JPH08243372A - 磁気回転伝達装置 - Google Patents

磁気回転伝達装置

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JPH08243372A
JPH08243372A JP4736995A JP4736995A JPH08243372A JP H08243372 A JPH08243372 A JP H08243372A JP 4736995 A JP4736995 A JP 4736995A JP 4736995 A JP4736995 A JP 4736995A JP H08243372 A JPH08243372 A JP H08243372A
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Shinichi Akiyama
慎一 秋山
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  • Mixers With Rotating Receptacles And Mixers With Vibration Mechanisms (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 曲った磁力線を作るとともに、反発力も加味
することによって、スラスト荷重を大きくすることな
く、回転トルクを増大させ、また脱離することなく正逆
回転の切換えを瞬時に可能にする。 【構成】 表裏に一対の磁極面を有する面状の両面2極
型磁石11と、表裏に一対の磁極面を有する面状の両面
2極型磁石12とを備える。両面2極型磁石11の中央
延長線13上に、中央延長線13と磁極面が平行するよ
うに両面2極型磁石12を対向して設ける。中央延長線
13を軸にいずれか一方の磁石11または12を回転さ
せることにより、その回転をいずれか他方の磁石12ま
たは11に磁力で伝達させる。対向する異極面間に形成
される吸引力に寄与する磁力線は曲り、反発力に寄与す
る磁力線も回転伝達に関与する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁石の回転を対向磁石
に伝達する磁気回転伝達装置に係り、特に両方の磁石に
面状の両面2極型磁石を用いたものに関し、例えば薬品
等の撹拌、化学反応装置、高圧・真空反応装置、感光材
料撹拌装置、酸化防止撹拌装置、粉体撹拌装置、貴金属
研磨機、家庭用ミキサー、簡易洗濯機または磁気カップ
リング装置等に好適なものである。
【0002】
【従来の技術】従来、棒状の撹拌子と対向して配置した
U字型磁石を回転させ、両者の異極間の吸引作用のみで
棒状撹拌子を回転させるものとして、マグネチックスタ
ーラと呼ばれる磁気回転伝達装置が知られている。
【0003】その機構を図19により説明すると、液体
75を収容する容器74内に棒状の撹拌子72を配置
し、容器74外の底壁近傍にU字型磁石71を対向配置
し、駆動モータ73でU字型磁石71を回転させて撹拌
子72を回転させるものである。
【0004】また、磁気カップリングと呼ばれる磁気回
転伝達装置もあり、これにはラジアル型とアキシャル型
とがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマグネ
チックスターラは、図20に示すように、撹拌子72と
U字型磁石71との間に形成される直線状の磁力線77
に基づく吸引力でのみ撹拌子72が回転するものである
が、本来、直線状の吸引力で吸着した磁性体は吸着面に
平行の外力には弱いという磁石の性質がある。このた
め、伝達トルクが小さく、負荷が大きくなって位相がず
れると、磁力線の多くが切断して撹拌子72が容易に脱
離するという不具合がある。また、磁束の径が比較的小
さいことも切断しやすい原因となっている。
【0006】ところが、撹拌能力と撹拌効率の向上とい
う要請に応えるため、撹拌子および対向するU字型磁石
の各磁力を強化し、異極間相互の吸引力のみを増大し
て、撹拌子の回転能力を向上しようとしている。
【0007】しかし、このように単に異極間のみの吸引
力を増大しようとすると、次のような種々の問題が生じ
る。
【0008】(1)スラスト方向の負荷が増大する。
【0009】異極間の吸引力のみに依存しているため、
駆動モータのスラスト方向の負荷増大により回転トルク
の損失が生じたり、軸受の摩耗が生じたりする。また、
撹拌子の回転接触部の摩擦の増大により回転トルクの損
失が生じたり、撹拌子の回転接触部の摩耗が増大した
り、さらには撹拌子の回転接触部の摩擦音による騒音の
増大が生じたりする。特に、撹拌子の回転接触部が摩耗
すると、その摩耗粉が容器内の液体に混入するため、好
ましくない。
【0010】(2)磁力を強化しても、直線状の磁力線
の数が増えるだけなので、回転トルクが期待したほど大
きくならなず、エネルギー効率が悪い。
【0011】(3)撹拌子を急激に反転しようとすると
脱離が生じる。このため、正逆の反復回転をしようとす
るときは、撹拌子の回転を一旦停止させてスロースター
トする必要があり、作業性が極めて悪い。また、急激な
正逆反転ができなため、撹拌効率を高めることができな
い。
【0012】一方、上述した磁気カップリングにあって
は、ラジアル型はアキシャル型に比べてスラスト力がか
からないという利点があるものの、隔壁が複雑な形状と
なる欠点を有する。これに対してアキシャル型はラジア
ル型に比べて構造が簡単で、軸方向の長さを短くでき、
隔壁形状を単純化できるという利点を有するものの、軸
受部にスラスト力が働き、それが磁力に比例するという
欠点を有していた。
【0013】本発明の目的は、曲った磁力線を作ること
によって、上述した従来技術の欠点を解消して、簡単な
構造でありながら、回転トルクを増大させ、また脱離し
にくい正逆回転の切換えが可能な磁気回転伝達装置を提
供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】第1の発明の磁気回転伝
達装置は、表裏に一対の磁極面を有する面状の両面2極
型磁石を2個備え、上記一方の両面2極型磁石の中央延
長線上に、該中央延長線と磁極面が平行するように他方
の上記両面2極型磁石を対向して設け、上記中央延長線
を軸にいずれか一方の磁石を回転させることにより、そ
の回転をいずれか他方の磁石に磁力で伝達するようにし
たものである。
【0015】例えば、図1に示すように、略同一面に適
宜間隔を開けて一対の磁極面N、Sを有する面状の両面
2極型磁石11と、同じく両面に一対の磁極N、Sを有
する平板状の両面2極型磁石12とを対向配置させ、中
央延長線13を軸に面状の両面2極型磁石11を回転さ
せることにより、両面2極型磁石12を磁力で回転させ
るように構成される。
【0016】第2の発明は、第1の発明において、回転
効率を高めるために、回転が磁力で伝達される上記いず
れか他方の磁石が、転倒しない自立構造となっているも
のである。
【0017】第3の発明は、第2の発明において、上記
転倒しない自立構造となっている上記いずれか他方の磁
石に転倒防止用の部材を取り付けたものである。
【0018】例えば、図2に示すように、非磁性体14
を介して、略同一面に適宜間隔を開けて一対の磁極面
N、Sを有する面状の両面2極型磁石11と、両面に一
対の磁極N、Sを有する面状の両面2極型磁石12とを
対向配置させる。面状の両面2極型磁石11は、その中
央延長線13上に有する回転軸16に取り付け、駆動モ
ータ15によって回転させる。中央延長線13と磁極面
N、Sが平行するように起立させた両面2極型磁石12
の底部の四隅には、転倒防止用の部材17を水平方向に
突出させ、この転倒防止用部材17という自立手段によ
って回転自在に支持するように構成される。
【0019】第4の発明は、第1の発明において、回転
効率と回転用途の拡大を高めるために、回転を磁力で伝
達される上記いずれか他方の磁石が、軸受に支持された
回転軸に一体的に取り付けた他立構造となっているもの
である。
【0020】例えば、図3に示すように、非磁性体14
を介して、略同一面に適宜間隔を開けて一対の磁極面
N、Sを有する面状の両面2極型磁石11と、両面に一
対の磁極N、Sを有する面状の両面2極型磁石12とを
対向配置させる。面状の両面2極型磁石11には、その
中央延長線13上に有する回転軸16を取り付け、駆動
モータ15によって回転させる。中央延長線13と磁極
面N、Sが平行するように起立させた両面2極型磁石1
2には、その中央延長線13上の上面中央部に回転軸1
8を一体的に設ける。この回転軸18は上方の軸受台2
0に固定された軸受19によって支持され、この回転軸
18という他立手段によって両面2極型磁石12を回転
自在に支持するように構成される。
【0021】第5の発明は、容器と、表裏に一対の磁極
面を有する面状の両面2極型磁石を2個備え、いずれか
一方の磁石を上記容器外の容器底壁近傍に設け、上記容
器内にいずれか他方の磁石をいずれか一方の磁石と対向
させ、かつ自立するように設け、上記容器底壁近傍に設
けたいずれか一方の磁石を回転駆動手段により回転させ
ることにより、その回転をいずれか他方の磁石に磁力で
伝達するようにしたものである。
【0022】第6の発明は、蓋を有する容器と、表裏に
一対の磁極面を有する面状の両面2極型磁石2個を備
え、いずれか一方の磁石を上記容器外の容器底壁近傍に
設け、上記容器内に、いずれか他方の磁石を、いずれか
一方の磁石と対向させ、かつ他立するように上記蓋に取
り付けた軸受に支持した回転軸に一体に取り付け、上記
容器底壁近傍に設けたいずれか一方の磁石を回転駆動手
段により回転させることにより、その回転をいずれか他
方の磁石に磁力で伝達するようにしたものである。
【0023】第7の発明は、第5および第6の発明にお
いて、磁石の破損保護、耐薬品性および洗浄性を良好な
らしめるために、容器内に設けたいずれか他方の磁石を
合成樹脂により被覆したものである。
【0024】第8の発明は、ケース内に2本の回転軸を
同一軸線上に回転自在に挿通し、ケース内の一方の回転
軸の先端に、略同一面に適宜間隔を開けて表裏に一対の
磁極面を有する第1の面状の両面2極型磁石を、磁極面
の延長面が回転軸と平行するように取り付け、ケース内
の他方の回転軸の先端に表裏に一対の磁極面を有する第
2の面状の両面2極型磁石を、磁極面が回転軸と平行と
なるように、かつ第1の面状の両面2極型磁石と適宜間
隔を開けて対向するように取り付け、ケース内を区画形
成する非磁性体の平板状の隔壁を両磁石間に介在するよ
うに設け、いずれか一方の磁石を駆動側とし、いずれか
他方の磁石を被駆動側としたものである。
【0025】
【作用】図1に示すように、両面2極型磁石11と両面
2極型磁石12とを対向させ、両面2極型磁石11を回
転すれば、両面2極型磁石12は両面2極型磁石11と
の相互磁力作用により回転する。この相互磁力作用によ
る回転は、従来の棒状磁石を用いたものに比してはるか
に強力である。その原理は必ずしも明確ではないが、図
4および図5を用いて推量しつつ説明する。なお、一般
的には磁力線の密度が磁界の強さを表すが、図では磁力
線を便宜上描いてあるので、そのようになっていない。
また、図4において両面2極型磁石12は回転駆動側と
する。両面2極型磁石11は便宜上固定しているが、回
転が伝達される側とし、両面2極型磁石11に生じるト
ルクが測定できるようにしてある。また、磁力線には、
磁力線自身は縮もうとする傾向をもち、磁力線同士は互
いに反発し合うという性質を有する。比喩的にはゴム
紐、または引張バネないし圧縮バネのような張力または
反発力が存在するといえる。
【0026】(1)両面2極型磁石12の回転開始前 図4(A)、および図5(A)は両面2極型磁石12の
回転開始前(平衡状態)における同磁石12と両面2極
型磁石11との関係を示す。両者は、異極(N極、S
極)間の磁力線21の吸引力で吸引し合って、互いの異
極面同士が平行するように対向し、平衡状態を保持して
いる。両面2極型磁石11に作用する回転トルクは0で
ある。吸引力に寄与する磁力線21は、図示するよう
に、磁力線の性質からN極面から垂直に出て、このN極
面と平行するS極面に垂直に入ることから、曲線ないし
弧を描く。したがって、吸着面に平行の分力が生じるの
で、異極間の吸引力は、吸着面に平行の外力に対しても
強くなり、磁力線が切断しにくくなっている。また、両
方の磁石11と12が面状となり磁束の径が比較的大き
いことも切断しにくい要因となっていると考えられる。
【0027】この平衡状態では、同極間における反発力
は作用していないと考えられる。また、磁石間のスラス
ト方向の吸引力は、磁力線が曲線ないし弧を描くので、
棒磁石のように全成分になる直線状の磁力線の場合に比
して少し弱くなる。なお、両面2極型磁石12に回転方
向の外力を一寸加えて、その外力を開放してやると、両
面2極型磁石12は直ちに平衡状態位置に戻る。すなわ
ち、この平衡状態は無負荷時には非常に安定している。
【0028】これは、ちょうど異極面同士をゴム紐の束
で自然長のままつないだ状態とみることができる。両方
の磁石11、12をねじって離すと、ゴム紐の張力によ
り元の位置に戻る。
【0029】(2)両面2極型磁石12の回転開始後 図4(B)は、両面2極型磁石12が両面2極型磁石1
1に対して+45°だけ矢印方向に回転した場合におけ
る両面2極型磁石12と両面2極型磁石11との関係を
示す。両面2極型磁石12が矢印方向に回転を始める
と、両者の平衡状態保持の原理により、磁力線に平衡状
態を回復しようとする張力が発生して、両面2極型磁石
11に回転方向と同方向(矢印方向)にトルクが発生す
る。これは吸引力に基づくトルクである。このとき磁極
線21はねじ曲げられて、強靭な磁束の張力と磁束の側
面で両面2極型磁石11に回転を与える。
【0030】これは、ゴム紐でいえば、回転によってゴ
ム紐が伸びるため、両面2極型磁石11はゴム紐により
引っ張られて、両面2極型磁石12と同方向の回転トル
クを受ける。回転角度が大きくなると、ゴム紐のねじれ
量に応じて回転トルクも上昇する。
【0031】吸引力の磁力線21は、このようにねじ曲
げられ、しかも長く伸びているために切断作用がなく、
張力成分を充分に発揮できる。また、磁力線21は図5
(B)(参考)に示すようにほぼ両面2極型磁石12の
磁極面と平行になるように長くねじ曲げられて寝る。長
くねじ曲げられることにより磁力線が縮もうとして生じ
る張力作用と、磁束が絞られ磁束密度が上がることによ
り生じる磁力線同士の反発作用とが強力に作用して両面
2極型磁石11を押え付ける。この押え付けはN極面と
S極面の両面で同時に生じるため、これによっても両面
2極型磁石11に大きな回転トルクが付与されると考え
られる。
【0032】上記張力作用と磁力線による押付け作用の
2つの回転伝達作用が、両面2極型磁石11のN極側と
S極側に作用するので、両面2極型磁石11に大きな回
転トルクが伝達される。
【0033】(3)両面2極型磁石11と両面2極型磁
石12との位相が+90°近くに達した時 図4(C)、図5(B)は、負荷の増大により両面2極
型磁石12が+90°近くに達した場合における、両面
2極型磁石12と両面2極型磁石11との関係を示す。
図4(C)に示すように、両磁石が直交するので吸引力
の磁場と反発力の磁場が同じ力で作用する。位相が+9
0°以上になると、反発力の磁場が強くなり脱離する。
【0034】(4)本発明と従来例との相違 吸引トルクに関しては、対向磁石間の回転方向のずれ
(位相)を横軸に取り、トルクを縦軸に取った場合、U
字型磁石と棒状の撹拌子とからなる従来例では、図6に
示すように0°から急速に立ち上がり始め、20°近く
でピークを迎え、その後は急速に減少していく傾向があ
る。これに対して、共に両面2極型磁石からなる本発明
では、図7に示すようにトルクは急速に立ち上がり、2
0°を過ぎた点から膨らみをもって徐々に立ち上がり、
80°近傍でピークに達した後、しばらくそのピークを
保持している。
【0035】両者のピーク値には大きな違いがある。従
来例で20°でピーク値に達してしまう、その原因は、
直線的に作用する磁力線の性質であることが分かる。
【0036】それに対して、本発明では、トルク発生領
域が広く、90°付近まで作用するので反転時に於ける
回転遊びを最大180°近傍まで利用することができ
る。
【0037】一方、スラスト方向の吸引力に関しては、
従来例では、図6に示すように0°でピークをもち、位
相が大きくなるにしたがって急激に減少していき、60
°付近からその減少具合が緩和し徐々に減少していく傾
向がある。これに対して本発明では、0°でピークを示
した後ほぼ直線的に減少していく傾向にある。
【0038】このように本発明の回転トルクは、従来に
比してトルク発生領域が広く、90°付近まで作用する
ので瞬時反転回転が可能となる。
【0039】(5)正逆回転伝達作用 図6、図7からマイナス位相側のトルク特性を得るに
は、図6、図7の特性を左右対称に形成すればよい。す
ると、正逆転の最大トルク間の位相差は、本発明の18
0°に対して従来例では40°であり、大きな開きがあ
る。
【0040】すなわち本発明では、両面2極型磁石12
を瞬時逆回転により今までとは反対方向に回した時、両
面2極型磁石11に逆回転トルクを与える間の回転遊び
は最大180°ある。この大きな遊びが逆転時の衝撃力
を緩和し、瞬時に逆転したときでも両面2極型磁石11
の脱離が防止できると考えられる。また、ねじ曲げられ
た磁力線の束は、非常に強靱であり、その強靱さも磁石
同士の脱離作用を防止する作用があると考えられる。
【0041】このように遊びと磁力線の強度から正逆回
転が有効、かつ徐々に(実際は急速であるが微視的に見
れば、従来例よりも徐々にということである)伝達され
るため脱離が生じにくい。
【0042】逆回転のメカニズムは図4の(E)〜
(G)に示すようになる。図4(C)の状態から、両面
2極型磁石12を今度は逆転すると、今まで張り詰めて
いた張力の復元力と反発力とが両面2極磁石11に働
き、駆動源である駆動モータの逆転起動トルクを助勢す
る働きをして、速やかに−90°回転し、位相が0°と
なり同図(A)と同じ位置に戻り平衡状態となる(図4
(E))。その後は、上述した正転のときと逆位相で、
両面2極型磁石12の回転が両面2極型磁石11に全く
同様に伝達される(図4(F)〜(G))。
【0043】ゴム紐でいえば、伸びきったゴム紐がその
張力を解かれて瞬時に復元するため、両面2極型磁石1
1は元の平衡状態の位置に戻る。そして、そのまま今度
は逆方向の張力により引っ張られて両面2極型磁石11
に逆方向の回転トルクが生じるということになる。
【0044】
【実施例】以下、本発明に係る実施例について、図面を
参照しながら説明する。
【0045】図8は、本発明の磁力回転駆動装置を自立
型のマグネチックスターラに適用した第1実施例を示す
ものである。
【0046】液体35を収容する非磁性体により形成さ
れた無蓋型撹拌容器34内に、撹拌用の磁石32を配置
し、容器34外の底壁近傍に駆動用の磁石31を対向配
置する。駆動モータ33で駆動用磁石31を回転させて
撹拌用磁石32を回転させる。
【0047】駆動用磁石31には表裏に一対の磁極面
N、Sを有する平板状で矩形の両面2極型磁石31を用
いる。撹拌用磁石32にも表裏に一対の磁極面N、Sを
有する平板状で矩形の両面2極型磁石32を用いる(図
9参照)。
【0048】両面2極型磁石31の中心軸上に、これと
磁極面が平行になるように両面2極型磁石32を起立さ
せて、両面2極型磁石31を回転させると、両面2極型
磁石32は、上記中心軸を軸に回転する。
【0049】ところで、両面2極型磁石32は、平板状
に形成されたものであるため、容器34内の起立を安定
にする必要がある。そこで転倒防止用部材を取り付け
る。例えば、図9、図10に示すように、両面2極型磁
石32の表裏の磁極面36、37のそれぞれ四隅に、両
面2極型磁石32の起立を確実にする棒状体38を横方
向に突設してある。この棒状体38を含めた全体は合成
樹脂皮膜39により被覆してある。
【0050】両面2極型磁石32と棒状体38とに被覆
した合成樹脂皮膜39は、両面2極型磁石32の摩擦抵
抗の軽減、摩耗防止、薬品性および洗浄性を良好にす
る。また、両面2極型磁石32の表裏の磁極面36、3
7のそれぞれ四隅に棒状体38を突設したので、両面2
極型磁石32を両面2極型磁石31と対向して配設する
際に、両面2極型磁石32を4通りの辺をもっても起立
させることができ、使い勝手がよい。なお、棒状体38
は表裏の磁極面36、37の下辺の両端に2個づつ突設
するに止めてもよい。
【0051】また、転倒防止用部材は、図11、図12
のように、角板型の両面2極型磁石32をすっぽり覆
い、これを中心にして磁極面と直交する左右方向に延び
る角柱型の合成樹脂39で構成し、両面2極型磁石32
の厚み面がどの位置でも容器の底部に安定して回転でき
るようにしてもよい。なお、合成樹脂39は断面形状を
4角形とせず、丸形、6角形、8角形としてもよい。
【0052】さらに、図13に示すように両面2極型磁
石32を合成樹脂製のブロック44中に一体的に固め、
そのブロック44の上部中央に係合溝を設けて、その係
合溝に嵌合する係止溝を設けた合成樹脂製のブロック4
1を形成し(a)、両者を嵌合して組み付け、または溶
着し全体を十字形とするようにしてもよい(b)。この
場合、合成樹脂製のブロック41の長さを長くすること
により、該ブロック41に転倒防止機能に加えて翼機能
を持たせるようにしてもよい。また、同図(c)に示す
ように軸45を突設して、これに撹拌翼を取り付けられ
るようにしてもよい。
【0053】また、組み付けるのではなく、図14に示
すように、両面2極型磁石32と直交するダミー42を
当初から一体的に設けて十字形とすることもできる。
【0054】上述した両面2極型磁石32またはその転
倒防止用部材の上面または下面の回転軸中心には、例え
ば図10、図12、図14に示したように、突起43を
設け、回転力を弱める摩擦力および摩耗を軽減すること
が好ましい。また、棒状体38、39、ブロック41、
44、またはダミー42に弾性を持たせるようにすれ
ば、回転時の衝撃音を和らげることができる。
【0055】上記実施例によれば、容器内34の撹拌子
として棒状磁石ではなく、厚さが薄く表面積の大きい両
面2極型磁石を使用するので、撹拌効率を大幅に向上す
ることができる。また、本実施例によれば両面2極型磁
石32を自立型としたので、構成が簡単でメンテナンス
が容易である。
【0056】なお、実験によると、さらに両面2極型磁
石の背の高さを低くする程回転トルクが大きく、撹拌効
率がよいこともわかった。
【0057】本実施例は、撹拌子と駆動磁石とを共に両
面2極型磁石で構成したので次に記載する効果を奏す
る。
【0058】ねじ曲げられ磁力線の張力作用と斥力作用
とによって、強力な磁気力による回転伝達が得られる。
【0059】大きな遊びと磁力線の強力な張力作用によ
り、撹拌子をモータの瞬時切換えで反対方向に回して
も、撹拌子は脱離することなく反転する(負荷トルク以
上の磁気トルクを設定した場合でも、脱離はしない)。
【0060】駆動磁石および撹拌子がネオジウムで、各
々の磁石の寸法が(厚み1cm、縦25cm横5cm)
の場合において、比較的粘度の低い液体(水程度)で約
100リットルの容量を撹拌する効果がある。
【0061】また、ねじ曲げられた磁力線の吸引トルク
を利用して、可能な限り強力な磁気力にすることによっ
て、撹拌装置の大型化が実現できる。
【0062】図15は、本発明の磁気回転伝達装置を他
立型のマグネチックスターラに適用した第2実施例を示
すものである。
【0063】図8と異なる点は、液体35を収容する容
器が有蓋型撹拌容器51であり、その内に配置されてい
る平板状の両面2極型磁石32が他立型で撹拌羽根56
を有することも可能な点である。すなわち、蓋体52中
央に設けた軸受55に回転軸54の基端が回転自在に取
り付けられ、回転軸54の先端には両面2極型磁石32
が一体的に取り付けられ、両面2極型磁石32は回転軸
54によって回転自在に蓋体52から支持されている。
【0064】回転軸54の中央付近には、撹拌羽根56
が取り付けられ、両面2極型磁石32の撹拌に加えてさ
らに撹拌効率を上げるようになっている。この撹拌羽根
56の取付けは、より大きな回転トルクが得られて初め
て可能とる。なお、撹拌容器51は頭付ねじ53で蓋体
52によって密閉出来るようになっており、液面上の密
閉空間を真空、加圧または気体置換して行う撹拌に、も
しくは容器51を遮光性容器として感光性液体の撹拌に
好結果をもたらすものである。
【0065】特に容器上部から支持した回転軸54に、
撹拌羽根56を設置することにより、沈殿しやすい液体
35を上下に強力に撹拌することと、液中の粒状体をせ
ん断撹拌する場合に効果がある。
【0066】なお、上記両実施例はいずれも駆動磁石が
両面2極型磁石で、撹拌子も両面2極型磁石の場合につ
いて説明したが、本発明はこれに限定されない。例え
ば、図16の第3実施例に示すように、駆動磁石を両面
2極型磁石32とし、撹拌子を棒状の左右2極型磁石6
0としてもよく、あるいは、図17の第4実施例に示す
ように撹拌子を棒状の左右2極型磁石60の代りにU字
型磁石31としてもよい。特に、被回転体としてU字型
磁石31を使用するときは、その磁極面を大きくすれば
自立させることができるので、両面2極型磁石の場合の
ような転倒防止用部材は不要である。
【0067】図18は、本発明の磁気回転伝達装置を磁
気カップリングに適用した第5実施例を示すものであ
る。
【0068】その構造は図18に示すように、ケース6
1内に2本の回転軸62、63を同一軸線上に軸受6
4、65によって回転自在に挿通する。ケース61内の
一方の回転軸62の先端には、表裏に一対の磁極面を有
する両面2極型磁石66を、磁極面の延長面が回転軸6
2と平行するように取り付ける。ケース61内の他方の
回転軸63の先端には、表裏に一対の磁極面を有する両
面2極型磁石67を、磁極面が回転軸63と平行となる
ように、かつ両面2極型磁石66と適宜間隔を開けて対
向するように取り付ける。ケース61内を区画形成する
非磁性体の平板状の隔壁68を両磁石66、67間に介
在するように設ける。そして、いずれか一方の磁石6
6、67を駆動側とし、いずれか他方の磁石67、66
を被駆動側としたものである。
【0069】本磁気カップリングによれば、非磁性体の
隔壁68の構造を単純化とすることができ、カップリン
グの太さや軸方向の長さも短縮化できる。また、小さな
スラスト力でありながら、大きな回転トルクを得ること
ができる。例えば実施例の構造においての回転トルク
は、従来品の0.6kg−cmに対して2.0kg−c
mと3倍以上に増加した。また、反転撹拌にも有効に機
能する。
【0070】
【発明の効果】本発明によれば次の効果がある。
【0071】(1)両方の磁石を、表裏に一対の磁極面
を有する面状の両面2極型磁石とするという簡単な構造
で、ねじ曲げられた吸引磁束と強靭で太い吸引磁束が得
られるため、駆動系および回転系を共に左右2極型磁石
とした従来例に比して、はるかに大きな伝達トルクを得
ることができる。
【0072】(2)吸引作用の他に反発作用も同時に働
くので、全体にスラスト荷重が小さくなり、円滑な回転
伝達が図れる。
【0073】(3)対向する磁石間に大きな磁気位相遊
びと大きな磁気張力があるので、高速回転を維持したま
ま脱離することなく逆回転ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気回転伝達装置の基本構成を示す斜
視図である。
【図2】本発明の磁気回転伝達装置の自立型の具体的構
成を示す斜視図である。
【図3】本発明の磁気回転伝達装置の他立型の具体的構
成を示す斜視図である。
【図4】両面2極型磁石間に生じる磁力線の状態を説明
する正面図で、(A)は平衡状態(位相0°)の時、
(B)は+45°ずれた時、(C)は+90°ずれた
時、(E)は−90°反転した位相が0°になった時の
吸引力による磁力線の状態図、(F)は−45°ずれた
時、(G)は−90°ずれた時の磁力線の状態図であ
る。
【図5】両面2極型磁石間の作用を説明する斜視図で、
(A)は無負荷時、(B)は最大負荷時である。
【図6】従来例の両磁石間の位相に対する回転トルクと
スラスト方向の吸引力の関係を示す図である。
【図7】本発明の両磁石間の位相に対する回転トルクと
スラスト方向の吸引力の関係を示す図である。
【図8】本発明の磁気回転伝達装置の第1実施例を説明
するための自立型マグネチックスターラの正面断面図で
ある。
【図9】本実施例による転倒防止用部材として棒状体を
取り付けた両面2極型磁石の斜視図である。
【図10】図9のZ−Z断面図である。
【図11】本実施例による転倒防止用部材として角板型
の両面2極型磁石をすっぽり覆う角柱型の合成樹脂とし
たときの当該合成樹脂の一部破断した正面図である。
【図12】図11のA−A断面図である。
【図13】本実施例による転倒防止用部材としてブロッ
クを組み付けた両面2極型磁石を説明した斜視図であ
る。
【図14】本実施例による転倒防止用部材としてダミー
を一体的に取り付けた両面2極型磁石の斜視図である。
【図15】本実施例の磁気回転伝達装置の第2実施例を
説明するための他立型マグネチックスターラの正面断面
図である。
【図16】本発明の磁気回転伝達装置の第3実施例を説
明するための要部を示す斜視図である。
【図17】本発明の磁気回転伝達装置の第4実施例を説
明するための要部を示す斜視図である。
【図18】本発明の磁気回転伝達装置の第5実施例を説
明するための磁気カップリングの構造を示す断面図であ
る。
【図19】従来例のマグネチックスターラの正面断面図
である。
【図20】従来例のU字型磁石と棒状磁石とに生じる磁
力線の状態を説明する平面図である。
【符号の説明】
11 両面2極型磁石 12 両面2極型磁石 13 中央延長線

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表裏に一対の磁極面を有する面状の両面2
    極型磁石を2個備え、上記一方の両面2極型磁石の中央
    延長線上に、該中央延長線と磁極面が平行するように他
    方の上記両面2極型磁石を対向して設け、 上記中央延長線を軸にいずれか一方の磁石を回転させる
    ことにより、その回転をいずれか他方の磁石に磁力で伝
    達するようにしたことを特徴とする磁気回転伝達装置。
  2. 【請求項2】回転が磁力で伝達される上記いずれか他方
    の磁石が、転倒しない自立構造となっていることを特徴
    とする請求項1に記載の磁気回転伝達装置。
  3. 【請求項3】上記転倒しない自立構造となっている上記
    いずれか他方の磁石に、転倒防止用の部材を取り付けた
    ことを特徴とする請求項2に記載の磁気回転伝達装置。
  4. 【請求項4】回転が磁力で伝達される上記いずれか他方
    の磁石が、軸受に支持された回転軸に一体的に取り付け
    た他立構造となっていることを特徴とする請求項1に記
    載の磁気回転伝達装置。
  5. 【請求項5】容器と、 表裏に一対の磁極面を有する面状の両面2極型磁石を2
    個備え、 いずれか一方の磁石を上記容器外の容器底壁近傍に設
    け、上記容器内にいずれか他方の磁石をいずれか一方の
    磁石と対向し、かつ自立するように設け、 上記容器底壁近傍に設けたいずれか一方の磁石を回転駆
    動手段により回転させることにより、その回転をいずれ
    か他方の磁石に磁力で伝達するようにしたことを特徴と
    する磁気回転伝達装置。
  6. 【請求項6】蓋を有する容器と、 表裏に一対の磁極面を有する面状の両面2極型磁石を2
    個備え、 いずれか一方の磁石を上記容器外の容器底壁近傍に設
    け、 上記容器内に、いずれか他方の磁石を、いずれか一方の
    磁石と対向し、かつ他立するように上記蓋に取り付けた
    軸受に支持された回転軸に一体的に取り付け、 上記容器底壁近傍に設けたいずれか一方の磁石を回転駆
    動手段により回転させることにより、その回転をいずれ
    か他方の磁石に磁力で伝達するようにしたことを特徴と
    する磁気回転伝達装置。
  7. 【請求項7】上記容器内に設けたいずれか他方の磁石を
    合成樹脂により被覆したことを特徴とする請求項5また
    は6に記載の磁気回転伝達装置。
  8. 【請求項8】ケース内に2本の回転軸を同一軸線上に回
    転自在に挿通し、 ケース内の一方の回転軸の先端に、表裏に一対の磁極面
    を有する第1の面状の両面2極型磁石を、磁極面が回転
    軸と平行となるように取り付け、 ケース内の他方の回転軸の先端に、表裏に一対の磁極面
    を有する第2の面状の両面2極型磁石を、磁極面が回転
    軸と平行となるように、かつ第1の面状の両面2極型磁
    石と適宜間隔を開けて対向するように取り付け、 ケース内を区画形成する非磁性体の平板状の隔壁を両磁
    石間に介在するように設け、 いずれか一方の磁石を駆動側とし、いずれか他方の磁石
    を被駆動側としたことを特徴とする磁気回転伝達装置。
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