JPH08242750A - 食品の成形方法およびその成形装置 - Google Patents
食品の成形方法およびその成形装置Info
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- JPH08242750A JPH08242750A JP4944395A JP4944395A JPH08242750A JP H08242750 A JPH08242750 A JP H08242750A JP 4944395 A JP4944395 A JP 4944395A JP 4944395 A JP4944395 A JP 4944395A JP H08242750 A JPH08242750 A JP H08242750A
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- conveyor belt
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-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A21—BAKING; EDIBLE DOUGHS
- A21C—MACHINES OR EQUIPMENT FOR MAKING OR PROCESSING DOUGHS; HANDLING BAKED ARTICLES MADE FROM DOUGH
- A21C9/00—Other apparatus for handling dough or dough pieces
- A21C9/06—Apparatus for filling pieces of dough such as doughnuts
- A21C9/061—Making continuous filled tubular products, e.g. with subsequent cutting
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- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 パン生地9の外皮9aに含まれたグルテンの
破壊を僅かにして、その品質を低下させずに、外皮9a
に餡などの内材10を能率よく包み込める食品の成形方
法を提供する。 【構成】 帯状に成形した外皮9aを搬送ベルト31上
に載せて搬送しつつ、外皮9a上に丸棒状の内材10を
連続して支持させ、搬送ベルト31の両側部をベルト操
作機構4により横断面半円形状に弾性変形させ、外皮9
aに内材10を包み込んで、外皮9aを円筒状に連続成
形し、成形品8を搬送ベルト31外に搬出し、内材10
の全体を外皮9aによって覆った球状などに成形切断し
た製品81にすることで、外皮9aに捩りなどの大きな
力を加えずに外皮9aの変形量を少なくし、比較的高速
な搬送ベルト31による外皮9aと内材10との搬送を
可能にする。
破壊を僅かにして、その品質を低下させずに、外皮9a
に餡などの内材10を能率よく包み込める食品の成形方
法を提供する。 【構成】 帯状に成形した外皮9aを搬送ベルト31上
に載せて搬送しつつ、外皮9a上に丸棒状の内材10を
連続して支持させ、搬送ベルト31の両側部をベルト操
作機構4により横断面半円形状に弾性変形させ、外皮9
aに内材10を包み込んで、外皮9aを円筒状に連続成
形し、成形品8を搬送ベルト31外に搬出し、内材10
の全体を外皮9aによって覆った球状などに成形切断し
た製品81にすることで、外皮9aに捩りなどの大きな
力を加えずに外皮9aの変形量を少なくし、比較的高速
な搬送ベルト31による外皮9aと内材10との搬送を
可能にする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、餡パンなどの製造に
当たり、パン生地などの外皮によって餡などの内材を覆
って球状などに成形切断する食品の成形方法およびその
成形装置に関するものである。
当たり、パン生地などの外皮によって餡などの内材を覆
って球状などに成形切断する食品の成形方法およびその
成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、食品の成形方法として、縦軸の送
出機構によって餡などの内材を丸棒状に成形して下方に
連続して送り出し、ホッパとこれの内部に収容したスク
リューとの一方が回転する外皮送出機構によって小麦粉
に水などを加えて練った外皮を送り出し、この外皮によ
って前記内材の外周を覆って筒状に成形し、内材と外皮
とを下方に送り出し、成形切断機構に設けた6個の等脚
台形状の絞り片の開口内に挿入し、前記絞り片を閉じる
ことで、外皮により内材を包み込んで球状などの所要形
状に成形切断することが一般に行われている。
出機構によって餡などの内材を丸棒状に成形して下方に
連続して送り出し、ホッパとこれの内部に収容したスク
リューとの一方が回転する外皮送出機構によって小麦粉
に水などを加えて練った外皮を送り出し、この外皮によ
って前記内材の外周を覆って筒状に成形し、内材と外皮
とを下方に送り出し、成形切断機構に設けた6個の等脚
台形状の絞り片の開口内に挿入し、前記絞り片を閉じる
ことで、外皮により内材を包み込んで球状などの所要形
状に成形切断することが一般に行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した一般
的な食品の成形方法は、外皮として例えばパン生地のよ
うな醗酵生地を用いると、ホッパとこれの内部に収容し
たスクリューの一方を回転させて外皮を送り出し、この
外皮によって餡などの内材の外周を覆って筒状に成形す
る際に、前記発酵生地に含まれているたんぱく質のグル
テンを破壊し、発酵生地を焼き上げた製品の外皮の膨ら
みを阻害したり、また外皮によって内材を包囲したもの
を成形切断した後に、外皮が開いて内材が露出したり
し、良質なパンなどの製品がえられないという問題があ
った。
的な食品の成形方法は、外皮として例えばパン生地のよ
うな醗酵生地を用いると、ホッパとこれの内部に収容し
たスクリューの一方を回転させて外皮を送り出し、この
外皮によって餡などの内材の外周を覆って筒状に成形す
る際に、前記発酵生地に含まれているたんぱく質のグル
テンを破壊し、発酵生地を焼き上げた製品の外皮の膨ら
みを阻害したり、また外皮によって内材を包囲したもの
を成形切断した後に、外皮が開いて内材が露出したり
し、良質なパンなどの製品がえられないという問題があ
った。
【0004】この発明は、前述した従来の問題点を解決
して、パン生地などを外皮として、その品質を低下させ
ずに、餡など内材を包み込んで、球状などに成形切断し
た製品を能率よく量産することができ、軟かいふくらみ
がある良好な品質の餡パンなどを製造できる、食品の成
形方法および成形装置を提供することを目的としてい
る。
して、パン生地などを外皮として、その品質を低下させ
ずに、餡など内材を包み込んで、球状などに成形切断し
た製品を能率よく量産することができ、軟かいふくらみ
がある良好な品質の餡パンなどを製造できる、食品の成
形方法および成形装置を提供することを目的としてい
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明に係る食
品の成形方法は、パン生地などの外皮材を連続して帯状
に成形した外皮と、この外皮の幅方向中央部上に連続さ
せて載せた餡などの内材とを搬送ベルト上に支持させて
搬送しつつ、この搬送ベルトの両側部を横断面半円形状
に弾性変形させ、外皮の中心部に前記内材を包み込んで
外皮を円筒状に連続成形し、成形品を搬送ベルト外に搬
出し、内材の全周を外皮によって覆った球状などの所要
形状に成形切断するものである。
品の成形方法は、パン生地などの外皮材を連続して帯状
に成形した外皮と、この外皮の幅方向中央部上に連続さ
せて載せた餡などの内材とを搬送ベルト上に支持させて
搬送しつつ、この搬送ベルトの両側部を横断面半円形状
に弾性変形させ、外皮の中心部に前記内材を包み込んで
外皮を円筒状に連続成形し、成形品を搬送ベルト外に搬
出し、内材の全周を外皮によって覆った球状などの所要
形状に成形切断するものである。
【0006】請求項2の発明は、請求項1の食品の成形
方法において、搬送ベルトの一側部を横断面半円形状に
弾性変形させて外皮の一側部を横断面半円形状に変形さ
せ、前記搬送ベルトの他側部を前記一側部より遅らせて
横断面半円形状に弾性変形させ前記外皮の他側部を横断
面半円形状に変形させ、外皮の一側縁部外周面に外皮の
他側縁部を重ねて、外皮を円筒状に連続成形するもので
ある。
方法において、搬送ベルトの一側部を横断面半円形状に
弾性変形させて外皮の一側部を横断面半円形状に変形さ
せ、前記搬送ベルトの他側部を前記一側部より遅らせて
横断面半円形状に弾性変形させ前記外皮の他側部を横断
面半円形状に変形させ、外皮の一側縁部外周面に外皮の
他側縁部を重ねて、外皮を円筒状に連続成形するもので
ある。
【0007】請求項3の発明は、請求項1の食品の成形
方法において、搬送ベルトの両側部を同時に横断面半円
形状に弾性変形させて外皮の両側部を横断面半円形状に
それぞれ変形させ、その後変形させた外皮を整形ローラ
機構によって外周側から押圧し、外皮の両側縁部を重
ね、かつ内材を覆って円筒状に外皮を連続成形するもの
である。
方法において、搬送ベルトの両側部を同時に横断面半円
形状に弾性変形させて外皮の両側部を横断面半円形状に
それぞれ変形させ、その後変形させた外皮を整形ローラ
機構によって外周側から押圧し、外皮の両側縁部を重
ね、かつ内材を覆って円筒状に外皮を連続成形するもの
である。
【0008】請求項4の発明に係る食品の成形装置は、
パン生地などの外皮材を複数組の回転するローラ間に通
して所定の厚さと幅とに成形し帯状の外皮とし連続して
送り出す外皮供給機構と、外皮供給機構から送り出され
た外皮を搬送する弾性変形可能な無端状の搬送ベルト
と、搬送ベルトの末端部上方に配設し前記外皮の幅方向
中央部に餡などの内材を丸棒状に成形して連続供給する
内材送出機構と、内材送出機構の先端側の搬送ベルト両
側部上にそれぞれ設置し搬送ベルトの両側部を横断面半
円形状にそれぞれ弾性変形させる左,右ベルト操作機構
と、搬送ベルトの先端外下方に配設しかつ内材の全周を
外皮によって覆った所要形状に切断する成形切断機構と
を備え、前記ベルト操作機構に設けた傾斜ローラと上ロ
ーラとにより搬送ベルトの両側部を支持して弾性変形さ
せ、前記外皮と内材とを先端側に搬送しつつ外皮の両側
部を横断面半円形状に変形させるようにしたものであ
る。
パン生地などの外皮材を複数組の回転するローラ間に通
して所定の厚さと幅とに成形し帯状の外皮とし連続して
送り出す外皮供給機構と、外皮供給機構から送り出され
た外皮を搬送する弾性変形可能な無端状の搬送ベルト
と、搬送ベルトの末端部上方に配設し前記外皮の幅方向
中央部に餡などの内材を丸棒状に成形して連続供給する
内材送出機構と、内材送出機構の先端側の搬送ベルト両
側部上にそれぞれ設置し搬送ベルトの両側部を横断面半
円形状にそれぞれ弾性変形させる左,右ベルト操作機構
と、搬送ベルトの先端外下方に配設しかつ内材の全周を
外皮によって覆った所要形状に切断する成形切断機構と
を備え、前記ベルト操作機構に設けた傾斜ローラと上ロ
ーラとにより搬送ベルトの両側部を支持して弾性変形さ
せ、前記外皮と内材とを先端側に搬送しつつ外皮の両側
部を横断面半円形状に変形させるようにしたものであ
る。
【0009】請求項5の発明は、請求項4の食品の成形
装置において、両側部が横断面半円形状に変形した外皮
を押圧しかつこの外皮を内材の外周面に押し付けて密着
させると共に円筒状に成形する整形ローラ機構の鼓状ロ
ーラを、搬送ベルト上のベルト操作機構先端側に設けた
ものである。
装置において、両側部が横断面半円形状に変形した外皮
を押圧しかつこの外皮を内材の外周面に押し付けて密着
させると共に円筒状に成形する整形ローラ機構の鼓状ロ
ーラを、搬送ベルト上のベルト操作機構先端側に設けた
ものである。
【0010】
【作用】請求項1の発明に係る食品の成形方法は、パン
生地などの外皮材を連続して帯状の外皮としているの
で、従来のホッパとこれの内部に収容したスクリューと
の一方を回転させて外皮を送り出すのに比べ、帯状の外
皮に含まれている蛋白質のグルテンの破壊を防止でき
る。また、帯状の外皮と、この外皮の幅方向中央部に連
続させて載せた餡などの内材とを、搬送ベルト上に支持
させて搬送しつつ、この搬送ベルトの両側部を横断面半
円形状に弾性変形させることで、搬送ベルトの両側部の
変形に倣って外皮を変形させ、この外皮の中心部に前記
内材を包み込んで、外皮を円筒状に連続成形するもので
ある。従って、外皮は、その幅方向中央部の左,右に位
置する両側部を横断面半円形状に変形させて、円筒状に
連続成形させることで、捩りなどの大きな力を加えるこ
となく、変形量も少なくできるため、外皮がパン生地な
どの醗酵生地であっても、そのグルテンの破壊が少な
く、外皮の品質をほとんど低下させず、しかも能率よく
餡などの内材の全周を外皮によって覆うことができる。
生地などの外皮材を連続して帯状の外皮としているの
で、従来のホッパとこれの内部に収容したスクリューと
の一方を回転させて外皮を送り出すのに比べ、帯状の外
皮に含まれている蛋白質のグルテンの破壊を防止でき
る。また、帯状の外皮と、この外皮の幅方向中央部に連
続させて載せた餡などの内材とを、搬送ベルト上に支持
させて搬送しつつ、この搬送ベルトの両側部を横断面半
円形状に弾性変形させることで、搬送ベルトの両側部の
変形に倣って外皮を変形させ、この外皮の中心部に前記
内材を包み込んで、外皮を円筒状に連続成形するもので
ある。従って、外皮は、その幅方向中央部の左,右に位
置する両側部を横断面半円形状に変形させて、円筒状に
連続成形させることで、捩りなどの大きな力を加えるこ
となく、変形量も少なくできるため、外皮がパン生地な
どの醗酵生地であっても、そのグルテンの破壊が少な
く、外皮の品質をほとんど低下させず、しかも能率よく
餡などの内材の全周を外皮によって覆うことができる。
【0011】請求項2の発明は、搬送ベルトの一側部よ
りその他側部を遅らせて、これらの側部を横断面半円形
状にそれぞれ弾性変形させているので、帯状の外皮も、
その一側部より他側部が遅れて横断面半円形状にそれぞ
れ変形することで、外皮の一側部外周にその他側縁部を
重ねて、外皮を円筒状に確実に連続成形でき、その後成
形品を球状などに成形切断することで、外皮の両側縁部
が剥がれたり開口したりするのを防止できる。
りその他側部を遅らせて、これらの側部を横断面半円形
状にそれぞれ弾性変形させているので、帯状の外皮も、
その一側部より他側部が遅れて横断面半円形状にそれぞ
れ変形することで、外皮の一側部外周にその他側縁部を
重ねて、外皮を円筒状に確実に連続成形でき、その後成
形品を球状などに成形切断することで、外皮の両側縁部
が剥がれたり開口したりするのを防止できる。
【0012】なお、外皮の一側縁部にその他側縁部を重
ねた後、これらの重ねた部分を整形ローラ機構によって
押圧すると、内材の外周に外皮を密着できると共に、成
形品を成形切断する際に、外皮の両側縁部が剥がれたり
開口したりするのを確実に防止できて好ましい(図3e
参照)。
ねた後、これらの重ねた部分を整形ローラ機構によって
押圧すると、内材の外周に外皮を密着できると共に、成
形品を成形切断する際に、外皮の両側縁部が剥がれたり
開口したりするのを確実に防止できて好ましい(図3e
参照)。
【0013】請求項3の発明は、搬送ベルトの両側部を
同時に横断面半円形状に弾性変形させることで、帯状の
外皮も両側部が同時に横断面半円形状に変形し、その
後、変形させた外皮を整形ローラ機構によって外周側か
ら押圧することで、外皮の両側縁部を重ねて、外皮を円
筒状に連続成形でき、また内材の外周に外皮を密着で
き、さらに成形品を球状などに成形切断する際に、外皮
の両側縁部が剥がれたり開口したりするのを確実に防止
できる。
同時に横断面半円形状に弾性変形させることで、帯状の
外皮も両側部が同時に横断面半円形状に変形し、その
後、変形させた外皮を整形ローラ機構によって外周側か
ら押圧することで、外皮の両側縁部を重ねて、外皮を円
筒状に連続成形でき、また内材の外周に外皮を密着で
き、さらに成形品を球状などに成形切断する際に、外皮
の両側縁部が剥がれたり開口したりするのを確実に防止
できる。
【0014】なお、搬送ベルトによる外皮の変形は、そ
の両側縁間の上部に隙間を設けると共に、外皮を内材に
対し上方に偏心させた状態とし(図7d参照)、その
後、整形ローラ機構の後,前ローラによって、外皮を片
側ずつ押圧し、さらに鼓状ローラによって外皮の重なっ
た両側縁部を押圧することが好ましい(図7e,f,g
参照)。
の両側縁間の上部に隙間を設けると共に、外皮を内材に
対し上方に偏心させた状態とし(図7d参照)、その
後、整形ローラ機構の後,前ローラによって、外皮を片
側ずつ押圧し、さらに鼓状ローラによって外皮の重なっ
た両側縁部を押圧することが好ましい(図7e,f,g
参照)。
【0015】請求項4に係る食品の成形装置は、外皮供
給機構に設けた複数組の回転するローラ間に通してパン
生地などの外皮材を所定の厚さと幅の帯状の外皮に成形
した搬送ベルト上に連続して送り出し、内材送出機構に
よって餡などの内材を丸棒状に成形し、前記搬送ベルト
の末端部上に位置する前記外皮の幅方向中央部に連続供
給する。そして、搬送ベルトによって前記内材と外皮と
を先端側に送り出しつつ左,右ベルト操作機構に設けた
傾斜ローラと水平な上ローラとにより搬送ベルトの両側
部を支持して横断面半円形状に弾性変形させることで、
これに倣って外皮の両側部を横断面半円形状に変形さ
せ、内材を包み込んで外皮を円筒状に連続成形し、成形
品を搬送ベルトの先端外下方に搬出し、成形切断機構を
動作させ、内材を外皮によって覆った球状などに成形切
断することができる。
給機構に設けた複数組の回転するローラ間に通してパン
生地などの外皮材を所定の厚さと幅の帯状の外皮に成形
した搬送ベルト上に連続して送り出し、内材送出機構に
よって餡などの内材を丸棒状に成形し、前記搬送ベルト
の末端部上に位置する前記外皮の幅方向中央部に連続供
給する。そして、搬送ベルトによって前記内材と外皮と
を先端側に送り出しつつ左,右ベルト操作機構に設けた
傾斜ローラと水平な上ローラとにより搬送ベルトの両側
部を支持して横断面半円形状に弾性変形させることで、
これに倣って外皮の両側部を横断面半円形状に変形さ
せ、内材を包み込んで外皮を円筒状に連続成形し、成形
品を搬送ベルトの先端外下方に搬出し、成形切断機構を
動作させ、内材を外皮によって覆った球状などに成形切
断することができる。
【0016】従って、請求項4の発明に係る食品の成形
装置は、外皮供給機構によってパン生地などの外皮材を
帯状の外皮に成形する際、および搬送ベルトによって前
記外皮に内材を包み込んで外皮を円筒状に成形する際
に、外皮に含まれている蛋白質のグルテンの破壊を防止
でき、前述した請求項1の発明による食品の成形方法を
行うのに好適し、また前記外皮供給機構によって外皮材
を、所定の厚さと幅の帯状の外皮に成形して搬送ベルト
上に連続して送り出すことで、前記外皮を長時間連続し
て供給できる。
装置は、外皮供給機構によってパン生地などの外皮材を
帯状の外皮に成形する際、および搬送ベルトによって前
記外皮に内材を包み込んで外皮を円筒状に成形する際
に、外皮に含まれている蛋白質のグルテンの破壊を防止
でき、前述した請求項1の発明による食品の成形方法を
行うのに好適し、また前記外皮供給機構によって外皮材
を、所定の厚さと幅の帯状の外皮に成形して搬送ベルト
上に連続して送り出すことで、前記外皮を長時間連続し
て供給できる。
【0017】請求項5の発明は、搬送ベルト上のベルト
操作機構先端側に設けた整形ローラ機構の鼓状ローラに
よって、横断面半円形状に変形した外皮を内材の外周面
に押し付けるようにしたので前述した請求項2,3の発
明による食品の成形方法を行うのに好適する。
操作機構先端側に設けた整形ローラ機構の鼓状ローラに
よって、横断面半円形状に変形した外皮を内材の外周面
に押し付けるようにしたので前述した請求項2,3の発
明による食品の成形方法を行うのに好適する。
【0018】
【実施例】以下、この発明の実施例につき図を参照して
説明する。図1,図2,図3の各図は、請求項1,2の
発明による食品の成形方法を行う請求項4,5の発明の
成形装置を示す第1実施例である。
説明する。図1,図2,図3の各図は、請求項1,2の
発明による食品の成形方法を行う請求項4,5の発明の
成形装置を示す第1実施例である。
【0019】図1,図2において、1は外皮供給機構、
2は内材送出機構、3は搬送ベルト機構、4はベルト操
作機構、5は成形切断機構であり、これらは装置本体6
の末端部から先端側に向かって順次配置してあり、成形
切断機構5の下方には受け取り搬送機構7が配設してあ
る。
2は内材送出機構、3は搬送ベルト機構、4はベルト操
作機構、5は成形切断機構であり、これらは装置本体6
の末端部から先端側に向かって順次配置してあり、成形
切断機構5の下方には受け取り搬送機構7が配設してあ
る。
【0020】前記外皮供給機構1は、装置本体6の末端
側から先端側に向かって粉振りホッパ部11、外皮送り
ホッパ部12および伸展送出ローラ部13を配設し、粉
振りホッパ部11と外皮送りホッパ部12との下方に伸
展送出ベルト機構14を配置し、伸展送出ローラ部13
の後下部に第1粉振り機構15を設けてある。
側から先端側に向かって粉振りホッパ部11、外皮送り
ホッパ部12および伸展送出ローラ部13を配設し、粉
振りホッパ部11と外皮送りホッパ部12との下方に伸
展送出ベルト機構14を配置し、伸展送出ローラ部13
の後下部に第1粉振り機構15を設けてある。
【0021】そして、装置本体6内に設置したベルト駆
動機構16を駆動させて、伸展送出ベルト機構14の後
部プーリ14aを回転させることで、これと前部プーリ
14bとで支持した伸展送出ベルト機構14の送出ベル
ト14cを時計方向に回転させ、この送出ベルト14c
の装置本体6一側部上に位置する上面を前方に移動さ
せ、図2によく見られるように、装置本体6の他側部に
設けた粉振り駆動機構11a、外皮送り駆動機構12
a、伸展ローラ駆動機構13aをそれぞれ駆動させて、
前記粉振りホッパ部11、外皮送りホッパ部12、伸展
送出ローラ部13をそれぞれ動作させる。
動機構16を駆動させて、伸展送出ベルト機構14の後
部プーリ14aを回転させることで、これと前部プーリ
14bとで支持した伸展送出ベルト機構14の送出ベル
ト14cを時計方向に回転させ、この送出ベルト14c
の装置本体6一側部上に位置する上面を前方に移動さ
せ、図2によく見られるように、装置本体6の他側部に
設けた粉振り駆動機構11a、外皮送り駆動機構12
a、伸展ローラ駆動機構13aをそれぞれ駆動させて、
前記粉振りホッパ部11、外皮送りホッパ部12、伸展
送出ローラ部13をそれぞれ動作させる。
【0022】すなわち、粉振り駆動機構11aの駆動に
より、粉振りホッパ部11の装置本体6一側部上に設け
た粉用ホッパ11b内の澱粉などの粉末11cを、下部
開口11dから塗布ローラ11eに送り出し、塗布ロー
ラ11eで送出ベルト14aの上面に塗布する。
より、粉振りホッパ部11の装置本体6一側部上に設け
た粉用ホッパ11b内の澱粉などの粉末11cを、下部
開口11dから塗布ローラ11eに送り出し、塗布ロー
ラ11eで送出ベルト14aの上面に塗布する。
【0023】また、外皮送り駆動機構12aの駆動によ
って、外皮送りホッパ部12の装置本体6一側部上に位
置する外皮用ホッパ12b内の下部に設けた前,後上ロ
ーラ12cおよび前,後下ローラ12dをそれぞれ回転
させ、外皮用ホッパ12b内の上部に入れた外皮材であ
るパン生地9を、前,後上ローラ12c間および前,後
下ローラ12dに通し、帯状に成形すると共に厚さを順
次薄くしかつ連続させて前記粉末11cが塗布された送
出ベルト14c上に送り出し、この送出ベルト14cに
よって帯状のパン生地9を前側に送り出す。そして、第
1粉振り機構15の動作により、これのホッパ15a内
の澱粉などの粉末(図示省略)を、下部開口15bから
塗布ローラ15cに送り出し塗布ローラ15cで送り出
された帯状のパン生地9の上面に塗布する。
って、外皮送りホッパ部12の装置本体6一側部上に位
置する外皮用ホッパ12b内の下部に設けた前,後上ロ
ーラ12cおよび前,後下ローラ12dをそれぞれ回転
させ、外皮用ホッパ12b内の上部に入れた外皮材であ
るパン生地9を、前,後上ローラ12c間および前,後
下ローラ12dに通し、帯状に成形すると共に厚さを順
次薄くしかつ連続させて前記粉末11cが塗布された送
出ベルト14c上に送り出し、この送出ベルト14cに
よって帯状のパン生地9を前側に送り出す。そして、第
1粉振り機構15の動作により、これのホッパ15a内
の澱粉などの粉末(図示省略)を、下部開口15bから
塗布ローラ15cに送り出し塗布ローラ15cで送り出
された帯状のパン生地9の上面に塗布する。
【0024】さらに、伸展ローラ駆動機構13aの駆動
によって、伸展送出ローラ部13の装置本体6一側部上
に上,下に1対として配置した後,前伸展用ローラ13
b,13cの少なくとも上,下一方をそれぞれ回転さ
せ、前記送出ベルト14a上面の先端側に配設した支持
板13d上に送り出された帯状のパン生地9を、上,下
の後伸展用ローラ13b間に通して加圧し、続いて上,
下の前伸展用ローラ13c間に通してさらに加圧し、所
要の厚さに薄くすると共に所要の幅に広くして伸展した
外皮9aに成形し、支持板13dの前方に送り出す。
によって、伸展送出ローラ部13の装置本体6一側部上
に上,下に1対として配置した後,前伸展用ローラ13
b,13cの少なくとも上,下一方をそれぞれ回転さ
せ、前記送出ベルト14a上面の先端側に配設した支持
板13d上に送り出された帯状のパン生地9を、上,下
の後伸展用ローラ13b間に通して加圧し、続いて上,
下の前伸展用ローラ13c間に通してさらに加圧し、所
要の厚さに薄くすると共に所要の幅に広くして伸展した
外皮9aに成形し、支持板13dの前方に送り出す。
【0025】なお、支持板13dの上面を送出ベルト1
4aの上面とほぼ水平に配置し、前方に送り出される帯
状のパン生地9は、上,下面に粉末を塗布してあるの
で、上下1対の後,前伸展用ローラ13b,13cによ
って加圧しても、これらのローラ13b,13cや支持
板13dにパン生地9が付着しない。なお、帯状のパン
生地9を伸展することで、その幅が不揃いになることが
あるので、図示省略した耳切りローラを回転させて、パ
ン生地9の左,右側縁部を切除して、所定幅の帯状の外
皮にすることが好ましい。
4aの上面とほぼ水平に配置し、前方に送り出される帯
状のパン生地9は、上,下面に粉末を塗布してあるの
で、上下1対の後,前伸展用ローラ13b,13cによ
って加圧しても、これらのローラ13b,13cや支持
板13dにパン生地9が付着しない。なお、帯状のパン
生地9を伸展することで、その幅が不揃いになることが
あるので、図示省略した耳切りローラを回転させて、パ
ン生地9の左,右側縁部を切除して、所定幅の帯状の外
皮にすることが好ましい。
【0026】前記内材送出機構2は、搬送ベルト機構3
の搬送ベルト31の後端(末端)部上方に配設し、装置
本体6一側部上に配設した縦型の内材用ホッパ21の上
部内に螺旋翼22を内蔵させ、内材用ホッパ21の下端
部に小径の送出筒23を連設した従来公知のものであ
る。
の搬送ベルト31の後端(末端)部上方に配設し、装置
本体6一側部上に配設した縦型の内材用ホッパ21の上
部内に螺旋翼22を内蔵させ、内材用ホッパ21の下端
部に小径の送出筒23を連設した従来公知のものであ
る。
【0027】そして、内材用ホッパ21内に餡からなる
内材10を入れ、装置本体6他側部に配設した内材送り
駆動機構24の駆動によって内材用ホッパ21または螺
旋翼22を回転させることで、内材用ホッパー21内か
ら内材10を攪拌しつつ送出筒23内に送り出し、その
下端開口23aから丸棒状に成形した内材10を連続し
て送り出す。
内材10を入れ、装置本体6他側部に配設した内材送り
駆動機構24の駆動によって内材用ホッパ21または螺
旋翼22を回転させることで、内材用ホッパー21内か
ら内材10を攪拌しつつ送出筒23内に送り出し、その
下端開口23aから丸棒状に成形した内材10を連続し
て送り出す。
【0028】前記搬送ベルト機構3の搬送ベルト31
は、図4に示すように、弾性変形自在な合成樹脂ベルト
31aの外周全面にフェルトまたは織布31bを一体に
設けた、ラッピングベルトと呼ばれ、弾性変形とその復
元が可能なものを無端状に構成してある。また、搬送ベ
ルト31は、後部の駆動プーリ32と前部の従動プーリ
33とに掛けてこれらに支持させ、装置本体6に固定し
た支え板34によって、搬送ベルト31の上部を駆動プ
ーリ32と従動プーリ33との間で支えて、装置本体6
の一側部に配置してある。さらに、搬送ベルト31の後
方に近接して第2粉振り機構35を装置本体6内に設け
てある。
は、図4に示すように、弾性変形自在な合成樹脂ベルト
31aの外周全面にフェルトまたは織布31bを一体に
設けた、ラッピングベルトと呼ばれ、弾性変形とその復
元が可能なものを無端状に構成してある。また、搬送ベ
ルト31は、後部の駆動プーリ32と前部の従動プーリ
33とに掛けてこれらに支持させ、装置本体6に固定し
た支え板34によって、搬送ベルト31の上部を駆動プ
ーリ32と従動プーリ33との間で支えて、装置本体6
の一側部に配置してある。さらに、搬送ベルト31の後
方に近接して第2粉振り機構35を装置本体6内に設け
てある。
【0029】そして、前記ベルト駆動機構16を駆動さ
せて、駆動プーリ32を回転させることで、前記送出ベ
ルト14と連動させて搬送ベルト31を時計方向に回転
させ、搬送ベルト31の上部を前方に移動させる。な
お、前記支持板13dの上面と搬送ベルト31の上面と
をほぼ水平に配置し、また第2粉振り機構35の動作に
より、これのケース35a内の澱粉などの粉末(図示省
略)を、開口35bから塗布ローラ35cに送り出し、
塗布ローラ35cで搬送ベルト31の外周面に塗布す
る。
せて、駆動プーリ32を回転させることで、前記送出ベ
ルト14と連動させて搬送ベルト31を時計方向に回転
させ、搬送ベルト31の上部を前方に移動させる。な
お、前記支持板13dの上面と搬送ベルト31の上面と
をほぼ水平に配置し、また第2粉振り機構35の動作に
より、これのケース35a内の澱粉などの粉末(図示省
略)を、開口35bから塗布ローラ35cに送り出し、
塗布ローラ35cで搬送ベルト31の外周面に塗布す
る。
【0030】この状態で、支持板13d上の先端から送
り出された平坦な帯状の外皮9aを搬送ベルト31の上
面に支持させ、搬送ベルト31の上部が前方に移動して
いることで、外皮9aを前方に搬送しつつ、内材ホッパ
21の送出筒23から連続して送り出された丸棒状の内
材10を外皮9aの幅方向中央部上に供給して支持し、
外皮9aと内材10とを等しい速度で前側(先端側)に
搬送する。
り出された平坦な帯状の外皮9aを搬送ベルト31の上
面に支持させ、搬送ベルト31の上部が前方に移動して
いることで、外皮9aを前方に搬送しつつ、内材ホッパ
21の送出筒23から連続して送り出された丸棒状の内
材10を外皮9aの幅方向中央部上に供給して支持し、
外皮9aと内材10とを等しい速度で前側(先端側)に
搬送する。
【0031】搬送ベルト31の両側部を変形させる一側
および他側のベルト操作機構4は、前,後方向に位置を
ずらせた以外、大部分が左,右対称構成であり、後,前
ローラ機構41,42と、後ローラ機構41の後方に位
置する中間ローラ機構43と、中間ローラ機構43の後
方に位置する前,後複数組の上ローラ機構44および傾
斜ローラ機構45とを備え、各組の上ローラ機構44と
傾斜ローラ機構45とは前後同位置にそれぞれ配設して
ある。
および他側のベルト操作機構4は、前,後方向に位置を
ずらせた以外、大部分が左,右対称構成であり、後,前
ローラ機構41,42と、後ローラ機構41の後方に位
置する中間ローラ機構43と、中間ローラ機構43の後
方に位置する前,後複数組の上ローラ機構44および傾
斜ローラ機構45とを備え、各組の上ローラ機構44と
傾斜ローラ機構45とは前後同位置にそれぞれ配設して
ある。
【0032】また、後,前ローラ機構41,42は垂直
ローラ41a,42aをブラケット41b,42bに回
転可能に枢着し、図4に示すように、中間ローラ機構4
3、傾斜ローラ機構45は上部が搬送ベルト31中央部
に位置する中間傾斜ローラ43a、傾斜ローラ45aを
ブラケット43b,45bに回転可能に枢着し、上ロー
ラ機構44は水平な上ローラ44aをブラケット44b
に枢着してあり、前記各ブラケット41b,42b,4
3b,45b,44bは、それぞれローラ41a,42
a,43a,45a,44aを軸方向と直交する方向に
位置調整可能に、取付部材46を介して装置本体6に保
持させてある。
ローラ41a,42aをブラケット41b,42bに回
転可能に枢着し、図4に示すように、中間ローラ機構4
3、傾斜ローラ機構45は上部が搬送ベルト31中央部
に位置する中間傾斜ローラ43a、傾斜ローラ45aを
ブラケット43b,45bに回転可能に枢着し、上ロー
ラ機構44は水平な上ローラ44aをブラケット44b
に枢着してあり、前記各ブラケット41b,42b,4
3b,45b,44bは、それぞれローラ41a,42
a,43a,45a,44aを軸方向と直交する方向に
位置調整可能に、取付部材46を介して装置本体6に保
持させてある。
【0033】さらに、後ローラ機構42の後方に近接し
て伸張ガイド47を設けると共に、搬送ベルト31先端
部の幅方向中央部に整形ローラ機構48を設けてあり、
整形ローラ機構48は、鼓状ローラ48aをブラケット
48bに枢着して搬送ベルト31上方にその移動方向と
直角に配置し、ブラケット48b適宜の手段で昇降可能
にしてある。
て伸張ガイド47を設けると共に、搬送ベルト31先端
部の幅方向中央部に整形ローラ機構48を設けてあり、
整形ローラ機構48は、鼓状ローラ48aをブラケット
48bに枢着して搬送ベルト31上方にその移動方向と
直角に配置し、ブラケット48b適宜の手段で昇降可能
にしてある。
【0034】そして、搬送ベルト31が時計方向に回転
して上部が前方に移動することで、搬送ベルト31は、
一側部および他側部が一側および他側ベルト操作機構4
の後,前ローラ機構41,42の垂直ローラ41a,4
2b間でそれぞれ上方に弾性変形する。
して上部が前方に移動することで、搬送ベルト31は、
一側部および他側部が一側および他側ベルト操作機構4
の後,前ローラ機構41,42の垂直ローラ41a,4
2b間でそれぞれ上方に弾性変形する。
【0035】すなわち、搬送ベルト31が前進すると、
一側のベルト操作機構4の後ローラ機構41に設けた垂
直ローラ41aの前方から搬送ベルト31の一側縁部
は、上方に図3aに示すように湾曲し、湾曲する幅が徐
々に増大すると共に横断面が図3bに示すように横断面
円弧状になり、中間傾斜ローラ機構43に設けた中間傾
斜ローラ43aに支持される。
一側のベルト操作機構4の後ローラ機構41に設けた垂
直ローラ41aの前方から搬送ベルト31の一側縁部
は、上方に図3aに示すように湾曲し、湾曲する幅が徐
々に増大すると共に横断面が図3bに示すように横断面
円弧状になり、中間傾斜ローラ機構43に設けた中間傾
斜ローラ43aに支持される。
【0036】さらに、搬送ベルト31が前進すると、そ
の一側部が上ローラ機構44の水平な上ローラ44a、
および傾斜ローラ機構45の傾斜ローラ45aに支持さ
れ、これらに支持された状態では、搬送ベルト31の中
央部より一側縁までの一側部全体が図3cに示すように
横断面半円形状に湾曲し、この形状を保って前後複数組
の水平な上ローラ44aおよび傾斜ローラ45aに支持
され、これらを通過すると搬送ベルト31の弾性復元力
によって、その一側部の湾曲した部分の幅が徐々に減少
し、前ローラ機構42に設けた垂直ローラ42aに達す
ると、搬送ベルト31の一側部は湾曲がなくなり、平坦
な帯状に戻る。
の一側部が上ローラ機構44の水平な上ローラ44a、
および傾斜ローラ機構45の傾斜ローラ45aに支持さ
れ、これらに支持された状態では、搬送ベルト31の中
央部より一側縁までの一側部全体が図3cに示すように
横断面半円形状に湾曲し、この形状を保って前後複数組
の水平な上ローラ44aおよび傾斜ローラ45aに支持
され、これらを通過すると搬送ベルト31の弾性復元力
によって、その一側部の湾曲した部分の幅が徐々に減少
し、前ローラ機構42に設けた垂直ローラ42aに達す
ると、搬送ベルト31の一側部は湾曲がなくなり、平坦
な帯状に戻る。
【0037】搬送ベルト31の他側部は、その一側部の
湾曲に遅れて湾曲を開始し、前述した一側部と同様に横
断面半円形状に他側部全体が図3dに示すように湾曲し
た後、平坦な帯状に戻る。
湾曲に遅れて湾曲を開始し、前述した一側部と同様に横
断面半円形状に他側部全体が図3dに示すように湾曲し
た後、平坦な帯状に戻る。
【0038】従って、搬送ベルト31の上部には、外皮
9aの幅方向中央部に丸棒状の内材10が支持されてお
り、これらが搬送ベルト31と共に前進することで、ま
ず搬送ベルト31の一側部の弾性変形によって外皮9a
の一側部が横断面半円形状に塑性変形して内材10の一
側部を包囲し、これに若干遅れて搬送ベルト31の他側
部が弾性変形し、外皮9aの他側部も横断面半円形状に
塑性変形して内材10の他側部を包囲し、この内材10
を、中心に位置させて外皮9aに包み込み、外皮9aを
円筒状に連続成形する。
9aの幅方向中央部に丸棒状の内材10が支持されてお
り、これらが搬送ベルト31と共に前進することで、ま
ず搬送ベルト31の一側部の弾性変形によって外皮9a
の一側部が横断面半円形状に塑性変形して内材10の一
側部を包囲し、これに若干遅れて搬送ベルト31の他側
部が弾性変形し、外皮9aの他側部も横断面半円形状に
塑性変形して内材10の他側部を包囲し、この内材10
を、中心に位置させて外皮9aに包み込み、外皮9aを
円筒状に連続成形する。
【0039】なお、搬送ベルト31は、予め幅を外皮9
aの幅より広くし、両側縁部を外皮9aの両側縁から突
出させることが好ましく、また、外皮9aは、横断面半
円形を若干超えるように湾曲させ(図3c参照)、円筒
状に成形した状態では外皮9aの両側縁部が内,外に重
なり合うようにすることが好ましい(図3d参照)。
aの幅より広くし、両側縁部を外皮9aの両側縁から突
出させることが好ましく、また、外皮9aは、横断面半
円形を若干超えるように湾曲させ(図3c参照)、円筒
状に成形した状態では外皮9aの両側縁部が内,外に重
なり合うようにすることが好ましい(図3d参照)。
【0040】前述したように、丸棒状の内材10を包み
込んで外皮9aを円筒状に連続成形した成形品8を、搬
送ベルト31の平坦な先端部と整形ローラ機構48の鼓
状ローラ48aとの間に通し、鼓状ローラ48aによっ
て外皮9aを、上部の外周側から押圧して、図3eに示
すように、内材10の外周面にほぼ隙間なく密着させる
と共に、外皮9aの外形とくに上部を横断面半円形状に
整形して、成形品8を搬送ベルト31の先端下方に連続
して、前記成形切断機構5に向けて搬出する。なお、図
3a,b,c,d,eは、図2のA−A線,B−B線,
C−C線,D−D線,E−E線横断面を示す。
込んで外皮9aを円筒状に連続成形した成形品8を、搬
送ベルト31の平坦な先端部と整形ローラ機構48の鼓
状ローラ48aとの間に通し、鼓状ローラ48aによっ
て外皮9aを、上部の外周側から押圧して、図3eに示
すように、内材10の外周面にほぼ隙間なく密着させる
と共に、外皮9aの外形とくに上部を横断面半円形状に
整形して、成形品8を搬送ベルト31の先端下方に連続
して、前記成形切断機構5に向けて搬出する。なお、図
3a,b,c,d,eは、図2のA−A線,B−B線,
C−C線,D−D線,E−E線横断面を示す。
【0041】また、搬送ベルト31は、前ローラ機構4
2の垂直ローラ42aから前方に出ると、復元力によっ
て平坦な帯状に戻るが、上部の一側縁部および他側縁部
を伸張ガイド47にそれぞれ通し、上方から抑えること
で、前記側縁部を確実に平坦にして支え板34上に密接
させる。
2の垂直ローラ42aから前方に出ると、復元力によっ
て平坦な帯状に戻るが、上部の一側縁部および他側縁部
を伸張ガイド47にそれぞれ通し、上方から抑えること
で、前記側縁部を確実に平坦にして支え板34上に密接
させる。
【0042】さらに、搬送ベルト31の外周面には、前
述したように澱粉などの粉末を塗布してあるので、搬送
ベルト31によって外皮9aを横断面半円形状に変形さ
せる際などに、外皮9aが搬送ベルト31の外周面に付
着しない。
述したように澱粉などの粉末を塗布してあるので、搬送
ベルト31によって外皮9aを横断面半円形状に変形さ
せる際などに、外皮9aが搬送ベルト31の外周面に付
着しない。
【0043】前記成形切断機構5は、装置本体6の先端
外に昇降可能に枠体51を配置し、枠体51内に開閉可
能に6個の等脚台形状の絞り片52を係合させ、装置本
体6の先端部内に成形切断用駆動機構53を設けた従来
公知のものである。なお、絞り片52の数および形状は
適宜変更できる。
外に昇降可能に枠体51を配置し、枠体51内に開閉可
能に6個の等脚台形状の絞り片52を係合させ、装置本
体6の先端部内に成形切断用駆動機構53を設けた従来
公知のものである。なお、絞り片52の数および形状は
適宜変更できる。
【0044】そして、搬送ベルト31の先端外下方に連
続して搬出される成形品8が、枠体51が上昇しかつ絞
り片52が開いた状態で、これらによって形成された開
口52aに成形品8の下端部を挿入し、成形切断用駆動
機構53の駆動によって、枠体51を低速で下降させつ
つ絞り片52を閉じることで、絞り片52の下方に突出
し、内材10の下端部および外周を外皮9aによって覆
っている成形品8の絞り片52下方に近い部分を、絞り
片52で絞りほぼ球状に切断し、内材10の上端部を外
皮9aを覆った製品81を受け取り搬送機構7に供給す
ると共に、成形品8の切断した外皮9aの端部によって
内材10の切断した端部を覆う。その後、成形切断用駆
動機構53の戻し駆動によって、絞り片52を開きかつ
枠体51を急速に上昇させて、前述した動作を繰り返
す。
続して搬出される成形品8が、枠体51が上昇しかつ絞
り片52が開いた状態で、これらによって形成された開
口52aに成形品8の下端部を挿入し、成形切断用駆動
機構53の駆動によって、枠体51を低速で下降させつ
つ絞り片52を閉じることで、絞り片52の下方に突出
し、内材10の下端部および外周を外皮9aによって覆
っている成形品8の絞り片52下方に近い部分を、絞り
片52で絞りほぼ球状に切断し、内材10の上端部を外
皮9aを覆った製品81を受け取り搬送機構7に供給す
ると共に、成形品8の切断した外皮9aの端部によって
内材10の切断した端部を覆う。その後、成形切断用駆
動機構53の戻し駆動によって、絞り片52を開きかつ
枠体51を急速に上昇させて、前述した動作を繰り返
す。
【0045】前記受け取り搬送機構7は、後部が成形切
断機構5の下方に位置し、これの前方に前部が突出する
無端状のコンベアベルト71の前端部を後,前プーリ7
2a,72bに掛け、コンベアベルト71の上後部を支
持して昇降させる昇降板73の前方に固定支持板74を
設けると共に、コンベアベルト71の下部に当接するテ
ンションプーリ75を回動アーム76の先端部に回動可
能に枢着し、図示しないばねにより回動アーム76を介
してテンションプーリ75を下方に付勢している。な
お、昇降板73は適宜の手段(図示省略)によって所定
範囲で昇降するようにしてある。
断機構5の下方に位置し、これの前方に前部が突出する
無端状のコンベアベルト71の前端部を後,前プーリ7
2a,72bに掛け、コンベアベルト71の上後部を支
持して昇降させる昇降板73の前方に固定支持板74を
設けると共に、コンベアベルト71の下部に当接するテ
ンションプーリ75を回動アーム76の先端部に回動可
能に枢着し、図示しないばねにより回動アーム76を介
してテンションプーリ75を下方に付勢している。な
お、昇降板73は適宜の手段(図示省略)によって所定
範囲で昇降するようにしてある。
【0046】そして、図1の鎖線に示すように、昇降板
73の上昇によってコンベアベルト71の上後部が上昇
した位置で、前記成形切断機構5から落下する製品81
を受け取った後、昇降板73と共にコンベアベルト71
の上後部を下降させ、図1の実線に示すように、コンベ
アベルト71の上部を水平にする。
73の上昇によってコンベアベルト71の上後部が上昇
した位置で、前記成形切断機構5から落下する製品81
を受け取った後、昇降板73と共にコンベアベルト71
の上後部を下降させ、図1の実線に示すように、コンベ
アベルト71の上部を水平にする。
【0047】この状態で、後,前プーリ72a,72b
の一方を図示省略した駆動機構によって回転させ、コン
ベアベルト71を時計方向に回転させることで、コンベ
アベルト71の上部を前方に移動させて製品81を前部
に搬送し、製品81を装置外へ搬出した後、コンベアベ
ルト71の上前部を上昇復帰させ、次の製品の受け取り
を可能にする。この際、テンションプーリ75によって
コンベアベルト71の下部を下方に付勢しているので、
コンベアベルト71を緊張状態に保って確実に時計方向
に回転させることができる。
の一方を図示省略した駆動機構によって回転させ、コン
ベアベルト71を時計方向に回転させることで、コンベ
アベルト71の上部を前方に移動させて製品81を前部
に搬送し、製品81を装置外へ搬出した後、コンベアベ
ルト71の上前部を上昇復帰させ、次の製品の受け取り
を可能にする。この際、テンションプーリ75によって
コンベアベルト71の下部を下方に付勢しているので、
コンベアベルト71を緊張状態に保って確実に時計方向
に回転させることができる。
【0048】なお、図1において、100は装置本体6
上に設けた操作盤である。図5〜図7の各図は、請求項
1,3の発明による食品の成形方法を行う、請求項4,
5の発明の成形装置を示す第2実施例である。図5〜図
7の各図において、図1〜図3の各図と同符号は同一ま
たは対応する部分を示し、第1実施例と次の構成が異な
るのみである。
上に設けた操作盤である。図5〜図7の各図は、請求項
1,3の発明による食品の成形方法を行う、請求項4,
5の発明の成形装置を示す第2実施例である。図5〜図
7の各図において、図1〜図3の各図と同符号は同一ま
たは対応する部分を示し、第1実施例と次の構成が異な
るのみである。
【0049】すなわち、第2実施例では、一側および他
側ベルト操作機構4が、第1実施例のように前後方向に
ずらすことなく、搬送ベルト31の前後方向の同部位に
相対向して配設してあり、また、後,前ローラ機構4
1,42、中間傾斜ローラ機構43および複数組の傾斜
ローラ機構45は一側,他側ベルト機構4にそれぞれ対
向して設けてあり、上ローラ機構44は一側,他側ベル
ト機構4に共用してこれらの傾斜ローラ機構45間にそ
れぞれ設けてある。
側ベルト操作機構4が、第1実施例のように前後方向に
ずらすことなく、搬送ベルト31の前後方向の同部位に
相対向して配設してあり、また、後,前ローラ機構4
1,42、中間傾斜ローラ機構43および複数組の傾斜
ローラ機構45は一側,他側ベルト機構4にそれぞれ対
向して設けてあり、上ローラ機構44は一側,他側ベル
ト機構4に共用してこれらの傾斜ローラ機構45間にそ
れぞれ設けてある。
【0050】さらに、整形ローラ機構48は、第1実施
例と同様な伸張ガイド47と鼓状ローラ48aとの間
に、後,前ブラケット48c,48dに枢着しかつ搬送
ベルト31の他側部,一側部上方に後,前押圧ローラ4
8e,48fをそれぞれ付加してあり、後,前押圧ロー
ラ48e,48fは、搬送ベルト31の幅方向中央より
若干反対側に突出した小径部から外側に向かって大径と
なる前記鼓状ローラを横断した形状にしてある。
例と同様な伸張ガイド47と鼓状ローラ48aとの間
に、後,前ブラケット48c,48dに枢着しかつ搬送
ベルト31の他側部,一側部上方に後,前押圧ローラ4
8e,48fをそれぞれ付加してあり、後,前押圧ロー
ラ48e,48fは、搬送ベルト31の幅方向中央より
若干反対側に突出した小径部から外側に向かって大径と
なる前記鼓状ローラを横断した形状にしてある。
【0051】そして、第2実施例では、搬送ベルト31
の上部が前方に移動し、その上面に帯状の外皮9aを支
持して前方に搬送しつつ、丸棒状の内材10を外皮9a
の幅方向中央部に支持して、これらを前方(先端側)に
搬送するまでの工程を、第1実施例と同様に行うが、外
皮9aによる内材10を包み込む成形は、図7a,bに
示すように、搬送ベルト31が前進すると、一側,他側
のベルト操作機構4の後ローラ機構41に設けた垂直ロ
ーラ41a前方から搬送ベルト31の両側縁が同時に上
方に湾曲し、湾曲する幅が増大すると共に横断面が円弧
状になり、中間傾斜ローラ機構43に設けた中間傾斜ロ
ーラ43aに搬送ベルト31の両側部が支持される。
の上部が前方に移動し、その上面に帯状の外皮9aを支
持して前方に搬送しつつ、丸棒状の内材10を外皮9a
の幅方向中央部に支持して、これらを前方(先端側)に
搬送するまでの工程を、第1実施例と同様に行うが、外
皮9aによる内材10を包み込む成形は、図7a,bに
示すように、搬送ベルト31が前進すると、一側,他側
のベルト操作機構4の後ローラ機構41に設けた垂直ロ
ーラ41a前方から搬送ベルト31の両側縁が同時に上
方に湾曲し、湾曲する幅が増大すると共に横断面が円弧
状になり、中間傾斜ローラ機構43に設けた中間傾斜ロ
ーラ43aに搬送ベルト31の両側部が支持される。
【0052】さらに、搬送ベルト31が前進を続け、図
7cに示すように、上ローラ機構44の水平な上ローラ
44aおよび傾斜ローラ機構45の傾斜ローラ45aに
支持されると、搬送ベルト31の中央部から両側縁まで
の両側部全体が横断面ほぼ半円形状になり、この形状を
保って前後複数組の水平ローラ44aおよび傾斜ローラ
45aに支持され、これらを通過すると、図7dに示す
ように、搬送ベルト31の弾性復元力によって、その両
側部の湾曲した部分の幅が減少し、搬送ベルト31が前
ローラ機構42に設けた垂直ローラ42aに達し、これ
らを通過すると、搬送ベルト31は平坦な帯状に戻る。
7cに示すように、上ローラ機構44の水平な上ローラ
44aおよび傾斜ローラ機構45の傾斜ローラ45aに
支持されると、搬送ベルト31の中央部から両側縁まで
の両側部全体が横断面ほぼ半円形状になり、この形状を
保って前後複数組の水平ローラ44aおよび傾斜ローラ
45aに支持され、これらを通過すると、図7dに示す
ように、搬送ベルト31の弾性復元力によって、その両
側部の湾曲した部分の幅が減少し、搬送ベルト31が前
ローラ機構42に設けた垂直ローラ42aに達し、これ
らを通過すると、搬送ベルト31は平坦な帯状に戻る。
【0053】従って、搬送ベルト31の上面には、前述
したように外皮9aの幅方向中央部に丸棒状の内材10
が支持され、これらが搬送ベルト31と共に前進するこ
とで、その両側部の弾性変形に倣って外皮9aは両側部
が上方に湾曲し横断面ほぼ半円形状となり、円筒状に連
続成形した外皮9aに内材10を包み込む。
したように外皮9aの幅方向中央部に丸棒状の内材10
が支持され、これらが搬送ベルト31と共に前進するこ
とで、その両側部の弾性変形に倣って外皮9aは両側部
が上方に湾曲し横断面ほぼ半円形状となり、円筒状に連
続成形した外皮9aに内材10を包み込む。
【0054】なお、搬送ベルト31は、予め幅を外皮9
aの幅より広くし、両側縁部を外皮9aの両側縁から突
出させることが好ましく、また図7cに示すように、搬
送ベルト31は他側縁部外周に一側縁部を重ね、外皮9
aは両側縁部間に僅かの隙間を設け、外皮9aに対し内
材10が下方に偏心した状態にすることが好ましい。
aの幅より広くし、両側縁部を外皮9aの両側縁から突
出させることが好ましく、また図7cに示すように、搬
送ベルト31は他側縁部外周に一側縁部を重ね、外皮9
aは両側縁部間に僅かの隙間を設け、外皮9aに対し内
材10が下方に偏心した状態にすることが好ましい。
【0055】前述したように、丸棒状の内材10を円筒
状の外皮9aで包み込んだものを、搬送ベルト31が図
7dに示すように平坦になった前ローラ機構42の垂直
ローラ42a前方で、搬送ベルト31と後押圧ローラ4
8eとの間に通し、このローラ48eによって外皮9a
を上方から押圧してこれの他側部を図7eに示すように
内材10の他側部外周面に密着させ、続いて搬送ベルト
31と前押圧ローラ48fとの間に通し、このローラ4
8fによって外皮9aを上方から押圧し、これの他側部
を図7fに示すように内材10の一側部外周面に密着さ
せて、外皮9aの両側縁部が内外に重なり合った筒状に
成形した成形品8にする。
状の外皮9aで包み込んだものを、搬送ベルト31が図
7dに示すように平坦になった前ローラ機構42の垂直
ローラ42a前方で、搬送ベルト31と後押圧ローラ4
8eとの間に通し、このローラ48eによって外皮9a
を上方から押圧してこれの他側部を図7eに示すように
内材10の他側部外周面に密着させ、続いて搬送ベルト
31と前押圧ローラ48fとの間に通し、このローラ4
8fによって外皮9aを上方から押圧し、これの他側部
を図7fに示すように内材10の一側部外周面に密着さ
せて、外皮9aの両側縁部が内外に重なり合った筒状に
成形した成形品8にする。
【0056】この成形品8を、図7gに示すように、第
1実施例と同様に鼓状ローラ48aによって上方から加
圧し、外皮9aを内材10の外周面に密着させると共に
外皮の外周面を横断面円形状に整形し、成形品8の搬送
ベルト31先端下方に連続して搬出する。なお、図7
a,b,c,d,e,f,gは、図6のA−A線,B−
B線,C−C線,E−E線,F−F線,G−G線横断面
を示す。
1実施例と同様に鼓状ローラ48aによって上方から加
圧し、外皮9aを内材10の外周面に密着させると共に
外皮の外周面を横断面円形状に整形し、成形品8の搬送
ベルト31先端下方に連続して搬出する。なお、図7
a,b,c,d,e,f,gは、図6のA−A線,B−
B線,C−C線,E−E線,F−F線,G−G線横断面
を示す。
【0057】搬出した成形品8は、第1実施例と同様
に、成形切断機構5に通して、ほぼ球状に内材10の
上,下部を含む全体を外皮9aによって覆うと共に切断
した製品81とし、製品81を受け取り搬送機構7のコ
ンベアベルト71に供給して搬出する。
に、成形切断機構5に通して、ほぼ球状に内材10の
上,下部を含む全体を外皮9aによって覆うと共に切断
した製品81とし、製品81を受け取り搬送機構7のコ
ンベアベルト71に供給して搬出する。
【0058】以上説明したように、第1,第2実施例の
成形装置では、外皮供給機構1の駆動によって外皮用ホ
ッパ12b内から外皮材であるパン生地9を前記ホッパ
12b内の回転する前,後上ローラ12cおよび前,後
下ローラ12d間に通し、伸展送出ベルト機構14の送
出ベルト14c上に送り出し、続いて伸展送出ローラ部
13の回転する上下1対の後伸展ローラ13b間および
前伸展ローラ13c間にそれぞれ通すことで、パン生地
9の厚さを順次薄くしかつ幅を広くし、所要の厚さと幅
の帯状の外皮9aに成形し、この外皮9aに含まれた蛋
白質のグルテンの破壊を僅少にして、外皮9aを搬送ベ
ルト機構3の搬送ベルト31上に連続して送り出し、内
材送出機構2の駆動によって餡などの内材10を丸棒状
に成形して搬送ベルト31の末端部上に位置する外皮9
aの幅方向中央部に連続供給する。
成形装置では、外皮供給機構1の駆動によって外皮用ホ
ッパ12b内から外皮材であるパン生地9を前記ホッパ
12b内の回転する前,後上ローラ12cおよび前,後
下ローラ12d間に通し、伸展送出ベルト機構14の送
出ベルト14c上に送り出し、続いて伸展送出ローラ部
13の回転する上下1対の後伸展ローラ13b間および
前伸展ローラ13c間にそれぞれ通すことで、パン生地
9の厚さを順次薄くしかつ幅を広くし、所要の厚さと幅
の帯状の外皮9aに成形し、この外皮9aに含まれた蛋
白質のグルテンの破壊を僅少にして、外皮9aを搬送ベ
ルト機構3の搬送ベルト31上に連続して送り出し、内
材送出機構2の駆動によって餡などの内材10を丸棒状
に成形して搬送ベルト31の末端部上に位置する外皮9
aの幅方向中央部に連続供給する。
【0059】そして、搬送ベルト31の駆動によって内
材10と外皮9aとを先端側に搬送しつつ、左,右ベル
ト操作機構4に設けた中間傾斜ローラ43a、傾斜ロー
ラ45a、水平な上ローラ44aにより搬送ベルト31
の両側部を支持して横断面半円形状に弾性変形させるこ
とで、これに倣って外皮9aの両側部を横断面半円形状
に変形させ、内材10を包み込んで外皮9aを円筒状に
連続成形し、成形品8を搬送ベルト31の先端外下方に
搬出し、成形切断機構5を動作させ、内材10の外周全
体を外皮9aによって覆った球状などの製品81に成形
切断するものである。
材10と外皮9aとを先端側に搬送しつつ、左,右ベル
ト操作機構4に設けた中間傾斜ローラ43a、傾斜ロー
ラ45a、水平な上ローラ44aにより搬送ベルト31
の両側部を支持して横断面半円形状に弾性変形させるこ
とで、これに倣って外皮9aの両側部を横断面半円形状
に変形させ、内材10を包み込んで外皮9aを円筒状に
連続成形し、成形品8を搬送ベルト31の先端外下方に
搬出し、成形切断機構5を動作させ、内材10の外周全
体を外皮9aによって覆った球状などの製品81に成形
切断するものである。
【0060】従って、外皮9aは、その幅方向中央部の
左,右に位置する両側部を横断面半円形状に変形させ
て、円筒状に連続成形させており、捩りなどの大きな力
を加えることがなく、変形量も少なくできるため、外皮
9aがパン生地であっても、これに含まれた蛋白質のグ
ルテンの破壊を防止でき、品質がほとんど低下せず、し
かも能率よく内材10の全周を外皮9aによって覆うこ
とができ、食品材料である製品81を量産でき、製品8
1を焼くなどの加熱調理によって外皮9aが十分に膨ら
み、餡パンなどの食品も良好な品質にできる。
左,右に位置する両側部を横断面半円形状に変形させ
て、円筒状に連続成形させており、捩りなどの大きな力
を加えることがなく、変形量も少なくできるため、外皮
9aがパン生地であっても、これに含まれた蛋白質のグ
ルテンの破壊を防止でき、品質がほとんど低下せず、し
かも能率よく内材10の全周を外皮9aによって覆うこ
とができ、食品材料である製品81を量産でき、製品8
1を焼くなどの加熱調理によって外皮9aが十分に膨ら
み、餡パンなどの食品も良好な品質にできる。
【0061】また、第1実施例では、搬送ベルト31の
一側部よりその他側部を遅らせてこれらの側部を横断面
半円形状にそれぞれ弾性変形させているので、帯状の外
皮9aの変形も、その一側部より他側部が遅れて横断面
半円形状にそれぞれ変形することで、外皮9aの一側縁
部外周にその他側縁部を重ねて外皮9aを円筒状に確実
に連続成形でき、その後成形品8を球状などに成形切断
することで、外皮9aの両側縁部が剥がれたり開口した
りするのを防止できる。
一側部よりその他側部を遅らせてこれらの側部を横断面
半円形状にそれぞれ弾性変形させているので、帯状の外
皮9aの変形も、その一側部より他側部が遅れて横断面
半円形状にそれぞれ変形することで、外皮9aの一側縁
部外周にその他側縁部を重ねて外皮9aを円筒状に確実
に連続成形でき、その後成形品8を球状などに成形切断
することで、外皮9aの両側縁部が剥がれたり開口した
りするのを防止できる。
【0062】そして、外皮9aの両側縁部を重ねた部分
を整形ローラ機構48の鼓状ローラ48aで押圧するこ
とで、内材10の外周に外皮9aを密着させ、成形品8
1の成形切断時に外皮9aの重ねた両側縁部が剥がれた
り、開口したりするのを確実に防止できる。
を整形ローラ機構48の鼓状ローラ48aで押圧するこ
とで、内材10の外周に外皮9aを密着させ、成形品8
1の成形切断時に外皮9aの重ねた両側縁部が剥がれた
り、開口したりするのを確実に防止できる。
【0063】第2実施例では、搬送ベルト31の両側部
を同時に横断面半円形状に弾性変形させることで、帯状
の外皮9aの変形も両側部を同時に横断面半円形状に変
形させ、その後変形させた外皮を整形ローラ機構48に
よって外周側から押圧することで、外皮9aの両側縁部
を重ねて外皮9aを円筒状に連続成形でき、また内材1
0の外周に外皮9aを密着でき、さらに成形品8を球状
などに成形切断する際に、外皮9aの両側縁部が剥がれ
たり開口したりするのを確実に防止する。
を同時に横断面半円形状に弾性変形させることで、帯状
の外皮9aの変形も両側部を同時に横断面半円形状に変
形させ、その後変形させた外皮を整形ローラ機構48に
よって外周側から押圧することで、外皮9aの両側縁部
を重ねて外皮9aを円筒状に連続成形でき、また内材1
0の外周に外皮9aを密着でき、さらに成形品8を球状
などに成形切断する際に、外皮9aの両側縁部が剥がれ
たり開口したりするのを確実に防止する。
【0064】そして、搬送ベルト31による外皮9aの
変形は、その両側縁間の上部に隙間を設けると共に、外
皮9aを内材10に対し上方に偏心させた状態とし、そ
の後、整形ローラ機構48の後、前ローラ48e,48
fによって外皮9aを片側ずつ押圧し、さらに鼓状ロー
ラ48aによって外皮9aの重なった両側縁部を押圧す
ることが好ましい。
変形は、その両側縁間の上部に隙間を設けると共に、外
皮9aを内材10に対し上方に偏心させた状態とし、そ
の後、整形ローラ機構48の後、前ローラ48e,48
fによって外皮9aを片側ずつ押圧し、さらに鼓状ロー
ラ48aによって外皮9aの重なった両側縁部を押圧す
ることが好ましい。
【0065】なお、この発明において、受け取り搬送機
構は、回転テーブルなどに適宜変更でき、また、ベルト
操作機構の中間ローラ、中間傾斜ローラ、上ローラ、整
形ローラ機構の鼓状ローラ、後,前ローラは適宜軸方向
と直交する方向に位置調整することで、外皮に対する押
圧力を加減できるようにしてあり、さらに弾性変形させ
た搬送ベルトの両側縁部を適正に重ねるためにこれらの
間にガイド板を介在させ、このガイド板を装置本体上に
固定してもよい。そして、この発明は、操作盤からの指
令によって、外皮供給機構、伸展送出ベルト機構、内材
送出機構、搬送ベルト機構などの各駆動機構の動作を自
動調整することが好ましい。
構は、回転テーブルなどに適宜変更でき、また、ベルト
操作機構の中間ローラ、中間傾斜ローラ、上ローラ、整
形ローラ機構の鼓状ローラ、後,前ローラは適宜軸方向
と直交する方向に位置調整することで、外皮に対する押
圧力を加減できるようにしてあり、さらに弾性変形させ
た搬送ベルトの両側縁部を適正に重ねるためにこれらの
間にガイド板を介在させ、このガイド板を装置本体上に
固定してもよい。そして、この発明は、操作盤からの指
令によって、外皮供給機構、伸展送出ベルト機構、内材
送出機構、搬送ベルト機構などの各駆動機構の動作を自
動調整することが好ましい。
【0066】この発明に用いる外皮材は、パン生地以外
の醗酵生地や麸饅頭の外皮材などでもよく、また内材は
餡に限られるものではなく棒状に連続して送り出せるも
のであれば、ジャムなど適宜変更できる。
の醗酵生地や麸饅頭の外皮材などでもよく、また内材は
餡に限られるものではなく棒状に連続して送り出せるも
のであれば、ジャムなど適宜変更できる。
【0067】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1の発明に
係る食品の成形方法は、パン生地などの外皮材を連続し
て帯状の外皮としているので、従来のホッパとこれの内
部に収容したスクリューとの一方を回転させて外皮を送
り出すのに比べ、帯状の外皮に含まれている蛋白質のグ
ルテンの破壊を防止できる。また、帯状の外皮と、この
外皮の幅方向中央部に連続させて載せた餡などの内材と
を、搬送ベルト上に支持させて搬送しつつ、この搬送ベ
ルトの両側部を横断面半円形状に弾性変形させること
で、搬送ベルトの両側部の変形に倣って外皮を変形さ
せ、この外皮の中心部に前記内材を包み込んで、外皮を
円筒状に連続成形するものである。
係る食品の成形方法は、パン生地などの外皮材を連続し
て帯状の外皮としているので、従来のホッパとこれの内
部に収容したスクリューとの一方を回転させて外皮を送
り出すのに比べ、帯状の外皮に含まれている蛋白質のグ
ルテンの破壊を防止できる。また、帯状の外皮と、この
外皮の幅方向中央部に連続させて載せた餡などの内材と
を、搬送ベルト上に支持させて搬送しつつ、この搬送ベ
ルトの両側部を横断面半円形状に弾性変形させること
で、搬送ベルトの両側部の変形に倣って外皮を変形さ
せ、この外皮の中心部に前記内材を包み込んで、外皮を
円筒状に連続成形するものである。
【0068】従って、外皮は、その幅方向中央部の左,
右に位置する両側部を横断面半円形状に変形させて、円
筒状に連続成形させることで、捩りなどの大きな力を加
えることなく、変形量も少なくできるため、外皮がパン
生地などの醗酵生地であっても、そのグルテンの破壊が
少なく、外皮の品質をほとんど低下させず、しかも能率
よく餡などの内材の全周を外皮によって覆うことができ
る。そして、成形品を成形切断した製品を焼くなどの加
熱調理によって餡パンなどの食品も良好な品質にでき
る。
右に位置する両側部を横断面半円形状に変形させて、円
筒状に連続成形させることで、捩りなどの大きな力を加
えることなく、変形量も少なくできるため、外皮がパン
生地などの醗酵生地であっても、そのグルテンの破壊が
少なく、外皮の品質をほとんど低下させず、しかも能率
よく餡などの内材の全周を外皮によって覆うことができ
る。そして、成形品を成形切断した製品を焼くなどの加
熱調理によって餡パンなどの食品も良好な品質にでき
る。
【0069】請求項2の発明は、搬送ベルトの一側部よ
りその他側部を遅らせて、これらの側部を横断面半円形
状にそれぞれ弾性変形させているので、帯状の外皮も、
その一側部より他側部が遅れて横断面半円形状にそれぞ
れ変形することで、外皮の一側部外周にその他側縁部を
重ねて、外皮を円筒状に確実に連続成形でき、その後成
形品を球状などに成形切断することで、外皮の両側縁部
が剥がれたり開口したりするのを防止できる。
りその他側部を遅らせて、これらの側部を横断面半円形
状にそれぞれ弾性変形させているので、帯状の外皮も、
その一側部より他側部が遅れて横断面半円形状にそれぞ
れ変形することで、外皮の一側部外周にその他側縁部を
重ねて、外皮を円筒状に確実に連続成形でき、その後成
形品を球状などに成形切断することで、外皮の両側縁部
が剥がれたり開口したりするのを防止できる。
【0070】なお、外皮の一側縁部にその他側縁部を重
ねた後、これらの重ねた部分を整形ローラ機構によって
押圧すると、内材の外周に外皮を密着できると共に、成
形品を成形切断する際に、外皮の両側縁部が剥がれたり
開口したりするのを確実に防止できて好ましい(図3e
参照)。請求項3の発明は、搬送ベルトの両側部を同時
に横断面半円形状に弾性変形させることで、帯状の外皮
も両側部が同時に横断面半円形状に変形し、その後、変
形させた外皮を整形ローラ機構によって外周側から押圧
することで、外皮の両側縁部を重ねて、外皮を円筒状に
連続成形でき、また内材の外周に外皮を密着でき、さら
に成形品を球状などに成形切断する際に、外皮の両側縁
部が剥がれたり開口したりするのを確実に防止できる。
ねた後、これらの重ねた部分を整形ローラ機構によって
押圧すると、内材の外周に外皮を密着できると共に、成
形品を成形切断する際に、外皮の両側縁部が剥がれたり
開口したりするのを確実に防止できて好ましい(図3e
参照)。請求項3の発明は、搬送ベルトの両側部を同時
に横断面半円形状に弾性変形させることで、帯状の外皮
も両側部が同時に横断面半円形状に変形し、その後、変
形させた外皮を整形ローラ機構によって外周側から押圧
することで、外皮の両側縁部を重ねて、外皮を円筒状に
連続成形でき、また内材の外周に外皮を密着でき、さら
に成形品を球状などに成形切断する際に、外皮の両側縁
部が剥がれたり開口したりするのを確実に防止できる。
【0071】なお、搬送ベルトによる外皮の変形は、そ
の両側縁間の上部に隙間を設けると共に、外皮を内材に
対し上方に偏心させた状態とし(図7d参照)、その
後、整形ローラ機構の後,前ローラによって、外皮を片
側ずつ押圧し、さらに鼓状ローラによって外皮の重なっ
た両側縁部を押圧することが好ましい(図7e,f,g
参照)。
の両側縁間の上部に隙間を設けると共に、外皮を内材に
対し上方に偏心させた状態とし(図7d参照)、その
後、整形ローラ機構の後,前ローラによって、外皮を片
側ずつ押圧し、さらに鼓状ローラによって外皮の重なっ
た両側縁部を押圧することが好ましい(図7e,f,g
参照)。
【0072】請求項4に係る食品の成形装置は、外皮供
給機構に設けた複数組の回転するローラ間に通してパン
生地などの外皮材を所定の厚さの幅の帯状の外皮に成形
した搬送ベルト上に連続して送り出し、内材送出機構に
よって餡などの内材を丸棒状に成形し、前記搬送ベルト
の末端部上に位置する前記外皮の幅方向中央部に連続供
給する。そして、搬送ベルトによって前記内材と外皮と
を先端側に送り出しつつ左,右ベルト操作機構に設けた
傾斜ローラと水平な上ローラとにより搬送ベルトの両側
部を支持して横断面半円形状に弾性変形させることで、
これに倣って外皮の両側部を横断面半円形状に変形さ
せ、内材を包み込んで外皮を円筒状に連続成形し、成形
品を搬送ベルトの先端外下方に搬出し、成形切断機構を
動作させ、内材を外皮によって覆った球状などに成形切
断することができる。
給機構に設けた複数組の回転するローラ間に通してパン
生地などの外皮材を所定の厚さの幅の帯状の外皮に成形
した搬送ベルト上に連続して送り出し、内材送出機構に
よって餡などの内材を丸棒状に成形し、前記搬送ベルト
の末端部上に位置する前記外皮の幅方向中央部に連続供
給する。そして、搬送ベルトによって前記内材と外皮と
を先端側に送り出しつつ左,右ベルト操作機構に設けた
傾斜ローラと水平な上ローラとにより搬送ベルトの両側
部を支持して横断面半円形状に弾性変形させることで、
これに倣って外皮の両側部を横断面半円形状に変形さ
せ、内材を包み込んで外皮を円筒状に連続成形し、成形
品を搬送ベルトの先端外下方に搬出し、成形切断機構を
動作させ、内材を外皮によって覆った球状などに成形切
断することができる。
【0073】従って、請求項4の発明に係る食品の成形
装置は、外皮供給機構によってパン生地などの外皮材を
帯状の外皮に成形する際、および搬送ベルトによって前
記外皮に内材を包み込んで外皮を円筒状に成形する際
に、外皮に含まれている蛋白質のグルテンの破壊を防止
でき、前述した請求項1の発明による食品の成形方法を
行うのに好適し、また前記外皮供給機構によって外皮材
を、所定の厚さと幅の帯状の外皮に成形して搬送ベルト
上に連続して送り出すことで、前記外皮を長時間連続し
て供給できる。請求項5の発明は、搬送ベルト上のベル
ト操作機構先端側に設けた整形ローラ機構の鼓状ローラ
によって、横断面半円形状に変形した外皮を内材の外周
面に押し付けるようにしたので前述した請求項2,3の
発明による食品の成形方法を行うのに好適する。
装置は、外皮供給機構によってパン生地などの外皮材を
帯状の外皮に成形する際、および搬送ベルトによって前
記外皮に内材を包み込んで外皮を円筒状に成形する際
に、外皮に含まれている蛋白質のグルテンの破壊を防止
でき、前述した請求項1の発明による食品の成形方法を
行うのに好適し、また前記外皮供給機構によって外皮材
を、所定の厚さと幅の帯状の外皮に成形して搬送ベルト
上に連続して送り出すことで、前記外皮を長時間連続し
て供給できる。請求項5の発明は、搬送ベルト上のベル
ト操作機構先端側に設けた整形ローラ機構の鼓状ローラ
によって、横断面半円形状に変形した外皮を内材の外周
面に押し付けるようにしたので前述した請求項2,3の
発明による食品の成形方法を行うのに好適する。
【図1】この発明の第1実施例に係る食品材料の成形球
断装置を示した概略縦断側面図。
断装置を示した概略縦断側面図。
【図2】図1に示した成形球断装置の要部の概略平面
図。
図。
【図3】図1に示した成形球断装置の動作説明用横断面
図。
図。
【図4】図1に示した成形球断装置の搬送ベルトの部分
拡大断面図。
拡大断面図。
【図5】この発明の第2実施例に係る食品材料の成形球
断装置を示した一部縦断側面図。
断装置を示した一部縦断側面図。
【図6】図5に示した成形球断装置の要部の平面図。
【図7】図5に示した成形球断装置の動作説明用横断面
図。
図。
1 外皮供給機構 11 粉振りホッパ部 12 外皮送りホッパ部 12b 外皮用ホッパ 12c 前後上ローラ 12d 前後下ローラ 13 伸展送出ローラ部 13b 後伸展ローラ 13c 前伸展ローラ 14 伸展送出ベルト機構 15 第1粉振り機構 16 ベルト駆動機構 2 内材送出機構 21 内材用ホッパ 22 螺旋翼 23 送出筒 24 内材送り機構 3 搬送ベルト機構 31 搬送ベルト 32 駆動プーリ 33 従動プーリ 34 支え板 35 第2粉振り機構 4 ベルト操作機構 41 後ローラ機構 41a 垂直ローラ 42 前ローラ機構 42a 垂直ローラ 43 中間ローラ機構 43a 中間傾斜ローラ 44 上ローラ機構 44a 上ローラ 45 傾斜ローラ機構 45a 傾斜ローラ 46 取付部材 47 伸張ガイド 48 整形ローラ機構 48a 鼓状ローラ 48e 後押圧ローラ 48f 前押圧ローラ 5 成形切断機構 51 枠体 52 絞り片 53 成形切断用駆動機構 6 装着本体 7 受け取り搬送機構 71 コンベアベルト 73 昇降板 74 固定支持板 75 テンションプーリ 76 回動アーム 8 成形品 81 製品 9 パン生地 9a 外皮 10 内材 100 操作盤
Claims (5)
- 【請求項1】 パン生地などの外皮材を連続して帯状に
成形した外皮と、この外皮の幅方向中央部上に連続させ
て載せた餡などの内材とを搬送ベルト上に支持させて搬
送しつつ、この搬送ベルトの両側部を横断面半円形状に
弾性変形させ、外皮の中心部に前記内材を包み込んで外
皮を円筒状に連続成形し、成形品を搬送ベルト外に搬出
し、内材の全周を外皮によって覆った球状などの所要形
状に成形切断することを特徴とする食品の成形方法。 - 【請求項2】 搬送ベルトの一側部を横断面半円形状に
弾性変形させて外皮の一側部を横断面半円形状に変形さ
せ、前記搬送ベルトの他側部を前記一側部より遅らせて
横断面半円形状に弾性変形させ前記外皮の他側部を横断
面半円形状に変形させ、外皮の一側縁部外周面に外皮の
他側縁部を重ねて、外皮を円筒状に連続成形することを
特徴とする請求項1に記載の食品の成形方法。 - 【請求項3】 搬送ベルトの両側部を同時に横断面半円
形状に弾性変形させて外皮の両側部を横断面半円形状に
それぞれ変形させ、その後変形させた外皮を整形ローラ
機構によって外周側から押圧し、外皮の両側縁部を重
ね、かつ内材を覆って円筒状に外皮を連続成形すること
を特徴とする請求項1に記載の食品の成形方法。 - 【請求項4】 パン生地などの外皮材を複数組の回転す
るローラ間に通して所定の厚さと幅とに成形し帯状の外
皮としこの外皮を連続して送り出す外皮供給機構と、外
皮供給機構から送り出された外皮を搬送する弾性変形可
能な無端状の搬送ベルトと、搬送ベルトの末端部上方に
配設し前記外皮の幅方向中央部に餡などの内材を丸棒状
に成形して連続供給する内材送出機構と、内材送出機構
の先端側の搬送ベルト両側部上にそれぞれ設置し搬送ベ
ルトの両側部を横断面半円形状にそれぞれ弾性変形させ
る左,右ベルト操作機構と、搬送ベルトの先端外下方に
配設しかつ内材の全周を外皮によって覆った所要形状に
切断する成形切断機構とを備え、前記ベルト操作機構に
設けた傾斜ローラと上ローラとにより搬送ベルトの両側
部を支持して弾性変形させ、前記外皮と内材とを先端側
に搬送しつつ外皮の両側部を横断面半円形状に変形させ
るようにしたことを特徴とする食品の成形装置。 - 【請求項5】 両側部が横断面半円形状に変形した外皮
を押圧しかつこの外皮を内材の外周面に押し付けて密着
させると共に円筒状に成形する整形ローラ機構の鼓状ロ
ーラを、搬送ベルト上のベルト操作機構先端側に設けた
ことを特徴とする請求項4に記載の食品の成形装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4944395A JPH08242750A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 食品の成形方法およびその成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4944395A JPH08242750A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 食品の成形方法およびその成形装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08242750A true JPH08242750A (ja) | 1996-09-24 |
Family
ID=12831274
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4944395A Pending JPH08242750A (ja) | 1995-03-09 | 1995-03-09 | 食品の成形方法およびその成形装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08242750A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003103402A1 (en) | 2002-06-07 | 2003-12-18 | Rheon Automatic Machinery Co., Ltd. | Method and apparatus for producing a continuous food shaped as a bar and a belt conveyor used for its production |
WO2016114079A1 (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-21 | レオン自動機株式会社 | 棒状食品の製造方法および装置、並びに、包被食品の製造方法および装置 |
CN110178867A (zh) * | 2019-07-01 | 2019-08-30 | 申明 | 一种仿手工包馅成型机 |
-
1995
- 1995-03-09 JP JP4944395A patent/JPH08242750A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2003103402A1 (en) | 2002-06-07 | 2003-12-18 | Rheon Automatic Machinery Co., Ltd. | Method and apparatus for producing a continuous food shaped as a bar and a belt conveyor used for its production |
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WO2016114079A1 (ja) * | 2015-01-16 | 2016-07-21 | レオン自動機株式会社 | 棒状食品の製造方法および装置、並びに、包被食品の製造方法および装置 |
JPWO2016114079A1 (ja) * | 2015-01-16 | 2017-07-13 | レオン自動機株式会社 | 棒状食品の製造方法および装置、並びに、包被食品の製造方法および装置 |
CN110178867A (zh) * | 2019-07-01 | 2019-08-30 | 申明 | 一种仿手工包馅成型机 |
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