JPH08241407A - ディジタル・カラー・イメージの空間フィルタ処理システム - Google Patents

ディジタル・カラー・イメージの空間フィルタ処理システム

Info

Publication number
JPH08241407A
JPH08241407A JP8010618A JP1061896A JPH08241407A JP H08241407 A JPH08241407 A JP H08241407A JP 8010618 A JP8010618 A JP 8010618A JP 1061896 A JP1061896 A JP 1061896A JP H08241407 A JPH08241407 A JP H08241407A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
luminance signal
signal
luminance
pixels
image
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8010618A
Other languages
English (en)
Inventor
Mathews Cason James
ジェームズ・マシューズ・カッソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPH08241407A publication Critical patent/JPH08241407A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06TIMAGE DATA PROCESSING OR GENERATION, IN GENERAL
    • G06T5/00Image enhancement or restoration
    • G06T5/20Image enhancement or restoration using local operators

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Image Processing (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イメージの輪郭明瞭化のために、ディジタル
入力イメージを空間フィルタ処理する効率よい計算シス
テムを開発する。 【解決手段】 イメージに高域通過フィルタを適用し、
RGBイメージの画素を空間フィルタ処理する手順を開
示する。先ず入力イメージから輝度を表す信号を抽出す
る。次に抽出された輝度信号をフィルタ処理する。その
後個々のフィルタ処理された輝度信号と対応する原輝度
信号との比を表す、商信号を生成する。商信号に原イメ
ージの各プレーンの対応画素を掛合わせ、出力イメージ
を生成する。本発明は、本発明の空間フィルタ処理を実
行するイメージ編集機によって実現することもできる。
このイメージ編集機は、プロセッサが実行する記憶され
たプログラム命令、個別の回路部品、ASIC、又は他
の適切なハードウェア装置を有している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンピュータ処理
に適応した電子信号で表される映像(イメージ)の、空
間フィルタ処理に関する。更に詳細には、本発明は、映
像の「輪郭を明瞭化させる」ためにRGBの入力イメー
ジ信号を空間的にフィルタ処理する、効率的な計算シス
テムに関する。本発明は輝度信号を抜き出し、その輝度
信号を処理し、そして処理された輝度信号に従ってイメ
ージ信号を修正することによって、イメージ信号の高周
波数成分を強調する。
【0002】
【従来の技術】カラー陰極線管(CRT)の3原色は、
3つの異なった蛍光体の混合物が発する可視光線から生
じ、それぞれの蛍光体混合物は独立に電子ビームで励起
される。普通の距離からCRTを観察したとき、観察者
の目は個々の蛍光体ドットを分離して見ることはできな
い。それ故に、3つの蛍光体のそれぞれの発光が一緒に
なって一体となったスペクトラムを生じさせ、観察者は
それを1つの色と知覚する。各蛍光体から放出される光
の強度は、CRTの電子ビーム流にリニアに(line
arly)関連付けられる。特に光の強度は、電子ビー
ム流を「ガンマ(gamma)」と呼ばれる値で指数乗
したものにおおむね比例する。例えばPC1982、ペ
ージ594〜597に掲載されたFoley、及びVa
n Damの論文、「Fundamentals of
Interactive Computer Gra
phics」を参照されたい。ガンマは電子ビーム流を
べき乗すべき指数であり、それによりコンピュータ・モ
ニタ上の蛍光体が適切な強度で光を放出する。したがっ
て3種すべての蛍光体に対して一定のガンマ値をもって
いるCRTは、暗室で観察すると、その3原色の色空間
において式1によって記述できる色を発生させる。
【数1】
【0003】コンピュータ・モニタ中の電子ビームの電
流レベルは、通常ディスプレイ・バッファ中に記憶され
た値にリニアに関連付けられる。RGBそれぞれの値を
[0,1]の範囲に基準化したときに、モニタ上の3原
色値(R、G、B)の色空間中に対応した3つの励起値
をもつ色を作り出したい場合には、電子ビーム電流は、
(Rの1/γ乗、Gの1/γ乗、Bの1/γ乗)となるはずで
ある。このノンリニア(nonlinear)のRGB
符号化は「ガンマ補正」と呼ばれる。ガンマ値2.2を
もつモニタに対してガンマ補正されたイメージは、2.
2のガンマをもつイメージと呼ばれ、実際の補正操作
は、イメージ中の各画素(pixel)の各色成分を1
/2.2乗している。
【0004】「空間フィルタ処理」は、多次元信号の処
理に関する種々の手法を包含する。コンピュータ・グラ
フィックスの分野では、空間フィルタ処理を実行するに
当たって、コンピュータ・メモリ中に記憶されたディジ
タルのカラー・イメージの性質を変える、イメージ編集
装置(image editor)が使われる。この件
に関してイメージ編集装置は、コンピュータ・モニタ上
で表示されるイメージを処理するコンピュータ・システ
ム、又は集積回路中で実行できる処理を具体的に例示で
きる。
【0005】ディジタルなイメージ処理においては、R
GB信号が最も一般的な色空間の1つである。多くのグ
ラフィックス・システムでは、RGBイメージは3つの
カラー・プレーン(color planes)、赤、
青、緑に分割される。イメージ編集装置は一般には、イ
メージを表現しているバッファに記憶された画素の配列
上で操作をして、RGBイメージを処理する。図1に示
すように個々の画素100は、赤、緑、及び青のそれぞ
れの画素成分に対応した強度を表現する、3つの8ビッ
トディジタル値104〜106をもっている。これらの
画素に対応する信号はイメージ・バッファ102に記憶
され、このバッファは「カラー・プレーン」と呼ばれる
3つの二次元の下位部分、110〜112に分割されて
いる。個々のカラー・プレーン110〜112は、イメ
ージを形成する画素配列中のすべての画素の赤、緑、及
び青の成分のそれぞれを記憶する。
【0006】図1のデータ記憶手法は、空間フィルタ処
理を行う種々のイメージ編集装置でも使われる。多くの
空間フィルタの主要な目標は、所定のイメージの「コン
トラスト」を増強し、「輪郭明瞭化」の効果をもたらす
ことである。図2の流れ図に示すように、このような空
間フィルタの1つの実例では、RGBイメージの各カラ
ー・プレーンに同じタイプの処理を施す操作をする。こ
の処理は、例えばフィルタ・カーネル(filter
kernel)を用いた畳み込みを含むこともある。こ
のようなフィルタ処理は、例えば写真イメージ又は写真
のように精密なイメージの輪郭をはっきりさせたり、又
はぼんやりさせたりし、美感的に楽しませる効果を作り
出すために広く使われる。表1は図2の手法に対応する
疑似コードを表示している。
【表1】
【0007】この手法はある程度の利点をもたらすが、
この利便性もある種の応用ケースでは制限される。例え
ば、ある種の状況ではこの手法は、物体の境界に色付き
の「縁取り」のような嫌悪感をもつものを生じさせる。
更にこの手法は、個々のカラー・プレーン中のフィルタ
の遮断帯域内のエネルギー量に応じて、イメージの色度
を変えてしまう。多くの輪郭明瞭化応用ケースでは、輝
度の変化を制限することを目指しているので、この効果
は多くの場合望ましくない。
【0008】図3は、異なったタイプの輪郭明瞭化フィ
ルタに相当する流れ図を示しており、このフィルタでは
1つのカラー・プレーンを処理してそのプレーンに対す
る補正値を算出し、その後でそのプレーン用の補正値を
他の2つのプレーンに加えている。このタイプの空間フ
ィルタを使用し、最初のカラー・プレーンに対して図3
に示すように、フィルタ・カーネルを用いたプレーン・
イメージの畳み込み処理を行うこともある。
【0009】図3の手法はある種の応用ケースでは有用
であるが、その手法は、別の利用者には望ましくないよ
うにイメージを変更してしまうこともある。特にこの手
法は、個々の画素位置のそれぞれの色の相対値に応じて
イメージの色度を変える。多くの輪郭明瞭化フィルタの
主要な目標は、イメージ画素の輝度を変えることによっ
てイメージの輪郭を明瞭化し、一方でイメージ基準色
(chrominance)のいかなく変化も避けるこ
とである。一般的な意味では輝度(luminanc
e)は各色の明るさ(brightness)を言い、
一方で基準色は明るさや暗さに関係ないイメージの色の
ことを言う。そこで図3の手法はイメージの基準色を変
えるので、この手法はある種の応用ケースには適切でな
い。
【0010】RGB色空間中のフィルタ処理で生ずる問
題を克服する意図をもって、科学者達は、イメージの基
準色と輝度との別々の考慮を図っている、他の多様な色
表示法を開発してきた。一見したところでは「YIQ」
色空間は、空間フィルタでの使用にある程度の利点をも
つように見える。YIQ色空間は擬似的な輝度−基準色
色空間であり、ここでYは各画素の輝度の近似値を表
す。YIQ色空間の使用は、RGBを基準とするイメー
ジにとっては好都合である。それは、画素のRGB成分
を規定の率で組合わせることによってYが得られるから
である。しかしながらI及びQの成分は、色度とは別の
性質を符号化している。したがってYIQ色空間におけ
る操作は、調整されたRGB強度値での色度を変えてし
まうので、YIQ色空間は多くの空間フィルタには適切
でない。
【0011】YIQの問題を克服するために、いく人か
の科学者達は、真の輝度−基準色色空間、「CIELA
B」を考察してきた。この手法はある種の利用者には利
点もあるが、一方でこの手法は、RGBとCIELAB
との間の複雑な変換による高額の計算コストをもたら
す。輝度−基準色色空間で操作される空間フィルタのも
う1つの例として、「Color Hard Copy
and Graphic Arts III」、SP
IE Vol.2171のページ332〜340に記載
されているGorvinの論文、「Sharpenin
g of Scanned Originals Us
ing the Luminance,Hue and
Saturation Coordinate Sy
stem」を参照されたい。図4に示されているGor
vinの手法は、先ず入力イメージを基準色から輝度を
分離している色空間に変換する。次にGorvin手法
は輝度成分のみをフィルタ処理する。特にGorvin
手法はRGBイメージを「CMYK」イメージに変換
し、次いでCMYKイメージを「LHS」イメージに変
換する。そしてGorvin手法はLHSイメージの輪
郭明瞭化を行い、その後処理されたLHSイメージをC
MYKに逆変換する。
【0012】Gorvinの手法は、RGB処理法で生
成される多くの色の副生成物を除去する。それにもかか
わらず、Gorvinの手法はある種の応用ケースでは
限界に遭遇する。前述のようにGorvinの手法は3
つの変換を行っており、先ずCMYK色空間へ、次のL
HSへ変換し、そしてCMYK色空間へ戻している。G
orvin手法は、イメージのRGB色空間への逆変換
を必要とする応用ケースでは、更に4度目の変換を必要
とすることもある。これらの変換は相当に大きな計算コ
ストを発生させ、それは過度の処理時間によって明白に
なる。そこで処理時間がクリティカルな応用ケースで
は、Gorvinの手法は満足できるものではないであ
ろう。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、イメージの輪
郭明瞭化のために、ディジタルの入力イメージを空間的
にフィルタ処理する、計算上効率のよいシステムに関係
している。1つの実施例として本発明は、イメージに高
域通過フィルタを適用して、RGB入力イメージの画素
を空間的にフィルタ処理する手法を用いている。この場
合には先ず輝度を表す信号が抜き出され、そして抜き出
された輝度信号に基づいてイメージがフィルタ処理され
る。例えばフィルタ処理は適切なフィルタ・カーネルを
用いて、輝度信号に畳み込みフィルタを適用して行われ
る。その後フィルタ処理された信号は、対応する原輝度
信号で除算されて商となる信号が生成される。最後に商
信号に入力イメージ成分が乗算されて、フィルタ処理さ
れた出力イメージが作られる。
【0014】本発明は、本発明の空間フィルタ処理を実
行できるように構成されている、イメージ編集装置をも
つ機械装置においても実現できる。本発明に係わるその
編集装置は、ディジタル・コンピュータの種々のプロセ
ッサ及びRAMモジュール、ASIC回路、又は他の適
切なハードウェア・システムの部品をもつことになるで
あろう。
【0015】
【発明に実施の形態】本発明は、具体的な実施例として
図5に示されたハードウェア部品、及びその相互接続の
ような物理的な体系で実現できる。特に図5はコンピュ
ータ502をもつイメージ編集システム500を示して
いる。コンピュータ502は望ましくは、IBM商標の
RS/6000モデルのコンピュータのような汎用のパ
ーソナル・コンピュータである。この図には示されてな
いが、コンピュータ502の構成中には1つ以上のプロ
セッサ、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、直接
アクセス・メモリ、及びそれ以外の適切な構成部品が含
まれる。
【0016】コンピュータ502は、ディジタル・カラ
ー・イメージを表す多数の画素を記憶する、入力イメー
ジ・バッファ504をもつ。具体化した実施例では、バ
ッファ504はイメージ・バッファ102のような構成
をもつことができる。バッファ504は入力装置506
から内容を受取り、入力装置は多種の異なったハードウ
ェアであり得る。例えば入力装置506はビデオ・カメ
ラ、ディジタル・スキャナ、又は処理するディジタル・
カラー・イメージを供給する他の適切な装置であっても
よい。具体化した実施例では、入力装置506は、連続
するディジタル・データのパケット(packet)か
ら成る出力を供給し、個々のパケットは画素の赤、緑、
青の成分の大きさを表す3つの8ビットの数をもってい
る。具体化した実施例では、バッファ504は、連続し
たディジタル・データ・パケットを図1に示すような3
つのカラー・プレーンに組立てる。代替の入力装置とし
て、入力データは直接アクセス記憶装置(DASD)5
08から出力され、DASD508からの記憶イメージ
は、入出力(I/O)チャネル510を使って呼び出さ
れる。
【0017】このコンピュータはイメージ編集装置51
2ももっている。1つの具体化した実施例では、イメー
ジ編集装置512は一連の命令から成るソフトウェアを
もち、これらの命令は、コンピュータ502、及び1つ
以上のプロセス制御構造中のRAMに存在する作業域の
内容と一緒に、イメージ編集装置が実行すべき機能を指
定する。この実施例では、イメージ編集装置512は、
例えばコンピュータ502のRAM(示されてない)、
DASD508、又はコンピュータ502の他の適切な
記憶場所に存在する、コンピュータが実行可能な一連の
命令を実行するプロセッサ(示されてない)で実現する
こともできる。それ以外の手法として、命令はコンピュ
ータが読めるディスケット600(図6)、DASD配
列、磁気テープ、従来の「ハード・ドライブ」、電子的
な読出し専用メモリ、光学的記憶装置、紙のパンチ・カ
ード、又は他のデータ記憶装置のようなデータ記憶装置
媒体上に記憶させることもできる。本発明の具体化した
実施例では、コンピュータが実行可能な命令は、多数の
行のコンパイルされた「Smalltalk」言語コー
ド、又はCのような他の言語であってもよい。
【0018】前記に代る方法として、イメージ編集装置
512は、後記のようにイメージ編集装置の機能を実行
する、カストマイズされた論理回路、及び他の資源を包
含したアプリケーション固有集積回路(ASIC)で構
成することもできる。どのような形になってもイメージ
編集装置512は、入力イメージ・バッファ504に記
憶された信号を処理し、処理された信号を出力イメージ
・バッファ514に伝達することによりイメージを編集
操作を行う。出力イメージ・バッファ514からの信号
は、従来と同様にドライバー516に送られ、ドライバ
ーは信号配線518上に、出力装置520をドライブす
るために必要な赤、緑、青のアナログ信号を送り出す。
具体化した実施例において、出力装置520はCRTモ
ニタ、LCDスクリーンのようなビデオ・モニタ、又は
他の適切なガンマ補正されたRGBグラフィックス・モ
ニタである。それ以外に出力装置はカラー・プリンタ、
カラー・プロジェクタ、又は他の適切な出力装置であっ
てもよい。イメージ編集装置512への対話インターフ
ェースは、マウス522及びキーボード524のような
利用者が手操作する入力装置で実現でき、これらは標準
の周辺装置インターフェース526によって、イメージ
編集装置512に接続される。
【0019】上記のようにイメージ編集装置512の1
つの実施例は、ASICによって有利に作り上げられる
回路部品を用意して実現することができる。この実施例
は、図7のASIC回路700によってより詳細に図示
されている。回路700は、入力イメージ・バッファ5
04に記憶された画素の赤、緑、及び青の成分を受取る
入力イメージ・バッファ702〜704をもっている。
バッファ504に記憶された個々の画素について、入力
イメージ・バッファ702〜704は対応する赤、緑、
及び青の信号をマルチプレクサ706に送る。選択回路
(示されてない)の入力に応答して、マルチプレクサ7
06は入力イメージ・バッファ702〜704から赤、
緑、及び青の信号を選択し、選択した信号の出力を送り
出す。このようにしてマルチプレクサ706は、個々の
カラー・プレーンからの信号を処理するための個別の回
路を必要とすることなく、回路700のタイム・シェア
リング(time−sharing)を実行する。
【0020】マルチプレクサの出力信号は参照テーブル
708に渡され、参照テーブルは信号中に存在するすべ
ての非線形性を取除くことによって、線形信号を作る。
具体化した実施例においては参照テーブル708は、ガ
ンマ補正された入力信号をガンマ補正なしの信号に変換
する、事前計算変換のテーブルをもつことができる。信
号が8ビットの数によって表される一方で、参照テーブ
ル708は例えば、後記の数式2で示される関係を実現
する表とすることができる。
【数2】OUT=255・〔(IN/255)のγ乗〕 ここで OUTは0から255までの線形の出力信号を
表し、INは0から255までの非線形の入力信号を表
し、γはガンマを表す。
【0021】参照テーブル708は信号を輝度信号抽出
回路710に送り、抽出回路710は乗算回路712、
加算回路714、バッファ716から成立つ。乗算回路
712は先ず、画素の色成分に対応した線形化された信
号に事前準備された係数713を掛け、生成された信号
を作り出す。その後加算回路714が生成された信号を
合計し、入力イメージ・バッファ702〜704から当
初に受取った画素の輝度を表す信号を生み出す。バッフ
ァ716からの輝度信号は、畳み込み操作回路720及
びバッファ722から成るフィルタ718に渡される。
個々の輝度信号に対し畳み込み操作回路は、輝度信号に
事前準備されたフィルタ・カーネル724に従って、指
定された他の画素に対応した輝度信号を畳み込むことに
よって、フィルタ処理された信号を生成する。フィルタ
処理された信号はバッファ722に記憶される。
【0022】フィルタ処理されたそれぞれの信号は除算
回路724に送られ、除算回路はフィルタ処理された信
号を原輝度信号で除算し、商となる信号を生成する。そ
して第2の参照テーブル726が、商信号を非線形化す
ることによって非線形信号を生成する。非線形信号は、
前記数式2の補関係に基づいて算出されることが望まし
い。次に乗算回路728が、個々の原入力画素の成分信
号に補正信号を掛け合わせ、輪郭が明瞭化された出力信
号を生み出す。デマルチプレクサ730が適切な赤、
緑、及び青のカラー・プレーンに対応した出力イメージ
・バッファ732〜734に、個々の輪郭明瞭化された
出力信号適宜送り出す。
【0023】代替の実施例として、出力イメージ・バッ
ファ732〜734は取除き、入力イメージ・バッファ
702〜704を両方の目的で使用することもできる。
もう1つ別の実施例として、マルチプレクサ706及び
デマルチプレクサ730は、乗算回路及び参照テーブル
を追加することによって(示されてない)置き換えるこ
ともできる。このような修正は、この発明開示の利点を
利用できる当業者は、十分に理解するはずである。
【0024】本発明のもう1つの面は手順(proce
ss)であり、この手順は前記イメージ編集システム5
00によって実行させることができる。用いられる手順
は、入力イメージ処理のためにどの色表現が望ましいか
によって決まる。例えば図8の流れ図は、CIE Yx
y表示体系の下で生成された輝度信号に対して行われ
る、一連の操作を示している。この体系は、2つの次元
(x及びy)をもつ周知のCIE色度図を用い、この色
度図は色の色度、及び色の輝度を定める第3の次元、Y
を定義する。そこでどんな色もCIE図に従い、3要素
(Yxy)によって定義できる。3要素の個々の要素に
はCIE図上の1つの値が付与され、3つの値が組合わ
されて1つの色を表示する。CIE体系に従って画素の
xy色度、及び画素のY輝度を示すことができる。
【0025】一般的な意味合いで、手順800はイメー
ジの姿を視界的に明瞭化するために、記憶されたイメー
ジを空間的にフィルタ処理する。項目802は記憶され
ているディジタルのカラー入力イメージを表し、この入
力イメージは入力装置506のようなデータ源から事前
に受取ったものである。イメージはバッファ504に記
憶されることが望ましいが、DASD508のような別
の場所に記憶されることもある。イメージはRGB体系
に従って記憶され、記憶された信号は非線形の表示手法
をもつことになる。本発明に従ってイメージを処理する
に当り、作業803は先ず全入力イメージ、又は選択さ
れた部分の画素を線形化し、作業804の使用のために
線形化された信号を供給する。作業804はCIE Y
xy色体系に対応している輝度信号Yを抽出する。入力
イメージの個々の画素に対してそれぞれ異なった輝度信
号が生成されるので、輝度信号は1個1個の値の1つの
配列と見なすことができる。輝度信号は作業804にお
いて、入力イメージのすべての画素の対して抽出するこ
とができる。あるいはそれに変る方法として、作業80
4は入力イメージの選択された部分に対してのみ輝度信
号を抽出することもできる。
【0026】個々の輝度信号は記憶された赤、緑、及び
青の画素成分信号に基づいて生成される。この生成は、
入力イメージ・バッファ504中に画素信号を記憶させ
るに当って用いられるRGB表示のタイプに基づいて、
いくつかの異なった手法の中の1つを使って行われる。
SMPTE−CタイプのRGBに対しては、個々の輝度
信号は後記の数式3の近似を用いて生成される。
【数3】 Y=0.2123R+0.701G+0.0865B ここで Yは入力画素に対応した線形の輝度信号を表
し、R、G、Bは入力画素の赤、緑、青成分に対応した
線形化された信号を表す。
【0027】輝度信号を抽出するに当たって、前記以外
の別の手法を用いてもよい。入力イメージがCCIR7
09 RGB標準に従って記憶されているときは、輝度
信号は後記の数式4に従って生成される。
【数4】 Y=0.2126R+0.752G+0.0722B
【0028】作業804が輝度信号を抽出した後、作業
805がその信号をフィルタ処理する。具体化した実施
例ではこのフィルタ処理は、作業808で事前に形成さ
れたカーネルを使って、作業806において畳み込みを
行うことにより実施できる。そのカーネルは係数の配列
から成り、それらの係数は、イメージ中の近傍の一定の
複数画素を例とする、他の選択された画素に対応する輝
度信号によって、輝度信号を選択的に重み付けするため
に用いられる。1つの具体化した実施例においては、カ
ーネルはマイナス1から2、又は3の範囲にある数値の
配列になる。適切なカーネルの作成は、本発明の利点を
利用する通常の当業者なら可能である。しかし典型的な
カーネルは後記の表2に示されている。
【表2】
【0029】代替のフィルタ処理は、輝度信号を補正
後、「領域変換処理(transform domai
n processing)」、「アダマール(Had
amard)」手法、又はそれ以外の適切な手法を含む
1手法を用いて、周波数基準の領域へ輝度信号を変換す
ることによって行うこともできる。例えば作業805の
フィルタ処理に用いられるものとして、フーリェ変換を
採用することもできる。フーリェ変換を用いたときイメ
ージ処理は(1)入力イメージから抽出された輝度信号
をフーリェ変換を使って周波数基準の領域へ変換し、
(2)イメージに所定の数学的操作を施すことによって
変換されたイメージをフィルタ処理し、(3)逆フーリ
ェ変換を適用してフィルタ処理されたイメージを元の領
域に逆変換することによって行われる。この実施例にお
いてフィルタ処理は、例えば単純に高周波数の画素成分
を0に変えたり、又はそれらを増減したりして実施でき
る。作業805は同様に数多くの他の手法、例えば周知
の形態学的フィルタ処理の手法によって行うこともでき
る。関係分野で知られるように、形態学的フィルタ処理
は骨組みだけにしたり、拡張させたり、浸食させたりす
る手法を用いてグラフィック・イメージを修正する。例
えば1991年発行のPrattによる、「Digit
al Image Processing」の第2版を
参照させたい。
【0030】作業805がフィルタ処理された輝度信号
を生成後、作業810が個々の信号を同じ画素に相当す
る原輝度信号で除算し、商となる信号を生成することに
よって信号を正規化する。その後作業811が商信号に
ガンマ補正を適用し、補正された商信号を生成する。補
正された商信号は、イメージ中の各画素の輝度を増加又
は減少させるべき量を必要に応じて示す。したがって作
業812は、個々の補正された商信号にその信号に対応
する入力画素の成分を掛け、新しいイメージを生成す
る。このイメージの輝度は、フィルタ処理された輝度信
号の輝度に応じて変化している。
【0031】図8の流れ図800に加えて、本発明は一
連の疑似コードによって例示することもできる。そのよ
うな一連の疑似コードの2つの別々の実施例を、後の表
3及び表4に示す。
【表3】
【表4】
【0032】本発明の操作を試験するために、本発明の
典型的な実施例を構築した。試験を実行するために図5
のハードウェアは、IBM商標のRS/6000モデル
のコンピュータを準備した。図8の流れ図は、「IBM
Image Assistant」のソフトウェア・
パッケージを用いて実行された。特にプログラミング命
令は「スクリプト(script)」形式に記述され、
図8の作業を実行した。入力イメージはSMPTE−C
RGB形式で記憶され、図8に関して前述のように、
輝度はCIE Yxy色空間を用いて生成された。この
試験では後記の表5に示すように7行7列のカーネルが
採用された。
【表5】
【0033】入力イメージを処理するに当って必要とな
る加算、乗算、除算の数が計数され、個々の演算は8ビ
ットの整数に対して行われ、その計算結果は、1つの画
素を処理するために必要な演算数を表すのに正規化され
た。後記の表6はこの試験の結果を示す。
【表6】
【0034】比較のために、前記のハードウェア及びソ
フトウェアを用いて旧来のイメージ編集装置が構築さ
れ、個々のカラー・プレーンが図2の流れ図に従って別
々に処理された。後記の表7は、入力イメージの各画素
毎にこの手法の計算実行数を示している。
【表7】
【0035】前記表6及び表7に示すように、本発明の
試験された実施例では、旧来の手法と比較して必要とす
る演算は135少なかった。しかし計算効率についての
この明確な差は、使用される特定のフィルタ処理手法に
依存して、図2及び図3の場合とは異なることが予想さ
れる。例えばより小さなカーネルを用いれば効率上の差
は少なくなり、一方大きなカーネルは大きな差を生じさ
せる。
【0036】
【発明の効果】本発明は利用者に数多くの明白な利点を
もたらす。主なものとして本発明は、既知の手法に比べ
てはるかに少ない計算集中性をもつ空間フィルタを実現
する、イメージ編集装置を提供する。その結果、本発明
は処理速度及び効率を向上させ、コンピュータ資源に他
の業務を行う余地を与える。
【0037】更に本発明は同じ処理速度をもつ旧来の多
くの手法に比べて、正確性の高い結果をもたらす。例え
ば本発明に従って輪郭明瞭化されたイメージは、原イメ
ージに非常に近い色相角をもつ。特にイメージが本発明
に従って処理されたときは、イメージの彩度はフィルタ
処理されたイメージが明るくなれば増加し、フィルタ処
理されたイメージが暗くなれば減少する。それはあたか
もイメージが表現する物体に注がれる光が増加したり、
減少したりするときに起きるものである。その結果、処
理されたイメージは自然で、視覚的に好感のもてる効果
をもたらす。
【0038】本発明のもう1つの利点は、本発明が個々
の画素の赤、緑、及び青の彩色比率を変えないことであ
る。それは個々の画素に対して、3つのカラー・プレー
ンのすべてに同じ数が掛け合わせるからである。このこ
とは、入力イメージの画素群がガンマ補正されたRGB
形式で記憶されているときでも同じである。即ちそれは
後記の数式5〜7に示すように、線形の表示数に元の定
数を掛けその積をガンマ補正すると、ガンマ補正した数
に異なった常数を掛け合わせたものと同じ結果を生じる
からである。
【数5】 kのγ乗・R′=kのγ乗・Rのγ乗=(kR)のγ乗
【数6】 kのγ乗・G′=kのγ乗・Gのγ乗=(kG)のγ乗
【数7】 kのγ乗・B′=kのγ乗・Bのγ乗=(kB)のγ乗 ここでkは元の定数、kのγ乗は異なった定数、R′、
G′、B′は画素の赤、緑、青の値を表す。
【0039】前記で現段階で望ましいと考えられる本発
明の実施例を示してきたが、当分野の当業者には、前記
「特許請求の範囲」で定義した本発明の範囲から逸脱す
ることなしに、この中で種々の変更や修正が可能である
ことが明白であるはずである。
【0040】例えば前記のCIE Yxyの計算とは違
って、他の輝度信号を抽出することもできる。例として
はCIELAB、CIELUV、CIEXYZ、YCr
b、YIQ、又は他の適切な標準に従って輝度を計測
できる。もう1つの有用な輝度の近似は、周知のNTS
C標準で定義されているY′値である。図9は、輝度に
対してNTSC表示体系を採用する流れ図900を示
す。この図900はCIEYxy用の流れ図800に比
べて、多くの面で類似している。しかし輝度(Y′)
は、記憶された入力イメージ信号のいかなる線形化も必
要とせず、作業901において抽出される。実施例とし
て、後記の数式8〜12の近似に従って輝度抽出するこ
とも可能である。
【数8】Y′=0.2999R′+0.587G′+
0.114B
【数9】Y′=0.3R′+0.59G′+0.11
B′
【数10】Y′=0.25R′+0.625G′+0.
125G′+0.125B′
【数11】Y′=0.25R′+0.5G′+0.12
5G′+0.125B′
【数12】Y′=0.25R′+0.75G′=0.2
5R′+0.25G′+0.5G′ ここでY′はガンマ補正された輝度を表し、R′、
G′、B′はそれぞれガンマ補正された赤、緑、青の値
を表す。
【0041】必要ならば、抽出された輝度信号をフィル
タ処理の前に、非線形性を除去するために作業902で
処理することもできる。しかしながらこのステップは任
意のものであり、いくつかの応用例では作業902を除
くと、パフォーマンスの低下がなしに、又は非常に少な
く受容できる結果をもたらす。作業902が行われると
きは、流れ図900には作業904も存在し、作業90
4は、作業902で除去された非線形性を加えるための
ガンマ補正を行う。
【0042】しかしながら当業者は、NTSC標準の輝
度Y′は、前記のCIE Yxyの輝度「Y」ではない
ことを理解するはずである。
【0043】まとめとして、本発明の構成に関して以下
の事項を開示する。
【0044】(1) ディジタル・カラー入力イメージ
中の画素の色を修正する方法であって、(a) 各画素
が赤、緑、及び青の成分により構成される、多数の入力
画素を有しているディジタル・カラー入力イメージを記
憶装置から受取る段階と、(b) 前記画素の選択され
たグループに対応する個々の画素の輝度を表す、輝度信
号を生成する段階と、(c) 前記輝度信号を空間フィ
ルタ処理し、対応するフィルタ処理された信号を生成す
る段階と、前記フィルタ処理された信号をそれぞれの対
応する前記輝度信号で除算した商信号を生成する段階
と、前記選択されたグループの前記入力画素の要素を対
応する前記商信号で乗算し、出力信号を生成する段階と
を具備する、前記選択されたグループを処理する段階、
とを具備する修正方法。 (2) 前記選択された画素のグループがイメージの全
画素から成る、(1)に記載の修正方法。 (3) 前記空間フィルタ処理の段階が、(a) 前記
輝度信号を原領域から周波数基準の領域に変換し、修正
された輝度信号を供給する段階と、(b) 選定したレ
ベル以上の周波数成分を有する前記修正された輝度信号
を減ずることにより、前記フィルタ処理された輝度信号
を供給する段階と、(c) 前記フィルタ処理された輝
度信号を前記周波数基準の領域から前記原領域に変換す
る段階と、を具備する、(2)に記載の修正方法。 (4) 前記周波数基準領域がフーリェ領域である、
(3)に記載の修正方法。 (5) 前記処理する段階が、(a) 選択した画素に
対応する前記輝度信号を空間フィルタ処理し、画素に対
応するフィルタ処理後の信号を供給する段階と、(b)
前記フィルタ処理後の信号をそれぞれに対応する前記
輝度信号で除算した結果である、商信号を生成する段階
と、(c) 前記選択された画素の要素に前記商信号を
乗算し、出力信号を生成する段階と、(d) 選択され
たグループの未処理の画素に対し前記選択、前記商信号
生成、及び前記乗算の手順を反復させる段階と、を具備
する、(1)に記載の修正方法。 (6) 前記処理する段階が、(a) 前記輝度信号の
それぞれを空間フィルタ処理し、選択された画素のグル
ープに対応する一組のフィルタ処理された輝度信号を供
給する段階と、(b) 前記フィルタ処理後の信号を対
応する前記輝度信号で除算した結果である個々の商信号
から成る、前記選択された画素のグループに対応する一
組の商信号を生成する段階と、(c) 前記選択された
画素のグループ中の個々の画素の要素に対応する前記商
信号を乗算し、一組の出力信号を生成する段階と、を具
備する、(1)に記載の修正方法。 (7) 前記空間フィルタ処理する段階が、選択された
画素に対応する前記輝度信号を、事前装備済みのフィル
タ処理されたカーネルに従って、事前指定された選択グ
ループの画素に対応する輝度信号と共に畳み込み処理す
る段階を具備する、(5)に記載の修正方法。 (8) 前記空間フィルタ処理する段階が、個々の前記
輝度信号を事前装備済みのフィルタ・カーネルに従っ
て、事前指定された選択グループの画素に対応する輝度
信号と共に畳み込み処理する段階を具備する、(6)に
記載の修正方法。 (9) 更にフィルタ・カーネルを生成する段階を具備
する、(7)に記載の修正方法。 (10) 前記出力信号を出力装置に送り、前記出力信
号に対応した出力イメージを表示させる手段を更に含
む、(1)に記載の修正方法。 (11) 前記入力イメージの画素の赤、緑、及び青の
要素が、CCIR709RGB方式で表示される、
(1)に記載の修正方法。 (12) 前記入力イメージの画素の赤、緑、及び青の
生成が、SMPTE−CRGB方式で表示される、
(1)に記載の修正方法。 (13) 前記輝度信号の前記生成する段階が、(a)
入力イメージの赤、緑、及び青の要素から非線形性を
除去し、線形の赤緑、及び青の要素を供給する段階と、
(b) 線形の赤、緑、及び青の要素を事前指定の率で
結合することによりCIE Yxyに適合する色空間に
従った輝度信号を供給する段階と、を具備する(1)に
記載の修正方法。 (14) 前記輝度信号の前記生成する段階が、CIE
Yxyに適合した色空間に従って輝度信号を供給する
段階を具備する、(1)に記載の修正方法。 (15) 前記輝度信号の前記生成する段階が、(a)
入力イメージの赤、緑、及び青の画素要素から非線形
性を除去し、線形化された赤の要素R、線形化された緑
の要素G、及び線形化された青の要素Bを供給する段階
と、(b) 後の数式で表される輝度信号Yを供給する
段階と、を具備する、(14)に記載の修正方法。 Y=0.2123R+0.7011G+0.0865B (16) 前記輝度信号の前記生成する段階が、(a)
入力イメージの赤、緑、及び青の画素要素から非線形
性を除去し、線形化された赤の要素R、線形化された線
の要素G、及び線形化された青の要素Bを供給する段階
と、(b) 後の数式で表される輝度信号Yを供給する
段階と、を具備する、(14)に記載の修正方法。 Y=0.2126R+0.752G+0.0722B (17) 前記輝度信号の前記生成する段階が、NTS
C Yに適合した色空間に従って赤、緑、及び青の画素
要素を事前指定の率で結合することにより、輝度信号を
供給する段階を具備する、(1)に記載の修正方法。 (18) 前記輝度信号の前記生成する段階が、NTS
C Yに適合した色空間に従って輝度信号を供給する段
階を具備する、(1)に記載の修正方法。 (19) 前記輝度信号の前記生成する段階が、赤の画
素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要素B′
に関し、後の式で表される輝度信号Y′を供給する段階
を具備する、(18)に記載の修正方法。 Y′=0.2999R′+0.587G′+0.114
B′ (20) 前記輝度信号の前記生成する段階が、赤の画
素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要素B′
に関し、後の式で表される輝度信号Y′を供給する段階
を具備する、(18)に記載の修正方法。 Y′=0.3R′+0.59G′+0.11B′ (21) 前記輝度信号の前記生成する段階が、赤の画
素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要素B′
に関し、後の式で表される輝度信号Y′を供給する段階
を具備する、(18)に記載の修正方法。 Y′=0.25R′+0.625G′+0.125B′ (22) 前記輝度信号の前記生成する段階が、赤の画
素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要素B′
に関し、後の式で表される輝度信号Y′を供給する段階
を具備する、(18)に記載の修正方法。 Y′=0.25R′+0.75G′ (23) 前記輝度信号の前記生成する段階が、商の信
号にガンマ補正を適用する段階を更に加えて具備する、
(1)に記載の修正方法。 (24) 前記選択された画素のグループが、入力イメ
ージの全画素である、(1)に記載の修正方法。 (25) 赤、緑、及び青の要素を個々に有する多数の
入力画素より成るディジタル・カラー入力イメージの色
を修正するイメージ編集装置であり、(a) 記憶装置
に接続され、入力画素の選択されたグループに対応する
個々の画素の輝度を表す輝度信号を生成する抽出回路
と、(b) 前記抽出回路に接続され、前記輝度信号を
空間フィルタ処理し、フィルタ処理済みの信号を生成す
る空間フィルタと、(c) 前記空間フィルタに接続さ
れ、前記フィルタ処理済みの信号を対応する前記輝度信
号で除算した商信号を生成する除算回路と、(d) 前
記除算回路に接続され、前記選択されたグループの前記
各要素に対応する前記商信号を乗算し出力信号を生成す
る乗算回路と、を有する編集装置。(26) 前記選択
された画素のグループが、前記入力イメージの全画素よ
り成 る、(25)に記載の編集装置。(27) 前記空間フ
ィルタが、 (a) 前記輝度信号を原領域から周波数基準領域へ変
換することにより、修正済み輝度信号を生成する手段
と、(b) 選定レベル以上に高い周波数を有する前記
修正済み輝度信号を減ずることにより、フィルタ処理済
み輝度信号を生成する手段と、(c) 前記フィルタ処
理済み輝度信号を、周波数基準領域から原領域に変換す
る手段と、を具備する、(26)に記載の編集装置。 (28) 前記周波数基準領域がフーリェ領域である、
(27)に記載の編集装置。 (29) 前記空間フィルタが、事前準備されたフィル
タ処理済みカーネルに従って、前記個々の輝度信号を、
事前指定された前記選択された画素のグループに対応す
る前記輝度信号と共に畳み込み処理する手段より成る、
(25)に記載の編集装置。 (30) 前記入力イメージ画素の前記赤、緑、及び青
の要素がCCIR709RGB形式で表示される、(2
5)に記載の編集装置。 (31) 前記入力イメージ画素の前記赤、緑、及び青
の要素がSMPTE−CRGB形式で表示される、(2
5)に記載の編集装置。 (32) 前記抽出回路が、(a) 前記入力イメージ
の前記赤、緑、及び青の画素要素から非線形性を除去
し、線形化された赤、緑、及び青要素を生成する手段
と、(b) 前記線形化された赤、緑、及び青要素を事
前指定された率で結合し、CIE Yxyに適合した色
空間に従った輝度信号を生成する手段と、を具備する、
(25)の編集装置。 (33) 前記抽出回路が、CIE Yxyに適合した
色空間に従って輝度信号を生成する手段を具備する、
(25)に記載の編集装置。(34) 前記抽出回路
が、 (a) 前記入力イメージの前記赤、緑、及び青の画素
要素から非線形性を除去し、線形化された赤要素R、線
形化された緑要素G、及び線形化された青要素Bを生成
する手段と、(b) 後記数式により輝度信号Yを生成
する手段と、を具備する、(33)に記載の編集装置。 Y=0.2123R+0.7011G+0.0865B (35) 前記抽出回路が、(a) 前記入力イメージ
の前記赤、緑、及び青の画素要素から非線形性を除去
し、線形化された赤要素R、線形化された緑要素、及び
線形化された青要素を生成する手段と、(b) 後記数
式により輝度信号Yを生成する手段と、を具備する、
(33)に記載の編集装置。 Y=0.2126R+0.752G+0.0722B (36) 前記抽出回路が前記赤、緑、及び青の画素要
素を事前指定された率で結合し、NTSC Yに適合し
た色空間に従った輝度信号を生成する手段より成る、
(25)に記載の編集装置。 (37) 前記抽出回路が、NTSC Yに適合した色
空間に従った輝度信号を生成する手段より成る、(2
5)に記載の編集装置。 (38) 前記抽出回路が、前記赤画素要素R′、緑画
素要素G′、及び青画素要素B′に関し、後の数式で表
される輝度信号Y′を生成する手段より成る、(37)
に記載の編集装置。 Y′=0.2999R′+0.587G′+0.114
B′ (39) 前記抽出回路が、前記赤画素要素R′、緑画
素要素G′、及び青画素要素B′に関し、後の数式で表
される輝度信号Y′を生成する手段より成る、(37)
に記載の編集装置。 Y′=0.3R′+0.59G′+0.11B′ (40) 前記抽出回路が、前記赤画素要素R′、緑画
素要素G′、及び青画素要素B′に関し、後の数式で表
される輝度信号Y′を生成する手段より成る、(37)
に記載の編集装置。 Y′=0.25R′+0.625G′+0.125B′ (41) 前記抽出回路が、前記赤画素要素R′、緑画
素要素G′、及び青画素要素B′に関し、後の数式で表
される輝度信号Y′を生成する手段より成る、(37)
に記載の編集装置。 Y′=0.25R′+0.75G′ (42) 前記除算回路が、商信号にガンマ補正を適用
する手段をも加えて有する、(25)に記載の編集装
置。 (43) 前記選択された画素のグループが前記入力イ
メージの全画素である、(25)に記載の編集装置。 (44) ディジタル処理装置によって読込み可能であ
り、ディジタル・カラー入力イメージの画素の色の修正
を実行する、前記ディジタル処理装置が実行可能なプロ
グラム命令を格納する、プログラム記憶装置であって、
前記プログラム命令は、(a) それぞれが赤、緑、及
び青の要素を保持する多数の入力画素を有する、前記入
力イメージが存在する電子的記憶装置から、前記ディジ
タル・カラー入力イメージを受取ることを前記ディジタ
ル処理装置に指示する手段と、(b) 選択された前記
入力画素のグループ中の対応する画素の輝度を表す、輝
度信号を生成することを前記ディジタル処理装置に指示
する手段と、(c) 前記輝度信号を空間フィルタ処理
し、対応するフィルタ処理済み信号を生成する段階と、
前記フィルタ処理済み信号を対応する前記輝度信号で除
算した商信号を生成する段階と、前記選択された入力画
素のグループの要素に対応する前記商信号を乗算し、出
力を生成する段階とを含む、前記選択されたグループを
処理することを前記ディジタル処理装置に指示する手段
と、を具備するプログラム記憶装置。 (45) 前記選択された画素のグループが、イメージ
の全画素より成る、(44)に記載の記憶装置。 (46) 前記空間フィルタ処理手順が、(a) 前記
輝度信号を原領域から周波数基準領域へ変換し、修正済
み輝度信号を生成する手順と、(b) 選定レベル以上
に高い周波数を有する前記修正済み輝度信号を減じ、フ
ィルタ処理済み輝度信号を生成する手順と、(c) 前
記フィルタ処理済み輝度信号を、周波数基準領域から原
領域へ変換する手順と、を具備する、(45)に記載の
記憶装置。 (47) 前記周波数基準領域がフーリェ領域である、
(46)に記載の記憶装置。 (48) 前記処理手順が画素を選択し、(a) 選択
した画素に対応する前記輝度信号を空間フィルタ処理
し、画素に対応するフィルタ処理後の信号を供給する手
段と、(b) 前記フィルタ処理後の信号をそれぞれに
対応する前記輝度信号で除算した結果である、商信号を
生成する手段と、(c) 前記選択された画素の要素に
前記商信号を乗算し、出力信号を生成する手段と、
(d) 選択されたグループの未処理の画素に対し前記
選択、前記商信号生成、及び前記乗算の手順を反復させ
る手段と、を具備する、(44)に記載の記憶装置。 (49) 前記処理手順が、(a) 前記輝度信号のそ
れぞれを空間フィルタ処理し、選択された画素のグルー
プに対応する一組のフィルタ処理された輝度信号を供給
する手段と、(b) 前記フィルタ処理後の信号を対応
する前記輝度信号で除算した結果である個々の商信号か
ら成る、前記選択された画素のグループに対応する一組
の商信号を生成する手段と、(c) 前記選択された画
素のグループ中の個々の画素の要素に対応する前記商信
号を乗算し、一組の出力信号を生成する手段と、を具備
する、(44)に記載の記憶装置。 (50) 前記空間フィルタ処理する段階が、選択され
た画素に対応する前記輝度信号を、事前装備済みのフィ
ルタ処理されたカーネルに従って、事前指定された選択
グループの画素に対応する輝度信号と共に畳み込み処理
する手段を具備する、(48)に記載の記憶装置。 (51) 前記空間フィルタ処理する段階が、個々の前
記輝度信号を事前装備済みのフィルタ・カーネルに従っ
て、事前指定された選択グループの画素に対応する輝度
信号と共に畳み込み処理する手段を具備する、(49)
に記載の記憶装置。 (52) 更にフィルタ・カーネルを作り上げる手段を
具備する、(50)に記載の記憶装置。 (53) 更にフィルタ・カーネルを作り上げる手段を
具備する、(51)に記載の記憶装置。 (54) 前記入力イメージ画素の赤、緑、及び青の要
素がCCIR709 RGB形式で表示される、(4
4)に記載の記憶装置。 (55) 前記入力イメージ画素の赤、緑、及び青の要
素がSMPTE−C RGB形式で表示される、(4
4)に記載の記憶装置。 (56) 前記生成する手段が、(a) 入力イメージ
の赤、緑、及び青の要素から非線形性を除去し、線形の
赤、緑、及び青の要素を供給する手段と、(b) 線形
の赤、緑、及び青の要素を事前指定の率で結合すること
によりCIE Yxyに適合する色空間に従った輝度信
号を供給する手段と、を具備する、(44)に記載の記
憶装置。 (57) 前記生成する手段がCIE Yxyに適合し
た色空間に従って輝度信号を生成する手段を具備する、
(44)に記載の記憶装置。 (58)前記生成する手段が、(a) 入力イメージの
赤、緑、及び青の画素要素から非線形性を除去し、線形
化された赤の要素R、線形化された緑の要素G、及び線
形化された青の要素Bを供給する手段と、(b) 後の
数式で表される輝度信号Yを供給する手段と、を具備す
る、(57)に記載の記憶装置。 Y=0.2123R+0.7011G+0.0865B (59) 前記輝度信号の前記生成する手段が、(a)
入力イメージの赤、緑、及び青の画素要素から非線形
性を除去し、線形化された赤の要素R、線形化された緑
の要素G、及び線形化された青の要素Bを供給する手段
と、(b) 後の数式で表される輝度信号Yを供給する
手段と、を具備する、(57)に記載の記憶装置。 Y=0.2126R+0.752G+0.0722B (60) 前記輝度信号の前記生成する手段が、NTS
C Yに適合した色空間に従って赤、緑、及び青の画素
要素を事前指定の率で結合することにより、輝度信号を
供給する手段を具備する、(44)に記載の記憶装置。 (61) 前記輝度信号の前記生成する手段が、NTS
C Yに適合した色空間に従って輝度信号を供給する手
段を具備する、(44)に記載の記憶装置 (62) 前記輝度信号の前記生成する手段が、赤の画
素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要素B′
に関し後の式で表される輝度信号Y′を供給する手段を
具備する、請求項61に記載の記憶装置。 Y′=0.2999R′+0.587G′+0.114
B′ (63) 前記輝度信号の前記生成する手段が、赤の画
素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要素B′
に関し後の式で表される輝度信号Y′を供給する手段を
具備する、(61)に記載の記憶装置。 Y′=0.3R′+0.59G′+0.11B′ (64) 前記輝度信号の前記生成する手段が、赤の画
素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要素B′
に関し後の式で表される輝度信号Y′を供給する手段を
具備する、(61)に記載の記憶装置。 Y′=0.25R′+0.625G′+0.125B′ (65) 前記輝度信号の前記生成する手段が、赤の画
素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要素B′
に関し後の式で表される輝度信号Y′を供給する手段を
具備する、(61)に記載の記憶装置。 Y′=0.25R′+0.75G′ (66) 前記輝度信号の前記生成する手段が、商信号
にガンマ補正を適用する手段を更に加えて具備する、
(44)に記載の記憶装置。 (67) 前記選択された画素のグループが、入力イメ
ージの全画素である、(44)に記載の記憶装置。 (68) 前記記憶装置が、ディジタル処理装置のディ
スケット駆動機構により読取り可能な可搬のディスケッ
トを有する、(44)に記載の記憶装置。 (69) 前記記憶装置が、直接アクセス記憶装置を有
する、(44)に記載の記憶装置。
【図面の簡単な説明】
【図1】イメージ・バッファ100の既知の構造を示す
図である。
【図2】個々のカラー・プレーンを別個に処理する、既
知の空間フィルタ処理を示す流れ図である。
【図3】1つのカラー・プレーンをフィルタ処理し、残
りのカラー・プレーンに最初のカラー・プレーンの処理
から得た補正を加えて処理をする、既知の空間フィルタ
処理を示す流れ図である。
【図4】輝度−基準色の色空間中で操作をする、既知の
空間フィルタ処理を示す流れ図である。
【図5】本発明に従ったイメージ編集システム500を
例示する構造において、ハードウェア部分とその相互接
続を示す図である。
【図6】本発明に従ったイメージ編集装置の1つの実施
例を実現するに際して使われる、コンピュータが読める
ディスケット600を示す図である。
【図7】本発明に従った例示としてのイメージ編集装置
512の、ハードウェア部品とその相互接続を示す図で
ある。
【図8】本発明の手順の実施例を示す流れ図である。
【図9】本発明の手順の実施例を示す流れ図である。
【符号の説明】
100 画素(pixel) 102 イメージ・バッファ 110、111、112 カラー・プレーン 500 イメージ編集システム 502 コンピュータ 520 出力装置 800 実施例の流れ図 900 実施例の流れ図

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル・カラー入力イメージ中の画
    素の色を修正する方法であって、(a) 各画素が赤、
    緑、及び青の成分により構成される、多数の入力画素を
    有しているディジタル・カラー入力イメージを記憶装置
    から受取る段階と、(b) 前記画素の選択されたグル
    ープに対応する個々の画素の輝度を表す、輝度信号を生
    成する段階と、(c) 前記輝度信号を空間フィルタ処
    理し、対応するフィルタ処理された信号を生成する段階
    と、前記フィルタ処理された信号をそれぞれの対応する
    前記輝度信号で除算し、商信号を生成する段階と、前記
    選択されたグループの前記入力画素の要素を対応する前
    記商信号で乗算し、出力信号を生成する段階とを具備す
    る、前記選択されたグループを処理する段階、とを具備
    する修正方法。
  2. 【請求項2】 前記選択された画素のグループがイメー
    ジの全画素から成る、請求項1に記載の修正方法。
  3. 【請求項3】 前記空間フィルタ処理の段階が、(a)
    前記輝度信号を原領域から周波数基準の領域に変換
    し、修正された輝度信号を供給する段階と、(b) 選
    定したレベル以上の周波数成分を有する前記修正された
    輝度信号を減ずることにより、前記フィルタ処理された
    輝度信号を供給する段階と、(c) 前記フィルタ処理
    された輝度信号を前記周波数基準の領域から前記原領域
    に変換する段階と、を具備する、請求項2に記載の修正
    方法。
  4. 【請求項4】 前記処理する段階が、(a) 選択した
    画素に対応する前記輝度信号を空間フィルタ処理し、画
    素に対応するフィルタ処理後の信号を供給する段階と、
    (b) 前記フィルタ処理後の信号をそれぞれに対応す
    る前記輝度信号で除算した結果である、商信号を生成す
    る段階と、(c) 前記選択された画素の要素に前記商
    信号を乗算し、出力信号を生成する段階と、(d) 選
    択されたグループの未処理の画素に対し前記選択、前記
    商信号生成、及び前記乗算の手順を反復させる段階と、
    を具備する、請求項1に記載の修正方法。
  5. 【請求項5】 前記処理する段階が、(a) 前記輝度
    信号のそれぞれを空間フィルタ処理し、選択された画素
    のグループに対応する一組のフィルタ処理された輝度信
    号を供給する段階と、(b) 前記フィルタ処理後の信
    号を対応する前記輝度信号で除算した結果である個々の
    商信号から成る、前記選択された画素のグループに対応
    する一組の商信号を生成する段階と、(c) 前記選択
    された画素のグループ中の個々の画素の要素に対応する
    前記商信号を乗算し、一組の出力信号を生成する段階
    と、を具備する、請求項1に記載の修正方法。
  6. 【請求項6】 前記空間フィルタ処理する段階が、選択
    された画素に対応する前記輝度信号を、事前装備済みの
    フィルタ処理されたカーネルに従って、事前指定された
    選択グループの画素に対応する輝度信号と共に畳み込み
    処理する段階を具備する、請求項4に記載の修正方法。
  7. 【請求項7】 前記空間フィルタ処理する段階が、個々
    の前記輝度信号を事前装備済みのフィルタ・カーネルに
    従って、事前指定された選択グループの画素に対応する
    輝度信号と共に畳み込み処理する段階を具備する、請求
    項5に記載の修正方法。
  8. 【請求項8】 前記出力信号を出力装置に送り、前記出
    力信号に対応した出力イメージを表示させる手段を更に
    含む、請求項1に記載の修正方法。
  9. 【請求項9】 前記輝度信号の前記生成する段階が、
    (a) 入力イメージの赤、緑、及び青の要素から非線
    形性を除去し、線形の赤、緑、及び青の要素を供給する
    段階と、(b) 線形の赤、緑、及び青の要素を事前指
    定の率で結合することによりCIE Yxyに適合する
    色空間に従った輝度信号を供給する段階と、を具備する
    請求項1に記載の修正方法。
  10. 【請求項10】 前記輝度信号の前記生成する段階が、
    CIE Yxyに適合した色空間に従って輝度信号を供
    給する段階を具備する、請求項1に記載の修正方法。
  11. 【請求項11】 前記輝度信号の前記生成する段階が、
    (a) 入力イメージの赤、緑、及び青の画素要素から
    非線形性を除去し、線形化された赤の要素R、線形化さ
    れた緑の要素G、及び線形化された青の要素Bを供給す
    る段階と、(b) 後の数式で表される輝度信号Yを供
    給する段階と、を具備する、請求項10に記載の修正方
    法。 Y=0.2123R+0.7011G+0.0865B
  12. 【請求項12】 前記輝度信号の前記生成する段階が、
    (a) 入力イメージの赤、緑、及び青の画素要素から
    非線形性を除去し、線形化された赤の要素R、線形化さ
    れた線の要素G、及び線形化された青の要素Bを供給す
    る段階と、(b) 後の数式で表される輝度信号Yを供
    給する段階と、を具備する、請求項10に記載の修正方
    法。 Y=0.2126R+0.752G+0.0722B
  13. 【請求項13】 前記輝度信号の前記生成する段階が、
    NTSC Yに適合した色空間に従って赤、緑、及び青
    の画素要素を事前指定の率で結合することにより、輝度
    信号を供給する段階を具備する、請求項1に記載の修正
    方法。
  14. 【請求項14】 前記輝度信号の前記生成する段階が、
    NTSC Yに適合した色空間に従って輝度信号を供給
    する段階を具備する、請求項1に記載の修正方法。
  15. 【請求項15】 前記輝度信号の前記生成する段階が、
    赤の画素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要
    素B′に関し、後の式で表される輝度信号Y′を供給す
    る段階を具備する、請求項14に記載の修正方法。 Y′=0.2999R′+0.587G′+0.114
    B′
  16. 【請求項16】 前記輝度信号の前記生成する段階が、
    赤の画素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要
    素B′に関し、後の式で表される輝度信号Y′を供給す
    る段階を具備する、請求項14に記載の修正方法。 Y′=0.3R′+0.59G′+0.11B′
  17. 【請求項17】 前記輝度信号の前記生成する段階が、
    赤の画素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要
    素B′に関し、後の式で表される輝度信号Y′を供給す
    る段階を具備する、請求項18に記載の修正方法。 Y′=0.25R′+0.625G′+0.125B′
  18. 【請求項18】 前記輝度信号の前記生成する段階が、
    赤の画素要素R′、緑の画素要素G′、及び青の画素要
    素B′に関し、後の式で表される輝度信号Y′を供給す
    る段階を具備する、請求項18に記載の修正方法。 Y′=0.25R′+0.75G′
  19. 【請求項19】 赤、緑、及び青の要素を個々に有する
    多数の入力画素より成るディジタル・カラー入力イメー
    ジの色を修正するイメージ編集装置であり、(a) 記
    憶装置に接続され、入力画素の選択されたグループに対
    応する個々の画素の輝度を表す輝度信号を生成する抽出
    回路と、(b) 前記抽出回路に接続され、前記輝度信
    号を空間フィルタ処理し、フィルタ処理済みの信号を生
    成する空間フィルタと、(c) 前記空間フィルタに接
    続され、前記フィルタ処理済みの信号を、対応する前記
    輝度信号で除算した商信号を生成する除算回路と、
    (d) 前記除算回路に接続され、前記選択されたグル
    ープの前記各要素に対応する前記商信号を乗算し出力信
    号を生成する乗算回路と、を有する編集装置。
  20. 【請求項20】 ディジタル処理装置によって読込み可
    能であり、ディジタル・カラー入力イメージの画素の色
    の修正を実行する、前記ディジタル処理装置が実行可能
    なプログラム命令を格納する、プログラム記憶装置であ
    って、前記プログラム命令は、(a) それぞれが赤、
    緑、及び青の要素を保持する多数の入力画素を有する、
    前記入力イメージが存在する電子的記憶装置から、前記
    ディジタル・カラー入力イメージを受取ることを前記デ
    ィジタル処理装置に指示する手段と、(b) 選択され
    た前記入力画素のグループ中の対応する画素の輝度を表
    す、輝度信号を生成することを前記ディジタル処理装置
    に指示する手段と、(c) 前記輝度信号を空間フィル
    タ処理し、対応するフィルタ処理済み信号を生成する段
    階と、前記フィルタ処理済み信号を対応する前記輝度信
    号で除算した商信号を生成する段階と、前記選択された
    入力画素のグループの要素に対応する前記商信号を乗算
    し、出力を生成する段階とを含む前記選択されたグルー
    プを処理することを前記ディジタル処理装置に指示する
    手段と、を具備するプログラム記憶装置。
JP8010618A 1995-01-31 1996-01-25 ディジタル・カラー・イメージの空間フィルタ処理システム Pending JPH08241407A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US38125595A 1995-01-31 1995-01-31
US381255 1995-01-31

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08241407A true JPH08241407A (ja) 1996-09-17

Family

ID=23504309

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8010618A Pending JPH08241407A (ja) 1995-01-31 1996-01-25 ディジタル・カラー・イメージの空間フィルタ処理システム

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5793885A (ja)
JP (1) JPH08241407A (ja)

Families Citing this family (36)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5899999A (en) * 1996-10-16 1999-05-04 Microsoft Corporation Iterative convolution filter particularly suited for use in an image classification and retrieval system
US6786420B1 (en) 1997-07-15 2004-09-07 Silverbrook Research Pty. Ltd. Data distribution mechanism in the form of ink dots on cards
US6256010B1 (en) * 1997-06-30 2001-07-03 Industrial Technology Research Institute Dynamic correction of LCD gamma curve
US6618117B2 (en) 1997-07-12 2003-09-09 Silverbrook Research Pty Ltd Image sensing apparatus including a microcontroller
US6624848B1 (en) 1997-07-15 2003-09-23 Silverbrook Research Pty Ltd Cascading image modification using multiple digital cameras incorporating image processing
US7110024B1 (en) 1997-07-15 2006-09-19 Silverbrook Research Pty Ltd Digital camera system having motion deblurring means
US6879341B1 (en) 1997-07-15 2005-04-12 Silverbrook Research Pty Ltd Digital camera system containing a VLIW vector processor
US6690419B1 (en) 1997-07-15 2004-02-10 Silverbrook Research Pty Ltd Utilising eye detection methods for image processing in a digital image camera
US7551201B2 (en) 1997-07-15 2009-06-23 Silverbrook Research Pty Ltd Image capture and processing device for a print on demand digital camera system
US6229578B1 (en) * 1997-12-08 2001-05-08 Intel Corporation Edge-detection based noise removal algorithm
AUPP702098A0 (en) 1998-11-09 1998-12-03 Silverbrook Research Pty Ltd Image creation method and apparatus (ART73)
EP1011262A1 (en) * 1998-12-10 2000-06-21 Interuniversitair Micro-Elektronica Centrum Vzw Method and device for determining corrected colour aspects of a pixel in an imaging device
US7349135B2 (en) * 1998-12-18 2008-03-25 Xerox Corporation Time multiplexed image data decompression circuit
US6453075B1 (en) 1998-12-31 2002-09-17 Eastman Kodak Company Method for preserving image detail when adjusting the tone scale of a digital color image
AUPQ056099A0 (en) 1999-05-25 1999-06-17 Silverbrook Research Pty Ltd A method and apparatus (pprint01)
AUPQ289099A0 (en) * 1999-09-16 1999-10-07 Silverbrook Research Pty Ltd Method and apparatus for manipulating a bayer image
US6721000B1 (en) 2000-02-23 2004-04-13 Neomagic Corp. Adaptive pixel-level color enhancement for a digital camera
JP2001282846A (ja) * 2000-03-29 2001-10-12 Canon Inc 画像検索方法及び装置
US6813041B1 (en) * 2000-03-31 2004-11-02 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Method and apparatus for performing local color correction
US6822762B2 (en) 2000-03-31 2004-11-23 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Local color correction
US6594388B1 (en) * 2000-05-25 2003-07-15 Eastman Kodak Company Color image reproduction of scenes with preferential color mapping and scene-dependent tone scaling
US7602991B2 (en) * 2001-10-24 2009-10-13 Nik Software, Inc. User definable image reference regions
CN100389428C (zh) 2001-10-24 2008-05-21 Nik软件公司 用于利用图像基准点处理数字图像的方法和设备
US7965406B2 (en) 2002-10-25 2011-06-21 Xerox Corporation Time multiplexed image data decompression circuit
US20040120599A1 (en) * 2002-12-19 2004-06-24 Canon Kabushiki Kaisha Detection and enhancement of backlit images
US20060093234A1 (en) * 2004-11-04 2006-05-04 Silverstein D A Reduction of blur in multi-channel images
DE102004061507B4 (de) * 2004-12-21 2007-04-12 Siemens Ag Verfahren zur Korrektur von Inhomogenitäten in einem Bild sowie bildgebende Vorrichtung dazu
US7969428B2 (en) * 2006-05-08 2011-06-28 Global Oled Technology Llc Color display system with improved apparent resolution
US20070257945A1 (en) * 2006-05-08 2007-11-08 Eastman Kodak Company Color EL display system with improved resolution
US20070257943A1 (en) * 2006-05-08 2007-11-08 Eastman Kodak Company Method for rendering color EL display and display device with improved resolution
US20070257866A1 (en) * 2006-05-08 2007-11-08 Eastman Kodak Company Method and apparatus for defect correction in a display
US7965305B2 (en) * 2006-05-08 2011-06-21 Global Oled Technology Llc Color display system with improved apparent resolution
WO2010028682A1 (en) 2008-09-09 2010-03-18 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Image sharpening
US20120128244A1 (en) * 2010-11-19 2012-05-24 Raka Singh Divide-and-conquer filter for low-light noise reduction
US8755625B2 (en) 2010-11-19 2014-06-17 Analog Devices, Inc. Component filtering for low-light noise reduction
US8699813B2 (en) 2010-11-19 2014-04-15 Analog Devices, Inc Adaptive filter for low-light noise reduction

Family Cites Families (24)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4970584A (en) * 1985-05-15 1990-11-13 Ricoh Company, Ltd. Method and apparatus for the compensation of color detection
US5130935A (en) * 1986-03-31 1992-07-14 Canon Kabushiki Kaisha Color image processing apparatus for extracting image data having predetermined color information from among inputted image data and for correcting inputted image data in response to the extracted image data
DE3619663C2 (de) * 1986-06-11 1994-08-25 Broadcast Television Syst Verfahren und Anordnung zur Korrektur eines Luninanzsignals
JP2849813B2 (ja) * 1986-12-19 1999-01-27 富士写真フイルム株式会社 映像信号の形成装置
US5319451A (en) * 1988-05-31 1994-06-07 Canon Kabushiki Kaisha Color signal processing apparatus using a common low pass filter for the luminance signal and the color signals
US5032901A (en) * 1988-06-28 1991-07-16 Petro Vlahos Backing color and luminance nonuniformity compensation for linear image compositing
US5012333A (en) * 1989-01-05 1991-04-30 Eastman Kodak Company Interactive dynamic range adjustment system for printing digital images
US4951129A (en) * 1989-01-09 1990-08-21 Dubner Computer Systems, Inc. Digital prefiltering of encoded video signals
US5329362A (en) * 1989-05-12 1994-07-12 Canon Kabushiki Kaisha Color video camera using common white balance control circuitry in negative and postive image photoimaging modes
JP2733859B2 (ja) * 1989-09-28 1998-03-30 キヤノン株式会社 カラー撮像装置
JPH04246690A (ja) * 1990-08-29 1992-09-02 Xerox Corp 高品質のイメージを並みの解像度で表示する方法
GB2250886B (en) * 1990-12-13 1995-06-14 Rank Cintel Ltd Noise reduction in video signals
US5170152A (en) * 1990-12-14 1992-12-08 Hewlett-Packard Company Luminance balanced encoder
KR940009719B1 (ko) * 1990-12-25 1994-10-17 니뽕 빅터 가부시끼가이샤 칼러 프린터의 색 수정 장치
JP2998278B2 (ja) * 1991-05-14 2000-01-11 富士ゼロックス株式会社 カラー画像記録装置におけるモノカラー編集方法及び装置
US5237402A (en) * 1991-07-30 1993-08-17 Polaroid Corporation Digital image processing circuitry
US5283670A (en) * 1992-03-19 1994-02-01 Sony Electronics Inc. Hardware implementation of an HDTV color corrector
CA2094524A1 (en) * 1992-07-30 1994-01-31 Ephraim Feig Digital image processor for color image compression
US5502458A (en) * 1992-11-10 1996-03-26 International Business Machines Corporation Method and apparatus for creating and displaying faithfull color images on a computer display
US5548330A (en) * 1992-12-24 1996-08-20 Canon Kabushiki Kaisha Image pickup device for generating a corrected luminance signal
US5508812A (en) * 1993-09-01 1996-04-16 Apple Computer, Inc. System for processing and recording digital color television signal onto analog video tape
US5526051A (en) * 1993-10-27 1996-06-11 Texas Instruments Incorporated Digital television system
US5528339A (en) * 1994-08-26 1996-06-18 Eastman Kodak Company Color image reproduction of scenes with color enhancement and preferential tone mapping
US5515112A (en) * 1994-12-19 1996-05-07 Tektronix, Inc. Chrominance transition corrector

Also Published As

Publication number Publication date
US5793885A (en) 1998-08-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08241407A (ja) ディジタル・カラー・イメージの空間フィルタ処理システム
US6317521B1 (en) Method for preserving image detail when adjusting the contrast of a digital image
TWI289274B (en) Method and apparatus for converting from a source color space to a target color space
US5774112A (en) Method and apparatus for tone correction of a digital color image with preservation of the chromaticity of the image
US5278678A (en) Color table display for interpolated color and anti-aliasing
US5546105A (en) Graphic system for displaying images in gray-scale
KR101345362B1 (ko) 깊이가 가중된 컬러화를 이용한 볼륨 렌더링 방법 및 장치
JP2001119714A (ja) 白色信号成分を求める方法及び装置並びに映像の輝度を調整する方法及び装置
JP2001229377A (ja) 適応帰納的フィルタでディジタル画像のコントラストを調整する方法
CN101360250A (zh) 沉浸产生方法和系统及因素控制、内容分析及参数预测法
JP2000187728A (ja) 適用されたト―ンスケ―ルに対する補正をなすために画像詳細を調整する方法
EP3451294B1 (en) Luminance-normalised colour spaces
EP1385143A2 (en) Method and apparatus for improved transform functions for non gamma corrected graphics systems
US20070086650A1 (en) Method and Device for Color Saturation and Sharpness Enhancement
JP2003264699A (ja) レンダリングデジタル画像の色、輝度及び階調スケールの調整方法
US6275605B1 (en) Method for adjusting the tone scale of a digital image
US8873884B2 (en) Method and system for resizing an image
US6456295B1 (en) Method for simulating diffusion on a raster
US6453075B1 (en) Method for preserving image detail when adjusting the tone scale of a digital color image
JP4813787B2 (ja) 画像処理装置及びその方法
CN111338627B (zh) 前端网页主题颜色调节方法及装置
JP2001197321A (ja) カラー画像処理方法並びに画像処理装置
Strickland et al. Luminance, hue, and saturation processing of digital color images
JP2007139838A (ja) 画像処理装置および方法
CN112102219B (zh) 一种图像中图文抠取方法及装置