JPH08243552A - 浄水装置 - Google Patents

浄水装置

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JPH08243552A
JPH08243552A JP7044325A JP4432595A JPH08243552A JP H08243552 A JPH08243552 A JP H08243552A JP 7044325 A JP7044325 A JP 7044325A JP 4432595 A JP4432595 A JP 4432595A JP H08243552 A JPH08243552 A JP H08243552A
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JP
Japan
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water
tank
filter cartridge
filter
irradiation
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JP7044325A
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English (en)
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Kraus Zukor
クラウス ツコル
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Abeko Kunsutoshiyutofutekuniku Gereetebau & Co KG GmbH
Aveco Kunstofftech & Co GmbH
AWECO Kunststofftechnik Geraetebau GmbH and Co KG
Original Assignee
Abeko Kunsutoshiyutofutekuniku Gereetebau & Co KG GmbH
Aveco Kunstofftech & Co GmbH
AWECO Kunststofftechnik Geraetebau GmbH and Co KG
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 家庭用の飲用水浄化のための小型の浄水装置
を提供する。 【構成】 水タンク1に収容された水2は、ポンプ5に
よりフィルタカートリッジ8に送られる。フィルタカー
トリッジ8には、有機不純物及び無機不純物を除去する
ための濾材9が充填されている。水は水タンク1へ還流
し、還流分配器12を介して混ざらないように水タンク
1内に注がれる。水タンク1内に設けられたUVランプ
13により水2は殺菌され無菌保存される。原水の水質
と処理された水の水質に関するデータが入力装置を介し
て電子制御装置へ送られ、ポンプ5の運転が制御され
る。UVランプ13の老化はUVセンサ15により検出
され、電子制御装置により照射時間が長くされ、それに
より、耐用期間が長くなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はイオン交換と表面吸着と
UV照射とによる分散式飲用水浄化のための浄水装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】例えば飲用水の軟水化又は脱炭酸塩化と
いったイオン交換による飲用水浄化のための原理工程、
硝酸塩選択交換樹脂による硝酸イオンの除去又は活性炭
又は分子ふるいによる有機不純物の吸着はよく知られ
て、多くの工程及び装置に使用されている。家庭の飲用
水浄化のための工程で作動する装置を様々な会社が提供
している。例えば水軟化のためのBRITA社の水ろ過
タンク(以下卓上装置と称す)又は硝酸塩除去のための
給水管に直接接続できるBIOLIT社の水ろ過システ
ム(以下コック式装置と称す)がある。
【0003】これらの装置の実質構成部はイオン交換体
と活性炭とを充たしたフィルタカートリッジである。フ
ィルタカートリッジは極く限られた容積しかなく従って
通常交換又は再生されなければならない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし公知の工程及び
装置には多くの原理的な短所がある。公知の装置の場合
一方で飲用水に菌が繁殖する危険性があり、他方で使用
中のフィルタ装置の劣化度のチェックが完全には解決さ
れていない。更にこれらの装置の場合、工程の操作が簡
単なので収納されたろ材の理論的に可能なフィルタ容積
が完全に利用されない。また浄化された水の水質が装置
内に収納されたろ材の動作時間に伴い非常に大きく変化
する。更に卓上装置は未処理水用と処理済水用とに分か
れたタンクを要する。
【0005】本発明の目的は、上記短所を克服するため
の小型の浄水装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及び作用】この目的を達成
するため、本発明は、閉回路を成す管路システムを備
え、該管路システム内にタンク、ポンプ、UV照射リア
クトル、及びフィルタカートリッジが直列に設けられ、
水の様々な特性データ及び含有物を自動的に検出するた
めのセンサと、制御装置とを有し、該制御装置が、検出
された特性データに従って、水の循環並びにUV照射に
関する様式、継続時間、及び強度を制御することによっ
て、所望の水質を生じさせ且つ保つ浄水装置を提供す
る。
【0007】フィルタカートリッジは、高速交換可能な
硝酸塩選択交換樹脂と低速交換可能な脱炭酸塩樹脂とか
ら成る混合物で充たされていることが好ましい。さら
に、フィルタカートリッジは少なくとも二室よりなり、
該二室が異なるろ材で充たされ、別々の室の管路結合が
弁の開閉で調節できることが好ましい。
【0008】装置に合ったフィルタカートリッジを識別
するために、フィルタカートリッジには、読み取り可能
なマーキングが付されている。また、物理化学センサが
フィルタカートリッジの前後に設けられ、検出した測定
値を用いてフィルタカートリッジの劣化度が算出され、
制御時の作用量として利用され且つ表示される。
【0009】タンクは、交換可能であり、該タンク上部
に開口を且つ下部に管路接続コネクタを備え、タンクを
装置へ収納すると該管路接続コネクタが接続し、タンク
を取り出すと外れるようになされている。浄水装置内の
タンクの開口の上方にはタンク内へ照射するUVランプ
が設けられている。
【0010】さらに、浄水装置には、UV貫流リアクト
ルが設けられ、該UV貫流リアクトルは洗浄体を備え、
該洗浄体は、水流で動かされる。水の菌の再繁殖を避け
るために、好ましくは、一定停止時間後にポンプ及びU
V照射リアクトルが活動される。
【0011】飲用水を殺菌し、菌の再繁殖を避けるため
に、本発明の浄水装置では、公知且つ定評のある飲用水
のUV照射が用いられる。本発明では一つのUVランプ
だけで多回数、UV照射することにより原水がフィルタ
カートリッジに入る前に殺菌されるので、フィルタカー
トリッジにおける菌の繁殖が広範囲に回避できる。水中
で非常に菌の数が多い場合、殺菌されなかったものは、
フィルタカートリッジに到達し且つ通過する時に、タン
ク内の第二照射又は浄水装置の水取り出し位置の前の第
二照射リアクトルで殺菌される。更なる殺菌は、浄水装
置内部に水を多くの回数、循環することによって、達成
される。十分に殺菌するために必要なUV貫流率がUV
センサを介して測定され且つUVランプの老化現象が、
延びた照射時間又はより低速の水の貫流速度で広範囲に
補償され、それによりUVランプの耐用期間は著しく長
くなる。需要に見合ったUVランプの非連続動作方式が
同じくUVランプの耐用寿命を高め且つ極く一般的な連
続動作方式の場合エネルギー消費はより少なくなる。セ
ンサ及びマイクロコントローラによる浄水の監視、制御
及び操作において、浄水に必要なろ材を適切に同時に使
用することによって、処理された水の優れた且つ著しく
一様な水質が確保される。
【0012】更に水の特殊な循環誘導で構造の容積が減
少され、特に比較的少量のろ材でも比較的大きな水量の
短時間による準備が可能である。更に本発明による実施
例では、原水水質とその変化を考慮し且つ精製水の水質
を決定的に左右することが可能である。
【0013】例えば脱炭酸塩フィルタのフィルタ容積
(比較可能な関係は他の種類のイオン交換体、活性炭又
は分子ふるいにも該当する)且つそれで処理された水の
水質は、水の貫流速度(時間単位毎のベッド容積、即
ち、ベッド負荷)及び水の化学成分、特に水の炭酸塩硬
度に依存することが知られている。フィルタを通る水の
貫流が高速であるほど、浄化された水の水質は劣る。更
にフィルタを通り除去されるべき物質の所謂「ブレーク
スルーカーブ」が高速の貫流速度ではより早期に生じ
る。これは、フィルタの負荷が増すにつれ、浄化するべ
き水の水質が目標基準に一致しなくなり、フィルタを交
換せざるをえなくなるまで、益々顕著に表れる。この場
合、樹脂の総合フィルタ容積は不適切にしか利用されな
い。水の貫流が低速の場合、フィルタカートリッジの所
謂「ブレークスルーカーブ」が急傾斜になるが、これは
フィルタ容積が適切に利用されていることを意味する。
同じ効果は水から除去するべき物質の濃度が異なる場合
でも同様に現れる。より高濃度の場合には、低濃度の場
合よりも低速の水流速度が設定されなければならない。
フィルタ容積を適切に利用するために、フィルタのベッ
ド負荷をなるべく少なく保つことは、非常に大量のろ材
を使用すること及び/又は非常に低速の水流にすること
で達成できる。実質的には両方とも、特に上述したコッ
ク式装置又は卓上装置に使用した場合には限界にぶつか
る。フィルタカートリッジのサイズは、例えば装置内で
使用可能な場所によって制限される。非常に大量のろ材
が使用可能な場合には、フィルタカートリッジの耐用寿
命が長いため、カートリッジに菌が繁殖する危険性が高
くなる。更に、非常に大きなカートリッジで水流が低速
である場合、カートリッジ内の流れを一定に維持できな
いという問題がある。一方、浄化される水は、大きなフ
ィルタカートリッジで、あまり時間をかけずに準備する
ことができる。
【0014】公知のフィルタシステムは、操作におい
て、これらの要因を全く又はあまり考慮しないので、水
質が劣り、ろ材の容積は不適切に利用され、長い浄水時
間を要し、且つ菌の繁殖の危険性がある。工学的に重要
な工程パラメータによる操作及び制御が行われない。更
に、動作時間中のフィルタ特性における変化が考慮され
ない。また、浄化するべき水の水質の変化が同じく検出
されない。例えば脱炭酸塩フィルタであれば調節可能性
であるが、健康上の理由から、水からカルシウムイオン
及びマグネシウムイオンをほぼ完全に除去することは通
常望ましくない。しかしながら、これは特に、水硬度の
全て又はその大部分が炭酸塩からなる場合に起こりう
る。
【0015】本発明による浄水装置の操作及び制御に
は、処理するべき水の水質、収納されたフィルタカート
リッジの種類並びに劣化度、及び所望の精製水質が考慮
される。同時に、UV照射によって効果的に殺菌され且
つ精製水における菌の再繁殖が避けられる。必要に応じ
制御及び操作に必要なパラメータは、ユーザーによって
入力され又はセンサによって測定される。次のパラメー
タはこの関係で特に重要である:原水の化学組成、特に
炭酸塩硬度、総合硬度、硝酸塩含量、硫酸塩含量、塩素
含量、導電性並びにpH値、循環速度のような物理量、
フィルタカートリッジを収納してからの水量、収納した
フィルタカートリッジの種類とサイズ、前回水を取り出
してからのフィルタカートリッジの動作時間又はタンク
内の水レベル。一以上の前記パラメータが、本発明の浄
水装置を操作及び制御する時に考慮される。本発明によ
る浄水装置では、例えば水の貫流速度は、除去するべき
物質の濃度の増加に伴い減少し、また浄水を左右する妨
害イオンの濃度の増加に伴い減少し(例えば硝酸塩選択
樹脂で硝酸イオンの除去時の硫酸塩含量;通常の硝酸塩
選択樹脂の容積は水の硫酸塩含量の増加に伴い減少す
る)且つフィルタカートリッジの負荷度の増加に伴い減
少される。場合により、浄化するべき水は何回も連続し
てフィルタカートリッジ内で処理できる。浄化された水
が余り長くタンク内にあるか又はフィルタカートリッジ
が十分洗浄されないと、不利な状況下で菌の繁殖するこ
とがありうる。このような状況は自動的に、時間を決め
て水を循環させることUV照射とで避けることができ
る。
【0016】部分的にのみろ過された水の混合によっ
て、本発明では更に浄化された水の決定可能な残留硬度
が維持できる。図2に示されているように、複数の異な
るフィルタ段階より成るフィルタカートリッジを収納す
ることによって水を混合することができ、カートリッジ
による浄水方式は自動的に又は手動で選択することがで
きる。さらに、残留硬度を維持するために本発明におい
て、浄水時の様々な速度での様々な化学反応のデータが
利用される。脱炭酸塩のために、イオン交換体は、硝酸
塩選択イオン交換体又は活性炭における化学反応よりも
通常低速で、化学反応する。浄水のベッド負荷を正確に
選択することによって、前記三材料を充たしたフィルタ
カートリッジ内で水の貫流後に一定の残留硬度が維持で
き、その間に望ましくない他の水中含有成分が除去され
る。即ち、残留硬度を一定にするためのベッド負荷の最
適な値はイオン交換体の劣化に伴い低下するので、浄水
装置を操作又は制御することが重要である。
【0017】上述したように、浄水装置を操作及び制御
することによって、水は優れた且つ広範囲に一定の水質
に浄化され、カートリッジのフィルタ容積は適切に利用
される。それに必要な例えばプログラム可能なマイクロ
コンピュータを使用するような技術は公知なので、ここ
で更に説明する必要はない。
【0018】更に需要に見合った様々なサイズのフィル
タカートリッジが使用でき且つフィルタ容積が、特に小
型カートリッジの場合でも最適に使用できるという効果
がある。更に浄化するべき水のタンクが浄化された水の
タンクと同一でよく、実施例で説明したように水を循環
することにより、装置の小型化が達成できる。浄化され
た水はこの場合、更に浄化するべき水がなるべく混合し
ないで重なるように、タンク内へ還流される。緩衝在庫
としてのタンクを使用することによって、大量の水を長
く保つことができ、一方で、本来の浄水時間が工程工学
的に有利に選択できる。この場合、浄水時間はユーザー
にとって比較的好ましい範囲内にある。
【0019】
【実施例】図1に示されているように、浄化するべき水
2が充たされているタンク1が浄水装置内に取り外し可
能に装着されている。逆止め弁3によって、水がタンク
を充たしてあふれ出たり、水が装置から流出ですること
が阻止されている。タンク1を乗せると逆止め弁3が開
かれる。圧力センサ4はタンク内の水の圧力で充填状態
又は浄化するべき水量を測定する。充填状態はレベルセ
ンサ16によっても測定できる。このためのセンサとし
て、例えば超音波距離計が周知である。浄水はスタート
キーを手で押すことによって、図示しない操作制御電子
装置を通じて開始される。タンク1が交換されたことを
センサ17によって検知することによって、浄水を自動
的に開始してもよい。電子装置はそれによりUVランプ
13を活動させ、UVランプ13は照射でタンク内にあ
る水2を殺菌し、次にポンプ5によって水は、連続的又
は断続的に電気式水量計6、逆止め弁7及びフィルタカ
ートリッジ8から、逆止め弁11を介して還流分配器1
2まで送られる。還流分配器12は、タンク内へ還流す
る水がタンク内にある水となるべく混合しないで重なる
ように設計されている。逆止め弁7及び11は、フィル
タカートリッジ8の交換時にカートリッジ又は装置から
水があふれないように阻止する役割がある。逆止め弁7
及び11はフィルタカートリッジ8を取り付けることに
よって開通される。フィルタカートリッジ8は上部にコ
ネクタが設けられているボトル形に形成してもよい。こ
の場合カートリッジの第二コネクタは、その内部又は外
部に設けられ、水は上方に導かれるので、止め弁が無く
てもフィルター交換時に水がカートリッジからあふれだ
すことがない。フィルタカートリッジ8は本来、浄水ろ
材9で充たされている少なくとも一つの室を備える。こ
の場合浄水のために用途に応じ様々な公知のろ材が使用
される。水の脱炭酸塩に例えば水素系の弱酸性陽イオン
交換体が、硝酸塩除去に硝酸塩選択陰イオン交換体が、
重金属の除去に選択陽イオン交換体が、有機不純物、に
おい並びに味覚の物質、塩素及び塩素処理された炭化水
素を除去するために活性炭又は銀処理した活性炭が使用
される。これは同時に微生物の繁殖を抑える。更にフィ
ルタカートリッジは粒子又は微生物の除去のために細か
いメッシュのフィルタを備える。浄化するべき水の多様
性及びユーザーサイドから要求される水質を基に、浄水
装置に合った多様なフィルタカートリッジが製造される
好都合である。浄水装置を最適に制御するためには、制
御電子装置に、例えば充填物の種類と量、フィルタ室の
数又はフィルタ容積のような、収納されたフィルタカー
トリッジのデータが入力されていなければならない。こ
れは、ユーザーの手動入力、実施例における例えばバー
コードのような機械読み取り可能なマーキング10、又
はフィルタカートリッジの機構的形成によって行われ
る。細分化したフィルタデータは実用的に予め制御電子
装置内に記憶させておけるので、カートリッジ上のコー
ド化又は手動入力が著しく簡単になる(例えばコード番
号だけ入力すればよい)。
【0020】原水の水質及び処理された水の所望の水質
に関する操作及び制御に必要なデータは、ユーザーが、
例えばキーボードのような入力装置によって、実施例の
電子装置へ入力する。これらのデータ及びフィルタカー
トリッジを既に貫流した水量によって、ポンプ5の制御
による連続又は非連続の最適供給速度及び供給量が選択
される。非連続供給は送りポンプのエネルギー消費を低
くし且つ連続したポンプ制御を必要としない。供給デー
タ量は水量計6で測定でき、又は精度の要求度が少なけ
れば循環ポンプの動作データからでも(例えば吸い込み
容積、回転速度、動作時間)算出できる。フィルタが劣
化すると、装置のスイッチが切れるが、まもなくフィル
タ交換が必要であることを示す表示により、このことを
ユーザーは予め知ることができる。
【0021】浄化された水はタンク1内で殺菌され且つ
無菌保存される。このためにリフレクタケース14内に
あるUVランプ13からUV光が水に照射される。リフ
レクタケース14は少なくとも内部が高UV反射率の材
料、主にアルミニウムでできている。水の照射は連続し
て行える。殺菌された後、タンク内に蓄えられた水は、
菌が再び繁殖しないように、数時間の間隔で数秒間照射
すれば、通常十分である。ランプの消耗はUVセンサ1
5によって確認できるので、電子装置により照射時間は
長くでき、ランプの耐用期間が著しく長くなる。UVラ
ンプの故障はユーザーに知らされうる。安全のために、
装置からタンクを取り出すと、センサ17を介してUV
ランプが切れるようになっている。
【0022】図2には本発明の第二実施例が示されてい
る。図1に示されている実施例との本質的な相異は、物
理化学的水パラメータが自動的に検出及び制御できるこ
と、水を水道接続口又はタンクから装置に送ることがで
きること、浄化された水を装置からコックを介して非連
続量でも取り出せること、また、例えば残留硬度維持の
ような付加価値のある浄水を行うために多室フィルタカ
ートリッジが使用可能であることにある。
【0023】浄化するべき水2は取り外し可能なタンク
1から逆止め弁3を介してポンプ5で送られる。逆止め
弁17´は後続部品からタンク内への水の逆流を阻止す
る。水は水道管接続口から弁26又は制御弁27を介し
て装置に送ることが可能である。この場合圧力センサ4
によって、制御電子装置に不当な高水圧が知らされ、弁
27が調節される。タンク1又は別のタンクから水が供
給される場合、圧力センサ4が水圧で充填状態を決定で
きる。レベルセンサ16は、水道コック又はタンクから
浄水装置へ水が供給される時に、タンクのあふれを阻止
する。浄化するべき水は殺菌のためにUV貫流照射リア
クトル28を貫流する。貫流照射リアクトル28はUV
透過管、特に石英ガラスより成り且つタンクのリフレク
タケース14に更に設けられている貫流照射リアクトル
22と共存している。水は水量計6を貫流し且つ更に第
一センサブロック18を貫流する。センサブロック18
内には、例えば炭酸塩硬度、総合硬度、硝酸塩含量、硫
酸塩含量、塩素含量、導電性、pH値のためのセンサ、
即ち、ここで関係する物理化学的水パラメータを検出す
るセンサが設けられている。
【0024】水は更に分流弁19を介して逆止め弁7及
び8´を通り、二室からなるフィルタカートリッジ8を
通り且つ更に逆止め弁11を介してセンサブロック21
へ送られる。フィルタカートリッジ8の室9´及び20
は管39によって連通し、別々のろ材で充たされてい
る。フィルタカートリッジを通る水流の分配は自動又は
手動で調節可能な分流弁19によって行われる。センサ
ブロック21内には同じく物理化学的水パラメータを決
定するためのセンサが設けられている。第二センサシス
テムを使用することによって正確に差を測定することが
でき最適な制御が可能である。原水水質の変質も自動的
に検出される。センサブロック18及び21は場合によ
りフィルタカートリッジ8の構成部品であってもよい。
この解決は、センサが短い耐用寿命しかない場合に特に
効果的である。これは例えば現在使用可能なカルシウム
センサの場合に該当する。水はセンサブロック21から
リフレクタケース14内にある第二UV照射リアクトル
22を貫流し且つそこでUVランプ13に再度照射され
る。リアクトル22後方のUVセンサ15はUV照射強
度を測定することによって、UVランプの老化現象又は
UV照射リアクトル22内の沈着を検知できる。UV透
過可能な防護ガラス25は照射室部品の不純物付着、損
傷又は接触を防止する。殺菌後に水は切換弁23を介し
て図1のように還流分配器12を介してタンク内へ還流
される。水は切換弁23を介してコック24に送られ、
そこで直接取り出すこともできる。コック操作が自動的
に浄水装置を活動させる。電子装置の適切なキーを操作
することによって、所定の水量を取り出すことも可能で
ある。更にタンク1への水の補充は水コネクタ29を介
して可能である。この場合水は照射リアクトル22内で
殺菌される。
【0025】図3には本発明の第三実施例が示されてい
る。図1及び2の実施例とは異なり、殺菌はタンク内で
行われず、別のUV殺菌室が設けられている。水の菌が
少ない場合、水の交換間隔が短い場合、またフィルタカ
ートリッジとによる浄水の場合には、以下に記載の実施
例で通常十分である。
【0026】取り外し可能なタンク1からの水2は、逆
止め弁3及び圧力センサ4を介してポンプ5から第一貫
流照射リアクトル28を通り、水量計6及びフィルタカ
ートリッジ8を介して第二貫流照射リアクトル22を通
り、逆止め弁32及びディフューザー付き上昇管30を
介してタンク1へポンプ5で還流される。このタンクは
蓋31で汚染から防護されている。カートリッジ8は、
その識別のために機械読み取り可能なマーキング10が
付されている。ポンプ送り中に水はUVランプ13の照
射で殺菌される。UVランプ13及び二つの貫流照射リ
アクトル22、28はリフレクタケース14内に設けら
れている。貫流照射リアクトルの後方に各々設けられて
いるUVセンサ15及び34によって、UVランプの老
化又は貫流照射リアクトルの汚染が測定できる。貫流照
射リアクトル内に設けられている、例えばUV透過可能
なガラス玉より成る洗浄体33が時々、水流で巻き上が
ることによって、管の沈着物を自動的に除去できる。そ
のためにUV照射室は機能的に垂直に設けられている。
更に巻き上がった洗浄体は照射リアクトル内で渦巻き流
を形成することによって、層流誘導の場合よりも均等な
水の照射を実現する。さらに、流入及び流出区間35、
36、37、38が形成されることによって層流が回避
される。この場合、水流を螺旋形又は渦巻形に形成する
ことが優先される。同様の効果は貫流照射リアクトル内
に構造を作り付けることによっても達成できる。
【0027】
【発明の効果】本発明の浄水装置によれば、イオン交換
技術、表面吸着技術を利用したフィルタカートリッジに
より、飲用水に望ましくない成分、例えば健康に有害な
有機物及び無機物が有効に除去できる。また、ユーザに
より入力され、あるいはセンサにより検出された水の物
理化学パラメータと工程制御の際の様々な動作状態を考
慮することにより、フィルタの劣化がチェックされ且つ
動作時間に伴う浄化された水の水質変化が避けられる。
UV殺菌装置の効果的な形成と、循環する流れによる多
数回のUV照射とにより、水の菌の繁殖が避けられる。
タンクは処理するべき水も処理された水も収納できるの
で、浄水装置の所要空間を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第一実施例の構造を示す概略図で
ある。
【図2】本発明の第二実施例の構造を示す概略図であ
る。
【図3】本発明の第三実施例の構造を示す概略図であ
る。
【符号の説明】
1 タンク 2 水 3 逆止め弁 4 圧力センサ 5 ポンプ 6 水量計 7 逆止め弁 8 フィルタカートリッジ 8´逆止め弁 9 ろ材 9´室 10 マーキング 11 逆止め弁 12 還流分配器 13 UVランプ 14 リフレクタケース 15 UVセンサ 16 レベルセンサ 17 センサ 17´逆止め弁 18 センサブロック 19 分流弁 20 室 21 センサブロック 22 UV照射リアクトル 23 切換弁 24 コック 25 UV透過可能な防護ガラス 26 弁 27 制御弁 28 UV照射リアクトル 29 水コネクタ 30 上昇管 31 蓋 32 逆止め弁 33 洗浄体 34 UVセンサ 35〜38 流入及び流出区間 39 管
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 9/00 504 C02F 9/00 504C

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閉回路を成す管路システムを備え、該管
    路システム内にタンク、ポンプ、UV照射リアクトル、
    及びフィルタカートリッジが直列に設けられ、水の様々
    な特性データ及び含有物を自動的に検出するためのセン
    サと、制御装置とを有し、該制御装置が、検出された特
    性データに従って、水の循環並びにUV照射に関する様
    式、継続時間、及び強度を制御することによって、所望
    の水質を生じさせ且つ保つ浄水装置。
  2. 【請求項2】 フィルタカートリッジが高速交換可能な
    硝酸塩選択交換樹脂と低速交換可能な脱炭酸塩樹脂とか
    ら成る混合物で充たされていることを特徴とする請求項
    1記載の浄水装置。
  3. 【請求項3】 フィルタカートリッジが少なくとも二室
    より成り、該二室が異なるろ材で充たされ、別々の室の
    管路結合が弁の開閉で調節できることを特徴とする請求
    項1記載の浄水装置。
  4. 【請求項4】 装置に合ったフィルタカートリッジを識
    別するために該フィルタカートリッジに読み取り可能な
    マーキングが付されていることを特徴とする請求項1記
    載の浄水装置。
  5. 【請求項5】 物理化学センサがフィルタカートリッジ
    の前後に設けられ、検出した測定値を用いてフィルタカ
    ートリッジの劣化度が算出され、制御時の作用量として
    利用され且つ表示されることを特徴とする請求項1記載
    の浄水装置。
  6. 【請求項6】 タンクは交換可能であり、該タンク上部
    に開口を且つ下部に管路接続コネクタを備え、タンクを
    装置へ収納すると該管路接続コネクタが接続し、タンク
    を取り出すと外れることを特徴とする請求項1記載の浄
    水装置。
  7. 【請求項7】 装置内のタンクの開口の上方にタンク内
    へ照射するUVランプが設けられていることを特徴とす
    る請求項6記載の浄水装置。
  8. 【請求項8】 UV貫流リアクトルが設けられ、該UV
    貫流リアクトルが洗浄体を備え、該洗浄体が水流で動か
    されることを特徴とする請求項1記載の浄水装置。
  9. 【請求項9】 水の菌の再繁殖を避けるために一定停止
    時間後にポンプ及びUV照射リアクトルが活動されるこ
    とを特徴とする請求項1記載の浄水装置。
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