JPH082422A - カバー付き物品搬送具 - Google Patents

カバー付き物品搬送具

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JPH082422A
JPH082422A JP14060294A JP14060294A JPH082422A JP H082422 A JPH082422 A JP H082422A JP 14060294 A JP14060294 A JP 14060294A JP 14060294 A JP14060294 A JP 14060294A JP H082422 A JPH082422 A JP H082422A
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JP
Japan
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cover
fastener
slider
vertical paths
path
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Application number
JP14060294A
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English (en)
Inventor
Yoshifumi Ikoma
善文 生駒
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Daifuku Co Ltd
Original Assignee
Daifuku Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH082422A publication Critical patent/JPH082422A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 本体1内に六面体のカバー24を取付け、前側
シート部25にファスナー32と面ファスナー33,34とを設
け、ファスナー32を左右一対の縦経路35a,35bと両縦
経路35a,35bの上端間に連続する上部横経路35cとに
沿って設け、ファスナー32に、閉鎖時にファスナー配設
経路35の両端に位置する第1,第2スライダ36,37とフ
ァスナー配設経路35の途中に位置して互いに隣接する第
3,第4スライダ38,39とを備え、面ファスナー33,34
を両縦経路35a,35bの下端間に連続する下部横経路に
沿って設けた。 【効果】 前側シート部25を上下どちらからでも開放で
き、出入れ作業が迅速に行える。また、カバー24を保冷
用とした場合、前側シート部25を下部から開放する回数
を減らし、できるだけ上部から開放することにより、カ
バー24の下部から逃げる冷気の量を低減させ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、保冷用や防水防塵用の
カバーが取付けられ、多数の物品を収納保管し、必要に
応じてトラックなどに積み込んで搬送するのに利用され
る物品搬送具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のカバー付き物品搬送具と
しては例えば実公平2−22381号公報が挙げられ
る。すなわち、物品搬送具の本体は、平面視門形状に配
設された背面壁と固定壁と可動壁と、これら背面壁と固
定壁と可動壁との下部間に配設された底板とにより、前
面および上面開放の籠状に形成されている。この本体の
内側には、六面体のシート状保冷ケース(カバー)が取
付けられている。
【0003】この保冷ケース(カバー)は、互いに連な
る上面部および正面の開閉扉の両側辺がファスナーによ
って切り離し自在に形成されている。これによると、両
ファスナーのスライダをそれぞれ開閉扉の下端部から引
き上げることにより、開閉扉が下部から開放され、保冷
ケース内の食品を取り出したり保冷ケース内に食品を収
納していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来形式では、開閉扉は両ファスナーによって下部から
開放されるため、保冷ケース内の上部に収納されている
食品を取り出したり保冷ケース内の上部に食品を収納す
る場合であっても、両ファスナーを開閉扉の下端部から
引き上げてこの開閉扉を下端から上端にわたって開放し
なければならず、非常に面倒であった。
【0005】特に、保冷用のケース(カバー)ではケー
ス内の冷気は下部に溜っているため、開閉扉を開放した
場合、ケースの下部から大量の冷気が逃げる恐れがあっ
た。本発明は上記問題を解決するもので、カバーの前側
シートを上部および下部のどちらからでも選択的に開放
することが可能なカバー付き物品搬送具を提供すること
を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本第1発明におけるカバー付き物品搬送具は、本体内
に形成された収納部内に、前後左右および上下面を覆う
六面体のシート状カバーを取付け、このカバーの前部
に、カバーの前側シート部を開閉するファスナーと面フ
ァスナーとを設け、上記ファスナーを左右一対の縦経路
とこれら両縦経路の上下一端間に連続する横経路とに沿
って設け、このファスナーに、閉鎖時にファスナー配設
経路の両端に位置する第1,第2スライダとファスナー
配設経路の途中に位置して互いに隣接する第3,第4ス
ライダとを備え、上記面ファスナーを両縦経路の上下他
端間に連続する横経路に沿って設けたものである。
【0007】本第2発明におけるカバー付き物品搬送具
は、カバーの前側シート部に、前方に突出する突出シー
ト部を形成し、この突出シート部の両側面と上面とに連
続するファスナーを設け、突出シート部の下端部に面フ
ァスナーを設けたものである。
【0008】本第3発明におけるカバー付き物品搬送具
は、本体内に形成された収納部内に、前後左右および上
下面を覆う六面体のシート状カバーを取付け、このカバ
ーの前部に、カバーの前側シート部を開閉するファスナ
ーを設け、上記ファスナーを左右一対の縦経路とこれら
両縦経路の上端間に連続する上部横経路と両縦経路の下
端間に連続する下部横経路とに沿って設け、このファス
ナーに、閉鎖時にファスナー配設経路の上部に位置して
互いに隣接する第1,第2スライダとファスナー配設経
路の下部に位置して互いに隣接する第3,第4スライダ
とを備えたものである。
【0009】本第4発明におけるカバー付き物品搬送具
は、本体を、後枠体と、この後枠体の両側に設けられる
側枠体と、これら各枠体の下部間に配設される物品載置
用の底枠とにより形成し、上記側枠体と底枠とをそれぞ
れ後枠体側に折畳み可能にし、カバーの前側シート部の
下端から上端を経て上側シート部の前端から後端にわた
って左右一対の折畳み用ファスナーを配設したものであ
る。
【0010】
【作用】上記第1発明の構成によると、ファスナー配設
経路を左右一対の縦経路とこれら両縦経路の上端間に連
続する上部の横経路に形成するとともに面ファスナーを
両縦経路の下端間に連続する下部の横経路に沿って設け
た場合、第1スライダと第2スライダを両縦経路に沿っ
て引き上げるとともに面ファスナーを剥がすことによ
り、前側シート部を下端部から開放することができる。
また、第3スライダと第4スライダとを上部の横経路に
沿って互いに離間する方向に横移動させさらに両縦経路
に沿って引き下げることにより、前側シート部を上端部
から開放することができる。
【0011】また、ファスナー配設経路を左右一対の縦
経路とこれら両縦経路の下端間に連続する下部の横経路
に形成するとともに面ファスナーを両縦経路の上端間に
連続する上部の横経路に沿って設けた場合、第1スライ
ダと第2スライダとを両縦経路に沿って引き下げるとと
もに面ファスナーを剥がすことにより、前側シート部を
上端部から開放することができる。また、第3スライダ
と第4スライダとを下部の横経路に沿って互いに離間す
る方向に横移動させさらに両縦経路に沿って引き上げる
ことにより、前側シート部を下端部から開放することが
できる。
【0012】上記のように、ファスナーと面ファスナー
とを用いて前側シート部を上端部および下端部のどちら
からでも選択的に開放することが可能である。したがっ
て、物品をカバー内の上部に対して出し入れする場合は
前側シート部を上部から開放し、カバー内の下部に対し
て出し入れする場合は前側シート部を下部から開放する
ことにより、出し入れ作業が迅速に行える。
【0013】上記第2発明の構成によると、ファスナー
と面ファスナーとを用いて突出シート部を上端部および
下端部のどちらからでも選択的に開放することが可能で
ある。また、ファスナーを突出シート部の両側面と上面
とに連続して設けたため、第1〜第4スライダが操作し
易くなる。
【0014】上記第3発明の構成によると、第1スライ
ダと第2スライダとを上部横経路に沿って互いに離間す
る方向に横移動させさらに両縦経路に沿って引き下げる
ことにより、前側シート部を上端部から開放することが
できる。また、第3スライダと第4スライダとを下部横
経路に沿って互いに離間する方向に横移動させさらに両
縦経路に沿って引き上げることにより、前側シート部を
下端部から開放することができる。
【0015】上記第4発明の構成によると、両折畳み用
ファスナーを開いて、前側シート部と上側シート部とを
後側シート部の内面側と下側シート部の内面側とに折り
畳む。この状態で、底枠を後枠体側に折畳み、その後、
側枠体を後枠体側に折畳むことにより、カバーを取り付
けたままの状態で、物品搬送具をカバーとともに折り畳
むことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1〜図4に基
づいて説明する。図4に示すように、1は本体であり、
後枠体2と、この後枠体2の両側に設けられる側枠体
3,4と、これら各枠体2,3,4の下部間に配設され
る物品載置用の底枠5とにより形成されている。
【0017】上記後枠体2はパイプなどを折り曲げて形
成した門形枠材7と、この門形枠材7の下端間を連結し
た水平枠材8と、門形枠材7の天杆部7aと水平枠材8
との間に配設した複数本の縦線材9と、門形枠材7の左
右の縦杆部7b間に配設した複数本の横材10とから構成
される。
【0018】上記側枠体3,4は、上記後枠体2と同様
に、門形枠材12と、水平枠材13と、複数本の縦線材14
と、門形枠材12の前位縦杆部12aと後位縦杆部12bとの
間に配設した複数本の横材15とから構成される。
【0019】上記後枠体2と左右の側枠体3,4とは、
後枠体2の縦杆部7bと側枠体3,4の後位縦杆部12b
とを複数の連結具17,18で連結することにより、前面が
開放部の平面視で門形状に配設され、かつ縦軸心19の周
りに回動して折畳み自在となる。
【0020】上記底枠5は、左右の側枠体3,4の下部
間に配設され、上記両水平枠材13間に載置させることで
ほぼ水平に位置する。これにより、後枠体2と左右の側
枠体3,4と底枠5とで囲まれる収納部20が形成されて
いる。また、両水平枠材13の下面には、それぞれ前後で
2個の車輪21が取付部材22を介して遊転並びに旋回自在
に取付けられている。
【0021】図1に示すように、上記収納部20内には、
前後左右および上下面を覆う6面体のシート状カバー24
が取付けられている。すなわち、このカバー24は前側シ
ート部25と後側シート部26と右側シート部27と左側シー
ト部28と下側シート部29と上側シート部30とにより形成
されている。
【0022】図3に示すように、上記前側シート部25に
は、この前側シート部25の周縁を残して、前方に突出す
る突出シート部25aが形成されている。この突出シート
部25aには、この突出シート部25aを開閉可能にするフ
ァスナー32と面ファスナー(パイルを利用した離着自在
のテープ)33,34とが設けられている。このうち、ファ
スナー32はファスナー配設経路35に沿って設けられ、こ
のファスナー配設経路35は、突出シート部25aの左右両
側面に形成された縦経路35a,35bと、突出シート部25
aの上面に形成されかつ上記両縦経路35a,35bの上端
間に連続する上部横経路35cとにより構成されている。
上記ファスナー32には、閉鎖時に、両縦経路35a,35b
の下端に位置する第1スライダ36と第2スライダ37、お
よびファスナー配設経路35の途中に位置して互いに隣接
する第3スライダ38と第4スライダ39とが具備されてい
る。
【0023】上記面ファスナー33,34は、両縦経路35
a,35bの下端間に連続する下部横経路40に沿って、突
出シート部25aの下端部に設けられている。このうち、
一方の面ファスナー33は突出シート部25aの表面下端部
に取付けられ、他方の面ファスナー34は前側シート部25
の下端部の裏面に取付けられている。
【0024】後側シート部26の上部と右側シート部27の
後部と左側シート部28の後部とにはそれぞれ、後枠体2
の門形枠材7に巻付け自在な着脱用面ファスナー43が設
けられ、右側シート部27の上部と前部とにはそれぞれ、
右側枠体3の門形枠材12に巻付け自在な着脱用面ファス
ナー44が設けられ、左側シート部28の上部と前部とには
それぞれ、左側枠体4の門形枠材12に巻付け自在な着脱
用面ファスナー45が設けられている。また、前側シート
部25の上端には、ファスナー操作用の取手46が左右一対
取付けられている。
【0025】以下、上記構成における作用を説明する。
図2の実線に示すように、第1スライダ36と第2スライ
ダ37とを両縦経路35a,35bに沿って引き上げるととも
に突出シート部25a側の面ファスナー33を前側シート部
25側の面ファスナー34から剥がすことにより、突出シー
ト部25aを下端部から開放することができる。また、第
3スライダ38と第4スライダ39とを上部横経路35cに沿
って互いに離間する方向に横移動させさらに両縦経路35
a,35bに沿って引き下げることにより、図2の仮想線
に示すように、突出シート部25aを上端部から開放する
ことができる。
【0026】上記のように、ファスナー32と面ファスナ
ー33,34とを用いて突出シート部25aを上端部および下
端部のどちらからでも選択的に開放することが可能であ
る。したがって、物品をカバー24内の上部に対して出し
入れする場合は突出シート部25aを上部から開放し、カ
バー24内の下部に対して出し入れする場合は突出シート
部25aを下部から開放することにより、出し入れ作業が
迅速に行える。また、図3に示すようにファスナー32を
突出シート部25aの両側面と上面とに設けたため、第1
〜第4スライダ36,37,38,39が操作し易い。また、取
手46を持って第1〜第4スライダ36,37,38,39を操作
することにより、ファスナー32の開閉がスムーズに行え
る。
【0027】また、上記カバー24を保冷用とし、カバー
24内に食品などを収納する場合、突出シート部25aを下
端部から開放する回数を減らして、できるだけ突出シー
ト部25aを上端部から開放することにより、カバー24の
下部から逃げる冷気の量を低減させることができる。
【0028】以下、本発明の第2実施例を図5に基づい
て説明する。ファスナー配設経路35は、突出シート部25
aの左右両側面に形成された縦経路35a,35bと、突出
シート部25aの下面に形成されかつ上記両縦経路35a,
35bの下端間に連続する下部横経路35dとにより構成さ
れている。ファスナー32には、閉鎖時に、両縦経路35
a,35bの上端に位置する第1スライダ36と第2スライ
ダ37、およびファスナー配設経路35の途中に位置して互
いに隣接する第3スライダ38と第4スライダ39とが具備
されている。面ファスナー33,34は、両縦経路35a,35
bの上端間に連続する上部横経路48に沿って、突出シー
ト部25aの上端部に設けられている。
【0029】これによると、第1スライダ36と第2スラ
イダ37とを両縦経路35a,35bに沿って引き下げるとと
もに突出シート部25a側の面ファスナー33を前側シート
部25側の面ファスナー34から剥がすことにより、突出シ
ート部25aを上端部から開放することができる。また、
第3スライダ38と第4スライダ39とを下部横経路35dに
沿って互いに離間する方向に横移動させさらに両縦経路
35a,35bに沿って引き上げることにより、突出シート
部25aを下端部から開放することができる。
【0030】以下、本発明の第3実施例を図6に基づい
て説明する。ファスナー配設経路35は、突出シート部25
aの左右両側面に形成された縦経路35a,35bと、突出
シート部25aの上面に形成されかつ上記両縦経路35a,
35bの上端間に連続する上部横経路35cと、突出シート
部25aの下面に形成されかつ上記両縦経路35a,35bの
下端間に連続する下部横経路35dとにより構成されてい
る。上記ファスナー32には、閉鎖時に、上部横経路35c
に位置して互いに隣接する第1スライダ36と第2スライ
ダ37、および下部横経路35dに位置して互いに隣接する
第3スライダ38と第4スライダ39とが具備されている。
【0031】これによると、第1スライダ36と第2スラ
イダ37とを上部横経路35cに沿って互いに離間する方向
に横移動させさらに両縦経路35a,35bに沿って引き下
げることにより、突出シート部25aを上端部から開放す
ることができる。また、第3スライダ38と第4スライダ
39とを下部横経路35dに沿って互いに離間する方向に横
移動させさらに両縦経路35a,35bに沿って引き上げる
ことにより、突出シート部25aを下端部から開放するこ
とができる。
【0032】上記第1〜第3実施例では、前側シート部
25に突出シート部25a(図3参照)を形成しているが、
突出シート部25aを形成せず、前側シート部25にファス
ナー32および面ファスナー33,34を設けたカバー24であ
ってもよい。また、後枠体2と側枠体3,4とをメッシ
ュ状に形成してもよい。
【0033】以下、本発明の第4実施例を図7〜図10に
基づいて説明する。前側シート部25の左右両側端部と上
側シート部30の左右両側端部とには、前側シート部25の
下端から上端を経て上側シート部30の前端から後端にわ
たって折畳み用ファスナー50a,50bが配設されてい
る。これら両折畳み用ファスナー50a,50bは、開閉用
のファスナー配設経路35の左右両外側に位置しており、
それぞれスライダ57,58 を備えている。
【0034】後側シート部26の上部と右側シート部27の
後部と左側シート部28の後部とにはそれぞれ、後枠体2
の門形枠材7に巻付け自在な着脱用面ファスナー43が設
けられ、右側シート部27の上部と前部とにはそれぞれ、
右側枠体3の門形枠材12に巻付け自在な着脱用面ファス
ナー44が設けられ、左側シート部28の上部と前部とには
それぞれ、左側枠体4の門形枠材12に巻付け自在な着脱
用面ファスナー45が設けられている。また、右側シート
部27の下端後部には、右側枠体3の水平枠材13に締結自
在な紐52が設けられ、右側シート部27の前端中央部に
は、右側枠体3の前位縦杆部12aに締結自在な紐53が設
けられている。同様に、左側シート部28の下端後部に
は、左側枠体4の水平枠材13に締結自在な紐54が設けら
れ、左側シート部28の前端中央部には、左側枠体4の前
位縦杆部12aに締結自在な紐55が設けられている。ま
た、下側シート部29の下面には、底枠5に締結自在な紐
56が設けられている。
【0035】これによると、次のような手順で、カバー
24を取付けたまま物品搬送具を折り畳むことができる。
すなわち、両折畳み用ファスナー50a,50bのスライダ
57,58 を引き上げて前側シート部25と上側シート部30と
を開放し、図8に示すように、前側シート部25と上側シ
ート部30とを後側シート部26および下側シート部29に重
ねる。
【0036】そして、図4の仮想線に示すように、底枠
5を両水平部材10上から外した後、矢印Aで示すように
縦向きにして後枠体2の内側に当て付ける。これによ
り、図9に示すように、下側シート部29は底枠5ととも
に後側シート部26側に折り畳まれ、右側シート部27と左
側シート部28との下部がそれぞれ下端後部から前端斜め
上にわたって内側に折り畳まれる。この際、右側シート
部27の下部は、紐52と紐53との間に形成された傾斜した
折り目に沿って内側に折り畳まれ、左側シート部28の下
部は、紐54と紐55との間に形成された傾斜した折り目に
沿って内側に折り畳まれる。
【0037】その後、図4の仮想線に示すように、右側
枠体3(あるいは左側枠体4でもよい)を縦軸心19の周
りに回動させて、矢印Bで示すように後枠体2の内側に
当て付ける。これにより、図10に示すように、右側シー
ト部27は右側枠体3とともに後側シート部26側に折り畳
まれ、物品搬送具はカバー24を取付けたままで平面視L
形状に折り畳まれる。
【0038】以下、本発明の第5実施例を図11〜図14に
基づいて説明する。右側枠体3と左側枠体4との間に
は、収納部20を上下複数に仕切る中間棚60が取付けられ
ている。これら中間棚60の下面前後部には、レール材61
が左右方向にわたってそれぞれ取付けられている。これ
らレール材61は下側開放のチャンネル材であり、その左
右方向の両端部には、板体62を取付けることにより左右
方向の摺動空間63が形成されている。この摺動空間63内
で摺動自在な係止部64は、その外端を下方に折り曲げて
上記側枠体3,4の横材15に係脱自在であり、また内端
を折り曲げて手動による操作部65としている。
【0039】また、カバー24の右側シート部27および左
側シート部28にはそれぞれ、外側方に突出しかつ上記中
間棚60の係止部64が内側から挿入可能である袋部67が複
数形成されている。これら袋部67は、右側シート部27お
よび左側シート部28にそれぞれ、前後2列で上下にわた
って帯状に形成されている。
【0040】これによると、突出シート部25aを開放し
た後、図14の実線に示すように、係止部64を退入させた
状態で中間棚60を前方から右側枠体3と左側枠体4との
間に挿入し、係止部64を袋部67の位置に合わせる。そし
て、図14の仮想線に示すように、係止部64を突出させる
ことにより、各係止部64は袋部67内に内側から挿入され
る。その後、図12,図13に示すように、袋部67で覆われ
た係止部64を上方から右側枠体3と左側枠体4の各横材
15に係合させることにより、カバー24を取付けたまま
で、中間棚60を右側枠体3と左側枠体4との間に容易に
取付ることができる。
【0041】このように、中間棚60で収納部20を上下複
数に仕切ることにより、保冷用のカバー24内に食品など
を収納する場合、冷気は収納部20の下部に溜るため、よ
り一層の冷気を必要とする食品などを下段の中間棚60上
に収納し、上部から突出シート部25aの開閉を行えばよ
い。
【0042】以下、本発明の第6実施例を図15に基づい
て説明する。ファスナー32はファスナー配設経路35に沿
って設けられ、このファスナー配設経路35の左右一対の
縦経路35a,35bはカバー24の右側シート部27の前端部
および左側シート部28の前端部に形成され、上部横経路
35cは上側シート部30の前端部に形成されかつ上記両縦
経路35a,35bの上端間に連続している。閉鎖時、第1
スライダ36と第2スライダ37とは両縦経路35a,35bの
下端に位置し、第3スライダ38と第4スライダ39とはフ
ァスナー配設経路35の途中に位置して互いに隣接する。
【0043】また、面ファスナー33,34は、両縦経路35
a,35bの下部間に連続する下部横経路40に沿って設け
られている。このうち、一方の面ファスナー33は前側シ
ート部25の下端に設けられ、他方の面ファスナー34は下
側シート部29の前端に設けられている。
【0044】これによると、第1スライダ36と第2スラ
イダ37とを両縦経路35a,35bに沿って引き上げるとと
もに前側シート部25側の面ファスナー33を下側シート部
29側の面ファスナー34から剥がすことにより、前側シー
ト部25を下端部から開放することができる。また、第3
スライダ38と第4スライダ39とを上部横経路35cに沿っ
て互いに離間する方向に横移動させさらに両縦経路35
a,35bに沿って引き下げることにより、前側シート部
25を上端部から開放することができる。これによると、
前側シート部25を全幅にわたって開放することができる
ため、開口部の左右幅が大きくとれ、物品の出し入れが
行い易い。
【0045】
【発明の効果】以上のように本第1発明によれば、ファ
スナーと面ファスナーとを用いて前側シート部を上端部
および下端部のどちらからでも選択的に開放することが
可能であり、したがって、物品をカバー内の上部に対し
て出し入れする場合は前側シート部を上部から開放し、
カバー内の下部に対して出し入れする場合は前側シート
部を下部から開放することにより、出し入れ作業が迅速
に行える。
【0046】また、上記カバーを保冷用とした場合、前
側シート部を下部から開放する回数を減らして、できる
だけ前側シート部を上部から開放することにより、カバ
ーの下部から逃げる冷気の量を低減させることができ
る。
【0047】本第2発明によれば、ファスナーと面ファ
スナーとを用いて突出シート部を上部および下部のどち
らからでも選択的に開放することが可能である。また、
ファスナーを突出シート部の両側面と上面とに連続して
設けたため、第1〜第4スライダが操作し易くなる。
【0048】本第3発明によれば、第1スライダと第2
スライダとを上部横経路に沿って互いに離間する方向に
横移動させさらに両縦経路に沿って引き下げることによ
り、前側シート部を上部から開放することができる。ま
た、第3スライダと第4スライダとを下部横経路に沿っ
て互いに離間する方向に横移動させさらに両縦経路に沿
って引き上げることにより、前側シート部を下部から開
放することができる。
【0049】本第4発明によれば、両折畳み用ファスナ
ーを開いて、前側シート部と上側シート部とを後側シー
ト部の内面側と下側シート部の内面側とに折り畳む。こ
の状態で、底枠を後枠体側に折畳み、その後、側枠体を
後枠体側に折畳むことにより、カバーを取り付けたまま
の状態で、物品搬送具をカバーとともに折り畳むことが
できる。これにより、物品搬送具をカバーとともに折り
畳んで保管でき、保管スペースを縮小することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例におけるカバー付き物品搬
送具の斜視図である。
【図2】同カバーの斜視図である。
【図3】同カバーの前部側面図である。
【図4】同カバーを取り外した状態での、物品搬送具の
斜視図である。
【図5】本発明の第2実施例におけるカバーの正面図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例におけるカバーの正面図で
ある。
【図7】本発明の第4実施例におけるカバーの斜視図で
ある。
【図8】同カバーの折畳み手順を示す斜視図である。
【図9】同カバーの折畳み手順を示す斜視図である。
【図10】同カバーの折畳み手順を示す斜視図である。
【図11】本発明の第5実施例におけるカバーの斜視図
である。
【図12】同カバーを取付けた物品搬送具の横断面図で
ある。
【図13】同カバーを取付けた状態での、中間棚の取付
部の構成を示す断面図である。
【図14】同中間棚の取付部の斜視図である。
【図15】本発明の第6実施例におけるカバーの斜視図
である。
【符号の説明】
1 本体 2 後枠体 3,4 側枠体 5 底枠 20 収納部 24 カバー 25 前側シート部 25a 突出シート部 30 上側シート部 32 ファスナー 33,34 面ファスナー 35 ファスナー配設経路 35a,35b 縦経路 35c 上部横経路 35d 下部横経路 36 第1スライダ 37 第2スライダ 38 第3スライダ 39 第4スライダ 40 下部横経路 48 上部横経路 50a,50b 折畳み用ファスナー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 本体内に形成された収納部内に、前後左
    右および上下面を覆う六面体のシート状カバーを取付
    け、このカバーの前部に、カバーの前側シート部を開閉
    するファスナーと面ファスナーとを設け、上記ファスナ
    ーを左右一対の縦経路とこれら両縦経路の上下一端間に
    連続する横経路とに沿って設け、このファスナーに、閉
    鎖時にファスナー配設経路の両端に位置する第1,第2
    スライダとファスナー配設経路の途中に位置して互いに
    隣接する第3,第4スライダとを備え、上記面ファスナ
    ーを両縦経路の上下他端間に連続する横経路に沿って設
    けたことを特徴とするカバー付き物品搬送具。
  2. 【請求項2】 カバーの前側シート部に、前方に突出す
    る突出シート部を形成し、この突出シート部の両側面と
    上面とに連続するファスナーを設け、突出シート部の下
    端部に面ファスナーを設けたことを特徴とする請求項1
    記載のカバー付き物品搬送具。
  3. 【請求項3】 本体内に形成された収納部内に、前後左
    右および上下面を覆う六面体のシート状カバーを取付
    け、このカバーの前部に、カバーの前側シート部を開閉
    するファスナーを設け、上記ファスナーを左右一対の縦
    経路とこれら両縦経路の上端間に連続する上部横経路と
    両縦経路の下端間に連続する下部横経路とに沿って設
    け、このファスナーに、閉鎖時にファスナー配設経路の
    上部に位置して互いに隣接する第1,第2スライダとフ
    ァスナー配設経路の下部に位置して互いに隣接する第
    3,第4スライダとを備えたことを特徴とするカバー付
    き物品搬送具。
  4. 【請求項4】 本体を、後枠体と、この後枠体の両側に
    設けられる側枠体と、これら各枠体の下部間に配設され
    る物品載置用の底枠とにより形成し、上記側枠体と底枠
    とをそれぞれ後枠体側に折畳み可能にし、カバーの前側
    シート部の下端から上端を経て上側シート部の前端から
    後端にわたって左右一対の折畳み用ファスナーを配設し
    たことを特徴とする請求項1または請求項3記載のカバ
    ー付き物品搬送具。
JP14060294A 1994-06-23 1994-06-23 カバー付き物品搬送具 Pending JPH082422A (ja)

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JP (1) JPH082422A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4946751A (en) * 1987-09-03 1990-08-07 U.S. Philips Corporation Method of manufacturing a mask for radiation lithography
JP2011225073A (ja) * 2010-04-19 2011-11-10 Monzen:Kk 集配用運搬車

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