JPH08243032A - パン製造機 - Google Patents
パン製造機Info
- Publication number
- JPH08243032A JPH08243032A JP7048420A JP4842095A JPH08243032A JP H08243032 A JPH08243032 A JP H08243032A JP 7048420 A JP7048420 A JP 7048420A JP 4842095 A JP4842095 A JP 4842095A JP H08243032 A JPH08243032 A JP H08243032A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bread
- container
- bread container
- kneading
- locking portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パン容器の着脱性向上と運転音の低減を図っ
たパン製造機を安価に提供する。 【構成】 練り羽根の回転方向を一方向のみとし、パン
容器台45に係止部49を突設し容器取付台34に被係
止部と被係止部に係止部49をガイドする凹部を設け、
パン容器台45の係止部49と容器取付台34の被係止
部の上部当接面を傾斜した平面で形成することにより、
パン容器41が自重とモータの駆動力で嵌合装着される
ようにし、パン容器41の着脱操作性と使い勝手を向上
しながら、より確実にしっかりとパン容器41を固定し
て混練時の運転音を大幅に低減するとともに、従来必要
だったパン容器を固定するための別パーツを不要にし、
部品点数と組み立て工数を削減してコストダウンを図る
こともできる。
たパン製造機を安価に提供する。 【構成】 練り羽根の回転方向を一方向のみとし、パン
容器台45に係止部49を突設し容器取付台34に被係
止部と被係止部に係止部49をガイドする凹部を設け、
パン容器台45の係止部49と容器取付台34の被係止
部の上部当接面を傾斜した平面で形成することにより、
パン容器41が自重とモータの駆動力で嵌合装着される
ようにし、パン容器41の着脱操作性と使い勝手を向上
しながら、より確実にしっかりとパン容器41を固定し
て混練時の運転音を大幅に低減するとともに、従来必要
だったパン容器を固定するための別パーツを不要にし、
部品点数と組み立て工数を削減してコストダウンを図る
こともできる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定のパン材料を投入
するだけで、焼きたてのパンができ上がるパン製造機に
関するものである。
するだけで、焼きたてのパンができ上がるパン製造機に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のパン製造機は、図16に
示すような構成が一般的であった。以下、その構成につ
いて図面を参照しながら説明する。図16において、1
はシャーシ、2は本体上、3は本体下、4は焼成室、5
はモータで、シャーシ1には焼成室4とモータ5が取り
付けられている。6はパン材料がセットされるパン容器
で、アルミダイカストで形成され、底面には回り止めの
固定リブ7を具備し円筒形状に形成されたパン容器台8
が一体的に突設され、パン材料を混練する練り羽根9が
着脱自在に取り付けられている。10はパン容器台8が
嵌合挿着されパン容器6の下部を固定する容器取付台、
11は弾性を有する鋼線で構成されパン容器6の上部を
固定する容器固定ばね、12は容器固定ばね11を焼成
室4の側面にねじ13を介して固定する固定ばね取付け
金具、14はヒータ、15はパン容器6の温度を検知す
る温度検知部で、いづれも焼成室4内に配設されてい
る。16は内蓋17を具備し焼成室4を開閉する外蓋、
18は焼き上げ時間の設定や調理のスタート等を行う操
作部で、上記温度検知部15により検知された温度情報
や時間等に基づいてモータ5やヒータ14の通電を制御
し、混練,ねかし,発酵,焼成の各工程を自動的に行う
制御装置を内蔵している。19はモータ5を駆動するコ
ンデンサ、20はモータ5の回転力を練り羽根9に伝達
するベルトである。
示すような構成が一般的であった。以下、その構成につ
いて図面を参照しながら説明する。図16において、1
はシャーシ、2は本体上、3は本体下、4は焼成室、5
はモータで、シャーシ1には焼成室4とモータ5が取り
付けられている。6はパン材料がセットされるパン容器
で、アルミダイカストで形成され、底面には回り止めの
固定リブ7を具備し円筒形状に形成されたパン容器台8
が一体的に突設され、パン材料を混練する練り羽根9が
着脱自在に取り付けられている。10はパン容器台8が
嵌合挿着されパン容器6の下部を固定する容器取付台、
11は弾性を有する鋼線で構成されパン容器6の上部を
固定する容器固定ばね、12は容器固定ばね11を焼成
室4の側面にねじ13を介して固定する固定ばね取付け
金具、14はヒータ、15はパン容器6の温度を検知す
る温度検知部で、いづれも焼成室4内に配設されてい
る。16は内蓋17を具備し焼成室4を開閉する外蓋、
18は焼き上げ時間の設定や調理のスタート等を行う操
作部で、上記温度検知部15により検知された温度情報
や時間等に基づいてモータ5やヒータ14の通電を制御
し、混練,ねかし,発酵,焼成の各工程を自動的に行う
制御装置を内蔵している。19はモータ5を駆動するコ
ンデンサ、20はモータ5の回転力を練り羽根9に伝達
するベルトである。
【0003】以上のように構成された従来のパン製造機
では、パン容器6の固定は、パン容器6をまず所定の位
置に合わせて上から下方へ押圧し、容器固定ばね11を
外側にたわませながら乗り越えさせ、パン容器6の上部
を容器固定ばね11で係止させて行っていた。
では、パン容器6の固定は、パン容器6をまず所定の位
置に合わせて上から下方へ押圧し、容器固定ばね11を
外側にたわませながら乗り越えさせ、パン容器6の上部
を容器固定ばね11で係止させて行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のパン製造機
では、容器固定ばね11の押さえによりパン容器6が上
下左右にがたつくのを防止すべく、パン容器6と容器固
定ばね11の間に遊びがほとんどなく、容器固定ばね1
1の弾性による押さえ力も強くしているため、パン容器
6を所定の位置に合わすのに注意を要し、着脱力が固い
ものになっていた。そのためパン容器6の着脱操作性が
悪く、着脱の際に力が入りすぎて挿着時にパン材料をこ
ぼしたり、パン容器6が正しく挿着されないまま運転さ
れる誤使用が生じやすく、パンがうまく焼けずにパン材
料を無駄にしてしまったり、製品の一部に破損や熱変形
等の異常を発生させるなど、使い勝手の面で課題があっ
た。さらに、パン容器6を固定する容器固定ばね11を
焼成室4の側面に取り付けるには、固定ばね取付け金具
12とねじ13の複数の部品が必要で、部品点数と組み
立て工数が多くなり高コストであった。
では、容器固定ばね11の押さえによりパン容器6が上
下左右にがたつくのを防止すべく、パン容器6と容器固
定ばね11の間に遊びがほとんどなく、容器固定ばね1
1の弾性による押さえ力も強くしているため、パン容器
6を所定の位置に合わすのに注意を要し、着脱力が固い
ものになっていた。そのためパン容器6の着脱操作性が
悪く、着脱の際に力が入りすぎて挿着時にパン材料をこ
ぼしたり、パン容器6が正しく挿着されないまま運転さ
れる誤使用が生じやすく、パンがうまく焼けずにパン材
料を無駄にしてしまったり、製品の一部に破損や熱変形
等の異常を発生させるなど、使い勝手の面で課題があっ
た。さらに、パン容器6を固定する容器固定ばね11を
焼成室4の側面に取り付けるには、固定ばね取付け金具
12とねじ13の複数の部品が必要で、部品点数と組み
立て工数が多くなり高コストであった。
【0005】また、固定リブ7やパン容器台8と容器取
付台10の嵌合部には、パン容器6の着脱が固くならな
いよう、ある程度の隙間,ガタを設ける必要があるた
め、練り羽根9が回転しパン生地を形成する混練工程が
始まると、パン生地がパン容器6内でころがり内壁に当
たる度にパン容器6の下部がガタつき、その音が発生す
るとともに、容器固定ばね11と焼成室4の間でもきし
み音が発生し運転音がうるさかった。
付台10の嵌合部には、パン容器6の着脱が固くならな
いよう、ある程度の隙間,ガタを設ける必要があるた
め、練り羽根9が回転しパン生地を形成する混練工程が
始まると、パン生地がパン容器6内でころがり内壁に当
たる度にパン容器6の下部がガタつき、その音が発生す
るとともに、容器固定ばね11と焼成室4の間でもきし
み音が発生し運転音がうるさかった。
【0006】さらに、各種のパンや材料によって最適な
練りの強さは異なるが、パン生地を練り上げる強さを調
節することができないため、練り時間の長短で調節する
以外方法がなく、調理時間が変動したり最適な混練工程
ができないという問題があった。
練りの強さは異なるが、パン生地を練り上げる強さを調
節することができないため、練り時間の長短で調節する
以外方法がなく、調理時間が変動したり最適な混練工程
ができないという問題があった。
【0007】本発明はこのような課題を解決するもの
で、パン容器の着脱性向上と誤装着防止を図るととも
に、部品点数を削減しコストダウンを図ることを第1の
目的とする。
で、パン容器の着脱性向上と誤装着防止を図るととも
に、部品点数を削減しコストダウンを図ることを第1の
目的とする。
【0008】また第2の目的は、混練工程の運転音を低
減することにある。さらに第3の目的は、パン生地を練
り上げる強さを調節できるようにすることにある。
減することにある。さらに第3の目的は、パン生地を練
り上げる強さを調節できるようにすることにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1記載に係る発明は、パン材料を混練する
練り羽根の回転方向を一方向のみとし、パン容器下方の
円筒状パン容器台の側面に複数の係止部を突設し、容器
取付台に上記係止部をガイドする凹部と、上記係止部が
当接嵌合される被係止部を凹部奥の側方である練り羽根
の回転方向側に設けるとともに、係止部と被係止部の上
部当接面を傾斜した平面で形成したものである。
めに、請求項1記載に係る発明は、パン材料を混練する
練り羽根の回転方向を一方向のみとし、パン容器下方の
円筒状パン容器台の側面に複数の係止部を突設し、容器
取付台に上記係止部をガイドする凹部と、上記係止部が
当接嵌合される被係止部を凹部奥の側方である練り羽根
の回転方向側に設けるとともに、係止部と被係止部の上
部当接面を傾斜した平面で形成したものである。
【0010】請求項2記載に係る発明は、パン材料を混
練する練り羽根の回転方向を一方向のみとし、パン容器
下方の円筒状パン容器台の側面に複数の係止部を突設
し、容器取付台に上記係止部をガイドする凹部と、上記
係止部が当接嵌合される被係止部を凹部の側方練り羽根
の回転方向側に設けるとともに、係止部と被係止部の上
部当接面を曲面で形成したものである。
練する練り羽根の回転方向を一方向のみとし、パン容器
下方の円筒状パン容器台の側面に複数の係止部を突設
し、容器取付台に上記係止部をガイドする凹部と、上記
係止部が当接嵌合される被係止部を凹部の側方練り羽根
の回転方向側に設けるとともに、係止部と被係止部の上
部当接面を曲面で形成したものである。
【0011】請求項3記載に係る発明は、パン材料を混
練する練り羽根の回転方向を一方向のみとし、パン容器
下方の円筒状パン容器台の側面に複数の縦方向の固定リ
ブを設け、固定リブにパン容器台の円筒部の接線方向に
突出した係止部を突設するとともに、容器取付台に固定
リブが嵌合される凹部と、上記係止部が当接嵌合される
被係止部を凹部の側方練り羽根の回転方向に設けたもの
である。
練する練り羽根の回転方向を一方向のみとし、パン容器
下方の円筒状パン容器台の側面に複数の縦方向の固定リ
ブを設け、固定リブにパン容器台の円筒部の接線方向に
突出した係止部を突設するとともに、容器取付台に固定
リブが嵌合される凹部と、上記係止部が当接嵌合される
被係止部を凹部の側方練り羽根の回転方向に設けたもの
である。
【0012】請求項4記載に係る発明は、パン容器下方
の円筒状パン容器台の側面に高さの異なる複数の係止部
を突設し、容器取付台に上記係止部をガイドする凹部
と、上記係止部が当接嵌合される深さの異なる被係止部
を設けて、パン容器を所定の位置でしか嵌合装着できな
いようにしたものである。
の円筒状パン容器台の側面に高さの異なる複数の係止部
を突設し、容器取付台に上記係止部をガイドする凹部
と、上記係止部が当接嵌合される深さの異なる被係止部
を設けて、パン容器を所定の位置でしか嵌合装着できな
いようにしたものである。
【0013】請求項5記載に係る発明は、パン容器下方
の円筒状パン容器台の側面に幅の異なる複数の係止部を
突設し、容器取付台に上記係止部をガイドする凹部と、
上記係止部が当接嵌合される幅の異なる被係止部を設け
て、パン容器を所定の位置でしか嵌合装着できないよう
にしたものである。
の円筒状パン容器台の側面に幅の異なる複数の係止部を
突設し、容器取付台に上記係止部をガイドする凹部と、
上記係止部が当接嵌合される幅の異なる被係止部を設け
て、パン容器を所定の位置でしか嵌合装着できないよう
にしたものである。
【0014】請求項6記載に係る発明は、パン容器の水
平断面を略四角形に形成し、その内側面の中央より練り
羽根の逆転方向側に寄った位置に、略垂直方向の内側に
突出したリブを設けるとともに、パンや材料の種類に応
じて練り羽根の回転方向を切替えられるようにしたもの
である。
平断面を略四角形に形成し、その内側面の中央より練り
羽根の逆転方向側に寄った位置に、略垂直方向の内側に
突出したリブを設けるとともに、パンや材料の種類に応
じて練り羽根の回転方向を切替えられるようにしたもの
である。
【0015】請求項7記載に係る発明は、パン容器下方
の円筒状パン容器台の側面に複数の縦方向の固定リブを
設け、固定リブにパン容器台の円筒部の接線方向に突出
した係止部を、半数は練り羽根の正転方向に、残りの半
数は練り羽根の逆転方向に突設するとともに、容器取付
台に固定リブが嵌合される凹部と、上記係止部が当接嵌
合される被係止部を設けたものである。
の円筒状パン容器台の側面に複数の縦方向の固定リブを
設け、固定リブにパン容器台の円筒部の接線方向に突出
した係止部を、半数は練り羽根の正転方向に、残りの半
数は練り羽根の逆転方向に突設するとともに、容器取付
台に固定リブが嵌合される凹部と、上記係止部が当接嵌
合される被係止部を設けたものである。
【0016】請求項8記載に係る発明は、パン容器下方
の円筒状パン容器台の側面に複数の係止部を突設し、容
器取付台に上記係止部をガイドする凹部と、上記係止部
が当接嵌合される被係止部を凹部の両側練り羽根の正逆
両方向に設けるとともに、係止部上部の被係止部との当
接面を左右対称な形状に形成したものである。
の円筒状パン容器台の側面に複数の係止部を突設し、容
器取付台に上記係止部をガイドする凹部と、上記係止部
が当接嵌合される被係止部を凹部の両側練り羽根の正逆
両方向に設けるとともに、係止部上部の被係止部との当
接面を左右対称な形状に形成したものである。
【0017】請求項9記載に係る発明は、パン材料を混
練する練り羽根の回転方向を一方向のみとし、左右非対
称に形成されパン容器の上部を練り羽根の回転方向側で
のみ固定保持する容器固定部材を具備したものである。
練する練り羽根の回転方向を一方向のみとし、左右非対
称に形成されパン容器の上部を練り羽根の回転方向側で
のみ固定保持する容器固定部材を具備したものである。
【0018】
【作用】本発明は上記した構成とすることにより請求項
1記載に係る発明では、係止部に混練時の回転トルクの
分力がパン容器を下方に押し付ける方向にかかり、ま
た、混練時の運転音を低減できる。
1記載に係る発明では、係止部に混練時の回転トルクの
分力がパン容器を下方に押し付ける方向にかかり、ま
た、混練時の運転音を低減できる。
【0019】請求項2記載に係る発明では、請求項1記
載に係る発明と同様にパン容器を確実に固定して混練時
の運転音を低減するとともに、係止部と被係止部を点接
触とする。
載に係る発明と同様にパン容器を確実に固定して混練時
の運転音を低減するとともに、係止部と被係止部を点接
触とする。
【0020】請求項3記載に係る発明では、混練時の運
転音を低減できるとともに、係止部の高さを容器取り出
しの際、引っかかりなく取り出せる寸法に形成すること
により、パン容器をねじらなくても上下に抜き差しする
感覚でより容易に着脱できる。
転音を低減できるとともに、係止部の高さを容器取り出
しの際、引っかかりなく取り出せる寸法に形成すること
により、パン容器をねじらなくても上下に抜き差しする
感覚でより容易に着脱できる。
【0021】請求項4記載に係る発明では、係止部の高
い箇所が容器取付台と干渉して装着できない。
い箇所が容器取付台と干渉して装着できない。
【0022】請求項5記載に係る発明では、係止部の幅
の広い箇所が容器取付台と干渉して装着できない。
の広い箇所が容器取付台と干渉して装着できない。
【0023】請求項6記載に係る発明では、練りの強さ
を調節することができるため、パンや材料の種類に応じ
て最適な練りを行うことができる。
を調節することができるため、パンや材料の種類に応じ
て最適な練りを行うことができる。
【0024】請求項7記載に係る発明では、パンや材料
の種類に応じて行うことができ、容器固定部材なしでパ
ン容器を確実に固定できる。
の種類に応じて行うことができ、容器固定部材なしでパ
ン容器を確実に固定できる。
【0025】請求項8記載に係る発明では、パンや材料
の種類に応じて最適な練りを行うことができ、練りの回
転方向にかかわらず、それぞれの回転方向に応じた係止
部と被係止部を常に嵌合させることができる。
の種類に応じて最適な練りを行うことができ、練りの回
転方向にかかわらず、それぞれの回転方向に応じた係止
部と被係止部を常に嵌合させることができる。
【0026】請求項9記載に係る発明では、容器固定部
材を半分以下の大きさに小型化することができ、パン容
器の着脱性向上と混練時の運転音低減を図ることができ
る。
材を半分以下の大きさに小型化することができ、パン容
器の着脱性向上と混練時の運転音低減を図ることができ
る。
【0027】
(実施例1)以下本発明の実施例1について、図面を参
照しながら説明する。
照しながら説明する。
【0028】図1〜図4において、30はシャーシで、
上記シャーシ30には板金で形成した本体31とモータ
32と焼成室33と容器取付台34が取り付けられてい
る。モータ32の回転は小プーリ35からベルト36を
介して、容器取付台34に軸支された大プーリ37とコ
ネクター下38に伝達される。また焼成室33の内部に
は、コネクター下38に当接するコネクター上39を介
して回転されパン材料を混練する練り羽根40を具備
し、パン材料がセットされる着脱自在なパン容器41
と、ヒータ42と、焼成室33内の温度を検知する温度
検知部43が設けられている。このパン容器41はアル
ミダイカストで形成され、パン材料がセットされる容器
部44と、その下方に取り付けられ容器取付台34に嵌
合すべくテーパを有した円筒形状に形成されたパン容器
台45の別パーツに分割して構成されている。パン容器
台45は、下端にコネクター上39を上端に練り羽根4
0を具備した軸46と、軸46の周囲をシールするオイ
ルシール47と、軸受48とを具備し、外周側面の下部
には4つの係止部49が突設され、容器取付台34に
は、パン容器台45の係止部49を嵌合し固定保持する
切欠部50と、この切欠部50にパン容器台45の係止
部49をガイドする凹部51が設けられている。また、
容器取付台34とパン容器台45の嵌合部にテーパを付
けるとともに、係止部49と係止部49が係止される切
欠部50の上部当接面を傾斜した平面で形成して、係止
部49の先端は小さく、切欠部50と凹部51の入口は
大きく形成し、嵌合寸法も隙間を持たせて設定すること
で、係止部49が切欠部50や凹部51に容易に嵌合す
るようにしてある。52はパン容器41上部に回動自在
に取り付けられた把手、53は内蓋54を具備し焼成室
33を開閉する外蓋、55は温度検知部43により検知
された温度情報に基づいてモータ32やヒータ42の通
電を制御し、混練,ねかし,発酵,焼成等の各工程を制
御する制御装置、56は制御装置55の操作をする操作
部で、メニューや焼上げ時間の設定と調理のスタート等
を行うものである。
上記シャーシ30には板金で形成した本体31とモータ
32と焼成室33と容器取付台34が取り付けられてい
る。モータ32の回転は小プーリ35からベルト36を
介して、容器取付台34に軸支された大プーリ37とコ
ネクター下38に伝達される。また焼成室33の内部に
は、コネクター下38に当接するコネクター上39を介
して回転されパン材料を混練する練り羽根40を具備
し、パン材料がセットされる着脱自在なパン容器41
と、ヒータ42と、焼成室33内の温度を検知する温度
検知部43が設けられている。このパン容器41はアル
ミダイカストで形成され、パン材料がセットされる容器
部44と、その下方に取り付けられ容器取付台34に嵌
合すべくテーパを有した円筒形状に形成されたパン容器
台45の別パーツに分割して構成されている。パン容器
台45は、下端にコネクター上39を上端に練り羽根4
0を具備した軸46と、軸46の周囲をシールするオイ
ルシール47と、軸受48とを具備し、外周側面の下部
には4つの係止部49が突設され、容器取付台34に
は、パン容器台45の係止部49を嵌合し固定保持する
切欠部50と、この切欠部50にパン容器台45の係止
部49をガイドする凹部51が設けられている。また、
容器取付台34とパン容器台45の嵌合部にテーパを付
けるとともに、係止部49と係止部49が係止される切
欠部50の上部当接面を傾斜した平面で形成して、係止
部49の先端は小さく、切欠部50と凹部51の入口は
大きく形成し、嵌合寸法も隙間を持たせて設定すること
で、係止部49が切欠部50や凹部51に容易に嵌合す
るようにしてある。52はパン容器41上部に回動自在
に取り付けられた把手、53は内蓋54を具備し焼成室
33を開閉する外蓋、55は温度検知部43により検知
された温度情報に基づいてモータ32やヒータ42の通
電を制御し、混練,ねかし,発酵,焼成等の各工程を制
御する制御装置、56は制御装置55の操作をする操作
部で、メニューや焼上げ時間の設定と調理のスタート等
を行うものである。
【0029】以上のように構成されたパン製造機につい
て、パン容器41を焼成室33内にセットする時の動作
を説明する。まず図2に示すように、パン材料をセット
したパン容器41を焼成室33の下方に降ろすと、パン
容器台45の係止部49はテーパを付け嵌合する入口を
大きく形成された凹部51の入口に入っていき、パン容
器41の自重で凹部51にガイドされながら、パン容器
台45の下端面が容器取付台34の底面に当接する位置
まで挿入され、切欠部50の入口近傍に位置される。次
に操作部56を操作して運転をスタートし混練工程が始
まると、係止部49と切欠部50の上部当接面を傾斜し
た平面で形成し、嵌合寸法も隙間を持たせているため、
パン材料がパン容器41の内面に当たる時の抵抗で、容
易にパン容器41が固定される方向に回転し、図3のよ
うに係止部49が切欠部50に嵌合され、パン容器41
は容器取付台34に自動的に固定される。もちろん把手
52を持ち、パン容器41を固定する方向にねじって
も、上記と同様にパン容器41を容器取付台34に固定
することができる。またパン生地の混練やガス抜きは一
方向回転で行い、パン容器41には固定される方向の回
転力しか加わらないため、パン容器41が外れることは
ないし、取外しも軽く容易に行うことができる。さらに
係止部49と切欠部50の上部当接面を傾斜した平面で
楔状に形成することにより、パン材料の混練が始まる
と、係止部49の上部当接面に混練時の回転トルクの分
力がパン容器41を下方に押し付ける方向にかかるた
め、パン容器41の単なる上方への抜け止めよりも、さ
らに積極的により確実にパン容器41を固定することが
でき、混練時の運転音も大幅に低減できる。
て、パン容器41を焼成室33内にセットする時の動作
を説明する。まず図2に示すように、パン材料をセット
したパン容器41を焼成室33の下方に降ろすと、パン
容器台45の係止部49はテーパを付け嵌合する入口を
大きく形成された凹部51の入口に入っていき、パン容
器41の自重で凹部51にガイドされながら、パン容器
台45の下端面が容器取付台34の底面に当接する位置
まで挿入され、切欠部50の入口近傍に位置される。次
に操作部56を操作して運転をスタートし混練工程が始
まると、係止部49と切欠部50の上部当接面を傾斜し
た平面で形成し、嵌合寸法も隙間を持たせているため、
パン材料がパン容器41の内面に当たる時の抵抗で、容
易にパン容器41が固定される方向に回転し、図3のよ
うに係止部49が切欠部50に嵌合され、パン容器41
は容器取付台34に自動的に固定される。もちろん把手
52を持ち、パン容器41を固定する方向にねじって
も、上記と同様にパン容器41を容器取付台34に固定
することができる。またパン生地の混練やガス抜きは一
方向回転で行い、パン容器41には固定される方向の回
転力しか加わらないため、パン容器41が外れることは
ないし、取外しも軽く容易に行うことができる。さらに
係止部49と切欠部50の上部当接面を傾斜した平面で
楔状に形成することにより、パン材料の混練が始まる
と、係止部49の上部当接面に混練時の回転トルクの分
力がパン容器41を下方に押し付ける方向にかかるた
め、パン容器41の単なる上方への抜け止めよりも、さ
らに積極的により確実にパン容器41を固定することが
でき、混練時の運転音も大幅に低減できる。
【0030】以上のように本実施例によれば、パン容器
41が自重とモータの駆動力で自動的に下方に押し付け
られながら容器取付台34に固定されるため、パン容器
41の着脱操作性と使い勝手を大幅に向上し、従来着脱
性が悪いために生じていた調理の失敗,各部の破損等の
問題も防止できるとともに、混練時の運転音も大幅に低
減することができる。しかも、パン容器41は容器取付
台34とパン容器台45の嵌合だけで固定できるため、
従来必要だった容器固定ばね等のパン容器41を固定す
るための別パーツが不要になり、部品点数と組み立て工
数を削除してコストダウンを図ることもできる。また図
4に示すように、係止部49と切欠部50と凹部51が
均等な配置角度にならないよう、角度を10°振って配
することにより、パン容器41が所定の位置でしか嵌合
装着できないようになり、パン容器41の誤装着を確実
に防ぐことができる。
41が自重とモータの駆動力で自動的に下方に押し付け
られながら容器取付台34に固定されるため、パン容器
41の着脱操作性と使い勝手を大幅に向上し、従来着脱
性が悪いために生じていた調理の失敗,各部の破損等の
問題も防止できるとともに、混練時の運転音も大幅に低
減することができる。しかも、パン容器41は容器取付
台34とパン容器台45の嵌合だけで固定できるため、
従来必要だった容器固定ばね等のパン容器41を固定す
るための別パーツが不要になり、部品点数と組み立て工
数を削除してコストダウンを図ることもできる。また図
4に示すように、係止部49と切欠部50と凹部51が
均等な配置角度にならないよう、角度を10°振って配
することにより、パン容器41が所定の位置でしか嵌合
装着できないようになり、パン容器41の誤装着を確実
に防ぐことができる。
【0031】(実施例2)以下本発明の実施例2につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0032】図5において、60は円筒状に形成された
パン容器台の外周側面下部に実施例1と同様に4カ所突
設される係止部のひとつ、61はパン容器台が嵌合装着
される容器取付台で、係止部60を嵌合し固定保持する
切欠部62と、この切欠部62に係止部60をガイドす
る凹部63が設けられている。係止部60や凹部63等
の容器取付台61とパン容器台の嵌合部にはテーパを付
けられ、パン容器台の係止部60の先端は小さく、切欠
部62と凹部63の入口は大きく形成し、嵌合寸法も隙
間を持たせて設定することで、係止部60が切欠部62
や凹部63に容易に嵌合するようにしてある。また、係
止部60の上部当接面を傾斜した平面で形成し、係止部
60が係止される切欠部62の上部当接面を凸方向の曲
面で形成している。図6は図5と逆に係止部64の上部
当接面を凸方向の曲面で形成し、係止部64が係止され
る切欠部65の上部当接面を傾斜した平面で形成した実
施例を示す。
パン容器台の外周側面下部に実施例1と同様に4カ所突
設される係止部のひとつ、61はパン容器台が嵌合装着
される容器取付台で、係止部60を嵌合し固定保持する
切欠部62と、この切欠部62に係止部60をガイドす
る凹部63が設けられている。係止部60や凹部63等
の容器取付台61とパン容器台の嵌合部にはテーパを付
けられ、パン容器台の係止部60の先端は小さく、切欠
部62と凹部63の入口は大きく形成し、嵌合寸法も隙
間を持たせて設定することで、係止部60が切欠部62
や凹部63に容易に嵌合するようにしてある。また、係
止部60の上部当接面を傾斜した平面で形成し、係止部
60が係止される切欠部62の上部当接面を凸方向の曲
面で形成している。図6は図5と逆に係止部64の上部
当接面を凸方向の曲面で形成し、係止部64が係止され
る切欠部65の上部当接面を傾斜した平面で形成した実
施例を示す。
【0033】以上のように構成されたパン製造機につい
て、パン容器を焼成室内にセットする時の動作を説明す
る。パン容器41を焼成室の下方に降ろすと、実施例1
と同様にパン容器台の係止部60は容器取付台61の凹
部63の入口よりパン容器の自重で凹部63にガイドさ
れながら、パン容器台が容器取付台61の底面に当接す
るまで容易に挿入され、混練工程が始まるとパン生地を
こねる抵抗でパン容器が回転し、係止部60が切欠部6
2に嵌合されパン容器は下方に押し付けられながら容器
取付台61に自動的に固定される。この時図5,6に示
すように、切欠部62または係止部64の上部当接面を
凸方向の曲面で形成することにより、係止部と切欠部の
上部が点接触で当接するため、面接触させている実施例
1に比べると、係止部と切欠部の上部当接面の平面度や
角度等の寸法が多少ばらついても問題なく、確実にパン
容器を固定することができる。
て、パン容器を焼成室内にセットする時の動作を説明す
る。パン容器41を焼成室の下方に降ろすと、実施例1
と同様にパン容器台の係止部60は容器取付台61の凹
部63の入口よりパン容器の自重で凹部63にガイドさ
れながら、パン容器台が容器取付台61の底面に当接す
るまで容易に挿入され、混練工程が始まるとパン生地を
こねる抵抗でパン容器が回転し、係止部60が切欠部6
2に嵌合されパン容器は下方に押し付けられながら容器
取付台61に自動的に固定される。この時図5,6に示
すように、切欠部62または係止部64の上部当接面を
凸方向の曲面で形成することにより、係止部と切欠部の
上部が点接触で当接するため、面接触させている実施例
1に比べると、係止部と切欠部の上部当接面の平面度や
角度等の寸法が多少ばらついても問題なく、確実にパン
容器を固定することができる。
【0034】以上のように本実施例によれば、実施例1
よりも係止部と被係止部である切欠部の上部当接部の寸
法ばらつきの許容範囲を拡げることができ、係止部や切
欠部の上部当接部の寸法が多少ばらついても問題なく、
パン容器が自重とモータの駆動力で自動的に下方に押し
付けられながら容器取付台61に固定されるため、パン
容器の着脱操作性と使い勝手を向上しながら、積極的に
より確実にパン容器を固定し混練時の運転音を大幅に低
減できるとともに、従来必要だったパン容器を固定する
ための別パーツが不要になり、部品点数と組み立て工数
を削減しコストダウンを図ることもできる。
よりも係止部と被係止部である切欠部の上部当接部の寸
法ばらつきの許容範囲を拡げることができ、係止部や切
欠部の上部当接部の寸法が多少ばらついても問題なく、
パン容器が自重とモータの駆動力で自動的に下方に押し
付けられながら容器取付台61に固定されるため、パン
容器の着脱操作性と使い勝手を向上しながら、積極的に
より確実にパン容器を固定し混練時の運転音を大幅に低
減できるとともに、従来必要だったパン容器を固定する
ための別パーツが不要になり、部品点数と組み立て工数
を削減しコストダウンを図ることもできる。
【0035】(実施例3)以下本発明の実施例3につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0036】図7,8において、70はパン容器で、パ
ン材料がセットされる容器部71と、テーパを有した円
筒形状に形成されたパン容器台72から構成されてい
る。73はパン容器台72の外周側面の縦方向に複数設
けられた固定リブ、74は固定リブ73の下端にパン容
器台72の接線方向に突出して設けられた係止部で、固
定リブ73よりわずかに突出した山形の面で形成されて
いる。75はパン容器台72が嵌合挿着される容器取付
台で、係止部74を嵌合し固定保持する切欠部76と、
この切欠部76に係止部74をガイドする凹部77が設
けられている。係止部74と切欠部76はパン生地の混
練方向に設けられ、上部当接面を傾斜した平面で形成
し、係止部74の先端は固定リブ73の幅より小さく、
切欠部76と凹部77の入口は大きく形成し係止部74
の嵌合を容易にしてある。
ン材料がセットされる容器部71と、テーパを有した円
筒形状に形成されたパン容器台72から構成されてい
る。73はパン容器台72の外周側面の縦方向に複数設
けられた固定リブ、74は固定リブ73の下端にパン容
器台72の接線方向に突出して設けられた係止部で、固
定リブ73よりわずかに突出した山形の面で形成されて
いる。75はパン容器台72が嵌合挿着される容器取付
台で、係止部74を嵌合し固定保持する切欠部76と、
この切欠部76に係止部74をガイドする凹部77が設
けられている。係止部74と切欠部76はパン生地の混
練方向に設けられ、上部当接面を傾斜した平面で形成
し、係止部74の先端は固定リブ73の幅より小さく、
切欠部76と凹部77の入口は大きく形成し係止部74
の嵌合を容易にしてある。
【0037】以上のように構成されたパン製造機につい
て、パン容器70を焼成室にセットする時の動作を説明
する。係止部74の高さ寸法hは切欠部76と係合した
状態でパン容器70を垂直に引上げた時、摺動してパン
容器が回転する条件を充す高さに設定しておくことによ
り、パン容器70をねじらなくても上下に抜き差しする
感覚で容易に着脱でき、混練工程が始まると実施例1と
同様に自動的に係止部74と切欠部76の上部が当接し
パン容器70は下方に押し付けられながら容器取付台7
5に上下方向を固定され、回転方向は固定リブ73と凹
部77の嵌合により固定される。
て、パン容器70を焼成室にセットする時の動作を説明
する。係止部74の高さ寸法hは切欠部76と係合した
状態でパン容器70を垂直に引上げた時、摺動してパン
容器が回転する条件を充す高さに設定しておくことによ
り、パン容器70をねじらなくても上下に抜き差しする
感覚で容易に着脱でき、混練工程が始まると実施例1と
同様に自動的に係止部74と切欠部76の上部が当接し
パン容器70は下方に押し付けられながら容器取付台7
5に上下方向を固定され、回転方向は固定リブ73と凹
部77の嵌合により固定される。
【0038】以上のように本実施例によれば、実施例1
と同様に混練時の運転音低減と部品点数と組み立て工数
の削減によるコストダウンを図ることができるととも
に、パン容器70をねじらなくても上下に抜き差しする
感覚で容易に着脱でき、実施例1よりもさらにパン容器
70の着脱操作性と使い勝手を大幅に向上し、誤装着の
防止を図ることができる。
と同様に混練時の運転音低減と部品点数と組み立て工数
の削減によるコストダウンを図ることができるととも
に、パン容器70をねじらなくても上下に抜き差しする
感覚で容易に着脱でき、実施例1よりもさらにパン容器
70の着脱操作性と使い勝手を大幅に向上し、誤装着の
防止を図ることができる。
【0039】(実施例4)以下本発明の実施例4につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0040】図9において、80はパン容器で、容器部
81とパン容器台82から構成されている。83はパン
容器台82の外周側面下部に均等な角度に振り分けて4
カ所設けられた係止部で、その高さ寸法は隣合う係止部
と異なる寸法とし対向する係止部と合わせた2種類の高
さ寸法a,bで形成されている。84はパン容器台82
が嵌合装着される容器取付台、85は係止部83を嵌合
し固定保持する切欠部にガイドする凹部で、その深さ寸
法は隣合う凹部と異る寸法とし対向する凹部と合わせた
2種類の深さ寸法c,dで形成されている。
81とパン容器台82から構成されている。83はパン
容器台82の外周側面下部に均等な角度に振り分けて4
カ所設けられた係止部で、その高さ寸法は隣合う係止部
と異なる寸法とし対向する係止部と合わせた2種類の高
さ寸法a,bで形成されている。84はパン容器台82
が嵌合装着される容器取付台、85は係止部83を嵌合
し固定保持する切欠部にガイドする凹部で、その深さ寸
法は隣合う凹部と異る寸法とし対向する凹部と合わせた
2種類の深さ寸法c,dで形成されている。
【0041】以上のように構成されたパン製造機につい
て以下その動作を説明する。4カ所の係止部83は均等
な角度に振り分けて設けられているため、誤装着防止の
ために係止部の配置角度を不均等に振った実施例1に比
べると、よりしっかりと安定してパン容器80を固定す
ることができる。しかも、係止部83の高さ寸法と凹部
85の深さ寸法と異る寸法として形成しているため、パ
ン容器80を間違った位置で装着しようとしても、高い
方の係止部83の先端が容器取付台84の上端部に当た
って装着が不可能で、パン容器80は所定の位置でしか
嵌合装着できない。
て以下その動作を説明する。4カ所の係止部83は均等
な角度に振り分けて設けられているため、誤装着防止の
ために係止部の配置角度を不均等に振った実施例1に比
べると、よりしっかりと安定してパン容器80を固定す
ることができる。しかも、係止部83の高さ寸法と凹部
85の深さ寸法と異る寸法として形成しているため、パ
ン容器80を間違った位置で装着しようとしても、高い
方の係止部83の先端が容器取付台84の上端部に当た
って装着が不可能で、パン容器80は所定の位置でしか
嵌合装着できない。
【0042】以上のように本実施例によれば、実施例1
と同様にコストダウンを図りつつ、パン容器80の誤装
着を確実に防ぎ、調理の失敗や製品に破損や熱変形等の
異常が生じるのを防止しながら、さらにしっかりと安定
してパン容器80を固定し、混練時の運転音低減を図る
こともできる。
と同様にコストダウンを図りつつ、パン容器80の誤装
着を確実に防ぎ、調理の失敗や製品に破損や熱変形等の
異常が生じるのを防止しながら、さらにしっかりと安定
してパン容器80を固定し、混練時の運転音低減を図る
こともできる。
【0043】(実施例5)以下本発明の実施例5につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0044】図10において、90はパン容器で、容器
部91とパン容器台92から構成されている。93はパ
ン容器台92の外周側面下部に均等な角度に振り分けて
4カ所設けられた係止部で、その幅寸法は隣合う係止部
と異なる寸法とし対向する係止部と合わせた2種類の幅
寸法k,Lで形成されている。94はパン容器台92が
嵌合装着される容器取付台、95は係止部93を嵌合し
固定保持する切欠部に案内する凹部で、その幅寸法は隣
合う凹部と異なる寸法とし対向する凹部と合わせた2種
類の幅寸法m,nで形成されている。
部91とパン容器台92から構成されている。93はパ
ン容器台92の外周側面下部に均等な角度に振り分けて
4カ所設けられた係止部で、その幅寸法は隣合う係止部
と異なる寸法とし対向する係止部と合わせた2種類の幅
寸法k,Lで形成されている。94はパン容器台92が
嵌合装着される容器取付台、95は係止部93を嵌合し
固定保持する切欠部に案内する凹部で、その幅寸法は隣
合う凹部と異なる寸法とし対向する凹部と合わせた2種
類の幅寸法m,nで形成されている。
【0045】以上のように構成されたパン製造機につい
て以下その動作を説明する。実施例4と同様に係止部9
3は均等な角度に振り分けて設けられているため、実施
例1に比べると、よりしっかりと安定してパン容器90
を固定できる。しかも、係止部93の幅寸法と凹部95
の幅寸法を異る寸法として形成しているため、パン容器
90を間違った位置で装着しようとしても、幅の広い方
の係止部93の先端が容器取付台94の上端部に当た
り、パン容器90は所定の位置でしか嵌合装着できな
い。
て以下その動作を説明する。実施例4と同様に係止部9
3は均等な角度に振り分けて設けられているため、実施
例1に比べると、よりしっかりと安定してパン容器90
を固定できる。しかも、係止部93の幅寸法と凹部95
の幅寸法を異る寸法として形成しているため、パン容器
90を間違った位置で装着しようとしても、幅の広い方
の係止部93の先端が容器取付台94の上端部に当た
り、パン容器90は所定の位置でしか嵌合装着できな
い。
【0046】以上のように本実施例によれば実施例4と
同様にコストダウンとパン容器90の誤装着防止を図り
ながら、混練時の運転音低減を図ることもできる。
同様にコストダウンとパン容器90の誤装着防止を図り
ながら、混練時の運転音低減を図ることもできる。
【0047】(実施例6)以下本発明の実施例6につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0048】図11,12において100はパン容器
で、水平断面を略四角形に形成された容器部101と円
筒形状のパン容器台102から構成されている。103
はパン容器台102の外周側面の縦方向に複数設けられ
た固定リブ、104は固定リブ103の下端にパン容器
台102の接線方向に突出して設けられた係止部で、半
数は練り羽根の正転(右)方向に、残りの半数は練り羽
根の逆転(左)方向に突出させて、低く垂直に近い面で
形成されている。105は容器取付台で、係止部104
が嵌合される切欠部106と、この切欠部106に係止
部104をガイドする凹部107が設けられている。1
08は容器部101内側面の中央より練り羽根の逆転方
向(左)側に寄った位置に、略垂直方向に突設されたリ
ブである。また練り羽根の回転方向は、パンや材料の種
類に応じて自在に切替えられるようになっている。
で、水平断面を略四角形に形成された容器部101と円
筒形状のパン容器台102から構成されている。103
はパン容器台102の外周側面の縦方向に複数設けられ
た固定リブ、104は固定リブ103の下端にパン容器
台102の接線方向に突出して設けられた係止部で、半
数は練り羽根の正転(右)方向に、残りの半数は練り羽
根の逆転(左)方向に突出させて、低く垂直に近い面で
形成されている。105は容器取付台で、係止部104
が嵌合される切欠部106と、この切欠部106に係止
部104をガイドする凹部107が設けられている。1
08は容器部101内側面の中央より練り羽根の逆転方
向(左)側に寄った位置に、略垂直方向に突設されたリ
ブである。また練り羽根の回転方向は、パンや材料の種
類に応じて自在に切替えられるようになっている。
【0049】以上のように構成されたパン製造機につい
て以下その動作を説明する。パン容器100は実施例3
と同様に上下に抜き差しする感覚で容易に着脱でき、混
練工程が始まると自動的に係止部104が切欠部106
に嵌合され、それらの上部が当接するとパン容器100
は下方に押し付けられながら容器取付台105に上下方
向を固定され、回転方向は固定リブ103と凹部107
の嵌合により固定される。しかも係止部104の半数は
練り羽根の正転方向に、残りの半数は練り羽根の逆転方
向に突設しているため、練り羽根が正逆どら側に回転し
ても上記のようにパン容器100を確実に固定すること
ができる。またリブ108は容器部101内側面の中央
より逆転側に寄せて突設されているため、練り羽根の正
転時は逆転時よりもパン生地が容器部101のリブ10
8に当たりやすく、リブ108の手前のコーナー部にと
どまりやすいので、練り羽根と共回りやすい逆転時より
もパン生地は良く練り込まれる。従って、練り羽根の回
転方向を切替えることにより、練りの強さを調節するこ
とができ、グルテン含有量の多い強力粉を練る時は強く
練るために練り羽根を正転回転し、グルテン含有量が少
なくグルテン生成を阻害する酵素活性力の強い全粒粉や
それにシリアル等の雑穀を混ぜたものを練る時は弱く練
るために練り羽根を逆回転すれば、よくふくらむ出来映
えの良いパン生地を練り上げることができる。
て以下その動作を説明する。パン容器100は実施例3
と同様に上下に抜き差しする感覚で容易に着脱でき、混
練工程が始まると自動的に係止部104が切欠部106
に嵌合され、それらの上部が当接するとパン容器100
は下方に押し付けられながら容器取付台105に上下方
向を固定され、回転方向は固定リブ103と凹部107
の嵌合により固定される。しかも係止部104の半数は
練り羽根の正転方向に、残りの半数は練り羽根の逆転方
向に突設しているため、練り羽根が正逆どら側に回転し
ても上記のようにパン容器100を確実に固定すること
ができる。またリブ108は容器部101内側面の中央
より逆転側に寄せて突設されているため、練り羽根の正
転時は逆転時よりもパン生地が容器部101のリブ10
8に当たりやすく、リブ108の手前のコーナー部にと
どまりやすいので、練り羽根と共回りやすい逆転時より
もパン生地は良く練り込まれる。従って、練り羽根の回
転方向を切替えることにより、練りの強さを調節するこ
とができ、グルテン含有量の多い強力粉を練る時は強く
練るために練り羽根を正転回転し、グルテン含有量が少
なくグルテン生成を阻害する酵素活性力の強い全粒粉や
それにシリアル等の雑穀を混ぜたものを練る時は弱く練
るために練り羽根を逆回転すれば、よくふくらむ出来映
えの良いパン生地を練り上げることができる。
【0050】以上のように本実施例によれば、練り羽根
の回転方向を切替えることにより練りの強さを調節し、
パンや材料の種類に応じた最適な練りを行うことができ
るとともに、練り羽根が正逆どちら側に回転しても、実
施例3と同様にパン容器の着脱性を向上しながら、混練
時の運転音低減とコストダウンを図ることができる。
の回転方向を切替えることにより練りの強さを調節し、
パンや材料の種類に応じた最適な練りを行うことができ
るとともに、練り羽根が正逆どちら側に回転しても、実
施例3と同様にパン容器の着脱性を向上しながら、混練
時の運転音低減とコストダウンを図ることができる。
【0051】(実施例7)以下本発明の実施例7につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0052】図13において、110はパン容器台に実
施例1と同様に4カ所突設される係止部のひとつ、11
1は容器取付台で、係止部110が嵌合される切欠部1
12と、切欠部112に係止部110をガイドする凹部
113が設けられている。切欠部112は凹部113奥
の両側つまり練り羽根の正逆両方向に設けられ、係止部
110上部の切欠部112との当接面は左右対称な曲面
で形成されている。また実施例6と同様に、パン容器は
略四角形で内側面に中央より逆転側に寄った略垂直方向
のリブを具備し、練り羽根の回転方向は自在に切替えら
れるようになっている。図14は係止部114上部の当
接面を左右対称な平面で形成した実施例を示す。
施例1と同様に4カ所突設される係止部のひとつ、11
1は容器取付台で、係止部110が嵌合される切欠部1
12と、切欠部112に係止部110をガイドする凹部
113が設けられている。切欠部112は凹部113奥
の両側つまり練り羽根の正逆両方向に設けられ、係止部
110上部の切欠部112との当接面は左右対称な曲面
で形成されている。また実施例6と同様に、パン容器は
略四角形で内側面に中央より逆転側に寄った略垂直方向
のリブを具備し、練り羽根の回転方向は自在に切替えら
れるようになっている。図14は係止部114上部の当
接面を左右対称な平面で形成した実施例を示す。
【0053】以上のように構成されたパン製造機につい
て以下にその動作を説明する。実施例1と同様に、パン
容器を装着し混練工程が始まると係止部110が切欠部
112に嵌合され、パン容器は下方に押し付けられなが
ら容器取付台111に自動的に固定される。しかも係止
部110の上部当接面は左右対称な曲面で形成されてい
るため、練り羽根がどちら側に回転しても、すべての係
止部110が回転方向の切欠部112に常に嵌合される
ので、上記のようにパン容器を確実に固定することがで
きる。また練り羽根の回転方向を切替えることにより、
実施例6と同様に練りの強さを調節することができる。
図14の実施例は係止部114上部の当接面が平面で面
接触となるため、当接面が曲面で点接触となる図13の
実施例と比べると、よりしっかりとパン容器を固定でき
るが、当接面の寸法に高い精度が必要となる。
て以下にその動作を説明する。実施例1と同様に、パン
容器を装着し混練工程が始まると係止部110が切欠部
112に嵌合され、パン容器は下方に押し付けられなが
ら容器取付台111に自動的に固定される。しかも係止
部110の上部当接面は左右対称な曲面で形成されてい
るため、練り羽根がどちら側に回転しても、すべての係
止部110が回転方向の切欠部112に常に嵌合される
ので、上記のようにパン容器を確実に固定することがで
きる。また練り羽根の回転方向を切替えることにより、
実施例6と同様に練りの強さを調節することができる。
図14の実施例は係止部114上部の当接面が平面で面
接触となるため、当接面が曲面で点接触となる図13の
実施例と比べると、よりしっかりとパン容器を固定でき
るが、当接面の寸法に高い精度が必要となる。
【0054】以上のように本実施例によれば、実施例6
と同様に練り羽根の回転方向を切替えることにより、パ
ンや材料の種類に応じた最適な練りを行うことができる
とともに、練り羽根がどちら側に回転しても、すべての
係止部が常に切欠部に嵌合されるので、実施例6よりさ
らにしっかりとパン容器を固定でき、混練時の運転音を
さらに低減することができる。
と同様に練り羽根の回転方向を切替えることにより、パ
ンや材料の種類に応じた最適な練りを行うことができる
とともに、練り羽根がどちら側に回転しても、すべての
係止部が常に切欠部に嵌合されるので、実施例6よりさ
らにしっかりとパン容器を固定でき、混練時の運転音を
さらに低減することができる。
【0055】(実施例8)以下本発明の実施例8につい
て、図面を参照しながら説明する。
て、図面を参照しながら説明する。
【0056】図15において、120はパン容器で、従
来例と同様に底面に回り止めの固定リブを具備したパン
容器台が一体的に突設され、右回転の一方向にしか回転
されない練り羽根121が着脱自在に取り付けられてい
る。122はパン容器120の上部の回転方向側の段差
部123のみを係止固定する容器固定ばねで、弾性を有
する鋼線で左右非対称な形状に形成されている。124
は容器固定ばね122を焼成室125の側面に固定する
ねじで、焼成室125の底には上記パン容器台が嵌合装
着されパン容器120の下部を固定する容器取付台が配
設されている。
来例と同様に底面に回り止めの固定リブを具備したパン
容器台が一体的に突設され、右回転の一方向にしか回転
されない練り羽根121が着脱自在に取り付けられてい
る。122はパン容器120の上部の回転方向側の段差
部123のみを係止固定する容器固定ばねで、弾性を有
する鋼線で左右非対称な形状に形成されている。124
は容器固定ばね122を焼成室125の側面に固定する
ねじで、焼成室125の底には上記パン容器台が嵌合装
着されパン容器120の下部を固定する容器取付台が配
設されている。
【0057】以上のように構成されたパン製造機につい
て以下にその動作を説明する。容器固定ばね122がパ
ン容器120の上部の回転方向側にしか取り付けられて
いないため、パン容器120を焼成室内にセットする際
に容器固定ばね122の上に乗り上げにくくなるととも
に、容器固定ばね122の押さえ力による抵抗が半減
し、パン容器120の着脱力が弱くなるので、パン容器
120の着脱が容易にできるようになる。しかも、練り
羽根は一方にしか回転されないため、回転方向側を押さ
え保持するだけで、パン容器120を十分に固定し混練
時の運転音を低減できる。また、容器固定ばね122の
大きさを半分以下に小型化できるため、容器固定ばね1
22の一端を焼成室125の側面の孔126に挿入した
のちねじ124だけで取り付けられ、材料費を削減する
こともできる。
て以下にその動作を説明する。容器固定ばね122がパ
ン容器120の上部の回転方向側にしか取り付けられて
いないため、パン容器120を焼成室内にセットする際
に容器固定ばね122の上に乗り上げにくくなるととも
に、容器固定ばね122の押さえ力による抵抗が半減
し、パン容器120の着脱力が弱くなるので、パン容器
120の着脱が容易にできるようになる。しかも、練り
羽根は一方にしか回転されないため、回転方向側を押さ
え保持するだけで、パン容器120を十分に固定し混練
時の運転音を低減できる。また、容器固定ばね122の
大きさを半分以下に小型化できるため、容器固定ばね1
22の一端を焼成室125の側面の孔126に挿入した
のちねじ124だけで取り付けられ、材料費を削減する
こともできる。
【0058】以上のように本発明によれば、容器固定ば
ね122をパン容器120の回転方向側にのみ取り付け
ることにより、パン容器120の着脱操作性を向上しな
がら、しっかりとパン容器を固定し混練時の運転音を低
減できるとともに、材料費を削減してコストダウンを図
ることもできる。
ね122をパン容器120の回転方向側にのみ取り付け
ることにより、パン容器120の着脱操作性を向上しな
がら、しっかりとパン容器を固定し混練時の運転音を低
減できるとともに、材料費を削減してコストダウンを図
ることもできる。
【0059】
【発明の効果】以上のように本発明は、練り羽根の回転
方向を一方向のみとし、パン容器台の係止部と容器取付
台の被係止部の上部当接面を傾斜した平面で形成するこ
とにより、パン容器の着脱操作性と使い勝手を向上し誤
装着を防止しながら、より確実にしっかりとパン容器を
固定し、混練時の運転音を大幅に低減するとともに、従
来必要だったパン容器を固定するための別パーツが不要
になるため、部品点数と組み立て工数を削減しコストダ
ウンを図ることもできるものである。
方向を一方向のみとし、パン容器台の係止部と容器取付
台の被係止部の上部当接面を傾斜した平面で形成するこ
とにより、パン容器の着脱操作性と使い勝手を向上し誤
装着を防止しながら、より確実にしっかりとパン容器を
固定し、混練時の運転音を大幅に低減するとともに、従
来必要だったパン容器を固定するための別パーツが不要
になるため、部品点数と組み立て工数を削減しコストダ
ウンを図ることもできるものである。
【0060】また上記係止部や被係止部の上部当接面を
曲面で形成することにより、係止部と被係止部の上部当
接部の寸法ばらつきの許容範囲を拡げることができ、係
止部や切欠部の上部当接部の寸法が多少ばらついても問
題なく、パン容器の着脱操作性と使い勝手を向上しなが
ら、確実にパン容器を固定し混練時の運転音を低減でき
るとともに、コストダウンを図ることもできるものであ
る。
曲面で形成することにより、係止部と被係止部の上部当
接部の寸法ばらつきの許容範囲を拡げることができ、係
止部や切欠部の上部当接部の寸法が多少ばらついても問
題なく、パン容器の着脱操作性と使い勝手を向上しなが
ら、確実にパン容器を固定し混練時の運転音を低減でき
るとともに、コストダウンを図ることもできるものであ
る。
【0061】また係止部を固定リブ下端にパン容器台の
円筒の接線方向にわずかに突出させた面で形成すること
により、パン容器をねじらなくても上下に抜き差しする
感覚で容易に着脱でき、パン容器の着脱操作性と使い勝
手をさらに大幅に向上し誤装着の防止を図るとともに、
混練時の運転音低減とコストダウンも図ることができる
ものである。
円筒の接線方向にわずかに突出させた面で形成すること
により、パン容器をねじらなくても上下に抜き差しする
感覚で容易に着脱でき、パン容器の着脱操作性と使い勝
手をさらに大幅に向上し誤装着の防止を図るとともに、
混練時の運転音低減とコストダウンも図ることができる
ものである。
【0062】また係止部の高さ寸法と凹部の深さ寸法を
異る寸法として形成することにより、係止部を均等な角
度に振り分けて設けても、パン容器の誤装着を確実に防
止でき、さらにしっかりと安定してパン容器を固定でき
るとともに、混練時の運転音低減とコストダウンを図る
こともできる。
異る寸法として形成することにより、係止部を均等な角
度に振り分けて設けても、パン容器の誤装着を確実に防
止でき、さらにしっかりと安定してパン容器を固定でき
るとともに、混練時の運転音低減とコストダウンを図る
こともできる。
【0063】また係止部と凹部の幅寸法を異る寸法とし
て形成することにより、係止部を均等な角度に振り分け
て設けても、パン容器の誤装着を確実に防止でき、さら
にしっかりと安定してパン容器を固定できるとともに、
混練時の運転音低減とコストダウンを図ることもでき
る。
て形成することにより、係止部を均等な角度に振り分け
て設けても、パン容器の誤装着を確実に防止でき、さら
にしっかりと安定してパン容器を固定できるとともに、
混練時の運転音低減とコストダウンを図ることもでき
る。
【0064】また略四角形に形成したパン容器内側面の
中央より逆転側に寄った位置に略垂直方向のリブを設
け、練り羽根の回転方向を切替えられるようにすること
により、練りの強さを調節することができ、パンや材料
の種類に応じた最適な練りを行うことができる。
中央より逆転側に寄った位置に略垂直方向のリブを設
け、練り羽根の回転方向を切替えられるようにすること
により、練りの強さを調節することができ、パンや材料
の種類に応じた最適な練りを行うことができる。
【0065】また固定リブにパン容器台の円筒の接線方
向に突出した係止部を、半数は正転方向に、残りの半数
は逆転方向に設けるとともに、上記のように練り羽根の
回転方向を切替えられるようにすることにより、パン容
器の着脱性を向上しながら、パンや材料の種類に応じた
最適な練りを行うことができるとともに、練り羽根が正
逆どちら側に回転してもパン容器を確実に固定でき、混
練時の運転音低減とコストダウンも図ることができる。
向に突出した係止部を、半数は正転方向に、残りの半数
は逆転方向に設けるとともに、上記のように練り羽根の
回転方向を切替えられるようにすることにより、パン容
器の着脱性を向上しながら、パンや材料の種類に応じた
最適な練りを行うことができるとともに、練り羽根が正
逆どちら側に回転してもパン容器を確実に固定でき、混
練時の運転音低減とコストダウンも図ることができる。
【0066】また被係止部を凹部の両側に設けるととも
に、係止部上部の被係止部との当接面を左右対称な形状
に形成し、練り羽根の回転方向を切替えられるようにす
ることにより、パンや材料の種類に応じた最適な練りを
行うことができるとともに、練り羽根がどちら側に回転
しても、すべての係止部が常に被係止部に嵌合されるた
め、さらにしっかりとパン容器を固定でき、混練時の運
転音をさらに低減することができる。
に、係止部上部の被係止部との当接面を左右対称な形状
に形成し、練り羽根の回転方向を切替えられるようにす
ることにより、パンや材料の種類に応じた最適な練りを
行うことができるとともに、練り羽根がどちら側に回転
しても、すべての係止部が常に被係止部に嵌合されるた
め、さらにしっかりとパン容器を固定でき、混練時の運
転音をさらに低減することができる。
【0067】また練り羽根の回転方向を一方向のみと
し、パン容器上部の練り羽根回転方向側のみ固定保持す
る容器固定部材を設けることにより、パン容器の着脱操
作性を向上しながら、しっかりとパン容器を固定し混練
時の運転音を低減できるとともに、材料費を削減してコ
ストダウンを図ることもできる。
し、パン容器上部の練り羽根回転方向側のみ固定保持す
る容器固定部材を設けることにより、パン容器の着脱操
作性を向上しながら、しっかりとパン容器を固定し混練
時の運転音を低減できるとともに、材料費を削減してコ
ストダウンを図ることもできる。
【図1】本発明の実施例1におけるパン製造機の縦断面
図
図
【図2】本発明の実施例1におけるパン容器の装着動作
を説明した要部分解斜視図
を説明した要部分解斜視図
【図3】本発明の実施例1におけるパン容器の装着状態
を示した要部詳細説明図
を示した要部詳細説明図
【図4】本発明の実施例1における容器取付台とパン容
器台の装着時の位置を対応させて示した平面図
器台の装着時の位置を対応させて示した平面図
【図5】本発明の実施例2におけるパン容器の装着状態
を示した要部詳細説明図
を示した要部詳細説明図
【図6】本発明の他の実施例2におけるパン容器の装着
状態を示した要部詳細説明図
状態を示した要部詳細説明図
【図7】本発明の実施例3におけるパン容器の装着動作
を説明した要部分解斜視図
を説明した要部分解斜視図
【図8】本発明の実施例3におけるパン容器の装着状態
を示した要部詳細説明図
を示した要部詳細説明図
【図9】本発明の実施例4における容器取付台とパン容
器台の装着時の位置を対応させて示した平面図
器台の装着時の位置を対応させて示した平面図
【図10】本発明の実施例5における容器取付台とパン
容器台の装着時の位置を対応させて示した平面図
容器台の装着時の位置を対応させて示した平面図
【図11】本発明の実施例6におけるパン容器の装着動
作を説明した要部分解斜視図
作を説明した要部分解斜視図
【図12】本発明の実施例6における容器取付台とパン
容器台の装着時の位置を対応させて示した平面図
容器台の装着時の位置を対応させて示した平面図
【図13】本発明の実施例7におけるパン容器の装着状
態を示した要部詳細説明図
態を示した要部詳細説明図
【図14】本発明の他の実施例7におけるパン容器の装
着状態を示した要部詳細説明図
着状態を示した要部詳細説明図
【図15】(a)本発明の実施例8におけるパン容器の
装着状態を示した平面図 (b)同容器固定ばねとパン容器関係説明図 (c)同(a)におけるA−A断面図
装着状態を示した平面図 (b)同容器固定ばねとパン容器関係説明図 (c)同(a)におけるA−A断面図
【図16】従来のパン製造機の正面断面図
33,125 焼成室 34,61,75,84,94,105,111 容器
取付台 41,70,80,90,100,120 パン容器 44 容器部 45,72,82,92,102 パン容器台 49,60,64,74,83,93,110 係止部 50,62,65,76,106,112 切欠部 51,63,77,85,95,107,113 凹部 103 固定リブ 108 リブ 114 係止部 122 容器固定ばね
取付台 41,70,80,90,100,120 パン容器 44 容器部 45,72,82,92,102 パン容器台 49,60,64,74,83,93,110 係止部 50,62,65,76,106,112 切欠部 51,63,77,85,95,107,113 凹部 103 固定リブ 108 リブ 114 係止部 122 容器固定ばね
Claims (9)
- 【請求項1】 一方向に回転し材料を混練する練り羽根
を有しパン材料がセットされるパン容器、パン容器を固
定保持する容器取付台、ヒータを具備した焼成室と、練
り羽根を駆動するモータと、上記ヒータやモータの通電
を制御する制御装置とを備え、上記パン容器の下方に円
筒状に形成されたパン容器台の側面に複数の係止部を突
設し、容器取付台に上記係止部をガイドする凹部と、上
記係止部が当接嵌合される被係止部を凹部の側方練り羽
根の回転方向に設けるとともに、係止部と被係止部の上
部当接面を傾斜した平面で形成したパン製造機。 - 【請求項2】 係止部または被係止部の上部当接面を曲
面で形成した請求項1記載のパン製造機。 - 【請求項3】 一方向に回転し材料を混練する練り羽根
を有しパン材料がセットされるパン容器、パン容器を固
定保持する容器取付台、ヒータを具備した焼成室と、練
り羽根を駆動するモータと、上記ヒータやモータの通電
を制御する制御装置とを備え、上記パン容器の下方に円
筒状に形成されたパン容器台の側面に複数の縦方向の固
定リブを設け、固定リブにパン容器台の円筒部の接線方
向に突出した係止部を突設するとともに、容器取付台に
固定リブが嵌合される凹部と、上記係止部が当接嵌合さ
れる被係止部を凹部の側方練り羽根の回転方向に設けた
パン製造機。 - 【請求項4】 材料を混練する練り羽根を有しパン材料
がセットされるパン容器、パン容器を固定保持する容器
取付台、ヒータを具備した焼成室と、練り羽根を駆動す
るモータと、上記ヒータやモータの通電を制御する制御
装置とを備え、上記パン容器の下方に円筒状に形成され
たパン容器台の側面に高さの異なる複数の係止部を突設
し、容器取付台に上記係止部をガイドする凹部と、上記
係止部が当接嵌合される深さの異なる被係止部を設け
て、パン容器を所定の位置でのみ嵌合装着できるように
したパン製造機。 - 【請求項5】 材料を混練する練り羽根を有しパン材料
がセットされるパン容器、パン容器を固定保持する容器
取付台、ヒータを具備した焼成室と、練り羽根を駆動す
るモータと、上記ヒータやモータの通電を制御する制御
装置とを備え、上記パン容器の下方に円筒状に形成され
たパン容器台の側面に幅の異なる複数の係止部を突設
し、容器取付台に上記係止部をガイドする凹部と、上記
係止部が当接嵌合される幅の異なる被係止部を設けて、
パン容器を所定の位置でのみ嵌合装着できる構成にした
パン製造機。 - 【請求項6】 材料を混練する練り羽根を有しパン材料
がセットされるパン容器、パン容器を固定保持する容器
取付台、ヒータを具備した焼成室と、練り羽根を駆動す
るモータと、上記ヒータやモータの通電を制御する制御
装置とを備え、上記パン容器の水平断面を略四角形に形
成し、その内側面の中央より練り羽根の逆転方向側に寄
った位置に、略垂直方向の内側に突出したリブを設ける
とともに、パンや材料の種類に応じて練り羽根の回転方
向を切替えられるようにしたパン製造機。 - 【請求項7】 パン容器の下方に円筒状に形成されたパ
ン容器台の側面に複数の縦方向の固定リブを設け、固定
リブにパン容器台の円筒部の接線方向に突出した係止部
を、半数は練り羽根の正転方向に、残りの半数は練り羽
根の逆転方向に突設するとともに、容器取付台に固定リ
ブが嵌合される凹部と、上記係止部が当接嵌合される被
係止部を設けた請求項6記載のパン製造機。 - 【請求項8】 パン容器の下方に円筒状に形成されたパ
ン容器台の側面に複数の係止部を突設し、容器取付台に
上記係止部をガイドする凹部と、上記係止部が当接嵌合
される被係止部を凹部の両側練り羽根の正逆両方向に設
けるとともに、係止部上部の被係止部との当接面を左右
対称な形状に形成した請求項6記載のパン製造機。 - 【請求項9】 一方向に回転し材料を混練する練り羽根
を有しパン材料がセットされるパン容器、パン容器の下
方に形成されたパン容器台を固定保持する容器取付台、
ヒータを具備した焼成室と、練り羽根を駆動するモータ
と、上記ヒータやモータの通電を制御する制御装置とを
備え、左右非対称に形成されパン容器の上部を練り羽根
の回転方向側でのみ固定保持する容器固定部材を具備し
たパン製造機。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7048420A JPH08243032A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | パン製造機 |
US08/530,631 US5694832A (en) | 1995-01-06 | 1995-09-20 | Automatic bread producing machine |
CN95102571A CN1094744C (zh) | 1995-01-06 | 1995-10-06 | 面包机 |
US08/918,803 US5887512A (en) | 1995-01-06 | 1997-08-26 | Automatic bread producing machine |
US09/219,922 US6053096A (en) | 1995-01-06 | 1998-12-23 | Automatic bread producing machine |
US09/371,197 US6101928A (en) | 1995-01-06 | 1999-08-10 | Automatic bread producing machine |
CNB011227966A CN1179426C (zh) | 1995-01-06 | 2001-07-24 | 面包机 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7048420A JPH08243032A (ja) | 1995-03-08 | 1995-03-08 | パン製造機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08243032A true JPH08243032A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12802834
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7048420A Pending JPH08243032A (ja) | 1995-01-06 | 1995-03-08 | パン製造機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08243032A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017202123A (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 象印マホービン株式会社 | 自動製パン機 |
CN108552976A (zh) * | 2016-06-23 | 2018-09-21 | 叶雨玲 | 带可卷绕的叶片的面包机 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5498893U (ja) * | 1977-12-26 | 1979-07-12 | ||
JPH01277128A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-07 | Toshiba Corp | パン製造装置付電子レンジの安全装置 |
JPH0219114A (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動製パン機 |
JPH0464337A (ja) * | 1990-07-03 | 1992-02-28 | Nec Corp | 心電図自動解析装置 |
JPH0690863A (ja) * | 1992-09-16 | 1994-04-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パン製造機 |
-
1995
- 1995-03-08 JP JP7048420A patent/JPH08243032A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5498893U (ja) * | 1977-12-26 | 1979-07-12 | ||
JPH01277128A (ja) * | 1988-04-28 | 1989-11-07 | Toshiba Corp | パン製造装置付電子レンジの安全装置 |
JPH0219114A (ja) * | 1988-07-06 | 1990-01-23 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 自動製パン機 |
JPH0464337A (ja) * | 1990-07-03 | 1992-02-28 | Nec Corp | 心電図自動解析装置 |
JPH0690863A (ja) * | 1992-09-16 | 1994-04-05 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | パン製造機 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017202123A (ja) * | 2016-05-12 | 2017-11-16 | 象印マホービン株式会社 | 自動製パン機 |
CN108552976A (zh) * | 2016-06-23 | 2018-09-21 | 叶雨玲 | 带可卷绕的叶片的面包机 |
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