に対する成形型13の位置決めをスケール1
7、19によっておこない、その状態でカップ材22、
44を移動調整しながらベース15と係合させれば、吹
き付けロボットに対する成形型13の高精度な位置決め
がおこなわれることとなる。
【0030】さらに、カップ材22、44を、搬送具2
1に設けることで、位置決めをおこなった搬送具21の
上の所定位置に成形型13を搭載すれば、成形型13の
位置決めもおこなわれることとなり、重い成形型13を
吊した状態でカップ材22、44の調整の手間が省け
る。
【0031】なお、この発明は以上の実施例に限定され
るものではなく、当業者がおこない得る各種の設計変更
なども含むものである。たとえば、以上の実施例では、
係合部材を搬送具の下面側に設ける構成としているが、
搬送具の側面側に設けるようにしても同様の効果を期待
することができる。
【0032】
【発明の効果】以上、説明したように、請求項1記載の
FRP成形品製造ラインにおける成形型の位置決め装置
によれば、型位置決め基準部材に対する成形型の位置決
めを測定具によっておこない、その状態で係合部材を調
整しながら型位置決め基準部材と係合させれば、吹き付
けロボットに対する型の高精度な位置決めがおこなわれ
るという効果がある。
【0033】さらに、請求項2記載のFRP成形品製造
ラインにおける成形型の位置決め装置によれば、位置決
めをおこなった搬送具の上の所定位置に成形型を搭載す
れば、成形型の位置決めもおこなわれることとなり、重
い成形型を吊した状態での係合部材の調整の手間が省け
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のFRP成形品製造ラインにおける成
形型の位置決め装置を示す斜視図である。
【図2】この発明のFRP成形品製造ラインにおける成
形型の位置決め装置の型位置決め基準部材を示す、
(A)平面図、(B)側面図である。
【図3】図2で示す型位置決め基準部材と係合する係合
部材を示す、(A)側面図、(B)平面図である。
【図4】この発明のFRP成形品製造ラインにおける成
形型の位置決め装置の型位置決め基準部材の変形例を示
す、(A)平面図、(B)側面図である。
【図5】図4で示す型位置決め基準部材の変形例と係合
する係合部材を示す、(A)側面図、(B)平面図であ
る。
【図6】FRP成形品製造ラインの概略図である。
【符号の説明】
11 成形型の位置決め装置 12 コンベア(搬送手段) 13 成形型 14 突起(位置決め部材) 15 ベース(型位置決め基準部材) 16、18 スケール体(測定具) 22、44 係合部材 21 搬送具

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形型を搭載して作業ステージへ搬送す
    る搬送手段に沿って、前記成形型に少なくとも液状樹脂
    を吹き付ける吹き付けロボットが設置されているFRP
    成形品製造ラインにおける前記成形型の位置決め装置で
    あって、 前記吹き付けロボットに対する前記成形型の位置決め部
    材を前記搬送手段に少なくとも2つ設け、前記搬送手段
    から離れた測定場所にこれらの位置決め部材に対応した
    型位置決め基準部材を据え付け、この型位置決め基準部
    材に対する前記成形型の位置決めをおこなう測定具を前
    記測定場所に設け、この測定具によって前記型位置決め
    基準部材に対する前記成形型の位置決めをおこなった状
    態で型位置決め基準部材と係合する係合部材を前記成形
    型の底面側に調整可能に設けたことを特徴とするFRP
    成形品製造ラインにおける成形型の位置決め装置。
  2. 【請求項2】 前記係合部材を、前記成形型を搭載して
    前記搬送手段まで搬送する搬送具に設けたことを特徴と
    する請求項1記載のFRP成形品製造ラインにおける成
    形型の位置決め装置。
JP5101595A 1995-03-10 1995-03-10 Frp成形品製造ラインにおける成形型の位置決め装置 Pending JPH08244969A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5101595A JPH08244969A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 Frp成形品製造ラインにおける成形型の位置決め装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5101595A JPH08244969A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 Frp成形品製造ラインにおける成形型の位置決め装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08244969A true JPH08244969A (ja) 1996-09-24

Family

ID=12874971

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5101595A Pending JPH08244969A (ja) 1995-03-10 1995-03-10 Frp成形品製造ラインにおける成形型の位置決め装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08244969A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109396895A (zh) * 2018-12-24 2019-03-01 王明川 一种用于卧式加工中心的成型模固定加工工装

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109396895A (zh) * 2018-12-24 2019-03-01 王明川 一种用于卧式加工中心的成型模固定加工工装

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10232512B2 (en) Coordinate system setting method, coordinate system setting apparatus, and robot system provided with coordinate system setting apparatus
US20080000069A1 (en) Assembly line vehicle body positioning
CN109129019B (zh) 一种小型工件柔性生产线的在线检测方法
CN100435303C (zh) 用于对准芯片焊接机的焊接头的方法
US20050103821A1 (en) Type-flexible unit for the efficient welding of the essential components of a vehicle chassis on production of the prototype thereof
JPH05200638A (ja) 小物部品の組付方法および装置
KR100333520B1 (ko) 반도체 웨이퍼 생산라인에서의 자동 가이드 비클의 로봇암 제어 방법
CN111390893B (zh) 用于生产变压器芯的方法及定位系统
JPH08244969A (ja) Frp成形品製造ラインにおける成形型の位置決め装置
JPH07232239A (ja) 鋳物中子組付装置
EP0875353A1 (en) Injection molding machine
JPH09202625A (ja) 金型位置合わせ装置および方法
JPH0871973A (ja) ストッカ用ロボットの教示方法
KR20160068397A (ko) 자동차 부품의 자동화 시스템
CN107618342B (zh) 一种用于汽车门板的偏差检测校正方法
JP2000301568A (ja) 金型に対するインサート金具の供給方法及び装置
JPS59227376A (ja) 対象物体搭載型作業ロボツト
CN110828322B (zh) 一种pin距模具改造直线度精准的方法
JP3027257B2 (ja) 中子接着方法及びその装置
CN220807391U (zh) 移动式机器人铣削加工平台
JP2520316Y2 (ja) 可動部固定治具
JPH09155452A (ja) 板金加工機械の金型取付方法及び装置
KR100412445B1 (ko) 금형의 위치 셋팅 방법
JPS6128470B2 (ja)
JPS637491Y2 (ja)