JPH08244515A - 金属部材の組付構造 - Google Patents

金属部材の組付構造

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JPH08244515A
JPH08244515A JP5012395A JP5012395A JPH08244515A JP H08244515 A JPH08244515 A JP H08244515A JP 5012395 A JP5012395 A JP 5012395A JP 5012395 A JP5012395 A JP 5012395A JP H08244515 A JPH08244515 A JP H08244515A
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JP
Japan
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metal member
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engaging
outer end
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Application number
JP5012395A
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English (en)
Inventor
Kazutomo Muramatsu
和智 村松
Tetsuya Abe
哲也 阿部
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Kojima Industries Corp
Original Assignee
Kojima Press Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ビス締め等の締結を行うことなく、金属部材
をがたなく組付ける。 【構成】 切起こし加工により第2の金属部材25に形
成され外端面32、36が傾斜面に形成される第1の係
合片31と第2の係合片35とを有する結合突起30
を、第1の金属部材20に形成された結合穴22に挿入
する。第1の係合片31と第2の係合片35の切起こし
方向への弾性変形による反力により、各係合片31、3
5の外端面32、36が結合穴22の内周縁22aと密
着し、第1の金属部材20に対する第2の金属部材25
のがたつきが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ビス締め等の締結によ
ることなく金属部材をがたなく組付けることが可能な金
属部材の組付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】車室内には、灰皿、カップホルダ、小物
入れ等の各種装置が配置される。これらの各種装置で
は、所定の形状に折り曲げられた金属板同士がビス等に
よる締結により組付けられている。
【0003】図6は、車室内に配置される従来のカップ
ホルダの一例を示している。図6において、1は車体側
に固定される1対のブラケットを示している。ブラケッ
ト1は、所定の形状に折り曲げられた金属板から構成さ
れている。ブラケット1には、打抜き加工により円形の
係合穴2が形成されている。各ブラケット1の間には、
リテーナ5が配置されている。リテーナ5は、所定の形
状に折り曲げられた金属板から構成されている。リテー
ナ5の幅方向の両側壁部には、切起こし加工によって2
つの係合爪6がそれぞれ形成されている。各係合爪6
は、ブラケット1の係合穴2に挿入されている。これに
より、リテーナ5はブラケット1に対して上下、前後方
向に位置ずれが規制される。リテーナ5には、揺動可能
なトレイ7を有するホルダ8が出し入れ可能に保持され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6の装置に
はつぎの問題が存在した。ブラケット1の係合穴2は、
打抜き加工によって形成され、リテーナ5の係合爪6は
切起こし加工によって形成されるので、係合穴2および
係合爪6には加工精度のばらつきにより寸法誤差が生じ
る。そのため、係合穴2に係合爪6を挿入した際には、
図7に示すように、係合穴2の内周縁2aと係合爪6の
端面との間には隙間Sが生じ、ブラケット1に対するリ
テーナ5のがたつきにより異音が発生するという問題が
あった。異音の発生防止には、ブラケット1とリテーナ
5とをビス等を介して締結する必要があるが、ビス締め
等の締結によることなく金属部材をがたなく組付けるこ
とができれば、組付けコスト等の面で著しく便利であ
る。
【0005】本発明の目的は、ビス締め等の締結による
ことなく金属部材をがたなく組付けることが可能な組付
構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
の本発明に係る金属部材の組付構造は、次の通りであ
る。金属板からなる第1の金属部材と金属板からなる第
2の金属部材とを、前記第1の金属部材に形成される結
合穴に第2の金属部材に形成される結合突起を挿入する
ことにより組付ける金属部材の組付構造であって、前記
結合突起を、前記第2の金属部材の切起こし加工により
形成され、前記結合穴の内周縁と接触可能な外端面が付
根方向に向って下りとなる傾斜面に形成される第1の係
合片と、前記第2の金属部材の切起こし加工により第1
の係合片と隣接するように形成されるとともに、前記結
合穴の内周縁と接触可能な外端面が付根方向に向って下
りとなる傾斜面に形成され、切起こし角度が前記第1の
係合片と異なる第2の係合片と、から構成したことを特
徴とする金属部材の組付構造。
【0007】
【作用】本発明に係る金属部材の組付構造においては、
第1の係合片と第2の係合片とからなる結合突起が係合
穴に挿入される。係合穴の内周縁と接触可能な第1の係
合片の外端面および第2の係合片の外端面は、付根方向
に向って下りとなる傾斜面に形成されているので、第1
の金属部材と第2の金属部材とが所定距離まで接近する
と、各係合片の傾斜面は結合穴の内周縁に接触する。各
係合片は、切起こし角度が異なるので、内周縁の異なる
位置でそれぞれ接触することになり、第1の金属部材に
対する第2の金属部材の位置ずれが規制される。また、
各係合片は結合穴との内周縁との接触により切起こし方
向にそれぞれ独立して弾性変形し、その反力により各係
合片は結合穴の内周縁に確実に密着する。したがって、
各係合片の外端面と内周縁との間には隙間が生じること
はなく、第1の金属部材に対する第2の金属部材のがた
つきが防止される。
【0008】
【実施例】図1ないし図5は、本発明に係る金属部材の
組付構造に関し、とくに車両用カップホルダに適用した
場合を示している。図2において、20は第1の金属部
材としてのブラケットを示しており、21はブラケット
20に対向して配置される第1の金属部材としてのブラ
ケットを示している。ブラケット20、21は、共に薄
板鋼板等の金属板から構成されている。ブラケット2
0、21は、ビスによる締結により車体側に固定される
ようになっている。各ブラケット20、21の側壁部に
は、複数の結合穴22が形成されている。
【0009】ブラケット20とブラケット21との間に
は、第2の金属部材としてのリテーナ25が配置されて
いる。リテーナ25は、薄板鋼板等の金属板から構成さ
れている。リテーナ25の幅方向の両端部には、コの字
状に折り曲げられたレール26が形成されている。リテ
ーナ25には、カップ(図示略)の外周面を保持するホ
ルダ40が出し入れ可能に支持されている。ホルダ40
の幅方向の両端部には、ガイド部41が形成されてい
る。ガイド部41は、リテーナ25のレール26に摺動
自在に支持されている。リテーナ25の底壁部には、ホ
ルダ40のガイド部41を押圧しリテーナ25に対する
ホルダ40のがたつきを防止する板ばね27がプレス加
工により一体で成形されている。ホルダ40には、カッ
プの底面を受け止めるトレイ42が取付けられている。
トレイ42には、ホルダ40に形成された取付穴43に
嵌合されるボス部44が設けられている。トレイ42
は、取付穴43に嵌合されたボス部44を中心としてホ
ルダ40に揺動可能に支持されている。
【0010】リテーナ25の各側壁28には、ブラケッ
ト20、21の結合穴22に挿入される結合突起30が
形成されている。本実施例では、各ブラケット20、2
1には結合穴22はそれぞれ3つであるので、リテーナ
25の各側壁28に形成される結合突起30も3つであ
る。図1に示すように、結合突起30は、第1の係合片
31と第2の係合片35とから構成される。第1の係合
片31は、リテーナ25の切起こし加工(プレス加工に
おいて加工対象物の一部を残して打抜く手法)により形
成されている。第1の係合片31は、結合穴22の内周
縁22aと接触可能な外端面32が付根33の方向に向
って下りとなる傾斜面に形成されている。第2の係合片
35は、リテーナ25の切起こし加工により第1の係合
片31と隣接するように形成されている。第2の係合片
35は、側壁28に対する切起こし角度θ2 が第1の係
合片31の切起こし角度θ1 に対して大きくなってい
る。第2の係合片35は、結合穴22の内周縁22aと
接触可能な外端面36が付根37の方向に向って下りと
なる傾斜面に形成されている。
【0011】結合突起30は、先端幅がW1 となってお
り付根幅がW2 となっている。先端幅W1 は、第1の係
合片31の外端面先端と第2の係合片35の外端面先端
との間の長さである。付根幅W2 は、第1の係合片31
の外端面付根と第2の係合片35の外端面付根との間の
長さである。結合穴22の内径は、先端幅W1 よりも大
であり、付根幅W2 よりも小となっている。結合穴22
に結合突起30を挿入した状態では、第1の係合片31
の外端面32と第2の係合片35の外端面36が結合穴
22の内周縁22aに接触するようになっている。
【0012】第1の係合片31と第2の係合片35との
なす角度は、図4に示すようにθとなっている。角度θ
は、上述のように切起こし角度θ1 と切起こし角度θ2
との角度差から生じるように構成してもよいし、第2の
係合片35を第1の係合片31に対して反対方向から切
起こし、第2の係合片35を第1の係合片31と同じ切
起こし角度θ1 として設定する構成としてもよい。プレ
ス加工により、第1の係合片31と第2の係合片35と
を異なる方向から切起こす場合は、切起こし角度は双方
とも鋭角で済むので、1回のプレス加工で対処すること
ができる。第1の係合片31と第2の係合片35は、切
起こし方向に弾性変形可能となっており、外端面32、
36が結合穴22の内周縁22aによって押圧された場
合は、側壁28側に弾性変形するようになっている。
【0013】本実施例では、上述したように、側壁28
に3つの結合突起30が形成されており、各結合突起3
0はホルダ40の出し入れ方向に順に配置されている。
各結合突起30のうち両端の2つが同じ向きとなってお
り、中央の1つが両端の向きと異なっている。両端の結
合突起30は、第1の係合片31と第2の係合片35と
が垂直方向に横並びとなるように形成されている。中央
の結合突起35は、第1の係合片31と第2の係合片3
5とが水平方向に横並びとなるように形成されている。
【0014】つぎに、上記の金属部材の組付構造におけ
る作用について説明する。まず、ブラケット20、21
とリテーナ25との組付け手順について説明する。2つ
のブラケット20、21の間に配置されるリテーナ25
は、各結合突起30がブラケット20、21の結合穴2
2と対向するように位置合せされる。この状態では、例
えば一方のブラケット20は既に車体側に固定されてい
る。つぎに、リテーナ25の各結合突起30を各ブラケ
ット20、21の結合穴22に挿入する。結合突起30
の先端幅W1 は、結合穴22の内径φよりも小であるの
で、各結合突起30の先端部分を容易に結合穴22に挿
入することができる。この状態で一方のブラケット21
をリテーナ25に押圧すると、結合穴22の内周縁22
aが第1の係合片31の外端面32と第2の係合片35
の外端面36とに密着する。結合突起30の付根幅W2
は結合穴22の内径φよりも大きいので、各外端面3
2、36が内周縁22aに密着した状態では、結合突起
30を結合穴22にこれ以上押し込むことはできず、さ
らにブラケット21をリテーナ25側に押圧した場合は
各係合片31、35が切起こし方向に弾性変形する。ブ
ラケット21は、各係合片31、35が弾性変形した状
態で車体側にボルト等により締付される。
【0015】図5に示すように、第1の係合片31の外
端面32と第2の係合片35の外端面36とが結合穴2
2の内周縁22aと密着した状態では、リテーナ25は
矢印A方向(上下方向)および矢印B方向(水平方向)
に動くことができなくなる。各係合片31、35は、図
1に示すように、切起こし方向Xが剛性が小さく、切起
こし方向Xに対して垂直方向Yが剛性が高くなるので、
3つの結合突起30のうち特に両端の2つの結合突起3
0はリテーナ25の上下方向のがたつきを規制するのに
寄与し、中央の結合突起30はホルダ40の出し入れ方
向に対するリテーナ25のがたつきを規制するのに寄与
する。したがって、リテーナ25をブラケット20、2
1にビス(図示略)にて締付しなくとも、リテーナ25
をブラケット20、21に対してがたなく組付けること
が可能となる。
【0016】ブラケット20、21へのリテーナ25の
組付けが完了すると、リテーナ25にはホルダ40が装
着される。ホルダ40には、トレイ42が予め取付けら
れている。ホルダ40をリテーナ25に収納させた状態
では、トレイ42は折りたたまれており、ホルダ40を
リテーナ25から所定量引き出した際には、ホルダ40
に対してトレイ42が下方に揺動し、カップを保持する
ことが可能となる。結合突起30の各係合片31、35
は弾性変形による反力によって結合穴22の内周縁22
aに密着した状態となっているので、車両の走行時の振
動に対してもリテーナ25ががたつくことはなく、ホル
ダ40の出し入れ時にもリテーナ25ががたつくことは
なくなる。
【0017】上記実施例では、各係合片31、36の形
状を台形としたが、これに限定されるものではない。ま
た、この組付構造は、カップホルダ以外にも適用可能で
あり、例えば車室内に配置される灰皿、小物入れ、オー
ディオ機器等にも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】本発明に係る金属部材の組付構造によれ
ば、切起こし加工により第2の金属部材に形成され外端
面が傾斜面に形成される第1の係合片と第2の係合片と
を有する結合突起を、第1の金属部材に形成された結合
穴に挿入するようにしたので、ビス締め等の締結による
ことなく、第1の金属部材と第2の金属部材とをがたな
く組付けることができる。したがって、第2の金属部材
のがたつきに起因するがたつき音の発生を防止すること
ができ、ビス締め廃止による組付コストの低減も可能と
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る金属部材の組付構造の
要部拡大斜視図を示している。
【図2】図1の金属部材の組付構造の全体を示す分解斜
視図である。
【図3】図1の結合突起の平面図である。
【図4】図4の側面図である。
【図5】図3の結合突起と結合穴の内周縁との接触状態
を示す模式図である。
【図6】従来のカップホルダの一例を示す分解斜視図で
ある。
【図7】図6の部分拡大正面図である。
【符号の説明】
20 第1の金属部材 21 第1の金属部材 22 結合穴 25 第2の金属部材 30 結合突起 31 第1の係合片 32 外端面 35 第2の係合片 36 外端面

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板からなる第1の金属部材と金属板
    からなる第2の金属部材とを、前記第1の金属部材に形
    成される結合穴に第2の金属部材に形成される結合突起
    を挿入することにより組付ける金属部材の組付構造であ
    って、 前記結合突起を、 前記第2の金属部材の切起こし加工により形成され、前
    記結合穴の内周縁と接触可能な外端面が付根方向に向っ
    て下りとなる傾斜面に形成される第1の係合片と、 前記第2の金属部材の切起こし加工により第1の係合片
    と隣接するように形成されるとともに、前記結合穴の内
    周縁と接触可能な外端面が付根方向に向って下りとなる
    傾斜面に形成され、切起こし角度が前記第1の係合片と
    異なる第2の係合片と、から構成したことを特徴とする
    金属部材の組付構造。
JP5012395A 1995-03-09 1995-03-09 金属部材の組付構造 Pending JPH08244515A (ja)

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