JPH08244501A - 電車線支持装置 - Google Patents
電車線支持装置Info
- Publication number
- JPH08244501A JPH08244501A JP8179495A JP8179495A JPH08244501A JP H08244501 A JPH08244501 A JP H08244501A JP 8179495 A JP8179495 A JP 8179495A JP 8179495 A JP8179495 A JP 8179495A JP H08244501 A JPH08244501 A JP H08244501A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wire rope
- holding tool
- rope
- stranded
- overhead line
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Current-Collector Devices For Electrically Propelled Vehicles (AREA)
Abstract
タグラフの追従を容易にし、集電性能の向上及び摩耗の
低減を図ること。 【構成】 吊架線Wに掛けるU字状の吊下バンド1に上
保護カバー2を装着し、その両端部間にボルト5,ナッ
ト6で下保護カバー3及びより線ロープ保持具4を一体
に締め止める。より線ロープ保持具4は、ワイヤロープ
7の上部及び押え具8を結束する。ワイヤロープ7は、
金属素線をよってループ状に複数回巻き回したものと
し、電車線Tを吊り下げて張力がかかるとほぼ直線状に
なる。押え具8は、より線ロープ保持具4と共にワイヤ
ロープ7を上下に挟んで固定する。電車線Tにはイヤ片
10,10が噛み、ピン13がイヤ片10,10とより
線ロープ保持具12とを連結してボルト12が締め付け
固定する。より線ロープ保持具12は、ワイヤロープ7
の下部及び押え具14を結束する。
Description
る電車線支持装置に関し、特にワイヤロープなどのより
線ロープの素線間の摩擦で電車線の振動を減衰させるも
のに係る。
け下げられるU字状の吊下バーの下部に、電車線を把持
するイヤがボルトにて締め止められるもので、上下の振
動を減衰させる機能を有していない。
ガイヤにおいては、複数のパンタグラフが通過する際に
電車線が上下、左右に大きく振動するが、電車線の振動
を減衰させるための手段が設けられていないので、電車
線の振動によりパンタグラフと電車線とが開離して、集
電性能が低下したり、摩耗が激しいという問題がある。
そこで、本発明は、電車線を一定間隔で吊支して、電車
線の振動を減衰させ、パンタグラフを電車線へ容易に追
従させて、集電性能の向上と摩耗の低減を図る電車線支
持装置を提供することを課題としている。
課題を解決するため、吊架線Wに掛けられる吊下部材1
と、電車線Tを把持するイヤ10と、ループ状に巻いた
より線ロープ7と、吊下部材1の下部及びイヤ10に連
結され、より線ロープ7の上下両部を結束するより線ロ
ープ保持具4,13とを具備し、電車線Tを吊り下げた
状態でより線ロープ保持具4,13間のより線ロープ7
がほぼ直線状に張られるように電車線支持装置を構成し
た。
間隔を置いて複数取り付けられて電車線Tを吊支する。
パンタグラフの通過時には、電車線Tが比較的軽く動
き、パンタグラフの追従を容易にする。パンタグラフの
通過後、電車線Tが振動するが、これに対してより線ロ
ープ7が収縮、屈曲、伸張するので原形への復元力が生
じる。従って、より線ロープ7は電車線Tの動きに対し
て抵抗力を及ぼす。一方、電車線Tの振動は、より線ロ
ープ7を構成する素線間の摩擦により減衰される。
図1は本実施例に係る電車線支持装置の正面図、図2は
図1のII-II断面図である。図1,図2において、1は
吊架線Wに掛けるためのU字状の吊下バンドである。吊
下バンド1の内側には、吊架線Wとの直接の接触から保
護するために、U字状に湾曲して側縁にフランジを有す
る上保護カバー2が装着される。吊下バンド1の両端部
は、下保護カバー3及びより線ロープ保持具4の両端部
を内側に挟み、貫通するボルト5及びこれに螺合するナ
ット6で一体に締め付けられる。下保護カバー3は、よ
り線ロープ保持具4の両上端部が差し込まれる平行する
一対の切り込み3a,3aを有する。より線ロープ保持
具4は帯状を成し、その下部において内部のワイヤロー
プ7を押え具8と共に結束する。より線ロープ保持具4
の下端両側縁は、ワイヤロープ7の曲がりを案内するよ
うに斜めに突出している。ワイヤロープ7は、金属素線
を撚ったものを複数回巻き回した状態とし、電車線Tを
吊り下げて張力がかかると縦長の矩形を成す。ワイヤロ
ープ7の両端部には、より線ロープ保持具4から抜け止
めするためにスリーブ9が圧着される。押え具8は、よ
り線ロープ保持具4との間に上下にワイヤロープ7を挟
んで固定する。
られるイヤ片10,10により把持される。イヤ片1
0,10には、より線ロープ保持具12が共にボルト1
1及びピン13にて貫通されることにより連結される。
ピン13は貫通して抜け止めのために両端がかしめられ
る。このピン13は、イヤ片10,10を電車線Tに取
り付ける前にボルト11が緩んでいる状態で、イヤ片1
0,10間を開けて、より線ロープ保持具12の両端部
を挿入した後、挿通させてより線ロープ保持具12を連
結して緩く組み付けるようになっている。より線ロープ
保持具12は、ワイヤロープ7の下側を保持する。即
ち、より線ロープ保持具12は、先のより線ロープ保持
具4とほぼ同様にして内側のワイヤロープ7及び押え具
14を結束する。
の必要箇所に取り付けられる。このとき、ワイヤロープ
7には電車線Tの加重により張力が作用してより線ロー
プ保持具4,12間のワイヤロープ7が直線状に張った
状態となる。パンタグラフの通過時には、電車線Tが比
較的軽く動いて、パンタグラフの追従を容易にする。パ
ンタグラフの通過後、電車線Tが振動すると、ワイヤロ
ープ7が収縮、屈曲、伸張する。従って、ワイヤロープ
7は電車線Tの動きに対して抵抗力を及ぼす。また、こ
の過程で、ワイヤロープ7を構成する素線間で摩擦が生
じる。これによって、電車線Tの振動が減衰する。この
ように、本実施例の電車線支持装置は、吊架線W上に間
隔を置いて複数取り付けられて電車線Tを吊支すると共
に、ダンパとしても機能する。
けられる吊下部材1と、電車線Tを把持するイヤ10
と、ループ状に巻いたより線ロープ7と、吊下部材1及
びイヤ10に連結され、より線ロープ7の上下両部を結
束するより線ロープ保持具4,12とを具備し、電車線
Tを吊り下げた状態でより線ロープ保持具4,12間の
より線ロープがほぼ直線状に張られるように電車線支持
装置を構成したため、パンタグラフを無理なく通過させ
ることができる一方、電車線の振動を減衰させることが
でき、電車線にパンタグラフを容易に追従させることが
できるので、集電性能を向上させることができるし、摩
耗を低減することができるという効果を有する。
である。
Claims (1)
- 【請求項1】 吊架線に掛けられる吊下部材と、電車線
を把持するイヤと、ループ状に巻いたより線ロープと、
前記吊下部材の下部及び前記イヤの上部に連結され、前
記より線ロープの上下両部を結束するより線ロープ保持
具とを具備し、電車線を吊り下げた状態で前記より線ロ
ープ保持具間のより線ロープがほぼ直線状に張ることを
特徴とする電車線支持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8179495A JPH08244501A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 電車線支持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8179495A JPH08244501A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 電車線支持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08244501A true JPH08244501A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=13756405
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8179495A Pending JPH08244501A (ja) | 1995-03-14 | 1995-03-14 | 電車線支持装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08244501A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107618403A (zh) * | 2017-09-18 | 2018-01-23 | 西南交通大学 | 一种整体吊弦 |
-
1995
- 1995-03-14 JP JP8179495A patent/JPH08244501A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107618403A (zh) * | 2017-09-18 | 2018-01-23 | 西南交通大学 | 一种整体吊弦 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040414 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040422 |
|
A521 | Written amendment |
Effective date: 20040617 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041214 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
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A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050214 |
|
A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20050510 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |