JPH08243742A - アーク電源装置 - Google Patents

アーク電源装置

Info

Publication number
JPH08243742A
JPH08243742A JP7070495A JP7070495A JPH08243742A JP H08243742 A JPH08243742 A JP H08243742A JP 7070495 A JP7070495 A JP 7070495A JP 7070495 A JP7070495 A JP 7070495A JP H08243742 A JPH08243742 A JP H08243742A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
load
power supply
voltage pulses
supply device
capacitor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7070495A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Kano
国男 狩野
Haruo Moriguchi
晴雄 森口
Toshiichi Fujiyoshi
敏一 藤吉
Atsushi Kinoshita
敦史 木下
Takashi Hashimoto
隆志 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sansha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP7070495A priority Critical patent/JPH08243742A/ja
Publication of JPH08243742A publication Critical patent/JPH08243742A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arc Welding Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アーク電源装置の起動装置の改善を行う。 【構成】 ギャップを有する負荷に直流又は交流と、高
電圧パルスとを重畳して起動するアーク電源装置におい
て、当初直流電源から高周波トランス11を介して充電
されるコンデンサ15と、コンデンサ15の充電電荷を
高周波トランスの1次巻線を介して放電されるスイッチ
ング素子21,22とにより構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はTIGアーク溶接機、プ
ラズマアーク溶接機・切断機、キセノンアーク放電灯や
メタルハライドランプ等のアーク放電灯に用いられるア
ーク電源装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のアーク電源装置例えば直流TIG
アーク溶接機は、図3に示すようなものがある。すなわ
ち、1は直流電源装置で、通常交流電源を入力とし、交
流入力を整流器により整流し、この整流した直流をイン
バータにより高周波交流に変換し、変圧後再度整流する
電源で構成されている。2は高周波バイパス用コンデン
サ、3はワーク、4は電極でトーチ内に設けられ、ワー
ク3と電極4により負荷5を構成する。40は火花ギャ
ップ45を用いた高周波高電圧を発生させる高周波高電
圧発生装置であり、開閉器42、交流を昇圧する第1の
昇圧変圧器43、コンデンサ44、火花ギャップ45に
より構成され、カップリングコイル41に接続されてい
る。
【0003】このアーク電源装置を起動させる場合、高
周波高電圧発生装置40に交流を入力すると、火花ギャ
ップにより広い周波数範囲に渡ってパルスが発生する。
このパルスをカップリングコイル41を介して負荷5に
高周波(5〜10MHz)高電圧(5000〜1000
0V)を印加する。この高周波高電圧パルスが開閉器4
2を開放するまで発生し、他の機器のノイズ障害になる
ことがある。また、周波数が高いため、電源装置とトー
チ間の浮遊容量成分により負荷に高電圧のパルスが発生
しないという問題があった。
【0004】そこで、火花ギャップを用いないアーク電
源装置、例えば図4に示すものが提案されている。すな
わち、51は火花放電を用いた高周波のパルス幅より広
く高電圧の1パルスを発生するパルス発生装置、52は
パルス発生装置51の出力パルスが直流電源1に入力さ
れるのを防止する高圧阻止用ダイオードであり、複数個
が直列に接続されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この高圧阻止
用ダイオードには、負荷電流が流れるため、大容量とな
り、高価でしかも損失が大きく、アーク電源装置が大き
くなるなどの問題がある。また、アーク電源装置が交流
機器の場合には、高圧阻止用のダイオードを接続できな
い問題もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のアーク電源装置は、ギャップを有する負荷
に直流又は交流と高電圧パルスとを重畳して起動するア
ーク電源装置において、上記高電圧パルスを発生する高
電圧パルス発生装置と、B−H特性が角形特性を有し、
上記高電圧パルスを入力とし、上記負荷に上記高電圧パ
ルスを出力する高周波トランスとを設けられている。
【0007】上記高電圧パルス発生装置が、当初直流電
源から上記高周波トランスの1次巻線を介して充電され
るコンデンサと、上記コンデンサの充電電荷をトランス
の1次巻線を介して放電させるスイッチング素子とによ
り構成されている。
【0008】
【作用】ギャップを有する負荷に直流又は交流と、高電
圧パルス発生装置により発生され、B−H特性が角形特
性を有する高周波トランスを介して出力された高電圧パ
ルスとが重畳されて、負荷が起動する。
【0009】また、アーク電源装置では、高電圧パルス
発生装置のコンデンサが高周波トランスの1次巻線を介
して充電され、スイッチング素子をオンさせることによ
り、充電されたコンデンサの電荷が高周波トランスの1
次巻線を介して放電する。このとき、高周波トランスの
B−H特性が角形特性のため、1次巻線に流れる放電電
流が2次巻線に高電圧パルスとして出力される。2次巻
線に出力された高電圧パルスが負荷に印加して負荷のギ
ャップが破壊して起動される。
【0010】
【実施例】本発明によるアーク電源装置の1実施例を図
1に示す。図3と同一符号のものは同一機能のものを示
す。10は高電圧パルス発生装置、11は閉ループの磁
路を有する高周波トランスであり、負荷電流が流れたと
き、立ち上がり時に飽和する特性を有しており、1次巻
線11bは高電圧パルス発生装置に接続され、2次巻線
11aは溶接負荷5と直列に接続されている。なお、1
7は開閉器である。
【0011】高電圧パルス発生装置10は、交流電源を
入力し、昇圧する補助トランス12と、交流入力を整流
する整流器13、限流抵抗14、高周波トランス11の
1次巻線11bに接続されたコンデンサ15、高周波ト
ランス11の1次巻線11bとコンデンサ15との直列
回路と並列に接続されたサイリスタ21と22との直列
回路、フリーホイリングダイオード23と24との直列
回路、分圧抵抗25と26との直列回路、サイリスタ2
1を保護する保護用素子27及びゲート抵抗28,29
とにより構成されている。
【0012】今、アーク電源装置を起動する場合に、ま
ず直流電源装置1を動作させ、ワーク3と電極4間に電
圧を印加する。このとき、ワーク3と電極4間にはギャ
ップがあるため、電流は流れない。そして、高電圧パル
ス発生装置10に交流を入力すると、交流入力は補助ト
ランス12により昇圧され、整流器13により整流され
る。整流された直流により抵抗14を介してコンデンサ
15に充電電流iが流れ、コンデンサは図示の極性に充
電される。
【0013】そして、サイリスタ21と22にゲート信
号を入力すると、コンデンサ15の充電電荷は保護用素
子27を介してサイリスタ21がオンし、サイリスタ2
1、サイリスタ22、高周波トランス11の1次巻線1
1bを介して放出する。高周波トランス11は図2
(a)に示すように電流立ち上がり時ただちに飽和する
角形特性を有しており、図2(c)に示すように2次巻
線11aに高電圧で、かつパルス幅のやや広いパルスA
が発生する。このパルスがコンデンサ2を介してワーク
3、電極4に印加し、電極4とワーク3との間にアーク
が発生し、アーク電源装置は起動される。
【0014】また、上記コンデンサ15の充電した電荷
は、高周波トランス11及び配線インダクタンスにより
コンデンサ15を図1の極性と逆極性に充電する。逆極
性に充電されたコンデンサ15の電荷は高周波トランス
11、フリーホイリングダイオード24,23を介して
放電し、サイリスタ22,21はオフする。このとき、
コンデンサ15の放電により高周波トランス11の2次
巻線11aに誘起する電圧は、負荷5に流れた電流によ
る損失及びサイリスタ21,22の損失等により、図2
(c)に示すように低くなり、以下のサイクルで急激に
低下して0となる。
【0015】例えば、補助トランス12の1次電圧10
0V、2次電圧575V、整流器13の出力電圧800
V、コンデンサ15の容量が1.1μF、高周波トラン
ス11にフェライトSB7C(商品名)を使用し、1次
巻線11bの巻線に対する2次巻線11aの巻線の比を
1:55としたとき、2次巻線11aに発生した第1の
パルスAのパルス幅は1.2μsec、パルス電圧eは
35kVであった。このパルスAによって電極4とワー
ク3との間にアークが発生し、アーク電源装置は起動し
た。
【0016】また、整流器13の出力電圧を600Vに
なるように調整し、コンデンサ15の静電容量1.1μ
F、高周波トランス11にフェライトSB7C(商品
名)を使用し、1次巻線11bの巻線に対する2次巻線
11aの巻線の比を1:15としたとき、2次巻線11
bに発生した第1のパルスAのパルス幅は0.5μs、
パルス電圧eは8kVAであった。このパルスAによっ
て電圧4とワーク3との間にアークが発生し、アーク電
源装置は起動した。
【0017】上記実施例では、直流のTIGアーク溶接
器について説明したが、電極とワーク又は電極と電極間
にギャップを有する負荷のプラズマアーク溶接機・切断
機、キセノンアーク放電灯やメタルハライドランプ等の
アーク放電灯にも用いることができる。また、直流のア
ーク電源装置の他、直流電源をインバータを用いて50
〜200Hzの低周波交流を得る交流のアーク電源装置
にも適用することができる。
【0018】
【発明の効果】この発明によると、高周波トランスのB
−H特性が角形特性のために、1次巻線に流れた電流が
2次巻線に従来のパルス幅の広い高電圧パルスが発生
し、負荷にこのパルスを印加して負荷を確実に起動させ
ることができる。また、従来の火花ギャップを用いてい
ないので、連続した高電圧パルスが発生することがな
く、他の機器のノイズ障害となることもない。また、従
来の高圧阻止用ダイオードを設ける必要もなく、安価な
起動装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアーク電源装置の一実施例のブロック
接続図である。
【図2】(a)〜(c)は図1の特性図である。
【図3】従来のアーク電源装置のブロック接続図であ
る。
【図4】従来のアーク電源装置のブロック接続図であ
る。
【符号の説明】
1 直流電源装置 2 コンデンサ 3 ワーク 4 電極(トーチ) 5 負荷 10 高電圧パルス発生装置 11 高周波トランス 11a 2次巻線 11b 1次巻線 15 コンデンサ 21,22 サイリスタ 23,24 フリーホイリングダイオード
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年6月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】「図面の簡単な説明」
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のアーク電源装置の一実施例のブロック
接続図である。
【図2】図1の特性図である。
【図3】従来のアーク電源装置のブロック接続図であ
る。
【図4】従来のアーク電源装置のブロック接続図であ
る。
【符号の説明】 1 直流電源装置 2 コンデンサ 3 ワーク 4 電極(トーチ) 5 負荷 10 高電圧パルス発生装置 11 高周波トランス 11a 2次卷線 11b 1次卷線 15 コンデンサ 21,22 サイリスタ 23,24 フリーホイリングダイオード
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】「図2」
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木下 敦史 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内 (72)発明者 橋本 隆志 大阪府大阪市東淀川区淡路2丁目14番3号 株式会社三社電機製作所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ギャップを有する負荷に直流又は交流と
    高電圧パルスとを重畳して起動するアーク電源装置にお
    いて、上記高電圧パルスを発生する高電圧パルス発生装
    置と、B−H特性が角形特性を有し、上記高電圧パルス
    を入力とし、上記負荷に上記高電圧パルスを出力する高
    周波トランスとを設けたことを特徴とするアーク電源装
    置。
  2. 【請求項2】 上記高電圧パルス発生装置が、当初直流
    電源から上記高周波トランスの1次巻線を介して充電さ
    れるコンデンサと、上記コンデンサの充電電荷をトラン
    スの1次巻線を介して放電させるスイッチング素子とに
    より構成されている請求項1記載のアーク電源装置。
JP7070495A 1995-03-03 1995-03-03 アーク電源装置 Pending JPH08243742A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7070495A JPH08243742A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 アーク電源装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7070495A JPH08243742A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 アーク電源装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08243742A true JPH08243742A (ja) 1996-09-24

Family

ID=13439259

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7070495A Pending JPH08243742A (ja) 1995-03-03 1995-03-03 アーク電源装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH08243742A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1158003A (ja) * 1997-08-07 1999-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 溶接装置
JP2010245183A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Daihen Corp カップリングコイル、および、これを備えたアーク溶接機
CN106513934A (zh) * 2016-12-29 2017-03-22 浙江联洋机电科技有限公司 一种高频高压引弧电路

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH1158003A (ja) * 1997-08-07 1999-03-02 Matsushita Electric Ind Co Ltd 溶接装置
JP2010245183A (ja) * 2009-04-02 2010-10-28 Daihen Corp カップリングコイル、および、これを備えたアーク溶接機
CN106513934A (zh) * 2016-12-29 2017-03-22 浙江联洋机电科技有限公司 一种高频高压引弧电路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4225769A (en) Plasma torch starting circuit
JP2597951B2 (ja) 高周波電源
US4107579A (en) Starting and operating ballast for high pressure sodium lamp
JP4084159B2 (ja) タービンエンジン点火システムのための鉄共振変圧器を備えた励起回路
JPH0766862B2 (ja) メタルハライドランプ用安定器回路
JPS5946710B2 (ja) 点弧パルスによる溶接電弧の安定化及び点弧装置
KR200212643Y1 (ko) 전자 램프 동작용 회로 장치
EP0922375B1 (en) Universal high intensity discharge (hid) electronic starter
JP2749746B2 (ja) 内燃機関点火装置
JPH08243742A (ja) アーク電源装置
US5652480A (en) Electronic ballast incorporating a clocked switching controller
JPH0580311B2 (ja)
JPH0312452Y2 (ja)
JPH0344872B2 (ja)
JPH01315996A (ja) 放電灯点灯装置
JPS6217159Y2 (ja)
RU2065344C1 (ru) Способ возбуждения сварочной дуги переменного тока и устройство для его осуществления
JP3261849B2 (ja) 放電ランプ点灯装置
JP2690509B2 (ja) アーク溶接装置
JP3305352B2 (ja) 放電灯点灯装置
JP3999323B2 (ja) ア−ク加工装置
JP3463965B2 (ja) プラズマアーク加工装置
JPS63286275A (ja) 交流ア−ク溶接機用電源装置
JP3607326B2 (ja) アーク加工装置
JP3696923B2 (ja) アーク加工装置