JPH08180854A - 2次電池 - Google Patents

2次電池

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Publication number
JPH08180854A
JPH08180854A JP6323086A JP32308694A JPH08180854A JP H08180854 A JPH08180854 A JP H08180854A JP 6323086 A JP6323086 A JP 6323086A JP 32308694 A JP32308694 A JP 32308694A JP H08180854 A JPH08180854 A JP H08180854A
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JP
Japan
Prior art keywords
unit cell
secondary battery
fixture
fixing
case
Prior art date
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Application number
JP6323086A
Other languages
English (en)
Inventor
Takami Sasaki
孝視 佐々木
Takashi Mizokawa
隆司 溝川
Atsushi Uchiyama
敦 内山
Toru Yoshino
徹 善野
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Publication date
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    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/10Energy storage using batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

Abstract

(57)【要約】 【目的】 単電池を強固に支持することができる2次電
池を提供する。 【構成】 軸線を互いに平行にして配列された複数の単
電池50と、これら単電池50をそれらの両端部側から
挟むようにして支持する一対の固定具31,32と、各
単電池50の電極59a,50bどうしを接続する接続
具55とを備えている。各固定具31,32に、単電池
50のそれぞれの端部と嵌合する嵌合部40を設け、か
つ、固定具31,32どうしを互いに固定する固定手段
25を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、搬送車、電気自動
車、補助動力付き人力車両等の電動車両の電源として用
いられる2次電池に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば補助動力付き自転車等の電動車
両では、その電源として、鉛電池、ニッカド電池等の2
次電池が用いられている。これら2次電池は、一対の電
極からなる単電池を複数直列に接続した組電池として用
いられている。このような2次電池が電動車両に用いら
れる場合には、2次電池に伝わる振動によって単電池ど
うしの接続不良あるいは断線が生じることが懸念され
る。また、単電池が放電することにより発熱するため、
使用中に冷却する必要がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単電池
の効果的な防振や冷却を考慮した2次電池は現在のとこ
ろ提供されていないのが実情である。このため、単電池
を強固に支持することができ、しかも冷却能が高い2次
電池が強く要望されていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記事情に鑑み
てなされたもので、請求項1に記載の2次電池は、軸線
を互いに平行にして配列された複数の単電池と、これら
単電池をそれらの両端部側から挟むようにして支持する
一対の固定具と、上記各単電池の電極どうしを接続する
接続具とを備え、上記各固定具に上記単電池のそれぞれ
の端部と嵌合する嵌合部を設け、かつ、上記固定具どう
しを互いに固定する固定手段を備えたことを特徴として
いる。
【0005】請求項2に記載の2次電池は、請求項1の
構成に加え、前記嵌合部が前記単電池の両端部に嵌合す
ることにより上記単電池の側面のほぼ全域と密着する凹
部であることを特徴としている。
【0006】請求項3に記載の2次電池は、請求項1ま
たは2の構成に加え、前記固定具を合成樹脂で構成し、
該固定具の内部にその外表面に露出する金属材を埋設し
たことを特徴としている。
【0007】請求項4に記載の2次電池は、請求項1な
いし3のいずれかの構成に加え、前記一対の固定具をケ
ーシングに収容し、このケーシングの内面と上記固定具
の外面との間に、防振材を介装したことを特徴としてい
る。
【0008】請求項5に記載の2次電池は、請求項2な
いし4のいずれかの構成に加え、前記固定具に、前記凹
部に露出して前記単電池の表面と接触することにより、
上記単電池の温度を検出する温度センサを埋設したこと
を特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1に記載の2次電池においては、各固定
具の嵌合部に単電池の端部がそれぞれ嵌合し、かつ、固
定具が互いに固定されているので、単電池が固定具内で
動かないように保持される。
【0010】請求項2に記載の2次電池においては、嵌
合部が単電池の側面のほぼ全域と密着するから、単電池
が発する熱が固定具に直接伝達されて放散される。ま
た、請求項3の2次電池では、単電池の熱が固定具を介
して金属材に伝達され、固定具の外表面から放散される
ので、冷却効果をより一層高めることができる。
【0011】請求項4に記載の2次電池においては、固
定具をケーシングに防振材を介して収容しているから、
車両の走行時に固定具に伝わる振動が低減される。ま
た、請求項5に記載の2次電池においては、単電池の温
度を検出する温度センサを固定具に埋設しているから、
温度センサが固定具内で強固に保持される。よって、温
度センサと単電池との接触状態を確実に保つことができ
る。
【0012】
【実施例】
A.第1実施例 (1)実施例の構成 次に図1および図2を参照してこの発明の一実施例につ
いて説明する。図1は、実施例の2次電池を補助動力付
き自転車(以下、「自転車」と略称する)に搭載した状
態を示す側断面図であり、図1は図2(C)のI−I線
断面を示している。自転車は、運転者がペダルを回転さ
せる踏力とほぼ比例した補助トルクをモータから供給す
るようにしたもので、実施例の2次電池はそのモータに
電流を供給する。図1において符号1はシートチューブ
である。シートチューブ1の上端部には、サドル2が取
り付けられている。サドル2は、自転車の進行方向とそ
の逆方向へ向けて回転自在とされている。シートチュー
ブ1の進行方向と逆側の側部には、2次電池のアウター
ボックス10が取り付けられている。
【0013】アウターボックス10は、断面矩形状をな
す有底筒状の箱体であり、その上端開口部には蓋11が
開閉自在に取り付けられている。この実施例では、蓋1
1は、自転車の後方へ向けて開くように構成されている
が、側方へ向けて開くように構成することもできる。そ
のように構成することにより、蓋11とシートチューブ
との干渉を避けることができ、構成を簡略化することが
できる。また、アウターボックス10の底部には、その
内側へ向けて突出する複数の端子12が取り付けられて
いる。端子12は、次に説明するインナーボックス(ケ
ーシング)20に設けられた端子(図示略)と接触する
ことにより、2次電池からの電流をモータへ供給する。
【0014】インナーボックス20は、その厚さ方向
(図1において紙面と直交する方向)で2つ割りにされ
た矩形状の箱であり、アウターボックス10の内部にわ
ずかな隙間をもって着脱自在に収納されている。インナ
ーボックス20の下端部には、端子ケース21が形成さ
れている。端子ケース21の底部には開口部21aが形
成されている。そして、インナーボックス20をアウタ
ーボックス10に挿入することにより、アウターボック
ス10の端子12が開口部21aから端子ケース21内
に挿入され、図示しない端子と弾性的に接触する。ま
た、インナーボックス20の上面には、取っ手22が回
転自在に取り付けられている。この取っ手22は、蓋1
1を閉める際には真横に倒される。
【0015】インナーボックス20の内部には、単電池
組立体30が収容されている。図2は単電池組立体30
を示すものであり、(A)はその平面図、(B)は
(A)の矢印B矢視、(C)は図1のII−II線断面に相
当する断面である。図中符号31,32は単電池組立体
30の本体を構成する右ケースおよび左ケースである。
なお、車載状態において右ケース31は自転車の進行方
向へ向かって右側に、左ケースは32は左側に位置し、
図1には左ケース32の断面を示している。
【0016】右ケース31および左ケース32は、例え
ばABS樹脂などのような熱伝導率の高い合成樹脂で構
成されている。左ケース32の角部には、図2に示すよ
うに穴33が形成され、穴33にはタッピングスクリュ
ー34が取り付けられている。タッピングスクリュー3
4の先端部は右ケース31に螺合され、これにより右ケ
ース31および左ケース32どうしが仮止めされてい
る。また、右ケース31および左ケース32の平面部に
は、それらの厚さ方向へ向けて延びるとともに側方に開
口する穴35が複数形成されている。
【0017】一方、インナーボックス20には、内側へ
突出するボス(固定手段)25が穴35と同じ位置に形
成されている。右ケース31側のボス25にはタッピン
グスクリュー36が取り付けられ(図2(A)にのみ示
す)、タッピングスクリュー36の先端部は左ケース3
2側のボス25に螺合されている。これにより、図2
(B)中Lで示す線で2つ割にされたインナーボックス
20は互いに締付け固定され、これにより、両者のボス
25,25によって右ケース31および左ケース32が
締付け固定されている。そして、取付状態において、イ
ンナーボックス20の内面と右ケース31および左ケー
ス32の表面との間には隙間が形成されている。
【0018】次に、右ケース31および左ケース32に
は、それらの突合せ面に開口して円筒状の空間を構成す
る穴(嵌合部、凹部)40が形成されている。穴40
は、図1に示すように、下から上へ向けて3個ずつ稠密
六方状に配置され、各穴40には単電池50が収容され
ている。単電池50は、図1中最下段から最上段に至る
まで、同じ段に配置されたものの電極50a,50bが
同じ方向を向くように配置されている。すなわち、最下
段の3つの単電池50は、図1中紙面を見て手前側に正
の電極50aが来るように配置され、隣の段の3つの単
電池50は、手前側に負の電極50bが来るように配置
されている。そして、このようにして、単電池50の電
極50a,50bが互い違いになるように配置されてい
る。隣合う段の単電池50の電極50a,50bどうし
は、次に説明するコネクタ板(接続部)55によって互
いに接続され、これにより全ての単電池50が直列に接
続されている。
【0019】図2(C)に示すように、穴40の底部に
は溝(図示略)が形成され、溝にはコネクタ板(接続
具)55が嵌め込まれている。そして、単電池50(図
2(C)では省略)の電極50a,50bは、右ケース
32および左ケース32が互いに締め付けられる力によ
ってコネクタ板55に押し付けられている。
【0020】次に、右ケース31および左ケース32に
は、それらの厚さ方向へ延びる放熱ピン(金属材)6
0,61が埋め込まれている。放熱ピン60,61の端
面は右ケース31および左ケース32の平面部に露出し
ている。この構成のもとに、単電池50から発せられる
熱は、右ケース31および左ケース32に伝達され、右
ケース31および左ケース32から放熱ピン60,61
に伝達されてそれらの端面から空気中に放散される。
【0021】ここで、放熱ピン60,61からの放熱を
効果的に行うために、アウターボックス10の走行方向
を向く側面上部には、ラビリンス状の空気取入れ口が形
成され、その反対側面の下部にもラビリンス状の空気排
出口(それぞれ図示略)が形成されている。空気排出口
の位置はリアフェンダーの陰になるため、走行時におけ
る泥の浸入が防止される。さらに、空気取入れ口から空
気排出口へ流れる空気を内部に取り入れるために、イン
ナーボックス20にも複数のスリット(図示略)が形成
されている。
【0022】次に、右ケース31および左ケース32の
いずれかには、サーミスタ(温度センサ)70,71が
埋設されている。サーミスタ70は放電時の単電池50
の温度を検出するためのものであり、サーミスタ71は
充電時の単電池50の温度を検出するためのものであ
る。サーミスタ70の配線は端子ケース21の端子に接
続され、自転車に搭載したコントローラ(図示略)に温
度情報が伝達される。これにより、コントローラは、単
電池50の温度が設定された値を上回る場合に、システ
ムを停止するような制御を行う。
【0023】一方、サーミスタ71の配線は、インナー
ボックス20に取り付けた端子台75に接続されてい
る。また、端子台75には、単電池50が接続されてお
り、端子台75のレセプタクル75aに、充電器のプラ
グを接続して充電が行われる。そして、サーミスタ71
は、充電の際に単電池50の温度情報を充電器のコント
ローラに供給し、コントローラは、単電池50の温度が
設定範囲を逸脱する場合に充電待ちなどの制御を行う。
【0024】(2)実施例の作用・効果 まず、2次電池に充電を行うには、アウターボックス1
0の蓋11を開けて2次電池を取り出す。そして、家庭
用電源に接続した充電器のプラグをインナーボックス2
0のレセプタクル75aに差し込む。充電用の電流は、
レセプタクル75aから単電池50に供給される。ま
た、充電に際してはサーミスタ70から温度情報が充電
器のコントローラに伝達され、充電の制御に供される。
充電が終了すると、インナーボックス20をアウターボ
ックス10に挿入する。これにより、単電池50と自転
車の駆動回路とが端子12を介して接続される。
【0025】自転車が運転されると、運転者の踏力に比
例した値の電流が単電池50からモータへ供給され、こ
のモータの補助トルクと踏力との合成トルクが後輪へ伝
えられる。そして、走行中は、アウターボックス10の
前面上部に形成した空気取入れ口から内部に冷却風が導
入され、これがインナーボックス20の内部に導入され
て単電池組立体30の表面を冷却する。
【0026】一方、単電池50は放電中に発熱し、その
熱は右ケース31および左ケース32に直接伝導する。
右ケース31および左ケース32に伝導した熱は、上記
した冷却風によってそれらの表面から放散されるととも
に、放熱ピン60,61に直接伝導する。そして、その
熱は、放熱ピン60,61の端面に冷却風が供給される
ことにより放散される。
【0027】上記構成の2次電池においては、右ケース
31および左ケース32の穴40に単電池50の端部が
それぞれ嵌合し、かつ、右ケース31および左ケース3
2が互いに固定されているので、単電池50が動かない
ように内部で保持される。したがって、自転車の走行に
より2次電池が振動しても、単電池50とコネクタ板5
5とが離れるようなことがなく、モータへ電流を円滑に
供給することができる。
【0028】特に、上記実施例では、単電池50の側面
のほぼ全域が穴40と接触しているので、単電池50が
発する熱が右ケース31および左ケース32に直接伝達
されて放散される。したがって、単電池50が効率よく
冷却される。さらに、上記実施例では、単電池50の熱
が右ケース31および左ケース32を介して放熱ピン6
0,61に伝達され、それらの端面から放散されるの
で、冷却効果をより一層高めることができる。加えて、
上記実施例では、サーミスタ70,71を右ケース31
または左ケース32に埋設しているので、サーミスタ7
0,71と単電池との接触状態が確実に維持される。よ
って、単電池50の温度を正確に検出することができ
る。
【0029】B.第2実施例 次に、図3および図4を参照して本発明の第2実施例に
ついて説明する。なお、以下の説明においては、前記第
1実施例と同等の構成要素には同符号を付してその説明
を省略する。図中符号80はインナーボックス(ケーシ
ング)である。インナーボックス80の内部には、防振
材81を介して単電池組立体82が取り付けられてい
る。図中符号83,84は単電池組立体82の本体を構
成する右ケース(固定具)および左ケース(固定具)で
ある。右ケース83および左ケース84の内側を向く面
には、複数の穴(嵌合部、凹部)85,86が図1に示
すものと同様の稠密六方状の配列で形成され、互いに隣
接する穴85,86どうしを連通する長穴93が形成さ
れている。
【0030】穴85には単電池50の正の電極50a側
の端部が嵌合させられ、穴86には負の電極50b側の
端部が嵌合させられている。また、穴85は穴86より
も深く形成されることにより、取付状態において単電池
50の正負の電極50a,50bの端面位置が一致して
いる。そして、単電池50は、防振材81の弾性力で右
ケース83および左ケース84が互いに接近する方向へ
押圧されることにより、それらの間で保持されている。
【0031】隣接する単電池50の電極50a,50b
どうしは、それらに溶接にて固着されたコネクタ板(接
続具)87によって互いに接続されている。なお、図に
示すように、端に位置する単電池50の電極50aは、
充電器と接続されるコネクタ88にリード線89によっ
て接続されている。そのため、その単電池50の電極5
0a側に位置する右ケース83の壁部には、丸穴90が
形成されている。また、インナーボックス80のコネク
タ88が位置する部分には穴(図示略)が形成されてお
り、充電器のプラグをコネクタ88に差し込めるように
なっている。
【0032】次に、図3において符号91はサーミスタ
(温度センサ)であり、このサーミスタ91は、単電池
50の側面の軸線方向中央部に貼り付けられている。こ
のサーミスタ91は、充電時の単電池50の温度を検出
するためのもので、そのリード線91aはコネクタ88
に接続されている。なお、図中符号92はリード線8
9,91aを固定する金具である。また、この実施例の
インナーボックス80にも通風用の複数のスリットが形
成されており、冷却風が単電池50の側面に供給される
ことにより、単電池50の冷却が行われる。
【0033】上記構成の2次電池においても単電池50
が右ケース83および左ケース84の穴85,86によ
って強固に固定される。よって、2次電池が振動しても
単電池50とコネクタ板87との接触状態が維持され、
モータへ電流を円滑に供給することができる。特に、上
記実施例では、インナーボックス80と右ケース83お
よび左ケース84との間に防振材81を介装しているか
ら、単電池組立体82に伝えられる振動が減衰させられ
る。これにより、振動による2次電池の故障の発生をさ
らに有効に防止することができる。
【0034】C.変更例 本発明は前記実施例に限定されるものではなく、以下の
ように種々の変更が可能である。 図5に示すように、単電池50,…を格子状に配置
し、コネクタ板87を図中上下方向に隣接する単電池5
0どうしに架設することができる。 図6に示すように、稠密六方状に配置した単電池5
0,…のうち上下方向に隣接した単電池50にコネクタ
板87を架設することができる。 前記各実施例では、左右のケースに穴を形成して単電
池50を嵌合させているが、図7に示すように、プレー
ト96に突起97,…を円弧状に形成し、突起97,の
内周に単電池50の端部を嵌合させてもよい。この場合
において、突起97,…が構成する内周面の内径を単電
池50の外径よりもわずかに小さくすることにより、単
電池50とプレート96とを結合することができる。な
お、図中符号98は隣接する単電池50どうしを連通す
る長穴であり、この長穴98にコネクタ板87が配置さ
れている。 前記第2実施例では、単電池50の電極50a,50
bにコネクタ板87を溶接しているが、コネクタ87の
両端部を単電池50側へ突出するように屈曲させ、コネ
クタ板87の中央部を右ケース83または左ケース84
にネジ止してもよい。 前記各実施例では、単電池組立体をインナーボックス
の中に収容しているが、単電池組立体を直接アウターボ
ックスに収容するように構成することもできる。 前記各実施例では、単電池組立体とインナーボックス
との間に隙間を設けているが両者を密着させることもで
きる。 単電池組立体30をインナーボックス20にもアウタ
ーボックス10にも収容せずに、そのまま自転車に装着
することもできる。 単電池組立体30を前記インナーボックス20のよう
なケーシングに収容し、このケーシングをそのまま自転
車に装着することもできる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、各固定具の嵌合部に単電池の端部がそれぞれ嵌合
し、かつ、固定具が互いに固定されているので、単電池
が固定具内で動かないように保持され、したがって、モ
ータ等への電流の供給を円滑に行うことができる等の効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による2次電池を自転車に搭載
した状態を示す側断面図であって、図2(C)における
I−I線断面に相当する断面を示す。
【図2】単電池組立体を示す図であって、(A)はその
平面図、(B)は(A)の矢印B矢視、(C)は図1の
II-II線断面に相当する断面である。
【図3】本発明の第2実施例における単電池組立体を示
す側断面図である。
【図4】第2実施例における単電池組立体の平面図であ
る。
【図5】単電池組立体の変更例を示す平面図である。
【図6】単電池組立体の他の変更例を示す平面図であ
る。
【図7】単電池組立体のさらに他の変更例を示す平面図
である。
【符号の説明】
10……アウターボックス、20……インナーボックス
(ケーシング)、25……ボス(固定手段)、31……
左ケース(固定具)、32……右ケース(固定具)、4
0……穴(嵌合部、凹部)、55……コネクタ板(接続
具)、60,61……放熱ピン(金属材)、70,71
……サーミスタ(温度センサ)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 善野 徹 静岡県磐田市新貝2500番地 ヤマハ発動機 株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸線を互いに平行にして配列された複数
    の単電池と、これら単電池をそれらの両端部側から挟む
    ようにして支持する一対の固定具と、上記各単電池の電
    極どうしを接続する接続具とを備え、上記各固定具に上
    記単電池のそれぞれの端部と嵌合する嵌合部を設け、か
    つ、上記固定具どうしを互いに固定する固定手段を備え
    たことを特徴とする2次電池。
  2. 【請求項2】 前記嵌合部は、前記単電池の両端部に嵌
    合することにより上記単電池の側面のほぼ全域と密着す
    る凹部であることを特徴とする請求項1に記載の2次電
    池。
  3. 【請求項3】 前記固定具を合成樹脂で構成し、該固定
    具の内部にその外表面に露出する金属材を埋設したこと
    を特徴とする請求項1または2に記載の2次電池。
  4. 【請求項4】 前記一対の固定具をケーシングに収容
    し、このケーシングの内面と上記固定具の外面との間
    に、防振材を介装したことを特徴とする請求項1ないし
    3のいずれかに記載の2次電池。
  5. 【請求項5】 前記固定具に、前記凹部に露出して前記
    単電池の表面と接触することにより、上記単電池の温度
    を検出する温度センサを埋設したことを特徴とする請求
    項2ないし4のいずれかに記載の2次電池。
JP6323086A 1994-12-26 1994-12-26 2次電池 Pending JPH08180854A (ja)

Priority Applications (1)

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JP6323086A JPH08180854A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 2次電池

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JP6323086A JPH08180854A (ja) 1994-12-26 1994-12-26 2次電池

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ID=18150926

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2011092773A1 (ja) 2010-01-29 2011-08-04 パナソニック株式会社 電池モジュール
CN105684212A (zh) * 2013-10-30 2016-06-15 胡斯华纳有限公司 柔性电池单元保持器

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