JPH08241730A - 2次電池 - Google Patents

2次電池

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Publication number
JPH08241730A
JPH08241730A JP7045926A JP4592695A JPH08241730A JP H08241730 A JPH08241730 A JP H08241730A JP 7045926 A JP7045926 A JP 7045926A JP 4592695 A JP4592695 A JP 4592695A JP H08241730 A JPH08241730 A JP H08241730A
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JP
Japan
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box
pedestal
secondary battery
holder
unit cell
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Pending
Application number
JP7045926A
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English (en)
Inventor
Hideo Koda
秀夫 幸田
Nozomi Takada
望 高田
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH08241730A publication Critical patent/JPH08241730A/ja
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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  • Battery Mounting, Suspending (AREA)
  • Secondary Cells (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ボックス内の単電池組立体を確実に保持し、そ
のがたつきを防止する2次電池を提供する。 【構成】軸線を互いに平行にして配列された複数の単電
池50を、それらの両端部側から挟むようにしてケース
31,32で保持させて、単電池組立体30を形成す
る。単電池組立体30はインナーボックス20の内部に
収容されている。ケース31,32の突合せ部には、貫
通孔35を有する台座部37が形成されている。インナ
ーボックス30は、一対の箱状半体20a,20bから
構成され、両方の箱状半体20a,20bには内部に向
けて突出するボス25a,25bが形成されている。ボ
ス25a,25bはそれぞれケース31,32の台座部
37に当接させられ、両方のボス25a,25b、台座
部37および貫通孔35にはタッピングスクリュー36
が挿通されて、ケース31,32およびインナーボック
ス20が共締めされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送車、電気自動
車、補助動力付き人力車両等の電動車両の電源として用
いられる2次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば補助動力付き自転車等の電動車
両では、その電源として、鉛電池、ニッカド電池等の2
次電池が用いられている。これら2次電池は、一対の電
極を持つ単電池を複数直列に接続した単電池組立体とし
て用いられている。このような単電池組立体は、携帯が
容易なようにボックス内に収容されている。組み立てを
簡単にするために、一般にボックスは一対の箱状半体か
ら構成され、箱状半体の内壁には円筒状のボス(筒状
部)が形成されている。そして、両方の箱状半体で単電
池組立体を囲い、ボス同士を突き当てた状態でボスにネ
ジを挿通し、これらの箱状半体同士をネジで締結する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
2次電池では、箱状半体のボス同士を突き当てているた
めに、ボスの長さや、単電池組立体の寸法、あるいはボ
ックスの寸法によって様々な不具合が生ずる。例えば、
両側の箱状半体が単電池組立体に接触していないのに、
ボス同士が突き当たった場合には、ボックス内で単電池
組立体ががたついてしまう。そこで、通常は、箱状半体
と単電池組立体との間に緩衝材を介在させている。とこ
ろが、2次電池が電動車両に用いられる場合には、2次
電池に伝わる振動が大きいために、緩衝材だけでは緩衝
しきれずに、ボックス内で単電池組立体ががたついてし
まうことが多い。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は上記事情に鑑
みてなされたもので、請求項1に記載の2次電池は、軸
線を互いに平行にして配列された複数の単電池と、これ
らの単電池をそれらの両端部側から挟むようにして保持
する一対の保持具と、これらの保持具を収容するボック
スとを備えた2次電池において、両方の上記保持具の突
合せ部に貫通孔を有する台座を形成し、一方が開放され
た一対の箱状半体から上記ボックスを構成し、両方の上
記箱状半体に内部に向けて突出する筒状部を形成すると
共に、上記筒状部をそれぞれ上記保持具の台座に両側か
ら当接させ、両方の上記筒状部および上記貫通孔にネジ
を挿通して、上記保持具および上記ボックスを共締めし
たことを特徴としている。
【0005】請求項2に記載の2次電池は、請求項1の
構成に加え、前記筒状部の一方の内周面に前記ネジが螺
合されていることを特徴としている。請求項3に記載の
2次電池は、請求項1または2の構成に加え、前記保持
具の前記台座の貫通孔方向の厚さを、前記保持具の同方
向の寸法より小さくしたことを特徴としている。請求項
4に記載の2次電池は、請求項1ないし3のいずれかの
構成に加え、前記筒状部と前記台座との間を除き、前記
ボックスと前記保持具との間には隙間が設けられている
ことを特徴としている。
【0006】
【作用】請求項1に記載の2次電池においては、単電池
を保持する保持具の台座に箱状半体の筒状部を当接させ
ており、筒状部および保持具の貫通孔にネジを挿通して
保持具およびボックスを共締めしているので、ボックス
内で単電池と保持具ががたつくことがない。
【0007】請求項2に記載の2次電池においては、筒
状部の一方の内周面にネジを螺合させたことにより、筒
状部および貫通孔に挿通されるネジを締結するためにナ
ットを用いる必要がなく、締結作業が容易である。さら
に台座が保持具の外側の表面から離れた位置になるため
に、保持具の外側の表面に衝撃が加わっても、その衝撃
が台座に伝達される前に緩和されることになる。まま
た、請求項3に記載の2次電池においては、貫通孔のあ
る台座の貫通孔方向の厚さを、保持具の他の部分よりも
小さくしたことにより、必要なネジの長さを小さくする
ことができる。
【0008】さらに、請求項4に記載の2次電池におい
ては、ボックスおよび保持具を共締めした状態で、ボッ
クスと保持具の間には隙間が設けられる。したがって、
保持具を箱状半体に収容して共締めする過程において
は、ボックスと保持具における筒状部と台座以外の部分
が接触する前に、必ず筒状部が台座に突き当たる。この
逆に、筒状部が台座に突き当たっていないのに、両側の
箱状半体が保持具に接触した状態で、ネジを締結する
と、筒状部に引っ張り力が加わって、場合によっては破
損することがある。請求項4に記載の2次電池において
は、必ず筒状部が台座に突き当たるために、ネジを強く
締め過ぎて筒状部を破損することを防止できる。
【0009】
【実施例】
(1)実施例の構成 次に図面を参照してこの発明の一実施例について説明す
る。図1は、実施例の2次電池を補助動力付き自転車
(以下、「自転車」と略称する)に搭載した状態を示す
側断面図であり、図1は図2(B)のI−I線断面を示
している。自転車は、運転者がペダルを回転させる踏力
とほぼ比例した補助トルクをモータから供給するように
したもので、実施例の2次電池はそのモータに電流を供
給する。図1において符号1はシートチューブである。
シートチューブ1の上端部には、サドル2が取り付けら
れている。サドル2は、自転車の前後方向へ向けて回転
自在とされている。シートチューブ1の後側には、2次
電池のアウターボックス10が取り付けられている。
【0010】アウターボックス10は、断面矩形状をな
す有底筒状の箱体であり、その上端開口部には蓋11が
開閉自在に取り付けられている。この実施例では、蓋1
1は、自転車の後方へ向けて開くように構成されている
が、側方へ向けて開くように構成することもできる。そ
のように構成することにより、蓋11とシートチューブ
1との干渉を避けることができ、構成を簡略化すること
ができる。また、アウターボックス10の底部には、そ
の内側へ向けて突出する複数の端子12が取り付けられ
ている。端子12は、次に説明するインナーボックス2
0に設けられた端子13と接続することにより、2次電
池からの電流をモータへ供給する。
【0011】インナーボックス20は、その厚さ方向
(図1において紙面と直交する方向)で2つ割りにされ
た矩形状の箱であり、アウターボックス10の内部にわ
ずかな隙間をもって着脱自在に収納されている。インナ
ーボックス20の下端部には、端子ケース21が形成さ
れている。端子ケース21の底部には開口部21aが形
成されている。そして、インナーボックス20をアウタ
ーボックス10に挿入することにより、アウターボック
ス10の端子12が開口部21aから端子ケース21内
に挿入され、端子ケース21内の端子13と弾性的に接
触する。また、インナーボックス20の上面には、取っ
手22が回転自在に取り付けられている。この取っ手2
2は、蓋11を閉める際には真横に倒される。
【0012】インナーボックス20の内部には、単電池
組立体30が収容されている。図2は単電池組立体30
を示すものであり、(A)はその平面図、(B)は図1
のII−II線断面に相当する断面である。図中符号31,
32は単電池組立体30の本体を構成する右ケース(保
持具)および左ケース(保持具)である。なお、車載状
態において右ケース31は自転車の進行方向へ向かって
右側に、左ケースは32は左側に位置し、図1には左ケ
ース32の断面を示している。
【0013】右ケース31および左ケース32は、例え
ばABS樹脂などのような熱伝導率の高い合成樹脂で構
成されている。左ケース32には、図2に示すように6
箇所の穴33が形成され、穴33にはタッピングスクリ
ュー34が取り付けられている。タッピングスクリュー
34の先端部は右ケース31に螺合され、これにより右
ケース31および左ケース32同士が固定されている。
【0014】また、右ケース31および左ケース32に
は、3箇所の凹部が設けられ、これらの凹部の奥に台座
部37が形成されている。これにより、各台座部37の
厚さは、右ケース31および左ケース32の同方向への
寸法より小さくされている。各台座部37には、それら
の厚さ方向へ向けて延びるとともにケース31,32の
側方に開口する貫通孔35が形成されている。なお、台
座部37の周囲には、後述のヌスミとなる溝38が形成
されている。
【0015】図3は、図1の矢印III-III線断面に相当
する断面図である。インナーボックス20は、左右一対
の箱状半体20a,20bから構成されている。箱状半
体20a,20bには、それぞれ内側へ突出するボス
(筒状部)25a,25bが貫通孔35と同じ位置に形
成されている。そして、ボス25a,25bは台座部3
7に当接させられている。箱状半体20aのボス25a
にはタッピングスクリュー(ネジ)36が取り付けら
れ、タッピングスクリュー36の先端部は箱状半体20
bのボス25bに螺合されている。
【0016】また、インナーボックス20の上部におい
て、箱状半体20a,20bには、それぞれ内側へ突出
するボス26a,26bが形成されている。ボス26
a,26bは互いに突き合されており、ボス26aには
タッピングスクリュー39が取り付けられ、タッピング
スクリュー39の先端部は箱状半体20bのボス25b
に螺合されている。
【0017】これにより、一対の箱状半体20a,20
bは互いに締付け固定され、かつ両者のボス25a,2
5bに挟まれることによって右ケース31および左ケー
ス32がインナーボックス20と共締めされている。そ
して、取付状態において、インナーボックス20の内面
と右ケース31および左ケース32の表面との間には隙
間が形成される。すなわち、単電池組立体30は、その
周囲3箇所がボス25a,25bによって支持され、台
座部37とボス25a,25bが接触しているが、それ
以外の部分はインナーボックス20内に宙に浮いた状態
で保持されている。このようにして、図6に示すような
外観の2次電池が構成されている。
【0018】次に、右ケース31および左ケース32に
は、図2(B)に示すように、それらの突合せ面に開口
して円筒状の空間を構成する凹部40が形成されてい
る。凹部40は、図1に示すように、下から上へ向けて
3個ずつ稠密六方状に配置され、各凹部40には単電池
50が収容されている。単電池50は、図1中最下段か
ら最上段に至るまで、同じ段に配置されたものの電極5
0a,50bが互い違いになるように配置されている。
すなわち、最下段の3つの単電池50は、図1中紙面を
見て手前側に、左から順に負極50b、正極50a、負
極50bが来るように配置され、隣の段の3つの単電池
50は、手前側に、左から順に正極50a、負極50
b、正極50aが来るように配置されている。そして、
このようにして、単電池50の電極50a,50bが互
い違いになるように配置されている。隣合う段の単電池
50の電極50a,50b同士は、次に説明するコネク
タ板55によって互いに接続され、これにより全ての単
電池50が直列に接続されている。
【0019】凹部40の底部には溝(図示略)が形成さ
れ、溝には図2(B)に示すコネクタ板55が嵌め込ま
れている。そして、単電池50(図2(B)では省略)
の電極50a,50bはコネクタ板55にスポット溶接
され、右ケース32および左ケース32が互いに締め付
けられる力によって、ケース31,32間に挟持されて
いる。
【0020】ここで、充放電時に単電池50で発生する
熱を効果的に放出するために、アウターボックス10の
走行方向を向く側面上部には、ラビリンス状の空気取入
れ口が形成され、その反対側面の下部にもラビリンス状
の空気排出口(それぞれ図示略)が形成されている。空
気排出口の位置はリアフェンダーの陰になるため、走行
時における泥の浸入が防止される。さらに、空気取入れ
口から空気排出口へ流れる空気を内部に取り入れるため
に、インナーボックス20にも複数のスリット(図示
略)が形成されている。
【0021】次に、図1に示すように、いずれかの単電
池50の表面には、バイメタル70、サーミスタ71が
固着されている。右ケース31および左ケース32のい
ずれかには、溝が形成されており、バイメタル70、サ
ーミスタ71はこの溝に嵌め込まれている。バイメタル
70は放電時の単電池50の温度を検出するためのもの
であり、サーミスタ71は充電時の単電池50の温度を
検出するためのものである。バイメタル70の配線は端
子ケース21の端子に接続され、自転車に搭載したコン
トローラ(図示略)に温度情報が伝達される。これによ
り、コントローラは、単電池50の温度が設定された値
を上回る場合に、システムを停止するような制御を行
う。
【0022】これについて、図5を参照して説明する。
図5は、実施例の2次電池の回路図である。単電池50
からは、端子ケース21の端子13a,13bを通じ
て、モータ(図示略)に電流を供給する。符号80は、
電流が過大になったときに電流を遮断するためのヒュー
ズを示す。また、単電池50のマイナス極側は、バイメ
タル70、端子13cを介して、モータのコントローラ
(図示略)に接続されている。放電時に単電池50が過
熱状態になったときには、バイメタル70により端子1
3b,13c間の導通が遮断され、これを受けてコント
ローラが放電を停止させ、単電池50の寿命が短くなら
ないようにしている。
【0023】一方、サーミスタ71の配線は、インナー
ボックス20に取り付けた充電専用の端子台75に接続
されている。また、端子台75には、単電池50が接続
されており、端子台75のレセプタクル75aに、充電
器のプラグを接続して充電が行われる。そして、サーミ
スタ71は、充電の際に単電池50の温度情報を充電器
のコントローラに供給し、コントローラは、単電池50
の温度が設定範囲を逸脱する場合に充電待ちなどの制御
を行う。
【0024】なお、端子台75と単電池50との間に
は、ダイオード82が接続されており、充電端子側でシ
ョートさせるいたずらなどが防止されている。また、ダ
イオード82を接続したことにより、レセプタクル75
aから単電池50の電気が盗まれるのも防止されてい
る。
【0025】図4は、図2(B)および図3のIV-IV線
断面に相当する断面図である。図に示すように、ケース
31,32の内部の単電池50と端子台75とを接続す
る配線、および単電池50と端子ケース21とを接続す
る配線はケース31とインナーボックス20との間の空
間に収納された上、ケース31に設けられた爪で保持さ
れている。
【0026】(2)実施例の作用・効果 まず、2次電池に充電を行うには、アウターボックス1
0の蓋11を開けて2次電池を取り出す。そして、家庭
用電源に接続した充電器のプラグをインナーボックス2
0のレセプタクル75aに差し込む。充電用の電流は、
レセプタクル75aから単電池50に供給される。ま
た、充電に際してはサーミスタ71から温度情報が充電
器のコントローラに伝達され、充電の制御に供される。
充電が終了すると、インナーボックス20をアウターボ
ックス10に挿入する。これにより、単電池50と自転
車の駆動回路とが端子12を介して接続される。
【0027】自転車が運転されると、運転者の踏力に比
例した値の電流が単電池50からモータへ供給され、こ
のモータの補助トルクと踏力との合成トルクが後輪へ伝
えられる。そして、走行中は、アウターボックス10の
前面上部に形成した空気取入れ口から内部に冷却風が導
入され、これがインナーボックス20の内部に導入され
て単電池組立体30の表面を冷却する。
【0028】一方、単電池50は放電中に発熱し、その
熱は右ケース31および左ケース32に直接伝導する。
右ケース31および左ケース32に伝導した熱は、上記
した冷却風によってそれらの表面から放散される。
【0029】上記構成の2次電池においては、右ケース
31および左ケース32の凹部40に単電池50の端部
がそれぞれ嵌合し、かつ、右ケース31および左ケース
32が互いに固定されているので、単電池50が動かな
いように内部で保持される。したがって、自転車の走行
により2次電池が振動しても、モータへ電流を円滑に供
給することができる。
【0030】特に、上記実施例では、単電池50の側面
のほぼ全域が凹部40と接触しているので、単電池50
が発する熱が右ケース31および左ケース32に直接伝
達されて放散される。したがって、単電池50が効率よ
く冷却される。さらに、上記実施例では、バイメタル7
0、サーミスタ71を右ケース31または左ケース32
に埋設しているので、バイメタル70、サーミスタ71
と単電池50との接触状態が確実に維持される。よっ
て、単電池50の温度を正確に検出することができる。
【0031】また、単電池50を保持するケース31,
32にインナーボックス20の箱状半体20a,20b
のボス25a,25bを当接させており、しかもボス2
5a,25bおよびケース31,32の貫通孔35にタ
ッピングスクリュー36を挿通してケース31,32お
よびインナーボックス20を共締めしているので、イン
ナーボックス20内で単電池組立体30ががたつくこと
がない。
【0032】さらに、一方のボス25bにタッピングス
クリュー36を螺合させたことにより、締結するための
ナットを用いる必要がなく、締結作業が容易である。さ
らに、台座部37の貫通孔35方向の厚さを、ケース3
1,32の同方向の寸法より小さくしたことにより、必
要なタッピングスクリュー36の長さを小さくすること
ができる。さらに台座部37がケース31,32の外側
の表面から離れているために、ケース31,32の外側
の表面に衝撃が加わっても、その衝撃が台座部37に伝
達される前に緩和されることになる。また、台座部37
の周囲にヌスミとなる溝38を形成したことにより、ボ
ス25a,25bの端面が台座部37の周囲の壁に遮ら
れて台座部37に当接しなくなるのを避けることがで
き、ボス25a,25bの端面をあまり小さくしなくて
も済むために台座部37とボス25a,25bの接触面
積を大きくとることができる。
【0033】さらに、この実施例においては、インナー
ボックス20およびケース31,32を共締めした状態
で、インナーボックス20とケース31,32の間には
隙間が設けられる。したがって、ケース31,32を2
0a,20bに収容して共締めする過程においては、イ
ンナーボックス20とケース31,32におけるボス2
5a,25bと台座部37以外の部分が接触する前に、
必ずボス25a,25bが台座部37に突き当たる。こ
の逆に、ボス25a,25bが台座部37に突き当たっ
ていないのに、両側の箱状半体20a,20bがケース
31,32に接触した状態で、タッピングスクリュー3
6を締結すると、ボス25a,25bに引っ張り力が加
わって、場合によっては破損することがある。しかし、
この実施例においては、必ずボス25a,25bが台座
部37に突き当たるために、タッピングスクリュー36
を強く締め過ぎてボス25a,25bを破損することを
防止できる。
【0034】(3)変更例 この発明は前記実施例に限定されるものではなく、以下
のように種々の変更が可能である。 前記実施例では、単電池組立体をインナーボックスの
中に収容しているが、単電池組立体を直接アウターボッ
クスに収容するように構成することもできる。 前記各実施例では、単電池組立体とインナーボックス
との間に隙間を設けているが両者を密着させることもで
きる。 単電池組立体を前記インナーボックスのようなケーシ
ングに収容し、このケーシングをそのまま自転車に装着
することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
2次電池にあっては、各保持具の台座にボックスの箱状
半体の筒状部がそれぞれ当接し、かつ筒状部および保持
具の貫通孔にネジが挿通されて保持具およびボックスが
締結されているので、ボックス内で単電池および保持具
が確実に保持され、そのがたつきが防止される。請求項
2に記載の2次電池においては、筒状部および貫通孔に
挿通されるネジを締結するためにナットを用いる必要が
なく、締結作業が容易である。また、請求項3に記載の
2次電池においては、必要なネジの長さを小さくするこ
とができる。
【0036】さらに、請求項4に記載の2次電池におい
ては、保持具を箱状半体に収容して共締めする過程にお
いて、ボックスと保持具における筒状部と台座以外の部
分が接触する前に、必ず筒状部が台座に突き当たるため
に、ネジを強く締め過ぎて筒状部を破損することを防止
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例による2次電池を自転車に搭
載した状態を示す側断面図であって、図2(B)におけ
るI−I線断面に相当する断面を示す。
【図2】単電池組立体を示す図であって、(A)はその
平面図、(B)は図1のII-II線断面に相当する断面図
である。
【図3】図1の矢印III-III線断面に相当する断面図で
ある。
【図4】図2(B)および図3のIV-IV線断面に相当す
る断面図である。
【図5】実施例の2次電池の回路図である。
【図6】実施例の2次電池の外観を構成するインナーボ
ックスを示す側面図である。
【符号の説明】 10……アウターボックス、20……インナーボック
ス、20a,20b……箱状半体、25a,25b……
ボス(筒状部)、31……左ケース(保持具)、32…
…右ケース(保持具)、35……貫通孔、36……タッ
ピングスクリュー、37……台座部、38……溝、50
……単電池。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線を互いに平行にして配列された複数
    の単電池と、これらの単電池をそれらの両端部側から挟
    むようにして保持する一対の保持具と、これらの保持具
    を収容するボックスとを備えた2次電池において、 両方の上記保持具の突合せ部に貫通孔を有する台座を形
    成し、 一方が開放された一対の箱状半体から上記ボックスを構
    成し、両方の上記箱状半体に内部に向けて突出する筒状
    部を形成すると共に、 上記筒状部をそれぞれ上記保持具の台座に両側から当接
    させ、両方の上記筒状部および上記貫通孔にネジを挿通
    して、上記保持具および上記ボックスを共締めしたこと
    を特徴とする2次電池。
  2. 【請求項2】 前記筒状部の一方の内周面に、前記ネジ
    が螺合されていることを特徴とする請求項1に記載の2
    次電池。
  3. 【請求項3】 前記保持具の前記台座の貫通孔方向の厚
    さを、前記保持具の同方向の寸法より小さくしたことを
    特徴とする請求項1または2に記載の2次電池。
  4. 【請求項4】 前記筒状部と前記台座との間を除き、前
    記ボックスと前記保持具との間には隙間が設けられてい
    ることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載
    の2次電池。
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