JPH08243743A - アーク電源装置 - Google Patents

アーク電源装置

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JPH08243743A
JPH08243743A JP7070295A JP7070295A JPH08243743A JP H08243743 A JPH08243743 A JP H08243743A JP 7070295 A JP7070295 A JP 7070295A JP 7070295 A JP7070295 A JP 7070295A JP H08243743 A JPH08243743 A JP H08243743A
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JP
Japan
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output
arc
inverter
signal
rectifier
Prior art date
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Pending
Application number
JP7070295A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Kano
国男 狩野
Haruo Moriguchi
晴雄 森口
Toshiichi Fujiyoshi
敏一 藤吉
Atsushi Kinoshita
敦史 木下
Takashi Hashimoto
隆志 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sansha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7070295A priority Critical patent/JPH08243743A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 平滑リアクトルに小型のものを使用し、安定
したアークを発生させるアーク電源装置を提供する。 【構成】 アーク負荷に流れる出力電流を検出し、電圧
信号Svを形成し、この信号Svと基準電圧Srとの誤
差を増幅し、その誤差に基づいてインバータを制御して
出力電流を一定に維持する手段を整えたアーク電源装置
に、上記出力電流を検出した検出信号を微分回路35に
より微分した補正信号Sxを上記基準信号に加算又は減
算する手段が設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はプラズマ切断機及び溶
接機などのアーク電源装置に関し、特にインバータ制御
型のアーク電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インバータ制御型のアーク電源装置は、
商用電源の交流電力を入力整流器で整流し、その直流出
力を半導体スイッチング素子で構成されたインバータに
より高周波の交流電力に変換し、これを出力変圧器で降
圧した後、再度整流しさらに平滑リアクトルにより平滑
して、切断又は溶接の直流電力を得るようになってい
る。このアーク電源装置は、インバータの出力周波数を
高くすることにより、出力変圧器を小型化できるので、
装置が小型軽量化されるうえ、出力電流の検出信号と所
定の基準電圧の差を制御電圧としてインバータのスイッ
チングを制御することにより、出力電流を効率よく安定
化し得るという利点を有する。
【0003】ところで、アーク電源装置をプラズマ切断
に使用する場合、ワークを切断中、図3(a),(b)
に示すようにワーク14とアーク12が接する陽極点A
又はBは約1kHz前後の振動周波数で上下に振動す
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この時、切断装置のト
ーチの電極13とワーク14との間の電圧は、急激に変
化し、アーク電圧が変化する。そして、電極13とワー
ク14との間の電圧が上昇した時、アークが切れやすく
なる。そこで、瞬時の電圧の変化に対して変化を抑制す
るために大容量の平滑リアクトルを設けていた。このた
め、アーク電源装置を小型化できないという問題があ
る。
【0005】本発明の目的は、リアクトルに小型のもの
を使用し、安定したアークを発生するためにアーク電源
装置の改善を行うことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明のアー
ク電源装置は、交流入力を整流する入力整流器と、その
整流器の出力を高周波交流に変換するインバータと、そ
のインバータの出力を変圧する出力変圧器と、その変圧
器の出力を整流する出力整流器と、その出力整流器の出
力をアーク負荷に供給する手段とにより、アーク電源装
置を構成する。さらにアーク負荷に流れる出力電流を検
出された検出信号と所定の基準電圧との差に基づいてイ
ンバータの駆動する帰還制御手段と、上記検出信号を微
分する微分回路と、上記基準電源の基準電圧から上記微
分回路の出力信号を減算又は加算する補助手段を設け
る。
【0007】
【作用】交流電力は入力整流器により整流され、その整
流器の出力はインバータにより高周波交流に変換され
る。このインバータの出力が出力変圧器により変圧さ
れ、変圧された出力は再度整流され、アーク負荷に直流
電力が供給される。アーク負荷に流れる出力電流が検出
され、検出信号と所定の基準電圧との差に基づいて、イ
ンバータが帰還制御手段により駆動され、さらに検出信
号が微分回路により微分され、上記基準電圧から微分回
路の出力信号電圧が補正手段により減算又は加算され
る。
【0008】そして、アーク長が伸びる方向に動作した
とき出力電流が減少し、この減少した電流が検出され、
微分回路を介して微分信号が基準信号に加算され、出力
電流が増加する方向に動作して、アーク幅が増加してア
ーク切れが防止される。
【0009】
【実施例】本発明によるアーク電源装置の第1の実施例
を図1、図2に示す。商用電源が、電源装置の入力端子
1を介して例えばダイオードブリッジ構成の入力整流器
2で整流され、平滑コンデンサ3により平滑化されてイ
ンバータ4に供給される。インバータ4はIGBT,バ
イポーラトランジスタ,電界効果トランジスタ等の半導
体スイッチング素子4a,4bの例えばフルブリッジ回
路で構成され、インバータ駆動回路20の制御による高
周波スイッチング動作により高周波交流を生成する。こ
の高周波交流は出力変圧器7により降圧された後、例え
ばダイオードブリッジ構成の出力整流器8により整流さ
れ、平滑兼電流制御用のリアクトル9を介して正負の出
力端子10p,10nから出力される。正の出力端子1
0pは絶縁ケーブル11pを介してワーク14に接続さ
れ、負の出力端子10nは絶縁ケーブル11nを介して
トーチの電極13に接続される。電極13とワーク14
はその間にアークを発生するアーク負荷12を形成す
る。
【0010】アーク負荷12に流れる出力電流は電流検
出器18により検出され、負の検出信号Svとして抵抗
24を介して、正入力端子が接地された演算増幅器22
の負入力端子に供給される。演算増幅器22の負入力端
子には、基準電源28からの所定の正の基準電圧信号S
rも抵抗26を介して供給される。
【0011】さらに、電流検出器18により検出された
検出信号を抵抗33,コンデンサ34により構成される
微分回路35により供給され、増幅器30により増幅さ
れる。この増幅された負信号を補正信号Sxとして抵抗
25を介して演算増幅器22に供給される。なお、演算
増幅器22に入力する3つの信号と抵抗24,25,2
6により出力設定手段27を構成する。また、31は抵
抗を示す。
【0012】従って、演算増幅器22の誤差入力信号は
3つの信号の和(Sr−Sv−Sx)を増幅して誤差信
号を生成し、これを制御信号としてインバータ駆動回路
20に供給する。駆動回路20はこの誤差信号に応じて
設定入力信号(Sr−Sv−Sx)を零とするようにス
イッチング素子の導通時間を制御し、これによって出力
電流を安定化する。23は演算増幅器22の帰還抵抗で
ある。
【0013】そして、図3(a)に示すように、ワーク
14とアークが接する陽極点がAのように最上部の場
合、電極13とワーク14との間のアーク電圧は図2
(a)に示すように低いレベルAにあり、陽極点Aが降
下すなわちアーク長が増加したとき、アーク電圧は増加
していく。そして、出力電流は図2(b)に示すように
減少していく。
【0014】このとき、出力電流の減少を出力電流が電
流検出器18により検出し、この検出信号が微分回路3
5に入力する。微分回路35により微分された信号は、
演算増幅器30により増幅され、増幅された補正信号S
xは徐々に増加し、この補正信号Sxが加算信号として
演算増幅器22に入力する。演算増幅器22には基準電
圧信号Sr、補正信号Sxが入力し、基準信号が増加し
たことと同様に動作し、演算増幅器22、インバータ駆
動回路20を介してインバータ4が制御され、出力電流
は増加する方向に動作して、アーク幅は増加し、アーク
切れが防止される。このため、平滑用リアクトルが小容
量でもアーク切れが防止される。
【0015】そして、図3(b)に示すように、ワーク
14とアークが接する陽極点がBのように最下部の場
合、アーク電圧は図2(a)に示すように高レベルBに
あり、陽極点Aが上昇すなわち、アーク長が短くなる場
合、アーク電圧は減少し、出力電流は図2(b)に示す
ように増加していく。
【0016】このとき、出力電流が電流検出器18によ
り検出され、この検出信号が微分回路35により微分さ
れる。微分された信号は、演算増幅器30により増幅さ
れ、増幅された補正信号Sxは演算信号として演算増幅
器22に入力する。これにより、演算増幅器22に入力
する基準電圧信号が減少したと同様に動作し、出力電流
は減少する方向に動作してアーク幅は減少し、過度のア
ーク幅の増加を防止する。
【0017】上記実施例では、演算増幅器22の非反転
端子をアース接続し、検出信号Sv、基準電圧信号S
r、補正信号Sxを加算して反転入力端子に入力してい
るが、検出信号を反転入力端子に入力し、基準電圧信号
Srと補正信号Sxとを加算又は減算して、非反転入力
端子に入力してもよい。
【0018】さらに、上記実施例では、プラズマ切断機
について説明したが、プラズマ溶接機又はTIG溶接機
にも適用することができる。
【0019】
【発明の効果】本発明によれば、アーク長の急激な変化
に対し、出力電流の急激な変化を抑制させる安定したア
ークをえることができる。特にアーク長の増加に対し
て、アーク幅を増加させアーク切れを防止することがで
きる。そして、従来必要とされていた平滑用リアクトル
を小容量もしくは除くこともできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアーク電源装置の一実施例のブロ
ック図である。
【図2】(a),(b)は図1の各部の波形図である。
【図3】(a),(b)は図1の説明図である。
【符号の説明】
2 入力整流器 4 インバータ 7 出力変圧器 8 出力整流器 12 アーク負荷 13 電極 14 ワーク 18 電流検出器 20 インバータ駆動回路 22,30 演算増幅器 23,31 帰還抵抗 24,25,26 入力抵抗 27 出力設定手段 28 基準電源 33 抵抗 34 コンデンサ 35 微分回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 敦史 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内 (72)発明者 橋本 隆志 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流入力を整流する入力整流器と、その
    整流器の出力を高周波交流に変換するインバータと、そ
    のインバータの出力を変圧する出力変圧器と、その変圧
    器の出力を整流する出力整流器と、その出力整流器の出
    力をアーク負荷に供給する手段とを含むアーク電源装置
    において、アーク負荷に流れる出力電流を検出し、検出
    された検出信号と基準信号の所定基準電圧との差に基づ
    いて上記インバータの駆動する帰還制御手段と、上記検
    出信号を微分する微分回路と、上記基準信号から上記微
    分回路の出力信号を加算又は減算する補正手段を有する
    ことを特徴とするアーク電源装置。
JP7070295A 1995-03-03 1995-03-03 アーク電源装置 Pending JPH08243743A (ja)

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JP7070295A JPH08243743A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 アーク電源装置

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